Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JPH10110192A - 洗濯機槽用洗浄剤組成物 - Google Patents

洗濯機槽用洗浄剤組成物

Info

Publication number
JPH10110192A
JPH10110192A JP26694396A JP26694396A JPH10110192A JP H10110192 A JPH10110192 A JP H10110192A JP 26694396 A JP26694396 A JP 26694396A JP 26694396 A JP26694396 A JP 26694396A JP H10110192 A JPH10110192 A JP H10110192A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washing machine
composition
component
alkali metal
represented
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26694396A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Yamada
浩之 山田
Koji Saiga
耕司 雑賀
Kazukuni Tsukuda
一訓 佃
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP26694396A priority Critical patent/JPH10110192A/ja
Publication of JPH10110192A publication Critical patent/JPH10110192A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗濯機槽の槽壁に付着した黒カビ等の汚れを
簡単に洗浄除去することができる洗濯機槽用洗浄剤組成
物の提供。 【解決手段】漂白活性化剤(I) 0.1〜30重量%、過酸
化水素放出体30〜98重量%を含有する洗濯機槽用洗浄剤
組成物。 【化1】 〔式中、Rは炭素数6〜13の直鎖アルキル基、Lはリービ
ング基(II)又は(III) 【化2】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯機槽用洗浄剤
組成物に関し、詳しくは洗濯機槽の槽壁に付着した黒カ
ビ等の汚れを簡単に洗浄除去することができる洗濯機槽
用洗浄剤組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】最近、
いわゆる全自動洗濯機(一槽式)が広く普及してきてお
り、その普及率は全家庭の50%以上の割合を示すまでに
なっている。この全自動洗濯機で脂肪酸ナトリウムを主
成分とする粉石鹸を用いて洗濯を行った場合、脱水兼洗
濯槽の槽壁に黒カビが発生し、一部脱落した汚れが洗濯
した衣服に付着して汚れてしまう現象が見られる。これ
は、粉石鹸が水に溶解しにくいため、一部ゲル状になり
槽壁に付着したり、粉石鹸と水中の金属イオン(カルシ
ウムイオンやマグネシウムイオン等)とが結合して、水
不溶性の石鹸カスを生成して槽壁に付着し、それにカビ
が発生するためである。
【0003】従来、このような黒カビ汚れを除去する方
法としては特殊な工具を用いて洗濯機を分解し、洗濯槽
を取り外して洗浄する以外に方法はなかったが、一般家
庭ではこのような方法で洗濯槽を洗浄することはでき
ず、これらの黒カビを簡単に洗浄できる洗濯機槽用の洗
浄剤の開発が望まれていた。
【0004】洗濯槽の槽壁に付着した黒カビの洗浄剤と
して、特開昭59−71399 号公報には次亜塩素酸ナトリウ
ムを主剤とした組成物が開示されているが、この組成物
では誤って酸性洗剤と混用した場合、有毒な塩素ガスが
発生するという問題点があった。また、特開平3−1247
98号公報には過炭酸塩とオルソケイ酸塩の組み合わせ、
特開平5−247496号公報にはペルオキシ−硫酸水素塩の
組成物、特開平6−49488 号公報には無機過酸化物とノ
ニオン又はアニオン活性剤と漂白活性化剤からなる組成
物が開示されているが、これらの組成物の洗浄効果はま
だ不十分である。
【0005】従って、本発明の目的は、洗濯機槽の槽壁
に付着した黒カビ等の汚れを簡単に洗浄除去することが
できる洗濯機槽用洗浄剤組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究の
結果、特定の構造を持つ漂白活性化剤と過酸化水素放出
