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JPH1012362A6 - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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Publication number
JPH1012362A6
JPH1012362A6 JP1996159360A JP15936096A JPH1012362A6 JP H1012362 A6 JPH1012362 A6 JP H1012362A6 JP 1996159360 A JP1996159360 A JP 1996159360A JP 15936096 A JP15936096 A JP 15936096A JP H1012362 A6 JPH1012362 A6 JP H1012362A6
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JP
Japan
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heat
resistant glass
heating
heated
temperature
Prior art date
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Application number
JP1996159360A
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JPH1012362A (ja
Inventor
和男 藤下
康典 金子
久 森川
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
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Priority claimed from JP8159360A external-priority patent/JPH1012362A/ja
Publication of JPH1012362A publication Critical patent/JPH1012362A/ja
Publication of JPH1012362A6 publication Critical patent/JPH1012362A6/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

【課題】従来例は加熱終了直後に最も高温な耐熱ガラスの加熱ゾーンに高温表示できていないこと、さらに、加熱終了直後に被加熱物を取り去り別の場所に持ち運んだ際に高温表示ランプが視野から消えてうっかりして離れたままになることがある。この間に幼児、子供が前記加熱ゾーンに手を触れて火傷を負う恐れがあるなどの問題がある。
【解決手段】コンロ部9に温度センサ25を内蔵するとともに、被加熱物18の有無を検出する発光素子30と受光素子31を備え、加熱終了直後に前記被加熱物18を取り去った時警告音にてコールし耐熱ガラス20の高温を知らせる構成であり加熱調理器19より離れた時のうっかり防止ができ幼児、子供が加熱調理器に近づかないように注意することができる。
【選択図】図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は加熱トップ面を耐熱ガラスにて形成し赤外線を放射するランプヒータ式の加熱調理器において、加熱終了後に被加熱物を取り去った場合であって、耐熱ガラスが高温であるときは高温であることを報知する機能を有する加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の加熱調理器1としては実開平3−7290号公報がある。その構成について図42から図43を参照しながら説明する。
【0003】
すなわち、被加熱物18が載置されている場合は耐熱ガラス5の高温な加熱ゾーン3に触れることがないが、加熱直後に被加熱物を取り去ったとき耐熱ガラス5の高温な加熱ゾーン3に手など触れないように注意を喚起するための配慮をしたものである。具体的に述べると、加熱トップ面2は加熱ゾーン3と非加熱ゾーン4を有する赤外線を透過する耐熱ガラス5にて形成し上面ケース6と接着剤7にて一体化するとともに、下面ケース8の内部に加熱部9を備えスプリングバネ10にて支えたもので前記上面ケース6と下面ケース8とはねじ11にて固定することにより結合したものである。
【0004】
前記加熱部9は加熱トップ面2の加熱ゾーン3直下に設けたもので、下面ケース8内部に赤外線を放射するランプヒータ12を複数本並行に配設するとともに、上方を加熱トップ面2の耐熱ガラス5に当接したもので、上面ケース6には操作部13として運転入切SW14と加熱部入切SW15を備えている。
【0005】
そして、前記耐熱ガラス5の直下においてランプケース16の内側に表示ランプ17を備え高温表示をするものである。
【0006】
また、加熱調理器1の動作としては運転入切SW14と加熱器入切SW15をONし通電を開始すると加熱部9内部の複数本のランプヒータ12が発熱し直上部に位置した加熱トップ面2の耐熱ガラス5を透過し鍋などの被加熱物18をふく射と伝導により加熱するもので、加熱後耐熱ガラス5が高温ならば前記表示ランプ17が動作し高温であることを知らせるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図42から図43で示した上記従来の加熱調理器1は、耐熱ガラス5の非加熱ゾーン4直下に備えた表示ランプ17にて高温を表示するもので、注意が喚起できるものの最も高温な箇所が被加熱物18直下の加熱ゾーン3であり表示箇所としては最適でない。
【0008】
さらに、加熱トップ面2より被加熱物18を取り去り別の場所(例えば、台所)に持ち運んだ際に、表示ランプ17が視野から消えて、ついうっかりして加熱調理器1より離れたままになることがある。この間に幼児が高温の加熱調理器に近づいたとき、これを注意するのを忘れてしまうなどの問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、鍋などの被加熱物を移動させた場合、被加熱物を載置していた耐熱ガラスの表面が高温であるときは、被加熱物が取り去られたことを検知し、そのことを報知するために音で警告するようにした。
【0010】
上記発明によれば、耐熱ガラスの表面が高温であることを音により警告しているので、加熱調理器より離れていても耐熱ガラスが高温であることがわかるため、幼児が近づいた場合、注意を与えることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明は、被加熱物を載置する耐熱ガラスと、前記耐熱ガラスの下部に設けられ前記耐熱ガラスを介して前記被加熱物を加熱する加熱手段とを有する加熱調理器において、加熱終了後に被加熱物を取り去った場合であって、前記耐熱ガラスが所定の温度を越えるときは、音にて警告するようにしたものである。
【0012】
そして、耐熱ガラスが熱いことを音により警告するので、分別のつかない幼児が加熱調理器に近づいたとき、注意することができる。
【0013】
また、被加熱物を載置する耐熱ガラスと、前記耐熱ガラスの下部のコンロ部に設けられ前記被加熱物を加熱する加熱手段と、前記耐熱ガラスの温度を測定する温度測定手段と、前記被加熱物が前記耐熱ガラスに載置されているか否かを判定する被加熱物有無判定手段と、警告音発生手段とを備え、前記被加熱物を取り去った場合であって、前記耐熱ガラスが所定温度を越えるときは、音にて警告するようにしたものである。
【0014】
そして、温度測定手段により耐熱ガラスの温度を測定し、高温のとき警告音を発するので幼児が加熱調理器に近づいたとき、これにさわらないように注意することができる。
【0015】
また、被加熱物有無判定手段は耐熱ガラスの上側にあって、かつ被加熱物を挟んで設けた一対の発光素子と受光素子とからなる構成とした。
【0016】
