JPH10123517A - 導光板および平面照明装置 - Google Patents
導光板および平面照明装置Info
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- JPH10123517A JPH10123517A JP9220524A JP22052497A JPH10123517A JP H10123517 A JPH10123517 A JP H10123517A JP 9220524 A JP9220524 A JP 9220524A JP 22052497 A JP22052497 A JP 22052497A JP H10123517 A JPH10123517 A JP H10123517A
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Abstract
く、高輝度の光を一様な分布で出射させることができな
い。 【解決手段】 光が出射する表面部15と、この表面部
15の反対側に位置する裏面部21と、これら表面部1
5および裏面部21の一端側に位置して光源14からの
光を導入するための入射端面部13とを有し、この入射
端面部13から入射した光を表面部15から出射させる
ための導光板12であって、表面部15には、集光性と
方向制御性とを有し、裏面部21にて反射した光を当該
表面部15から出射させるための複数の凸部24が形成
されており、これら凸部24は、表面部15に対して垂
直に投影した輪郭形状が三角形をなし、その一辺が入射
端面部13とほぼ平行に設定されると共に当該一辺がこ
れに対する頂点よりも入射端面部13側に位置してい
る。
Description
た光を表面から放射する導光板およびこの導光板を用い
た平面照明装置に関し、特に液晶表示面の照明に利用し
て好適なものである。
ト光源として使用される平面照明装置は、光源ランプか
らの光を透明な導光板の側端面からこの導光板内に導
き、導光板内での光の反射を利用して導光板の表面全域
からこの光を均一に出射させるようにしたものである。
平面照明装置が使用される液晶ディスプレィの特性を考
慮した場合、この平面照明装置に要求される機能として
は、全体として薄板状であること、および光源ランプの
消費電力を極力抑えるものであることの他に、全体に亙
って均一な光を出射させることが特に重要である。
置は、導光板の裏面側に光反射シートを設けると共に導
光板の表面側に頂角がほぼ90度の二等辺三角柱状のプ
リズム面を平行に配列したプリズムシートをこれらのプ
リズム面の長手方向が相互に直交するように二枚重ね合
わせた構造が採用される。つまり、導光板の裏面側から
出射した光を光反射シートによって再び導光板内に入射
させ、導光板の表面から出射した光を一対のプリズムシ
ートによって収束させ、高輝度の照明光が得られるよう
に配慮している。
図して、この導光板の裏面に白色インクなどによる数百
μm 程度の大きさのドットを無数に印刷したものも知ら
れている。この場合、ドットが目障りとならないよう
に、導光板とプリズムシートとの間に光拡散板を介在さ
せ、導光板の表面から出射した光を光拡散板によって分
散させるようにしている。
した光は、この導光板の構造に依存した、通常、制御不
可能な指向性を持っており、その最大輝度が得られる方
向と所望の視認方向とが一致しない場合がほとんどであ
る。このため、プリズムシートを導光板の表面に単に重
ねただけでは、導光板からの光がプリズム面の一方の斜
面側からのみ出射した状態となり、均一な分布の光強度
を得ることができない。
印刷し、この導光板内を伝播する光を拡散させるように
したものでは、光の吸収損失が発生する欠点を有する。
しかも、これらのドットが目立たないように、光拡散板
を併用する必要があるため、この光拡散板を通過する光
のほとんどが拡散光となってしまい、輝度の低下が著し
く大きくなる結果、光量の大きな明るい光源を使用する
必要があるため、大電力を消費する。その上、光の進行
方向の制御がまったく不可能となってしまう。
らの拡散光を収束させることができるものの、導光板か
ら出射する光は、導光板の表面に対して垂直ではなく、
一般的に光源から離れる方向に傾斜している成分が多
