JPH10111996A - 踏板装置 - Google Patents
踏板装置Info
- Publication number
- JPH10111996A JPH10111996A JP26478496A JP26478496A JPH10111996A JP H10111996 A JPH10111996 A JP H10111996A JP 26478496 A JP26478496 A JP 26478496A JP 26478496 A JP26478496 A JP 26478496A JP H10111996 A JPH10111996 A JP H10111996A
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- Japan
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- electrode plate
- contact
- vehicle
- substrate
- upper electrode
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Abstract
(57)【要約】
【課題】簡易な構成で、低コストかつ信頼性の高い踏板
装置を提供する。 【解決手段】互いの電極を所定間隔で対向させる上部電
極板と下部電極板とを備えた踏板装置において、上部電
極板には弾性構造の基板上に高導電性材料により電極が
平面的に形成され、下部電極板1bには基板2b上に低
導電性材料により縞状のジグザグパターン5bおよびこ
のジグザグパターン5bの任意部分を短絡するバーB1
〜B1 からなる電極が平面的に形成される。
装置を提供する。 【解決手段】互いの電極を所定間隔で対向させる上部電
極板と下部電極板とを備えた踏板装置において、上部電
極板には弾性構造の基板上に高導電性材料により電極が
平面的に形成され、下部電極板1bには基板2b上に低
導電性材料により縞状のジグザグパターン5bおよびこ
のジグザグパターン5bの任意部分を短絡するバーB1
〜B1 からなる電極が平面的に形成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有料道路あるいは
駐車場等の自動料金収受システムに適用される踏板装置
に関する。
駐車場等の自動料金収受システムに適用される踏板装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、有料道路あるいは駐車場等の自
動料金収受システムにおいて車種別料金体系を採用して
いる場合、車種に応じた料金を収受するために、進入し
てくる車両を分離して検知すると共に、その車種を判別
する必要がある。
動料金収受システムにおいて車種別料金体系を採用して
いる場合、車種に応じた料金を収受するために、進入し
てくる車両を分離して検知すると共に、その車種を判別
する必要がある。
【0003】図12は、特公平47−23731号公報
に示された有料道路の自動料金収受システムの例であ
る。この場合、車両進入路101を挟むように設置され
る光電スイッチを備えた車両分離器102を用いて車両
進入路101の路面高さ方向に光スクリーンを形成し、
この光スクリーンが車両進入路101を通過する車両1
03によって遮られることを利用して車両103を1台
毎に分離して検知する。さらに、車両進入路101上に
敷設されている踏板装置104により車両103の軸
数、輪数(例えばタイヤ幅)およびトレッド(輪距:左
右タイヤ間寸法)等の車種判別要因を計測して、これら
車両分離器102および踏板装置104の出力信号に基
づいて、ブース105内に設置された制御装置106で
車両103の車種判別、料金算出および各種データ管理
等を行い、通行券処理器107で通行券の発行および読
取り等の処理を行う。
に示された有料道路の自動料金収受システムの例であ
る。この場合、車両進入路101を挟むように設置され
る光電スイッチを備えた車両分離器102を用いて車両
進入路101の路面高さ方向に光スクリーンを形成し、
この光スクリーンが車両進入路101を通過する車両1
03によって遮られることを利用して車両103を1台
毎に分離して検知する。さらに、車両進入路101上に
敷設されている踏板装置104により車両103の軸
数、輪数(例えばタイヤ幅)およびトレッド(輪距:左
右タイヤ間寸法)等の車種判別要因を計測して、これら
車両分離器102および踏板装置104の出力信号に基
づいて、ブース105内に設置された制御装置106で
車両103の車種判別、料金算出および各種データ管理
等を行い、通行券処理器107で通行券の発行および読
取り等の処理を行う。
【0004】ここで、踏板装置104は図13に示され
るように、ゴム板による踏板装置本体110の中央部位
に設けられた長方形の空洞部112a〜112dに、車
両通過を計測するための平型接点体S1〜S4および上
述した車種判別要因を計測するための抵抗接点体R1,
R4を設置したものである。ここで、平型接点体S1〜
S4および抵抗接点体R1,R4は、予め踏板装置本体
110内部に設置された鋼板からなる基板111上に支
持される。なお、図13は踏板装置104を車両進入路
101の幅方向から見た断面を示している。
るように、ゴム板による踏板装置本体110の中央部位
に設けられた長方形の空洞部112a〜112dに、車
両通過を計測するための平型接点体S1〜S4および上
述した車種判別要因を計測するための抵抗接点体R1,
R4を設置したものである。ここで、平型接点体S1〜
S4および抵抗接点体R1,R4は、予め踏板装置本体
110内部に設置された鋼板からなる基板111上に支
持される。なお、図13は踏板装置104を車両進入路
101の幅方向から見た断面を示している。
【0005】この場合、踏板装置104上を通過する車
両103が抵抗接点体R1,R4を同時に踏むことを避
けるために、図14に示されるように抵抗接点体R1,
R4が踏板装置104の幅方向に連続しないように、し
かも踏板装置104の左右に配置され、これら抵抗接点
