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JPH10229063A - 基板洗浄方法および基板洗浄装置 - Google Patents

基板洗浄方法および基板洗浄装置

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Publication number
JPH10229063A
JPH10229063A JP9031727A JP3172797A JPH10229063A JP H10229063 A JPH10229063 A JP H10229063A JP 9031727 A JP9031727 A JP 9031727A JP 3172797 A JP3172797 A JP 3172797A JP H10229063 A JPH10229063 A JP H10229063A
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JP
Japan
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substrate
pressing load
cleaning
pressing
actual
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JP9031727A
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Inventor
Joichi Nishimura
讓一 西村
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個々の装置ごとに押圧荷重の調節や押圧荷重
の検知を正確に行う。 【解決手段】 基板洗浄装置に組み込まれる基板保持機
構に保持される基板表面と同一レベルでの、基板洗浄装
置に組み込まれた洗浄具からの実押圧荷重と、基板洗浄
装置に組み込まれた圧力センサ31からの検知値との対
応関係を、異なる2点以上の実押圧荷重について調べて
検知情報記憶メモリ40に記憶する。基板洗浄では、圧
力センサ31から検知値が得られると、検知情報記憶メ
モリ40に記憶した2点以上についての実押圧荷重と圧
力センサ31からの検知値との対応関係に基づき決めら
れた関係式を用いて、得られた検知値に対応する押圧荷
重を求めて、その検知情報を基にコントローラ34はリ
リーフ弁25を制御して、指定された押圧荷重で洗浄具
を基板に作用させて基板を洗浄する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハやフ
ォトマスク用のガラス基板、液晶表示装置用のガラス基
板、光ディスク用の基板等の基板に所望の押圧荷重で洗
浄具を作用させて基板を洗浄する基板洗浄方法および基
板洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の基板洗浄装置としては、
例えば、特開平3−52228号公報に示すようなもの
がある。この装置は、保持された基板に対する洗浄具の
高さ位置を任意に調節できるように構成され、この高さ
位置の調節によって基板洗浄時の基板に対する洗浄具の
押圧荷重を所望のものとして基板を洗浄できるように構
成されている。
【0003】また、特開平8−141518号公報や特
開平8−141519号公報、特開平8−243518
号公報などに開示された装置は、基板に対する洗浄具の
押圧荷重を検知するロードセルなどのセンサを備えてい
て、このセンサからの検知情報を基に基板洗浄時の基板
に対する洗浄具の押圧荷重を、指定された押圧荷重に調
節したり、あるいは、前記センサからの検知情報を用い
てフィードバック制御するなどして、より高精度に基板
を洗浄することができるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。上記従来装置において所望の押圧荷重で洗浄具を
基板に作用させるための押圧手段は電気信号などの制御
信号によって駆動されるように構成されている。すなわ
ち、所望の押圧荷重が指定されると、その押圧荷重に対
応する値の制御信号で押圧手段が制御されて、洗浄具を
基板に作用させている。この押圧荷重と押圧手段の制御
値との対応関係は、同一のタイプの(同一の構成を有す
る)基板洗浄装置で一義的に決められている。しかしな
がら、同一タイプの基板洗浄装置であっても個々の基板
洗浄装置には機差(機械部分の組み立て精度や制御系の
精度などの差異)があり、この機差によって、個々の基
板洗浄装置ごとで基板に対する洗浄具の押圧荷重がまち
まちになり、基板洗浄の際の基板に対する洗浄具の押圧
荷重が、指定した押圧荷重通りにはならないという問題
があった。
【0005】また、押圧手段が故障や破損などして交換
した場合にも、基板洗浄の際の基板に対する洗浄具の押
圧荷重が、指定した押圧荷重通りにはならないという不
具合が起き易かった。
【0006】特開平8−267023号公報には、基板
の洗浄面と同一レベルで洗浄具を受け止めて洗浄具から
の押圧荷重を測定する押圧荷重測定具を用いて、基板洗
浄に先立ち、基板の洗浄面と同一レベルでの洗浄具から
の押圧荷重を測定して所望の押圧荷重になるように押圧
手段の制御値を調節して、調節結果の制御値を用いて本
番の基板洗浄を行う装置が開示されている。この装置に
よれば、本番の基板洗浄に前に、押圧荷重測定具を用い
た測定結果を参照しながら所望の押圧荷重になる押圧手
段の制御値を調節するので、本番の基板洗浄では、所望
の押圧荷重に正確に洗浄具を基板に作用させて基板洗浄
することができる。しかしながら、この装置では、押圧
荷重を変更して基板洗浄する場合には、常に押圧荷重測
定具を用いての押圧手段の制御値の調節作業が必要であ
り、作業が面倒で、生産性の低下も招いていた。
【0007】また、基板に対する洗浄具の押圧荷重を検
知するセンサを備えた従来装置においては、以下のよう
な問題がある。
【0008】このセンサからは電気信号などの検知信号
が出力されるので、このセンサからの検知値と押圧荷重
との対応関係を校正しておく必要がある。この校正作業
は、従来、センサを装置から外した状態で行い、校正作
業の後、センサを装置に組み込み、校正結果を装置に記
憶させていた。そのため、装置への組み込み後のセンサ
からの検知値と押圧荷重との対応関係が、校正結果とず
れることがあり、押圧荷重を正確に検知できず、基板洗
浄を精度良く行えないことがあった。このような不都合
は、センサなどが故障や破損などして交換したときにも
同様に起こっていた。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、作業効率が良く、生産性を低下させず
に、個々の装置ごとに押圧荷重の調節や押圧荷重の検知
を正確に行うことができる基板洗浄方法および基板洗浄
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、基板に対する洗浄具の押
圧荷重を任意に指定して、押圧手段を制御して、指定さ
れた押圧荷重で洗浄具を基板に作用させて基板を洗浄す
る基板洗浄方法において、基板洗浄装置に組み込まれる
基板保持手段に保持される基板の洗浄面と同一レベルで
の、基板洗浄装置に組み込まれた前記洗浄具からの実押
圧荷重と、基板洗浄装置に組み込まれた前記押圧手段の
制御値との対応関係を、異なる2点以上の実押圧荷重に
ついて調べる準備工程と、指定された押圧荷重に対する
前記押圧手段の制御値を、前記準備工程で調べた2点以
上についての前記実押圧荷重と前記押圧手段の制御値と
の対応関係に基づき決められた関係式を用いて求め、そ
の制御値で前記押圧手段を制御して、その制御値に応じ
た押圧荷重で前記洗浄具を基板に作用させて基板を洗浄
する基板洗浄工程と、を備えたことを特徴とするもので
ある。
【0011】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の基板洗浄方法において、基板洗浄装置には、基板
に対する洗浄具の押圧荷重を検知する押圧荷重検知手段
が備えられ、かつ、前記準備工程では、基板洗浄装置に
組み込まれる基板保持手段に保持される基板の洗浄面と
同一レベルでの、基板洗浄装置に組み込まれた前記洗浄
具からの実押圧荷重と、基板洗浄装置に組み込まれた前
記押圧荷重検知手段からの検知値との対応関係を、異な
る2点以上の実押圧荷重についてさらに調べるととも
に、前記基板洗浄工程では、前記押圧荷重検知手段から
検知値が得られると、前記準備工程で調べた2点以上に
ついての前記実押圧荷重と前記押圧荷重検知手段からの
検知値との対応関係に基づき決められた関係式を用い
て、前記得られた検知値に対応する押圧荷重を求めて、
その検知情報を用いて基板の洗浄を行うように構成した
ことを特徴とするものである。
【0012】請求項3に記載の発明は、基板に対する洗
浄具の押圧荷重を任意に指定して、押圧荷重検知手段か
らの検知情報を基に押圧手段を制御して、指定された押