い。このため、従来のプリズムシートは、導光板の表面
から出射する光を所望の方向、すなわち導光板の表面に
対して垂直な方向に偏向させることができない。
の他に2枚のプリズムシートを導光板の上に重ね合わせ
て使用しているため、部品点数が多く、厚みを全体とし
て薄くすることができなかった。また、光拡散板や2枚
のプリズムシートでの界面反射などによる光の損失が大
きく、光量の大きな明るい光源を使用する必要があり、
装置全体のコンパクト化および低消費電力化を阻害する
要因となる。
しかも高輝度の光を所望の分布で出射させることが可能
な導光板を提供することにある。
みならず部品点数が少なく、しかも薄くコンパクトで低
消費電力化が可能な平面照明装置を提供することにあ
る。
光が出射する表面部と、この表面部の反対側に位置する
裏面部と、これら表面部および裏面部の一端側に位置し
て光源からの光を導入するための入射端面部とを有し、
この入射端面部から入射した光を前記表面部から出射さ
せるための導光板であって、前記表面部には、集光性と
方向制御性とを有し、前記裏面部にて反射した光を当該
表面部から出射させるための複数の凸部が形成されてお
り、これら凸部は、前記表面部に対して垂直に投影した
輪郭形状が三角形をなし、その一辺が前記入射端面部と
ほぼ平行に設定されると共に当該一辺がこれに対する頂
点よりも前記入射端面部側に位置していることを特徴と
する導光板にある。
に入射した光源からの光の一部は、導光板の裏面部で表
面部側へ向けて全反射し、その一部が凸部に入り、集光
されつつ表面部に対してより垂直に立った状態で導光板
の外側に出射する。
る表面部と、この表面部の反対側に位置する裏面部と、
これら表面部および裏面部の一端側に位置する入射端面
部とを有する導光板と、この導光板の前記入射端面部に
向けて光を投射する光源と、前記導光板の前記表面部に
沿った平面部と、前記導光板の前記入射端面部と平行な
方向に延びると共に前記入射端面部と直交する方向に配
列する三角柱状のプリズム面とを有し、前記導光板の前
記表面部に重ね合わされて前記導光板の前記表面部から
出射する光を所定の方向に偏向させるための光偏向板と
を具え、前記導光板の前記表面部には、集光性と方向制
御性とを有し、前記裏面部にて反射した光を当該表面部
から出射させるための複数の凸部が形成されており、こ
れら凸部は、前記表面部に対して垂直に投影した輪郭形
状が三角形をなし、その一辺が前記入射端面部とほぼ平
行に設定されると共に当該一辺がこれに対する頂点より
も前記入射端面部側に位置していることを特徴とする平
面照明装置にある。
に入射した光源からの光の一部は、導光板の裏面部で表
面部側へ向けて全反射し、その一部が凸部に入り、集光
されつつ表面部に対してより垂直に立った状態で導光板
の外側に出射する。このようにして導光板の表面部から
出射した光は、光偏向板により所定の方向に偏向され
る。
明装置において、導光板の裏面部に入射端面部と平行な
方向に配列すると共に入射端面部と直交する方向に延び
る三角柱状のプリズム面を形成するようにしてもよい。
また、表面部に対して垂直に投影した輪郭形状が三角形
をなし、その一辺が入射端面部とほぼ平行に設定される
と共に当該一辺に対する頂点が該一辺よりも入射端面部
側に位置する第2の凸部を表面部に複数形成するように
してもよい。
は、二等辺三角形であることが好ましく、表面部に対し
て傾斜し、かつ一辺を含む錐面と、表面部に対してほぼ
垂直な一対の錐面とからなる三角錐であってもよいし、
三角柱状であってもよい。これら第1および第2の凸部
は、一辺を共有して一体的に形成されていてもよく、こ
の場合、全体として四角柱状をなすものであってもよ
い。さらに、この三角形の頂点を含む二つの斜辺のなす
角は、凸部を構成する材料の屈折率をn、凸部に入射す
る光線と平面部とのなす角をβとした場合、tan -1[ c
osβ・ tan{π−2sin -1(1/n) }]以上であることが
望ましい。また、表面部の単位面積当たりに占める第1
の凸部の割合を入射端面部から離れるほど大きく設定し
たり、表面部の単位面積当たりに占める第1および第2
の凸部の割合を入射端面部の長手方向に沿った表面部の
幅方向両側端部で相対的に大きく設定することが望まし
