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JPH10184331A - 4サイクルエンジンの戻しオイル飛散防止構造 - Google Patents

4サイクルエンジンの戻しオイル飛散防止構造

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JPH10184331A
JPH10184331A JP35721096A JP35721096A JPH10184331A JP H10184331 A JPH10184331 A JP H10184331A JP 35721096 A JP35721096 A JP 35721096A JP 35721096 A JP35721096 A JP 35721096A JP H10184331 A JPH10184331 A JP H10184331A
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oil
cam
control valve
oil control
chamber
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俊彦 米田
Kenji Komatsu
賢二 小松
Hitoshi Muramatsu
仁志 村松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルブタイミング可変装置を備えた4サイク
ルエンジンにおいて、該装置を制御するオイルコントロ
ールバルブから直接カム室内に戻されたオイルがカム室
内で飛散して微粒化するのを防止する。 【解決手段】 シリンダヘッド1上方のカム室10に吸
・排気バルブ駆動用の各カム軸8,9が設置され、各カ
ム軸8,9の少なくとも何れかに対して、オイルコント
ロールバルブ5,6による油圧制御によりカム軸の位相
角度を変えるバルブタイミング可変装置が装着されてい
ると共に、オイルコントロールバルブ5,6からの戻し
オイルが各カム軸8,9よりも上方からカム室10内に
直接戻されるように構成されている4サイクルエンジン
において、カム室10内のオイルコントロールバルブ
5,6からオイルが戻される位置の下方で各カム軸8,
9の上方に、オイル遮蔽板36を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸気バルブと排気
バルブを駆動するためのそれぞれのカム軸の少なくとも
何れかに対してバルブタイミング可変装置が設置されて
いる4サイクルエンジンに関し、特に、そのような4サ
イクルエンジンにおいて、バルブタイミング可変装置を
制御するためのオイルコントロールバルブからカム室を
通して戻すオイルの飛散防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】DOHC型式のバルブシステムを有する
4サイクルエンジン、すなわち、クランク軸の回転によ
りタイミングチェーンやタイミングベルト等を介して駆
動されるバルブ駆動用のカム軸が、シリンダヘッドの上
方で吸気側と排気側にそれぞれ設けられている4サイク
ルエンジンでは、エンジンの運転状態に応じて吸・排気
バルブの少なくとも何れかの開閉タイミングを変化させ
るために、吸・排気バルブを駆動するためのそれぞれの
カム軸の少なくとも何れかについて、オイルポンプから
供給されるオイルにより、オイルコントロールバルブを
介して、装置内に画成された二つの油室のそれぞれの油
圧を変えることで、それに応じてカム軸の位相角度を変
えるような、油圧式のバルブタイミング可変(Varying
the ValveTiming 略してVVT)装置を、当該カム軸
の端部に対して設置するということが従来から行われて
いる。
【0003】そのようなバルブタイミング可変装置を備
えた4サイクルエンジンでは、オイルポンプから供給さ
れたオイルをバルブタイミング可変装置の各油室に連通
するオイル通路のそれぞれに分配制御するためのオイル
コントロールバルブが、通常、該オイル通路が形成され
ているカム軸の位置よりも上方に配置されていて、オイ
ルコントロールバルブから戻されるオイルは、シリンダ
ヘッド上方のカム室に直接戻されている。
【0004】一方、4サイクルエンジンでは、通常、ク