体R1,R4と踏板装置104の幅方向に連続するよう
に平型接点体S1,S4が設置される。なお、図14は
踏板装置104を表面からみた場合の平型接点体S1〜
S4、抵抗接点体R1,R4の配置を示している。
両103が抵抗接点体R1,R4を同時に踏むことを避
けるために、図14に示されるように抵抗接点体R1,
R4が踏板装置104の幅方向に連続しないように、し
かも踏板装置104の左右に配置され、これら抵抗接点
体R1,R4と踏板装置104の幅方向に連続するよう
に平型接点体S1,S4が設置される。なお、図14は
踏板装置104を表面からみた場合の平型接点体S1〜
S4、抵抗接点体R1,R4の配置を示している。
【0006】平型接点体S1〜S4(以下、Sと総称す
る)は図15の断面図に示されるように、所定部分をそ
れぞれポリエステル等の絶縁シート114a,114b
で覆われた弾性構造の上部電極板113aと下部電極板
113bとを所定間隔で対向させて、これらを一体とし
て剛体構造のコア115の上面凹部に設置したものであ
る。この平型接点体S上を車両が通過すると、タイヤの
踏圧によって上部電極板113aがたわみ、下部電極板
113bに接触して両電極が短絡することにより車両の
通過を計測する。
る)は図15の断面図に示されるように、所定部分をそ
れぞれポリエステル等の絶縁シート114a,114b
で覆われた弾性構造の上部電極板113aと下部電極板
113bとを所定間隔で対向させて、これらを一体とし
て剛体構造のコア115の上面凹部に設置したものであ
る。この平型接点体S上を車両が通過すると、タイヤの
踏圧によって上部電極板113aがたわみ、下部電極板
113bに接触して両電極が短絡することにより車両の
通過を計測する。
【0007】一方、抵抗接点体R1,R4(以下、Rと
総称する)は図16の断面図に示されるように、所定部
分をポリエステル等の絶縁シート117で覆われた上部
電極板116aと下部電極板116bとを所定間隔で対
向させ、これら上部電極板116aと下部電極板116
bとを一体として剛体構造のコア120の凹部に設けら
れた剛体構造の支持体118上に設置したものである。
支持体118には、二つの溝部119a,119bが形
成されており、溝部119aからは後述する下部電極板
116bにおける複数の電極のリード線が引き出され、
溝部119bからは上述した平型接点体Sおよび自らの
他のリード線が引き出されている。
総称する)は図16の断面図に示されるように、所定部
分をポリエステル等の絶縁シート117で覆われた上部
電極板116aと下部電極板116bとを所定間隔で対
向させ、これら上部電極板116aと下部電極板116
bとを一体として剛体構造のコア120の凹部に設けら
れた剛体構造の支持体118上に設置したものである。
支持体118には、二つの溝部119a,119bが形
成されており、溝部119aからは後述する下部電極板
116bにおける複数の電極のリード線が引き出され、
溝部119bからは上述した平型接点体Sおよび自らの
他のリード線が引き出されている。
【0008】ここで、抵抗接点体Rを形成する下部電極
板116bは、図17に示されるように踏板装置104
の長手方向に複数の電極P1 〜Pn が配列され、各電極
P1〜Pn 間は抵抗r1 〜rm を介して接続されたもの
である。この場合、抵抗接点体R上を車両が通過する
と、踏圧によってたわんだ上部電極板116aは下部電
極板116bのうち車両のタイヤ幅に対応した電極P1
〜Pn のみと接触し、その接触部分に応じた抵抗r1 〜
rm が短絡するため、短絡された抵抗r1 〜rmの数、
その位置および抵抗値の変化等を計測することによりタ
イヤ幅、トレッド等の車種判別要因を求めている。
板116bは、図17に示されるように踏板装置104
の長手方向に複数の電極P1 〜Pn が配列され、各電極
P1〜Pn 間は抵抗r1 〜rm を介して接続されたもの
である。この場合、抵抗接点体R上を車両が通過する
と、踏圧によってたわんだ上部電極板116aは下部電
極板116bのうち車両のタイヤ幅に対応した電極P1
〜Pn のみと接触し、その接触部分に応じた抵抗r1 〜
rm が短絡するため、短絡された抵抗r1 〜rmの数、
その位置および抵抗値の変化等を計測することによりタ
イヤ幅、トレッド等の車種判別要因を求めている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
踏板装置では、車種判別要因を計測するための抵抗接点
体を形成する下部電極板は、複数の電極をそれぞれ複数
の抵抗を介して接続した構成となっている。このように
抵抗接点体が数多くの部品で構成されるため、断線など
の故障頻度が高くなって信頼性が低下し、さらに製造工
程の数が増加してコスト高になるという問題があった。
本発明は、簡易な構成で、低コストかつ信頼性の高い踏
板装置を提供することを目的とする。
踏板装置では、車種判別要因を計測するための抵抗接点
体を形成する下部電極板は、複数の電極をそれぞれ複数
の抵抗を介して接続した構成となっている。このように
抵抗接点体が数多くの部品で構成されるため、断線など
の故障頻度が高くなって信頼性が低下し、さらに製造工
程の数が増加してコスト高になるという問題があった。
本発明は、簡易な構成で、低コストかつ信頼性の高い踏
板装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、互いの電極を
所定間隔で対向させる上部電極板と下部電極板とを備え
た踏板装置において、上部電極板には弾性構造の基板上
に高導電性材料により電極が平面的に形成され、下部電
極板には基板上に低導電性材料により所定線幅の縞状の
ジグザグパターンからなる電極が平面的に形成されるこ
とを特徴とする。
所定間隔で対向させる上部電極板と下部電極板とを備え
た踏板装置において、上部電極板には弾性構造の基板上
に高導電性材料により電極が平面的に形成され、下部電
極板には基板上に低導電性材料により所定線幅の縞状の
ジグザグパターンからなる電極が平面的に形成されるこ
とを特徴とする。
【0011】本発明では、踏板装置上を車両が通過する
