JPH1023744A - 電力変換器及びその制御装置 - Google Patents
電力変換器及びその制御装置Info
- Publication number
- JPH1023744A JPH1023744A JP17217196A JP17217196A JPH1023744A JP H1023744 A JPH1023744 A JP H1023744A JP 17217196 A JP17217196 A JP 17217196A JP 17217196 A JP17217196 A JP 17217196A JP H1023744 A JPH1023744 A JP H1023744A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- gate
- signal
- driven
- power semiconductor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Power Conversion In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】並列接続された複数個の電圧駆動素子に流れる
電流のアンバランスを最小に抑えて回路構成部に対する
信頼性を向上させることにある。 【解決手段】アノード電極、カソード電極及び一つ以上
の電圧駆動のゲート電極を具備した複数個の電圧駆動素
子50a 〜50c を並列接続して一つの電力素子として動作
する電力変換器において、各電圧駆動素子のゲート入力
端子にツィストペア導体60を介してそれぞれ接続された
一個のゲート駆動回路GCと、各電圧駆動素子のゲート
入力端子に入力されるゲート入力電圧を検出する電圧検
出手段と、この電圧検出手段で検出された各ゲートの入
力電圧の検出信号が入力され、ターンオン信号時は最も
遅くターンオンするゲート入力端のゲート信号に合せる
ように、またターンオフ信号時は最も早くターンオフす
るゲート信号に合せるように信号処理して各電圧駆動形
素子を一斉に制御する信号処理手段とを備える。
電流のアンバランスを最小に抑えて回路構成部に対する
信頼性を向上させることにある。 【解決手段】アノード電極、カソード電極及び一つ以上
の電圧駆動のゲート電極を具備した複数個の電圧駆動素
子50a 〜50c を並列接続して一つの電力素子として動作
する電力変換器において、各電圧駆動素子のゲート入力
端子にツィストペア導体60を介してそれぞれ接続された
一個のゲート駆動回路GCと、各電圧駆動素子のゲート
入力端子に入力されるゲート入力電圧を検出する電圧検
出手段と、この電圧検出手段で検出された各ゲートの入
力電圧の検出信号が入力され、ターンオン信号時は最も
遅くターンオンするゲート入力端のゲート信号に合せる
ように、またターンオフ信号時は最も早くターンオフす
るゲート信号に合せるように信号処理して各電圧駆動形
素子を一斉に制御する信号処理手段とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数個の電力用半導
体素子(以下電圧駆動素子と呼ぶ)を並列接続して構成
される電力変換器及びその制御装置に関するものであ
る。
体素子(以下電圧駆動素子と呼ぶ)を並列接続して構成
される電力変換器及びその制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電圧駆動素子であるFETやIGBT、
IEGT(Injecti0n Enhanced GateTransist0r) など
は、比較的に並列接続が容易なことと、電圧駆動形の信
号の大きさや変化率を変えることで、電力素子のオン、
オフ時間やオン、オフ速度を比較的に容易に変えること
ができる等の制御性と利便性から、近年ではかかる素子
を多数並列接続して大容量化した変換器が試みられてい
る。
IEGT(Injecti0n Enhanced GateTransist0r) など
は、比較的に並列接続が容易なことと、電圧駆動形の信
号の大きさや変化率を変えることで、電力素子のオン、
オフ時間やオン、オフ速度を比較的に容易に変えること
ができる等の制御性と利便性から、近年ではかかる素子
を多数並列接続して大容量化した変換器が試みられてい
る。
【0003】また、上記した個別の電圧駆動素子は、主
にパッケージ内にチップを多並列接続したマルチ・チッ
プ方式で構成したものである。ところで、個別素子を多
並列接続して一つの大容量の電力変換器として動作させ
る場合や、マルチ・チップのようにチップを多並列接続
した構成の個別素子での共通した問題として、個別素子
の並列接続では各素子間で、またマルチ・チップでは各
チップ間での電流のアンバランスや、アンバランス電流
に伴い生じる特定の素子への電流集中がある。
にパッケージ内にチップを多並列接続したマルチ・チッ
プ方式で構成したものである。ところで、個別素子を多
並列接続して一つの大容量の電力変換器として動作させ
る場合や、マルチ・チップのようにチップを多並列接続
した構成の個別素子での共通した問題として、個別素子
の並列接続では各素子間で、またマルチ・チップでは各
チップ間での電流のアンバランスや、アンバランス電流
に伴い生じる特定の素子への電流集中がある。
【0004】この特定の素子やチップへの電流集中は、
最悪の場合に素子を破損に導くと共に、グレッツ結線し
た変換器では短絡電流で変換器そのものを破壊する場合
がある。
最悪の場合に素子を破損に導くと共に、グレッツ結線し
た変換器では短絡電流で変換器そのものを破壊する場合
がある。
【0005】また、素子の多並列接続やチップの並列接
続での各素子の電流アンバランスは、各素子あるいはチ
ップの飽和電圧ΔVCE(sat) 、急激な温度上昇によるジ
ャンクション温度での飽和電圧の変化、スレッシホール
ド電圧ΔVth、ゲート駆動回路から素子のゲート信号入
力端に至る接続導体のインダクタンスや抵抗の相違や、
この接続導体の周辺環境、即ち電磁界の強度等で発生す
る。その他には平滑用コンデンサの電源供給源から、電
力半導体素子まで主回路の接続導体のインダクタンスや
抵抗等の構造的な要因から各素子に電流のアンバランス
が生じる。
続での各素子の電流アンバランスは、各素子あるいはチ
ップの飽和電圧ΔVCE(sat) 、急激な温度上昇によるジ
ャンクション温度での飽和電圧の変化、スレッシホール
ド電圧ΔVth、ゲート駆動回路から素子のゲート信号入
力端に至る接続導体のインダクタンスや抵抗の相違や、
この接続導体の周辺環境、即ち電磁界の強度等で発生す
る。その他には平滑用コンデンサの電源供給源から、電
力半導体素子まで主回路の接続導体のインダクタンスや
抵抗等の構造的な要因から各素子に電流のアンバランス
が生じる。
【0006】ここで、個別素子の多並列接続とマルチ・
チップの多並列接続時の電流アンバランスについて説明
する。図13乃至図16にモジュール・パッケージの個
別の電圧駆動素子での多並列接続の一例をそれぞれ示し
たもので、図13はグレッツ結線したインバータ回路、
図14は図13の一相分の素子を4並列した場合の回路
構成図、図15は図14の回路構成の構造図であり、図
16は図15の構造での等価回路図である。
チップの多並列接続時の電流アンバランスについて説明
する。図13乃至図16にモジュール・パッケージの個
別の電圧駆動素子での多並列接続の一例をそれぞれ示し
たもので、図13はグレッツ結線したインバータ回路、
図14は図13の一相分の素子を4並列した場合の回路
構成図、図15は図14の回路構成の構造図であり、図
16は図15の構造での等価回路図である。
【0007】図13において、1は直流供給電源で、こ
の直流供給電源1の正極端側には正側電源供給導体3
が、負極端側には負極電源供給導体4がそれぞれ接続さ
れている。2はこれら正側電源供給導体3と負極電源供
給導体4との間に接続された平滑用コンデンサ、5は正
側アーム、6は負側アームで、これら正側アーム5及び
負側アーム6は3相各相に対応させて電源供給導体3と
負極電源供給導体4との間にそれぞれ直列に接続されて
いる。また、7は各相の正側アーム5及び負側アーム6
に直列接続間にそれぞれ接続された負荷である。
の直流供給電源1の正極端側には正側電源供給導体3
が、負極端側には負極電源供給導体4がそれぞれ接続さ
れている。2はこれら正側電源供給導体3と負極電源供
給導体4との間に接続された平滑用コンデンサ、5は正
側アーム、6は負側アームで、これら正側アーム5及び
負側アーム6は3相各相に対応させて電源供給導体3と
負極電源供給導体4との間にそれぞれ直列に接続されて
いる。また、7は各相の正側アーム5及び負側アーム6
に直列接続間にそれぞれ接続された負荷である。
【0008】各相アームの回路構成は、図14乃至図1
6に示すように並列接続された4個の電圧駆動素子8を
並列にして、そのアノード電極側をアノード共通導体9
に、カソード電極側をカソード共通導体10にそれぞれ
共通接続し、ゲート電極をゲート抵抗11を介してゲー
ト駆動信号供給共通導体12に接続すると共に、各電圧
駆動素子8のカソード電極側をゲート駆動信号リターン
共通導体13にそれぞれ接続する構成となっている。
6に示すように並列接続された4個の電圧駆動素子8を
並列にして、そのアノード電極側をアノード共通導体9
に、カソード電極側をカソード共通導体10にそれぞれ
共通接続し、ゲート電極をゲート抵抗11を介してゲー
ト駆動信号供給共通導体12に接続すると共に、各電圧
駆動素子8のカソード電極側をゲート駆動信号リターン
共通導体13にそれぞれ接続する構成となっている。
【0009】上記ゲート駆動信号供給共通導体12及び
ゲート駆動信号リターン共通導体13は、それぞれツイ
ストペアゲート駆動信号供給導体14に接続されてい
る。ここで、図15に示す構造図において、15はヒー
トシンクであり、また図16に示す等価回路において、
16,18,21,22は各導体10〜13に存する浮
遊インダクタンス、17,19,21,23は各導体1
0〜13に存する導体抵抗である。
ゲート駆動信号リターン共通導体13は、それぞれツイ
ストペアゲート駆動信号供給導体14に接続されてい
る。ここで、図15に示す構造図において、15はヒー
トシンクであり、また図16に示す等価回路において、
16,18,21,22は各導体10〜13に存する浮
遊インダクタンス、17,19,21,23は各導体1
0〜13に存する導体抵抗である。
【0010】一方、図17は図14の回路構成を低イン
ダクタンス化した構造図で、図15と同一部品には同一
符号を付して示し、ここでは異なる点について述べる。
