JPH10147459A - 超音波溶着装置これを用いる塗布、乾燥装置及び継ぎ目検出装置 - Google Patents
超音波溶着装置これを用いる塗布、乾燥装置及び継ぎ目検出装置Info
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- JPH10147459A JPH10147459A JP9118063A JP11806397A JPH10147459A JP H10147459 A JPH10147459 A JP H10147459A JP 9118063 A JP9118063 A JP 9118063A JP 11806397 A JP11806397 A JP 11806397A JP H10147459 A JPH10147459 A JP H10147459A
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- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C1/00—Photosensitive materials
- G03C1/74—Applying photosensitive compositions to the base; Drying processes therefor
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- G—PHYSICS
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- G03C1/00—Photosensitive materials
- G03C1/005—Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
- G03C1/025—Physical treatment of emulsions, e.g. by ultrasonics, refrigeration, pressure
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C2200/00—Details
- G03C2200/09—Apparatus
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- Replacement Of Web Rolls (AREA)
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ウェブの接合形状を滑らかにする超音波溶着
装置と塗布ムラ及び未乾ムラに起因した製品ロスのない
塗布、乾燥装置及び超音波溶着による接合部を精度よく
検出できる継ぎ目検出装置を提供することにある。 【解決手段】 第1ウェブを搬送する第1ウェブ搬送装
置210と、第1ウェブ及び第2ウェブを吸着固定する
サクションボックス221,222と、第1ウェブ及び
第2ウェブの平行度を修正して固定する固定装置240
と、第1ウェブの切断面と第2ウェブの切断面を重ね合
わせる重ね装置220と、第1ウェブ及び第2ウェブを
相似形状に切断する2重切断装置230と、第1ウェブ
の切断面と第2ウェブの切断面を超音波エネルギーで溶
着接合するホーンユニット250と、当該ホーンユニッ
トで溶着した継ぎ目部分の幅方向端部をカットするエッ
ジカット装置260とを有する超音波スプライサ20
0。
装置と塗布ムラ及び未乾ムラに起因した製品ロスのない
塗布、乾燥装置及び超音波溶着による接合部を精度よく
検出できる継ぎ目検出装置を提供することにある。 【解決手段】 第1ウェブを搬送する第1ウェブ搬送装
置210と、第1ウェブ及び第2ウェブを吸着固定する
サクションボックス221,222と、第1ウェブ及び
第2ウェブの平行度を修正して固定する固定装置240
と、第1ウェブの切断面と第2ウェブの切断面を重ね合
わせる重ね装置220と、第1ウェブ及び第2ウェブを
相似形状に切断する2重切断装置230と、第1ウェブ
の切断面と第2ウェブの切断面を超音波エネルギーで溶
着接合するホーンユニット250と、当該ホーンユニッ
トで溶着した継ぎ目部分の幅方向端部をカットするエッ
ジカット装置260とを有する超音波スプライサ20
0。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール巻の長尺シ
ート材(以下、これをウェブという。)に感光層を塗
布、乾燥して感光フィルムを製造する塗布、乾燥装置及
びこれに好適に用いる超音波溶着装置とウェブの継ぎ目
を検出する継ぎ目検出装置に関する。
ート材(以下、これをウェブという。)に感光層を塗
布、乾燥して感光フィルムを製造する塗布、乾燥装置及
びこれに好適に用いる超音波溶着装置とウェブの継ぎ目
を検出する継ぎ目検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】感光フィルムの連続生産工程ではアンワ
インダ装置にロール状に巻かれたウェブを連続的に巻き
出して生産を行い、時間の経過によりウェブが消費され
ると、次の生産に用いるウェブを現在巻き出しているウ
ェブの後端に接合している。なお、現在巻き出している
ウェブをロール状に巻いているものを第1ロール、この
第1ロールに接合する次のウェブが巻いてあるものを第
2ロールと呼ぶことにする。また、これらに巻かれてい
るウェブを第1ウェブ、第2ウェブと呼ぶ。
インダ装置にロール状に巻かれたウェブを連続的に巻き
出して生産を行い、時間の経過によりウェブが消費され
ると、次の生産に用いるウェブを現在巻き出しているウ
ェブの後端に接合している。なお、現在巻き出している
ウェブをロール状に巻いているものを第1ロール、この
第1ロールに接合する次のウェブが巻いてあるものを第
2ロールと呼ぶことにする。また、これらに巻かれてい
るウェブを第1ウェブ、第2ウェブと呼ぶ。
【0003】図18は従来の継ぎ目検出方法を示した模
式図であり、図19は従来の接合方法を示した模式図で
ある。斯かる接合処理は図19に示すようにオートスプ
ライサで第1ウェブと第2ウェブとをカットし、幅広の
銀テープをウェブの表裏に貼り付けて接合している。斯
かる銀テープ部分は図18に示すように静電容量セン
サ、変換器でパルス信号として検出してトラッキング等
の制御を行っている。
式図であり、図19は従来の接合方法を示した模式図で
ある。斯かる接合処理は図19に示すようにオートスプ
ライサで第1ウェブと第2ウェブとをカットし、幅広の
銀テープをウェブの表裏に貼り付けて接合している。斯
かる銀テープ部分は図18に示すように静電容量セン
サ、変換器でパルス信号として検出してトラッキング等
の制御を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、銀テー
プ部分(図19参照)は、テープ段差によるエアー巻き
込み、銀テープとウェブとの材質の差等の塗れ性の差に
起因した液飛びや平行度不足による蛇行を誘発してい
る。銀テープの接着剤による工程汚染もある。これらに
起因する塗布ムラ、未乾ムラの発生で適正な塗布をでき
ないために多大な製品ロスを生じていた。
プ部分(図19参照)は、テープ段差によるエアー巻き
込み、銀テープとウェブとの材質の差等の塗れ性の差に
起因した液飛びや平行度不足による蛇行を誘発してい
る。銀テープの接着剤による工程汚染もある。これらに
起因する塗布ムラ、未乾ムラの発生で適正な塗布をでき
ないために多大な製品ロスを生じていた。
【0005】かかる液飛びや平行度不足による蛇行を解
消するために、第1ウェブ先端と第2ウェブ後端に形成
される切断面及び第1ウェブと第2ウェブとの重ね量を
均一にし、かつ、溶着荷重を一定に保って溶着してウェ
ブの接合形状を滑らかにする必要がある。
消するために、第1ウェブ先端と第2ウェブ後端に形成
される切断面及び第1ウェブと第2ウェブとの重ね量を
均一にし、かつ、溶着荷重を一定に保って溶着してウェ
ブの接合形状を滑らかにする必要がある。
【0006】本出願人は、ウェブの接合形状を滑らかに
できる超音波溶着装置を設けたことにより銀テープ部分
の液飛びによる塗布性の悪化や蛇行を除去して製品ロス
を軽減する塗布、乾燥装置を提案している。
できる超音波溶着装置を設けたことにより銀テープ部分
の液飛びによる塗布性の悪化や蛇行を除去して製品ロス
を軽減する塗布、乾燥装置を提案している。
【0007】斯かる塗布、乾燥装置は以下の理由により
超音波溶着による第2ウェブ先端と第1ウェブ後端との
溶着部を検出できないので、塗布、乾燥工程を制御でき
ないという問題を生じている。
超音波溶着による第2ウェブ先端と第1ウェブ後端との
溶着部を検出できないので、塗布、乾燥工程を制御でき
ないという問題を生じている。
【0008】図17は超音波溶着方法による第2ウェブ