圧荷重で洗浄具を基板に作用させて基板を洗浄する基板
洗浄方法において、基板洗浄装置に組み込まれる基板保
持手段に保持される基板の洗浄面と同一レベルでの、基
板洗浄装置に組み込まれた前記洗浄具からの実押圧荷重
と、基板洗浄装置に組み込まれた前記押圧荷重検知手段
からの検知値との対応関係を、異なる2点以上の実押圧
荷重について調べる準備工程と、前記押圧荷重検知手段
から検知値が得られると、前記準備工程で調べた2点以
上についての前記実押圧荷重と前記押圧荷重検知手段か
らの検知値との対応関係に基づき決められた関係式を用
いて、前記得られた検知値に対応する押圧荷重を求め
て、その検知情報を基に押圧手段を制御して、指定され
た押圧荷重で前記洗浄具を基板に作用させて基板を洗浄
する基板洗浄工程と、を備えたことを特徴とするもので
ある。
【0013】請求項4に記載の発明は、基板を鉛直軸回
りに回転可能に保持する基板保持手段と、基板の洗浄面
を洗浄する洗浄具と、基板に対する前記洗浄具の押圧荷
重を指定する押圧荷重指定手段と、前記押圧荷重指定手
段から指定された押圧荷重で前記洗浄具を基板に作用さ
せる押圧手段と、前記基板保持手段に保持された基板
に、指定された押圧荷重で洗浄具を作用させて基板を洗
浄するように制御する洗浄制御手段と、を備えた基板洗
浄装置において、基板洗浄装置に組み込まれる基板保持
手段に保持される基板の洗浄面と同一レベルで、基板洗
浄装置に組み込まれた前記洗浄具を受け止めてその洗浄
具からの実押圧荷重を測定する押圧荷重測定手段と、前
記押圧荷重測定手段を用いて測定される前記実押圧荷重
と、前記実押圧荷重を測定する際の基板洗浄装置に組み
込まれた前記押圧手段の制御値とを対応付ける制御情報
対応付け手段と、前記押圧荷重測定手段と前記制御情報
対応付け手段とを用いて、前記実押圧荷重と前記押圧手
段の制御値との対応関係を、異なる2点以上の実押圧荷
重について調べた結果を記憶しておく制御情報記憶手段
と、をさらに備え、かつ、前記洗浄制御手段は、指定さ
れた押圧荷重に対する前記押圧手段の制御値を、前記制
御情報記憶手段に記憶されている2点以上についての前
記実押圧荷重と前記押圧手段の制御値との対応関係に基
づき決められた関係式を用いて求め、その制御値で前記
押圧手段を制御して、その制御値に応じた押圧荷重で洗
浄具を基板に作用させて基板を洗浄するように構成した
ことを特徴とするものである。
【0014】請求項5に記載の発明は、上記請求項4に
記載の基板洗浄装置において、基板に対する前記洗浄具
の押圧荷重を検知する押圧荷重検知手段と、前記押圧荷
重測定手段を用いて測定される前記実押圧荷重と、前記
実押圧荷重を測定する際の基板洗浄装置に組み込まれた
前記押圧荷重検知手段からの検知値とを対応付ける検知
情報対応付け手段と、前記押圧荷重測定手段と前記検知
情報対応付け手段とを用いて、前記実押圧荷重と前記押
圧手段からの検知値との対応関係を、異なる2点以上の
実押圧荷重について調べた結果を記憶しておく検知情報
記憶手段と、をさらに備え、かつ、前記洗浄制御手段
は、前記押圧荷重検知手段から検知値が得られると、前
記検知情報記憶手段に記憶されている2点以上について
の前記実押圧荷重と前記押圧荷重検知手段からの検知値
との対応関係に基づき決められた関係式を用いて、前記
得られた検知値に対応する押圧荷重を求めて、その検知
情報を用いて基板の洗浄を行うように構成したことを特
徴とするものである。
【0015】請求項6に記載の発明は、基板を鉛直軸回
りに回転可能に保持する基板保持手段と、基板の洗浄面
を洗浄する洗浄具と、基板に対する前記洗浄具の押圧荷
重を指定する押圧荷重指定手段と、任意の押圧荷重で前
記洗浄具を基板に作用させる押圧手段と、基板に対する
前記洗浄具の押圧荷重を検知する押圧荷重検知手段と、
押圧荷重検知手段からの検知情報を基に押圧手段を制御
して、前記基板保持手段に保持された基板に、指定され
た押圧荷重で洗浄具を作用させて基板を洗浄するように
制御する洗浄制御手段と、を備えた基板洗浄装置におい
て、基板洗浄装置に組み込まれる基板保持手段に保持さ
れる基板の洗浄面と同一レベルで、基板洗浄装置に組み
込まれた前記洗浄具を受け止めてその洗浄具からの実押
圧荷重を測定する押圧荷重測定手段と、前記押圧荷重測
定手段を用いて測定される前記実押圧荷重と、前記実押
圧荷重を測定する際の基板洗浄装置に組み込まれた前記
押圧荷重検知手段からの検知値とを対応付ける検知情報
対応付け手段と、前記押圧荷重測定手段と前記検知情報
対応付け手段とを用いて、前記実押圧荷重と前記押圧荷
重検知手段からの検知値との対応関係を、異なる2点以
上の実押圧荷重について調べた結果を記憶しておく検知
情報記憶手段と、をさらに備え、かつ、前記洗浄制御手
段は、前記押圧荷重検知手段から検知値が得られると、
前記検知情報記憶手段に記憶されている2点以上につい
ての前記実押圧荷重と前記押圧荷重検知手段からの検知
値との対応関係に基づき決められた関係式を用いて、前
記得られた検知値に対応する押圧荷重を求めて、その検
知情報を基に押圧手段を制御して、指定された押圧荷重
で洗浄具を基板に作用させて基板を洗浄するように構成
したことを特徴とするものである。
【0016】
【作用】請求項1に記載の方法発明の作用は次のとおり
である。まず最初に、少なくとも洗浄具や押圧手段が基
板洗浄装置に組み込まれた状態で、以下の準備工程を行
う。
【0017】すなわち、基板洗浄装置に組み込まれる基
板保持手段に保持される基板の洗浄面と同一レベルで
の、基板洗浄装置に組み込まれた洗浄具からの実押圧荷
重と、基板洗浄装置に組み込まれた押圧手段の制御値と
の対応関係を、異なる2点以上の実押圧荷重について調
べる。
【0018】例えば、調べた結果が実押圧荷重Wi(i
=1、2、…)に対して押圧手段の制御値がCiであっ
たとする。この2点以上の実押圧荷重(W1、W2、
…)と押圧手段の制御値(C1、C2、…)との対応関
係に基づいて、以下の基板洗浄工程で用いる関係式(C
x=f(Wx))を決めることができる。
【0019】上記準備工程の後、以下の基板洗浄工程が
行われる。すなわち、指定された押圧荷重(Wx)に対
する押圧手段の制御値(Cx)を、上記準備工程で調べ
た2点以上についての実押圧荷重と押圧手段の制御値と
の対応関係に基づき決められた関係式(Cx=f(W
x))を用いて求め、その制御値(Cx)で押圧手段を
制御して、その制御値(Cx)に応じた押圧荷重(W
x)で洗浄具を基板に作用させて基板を洗浄する。この
ように、指定された押圧荷重を上記関係式に代入するだ
けで、その指定された押圧荷重に対する押圧手段の制御
値が求められるので、指定する押圧荷重が変わっても対
応することができる。従って、上記準備工程を最初に1
回行えば、種々の押圧荷重による基板洗浄を連続して行
える。また、上記関係式はこの装置の機械部分の組み立
て精度や制御系の精度などに応じたものであるので、押
圧制御を正確に行うことができる。
【0020】また、押圧手段を交換すると、上記実押圧
荷重と押圧手段の制御値との対応関係が変わることがあ
るので、この押圧手段の交換の後にも上記準備工程を行
い、以降、その準備工程で調べた実押圧荷重と押圧手段
の制御値との対応関係に基づき決められた関係式を用い
て基板洗浄工程を連続して行える。
【0021】請求項2に記載の方法発明は、基板に対す
る洗浄具の押圧荷重を検知する押圧荷重検知手段を備え
た基板洗浄装置を対象として、押圧荷重検知手段の校正
を、上記請求項1に記載の発明の押圧制御と同様の原理
を用いて、押圧荷重検知手段が装置に組み込まれた状態
で行うものである。
【0022】すなわち、準備工程では、実押圧荷重と押
圧手段の制御値との対応関係を2点以上の実押圧荷重に
ついて調べるとともに、それに加えて、基板洗浄装置に
組み込まれる基板保持手段に保持される基板の洗浄面と
同一レベルでの、基板洗浄装置に組み込まれた洗浄具か
らの実押圧荷重と、基板洗浄装置に組み込まれた押圧荷
重検知手段からの検知値との対応関係を、異なる2点以
上の実押圧荷重についてさらに調べる。
【0023】例えば、調べた結果が実押圧荷重Wj(j
=1、2、…)に対して押圧荷重検知手段からの検知値
がSjであったとする。この2点以上の実押圧荷重(W
1、W2、…)と押圧荷重検知手段からの検知値(S
1、S2、…)との対応関係に基づいて、以下の基板洗
浄工程で用いる関係式(Wx=g(Sx))を決めるこ
とができる。
【0024】上記準備工程の後、以下の基板洗浄工程が
行われる。すなわち、基板洗浄工程では上記請求項1に
記載の発明の押圧制御を行うとともに、押圧荷重検知手
段から検知値(Sx)が得られると、上記準備工程で調
べた2点以上についての実押圧荷重と押圧荷重検知手段
からの検知値との対応関係に基づき決められた関係式
(Wx=g(Sx))を用いて、得られた検知値(S
x)を上記関係式に代入してその検知値(Sx)に対応
する押圧荷重(Wx)を求めて、その検知情報(Sx=
Wx)を用いて基板の洗浄を行う。このように、押圧荷