図17において、24は上方に設けられた板状の正側電
源供給導体、25は下方に設けられた帯状の負側電源供
給導体、26はこれら正側電源供給導体24及び負側電
源供給導体25の間に設けられた誘電体(絶縁物)で、
正側電源供給導体24は正極固定ビス27により、負側
電源供給導体25は正側電源供給導体24に有するビス
挿入孔を通して挿入される負極固定ビス28によりそれ
ぞれヒートシンク15に固定される。
ダクタンス化した構造図で、図15と同一部品には同一
符号を付して示し、ここでは異なる点について述べる。
図17において、24は上方に設けられた板状の正側電
源供給導体、25は下方に設けられた帯状の負側電源供
給導体、26はこれら正側電源供給導体24及び負側電
源供給導体25の間に設けられた誘電体(絶縁物)で、
正側電源供給導体24は正極固定ビス27により、負側
電源供給導体25は正側電源供給導体24に有するビス
挿入孔を通して挿入される負極固定ビス28によりそれ
ぞれヒートシンク15に固定される。
【0011】図18は図17の構造での等価回路図で、
図16と同一部分には同一符号を付して示し、ここでは
異なる点について述べる。図18において、29,31
は負側電源供給導体25及び誘電体26に存する浮遊イ
ンダクタンス、30,32は負側電源供給導体25及び
誘電体26に存する抵抗、33は負側電源供給導体25
と誘電体26との間に存する浮遊容量である。
図16と同一部分には同一符号を付して示し、ここでは
異なる点について述べる。図18において、29,31
は負側電源供給導体25及び誘電体26に存する浮遊イ
ンダクタンス、30,32は負側電源供給導体25及び
誘電体26に存する抵抗、33は負側電源供給導体25
と誘電体26との間に存する浮遊容量である。
【0012】現在、上述したように電圧駆動素子を多並
列接続した回路構成部において、各素子の電流アンバラ
ンスを解消する手段としては、素子の飽和電圧を揃えた
上で、主回路を低インダクタンス化するため、図15に
示す構造から図17に示す構造にしているが、図17に
示すように導体間に絶縁物を介挿した積層構造にする
と、導体に存する浮遊インダクタンス29,31の他
に、導体と絶縁物との間に浮遊容量33が形成される。
列接続した回路構成部において、各素子の電流アンバラ
ンスを解消する手段としては、素子の飽和電圧を揃えた
上で、主回路を低インダクタンス化するため、図15に
示す構造から図17に示す構造にしているが、図17に
示すように導体間に絶縁物を介挿した積層構造にする
と、導体に存する浮遊インダクタンス29,31の他
に、導体と絶縁物との間に浮遊容量33が形成される。
【0013】従って、導体のインダクタンス分はサージ
過電圧を発生させ、カソード電位を変えてしまうため、
制御に影響を与えるが、浮遊容量33はサージ過電圧を
キャンセルして各素子のゲートーカソード間電圧を一定
に保つ効果があり、また導体のインダクタンスも、各電
源共通導体の設置間隔と導体幅を選定することで、小さ
くすることができ、各電圧駆動素子の電流アンバランス
をある程度抑える効果がある。
過電圧を発生させ、カソード電位を変えてしまうため、
制御に影響を与えるが、浮遊容量33はサージ過電圧を
キャンセルして各素子のゲートーカソード間電圧を一定
に保つ効果があり、また導体のインダクタンスも、各電
源共通導体の設置間隔と導体幅を選定することで、小さ
くすることができ、各電圧駆動素子の電流アンバランス
をある程度抑える効果がある。
【0014】しかし、図17のような構造として主回路
導体の低インピーダンス化を図っても低インピーダンス
には限界があり、この手法による電流アンバランスの改
善にも自ずと限界がある。即ち、主回路導体の構造の工
夫と素子の飽和電圧を揃えるのみで、素子の電流をバラ
ンスさせることは現実的に極めて難しい。
導体の低インピーダンス化を図っても低インピーダンス
には限界があり、この手法による電流アンバランスの改
善にも自ずと限界がある。即ち、主回路導体の構造の工
夫と素子の飽和電圧を揃えるのみで、素子の電流をバラ
ンスさせることは現実的に極めて難しい。
【0015】そこで、低インピーダンス化を図る目的
で、図19に示すようにモジュール・パッケージで半導
体チップをボンディングして多並列接続するように構成
したものがある。この考え方は個別の電圧駆動素子の多
並列接続とほぼ同様である。
で、図19に示すようにモジュール・パッケージで半導
体チップをボンディングして多並列接続するように構成
したものがある。この考え方は個別の電圧駆動素子の多
並列接続とほぼ同様である。
【0016】図19において、34はベース板、35は
このベース板34上に設けられたセラミック基板、36
はセラミック基板35の上に設けられるアノード(コレ
クタ)極、37はカソード(エミッタ)電極、38はゲ
ート電極、39は電圧駆動形半導体チップ、40はフリ
ーホイールダイオードチップ、41,42は各電極間及
びチップ間を接続するアルミワイヤである。
このベース板34上に設けられたセラミック基板、36
はセラミック基板35の上に設けられるアノード(コレ
クタ)極、37はカソード(エミッタ)電極、38はゲ
ート電極、39は電圧駆動形半導体チップ、40はフリ
ーホイールダイオードチップ、41,42は各電極間及
びチップ間を接続するアルミワイヤである。
【0017】図19においては、セラミック基板35上
のチップは、独立した状態で描かれているが、アノード
電極36同志、カソード電極37同志はパッケージのそ
れぞれの電極端子に導体により接続される。また、ゲー
ト電極38同志もそれぞれ接続され、パッケージのゲー
ト電極にツィスト・ペアの導体で接続される。
のチップは、独立した状態で描かれているが、アノード
電極36同志、カソード電極37同志はパッケージのそ
れぞれの電極端子に導体により接続される。また、ゲー
ト電極38同志もそれぞれ接続され、パッケージのゲー
ト電極にツィスト・ペアの導体で接続される。
【0018】この構造はチップの配置が背面構成され、
ゲート電極38が最遠端に位置し、またゲート電極38
の電極幅が広く、この電極とベース板34間の静電容量
が大きくなり、ゲート信号の速度条件等によって各チッ
プに遅れ要素が含まれているため、ゲート信号の伝達が
均一にならず、ゲート信号のスイッチング速度などによ
って各チップの電流がアンバランスになる場合がある。
ゲート電極38が最遠端に位置し、またゲート電極38
の電極幅が広く、この電極とベース板34間の静電容量
が大きくなり、ゲート信号の速度条件等によって各チッ
プに遅れ要素が含まれているため、ゲート信号の伝達が
均一にならず、ゲート信号のスイッチング速度などによ
って各チップの電流がアンバランスになる場合がある。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】前述したように多並列
接続して大電力変換器を構成する電圧駆動素子や、マル
チ・チップによる並列接続した電圧駆動素子において、
素子特性である飽和電圧VCE(sat) やスレッシホールド
電圧Vthを揃え、さらに接続導体の低インダクタンス化
を図っても、各素子に流れる電流を均一にすることは難
しい。
接続して大電力変換器を構成する電圧駆動素子や、マル
チ・チップによる並列接続した電圧駆動素子において、
素子特性である飽和電圧VCE(sat) やスレッシホールド
電圧Vthを揃え、さらに接続導体の低インダクタンス化
を図っても、各素子に流れる電流を均一にすることは難
しい。
【0020】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たもので、複数個の電圧駆動素子を並列接続して一つの
電力素子として動作する電力変換器や電圧駆動の複数個
のマルチ・チップを並列接続してなる回路構成部の各素
子又は各チップに流れる電流のアンバランスを最小に抑
えて回路構成部に対する信頼性を向上させることができ
る電圧駆動形電力変換器の駆動回路を提供することを目
的とする。
たもので、複数個の電圧駆動素子を並列接続して一つの
電力素子として動作する電力変換器や電圧駆動の複数個
のマルチ・チップを並列接続してなる回路構成部の各素
子又は各チップに流れる電流のアンバランスを最小に抑
えて回路構成部に対する信頼性を向上させることができ
る電圧駆動形電力変換器の駆動回路を提供することを目
的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、次のような手段により一つの電力素子として
動作する電圧駆動形電力変換器の駆動回路を構成するも
のである。請求項1に対応する発明は、複数個の電力用
半導体チップが並列接続して構成された電力変換器にお
いて、前記電力用半導体チップを多重の同芯円状に配置
し、前記電力用半導体チップの内側配置と外側配置のゲ
ート入力抵抗を内側に比べて外側を大きく設定する。
するため、次のような手段により一つの電力素子として
動作する電圧駆動形電力変換器の駆動回路を構成するも
のである。請求項1に対応する発明は、複数個の電力用
半導体チップが並列接続して構成された電力変換器にお
いて、前記電力用半導体チップを多重の同芯円状に配置
し、前記電力用半導体チップの内側配置と外側配置のゲ
ート入力抵抗を内側に比べて外側を大きく設定する。
【0022】従って、請求項1に対応する発明の電力変
換器にあっては、一般に外周側に電流が集中する偏位電
流で素子が破壊する現象を、外周側のチップでは電流の
流れを抑えるようにすることで電力用半導体チップの電
流集中による破壊を防止することができる。
換器にあっては、一般に外周側に電流が集中する偏位電
流で素子が破壊する現象を、外周側のチップでは電流の
流れを抑えるようにすることで電力用半導体チップの電
流集中による破壊を防止することができる。
【0023】請求項2に対応する発明は、複数個の電圧
駆動形電力用半導体チップが並列接続して構成された電
力変換器において、前記電圧駆動形電力用半導体チップ
を多重の同芯円状に配置し、前記電圧駆動形電力用半導
体チップの内側配置と外側配置のゲート入力抵抗を内側
に比べて外側を大きく設定すると共に、前記各電圧駆動
形半導体チップにそれぞれ対応させてゲート入力端子に
ゲート信号を与えるゲート駆動回路をIC化してパッケ
ージ内の中央部に装備し、この中央部のゲート駆動回路
のチップから各電圧駆動形電力用半導体チップに均一な
長さのゲート信号供給導体を通してゲート信号を与え
る。
駆動形電力用半導体チップが並列接続して構成された電
力変換器において、前記電圧駆動形電力用半導体チップ