体を併用することにより、上記課題が解決できることを
見出し本発明を完成するに到った。
【0007】即ち、本発明は、 (a) 水中において過酸化水素と反応し有機過酸を発生す
る下記一般式(I)で表される漂白活性化剤 0.1〜30重
量%
【0008】
【化4】
【0009】〔式中、Rは炭素数6〜13の直鎖アルキル
基を示し、Lは下記式(II)又は(III)
【0010】
【化5】
【0011】で表されるリービング基を示す。〕 (b) 過酸化水素放出体 30〜98重量%を含有することを
特徴とする洗濯機槽用洗浄剤組成物を提供するものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
【0013】本発明の必須成分である、(a) 成分は水中
において過酸化水素と反応し有機過酸を発生する前記一
般式(I)で表される漂白活性化剤である。一般式
(I)において、R で示されるアルキル基は直鎖で、炭
素数6〜13のものである。炭素数が5以下、また、炭素
数が14以上のものは好ましい洗浄力が得られない。
【0014】これらの漂白活性化剤の中で特に好ましい
ものは下記の式(VI)で表される化合物である。
【0015】
【化6】
【0016】本発明で用いられる(a)成分の漂白活性化
剤の配合量は組成物全量に対して0.1〜30重量%であ
り、好ましくは1〜15重量%、特に好ましくは2〜10重
量%である。(a) 成分の配合量が 0.1重量%未満では洗
浄効果が認められず、30重量%を超えてもそれ以上の効
果は得られず、経済的にも不利となる傾向にある。
【0017】(a) 成分の漂白活性化剤は水中で過酸化水
素と反応し有機過酸を発生するが、(b) 成分の過酸化水
素放出体としては、粒状又は粉体状の過炭酸塩、過ホウ
酸塩、過燐酸塩、過珪酸塩等が挙げられ、特に過炭酸塩
とりわけ過炭酸ナトリウムが有効である。本発明の組成
物中の過酸化水素放出体の配合量としては、30〜98重量
%、好ましくは50〜90重量%である。この配合量が30重
量%未満では十分な洗浄性能を得ることができず、98重
量%より多く配合しても洗浄性能はそれほど向上しな
い。
【0018】本発明の洗浄剤組成物は、(c) 成分とし
て、結晶性アルカリ金属ケイ酸塩で、少なくとも100mg
CaCO3/g 以上のイオン交換容量を有するものもしくはそ
の水和物を 0.1〜30重量%含有することが好ましい。
【0019】この(c) 成分である結晶性アルカリ金属ケ
イ酸塩のイオン交換容量は、洗浄性を向上させる点で、
少なくとも100mgCaCO3/g以上、特に200mgCaCO3/g以
上、更に特に270mgCaCO3/g以上が好ましい。
【0020】この(c) 成分の結晶性アルカリ金属ケイ酸
塩のうち、好ましいものとしては、次の及びの組成
を有するものが例示される。
【0021】 xM2O・ySiO2・zMemOn・wH2O (IV) (式中、 Mは周期律表のIa族元素、Meは周期律表のII
a、IIb、 IIIa、IVaもしくはVIII族元素から選ばれ
る1種又は2種以上の元素を示し、 y/x= 0.5〜2.6 、
z/x=0.01〜1.0 、 n/m= 0.5〜2.0 、 w=0〜20であ
る。) M'2O・y'SiO2・wH2O (V) (式中、M'はアルカリ金属を示し、y'= 1.5〜4.0 、 w
=0〜20である。) まず、上記の組成の結晶性アルカリ金属ケイ酸塩につ
いて説明する。
【0022】一般式(IV)において、 Mは周期律表のI
a族元素から選ばれ、Ia族元素としては、Na、K 等が
挙げられる。これらは、単独であるいは、例えばNa2Oと
K2Oとが混合して M2O成分を構成していてもよい。Meは
周期律表のIIa、IIb、 IIIa、IVa又はVIII族元素か
ら選ばれ、例えばMg、Ca、Zn、Y 、Ti、Zr、Fe等が挙げ
られる。これらは特に限定されるものではないが、資源
及び安全上の点から、好ましくはMg、Caである。また、
これらは単独あるいは2種以上混合していてもよく、例
えばMgO、CaOなどが混合してMemOn成分を構成していて
もよい。
【0023】また、の組成の結晶性アルカリ金属ケイ
酸塩においては、水和物であってもよく、この場合の水
和量は w=0〜20の範囲である。また、一般式(IV)に
おいて、 y/xは 0.5〜2.6であり、好ましくは1.5〜2.2
である。 y/xが 0.5未満では耐水溶性が不十分であり、
ケーキング性、溶解性、洗浄剤組成物の粉末物性に著し
く悪影響を及ぼす。 y/xが 2.6を越えると、アルカリ能
が低くなりアルカリ剤として不十分である。 z/xは0.01
〜1.0 であり、好ましくは0.02〜0.9 である。 z/xが0.
