JPH10296039A - 吸湿式除湿装置 - Google Patents
吸湿式除湿装置Info
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- JPH10296039A JPH10296039A JP9105026A JP10502697A JPH10296039A JP H10296039 A JPH10296039 A JP H10296039A JP 9105026 A JP9105026 A JP 9105026A JP 10502697 A JP10502697 A JP 10502697A JP H10296039 A JPH10296039 A JP H10296039A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F3/00—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems
- F24F3/12—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling
- F24F3/14—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling by humidification; by dehumidification
- F24F3/1411—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling by humidification; by dehumidification by absorbing or adsorbing water, e.g. using an hygroscopic desiccant
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 空気流路の全体構成の簡素化ができ、除湿性
能の高い吸湿式除湿装置であって、小型で極めて設置が
容易かつ低コストで、また吸着材の吸着/再生が同時に
可能なことによる連続運転を実現した吸湿式除湿装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】 空気取入口15から取り込んだ空気を除
湿して室内に吐出する吸着経路Aと、吸着部1,2を再
生する再生経路14とを備え、吸着経路13には防塵フ
ィルター4と吸着/再生部19及び熱交換器3とが順次
配置される。再生経路14内は環状に連続した空気循環
路であって、ヒーター9と吸着/再生部19と凝縮水を
得る熱交換器3および循環気流を発生させるファン5と
が配置される。吸着/再生部19は両端部にて合流する
吸着/再生流路A20と吸着/再生流路B21からな
り、吸着/再生流路A20と吸着/再生流路B21へ選
択的に通風可能ならしめるドアa7が吸着/再生部19
の端部合流に設置され、他方の端部合流にはドアb8が
設置されて前記ドアa7と連動して、吸着と再生の両サ
イクルを同時に行なう事を特徴とする。
能の高い吸湿式除湿装置であって、小型で極めて設置が
容易かつ低コストで、また吸着材の吸着/再生が同時に
可能なことによる連続運転を実現した吸湿式除湿装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】 空気取入口15から取り込んだ空気を除
湿して室内に吐出する吸着経路Aと、吸着部1,2を再
生する再生経路14とを備え、吸着経路13には防塵フ
ィルター4と吸着/再生部19及び熱交換器3とが順次
配置される。再生経路14内は環状に連続した空気循環
路であって、ヒーター9と吸着/再生部19と凝縮水を
得る熱交換器3および循環気流を発生させるファン5と
が配置される。吸着/再生部19は両端部にて合流する
吸着/再生流路A20と吸着/再生流路B21からな
り、吸着/再生流路A20と吸着/再生流路B21へ選
択的に通風可能ならしめるドアa7が吸着/再生部19
の端部合流に設置され、他方の端部合流にはドアb8が
設置されて前記ドアa7と連動して、吸着と再生の両サ
イクルを同時に行なう事を特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内の除湿に用い
られる吸湿式除湿装置が備える空気除湿のための構造及
び吸着剤の再生を行うための構造に関する。
られる吸湿式除湿装置が備える空気除湿のための構造及
び吸着剤の再生を行うための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の吸湿式除湿装置は、空気取入口か
ら取入れた空気を吸湿ロータにより除湿し、乾燥空気を
