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JPH10262244A - 静止画符号化装置 - Google Patents

静止画符号化装置

Info

Publication number
JPH10262244A
JPH10262244A JP6502997A JP6502997A JPH10262244A JP H10262244 A JPH10262244 A JP H10262244A JP 6502997 A JP6502997 A JP 6502997A JP 6502997 A JP6502997 A JP 6502997A JP H10262244 A JPH10262244 A JP H10262244A
Authority
JP
Japan
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data
field
field data
holding means
held
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6502997A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Miura
剛 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP6502997A priority Critical patent/JPH10262244A/ja
Priority to US08/936,315 priority patent/US5966466A/en
Publication of JPH10262244A publication Critical patent/JPH10262244A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/102Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or selection affected or controlled by the adaptive coding
    • H04N19/103Selection of coding mode or of prediction mode
    • H04N19/112Selection of coding mode or of prediction mode according to a given display mode, e.g. for interlaced or progressive display mode

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】動きの小さい物体が明瞭で且つ動きの大きい物
体にぶれのない静止画像データを動画像データから生成
するとともに、その動画像データを符号化できる静止画
符号化装置を提供すること。 【解決手段】デジタルテレビカメラ14から入力された
フレームデータは、そのうちの奇数フィールドデータが
奇数フィールドメモリ25に保持され、偶数フィールド
データが偶数フィールドメモリ26に保持される。制御
部32は、奇数フィールドデータ及び偶数フィールドデ
ータを所定のブロックに分割し、奇数フィールドデータ
中の各画素データと偶数フィールドデータ中の各画素デ
ータとの差分の絶対値総和を各ブロック毎に算出し、こ
の総和と所定の閾値とを比較する。DMAコントローラ
30は、総和が閾値より大きい場合に奇数フィールドデ
ータ中の当該ブロック内の画素データを偶数フィールド
メモリ26へ転送する。制御部32は、奇数フィールド
データ及び偶数フィールドデータからなるフレームデー
タをJPEGデータに符号化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像データから
静止画像データを生成し、得られた静止画像データを符
号化する静止画符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像伝送装置は、遠隔地の人と会
議を行うことを用途とするテレビ会議システム等に、利
用されていた。また、近年、画像伝送装置は、上述のよ
うなテレビ会議システムの他、遠隔地における事故,災
害等の監視を用途とする遠隔地監視システム等にも、利
用されてきている。
【0003】このような画像伝送装置では、動画像デー
タ本来の広い帯域を通信回線等の帯域以下とするため、
動画像データをMPEG(Moving Pictur
eExperts Group)に準拠したデータ(以
下「MPEGデータ」という。)等に符号化して伝送し
ていた。そのため、受信側で復号化された動画像データ
は、原動画像データと比較してノイズがのったような粗
い動画像データとなってしまう。従って、従来の画像伝
送装置を利用したテレビ会議システムで書類に記載され
た文字や黒板に書かれた文字等を撮像した動画像データ
を伝送すると、受信側で復号化して得られた動画像デー
タに基づく画像を表示装置に表示しても文字等を読み取
ることが困難となる場合があった。また、前述のような
遠隔地監視システムでは、事故,災害等が発生している
時には物体等の動きは十分であるが粗い画像よりも物体
等の動きは不十分であっても繊細な画像が、要求され
る。
【0004】上述のような場合に、動画像データを構成
するフレームデータから1フレーム分のフレームデータ
を抽出して静止画像データとしてこの静止画像データを
JPEG(Joint Photographic C
oding ExpertsGroup)の可逆符号化
方式に準拠したデータ,MPEG等に比してデータ損失
の少ないJPEGの非可逆符号化方式に準拠したデータ
(これら2つのデータを合わせて、以下「JPEGデー
タ」という。),ITU(International
Telecommunication Union)
−T勧告H.261Annex−Dに準拠したデータ等
に符号化する静止画符号化装置を、テレビ会議システム
や遠隔地監視システム等に利用することも、考えられ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、NTSC(N
ational Television System
Committee)等に基づく動画像信号は、1つの
フレームが2つのフィールドによってインターレースさ
れている。そのため、1つのフレームを構成する2つの
フィールドが撮像されるタイミングに差が生じる。従っ
て、ただ単に動画像データから1フレーム分のフレーム
データ(2つのフィールドデータ)を抽出して静止画像
データとしたのでは、動きの大きな物体の画像がぶれて
しまい、視認できない場合があった。また、1つのフレ
ームを構成する2つのフィールドから一方のフィールド
を抽出して符号化することも、考えられる。しかし、こ
の場合には画像全体の画質が低下してしまうことにな
る。
【0006】本発明の課題は、このような従来技術の問
題点に鑑み、動きの小さい物体の画像を明瞭に保ったま
ま動きの大きい物体の画像のぶれをなくした静止画デー
タを動画像データから生成し符号化することができる静
止画符号化装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、以下の手段を採用した。本願の第1の発明
は、上述した課題を解決するため、第1のフィールドデ
ータ及び第2のフィールドデータがインターレースされ
たフレームデータからなる動画像データを入力するため
の動画像データ入力手段と、第1のフィールドデータを
保持する第1のフィールドデータ保持手段と、前記第1
のフィールドデータ保持手段に保持されている第1のフ
ィールドデータとともに一フレームデータをなす第2の
フィールドデータを保持する第2のフィールドデータ保
持手段と、前記第1のフィールドデータ保持手段に保持
されている第1のフィールドデータ及び前記第2のフィ
ールドデータ保持手段に保持されている第2のフィール
ドデータからなるフレームデータ中から画像の動きが大
きいデータ領域を検出する動体領域検出手段と、前記第
1のフィールドデータ保持手段に保持されている第1の
フィールドデータ中の前記データ領域内のデータを抽出
して、前記第2のフィールドデータ保持手段に転写する
データ転写手段と、前記第1のフィールドデータ保持手
段に保持されている第1のフィールドデータと前記第2
のフィールドデータ保持手段に保持されている第2のフ
ィールドデータとをインタレースして静止画データを生
成する静止画データ生成手段と、前記静止画データを符
号化する静止画データ符号化手段とを備えたことを特徴
とする(請求項1に対応)。
【0008】ここで、動画像データ入力手段とはデジタ
ルテレビカメラ等であり、第1のフィールドデータ保持
手段,第2のフィールドデータ保持手段とはRAM(R
andom Access Memory)等であり、
動体領域検出手段,静止画データ生成手段,静止画デー
タ符号化手段とはCPU(Central Proce
ssing Unit)等であり、データ転写手段とは
CPU,DMA(Direct Memory Acc
ess)コントローラ等である。
【0009】本願の第1の発明によれば、動画像データ
入力手段によって、第1のフィールドデータ及び第2の
フィールドデータがインターレースされたフレームデー
タからなる動画像データが入力される。第1のフィール
ドデータ保持手段によって、第1のフィールドデータが
保持される。第2のフィールドデータ保持手段によっ
て、前記第1のフィールドデータ保持手段に保持されて
いる第1のフィールドデータとともに一フレームデータ
をなす第2のフィールドデータが保持される。動体領域
検出手段によって、前記第1のフィールドデータ保持手
段に保持されている第1のフィールドデータ及び前記第
2のフィールドデータ保持手段に保持されている第2の
フィールドデータからなるフレームデータ中から画像の
動きが大きいデータ領域が検出される。データ転写手段
によって、前記第1のフィールドデータ保持手段に保持
されている第1のフィールドデータ中の前記データ領域
内のデータが抽出され、前記第2のフィールドデータ保
持手段へ転写される。静止画データ生成手段によって、
前記第1のフィールドデータ保持手段に保持されている
第1のフィールドデータと前記第2のフィールドデータ