先端と第1ウェブ後端との溶着状態を示した模式図であ
り、図17(a)は溶着部の平面図であり、図17
(b)は溶着部の側面図である。
先端と第1ウェブ後端との溶着状態を示した模式図であ
り、図17(a)は溶着部の平面図であり、図17
(b)は溶着部の側面図である。
【0009】超音波溶着による溶着部は、数mm程度の
幅であり、コーティングスピード(以下、これをCSと
略称する。)を数百m/minとすれば、溶着部は数m
sec以内で通過してしまうことになる。従って、これ
を検出するにあたり第1にシーケンサの処理速度で対応
できないという技術的課題がある。また、第2に溶着部
の幅が狭いため、溶着部からの反射量が弱くて検出でき
ないという技術的課題がある。第3に従来のような幅広
の銀テープ溶着部を設けていないために、感光材料に感
光しない短波長の光を発光するセンサしか使えないとい
う技術的制限がある。
幅であり、コーティングスピード(以下、これをCSと
略称する。)を数百m/minとすれば、溶着部は数m
sec以内で通過してしまうことになる。従って、これ
を検出するにあたり第1にシーケンサの処理速度で対応
できないという技術的課題がある。また、第2に溶着部
の幅が狭いため、溶着部からの反射量が弱くて検出でき
ないという技術的課題がある。第3に従来のような幅広
の銀テープ溶着部を設けていないために、感光材料に感
光しない短波長の光を発光するセンサしか使えないとい
う技術的制限がある。
【0010】斯かる技術的制限から短波長のレーザセン
サを用いてウェブの継ぎ目を検出しようとした。しか
し、斯かる方法によれば、ウェブ表面の傷や折れ、乳剤
のムラ等で乱反射による誤検出が発生するという技術的
課題を生じた。
サを用いてウェブの継ぎ目を検出しようとした。しか
し、斯かる方法によれば、ウェブ表面の傷や折れ、乳剤
のムラ等で乱反射による誤検出が発生するという技術的
課題を生じた。
【0011】本出願人は、前述した第1及び第2の技術
的課題が溶着部の幅が数mm程度しかないことに起因す
ることに鑑み、溶着部の両端をエッジカットして検出目
標を大きくし、ウェブのエッジが超音波センサの中心を
通るようにエッジコントロールしてエッジカットした部
分で継ぎ目信号を検出するエッジ検出方法を提案してい
る。斯かるエッジ検出方法を採用することにより、シー
ケンサの処理速度の追従性や溶着部からの反射量が少な
くなるという技術的課題を除去し、乱反射による誤検出
を除去できるが、新たに超音波センサからの検出信号は
ウェブのバタツキによるハンチングを生じる。かかるハ
ンチングのためにエッジカットを正確に検出できないと
いう技術的課題がある。
的課題が溶着部の幅が数mm程度しかないことに起因す
ることに鑑み、溶着部の両端をエッジカットして検出目
標を大きくし、ウェブのエッジが超音波センサの中心を
通るようにエッジコントロールしてエッジカットした部
分で継ぎ目信号を検出するエッジ検出方法を提案してい
る。斯かるエッジ検出方法を採用することにより、シー
ケンサの処理速度の追従性や溶着部からの反射量が少な
くなるという技術的課題を除去し、乱反射による誤検出
を除去できるが、新たに超音波センサからの検出信号は
ウェブのバタツキによるハンチングを生じる。かかるハ
ンチングのためにエッジカットを正確に検出できないと
いう技術的課題がある。
【0012】本発明の第1の目的は、上記技術的課題に
鑑み、ウェブの接合形状を滑らかにする超音波溶着装置
を提供することにある。
鑑み、ウェブの接合形状を滑らかにする超音波溶着装置
を提供することにある。
【0013】本発明の第2の目的は、上記技術的課題に
鑑み、塗布ムラ及びその塗布ムラが乾燥工程で未乾ムラ
となることによる製品ロスを防止する塗布、乾燥装置を
提供することにある。
鑑み、塗布ムラ及びその塗布ムラが乾燥工程で未乾ムラ
となることによる製品ロスを防止する塗布、乾燥装置を
提供することにある。
【0014】本発明の第3の目的は、上記技術的課題に
鑑み、超音波溶着による接合部を精度よく検出できる継
ぎ目検出装置を提供することにある。
鑑み、超音波溶着による接合部を精度よく検出できる継
ぎ目検出装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的は、以下の構成
により達成される。
により達成される。
【0016】(1) 連続搬送される第1ウェブに、前
記第1ウェブとは別の第2ウェブを溶着する超音波溶着
装置であって、前記第1ウェブ及び第2ウェブを吸着固
定して移動するサクションボックス及び第2サクション
ボックスと、前記第1ウェブ及び第2ウェブの平行度を
一致させた後に、互いの平行関係を固定する固定装置
と、前記第1ウェブ及び前記第2ウェブを重ね合わせた
状態で切断する2重切断装置と、前記第1ウェブと前記
第2ウェブとを所定量重ね合わせる重ね装置と、前記重
ね装置によって重ね合わされた部位を超音波エネルギー
で溶着接合するスプライス装置と、当該スプライス装置
で溶着した継ぎ目部分の幅方向端部をカットするエッジ
カット装置とを有する超音波溶着装置。
記第1ウェブとは別の第2ウェブを溶着する超音波溶着
装置であって、前記第1ウェブ及び第2ウェブを吸着固
定して移動するサクションボックス及び第2サクション
ボックスと、前記第1ウェブ及び第2ウェブの平行度を
一致させた後に、互いの平行関係を固定する固定装置
と、前記第1ウェブ及び前記第2ウェブを重ね合わせた
状態で切断する2重切断装置と、前記第1ウェブと前記
第2ウェブとを所定量重ね合わせる重ね装置と、前記重
ね装置によって重ね合わされた部位を超音波エネルギー
で溶着接合するスプライス装置と、当該スプライス装置
で溶着した継ぎ目部分の幅方向端部をカットするエッジ
カット装置とを有する超音波溶着装置。
【0017】(2) 第1ウェブ後端と第2ウェブ先端
とを溶着する超音波溶着装置と、溶着した継ぎ目部分の
幅方向端部をカットしてエッジカットを形成するエッジ
カット装置と、前記エッジカットから継ぎ目を検出する
継ぎ目検出ユニットを備えたことを特徴とする塗布、乾
燥装置。
とを溶着する超音波溶着装置と、溶着した継ぎ目部分の
幅方向端部をカットしてエッジカットを形成するエッジ
カット装置と、前記エッジカットから継ぎ目を検出する
継ぎ目検出ユニットを備えたことを特徴とする塗布、乾
燥装置。
【0018】(3) 継ぎ目部分の幅方向端部をカット
して形成したエッジカットから第2ウェブと第1ウェブ
との継ぎ目を検出する継ぎ目検出装置において、超音波
センサと、前記両ウェブのエッジ位置を制御するエッジ
制御部と、前記超音波センサの検出信号に基づいて継ぎ
目パルスを発生するパルス発生回路と、当該継ぎ目パル
スを遅延する遅延器とを有し、前記超音波センサの上下
流に近接するウェブ搬送ローラの間隔の調整及び/又は
前記超音波センサの投受光角度の調整によりウェブのバ
タツキによる検出信号のハンチングを制御することを特
徴とする継ぎ目検出装置。
して形成したエッジカットから第2ウェブと第1ウェブ
との継ぎ目を検出する継ぎ目検出装置において、超音波
センサと、前記両ウェブのエッジ位置を制御するエッジ
制御部と、前記超音波センサの検出信号に基づいて継ぎ
目パルスを発生するパルス発生回路と、当該継ぎ目パル
スを遅延する遅延器とを有し、前記超音波センサの上下
流に近接するウェブ搬送ローラの間隔の調整及び/又は
前記超音波センサの投受光角度の調整によりウェブのバ
タツキによる検出信号のハンチングを制御することを特
徴とする継ぎ目検出装置。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本実施の形態における塗
布、乾燥装置を示すブロック図である。
布、乾燥装置を示すブロック図である。
【0020】塗布、乾燥装置は、ロール状に巻かれた長
尺シート材(以下、これをウェブと再定義する。)に感
光層を塗布、乾燥して感光フィルムを製造するものであ
り、ウェブを巻装するアンワインダ1と第1ウェブの後
端と第2ウェブの先端を超音波溶着する超音波スプライ
サ200と第1アキュムレータ2と未塗布のウェブ面に
乳剤を塗布する塗布部3と塗布済みウェブを冷却して感
光層を固めるセット4と塗布済みウェブを乾燥させるド
ライヤ5と第2アキュムレータ6と塗布、乾燥処理後の
感光フィルムとなった塗布済みフィルムを巻き取るワイ
ンダ7とを有する。塗布、乾燥装置はフィードローラ2
1〜25と継ぎ目検出ユニット41〜45を備える。
尺シート材(以下、これをウェブと再定義する。)に感
光層を塗布、乾燥して感光フィルムを製造するものであ
り、ウェブを巻装するアンワインダ1と第1ウェブの後
端と第2ウェブの先端を超音波溶着する超音波スプライ
サ200と第1アキュムレータ2と未塗布のウェブ面に
乳剤を塗布する塗布部3と塗布済みウェブを冷却して感
光層を固めるセット4と塗布済みウェブを乾燥させるド
ライヤ5と第2アキュムレータ6と塗布、乾燥処理後の