空気吹出口より室内に吐出する一方、前記吸湿ロータに
加熱空気を通すことにより吸着した湿気を除去して吸湿
ロータを吸湿可能状態に再生し、除湿と再生とを同時並
列的に行ないつつ連続除湿運転を行っている。
ら取入れた空気を吸湿ロータにより除湿し、乾燥空気を
空気吹出口より室内に吐出する一方、前記吸湿ロータに
加熱空気を通すことにより吸着した湿気を除去して吸湿
ロータを吸湿可能状態に再生し、除湿と再生とを同時並
列的に行ないつつ連続除湿運転を行っている。
【0003】さらに詳述すれば、図3に示すように、従
来の吸湿式除湿装置は、室内空気に含まれる水分を除去
(除湿)するため、吸湿剤を有する回転吸湿ロータ20
が設けられ、空気取入口21から取入れた比較的低温の
室内空気を、まず、直交型熱交換器22に通した後に、
回転している吸湿ロータ20の吸湿ゾーン20a(斜線
以外の部分、略3/4の領域部分)を通過させ、ここで
吸湿ロータ20に空気中の湿気を吸着して除湿し、乾燥
した空気を送風ファン23より空気吹出口24から室内
に吐出している。これにより室内空気は、徐々に除湿さ
れ乾燥した空気とされる。
来の吸湿式除湿装置は、室内空気に含まれる水分を除去
(除湿)するため、吸湿剤を有する回転吸湿ロータ20
が設けられ、空気取入口21から取入れた比較的低温の
室内空気を、まず、直交型熱交換器22に通した後に、
回転している吸湿ロータ20の吸湿ゾーン20a(斜線
以外の部分、略3/4の領域部分)を通過させ、ここで
吸湿ロータ20に空気中の湿気を吸着して除湿し、乾燥
した空気を送風ファン23より空気吹出口24から室内
に吐出している。これにより室内空気は、徐々に除湿さ
れ乾燥した空気とされる。
【0004】一方、吸湿ロータ20を吸湿可能状態に再
生するため、送風ファン25により空気を循環する循環
系を設けてある。この系では送風ファン25により送ら
れた空気を加熱ヒータ26により加熱し、この高温空気
を吸湿ロータ20の脱湿再生ゾーン20b(斜線部分、
略1/4の領域部分)に導くようにしている。
生するため、送風ファン25により空気を循環する循環
系を設けてある。この系では送風ファン25により送ら
れた空気を加熱ヒータ26により加熱し、この高温空気
を吸湿ロータ20の脱湿再生ゾーン20b(斜線部分、
略1/4の領域部分)に導くようにしている。
【0005】この場合、吸湿ロータ20は、吸湿ゾーン
20aで湿気を吸着した部分が脱湿再生ゾーン20bに
回転移動するようになっており、脱湿再生ゾーン20b
で高温空気により吸湿ロータ20の湿気を放散し、吸湿
ロータ20を吸湿可能状態に再生する。したがって、こ
の吸湿ロータ20は、所定速度で連続的に回転しつつ吸
湿可能状態に再生され、常に吸湿ゾーン20aで吸湿機
能を発揮し得るようになっている。
20aで湿気を吸着した部分が脱湿再生ゾーン20bに
回転移動するようになっており、脱湿再生ゾーン20b
で高温空気により吸湿ロータ20の湿気を放散し、吸湿
ロータ20を吸湿可能状態に再生する。したがって、こ
の吸湿ロータ20は、所定速度で連続的に回転しつつ吸
湿可能状態に再生され、常に吸湿ゾーン20aで吸湿機
能を発揮し得るようになっている。
【0006】ただし、吸湿ロータ20から排出された湿
気のある高温多湿空気は、前記直交型熱交換器22に導
かれ、空気取入口21から取入れた比較的低温の空気と
熱交換し、湿気が凝縮され、ドレン水としてドレンパン
27に貯溜される。なお、湿気が除去された空気は、再
度加熱ヒータ26により加熱され、爾後の吸湿ロータ2
0の再生に供される。
気のある高温多湿空気は、前記直交型熱交換器22に導
かれ、空気取入口21から取入れた比較的低温の空気と
熱交換し、湿気が凝縮され、ドレン水としてドレンパン
27に貯溜される。なお、湿気が除去された空気は、再
度加熱ヒータ26により加熱され、爾後の吸湿ロータ2
0の再生に供される。
【0007】なお、本明細書では、「吸湿」とは空気中
の湿気を吸湿剤に吸着することをいい、「除湿」とは空
気中から湿気を除去することをいうものとする。
の湿気を吸湿剤に吸着することをいい、「除湿」とは空
気中から湿気を除去することをいうものとする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の吸湿
式除湿装置は、メインの除湿空気を供給する系の他に、
吸湿ロータ20を再生する高温空気の循環系を設け、空
気の除湿と吸湿ロータ20の再生とを同時に連続して行
っているが、この吸湿ロータ20においては、吸湿ゾー
ン20aと脱湿再生ゾーン20bとに分割区分して運転
しなければならず、しかも各々のゾーンでの空気の温度
が異なるにも拘わらず、これらのゾーンを隣接させざる