保持手段に保持されている第2のフィールドデータとが
インタレースされ静止画データが生成される。静止画デ
ータ符号化手段によって、前記静止画データが符号化さ
れる。
【0010】このように、第1のフィールドデータ中の
画像の動きが大きいデータ領域内の各画素データが第2
のフィールドデータに転写されるので、動きの小さい物
体の画像を明瞭に保ったまま動きの大きい物体の画像の
ぶれをなくした静止画データを動画像データから生成し
符号化することができる。
【0011】また、本願の第2の発明は、上述した課題
を解決するため、前記動体領域検出手段は、前記第1の
フィールドデータ保持手段に保持されている第1のフィ
ールドデータ及び前記第2のフィールドデータ保持手段
に保持されている第2のフィールドデータの夫々を所定
の大きさのブロックに分割するフィールドデータ分割手
段と、相互に対応する第1のフィールドデータ中の各画
素データと第2のフィールドデータ中の各画素データと
の差分の絶対値総和を前記各ブロック毎に算出するフィ
ールド間差分値算出手段と、算出された差分の絶対値総
和が所定の閾値より大きい前記ブロックを前記画像の動
きが大きいデータ領域として判定する判定手段とからな
り、前記データ転写手段は、前記判定手段によって前記
画像の動きが大きいデータ領域として判定された第1の
フィールドデータ中の前記ブロック内の各画素データ
を、前記第2のフィールドデータ保持手段へ転写するこ
ととして、請求項1記載の発明を特定したものである
(請求項2に対応)。
【0012】ここで、フィールドデータ分割手段,フィ
ールド間差分値算出手段,判定手段とはCPU等であ
る。本願の第2の発明によれば、フィールドデータ分割
手段によって、前記第1のフィールドデータ保持手段に
保持されている第1のフィールドデータ及び前記第2の
フィールドデータ保持手段に保持されている第2のフィ
ールドデータの夫々が所定の大きさのブロックに分割さ
れる。フィールド間差分値算出手段によって、相互に対
応する前記第1のフィールドデータ中の各画素データと
第2のフィールドデータ中の各画素データとの差分の絶
対値総和が前記各ブロック毎に算出される。判定手段に
よって、算出された差分の絶対値総和が所定の閾値より
大きい前記ブロックが前記画像の動きが大きいデータ領
域として判定される。データ転写手段によって、前記判
定手段によって前記画像の動きが大きいデータ領域とし
て判定された第1のフィールドデータ中の前記ブロック
内の各画素データが、前記第2のフィールドデータ保持
手段へ転写される。
【0013】このように、第1のフィールドデータ中の
画像の動きが大きいデータ領域として判定されたブロッ
ク内の各画素データが第2のフィールドデータ保持手段
へ転写されるので、動きの小さい物体の画像を明瞭に保
ったまま動きの大きい物体の画像のぶれをなくした静止
画データを動画像データから生成し符号化することがで
きる。
【0014】また、本願の第3の発明は、上述した課題
を解決するため、前記動体領域検出手段は、前記第1の
フィールドデータ保持手段に保持されている第1のフィ
ールドデータ及び前記第2のフィールドデータ保持手段
に保持されている第2のフィールドデータの夫々を所定
の大きさのブロックに分割するフィールドデータ分割手
段と、相互に対応する第1のフィールドデータ中の各画
素データと第2のフィールドデータ中の各画素データと
の差分の絶対値総和を前記各ブロック毎に算出するフィ
ールド間差分値算出手段と、第1のフィールドデータ中
の各画素データ毎に、その画素データと、その画素デー
タの属する行の次の行内におけるその画素データと同じ
列に存する画素データとの差分の絶対値を算出するとと
もに、その算出結果の前記各ブロック毎の総和を算出す
るフィールド内差分値算出手段と、前記フィールド間差
分値算出手段によって算出された差分の絶対値総和が前
記フィールド内差分値算出手段によって算出された差分
の絶対値総和より大きい前記ブロックを前記画像の動き
が大きいデータ領域として判定する判定手段とからな
り、前記データ転写手段は、前記判定手段によって前記
画像の動きが大きいデータ領域として判定された第1の
フィールドデータ中の前記ブロック内の各画素データ
を、前記第2のフィールドデータ保持手段に転写するこ
ととして、請求項1記載の発明を特定したものである
(請求項3に対応)。
【0015】ここで、フィールドデータ分割手段,フィ
ールド間差分値算出手段,フィールド内差分値算出手
段,判定手段とはCPU等である。本願の第3の発明に
よれば、フィールドデータ分割手段によって、前記第1
のフィールドデータ保持手段に保持されている第1のフ
ィールドデータ及び前記第2のフィールドデータ保持手
段に保持されている第2のフィールドデータの夫々が所
定の大きさのブロックに分割される。フィールド間差分
値算出手段によって、相互に対応する第1のフィールド
データ中の各画素データと第2のフィールドデータ中の
各画素データとの差分の絶対値総和が前記各ブロック毎
に算出される。フィールド内差分値算出手段によって、
第1のフィールドデータ中の各画素データ毎に、その画
素データと、その画素データの属する行の次の行内にお
けるその画素データと同じ列に存する画素データとの差
分の絶対値を算出するとともに、その算出結果の前記各
ブロック毎の総和が算出される。判定手段によって、前
記フィールド間差分値算出手段によって算出された総和
が前記フィールド内差分値算出手段によって算出された
総和より大きい前記ブロックが前記画像の動きが大きい
データ領域として判定される。データ転写手段によっ
て、前記判定手段によって前記画像の動きが大きいデー
タ領域として判定された第1のフィールドデータ中の前
記ブロック内の各画素データが、前記第2のフィールド
データ保持手段に転写される。
【0016】このように、第1のフィールドデータ中の
画像の動きが大きいデータ領域として判定されたブロッ
ク内の各画素データが第2のフィールドデータ保持手段
に転写されるので、動きの小さい物体の画像を明瞭に保
ったまま動きの大きい物体の画像のぶれをなくした静止
画データを動画像データから生成し符号化することがで
きる。
【0017】また、本願の第4の発明は、上述した課題
を解決するため、前記第1のフィールドデータ保持手段
に保持されている第1のフィールドデータが入力される
直前に前記動画像データ入力手段によって入力された第
1のフィールドデータを保持する第3のフィールドデー
タ保持手段と、前記第3のフィールドデータ保持手段に
保持されている第1のフィールドデータとともに一フレ
ームデータをなす第2のフィールドデータを保持する第
4のフィールドデータ保持手段とを更に備えており、前
記動体領域検出手段は、前記第1のフィールドデータ保
持手段に保持されている第1のフィールドデータ,前記
第2のフィールドデータ保持手段に保持されている第2
のフィールドデータ,前記第3のフィールドデータ保持
手段に保持されている第1のフィールドデータ,及び前
記第4のフィールドデータ保持手段に保持されている第
2のフィールドデータの夫々を所定の大きさのブロック
に分割するフィールドデータ分割手段と、相互に対応す
る前記第1のフィールドデータ保持手段によって保持さ
れている第1のフィールドデータ中の各画素データと前
記第3のフィールドデータ保持手段によって保持されて
いる第1のフィールドデータ中の各画素データとの差分
の絶対値及び相互に対応する前記第2のフィールドデー
タ保持手段によって保持されている第2のフィールドデ
ータ中の各画素データと前記第4のフィールドデータ保
持手段によって保持されている第2のフィールドデータ
中の各画素データとの差分の絶対値を夫々算出するとと
もに、その算出結果の前記ブロック毎の総和を算出する
フレーム間差分値算出手段と、前記フレーム間差分値算
出手段によって算出された前記総和が所定の閾値より大
きい前記ブロックを前記画像の動きが大きいデータ領域
として判定する判定手段とからなり、前記データ転写手
段は、前記判定手段によって前記画像の動きが大きいデ
ータ領域として判定された第3のフィールドデータ保持
手段に保持されている第1のフィールドデータ中の前記
ブロック内の各画素データを、前記第4のフィールドデ
ータ保持手段に転写し、前記静止画データ生成手段は、
前記第3のフィールドデータ保持手段に保持された第1
のフィールドデータと前記第4のフィールドデータ保持
手段に保持された第2のフィールドデータとをインタレ
ースして静止画データを生成することとして、請求項1
記載の発明を特定したものである(請求項4に対応)。
【0018】ここで、第3のフィールドデータ保持手
段,第4のフィールドデータ保持手段とはRAM等であ
り、フィールドデータ分割手段,フレーム間差分値算出
手段,判定手段とはCPU等である。
【0019】本願の第4の発明によれば、第3のフィー
ルドデータ保持手段によって、前記第1のフィールドデ
ータ保持手段に保持されている第1のフィールドデータ
が入力された直前に前記動画像データ入力手段によって
入力された第1のフィールドデータが保持される。第4
のフィールドデータ保持手段によって、前記第3のフィ
ールドデータ保持手段に保持されている第1のフィール
ドデータとともに一フレームデータをなす第2のフィー
ルドデータが保持される。フィールドデータ分割手段に
よって、前記第1のフィールドデータ保持手段に保持さ
れた第1のフィールドデータ,前記第2のフィールドデ
ータ保持手段に保持された第2のフィールドデータ,前
記第3のフィールドデータ保持手段に保持された第1の
フィールドデータ,及び前記第4のフィールドデータ保
持手段に保持された第2のフィールドデータの夫々が所
定の大きさのブロックに分割される。フレーム間差分値
算出手段によって、相互に対応する前記第1のフィール
ドデータ保持手段によって保持されている第1のフィー
ルドデータ中の各画素データと前記第3のフィールドデ
ータ保持手段によって保持されている第1のフィールド
データ中の各画素データとの差分の絶対値及び前記第2
のフィールドデータ保持手段によって保持されている第
2のフィールドデータ中の各画素データと前記第4のフ
ィールドデータ保持手段によって保持されている第2の
フィールドデータ中の各画素データとの差分の絶対値が
夫々算出され、その算出結果の前記各ブロック毎の総和
が算出される。判定手段によって、前記フレーム間差分
値算出手段によって算出された総和が所定の閾値より大
