JPH10203328A - パーキングブレーキレバーの取付構造 - Google Patents
パーキングブレーキレバーの取付構造Info
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- JPH10203328A JPH10203328A JP1229097A JP1229097A JPH10203328A JP H10203328 A JPH10203328 A JP H10203328A JP 1229097 A JP1229097 A JP 1229097A JP 1229097 A JP1229097 A JP 1229097A JP H10203328 A JPH10203328 A JP H10203328A
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- brake lever
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、パーキングブレーキレバーの組付
性を向上させ、パーキングブレーキレバーブラケットと
フロントフロアパネルとの結合性を高め、パーキングブ
レーキレバーの引っ張り上げ動作に対するブラケット剛
性を向上させるとともに、パーキングブレーキインジケ
ータハーネスの保護を図ることが可能なパーキングブレ
ーキレバーの取付構造を提供することにある。 【解決手段】 本発明では、左右両側に対向して配置さ
れるサイドパネル5,6と、サイドパネル5,6の上部
に配置されるアッパパネル7とを備え、アッパパネル7
の上面部にサイドパネル5,6の上端部5a,6aを重
ね合わせた状態で互いに接合することによってパーキン
グブレーキレバーブラケット3を構成し、このブラケッ
ト3のサイドパネル5,6の下端部5c,6cをフロン
トフロアパネル2にボルト締めするとともに、パーキン
グブレーキレバー1をアッパパネル7に締付けている。
性を向上させ、パーキングブレーキレバーブラケットと
フロントフロアパネルとの結合性を高め、パーキングブ
レーキレバーの引っ張り上げ動作に対するブラケット剛
性を向上させるとともに、パーキングブレーキインジケ
ータハーネスの保護を図ることが可能なパーキングブレ
ーキレバーの取付構造を提供することにある。 【解決手段】 本発明では、左右両側に対向して配置さ
れるサイドパネル5,6と、サイドパネル5,6の上部
に配置されるアッパパネル7とを備え、アッパパネル7
の上面部にサイドパネル5,6の上端部5a,6aを重
ね合わせた状態で互いに接合することによってパーキン
グブレーキレバーブラケット3を構成し、このブラケッ
ト3のサイドパネル5,6の下端部5c,6cをフロン
トフロアパネル2にボルト締めするとともに、パーキン
グブレーキレバー1をアッパパネル7に締付けている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にフロアパネル
面と着座位置とが離れた四輪自動車におけるパーキング
ブレーキレバーの取付構造に関するものである。
面と着座位置とが離れた四輪自動車におけるパーキング
ブレーキレバーの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図7に示すような四輪自動車
のパーキングブレーキレバー51は、ボックス状のパー
キングブレーキレバーブラケット52およびパーキング
ブレーキレバーブラケットエクステンション53などを
用いて取付けられている。すなわち、このパーキングブ
レーキレバー51は、図7および図8に示すように、パ
ーキングブレーキレバーブラケット52をフロントフロ
アパネル54上にスポット溶接にて組付け、次にパーキ
ングブレーキレバーブラケットエクステンション53を
ボルト55でパーキングブレーキレバーブラケット52
のブラケット本体52aの上面に締付け、その後に、パ
ーキングブレーキレバー51をパーキングブレーキレバ
ーブラケットエクステンション53上に締付けることに
よって取付けられている。なお、パーキングブレーキレ
バーブラケット52は、ブラケット本体52aと、これ
に組付けられるアジャスタブラケット52bとによって
構成されている。
のパーキングブレーキレバー51は、ボックス状のパー
キングブレーキレバーブラケット52およびパーキング
ブレーキレバーブラケットエクステンション53などを
用いて取付けられている。すなわち、このパーキングブ
レーキレバー51は、図7および図8に示すように、パ
ーキングブレーキレバーブラケット52をフロントフロ
アパネル54上にスポット溶接にて組付け、次にパーキ