01未満では耐水溶性が不十分であり、 1.0を越えると洗
浄効果が低くなる。x, y, z は前記の y/x及び z/xに示
されるような関係であれば、特に限定されるものではな
い。なお、前記のようにxM2Oが例えばx'Na2O・x"K2O と
なる場合は、 xはx'+x"となる。このような関係は、zM
emOn成分が2種以上のものからなる場合における zにお
いても同様である。また、 n/m= 0.5〜2.0 は、当該元
素に配位する酸素イオン数を示し、実質的には0.5 、1.
0 、1.5 、2.0 の値から選ばれる。
【0024】の組成の結晶性アルカリ金属ケイ酸塩
は、前記の一般式(IV)に示されるように M2O、SiO2
MemOn の三成分よりなっている。従って、この結晶性ア
ルカリ金属ケイ酸塩を製造するには、その原料として各
成分が必要になるが、本発明においては特に限定される
ことなく、公知の化合物が適宜用いられる。例えば、M2
O成分、MemOn成分としては、各々の当該元素の単独ある
いは複合の酸化物、水酸化物、塩類、当該元素含有鉱物
が用いられる。具体的には例えば、 M2O成分の原料とし
ては、NaOH、KOH 、Na2CO3、K2CO3 、Na2SO4等が、MemO
n成分の原料としては、CaCO3 、MgCO3 、Ca(OH)2 、Mg
(OH)2 、MgO 、ZrO2、ドロマイト等が挙げられる。SiO2
成分としては、ケイ石、カオリン、タルク、溶融シリ
カ、珪酸ソーダ等が用いられる。
【0025】の組成の結晶性アルカリ金属ケイ酸塩の
調製方法は、目的とする結晶性アルカリ金属ケイ酸塩の
x, y, z の値となるように所定の量比で上記の原料成分
を混合し、通常 300〜1500℃、好ましくは 500〜1000
℃、更に好ましくは 600〜 900℃の範囲で焼成して結晶
化させる方法が例示される。この場合、加熱温度が 300
℃未満では結晶化が不十分で耐水溶性に劣り、1500℃を
越えると粗大粒子化しイオン交換能が低下する。加熱時
間は通常 0.1〜24時間である。このような焼成は通常、
電気炉、ガス炉等の加熱炉で行うことができる。の組
成の結晶性アルカリ金属ケイ酸塩の粒度に関しては特に
限定されるものではないが、好ましくは0.01〜 100μm
の範囲にあるものである。
【0026】次に、前記の組成の結晶性アルカリ金属
ケイ酸塩について説明する。このの組成の結晶性アル
カリ金属ケイ酸塩は前記一般式(V) で表されるもので
あるが、一般式(V) 中のM'はアルカリ金属を示し、N
a、K が好ましい。また、y'、w はy'= 1.5〜4.0 、 w
=0〜20であるが、y'= 1.7〜2.2 、 w=0のものが好
ましく、イオン交換容量が 100〜400mgCaCO3/gのもの
が好ましく使用できる。
【0027】このの組成の結晶性アルカリ金属ケイ酸
塩は、特開昭60−227895号公報にその製法が記
載されており、一般的には無定形のガラス状珪酸ソーダ
を200 〜1000℃で焼成して結晶性とすることによって得
られる。合成方法の詳細は、例えば、Phys. Chem. Glas
ses, , 127-138(1966) 、Z. Kristallogr., 129, 396
-404 (1969)等に記載されている。また、この結晶性ア
ルカリ金属ケイ酸塩は、例えばヘキスト社より商品名
「Na-SKS-6」(δ-Na2Si2O5)として、粉末状、顆粒状の
ものが入手できる。本発明において、の組成の結晶性
アルカリ金属ケイ酸塩は、の組成のものと同様に、粒
度に関して特に限定されるものではないが、好ましくは
0.01〜100μmの範囲にあるものである。
【0028】本発明において、前記及びの組成の結
晶性アルカリ金属ケイ酸塩は、それぞれ単独あるいは2
種以上を併用して用いられる。本発明で使用される(c)
成分の結晶性アルカリ金属ケイ酸塩の配合量は、対象面
に対する損傷を低減させるため、組成物全量に対して
0.1重量%以上が好ましく、また経済的には30重量%以