い。これら第1および第2の凸部は、表面部にランダム
に配置されていることが有効であり、これらの大きさ
は、150μm 以下であることが好ましい。さらに、第
1の凸部の2つの斜辺の長さと、第2の凸部の2つの斜
辺の長さとが相互に異なっていてもよい。
て、導光板の表面部および入射端面部以外の部分を覆う
光反射シートをさらに設けてもよい。また、光偏向板の
プリズム面および平面部の少なくとも一方に光拡散用の
微小凹凸を形成するようにしてもよい。さらに、光偏向
板の平面部と導光板の入射端面部側ほど平面部との間隔
が拡がる傾斜面とのなす角を、平面部と入射端面部側ほ
ど平面部との間隔が狭まる傾斜面とのなす角よりも小さ
くするようにしてもよい。
る平面照明装置の実施例について、図1〜図10を参照
しながら詳細に説明するが、本発明はこのような実施例
に限らず、これらをさらに組み合わせたり、同様な課題
を内包する他の分野の技術にも応用することができる。
の断面構造を図1に示し、その分解した状態の外観を図
2に示す。すなわち、本実施例における平面照明装置1
1は、矩形の板状をなす導光板12と、この導光板12
の入射端面部13に沿って配置される線状の光源ランプ
14と、導光板12の表面部15に重ね合わされる光偏
向板16と、導光板12の入射端面部13および表面部
15以外の部分を覆う光反射シート17とを有する。ま
た、冷陰極管や複数のLEDにて構成される光源ランプ
14は、反射面が凹曲面となったリフレクタ18で囲ま
れており、このリフレクタ18からの反射光は、表面部
15とほぼ平行に導光板12の入射端面部13から導光
板12内に入射するようになっている。
クリル樹脂(PMMA)にて形成され、光源ランプ14
からの光を導入するための入射端面部13と、この入射
端面部13の反対側に位置する反射端面部19と、これ
ら入射端面部13および反射端面部19の両側端に接続
する一対の側端面部20と、これら入射端面部13およ
び反射端面部19および側端面部20で囲まれて入射端
面部13から入射した光を出射させるための表面部15
およびその反対側に位置する裏面部21とを有する。ま
た、表面部15と裏面部21との間隔が入射端面部13
側に対して反射端面部19側ほど狭くなるように、表面
部15に対して裏面部21が0. 5度から1度程度傾斜
したテーパ状となっている。
の反射端面部19と一対の側端面部20と裏面部21と
を覆い、これらから出射する光を再び導光板12内に反
射させて導光板12の表面部15から出射させるための
ものであり、白色の紙などを折り曲げたものである。
示し、本実施例における第1の凸部の抽出拡大形状を図
4に示す。すなわち、導光板12の表面部15には、こ
の表面部15に対して垂直に投影した輪郭形状が三角形
をなし、一対の対称な垂直錐面22と傾斜錐面23とを
有する二等辺三角錐形の第1の凸部24がランダムに配
置され、これら第1の凸部24と後述する光偏向板16
との間、およびこの平面照明装置を液晶ディスプレィの
バックライト光源として使用した場合における液晶パネ
ルのセルと第1の凸部24との間でそれぞれモアレ縞な
どが発生しないように配慮している。この場合、個々の
第1の凸部24を肉眼にて識別できないように、各第1
の凸部24の任意の一辺をそれぞれ150μm 以下の大
きさに設定することが好ましいが、製造の容易性を考慮
して10μm 以上であることが望ましく、第1の凸部2
4の大きさを10〜150μm の範囲に設定することに
より、従来のような光拡散板を使用する必要がなくな
り、光の進行方向を比較的容易に制御することが可能と
なる。
表面部15に対して垂直をなしていることが好ましいけ
れども、導光板12の製造時における金型に対する適当
な抜き勾配を設定する必要上、表面部15とのなす角が
90度を越えるように設定してもよい。また、突部24
の傾斜錐面23の底辺25は、入射端面部13とほぼ平
行に設定されている。
入射角、すなわち表面部15と光線とのなす角がγで入
射する光線は、導光板12を構成する材料の屈折率n
(本実施例のアクリル樹脂の場合、n=1. 49)に応
じて 0≦|γ|≦sin -1(l/n) を満たす入射角γの範囲で導光板12内を進行する。そ