ングブレーキレバーブラケットエクステンション53を
ボルト55でパーキングブレーキレバーブラケット52
のブラケット本体52aの上面に締付け、その後に、パ
ーキングブレーキレバー51をパーキングブレーキレバ
ーブラケットエクステンション53上に締付けることに
よって取付けられている。なお、パーキングブレーキレ
バーブラケット52は、ブラケット本体52aと、これ
に組付けられるアジャスタブラケット52bとによって
構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の取付構造では、図9に示す如く、パーキングブ
レーキレバーブラケットエクステンション53の対向す
る左右支持片部53a,53bが曲げ構造となっている
ので、当該部分に発生するスプリングバックによって左
側支持片部53aと右側支持片部53bとの間の間隔c
にバラツキが発生し、パーキングブレーキレバー51の
組付性を損ねるおそれがあった。また、パーキングブレ
ーキを作動させる時は、パーキングブレーキレバー51
を上方へ引っ張り上げるが、パーキングブレーキレバー
ブラケット52のブラケット本体52aはフロントフロ
アパネル54上にスポット溶接にて組付けられているの
で、ブラケット本体52aのスポット溶接部分に剥離す
る力が加わることになる。スポット溶接は、剥離する力
に対して弱い固着手段であるため、当該ブラケット本体
52aとフロントフロアパネル54との間に多くのスポ
ット溶接打点が必要となり、コスト高の要因となってい
た。
た従来の取付構造では、図9に示す如く、パーキングブ
レーキレバーブラケットエクステンション53の対向す
る左右支持片部53a,53bが曲げ構造となっている
ので、当該部分に発生するスプリングバックによって左
側支持片部53aと右側支持片部53bとの間の間隔c
にバラツキが発生し、パーキングブレーキレバー51の
組付性を損ねるおそれがあった。また、パーキングブレ
ーキを作動させる時は、パーキングブレーキレバー51
を上方へ引っ張り上げるが、パーキングブレーキレバー
ブラケット52のブラケット本体52aはフロントフロ
アパネル54上にスポット溶接にて組付けられているの
で、ブラケット本体52aのスポット溶接部分に剥離す
る力が加わることになる。スポット溶接は、剥離する力
に対して弱い固着手段であるため、当該ブラケット本体
52aとフロントフロアパネル54との間に多くのスポ
ット溶接打点が必要となり、コスト高の要因となってい
た。
【0004】さらに、上記パーキングブレーキレバーブ
ラケット52のブラケット本体52aは、絞り工程にて
加工されることにより一体的に形成されているが、嵩上
げのために絞り加工を深く行っているので、その加工性
が悪く、より一層コスト高を招来するおそれがあった。
一方、パーキングブレーキレバーブラケットエクステン
ション53には、板材端面が多く露出しているので、パ
ーキングブレーキインジケータハーネス56に損傷を与
えないようその配索に注意する必要があり、作業性に問
題があった。
ラケット52のブラケット本体52aは、絞り工程にて
加工されることにより一体的に形成されているが、嵩上
げのために絞り加工を深く行っているので、その加工性
が悪く、より一層コスト高を招来するおそれがあった。
一方、パーキングブレーキレバーブラケットエクステン
ション53には、板材端面が多く露出しているので、パ
ーキングブレーキインジケータハーネス56に損傷を与
えないようその配索に注意する必要があり、作業性に問
題があった。
【0005】本発明はこのような実状に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、パーキングブレーキレバー
の組付性を向上させ、パーキングブレーキレバーブラケ
ットとフロントフロアパネルとの結合性を高め、パーキ
ングブレーキレバーの引っ張り上げ動作に対するブラケ
ット剛性を向上させるとともに、パーキングブレーキイ
ンジケータハーネスの保護を図ることが可能なパーキン
グブレーキレバーの取付構造を提供することにある。
ものであって、その目的は、パーキングブレーキレバー
の組付性を向上させ、パーキングブレーキレバーブラケ
ットとフロントフロアパネルとの結合性を高め、パーキ
ングブレーキレバーの引っ張り上げ動作に対するブラケ
ット剛性を向上させるとともに、パーキングブレーキイ
ンジケータハーネスの保護を図ることが可能なパーキン
グブレーキレバーの取付構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の有する課
題を解決するために、請求項1の本発明においては、左