重検知手段が装置に組み込まれた状態で、押圧荷重検知
手段の校正を行うので、実押圧荷重と押圧荷重検知手段
からの検知値との対応関係は正確である。
【0025】また、押圧荷重検知手段を交換した場合に
も、押圧荷重検知手段の交換の後、上記準備工程を行え
ば、新たに組み込んだ押圧荷重検知手段の校正が行え
る。
【0026】請求項3に記載の方法発明は、押圧荷重検
知手段を備えていて、押圧手段の制御を押圧荷重検知手
段からの検知情報を基に行う基板洗浄装置を対象として
いる。
【0027】この請求項3に記載の発明の準備工程で
は、上記請求項2に記載の発明の準備工程と同様の手順
で、実押圧荷重と押圧荷重検知手段からの検知値との対
応関係だけを、2点以上の実押圧荷重について調べる。
【0028】そして、基板洗浄工程では、請求項2に記
載の発明と同様に、押圧荷重検知手段から検知値が得ら
れると、準備工程で調べた2点以上についての実押圧荷
重と押圧荷重検知手段からの検知値との対応関係に基づ
き決められた関係式を用いて、得られた検知値に対応す
る押圧荷重を求める。そして、請求項3に記載の発明で
は、その検知情報を基に押圧手段を制御して、指定され
た押圧荷重で洗浄具を基板に作用させて基板を洗浄す
る。
【0029】請求項4に記載の装置発明は、上記請求項
1に記載の発明に係る基板洗浄方法を好適に実施するも
ので、その作用は次のとおりである。
【0030】まず、準備工程では、押圧荷重測定手段と
制御情報対応付け手段とを用いて、基板洗浄装置に組み
込まれる基板保持手段に保持される基板の洗浄面と同一
レベルでの、基板洗浄装置に組み込まれた洗浄具からの
実押圧荷重と、基板洗浄装置に組み込まれた押圧手段の
制御値との対応関係を、所定の実押圧荷重について調べ
て制御情報記憶手段に記憶する。次に、異なる実押圧荷
重についても、上記と同様に、その実押圧荷重と押圧手
段の制御値との対応関係を調べて制御情報記憶手段に記
憶する。この作業を2回以上行い、実押圧荷重と押圧手
段の制御値との対応関係を、異なる2点以上の実押圧荷
重について調べて、制御情報記憶手段に記憶しておく。
この制御情報記憶手段に記憶されたデータに基づき以下
の基板洗浄工程で用いる関係式を決めることができる。
【0031】基板洗浄工程は、洗浄制御手段が各構成要
素を以下のように制御して行われる。すなわち、押圧荷
重指定手段で指定された押圧荷重に対する押圧手段の制
御値を、制御情報記憶手段に記憶されている2点以上に
ついての実押圧荷重と押圧手段の制御値との対応関係に
基づき決められた関係式を用いて求め、その制御値で押
圧手段を制御して、その制御値に応じた押圧荷重で洗浄
具を、基板保持手段に保持された基板に作用させて基板
を洗浄する。
【0032】請求項5に記載の装置発明は、上記請求項
2に記載の発明に係る基板洗浄方法を好適に実施するも
ので、その作用は次のとおりである。
【0033】すなわち、準備工程では、押圧荷重測定手
段と検知情報対応付け手段とを用いて、基板洗浄装置に
組み込まれる基板保持手段に保持される基板の洗浄面と
同一レベルでの、基板洗浄装置に組み込まれた洗浄具か
らの実押圧荷重と、基板洗浄装置に組み込まれた押圧荷
重検知手段からの検知値との対応関係を、異なる2点以
上の実押圧荷重についてさらに調べて、検知情報記憶手
段に記憶しておく。
【0034】基板洗浄工程では、洗浄制御手段は、押圧
荷重検知手段から検知値が得られると、検知情報記憶手
段に記憶されている2点以上についての実押圧荷重と押
圧荷重検知手段からの検知値との対応関係に基づき決め
られた関係式を用いて、得られた検知値に対応する押圧
荷重を求めて、その検知情報を用いて基板の洗浄を行
う。
【0035】請求項6に記載の装置発明は、上記請求項
3に記載の発明に係る基板洗浄方法を好適に実施するも
ので、その作用は次のとおりである。
【0036】すなわち、準備工程では、請求項5に記載
の発明と同様にして、実押圧荷重と押圧荷重検知手段か
らの検知値との対応関係を、異なる2点以上の実押圧荷
重について調べて、検知情報記憶手段に記憶しておく。
【0037】基板洗浄工程では、洗浄制御手段は、押圧
荷重検知手段から検知値が得られると、検知情報記憶手
段に記憶されている2点以上についての実押圧荷重と押
圧荷重検知手段からの検知値との対応関係に基づき決め
られた関係式を用いて、得られた検知値に対応する押圧
荷重を求めて、その検知情報を基に押圧手段を制御し
て、指定された押圧荷重で洗浄具を基板に作用させて基
板を洗浄する。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 <第1実施例>図1は本発明の第1実施例に係る基板洗
浄装置全体の概略構成を示す縦断面図であり、図2はそ
の平面図である。
【0039】電動モータ1の駆動によって鉛直方向の軸
芯周りで回転する回転軸2の上端に、基板Wを真空吸着
保持する回転台3が一体回転可能に取り付けられ、基板
Wを鉛直方向の軸芯周りで回転可能に保持する基板保持
機構4が構成されている。
【0040】なお、基板保持機構4は真空吸着式のもの
に限らず、例えば、回転台3上に基板Wの外周部の複数
箇所を支持する基板支持部材を複数個設けるとともに、
この基板支持部材に支持された基板Wの水平方向の位置
を規制する位置決めピンを設けて基板保持機構を構成
し、基板Wを回転台3の上面から離間した状態で回転可
能に保持させるようにしてもよい。
【0041】基板保持機構4およびそれによって保持さ
れた基板Wの周囲は、昇降駆動機構(図示せず)によっ
て昇降可能なカップ5で覆われている。カップ5の横外
側方に、基板Wの回転中心側に向けて純水などの洗浄液
を噴出供給するノズル6が設けられている。
【0042】また、カップ5の横外側方に、アングル形
状の支持アーム7が、電動モータ(図示せず)により鉛
直方向の第1の軸芯P1周りで回転可能に設けられ、そ
の支持アーム7の先端側アーム部分7aの下部に、鉛直
方向の第2の軸芯P2周りで回転可能に、基板Wの表面
(この実施例における洗浄面)を洗浄する洗浄具として
の洗浄ブラシ8が設けられている。
【0043】なお、洗浄ブラシ8としては、ナイロンブ
ラシやモヘアブラシ、あるいは、スポンジ製やフェルト
製、プラスチック製などのものが使用される。
【0044】図3の要部の拡大縦断面図に示すように、
支持アーム7の先端側アーム部分7aに、ベアリング9
を介して前記第2の軸芯P2周りで回転可能に回転体1
0が設けられ、回転体10に一体回転可能に取り付けら
れたプーリー11とモータMとがタイミングベルト12
を介して連動連結されている。回転体10のプーリー1
1を挟む両側箇所それぞれに一対ずつのガイドローラ1
0aが設けられ、そのガイドローラ10aが洗浄具支持
体13の途中箇所に形成したスプライン部13aに作用
するように構成され、回転体10と一体回転しながら抵
抗少なく洗浄具支持体13を昇降できるように構成され
ている。洗浄ブラシ8は洗浄具支持体13の下端部に一
体的に取り付けられている。
【0045】洗浄具支持体13に一体回転可能にバネ座
14が取り付けられ、そのバネ座14と、回転体10に
取り付けられたバネ座15とにわたって圧縮コイルスプ
リング16が設けられ、洗浄ブラシ8および洗浄具支持
体13の重量に釣り合って、洗浄ブラシ8を先端側アー
ム部分7aに対して所定高さに維持させるように重量均
衡機構17が構成されている。
【0046】洗浄具支持体13の上端にベアリング18
を介して相対回転のみ可能に当接部材19が取り付けら
れ、その当接部材18の上端に対応するように、先端側
アーム部分7aの上部側にエアシリンダ20が設けら
れ、そのエアシリンダ20のシリンダロッド21の下端
が当接部材19に当接されている。
【0047】エアシリンダ20は、図4に示すように、
そのシリンダ22の内周面とピストン23およびシリン
ダロッド21それぞれの外周面との間に微少な隙間を形
成して構成されている。そして、ピストン23を間にし
たシリンダロッド21とは反対側の空間とコンプレッサ
ー24とを、リリーフ圧を設定変更可能なリリーフ弁2
5を介装した第1のエアー配管26を介して接続し、一
方、ピストン23を間にしたシリンダロッド21側の空
間とコンプレッサー24とを、定量弁27を介装した第
2のエアー配管28を介して接続して押圧手段が構成さ
れ、エアシリンダ20を、供給エアーによって調芯しな
がら無摺動状態で抵抗少なく伸縮できるように構成され
ている。
【0048】前記バネ座14、15と圧縮コイルスプリ
ング16とからなる重量均衡機構17、および、エアシ
リンダ20それぞれの平面視における中心が洗浄ブラシ
8の回転中心P2に一致するように設けられている。
【0049】図3に示すように、当接部材19に一体的
にセンサ用アーム29が取り付けられるとともに、その
センサ用アーム29が支持アーム7の縦壁により昇降の
み可能に設けられ、そして、センサ用アーム29の先端
側にネジ部材30が取り付けられている。支持アーム7
内の所定箇所にロードセル型の圧力センサ31が設けら
れ、ネジ部材30が下降によって圧力センサ31に当接
