JPH10157600A - ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents
ブレーキ液圧制御装置Info
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- JPH10157600A JPH10157600A JP8321977A JP32197796A JPH10157600A JP H10157600 A JPH10157600 A JP H10157600A JP 8321977 A JP8321977 A JP 8321977A JP 32197796 A JP32197796 A JP 32197796A JP H10157600 A JPH10157600 A JP H10157600A
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Abstract
装置を提供する。 【解決手段】ブレーキ液の液圧を発生するマスタシリン
ダ2と、マスタシリンダ1で発生した液圧をホィールシ
リンダ11〜14に供給する供給通路40〜42と、こ
れに対して並列に設けられた並列通路47及び常閉型の
電磁弁8と、電磁弁8を流れた液をホィールシリンダ1
1〜14に送給してブレーキ自動加圧を実行する送給手
段71とをもつ。更にマスタシリンダ2につながる助勢
通路90の液圧を受圧して電磁弁8の弁体82を開弁方
向に押圧する可動体88をもつ。
Description
置に関する。本発明は、例えばトラクション制御、VS
C制御等のように、運転者によるブレーキ操作の有無に
かかわらず、ブレーキ自動加圧を実行するブレーキ液圧
制御装置に適用できる。
て、運転者によるブレーキ操作の有無にかかわらず、車
輪ブレーキ作動用のホィールシリンダにブレーキ液を送
給し、制動が必要される車輪にブレーキをかけるブレー
キ自動加圧を自動的に実行するものが知られている。例
えばトラクション制御、VSC制御などである。
て駆動車輪がスリップするおそれがあるとき、運転者に
よるブレーキ操作が実行されていないにもかかわらず、
駆動車輪の制動を行ない、発進時のスリップを抑える制
御である。VSC制御は、車輪の走行中において運転者
によるブレーキ操作の有無にかかわらず、制動が必要と
される車輪のホィールシリンダにブレーキ液を送給し、
車両の走行安定性を図る制御である。
るブレーキ液圧制御装置では、運転者による通常ブレー
キ操作に基づいてマスタシリンダの液圧をホィールシリ
ンダに供給する供給通路の他に、供給通路に対して並列
な並列通路が設られている。そして、その並列通路に、
常閉型の電磁弁とポンプ手段とが設けられている。通常
ブレーキ操作時には常閉型の電磁弁は閉弁している。
弁口と、弁口を閉鎖可能な弁体と、励磁に伴い発生した
磁気吸引力で弁体を開弁させるソレノイド部とを備えて
いる。上記したブレーキ自動加圧が実行される際には、
電磁弁のソレノイド部が励磁され、発生した磁気吸引力
で弁体が開弁される。そして、開弁された弁口を介して
マスタシリンダのブレーキ液がポンプ手段によりホィー
ルシリンダに送給され、必要車輪が制動される。
ダの液圧が弁体に閉弁方向に加わる構造とされている。
そのため、閉弁状態の弁体によるシール部分の前後の差
圧が弁体に閉弁力として作用する。そのため、運転者の
ブレーキ操作によりマスタシリンダの液圧が高圧化され
るとき、前記差圧が高圧化し、弁体の閉弁力が大きくな
る。
行するため、電磁弁のソレノイド部を励磁して弁体を強
制的に開弁しようとすると、大きな閉弁力に磁気吸引力
が打ち勝たねばならない。よって、ソレノイド部の磁気
吸引力を大きくしなければならず、そのためソレノイド
部ひいては電磁弁が大型化する問題がある。本発明は上
記した実情に鑑みなされたものであり、電磁弁のソレノ
イド部の磁気吸引力の増大を抑え、ソレノイド部ひいて
は電磁弁の大型化を抑制するのに有利なブレーキ液圧制
御装置を提供することを課題とする。
成を具備する。第1の発明によれば、通常ブレーキ操作
の際には、ブレーキ操作に伴いマスタシリンダで発生し
た液圧は、供給通路を経てホィールシリンダに供給さ
れ、車輪が制動される。この点は従来装置と同様であ
る。またブレーキ自動加圧の際には、常閉型の電磁弁の
ソレノイド部が励磁され、電磁弁の弁体が開弁し、弁口
が開放される。そのためマスタシリンダのブレーキ液は