を得ないため、空気の温度管理が極めて困難となり、特
有の問題点となっている。
式除湿装置は、メインの除湿空気を供給する系の他に、
吸湿ロータ20を再生する高温空気の循環系を設け、空
気の除湿と吸湿ロータ20の再生とを同時に連続して行
っているが、この吸湿ロータ20においては、吸湿ゾー
ン20aと脱湿再生ゾーン20bとに分割区分して運転
しなければならず、しかも各々のゾーンでの空気の温度
が異なるにも拘わらず、これらのゾーンを隣接させざる
を得ないため、空気の温度管理が極めて困難となり、特
有の問題点となっている。
【0009】また、脱湿再生ゾーン20bの高温が吸湿
ゾーン20aに熱移動するため、吸湿ゾーン20aでの
吸湿性能が低下する虞れもある。
ゾーン20aに熱移動するため、吸湿ゾーン20aでの
吸湿性能が低下する虞れもある。
【0010】さらに、空気の除湿と吸湿ロータ20の再
生とを同時に連続して行うためには、除湿のための空気
流路以外に、吸湿ロータ再生のために、複雑な空気循環
系を設ける必要があり、空気流路の全体構成が複雑なも
のとなっている。
生とを同時に連続して行うためには、除湿のための空気
流路以外に、吸湿ロータ再生のために、複雑な空気循環
系を設ける必要があり、空気流路の全体構成が複雑なも
のとなっている。
【0011】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、空気流路の全体構成の簡素化ができ、除湿性能
の高い吸湿式除湿装置を提供することを目的とする。
であり、空気流路の全体構成の簡素化ができ、除湿性能
の高い吸湿式除湿装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、空気取入口から取り込ん
だ空気を吸着/再生部により除湿して空気吹出口より室
内に吐出する吸着経路と前記吸着/再生部に高熱空気を
通して水分を蒸発させて吸湿可能状態に再生する再生経
路とを備える吸湿式除湿装置において、前記吸着/再生
部は並列に設置されて上流と下流で合流する吸着/再生
流路Aと吸着/再生流路Bとからなり、当該合流部上流
側に設置されたドアaによって前記吸着/再生流路Aと
前記吸着/再生流路Bがそれぞれ選択されて、前記再生
経路の空気と熱交換する熱交換器を有する前記吸着経路
とヒータ、ファン、凝縮水を得る前記熱交換器を具備す
る前記再生経路の上流側とで連通可能とし、合流部下流
側には前記ドアaに連動するように設置したドアbによ
って前記吸着/再生流路Aと前記吸着/再生流路Bがそ
れぞれ選択されて、前記空気吹出口と前記再生経路の下
流側とで連通可能とされることを特徴とする吸湿式除湿
装置である。
に、請求項1に記載の発明は、空気取入口から取り込ん
だ空気を吸着/再生部により除湿して空気吹出口より室
内に吐出する吸着経路と前記吸着/再生部に高熱空気を
通して水分を蒸発させて吸湿可能状態に再生する再生経
路とを備える吸湿式除湿装置において、前記吸着/再生
部は並列に設置されて上流と下流で合流する吸着/再生
流路Aと吸着/再生流路Bとからなり、当該合流部上流
側に設置されたドアaによって前記吸着/再生流路Aと
前記吸着/再生流路Bがそれぞれ選択されて、前記再生
経路の空気と熱交換する熱交換器を有する前記吸着経路
とヒータ、ファン、凝縮水を得る前記熱交換器を具備す
る前記再生経路の上流側とで連通可能とし、合流部下流
側には前記ドアaに連動するように設置したドアbによ
って前記吸着/再生流路Aと前記吸着/再生流路Bがそ
れぞれ選択されて、前記空気吹出口と前記再生経路の下
流側とで連通可能とされることを特徴とする吸湿式除湿
装置である。
【0013】このようにすれば、従来の乾式除湿器に比
べ小形化が実現でき、多湿空気の排気の為のダクト配管
工事が不要であり、また特に回転型の吸着剤を用いた場
合に比べて、その駆動の為の複雑な機構や制御が不要と
なる。
べ小形化が実現でき、多湿空気の排気の為のダクト配管
工事が不要であり、また特に回転型の吸着剤を用いた場
合に比べて、その駆動の為の複雑な機構や制御が不要と
なる。
【0014】さらには従来の湿式除湿器のようにコンプ
レッサー等のサイクル部品が必要無いので、室温が低い
場合における運転でも熱交換器の表面に水分が着霜する
ことによる能力低下が起きず、低コストで騒音の発生の
ない除湿器が実現できる。
レッサー等のサイクル部品が必要無いので、室温が低い
場合における運転でも熱交換器の表面に水分が着霜する
ことによる能力低下が起きず、低コストで騒音の発生の
ない除湿器が実現できる。
【0015】本発明によれば小型で極めて設置が容易か
つ低コストであって、また吸着剤の吸着/再生が同時に