きい前記ブロックが前記画像の動きが大きいデータ領域
として判定される。データ転写手段によって、前記判定
手段によって前記画像の動きが大きいデータ領域として
判定された第3のフィールドデータ保持手段に保持され
ている第1のフィールドデータ中の前記ブロック内の各
画素データが、前記第4のフィールドデータ保持手段へ
転写される。
【0020】このように、第3のフィールドデータ保持
手段に保持されている第1のフィールドデータ中の画像
の動きが大きいデータ領域として判定されたブロック内
の各画素データが第4のフィールドデータ保持手段に転
写されるので、動きの小さい物体の画像を明瞭に保った
まま動きの大きい物体の画像のぶれをなくした静止画デ
ータを動画像データから生成し符号化することができ
る。
【0021】また、本願の第5の発明は、上述した課題
を解決するため、前記動画像データは、NTSCに準拠
したデータであることとして請求項1乃至4の何れかに
記載の発明を特定したものである(請求項5に対応)。
【0022】また、本願の第6の発明は、上述した課題
を解決するため、前記静止画データ符号化手段は、前記
静止画データをJPEGに準拠したデータに符号化する
ものであることとして、請求項1乃至5の何れかに記載
の発明を特定したものである(請求項6に対応)。
【0023】また、本願の第7の発明は、上述した課題
を解決するため、前記静止画データ符号化手段は、前記
静止画データをITU−T勧告H.261Annex−
Dに準拠したデータに符号化するものであることとし
て、請求項1乃至6の何れかに記載の発明を特定したも
のである(請求項7に対応)。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図13の図面に基いて説明する。
【0025】
【第1の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施の形
態による静止画符号化装置10を、示している。図1に
示すように、静止画符号化装置10は、キーボード11
と、表示装置12と、デジタルテレビカメラ14と、コ
ンピュータ本体20とから構成されている。また、コン
ピュータ本体20は、バスB1によって相互に接続され
たキーボードインタフェース21、表示装置インタフェ
ース22、表示用メモリ23、画像インタフェース2
4、奇数フィールドメモリ25、偶数フィールドメモリ
26、通信インタフェース27、記憶装置インタフェー
ス29、DMAコントローラ30、汎用メモリ31、及
び制御部32と、記憶装置インタフェース29を介して
バスB1に接続された記憶装置28とから、構成されて
いる。また、キーボード11はキーボードインタフェー
ス21を介して、表示装置12は表示装置インタフェー
ス22を介して、夫々バスB1と接続されている。更
に、デジタルテレビカメラ14と画像インタフェース2
4は相互に接続され、表示装置インタフェース22と表
示用メモリ23は相互に接続され、画像インタフェース
24と奇数フィールドメモリ25は相互に接続され、画
像インタフェース24と偶数フィールドメモリ26は相
互に接続されている。
【0026】キーボード11は、オペレータがデータの
入力等をするための装置である。表示装置12は、画
像,文字等を表示するための装置である。デジタルテレ
ビカメラ14は、人間,物体等の画像を撮像して、NT
SC規格の動画像信号をITU−R勧告BT.601
(CCIR勧告601)に準拠してデジタル化した動画像
データを生成するための装置である。また、動画像デー
タは、時系列に沿った複数のフレームデータから、構成
されている。
【0027】コンピュータ本体20は、プログラムの実
行等を行うための装置である。キーボードインタフェー
ス21は、ユーザから入力されたデータをキーボード1
1から受け取ってバスB1へ伝達するための装置であ
る。
【0028】表示用メモリ23は、RAM等で構成さ
れ、表示装置12に表示される画像のデータを保持する
ためのメモリである。表示装置インタフェース22は、
表示用メモリ23に保持された文字データ,画像データ
等に基づく画像を表示装置12に表示させるための装置
である。
【0029】画像インタフェース24は、静止画符号化
装置10の主電源の投入後において、NTSC規格の動
画像データにおける各フレーム間の時間間隔である60
分の1秒毎にデジタルテレビカメラ14から動画像デー
タを構成するフレームデータを受け取って、その奇数フ
ィールドデータを奇数フィールドメモリ25へ偶数フィ
ールドデータを偶数フィールドメモリ26へ夫々書き込
むための装置である。このフレームデータと奇数フィー
ルドデータ及び偶数フィールドデータとの関連につい
て、図13によって説明する。図13は、フレームデー
タと、フレームデータを構成するフィールドデータの例
を示した概念図である。図13において、奇数フィール
ドデータは6画素からなる第1ラインと12画素からな
る第3、第5、第7、第9ラインとから構成され、偶数
フィールドデータは12画素からなる第2、第4、第
6、第8ラインと6画素からなる第10ラインとから構
成されている。また、フレームデータは、上述の奇数フ
ィールドデータと偶数フィールドデータがインタレース
された6画素からなる第1ラインと、12画素からなる
第2乃至第9ラインと、6画素からなる第10ラインと
から、構成されている。実際のITU−R勧告BT.6
01(CCIR勧告601)に準拠した動画像データ中の
フレームデータを構成する奇数フィールドデータは、3
60画素からなる第1ラインと、720画素からなる第
(2n+1)ライン(nは1≦n≦262の自然数)と
から構成されている。また、偶数フィールドデータ
は、、720画素からなる第(2n)ライン(nは1≦
n≦262の自然数)と、360画素からなる第526
ラインとから、構成されている。この画像インタフェー
ス24及びデジタルテレビカメラ14が、動画像データ
入力手段に相当する。
【0030】第1のフィールドデータ保持手段としての
奇数フィールドメモリ25は、RAM等で構成され、フ
レームデータを構成する2つのフィールドデータのうち
の奇数フィールドデータを保持するためのメモリであ
る。奇数フィールドメモリ25は、前述のような263
本のラインからなる奇数フィールドデータの中の240
ラインの有効エリアを保持する(ブランク信号を除く)。
また、奇数フィールドメモリ25は、奇数フィールドデ
ータを各画素毎に輝度データ(Yデータ)及び2つの色
差データ(Uデータ及びVデータ)の3つのデータに分
離して、夫々保持する。更に、奇数フィールドメモリ2
5に保持された奇数フィールドデータは、横方向の大き
さがa,縦方向の大きさがbである矩形領域のブロック
に分割される。尚、奇数フィールドメモリ25に保持さ
れた奇数フィールドデータの240本のラインには第1
から第240までのライン番号が割り当てられている。
そして、このように割り当てられたライン番号によっ
て、各ラインがアクセスされる。
【0031】第2のフィールドデータ保持手段としての
偶数フィールドメモリ26は、RAM等で構成され、フ
レームデータを構成する2つのフィールドデータのうち
の偶数フィールドデータを保持するためのメモリであ
る。偶数フィールドメモリ26は、前述のような263
本のラインからなる偶数フィールドデータの中の240
ラインの有効エリアを保持する(ブランク信号)。また、
偶数フィールドメモリ26は、偶数フィールドデータを
各画素毎に輝度データ(Yデータ)及び2つの色差デー
タ(Uデータ及びVデータ)の3つのデータに分離し
て、夫々保持する。更に、偶数フィールドメモリ26に
保持された偶数フィールドデータは、横方向の大きさが
a,縦方向の大きさがbである矩形領域のブロックに分
割される。尚、偶数フィールドメモリ26に保持された
偶数フィールドデータの240本のラインには第1から
第240までのライン番号が割り当てられている。そし
て、このように割り当てられたライン番号によって、各
ラインがアクセスされる。
【0032】通信インタフェース27は、通信路Cを介
して他のコンピュータ,画像受信装置等とデータの送受
信を行うための装置である。記憶装置28は、制御部3
2が処理するプログラム,JPEGデータ等を記憶する
ハードディスク装置である。
【0033】記憶装置インタフェース29は、記憶装置
28へのデータの書き込みや、記憶装置28からのデー
タの読み出しを行う装置である。DMAコントローラ3
0は、制御部32からの指示により、奇数フィールドメ
モリ25からデータを読み出して偶数フィールドメモリ
26へ書き込むための装置である。このDMAコントロ
ーラ30が、データ転写手段に相当する。
【0034】汎用メモリ31は、RAM等で構成され、
制御部32の作業用に用いられるメモリである。制御部
32は、CPU等で構成され、表示装置インタフェース
22に対して画面表示指示を行い、通信インタフェース
27に対してデータ送信指示を行い、DMAコントロー
ラ30に対してデータ転写指示を行う。また、制御部3
2は、記憶装置インタフェース29に対して、記憶装置
28へのデータ書き込み指示、記憶装置28からのデー
タ読み出し指示を行う。更に、制御部32は、キーボー
ドインタフェース21を介してキーボード11から入力
データを受け取り、通信インタフェース27を介して受
信データを受け取り、奇数フィールドメモリ25及び偶
数フィールドメモリ26から夫々フィールドデータを受
け取る。また、制御部32は、キーボード11から入力
された文字等のデータの処理、奇数フィールドメモリ2
5及び偶数フィールドメモリ26から夫々受け取ったフ
ィールドデータの間の差分値の算出処理、表示装置12
に表示する画面データの処理を行う。この制御部32
が、動体領域検出手段,静止画データ生成手段,静止画
データ符号化手段,フィールドデータ分割手段,フィー
ルド間差分値算出手段,フィールド内差分値算出手段,
及び判定手段に相当する。
【0035】以下、奇数フィールドメモリ25に保持さ
れた720画素×240ラインの奇数フィールドデータ
のうち、静止画符号化の有効エリアを704画素×24
0ラインとし、偶数フィールドメモリ26に保持された
720×240ラインの偶数フィールドデータのうち、
静止画符号化の有効エリアを704画素×240ライン
として、動作の説明を行う。 <第1の実施の形態の動作の説明>次に、制御部32が
記憶装置28に格納されているプログラムを実行するこ