を多重の同芯円状に配置し、前記電圧駆動形電力用半導
体チップの内側配置と外側配置のゲート入力抵抗を内側
に比べて外側を大きく設定すると共に、前記各電圧駆動
形半導体チップにそれぞれ対応させてゲート入力端子に
ゲート信号を与えるゲート駆動回路をIC化してパッケ
ージ内の中央部に装備し、この中央部のゲート駆動回路
のチップから各電圧駆動形電力用半導体チップに均一な
長さのゲート信号供給導体を通してゲート信号を与え
る。
【0024】従って、請求項2に対応する発明の電力変
換器にあっては、各電圧駆動形電力用半導体チップの偏
位電流と電流バランスを改善することができる。請求項
3に対応する発明は、複数個の電圧駆動形電力用半導体
素子を並列接続して構成された電力変換器を制御する電
力変換器の制御装置において、前記各電圧駆動形電力用
半導体素子に入力されるゲート信号を検出するゲート信
号検出手段と、このゲート信号検出手段の検出信号に基
きこの検出信号がターンオン信号の場合は最も遅くター
ンオンする電圧駆動形電力用半導体素子のゲート信号に
他の電圧駆動形電力用半導体素子のターンオンタイミン
グを合せるように、またターンオフ信号の場合は最も早
くターンオフする電圧駆動形電力用半導体素子のゲート
信号に他の電圧駆動形電力用半導体素子のターンオフタ
イミングを合せるように信号処理して前記各電圧駆動形
電力用半導体素子を一斉に制御する信号処理手段とを具
備する。
換器にあっては、各電圧駆動形電力用半導体チップの偏
位電流と電流バランスを改善することができる。請求項
3に対応する発明は、複数個の電圧駆動形電力用半導体
素子を並列接続して構成された電力変換器を制御する電
力変換器の制御装置において、前記各電圧駆動形電力用
半導体素子に入力されるゲート信号を検出するゲート信
号検出手段と、このゲート信号検出手段の検出信号に基
きこの検出信号がターンオン信号の場合は最も遅くター
ンオンする電圧駆動形電力用半導体素子のゲート信号に
他の電圧駆動形電力用半導体素子のターンオンタイミン
グを合せるように、またターンオフ信号の場合は最も早
くターンオフする電圧駆動形電力用半導体素子のゲート
信号に他の電圧駆動形電力用半導体素子のターンオフタ
イミングを合せるように信号処理して前記各電圧駆動形
電力用半導体素子を一斉に制御する信号処理手段とを具
備する。
【0025】請求項4に対応する発明にあっては、複数
個の電圧駆動形電力用半導体素子を並列接続して構成さ
れた電力変換器を制御する電力変換器の制御装置におい
て、前記各電圧駆動形電力用半導体素子のゲート入力端
子に入力されるゲート入力電圧を予め設定されたゲート
入力端子電圧近傍の閾値に基いて検出するコンパレータ
と、このコンパレータにより検出された各ゲートの入力
電圧の検出信号が入力され、ターンオン信号時は最も遅
くターンオンするゲート入力端のゲート信号に合せるよ
うに、またターンオフ信号時は最も早くターンオフする
ゲート信号に合せるように信号処理して前記各電圧駆動
形電力用半導体素子を一斉に制御する信号処理手段とを
具備する。
個の電圧駆動形電力用半導体素子を並列接続して構成さ
れた電力変換器を制御する電力変換器の制御装置におい
て、前記各電圧駆動形電力用半導体素子のゲート入力端
子に入力されるゲート入力電圧を予め設定されたゲート
入力端子電圧近傍の閾値に基いて検出するコンパレータ
と、このコンパレータにより検出された各ゲートの入力
電圧の検出信号が入力され、ターンオン信号時は最も遅
くターンオンするゲート入力端のゲート信号に合せるよ
うに、またターンオフ信号時は最も早くターンオフする
ゲート信号に合せるように信号処理して前記各電圧駆動
形電力用半導体素子を一斉に制御する信号処理手段とを
具備する。
【0026】請求項5に対応する発明にあっては、請求
項3又は請求項4記載の電力変換器の制御装置におい
て、前記電圧駆動形電力用半導体素子はアノード電極、
カソード電極及び1つ以上のゲート電極を有し、前記カ
ソード電極側に多結晶シリコンのカソードバラスト抵抗
又は低抵抗を挿入してゲート端子に電流帰還をかけ、前
記電圧駆動形電力用半導体素子の飽和電圧の差で生じる
電流のアンバランスを小さくする。
項3又は請求項4記載の電力変換器の制御装置におい
て、前記電圧駆動形電力用半導体素子はアノード電極、
カソード電極及び1つ以上のゲート電極を有し、前記カ
ソード電極側に多結晶シリコンのカソードバラスト抵抗
又は低抵抗を挿入してゲート端子に電流帰還をかけ、前
記電圧駆動形電力用半導体素子の飽和電圧の差で生じる
電流のアンバランスを小さくする。
【0027】従って、上記請求項3乃至請求項5に対応
する発明の電力変換器の制御装置にあっては、各電圧駆
動形電力用半導体素子のゲート入力端のゲート信号を、
素子のターンオン時は上記ゲート入力電圧を最も遅くタ
ーンオンする信号に合すようにして、素子のターンオフ
時は上記ゲート入力電圧を最も早くターンオフする信号
に合すようにして、並列接続された各電圧駆動形電力素
子を一斉に制御し、スイッチング遅れをなくすことで、
各電圧駆動形電力用半導体素子に流れる電流をバランス
させることができる。
する発明の電力変換器の制御装置にあっては、各電圧駆
動形電力用半導体素子のゲート入力端のゲート信号を、
素子のターンオン時は上記ゲート入力電圧を最も遅くタ
ーンオンする信号に合すようにして、素子のターンオフ
時は上記ゲート入力電圧を最も早くターンオフする信号
に合すようにして、並列接続された各電圧駆動形電力素
子を一斉に制御し、スイッチング遅れをなくすことで、
各電圧駆動形電力用半導体素子に流れる電流をバランス
させることができる。
【0028】さらに、請求項5に対応する発明では、電
圧駆動形電力用半導体素子の飽和電圧Vce(sat) のパラ
メータを揃えることができ、飽和電圧の差で生じる電流
アンバランスを抑制することができる。
圧駆動形電力用半導体素子の飽和電圧Vce(sat) のパラ
メータを揃えることができ、飽和電圧の差で生じる電流
アンバランスを抑制することができる。
【0029】請求項6に対応する発明にあっては、アノ
ード電極、メイン用の第1のカソード電極とセンス用の
第2のカソード電極及び一つ以上の電圧駆動のゲート電
極を具備した複数個の電圧駆動形電力用半導体素子を並
列接続して構成された電力変換器を制御する電力変換器
の制御装置において、前記各電圧駆動形電力用半導体素
子に対応してそれぞれ設けられ、ゲート入力端子にゲー
ト信号を与えるゲート駆動回路と、前記各電圧駆動形電
力用半導体素子の前記第1のカソード電極及び第2のカ
ソード電極に流れる電流が相似関係として隣あった素子
の第2のカソード電極に流れる電流の差分を検出して該
当するゲート駆動回路の電源の中性点に帰還する手段と
を備える。
ード電極、メイン用の第1のカソード電極とセンス用の
第2のカソード電極及び一つ以上の電圧駆動のゲート電
極を具備した複数個の電圧駆動形電力用半導体素子を並
列接続して構成された電力変換器を制御する電力変換器
の制御装置において、前記各電圧駆動形電力用半導体素
子に対応してそれぞれ設けられ、ゲート入力端子にゲー
ト信号を与えるゲート駆動回路と、前記各電圧駆動形電
力用半導体素子の前記第1のカソード電極及び第2のカ
ソード電極に流れる電流が相似関係として隣あった素子
の第2のカソード電極に流れる電流の差分を検出して該
当するゲート駆動回路の電源の中性点に帰還する手段と
を備える。
【0030】従って、請求項6に対応する発明の電力変
換器の制御装置にあっては、この帰還手段によりゲート
駆動回路の電源の中性点に第2のカソードに流れる電流
の差分を帰還して前記各電圧駆動形電力用半導体素子に
流れる電流が等しくなるように中性点電位を変動させる
ことにより、各電圧駆動形電力用半導体素子に流れる電
流をバランスさせることができる。
換器の制御装置にあっては、この帰還手段によりゲート
駆動回路の電源の中性点に第2のカソードに流れる電流
の差分を帰還して前記各電圧駆動形電力用半導体素子に
流れる電流が等しくなるように中性点電位を変動させる
ことにより、各電圧駆動形電力用半導体素子に流れる電
流をバランスさせることができる。
【0031】請求項7に対応する発明にあっては、複数
個の電圧駆動形半導体チップがモジュール・パッケージ
に並列接続して構成された電力変換器を制御する電力変
換器の制御装置において、前記パッケージ内に前記各電
圧駆動形半導体チップにそれぞれ対応させてゲート入力
端子にゲート信号を与えるゲート駆動回路をIC化して
装備し、このゲート駆動回路のチップから、各電圧駆動
形半導体チップに均一な長さのアルミワイヤでボンディ
ングして、各電圧駆動の半導体チップのゲートに均等な
信号を与える。
個の電圧駆動形半導体チップがモジュール・パッケージ
に並列接続して構成された電力変換器を制御する電力変
換器の制御装置において、前記パッケージ内に前記各電
圧駆動形半導体チップにそれぞれ対応させてゲート入力
端子にゲート信号を与えるゲート駆動回路をIC化して
装備し、このゲート駆動回路のチップから、各電圧駆動
形半導体チップに均一な長さのアルミワイヤでボンディ
ングして、各電圧駆動の半導体チップのゲートに均等な
信号を与える。
【0032】従って、請求項7に対応する発明の電力変
換器の制御装置にあっては、各電圧駆動形半導体チップ
に均一な長さのアルミワイヤでボンディングし、また各
電圧駆動素子の半導体チップのゲート端を、微小面積の
ターミナルにしてターミナルとベース間で生じる浮遊容
量の遅れ要素を無くして、高速なスイッチングでも各ペ
レットに流れる電流をバランスさせることができる。
換器の制御装置にあっては、各電圧駆動形半導体チップ
に均一な長さのアルミワイヤでボンディングし、また各
電圧駆動素子の半導体チップのゲート端を、微小面積の
ターミナルにしてターミナルとベース間で生じる浮遊容
量の遅れ要素を無くして、高速なスイッチングでも各ペ
レットに流れる電流をバランスさせることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明による電力変換器及び
その制御装置の第1の実施の形態を示す回路結線図であ
る。図1において、50a〜50cはアノード電極(コ
レクタ電極)、カソード電極(エミッタ電極)及び一つ
以上の電圧駆動のゲート電極を備えた電圧駆動素子で、
これら各電圧駆動素子50a〜50cはそれぞれ並列接
続されて一つの電力素子として動作する変換器が構成さ
れる。
参照して説明する。図1は本発明による電力変換器及び
その制御装置の第1の実施の形態を示す回路結線図であ
る。図1において、50a〜50cはアノード電極(コ
レクタ電極)、カソード電極(エミッタ電極)及び一つ