ことにより上部電極板がたわんで下部電極板に接触す
る。この場合、下部電極板の電極を形成するジグザグパ
ターンのうち通過した車両のタイヤ幅に応じた部分が短
絡されるので、この短絡によって変化する下部電極板の
抵抗値に基づいて通過した車両の車種を判別することが
できる。このように、下部電極板の基板上に平面的に形
成されたジグザグパターン自体が車種判別のための抵抗
体を形成しているので、従来に比べて踏板装置の部品点
数が大幅に削減され、製造コストが低下すると共に信頼
性を向上させることができる。
ことにより上部電極板がたわんで下部電極板に接触す
る。この場合、下部電極板の電極を形成するジグザグパ
ターンのうち通過した車両のタイヤ幅に応じた部分が短
絡されるので、この短絡によって変化する下部電極板の
抵抗値に基づいて通過した車両の車種を判別することが
できる。このように、下部電極板の基板上に平面的に形
成されたジグザグパターン自体が車種判別のための抵抗
体を形成しているので、従来に比べて踏板装置の部品点
数が大幅に削減され、製造コストが低下すると共に信頼
性を向上させることができる。
【0012】ここで、下部電極板の電極としてジグザグ
パターンの任意部分を短絡するバーをさらに設けるよう
にすれば、必要に応じてバーを削除するだけで下部電極
板の電極の抵抗値を容易かつ効果的に調節することがで
きるので、車種判別の精度が向上する。
パターンの任意部分を短絡するバーをさらに設けるよう
にすれば、必要に応じてバーを削除するだけで下部電極
板の電極の抵抗値を容易かつ効果的に調節することがで
きるので、車種判別の精度が向上する。
【0013】
(第1の実施形態)以下、図1〜8を参照して本発明の
第1の実施形態に係る踏板装置について説明する。この
踏板装置では、相対応する電極パターンの形成された上
部電極板および下部電極板を用いることで、車両の輪
数、軸数、トレッド等の車種判別要因を計測する。
第1の実施形態に係る踏板装置について説明する。この
踏板装置では、相対応する電極パターンの形成された上
部電極板および下部電極板を用いることで、車両の輪
数、軸数、トレッド等の車種判別要因を計測する。
【0014】図1は、この踏板装置における上部電極板
の構造を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面
図を表している。上部電極板1aは、ステンレスなどの
鋼板により長方形に形成された基板2a上にポリエステ
ルなどによる50μm程度の絶縁フィルム3aを接着
し、この絶縁フィルム3a上に金属薄膜4aにより電極
パターンを形成したものである。ここで、基板2aは通
過車両のタイヤの踏圧に応じて容易に変形するように、
厚さ0.2〜0.3mm程度のバネ板として形成し、金
属薄膜4aは銅などの高導電性材料を用いる。なお、導
電性インクを用いた印刷により電極パターンを形成して
金属薄膜4aとしてもよく、金属薄膜4aの錆防止のた
め金、銀などのメッキを施すようにしてもよい。
の構造を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面
図を表している。上部電極板1aは、ステンレスなどの
鋼板により長方形に形成された基板2a上にポリエステ
ルなどによる50μm程度の絶縁フィルム3aを接着
し、この絶縁フィルム3a上に金属薄膜4aにより電極
パターンを形成したものである。ここで、基板2aは通
過車両のタイヤの踏圧に応じて容易に変形するように、
厚さ0.2〜0.3mm程度のバネ板として形成し、金
属薄膜4aは銅などの高導電性材料を用いる。なお、導
電性インクを用いた印刷により電極パターンを形成して
金属薄膜4aとしてもよく、金属薄膜4aの錆防止のた
め金、銀などのメッキを施すようにしてもよい。
【0015】ここで、(a)に示されるように金属薄膜
4aにより上部接点部5a,6a、リード線部L1 ,L
2 、端子部P1 ,P2 からなる電極パターンが形成され
る。ここで、上部接点部5aおよび6aはその抵抗値を
小さくするために所定面積を有する領域として形成され
る。また、上部接点部5a,6aは後述する下部電極板
1bにおける下部接点部5b,6bの位置と対応させ
て、例えば上部接点部5aは基板1aの左側に、上部接
点部6aは基板1上の右側に形成される。
4aにより上部接点部5a,6a、リード線部L1 ,L
2 、端子部P1 ,P2 からなる電極パターンが形成され
る。ここで、上部接点部5aおよび6aはその抵抗値を
小さくするために所定面積を有する領域として形成され
る。また、上部接点部5a,6aは後述する下部電極板
1bにおける下部接点部5b,6bの位置と対応させ
て、例えば上部接点部5aは基板1aの左側に、上部接
点部6aは基板1上の右側に形成される。
【0016】これら上部接点部5aおよび6aは、下部
接点部5bおよび6bと共に抵抗接点部および平型接点
部をそれぞれ構成する。なお、抵抗接点部は上方を通過
する車両の一方のタイヤによる踏圧に基づいて車種判別
要因を計測するためのものであり、平型接点部は他方の
タイヤによる踏圧に基づいて車両の通過を計測するため
のものである。
接点部5bおよび6bと共に抵抗接点部および平型接点
部をそれぞれ構成する。なお、抵抗接点部は上方を通過
する車両の一方のタイヤによる踏圧に基づいて車種判別
要因を計測するためのものであり、平型接点部は他方の
タイヤによる踏圧に基づいて車両の通過を計測するため
のものである。
【0017】また、これら上部接点部5a,6aと連続
して伝送路としてのリード線部L1,L2 が形成され、
これらリード線部L1 ,L2 の端部にはリード線等を接
続するための端子部P1 ,P2 が形成される。
して伝送路としてのリード線部L1,L2 が形成され、
これらリード線部L1 ,L2 の端部にはリード線等を接
続するための端子部P1 ,P2 が形成される。
【0018】図2は、この踏板装置における下部電極板
の構造を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面
図を表している。下部電極板1bは、上部電極板1aと
同様にステンレスなどの鋼板による長方形の基板2b上