感光フィルムとなった塗布済みフィルムを巻き取るワイ
ンダ7とを有する。塗布、乾燥装置はフィードローラ2
1〜25と継ぎ目検出ユニット41〜45を備える。
【0021】図2は本発明の超音波溶着装置の実施の形
態である超音波スプライサの概略構成図である。
態である超音波スプライサの概略構成図である。
【0022】超音波スプライサ200は、請求項にいう
超音波溶着装置であり、第1ウェブ搬送装置210と重
ね装置220と2重切断装置230と固定装置240と
ホーンユニット250とエッジカット装置260とから
なる。
超音波溶着装置であり、第1ウェブ搬送装置210と重
ね装置220と2重切断装置230と固定装置240と
ホーンユニット250とエッジカット装置260とから
なる。
【0023】以下に各部の特徴的構成を中心に及びその
機能を図3〜図11及び図2を参照して説明する。
機能を図3〜図11及び図2を参照して説明する。
【0024】第1ウェブ搬送装置210は、ウェブ先端
をクランプするクランプ部211とクランプ部211を
動かすアクチュエータとクランプ部211でクランプし
たウェブ先端を移動して2重切断装置230まで搬送す
る移動装置を有する。
をクランプするクランプ部211とクランプ部211を
動かすアクチュエータとクランプ部211でクランプし
たウェブ先端を移動して2重切断装置230まで搬送す
る移動装置を有する。
【0025】重ね装置220は、図2に示すように第2
ウェブサクションボックス221と第1ウェブサクショ
ンボックス222とからなり、例えば第2ウェブサクシ
ョンボックス221を50mmだけ下げた後に第1ウェ
ブサクションボックス222を第2ウェブサクションボ
ックス221側に移動し、第2ウェブサクションボック
ス221を再浮上させることで第1ウェブと第2ウェブ
とを数mm程度で重ね合わせる。
ウェブサクションボックス221と第1ウェブサクショ
ンボックス222とからなり、例えば第2ウェブサクシ
ョンボックス221を50mmだけ下げた後に第1ウェ
ブサクションボックス222を第2ウェブサクションボ
ックス221側に移動し、第2ウェブサクションボック
ス221を再浮上させることで第1ウェブと第2ウェブ
とを数mm程度で重ね合わせる。
【0026】ここで、第2ウェブサクションボックス2
21の吸着機構及びその載置盤は、第1ウェブサクショ
ンボックスの吸着機構及びその載置盤と同様であるの
で、第2ウェブサクションボックスの吸着機構及びその
吸着盤を代表して図3及び図4を参照して説明する。
21の吸着機構及びその載置盤は、第1ウェブサクショ
ンボックスの吸着機構及びその載置盤と同様であるの
で、第2ウェブサクションボックスの吸着機構及びその
吸着盤を代表して図3及び図4を参照して説明する。
【0027】図3は第2ウェブサクションボックス22
1の吸着機構の側断面図であり、図4は第2ウェブサク
ョンボックス221の載置盤221aを示す図であり、
図4(a)は載置盤221aの平面図であり、図4
(b)は図4(a)のB−B断面図であり、図4(c)
は図4(a)に示す載置盤221aのA−A断面図であ
る。
1の吸着機構の側断面図であり、図4は第2ウェブサク
ョンボックス221の載置盤221aを示す図であり、
図4(a)は載置盤221aの平面図であり、図4
(b)は図4(a)のB−B断面図であり、図4(c)
は図4(a)に示す載置盤221aのA−A断面図であ
る。
【0028】載置盤221aは、図4(a),(c)に
示すように格子状に溝221a1を形成しており、かか
る溝221a1の交点の一つおきに図4(b)に示すよ
うな吸引用穴221a2を形成してある。
示すように格子状に溝221a1を形成しており、かか
る溝221a1の交点の一つおきに図4(b)に示すよ
うな吸引用穴221a2を形成してある。
【0029】第2ウェブサクションボックス221は、
図4(a)に示す載置盤221aを表面となるようにし
て底板221bと側板とで密閉状態のボックスを形成し
(図3参照)、底板221bに吸引用パイプ221cを
接続してある。吸引用パイプ221cには減圧ブロア
(図示せず)を接続してある。載置盤221aの上にウ
ェブが載置された状態で減圧ブロアによって減圧を行う
と、ウェブが載置盤221aに対して吸着される。よっ
て、本実施の形態における第2ウェブサクションボック
ス221は、第1ウェブにシワを発生させずに吸着して
2重切断装置230まで搬送することができる。
図4(a)に示す載置盤221aを表面となるようにし
て底板221bと側板とで密閉状態のボックスを形成し
(図3参照)、底板221bに吸引用パイプ221cを
接続してある。吸引用パイプ221cには減圧ブロア
(図示せず)を接続してある。載置盤221aの上にウ
ェブが載置された状態で減圧ブロアによって減圧を行う
と、ウェブが載置盤221aに対して吸着される。よっ
て、本実施の形態における第2ウェブサクションボック
ス221は、第1ウェブにシワを発生させずに吸着して
2重切断装置230まで搬送することができる。
【0030】2重切断装置230は、切断ベース231
と突き上げ部材236と第1ウェブと第2ウェブとを重
ねた状態で切断する切断部材233とからなる。
と突き上げ部材236と第1ウェブと第2ウェブとを重
ねた状態で切断する切断部材233とからなる。
【0031】以下に各部の構成及び機能を図5〜図8を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0032】先ず、突き上げ機構及びその機能を図5及
び図6を参照して説明する。
び図6を参照して説明する。
【0033】図5は本実施の形態における突き上げ機構
の側面図である。
の側面図である。
【0034】突き上げ部材236は、第1ウェブ及び第
2ウェブを2重切断装置230にラップする際に第1ウ
ェブが第2ウェブの下になるようにするものである。こ
れは第2ウェブがアンワインダ1(図1参照)にロール
状に巻かれていたことにより第2ウェブの後端部にカー
ルを生じているため、第1ウェブ及び第2ウェブを2重
切断装置にラップする際に第2ウェブの先端と第1ウェ
ブの後端との突き当たりが不安定となり、第2ウェブの
先端が第1ウェブの後端の上に重なるのを防止する必要
があるからである。ここで、突き上げ部材236の駆動
機構の概略を説明する。
2ウェブを2重切断装置230にラップする際に第1ウ
ェブが第2ウェブの下になるようにするものである。こ
れは第2ウェブがアンワインダ1(図1参照)にロール
状に巻かれていたことにより第2ウェブの後端部にカー
ルを生じているため、第1ウェブ及び第2ウェブを2重
切断装置にラップする際に第2ウェブの先端と第1ウェ
ブの後端との突き当たりが不安定となり、第2ウェブの
先端が第1ウェブの後端の上に重なるのを防止する必要
があるからである。ここで、突き上げ部材236の駆動
機構の概略を説明する。
【0035】図5に示すように切断部材233の側面に
案内溝237が形成されており、突き上げ部材236が
当該案内溝237を摺動するようにしてある。かかる突
き上げ部材236がエア式アクチュエータ(図示せず)
により駆動される。
案内溝237が形成されており、突き上げ部材236が
当該案内溝237を摺動するようにしてある。かかる突
き上げ部材236がエア式アクチュエータ(図示せず)
により駆動される。
【0036】ここで、図6を参照して突き上げ動作を説
明する。図6は図5に示す突き上げ部材の動作を示す模
式図である。
明する。図6は図5に示す突き上げ部材の動作を示す模
式図である。
【0037】図6において、実線で示した第1ウェブと
第2ウェブとが2重切断装置230に搬送された直後の
状態を示してある。第1ウェブサクションボックス22
2に吸着されている第1ウェブはアンワインダ1(図1
参照)にロール状に巻かれていたことから、後端にカー
ルを生じている。そのため、第2ウェブサクションボッ
クス221に吸着されて搬送された第2ウェブの先端が
第1ウェブの後端の上に重なるような状態になってい
る。かかる状態で溶着すると後の塗布、乾燥工程で塗布
ムラや乾燥ムラの原因となる。
第2ウェブとが2重切断装置230に搬送された直後の
状態を示してある。第1ウェブサクションボックス22
2に吸着されている第1ウェブはアンワインダ1(図1
参照)にロール状に巻かれていたことから、後端にカー
ルを生じている。そのため、第2ウェブサクションボッ
クス221に吸着されて搬送された第2ウェブの先端が
第1ウェブの後端の上に重なるような状態になってい
る。かかる状態で溶着すると後の塗布、乾燥工程で塗布
ムラや乾燥ムラの原因となる。
【0038】本実施の形態では突き上げ部材236が駆
動されて、図6に点線で示したように第1ウェブサクシ
ョンボックス222に吸着してある第1ウェブの後端を
持ち上げてある。かかる状態で第2ウェブサクションボ