下が好ましい。また特に好ましくは1〜15重量%、更に
特に好ましくは2〜10重量%である。
【0029】本発明の洗浄剤組成物には界面活性剤を併
用することができ、かかる界面活性剤としては、アルキ
ルグリコシド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、
ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステ
ル、オキシエチレンオキシプロピレンブロックポリマー
(プルロニック)、脂肪酸モノグリセライド、及びアミ
ンオキサイド等の非イオン界面活性剤;石鹸、アルキル
硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル硫酸塩、スルホコハク酸ジエス
テル塩等の陰イオン界面活性剤;モノ又はジアルキルア
ミン及びそのポリオキシエチレン付加物、モノ又はジ長
鎖アルキル第4級アンモニウム塩等の陽イオン界面活性
剤;カルボベタイン、スルホベタイン、ヒドロキシスル
ホベタイン等の両性界面活性剤等が挙げられる。これら
の中でも、洗浄力という点からアルキル硫酸塩、アルキ
ルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル硫酸塩、石鹸等の陰イオン界面活性剤が特に優
れている。上記界面活性剤の配合量は、本発明の組成物
中、好ましくは0.01〜30重量%、さらに好ましくは 0.1
〜20重量%、特に好ましくは1〜5重量%である。
【0030】本発明の洗浄剤組成物は、さらにpHを調
整する緩衝剤を配合すれば、効果をより高めることがで
きる。本発明の組成物原液のpHは5〜13、好ましくは
9〜11が適当である。上記pHが5未満であると、上記
成分(a) と上記成分(b) との反応性が低下するため、有
効成分である有機過酸の生成率が低下し、また、上記p
Hが13を超えると、生成された有機過酸の安定性が低下
してしまう。
【0031】上記緩衝剤としては、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物、水酸化ア
ンモニウム、あるいはモノ、ジ、トリエタノールアミン
等のアミン誘導体、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の
アルカリ金属の炭酸塩、炭酸アンモニウム等の炭酸塩、
珪酸ナトリウム、珪酸カリウム等の非結晶性のアルカリ
金属の珪酸塩、珪酸アンモニウム等の珪酸塩等を、本発
明の組成物中0.01〜30重量%配合することができる。
【0032】また、本発明の組成物に、キレート剤を配
合するのが好ましい。一般に酸素系漂白洗浄剤は、微量
の金属によって自己分解することが知られており、上記
キレート剤を配合すると微量金属による漂白性能の低下
を防ぎ、保存安定性を向上させることができる。上記キ
レート剤としては、トリポリリン酸、ピロリン酸、オル
ソリン酸、ヘキサメタリン酸等のアルカリ金属塩、エチ
レンジアミン4酢酸、ヒドロキシイミノ2酢酸、ジヒド
ロキシエチルグリシン、ニトリロ3酢酸、ヒドロキシエ
チレンジアミン3酢酸、ジエチレントリアミン5酢酸、
トリエチレンテトラミン6酢酸、及びこれらのアルカリ
金属塩、アミノトリメチレンホスホン酸、1−ヒドロキ
シエチリデン−1,1−ジホスホン酸、エチレンジアミ
ンテトラメチレンホスホン酸、ジエチレントリアミンペ
ンタ−メチレンホスホン酸、アミノトリメチレンホスホ
ン酸のN−オキサイド、及びこれらのアルカリ金属塩等
が挙げられる。上記キレート剤の配合量は、本発明の組
成物中、好ましくは0.0001〜10重量%、さらに好ましく
は 0.001〜3重量%である。
【0033】その他必要により、本発明の組成物に、p
−トルエンスルホン酸ナトリウム、キシレンスルホン酸
ナトリウム、アルケニルコハク酸ナトリウム、尿素等の
可溶化剤、プロテアーゼ、エステラーゼ、リパーゼ、セ
ルラーゼ等の酵素、ケーキング防止剤、過酸化物の安定
化剤、浸透剤、粘土等の懸濁化剤、研磨剤、顔料、染