並列通路、弁口を経て、更に、制動が必要される車輪の
ホィールシリンダに送給され。これにより必要車輪の制
動が行われる。
きには、弁体の閉弁方向にマスタシリンダの高圧の液圧
が作用するため、閉弁状態の弁体によるシール部分の前
後の差圧が増大し、前述したように閉弁力が増大し、ソ
レノイド部による磁気吸引力をかなり大きくしないと、
弁体を開弁しづらい。この点第1の発明のブレーキ液圧
制御装置によれば、ソレノイド部の励磁で弁体を開弁す
る際には、助勢力付与手段により、弁体が開弁する方向
に弁体に助勢力が加わる。即ち、助勢力は、弁体の閉弁
方向と逆方向である開弁方向に作用する。そのため、弁
体の閉弁力は助勢力に相当するぶん減少し、小さくな
る。よってソレノイド部の励磁による磁気吸引力を過大
にせずとも、弁体の開弁操作を実行できる利点が得られ
る。
よれば、ソレノイド部の大型化を抑制でき、ひいては電
磁弁の大型化を抑制するのに有利である。 第2の発明のブレーキ液圧制御装置は、請求項2の構
成を具備する。第2の発明によれば、閉弁用バネで制御
弁の弁体は閉弁方向に付勢されており、通常時における
弁体の閉弁性は向上している。また助勢通路はマスタシ
リンダにつながっているため、マスタシリンダの液圧が
助勢通路を介して助勢力として可動体の受圧面に加わ
る。これにより可動体は弁体を開弁方向へ押圧し、弁体
の閉弁力は助勢力に相当するぶん減少し、小さくなる。
る磁気吸引力を過大にせずとも、弁体の開弁操作を実行
できる。そのため前述同様にソレノイド部の大型化を抑
制でき、ひいては電磁弁の大型化を抑制するのに有利で
ある。更にマスタシリンダの液圧に基づいて可動体を開
弁方向に押圧するため、マスタシリンダの液圧が高圧化
すれば、助勢通路を経て助勢力として可動体に作用する
押圧力もそれに対応して増大する。換言すれば、マスタ
シリンダの液圧の高圧化に応じて、助勢力は大きくなる
効果が得られる。よって、ソレノイド部の励磁による弁
体の開弁性が向上する。 第3の発明のブレーキ液圧制御装置は、請求項3の構
成を具備する。
ル面積に比例する。また可動体による助勢力は基本的に
は可動体の受圧面の受圧面積に比例する。よって第3の
発明のブレーキ液圧制御装置のように、可動体の受圧面
の受圧面積と、弁体によるシール面積とが実質的に対応
するようにすれば、閉弁力の大きさと助勢力の大きさと
を対応させるのに有利である。マスタシリンダの液圧が
可動体の受圧面と弁体との双方に作用するためである。
りの流量を増加すべく、弁口の開口面積を増大したとき
であっても、閉弁力の大きさに対応して、助勢力の大き
さが増加し、ソレノイド部の励磁による開弁に有利であ
る。
参照して説明する。先ず全体構成から説明し、次に要部
構成について説明する。 全体構成を図1に示す。図1に示すように、本実施形
態に係る車両用のブレーキ液圧制御装置では、運転者に
よるブレーキペダル1の踏込みに伴い、負圧式倍力装置
1iを介して液圧を発生する2つの圧力室を備えたマス
タシリンダ2が設けられている。マスタシリンダ2の一
方の圧力室から主供給通路40が延設されている。主供
給通路40には常開型のマスタカット弁22が配置され
ている。マスタカット弁22と並列にリリーフ弁22k
が設けられている。リリーフ弁22kは、ポンプ手段7
1の吐出圧がマスタシリンダ2の液圧に対して所定圧高
くなった場合にマスタシリンダ2側にリリーフすること
を許容する。
させる第1ホィールシリンダ11、第2ホィールシリン
ダ12と、第3ホィールシリンダ13、第4ホィールシ
リンダ14が設けられている。マスタカット弁22とホ
ィールシリンダ11、12との間には、アクチュエータ
装置1Aが設けられている。
説明する。アクチュエータ装置1Aでは、ブレーキ液を
貯溜するリザーバ30が設けられている。リザーバ30
は、ブレーキ液を貯溜可能なリザーバ室31と、リザー
バ室31を区画する可動体32と、可動体32を付勢す
るリザーババネ33とをもつ。リザーババネ33は、リ
ザーバ室31の容積を収縮する方向に可動体32を付勢
している。
第1ホィールシリンダ11に伝達する分岐供給通路41
が設けられている。更に、マスタシリンダ2で発生した
液圧を第2ホィールシリンダ12に伝達する分岐供給通
路42が設けられている。主供給通路40、分岐供給通
路41、42で供給通路が構成される。図1に示すよう
に、分岐供給通路41には、常時開で作動時のみ閉とな