ックス221に吸着された第2ウェブの先端は、図6に
点線で示したように第1ウェブの後端の下に確実に侵入
することになる。
動されて、図6に点線で示したように第1ウェブサクシ
ョンボックス222に吸着してある第1ウェブの後端を
持ち上げてある。かかる状態で第2ウェブサクションボ
ックス221に吸着された第2ウェブの先端は、図6に
点線で示したように第1ウェブの後端の下に確実に侵入
することになる。
【0039】切断部材233の構成及び機能を図7及び
図8を参照して説明する。
図8を参照して説明する。
【0040】図7は本実施の形態における切断部材の側
面図である。
面図である。
【0041】切断部材233は、図7に示すようにカッ
タ刃234を保持する保持部材232と保持部材232
を固定して移動する可動部233aと可動部233aの
移動を案内する案内部材233bと可動部233aを駆
動するエア式アクチュエータ(図示せず)とからなるも
のである。かかる切断部材233は切断ベース231に
載置して固定してある。なお、切断ベース231は一方
のサイドから他方のサイドで傾斜を構成してある。かか
る傾斜により可動部233aが案内部材233bを移動
すれば、下降しながら移動することになる。かかる下降
量は一方のサイドから他方のサイドに移動すれば数cm
である。
タ刃234を保持する保持部材232と保持部材232
を固定して移動する可動部233aと可動部233aの
移動を案内する案内部材233bと可動部233aを駆
動するエア式アクチュエータ(図示せず)とからなるも
のである。かかる切断部材233は切断ベース231に
載置して固定してある。なお、切断ベース231は一方
のサイドから他方のサイドで傾斜を構成してある。かか
る傾斜により可動部233aが案内部材233bを移動
すれば、下降しながら移動することになる。かかる下降
量は一方のサイドから他方のサイドに移動すれば数cm
である。
【0042】図8は本実施の形態におけるカッタ刃の保
持部材を示す図であり、図8(a)は保持部材の正面図
であり、図8(b)は保持部材の平面図であり、図8
(c)は保持部材の側面図であり、図8(d)はA−A
端面図である。
持部材を示す図であり、図8(a)は保持部材の正面図
であり、図8(b)は保持部材の平面図であり、図8
(c)は保持部材の側面図であり、図8(d)はA−A
端面図である。
【0043】保持部材232は、図8(a),(b),
(c)に示すように折り曲げ部232aにカッタ刃23
4の一端を挟持させ、カッタ刃234の他端を板部材2
32bでネジ固定することにより、カッタ刃234に約
30°の傾斜を持たせて保持する部材である。図8
(d)からカッタ刃234の刃先の形状が分かる。保持
部材232は前述したように可動部233aに固定す
る。
(c)に示すように折り曲げ部232aにカッタ刃23
4の一端を挟持させ、カッタ刃234の他端を板部材2
32bでネジ固定することにより、カッタ刃234に約
30°の傾斜を持たせて保持する部材である。図8
(d)からカッタ刃234の刃先の形状が分かる。保持
部材232は前述したように可動部233aに固定す
る。
【0044】固定装置240は、第1ウェブの幅方向両
端をクランプして第1ウェブのカール癖を修正した後、
レーザセンサで第1ウェブの先端部2カ所を検出し、第
2ウェブのサイドをクランプして第2ウェブのカール癖
を修正した後、レーザセンサで第2ウェブの後端部2カ
所を検出し、これらのエッジデータを比較演算して第1
ウェブの正確な位置を演算して、搬送位置から適正な基
準位値を決定してズレ、平行度修正のために演算して修
正することにより、第1ウェブと第2ウェブを高精度に
重ね合わせるものである。
端をクランプして第1ウェブのカール癖を修正した後、
レーザセンサで第1ウェブの先端部2カ所を検出し、第
2ウェブのサイドをクランプして第2ウェブのカール癖
を修正した後、レーザセンサで第2ウェブの後端部2カ
所を検出し、これらのエッジデータを比較演算して第1
ウェブの正確な位置を演算して、搬送位置から適正な基
準位値を決定してズレ、平行度修正のために演算して修
正することにより、第1ウェブと第2ウェブを高精度に
重ね合わせるものである。
【0045】2重切断装置230は、図5〜図8を参照
して説明した構成を備えることにより、第1ウェブと第
2ウェブとを重ねた状態で固定装置240により切断ベ
ース231に固定してエア式アクチュエータで可動部2
33aにカッタ刃234を適正な角度、例えば約30°
で設置し、一方のサイドから他方のサイドにテーパ状態
に下降しながら移動して第1ウェブと第2ウェブを重ね
た状態で2重切断し、斯かる切断完了と同時に第1ウェ
ブと第2ウェブとの固定を解除する。これにより、本実
施の形態の2重切断装置230は、第1ウェブの後端と
第2ウェブの先端との切断面を同形状とすることができ
る。
して説明した構成を備えることにより、第1ウェブと第
2ウェブとを重ねた状態で固定装置240により切断ベ
ース231に固定してエア式アクチュエータで可動部2
33aにカッタ刃234を適正な角度、例えば約30°
で設置し、一方のサイドから他方のサイドにテーパ状態
に下降しながら移動して第1ウェブと第2ウェブを重ね
た状態で2重切断し、斯かる切断完了と同時に第1ウェ
ブと第2ウェブとの固定を解除する。これにより、本実
施の形態の2重切断装置230は、第1ウェブの後端と
第2ウェブの先端との切断面を同形状とすることができ
る。
【0046】ホーンユニット250の構成及び機能を図
9〜図11を参照して説明する。
9〜図11を参照して説明する。
【0047】図9はホーンユニットの側面図であり、図
10はホーンユニットの平面図である。
10はホーンユニットの平面図である。
【0048】ホーンユニット250は、図9及び図10
に示すように保持板252の両側部に超音波ホーン25
1を固設し、保持板252を回動軸253に貫入するこ
とにより荷重装置254に接続したものである。ホーン
ユニット250はウェブの幅に応じたホーンユニット2
50を設けることになる。本実施の形態ではウェブの幅
が数百mmであり、5つのホーンユニット250を所定
間隔で配列してある。なお、ホーンユニット250のセ
ット数はこれに限定されるものでなく、ウェブの幅に応
じて変更できる。
に示すように保持板252の両側部に超音波ホーン25
1を固設し、保持板252を回動軸253に貫入するこ
とにより荷重装置254に接続したものである。ホーン
ユニット250はウェブの幅に応じたホーンユニット2
50を設けることになる。本実施の形態ではウェブの幅
が数百mmであり、5つのホーンユニット250を所定
間隔で配列してある。なお、ホーンユニット250のセ
ット数はこれに限定されるものでなく、ウェブの幅に応
じて変更できる。
【0049】かかる5セットのホーンユニット250
は、固定装置240によって重ね合わせた部分を等ピッ
チで幅手方向に配置した10本の超音波ホーン251の
先端で第1ウェブと第2ウェブの継ぎ目部にウェブ台
(図示せず)で挟んで1〜8Kg程度の荷重をかけた状
態で、20〜40kHzの振動周波数で、しかも片幅振
幅20〜40μmで発振させながらウェブ幅手方向に最
適速度例えば20mm/secで移動することによって
第1ウェブと第2ウェブを短時間に溶着して接合してい
る。
は、固定装置240によって重ね合わせた部分を等ピッ
チで幅手方向に配置した10本の超音波ホーン251の
先端で第1ウェブと第2ウェブの継ぎ目部にウェブ台
(図示せず)で挟んで1〜8Kg程度の荷重をかけた状
態で、20〜40kHzの振動周波数で、しかも片幅振
幅20〜40μmで発振させながらウェブ幅手方向に最
適速度例えば20mm/secで移動することによって
第1ウェブと第2ウェブを短時間に溶着して接合してい
る。
【0050】第2ウェブの先端と第1ウェブの後端とを
超音波溶着すれば、従来の銀テープを用いた場合に発生
していた塗れ性の差に起因した液飛びがなくなる。しか
しながら、第1ウェブと第2ウェブの継ぎ目に段差を生
じないようにする必要がある。具体的には第1ウェブと
第2ウェブとの継ぎ目部でウェブの厚みを増加しないよ
うに配慮する必要がある。これを解決するための工夫を
以下に説明する。
超音波溶着すれば、従来の銀テープを用いた場合に発生
していた塗れ性の差に起因した液飛びがなくなる。しか
しながら、第1ウェブと第2ウェブの継ぎ目に段差を生
じないようにする必要がある。具体的には第1ウェブと
第2ウェブとの継ぎ目部でウェブの厚みを増加しないよ
うに配慮する必要がある。これを解決するための工夫を
以下に説明する。
【0051】その第1の対策は超音波ホーンにあり、以
下にこれを説明する。
下にこれを説明する。
【0052】図11は本実施の形態における超音波ホー
ンの先端形状を示す図であり、図11(a)は超音波ホ
ーンの先端部を示す斜視図であり、図11(b)は矢印