するように構成されている。
【0050】先端側アーム部分7aと回転体10の下部
側との間に、磁性流体シール32とラビリンス機構33
が設けられ、その上部のベアリング9の回転に伴う摩耗
によって発生するゴミが基板W上に落下したり、洗浄液
が浸入したりすることを回避できるように構成されてい
る。
【0051】図4に示すように、リリーフ弁25にコン
トローラ34が接続され、そのコントローラ34に、押
圧荷重指定手段としての押圧荷重設定器35と、検知情
報対応付け手段を構成する押圧荷重調節スイッチ36お
よび調節確認スイッチ37と、準備開始指令スイッチ3
8と、ロードセルアンプ39を介して圧力センサ31と
が接続されている。コントローラ34は、検知情報記憶
手段としての検知情報記憶メモリ40を備えている。
【0052】本実施例は、押圧荷重測定手段としての押
圧荷重測定具50を備えている。これを図5、図6を参
照して説明する。
【0053】図5の分解斜視図に示すように、回転台3
の下部には、回転軸2に外嵌する筒部材42が連接さ
れ、その筒部材42に形成された切欠き43が、回転軸
2に取り付けられた位置決めピン44に外嵌されるとと
もに、回転台3の中央箇所が、回転軸2の上端に一対の
ネジ45によって締め付け固定され、回転軸2に回転台
3が着脱できるように構成されている。
【0054】また、前記位置決めピン44に外嵌する筒
部材51を備えるとともに一対のネジ45により締め付
け可能に構成された支持ブラケット52に荷重計53を
載置可能に構成され、回転台3に代えて支持ブラケット
52を回転軸2に取り付け、その支持ブラケット52に
荷重計53を載置することにより、荷重計53に洗浄ブ
ラシ8を受け止めて洗浄ブラシ8からの実押圧荷重を測
定できるように押圧荷重測定具50が構成されている。
【0055】荷重計53には、図示しないが、その内部
に荷重を測定するロードセルが設けられ、ロードセルに
より洗浄ブラシ8を受け止めて洗浄ブラシ8からの実押
圧荷重を測定する感圧部54と、測定した実押圧荷重を
表示する表示部55とが備えられている。
【0056】図6の要部の側面図に示すように、回転軸
2に押圧荷重測定具50を設けた状態〔図6(a)参
照〕で、洗浄ブラシ8を受け止める感圧部54の表面
が、基板保持機構4によって保持される基板W〔図6
(b)参照〕の表面と同一レベルになるように設定され
ている。
【0057】なお、押圧荷重測定具50は、上記構成以
外にも例えば図7に示すように構成してもよい。図7の
構成では、図5、図6の支持ブラケット52に備えた筒
部材51に代えて、カップ5の縦壁5aに上方から外嵌
係止する係止部材56が連接されるとともにネジ57に
よって締め付け固定されるように押圧荷重測定具50が
構成されている。
【0058】そして、カップ5を最も下方に下降した状
態で係止部材56をカップ5の縦壁5aに固定し、その
支持ブラケット52に荷重計53を載置することによ
り、その感圧部54による洗浄ブラシ8の受け止め面
が、基板保持機構4に保持される基板Wの表面と同一レ
ベルになるように設定されている。なお、図7(a)は
押圧荷重測定具50の変形例の構成を示す要部平面図で
あり、図7(b)は図7(a)のA−A線矢視図であ
る。
【0059】以上の構成により、例えば、装置が組み立
てられ、工場にセッティングされた状態で、圧力センサ
31、ロードセルアンプ39からなる押圧荷重検知手段
の校正を含む次の準備工程が行われる。
【0060】すなわち、作業者は、まず、回転台3に代
えて支持ブラケット52を回転軸2に取り付け、その支
持ブラケット52に荷重計53を載置する。次に、支持
アーム7を第1の軸芯P1周りに回転させて洗浄ブラシ
8を荷重計53上方に位置させる。そして、準備開始指
令スイッチ38を押す。準備開始指令スイッチ38が押
されると、予め決められた押圧荷重W1(例えば20
g)で洗浄ブラシ8が荷重計53の感圧部54を押圧す
るように、コントローラ34は暫定的に記憶している制
御値でリリーフ弁25のリリーフ圧を設定する。作業者
は、この状態における実押圧荷重を荷重計53の表示部
55で確認し、実押圧荷重が上記押圧荷重W1と同じあ
れば調節確認スイッチ37を押す。一方、実押圧荷重が
上記押圧荷重W1と相違していれば、押圧荷重調節スイ
ッチ36で実押圧荷重が上記押圧荷重W1になるように
調節する。押圧荷重調節スイッチ36は、リリーフ弁2
5のリリーフ圧を設定するためのコントローラ34から
の制御値を上下に細かく変更させる指令を与えるスイッ
チである。コントローラ34は、押圧荷重調節スイッチ
36からの指令に応じてリリーフ弁25のリリーフ圧を
設定するための制御値を変更していく。これに応じて、
洗浄ブラシ8が荷重計53の感圧部54を押圧する実押
圧荷重が変更していく。作業者は、荷重計53の表示部
55に表示される実押圧荷重が上記押圧荷重W1と同じ
になるように押圧荷重調節スイッチ36による調節を行
い、実押圧荷重が上記押圧荷重W1と同じになると調節
確認スイッチ37を押す。調節確認スイッチ37が押さ
れると、コントローラ34は、この時点で、ロードセル
アンプ39を介してコントローラ34に入力されている
圧力センサ31からの検知値(S1とする)を上記押圧
荷重W1に対応するものとして検知情報記憶メモリ40
に記憶する。
【0061】上記最初の押圧荷重W1についての調節で
調節確認スイッチ37が押されると、コントローラ34
は、予め決められた、上記最初の押圧荷重W1と異なる
押圧荷重W2(例えば50g)で洗浄ブラシ8が荷重計
53の感圧部54を押圧するように、暫定的に記憶して
いる制御値でリリーフ弁25のリリーフ圧を設定する。
以下、上記と同様に、荷重計53の表示部55に表示さ
れる実押圧荷重が上記押圧荷重W2と同じになるように
調節し、実押圧荷重が上記押圧荷重W2と同じになると
調節確認スイッチ37を押す。これにより、コントロー
ラ34は、この時点で、ロードセルアンプ39を介して
コントローラ34に入力されている圧力センサ31から
の検知値(S2とする)を上記押圧荷重W2に対応する
ものとして検知情報記憶メモリ40に記憶する。
【0062】これにより、実押圧荷重と、ロードセルア
ンプ39を介してコントローラ34に入力される圧力セ
ンサ31からの検知値(押圧荷重検知手段からの検知
値)との対応関係が、異なる2点の実押圧荷重について
得られたことになる。この対応関係をグラフで示すと図
8のようになる。
【0063】図8に示すグラフより明らかなように、異
なる2点の実押圧荷重について得られた実押圧荷重と圧
力荷重検知手段からの検知値との対応関係から、押圧荷
重検知手段から得られる検知値(Sx)に対応する実押
圧荷重(Wx)を求めるための以下の関係式(直線式)
が求められる。
【0064】Wx=a×Sx+b ……… (1) ただし、a、bは、異なる2点の実押圧荷重について得
られた実押圧荷重と圧力荷重検知手段からの検知値との
対応関係から決まる係数である。
【0065】上記準備工程の後に行う実際の基板洗浄工
程は、以下のように行われる。作業者は、まず、基板W
の洗浄に先立ち、基板W上に形成された膜の種類(アル
ミ膜、酸化膜、窒化膜、ポリシリコン膜、パターン膜、
ベアシリコン膜など)や、基板Wに付着している汚染物
の性質、種類などに応じて、それに対応する洗浄時の押
圧荷重(Wsとする)を圧力荷重設定器35から指定
し、洗浄ブラシ8を基板W上から外れて位置させる。こ
の状態で、コントローラ34はリリーフ弁25を開いて
いき、基板洗浄時の基板Wへの洗浄ブラシ8の押圧荷重
を付与していく。これに伴って、コントローラ34には
押圧荷重検知手段からの検知値(Sx)が入力される。
コントローラ34では、押圧荷重検知手段から検知値
(Sx)が入力されると、その検知値(Sx)を上記
(1)式に代入して、その検知値(Sx)に対応する押
圧荷重(Wx)を求める。そして、押圧荷重検知手段か
らの検知値(Sx)に対応する押圧荷重(Wx)と圧力
荷重設定器35から指定された押圧荷重(Ws)とを比
較し、両者が一致(Wx=Ws)すると、コントローラ
34はその時点でのリリーフ弁25に対する制御値を記
憶する。
【0066】そして、洗浄ブラシ8を基板W上に位置さ
せて洗浄を開始するときに、コントローラ34は、前述
のようにして記憶した制御値をリリーフ弁25に与え、
リリーフ弁25がその制御値に応じたリリーフ圧を維持
するようにリリーフ弁25の初期設定を行い、指定され
た押圧荷重(Ws)で洗浄ブラシ8を基板Wに押圧させ
ての基板Wの洗浄が行われる。なお、リリーフ弁25
は、指定された押圧荷重(Ws)に応じたリリーフ圧を
維持して基板Wの洗浄を行うことにより、例えば、基板
保持機構4に保持された基板Wの表面に反り変形などに
よる高低差があっても、洗浄ブラシ8が基板Wの表面に
押圧する押圧荷重は、基板Wの表面全面で常に指定され
た押圧荷重となり、基板Wの表面の高低差の有無にかか
わらず、常に一定の押圧荷重を基板Wに付与しながら基
板Wの表面全面を洗浄できる。