る常開型の第1増圧弁51が設けられ、第1増圧弁51
と並列に第1逆止弁51sが設けられている。第1逆止
弁51sは、マスタシリンダ2から第1ホィールシリン
ダ11への流れを遮断するものの、第1ホィールシリン
ダ11からマスタシリンダ2への流れを許容する。分岐
供給通路42には、常時開で作動時のみ閉となる常開型
の第2増圧弁52が設けられ、第2増圧弁52と並列に
第2逆止弁52sが設けられている。
11との間の第1通路61pに、第1減圧弁61が設け
られている。リザーバ30と第2ホィールシリンダ12
との間の第2通路62pに、第2減圧弁62が設けられ
ている。第1減圧弁61、第2減圧弁62は、ブレーキ
液圧減圧手段として機能し、常閉型であり、作動時のみ
開となる。
ダ2に戻す第1復路30pに、逆止弁31x、ポンプ手
段71、脈動抑制用のダンパ72、絞り要素73が直列
に設けられている。ポンプ手段71は電動モータ74に
より作動されるものであり、逆止弁71a、71cをも
つ。逆止弁71a、71c、31xは、リザーバ30か
らマスタシリンダ2側へのブレーキ液の流れは許容する
ものの、逆の流れを遮断する。
ダ13、14へブレーキ液を送給するアクチュエータ装
置1Bが設けられているが、これは、ホィールシリンダ
11、12へブレーキ液を送給する前記したアクチュエ
ータ装置1Aと基本的には同じ構成である。そのため、
同一の機能を奏する部位には同一の符号を付して説明を
省略する。
47が設けられている。並列通路47の上流端47uは
主供給通路40に接続され、並列通路47の下流端47
dはポンプ手段71の吸込口71k側に接続されてい
る。並列通路47には、常閉型の電磁弁8が設けられて
いる。従って、電磁弁8は、主供給通路40に対して並
列に配置されている。
設けられた弁口81と、弁口81を閉鎖するボール状の
弁体82と、弁体82を閉弁方向に付勢する閉弁用バネ
83と、マスタシリンダ2側の主供給通路40につなが
る吸込ポート84と、ポンプ手段71の吸込口71k側
につながる吐出ポート85と、ソレノイド部86と、可
動室87に移動可能に嵌合されたピストン状の可動体8
8、可動体88をシールするシール材89とを備えてい
る。ソレノイド部86により電磁弁8はS1の状態とS
2の状態とに切替られる。図2に示すS1はソレノイド
部86の非励磁状態を示し、図2に示すS2は励磁状態
を示す。
86が励磁されると、励磁に基づく磁気吸引力により閉
弁用バネ83に抗して弁体82が開弁方向に移動し、弁
口81が開放される。この結果、マスタシリンダ2の側
が高圧であれば、吸込ポート84と吐出ポート85との
間の差圧に基づいて、マスタシリンダ2のブレーキ液が
吸込ポート84、弁口81、吐出ポート85、並列通路
47の下流端47dを経て、ポンプ手段71の上流側の
吸込口71kに流れる。そしてポンプ手段71によりポ
ンプ手段71の吐出口71mから吐出される。
路40に対して並列に、バイパス通路として機能する助
勢通路90が延設されている。助勢通路90の上流端9
0uは主供給通路40に接続され、下流端90dは可動
室87に接続されている。従ってマスタシリンダ2の液
圧は、助勢通路90を経て可動体88の受圧面88xに
助勢力として作用することができる。上記した助勢通路
90及び可動体88は、助勢力付与手段として機能す
る。
ータ装置1Aの側を例にとって説明するが、アクチュエ
ータ装置1Bについても同様である。 通常ブレーキ操作時 図1において、運転者によりブレーキペダル1が踏込ま
れると、上流側のマスタシリンダ2で発生した液圧は、
主供給通路40、分岐供給通路41、第1増圧弁51を
経て第1ホィールシリンダ11に到り、第1ホィールシ
リンダ11のブレーキ液が増大して車輪ブレーキが作動
し、車輪が制動される。同様に、分岐供給通路42、第
2増圧弁52を経て第2ホィールシリンダ12に到り、
第2ホィールシリンダ12のブレーキ液圧が増大して車
輪ブレーキが作動し、車輪が制動される。
されると、マスタシリンダ2側は低圧となるため、低圧
側のマスタシリンダ2と高圧側の第1ホィールシリンダ
11との差圧に基づいて、第1ホィールシリンダ11の
ブレーキ液が第1増圧弁51、第1逆止弁51sを介し
てマスタシリンダ2側に戻る。第2ホィールシリンダ1
2についても同様である。これが通常ブレーキ操作時で
ある。
常ブレーキ操作時には弁体82が弁口81を閉鎖してい