Aからの矢視図である。
ンの先端形状を示す図であり、図11(a)は超音波ホ
ーンの先端部を示す斜視図であり、図11(b)は矢印
Aからの矢視図である。
【0053】超音波ホーン251は先端部に余分な熱が
たまらないように超々ジュラルミンやチタン等の熱伝導
の良好な材料から形成することによりホーン接触面での
溶着ムラを生じないようにしてある。なお、超々ジュラ
ルミンの熱伝導率は0.23Cal/g℃であり、チタ
ンの熱伝導率は0.12Cal/g℃であり、超々ジュ
ラルミンを用いることが好ましい。
たまらないように超々ジュラルミンやチタン等の熱伝導
の良好な材料から形成することによりホーン接触面での
溶着ムラを生じないようにしてある。なお、超々ジュラ
ルミンの熱伝導率は0.23Cal/g℃であり、チタ
ンの熱伝導率は0.12Cal/g℃であり、超々ジュ
ラルミンを用いることが好ましい。
【0054】超音波ホーン251の先端形状は、図11
(a),(b)に示したように約3mmの平たん部を形
成し、その平たん部の両端部から曲線部を形成したこと
により、溶着のバラツキがなく、良好な溶着状態にでき
る。因に超音波ホーン251の先端に平たん部を設けな
いで曲面とした場合に第1ウェブと第2ウェブとの継ぎ
目の溶着状態にバラツキを生じることがある。
(a),(b)に示したように約3mmの平たん部を形
成し、その平たん部の両端部から曲線部を形成したこと
により、溶着のバラツキがなく、良好な溶着状態にでき
る。因に超音波ホーン251の先端に平たん部を設けな
いで曲面とした場合に第1ウェブと第2ウェブとの継ぎ
目の溶着状態にバラツキを生じることがある。
【0055】本実施の形態において短時間に超音波溶着
を終了するために前述してあるように複数の超音波ホー
ン251を配列してある。従って、本実施の形態では複
数の超音波ホーン251の溶着ムラを吸収する必要があ
る。これは超音波ホーン251の走行スタート時と停止
時に溶着状態が変化すれば継ぎ目でウェブの厚さが変化
するからである。かかるウェブの厚さの変化を吸収する
ために本実施の形態では隣接する超音波ホーン251同
士の走行部分が重なるようにしてある。
を終了するために前述してあるように複数の超音波ホー
ン251を配列してある。従って、本実施の形態では複
数の超音波ホーン251の溶着ムラを吸収する必要があ
る。これは超音波ホーン251の走行スタート時と停止
時に溶着状態が変化すれば継ぎ目でウェブの厚さが変化
するからである。かかるウェブの厚さの変化を吸収する
ために本実施の形態では隣接する超音波ホーン251同
士の走行部分が重なるようにしてある。
【0056】本実施の形態における超音波スプライサ2
00は、前述した構成を備えることにより、第2ウェブ
と第1ウェブとを溶着した継ぎ目部を曲がり精度0.0
57度以内とし、かつ、第2ウェブと第1ウェブとを溶
着した継ぎめ部の厚みを350ミクロンm以下とするこ
とがきる。これにより、ウェブを搬送する際の蛇行は3
mm以下となり、第2ウェブと第1ウェブとを溶着した
継ぎめ部の裏面で空気巻き込みを生じなくすることがで
きた。
00は、前述した構成を備えることにより、第2ウェブ
と第1ウェブとを溶着した継ぎ目部を曲がり精度0.0
57度以内とし、かつ、第2ウェブと第1ウェブとを溶
着した継ぎめ部の厚みを350ミクロンm以下とするこ
とがきる。これにより、ウェブを搬送する際の蛇行は3
mm以下となり、第2ウェブと第1ウェブとを溶着した
継ぎめ部の裏面で空気巻き込みを生じなくすることがで
きた。
【0057】エッジカット装置260は半円形の上刃と
下刃を具備したパッチユニットを旋回アームの先端に載
置し、前述の接合処理後のウェブの接合部の両側にアク
チュエータで旋回することによりウェブの両側を上刃と
下刃で挟む位置にパンチユニットを移動し、ウェブの接
合部が上刃と下刃に到達した時点で押し切る。これによ
り、ウェブの接合部両端が半円形状に切り取られる。斯
かる半円形状の切り取り部を以下エッジカットECとい
う(図13参照)。斯かるエッジカットECを設けたこ
とにより溶着部からの反射量が少なくて検出不能やウェ
ブ表面の傷や折れ、乳剤のムラ等で乱反射に起因した誤
検出になるという技術的課題及び溶着部が狭くてシーケ
ンサ400の処理速度で対応できないという技術的課題
を解消できる。
下刃を具備したパッチユニットを旋回アームの先端に載
置し、前述の接合処理後のウェブの接合部の両側にアク
チュエータで旋回することによりウェブの両側を上刃と
下刃で挟む位置にパンチユニットを移動し、ウェブの接
合部が上刃と下刃に到達した時点で押し切る。これによ
り、ウェブの接合部両端が半円形状に切り取られる。斯
かる半円形状の切り取り部を以下エッジカットECとい
う(図13参照)。斯かるエッジカットECを設けたこ
とにより溶着部からの反射量が少なくて検出不能やウェ
ブ表面の傷や折れ、乳剤のムラ等で乱反射に起因した誤
検出になるという技術的課題及び溶着部が狭くてシーケ
ンサ400の処理速度で対応できないという技術的課題
を解消できる。
【0058】継ぎ目検出ユニット41〜45は、同一構
成であるので、図12〜図14を参照して継ぎ目検出ユ
ニット300で代表して説明する。
成であるので、図12〜図14を参照して継ぎ目検出ユ
ニット300で代表して説明する。
【0059】図12は超音波センサを用いた本実施の形
態におけるユニットの外観を示した斜視図であり、図1
3は本実施の形態における継ぎ目検出方法を実現するブ
ロック図である。
態におけるユニットの外観を示した斜視図であり、図1
3は本実施の形態における継ぎ目検出方法を実現するブ
ロック図である。
【0060】継ぎ目検出ユニット300は、図12及び
図13に示すように第2ウェブと第1ウェブとの接合部
Jの位置を円形状のエッジカットECから検出して継ぎ
目パルスを検出するものであり、基台310と電動アク
チュエータ320とミニチュアLMガイド330とアー
ム部340とセンサ支持部350と超音波センサ360
とエッジ制御ユニット370とを有する、ウェブのエッ
ジが超音波センサ360の受光素子中心に位置するよう
に制御するエッジ制御系と、超音波センサ360とエッ
ジ制御ユニット370とパルス発生回路380と遅延器
390とからなり、ウェブのエッジカットから接合部J
の位置を検出して継ぎ目パルスを発生する継ぎ目パルス
発生系とを備える。以下に各部構成を説明する。
図13に示すように第2ウェブと第1ウェブとの接合部
Jの位置を円形状のエッジカットECから検出して継ぎ
目パルスを検出するものであり、基台310と電動アク
チュエータ320とミニチュアLMガイド330とアー
ム部340とセンサ支持部350と超音波センサ360
とエッジ制御ユニット370とを有する、ウェブのエッ
ジが超音波センサ360の受光素子中心に位置するよう
に制御するエッジ制御系と、超音波センサ360とエッ
ジ制御ユニット370とパルス発生回路380と遅延器
390とからなり、ウェブのエッジカットから接合部J
の位置を検出して継ぎ目パルスを発生する継ぎ目パルス
発生系とを備える。以下に各部構成を説明する。
【0061】ここで、エッジカットECのサイズを図1
3を参照して説明する。
3を参照して説明する。
【0062】エッジカットの幅H1を数十mmにしてあ
る。これはシーケンサ400の応答速度が数十msec
であるので、コーティングスピードを数百m/minと
した際に安全率を考慮してシーケンサ400の応答速度
の3倍に相当する数十mmとしてある。
る。これはシーケンサ400の応答速度が数十msec
であるので、コーティングスピードを数百m/minと
した際に安全率を考慮してシーケンサ400の応答速度
の3倍に相当する数十mmとしてある。
【0063】ウェブ表面の傷や折れ、乳剤のムラ等によ
る乱反射等を抑制するためエッジカットECの深さd
は、超音波センサ360の直径よりも大きめにしてあ
る。
る乱反射等を抑制するためエッジカットECの深さd
は、超音波センサ360の直径よりも大きめにしてあ
る。
【0064】また、第2ウェブと第1ウェブとの接合部
Jの幅tを数mmに設定してある。これにより、塗れ性
の差に起因した液飛びや従来のような銀テープによる平
行度不足に起因した蛇行を解消することができる。
Jの幅tを数mmに設定してある。これにより、塗れ性
の差に起因した液飛びや従来のような銀テープによる平
行度不足に起因した蛇行を解消することができる。
【0065】エッジ制御ユニット370は、図14に示
すように超音波センサ360からの検出信号レベルに基
づいてウェブのエッジが超音波センサ360の受光部中
心に位置するよう電動アクチュエータ320の動作を制
御するエッジ制御機能と超音波センサ360からの検出
信号をパルス発生回路380に送出する機能を有する。
すように超音波センサ360からの検出信号レベルに基
づいてウェブのエッジが超音波センサ360の受光部中