行えるために連続運転が可能な吸湿式除湿装置が実現で
きる。
つ低コストであって、また吸着剤の吸着/再生が同時に
行えるために連続運転が可能な吸湿式除湿装置が実現で
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態であ
る吸湿式除湿装置の構成を示す概略図であって、吸着/
再生部17を構成する吸着/再生流路A18内の吸着素
子1にて吸気14を除湿している様子である。図2は、
同様に本発明の実施の形態である吸湿式除湿装置の構成
を示す概略図であって、吸着/再生部17を構成する吸
着/再生流路B19内の吸着素子2にて吸気14を除湿
している様子である。
に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態であ
る吸湿式除湿装置の構成を示す概略図であって、吸着/
再生部17を構成する吸着/再生流路A18内の吸着素
子1にて吸気14を除湿している様子である。図2は、
同様に本発明の実施の形態である吸湿式除湿装置の構成
を示す概略図であって、吸着/再生部17を構成する吸
着/再生流路B19内の吸着素子2にて吸気14を除湿
している様子である。
【0017】図1において空気取入口13より吸入され
た吸気14は最初に防塵フィルタ4にて浮遊する粉塵や
埃が取り除かれる。これは熱交換器3が長年の使用によ
る埃の堆積で熱交換の効率が低下するのを防ぐと共に、
吸着素子1,2に埃が付着して生じる吸湿効果の劣化や
吸着経路11全体の汚染を防止する事を狙ったものであ
り、さらには堆積物に黴が生えて異臭の原因となったり
することがないようにするといった効果がある。
た吸気14は最初に防塵フィルタ4にて浮遊する粉塵や
埃が取り除かれる。これは熱交換器3が長年の使用によ
る埃の堆積で熱交換の効率が低下するのを防ぐと共に、
吸着素子1,2に埃が付着して生じる吸湿効果の劣化や
吸着経路11全体の汚染を防止する事を狙ったものであ
り、さらには堆積物に黴が生えて異臭の原因となったり
することがないようにするといった効果がある。
【0018】次に吸気14は熱交換器3を通過し、その
際に再生経路12内のヒータ9にて昇温された循環気流
との間で熱交換を行い、結果として再生経路12内の循
環気流の熱が奪われることで当該循環気流の中に含まれ
る水分が凝縮され気相から液相へと相変化を示し凝縮水
となる。この凝縮水は再生経路12内の熱交換器3の表
面に凝縮し、ドレンタンク10に排出された凝縮水が集
められる。
際に再生経路12内のヒータ9にて昇温された循環気流
との間で熱交換を行い、結果として再生経路12内の循
環気流の熱が奪われることで当該循環気流の中に含まれ
る水分が凝縮され気相から液相へと相変化を示し凝縮水
となる。この凝縮水は再生経路12内の熱交換器3の表
面に凝縮し、ドレンタンク10に排出された凝縮水が集
められる。
【0019】一方、この熱交換器3を通過した吸気14
については吸着経路内を進み吸着/再生部17に達す
る。ここで吸着/再生部17が吸着/再生流路A18と
吸着/再生流路B19より構成されており、吸着/再生
部17の端部にて吸着/再生流路A18と吸着/再生流
路B19が合流し、かつ、もう一方の反対側端部におい
てもやはり同様に合流する構造となっている。
については吸着経路内を進み吸着/再生部17に達す
る。ここで吸着/再生部17が吸着/再生流路A18と
吸着/再生流路B19より構成されており、吸着/再生
部17の端部にて吸着/再生流路A18と吸着/再生流
路B19が合流し、かつ、もう一方の反対側端部におい
てもやはり同様に合流する構造となっている。
【0020】ここで吸気14を吸着/再生流路A18と
吸着/再生流路B19のどちらか一方の流路に案内する
ために合流端部にドアa7が設けられ、同様に反対側の
合流端部にはドアb8が設けられて意図された本発明の
装置の動作に応じて選択的に両ドアが連動して開閉す
る。
吸着/再生流路B19のどちらか一方の流路に案内する
ために合流端部にドアa7が設けられ、同様に反対側の
合流端部にはドアb8が設けられて意図された本発明の
装置の動作に応じて選択的に両ドアが連動して開閉す
る。
【0021】図1に示す本発明の装置の動作状態は吸着
/再生流路A18を吸着剤として機能させることで吸気
14の除湿を行っている状態であって、同時に吸着/再
生流路B19はこの場合においては再生経路12内に位
置しており、吸着素子2が吸着した水分を脱湿すること
で再生されている状態である。吸気14はこの様な状態
において、吸着/再生流路A18にのみ通気されるよう
に所定の方向に位置したドアa7に案内されて吸着/再
生流路A18の吸着素子1を透過することにより除湿さ