そして、一対の発光素子と受光素子との間に被加熱物を載置するので、被加熱物の有無は確実に判定できる。
【0017】
また、被加熱物有無判定手段はコンロ部の下部に設けられ、被加熱物の底辺を照射する発光素子とその反射光を受光する受光素子とからなる構成とした。
【0018】
そして、発光素子より照射された光は被加熱物がない場合はそのまま耐熱ガラスを透過し外部へ散逸してしまうが、被加熱物があるときは、これで反射し、その光を受光素子が受光するので、被加熱物の有無判定を容易に行うことができる。
【0019】
また、被加熱物有無判定手段は耐熱ガラスの上側にあって、かつ被加熱物を挟んで設けた一対の超音波を送波する送波器と受波する受波器とからなる構成とした。
【0020】
そして、一対の送波器と受波器との間に被加熱物を載置するので、被加熱物の有無は確実に判定できる。
【0021】
また、被加熱物有無判定手段は耐熱ガラスの上側にあって、2発光素子1受光素子からなる近接覚センサからなる構成とした。
【0022】
そして、受光素子への反射光の有無により、容易に被加熱物が耐熱ガラスに載置されているか否かを判定することができる。
【0023】
また、被加熱物有無判定手段は耐熱ガラスの下側に設けた圧力センサからなる構成とした。
【0024】
そして、耐熱ガラスの下側に圧力センサを設けているので、被加熱物の重量を容易に受けることができるため、被加熱物の有無の判定を確実に行うことができる。
【0025】
さらに、耐熱ガラスと一体化したケース上と、耐熱ガラス直下に設けられた発熱体を有するコンロ部と一体化したケース下とを備え、前記ケース上と前記ケース下とはバネを介して前記耐熱ガラスと前記コンロ部とを当設すると共に、前記耐熱ガラスの下側に圧力センサを設ける構成とした。
【0026】
そして、被加熱物を取り去ったときの圧力センサへの加圧状態の変化により、被加熱物の有無を判定し、警告を発することができる。また、加熱トップ面がフラットで使い勝手がよい。
【0027】
さらに、警告音発生手段は加熱終了後被加熱物を取り去ったとき、耐熱ガラスが所定の温度に低下するまで警告音を発生すると共に、前記警告音のトーンを変化させる構成とした。
【0028】
そして、警告音のトーンを変化させるので、緊張感が継続し、耐熱ガラスが高温であるのを意識し続けることができる。
【0029】
さらに、警告音発生手段は警告音を解除する解除手動スイッチを備えた構成とした。そのため周囲の状況により使いわけができ便利である。
【0030】
さらに、警告音発生手段はバックアップ機能を備え、電源プラグをコンセントより抜き去ったときも警告音を発生する構成とした。そのため、電源プラグをコンセントより抜き去ったときも警告音にてコールする構成のため、いかなる場合でも注意を喚起できる。
【0031】
さらに、警告音発生手段は耐熱ガラスの温度が60℃ないし75℃を越えるとき、警告を発生する構成とした。そのため、耐熱ガラスに短時間接触してもやけどすることなく、かつ警報を発している時間を最小限にとどめることができる。
【0032】
また、耐熱ガラスが高温であるのを知らせるための高温注意マークを明示したガラスプレートと前記ガラスプレートを照射するランプとを有する高温注意表示部とを設けた構成とした。このため聴覚と視覚との両方で耐熱ガラスが高温であることを認識できる。
【0033】
また、耐熱ガラスの略中央部に高温注意マークを明示し、コンロ部には発熱体と前記高温注意マークに対向させたガイド筒および、温度センサを内蔵するとともに、加熱終了直後に前記被加熱物を取り去った時前記ガイド筒内の下方底部に備えたランブにて高温注意マークを照らし耐熱ガラスが高温であることを知らせる構成とした。これにより、最も高温である加熱ゾーンをランブにて高温注意マークを照らすものであり、最も判りやすい。
【0034】
また、耐熱ガラス直下に発熱体を有するコンロ部を備え、温度センサを内蔵するとともに前記コンロ部の大きさと同程度の大きさにて高温注意マークを明示したもので、前記発熱体を加熱時は高パワーとし、加熱終了直後は被加熱物を取り去ったとき極低パワーにて前記高温注意マークを照らし耐熱ガラスが高温であることを知らせる構成であり、最も安価で且つ、判りやすい。
【0035】
また、耐熱ガラス直下に発熱体を有するコンロ部を備え、外側部に水平方向に検出する発光素子と受光素子を対向に備えるとともに高温注意表示部を複数個備えたもので、前記高温注意表示部は高温注意マークを明示したプレートの下部にランプ部を備え、加熱終了直後に被加熱物を取り去ったとき前記高温注意マークを順次走査式にて照らす構成であり、視覚に訴えやすく、うっかり防止によい。
【0036】
また、耐熱ガラス直下のコンロ部に温度センサを備え、耐熱ガラスの外側部に水平方向に検出する発光素子と受光素子を対向に備えるとともに複数の表示部を備えたもので、前記表示部は赤色と青色の表示ランプとし加熱終了直後に前記耐熱ガラスが高温ならばを赤色ランプにて、触れても火傷をしない温度ならば青色ランプを照らす構成であり、注意喚起手段としては単純明解であり子どもでもよく判る。
【0037】
また、耐熱ガラス直下のコンロ部に温度センサを備え、耐熱ガラスの下側に圧力センサを備えるとともに外側部に高温注意表示部を備えたもので、前記高温注意表示部の内部に蛍光灯を備え、加熱終了直後に被加熱物を取り去ったとき前記蛍光灯にて調理器全体を照らし耐熱ガラスが高温であることを知らせる構成とした。これにより、調理器を離れた場合において蛍光灯の明かりにてうっかり防止となる。
【0038】
また、耐熱ガラス直下のコンロ部に温度センサを備え、耐熱ガラスの外側部に水平方向に検出する発光素子と受光素子を対向に備えるとともに上面ケースにパトライト風の高温表示部を備えたもので、前記高温表示部は赤色のキャップの内部に中央の固定ランプと同心円状にモータにて回転する半円状のカバーを備え、加熱終了直後に被加熱物を取り去ったとき前記パトライトを動作させ耐熱ガラスが高温であることを知らせる構成であり、びっくりするほどの表示であり最もうっかり防止となる。
【0039】
さらに、耐熱ガラスの温度が60℃〜75℃を越えるとき、高温であることを明確に表示する構成とした。これにより耐熱ガラスが高温であるか否かを容易に判別することができる。
【0040】
以下、本発明の一実施例について図面を用いて説明する。
(実施例1)図1は本発明の実施例1の加熱調理器19の外観図である。また図2は同加熱調理器19の断面図である。
【0041】
図において、加熱調理器は上面ケース22と下面ケース28とを結合した構成である。そして、上面ケースは被加熱物を載置する耐熱ガラス20を含み上面部を形成する加熱トップ面21と、側面に設けられた運転入切スイッチ14と加熱部入切スイッチ15等からなる操作部13とを有している。また、下面ケース28は耐熱ガラス20の直下に設けられ加熱手段としての赤外線を放射するランプヒータ12と温度測定手段としての温度センサ25とを内蔵したコンロ部9(加熱部)と、下面ケース28とコンロ部9との間に設けられコンロ部の上方部および温度センサ25が耐熱ガラス20に当接するよう付熱するバネ27とを備えた構成となっている。
【0042】
なお、本実施例では温度センサは段付きガイド筒26の内部に設けられている。また、耐熱ガラス20の大きさはコンロ部9の大きさより大きい。したがって、耐熱ガラス20はコンロ部9により直接加熱される加熱ゾーン23と直接加熱されない非加熱ゾーン24とより構成されている。
【0043】
さらに、本実施例では上面ケース22は耐熱ガラス20の外周部にマウンド部A28とマウンド部B29を対向するように備えるとともに、被加熱物有無判定手段としてマウンド部A28内部に発光素子30をマウンド部B29内部に受光素子31を備えている。
【0044】
上記図1から図2の構成において動作を説明する。加熱調理器19は運転入切SW14と加熱部入切SW15をONし通電を開始すると、加熱部9内部の複数本のランプヒータ12が発熱し直上部の耐熱ガラス20を加熱するとともに透過し鍋などの被加熱物18を伝導と輻射により加熱する。このとき、耐熱ガラス20の温度は被加熱物の底の形状および材質により異なるものの350℃〜450℃となる。加熱終了は加熱部入切SW15をOFFすれば加熱部9内部の複数本のランプヒータ12がOFFするものの、発光素子30と受光素子31、温度センサ25の動作機能はONのままである。