して、表面部15側へ伝播する光線の一部は、第1の凸
部24内に入り、他の一部は表面部15からそのまま導
光板12の外側に出射し、残りは表面部15で全反射し
て裏面部21側へ伝播する。
を拡大して図5に示し、第1の凸部24の平面形状を図
6に示す。すなわち、第1の凸部24内に入った光線L
が一対の垂直錐面22で全反射せずにここから出射する
ためには、表面部15と平行な平面内を進行する光線L
を考えた場合、垂直錐面22に対する光線Lの入射角を
θとすると、 θ≦sin -1(l/n) を満足する必要がある。ここで、円周率をπとすると、
一対の垂直錐面22のなす角α1 は、α1 =2・{(π
/2)−θ}であるから、 α1 ≧π−2sin -1(l/n) となるが、実際問題として、光線Lの光路を含む平面
は、表面部15に対して傾斜しており、この平面内にお
ける一対の垂直錐面22のなす角αは、光線Lと表面部
15とのなす角をβとした時、tan α=cos β・tan α
1 であるから、 α≧tan -1[ cosβ・ tan{π−2sin -1(1/n) }] を満足すればよいことが判る。
ル樹脂を導光板12として採用した本実施例では、集光
性を良くするためにαが85〜135度の範囲にあるこ
とが望ましい。また、実際問題として、光線Lの光路を
含む平面は表面部15に対して傾斜しており、この光線
Lと表面部15とのなす角をβとした場合、これが垂直
錐面22で全反射せずにここから出射するためには、 β≦(3/2)・sin -1(l/n) を満足する必要がある。ここで、β=(3/2)・sin
-1(l/n)の場合、本実施例における上述のαは約1
35度となるので、αが95度から135度の範囲に収
まるように、第1の凸部24を形成することが好まし
い。
15から出射する光の向きをより垂直に偏向させるよう
に機能する。
光線は、この導光板12中を進行するに連れてそのエネ
ルギが減少するため、導光板12の表面部15に突設さ
れた第1の凸部24の占有率を漸次変化させる必要があ
る。具体的には表面部15から出射する光線がこの表面
部15全体に亙って均一な輝度となるように、表面部1
5の単位面積当たりに占める第1の凸部24の面積割合
(以下、これを占有率と記述する)は、光源ランプ14
からの光の進行方向(図1中、右方向)に沿った表面部
15の位置と第1の凸部24の占有率との関係を表す図
7に示すように、反射端面部19側ほど大きな占有率と
なるようにランダムに設定されている。
近接する表面部15は、光源ランプ14からの光が直接
透過して輝度が高くなる傾向を有するため、入射端面部
13に近接する裏面部21における第1の凸部24の占
有率をこれに続く部分よりも小さめに設定している。同
様に、導光板12の反射端面部19に近接する表面部1
5は、反射端面部19からの反射光が透過して輝度が高
くなる傾向を有するため、反射端面部19に近接する裏
面部21における第1の凸部24の占有率をこれに続く
部分よりも小さめに設定している。
12の入射端面部13の幅寸法より短い場合には、導光
板12の幅方向両側端部に入射する光量が不足する傾向
を持つ。このため、導光版12の表面部15の幅方向両
側端部における第1の凸部24の占有率を他の部分より
も相対的に大きく設定しておくことが望ましい。何れの
場合にも、本実施例では第1の凸部24の占有率の最大
値を約70%程度に設定しているが、それ以上の値に設
定することも当然可能である。
す。すなわち、本実施例における光偏向板16は、透明
なアクリル樹脂にて形成され、導光板12の表面部15
と対向する平滑な平面部26と、導光板12の入射端面
部13と平行な方向に延びると共に入射端面部13と直
交する方向に配列する三角柱状のプリズム面27とを有
する。このプリズム面27は、導光板12の入射端面部
13側ほど平面部26との間隔が拡がる第1の傾斜面2
8と、この第1の傾斜面28に続く第2の傾斜面29と
を交互に有し、平面部26と第1の傾斜面28とのなす
角δ1 は、平面部26と第2の傾斜面29とのなす角δ
2 よりも小さく、例えばδ1 を(28±3)度に設定
し、δ2 を(62±3)度に設定している。
プリズム面27から出射する光をある程度拡散させるた