る。そのため運転者によりブレーキペダル1が踏込ま
れ、マスタシリンダ2の液圧が高圧化しても、マスタシ
リンダ2のブレーキ液は並列通路47には流れない。 次にABS制御が実行される場合について、第1ホィ
ールシリンダ11を例にとって説明する。ブレーキペダ
ル1の踏込みが継続して第1ホィールシリンダ11のブ
レーキ液圧が過剰となり、第1ホィールシリンダ11で
制動される車輪がロックされるおそれがあるときには、
その車輪速度が車体速度に比較して低下する。この場
合、車輪速度センサからの信号に基づいて電子制御装置
が指令を出力し、ABS制御が実行される。ABS制御
では、第1増圧弁51が閉とされると共に第1減圧弁6
1が開とされる『減圧モード』、第1増圧弁51が閉と
されると共に第1減圧弁61が閉とされる『保持モー
ド』、第1増圧弁51が開とされると共に第1減圧弁6
1が閉とされる『加圧モード』が適宜実行され、ポンピ
ング動作が実行される。
シリンダ11とリザーバ室31との間の差圧がある場合
には、その差圧に基づいて、高圧側の第1ホィールシリ
ンダ11のブレーキ液が第1通路61p、第1減圧弁6
1を経て、低圧側のリザーバ30のリザーバ室31に吐
出され、これにより第1ホィールシリンダ11のブレー
キ液圧が減圧される。よって車輪のロックが抑えられ
る。
ブレーキ液が吐出される。このとき電子制御装置からの
指令により電動モータ74が駆動してポンプ手段71が
作動されるので、リザーバ30に溜まったブレーキ液
は、強制的に汲み出され、更にダンパ72、絞り要素7
3を経て戻される。このとき第1ホィールシリンダ11
の液圧が高ければ、戻されたブレーキ液はマスタシリン
ダ2側に流れる。このようにリザーバ30に溜まってい
たブレーキ液は排出され、リザーバ30の貯溜能力は確
保される。
シリンダ14についても、それに該当する車輪がロック
されるおそれがあるときには、同様にABS制御が実行
される。 ブレーキ自動加圧 運転者によるブレーキペダル1の操作の有無にかかわら
ず、ブレーキ自動加圧が必要なときには、必要車輪が制
動される。例えばトラクション制御、VSC制御であ
る。この場合には、マスタカット弁22は閉じる。更に
電磁弁8のソレノイド部86が励磁され、磁気吸引力に
より弁体82が開弁し、弁口81が開放される。
は、吸込ポート84、弁口81、吐出ポート85を経て
ポンプ手段71の吸込口71kに至る。更にポンプ手段
71の吐出口71mより吐出され、更に分岐供給通路4
1、第1増圧弁51を経て第1ホィールシリンダ11に
送給されると共に、分岐供給通路42、第2増圧弁52
を経て第2ホィールシリンダ12に送給され、ブレーキ
自動加圧が実行される。ブレーキ自動加圧のときに制動
が不必要な車輪があれば、それに対応する増圧弁を閉じ
れば良い。
たように電磁弁8のソレノイド部86の励磁により弁体
82が開弁する。この際に、運転者によりブレーキペダ
ル1が踏込み操作されていない場合と、ブレーキペダル
1が踏込み操作されている場合とがある。前者の場合に
は、マスタシリンダ2の液圧が低圧であり、弁体82に
作用する閉弁力が小さいため、ソレノイド部86の励磁
による磁気吸引力が小さくても弁体82を開弁できる。
が踏込み操作されているため、マスタシリンダ2に高圧
の液圧が発生しており、閉弁状態の弁体82によるシー
ル部分の前後の差圧が高圧化し、弁体82の閉弁力は過
大となる。閉弁用バネ83で弁体82は閉弁方向に付勢
されているため、尚更である。そのため弁体82が開弁
しにくい。
の上流端90uはマスタシリンダ2につながっているた
め、ブレーキペダル1が踏込み操作でマスタシリンダ2
が高圧化したとしても、その高圧の液圧は助勢通路90
を経て可動体88の受圧面88xに助勢力として作用す
る。これにより弁体82の閉弁力が減少する。即ち、助
勢力は、弁体82の閉弁方向と逆方向に作用するため、
助勢力は閉弁力を相殺する方向に作用する。従って、ソ
レノイド部86の励磁による磁気吸引力を過剰にせずと
も、弁体82の開弁操作を容易に実行できる。そのため
本実施形態によれば、ソレノイド部86の大型化を抑制
でき、ひいては電磁弁8の大型化を抑制するのに有利で
ある。
をSとし、閉弁状態の弁体82によるシール部分の前後
の差圧ΔPとすれば、弁体82の閉弁力は基本的には
(S×ΔP)であるとされている。よって弁体82を開