【0045】
従って、加熱部入切SW15のOFFにより加熱終了し加熱トップ面21より被加熱物18を取り去ると高温の耐熱ガラス20の温度を温度センサ25にて検出するとともに発光素子30よりの光は小孔30Aを透過し受光素子31の小孔31Aを介して受光することになり制御回路のブザー32がONされて警告音を発する。
【0046】
そして、警告音が発せられたままにて報知しておいた場合は耐熱ガラス20の温度が60℃〜75℃に低下したことを温度センサ25が検知すると、制御回路のブザー32がOFFし警告を終了することになる。この温度は短時間手を触れても火傷に至らず熱いと感じるレベルである。通常、加熱終了後から耐熱ガラス20の温度が60℃〜75℃に低下するまでに約30分程度かかる。
【0047】
なお、警報を停止する所定の温度として60〜75℃のうちのいずれかの温度を越えないようにしたのは、75℃以上の場合触れると熱すぎるし、60℃より低い温度とすると停止するのに時間がかかりすぎ実用的でなくなるからである。勿論強制冷却等の手段を取る場合はこの温度に限定されるものではない。
【0048】
また、加熱中は加熱トップ面21より被加熱物18を取り去ったとしても警告音はコールしない。これは、加熱部9内部の複数本のランプヒータ12が発熱し赤外線を放射しているため運転中であることが明らかであり耐熱ガラスに触れることがないことと、加熱の継続動作と判断するためである。つまり、このとき、前記同様に警告音をコールすると使い勝手が悪くなる。
【0049】
さらに、被加熱物を載置せずに、運転入切スイッチ14と加熱部入切スイッチ15をONし通電を開始した場合(空焚き)にも、加熱部入切SW15をOFFすれば、前期同様に制御回路のブザー32がONされて警告音がコールされる。
【0050】
なお、回路上は加熱終了するために加熱手段の電源をOFFしたときに温度測定手段、被加熱物有無判定手段および警告音発生手段が動作開始する等の構成としてもよい。
【0051】
この際、ブザー32による警告音にて述べてきたが、熱いですよという音声を流す、メロディーを流すなどの手段でもよい。
【0052】
なお、本実施例でいう加熱終了直後とは、加熱源(ランプヒータ)をOFFとし、被加熱物を取り去ったとき耐熱ガラスが高温である場合をいう(以下の実施例でも同じ)。
【0053】
以上のように、本実施例1によれば、(1)コンロ部に内蔵した温度センサと水平方向の発光、受光素子にて耐熱ガラスの温度と被加熱物載置の有無が確実に検出できる。(2)加熱終了後に被加熱物を取り去ると耐熱ガラスが高温であることを警告音にて発生する構成なので、加熱調理器から離れたとしても聞こえるためうっかり防止となる。
【0054】
(実施例2)図3は本発明の実施例2の加熱調理器33の外観図である。また図4は同加熱調理器33の断面図である。さらに図5は加熱調理器33の要部断面図である。
【0055】
図において、実施例1と相違する点は、耐熱ガラス20直下のコンロ部9に温度センサ25とランプヒータ12だけでなく内部垂直方向に仕切り体34を備えたガイド筒35を並設したもので、前記ガイド筒35内部の仕切り体34を介して左右に上下方向に検出する発光素子36と受光素子37を備えている。被加熱物判定手段としての発光素子36と受光素子37はガイド筒35の下部で且つコンロ部9の底面より下方向に備え加熱調理器に内蔵されているファン(図示せず)にて冷却されやすくしている。
【0056】
また、前記ガイド筒35は赤外線を反射する処理をしたアルミ材料にて形成し外面側はランプヒータ12よりの高温の熱を遮熱するとともに、内面側は光りの発光、受光が容易になるような処理をしている。
【0057】
上記図3から図5の構成において動作を説明すると前記発光素子36と受光素子37は被加熱物18が載置されていると発光素子36よりの光りは前記耐熱ガラス20を透過するものの被加熱物18にて下方向に反射するため受光素子37にて受光し被加熱物18が載置していることを検知し、被加熱物18が無いときは発光素子36よりの光りは前記耐熱ガラス20を透過するために受光素子37にて受光できないため被加熱物18を取り去ったことを検出するものとなる。
【0058】
つまり、加熱終了直後に加熱トップ面21より被加熱物18を取り去ると、まずは、温度センサ25が耐熱ガラス20が高温であることを検出するとともに、発光素子36よりの光りが受光素子37にて受光できないために被加熱物18を取り去ったことを検出し制御回路のブザー32がonされて警告音が発せられる。これにより、注意が喚起でき加熱調理器から離れたとしても聞こえるためうっかり防止となる。
【0059】
以上のように、本実施例2によれば、耐熱ガラス直下のコンロ部に温度センサとガイド筒内部に備えた上下方向に検出する発光素子と受光素子を備えた構成であり、加熱トップ面に出っ張りがなくフラットで使い勝手の良い機能を維持しつつ加熱調理器より離れたとしてもうっかり防止となる安全性を高めた加熱調理器を実現することができる。
【0060】
(実施例3)図6は本発明の実施例3の加熱調理器38の外観図である。また図7は同加熱調理器38の断面図である。
【0061】
図において、実施例1、2と相違する点は、上面ケース22に耐熱ガラス20の外周部にマウンド部A39とマウンド部B40を対向するように備えるとともに、被加熱物判定手段としてマウンド部A39内部に超音波送波器41をマウンド部B40内部に受波器42を備えている点である。
【0062】
上記図6から図7の構成において動作を説明すると、超音波送波器41と受波器42は被加熱物18が載置されていると超音波送波器41よりの超音波は送波器41の小孔41Aを透過するが被加熱物18にて遮られるため受波器42の小孔42Aを介して受波することができず前記被加熱物18が載置していることを検知する。これに対して、被加熱物18が無いときは送波器41よりの超音波は小孔41Aを通過し受波器42の小孔42Aを介して受信し、被加熱物18を取り去ったことを検出することになる。
【0063】
つまり、加熱終了直後に加熱トップ面21より被加熱物18を取り去ると、まずは、温度センサ25が耐熱ガラス20の高温を検出するとともに、超音波送波器41よりの超音波を受波器42にて受波することになり、被加熱物18が取り去ったことを検出し制御回路のブザー32がonされて警告音がコールされることになる。これにより、注意が喚起でき加熱調理器から離れたとしても聞こえるためうっかり防止となる。
【0064】
以上のように、本実施例3によれば、耐熱ガラス直下のコンロ部に温度センサと超音波の送波器、受波器にて耐熱ガラスの温度と被加熱物の有無が極めて確実に検出でき、煮こぼれなどの汚れに対しても検出精度の低下が少ない。
【0065】
(実施例4)図8は本発明の実施例4の加熱調理器43の外観図である。また図9は同加熱調理器43の断面図であり、図10は、その要部断面図である。
【0066】
図において、実施例1、2、3と相違する点は、上面ケース22に耐熱ガラス20の外周部にマウンド部44を備えるとともに、マウンド部A44内部に近接覚センサとして発光素子45を90度位相をずらして2個備えるとともに、左右の発光素子45の間に受光素子46を備えている。
【0067】
近接覚センサの動作としては、光源として2つの発光素子45より被加熱物18に小孔45A、小孔45Bを介して投射しその反射光を小孔46Aを介して受光素子46が受光するものでその受光量のパワーの位相のずれが距離に関係することになる。この位相のずれを検出し被加熱物18載置の有無を判断するものである。
【0068】
つまり、加熱終了直後に加熱トップ面21より被加熱物18を取り去ると、温度センサ25が耐熱ガラス20の高温を検出するとともに、2つの発光素子45よりの光は被加熱物18が無いために受光量のパワーの位相のずれを検出し制御回路のブザー32がonされて警告音が発生されることになる。これにより、注意が喚起できて加熱調理器から離れたとしても聞こえるためうっかり防止となる。
【0069】