れ、好ましく乾燥した空気となる。ここで吸着素子1お
よび吸着材素子2はシリカゲル、ゼオライト等の吸湿物
質を含有し格子構造を持つ構造部材によって構成されて
いるので、通気性が良好であるばかりでなく吸気14が
接触する表面積も大きく設定できるので効率の良い吸湿
がされる。
/再生流路A18を吸着剤として機能させることで吸気
14の除湿を行っている状態であって、同時に吸着/再
生流路B19はこの場合においては再生経路12内に位
置しており、吸着素子2が吸着した水分を脱湿すること
で再生されている状態である。吸気14はこの様な状態
において、吸着/再生流路A18にのみ通気されるよう
に所定の方向に位置したドアa7に案内されて吸着/再
生流路A18の吸着素子1を透過することにより除湿さ
れ、好ましく乾燥した空気となる。ここで吸着素子1お
よび吸着材素子2はシリカゲル、ゼオライト等の吸湿物
質を含有し格子構造を持つ構造部材によって構成されて
いるので、通気性が良好であるばかりでなく吸気14が
接触する表面積も大きく設定できるので効率の良い吸湿
がされる。
【0022】次に乾燥した吸気14は空気吹出口15に
向かって案内するように所定の場所に位置しているドア
b8によって、室内に吹出す排気16となる。ここで図
1中に示されているファン5は吸着経路11内に負圧を
生じさせる事によって室内の空気を吸着経路11内に取
り込み、また同時に排気16を室内に吐出させる効果を
生み出している。
向かって案内するように所定の場所に位置しているドア
b8によって、室内に吹出す排気16となる。ここで図
1中に示されているファン5は吸着経路11内に負圧を
生じさせる事によって室内の空気を吸着経路11内に取
り込み、また同時に排気16を室内に吐出させる効果を
生み出している。
【0023】一方、図1における再生経路はその機能の
目的が吸着素子2の吸着した水分を除去して再び空気中
の水分を吸着可能な状態へと再生することであり、その
為室内の空気とは絶縁された環状の空気循環路として構
成されている。まず再生経路12内の空気はヒータ9に
て加熱され好ましくは100℃程度にまで昇温された高
温空気となり、この高温空気は吸着/再生流路B19に
のみ通気されるように所定の方向に位置したドアb8に
案内されて吸着/再生流路B19の吸着材素子2を透過
する。この透過の際に吸着素子2が加熱されることで、
吸着された水分が気化して水蒸気に変化して取り出さ
れ、再生経路12内の気流と共に運ばれる。
目的が吸着素子2の吸着した水分を除去して再び空気中
の水分を吸着可能な状態へと再生することであり、その
為室内の空気とは絶縁された環状の空気循環路として構
成されている。まず再生経路12内の空気はヒータ9に
て加熱され好ましくは100℃程度にまで昇温された高
温空気となり、この高温空気は吸着/再生流路B19に
のみ通気されるように所定の方向に位置したドアb8に
案内されて吸着/再生流路B19の吸着材素子2を透過
する。この透過の際に吸着素子2が加熱されることで、
吸着された水分が気化して水蒸気に変化して取り出さ
れ、再生経路12内の気流と共に運ばれる。
【0024】この水蒸気を含んだ高温多湿の気流は熱交
換器3に向かって所定の場所に位置しているドアa7に
よって案内され、熱交換器3に到達した高温多湿の気流
はここで前出の熱交換作用を受けて凝縮水を析出しつつ
冷却される。この乾燥した循環気流は再びヒータ9に導
かれて加熱され、この再生サイクルを繰り返すことで吸
着素子2を乾燥させて再生する。
換器3に向かって所定の場所に位置しているドアa7に
よって案内され、熱交換器3に到達した高温多湿の気流
はここで前出の熱交換作用を受けて凝縮水を析出しつつ
冷却される。この乾燥した循環気流は再びヒータ9に導
かれて加熱され、この再生サイクルを繰り返すことで吸
着素子2を乾燥させて再生する。
【0025】図2は図1にて述べた本発明の吸湿式除湿
装置の吸着/再生の動作にて得られる効果と全く同様の
効果をもたらす動作状態を示す図である。図1の動作と
の相違点は、図1においては吸着/再生経路Aの内部の
吸着素子1が除湿作用を行い、同時に吸着/再生経路B
の内部の吸着素子2が再生を行っていたのに対して図2
においては吸着/再生経路Aの内部の吸着素子1が再生
を行い、同時に吸着/再生経路Bの内部の吸着素子2が
除湿作用をおこなっている。
装置の吸着/再生の動作にて得られる効果と全く同様の
効果をもたらす動作状態を示す図である。図1の動作と
の相違点は、図1においては吸着/再生経路Aの内部の
吸着素子1が除湿作用を行い、同時に吸着/再生経路B
の内部の吸着素子2が再生を行っていたのに対して図2
においては吸着/再生経路Aの内部の吸着素子1が再生