にポリエステルなどの絶縁フィルム3bを接着し、この
絶縁フィルム3b上に金属薄膜4bにより電極パターン
を形成したものである。ここで、金属薄膜4bは金属薄
膜4aとは異なり低導電率(体積抵抗率大)の例えばC
u−Ni,Ni−Cr,Fe−Crなどの合金材料を用
いる。なお、金属薄膜4aと同様に電極パターンを導電
性インクを用いた印刷によって形成してもよく、その上
から金、銀等のメッキを施すようにしてもよい。
の構造を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面
図を表している。下部電極板1bは、上部電極板1aと
同様にステンレスなどの鋼板による長方形の基板2b上
にポリエステルなどの絶縁フィルム3bを接着し、この
絶縁フィルム3b上に金属薄膜4bにより電極パターン
を形成したものである。ここで、金属薄膜4bは金属薄
膜4aとは異なり低導電率(体積抵抗率大)の例えばC
u−Ni,Ni−Cr,Fe−Crなどの合金材料を用
いる。なお、金属薄膜4aと同様に電極パターンを導電
性インクを用いた印刷によって形成してもよく、その上
から金、銀等のメッキを施すようにしてもよい。
【0019】ここで、(a)に示されるように金属薄膜
4bによって下部接点部5b,6b、バーB1 〜Bn 、
リード線部L3 〜L5 、端子部P3 〜P5 からなる電極
パターンが形成される。
4bによって下部接点部5b,6b、バーB1 〜Bn 、
リード線部L3 〜L5 、端子部P3 〜P5 からなる電極
パターンが形成される。
【0020】下部接点部5bは、上部接点部5aと共に
この踏板装置の抵抗接点部を構成するものであり、上部
電極板1aにおける上部接点部5bの位置と対応させ
て、基板1bの左側に細い所定の線幅を有する縞(スト
ライプ)状のジグザグパターンとして形成される。この
ジグザグパターンは、基板1aの短手方向を往復し、基
板1aの長手方向に至るパターン形状であり、比較的密
に形成される。
この踏板装置の抵抗接点部を構成するものであり、上部
電極板1aにおける上部接点部5bの位置と対応させ
て、基板1bの左側に細い所定の線幅を有する縞(スト
ライプ)状のジグザグパターンとして形成される。この
ジグザグパターンは、基板1aの短手方向を往復し、基
板1aの長手方向に至るパターン形状であり、比較的密
に形成される。
【0021】ここで、本実施形態では上部電極板1aと
下部電極板1bとを組み合わせて形成される後述の接点
体モジュールの上方を車両が通過した場合、車両のタイ
ヤに踏まれた幅だけこのジグザグパターンが短絡される
ことによる下部接点部5bの抵抗値の変化に基づいて車
両の車種判別要因を計測する。
下部電極板1bとを組み合わせて形成される後述の接点
体モジュールの上方を車両が通過した場合、車両のタイ
ヤに踏まれた幅だけこのジグザグパターンが短絡される
ことによる下部接点部5bの抵抗値の変化に基づいて車
両の車種判別要因を計測する。
【0022】このように、下部接点部5bを縞状のジグ
ザグパターンとして形成することで下部接点部5bの抵
抗値が大きくなり、計測時における電圧変換および信号
処理が容易になる。ジグザグパターンの縞の間隔は、必
要とする計測精度に応じて定められ、計測精度を向上さ
せるときは縞の間隔を小さくする。
ザグパターンとして形成することで下部接点部5bの抵
抗値が大きくなり、計測時における電圧変換および信号
処理が容易になる。ジグザグパターンの縞の間隔は、必
要とする計測精度に応じて定められ、計測精度を向上さ
せるときは縞の間隔を小さくする。
【0023】ジグザグパターンのうち隣合う縞のいくつ
かはバーB1 〜Bn によって短絡されている。これは、
下部接点部5bの抵抗の直線性が目標精度に達しないと
きに、適当なバーB1 〜Bn を削り取って補正(トリミ
ング)を行うためのものである。抵抗の直線性とは、フ
ルスケール、この場合は下部接点部5b全体の抵抗値に
対する各部分の抵抗値のばらつきの比率のことをいい、
正確な計測を行うにはこの抵抗値の直線性を保つ必要が
ある。
かはバーB1 〜Bn によって短絡されている。これは、
下部接点部5bの抵抗の直線性が目標精度に達しないと
きに、適当なバーB1 〜Bn を削り取って補正(トリミ
ング)を行うためのものである。抵抗の直線性とは、フ
ルスケール、この場合は下部接点部5b全体の抵抗値に
対する各部分の抵抗値のばらつきの比率のことをいい、
正確な計測を行うにはこの抵抗値の直線性を保つ必要が
ある。
【0024】なお、バーB1 〜Bn を削り取って抵抗値
を補正した場合には、計測において通電電流を制御して
下部接点部5bに印加される電圧を一定に保ったり、ソ
フトウェアによる解析において計測結果の補正などを行
う必要がある。
を補正した場合には、計測において通電電流を制御して
下部接点部5bに印加される電圧を一定に保ったり、ソ
フトウェアによる解析において計測結果の補正などを行
う必要がある。
【0025】下部接点部6bは、上部電極板1における
下部接点部6aの位置と対応させて基板1bの右側に、
下部接点部6aと同様に所定面積を有する領域として形
成される。
下部接点部6aの位置と対応させて基板1bの右側に、
下部接点部6aと同様に所定面積を有する領域として形
成される。
【0026】また、下部接点部5bのジグザグパターン
の両端部と連続してリード線部L3,L4 がそれぞれ形
成され、下部接点部6bと連続してリード線部L5 が形
成されている。これらリード線部L3 〜L5 の端部に
は、端子部P3 〜P5 が形成されている。
の両端部と連続してリード線部L3,L4 がそれぞれ形
成され、下部接点部6bと連続してリード線部L5 が形
成されている。これらリード線部L3 〜L5 の端部に
は、端子部P3 〜P5 が形成されている。
【0027】ところで、この踏板装置では上述した上部
電極板1aおよび下部電極板1bとは別に、図3および
図4に示されるような構造の上部電極板10aおよび下
部電極板10bを必要とする。ここで、図3に示される
ように上部電極板10aには図1の上部接点部5aおよ
び6aに相当する上部接点部5cおよび6cが基板1a