とによって実現される制御の内容を、図2及び図3のフ
ローチャートによって説明する。
【0036】静止画符号化装置10の制御部32は、主
電源の投入後において、NTSCに準拠した動画像デー
タにおける各フレーム間の時間間隔である60分の1秒
毎に、図2及び図3に示される制御処理を実行する。
【0037】図2及び図3の処理を開始すると、最初の
S001では、制御部32は、動画像データからのフレ
ームデータサンプリングタイミングを計測するための変
数Cをインクリメントする。尚、変数Cは、静止画符号
化装置10の主電源の投入直後に実行される初期化処理
において、0に設定されているものとする。
【0038】次のS002では、制御部32は、変数C
が所定値に達したか否か、即ちフレームデータのサンプ
リングタイミングであるか否かを、チェックする。そし
て、もし達していれば処理をS003へ移し、そうでな
ければ処理をS014へ移す。
【0039】S003では、制御部32は、変数C,y
を初期化して夫々”0”とする。次に処理は、S004
乃至S011のループに入る。このループに入って最初
のS004では、制御部32は、変数xを初期化して”
0”とする。
【0040】次に処理は、S005乃至S009のルー
プに入る。このループに入って最初のS005では、制
御部32は、奇数フィールドメモリ25に保持された奇
数フィールドデータと偶数フィールドメモリ26に保持
された偶数フィールドデータとの間のフィールド間差分
値S(x,y)を下記式(1)に従って算出する。
【0041】
【数1】
【0042】ここで、aは前述したブロックの横方向の
画素数を、bはブロックの縦方向の画素数を、夫々示し
ている。また、Y1(s,t)は奇数フィールドメモリ
25中の座標(s,t)に相当する画素のYデータの値
を、Y2(s,t)は偶数フィールドメモリ26中の座
標(s,t)に相当する画素のYデータの値を、夫々意
味する。同様に、U1(s,t)は奇数フィールドメモ
リ25中の座標(s,t)に相当する画素のUデータの
値を、U2(s,t)は偶数フィールドメモリ26中の
座標(s,t)に相当する画素のUデータの値を、V1
(s,t)は奇数フィールドメモリ25中の座標(s,
t)に相当する画素のVデータの値を、V 2(s,t)
は偶数フィールドメモリ26中の座標(s,t)に相当
する画素のVデータの値を、夫々意味する。更に、奇数
フィールドメモリ25中の画素の座標は、奇数フィール
ドメモリ25に保持されている奇数フィールドデータの
横方向をx座標とし、縦方向をy座標としている。同様
に、偶数フィールドメモリ26中の画素の座標は、偶数
フィールドメモリ26に保持されている偶数フィールド
データの横方向をx座標とし、縦方向をy座標としてい
る。
【0043】次のS006では、制御部32は、S00
5にて算出したフィールド間差分値S(x,y)の値が
所定の閾値αより大きいか否かを判断する。そして、フ
ィールド間差分値S(x,y)の値が所定の閾値αより
大きいと判断した場合には処理をS007へ移し、そう
でなければ処理をS008へ移す。
【0044】S007では、制御部32は、奇数フィー
ルドメモリ25中の座標(x,y)及び(x+a,y+
b)の2点によって定まるブロック内の各画素のデータ
を、偶数フィールドメモリ26中の座標(x,y)及び
(x+a,y+b)の2点によって定まるブロックへ夫
々転写するように、DMAコントローラ30へ指示す
る。その結果、奇数フィールドメモリ25中の座標
(x,y)及び(x+a,y+b)の2点によって定ま
るブロック内の各画素のデータが、偶数フィールドメモ
リ26中の座標(x,y)及び(x+a,y+b)の2
点によって定まるブロックへ、夫々コピーされる。
【0045】S008では、制御部32は、変数xにブ
ロックの横方向の画素数aを加算する。次のS009で
は、制御部32は、変数xの値が704−a以上である
か否かをチェックする。そして、変数xの値が704−
a以上でなければ処理をS005へ戻す。
【0046】以上説明したS005乃至S009のルー
プを繰り返した結果、変数xの値が704−a以上とな
った場合には、処理は、S009からこのループを抜け
て、S010へ進む。
【0047】S010では、制御部32は、変数yにブ
ロックの縦方向の画素数bを加算する。次のS011で
は、制御部32は、変数yの値が240−b以上である
か否かをチェックする。そして、変数yの値が240−
b以上でなければ処理をS004へ戻す。
【0048】以上説明したS004乃至S011のルー
プを繰り返した結果、変数yの値が240−b以上とな
った場合には、処理は、S011からこのループを抜け
て、S012へ進む。
【0049】S012では、制御部32は、奇数フィー
ルドメモリ25中の奇数フィールドデータと偶数フィー
ルドメモリ26中の偶数フィールドデータとをインタレ
ースして、フレームデータを生成する。そして、制御部
32は、このようにして生成されたフレームデータをJ
PEGデータに符号化する。更に、制御部32は、この
ようにして生成されたJPEGデータを記憶装置28へ
書き込む。
【0050】次のS013では、制御部32は、S01
2にて作成されたJPEGデータを送信するように、通
信インタフェース27に指示する。その後、制御部32
は、処理をS014に進める。
【0051】S014では、制御部32は、DMAコン
トローラ30に対し、奇数フィールドメモリ25中の奇
数フィールドデータと偶数フィールドメモリ26中の偶
数フィールドデータとから構成されるフレームデータを
表示用メモリ23へ書き込むように、指示する。
【0052】次のS015では、制御部32は、表示装
置インタフェース22に対し、表示用メモリ23に保持
されているデータに基づく画像を表示装置12の表示画
面上に表示させるように、指示する。その後、処理は終
了する。
【0053】尚、本実施形態においては、NTSC準拠
の動画像データを用いることとしているが、PAL(P
hase Alternation by Lin
e),SECAM(Sequential a Mem
oire Color Television Sys
tem)等に準拠した動画像データを用いることとして
も良い。また、本実施形態においては、フレームデータ
をJPEGデータに符号化することとしているが、IT
U−T勧告H.261Annex−D等に基づくデータ
に符号化することとしてもよい。更に、本実施形態にお
いては、奇数フィールドメモリ25中のブロック内のデ
ータを偶数フィールドメモリ26中のブロックへ転写す
ることとしているが、偶数フィールドメモリ26中のブ
ロック内のデータを奇数フィールドメモリ25中のブロ
ックへ転写することとしてもよい。また、本実施形態に
おいては、DMAコントローラ30によって奇数フィー
ルドメモリ25中のブロック内のデータを偶数フィール
ドメモリ26中のブロックへ転写することとしている
が、制御部32によって転写することとしてもよい。更
に、本実施形態においては、奇数フィールドメモリ25
及び偶数フィールドメモリ26の2つのフィールドメモ
リを備えることとしているが、1つのフィールドメモリ
に2つのフィールドデータを保持させることとしてもよ
い。
【0054】以上に説明した第1の実施の形態を、各機
能毎のブロックで表した概念図が図4である。図4にお
いて、この静止画符号化装置10は、フィールドメモリ
(2)332及びフィールドメモリ(1)333に夫々
接続された映像入力部331と、差分演算部334,メ
モリ間転送部336,及び静止画符号化部337に夫々
接続されたフィールドメモリ(2)332と、差分演算
部334,メモリ間転写部336,及び静止画符号化部
337に夫々接続されたフィールドメモリ(1)333
と、解像度判定部335と接続された差分演算部334
と、メモリ間転送部336と接続された解像度判定部3
35と、メモリ間転送部336と、静止画符号化部33
7と、静止画符号化部337に接続された静止画転送部
338とから、構成されている。
【0055】次に、図4の各機能ブロックについて説明
する。映像入力部331は、図1に示したデジタルテレ
ビカメラ14及び画像インタフェース24と同一の機能
を果たすものである。即ち、映像入力部331は、物体
等の画像を撮像して動画像データに変換する。そして、
映像入力部331は、動画像データを構成するフレーム
データ中の奇数フィールドデータをフィールドメモリ
(2)332へ書き込む。同様に、映像入力部332
は、偶数フィールドデータをフィールドメモリ(1)3
33へ書き込む。
【0056】フィールドメモリ(2)332は、図1に
示した奇数フィールドメモリ25と同一の機能を果たす
ものである。即ち、フィールドメモリ(2)332は、
映像入力部331から受け取った奇数フィールドデータ
を保持する。
【0057】フィールドメモリ(1)333は、図1に
示した偶数フィールドメモリ26と同一の機能を果たす
ものである。即ち、フィールドメモリ(1)333は、
映像入力部331から受け取った偶数フィールドデータ
を保持する。
【0058】差分演算部334は、図1に示した制御部
32が果たす機能と同等の機能を果たすものである。即
ち、差分演算部334は、フィールドメモリ(2)33
2及びフィールドメモリ(1)333から夫々所定の大
きさのブロック毎にデータを読み出す。そして、差分演
算部334は、読み出したデータのフィールド間差分値
S(x,y)を式(1)に従って算出する。そして、差
分演算部334は、このようにして算出されたフィール
ド間差分値S(x,y)を解像度判定部335に引き渡
す。
【0059】解像度判定部335は、図1に示した制御
部32が果たす機能と同等の機能を果たすものである。
即ち、解像度判定部335は、差分演算部334から受
け取ったフィールド間差分値S(x,y)が所定の閾値
以上であるか否かを判定する。そして、もし閾値以上で
あれば、解像度判定部335は、メモリ間転送部336
に対し、フィールドメモリ(2)332中の判定対象の
ブロック内のデータをフィールドメモリ(1)333中
の判定対象のブロックへ転送するように、指示する。
【0060】メモリ間転送部336は、図1に示したD
MAコントローラ30と同一の機能を果たすものであ
る。即ち、メモリ間転送部336は、解像度判定部33
5からデータ転送指示を受けると、フィールドメモリ
(2)332中の判定対象のブロック内からデータを読