を行い、同時に吸着/再生経路Bの内部の吸着素子2が
除湿作用をおこなっている。
【0026】このようにして図1の動作状態と図2の動
作状態とを交互に繰り返すことにより、吸着素子1,2
の再生を交互に行いながら同時に室内の空気中の水分を
連続的に除湿して快適な空調を行うことができる。また
従来の冷房サイクルを備えた除湿装置に比べて、コンプ
レッサー等を用いていないので低騒音であるばかりでな
く消費電力も少なくて済み、安価に装置が提供できる。
さらには小型軽量な装置が実現できるので、持ち運びも
可能であって設置条件や場所の制限も少なく、自由度が
高い。また従来の吸湿ロータを用いた吸湿装置に比べて
も、本発明による吸湿式除湿装置は回転機構の褶動部分
が少なく簡略な構造により機能が実現できる。
作状態とを交互に繰り返すことにより、吸着素子1,2
の再生を交互に行いながら同時に室内の空気中の水分を
連続的に除湿して快適な空調を行うことができる。また
従来の冷房サイクルを備えた除湿装置に比べて、コンプ
レッサー等を用いていないので低騒音であるばかりでな
く消費電力も少なくて済み、安価に装置が提供できる。
さらには小型軽量な装置が実現できるので、持ち運びも
可能であって設置条件や場所の制限も少なく、自由度が
高い。また従来の吸湿ロータを用いた吸湿装置に比べて
も、本発明による吸湿式除湿装置は回転機構の褶動部分
が少なく簡略な構造により機能が実現できる。
【0027】本発明は、以上述べてきたような本発明の
実施の形態に限定されるものではなく、容易に形状の変
更や配置の変更を行うことによる様々な応用例が考案さ
れる。したがって上述した好ましい実施の形態のみに限
定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範
囲内において種々改変することは容易に可能である。
実施の形態に限定されるものではなく、容易に形状の変
更や配置の変更を行うことによる様々な応用例が考案さ
れる。したがって上述した好ましい実施の形態のみに限
定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範
囲内において種々改変することは容易に可能である。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、従来
の乾式除湿器に比べ小形化が実現でき、多湿空気の排気
の為のダクト配管工事が不要であり、また特に回転型の
吸着材を用いた場合に比べて、その駆動の為の複雑な機
構や制御が不要となる。
の乾式除湿器に比べ小形化が実現でき、多湿空気の排気
の為のダクト配管工事が不要であり、また特に回転型の
吸着材を用いた場合に比べて、その駆動の為の複雑な機
構や制御が不要となる。
【0029】さらには従来の湿式除湿器のようにコンプ
レッサー等のサイクル部品が必要無いので、室温が低い
場合における運転でも熱交換器の表面に水分が着霜する
ことによる能力低下が起きず、低コストで騒音の発生の
ない除湿器が実現できる。
レッサー等のサイクル部品が必要無いので、室温が低い
場合における運転でも熱交換器の表面に水分が着霜する
ことによる能力低下が起きず、低コストで騒音の発生の
ない除湿器が実現できる。
【0030】本発明によれば小型で極めて設置が容易か
つ低コストであって、また吸着材の吸着/再生が同時に
行えるために連続運転が可能な吸湿式除湿装置が実現で
きる。
つ低コストであって、また吸着材の吸着/再生が同時に
行えるために連続運転が可能な吸湿式除湿装置が実現で
きる。
【図1】 本発明が実施される吸湿式除湿装置の構成図
を示す。
を示す。
【図2】 本発明が実施される吸湿式除湿装置の構成図
を示す。
を示す。
【図3】 従来の回転板式の乾式除湿装置の構成図を示
す。
す。
1…吸着素子、 2…吸着素子、3…熱交換器、
4…防塵フィルタ、5…ファン、 6
…ファン、7…ドアa、 8…ドアb、9…ヒ
ータ、 10…ドレンタンク、11…吸着経
路、 12…再生経路、13…空気取入口、 1
4…吸気、15…空気吹出口、 16…排気、17…
吸着/再生部、 18…吸着/再生流路A、19…吸着
/再生流路B、20…回転吸湿ロータ、21…空気取入
口、 22…直交型熱交換器 23…送風ファン、 24…空気吹出口、25…送風
ファン、 26…加熱ヒータ、27…ドレンパン、
20a…吸湿ゾーン、20b…脱湿再生ゾーン。
4…防塵フィルタ、5…ファン、 6
…ファン、7…ドアa、 8…ドアb、9…ヒ
ータ、 10…ドレンタンク、11…吸着経
路、 12…再生経路、13…空気取入口、 1
4…吸気、15…空気吹出口、 16…排気、17…
吸着/再生部、 18…吸着/再生流路A、19…吸着