【0067】以後、同様に、種々の押圧荷重での基板W
の洗浄を連続して行える。なお、例えば、圧力センサ3
1やロードセルアンプ39、センサ用アーム29、ネジ
部材30、その他部材を交換して、検知情報記憶メモリ
40に記憶されている実押圧荷重と押圧荷重検知手段か
らの検知値との対応関係が変動する場合には、部材の交
換後(装置に組み込まれてから)上記準備工程を行う。
また、上記準備工程を定期的に行ってもよい。いずれに
しての、上記準備工程を1回行えば、以後、種々の押圧
荷重での基板Wの洗浄を連続して行え、処理効率が良く
生産性が向上する。また、本実施例では、圧力センサ3
1やロードセルアンプ39、センサ用アーム29、ネジ
部材30、洗浄ブラシ8、その他部材を装置に組み込ん
だ後、押圧荷重検知手段の校正を行うので、実押圧荷重
と押圧荷重検知手段からの検知値との対応関係は個々の
装置に対応して正確である。
【0068】なお、上記実施例では、押圧荷重測定具5
0を用いて測定した実押圧荷重と、押圧荷重検知手段か
らの検知値との対応関係を、異なる2点の実押圧荷重に
ついて調べた結果から実押圧荷重と押圧荷重検知手段か
らの検知値との(1)の関係式(直線式)を決めたが、
例えば、押圧荷重測定具50を用いて測定した実押圧荷
重と、押圧荷重検知手段からの検知値との対応関係を、
異なる3点以上の実押圧荷重について調べ、その結果か
ら最小自乗法などの方法で実押圧荷重と押圧荷重検知手
段からの検知値との関係式(直線式)を決めれば、より
正確な関係式が得られる。この変形例については、以下
の実施例において、実押圧荷重と押圧荷重検知手段から
の検知値との関係式を決める場合に同様に適用できる。
【0069】また、押圧荷重測定具50を用いて測定し
た実押圧荷重と、押圧荷重検知手段からの検知値との対
応付けは、上記実施例の構成以外でも、例えば、以下の
ような構成によっても実現できる。すなわち、実押圧荷
重を設定できる設定器を設け、準備工程では、コントロ
ーラ34は、予め決められた制御値で押圧手段を制御
し、その制御値での押圧手段による洗浄ブラシ8の実押
圧荷重を押圧荷重測定具50で測定する。作業者は、そ
の測定値(実押圧荷重)を前記設定器から設定すれば、
前記予め決められた制御値と前記設定器から設定された
実押圧荷重が、コントローラ34で把握され、両者の対
応付が行える。この変形例については、以下の実施例に
おいて、実押圧荷重と押圧荷重検知手段からの検知値と
の対応付けの場合に同様に適用できる。
【0070】<第2実施例>第2実施例装置の構成を図
9、図10を参照して説明する。
【0071】この第2実施例装置では、上記第1実施例
装置から圧力センサ31、ロードセルアンプ39、セン
サ用アーム29、ネジ部材30を省略するとともに、コ
ントローラ34には、検知情報記憶メモリ40に代えて
制御情報記憶メモリ41を備え、基板Wの洗浄の際に
は、押圧荷重設定器35から押圧荷重が指定されると、
コントローラ34はその押圧荷重に応じた制御値で押圧
手段を制御するように構成している。
【0072】従って、この第2実施例装置の準備工程で
は、実押圧荷重と押圧手段の制御値との対応関係を調べ
る。
【0073】すなわち、上記第1実施例の準備工程を同
様の作業で、押圧荷重測定具50での測定値(実押圧荷
重)が、予め決められた押圧荷重Wi(i=1、2、
…)になるように調節し、調節確認スイッチ37を押
す。これにより、コントローラ34は、調節確認スイッ
チ37が押された時点での、制御値Ciを押圧荷重Wi
に対応するものとして制御情報記憶メモリ41に記憶す
る。なお、この実施例においては、押圧荷重調整スイッ
チ36および調節確認スイッチ37は、本発明における
制御情報対応付け手段を構成する。
【0074】実押圧荷重と押圧手段の制御値との対応関
係を、少なくとも異なる2点の実押圧荷重について調べ
れば、図9に示すように、指定された押圧荷重(Wx)
に対応する制御値(Cx)を求める以下の関係式(直線
式)を決めることができる。
【0075】Cx=c×Wx+d ……… (2) ただし、c、dは、異なる2点の実押圧荷重について得
られた実押圧荷重と押圧手段の制御値との対応関係から
決まる係数である。
【0076】基板Wの洗浄の際には、押圧荷重設定器3
5から押圧荷重(Ws)が指定されると、コントローラ
34は、その押圧荷重(Ws)に対応する押圧手段の制
御値を上記(2)式で求める。そして、洗浄ブラシ8を
基板W上に位置させて洗浄を開始するときに、コントロ
ーラ34は、前述のようにして求めた制御値を押圧手段
(リリーフ弁25)に与え、リリーフ弁25がその制御
値に応じたリリーフ圧を維持するようにリリーフ弁25
の初期設定を行い、指定された押圧荷重(Ws)で洗浄
ブラシ8を基板Wに押圧させての基板Wの洗浄が行われ
る。その他の構成は第1実施例と同様であるのでその詳
述は省略する。
【0077】この第2実施例においても、上記準備工程
は、装置が組み立てられ、工場にセッティングされたと
きや、部品を交換した後に、あるいは、定期的に行えば
よく、準備工程を行った後は、種々の押圧荷重での基板
Wの洗浄を連続して行え、処理効率が良く生産性が向上
する。また、部材が装置に組み込まれた後、実押圧荷重
と押圧手段の制御値との対応付けを行うので、実押圧荷
重と押圧手段の制御値との対応関係は個々の装置に対応
して正確である。
【0078】なお、指定された押圧荷重に対応する制御
値を求める関係式(直線式)を決める場合も、実押圧荷
重と押圧手段からの検知値との対応関係を、異なる2点
の実押圧荷重について調べた結果から決めてもよいし、
異なる3点以上の実押圧荷重について調べた結果から最
小自乗法などの方法で決めてもよい。この変形例につい
ても、以下の実施例において、実押圧荷重と押圧手段の
制御値との関係式を決める場合に同様に適用できる。
【0079】また、押圧荷重測定具50を用いて測定し
た実押圧荷重と、押圧手段の制御値との対応付けについ
ても、押圧荷重測定具50を用いて測定した実押圧荷重
と、押圧荷重検知手段からの検知値との対応付けの場合
と同様に、例えば、実押圧荷重を設定できる設定器を設
け、準備工程で、コントローラ34は、予め決められた
制御値で押圧手段を制御し、その制御値での押圧手段に
よる洗浄ブラシ8からの実押圧荷重を押圧荷重測定具5
0で測定し、その測定値(実押圧荷重)を前記設定器か
ら設定することで、両者の対応付けを行うように構成し
てもよい。この変形例についても、以下の実施例におい
て、実押圧荷重と押圧手段の制御値との対応付けの場合
に同様に適用できる。
【0080】<第3実施例>第3実施例装置を図11、
図12を参照して説明する。
【0081】この第3実施例装置は、圧力センサ31、
ロードセルアンプ39、センサ用アーム29、ネジ部材
30を省略する一方で、当接部材19の上端部とエアシ
リンダ20のシリンダロッド21の下端部との間にロー
ドセル型の圧力センサ60を挟み込むように取り付け、
基板Wの洗浄時に基板Wからの反力を受けて、基板Wの
洗浄時の基板Wに対する洗浄ブラシ8の時々刻々の押圧
荷重を圧力センサ60で検知できるように構成してい
る。圧力センサ60の平面視における中心が洗浄ブラシ
8の回転中心P2に一致するように構成されている。そ
して、基板Wの洗浄時には、コントローラ34は、圧力
センサ60からの検知情報を取り込み、フィードバック
制御により、常に指定された押圧荷重になるように押圧
手段を制御する。
【0082】従って、この第3実施例装置の準備工程で
は、実押圧荷重と押圧手段の制御値との対応関係を異な
る2点以上の実押圧荷重について調べて、コントローラ
34内の制御情報記憶メモリ41に記憶するとともに、
実押圧荷重と、圧力センサ60、ロードセルアンプ61
からなる押圧荷重検知手段からの検知値との対応関係を
異なる2点以上の実押圧荷重について調べて、コントロ
ーラ34内の検知情報記憶メモリ40に記憶する。
【0083】実押圧荷重と押圧手段の制御値との対応付
けは、上記第2実施例またはその変形例と同様の構成で
調べることができ、この結果に基づき、指定された押圧
荷重に対応する制御値を求める関係式(上記(2)式)
を決めることができる。また、実押圧荷重と押圧荷重検
知手段からの検知値との対応付けは、上記第1実施例ま
たはその変形例と同様の構成で調べることができ、この
結果に基づき、押圧荷重検知手段からの検知値に対応す
る押圧荷重を求める関係式(上記(1)式)を決めるこ
とができる。なお、この実施例においては、押圧荷重調
整スイッチ36および調節確認スイッチ37は、本発明
における検知情報対応付け手段と制御情報対応付け手段
を構成する。
【0084】基板Wの洗浄の際には、押圧荷重設定器3
5から押圧荷重(Ws)が指定されると、コントローラ
34は、その押圧荷重(Ws)に対応する押圧手段の制
御値を上記(2)式で求める。そして、洗浄ブラシ8を
基板W上に位置させて洗浄を開始するときに、コントロ
ーラ34は、前述のようにして求めた制御値を押圧手段
(リリーフ弁25)に与えて指定された押圧荷重(W