み出して、フィールドメモリ(1)333中の判定対象
のブロックへ書き込む。
【0061】静止画符号化部337は、図1に示した制
御部32が果たす機能と同等の機能を果たすものであ
る。即ち、静止画符号化部337は、フィールドメモリ
(2)332及びフィールドメモリ(1)333に夫々
保持されたフィールドデータによって構成されるフレー
ムデータをJPEGデータに符号化し、静止画転送部3
38へ引き渡す。
【0062】静止画転送部338は、図1に示した通信
インタフェース27と同一の機能を果たすものである。
即ち、静止画転送部338は、静止画符号化部337に
よって符号化されたJPEGデータを他のコンピュータ
等へ送信する。
【0063】このように、第1の実施の形態によれば、
動きの大きい物体の画像のデータであるブロック内の奇
数フィールドデータと偶数フィールドデータが同一のデ
ータとなるので、動きの小さい物体の画像を明瞭に保っ
たまま動きの大きい物体の画像のぶれをなくした静止画
データを動画像データから生成し符号化することができ
る。
【0064】
【第2の実施の形態】次に、本発明の第2の実施の形態
による静止画符号化装置について、説明する。
【0065】第2の実施の形態による静止画符号化装置
は、上述した第1の実施の形態による静止画符号化装置
の不足点を補ったものである。以下に、上述した第1の
実施の形態による静止画符号化装置の不足点について、
図7を用いて説明する。図7は、静止している物体を撮
像したフレームデータの一部分を示した模式図である。
図7において、黒塗りの円は、静止した黒色物体の画像
を構成する画素を示している。また、白抜きの円は、白
色背景を構成する画素を示している。このようなデータ
に対して前述の式(1)に示される演算を施すことによ
って得られるフィールド間差分値S(s,t)は、黒色
物体が静止しているにも拘わらず、非常に大きな値とな
る。そのため、このようなフレームデータが前述の第1
の実施の形態による静止画符号化装置へ入力された場
合、フィールド間差分値S(s,t)が所定の閾値αを
越える場合が生ずる。すると、図7における奇数フィー
ルドの第1ラインの各画素のデータが偶数フィールドの
第1ラインが保持されているフィールドメモリ領域へ転
写されることとなる。従って、このフレームデータが前
述した第1の実施の形態による静止画符号化装置に入力
されると、このフレームデータは静止している物体の画
像を撮像したデータであるにも拘わらず、その画質が劣
化することとなる。第2の実施の形態による静止画符号
化装置は、このような第1の実施の形態による静止画符
号化装置の不足点を補ったものである。
【0066】尚、第2の実施の形態による静止画符号化
装置10の回路構成は、図1に示す第1の実施の形態に
よる静止画符号化装置10の回路構成と同様であるの
で、説明を省略する。 <第2の実施の形態の動作の説明>次に、制御部32が
記憶装置28に格納されているプログラムを実行するこ
とによって実現される制御の内容を、図5及び図6のフ
ローチャートによって説明する。
【0067】静止画符号化装置10の制御部32は、主
電源の投入後において、NTSCに準拠した動画像デー
タにおける各フレーム間の時間間隔である60分の1秒
毎に、図5及び図6に示される制御処理をスタートす
る。
【0068】図5及び図6の処理を開始すると、最初の
S101では、制御部32は、動画像データからのフレ
ームデータサンプリングタイミングを計測するための変
数Cをインクリメントする。尚、変数Cは、静止画符号
化装置10の主電源の投入直後に実行される初期化処理
において、0に設定されているものとする。
【0069】次のS102では、制御部32は、変数C
が所定値に達したか否か、即ちフレームデータのサンプ
リングタイミングであるか否かを、チェックする。そし
て、もし達していれば処理をS103へ移し、そうでな
ければ処理をS115へ移す。
【0070】S103では、制御部32は、変数C,y
を初期化して夫々”0”とする。次に処理は、S104
乃至S112のループに入る。このループに入って最初
のS104では、制御部32は、変数xを初期化して”
0”とする。
【0071】次に処理は、S105乃至S110のルー
プに入る。このループに入って最初のS105では、制
御部32は、フィールド間差分値S(x,y)の値を前
述した式(1)に従って算出する。
【0072】次のS106では、制御部32は、奇数フ
ィールドメモリ25に保持された奇数フィールドデータ
のフィールド内差分値T(x,y)の値を下記式(2)
に従って算出する。
【0073】
【数2】
【0074】ここで、Y1(s,t)は、奇数フィール
ドメモリ25中の座標(s,t)に相当する画素のYデ
ータの値を、意味する。また、Y1(s,t+1)は、
奇数フィールドメモリ25中の座標(s,t+1)に相
当する画素,即ち上述の座標(s,t)の属する行の次
の行内であって座標(s,t)と同じ列に位置する画素
のYデータを、意味する。同様に、U1(s,t)は奇
数フィールドメモリ25中の座標(s,t)に相当する
画素のUデータの値を、U1(s,t+1)は奇数フィ
ールドメモリ25中の座標(s,t+1)に相当する画
素のUデータの値を、V1(s,t)は奇数フィールド
メモリ25中の座標(s,t)に相当する画素のVデー
タの値を、V1(s,t+1)は奇数フィールドメモリ
25中の座標(s,t+1)に相当する画素のVデータ
の値を、夫々意味する。
【0075】次のS107では、制御部32は、S10
5にて算出したフィールド間差分値S(x,y)の値が
S106にて算出したフィールド内差分値T(s,t)
の値より大きいか否かを判断する。そして、フィールド
間差分値S(x,y)の値がフィールド内差分値T
(s,t)の値より大きいと判断した場合には処理をS
108へ移し、そうでなければ処理をS109へ移す。
【0076】S108では、制御部32は、奇数フィー
ルドメモリ25中の座標(x,y)及び(x+a,y+
b)の2点によって定まるブロック内の各画素のデータ
を、偶数フィールドメモリ26中の座標(x,y)及び
(x+a,y+b)の2点によって定まるブロックへ夫
々転写するように、DMAコントローラ30へ指示す
る。その結果、奇数フィールドメモリ25中の座標
(x,y)及び(x+a,y+b)の2点によって定ま
るブロック内の各画素のデータが、偶数フィールドメモ
リ26中の座標(x,y)及び(x+a,y+b)の2
点によって定まるブロックへ、夫々コピーされる。
【0077】S109では、制御部32は、変数xにブ
ロックの横方向の画素数aを加算する。次のS110で
は、制御部32は、変数xの値が704−a以上である
か否かをチェックする。そして、変数xの値が704−
a以上でなければ処理をS105へ戻す。
【0078】以上説明したS105乃至S110のルー
プを繰り返した結果、変数xの値が704−a以上とな
った場合には処理はS110からこのループを抜けて、
S111へ進む。
【0079】S111では、制御部32は、変数yにブ
ロックの縦方向の画素数bを加算する。次のS112で
は、制御部32は、変数yの値が240−b以上である
か否かをチェックする。そして、変数yの値が240−
b以上でなければ処理をS104へ戻す。
【0080】以上説明したS104乃至S112のルー
プを繰り返した結果、変数yの値が240−b以上とな
った場合には処理はS112からこのループを抜けて、
S113へ進む。
【0081】S113では、制御部32は、奇数フィー
ルドメモリ25中の奇数フィールドデータと偶数フィー
ルドメモリ26中の偶数フィールドデータとから、フレ
ームデータを生成する。そして、制御部32は、このよ
うにして生成されたフレームデータをJPEGデータに
符号化する。更に、制御部32は、このようにして作成
されたJPEGデータを記憶装置28へ書き込む。
【0082】次のS114では、制御部32は、S11
3にて作成されたJPEGデータを送信するように、通
信インタフェース27に指示する。S115では、制御
部32は、DMAコントローラ30に対し、奇数フィー
ルドメモリ25中の奇数フィールドデータ及び偶数フィ
ールドメモリ26中の偶数フィールドデータによって構
成されるフレームデータを表示用メモリ23へ書き込む
ように、指示する。
【0083】次のS116では、制御部32は、表示装
置インタフェース22に対し、表示用メモリ23に保持
されているデータに基づく画像を表示装置12の表示画
面上に表示させるように、指示する。その後、処理は終
了する。
【0084】次に、第2の実施の形態の効果について、
図7を用いて説明する。第2の実施の形態による静止画
符号化装置によれば、フィールド間差分値S(s,t)
は、所定の閾値αとではなく前述の式(2)に基づいて
算出されるフィールド内差分値T(s,t)と比較され
る。このフィールド内差分値T(s,t)は奇数フィー
ルドの第1ラインと奇数フィールドの第2ラインとの差
分に基づいて算出されるため、フィールド間差分値S
(s,t)より大きな値となる。従って、奇数フィール
ドのデータが偶数フィールドへコピーされることはな
い。尚、奇数フィールドの撮像タイミングと偶数フィー
ルドの撮像タイミングとの間で黒色物体が動いても、こ
のフィールド内差分値T(s,t)は変化しない。従っ
て、S(s,t)>T(s,t)であれば、黒色物体が
動いていると判断することができる。
【0085】このように、第2の実施の形態によれば、
第1の実施の形態と同じ効果を奏する他、動きの小さい
物体の画像を動きの大きい物体の画像として誤って判断
することがないので、動きの小さい物体の画像を明瞭に
保つことができる。
【0086】
【第3の実施の形態】次に、本発明の第3の実施の形態
による静止画符号化装置について、説明する。
【0087】第3の実施の形態による静止画符号化装置
は、前述した第1及び第2の実施の形態による静止画符
号化装置の不足点を補ったものである。以下に前述した
第1及び第2の実施の形態による静止画符号化装置の不
足点について、説明する。第1及び第2の実施の形態に
よる静止画符号化装置に異なる2色の色彩のラインが交
互に繰り返されているようなフレームデータ,例えば白
色のラインと黒色のラインが交互に繰り返されているよ
うなフレームデータが入力された場合、式(1)に示さ
れる演算を施すことによって得られるフィールド間差分