ランク室からカム室を通してエアクリーナーボックスに
連通する通路を設けることにより、シリンダ内壁とピス
トンリングの間を通って燃焼室側からクランク室に漏れ
てくるブローバイガスを、ピストンの往復動によるクラ
ンク室内の圧力変化により、該通路を通してエアクリー
ナーボックスに還流させ、再び燃焼室内に送り込んで再
燃焼させる(ブローバイガスの還元)ということが行わ
れている。
【0005】また、上記のようなブローバイガス還元用
の通路を第1通路として設けると共に、スロットルバル
ブより下流の吸気通路とクランク室とをオイルセパレー
ターと自動開閉バルブを介して連通させる第2通路を設
けて、スロットル全開時には、第2通路の自動開閉バル
ブが閉じることで、第1通路のみから通常のブローバイ
ガス還元によりクランク室を換気すると共に、パーシャ
ル時を含むスロットル閉時には、第2通路の自動開閉バ
ルブが開くことで、第1通路からクランク室に気体を吸
入し、クランク室から第2通路を通して吸気通路に気体
を排出して、クランク室を換気するようにした、PCV
(Positive Cese Ventilate)システムというものも従来
から知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にバルブタイミング可変装置のオイルコントロールバル
ブからのオイルをカム室に直接戻している従来の4サイ
クルエンジンでは、オイルコントロールバルブがカム軸
よりも上方に配置される関係上、オイルコントロールバ
ルブからカム室に戻されるオイルは、各カム軸よりも上
方からカム室内に落下するため、該オイルが回転してい
る各カム軸に衝突してカム室内で飛散し微粒化すること
となる。
【0007】そのため、上記のようなブローバイバスの
還元に際しては、上記のようにカム室内で飛散し微粒化
したオイルが、還流されるブローバイガスと共にエアク
リーナーボックス側に排出されて、燃焼室で燃焼されて
しまうこととなり、また、PCVシステムによる4サイ
クルエンジンでは、飛散し微粒化したオイルが、カム室
を通る第1通路(ブローバイガス還元用通路)を通して
吸入される気体と共にクランク室に吸入されるため、P
CV性能を悪化させることとなる。
【0008】本発明は、上記のような問題を解決するた
めに、バルブタイミング可変装置を備えた4サイクルエ
ンジンにおいて、該装置を制御するオイルコントロール
バルブから直接カム室内に戻されたオイルがカム室内で
飛散して微粒化するのを防止することを課題とするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
課題を解決するために、上記の請求項1に記載したよう
に、シリンダヘッド上方のカム室に吸・排気バルブ駆動
用の各カム軸が設置され、各カム軸の少なくとも何れか
に対して、オイルコントロールバルブによる油圧制御に
よりカム軸の位相角度を変えるバルブタイミング可変装
置が装着されていると共に、オイルコントロールバルブ
からの戻しオイルが各カム軸よりも上方からカム室内に
直接戻されるように構成されている4サイクルエンジン
において、カム室内のオイルコントロールバルブからオ
イルが戻される位置の下方で各カム軸の上方に、オイル
遮蔽板が設けられていることを特徴とするものである。
【0010】また、上記の請求項1に記載した4サイク
ルエンジンの戻しオイル飛散防止構造において、上記の
請求項2に記載したように、シリンダヘッドの前端部上
面に連結され、上部にオイルコントロールバルブが取り
付けられているカムキャップに対して、オイルコントロ
ールバルブに近接して、各カム軸をその上方で横切るよ
うに、下側が開放された溝部が一体的に形成され、オイ
ルコントロールバルブからオイルを戻すためのオイルド
レーン孔が該溝部に連通されていて、該溝部の下側開放
面にオイル遮蔽板が取り付けられることで、オイルコン
トロールバルブからの戻しオイルを導く通路が形成され
ていることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の4サイクルエンジ
ンの戻しオイル飛散防止構造の実施形態について、図面
に基づいて説明する。
【0012】図1および図2は、本発明の一実施形態に
係る4サイクルエンジンの、バルブタイミング可変装置
(VVT)が設置されている付近について、エンジンの