弁させるためのソレノイド部86の励磁による磁気吸引
力は、基本的には(S×ΔP)を越える力が必要とされ
ている。なおシール面積とは、弁口81の内壁部に弁体
82が密接してシールしている部分で区画される面積を
いう。
と対応するように可動体88の受圧面88xの径が設定
されている。よって可動体88の受圧面88xの受圧面
積と、弁体82によるシール面積とが互いに対応するよ
うにされている。更に図1、図2から理解できるよう
に、マスタシリンダ2の液圧が弁体82に作用するほか
に、助勢通路90を経て可動体88の受圧面88xにも
作用するため、閉弁力の大きさと助勢力の大きさとを対
応させるのに有利である。
流量を増加すべく、弁口81の開口面積を増大したため
閉弁力が増加するときであっても、閉弁力の増加に対応
して、助勢力の大きさが増加するため、ソレノイド部8
6の励磁による開弁に有利である。
ンダ、2はマスタシリンダ、51〜52は増圧弁、61
〜62は減圧弁、71はポンプ手段、8は電磁弁、81
は弁口、82は弁体、86はソレノイド部、88は可動
体(助勢力付与手段)、90は助勢通路(助勢力付与手
段)を示す。
Claims (3)
- 【請求項1】ブレーキ操作に伴いブレーキ液の液圧を発
生するマスタシリンダと、 車輪ブレーキを作動させるホィールシリンダと、 前記マスタシリンダで発生した液圧を前記ホィールシリ
ンダに供給する供給通路と、 前記供給通路に対して並列に設けられ前記ホィールシリ
ンダにつながる並列通路と、 前記並列通路に設けられ、弁口と、前記弁口を閉鎖する
と共に前記マスタシリンダの液圧が閉弁方向に加わる弁
体と、励磁により前記弁体を開弁する磁気吸引力を生じ
るソレノイド部とを有する常閉型の電磁弁と、 前記電磁弁の弁体が開弁した際に前記弁口を流れたブレ
ーキ液を前記ホィールシリンダに送給して前記ホィール
シリンダを増圧してブレーキ自動加圧を実行する送給手
段とを具備するブレーキ液圧制御装置において、 前記ソレノイド部の励磁で前記弁体を開弁する際に、前
記弁体が開弁する方向に前記弁体に助勢力を付与する助
勢力付与手段を具備することを特徴とするブレーキ液圧
制御装置。 - 【請求項2】請求項1において、前記制御弁は、前記弁
体を閉弁方向に付勢する閉弁用バネを有し、 前記助勢力付与手段は、前記マスタシリンダにつながり
前記マスタシリンダの液圧を受ける助勢通路と、前記助
勢通路の液圧を受圧する受圧面をもち受圧に伴い前記弁
体を開弁方向に押圧する可動体とを具備することを特徴
とするブレーキ液圧制御装置。 - 【請求項3】請求項2において、前記可動体の受圧面の
受圧面積と、閉弁状態の前記弁体によるシール面積と
は、実質的に対応するように設定されていることを特徴
とするブレーキ液圧制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32197796A JP4016298B2 (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | ブレーキ液圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10157600A true JPH10157600A (ja) | 1998-06-16 |
JP4016298B2 JP4016298B2 (ja) | 2007-12-05 |
Family
ID=18138547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP32197796A Expired - Fee Related JP4016298B2 (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | ブレーキ液圧制御装置 |
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JP (1) | JP4016298B2 (ja) |
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- 1996-12-02 JP JP32197796A patent/JP4016298B2/ja not_active Expired - Fee Related
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