めの適当な表面粗さを有する微小な凹凸を有している
が、この微小な凹凸を平面部26に形成するようにして
もよい。また、第1の凸部24を三角錐形に設定した
が、三角柱状にすることも可能であり、この場合にも先
の実施例と同様な効率の良い導光板を得ることができ
る。
て、図8〜図10を参照しながら詳細に説明するが、先
の実施例と同一機能の部材にはこれと同一符号を記すに
止め、重複する説明は省略するものとする。
面構造を表す図8および凸部を抽出拡大した図9および
図8中のX−X矢視断面構造を表す図10に示すよう
に、本実施例における導光板30の表面部15には、こ
の表面部15に対して垂直に投影した輪郭形状が菱形を
なす第2の凸部31が形成されている。本実施例におけ
る第2の凸部31は、先の実施例の第1の凸部24の底
辺25と接して向かい合うように組み合わされ、入射端
面部13とほぼ平行に設定された底辺25に対する頂点
がこの底辺25よりも入射端面部13側に位置してお
り、一対の対称な垂直錐面32と傾斜錐面33とを有す
る二等辺三角錐である。本実施例では、第1の凸部24
と第2の凸部31とが底辺25を対称軸とする鏡像関係
に設定されており、この場合、一方の垂直錐面22の斜
辺の長さに対して他方の垂直錐面32の斜辺の長さが異
なっていてもよく、底辺25に対して直交する対角線C
に関して対称であることが望ましい。
入射端面部13側へ導光板30内を戻る光を表面部15
の外へ導き出すのに主として機能するものである。この
ため、先の実施例のように表面部15に対して裏面部2
1をテーパ状に傾斜させる必要がなくなり、入射端面部
13側および反射端面部19側共に均一な板厚に設定す
ることが可能である。
入射端面部13と平行な方向に配列すると共にこの入射
端面部13と直交する方向に延びて周知の如き光反射機
能を持つ三角柱状のプリズム面34が形成されており、
これら第1および第2の凸部24, 31とプリズム面3
4とよって、導光板30の表面部15からほぼ垂直の方
向に出射光の方向を制御している。
リズム面36は、頂角が90度よりも小さな鋭角二等辺
三角柱をなし、導光板30の表面部15と対向するよう
に導光板30の表面部15に重ね合わされた状態で配置
されている。
側から入射端面部13側へ導光板30内を戻る光も積極
的に表面部15から導き出すようにしているため、導光
板30の表面部15と正対する方向に強い輝度の光が放
射される。
2の凸部31とを組み合わせた形状に設定したが、傾斜
錐面23, 33を表面部15と平行に設定することによ
って四角柱状にすることも可能であり、この場合にも先
の実施例と同様な効率の良い導光板を得ることができ
る。また、第2の凸部31を第1の凸部24と離して別
々に配置し、この第1の凸部24の分布状態に対して異
なる分布状態、例えば入射端面部13側ほど多くなるよ
うに配置することも可能であり、これによって反射端面
部19側から戻る光もより均一に導光板30の表面部1
5から導き出すことができる。
ると、集光性と方向制御性とを有し、導光板の入射端面
部から入射した光を表面部から出射させるための複数の
凸部をこの導光板の表面部に形成したので、入射端面部
から導光板内に入射した光源からの光の一部は、導光板
の裏面部で全反射し、損失なく導光板の表面部から導光
板の外側に出射させることができる。このため、光の損
失や消費電力が少なく、しかもより薄型の平面照明装置
を得ることができる。
入射端面部から離れるほど裏面部の単位面積当たりに占
める割合が大きくなるように設定したので、出射光の輝
度分布を均一にすることができる上、凸部の大きさを1
0〜150μm にしたことによって、凸部の目立たない
良好な導光板を得ることができ、光拡散板を併用する必
要がなくなる。
って、所望の輝度分布を有する導光板を得ることができ
る。
略構造を表す断面図である。
外観を表す平面図である。
して表す拡大斜視図である。
向板の側面形状を抽出して表す拡大側面図である。
る。
部と、その単位面積当たりの凸部の占有率との関係を表
すグラフである。
略構造を表す断面図である。
して表す拡大斜視図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 光が出射する表面部と、この表面部の反