値S(s,t)は非常に大きな値となる。一方、式
(2)に示される演算を施すことによって得られるフィ
ールド内差分値T(s,t)は、小さな値となる。その
ため、そのようなフレームデータが第1及び第2の実施
の形態による静止画符号化装置に入力された場合、奇数
フィールドデータ中のブロック内の各画素のデータが偶
数フィールドデータ中のブロックへ転写されることとな
る。従って、動きの小さな物体の画像を撮像したフレー
ムデータであっても、その画質が劣化することとなる。
第3の実施の形態による静止画符号化装置は、このよう
な第1及び第2の実施の形態による静止画符号化装置の
不足点を補ったものである。
【0088】次に、第3の実施の形態による静止画符号
化装置の構成について、説明する。図8は、本発明の第
3の実施の形態による静止画符号化装置40を、示して
いる。図8に示すように、静止画符号化装置40は、キ
ーボード41と、表示装置42と、デジタルテレビカメ
ラ44と、コンピュータ本体50とから構成されてい
る。また、コンピュータ本体50は、バスB2によって
相互に接続されたキーボードインタフェース501、表
示装置インタフェース502、表示用メモリ503、画
像インタフェース504、第1奇数フィールドメモリ5
05、第1偶数フィールドメモリ506、第2奇数フィ
ールドメモリ507、第2偶数フィールドメモリ50
8、通信インタフェース509、記憶装置インタフェー
ス511、DMAコントローラ512、汎用メモリ51
3、及び制御部514と、記憶装置インタフェース51
1を介してバスB2に接続された記憶装置510とか
ら、構成されている。また、キーボード41はキーボー
ドインタフェース501を介して、表示装置42は表示
装置インタフェース502を介して、夫々バスB2と接
続されている。更に、デジタルテレビカメラ44と画像
インタフェース504は相互に接続され、表示装置イン
タフェース502と表示用メモリ503は相互に接続さ
れている。また、画像インタフェース504は、第1奇
数フィールドメモリ505及び第1偶数フィールドメモ
リ506の夫々と相互に接続されている。
【0089】キーボード41は、オペレータがデータの
入力等をするための装置である。表示装置42は、画
像,文字等を表示するための装置である。デジタルテレ
ビカメラ44は、人間,物体等の画像を撮像して、NT
SC規格の動画像信号をITU−R勧告BT.601に
準拠してデジタル化した動画像データを生成するための
装置である。
【0090】コンピュータ本体50は、プログラムの実
行等を行うための装置である。キーボードインタフェー
ス501は、ユーザから入力されたデータをキーボード
41から受け取ってバスB2へ伝達するための装置であ
る。
【0091】表示用メモリ503は、RAM等で構成さ
れ、表示装置42に表示される画像のデータを保持する
ためのメモリである。表示装置インタフェース502
は、表示用メモリ503に保持された文字データ,画像
データ等に基づく画像を表示装置42に表示させるため
の装置である。
【0092】画像インタフェース504は、静止画符号
化装置40の主電源の投入後において、NTSC規格の
動画像データにおける各フレーム間の時間間隔である6
0分の1秒毎にデジタルテレビカメラ44から動画像デ
ータを構成するフレームデータを受け取って、その奇数
フィールドデータを奇数フィールドメモリ25へ偶数フ
ィールドデータを偶数フィールドメモリ26へ夫々書き
込むための装置である。この画像インタフェース504
及びデジタルテレビカメラ44が、動画像データ入力手
段に相当する。
【0093】第1のフィールドデータ保持手段としての
第1奇数フィールドメモリ505は、RAM等で構成さ
れ、フレームデータを構成する2つのフィールドデータ
のうちの奇数フィールドデータを保持するためのメモリ
である。第1奇数フィールドメモリ505は、前述のよ
うな240本のラインからなる奇数フィールドデータを
保持する。また、第1奇数フィールドメモリ505は、
奇数フィールドデータを各画素毎に輝度データ(Yデー
タ)及び2つの色差データ(Uデータ及びVデータ)の
3つのデータに分離して、夫々保持する。更に、第1奇
数フィールドメモリ505に保持された奇数フィールド
データは、横方向の大きさがa,縦方向の大きさがbで
ある矩形領域のブロックに分割される。尚、第1奇数フ
ィールドメモリ505に保持された奇数フィールドデー
タの240本のラインには第1から第240までのライ
ン番号が割り当てられている。そして、このように割り
当てられたライン番号によって、各ラインがアクセスさ
れる。
【0094】第2のフィールドデータ保持手段としての
第1偶数フィールドメモリ506は、RAM等で構成さ
れ、フレームデータを構成する2つのフィールドデータ
のうちの偶数フィールドデータを保持するためのメモリ
である。第1偶数フィールドメモリ506は、前述のよ
うな240本のラインからなる偶数フィールドデータを
保持する。また、第1偶数フィールドメモリ506は、
偶数フィールドデータを各画素毎に輝度データ(Yデー
タ)及び2つの色差データ(Uデータ及びVデータ)の
3つのデータに分離して、夫々保持する。更に、第1偶
数フィールドメモリ506に保持された偶数フィールド
データは、横方向の大きさがa,縦方向の大きさがbで
ある矩形領域のブロックに分割される。尚、第1偶数フ
ィールドメモリ506に保持された偶数フィールドデー
タの240本のラインには第1から第240までのライ
ン番号が割り当てられている。そして、このように割り
当てられたライン番号によって、各ラインがアクセスさ
れる。
【0095】第3のフィールドデータ保持手段としての
第2奇数フィールドメモリ507は、第1奇数フィール
ドメモリ505と同じ構成を有し、第1奇数フィールド
メモリ505に新たな奇数フィールドデータが書き込ま
れる毎に、それまで第1奇数フィールドメモリ505に
保持されていた奇数フィールドデータが、DMAコント
ローラ512によって、転写される。
【0096】第4のフィールドデータ保持手段としての
第2偶数フィールドメモリ508は、第1偶数フィール
ドメモリ506と同じ構成を有し、第1偶数フィールド
メモリ506に新たな偶数フィールドデータが書き込ま
れる毎に、それまで第1偶数フィールドメモリ506に
保持されていた偶数フィールドデータが、DMAコント
ローラ512によって、転写される。
【0097】通信インタフェース509は、通信路Cを
介して他のコンピュータ,画像受信装置等とデータの送
受信を行うための装置である。記憶装置510は、制御
部514が処理するプログラム,JPEGデータ等を記
憶するハードディスク装置である。
【0098】記憶装置インタフェース511は、記憶装
置510へのデータの書き込みや、記憶装置510から
のデータの読み出しを行う装置である。DMAコントロ
ーラ512は、制御部514からの指示により、第1奇
数フィールドメモリ505に保持された全データを第2
奇数フィールドメモリ507へ転写し、第1偶数フィー
ルドメモリ506に保持された全データを第2偶数フィ
ールドメモリ508へ転写するための装置である。ま
た、DMAコントローラ512は、制御部514からの
指示により、第2奇数フィールドメモリ507中の特定
のブロック内のデータを読み出して第2偶数フィールド
メモリ508中の特定のブロックへ書き込むための装置
である。このDMAコントローラ512が、データ転写
手段に相当する。
【0099】汎用メモリ513は、RAM等で構成さ
れ、制御部514の作業用に用いられるメモリである。
制御部514は、CPU等で構成され、表示装置インタ
フェース502に対して画面表示指示を行い、通信イン
タフェース509に対してデータ送信指示を行い、DM
Aコントローラ512に対してデータ転写指示を行う。
また、制御部514は、記憶装置インタフェース511
に対して、記憶装置510へのデータ書き込み指示、記
憶装置510からのデータ読み出し指示を行う。更に、
制御部514は、キーボードインタフェース501を介
してキーボード41から入力データを受け取り、通信イ
ンタフェース509を介して受信データを受け取り、第
1奇数フィールドメモリ505,第1偶数フィールドメ
モリ506,第2奇数フィールドメモリ507,及び第
2偶数フィールドメモリ508から夫々フィールドデー
タを受け取る。また、制御部514は、キーボード41
から入力された文字等のデータの処理、第1奇数フィー
ルドメモリ505,第1偶数フィールドメモリ506,
第2奇数フィールドメモリ507,及び第2偶数フィー
ルドメモリ508から受け取ったフィールドデータから
差分値を算出する処理、表示装置42に表示する画面デ
ータの処理を行う。この制御部514が、フィールドデ
ータ分割手段,フレーム間差分値算出手段,判定手段,
静止画データ生成手段,及び静止画データ符号化手段に
相当する。 <第3の実施の形態の動作の説明>次に、制御部514
が記憶装置510に格納されているプログラムを実行す
ることによって実現される制御の内容を、図9乃至図1
1のフローチャートによって説明する。
【0100】静止画符号化装置40の制御部514は、
主電源の投入後において、NTSCに準拠した動画像デ
ータにおける各フレーム間の時間間隔である60分の1
秒毎に、図9乃至図11に示される制御処理を実行す
る。
【0101】図9乃至図11の処理を開始すると、最初
のS201では、制御部514は、動画像データからの
フレームデータサンプリングタイミングを計測するため
の変数Cをインクリメントする。尚、変数Cは、静止画
符号化装置40の主電源の投入直後に実行される初期化
処理において、0に設定されているものとする。
【0102】次のS202では、制御部514は、変数
Cが所定値に達したか否か、即ちフレームデータのサン
プリングタイミングであるか否かを、チェックする。そ
して、もし達していれば処理をS203へ移し、そうで
なければ処理をS214へ移す。
【0103】S203では、制御部514は、変数C,
yを初期化して”0”とする。次に処理は、S204乃
至S211のループに入る。このループに入って最初の
S204では、制御部514は、変数xを初期化して”
0”とする。
【0104】次に処理は、S205乃至S209のルー
プに入る。このループに入って最初のS205では、制
御部514は、第1奇数フィールドメモリ505及び第
1偶数フィールドメモリ506に保持されたフィールド