s)で洗浄ブラシ8を基板Wに押圧させての基板Wの洗
浄が行われる。この基板Wの洗浄中、コントローラ34
は、押圧荷重検知手段からの検知値を受け取り、その検
知値に対応する押圧荷重(現在の押圧荷重)を上記
(1)式を用いて求め、指定された押圧荷重(Ws)と
比較する。そして、現在の押圧荷重が指定された押圧荷
重(Ws)よりも小さいときには、基板Wに対する洗浄
ブラシ8の押圧荷重を大きくするように押圧手段を制御
し、一方、現在の押圧荷重が指定された押圧荷重(W
s)よりも大きいときには、基板Wに対する洗浄ブラシ
8の押圧荷重を小さくするというように押圧手段を制御
する。このようにして、常に指定された押圧荷重で基板
Wに押圧荷重を付与して基板Wを均一に洗浄する。
【0085】なお、上記フィードバック制御を、ある程
度の許容範囲を決めて行ってもよい。すなわち、指定さ
れた押圧荷重(Ws)から所定量減算した下限押圧荷重
と、指定された押圧荷重(Ws)に所定量加算した上限
押圧荷重との間の許容範囲を決め、現在の押圧荷重が上
記許容範囲から外れている場合のみ、許容範囲に納まる
ように押圧手段を制御する。
【0086】その他の構成は第1、第2実施例と同様で
あるのでその詳述は省略する。この第3実施例によれ
ば、上記第1、愛2実施例と同様の効果が得られる。
【0087】<第4実施例>第4実施例装置の構成を図
13、図14を参照して説明する。
【0088】この第4実施例装置は、上記第3実施例装
置における押圧手段を、エアシリンダ20に代えてリニ
アアクチュエータ70と電源装置71とで構成したもの
である。
【0089】当接部材19の上端部には圧力センサ60
を挟んで操作ロッド72が連結され、この操作ロッド7
2が、リニアアクチュエータ70を構成するコイル73
内に貫通されている。
【0090】図14に示すように、電源装置72は電源
74と可変抵抗器75を備えて構成され、コントローラ
34が、可変抵抗器75の抵抗値(制御値)を調節する
ことによりコイル73に流す電流を変え、リニアアクチ
ュエータ70の電磁力を調節して、操作ロッド72をコ
イル73内で直線的に昇降させ、基板Wに対する洗浄ブ
ラシ8の押圧荷重を変更できるように構成されている。
その他の構成や動作等は上記第3実施例と同様であるの
でその詳述は省略する。
【0091】なお、上記第1、第2実施例においても、
押圧手段をエアシリンダ20に代えてリニアアクチュエ
ータ70と電源装置71とで構成してもよい。また、後
述する第5、第6実施例の押圧手段をエアシリンダ20
で構成してもよい。
【0092】<第5実施例>第5実施例装置の構成を図
15ないし図17を参照して説明する。なお、図15は
第5実施例の要部の拡大縦断面図であり、図16は図1
5の側面図、図17は横断面図である。
【0093】この第5実施例装置は、洗浄具支持体13
と回転体10とが上下一対づつのリンク80を介して平
行四連リンク機構を構成するように連結されるととも
に、洗浄具支持体13の上端に相対回転可能に取り付け
た当接部材81と操作ロッド72とが圧力センサ60を
介して当接されている。圧力センサ60の平面視におけ
る中心が洗浄ブラシ8の回転中心P2に一致するように
構成されている。その他の構成や動作等は第4実施例と
同様であるのでその詳述を省略する。
【0094】<第6実施例>第6実施例装置の構成を図
18を参照して説明する。
【0095】この第6実施例装置は以下のように構成さ
れている。すなわち、装置フレーム90に支持筒体91
がベアリング92を介して回転可能に設けられ、その支
持筒体91に、支持アーム7の一端側に一体の回転支軸
93が昇降のみ可能に設けられている。支持筒体91に
プーリー94が一体的に取り付けられ、そのプーリー9
4と正逆転可能な電動モータ95とが伝動ベルト96を
介して連動連結されている。
【0096】支持アーム7の他端側に、洗浄ブラシ8を
取り付けた洗浄具支持体13が回転のみ可能に設けら
れ、その洗浄具支持体13と、支持アーム7に設けた電
動モータMとがベルト式伝動機構97を介して連動連結
されている。
【0097】回転支軸93の途中箇所にバネ座98が取
り付けられ、そのバネ座98と支持筒体91との間に、
回転支軸93を上昇させる側に付勢する圧縮コイルスプ
リング99が設けられ、自然状態で、わずかな支持力で
洗浄ブラシ8を基板Wに対する洗浄位置に維持できるよ
うに重量均衡機構100が構成されている。
【0098】回転支軸93の下方に対応位置させてリニ
アアクチュエータ70が設けられ、そのコイル73内の
操作ロッド72に回転支軸93が圧力センサ60を介し
て支持されている。その他の構成や動作等は、第4実施
例と同様であるのでその詳述を省略する。
【0099】なお、圧縮コイルスプリング99に代え
て、弾性変位の程度にかかわらず反発力が一定の非線形
バネを用いるようにしても良い。これについては、上記
第1〜第5実施例の圧縮コイルスプリング16も同様に
適用できる。
【0100】<第7実施例>第7実施例装置の構成を図
19を参照して説明する。
【0101】この第7実施例装置は以下のように構成さ
れている。回転体10内に挿入された洗浄具支持体13
の中間よりやや上部側と回転体10の上部側、および、
洗浄具支持体13の中間よりやや下部側と回転体10の
下部側それぞれが、伸縮可能なステンレス製の第1のベ
ローズ110を介して一体回転可能に連結されている。
【0102】洗浄具支持体13の上端に対向する箇所
で、先端側アーム部分7a内に、伸縮可能なステンレス
製の第2のベローズ111を介してストッパー部材11
2が設けられ、そのストッパー部材112に、洗浄具支
持体13の上端側が回転可能に嵌入保持されている。先
端側アーム部分7aと第2のベローズ111とストッパ
ー部材112とによって密閉空間Sが形成されるととも
に、先端側アーム部分7aの上部に密閉空間Sに連なる
給排孔113が設けられている。第1および第2のベロ
ーズ110、111それぞれとしてはプラスチック製の
ものでも良い。
【0103】給排孔113には、エアー配管114を介
して加圧空気の供給源(図示せず)が連通接続され、エ
アー配管114の途中箇所に、押圧荷重検知手段として
の圧力計115と押圧手段としてのレギュレータ116
と開閉弁117が介装され、エアー配管114内の圧力
を設定範囲内に自動的に維持するように構成されてい
る。
【0104】この第7実施例における基板Wの洗浄にお
いては、圧力計19で検知されるエアー配管114内の
圧力に基づいて、フィードバック制御により、レギュレ
ータ116がエアー配管18内の圧力を調節して指定さ
れた押圧荷重で基板Wの洗浄を行うものである。
【0105】すなわち、例えば、基板保持機構4に保持
された基板Wに反り変形などが生じてその表面に高低差
があるような場合、基板Wの回転と洗浄ブラシ8の移動
に伴い、洗浄ブラシ8による基板Wに対する押圧荷重に
変化が生じる。基板Wの反り上がっている箇所(高い箇
所)においては、圧力計115により、指定された押圧
荷重に応じたエアー配管114内の圧力よりも高い圧力
が検知される。そこでレギュレータ116は、エアー配
管114内の圧力を減じて、エアー配管114内の圧力
が指定された押圧荷重に応じた圧力になるように働き、
第2のベローズ111を縮めさせる。これによって洗浄
具支持体13に支持された洗浄ブラシ8を上昇させ、基
板Wに対する洗浄ブラシ8の押圧荷重を指定された押圧
荷重に維持する。一方、基板Wの凹んでいる箇所(低い
箇所)においては、圧力計115により、指定された押
圧荷重に応じたエアー配管114内の圧力よりも低い圧
力が検知されるので、レギュレータ116は、エアー配
管114内の圧力を増加させて、エアー配管114内の
圧力が指定された押圧荷重に応じた圧力になるように第
2のベローズ111を伸長させる。これによって洗浄具
支持体13に支持された洗浄ブラシ8を下降させ、基板
Wに対する洗浄ブラシ8の押圧荷重を指定された押圧荷
重に維持できる。なお、このフィードバック制御におい
ても、許容範囲を設けて、その許容範囲内に収めるよう
に押圧手段を制御してもよい。
【0106】さて、この第7実施例装置における準備工
程では、実押圧荷重と、レギュレータ116の制御値と
の対応関係を、異なる2点以上の実押圧荷重について調
べてレギュレータ116内の図示しない制御情報記憶メ
モリに記憶するとともに、実押圧荷重と、圧力計115
で検知されるエアー配管114内の圧力(検知値)との
対応関係を、異なる2点以上の実押圧荷重について調べ
てレギュレータ116内の図示しない検知情報記憶メモ
リに記憶する。これにより、指定された押圧荷重に対応
する制御値を求める関係式と、圧力計115で検知され
るエアー配管114内の圧力(検知値)に対応する押圧
荷重を求める関係式とが決められる。
【0107】基板Wの洗浄の際には、図示しない押圧荷
重設定器から押圧荷重がレギュレータ116に対して指
定される。レギュレータ116は、指定された押圧荷重
に対応する制御値を上記関係式で求めて、その制御値で
エアー配管114内の圧力を調節して、指定された押圧