右両側に対向して配置されるサイドパネルと、これらサ
イドパネルの上部に配置されるアッパパネルとを備え、
該アッパパネルの上面部に上記サイドパネルの上端部を
重ね合わせた状態で互いに接合することによってパーキ
ングブレーキレバーブラケットを構成し、このパーキン
グブレーキレバーブラケットのサイドパネルの下端部を
フロントフロアパネルにボルト締めするとともに、上記
パーキングブレーキレバーを上記アッパパネルに締付け
ている。
題を解決するために、請求項1の本発明においては、左
右両側に対向して配置されるサイドパネルと、これらサ
イドパネルの上部に配置されるアッパパネルとを備え、
該アッパパネルの上面部に上記サイドパネルの上端部を
重ね合わせた状態で互いに接合することによってパーキ
ングブレーキレバーブラケットを構成し、このパーキン
グブレーキレバーブラケットのサイドパネルの下端部を
フロントフロアパネルにボルト締めするとともに、上記
パーキングブレーキレバーを上記アッパパネルに締付け
ている。
【0007】また、請求項2の本発明においては、請求
項1の左右のサイドパネルの一方に他の機能部品のレバ
ーが取付けられている。
項1の左右のサイドパネルの一方に他の機能部品のレバ
ーが取付けられている。
【0008】さらに、請求項3の本発明においては、請
求項1の左右のサイドパネルの上端面後方もしくは上記
アッパパネルの上面後方には、コンソールボックスを取
付ける取付穴が設けられている。
求項1の左右のサイドパネルの上端面後方もしくは上記
アッパパネルの上面後方には、コンソールボックスを取
付ける取付穴が設けられている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
に基づいて詳細に説明する。
【0010】図1〜図3は、本発明に係るパーキングブ
レーキレバーの取付構造の実施の形態を示している。図
において、1は駐車時に四輪自動車を止めておくために
パーキングブレーキを操作するパーキングブレーキレバ
ーであり、当該パーキングブレーキレバー1はフロント
フロアパネル2の上面と着座位置とが離れている車種に
使用されている。このようなパーキングブレーキレバー
1は、図示しない左右一対のフロントシートの間に配設
されており、その後部側はパーキングブレーキレバーブ
ラケット3や支持部材4などを介して車体側のフロント
フロアパネル2上に上下動可能に取付けられている。
レーキレバーの取付構造の実施の形態を示している。図
において、1は駐車時に四輪自動車を止めておくために
パーキングブレーキを操作するパーキングブレーキレバ
ーであり、当該パーキングブレーキレバー1はフロント
フロアパネル2の上面と着座位置とが離れている車種に
使用されている。このようなパーキングブレーキレバー
1は、図示しない左右一対のフロントシートの間に配設
されており、その後部側はパーキングブレーキレバーブ
ラケット3や支持部材4などを介して車体側のフロント
フロアパネル2上に上下動可能に取付けられている。
【0011】上記パーキングブレーキレバーブラケット
3は、図1および図2に示す如く、左右両側に一定の間
隔を置いて対向して配置されるサイドパネル5,6と、
これらサイドパネル5,6の上部に配置されるアッパパ
ネル7と、サイドパネル5,6の後方に配置されるアジ
ャスタパネル8の4部品によって構成されており、各パ
ネルの重ね合わせ部分をそれぞれ溶接にて接合すること
により組付けられている。また、パーキングブレーキレ
バーブラケット3の構成部品である各パネル5,6,
7,8は、板材を折曲げてプレス加工することにより一
体成形した単純なプレス部品である。
3は、図1および図2に示す如く、左右両側に一定の間
隔を置いて対向して配置されるサイドパネル5,6と、
これらサイドパネル5,6の上部に配置されるアッパパ
ネル7と、サイドパネル5,6の後方に配置されるアジ
ャスタパネル8の4部品によって構成されており、各パ
ネルの重ね合わせ部分をそれぞれ溶接にて接合すること
により組付けられている。また、パーキングブレーキレ
バーブラケット3の構成部品である各パネル5,6,
7,8は、板材を折曲げてプレス加工することにより一
体成形した単純なプレス部品である。
【0012】しかして、上記サイドパネル5,6は、起
立して配置される起立側壁の上端部5a,6aおよび前
端部5b,6bがアッパパネル7側(内方側)へ向かっ
て直角に折曲げられ、かつ下端部5c,6cがアッパパ
ネル7と反対側(外方側)へ向かって直角に折曲げられ
ており、下端部5c,6cの前後には締付ボルト9を挿
入するボルト穴10,11がそれぞれ穿設されている。