データからなるフレームデータと第2奇数フィールドメ
モリ507及び第2偶数フィールドメモリ508に保持
されたフィールドデータからなるフレームデータとの間
のフレーム間差分値S(x,y)の値を、下記式(3)
に従って算出する。
【0105】
【数3】
【0106】ここで、Y1(s,t)は第2奇数フィー
ルドメモリ507中の座標(s,t)に相当する画素の
Yデータの値を、Y2(s,t)は第1奇数フィールド
メモリ505中の座標(s,t)に相当する画素のYデ
ータの値を、Y3(s,t)は第2偶数フィールドメモ
リ508中の座標(s,t)に相当する画素のYデータ
の値を、Y4(s,t)は第1偶数フィールドメモリ5
06中の座標(s,t)に相当する画素のYデータの値
を、夫々意味する。同様に、U1(s,t)は第2奇数
フィールドメモリ507中の座標(s,t)に相当する
画素のUデータの値を、U2(s,t)は第1奇数フィ
ールドメモリ505中の座標(s,t)に相当する画素
のUデータの値を、U3(s,t)は第2偶数フィール
ドメモリ508中の座標(s,t)に相当する画素のU
データの値を、U4(s,t)は第1偶数フィールドメ
モリ506中の座標(s,t)に相当する画素のUデー
タの値を、V1(s,t)は第2奇数フィールドメモリ
507中の座標(s,t)に相当する画素のVデータの
値を、V2(s,t)は第1奇数フィールドメモリ50
5中の座標(s,t)に相当する画素のVデータの値
を、V3(s,t)は第2偶数フィールドメモリ508
中の座標(s,t)に相当する画素のVデータの値を、
4(s,t)は第1偶数フィールドメモリ506中の
座標(s,t)に相当する画素のVデータの値を、夫々
意味する。
【0107】次のS206では、制御部514は、S2
05にて算出したフレーム間差分値S(x,y)の値が
所定の閾値αより大きいか否かを判断する。そして、フ
レーム間差分値S(x,y)の値が所定の閾値αより大
きいと判断した場合には処理をS207へ移し、そうで
なければ処理をS208へ移す。
【0108】次のS207では、制御部514は、DM
Aコントローラ512に対し、第2奇数フィールドメモ
リ507中の座標(x,y)及び(x+a,y+b)の
2点によって定まるブロック中の各画素のデータを第2
偶数フィールドメモリ508中の座標(x,y)及び
(x+a,y+b)の2点によって定まるブロック中の
対応する座標へ夫々転写するように、指示する。その結
果、第2奇数フィールドメモリ507中の座標(x,
y)及び(x+a,y+b)の2点によって定まるブロ
ック内の各画素のデータが、第2偶数フィールドメモリ
508中の座標(x,y)及び(x+a,y+b)の2
点によって定まるブロックへ、夫々コピーされる。
【0109】S208では、制御部514は、変数xに
ブロックの横方向の画素数aを加算する。次のS209
では、制御部514は、変数xの値が704−a以上で
あるか否かをチェックする。そして、変数xの値が70
4−a以上でなければ処理をS205へ戻す。
【0110】以上説明したS205乃至S209のルー
プを繰り返した結果、変数xの値が704−a以上とな
った場合には処理はS209からこのループを抜けて、
S210へ進む。
【0111】S210では、制御部514は、変数yに
ブロックの縦方向の画素数bを加算する。次のS211
では、制御部514は、変数yの値が240−b以上で
あるか否かをチェックする。そして、変数yの値が24
0−b以上でなければ処理をS204へ戻す。
【0112】以上説明したS204乃至S211のルー
プを繰り返した結果、変数yの値が240−b以上とな
った場合には処理はS211からこのループを抜けて、
S212へ進む。
【0113】次のS212では、制御部514は、第2
奇数フィールドメモリ507中の奇数フィールドデータ
及び第2偶数フィールドメモリ508中の偶数フィール
ドデータを合わせた1フレーム分のフレームデータを静
止画像データとして、JPEGデータに符号化する。そ
して、このようにして作成されたJPEGデータを記憶
装置510へ書き込む。
【0114】次のS213では、制御部514は、記憶
装置510中に保持されているJPEGデータを送信す
るように、通信インタフェース509に指示する。S2
14では、DMAコントローラ512に対し、第2奇数
フィールドメモリ507中の奇数フィールドデータと第
2偶数フィールドメモリ508中の偶数フィールドデー
タとから構成されるフレームデータを表示用メモリ50
3へ書き込むように、指示する。その結果、第2奇数フ
ィールドメモリ507中の奇数フィールドデータ及び第
2偶数フィールドメモリ508中の偶数フィールドデー
タによって構成されるフレームデータが、表示用メモリ
503へ書き込まれる。
【0115】次のS215では、制御部514は、表示
装置インタフェース502に対し、表示用メモリ503
に保持されているデータに基づく画像を表示装置42の
表示画面上に表示させるように、指示する。
【0116】次のS216では、制御部514は、DM
Aコントローラ512に対し、第1奇数フィールドメモ
リ505内の全データを第2奇数フィールドメモリ50
7へ転写するように、指示する。また、制御部514
は、DMAコントローラ512に対し、第1偶数フィー
ルドメモリ506内の全データを第2偶数フィールドメ
モリ508へ転写するように、指示する。その結果、第
1奇数フィールドメモリ505内の全データが第2奇数
フィールドメモリ507へコピーされ、第1偶数フィー
ルドメモリ506内の全データが第2奇数フィールドメ
モリ508へコピーされる。その後、処理は終了する。
【0117】以上に説明した第3の実施の形態を、各機
能毎のブロックで表した概念図が図12である。図12
において、この静止画符号化装置40は、フィールドメ
モリ(2B)602及びフィールドメモリ(1B)60
3に夫々接続された映像入力部601と、フィールドメ
モリ(2A)604及び差分演算部606に夫々接続さ
れたフィールドメモリ(2B)602と、フィールドメ
モリ(1A)605及び差分演算部606と夫々接続さ
れたフィールドメモリ(1B)603と、差分演算部6
06,メモリ間転送部608,及び静止画符号化部60
9と夫々接続されたフィールドメモリ(2A)604
と、差分演算部606,メモリ間転送部608,及び静
止画符号化部609と夫々接続されたフィールドメモリ
(1A)605と、解像度判定部607と接続された差
分演算部606と、メモリ間転送部608と接続された
解像度判定部607と、メモリ間転送部608と、静止
画転送部610と接続された静止画符号化部609と、
静止画転送部610とから、構成されている。
【0118】次に、図12の各機能ブロックについて説
明する。映像入力部601は、図8に示したデジタルテ
レビカメラ44及び画像インタフェース504と同一の
機能を果たすものである。即ち、映像入力部601は、
動画像データ中の1フレーム分のフレームデータを受け
取る。そして、映像入力部601は、受け取ったフレー
ムデータ中の奇数フィールドデータをフィールドメモリ
(2B)602へ書き込む。同様に、映像入力部601
は、受け取ったフレームデータ中の偶数フィールドデー
タをフィールドメモリ(1B)603へ書き込む。
【0119】フィールドメモリ(2B)602は、図8
に示した第1奇数フィールドメモリ505と同一の機能
を果たすものである。フィールドメモリ(1B)603
は、図8に示した第1偶数フィールドメモリ506と同
一の機能を果たすものである。
【0120】フィールドメモリ(2A)604は、図8
に示した第2奇数フィールドメモリ507と同一の機能
を果たすものである。フィールドメモリ(1A)605
は、図8に示した第2偶数フィールドメモリ508と同
一の機能を果たすものである。
【0121】差分演算部606は、図8に示した制御部
514が果たす機能と同等の機能を果たすものである。
即ち、差分演算部606は、フィールドメモリ(2B)
602に保持された奇数フィールドデータとフィールド
メモリ(1B)603に保持された偶数フィールドデー
タとから構成されるフレームデータとフィールドメモリ
(2A)604に保持された奇数フィールドデータとフ
ィールドメモリ(1A)605に保持された偶数フィー
ルドデータとから構成されるフレームデータとの間のフ
レーム間差分値を前述した式(3)に従って所定の大き
さのブロック毎に算出する。
【0122】解像度判定部607は、図8に示した制御
部514が果たす機能と同等の機能を果たすものであ
る。即ち、解像度判定部607は、差分演算部606か
らフレーム間差分値を受け取って所定の閾値と比較し、
ブロック内の画像データが動きの大きい物体の画像デー
タであるか否かを判定する。
【0123】メモリ間転送部608は、図8に示したD
MAコントローラ512と同一の機能を果たすものであ
る。即ち、メモリ間転送部608は、解像度判定部60
7からの判定結果を受けて、フィールドメモリ(2A)
604のブロック内のデータを読み出してフィールドメ
モリ(1A)605のブロックへ転送する。
【0124】静止画符号化部609は、図8に示した制
御部514が果たす機能と同等の機能を果たすものであ
る。即ち、静止画符号化部609は、フィールドメモリ
(2A)604に保持された奇数フィールドデータとフ
ィールドメモリ(1A)605に保持された偶数フィー
ルドデータとから構成されるフレームデータをJPEG
データに符号化する。
【0125】静止画転送部610は、静止画符号化部6
09によって符号化されたJPEGデータを他のコンピ
ュータ等へ送信する機能を果たすものであり、図8に示
した通信インタフェース509と同一の機能を果たすも
のである。
【0126】次に、第3の実施の形態の効果について説
明する。第3の実施の形態によれば、フレーム間差分値
S(s,t)が式(3)によって算出され、所定の閾値
αと比較される。従って、白色のラインと黒色のライン
が交互に繰り返されているようなフレームデータが入力
された場合であっても、時間的に変化がない,即ちフレ
ームデータ間に差分がなければ、S(s,t)の値が小
さくなるので、奇数フィールドデータが偶数フィールド
データへコピーされることはない。
【0127】このように、第3の実施の形態によれば、
第1及び第2の実施の形態と同じ効果を奏する他、異な
る2色の色彩のラインが交互に繰り返されているような
フレームデータが入力された場合であっても動きの大き