対側に位置する裏面部と、これら表面部および裏面部の
一端側に位置して光源からの光を導入するための入射端
面部とを有し、この入射端面部から入射した光を前記表
面部から出射させるための導光板であって、 前記表面部には、集光性と方向制御性とを有し、前記裏
面部にて反射した光を当該表面部から出射させるための
複数の凸部が形成されており、 これら凸部は、前記表面部に対して垂直に投影した輪郭
形状が三角形をなし、その一辺が前記入射端面部とほぼ
平行に設定されると共に当該一辺がこれに対する頂点よ
りも前記入射端面部側に位置していることを特徴とする
導光板。 - 【請求項2】 前記表面部に対して垂直に投影した輪郭
形状が三角形をなし、その一辺が前記入射端面部とほぼ
平行に設定されると共に当該一辺に対する頂点が該一辺
よりも前記入射端面部側に位置する第2の凸部を前記表
面部に複数形成したことを特徴とする請求項1に記載の
導光板。 - 【請求項3】 第1の前記凸部および前記第2の凸部
は、前記表面部に対して傾斜し、かつ前記一辺を含む錐
面と、前記表面部に対してほぼ垂直な一対の錐面とから
なる三角錐であることを特徴とする請求項1または請求
項2に記載の導光板。 - 【請求項4】 第1の前記凸部および前記第2の凸部
は、それぞれ三角柱状をなすことを特徴とする請求項1
または請求項2に記載の導光板。 - 【請求項5】 前記第1の凸部と前記第2の凸部とは、
前記一辺を共有して一体的に形成されていることを特徴
とする請求項1から請求項3の何れかに記載の導光板。 - 【請求項6】 前記導光板の裏面部には、前記入射端面
部と平行な方向に配列すると共に前記入射端面部と直交
する方向に延びる三角柱状のプリズム面が形成されてい
ることを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記
載の導光板。 - 【請求項7】 光が出射する表面部と、この表面部の反
対側に位置する裏面部と、これら表面部および裏面部の
一端側に位置する入射端面部とを有する導光板と、 この導光板の前記入射端面部に向けて光を投射する光源
と、 前記導光板の前記表面部に沿った平面部と、前記導光板
の前記入射端面部と平行な方向に延びると共に前記入射
端面部と直交する方向に配列する三角柱状のプリズム面
とを有し、前記導光板の前記表面部に重ね合わされて前
記導光板の前記表面部から出射する光を所定の方向に偏
向させるための光偏向板とを具え、前記導光板の前記表
面部には、集光性と方向制御性とを有し、前記裏面部に
て反射した光を当該表面部から出射させるための複数の
凸部が形成されており、 これら凸部は、前記表面部に対して垂直に投影した輪郭
形状が三角形をなし、その一辺が前記入射端面部とほぼ
平行に設定されると共に当該一辺がこれに対する頂点よ
りも前記入射端面部側に位置していることを特徴とする
平面照明装置。 - 【請求項8】 前記表面部に対して垂直に投影した輪郭
形状が三角形をなし、その一辺が前記入射端面部とほぼ
平行に設定されると共に当該一辺がこれに対する頂点よ
りも前記入射端面部と反対側に位置する第2の凸部を前
記表面部に複数形成したことを特徴とする請求項7に記
載の平面照明装置。 - 【請求項9】 第1の前記凸部および前記第2の凸部
は、前記表面部に対して傾斜し、かつ前記一辺を含む錐
面と、前記表面部に対してほぼ垂直な一対の錐面とから
なる三角錐であることを特徴とする請求項7または請求
項8に記載の平面照明装置。 - 【請求項10】 第1の前記凸部および前記第2の凸部
は、それぞれ三角柱状をなすことを特徴とする請求項7
または請求項8に記載の平面照明装置。 - 【請求項11】 前記第1の凸部と前記第2の凸部と
は、前記一辺を共有して一体的に形成されていることを
特徴とする請求項7から請求項10の何れかに記載の平
面照明装置。 - 【請求項12】 前記導光板の裏面部には、前記入射端
面部と平行な方向に配列すると共に前記入射端面部と直
交する方向に延びる三角柱状のプリズム面が形成されて
いることを特徴とする請求項7から請求項11の何れか
に記載の平面照明装置。
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