また、上記アッパパネル7は、開口部7aを有し、かつ
水平に配置される水平壁の左右両側端部7bおよび前端
部7cが下方へ向かって直角に折曲げられており、水平
壁の前後には締付ボルト9を挿入する3個のボルト穴1
2が穿設されている。
立して配置される起立側壁の上端部5a,6aおよび前
端部5b,6bがアッパパネル7側(内方側)へ向かっ
て直角に折曲げられ、かつ下端部5c,6cがアッパパ
ネル7と反対側(外方側)へ向かって直角に折曲げられ
ており、下端部5c,6cの前後には締付ボルト9を挿
入するボルト穴10,11がそれぞれ穿設されている。
また、上記アッパパネル7は、開口部7aを有し、かつ
水平に配置される水平壁の左右両側端部7bおよび前端
部7cが下方へ向かって直角に折曲げられており、水平
壁の前後には締付ボルト9を挿入する3個のボルト穴1
2が穿設されている。
【0013】すなわち、上記サイドパネル5,6の下端
部5c,6cはフロントフロアパネル2への締付部とな
り、アッパパネル7はパーキングブレーキレバー1の締
付部となっており、図3に示す如く、アッパパネル7の
側端部7bの近傍に位置する上面部に、少なくともサイ
ドパネル5,6の上端部5a,6aを重ね合わせ、この
状態で互いに接合することにより両パネル5,6,7は
一体化されている。なお、図1において、13は一端が
パーキングブレーキレバー1の後端部に接続されるパー
キングブレーキインジケータハーネスである。
部5c,6cはフロントフロアパネル2への締付部とな
り、アッパパネル7はパーキングブレーキレバー1の締
付部となっており、図3に示す如く、アッパパネル7の
側端部7bの近傍に位置する上面部に、少なくともサイ
ドパネル5,6の上端部5a,6aを重ね合わせ、この
状態で互いに接合することにより両パネル5,6,7は
一体化されている。なお、図1において、13は一端が
パーキングブレーキレバー1の後端部に接続されるパー
キングブレーキインジケータハーネスである。
【0014】本発明の実施の形態に係るパーキングブレ
ーキレバー1をフロントフロアパネル2側に取付けるに
は、まず、図2に示すようなパーキングブレーキレバー
ブラケット3の構成部品の各パネルを溶接にて予め固定
して組付けておき、これをフロントフロアパネル2の所
定位置に載置する。次いで、サイドパネル5,6の下端
部5c,6cのボルト穴10,11を介して締付ボルト
9を締付けることにより、パーキングブレーキレバーブ
ラケット3をフロントフロアパネル2に取付ける。その
後、図1に示す如く、パーキングブレーキレバー1を持
ってアッパパネル7の所定位置に載置し、この状態で支
持部材4の挿通穴4aおよびボルト穴12を介して締付
ボルト9を締付ければ、パーキングブレーキレバー1は
パーキングブレーキレバーブラケット3のアッパパネル
7に取付けられることになる。
ーキレバー1をフロントフロアパネル2側に取付けるに
は、まず、図2に示すようなパーキングブレーキレバー
ブラケット3の構成部品の各パネルを溶接にて予め固定
して組付けておき、これをフロントフロアパネル2の所
定位置に載置する。次いで、サイドパネル5,6の下端
部5c,6cのボルト穴10,11を介して締付ボルト
9を締付けることにより、パーキングブレーキレバーブ
ラケット3をフロントフロアパネル2に取付ける。その
後、図1に示す如く、パーキングブレーキレバー1を持
ってアッパパネル7の所定位置に載置し、この状態で支
持部材4の挿通穴4aおよびボルト穴12を介して締付
ボルト9を締付ければ、パーキングブレーキレバー1は
パーキングブレーキレバーブラケット3のアッパパネル
7に取付けられることになる。
【0015】本発明の実施の形態に係る取付構造におい
ては、パーキングブレーキレバー1の締付部が、一体化
したパーキングブレーキレバーブラケット3のアッパパ
ネル7となっており、パーキングブレーキレバーブラケ
ット3のフロントフロアパネル2への組付けが、締付ボ
ルト9を用いたボルト締めであるため、パーキングブレ
ーキレバー1の組付性および結合性を向上させることが
できる。また、パーキングブレーキレバーブラケット3
のサイドパネル5,6とアッパパネル7とは、サイドパ
ネル5,6の上端部5a,6aをアッパパネル7の上面
部に重ね合わせ状態で互いに接合することにより一体化
されているため、パーキングブレーキの作動時におい
て、アッパパネル7に取付けられたパーキングブレーキ
レバー1を上方へ引っ張り上げる動作を行うときのパー
キングブレーキレバーブラケット3自体の剛性を確保す
ることができる。さらに、パーキングブレーキレバーブ
ラケット3の構成部品たるサイドパネル5,6やアッパ