前面側を覆うベルトカバーを取り除いた状態の外観を示
すもので、図1は前方から見た状態を、図2は側方から
見た状態を示すものである。
【0013】本実施形態の4サイクルエンジンでは、シ
リンダヘッド1の前端部分の上面に、吸気側と排気側の
両カム軸に共通の一つのカムキャップ2が連結されてお
り、該シリンダヘッド1とカムキャップ2により回転自
在に支持されている吸気側と排気側の各バルブ駆動用カ
ム軸(図示せず)のそれぞれに対して、油圧によりカム
軸の位相角度を変えるバルブタイミング可変装置3,4
が配備されていると共に、各バルブタイミング可変装置
3,4のそれぞれに対応するオイルコントロールバルブ
5,6が、カムキャップ2に対してそれぞれ取り付けら
れている。
【0014】図3は、そのような4サイクルエンジンに
おける一方のカム軸の軸心方向に沿った断面を示すもの
で、シリンダヘッド1の上方には、カムキャップ2の後
部を含むシリンダヘッド1の上方全体を覆うように、ヘ
ッドカバー7が設けられており、シリンダヘッド1とカ
ムキャップ2とヘッドカバー7により、各カム軸8
(9)を収納するカム室10が画成されていて、カム室
10から外方に突出したカム軸8(9)の前端部分に対
して、バルブタイミング可変装置3(4)が設置されて
いる。
【0015】バルブタイミング可変装置3,4が配置さ
れているエンジンの前面側には、図1および図2では取
り除かれているが、カムキャップ2の前面上端から、バ
ルブタイミング可変装置3(4)や、該装置3(4)に
掛け渡されるタイミングベルト(図示せず)等を覆うよ
うに、ベルトカバー11が設けられている。
【0016】バルブ駆動用カム軸の一方のカム軸8の側
(他方のカム軸9の側も同様である)について説明する
と、シリンダヘッド1の上面に下半円状に凹設された軸
受下部と、カムキャップ2の下面に上半円状に凹設され
た軸受上部とにより、ジャーナル部8aで回動自在に挟
持され、バルブ12を開閉させるためのカム部8bが適
所に形成されているカム軸8は、その前端部分がシリン
ダヘッド1およびカムキャップ2の前端面より前方に突
出されていて、該カム軸8の前端部分に対してバルブタ
イミング可変装置3が装着されている。
【0017】バルブタイミング可変装置3は、エンジン
の前面から突出したカム軸8の前端部分に対して、円筒
状のオイルハウジング13が回動可能に装着され、該オ
イルハウジング13の外周部に、クランク軸からのタイ
ミングベルトを掛け渡すためのタイミングプーリー14
が一体的に形成されていて、オイルハウジング13の内
部に画成された各油室13a,13b内の圧力を変える
ことでオイルハウジング13とカム軸8を相対的に回動
させ、それによってオイルハウジング13と一体的に形
成されたタイミングプーリー14に対するカム軸8の位
相角度を変化させるような、従来からヘリカルギアタイ
プ(あるいはベーンタイプ)の油圧式バルブタイミング
可変装置として知られた構造のものである。
【0018】なお、クランク軸の回転をバルブタイミン
グ可変装置3(4)に連動させるために、本実施形態で
は、タイミングベルト(図示せず)とタイミングプーリ
ー14(15)を使用しているが、チェーンとスプロケ
ットを使用することでクランク軸とバルブタイミング可
変装置を連動させても良い。
【0019】上記のようにカム軸8の前端部分にバルブ
タイミング可変装置3が装着され、該カム軸8を軸支す
るカムキャップ2にオイルコントロールバルブ5が取り
付けられている本実施形態の4サイクルエンジンでは、
オイルポンプにより供給されたオイルは、オイルコント
ロールバルブ5により分配制御されて、バルブタイミン
グ可変装置3のオイルハウジング13内に画成された各
油室13a,13bにそれぞれ油圧を与えてから、オイ
ルコントロールバルブ5からカム室10に直接戻されて
いる。
【0020】すなわち、オイルポンプ(図示せず)から
吐出され、シリンダブロック側のオイル通路を通ってシ
リンダヘッド1に送られてきたオイルは、図1および図
2に示すように、シリンダヘッド1のオイル通路21〜
23を通り、シリンダヘッド1とカムキャップ2の合面
からカムキャップ2側に設けられたオイルフィルター2
4を通って、カムキャップ2のオイル通路25から、吸
気側と排気側の各オイルコントロールバルブ5,6にそ
れぞれ送り込まれる。