以上のように、本実施例4によれば、(1)耐熱ガラス直下のコンロ部に温度センサと近接覚センサにて耐熱ガラスの温度と被加熱物の有無が確実に検出できる。(2)加熱トップ面のでっぱりがひとつであり使い勝手を損なうことなく安全性の高い加熱調理器が提供できる。
【0070】
(実施例5)図11は本発明の実施例5の加熱調理器47の外観図である。また図12は同加熱調理器47の断面図である。
【0071】
図において、実施例1、2、3、4と相違する点は、耐熱ガラス20の加熱トップ面21と一体化した上面ケース48に対して、内部に加熱部49を備えた下面ケース50をバネ51を介して前記上面ケース48が上下動できるように結合したもので、前記加熱部49は温度センサ25を内蔵し前記下面ケース50と脚52にて固定し前記耐熱ガラス20の直下に設けるとともに、前記加熱部49を利用し一体化した金具53に圧力センサ54を設ける構成とした点である。
【0072】
上記図11から図12の構成において動作を説明する。前記耐熱ガラス20の温度は前記温度センサ25にて検出し、被加熱物18の載置の有無を前記圧力センサ54にて検出するものである。つまり、耐熱ガラス20の上に被加熱物18が載置されていると前記耐熱ガラス20が下方に付勢されて前記圧力センサ54がこれを検出する。一方、被加熱物18を取り去るとバネ51の力にて前記耐熱ガラス20と加熱部49の間に隙間が開き前記圧力センサ54が圧力を受けなくなるために被加熱物18が載置されていないことを検出することになる。
【0073】
さらに、この種の圧力センサ54は一般的に使用環境温度にて性能が変化し易いものである。これに対して、本発明のものはコンロ部49の高温の熱を直接受けない位置に備えるとともに、この種の機器に内蔵されているファン(図示せず)にて冷却されることにより精度の高い性能が維持できるものである。
【0074】
つまり、加熱終了直後に加熱トップ面21より被加熱物18を取り去ると、温度センサ25が耐熱ガラス20の高温を検出するとともに、圧力センサ54が被加熱物18が載置されていないことを検出し制御回路のブザー32がonされて警告音が発せられることになる。
【0075】
以上のように、本実施例5によれば、(1)耐熱ガラス直下のコンロ部に温度センサと圧力センサを備えた構成であり、加熱トップ面に出っ張りがなくフラットで使い勝手の良い機能を維持しつつ加熱調理器より離れたときのうっかり防止が実現できる。(2)圧力センサの設置場所を比較的温度の低い箇所に備えることにより精度の高い性能が維持できる。
【0076】
(実施例6)図13は本発明の実施例6の加熱調理器55の外観図である。図14は同加熱調理器55の断面図であり、図15はその回路図である。
【0077】
本実施例の特長は耐熱ガラス20の温度を温度センサ25にて検出し、発光素子30と受光素子31にて被加熱物18の載置の有無を検出するもので、前記コンロ部9に内蔵した温度センサ25は2機能を有するもので、耐熱ガラス20の温度変化を検出することと被加熱物18の中の油温が異常温度に上昇したとき運転を自動的にストップさせるハイカット温度制御をすることである。
【0078】
このために、温度センサ(サーミスタ)25と抵抗56をシリーズに接続し両端に制御電圧V1を印加し前記抵抗56の電圧V2を検出し計算により抵抗値を求め温度レベルを判定している。そして、実施例1と同様に被加熱物18を取り去ると耐熱ガラス20に手を触れても火傷の恐れがない温度に低下するまで制御回路(図示せず)のブザー32がonされて警告音が発せられることになる。これにより、注意が喚起できて加熱調理器から離れたとしても聞こえるためうっかり防止となる。
【0079】
この際、一定電圧のV1に対して電圧V2の変化に応じて制御回路(図示せず)のブザー32警告音を変化させるものである。例えば、電圧V2が大きいということは高温であり電圧V2が小さいということは低温であることをから、高温から低温までを前記電圧V2の変化に応じて警告音を変えるものである。つまり、高温時はより注意を喚起するために警告音を大きくし、低温になるにしたがって警告音を小さくするものである。
【0080】
また、警告音は連続的の方が注意がより喚起されると思えるが一方でうるさい面もあり、断続的でも良い。
【0081】
以上のように、本実施例6によれば、(1)加熱終了直後に被加熱物を取り去ると耐熱ガラスが高温であることを警告音にてコールする構成であり、加熱調理器より離れたとしても音声にて伝わりうっかり防止となる。(2)警告音にて発するに際して、耐熱ガラス温度の変化に応じて警告音を変化させるものでうるさく感じることの無いように配慮されたものである。
【0082】
(実施例7)図16は本発明の実施例7の加熱調理器57の外観図である。図17は加熱調理器57の断面図であり、図18はその回路図である。
【0083】
図において、実施例1、6とは次の点が同様である。耐熱ガラス20の温度を温度センサ25にて検出し、発光素子30と受光素子31にて被加熱物18の載置の有無を検出することと温度センサ25は2機能を有すること。さらに、制御電圧V1と抵抗56の電圧V2を検出し計算により抵抗値を求め温度レベルを判定していること。そして、被加熱物18を取り去ると耐熱ガラス20に手を触れても火傷の恐れがない温度に低下するまで制御回路(図示せず)のブザー32がonされて警告音が発生されることになる。これにより、注意が喚起できて加熱調理器から離れたとしても聞こえるためうっかり防止となる。
【0084】
これに対して、実施例1または6と相違する点は、操作部13に警告音の解除手動スイッチ58を備えたものである。
【0085】
つまり、この種の加熱調理器は分別のない幼児、子供たちが耐熱ガラス20の高温部に手を触れて火傷をしないように注意を喚起するために耐熱ガラス20が高温のとき警告音を鳴らし親に対して注意を喚起するためのものである。しかし、幼児のいない成人だけの家族にて使用する場合に加熱終了直後は耐熱ガラスよりの輻射熱により高温であることが直ぐに判るので注意をするものであり、こういう家族構成の家庭ではこの種の機器を使用する場合には注意を喚起するための警告音は簡単でよく、ひつこくするとやかましく感じるものである。そこで、警告音のコールを途中手動にて解除できるようにしたものである。
【0086】
以上のように、本実施例7によれば、(1)加熱終了直後に被加熱物を取り去ると耐熱ガラスが高温であることを警告音を発生する構成であり、加熱調理器より離れたとしても音にて伝わりうっかり防止となる。(2)警告音を発生するに際して、前記警告音のコールを解除手動スイッチにて停止ができるため、うるさく感じることの無いように配慮されたものである。
【0087】
(実施例8)図19は本発明の実施例8の加熱調理器59の外観図である。図20は加熱調理器59の断面図であり、図21はその回路図である。
【0088】
図において、実施例1、6、7とは次の点が同様である。すなわち耐熱ガラス20の温度を温度センサ25にて検出し、発光素子30と受光素子31にて被加熱物18の載置の有無を検出することと温度センサ25は2機能を有すること。さらに、制御電圧V1と抵抗56の電圧V2を検出し計算により抵抗値を求め温度レベルを判定していること。そして、被加熱物18を取り去ると耐熱ガラス20に手を触れても火傷の恐れがない温度に低下するまで制御回路(図示せず)のブザー32がonされて警告音が発生されることになる。これにより、注意が喚起できて加熱調理器から離れたとしても聞こえるためうっかり防止となる。
【0089】
これに対して、実施例1、6、7と相違する点は、電源プラグ60をコンセント(図示せず)より抜き去ったときも警告音が発生するように制御回路にバックアップ機能を付加したものである。
【0090】
前記バックアップ機能としては運転中に充電したコンデンサ61または乾電池62を用いている。
【0091】
つまり、(1)加熱終了直後に被加熱物18を取り去り、且つ、電源プラグ60をコンセントより抜いて運転を停止した場合には注意を喚起するための警告音がコールしない。(2)電源プラグ60をコンセントより抜いて運転を停止し、その後、被加熱物18を取り去った場合においても注意を喚起するために警告音を発生する機能が果たせなくなるものであるという課題をバックアップ機能付加により解決したものである。