以上の電圧駆動のゲート電極を備えた電圧駆動素子で、
これら各電圧駆動素子50a〜50cはそれぞれ並列接
続されて一つの電力素子として動作する変換器が構成さ
れる。
【0034】上記電圧駆動素子50a〜50cのアノー
ド電極(コレクタ電極)は、アノード共通導体51にそ
れぞれ接続され、カソード電極(エミッタ電極)はカソ
ード共通導体52にそれぞれ接続され、ゲート電極には
ゲート抵抗63を介してゲート駆動信号供給共通導体6
1によりそれぞれゲート駆動回路GCの一方の出力端に
接続されている。
ド電極(コレクタ電極)は、アノード共通導体51にそ
れぞれ接続され、カソード電極(エミッタ電極)はカソ
ード共通導体52にそれぞれ接続され、ゲート電極には
ゲート抵抗63を介してゲート駆動信号供給共通導体6
1によりそれぞれゲート駆動回路GCの一方の出力端に
接続されている。
【0035】また、上記電圧駆動素子50a〜50cの
ゲート電極を抵抗64及び65の直列回路を介してゲー
ト駆動信号供給共通導体62にそれぞれ接続し、このゲ
ート駆動信号供給共通導体62はゲート駆動回路GCの
他方の出力端子にツィストペア導体60を介して接続さ
れている。
ゲート電極を抵抗64及び65の直列回路を介してゲー
ト駆動信号供給共通導体62にそれぞれ接続し、このゲ
ート駆動信号供給共通導体62はゲート駆動回路GCの
他方の出力端子にツィストペア導体60を介して接続さ
れている。
【0036】さらに、各電圧駆動素子50a〜50cの
ゲート電極とゲート駆動信号供給共通導体62との間に
抵抗66を介してスイッチ素子67がそれぞれ接続さ
れ、このスイッチ素子67の駆動端子は抵抗69を介し
てゲート駆動信号供給共通導体62にそれぞれ接続され
る。
ゲート電極とゲート駆動信号供給共通導体62との間に
抵抗66を介してスイッチ素子67がそれぞれ接続さ
れ、このスイッチ素子67の駆動端子は抵抗69を介し
てゲート駆動信号供給共通導体62にそれぞれ接続され
る。
【0037】このゲート駆動回路GCは、フォトカプラ
又は光ケーブル54を介して送られてくる制御信号を増
幅する増幅回路55、この増幅回路55により増幅され
た制御信号により動作するNPN形トランジスタ56及
びPNP形トランジスタ57、NPN形トランジスタ5
6及びPNP形トランジスタ57のコレクタ側にそれぞ
れ設けられた図示極性の直流電源58,59から構成さ
れている。
又は光ケーブル54を介して送られてくる制御信号を増
幅する増幅回路55、この増幅回路55により増幅され
た制御信号により動作するNPN形トランジスタ56及
びPNP形トランジスタ57、NPN形トランジスタ5
6及びPNP形トランジスタ57のコレクタ側にそれぞ
れ設けられた図示極性の直流電源58,59から構成さ
れている。
【0038】なお、53は電圧駆動素子50aのアノー
ド電極とカソード電極との間に接続されたクランプ形ス
ナバー回路である。一方、70a〜70cは電圧駆動素
子50a〜50cのゲート入力端に加わる端子電圧が抵
抗64及び65により分圧されて入力されるディジタル
ICからなるバッファで、これらバッファ70a〜70
cはディジタルICのVth(スレッシュホールド電圧)
でオン、オフしてゲート入力電圧を検出するものであ
る。
ド電極とカソード電極との間に接続されたクランプ形ス
ナバー回路である。一方、70a〜70cは電圧駆動素
子50a〜50cのゲート入力端に加わる端子電圧が抵
抗64及び65により分圧されて入力されるディジタル
ICからなるバッファで、これらバッファ70a〜70
cはディジタルICのVth(スレッシュホールド電圧)
でオン、オフしてゲート入力電圧を検出するものであ
る。
【0039】また、71はこれらバッファ70a〜70
cの出力信号が入力されるオアゲート、72a〜72c
はこのオアゲート71の出力信号がそれぞれ一方の入力
端に入力され、他方の入力端にバッファ70a〜70c
の出力信号が各別に入力されるエクスクルーシブオアゲ
ート、73はこれらエクスクルーシブオアゲート72a
〜72cの出力信号がそれぞれ入力されるオアゲートで
ある。
cの出力信号が入力されるオアゲート、72a〜72c
はこのオアゲート71の出力信号がそれぞれ一方の入力
端に入力され、他方の入力端にバッファ70a〜70c
の出力信号が各別に入力されるエクスクルーシブオアゲ
ート、73はこれらエクスクルーシブオアゲート72a
〜72cの出力信号がそれぞれ入力されるオアゲートで
ある。
【0040】さらに、74a〜74cはオアゲート73
の出力信号がそれぞれ入力されるバッフアで、これらバ
ッファ74a〜74cは抵抗68を介してスイッチ素子
67の駆動端子にそれぞれ駆動信号を与えるものであ
る。
の出力信号がそれぞれ入力されるバッフアで、これらバ
ッファ74a〜74cは抵抗68を介してスイッチ素子
67の駆動端子にそれぞれ駆動信号を与えるものであ
る。
【0041】これら各バッファ及び論理回路は信号処理
手段を構成している。次に上記のように構成された電力
変換器の制御装置の作用について図2に示すタイムチャ
ートにより説明する。
手段を構成している。次に上記のように構成された電力
変換器の制御装置の作用について図2に示すタイムチャ
ートにより説明する。
【0042】いま、電圧駆動素子50a〜50cのゲー
ト端子に図2の(イ),(ロ),(ハ)に示すようよう
なゲート信号が印加されると、各電圧駆動素子50a〜
50cのゲート入力端の端子電圧は抵抗64及び65の
分圧回路により分圧され、ディジタルICのバッファ7
0a,70b,70cに入力される。
ト端子に図2の(イ),(ロ),(ハ)に示すようよう
なゲート信号が印加されると、各電圧駆動素子50a〜
50cのゲート入力端の端子電圧は抵抗64及び65の
分圧回路により分圧され、ディジタルICのバッファ7
0a,70b,70cに入力される。
【0043】このバッファ70a,70b,70cはデ
ィジタルICのVth(スレッシュホールド電圧)でオン
/オフし、図2の(ニ),(ホ),(ヘ)に示すように
出力信号の全てはオアゲート71に入力し、また図2の
(ト)に示すオアゲート71の出力とバッファの出力の
エクスクルーシブオアゲート72a〜72cで、各電圧
方駆動素子のパルス遅延の差分信号(チ),(リ),
(ヌ)が出力される。
ィジタルICのVth(スレッシュホールド電圧)でオン
/オフし、図2の(ニ),(ホ),(ヘ)に示すように
出力信号の全てはオアゲート71に入力し、また図2の
(ト)に示すオアゲート71の出力とバッファの出力の
エクスクルーシブオアゲート72a〜72cで、各電圧
方駆動素子のパルス遅延の差分信号(チ),(リ),
(ヌ)が出力される。
【0044】エクスクルーシブオアゲート72a〜72
cの出力信号はオアゲート73に入力し、その出力信号
はバッファ74a〜74cを介して図2の(ル)に示す
ようにスイッチ素子67をt1〜t3(ターンオン時)、t4
〜t6(ターンオフ時)間駆動する。
cの出力信号はオアゲート73に入力し、その出力信号
はバッファ74a〜74cを介して図2の(ル)に示す
ようにスイッチ素子67をt1〜t3(ターンオン時)、t4
〜t6(ターンオフ時)間駆動する。
【0045】従って、スイッチ素子67の駆動により、
ターンオン時はゲート入力端のターンオン信号の最も遅
く動作する信号で与えられ、早くターンオン動作をする
素子は、オアゲート73の出力信号で抑え込まれる。
ターンオン時はゲート入力端のターンオン信号の最も遅
く動作する信号で与えられ、早くターンオン動作をする
素子は、オアゲート73の出力信号で抑え込まれる。
【0046】また、ターンオフ時はゲート入力端のター
ンオフ信号の最も早く動作する信号で与えられ、遅くタ
ーンオフする素子はオアゲート73の出力信号で抑え込
まれる。
ンオフ信号の最も早く動作する信号で与えられ、遅くタ
ーンオフする素子はオアゲート73の出力信号で抑え込
まれる。
【0047】このように第1の実施の形態では、電圧駆
動素子50a〜50cのゲート入力端に与えられるゲー
ト信号として、ターンオン時はゲート入力電圧をディジ
タルICで構成したバッファで最も遅くターンオンする
信号に合わすようにし、ターンオフ時は最も早くターン
オフする信号に合わすようにして多並列接続の電圧駆動
素子を一斉に制御してスイッチング遅れをなくすことに
より、各電圧駆動素子に流れる電流をバランスさせるこ
とができるので、各電圧駆動素子の破壊が防止でき、信
頼性の高い変換器が実現できる。
動素子50a〜50cのゲート入力端に与えられるゲー
ト信号として、ターンオン時はゲート入力電圧をディジ
タルICで構成したバッファで最も遅くターンオンする
信号に合わすようにし、ターンオフ時は最も早くターン
オフする信号に合わすようにして多並列接続の電圧駆動
素子を一斉に制御してスイッチング遅れをなくすことに
より、各電圧駆動素子に流れる電流をバランスさせるこ
とができるので、各電圧駆動素子の破壊が防止でき、信
頼性の高い変換器が実現できる。
【0048】図3は本発明の第2の実施の形態を示す回
路結線図で、図1と同一部分には同一符号を付してその
説明を省略し、ここでは異なる点についてのみ述べる。
第2の実施の形態では、図3に示すようにバッファ70
a〜70cの入力側にアナログコンパレータ75a〜7
5cを設け、このアナログコンパレータ75a〜75c
の一方の入力端に電圧駆動素子50a〜50cのゲート
入力端に加わる端子電圧を抵抗64及び65の分圧回路
により分圧して入力し、他方の入力端をゲート駆動信号
供給共通導体62に抵抗76a〜76cを介して接続す
ると共に、抵抗77a〜77cを接続し、さらに入出力
端に抵抗78a〜78cを接続してこれら抵抗76a〜
76c、77a〜77c、78a〜78cにより電圧駆
動素子の閾値を調整可能にしたものである。
路結線図で、図1と同一部分には同一符号を付してその
説明を省略し、ここでは異なる点についてのみ述べる。
第2の実施の形態では、図3に示すようにバッファ70
a〜70cの入力側にアナログコンパレータ75a〜7
5cを設け、このアナログコンパレータ75a〜75c
の一方の入力端に電圧駆動素子50a〜50cのゲート
入力端に加わる端子電圧を抵抗64及び65の分圧回路
により分圧して入力し、他方の入力端をゲート駆動信号
供給共通導体62に抵抗76a〜76cを介して接続す
ると共に、抵抗77a〜77cを接続し、さらに入出力
端に抵抗78a〜78cを接続してこれら抵抗76a〜
76c、77a〜77c、78a〜78cにより電圧駆
動素子の閾値を調整可能にしたものである。
【0049】このような構成の電力変換器の制御装置と