【0021】なお、図4は、カムキャップ2の前方から
見た状態を示し、図5は、カムキャップ2の下方から見
た状態を示すものであるが、本実施形態では、オイルフ
ィルター24は、図4および図5に示すように、カムキ
ャップ2のシリンダヘッド1との合面から挿着できるよ
うに配置されているため、オイルフィルター24の取付
けや取替えを容易に行うことができるものとなってい
る。
【0022】オイルフィルター24からオイル通路25
を通って吸気側と排気側の各オイルコントロールバルブ
5,6に供給されたオイルは、各オイルコントロールバ
ルブ5,6において分配制御されることで、それぞれに
おいて、図3に示すように、カムキャップ2に設けられ
た遅角側オイル通路26と進角側オイル通路27に適宜
分配されて、カム軸8に形成されたそれぞれのオイル通
路28,29を通して、オイルハウジング13の内部に
画成された各油室13a,13bにそれぞれ油圧を与え
て、各油室13a,13b内の圧力を変えることで、オ
イルハウジング13とカム軸8を相対的に回動させて、
タイミングプーリー14に対するカム軸8の位相角度を
変える。
【0023】そして、バルブタイミング可変装置3の各
油室13a,13bに油圧を与えてオイルコントロール
バルブ5から戻されたオイルは、オイルコントロールバ
ルブ5の取付孔31からカム室10内に連通するオイル
ドレーン孔33を通して、カム室10内に直接戻され
る。
【0024】図6は、各オイルコントロールバルブ5,
6の軸心方向に沿った断面により、各オイルコントロー
ルバルブ5,6からの戻しオイルのカム室10内での流
れを示すもので、オイルコントロールバルブ5,6を取
り付けるためのバルブ取付孔31,32を一体的に形成
したカムキャップ2に対して、本実施形態では、各バル
ブ取付孔31,32に近接して、各カム軸8,9をその
上方で横切るように、図3に示すように下側が開放され
た断面コ字状の溝部34が、それぞれのオイルドレーン
孔33により各バルブ取付孔31,32と連通するよう
に、カムキャップ2に一体的に形成されている。
【0025】そして、溝部34の下側開放面には、図5
および図6に示すように、少なくとも溝部34の長手方
向の一端側がオイルの落下口35として下方に開放され
るように、オイル遮蔽板36が取り付けられており、該
溝部34とオイル遮蔽板36によって、各オイルドレー
ン孔33を通して戻されたオイルを、拡散させることな
く各カム軸8,9の上方を迂回させて、シリンダヘッド
1のオイル戻し孔37の上方に落下させるようなオイル
通路が形成されている。
【0026】上記のような構造を有する本実施形態の4
サイクルエンジンによれば、オイルコントロールバルブ
5,6からオイルドレーン孔33を通してカム室10内
に戻されるオイルは、溝部34によって拡散されること
なく、オイル遮蔽板36の上を通って、その端部のオイ
ルの落下口35からシリンダヘッド1のオイル戻し孔3
7の上方に落下されるため、該戻しオイルが回転する各
カム軸8,9に衝突してカム室10内で飛散し微粒化す
るようなことなく、シリンダヘッド1のオイル戻し孔3
7から、シリンダブロック側のオイル戻し通路を通って
オイルパンに戻されることとなる。
【0027】したがって、バルブタイミング可変装置
3,4のオイルコントロールバルブ5,6から戻された
オイルが、カム室内で飛散し微粒化することにより、ブ
ローバイバスの還流に際してブローバイガスと共にエア
クリーナーボックス側に排出されて燃焼室で燃焼されて
しまうようなことなく、また、PCVシステムを採用し
た4サイクルエンジンで、吸入空気と共にクランク室内
に吸入されてPCV性能を悪化させるようなこともな
い。
【0028】なお、オイルコントロールバルブ5,6か
ら戻されたオイルを各カム軸8,9の上に落下させるこ
となくシリンダヘッド1のオイル戻し孔37に導くため
に、オイルドレーン孔33と連通してオイル戻し孔37
の上方に延びるオイル通路を、カムキャップ2自体に鋳
造により一体的に形成するということも考えられるが、
そのようなものでは、該オイル通路の有効断面積を確保
するためには、カムキャップ2自体が高くなりオイルコ
ントロールバルブ5,6の取付位置が高くなって嵩張っ
たものとなってしまう。
【0029】これに対して、本実施形態のように溝部3
4とオイル遮蔽板36によりオイル通路を形成したもの