パネル7等は、単純なプレス部品であるため、従来例に
比べてその加工性が良好であり、型費用等を低減させる
ことができる。しかも、本発明の実施の形態の取付構造
では、パーキングブレーキレバーブラケット3の板材端
面の露出を極力抑えているため、パーキングブレーキイ
ンジケータハーネス13の損傷を無くすことができる。
ては、パーキングブレーキレバー1の締付部が、一体化
したパーキングブレーキレバーブラケット3のアッパパ
ネル7となっており、パーキングブレーキレバーブラケ
ット3のフロントフロアパネル2への組付けが、締付ボ
ルト9を用いたボルト締めであるため、パーキングブレ
ーキレバー1の組付性および結合性を向上させることが
できる。また、パーキングブレーキレバーブラケット3
のサイドパネル5,6とアッパパネル7とは、サイドパ
ネル5,6の上端部5a,6aをアッパパネル7の上面
部に重ね合わせ状態で互いに接合することにより一体化
されているため、パーキングブレーキの作動時におい
て、アッパパネル7に取付けられたパーキングブレーキ
レバー1を上方へ引っ張り上げる動作を行うときのパー
キングブレーキレバーブラケット3自体の剛性を確保す
ることができる。さらに、パーキングブレーキレバーブ
ラケット3の構成部品たるサイドパネル5,6やアッパ
パネル7等は、単純なプレス部品であるため、従来例に
比べてその加工性が良好であり、型費用等を低減させる
ことができる。しかも、本発明の実施の形態の取付構造
では、パーキングブレーキレバーブラケット3の板材端
面の露出を極力抑えているため、パーキングブレーキイ
ンジケータハーネス13の損傷を無くすことができる。
【0016】図4は本発明に係るパーキングブレーキレ
バーの取付構造の他の実施の形態を示しており、パーキ
ングブレーキレバーブラケット3を構成するサイドパネ
ル5,6のいずれか一方の前端部を前方へ延出させてい
る。そして、この延出部14には、2個の取付穴15が
上下に間隔を置いて穿設されており、これら取付穴15
に締付ボルト16を螺入して締付けることによって、他
の機能部品であるフューエルリッドオープナレバー17
が固定されるようになっている。これにより、フューエ
ルリッドオープナレバー17などの機能部品を取付ける
ブラケットが不要となる。なお、その他の構成および作
用は上記実施の形態と同様である。
バーの取付構造の他の実施の形態を示しており、パーキ
ングブレーキレバーブラケット3を構成するサイドパネ
ル5,6のいずれか一方の前端部を前方へ延出させてい
る。そして、この延出部14には、2個の取付穴15が
上下に間隔を置いて穿設されており、これら取付穴15
に締付ボルト16を螺入して締付けることによって、他
の機能部品であるフューエルリッドオープナレバー17
が固定されるようになっている。これにより、フューエ
ルリッドオープナレバー17などの機能部品を取付ける
ブラケットが不要となる。なお、その他の構成および作
用は上記実施の形態と同様である。
【0017】図5および図6は本発明に係るパーキング
ブレーキレバーの取付構造のさらに他の実施の形態を示
しており、パーキングブレーキレバーブラケット3を構
成するサイドパネル5,6の上端部5a,6aの上面後
方には巾広部18,19が形成されている。そして、こ
れら巾広部18,19には、クリップ穴(取付穴)2
0,21がそれぞれ穿設されており、これらクリップ穴
20,21および挿入穴22に締付クリップ23を圧入
することによって、コンソールボックス24が固定され
るようになっている。これにより、コンソールボックス
24を取付けるブラケットが不要となる。なお、その他
の構成および作用は上記実施の形態と同様である。
ブレーキレバーの取付構造のさらに他の実施の形態を示
しており、パーキングブレーキレバーブラケット3を構
成するサイドパネル5,6の上端部5a,6aの上面後
方には巾広部18,19が形成されている。そして、こ
れら巾広部18,19には、クリップ穴(取付穴)2
0,21がそれぞれ穿設されており、これらクリップ穴
20,21および挿入穴22に締付クリップ23を圧入
することによって、コンソールボックス24が固定され
るようになっている。これにより、コンソールボックス
24を取付けるブラケットが不要となる。なお、その他
の構成および作用は上記実施の形態と同様である。
【0018】以上、本発明の実施の形態につき述べた
が、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではな
く、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形および変