すれば、ゲート入力端に加わる端子電圧が抵抗64及び
65の分圧回路により分圧されてヒステリシス特性を有
するアナログコンパレータ75a〜75cに入力され、
且つ抵抗76a〜76c、77a〜77c、78a〜7
8cの抵抗値を調整することによりゲートパルス信号の
遅れの精度を高めることができる。
すれば、ゲート入力端に加わる端子電圧が抵抗64及び
65の分圧回路により分圧されてヒステリシス特性を有
するアナログコンパレータ75a〜75cに入力され、
且つ抵抗76a〜76c、77a〜77c、78a〜7
8cの抵抗値を調整することによりゲートパルス信号の
遅れの精度を高めることができる。
【0050】また、アナログコンパレータ75a〜75
cの出力信号処理、制御及び効果については第1の実施
の形態と同様なので、ここではその説明を省略する。図
4は本発明の第3の実施の形態を示す回路結線図で、図
1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、
ここでは異なる点についてのみ述べる。
cの出力信号処理、制御及び効果については第1の実施
の形態と同様なので、ここではその説明を省略する。図
4は本発明の第3の実施の形態を示す回路結線図で、図
1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、
ここでは異なる点についてのみ述べる。
【0051】第3の実施の形態では、図4に示すように
各電圧駆動素子50a〜50cのエミッタ側に多結晶シ
リコンのカソードバラスト抵抗又は又は低抵抗79を挿
入するようにしたものである。
各電圧駆動素子50a〜50cのエミッタ側に多結晶シ
リコンのカソードバラスト抵抗又は又は低抵抗79を挿
入するようにしたものである。
【0052】このような構成の電力変換器の制御装置と
すれば、各電圧駆動素子50a〜50cの飽和電圧のΔ
Vce(sat) を低抵抗に流れる電流でゲートに自動帰還さ
れ、飽和電圧の差での電流アンバランスを抑制すること
ができる。
すれば、各電圧駆動素子50a〜50cの飽和電圧のΔ
Vce(sat) を低抵抗に流れる電流でゲートに自動帰還さ
れ、飽和電圧の差での電流アンバランスを抑制すること
ができる。
【0053】図4では図1に示す各電圧駆動素子50a
〜50cのエミッタ側にカソードバラスト抵抗又は又は
低抵抗79を挿入する場合を示したが、図3に示す各電
圧駆動素子50a〜50cのエミッタ側にカソードバラ
スト抵抗又は又は低抵抗79を挿入してもよい。
〜50cのエミッタ側にカソードバラスト抵抗又は又は
低抵抗79を挿入する場合を示したが、図3に示す各電
圧駆動素子50a〜50cのエミッタ側にカソードバラ
スト抵抗又は又は低抵抗79を挿入してもよい。
【0054】また、第1の実施の形態及び第2の実施の
形態で述べたと同様に、ゲート入力端信号を制御するこ
とで、電圧駆動素子50a〜50cのパラメータの差や
ゲート信号伝送導体等による信号遅れなどによって起こ
る各電圧駆動素子の電流アンバランスを小さくすること
ができる。
形態で述べたと同様に、ゲート入力端信号を制御するこ
とで、電圧駆動素子50a〜50cのパラメータの差や
ゲート信号伝送導体等による信号遅れなどによって起こ
る各電圧駆動素子の電流アンバランスを小さくすること
ができる。
【0055】図5は本発明の第4の実施の形態を示す回
路結線図で、図1と同一部分には同一符号を付してその
説明を省略し、ここでは異なる点について述べる。第4
の実施の形態では、図5に示すように各電圧駆動素子5
0a〜50cに対応させてゲート駆動回路80a〜80
cをそれぞれ設け、これら各ゲート駆動回路80a〜8
0cにフォトカプラ又は光ケーブル54a〜54cを通
して入力されるゲート信号がゲート電極に与えられるも
のである。
路結線図で、図1と同一部分には同一符号を付してその
説明を省略し、ここでは異なる点について述べる。第4
の実施の形態では、図5に示すように各電圧駆動素子5
0a〜50cに対応させてゲート駆動回路80a〜80
cをそれぞれ設け、これら各ゲート駆動回路80a〜8
0cにフォトカプラ又は光ケーブル54a〜54cを通
して入力されるゲート信号がゲート電極に与えられるも
のである。
【0056】上記ゲート駆動回路80a〜80cは、直
流電源81a〜81c,抵抗82、ノットゲート83、
アンドゲート84、オアゲート85、抵抗86〜89、
MOSFET90,91、ダイオード93及びコンデン
サ94、抵抗63〜65,92からなる簡素化した構成
となっている。
流電源81a〜81c,抵抗82、ノットゲート83、
アンドゲート84、オアゲート85、抵抗86〜89、
MOSFET90,91、ダイオード93及びコンデン
サ94、抵抗63〜65,92からなる簡素化した構成
となっている。
【0057】このような構成の電力変換器の制御装置と
すれば、図1、図3及び図4にに示すように共通のゲー
ト駆動回路からのツィストペアのゲート信号伝送導体及
び共通導体が不要となるので、これらの導体のインダク
タンスや設置環境、即ち電磁界によって信号遅れや信号
歪みによって生じる電圧駆動素子に流れる電流のアンバ
ランスを小さくすることができる。
すれば、図1、図3及び図4にに示すように共通のゲー
ト駆動回路からのツィストペアのゲート信号伝送導体及
び共通導体が不要となるので、これらの導体のインダク
タンスや設置環境、即ち電磁界によって信号遅れや信号
歪みによって生じる電圧駆動素子に流れる電流のアンバ
ランスを小さくすることができる。
【0058】また、第1の実施の形態及び第2の実施の
形態のように電圧駆動素子のゲート端子電圧を分圧して
取出し、これを信号処理回路により処理してゲート信号
を制御することにより、並列接続された各駆動電圧形素
子の電流バランスを良くすることができる。
形態のように電圧駆動素子のゲート端子電圧を分圧して
取出し、これを信号処理回路により処理してゲート信号
を制御することにより、並列接続された各駆動電圧形素
子の電流バランスを良くすることができる。
【0059】図6は本発明の第5の実施の形態を示す回
路結線図である。図6において、96a〜96cはアノ
ード電極(コレクタ電極),カソード電極(エミッタ電
極)としてメイン用の第1のカソードとセンス用の第2
のカソードを持つ電圧駆動素子で、これら各電圧駆動素
子96a〜96cはそれぞれ並列接続されて一つの電力
素子として動作する変換器が構成される。
路結線図である。図6において、96a〜96cはアノ
ード電極(コレクタ電極),カソード電極(エミッタ電
極)としてメイン用の第1のカソードとセンス用の第2
のカソードを持つ電圧駆動素子で、これら各電圧駆動素
子96a〜96cはそれぞれ並列接続されて一つの電力
素子として動作する変換器が構成される。
【0060】また、各電圧駆動素子96a〜96cに対
応させて図5と同様のゲート駆動回路80a〜80cを
それぞれ設け、これら各ゲート駆動回路80a〜80c
にフォトカプラ又は光ケーブル54a〜54cを通して
入力されるゲート信号がゲート電極に与えられるもので
ある。
応させて図5と同様のゲート駆動回路80a〜80cを
それぞれ設け、これら各ゲート駆動回路80a〜80c
にフォトカプラ又は光ケーブル54a〜54cを通して
入力されるゲート信号がゲート電極に与えられるもので
ある。
【0061】上記電圧駆動素子96a〜96cのアノー
ド電極(コレクタ電極)は、アノード共通導体51にそ
れぞれ接続され、またカソード電極はカソード共通導体
52に第1のカソードと第2のカソードにそれぞれ流れ
る電流を相似関係として、隣合った素子の第2のカソー
ド同志を電流が互いに打消し合う方向にそれぞれ接続さ
れる。
ド電極(コレクタ電極)は、アノード共通導体51にそ
れぞれ接続され、またカソード電極はカソード共通導体
52に第1のカソードと第2のカソードにそれぞれ流れ
る電流を相似関係として、隣合った素子の第2のカソー
ド同志を電流が互いに打消し合う方向にそれぞれ接続さ
れる。
【0062】このような接続回路において、第2のカソ
ード同志の交差部に変流器98a〜98cを設け、これ
ら変流器98a〜98cにより検出された差分電流をコ
ンデンサ100a〜100cと抵抗101a〜101c
からなる微分回路で微分し、この微分信号がゲート駆動
回路80a〜80cの駆動用電源のそれぞれ中性点a,
b,cにそれぞれ入力されるように接続する。
ード同志の交差部に変流器98a〜98cを設け、これ
ら変流器98a〜98cにより検出された差分電流をコ
ンデンサ100a〜100cと抵抗101a〜101c
からなる微分回路で微分し、この微分信号がゲート駆動
回路80a〜80cの駆動用電源のそれぞれ中性点a,
b,cにそれぞれ入力されるように接続する。
【0063】このような構成の電力変換器の制御装置に
おいて、隣合った電圧形駆動素子の第2のカソードに流
れる電流の差分が変流器98a〜98cにより検出され
ると、この差分電流は微分回路により微分されてゲート
駆動回路の駆動電源の中性点に帰還される。この駆動電
源は中性点の電位を中心に移動してゲート電圧が変わる
ので、素子に流れる電流をバランスする方向に調整され
る。即ち、ゲート駆動回路の電源の中性点に差分電流の
微分信号が与えられると、ゲート信号電圧が振れ、アン
パランス電流の大きい大きい素子は正側のゲート電圧が
小さく、小さい素子はゲート電圧を大きくして、アンバ
ランス電流を均一にする。
おいて、隣合った電圧形駆動素子の第2のカソードに流
れる電流の差分が変流器98a〜98cにより検出され
ると、この差分電流は微分回路により微分されてゲート
駆動回路の駆動電源の中性点に帰還される。この駆動電
源は中性点の電位を中心に移動してゲート電圧が変わる
ので、素子に流れる電流をバランスする方向に調整され
る。即ち、ゲート駆動回路の電源の中性点に差分電流の
微分信号が与えられると、ゲート信号電圧が振れ、アン
パランス電流の大きい大きい素子は正側のゲート電圧が
小さく、小さい素子はゲート電圧を大きくして、アンバ
ランス電流を均一にする。
【0064】また、上記の駆動回路において、第1の実
施の形態及び第2の実施の形態のように電圧駆動素子の
ゲート端子電圧を分圧して取出し、これを信号処理回路
により処理してゲート信号を制御することにより、並列
接続された各駆動電圧形素子のアンバランス電流の抑制
効果を高めることができる。
施の形態及び第2の実施の形態のように電圧駆動素子の
ゲート端子電圧を分圧して取出し、これを信号処理回路
により処理してゲート信号を制御することにより、並列
接続された各駆動電圧形素子のアンバランス電流の抑制
効果を高めることができる。