/再生流路B、20…回転吸湿ロータ、21…空気取入
口、 22…直交型熱交換器 23…送風ファン、 24…空気吹出口、25…送風
ファン、 26…加熱ヒータ、27…ドレンパン、
20a…吸湿ゾーン、20b…脱湿再生ゾーン。
Claims (1)
- 【請求項1】 空気取入口(13)から取り込んだ空気
を吸着/再生部(17)により除湿して空気吹出口(1
5)より室内に吐出する吸着経路(11)と前記吸着/
再生部(17)に高熱空気を通して水分を蒸発させて吸
湿可能状態に再生する再生経路(12)とを備える吸湿
式除湿装置において、 前記吸着/再生部(17)は並列に設置されて上流と下
流で合流する吸着/再生流路A(18)と吸着/再生流
路B(19)とからなり、当該合流部上流側に設置され
たドアa(7)によって前記吸着/再生流路A(18)
と前記吸着/再生流路B(19)がそれぞれ選択され
て、前記再生経路(12)の空気と熱交換する熱交換器
(3)を有する前記吸着経路(11)とヒータ(9)、
ファン(6)、凝縮水を得る前記熱交換器(3)を具備
する前記再生経路(12)の上流側とで連通可能とし、
合流部下流側には前記ドアa(7)に連動するように設
置したドアb(8)によって前記吸着/再生流路A(1
8)と前記吸着/再生流路B(19)がそれぞれ選択さ
れて、前記空気吹出口(15)と前記再生経路(12)
の下流側とで連通可能とされることを特徴とする吸湿式
除湿装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9105026A JPH10296039A (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | 吸湿式除湿装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9105026A JPH10296039A (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | 吸湿式除湿装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10296039A true JPH10296039A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14396537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9105026A Withdrawn JPH10296039A (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | 吸湿式除湿装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10296039A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011104460A (ja) * | 2009-11-12 | 2011-06-02 | Dyna-Air Co Ltd | 除湿装置及びそれに用いる再生機 |
DE102013104225A1 (de) * | 2013-04-25 | 2014-10-30 | Binker Materialschutz Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zum Klimatisieren |
CN109869859A (zh) * | 2017-12-01 | 2019-06-11 | 陶柳成 | 超高效节能液水除湿除菌除霾新风机组 |
-
1997
- 1997-04-22 JP JP9105026A patent/JPH10296039A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011104460A (ja) * | 2009-11-12 | 2011-06-02 | Dyna-Air Co Ltd | 除湿装置及びそれに用いる再生機 |
DE102013104225A1 (de) * | 2013-04-25 | 2014-10-30 | Binker Materialschutz Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zum Klimatisieren |
CN109869859A (zh) * | 2017-12-01 | 2019-06-11 | 陶柳成 | 超高效节能液水除湿除菌除霾新风机组 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040706 |