の右側および左側にそれぞれ形成され、図4に示される
ように下部電極板10bには図2の下部接点部5bおよ
び6bに相当する下部接点部5dおよび6dが各々基板
1bの右部分および左部分に形成される。なお、図3お
よび図4において(a)は平面図、(b)は側面図を表
している。
電極板1aおよび下部電極板1bとは別に、図3および
図4に示されるような構造の上部電極板10aおよび下
部電極板10bを必要とする。ここで、図3に示される
ように上部電極板10aには図1の上部接点部5aおよ
び6aに相当する上部接点部5cおよび6cが基板1a
の右側および左側にそれぞれ形成され、図4に示される
ように下部電極板10bには図2の下部接点部5bおよ
び6bに相当する下部接点部5dおよび6dが各々基板
1bの右部分および左部分に形成される。なお、図3お
よび図4において(a)は平面図、(b)は側面図を表
している。
【0028】これら上部電極板10aおよび下部電極板
10bによって形成される抵抗接点部および平型接点部
は、上述した上部電極板1aおよび下部電極板1bによ
って形成される抵抗接点部および平型接点部とは左右逆
の配置となる。上述したように抵抗接点部は一方のタイ
ヤの踏圧に基づいて車種判別要因を計測し、平型接点部
は他方のタイヤの踏圧に基づいて車両通過を計測してい
るため、このように配置が左右逆になる抵抗接点部およ
び平型接点部を形成する上部電極板10aおよび下部電
極板10bをさらに用いることで、左右双方のタイヤの
踏圧に基づいて車種判別要因および車両通過を計測する
ことができる。
10bによって形成される抵抗接点部および平型接点部
は、上述した上部電極板1aおよび下部電極板1bによ
って形成される抵抗接点部および平型接点部とは左右逆
の配置となる。上述したように抵抗接点部は一方のタイ
ヤの踏圧に基づいて車種判別要因を計測し、平型接点部
は他方のタイヤの踏圧に基づいて車両通過を計測してい
るため、このように配置が左右逆になる抵抗接点部およ
び平型接点部を形成する上部電極板10aおよび下部電
極板10bをさらに用いることで、左右双方のタイヤの
踏圧に基づいて車種判別要因および車両通過を計測する
ことができる。
【0029】本実施形態では上述したような上部電極板
および下部電極板を組み合わせて以下のように踏板装置
を形成する。まず、上部電極板および下部電極板を用い
て図5の断面図に示されるような接点体を形成する。例
えば、接点体20aは上部電極板1aと下部電極板1b
とを互いの接点部分を対向させたうえで、少なくとも両
端部分を絶縁材を兼ねた0.3〜0.4mm程度のスペ
ーサ21を介して接着し、この接着位置のずれを防ぐた
めに、これらを一体としてポリエステルなどの熱収縮チ
ューブ22で固定したものである。このとき、上部電極
板1aの上部接点部5a,6aと下部電極板1bの下部
接点部5b,6bとを対向させる。同様に、上部電極板
10aおよび下部電極板10bを用いて接点体20bを
形成する。
および下部電極板を組み合わせて以下のように踏板装置
を形成する。まず、上部電極板および下部電極板を用い
て図5の断面図に示されるような接点体を形成する。例
えば、接点体20aは上部電極板1aと下部電極板1b
とを互いの接点部分を対向させたうえで、少なくとも両
端部分を絶縁材を兼ねた0.3〜0.4mm程度のスペ
ーサ21を介して接着し、この接着位置のずれを防ぐた
めに、これらを一体としてポリエステルなどの熱収縮チ
ューブ22で固定したものである。このとき、上部電極
板1aの上部接点部5a,6aと下部電極板1bの下部
接点部5b,6bとを対向させる。同様に、上部電極板
10aおよび下部電極板10bを用いて接点体20bを
形成する。
【0030】次に、この接点体を用いて図6の断面図に
示されるような接点体モジュールを形成する。例えば、
接点体モジュール24aは上面に凹部を形成した剛体構
造のコア23の当該凹部に接点体20aを設置したもの
である。この接点体モジュール20aでは、上方を通過
する車両の一方のタイヤの踏圧により、上部電極板1a
の上部接点部5aと下部電極板1bの下部接点部5bと
が接触する。この場合、下部接点部5bは車両のタイヤ
幅に応じてジグザグパターンが短絡するので、このとき
の抵抗値の変化に基づいて車両の車種判別要因を計測す
る。
示されるような接点体モジュールを形成する。例えば、
接点体モジュール24aは上面に凹部を形成した剛体構
造のコア23の当該凹部に接点体20aを設置したもの
である。この接点体モジュール20aでは、上方を通過
する車両の一方のタイヤの踏圧により、上部電極板1a
の上部接点部5aと下部電極板1bの下部接点部5bと
が接触する。この場合、下部接点部5bは車両のタイヤ
幅に応じてジグザグパターンが短絡するので、このとき
の抵抗値の変化に基づいて車両の車種判別要因を計測す
る。
【0031】上方を通過する車両の他方のタイヤの踏圧
により、上部電極板1aの上部接点部6aと下部電極板
1bの下部接点部6bとが短絡するので、これを検知す
ることで車両の通過を計測する。同様に、接点体20b
を用いて接点体モジュール24bを形成する。
により、上部電極板1aの上部接点部6aと下部電極板
1bの下部接点部6bとが短絡するので、これを検知す
ることで車両の通過を計測する。同様に、接点体20b
を用いて接点体モジュール24bを形成する。
【0032】一方、上述した接点体モジュール24a,
24bとは別に、図7に示されるような接点体モジュー
ルを形成するようにしてもよい。この接点体モジュール
25は、対向する上下の接点部分を除く所定部分をそれ
ぞれポリエステル等の絶縁シート28a,28bで覆わ
れた弾性構造の上部電極板27aと下部電極板27bと
を所定間隔で対向させて、これらを一体として剛体構造
のコア25の上面凹部に設置したものである。この接点
体モジュール25は、車両の踏圧による上部電極板27
aと下部電極板27bとの短絡を検知することにより車
両通過を計測する。
24bとは別に、図7に示されるような接点体モジュー
ルを形成するようにしてもよい。この接点体モジュール
25は、対向する上下の接点部分を除く所定部分をそれ