【0065】図7は本発明の第6の実施の形態を示す電
力変換素子のモジュール構造のチップ位置状況を示し、
図8にその回路結線図を示すものである。第6の実施の
形態では、図7に示すようにバッケージをモジュール構
造で、半導体チップが多並列接続されて一つの電力素子
として機能するマルチ・チップで構成された電圧駆動素
子を構成するものである。
力変換素子のモジュール構造のチップ位置状況を示し、
図8にその回路結線図を示すものである。第6の実施の
形態では、図7に示すようにバッケージをモジュール構
造で、半導体チップが多並列接続されて一つの電力素子
として機能するマルチ・チップで構成された電圧駆動素
子を構成するものである。
【0066】図7において、34はベース板、102は
このベース板34上に設けられたセラミック基板、10
4はセラミック基板102の上に設けられるカソード
(エミッタ)電極、39は電圧駆動形半導体チップ3
9、40はフリーホイールダイオードチップ、105は
各電極間及びチップ間を接続するアルミワイヤ及び10
6はゲート駆動回路である。
このベース板34上に設けられたセラミック基板、10
4はセラミック基板102の上に設けられるカソード
(エミッタ)電極、39は電圧駆動形半導体チップ3
9、40はフリーホイールダイオードチップ、105は
各電極間及びチップ間を接続するアルミワイヤ及び10
6はゲート駆動回路である。
【0067】ここで、図5に示す簡素化したゲート駆動
回路106をハイブリッドIC又はICにして、マルチ
・チップの中央に装備し、各電圧駆動素子のチップのゲ
ートに均一な長さのアルミワイヤでボンディングし、ま
た電圧駆動素子のチップのゲート端を微小面積のターミ
ナルとして構成したものである。
回路106をハイブリッドIC又はICにして、マルチ
・チップの中央に装備し、各電圧駆動素子のチップのゲ
ートに均一な長さのアルミワイヤでボンディングし、ま
た電圧駆動素子のチップのゲート端を微小面積のターミ
ナルとして構成したものである。
【0068】図8において、111は正側直流供給電
源、112は負側直流供給電源、113、114はゲー
ト駆動信号、115はゲート駆動信号を光信号として送
受するフォトカプラ又は光ケーブル、116は直流電源
を平滑する平滑コンデンサ、117はフォトカプラ又は
光ケーブル115の受光信号を電気信号に変換されたゲ
ート駆動信号が入力されるノットゲート、118,11
9,120,121,125,127は抵抗、122,
123はノットゲート117の出力信号により制御され
るMOSFET,124はダイオード、126はコンデ
ンサ、128はゲート抵抗である。
源、112は負側直流供給電源、113、114はゲー
ト駆動信号、115はゲート駆動信号を光信号として送
受するフォトカプラ又は光ケーブル、116は直流電源
を平滑する平滑コンデンサ、117はフォトカプラ又は
光ケーブル115の受光信号を電気信号に変換されたゲ
ート駆動信号が入力されるノットゲート、118,11
9,120,121,125,127は抵抗、122,
123はノットゲート117の出力信号により制御され
るMOSFET,124はダイオード、126はコンデ
ンサ、128はゲート抵抗である。
【0069】このようなパッケージをモジュール構造と
した電力素子とすれば、マルチ・チップとIC間のゲー
ト駆動信号の中継端子103,104を図示するように
スポット化して、注型端子とベース板34間で生じる浮
遊容量の遅れ要素で生じる各ペレット間の電流アンバラ
ンスを抑制すると共に、高速なスイッチングでも各ペレ
ットに流れる電流をバランスさせることができる。
した電力素子とすれば、マルチ・チップとIC間のゲー
ト駆動信号の中継端子103,104を図示するように
スポット化して、注型端子とベース板34間で生じる浮
遊容量の遅れ要素で生じる各ペレット間の電流アンバラ
ンスを抑制すると共に、高速なスイッチングでも各ペレ
ットに流れる電流をバランスさせることができる。
【0070】図9は本発明の第7の実施の形態を示す回
路結線図である。第7の実施の形態では、図9に示すよ
うにアノード電極(コレクタ電極)、カソード電極(エ
ミッタ電極)及び一つ以上の電圧駆動のゲート電極を具
備した半導体チップ132,133を多並列接続して構
成して一つの電力素子として動作し、且つパッケージが
圧接構造で電圧駆動される電力変換器として、パッケー
ジ内の半導体チップ132,133を同心円状に多層に
構成し、ゲートの駆動を中心部と外周部に分離して、さ
らに外周部のチップのゲート抵抗129を中心部に比べ
大きく設定して群制御可能な構成とするものである。
路結線図である。第7の実施の形態では、図9に示すよ
うにアノード電極(コレクタ電極)、カソード電極(エ
ミッタ電極)及び一つ以上の電圧駆動のゲート電極を具
備した半導体チップ132,133を多並列接続して構
成して一つの電力素子として動作し、且つパッケージが
圧接構造で電圧駆動される電力変換器として、パッケー
ジ内の半導体チップ132,133を同心円状に多層に
構成し、ゲートの駆動を中心部と外周部に分離して、さ
らに外周部のチップのゲート抵抗129を中心部に比べ
大きく設定して群制御可能な構成とするものである。
【0071】ここで、130はアノード電極兼締付板、
131はカソード電極兼締付板、134はフリーホイー
ルダイオードチップである。このような構成の電力変換
器の制御装置とすれば、外側配置の半導体チップが偏位
電流で破壊し易い現象を防止して半導体チップの信頼性
を向上させることができる。
131はカソード電極兼締付板、134はフリーホイー
ルダイオードチップである。このような構成の電力変換
器の制御装置とすれば、外側配置の半導体チップが偏位
電流で破壊し易い現象を防止して半導体チップの信頼性
を向上させることができる。
【0072】図10乃至図12は本発明の第8の実施の
形態をそれぞれ示すもので、図10は圧接形のパッケー
ジの側断面図で、図11は図10のB−B線に沿う矢視
断面図、図12は回路結線図である。
形態をそれぞれ示すもので、図10は圧接形のパッケー
ジの側断面図で、図11は図10のB−B線に沿う矢視
断面図、図12は回路結線図である。
【0073】第8の実施の形態では、図10乃至図12
に示すように圧接形で半導体チップが多並列接続されて
一つの電力素子として機能するマルチ・チップで構成さ
れた圧接形の電力変換器において、ゲート駆動回路13
8をIC化して簡素化すると共に、圧接構造として各チ
ップの中心部に装備するものである。
に示すように圧接形で半導体チップが多並列接続されて
一つの電力素子として機能するマルチ・チップで構成さ
れた圧接形の電力変換器において、ゲート駆動回路13
8をIC化して簡素化すると共に、圧接構造として各チ
ップの中心部に装備するものである。
【0074】ここで、図10乃至図12において、13
5はセラミックまたは磁器からなる容器、136、13
7はモリブデン板、138はゲート駆動回路、139、
140はモリブデン板、142、143はゲート抵抗で
ある。
5はセラミックまたは磁器からなる容器、136、13
7はモリブデン板、138はゲート駆動回路、139、
140はモリブデン板、142、143はゲート抵抗で
ある。
【0075】このような構成の電力変換器の制御装置に
よれば、第6の実施の形態と同様に簡素化したゲート駆
動回路をハイブリッドIC又はICにして、マルチ・チ
ップのゲートに均一な長さのアルミワイヤでボンディン
グし、また各電圧駆動素子である半導体チップのゲート
端を、微小面積のターミナルにして、ターミナルとベー
ス間で生じる浮遊容量の遅れ要素をなくして、高速なス
イッチングでも各ペレットに流れる電流をバランスさせ
ることができる。また、第7の実施の形態と同様にパッ
ケージ内の半導体チップが同芯円状に多層構造で構成さ
れ、ゲートの駆動を中心部と外周部に分離し、さらに外
周部のチップのゲート抵抗を中心部に比べ大きく設定し
て群制御するようにしているので、一般に外周側に電流
が集中する偏位電流で素子が破壊する現象を外周側のチ
ップでは電流の流れを抑えるようにすることで、半導体
チップの電流集中による破壊を防止することができる。
よれば、第6の実施の形態と同様に簡素化したゲート駆
動回路をハイブリッドIC又はICにして、マルチ・チ
ップのゲートに均一な長さのアルミワイヤでボンディン
グし、また各電圧駆動素子である半導体チップのゲート
端を、微小面積のターミナルにして、ターミナルとベー
ス間で生じる浮遊容量の遅れ要素をなくして、高速なス
イッチングでも各ペレットに流れる電流をバランスさせ
ることができる。また、第7の実施の形態と同様にパッ
ケージ内の半導体チップが同芯円状に多層構造で構成さ
れ、ゲートの駆動を中心部と外周部に分離し、さらに外
周部のチップのゲート抵抗を中心部に比べ大きく設定し
て群制御するようにしているので、一般に外周側に電流
が集中する偏位電流で素子が破壊する現象を外周側のチ
ップでは電流の流れを抑えるようにすることで、半導体
チップの電流集中による破壊を防止することができる。
【0076】
【発明の効果】以上述べたように本発明による電力変換
器及びその制御装置によれば、次のような効果を得るこ
とができる。 (1)多少のターンオン、ターンオフ時間のバラツキは
自動的に補正されるので、個々の電圧駆動素子のスイッ
チング時間を選別する必要がなくなる。
器及びその制御装置によれば、次のような効果を得るこ
とができる。 (1)多少のターンオン、ターンオフ時間のバラツキは
自動的に補正されるので、個々の電圧駆動素子のスイッ
チング時間を選別する必要がなくなる。
【0077】特に第3の実施の形態のように電圧駆動素
子のカソード側に低抵抗を挿入したことから飽和電圧V
ce(sat) の厳密な選別の必要もなくなる。 (2)マルチ・チップの多並列接続で、パッケージがモ
ジュール構造及び圧接構造の電圧駆動素子において、第
6の実施の形態のようにモジュール・パッケージに単一
電源駆動の簡素化したゲート駆動回路を内蔵して、ゲー
ト信号を最短長の導体で接続して、ゲート信号供給導体
のインダクタンスや供給導体の設置環境に伴うゲート信
号歪みで生じる電流のアンバランスを防止できる。
子のカソード側に低抵抗を挿入したことから飽和電圧V
ce(sat) の厳密な選別の必要もなくなる。 (2)マルチ・チップの多並列接続で、パッケージがモ
ジュール構造及び圧接構造の電圧駆動素子において、第
6の実施の形態のようにモジュール・パッケージに単一
電源駆動の簡素化したゲート駆動回路を内蔵して、ゲー
ト信号を最短長の導体で接続して、ゲート信号供給導体