心に位置するよう電動アクチュエータ320の動作を制
御するエッジ制御機能と超音波センサ360からの検出
信号をパルス発生回路380に送出する機能を有する。
【0066】電動アクチュエータ320は図12に示す
ように基台310に固設してあるので、電動アクチュエ
ータ320がエッジ制御ユニット370の制御により駆
動されると、ミニチュアLMガイド330が基台310
上で矢印方向で前後動される。これにより、アーム部3
40及び超音波センサを固着したセンサ支持部350が
矢印方向に前後動し、ウェブのエッジが超音波センサの
受光素子中心に位置付けるように制御される。
ように基台310に固設してあるので、電動アクチュエ
ータ320がエッジ制御ユニット370の制御により駆
動されると、ミニチュアLMガイド330が基台310
上で矢印方向で前後動される。これにより、アーム部3
40及び超音波センサを固着したセンサ支持部350が
矢印方向に前後動し、ウェブのエッジが超音波センサの
受光素子中心に位置付けるように制御される。
【0067】エッジ制御ユニット370は超音波センサ
360からの検出信号をパルス発生回路380に出力し
ている。パルス発生回路380は超音波センサ360か
らの出力レベルと基準レベルとを比較してパルス信号を
発生して遅延器390に送出する。遅延器390は、シ
ーケンサ400の処理速度に追従させるためにパルス発
生回路380からのパルス信号を遅延させるものであ
る。従って、シーケンサ400は、前述の継ぎ目パルス
を検出して各種の制御動作をすることができる。
360からの検出信号をパルス発生回路380に出力し
ている。パルス発生回路380は超音波センサ360か
らの出力レベルと基準レベルとを比較してパルス信号を
発生して遅延器390に送出する。遅延器390は、シ
ーケンサ400の処理速度に追従させるためにパルス発
生回路380からのパルス信号を遅延させるものであ
る。従って、シーケンサ400は、前述の継ぎ目パルス
を検出して各種の制御動作をすることができる。
【0068】継ぎ目検出ユニット300は前述した構成
を備え、超音波センサ360を設けたことにより第1ウ
ェブと第2ウェブとの溶着部近傍でかぶりを生ずること
なく、しかも第1ウェブと第2ウェブとの溶着部Jの両
側に円形状のエッジカットを形成し、ウェブのエッジが
超音波センサ360の中心を通過するようにエッジ制御
して円形状のエッジカットECから第1ウェブと第2ウ
ェブとの溶着部Jを検出するようにしたので、ウェブ表
面の傷や折れ、乳剤のムラ等による乱反射に起因した検
出不能状態に陥る事がなくなり、遅延器390で継ぎ目
パルスを遅延させてシーケンサ400に入力しているの
で、処理速度の追従性不良の問題も解消できる。
を備え、超音波センサ360を設けたことにより第1ウ
ェブと第2ウェブとの溶着部近傍でかぶりを生ずること
なく、しかも第1ウェブと第2ウェブとの溶着部Jの両
側に円形状のエッジカットを形成し、ウェブのエッジが
超音波センサ360の中心を通過するようにエッジ制御
して円形状のエッジカットECから第1ウェブと第2ウ
ェブとの溶着部Jを検出するようにしたので、ウェブ表
面の傷や折れ、乳剤のムラ等による乱反射に起因した検
出不能状態に陥る事がなくなり、遅延器390で継ぎ目
パルスを遅延させてシーケンサ400に入力しているの
で、処理速度の追従性不良の問題も解消できる。
【0069】しかしながら、超音波センサ360からの
検出信号はウェブのバタツキに起因してハンチングする
ために誤検知するという技術的課題が残る。
検出信号はウェブのバタツキに起因してハンチングする
ために誤検知するという技術的課題が残る。
【0070】本実施の形態において、ウェブのバタツキ
を極力抑えるためにセンサ支持部350を配置する近傍
の搬送ローラ51,52間の距離を短くしてある。例え
ば、搬送ローラ51,52直径が数百mmであれば、搬
送ローラ51,52間の距離H2をその2倍程度に設定
してある。かかる構成にすることにより、ウェブのバタ
ツキを極力抑えてある。
を極力抑えるためにセンサ支持部350を配置する近傍
の搬送ローラ51,52間の距離を短くしてある。例え
ば、搬送ローラ51,52直径が数百mmであれば、搬
送ローラ51,52間の距離H2をその2倍程度に設定
してある。かかる構成にすることにより、ウェブのバタ
ツキを極力抑えてある。
【0071】前述の搬送ローラ51,52の配置構成だ
けではウェブのバタツキが完全に抑えられないので、継
ぎ目検出ユニット300の応答速度を遅めにしてある。
けではウェブのバタツキが完全に抑えられないので、継
ぎ目検出ユニット300の応答速度を遅めにしてある。
【0072】本出願人は、超音波センサ360の投受光
角度を調整することによりウェブのバタツキによる検出
信号のハンチングを抑えられることを見いだした。
角度を調整することによりウェブのバタツキによる検出
信号のハンチングを抑えられることを見いだした。
【0073】図14は超音波センサの投受光角度とウェ
ブとの配置関係を示した概念図である。図14(a)は
平面図であり、ウェブのエッジが超音波センサの受光素
子の中心を通過するように配置してしてある。図14
(b)は側面図であり、超音波センサ360の投受光経
路を示すAとウェブ表面との接線Bとの角度が75°に
設定してある。斯かる超音波センサ360の投受光角度
を調整することによりウェブのバタツキによる検出信号
のハンチングを抑えてある。
ブとの配置関係を示した概念図である。図14(a)は
平面図であり、ウェブのエッジが超音波センサの受光素
子の中心を通過するように配置してしてある。図14
(b)は側面図であり、超音波センサ360の投受光経
路を示すAとウェブ表面との接線Bとの角度が75°に
設定してある。斯かる超音波センサ360の投受光角度
を調整することによりウェブのバタツキによる検出信号
のハンチングを抑えてある。
【0074】図15及び図16は超音波センサからの出
力信号を示したグラフである。
力信号を示したグラフである。
【0075】図15は超音波センサ360から発振され
る超音波をウェブ表面に垂直に投光した際の超音波セン
サ360からの出力信号を示したグラフであり、図15
(a)はウェブのバタツキを2mmとした状態でコーテ
ィングスピードを数十m/minとした際のグラフであ
り、斯かるグラフからウェブのバタツキによる検出信号
のハンチングは±1.5Vとなる。図15(b)はウェ
ブのバタツキを2mmとした状態でコーティングスピー
ドを数百m/minとした際のグラフであり、斯かるグ
ラフからウェブのバタツキによる検出信号のハンチング
は±1.5Vとなる。図15(c)はウェブのバタツキ
を2mmとした状態でコーティングスピードを数百m/
minとした際のグラフである。斯かるグラフからウェ
ブのバタツキによる検出信号のハンチングは±1.8V
となる。
る超音波をウェブ表面に垂直に投光した際の超音波セン
サ360からの出力信号を示したグラフであり、図15
(a)はウェブのバタツキを2mmとした状態でコーテ
ィングスピードを数十m/minとした際のグラフであ
り、斯かるグラフからウェブのバタツキによる検出信号
のハンチングは±1.5Vとなる。図15(b)はウェ
ブのバタツキを2mmとした状態でコーティングスピー
ドを数百m/minとした際のグラフであり、斯かるグ
ラフからウェブのバタツキによる検出信号のハンチング
は±1.5Vとなる。図15(c)はウェブのバタツキ
を2mmとした状態でコーティングスピードを数百m/
minとした際のグラフである。斯かるグラフからウェ
ブのバタツキによる検出信号のハンチングは±1.8V
となる。
【0076】図15に示したグラフから超音波センサ3
60から発振される超音波をウェブ表面に垂直に投光し
た際、超音波センサ360からの検出出力のハンチング
が±1.5V以上となるために誤検知となる。
60から発振される超音波をウェブ表面に垂直に投光し
た際、超音波センサ360からの検出出力のハンチング
が±1.5V以上となるために誤検知となる。
【0077】図16は超音波センサ360から発振され
る超音波をウェブ表面に図14に示すように75°で投
光した際の超音波センサ360からの出力信号を示した
グラフであり、図16(a)はウェブのバタツキを2m
mとした状態でコーティングスピードを数十m/min
とした際のグラフであり、斯かるグラフからウェブのバ
タツキによる検出信号のハンチングは±1.0Vとな
る。図16(b)はウェブのバタツキを2mmとした状
態でコーティングスピードを数百m/minとした際の
グラフであり、斯かるグラフからウェブのバタツキによ
る検出信号のハンチングは±1.0Vとなる。図16
(c)はウェブのバタツキを2mmとした状態でコーテ
ィングスピードを数百m/minとした際のグラフであ
る。斯かるグラフからウェブのバタツキによる検出信号
のハンチングは±1.2Vとなる。