【0092】
以上のように、本実施例8によれば、(1)加熱終了直後に被加熱物を取り去ると耐熱ガラスが高温であることを警告音にてコールする構成であり、加熱調理器より離れたとしても音にて伝わりうっかり防止となる。(2)電源プラグをコンセントより抜き去ったときにおいても警告音を発生するものであり、いかなる場合にも注意を喚起できるように配慮されたものである。
【0093】
(実施例9)図22は本発明の実施例9の加熱調理器63の外観図である。また図23は加熱調理器63の断面図である。さらに図24は高温注意マーク図である。
【0094】
図において、実施例1をもとに高温注意表示部を付加したものである。すなわち、加熱調理器63は上面ケース22に耐熱ガラス20の外周部にマウンド部A28とマウンド部B29を対向するように備えるとともに、マウンド部A28内部に発光素子30をマウンド部B29内部に受光素子31を備えたもので、耐熱ガラス20直下のコンロ部9に温度センサ25を前記耐熱ガラス20の外周部に高温注意表示部64を備えたものである。
【0095】
前記高温注意表示部64は手を触れないマークとして社会的に常識化された手形に斜めの線を付加した高温注意マーク65を明示したガラスプレート66を支える筒67の内部にランプ68を備えた構成としている。
【0096】
これらのことから、加熱終了直後に加熱トップ面22より被加熱物18を取り去ると、まずは、温度センサ25が耐熱ガラス20の高温を検出するとともに、発光素子30よりの光りを受光素子31にて受光することになり、被加熱物18が取り去ったことを検出し制御回路のブザー32がonされて警告音をコールるとともに、前記耐熱ガラス20が高温であることを温度センサ25が検出し高温注意表示部64の高温注意マーク65が点滅表示するものである。
【0097】
以上のように、本実施例9によれば、(1)耐熱ガラス直下のコンロ部に温度センサと被加熱物載置の有無を発光、受光素子にて検出し、加熱終了直後に被加熱物を取り去ると耐熱ガラスが高温であることを警告音の発生と高温表示のダブルにて注意が喚起できる。(2)加熱調理器より離れたとしてもうっかり防止となる。
【0098】
(実施例10)図25は本発明の実施例10の加熱調理器69の外観図である。図26は前加熱調理器69の断面図であり、さらに図27はその要部断面図である。図28は他の実施例の高温表示マーク図である。
【0099】
図において、上記までの実施例と相違する点は、耐熱ガラス20の略中央部に高温注意表示部70を備え、直下のコンロ部71内部に温度センサ25とランプヒータ12だけでなく前記高温表示部70の大きさに対応するようなサイズのガイド筒72を当接するように備えたもので、前記ガイド筒72の下方底部に遮熱体73を介してランプ74を備えた構成としている。
【0100】
前記ガイド筒72は段付き部75を備えドーナツ状の耐熱パッキン76を備えるとともに赤外線反射率の高いアルミ材としている。また、前記高温表示部70は、手を触れないマークとして社会的に認知度の高い手形に斜めの線を表示したマーク77とし、枠取りした二重線78にて描いている。
【0101】
この種の加熱調理器において、加熱終了直後の耐熱ガラス20の最も高温な箇所は加熱ゾーン23であり、この部分を高温表示するのが最適である。
【0102】
しかしながら、従来例の高温表示は加熱ゾーン23でなく外周の周辺部である。これは、高温表示部を加熱ゾーンに設けるにはコンロ内部に表示装置を備える必要がある。これに対して、ランプヒータ12が高温であるため分厚い断熱材にて遮熱する必要があることとランプヒータ12に対して邪魔するために大きいエリアの表示が難しいなどの課題があり実現できなかったものである。
【0103】
本発明はこの課題を解決するもので、アルミ材の反射を利用したガイド筒72にてランプヒータ12よりの赤外線を反射させ高温に耐えるとともに、前ガイド筒72内部の熱を遮断するために遮熱体73を備えるとともに、下方底部にランプ74を備えた構成としている。これにより、断熱材の板厚分まで大きくすることができるために高温表示のエリアを大きくすることができたものである。また、高温表示部70は枠取りした二重線78にて鮮明に表示し且つ、ランプ74を点滅させることにより注意が喚起できる。
【0104】
つまり、加熱終了直後に加熱トップ面21より被加熱物18を取り去ると、まずは、温度センサ25が耐熱ガラス20が高温であることを検出するとともに、ガイド筒72の下方底部に備えたランブ74にて前記高温注意マーク77を点滅表示することになる。
【0105】
さらに、社会的に認知度の高い手形に斜めの線を表示したマークのもので述べてきたが、これを、図28に示すように枠取りした二重線の高温注意文字にしても良い。
【0106】
以上のように、本実施例10によれば、(1)コンロ部に備えた温度センサにて検出し、耐熱ガラスの最も高温である加熱ゾーンをランブにて高温注意マークを照らす構成であり判りやすい。(2)アルミ材の反射を利用するために板厚が薄いためガイド筒の直径をその分大きくできる。そのために、高温表示のエリアが大きくなり見やすくなるなどの効果がある。
【0107】
(実施例11)図29は本発明の実施例11の加熱調理器79の外観図である。図30は同加熱調理器79の断面図である。
【0108】
図において、上記までの実施例と相違する点は、耐熱ガラス20の加熱トップ面21と一体化した上面ケース48に対して、内部にコンロ部80を備えた下面ケース50をバネ51を介して前記上面ケース48が上下動できるように結合した構成としている。
【0109】
前記コンロ部80は温度センサ25を内蔵し前記下面ケース50と脚52にて固定するとともに前記耐熱ガラス20の直下に設けたもので、前記耐熱ガラス20の上に被加熱物18が載置されていると前記耐熱ガラス20とコンロ部80が当接し、被加熱物18を取り去るとバネ51の力にて前記耐熱ガラス20とコンロ部80の間に隙間が開くことになる。
【0110】
また、前記コンロ部80を利用し一体化した金具53に圧力センサ54を備えるとともに、下面ケース50の内部に制御回路(図示せず)および、加熱終了後の耐熱ガラス20およびコンロ部80の冷却用にファン84を備えている。
【0111】
そして、前記耐熱ガラス20の加熱ゾーン21と略同サイズにて高温表示部81として高温注意マーク82を明示したもので、手を触れないマークとして社会的に認知度の高い手形に斜めの線を表示したマーク82とし、しかも枠取りした二重線83にて鮮明に表示するとともに高温表示部81のランプを新たに備えず前記ランプヒータ12を利用するものである。
【0112】
この種の加熱調理器において、加熱終了直後の耐熱ガラス20の最も高温な箇所は加熱ゾーン23であり、この部分を高温表示するのが最適である。
【0113】
しかしながら、従来例の高温表示は加熱ゾーン23でなく外周の周辺部である。これは、高温表示部を加熱ゾーンに設けるにはコンロ内部に表示装置を備える必要がある。これに対して、ランプヒータ12が高温であるため分厚い断熱材にて遮熱する必要があることとランプヒータ12に対して邪魔するために大きいエリアの表示が難しいなどの問題があり実現できなかったものである。
【0114】
これに対して、本発明のものは加熱終了直後に運転をオフし、加熱トップ面21より被加熱物18を取り去ると、温度センサ25が耐熱ガラス20の高温を検出するとともに、圧力センサ54が被加熱物18が取り去ったことを検出するもので、被加熱物18の加熱時はランプヒータ12が高パワーにて運転されるのに対して加熱終了直後に運転をオフし被加熱物18を取り去ったときは耐熱ガラス20が高温であるためランプヒータ12を極低パワーにて運転し前記高温注意マーク71を照らすことになる。
【0115】
つまり、最も高温な加熱ゾーン21全体を新設の表示ランプにて高温表示するものでなく、コンロ部80内部のランプヒータ12を制御したものである。この際、被加熱物18を取り去るとバネ51の力にて前記耐熱ガラス20とコンロ部80の間に隙間が開くことになり、ランプヒータ12が極低パワーにて運転し前記高温注意マーク71を照らしているものの、ファン84にて耐熱ガラス20を冷却することになる。これにより加熱終了直後に高温表示のためにランプヒータ12を極低パワーにて運転していても時間経過とともに耐熱ガラスの温度が低下して行くものであり実現したものである。