のインダクタンスや供給導体の設置環境に伴うゲート信
号歪みで生じる電流のアンバランスを防止できる。
【0078】また、第7の実施の形態及び第8の実施の
形態のように圧接型で半導体チップが同芯円状に多重配
置されたマルチ・チップの電圧駆動素子で、チップを内
側と外側で異なる条件で群制御することで、偏位電流で
素子の電流が外側に流れ易い現象で破壊を防止できる。
形態のように圧接型で半導体チップが同芯円状に多重配
置されたマルチ・チップの電圧駆動素子で、チップを内
側と外側で異なる条件で群制御することで、偏位電流で
素子の電流が外側に流れ易い現象で破壊を防止できる。
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す回路結線図。
【図2】同実施の形態の作用を説明するためのタイムチ
ャート。
ャート。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す回路結線図。
【図4】本発明の第3の実施の形態を示す回路結線図。
【図5】本発明の第4の実施の形態を示す回路結線図。
【図6】本発明の第5の実施の形態を示す回路結線図。
【図7】本発明の第6の実施の形態におけるモジュール
構造のチップの配置構造図。
構造のチップの配置構造図。
【図8】同実施の形態を示す回路図。
【図9】本発明の第7の実施の形態におけるモジュール
構造の電圧駆動形電力変換器の回路図。
構造の電圧駆動形電力変換器の回路図。
【図10】本発明の第8の実施の形態における圧接型の
パッケージを示す側断面図。
パッケージを示す側断面図。
【図11】図10のB−B線に沿う矢視断面図。
【図12】同実施の形態を示す回路図。
【図13】従来の電力変換装置を構成を説明するための
回路図。
回路図。
【図14】同変換装置における1アームに相当する変換
器の構成例を示す回路図。
器の構成例を示す回路図。
【図15】同変換装置における1アームに相当する変換
器の構造図。
器の構造図。
【図16】同じくその回路構成要素の説明図。
【図17】従来の異なる構成例を示す1アームに相当す
る変換器の構造図。
る変換器の構造図。
【図18】同じくその回路構成要素の説明図。
【図19】従来のモジュール・パッケージで半導体チッ
プをボンディングして多並列接続した1アームに相当す
る変換器を示す構成図。
プをボンディングして多並列接続した1アームに相当す
る変換器を示す構成図。
50a,50b,50c……電圧駆動素子 51……アノード共通導体 52……カソード共通導体 54……フォトカプラ又は光ケーブル 55……増幅回路 56,57……トランジスタ 58,59……直流電源 60……ツイストペア導体 61,62……ゲート駆動信号供給共通導体 63……ゲート抵抗 64,65,66,68,69……抵抗 67……スイッチ 70a,70b,70c,74a,74b,74c……
バッファ 71,73……オアゲート 72a,72b,72c……エクスクルーシブオアゲー
ト 75a,75b,75c……アナログコンパレータ 79……多結晶シリコンのカソードバラスト抵抗又は低
抵抗 80a,80b,80c……ゲート駆動回路 81a,81b,81c……直流電源 83……ノットゲート 84……アンドゲート 85……オアゲート 90,91……MOSTFET 93……ダイオード94……コンデンサ 96a,96b,96c……ダブルカソードの電圧駆動
素子 98a,98b,98c……変流器 100a,100b,100c……コンデンサ 101a,101b,101c……抵抗 102……セラミック基板 103……ゲート電極 104……カソード電極 105……アルミワッシャ 106……ゲート駆動回路 111……正側直流供給電源 112……負側直流供給電源 113,114……ゲート駆動信号 115……フォトカプラ又は光ケーブル 116……平滑コンデンサ 117……ノットゲート 122,123……MOSTFET 124……ダイオード 126……コンデンサ 128,129……ゲート抵抗 130……アノード電極兼締付板 132,133……電圧駆動形半導体チップ 134……フリーホイールダイオードチップ 135……セラミック又は磁器 136,137……モリブデン板 138……ゲート駆動回路 139,140……モリブデン板141,142……ゲ
ート抵抗
バッファ 71,73……オアゲート 72a,72b,72c……エクスクルーシブオアゲー
ト 75a,75b,75c……アナログコンパレータ 79……多結晶シリコンのカソードバラスト抵抗又は低
抵抗 80a,80b,80c……ゲート駆動回路 81a,81b,81c……直流電源 83……ノットゲート 84……アンドゲート 85……オアゲート 90,91……MOSTFET 93……ダイオード94……コンデンサ 96a,96b,96c……ダブルカソードの電圧駆動
素子 98a,98b,98c……変流器 100a,100b,100c……コンデンサ 101a,101b,101c……抵抗 102……セラミック基板 103……ゲート電極 104……カソード電極 105……アルミワッシャ 106……ゲート駆動回路 111……正側直流供給電源 112……負側直流供給電源 113,114……ゲート駆動信号 115……フォトカプラ又は光ケーブル 116……平滑コンデンサ 117……ノットゲート 122,123……MOSTFET 124……ダイオード 126……コンデンサ 128,129……ゲート抵抗 130……アノード電極兼締付板 132,133……電圧駆動形半導体チップ 134……フリーホイールダイオードチップ 135……セラミック又は磁器 136,137……モリブデン板 138……ゲート駆動回路 139,140……モリブデン板141,142……ゲ
ート抵抗
Claims (7)
- 【請求項1】 複数個の電力用半導体チップが並列接続
して構成された電力変換器において、 前記電力用半導体チップを多重の同芯円状に配置し、前
記電力用半導体チップの内側配置と外側配置のゲート入
力抵抗を内側に比べて外側を大きく設定し、偏位電流に
よる電流集中で素子が破壊しないようにしたことを特徴
とする電力変換器。 - 【請求項2】 複数個の電圧駆動形電力用半導体チップ
が並列接続して構成された電力変換器において、 前記電圧駆動形電力用半導体チップを多重の同芯円状に
配置し、前記電圧駆動形電力用半導体チップの内側配置
と外側配置のゲート入力抵抗を内側に比べて外側を大き
く設定すると共に、前記各電圧駆動形半導体チップにそ
れぞれ対応させてゲート入力端子にゲート信号を与える
ゲート駆動回路をIC化してパッケージ内の中央部に装
備し、 この中央部のゲート駆動回路のチップから各電圧駆動形
電力用半導体チップに均一な長さのゲート信号供給導体
を通してゲート信号を与えるようにしたことを特徴とす
る電力変換器。 - 【請求項3】 複数個の電圧駆動形電力用半導体素子を
並列接続して構成された電力変換器を制御する電力変換
器の制御装置において、 前記各電圧駆動形電力用半導体素子に入力されるゲート
信号を検出するゲート信号検出手段と、 このゲート信号検出手段の検出信号に基きこの検出信号
がターンオン信号の場合は最も遅くターンオンする電圧
駆動形電力用半導体素子のゲート信号に他の電圧駆動形
電力用半導体素子のターンオンタイミングを合せるよう
に、またターンオフ信号の場合は最も早くターンオフす
る電圧駆動形電力用半導体素子のゲート信号に他の電圧
駆動形電力用半導体素子のターンオフタイミングを合せ
るように信号処理して前記各電圧駆動形電力用半導体素
子を一斉に制御する信号処理手段とを具備したことを特
徴とする電力変換器の制御装置。 - 【請求項4】 複数個の電圧駆動形電力用半導体素子を
並列接続して構成された電力変換器を制御する電力変換
器の制御装置において、 前記各電圧駆動形電力用半導体素子のゲート入力端子に
入力されるゲート入力電圧を予め設定されたゲート入力
端子電圧近傍の閾値に基いて検出するコンパレータと、 このコンパレータにより検出された各ゲートの入力電圧
の検出信号が入力され、ターンオン信号時は最も遅くタ
ーンオンするゲート入力端のゲート信号に合せるよう
に、またターンオフ信号時は最も早くターンオフするゲ
ート信号に合せるように信号処理して前記各電圧駆動形
電力用半導体素子を一斉に制御する信号処理手段とを具
備したことを特徴とする電力変換器の制御装置。 - 【請求項5】 請求項3又は請求項4記載の電力変換器
の制御装置において、 前記電圧駆動形電力用半導体素子はアノード電極、カソ
ード電極及び1つ以上のゲート電極を有し、 前記カソード電極側に多結晶シリコンのカソードバラス
ト抵抗又は低抵抗を挿入してゲート端子に電流帰還をか
け、前記電圧駆動形電力用半導体素子の飽和電圧の差で
生じる電流のアンバランスを小さくすることを特徴とす
る電力変換器の制御装置。 - 【請求項6】 アノード電極、メイン用の第1のカソー
ド電極とセンス用の第2のカソード電極及び一つ以上の
電圧駆動のゲート電極を具備した複数個の電圧駆動形電
力用半導体素子を並列接続して構成された電力変換器を
制御する電力変換器の制御装置において、 前記各電圧駆動形電力用半導体素子に対応してそれぞれ
設けられ、ゲート入力端子にゲート信号を与えるゲート
駆動回路と、 前記各電圧駆動形電力用半導体素子の前記第1のカソー
ド電極及び第2のカソード電極に流れる電流が相似関係
として隣あった素子の第2のカソード電極に流れる電流
の差分を検出して該当するゲート駆動回路の電源の中性
点に帰還する手段とを備え、 この帰還手段によりゲート駆動回路の電源の中性点に第
2のカソード電極に流れる電流の差分を帰還して前記各
電圧駆動形電力用半導体素子に流れる電流が等しくなる
ように中性点電位を変動させ、各電圧駆動形電力用半導
体素子に流れる電流をバランスさせることを特徴とする
電力変換器の制御装置。 - 【請求項7】 複数個の電圧駆動形半導体チップがモジ
ュール・パッケージに並列接続して構成された電力変換
器を制御する電力変換器の制御装置において、 前記パッケージ内に前記各電圧駆動形半導体チップにそ
れぞれ対応させてゲート入力端子にゲート信号を与える
ゲート駆動回路をIC化して装備し、 このゲート駆動回路のチップから、各電圧駆動形半導体
チップに均一な長さのアルミワイヤでボンディングし
て、各電圧駆動の半導体チップのゲートに均等な信号を
与えて各電圧駆動形半導体チップに流れる電流をバラン