る超音波をウェブ表面に図14に示すように75°で投
光した際の超音波センサ360からの出力信号を示した
グラフであり、図16(a)はウェブのバタツキを2m
mとした状態でコーティングスピードを数十m/min
とした際のグラフであり、斯かるグラフからウェブのバ
タツキによる検出信号のハンチングは±1.0Vとな
る。図16(b)はウェブのバタツキを2mmとした状
態でコーティングスピードを数百m/minとした際の
グラフであり、斯かるグラフからウェブのバタツキによ
る検出信号のハンチングは±1.0Vとなる。図16
(c)はウェブのバタツキを2mmとした状態でコーテ
ィングスピードを数百m/minとした際のグラフであ
る。斯かるグラフからウェブのバタツキによる検出信号
のハンチングは±1.2Vとなる。
【0078】図16に示したグラフから超音波センサ3
60から発振される超音波をウェブ表面に75°で投光
した際、超音波センサ360からの検出出力のハンチン
グが±1.5V未満となるために誤検知とならない。
60から発振される超音波をウェブ表面に75°で投光
した際、超音波センサ360からの検出出力のハンチン
グが±1.5V未満となるために誤検知とならない。
【0079】上述したように、本実施の形態における継
ぎ目検出ユニット300は、上述した構成を備えるの
で、シーケンサ400の処理速度の追従不良や溶着部J
からの反射量不足や乱反射による誤検出を除去し、更に
検出信号からハンチングを抑えられるので、正確に第2
ウェブと第1ウェブとの溶着部Jの位置を検出できる。
ぎ目検出ユニット300は、上述した構成を備えるの
で、シーケンサ400の処理速度の追従不良や溶着部J
からの反射量不足や乱反射による誤検出を除去し、更に
検出信号からハンチングを抑えられるので、正確に第2
ウェブと第1ウェブとの溶着部Jの位置を検出できる。
【0080】従って、本実施の形態における塗布、乾燥
装置は、上述した構成を備えることにより、ウェブ等の
塗れ性の差に起因した液飛びや平行度不足による蛇行を
除去できるので、塗布ムラや未乾ムラに起因した製品ロ
スを防止することができる。
装置は、上述した構成を備えることにより、ウェブ等の
塗れ性の差に起因した液飛びや平行度不足による蛇行を
除去できるので、塗布ムラや未乾ムラに起因した製品ロ
スを防止することができる。
【0081】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、上記構
成を備えることにより、第2ウェブ先端と第1ウェブ後
端に形成される切断面及び第1ウェブと第2ウェブとの
重ね量を均一にし、かつ、溶着荷重を一定に保て溶着し
てウェブの接合形状を滑らかにすることのできる超音波
溶着装置を提供することができた。
成を備えることにより、第2ウェブ先端と第1ウェブ後
端に形成される切断面及び第1ウェブと第2ウェブとの
重ね量を均一にし、かつ、溶着荷重を一定に保て溶着し
てウェブの接合形状を滑らかにすることのできる超音波
溶着装置を提供することができた。
【0082】請求項2に記載の発明によれば、上記構成
を備えることにより、ウェブ等の塗れ性の差に起因した
液飛びや平行度不足による蛇行を除去できるので、塗布
ムラや未乾ムラに起因した製品ロスを防止することがで
きる塗布、乾燥装置を提供できた。
を備えることにより、ウェブ等の塗れ性の差に起因した
液飛びや平行度不足による蛇行を除去できるので、塗布
ムラや未乾ムラに起因した製品ロスを防止することがで
きる塗布、乾燥装置を提供できた。
【0083】請求項3に記載の発明によれば、上記構成
を備えることにより、制御部の処理速度の追従不良や溶
着部からの反射量不足や乱反射による誤検出を除去し、
更に検出信号からハンチングを抑えられるので、正確に
第2ウェブと第1ウェブとの溶着部の位置を検出できる
継ぎ目検出装置を提供できた。
を備えることにより、制御部の処理速度の追従不良や溶
着部からの反射量不足や乱反射による誤検出を除去し、
更に検出信号からハンチングを抑えられるので、正確に
第2ウェブと第1ウェブとの溶着部の位置を検出できる
継ぎ目検出装置を提供できた。
【図1】本実施の形態における塗布、乾燥装置を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】本発明の超音波溶着装置の実施の形態である超
音波スプライサの概略構成図である。
音波スプライサの概略構成図である。
【図3】第2ウェブサクションボックス221の吸着機
構の側断面図である。
構の側断面図である。
【図4】第2ウェブサクョンボックス221の載置盤2
21aを示す図である。
21aを示す図である。
【図5】本実施の形態における突き上げ機構の側面図で
ある。
ある。
【図6】図5に示す突き上げ部材の動作を示す模式図で
ある。
ある。
【図7】本実施の形態における切断部材の側面図であ
る。
る。
【図8】本実施の形態におけるカッタ刃の保持部材を示
す図である。
す図である。
【図9】ホーンユニットの側面図である。
【図10】ホーンユニットの平面図である。
【図11】本実施の形態における超音波ホーンの先端形
状を示す図である。
状を示す図である。
【図12】超音波センサを用いた本実施の形態における
ユニットの外観を示した斜視図である。
ユニットの外観を示した斜視図である。
【図13】本実施の形態における継ぎ目検出方法を実現
するブロック図である。
するブロック図である。
【図14】超音波センサの投受光角度とウェブとの配置
関係を示した概念図である。
関係を示した概念図である。
【図15】超音波センサ360から発振される超音波を
ウェブ表面に垂直に投光した際の超音波センサ360か
らの出力信号を示したグラフである。
ウェブ表面に垂直に投光した際の超音波センサ360か
らの出力信号を示したグラフである。
【図16】超音波センサ360から発振される超音波を
ウェブ表面に図14に示すように75°で投光した際の
超音波センサ360からの出力信号を示したグラフであ
る。
ウェブ表面に図14に示すように75°で投光した際の
超音波センサ360からの出力信号を示したグラフであ
る。
【図17】超音波溶着方法による第2ウェブ先端と第1
ウェブ後端との溶着状態を示した模式図である。
ウェブ後端との溶着状態を示した模式図である。
【図18】従来の継ぎ目検出方法を示した模式図であ
る。
る。
【図19】従来の接合方法を示した模式図である。
200 超音波スプライサ 210 第1ウェブ搬送装置 221 第2ウェブサクションボックス 222 第1ウェブサクションボックス 220 重ね装置 230 2重切断装置 240 固定装置 250 ホーンユニット 251 超音波ホーン 260 エッジカット装置 41〜45,300 継ぎ目検出ユニット 360 超音波センサ 370 エッジ制御ユニット 380 パルス発生回路 390 遅延器 400 シーケンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 尚彦 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内
Claims (3)
- 【請求項1】 連続搬送される第1ウェブに、前記第1
ウェブとは別の第2ウェブを溶着する超音波溶着装置に
おいて、前記第1ウェブ及び第2ウェブを吸着固定して
移動するサクションボックス及び第2サクションボック
スと、前記第1ウェブ及び第2ウェブの平行度を一致さ
せた後に、互いの平行関係を固定する固定装置と、前記
第1ウェブ及び前記第2ウェブを重ね合わせた状態で切
断する2重切断装置と、前記第1ウェブと前記第2ウェ
ブとを所定量重ね合わせる重ね装置と、前記重ね装置に
よって重ね合わされた部位を超音波エネルギーで溶着接
合するスプライス装置と、当該スプライス装置で溶着し
た継ぎ目部分の幅方向端部をカットするエッジカット装
置とを有する超音波溶着装置。 - 【請求項2】 第1ウェブ後端と第2ウェブ先端とを溶
着する超音波溶着装置と、溶着した継ぎ目部分の幅方向
端部をカットしてエッジカットを形成するエッジカット
装置と、前記エッジカットから継ぎ目を検出する継ぎ目
検出ユニットを備えたことを特徴とする塗布、乾燥装
置。 - 【請求項3】 継ぎ目部分の幅方向端部をカットして形
成したエッジカットから第2ウェブと第1ウェブとの継
ぎ目を検出する継ぎ目検出装置であって、超音波センサ
と、前記両ウェブのエッジ位置を制御するエッジ制御部
と、前記超音波センサの検出信号に基づいて継ぎ目パル
スを発生するパルス発生回路と、当該継ぎ目パルスを遅
延する遅延器とを有し、前記超音波センサの上下流に近
接するウェブ搬送ローラの間隔の調整及び/又は前記超
音波センサの投受光角度の調整によりウェブのバタツキ
による検出信号のハンチングを制御することを特徴とす