ぞれポリエステル等の絶縁シート28a,28bで覆わ
れた弾性構造の上部電極板27aと下部電極板27bと
を所定間隔で対向させて、これらを一体として剛体構造
のコア25の上面凹部に設置したものである。この接点
体モジュール25は、車両の踏圧による上部電極板27
aと下部電極板27bとの短絡を検知することにより車
両通過を計測する。
【0033】最後に、上述した接点体モジュール24
a,24b,25を用いて図8の断面図に示されるよう
な踏板装置を形成する。この踏板装置は、ゴム等の踏板
装置本体30内部に形成された空洞部29a〜29d
に、接点体モジュール24a、二つの接点体モジュール
25、接点体モジュール24bをそれぞれ設置したもの
である。この配置構成は、各接点体モジュールの長手方
向が車両通行路の路面横断方向に延びる方向であり、各
接点体モジュールは車両通行路の上流側から下流側へ順
に並べて配置される。
a,24b,25を用いて図8の断面図に示されるよう
な踏板装置を形成する。この踏板装置は、ゴム等の踏板
装置本体30内部に形成された空洞部29a〜29d
に、接点体モジュール24a、二つの接点体モジュール
25、接点体モジュール24bをそれぞれ設置したもの
である。この配置構成は、各接点体モジュールの長手方
向が車両通行路の路面横断方向に延びる方向であり、各
接点体モジュールは車両通行路の上流側から下流側へ順
に並べて配置される。
【0034】なお、接点体モジュール24a、二つの接
点体モジュール25、接点体モジュール24bは予め踏
板装置本体30内部に設置された鋼板からなる基板31
上に支持されるようにする。
点体モジュール25、接点体モジュール24bは予め踏
板装置本体30内部に設置された鋼板からなる基板31
上に支持されるようにする。
【0035】また、踏板装置本体27の上面、すなわち
車両のタイヤとの接触面には踏圧を検知し易いように複
数の凸部が形成されている。このように構成された踏板
装置の上方を例えば接点体モジュール24a、二つの接
点体モジュール25、接点体モジュール24bの順に車
両が通過したとすると、まず接点体モジュール24aの
平型接点部、二つの接点体モジュール25、接点体モジ
ュール24bの平型接点部の順に車両の通過が計測され
るので、この順番により車両の進行方向を知ることがで
きる。
車両のタイヤとの接触面には踏圧を検知し易いように複
数の凸部が形成されている。このように構成された踏板
装置の上方を例えば接点体モジュール24a、二つの接
点体モジュール25、接点体モジュール24bの順に車
両が通過したとすると、まず接点体モジュール24aの
平型接点部、二つの接点体モジュール25、接点体モジ
ュール24bの平型接点部の順に車両の通過が計測され
るので、この順番により車両の進行方向を知ることがで
きる。
【0036】一方、接点体モジュール24aは車両の一
方のタイヤによる踏圧に基づいて車種判別要因を計測
し、接点体モジュール24bは車両の他方のタイヤの踏
圧に基づいて車種判別要因を計測する。
方のタイヤによる踏圧に基づいて車種判別要因を計測
し、接点体モジュール24bは車両の他方のタイヤの踏
圧に基づいて車種判別要因を計測する。
【0037】以上述べた通り、本実施形態の踏板装置で
は上部電極板と下部電極板は、金属薄膜を用いた電極パ
ターンによって上部接点部および下部接点部を形成する
構成である。特に、下部接点部において抵抗接点部を構
成する部分は縞状のジグザグパターンとして形成してい
る。そのため、このジグザグパターン自体が車種判別の
ための抵抗体として機能するので、従来のように複数の
電極を複数の抵抗を介して接続する構成の下部電極板を
用いる場合と異なり、踏板装置の部品点数が大幅に削減
される。従って、断線などの故障がなくなり信頼性が向
上し、さらに製造工程の数も削減されるのでコストを低
下させることができる。
は上部電極板と下部電極板は、金属薄膜を用いた電極パ
ターンによって上部接点部および下部接点部を形成する
構成である。特に、下部接点部において抵抗接点部を構
成する部分は縞状のジグザグパターンとして形成してい
る。そのため、このジグザグパターン自体が車種判別の
ための抵抗体として機能するので、従来のように複数の
電極を複数の抵抗を介して接続する構成の下部電極板を
用いる場合と異なり、踏板装置の部品点数が大幅に削減
される。従って、断線などの故障がなくなり信頼性が向
上し、さらに製造工程の数も削減されるのでコストを低
下させることができる。
【0038】また、ジグザグパターンのうち隣合う縞の
いくつかはバーよって短絡された構成である。そのた
め、このバーを削り取るだけで抵抗値の直線性を調節す
ることができようになることから、例えば線路を連続的
に細く削ったり、線路の幅方向にノッチ状の切り込みを
連続的に入れるなどのトリミング方法に比べて、抵抗値
の直線性を容易かつ効果的にトリミングできるので、計
測の精度を向上させることができる。
いくつかはバーよって短絡された構成である。そのた
め、このバーを削り取るだけで抵抗値の直線性を調節す
ることができようになることから、例えば線路を連続的
に細く削ったり、線路の幅方向にノッチ状の切り込みを
連続的に入れるなどのトリミング方法に比べて、抵抗値
の直線性を容易かつ効果的にトリミングできるので、計
測の精度を向上させることができる。
【0039】(第2の実施形態)以下、図9〜図11を
参照して本発明の第2の実施形態に係る踏板装置につい
て説明する。なお、本実施形態では第1の実施形態と相
対応する部分に同一符号を付して、第1の実施形態との
相違点を中心として説明する。
参照して本発明の第2の実施形態に係る踏板装置につい
て説明する。なお、本実施形態では第1の実施形態と相
対応する部分に同一符号を付して、第1の実施形態との
相違点を中心として説明する。
【0040】本実施形態は、接点体の構造は同じである
が、図6および図7で示した接点体モジュールとは構成
の異なる接点体モジュール構成としたものである。図9
は、図6の接点体モジュール24aに相当する接点体モ
ジュールの構造をを示した断面図である。
が、図6および図7で示した接点体モジュールとは構成