【0116】
以上のように、本実施例11によれば、(1)加熱終了直後に被加熱物18を取り去ると最も高温な加熱ゾーン全体をランプヒータのパワーの切り替え制御により高温表示するものであり、分かりやすい。(2)新たに高温表示用のランプを含めた構成が不要であり、簡単な構成となるなどの効果がある。
【0117】
(実施例12)図31は本発明の実施例12の加熱調理器85の外観図である。また図32は加熱調理器85の断面図であり、さらに図33はその高温注意マーク図である。
【0118】
図において、耐熱ガラス20直下のコンロ部86に温度センサ25を内蔵し、外周部にマウンド部A28とマウンド部B29対向するように備え内部に発光素子30と受光素子31を備えたもので、上記の実施例と相違する点は、前記耐熱ガラス20の外側部に高温注意表示部87を4等分した位置に備え、対向する下部にガラスプレート88を支えたガイド筒89を備えるとともに、内部下部にランプ90を備えている。
【0119】
また、前記耐熱ガラス20には表示エリアのライン91のみ明示し、前記ガラスプレート88には第33図に示すように注意喚起マークとして常識化された手形に斜めの線を表示したマーク91とし、しかも枠取りした二重線92にて鮮明に表示している。さらに、前記高温注意表示部87は通常加熱時に何の表示もしないで、加熱終了直後に加熱トップ面より被加熱物を取り去ると突然高温表示マークが赤色点滅する手段が良い。他の手段としては(1)通常加熱時に点灯させ、加熱終了直後に被加熱物を取り去ると突然高温表示マークが赤色点滅する手段でも良い。(2)通常加熱時に何の表示もしないで、加熱終了直後に被加熱物を取り去ると突然高温表示マークが順次走査させずに4箇所同時に赤色点滅する手段がある。
【0120】
そして、本発明のものは加熱終了直後に加熱トップ面21より被加熱物18を取り去ると、温度センサ25が耐熱ガラス20の高温を検出するとともに、発光素子30よりの光りを受光素子31にて受光し被加熱物18が取り去ったことを検出することにより4箇所のひとつの前記高温注意マーク91が赤色点滅させ、その後一定の時間間隔にて順次走査させるものである。
【0121】
これにより、加熱直後の耐熱ガラス20として最も高温な加熱ゾーン21に高温表示部を備えたものではないが、にぎやかに高温表示されるために注意が喚起できるものとなる。
【0122】
以上のように、本実施例12によれば、(1)注意を喚起することに対して、社会的に認知度のある手形に斜めの線を表示したマークであり枠取りした二重線にて鮮明に表示し一定の時間間隔にて順次走査させるものであり判りやすくうっかり防止によい。(2)通常加熱時は何の表示もなく加熱終了直後に加熱トップ面より被加熱物を取り去ると突然高温表示マークが赤色点滅するものであり気がつきやすくよく判る。
【0123】
(実施例13)図34は本発明の実施例13の加熱調理器93の外観図である。図35は加熱調理器93の断面図であり、図36はその部分要部断面図である。
【0124】
図において、耐熱ガラス20直下のコンロ部95に温度センサ25を内蔵し、外周部にマウンド部A28とマウンド部B29対向するように備え内部に発光素子30と受光素子31を備えた構成とし、上記までの実施例と相違する点は、耐熱ガラス20の外周部の上面ケース94に高温表示部96を複数個備えたもので、前記高温表示部96は透明のレンズ風プレート97を上面ケース94に挿入固定するとともに、対応する下部の内部にランプ98を有するガイド筒99を備えている。さらに、前記高温表示部96のランプ98は一方に赤色ランプ98Aを他方に青色ランプ98Bを備えている。
【0125】
動作としては加熱終了直後に被加熱物18を取り去ると、温度センサ25が耐熱ガラス20の高温を検出するとともに、発光部30よりの光りを受光部31にて受光し被加熱物18が取り去ったことを検出することになる。このとき、前記耐熱ガラス20が高温ならば赤色ランプ86Aを点滅させるとともに、耐熱ガラス20の温度が手に触れても火傷をしない温度まで低下すると回路が切り替わり赤色ランプ86Aを停止し青色ランプ86Bを照らすものとなる。この際、プレート97を透明のレンズ風にすることにより広範囲にて表示できるものである。
【0126】
これにより、加熱直後の耐熱ガラス20として最も高温な加熱ゾーン21に高温表示部を備えたものではないが、赤色ランプは注意、青色ランプはOKという交通機関の信号表示で明らかなような表示であり子供でも注意が喚起できる。
【0127】
また、表示方法については通常加熱時は何の表示もなく加熱終了直後に被加熱物18を取り去るといずれかのランプを表示するものにて述べてきたが、通常加熱時は青色ランプを点灯し加熱終了直後に被加熱物18を取り去ると耐熱ガラス20が高温なときに赤色ランプを点滅表示するものもある。
【0128】
以上のように、本実施例13によれば、(1)加熱トップ面の耐熱ガラスの周辺部に表示として社会的に常識化された赤色ランプまたは青色ランプを表示するものであり判りやすい。(2)通常加熱時は何の表示もなく、加熱終了直後に加熱トップ面より被加熱物を取り去ると、表示マークが点滅するものであり子供でも判るもので表示としては簡単な構成である。
【0129】
(実施例14)図37は本発明の実施例14の加熱調理器100の外観図である。図38は同加熱調理器100の断面図である。
【0130】
図において、上記までの実施例と相違する点は、耐熱ガラス20と一体化した上面ケース101に対して、内部にコンロ部102を備えた下面ケース103をバネ104を介して前記上面ケース101が上下動できるようにビス105にて結合したもので、前記コンロ部102は温度センサ25を内蔵し前記下面ケース103と脚106にて固定するとともに耐熱ガラス20の直下に備えたもので、耐熱ガラス20の上に被加熱物18が載置されていると耐熱ガラス20とコンロ部102が当接し、被加熱物18を取り去るとバネ104の力にて前記耐熱ガラス20と加熱部102の間に隙間が開くことになる。
【0131】
また、前記コンロ部102を利用し一体化した金具107に圧力センサ108を備えるとともに高温表示部109を備えた上面ケース101の内側内部に高温表示のための蛍光灯110を備え、且つ前記蛍光灯110に対応した部分にスリットA111を備えている。さらに、前記下面ケース103の底面部にもスリットB112を備えている。
【0132】
さらに、前記高温表示部109のスリットA111は被加熱物を載置しているとき下方に沈んで下面ケースに隠れ、被加熱物を取り去ると下面ケースより突出する構成とし、スリットA111、スリットB112を加熱調理器100の前後左右の4面に備えるとより良い。
【0133】
動作としては加熱終了直後に加熱トップ面21より被加熱物18を取り去ると、温度センサ25が耐熱ガラス20の高温を検出するとともに、圧力センサ108が重量変化を検出し蛍光灯110が点灯する。これにより、加熱直後の耐熱ガラス20として最も高温な加熱ゾーン21に高温表示部を備えたものではないが、蛍光灯110よりの光りはスリットA111より上方向に明るく照らされるとともに、スリットB112より食卓台(図示せず)に向けて明るく照らされることになり表示としては加熱調理器を離れた場合においても判りやすいものである。
【0134】
以上のように、本実施例14によれば、(1)被加熱物の有無を圧力センサにて検出することにより加熱終了直後に前記被加熱物を取り去ると耐熱ガラスが高温であることを蛍光灯にて上面部と下面部を照らす構成であり判りやすい。(2)加熱調理器を離れた場合においてもうっかり防止となるとともに、被加熱物を載置した加熱中はスリットAが下方に沈んでいるために下面ケースに隠れているため煮こぼれしても下面ケースの内部に入ることがない。勿論、蛍光灯にも影響がないなどの効果がある。。
【0135】
(実施例15)図39は本発明の実施例15の加熱調理器113の外観図である。図40は加熱調理器113の断面図であり、さらに図41はその要部断面図である。
【0136】