荷重で洗浄ブラシ8を基板Wの表面に押圧させる。その
他の構成は、上記第3実施例と同様であるのでその詳述
は省略する。
【0108】<第8実施例>第8実施例の構成を図20
を参照して説明する。
【0109】この第8実施例装置は、第7実施例の第2
のベローズ111を無くし、上側の第1のベローズ11
0の上方側が蓋部材120で閉塞されて密閉空間S1が
構成され、蓋部材120が先端側アーム部分7aにシー
ル部材121を介して回転および昇降可能に設けられて
いる。また、先端側アーム部分7aに形成された給排孔
113と密閉空間S1とが蓋部材120に形成された貫
通孔122を介して連通接続されている。
【0110】給排孔113には、エアー配管114aを
介して真空吸引源(図示せず)が接続され、エアー配管
114aの途中箇所に、圧力計115aと真空用レギュ
レータ116aとが介装され、エアー配管114a内の
圧力を指定された押圧荷重に応じた圧力に自動的に維持
するように構成されている。
【0111】この第8実施例では、洗浄ブラシ8および
洗浄具支持体13の重量が、それら自体で基板Wに与え
る押圧荷重が指定された押圧荷重よりも大きくなるよう
な場合に、内部空間S1内の圧力を負圧にすることで引
き上げ、上記重量分の一部を打ち消し、指定された押圧
荷重を得ることができる利点を有している。指定された
押圧荷重が上記重量分よりも大きくなるときには、第8
実施例と同じようにエアー配管114aを加圧空気源に
接続すれば良い。その他の構成や動作等は第7実施例と
同様であるのでその詳述は省略する。
【0112】<第9実施例>第9実施例装置の構成を図
21を参照して説明する。なお、図21(a)は第9実
施例の要部の拡大縦断面図であり、図21(b)は横断
面図である。
【0113】この第9実施例装置は、洗浄具支持体13
の長手方向途中箇所が横断面形状小判形に構成され、そ
の小判形部分により回転体10に昇降のみ可能に設けら
れている。洗浄具支持体13の上端と先端側アーム部分
7aの上部とが、洗浄具支持体13を下降させる側に押
圧力を付与するように、エアーを駆動源とする、圧縮コ
イルスプリング130を介装した単動式エアシリンダ1
31を介して連結され、その単動式エアシリンダ131
にエアー配管114が接続されている。また、回転体1
0の下部と洗浄具支持体13の下部側との間に、伸縮可
能なシール部材132が熱溶着によって一体的に設けら
れ、回転体10と洗浄具支持体13との間での摺動に伴
って発生するゴミが基板W上に落下したり、洗浄液が浸
入したりすることを回避できるように構成されている。
その他の構成や動作等は第7実施例と同様であるのでそ
の詳述は省略する。
【0114】<第10実施例>第10実施例装置の構成
を図22を参照して説明する。
【0115】この第10実施例装置は、上記第6実施例
装置の押圧手段と押圧荷重検知手段を第9実施例装置の
ものに代え、重量均衡機構100を省略して単動式エア
シリンダ131より上方の各部材の自重を単動式エアシ
リンダ131で受け止めるように構成したものである。
単動式エアシリンダ131のシリンダロッド140は回
転支軸93の下端に連結されている。なお、この第10
実施例装置にも重量均衡機構100を備えてもよい。そ
の他の構成や動作等は第6、第9実施例と同様であるの
でその詳述は省略する。
【0116】なお、上記各実施例における基板Wの洗浄
は、洗浄ブラシ8を第2の軸芯P2周りで回転させなが
ら行ってもよいし、洗浄ブラシ8を第2の軸芯P2周り
で回転させずに行ってもよい。
【0117】また、上記各実施例では、回転される基板
Wの表面全面を洗浄ブラシ8で洗浄するために、支持ア
ーム7を第1の軸芯P1周りに回転させて、洗浄ブラシ
8を基板Wの表面に沿って基板Wの表面の中心から外周
部へと円弧状に水平移動(必要に応じてその間を往復移
動)させているが、例えば、エアシリンダなどにより支
持アーム7を直線方向に移動させるように構成しても良
い。
【0118】本発明は、上記各実施例のような円形基板
に限らず、角型基板に対する基板洗浄装置にも同様に適
用できる。
【0119】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明に係る基板洗浄方法によれば、準備工程
として、基板洗浄装置に組み込まれる基板保持手段に保
持される基板の洗浄面と同一レベルでの、基板洗浄装置
に組み込まれた洗浄具からの実押圧荷重と、基板洗浄装
置に組み込まれた押圧手段の制御値との対応関係を、異
なる2点以上の実押圧荷重について調べておき、調べた
実押圧荷重と押圧手段の制御値との対応関係に基づいて
決められた関係式を用いて、以降の基板洗浄工程での押
圧制御を行うように構成したので、個々の基板洗浄装置
の機械部分の組み立て精度や制御系の精度などに応じた
正確な押圧制御を行うことができる。また、準備工程は
装置を組み立てたとき(工場にセッティングした状態)
や押圧手段の交換後などに行えばよいので、作業上の手
間が軽減され、また、準備工程を行った後は種々の押圧
荷重での基板洗浄を連続して行えるので、従来装置のよ
うに押圧荷重が変わるたびに押圧手段の調節を行う必要
がなく生産性が向上する。
【0120】請求項2に記載の発明に係る基板洗浄方法
によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えてさらに
以下の効果も得られる。すなわち、準備工程で、基板洗
浄装置に組み込まれる基板保持手段に保持される基板の
洗浄面と同一レベルでの、基板洗浄装置に組み込まれた
洗浄具からの実押圧荷重と、基板洗浄装置に組み込まれ
た押圧荷重検知手段からの検知値との対応関係を、異な
る2点以上の実押圧荷重について調べておき、基板洗浄
工程では、調べた実押圧荷重と押圧荷重検知手段からの
検知値との対応関係に基づいて決められた関係式を用い
て、押圧荷重検知手段から得られた検知値に対応する押
圧荷重を求めるように構成しているので、押圧荷重検知
手段が装置に組み込まれた状態で、押圧荷重検知手段の
校正が行え、実押圧荷重と押圧荷重検知手段からの検知
値との対応関係が正確なものとなる。従って、基板に対
する洗浄具の押圧荷重を検知し、その検知情報を用いて
の基板洗浄を精度良く行うことができる。
【0121】請求項3に記載の発明に係る基板洗浄方法
によれば、上記請求項2に記載の発明と同様に、押圧荷
重検知手段が装置に組み込まれた状態で、押圧荷重検知
手段の校正が行え、実押圧荷重と押圧荷重検知手段から
の検知値との対応関係が正確なものとなるので、基板に
対する洗浄具の押圧荷重を検知し、その検知情報を基に
押圧手段を制御して、指定された押圧荷重で洗浄具を基
板に作用させての基板洗浄を精度良く行うことができ
る。
【0122】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明に係る基板洗浄方法を好適に実施し得る基
板洗浄装置を実現できる。
【0123】請求項5に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明に係る基板洗浄方法を好適に実施し得る基
板洗浄装置を実現できる。
【0124】請求項6に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明に係る基板洗浄方法を好適に実施し得る基
板洗浄装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る基板洗浄装置全体の
概略構成を示す縦断面図である。
【図2】第1実施例装置全体の概略構成を示す平面図で
ある。
【図3】第1実施例装置の要部の拡大縦断面図である。
【図4】第1実施例装置の制御系の概略構成を示すブロ
ック図である。
【図5】押圧荷重測定具の構成を示す分解斜視図であ
る。
【図6】押圧荷重測定具の構成を示す縦断面図である。
【図7】押圧荷重測定具の変形例の構成を示す要部平面
図とA−A線矢視図である。
【図8】実押圧荷重と押圧荷重検知手段からの検知値と
の対応関係をグラフで示した図である。
【図9】実押圧荷重と押圧手段の制御値との対応関係を
グラフで示した図である。
【図10】第2実施例装置の制御系の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図11】第3実施例装置の要部の拡大縦断面図であ
る。
【図12】第3実施例装置の制御系の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図13】第4実施例装置の要部の拡大縦断面図であ
る。
【図14】第4実施例装置の制御系の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図15】第5実施例装置の要部の拡大縦断面図であ
る。
【図16】図15の側面図である。
【図17】第5実施例装置の横断面図である。
【図18】第6実施例装置の構成を示す一部省略正面図
である。
【図19】第7実施例装置の要部の拡大縦断面図であ