スさせることを特徴とする電力変換器の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17217196A JPH1023744A (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | 電力変換器及びその制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17217196A JPH1023744A (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | 電力変換器及びその制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1023744A true JPH1023744A (ja) | 1998-01-23 |
Family
ID=15936897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17217196A Pending JPH1023744A (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | 電力変換器及びその制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1023744A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11235015A (ja) * | 1998-02-13 | 1999-08-27 | Toshiba Corp | 電圧駆動型電力用半導体装置およびそのゲート制御方法 |
JPH11252896A (ja) * | 1998-02-25 | 1999-09-17 | Toshiba Corp | Iegtのゲート制御装置 |
JP2004007887A (ja) * | 2002-05-31 | 2004-01-08 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 電力変換素子のゲート駆動回路 |
JP3696833B2 (ja) * | 2000-05-18 | 2005-09-21 | 三菱電機株式会社 | 電力用半導体装置 |
JP2007089335A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp | 電力用スイッチング素子の電圧検出方法及びこれを用いた電力変換装置 |
JP2009230421A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Denso Corp | 負荷電流供給回路 |
JP2012191724A (ja) * | 2011-03-09 | 2012-10-04 | Denso Corp | スイッチング素子の駆動回路 |
WO2018043039A1 (ja) * | 2016-08-31 | 2018-03-08 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | スイッチング回路 |
JP2019193529A (ja) * | 2018-04-27 | 2019-10-31 | 株式会社デンソー | スイッチの駆動装置 |
US20200395867A1 (en) * | 2018-02-20 | 2020-12-17 | Mitsubishi Electric Corporation | Power semiconductor module and power conversion apparatus including the same |
-
1996
- 1996-07-02 JP JP17217196A patent/JPH1023744A/ja active Pending
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11235015A (ja) * | 1998-02-13 | 1999-08-27 | Toshiba Corp | 電圧駆動型電力用半導体装置およびそのゲート制御方法 |
JPH11252896A (ja) * | 1998-02-25 | 1999-09-17 | Toshiba Corp | Iegtのゲート制御装置 |
JP3696833B2 (ja) * | 2000-05-18 | 2005-09-21 | 三菱電機株式会社 | 電力用半導体装置 |
JP2004007887A (ja) * | 2002-05-31 | 2004-01-08 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 電力変換素子のゲート駆動回路 |
JP2007089335A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp | 電力用スイッチング素子の電圧検出方法及びこれを用いた電力変換装置 |
JP2009230421A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Denso Corp | 負荷電流供給回路 |
JP2012191724A (ja) * | 2011-03-09 | 2012-10-04 | Denso Corp | スイッチング素子の駆動回路 |
WO2018043039A1 (ja) * | 2016-08-31 | 2018-03-08 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | スイッチング回路 |
US10205449B2 (en) | 2016-08-31 | 2019-02-12 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Switching circuit |
JPWO2018043039A1 (ja) * | 2016-08-31 | 2019-06-24 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | スイッチング回路 |
US10483966B2 (en) | 2016-08-31 | 2019-11-19 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Switching circuit |
JP2021078349A (ja) * | 2016-08-31 | 2021-05-20 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | スイッチング回路 |
US20200395867A1 (en) * | 2018-02-20 | 2020-12-17 | Mitsubishi Electric Corporation | Power semiconductor module and power conversion apparatus including the same |
US11711025B2 (en) * | 2018-02-20 | 2023-07-25 | Mitsubishi Electric Corporation | Power semiconductor module and power conversion apparatus including the same |
JP2019193529A (ja) * | 2018-04-27 | 2019-10-31 | 株式会社デンソー | スイッチの駆動装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5123746A (en) | Bridge type power converter with improved efficiency | |
US8427225B2 (en) | Gate driving circuit | |
US4581542A (en) | Driver circuits for emitter switch gate turn-off SCR devices | |
JP2000040951A (ja) | 半導体素子、その駆動方法及び駆動装置 | |
WO2012153836A1 (ja) | スイッチング回路及び半導体モジュール | |
US20120105131A1 (en) | Switching device with a cascode circuit | |
JP2000253646A (ja) | 絶縁ゲート型半導体素子のゲート回路 | |
JP6868809B2 (ja) | スイッチング回路 | |
JPH1023744A (ja) | 電力変換器及びその制御装置 | |
US20210313906A1 (en) | Dc inverter/converter current balancing for paralleled phase leg switches | |
CN113497610A (zh) | 可降低功率半导体传导损耗的栅极驱动电路 | |
JPH11235015A (ja) | 電圧駆動型電力用半導体装置およびそのゲート制御方法 | |
US20050077947A1 (en) | Half-bridge circuit | |
JP2003060157A (ja) | パワーモジュール | |
US7671639B2 (en) | Electronic circuit | |
JP2002095240A (ja) | 絶縁ゲート型半導体素子のゲート駆動回路およびそれを用いた電力変換装置 | |
EP3652857B1 (en) | Power semiconductor module gate driver with input common mode choke | |
JP3409994B2 (ja) | 自己消弧形素子駆動回路 | |
JP5843535B2 (ja) | 半導体モジュール | |
JPH0819246A (ja) | 半導体スイッチ素子の並列接続回路 | |
US6518821B2 (en) | Parallel circuit comprising a plurality of IGBTs | |
EP3955290A1 (en) | Switch device and method for manufacturing the switch device | |
JP2006340390A (ja) | 半導体素子の駆動装置 | |
EP0920114B1 (en) | Power converter wherein mos gate semiconductor device is used | |
JPH0767320A (ja) | 電力素子の駆動回路 |