では、薄いオイル遮蔽板36を使用することで、カムキ
ャップ9自体の高さを変えることなく、オイル通路の有
効断面積を確保することができ、オイルコントロールバ
ルブ5,6の取付位置も高くなることはない。
【0030】以上、本発明の4サイクルエンジンの戻し
オイル飛散防止構造の一実施形態について説明したが、
本発明は、上記のような実施形態にのみ限定されるもの
ではなく、例えば、その適用範囲については、吸気側と
排気側の両方のカム軸に対してそれぞれバルブタイミン
グ可変装置を装着したようなものだけでなく、吸気側と
排気側の何れか一方のカム軸に対してのみバルブタイミ
ング可変装置を装着したような4サイクルエンジンにお
いても同様に実施可能なものである。
【0031】また、戻しオイル飛散防止のための具体的
な構造についても、例えば、オイル遮蔽板36の形状を
樋状にしたりすることにより、カムキャップ2自体に溝
部34を設けることなく、オイル遮蔽板36のみにより
オイルを導くことで実施することも可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したような本発明の4サイクル
エンジンの戻しオイル飛散防止構造によれば、バルブタ
イミング可変装置のオイルコントロールバルブからの戻
しオイルを、カム室内で飛散させ微粒化させるようなこ
となく、確実にオイルパンに戻すことができるため、ブ
ローバイガスと共に燃焼室で燃焼させて無駄に消費する
ようなことを防止することができ、また、PCVシステ
ムを採用した4サイクルエンジンでは、微粒化したオイ
ルをクランク室内に吸入させてPCV性能を悪化させる
ようなことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の戻しオイル飛散防止構造の一実施形態
が適用されている4サイクルエンジンの前側上部につい
て、ベルトカバーを取り除いた状態を示す前面図。
【図2】図1に示したエンジン前側上部の側面図。
【図3】図1に示したエンジン前側上部について、一方
のカム軸の軸心方向に沿った概略断面図。
【図4】図1に示したエンジンのカムキャップ自体を示
す前面図。
【図5】図4に示したカムキャップの下面図。
【図6】図1に示したエンジン前側上部について、各オ
イルコントロールバルブの軸心方向に沿った概略断面
図。
【符号の説明】
1 シリンダヘッド 2 カムキャップ 3 バルブタイミング可変装置 4 バルブタイミング可変装置 5 オイルコントロールバルブ 6 オイルコントロールバルブ 8 カム軸 9 カム軸 10 カム室 33 オイルドレーン孔 34 溝部 36 オイル遮蔽板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダヘッド上方のカム室に吸・排気
    バルブ駆動用の各カム軸が設置され、各カム軸の少なく
    とも何れかに対して、オイルコントロールバルブによる
    油圧制御によりカム軸の位相角度を変えるバルブタイミ
    ング可変装置が装着されていると共に、オイルコントロ
    ールバルブからの戻しオイルが各カム軸よりも上方から
    カム室内に直接戻されるように構成されている4サイク
    ルエンジンにおいて、カム室内のオイルコントロールバ
    ルブからオイルが戻される位置の下方で各カム軸の上方
    に、オイル遮蔽板が設けられていることを特徴とする4
    サイクルエンジンの戻しオイル飛散防止構造。
  2. 【請求項2】 シリンダヘッドの前端部上面に連結さ
    れ、上部にオイルコントロールバルブが取り付けられて
    いるカムキャップに対して、オイルコントロールバルブ
    に近接して、各カム軸をその上方で横切るように、下側
    が開放された溝部が一体的に形成され、オイルコントロ
    ールバルブからオイルを戻すためのオイルドレーン孔が
    該溝部に連通されていて、該溝部の下側開放面にオイル
    遮蔽板が取り付けられることで、オイルコントロールバ
    ルブからの戻しオイルを導く通路が形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の4サイクルエンジンの戻
    しオイル飛散防止構造。
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