図において、上記までの実施例と相違する点は、耐熱ガラス20と一体化した上面ケース114の外周部にパトライト風にした高温表示部116を備えたものである。
【0137】
つまり、耐熱ガラス20直下に赤外線を放射するランプヒータ12と温度センサ25を内蔵したコンロ部115を備え、前記上面ケース114の外周部にマウンド部A28とマウンド部B29対向するように備えるとともにマウンド部A28内部に発光素子30をマウンド部B29内部に受光素子31を備えている。
【0138】
そして、高温表示部116はパトライト風にしたもので、上面ケース114より突出した赤色のキャップ117の内部にモータ118にて回転するギア119とギア119に直結した半円状のカバー120を備え、前記半円状のカバー120の同心円状にて回転させないランプ121を備えている。
【0139】
動作としては本発明のものは加熱終了直後に被加熱物18を取り去ると温度センサ25が耐熱ガラス20の高温を検出するとともに発光素子30よりの光りを受光素子31にて受光することになり被加熱物18が取り去ったことを検出する。そして、前記耐熱ガラス20が高温ならば前記モータ118が回転しギア119が回り半円状のカバー120が回転するとともに、ランプ121も点灯する。この際、半円状のカバー120は回転時ランプ121の光りを360度にてある角度にて照らすためにランプ121の光りは赤色のキャップ117にて点滅模様に見えるものとなる。
【0140】
他の実施例としては通常加熱時に上面ケース114より沈んだ位置に高温表示部116を備え、加熱終了直後に被加熱物18を取り去ると上面ケース114より突出しパトライト表示する手段がある。
【0141】
これにより、加熱直後の耐熱ガラス20として最も高温な加熱ゾーン21に高温表示部を備えたものではないが、高温表示部116をパトライト風にしたものであり消防車、パトカーなどに見られるように日常生活の中でも認識された表現のひとつであり注意が喚起しやすい。
【0142】
以上のように、本実施例15によれば、(1)加熱トップ面の耐熱ガラスの周辺部に表示として備えたパトライトは社会的に常識化されたもので判りやすい。(2)加熱調理器を離れた場合においてもうっかり防止となるとともに、簡単な構成にて子供でも判る表示が実現できる。
【0143】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の加熱調理器によれば、次の効果が得られる。
【0144】
(1)コンロ部の温度センサと耐熱ガラスの外側に水平方向に検出する発光素子と受光素子を備え、加熱終了後に被加熱物を取り去ったとき耐熱ガラスが高温であることを音にて報知する構成であり、加熱調理器より離れたときのうっかり防止ができる。さらに、仮に分別のない幼児が加熱調理器に近ずきかけたときも親が注意することができる。
【0145】
(2)耐熱ガラス直下のコンロ部に上下方向に検出する発光素子と受光素子および温度センサを備え、加熱終了後に被加熱物を取り去ったとき耐熱ガラスが高温であることを音にて報知する構成であり、加熱トップ面がフラットで使い勝手の良い機能を維持しつつ加熱調理器より離れたときのうっかり防止ができる。
【0146】
(3)耐熱ガラスの外側に超音波を水平方向に検出する送波器と受波器を備えるとともにコンロ部に温度センサを備え、加熱終了後に被加熱物を取り去ったとき耐熱ガラスが高温であることを音にて報知する構成であり、調理などによる汚れに対しても検出精度の低下が少ないものが実現できる。
【0147】
(4)コンロ部の温度センサと耐熱ガラスの外側に近接覚センサとして2発光素子、1受光素子を備え、加熱後に被加熱物を取り去ったとき耐熱ガラスが高温であることを音にて報知する構成により確実に検出できる。
【0148】
(5)耐熱ガラスとケース上を一体化し、直下にケース下と一体化した温度センサを有するコンロ部を備え、前記ケース上とケース下はパネを介して前記耐熱ガラスとコンロ部を当設するように結合させるとともに前記コンロ部の一部に圧力センサを備え、加熱後に被加熱物を取り去ったとき耐熱ガラスが高温であることを音にて報知する構成により、加熱トップ面がフラットで使い勝手の良い機能を維持しつつ加熱調理器より離れたときのうっかり防止ができる。また、圧力センサが取り付けられたコンロ部は被加熱物を取り去ると耐熱ガラスの間に隙間が生じるためにフアンにより冷却されるため低温度が維持でき検出精度が安定する。
【0149】
(6)コンロ部の温度センサと、発光素子と受光素子にて被加熱物の有無を検出し、加熱終了後に前記被加熱物を取り去ったとき音声にて耐熱ガラスの高温を報知するものであるが、温度センサにより温度変化とともに音のトーンを小さくするようにした制御によりうるさくなくて加熱調理器より離れたときのうっかり防止ができる。
【0150】
(7)コンロ部の温度センサと、発光素子と受光素子にて被加熱物の有無を検出し、加熱終了後に前記被加熱物を取り去ったとき音声にて耐熱ガラスの高温を報知するものであるが、温度センサにより耐熱ガラスに触れても良い温度まで報知するとともに、報知の途中停止が手動スイッチにてできるため使い勝手が良い加熱調理器が提供できる。
【0151】
(8)コンロ部の温度センサと、発光素子と受光素子にて被加熱物の有無を検出し、加熱終了後に前記被加熱物を取り去ったとき音声にて耐熱ガラスの高温を報知するもので、電源プラグをコンセントより抜き去っても機能するようにバックアップしているために、如何なる停止において加熱調理器より離れたときのうっかり防止ができる。
【0152】
(9)コンロ部の温度センサと耐熱ガラスの外側部に水平方向に検出する発光素子と受光素子を備えるとともに高温注意ランプ表示部を備え、加熱終了後に被加熱物を取り去ったとき耐熱ガラスが高温であることを音声と前記ランプにて知らせる構成であり、ダブルにて注意が喚起でき加熱調理器より離れたときのうっかり防止ができる。
【0153】
(10)コンロ部の温度センサと耐熱ガラスの略中央部に高温注意マークを明示し、加熱終了後に被加熱物を取り去ったとき耐熱ガラスの最も高温な加熱ゾーンに備えた高温注意マークをランブにて照らす構成であり、最も判りやすい。
【0154】
(11)発熱体を有するコンロ部の大きさと同程度の大きさにて耐熱ガラスに高温注意マークを明示し、前記発熱体は加熱時に高パワーとし加熱終了後に被加熱物を取り去っとき極低パワーにて前記高温注意マークを照らす構成であり、高温注意マークを照らすためのランプ装置を新設することなくできるため最も安価で且つ、最も判りやすいものが実現できる。
【0155】
(12)コンロ部の温度センサと耐熱ガラスの外側部に高温注意表示部を複数個備え、加熱終了後に被加熱物を取り去ったとき、前記高温注意マークを順次走査式にて照らす構成であり、視覚に訴えやすく、うっかり防止によい。
【0156】
(13)コンロ部の温度センサと耐熱ガラスの外側部に複数の表示部を備え、表示部は赤色ランプと青色ランプとし、加熱終了後に前記耐熱ガラス面が高温ならば赤色ランプを点滅させ、触れても火傷をしない温度ならば青色ランプを点灯する構成であり、注意喚起手段としては単純であり子どもでもよく判る。
【0157】
(14)コンロ部の温度センサと耐熱ガラスの外側部に高温注意表示部を備え、前記耐熱ガラスの下に蛍光灯表示ランプ部を備え、加熱終了後に被加熱物を取り去ったとき加熱調理器の上部と下部の全体を照らす構成であり、調理器を離れた場合においてもうっかり防止となる。
【0158】
(15)コンロ部の温度センサと耐熱ガラスの外側部に赤色のキャップをモータにて回転させフラッシュ点灯させるパトライト風の高温注意表示部を備え、加熱終了後に被加熱物を取り去ったとき激しく表示する構成であるので、最もうっかり防止ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における加熱調理器の外観図
【図2】同加熱調理器の断面図
【図3】本発明の実施例2における加熱調理器の外観図
【図4】同加熱調理器の断面図
【図5】同加熱調理器の要部断面図
【図6】本発明の実施例3における加熱調理器の外観図
【図7】同加熱調理器の断面図
【図8】本発明の実施例4における加熱調理器の外観図
【図9】同加熱調理器の断面図