料、香料等の任意成分を配合することができる。
【0034】
【実施例】以下に本発明の洗浄剤組成物を構成する(a)
成分の合成例, (c) 成分の調製方法、及び本発明の洗浄
剤組成物の実施例及び比較例により、本発明をさらに詳
細に説明する。しかしながら、本発明はこれらの実施例
により何ら制限されるものではない。尚、例中の%は特
記しない限り重量基準である。
【0035】漂白活性化剤の合成例 (1) 漂白活性化剤(i)の合成方法 予め脱水を行った、p−フェノールスルホン酸ナトリウ
ム 100g(0.46mol)をジメチルホルムアミド(DMF)
300gに分散させ、メカニカルスターラーで攪拌しなが
らラウリン酸クロライドを50℃、30分かけて滴下し、滴
下終了後3時間反応させた。その後、DMFを減圧下
(0.5〜1mmHg) 、 100℃で留去し、アセトン洗浄後、水
/アセトン(=1/1mol)溶媒中にて再結晶を行って、
下記式(i)で表される漂白活性化剤を得た。収率85% (2) 漂白活性化剤(ii)の合成方法 上記漂白活性化剤(i)の合成において、p−フェノー
ルスルホン酸ナトリウムの代わりにp−フェノールカル
ボン酸ナトリウムの脱水物を使用した以外は同様にして
下記式(ii)で表される漂白活性化剤を得た。収率65%
【0036】
【化7】
【0037】結晶性アルカリ金属ケイ酸塩の調製方法 本発明の範囲内における組成で、結晶性アルカリ金属ケ
イ酸塩の調製方法を示すが、調製方法については特にこ
れらに限定されるものではない。2号珪酸ソーダ(SiO2
/Na2O=2.5) 1000 重量部に水酸化ナトリウム55.9重量
部及び水酸化カリウム 8.5重量部を加え、ホモミキサー
により攪拌を行い、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
を溶解した。ここに、微分散した無水炭酸カルシウム5.
23重量部及び硝酸マグネシウム6水塩0.13重量部を加
え、ホモミキサーを用いて混合した。混合物をニッケル
製るつぼに適量採り、 700℃の温度で、空気中1時間焼
成し、急冷後得られた焼成体を粉砕して、本発明におけ
る結晶性アルカリ金属ケイ酸塩Aを得た。これと同様に
して、表1に示す組成の結晶性アルカリ金属ケイ酸塩
B,C,Dを得た。
【0038】得られた結晶性アルカリ金属ケイ酸塩のイ
オン交換容量を下記の方法で測定した。その結果も表1
に示す。 <イオン交換容量の測定方法>試料 0.1gを精秤し、塩
化カルシウム溶液(濃度はCaCO3 として1%)50ml中に
加えて、25℃で60分攪拌した後、5種C番の濾紙を用い
て濾過を行う。その濾液10mlをとって濾液中のCa量をE
DTA滴定により測定し、その値より試料のカルシウム
イオン交換容量を求めた。
【0039】
【表1】
【0040】注)結晶性アルカリ金属ケイ酸塩A〜Cは
一般式 (IV) で表される組成、結晶性アルカリ金属ケイ
酸塩Dは一般式(V)で表される組成を有するものであ
る。
【0041】実施例1〜8、比較例1〜5 表2及び表3に示す組成からなる粉末状の洗濯機槽用洗
浄剤組成物を調製し、下記の洗浄力試験により洗浄力を
評価した。結果を表2及び表3に示す。
【0042】<洗浄力試験> (1) 汚れテストピース 黒カビ汚れが付着した全自動洗濯機の脱水兼洗濯槽を2
cm×5cmに切断したプラスチック板をテストピースとし
た。
【0043】(2) 洗浄及び評価方法 40℃の水道水1リットルに表2及び表3に示した組成の
粉末状洗浄剤0.5 gを溶解した洗浄液1リットルをビー
カーに入れ、テストピースを2時間浸漬する(温度は40
℃なりゆき) 。浸漬後、ビーカーにためた20℃の水道水
1リットル中で浸漬後のテストピースを20回上下に動か
しすすぎを行ったあと、汚れの落ち具合を目視により下
記基準で評価した。
【0044】評価基準 4:完全に汚れが落ちきっている 3:ほぼ汚れが落ちきっている 2:部分的に汚れが落ちている 1:ほとんど汚れが落ちていない 0:全く汚れが落ちていない
【0045】