更が可能である。例えば、クリップ穴20,21をサイ
ドパネル5,6の上端部5a,6aではなく、アッパパ
ネル7の上面後方に設けることもできる。
が、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではな
く、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形および変
更が可能である。例えば、クリップ穴20,21をサイ
ドパネル5,6の上端部5a,6aではなく、アッパパ
ネル7の上面後方に設けることもできる。
【0019】
【発明の効果】上述の如く、本発明に係るパーキングブ
レーキレバーの取付構造は、左右両側に対向して配置さ
れるサイドパネルと、これらサイドパネルの上部に配置
されるアッパパネルとを備え、該アッパパネルの上面部
に上記サイドパネルの上端部を重ね合わせた状態で互い
に接合することによってパーキングブレーキレバーブラ
ケットを構成し、このパーキングブレーキレバーブラケ
ットのサイドパネルの下端部をフロントフロアパネルに
ボルト締めするとともに、上記パーキングブレーキレバ
ーを上記アッパパネルに締付けているので、パーキング
ブレーキレバーの組付性を向上させることができる上、
パーキングブレーキレバーブラケットとフロントフロア
パネルとの結合性向上を図ることができる。また、本発
明の取付構造では、パーキングブレーキレバーブラケッ
トのサイドパネルの上端部がアッパパネルの上面部に重
ね合わせられた状態で接合されており、両パネルが一体
化されているので、アッパパネルに取付けられたパーキ
ングブレーキレバーの引っ張り上げ動作に対するパーキ
ングブレーキレバーブラケットの剛性を向上させること
ができる。さらに、本発明の取付構造では、従来の取付
構造に比べてパーキングブレーキレバーブラケットの板
材端面の露出を極力抑えているので、パーキングブレー
キインジケータハーネスを確実に保護することができ
る。
レーキレバーの取付構造は、左右両側に対向して配置さ
れるサイドパネルと、これらサイドパネルの上部に配置
されるアッパパネルとを備え、該アッパパネルの上面部
に上記サイドパネルの上端部を重ね合わせた状態で互い
に接合することによってパーキングブレーキレバーブラ
ケットを構成し、このパーキングブレーキレバーブラケ
ットのサイドパネルの下端部をフロントフロアパネルに
ボルト締めするとともに、上記パーキングブレーキレバ
ーを上記アッパパネルに締付けているので、パーキング
ブレーキレバーの組付性を向上させることができる上、
パーキングブレーキレバーブラケットとフロントフロア
パネルとの結合性向上を図ることができる。また、本発
明の取付構造では、パーキングブレーキレバーブラケッ
トのサイドパネルの上端部がアッパパネルの上面部に重
ね合わせられた状態で接合されており、両パネルが一体
化されているので、アッパパネルに取付けられたパーキ
ングブレーキレバーの引っ張り上げ動作に対するパーキ
ングブレーキレバーブラケットの剛性を向上させること
ができる。さらに、本発明の取付構造では、従来の取付
構造に比べてパーキングブレーキレバーブラケットの板
材端面の露出を極力抑えているので、パーキングブレー
キインジケータハーネスを確実に保護することができ
る。
【図1】本発明の実施の形態に係る取付構造によって取
付けられる前の状態のパーキングブレーキレバーを示す
斜視図である。
付けられる前の状態のパーキングブレーキレバーを示す
斜視図である。
【図2】図1におけるパーキングブレーキレバーブラケ
ットを組付ける前の状態を示す斜視図である。
ットを組付ける前の状態を示す斜視図である。
【図3】図1におけるA−A線断面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態に係る取付構造におい
て、パーキングブレーキレバーブラケットのサイドパネ
ルにフューエルリッドオープナレバーを取付ける前の状
態を示す斜視図である。
て、パーキングブレーキレバーブラケットのサイドパネ
ルにフューエルリッドオープナレバーを取付ける前の状
態を示す斜視図である。
【図5】本発明の他の実施の形態に係る取付構造におい
て、パーキングブレーキレバーブラケットのサイドパネ
ルにコンソールボックスを取付ける前の状態を示す斜視
図である。
て、パーキングブレーキレバーブラケットのサイドパネ
ルにコンソールボックスを取付ける前の状態を示す斜視
図である。
【図6】図5におけるB部を拡大した斜視図である。
【図7】従来の取付構造によって取付けられる前の状態
のパーキングブレーキレバーを示す斜視図である。