【図10】同加熱調理器の要部断面図
【図11】本発明の実施例5における加熱調理器の外観図
【図12】同加熱調理器の断面図
【図13】本発明の実施例6における加熱調理器の外観図
【図14】同加熱調理器の断面図
【図15】同加熱調理器の要部回路図
【図16】本発明の実施例7における加熱調理器の外観図
【図17】同加熱調理器の断面図
【図18】同加熱調理器の要部回路図
【図19】本発明の実施例8における加熱調理器の外観図
【図20】同加熱調理器の断面図
【図21】(a)同加熱調理器のバックアップ電源の要部回路図
(b)同加熱調理器のバックアップ電源の要部回路図
【図22】本発明の実施例9における加熱調理器の外観図
【図23】同加熱調理器の断面図
【図24】同加熱調理器に用いる高温注意マーク図
【図25】(a)本発明の実施例10における加熱調理器の外観図
(b)同加熱調理器に用いる高温注意マーク図
【図26】同加熱調理器の断面図
【図27】同加熱調理器の要部断面図
【図28】同加熱調理器に用いる高温注意マーク図
【図29】本発明の実施例11における加熱調理器の外観図
【図30】同加熱調理器の断面図
【図31】本発明の実施例12における加熱調理器の外観図
【図32】同加熱調理器の断面図
【図33】同加熱調理器に用いる高温注意マーク図
【図34】本発明の実施例13における加熱調理器の外観図
【図35】同加熱調理器の断面図
【図36】同加熱調理器の要部断面図
【図37】本発明の実施例14における加熱調理器の外観図
【図38】同加熱調理器の断面図
【図39】本発明の実施例15における加熱調理器の外観図
【図40】同加熱調理器の断面図
【図41】同加熱調理器の要部断面図
【図42】従来の加熱調理器の外観図
【図43】同加熱調理器の断面図
【符号の説明】
9 コンロ部
12 発熱体(加熱手段)
18 被加熱物
20 耐熱ガラス
25 温度センサ(温度測定手段)
30、36、45 発光素子
31、37、46 受光素子
32 ブザー(警告音発生手段)
41 送波器
42 受波器
48 ケース上
50 ケース下
51 バネ
54 圧力センサ
58 解除手動スイッチ
60 電源プラグ
61、62 バックアップ電源
64 高温注意表示部
65 高温注意マーク
66 ガラスプレート
68 ランプ
72 ガイド筒
88 プレート
96 表示部
98A 赤色ランプ
98B 青色ランプ
110 蛍光灯
117 赤色キャップ
120 カバー
121 ランプ

Claims (20)

  1. 被加熱物を載置する耐熱ガラスと、前記耐熱ガラスの下部に設けられ前記耐熱ガラスを介して前記被加熱物を加熱する加熱手段とを有する加熱調理器において、加熱終了後に被加熱物を取り去った場合であって、前記耐熱ガラスが所定の温度を越えるときは音にて警告するようにした加熱調理器。
  2. 被加熱物を載置する耐熱ガラスと、前記耐熱ガラスの下部のコンロ部に設けられ前記被加熱物を加熱する加熱手段と、前記耐熱ガラスの温度を測定する温度測定手段と、前記被加熱物が前記耐熱ガラスに載置されているか否かを判定する被加熱物有無判定手段と、警告音発生手段とを備え、前記警告音発生手段は加熱終了後に前記被加熱物を取り去った場合であって、前記耐熱ガラスが所定温度を越えるときは音にて警告する構成とした加熱調理器。
  3. 被加熱物有無判定手段は耐熱ガラスの上側であって、かつ被加熱物を挟んで設けた一対の発光素子と受光素子とからなる請求項2記載の加熱調理器。
  4. 被加熱物有無判定手段はコンロ部の下部に設けられ、被加熱物の底辺を照射する発光素子とその反射光を受光する受光素子とからなる請求項2記載の加熱調理器。
  5. 被加熱物有無判定手段は耐熱ガラスの上側にあって、かつ被加熱物を挟んで設けた一対の超音波を送波する送波器と受波する受波器とからなる請求項2記載の加熱調理器。
  6. 被加熱物有無判定手段は耐熱ガラスの上側にあって、2発光素子1受光素子からなる近接覚センサからなる請求項2記載の加熱調理器。
  7. 被加熱物有無判定手段は耐熱ガラスの下側に設けた圧力センサからなる請求項2記載の加熱調理器。
  8. 耐熱ガラスと一体化したケース上と、耐熱ガラス直下に設けられた発熱体を有するコンロ部と一体化したケース下とを備え、前記ケース上と前記ケース下とはバネを介して前記耐熱ガラスと前記コンロ部とを当設すると共に、前記耐熱ガラスの下側に圧力センサを設ける構成とした請求項2記載の加熱調理器。
  9. 警告音発生手段は加熱終了後被加熱物を取り去ったとき、耐熱ガラスが所定の温度に低下するまで警告音を発生すると共に、前記警告音のトーンを変化させる構成とした請求項2ないし8のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  10. 警告音発生手段はその解除手動スイッチを備えた構成の請求項2ないし9のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  11. 警告音発生手段はバックアップ機能を備え電源プラグをコンセントより抜き去ったときも警告音を発生する構成とした請求項2記載の加熱調理器。
  12. 警告音発生手段は耐熱ガラスの温度が60℃〜75℃を越えるとき警告を発生する構成とした請求項2ないし11のいずれか1項に記載の加熱調理装置。
  13. 耐熱ガラスが高温であるのを知らせるための高温注意マークを明示したガラスプレートと前記ガラスプレートを照射するランプとを有する高温注意表示部を設けた請求項1ないし12のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  14. 耐熱ガラスの略中央部に高温注意マークを明示し、コンロ部には発熱体と前記高温注意マークに対向させたガイド筒および、温度センサを内蔵するとともに、加熱終了直後に前記被加熱物を取り去ったとき前記ガイド筒内の下方底部に備えたランブにて高温注意マークを照らし耐熱ガラスが高温であることを知らせる加熱調理器。
  15. 耐熱ガラス直下に発熱体を有するコンロ部を備え、温度センサを内蔵するとともに前記コンロ部の大きさと同程度の大きさにて高温注意マークを明示したもので、前記発熱体を加熱時は高パワーとし、加熱終了直後は被加熱物を取り去ったとき極低パワーにて前記高温注意マークを照らし耐熱ガラスが高温であることを知らせる加熱調理器。
  16. 耐熱ガラス直下に発熱体を有するコンロ部を備え、外側部に水平方向に検出する発光素子と受光素子を対向して備えるとともに高温注意表示部を複数個備えたもので、前記高温注意表示部は高温注意マークを明示したプレートの下部にランプ部を備え、加熱終了直後に被加熱物を取り去ったとき前記高温注意マークを順次走査式にて照らす加熱調理器。
  17. 耐熱ガラス直下のコンロ部に温度センサを備え、耐熱ガラスの外側部に水平方向に検出する発光素子と受光素子を対向して備えるとともに複数の表示部を備えたもので、前記表示部は赤色と青色の表示ランプとし加熱終了直後に前記耐熱ガラスが高温ならばを赤色ランプにて、触れても火傷をしない温度ならば青色ランプを照らす加熱調理器。
  18. 耐熱ガラス直下のコンロ部に温度センサを備え、耐熱ガラスの下側に圧力センサを備えるとともに外側部に高温注意表示部を備えたもので、前記高温注意表示部の内部に蛍光灯を備え、加熱終了直後に被加熱物を取り去ったとき前記蛍光灯にて調理器全体を照らし耐熱ガラスが高温であることを知らせる加熱調理器。
  19. 耐熱ガラス直下のコンロ部に温度センサを備え、耐熱ガラスの外側部に水平方向に検出する発光素子と受光素子を対向して備えるとともに上面ケースにパトライト風の高温表示部を備えたもので、前記高温表示部は赤色のキャップの内部に中央の固定ランプと同心円状にモータにて回転する半円状のカバーを備え、加熱終了直後に被加熱物を取り去ったとき前記パトライトを動作させ耐熱ガラスが高温であることを知らせる加熱調理器。
  20. 耐熱ガラスの温度が60℃〜75℃を越えるとき、高温であることが明確に表示される構成とした請求項14ないし19のいずれか1項に記載の加熱調理器。
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