の異なる接点体モジュール構成としたものである。図9
は、図6の接点体モジュール24aに相当する接点体モ
ジュールの構造をを示した断面図である。
【0041】モジュール本体41は、弾性構造のゴム等
を用いて形成されるものであり、上面には車両通過によ
る踏圧を検知し易いように凸部が形成され、内部には空
洞部42が形成されている。ここで、空洞部42の上辺
には下方への凸部が形成されており、空洞部42は全体
として凹状になっている。この凸部は車両通過による踏
圧を接点体20の上部電極板1aの中央付近にかかり易
くするためのものである。
を用いて形成されるものであり、上面には車両通過によ
る踏圧を検知し易いように凸部が形成され、内部には空
洞部42が形成されている。ここで、空洞部42の上辺
には下方への凸部が形成されており、空洞部42は全体
として凹状になっている。この凸部は車両通過による踏
圧を接点体20の上部電極板1aの中央付近にかかり易
くするためのものである。
【0042】空洞部42の底面には剛体構造で凹状のコ
ア43が設置されており、このコア43上に接点体20
aが設置される。空洞部42の凸部と接点体20aの上
面との間は、車両通過に伴うモジュール本体41のたわ
みによって互いに接触する程度の僅かなギャップが形成
される。
ア43が設置されており、このコア43上に接点体20
aが設置される。空洞部42の凸部と接点体20aの上
面との間は、車両通過に伴うモジュール本体41のたわ
みによって互いに接触する程度の僅かなギャップが形成
される。
【0043】このような接点体モジュール44aでは、
上方を車両が通過するとモジュール本体41がたわんで
ギャップが埋まり、接点体20aにおいて上部電極板1
aと下部電極板1bとが接触するので、第1の実施形態
と同様に車種判別要因を計測することができる。また、
車両通過後はモジュール本体41のたわみがもとに戻り
再びギャップが形成される。
上方を車両が通過するとモジュール本体41がたわんで
ギャップが埋まり、接点体20aにおいて上部電極板1
aと下部電極板1bとが接触するので、第1の実施形態
と同様に車種判別要因を計測することができる。また、
車両通過後はモジュール本体41のたわみがもとに戻り
再びギャップが形成される。
【0044】なお、接点体20bを用いて同様の接点体
モジュール44bが形成される。図10は、図7の接点
体モジュール25に相当する接点体モジュールの構造の
例を示したものである。この接点体モジュール45は、
上述したモジュール本体41と同様の構造のモジュール
本体46を用い、このモジュール本体46における空洞
部の凸部に上部電極板47を設け、空洞部の底面に下部
電極板としてのコア48を設けたものである。上部電極
板47とコア48との間は、車両通過によるモジュール
本体41のたわみで互いが接触する程度のギャップが形
成されている。この接点体モジュール45では、上方を
車両が通過するとモジュール本体46がたわんで上部電
極板47とコア48とが接触するので、この短絡を検知
することにより車両通過を計測する。
モジュール44bが形成される。図10は、図7の接点
体モジュール25に相当する接点体モジュールの構造の
例を示したものである。この接点体モジュール45は、
上述したモジュール本体41と同様の構造のモジュール
本体46を用い、このモジュール本体46における空洞
部の凸部に上部電極板47を設け、空洞部の底面に下部
電極板としてのコア48を設けたものである。上部電極
板47とコア48との間は、車両通過によるモジュール
本体41のたわみで互いが接触する程度のギャップが形
成されている。この接点体モジュール45では、上方を
車両が通過するとモジュール本体46がたわんで上部電
極板47とコア48とが接触するので、この短絡を検知
することにより車両通過を計測する。
【0045】図11は、本実施形態の踏板装置の構成を
示す断面図である。この踏板装置は、剛体構造の踏板装
置本体50に設けられた凹部49a〜49dに、接点体
モジュール44a、二つの接点体モジュール45、接点
体モジュール44bをそれぞれ設置したものであり、そ
の配置構成は第1の実施形態の踏板装置と基本的には同
じである。
示す断面図である。この踏板装置は、剛体構造の踏板装
置本体50に設けられた凹部49a〜49dに、接点体
モジュール44a、二つの接点体モジュール45、接点
体モジュール44bをそれぞれ設置したものであり、そ
の配置構成は第1の実施形態の踏板装置と基本的には同
じである。
【0046】このように本実施形態では、第1の実施形
態に比べてより簡易な構成の接続体モジュール44a,
44b,45を用いて踏板装置を形成しているので、製
造コストをさらに低下させることができる。
態に比べてより簡易な構成の接続体モジュール44a,
44b,45を用いて踏板装置を形成しているので、製
造コストをさらに低下させることができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、簡
易な構成で、低コストかつ信頼性の高い踏板装置を提供
することができる。
易な構成で、低コストかつ信頼性の高い踏板装置を提供
することができる。
【図1】本発明の第1の実施形態に係る踏板装置におけ
る上部電極板の構成を示す図
る上部電極板の構成を示す図
【図2】同実施形態における下部電極板の構成を示す図
【図3】同実施形態における別の上部電極板の構成を示
す図
す図
【図4】同実施形態における別の下部電極板の構成を示
す図
す図
【図5】同実施形態における接点体の構成を示す図
【図6】同実施形態における接点体モジュールの構成を
示す図
示す図
【図7】同実施形態における別の接点体モジュールの構
成を示す図
成を示す図
【図8】同実施形態の踏板装置の構成を示す図
【図9】本発明の第2の実施形態に係る踏板装置におけ
る接点体モジュールの構成を示す図
る接点体モジュールの構成を示す図
【図10】同実施形態における別の接点体モジュールの
構成を示す図
構成を示す図
【図11】同実施形態の踏板装置の構成を示す図
【図12】従来の料金収受システムの構成を示す図
【図13】図12中の踏板装置の構成を示す図