のパーキングブレーキレバーを示す斜視図である。
【図8】従来のパーキングブレーキレバーブラケットに
パーキングブレーキレバーブラケットエクステンション
を締付ける前の状態を示す斜視図である。
パーキングブレーキレバーブラケットエクステンション
を締付ける前の状態を示す斜視図である。
【図9】図8におけるパーキングブレーキレバーブラケ
ットエクステンションを示す斜視図である。
ットエクステンションを示す斜視図である。
1 パーキングブレーキレバー 2 フロントフロアパネル 3 パーキングブレーキレバーブラケット 4 支持部材 5,6 サイドパネル 7 アッパパネル 9 締付ボルト 10,11 ボルト穴 12 ボルト穴
Claims (3)
- 【請求項1】 左右両側に対向して配置されるサイドパ
ネルと、これらサイドパネルの上部に配置されるアッパ
パネルとを備え、該アッパパネルの上面部に上記サイド
パネルの上端部を重ね合わせた状態で互いに接合するこ
とによってパーキングブレーキレバーブラケットを構成
し、このパーキングブレーキレバーブラケットのサイド
パネルの下端部をフロントフロアパネルにボルト締めす
るとともに、上記パーキングブレーキレバーを上記アッ
パパネルに締付けたことを特徴とするパーキングブレー
キレバーの取付構造。 - 【請求項2】 上記左右のサイドパネルの一方には、他
の機能部品のレバーが取付けられていることを特徴とす
る請求項1に記載のパーキングブレーキレバーの取付構
造。 - 【請求項3】 上記左右のサイドパネルの上端面後方も
しくは上記アッパパネルの上面後方には、コンソールボ
ックスを取付ける取付穴が設けられていることを特徴と
する請求項1に記載のパーキングブレーキレバーの取付
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1229097A JPH10203328A (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | パーキングブレーキレバーの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1229097A JPH10203328A (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | パーキングブレーキレバーの取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10203328A true JPH10203328A (ja) | 1998-08-04 |
Family
ID=11801222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1229097A Pending JPH10203328A (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | パーキングブレーキレバーの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10203328A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001026953A (ja) * | 1999-07-15 | 2001-01-30 | Toto Ltd | 湯水混合水栓 |
JP2007062578A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-15 | Honda Motor Co Ltd | ベースフレームおよびパーキングブレーキ |
JP2007253856A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Mazda Motor Corp | 自動車のパーキングブレーキ取付構造 |
JP2014213696A (ja) * | 2013-04-25 | 2014-11-17 | 本田技研工業株式会社 | パーキングブレーキ装置及びその製造方法 |
CN106184156A (zh) * | 2016-07-29 | 2016-12-07 | 奇瑞新能源汽车技术有限公司 | 手刹安装座 |
-
1997
- 1997-01-27 JP JP1229097A patent/JPH10203328A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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