る。
【図20】第8実施例装置の要部の拡大縦断面図であ
る。
【図21】第9実施例装置の要部の拡大縦断面図と横断
面図である。
【図22】第10実施例装置の構成を示す一部省略正面
図である。
【符号の説明】
4:基板保持機構 8:洗浄ブラシ 20:エアシリンダ 31、60:圧力センサ 34:コントローラ 35:押圧荷重設定器 36:押圧荷重調節スイッチ 37:調節確認スイッチ 39、61:ロードセルアンプ 40:検知情報記憶メモリ 41:制御情報記憶メモリ 50:押圧荷重測定具 70:リニアアクチュエータ 71:電源装置 75:可変抵抗器 115、115a:圧力計 116、116a:レギュレータ W:基板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に対する洗浄具の押圧荷重を任意に
    指定して、押圧手段を制御して、指定された押圧荷重で
    洗浄具を基板に作用させて基板を洗浄する基板洗浄方法
    において、 基板洗浄装置に組み込まれる基板保持手段に保持される
    基板の洗浄面と同一レベルでの、基板洗浄装置に組み込
    まれた前記洗浄具からの実押圧荷重と、基板洗浄装置に
    組み込まれた前記押圧手段の制御値との対応関係を、異
    なる2点以上の実押圧荷重について調べる準備工程と、 指定された押圧荷重に対する前記押圧手段の制御値を、
    前記準備工程で調べた2点以上についての前記実押圧荷
    重と前記押圧手段の制御値との対応関係に基づき決めら
    れた関係式を用いて求め、その制御値で前記押圧手段を
    制御して、その制御値に応じた押圧荷重で前記洗浄具を
    基板に作用させて基板を洗浄する基板洗浄工程と、 を備えたことを特徴とする基板洗浄方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板洗浄方法におい
    て、 基板洗浄装置には、基板に対する洗浄具の押圧荷重を検
    知する押圧荷重検知手段が備えられ、かつ、 前記準備工程では、基板洗浄装置に組み込まれる基板保
    持手段に保持される基板の洗浄面と同一レベルでの、基
    板洗浄装置に組み込まれた前記洗浄具からの実押圧荷重
    と、基板洗浄装置に組み込まれた前記押圧荷重検知手段
    からの検知値との対応関係を、異なる2点以上の実押圧
    荷重についてさらに調べるとともに、 前記基板洗浄工程では、前記押圧荷重検知手段から検知
    値が得られると、前記準備工程で調べた2点以上につい
    ての前記実押圧荷重と前記押圧荷重検知手段からの検知
    値との対応関係に基づき決められた関係式を用いて、前
    記得られた検知値に対応する押圧荷重を求めて、その検
    知情報を用いて基板の洗浄を行うように構成したことを
    特徴とする基板洗浄方法。
  3. 【請求項3】 基板に対する洗浄具の押圧荷重を任意に
    指定して、押圧荷重検知手段からの検知情報を基に押圧
    手段を制御して、指定された押圧荷重で洗浄具を基板に
    作用させて基板を洗浄する基板洗浄方法において、 基板洗浄装置に組み込まれる基板保持手段に保持される
    基板の洗浄面と同一レベルでの、基板洗浄装置に組み込
    まれた前記洗浄具からの実押圧荷重と、基板洗浄装置に
    組み込まれた前記押圧荷重検知手段からの検知値との対
    応関係を、異なる2点以上の実押圧荷重について調べる
    準備工程と、 前記押圧荷重検知手段から検知値が得られると、前記準
    備工程で調べた2点以上についての前記実押圧荷重と前
    記押圧荷重検知手段からの検知値との対応関係に基づき
    決められた関係式を用いて、前記得られた検知値に対応
    する押圧荷重を求めて、その検知情報を基に押圧手段を
    制御して、指定された押圧荷重で前記洗浄具を基板に作
    用させて基板を洗浄する基板洗浄工程と、 を備えたことを特徴とする基板洗浄方法。
  4. 【請求項4】 基板を鉛直軸回りに回転可能に保持する
    基板保持手段と、 基板の洗浄面を洗浄する洗浄具と、 基板に対する前記洗浄具の押圧荷重を指定する押圧荷重
    指定手段と、 前記押圧荷重指定手段から指定された押圧荷重で前記洗
    浄具を基板に作用させる押圧手段と、 前記基板保持手段に保持された基板に、指定された押圧
    荷重で洗浄具を作用させて基板を洗浄するように制御す
    る洗浄制御手段と、 を備えた基板洗浄装置において、 基板洗浄装置に組み込まれる基板保持手段に保持される
    基板の洗浄面と同一レベルで、基板洗浄装置に組み込ま
    れた前記洗浄具を受け止めてその洗浄具からの実押圧荷
    重を測定する押圧荷重測定手段と、 前記押圧荷重測定手段を用いて測定される前記実押圧荷
    重と、前記実押圧荷重を測定する際の基板洗浄装置に組
    み込まれた前記押圧手段の制御値とを対応付ける制御情
    報対応付け手段と、 前記押圧荷重測定手段と前記制御情報対応付け手段とを
    用いて、前記実押圧荷重と前記押圧手段の制御値との対
    応関係を、異なる2点以上の実押圧荷重について調べた
    結果を記憶しておく制御情報記憶手段と、 をさらに備え、かつ、 前記洗浄制御手段は、指定された押圧荷重に対する前記
    押圧手段の制御値を、前記制御情報記憶手段に記憶され
    ている2点以上についての前記実押圧荷重と前記押圧手
    段の制御値との対応関係に基づき決められた関係式を用
    いて求め、その制御値で前記押圧手段を制御して、その
    制御値に応じた押圧荷重で洗浄具を基板に作用させて基
    板を洗浄するように構成したことを特徴とする基板洗浄
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の基板洗浄装置におい
    て、 基板に対する前記洗浄具の押圧荷重を検知する押圧荷重
    検知手段と、 前記押圧荷重測定手段を用いて測定される前記実押圧荷
    重と、前記実押圧荷重を測定する際の基板洗浄装置に組
    み込まれた前記押圧荷重検知手段からの検知値とを対応
    付ける検知情報対応付け手段と、 前記押圧荷重測定手段と前記検知情報対応付け手段とを
    用いて、前記実押圧荷重と前記押圧手段からの検知値と
    の対応関係を、異なる2点以上の実押圧荷重について調
    べた結果を記憶しておく検知情報記憶手段と、 をさらに備え、かつ、 前記洗浄制御手段は、前記押圧荷重検知手段から検知値
    が得られると、前記検知情報記憶手段に記憶されている
    2点以上についての前記実押圧荷重と前記押圧荷重検知
    手段からの検知値との対応関係に基づき決められた関係
    式を用いて、前記得られた検知値に対応する押圧荷重を
    求めて、その検知情報を用いて基板の洗浄を行うように
    構成したことを特徴とする基板洗浄装置。
  6. 【請求項6】 基板を鉛直軸回りに回転可能に保持する
    基板保持手段と、 基板の洗浄面を洗浄する洗浄具と、 基板に対する前記洗浄具の押圧荷重を指定する押圧荷重
    指定手段と、 任意の押圧荷重で前記洗浄具を基板に作用させる押圧手
    段と、 基板に対する前記洗浄具の押圧荷重を検知する押圧荷重
    検知手段と、 押圧荷重検知手段からの検知情報を基に押圧手段を制御
    して、前記基板保持手段に保持された基板に、指定され
    た押圧荷重で洗浄具を作用させて基板を洗浄するように
    制御する洗浄制御手段と、 を備えた基板洗浄装置において、 基板洗浄装置に組み込まれる基板保持手段に保持される
    基板の洗浄面と同一レベルで、基板洗浄装置に組み込ま
    れた前記洗浄具を受け止めてその洗浄具からの実押圧荷
    重を測定する押圧荷重測定手段と、 前記押圧荷重測定手段を用いて測定される前記実押圧荷
    重と、前記実押圧荷重を測定する際の基板洗浄装置に組
    み込まれた前記押圧荷重検知手段からの検知値とを対応
    付ける検知情報対応付け手段と、 前記押圧荷重測定手段と前記検知情報対応付け手段とを
    用いて、前記実押圧荷重と前記押圧荷重検知手段からの
    検知値との対応関係を、異なる2点以上の実押圧荷重に
    ついて調べた結果を記憶しておく検知情報記憶手段と、 をさらに備え、かつ、 前記洗浄制御手段は、前記押圧荷重検知手段から検知値
    が得られると、前記検知情報記憶手段に記憶されている
    2点以上についての前記実押圧荷重と前記押圧荷重検知
    手段からの検知値との対応関係に基づき決められた関係
    式を用いて、前記得られた検知値に対応する押圧荷重を
    求めて、その検知情報を基に押圧手段を制御して、指定
    された押圧荷重で洗浄具を基板に作用させて基板を洗浄
    するように構成したことを特徴とする基板洗浄装置。
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