い物体の画像であると誤って判断することがないので、
動きの小さい物体の画像を明瞭に保つことができる。
【0128】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
動きの大きい物体の画像のデータ中の奇数フィールドデ
ータと偶数フィールドデータとが同一のデータとなるの
で、動きの小さい物体の画像を明瞭に保ったまま動きの
大きい物体の画像のぶれをなくした静止画データを動画
像データから生成し符号化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による静止画符号化
装置の回路構成を示すブロック図
【図2】図1の制御部において実行される制御処理を示
すフローチャート
【図3】図1の制御部において実行される制御処理を示
すフローチャート
【図4】本発明の第1の実施の形態を示す概念図
【図5】図1の制御部において実行される制御処理を示
すフローチャート
【図6】図1の制御部において実行される制御処理を示
すフローチャート
【図7】フレームデータの例を示した概念図
【図8】本発明の第3の実施の形態による静止画符号化
装置の回路構成を示すブロック図
【図9】図8の制御部において実行される制御処理を示
すフローチャート
【図10】図8の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【図11】図8の制御部において実行される制御処理を
示すフローチャート
【図12】本発明の第3の実施の形態を示す概念図
【図13】2つのフィールドデータのインタレースによ
ってフレームデータが構成されていることを示す概念図
【符号の説明】
10 静止画符号化装置 11 キーボード 12 表示装置 14 デジタルテレビカメラ 20 コンピュータ本体 24 画像インタフェース 25 奇数フィールドメモリ 26 偶数フィールドメモリ 27 通信インタフェース 28 記憶装置 30 DMAコントローラ 32 制御部 40 静止画符号化装置 41 キーボード 42 表示装置 44 デジタルテレビカメラ 50 コンピュータ本体 504 画像インタフェース 505 第1奇数フィールドメモリ 506 第1偶数フィールドメモリ 507 第2奇数フィールドメモリ 508 第2偶数フィールドメモリ 509 通信インタフェース 510 記憶装置 512 DMAコントローラ 514 制御部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のフィールドデータ及び第2のフィー
    ルドデータがインターレースされたフレームデータから
    なる動画像データを入力するための動画像データ入力手
    段と、 第1のフィールドデータを保持する第1のフィールドデ
    ータ保持手段と、 前記第1のフィールドデータ保持手段に保持されている
    第1のフィールドデータとともに一フレームデータをな
    す第2のフィールドデータを保持する第2のフィールド
    データ保持手段と、 前記第1のフィールドデータ保持手段に保持されている
    第1のフィールドデータ及び前記第2のフィールドデー
    タ保持手段に保持されている第2のフィールドデータか
    らなるフレームデータ中から画像の動きが大きいデータ
    領域を検出する動体領域検出手段と、 前記第1のフィールドデータ保持手段に保持されている
    第1のフィールドデータ中の前記データ領域内のデータ
    を抽出して、前記第2のフィールドデータ保持手段に転
    写するデータ転写手段と、 前記第1のフィールドデータ保持手段に保持されている
    第1のフィールドデータと前記第2のフィールドデータ
    保持手段に保持されている第2のフィールドデータとを
    インタレースして静止画データを生成する静止画データ
    生成手段と、 前記静止画データを符号化する静止画データ符号化手段
    とを備えたことを特徴とする静止画符号化装置。
  2. 【請求項2】前記動体領域検出手段は、 前記第1のフィールドデータ保持手段に保持されている
    第1のフィールドデータ及び前記第2のフィールドデー
    タ保持手段に保持されている第2のフィールドデータの
    夫々を所定の大きさのブロックに分割するフィールドデ
    ータ分割手段と、相互に対応する第1のフィールドデー
    タ中の各画素データと第2のフィールドデータ中の各画
    素データとの差分の絶対値総和を前記各ブロック毎に算
    出するフィールド間差分値算出手段と、 算出された差分の絶対値総和が所定の閾値より大きい前
    記ブロックを前記画像の動きが大きいデータ領域として
    判定する判定手段とからなり、 前記データ転写手段は、 前記判定手段によって前記画像の動きが大きいデータ領
    域として判定された第1のフィールドデータ中の前記ブ
    ロック内の各画素データを、前記第2のフィールドデー
    タ保持手段に転写することを特徴とする請求項1記載の
    静止画符号化装置。
  3. 【請求項3】前記動体領域検出手段は、 前記第1のフィールドデータ保持手段に保持されている
    第1のフィールドデータ及び前記第2のフィールドデー
    タ保持手段に保持されている第2のフィールドデータの
    夫々を所定の大きさのブロックに分割するフィールドデ
    ータ分割手段と、 相互に対応する第1のフィールドデータ中の各画素デー
    タと第2のフィールドデータ中の各画素データとの差分
    の絶対値総和を前記各ブロック毎に算出するフィールド
    間差分値算出手段と、 第1のフィールドデータ中の各画素データ毎に、その画
    素データと、その画素データの属する行の次の行内にお
    けるその画素データと同じ列に存する画素データとの差
    分の絶対値を算出するとともに、その算出結果の前記各
    ブロック毎の総和を算出するフィールド内差分値算出手
    段と、 前記フィールド間差分値算出手段によって算出された差
    分の絶対値総和が前記フィールド内差分値算出手段によ
    って算出された差分の絶対値総和より大きい前記ブロッ
    クを前記画像の動きが大きいデータ領域として判定する
    判定手段とからなり、 前記データ転写手段は、 前記判定手段によって前記画像の動きが大きいデータ領
    域として判定された第1のフィールドデータ中の前記ブ
    ロック内の各画素データを、前記第2のフィールドデー
    タ保持手段に転写することを特徴とする請求項1記載の
    静止画符号化装置。
  4. 【請求項4】前記第1のフィールドデータ保持手段に保
    持されている第1のフィールドデータが入力される直前
    に前記動画像データ入力手段によって入力された第1の
    フィールドデータを保持する第3のフィールドデータ保
    持手段と、 前記第3のフィールドデータ保持手段に保持されている
    第1のフィールドデータとともに一フレームデータをな
    す第2のフィールドデータを保持する第4のフィールド
    データ保持手段とを更に備えており、 前記動体領域検出手段は、 前記第1のフィールドデータ保持手段に保持されている
    第1のフィールドデータ,前記第2のフィールドデータ
    保持手段に保持されている第2のフィールドデータ,前
    記第3のフィールドデータ保持手段に保持されている第
    1のフィールドデータ,及び前記第4のフィールドデー
    タ保持手段に保持されている第2のフィールドデータの
    夫々を所定の大きさのブロックに分割するフィールドデ
    ータ分割手段と、 相互に対応する前記第1のフィールドデータ保持手段に
    よって保持されている第1のフィールドデータ中の各画
    素データと前記第3のフィールドデータ保持手段によっ
    て保持されている第1のフィールドデータ中の各画素デ
    ータとの差分の絶対値及び相互に対応する前記第2のフ
    ィールドデータ保持手段によって保持されている第2の
    フィールドデータ中の各画素データと前記第4のフィー
    ルドデータ保持手段によって保持されている第2のフィ
    ールドデータ中の各画素データとの差分の絶対値を夫々
    算出するとともに、その算出結果の前記ブロック毎の総
    和を算出するフレーム間差分値算出手段と、 前記フレーム間差分値算出手段によって算出された前記
    総和が所定の閾値より大きい前記ブロックを前記画像の
    動きが大きいデータ領域として判定する判定手段とから
    なり、 前記データ転写手段は、 前記判定手段によって前記画像の動きが大きいデータ領
    域として判定された第3のフィールドデータ保持手段に
    保持されている第1のフィールドデータ中の前記ブロッ
    ク内の各画素データを、前記第4のフィールドデータ保
    持手段に転写し、 前記静止画データ生成手段は、 前記第3のフィールドデータ保持手段に保持された第1
    のフィールドデータと前記第4のフィールドデータ保持
    手段に保持された第2のフィールドデータとをインタレ
    ースして静止画データを生成することを特徴とする請求
    項1記載の静止画符号化装置。
  5. 【請求項5】前記動画像データは、NTSCに準拠した
    データであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか
    に記載の静止画符号化装置。
  6. 【請求項6】前記静止画データ符号化手段は、前記静止
    画データをJPEGに準拠したデータに符号化するもの
    であることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載
    の静止画符号化装置。
  7. 【請求項7】前記静止画データ符号化手段は、前記静止
    画データをITU−T勧告H.261Annex−Dに
    準拠したデータに符号化するものであることを特徴とす
    る請求項1乃至6の何れかに記載の静止画符号化装置。
JP6502997A 1997-03-18 1997-03-18 静止画符号化装置 Withdrawn JPH10262244A (ja)

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