る継ぎ目検出装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9118063A JPH10147459A (ja) | 1996-09-17 | 1997-05-08 | 超音波溶着装置これを用いる塗布、乾燥装置及び継ぎ目検出装置 |
US08/928,088 US5961025A (en) | 1996-09-17 | 1997-09-12 | Ultrasonic wave splicing device |
EP97116045A EP0829754A1 (en) | 1996-09-17 | 1997-09-16 | Ultrasonic wave splicing device |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-244925 | 1996-09-17 | ||
JP24492596 | 1996-09-17 | ||
JP9118063A JPH10147459A (ja) | 1996-09-17 | 1997-05-08 | 超音波溶着装置これを用いる塗布、乾燥装置及び継ぎ目検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10147459A true JPH10147459A (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=26456069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9118063A Pending JPH10147459A (ja) | 1996-09-17 | 1997-05-08 | 超音波溶着装置これを用いる塗布、乾燥装置及び継ぎ目検出装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5961025A (ja) |
EP (1) | EP0829754A1 (ja) |
JP (1) | JPH10147459A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009044560A1 (ja) * | 2007-10-03 | 2009-04-09 | Panasonic Corporation | 粘着テープ貼付装置及びテープ接続方法 |
JP2012025583A (ja) * | 2010-07-28 | 2012-02-09 | Fuji Iron Works Co Ltd | シート接合方法ならびに接合装置 |
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---|---|---|---|---|
JP2001239306A (ja) * | 2000-02-25 | 2001-09-04 | Mitsubishi Electric Corp | ストリップ接続装置 |
JP2002104701A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-04-10 | Nippon Seiki Co Ltd | 繋ぎ目を有するロール状原反ウェブおよびその繋ぎ目を検出する方法とその繋ぎ目検出装置 |
US6829876B1 (en) | 2002-02-05 | 2004-12-14 | Robert W. Young | Process for splicing a continuous strip of packets |
US6835259B1 (en) | 2003-11-18 | 2004-12-28 | Eastman Kodak Company | Ultrasonic splicing of photographic film strips |
JP2008238678A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Fujifilm Corp | ポリマーフィルムの延伸方法 |
DE102009015476B4 (de) * | 2009-03-28 | 2012-11-08 | Frimo Group Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zur Zuführung gleicher oder verschiedener Folienbänder |
ITMI20121063A1 (it) * | 2012-06-19 | 2013-12-20 | Sirius Electric S R L | Saldatrice per film di poliestere |
KR101515806B1 (ko) * | 2013-11-04 | 2015-05-04 | 코닝정밀소재 주식회사 | 시트 제조방법 및 제조장치 |
CN104827656B (zh) * | 2015-05-12 | 2017-05-17 | 北京东方雨虹防水技术股份有限公司 | 卷材生产线聚酯胎基布超声波自动拼接机 |
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---|---|---|---|---|
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US4247209A (en) * | 1979-04-19 | 1981-01-27 | Teletype Corporation | Printer ribbon cartridge having lap spliced ribbon and reinking means |
US4490199A (en) * | 1982-07-01 | 1984-12-25 | Allied Corporation | Method and apparatus for splicing polymeric webs |
US4744845A (en) * | 1986-09-12 | 1988-05-17 | Baxter Travenol Laboratories, Inc. | Apparatus for splicing film together |
US4968369A (en) * | 1988-10-03 | 1990-11-06 | Xerox Corporation | Belt fabrication machine |
JPH04145436A (ja) * | 1990-10-05 | 1992-05-19 | Konica Corp | ウエブの接合方法 |
GB9508654D0 (en) * | 1995-04-28 | 1995-06-14 | Kodak Ltd | Sheet material detector |
US5679207A (en) * | 1996-04-02 | 1997-10-21 | Eastman Kodak Company | Non-alternating lap splicing device |
-
1997
- 1997-05-08 JP JP9118063A patent/JPH10147459A/ja active Pending
- 1997-09-12 US US08/928,088 patent/US5961025A/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-09-16 EP EP97116045A patent/EP0829754A1/en not_active Withdrawn
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JP4549432B2 (ja) * | 2007-10-03 | 2010-09-22 | パナソニック株式会社 | 粘着テープ貼付装置及びテープ接続方法 |
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JPWO2009044560A1 (ja) * | 2007-10-03 | 2011-02-03 | パナソニック株式会社 | 粘着テープ貼付装置及びテープ接続方法 |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5961025A (en) | 1999-10-05 |
EP0829754A1 (en) | 1998-03-18 |
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---|---|---|---|
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A02 | Decision of refusal |
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