【図14】図12中の踏板装置の構成を示す図
【図15】図13中の平型接点体の構成を示す図
【図16】図13中の抵抗接点体の構成を示す図
【図17】図17中の下部電極板の回路構成を示す図
1a,10a,27a,47…上部電極板 1b,10b,27a…下部電極板 2a,2b…基板 3a,3b…絶縁フィルム 4a,4b…金属薄膜 5a,6a…上部接点部 5b,6b…下部接点部 L1 〜L5 …リード線部 P1 〜P5 …端子部 B1 〜Bn …バー 20a,20b…接点体 21…スペーサ 22…熱収縮チューブ 23,26,43,48…コア 24a,24b,25,44a,44b…接点体モジュ
ール 28a,28b…絶縁シート 29a〜29d,42,49a〜49d…空洞部 30,50…踏板装置本体 31…基板 41,46…モジュール本体 101…車両進入路 102…車両分離器 103…車両 104…踏板装置 105…ブース 106…制御装置 107…通行券処理器 110…踏板装置本体 111…基板 112a〜112d…空洞部 S1〜S4…平型接点体 R1,R2…抵抗接点体 113a,116a…上部電極板 113b116b…下部電極板 114a,114b,117…絶縁シート 115…コア 118…支持体 119a,119b…溝部 P1 〜Pn …電極 r1 〜rm …抵抗
ール 28a,28b…絶縁シート 29a〜29d,42,49a〜49d…空洞部 30,50…踏板装置本体 31…基板 41,46…モジュール本体 101…車両進入路 102…車両分離器 103…車両 104…踏板装置 105…ブース 106…制御装置 107…通行券処理器 110…踏板装置本体 111…基板 112a〜112d…空洞部 S1〜S4…平型接点体 R1,R2…抵抗接点体 113a,116a…上部電極板 113b116b…下部電極板 114a,114b,117…絶縁シート 115…コア 118…支持体 119a,119b…溝部 P1 〜Pn …電極 r1 〜rm …抵抗
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】図2は、この踏板装置における下部電極板
の構造を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面
図を表している。下部電極板1bは、上部電極板1aと
同様にステンレスなどの鋼板による長方形の基板2b上
にポリエステルなどの絶縁フィルム3bを接着し、この
絶縁フィルム3b上に金属薄膜4bにより電極パターン
を形成したものである。ここで、金属薄膜4bは金属薄
膜4aとは異なり低導電率(体積抵抗率大)の例えばC
u−Ni,Ni−Cr,Fe−Crなどの合金材料を用
いる。なお、金属薄膜4aと同様に電極パターンを導電
性インクを用いた印刷によって形成してもよい。
の構造を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面
図を表している。下部電極板1bは、上部電極板1aと
同様にステンレスなどの鋼板による長方形の基板2b上
にポリエステルなどの絶縁フィルム3bを接着し、この
絶縁フィルム3b上に金属薄膜4bにより電極パターン
を形成したものである。ここで、金属薄膜4bは金属薄
膜4aとは異なり低導電率(体積抵抗率大)の例えばC
u−Ni,Ni−Cr,Fe−Crなどの合金材料を用
いる。なお、金属薄膜4aと同様に電極パターンを導電
性インクを用いた印刷によって形成してもよい。
Claims (1)
- 【請求項1】互いの電極を所定間隔で対向させる上部電
極板と下部電極板とを備えた踏板装置において、 前記上部電極板には弾性構造の基板上に高導電性材料に
より電極が平面的に形成され、 下部電極板には基板上に低導電性材料により所定線幅の
縞状のジグザグパターンからなる電極が平面的に形成さ
れることを特徴とする踏板装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26478496A JPH10111996A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 踏板装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26478496A JPH10111996A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 踏板装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10111996A true JPH10111996A (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17408156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26478496A Pending JPH10111996A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 踏板装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10111996A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017207518A (ja) * | 2017-08-30 | 2017-11-24 | 株式会社マルサン・ネーム | 重量センサ及び重量センサユニット |
-
1996
- 1996-10-04 JP JP26478496A patent/JPH10111996A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017207518A (ja) * | 2017-08-30 | 2017-11-24 | 株式会社マルサン・ネーム | 重量センサ及び重量センサユニット |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20011023 |