【表2】
【0046】
【表3】
【0047】注) *1 AS;アルキル(C12 〜C14)硫酸ソーダ(花王
(株)製)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C11D 7/14 C11D 7/14 7/18 7/18 7/26 7/26 7/34 7/34 7/54 7/54

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 水中において過酸化水素と反応し有機
    過酸を発生する下記一般式(I)で表される漂白活性化
    剤 0.1〜30重量% 【化1】 〔式中、Rは炭素数6〜13の直鎖アルキル基を示し、Lは
    下記式(II)又は(III) 【化2】 で表されるリービング基を示す。〕 (b) 過酸化水素放出体 30〜98重量%を含有することを
    特徴とする洗濯機槽用洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 (c) 成分として、結晶性アルカリ金属ケ
    イ酸塩で、少なくとも100mg CaCO3/g 以上のイオン交換
    容量を有するものもしくはその水和物を0.1〜30重量%
    含有することを特徴とする請求項1記載の洗濯機槽用洗
    浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 (c) 成分の結晶性アルカリ金属ケイ酸塩
    が下記一般式(IV)で表される組成を有するものである
    請求項2記載の洗濯機槽用洗浄剤組成物。 xM2O・ySiO2・zMemOn・wH2O (IV) (式中、 Mは周期律表のIa族元素、Meは周期律表のII
    a、IIb、 IIIa、IVaもしくはVIII族元素から選ばれ
    る1種又は2種以上の元素を示し、 y/x= 0.5〜2.6 、
    z/x=0.01〜1.0 、 n/m= 0.5〜2.0 、 w=0〜20であ
    る。)
  4. 【請求項4】 (c) 成分の結晶性アルカリ金属ケイ酸塩
    が下記一般式(V)で表される組成を有するものである
    請求項2記載の洗濯機槽用洗浄剤組成物。 M'2O・y'SiO2・wH2O (V) (式中、M'はアルカリ金属を示し、y'= 1.5〜4.0 、 w
    =0〜20である。)
  5. 【請求項5】 上記(b) 成分の過酸化水素放出体が過炭
    酸ナトリウムであることを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれか一項に記載の洗濯機槽用洗浄剤組成物。
  6. 【請求項6】 上記(a) 成分の漂白活性化剤が下記式
    (VI) で表される化合物であることを特徴とする請求項
    1〜5のいずれか一項に記載の洗濯機槽用洗浄剤組成
    物。 【化3】
JP26694396A 1996-10-08 1996-10-08 洗濯機槽用洗浄剤組成物 Pending JPH10110192A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26694396A JPH10110192A (ja) 1996-10-08 1996-10-08 洗濯機槽用洗浄剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26694396A JPH10110192A (ja) 1996-10-08 1996-10-08 洗濯機槽用洗浄剤組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10110192A true JPH10110192A (ja) 1998-04-28

Family

ID=17437847

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26694396A Pending JPH10110192A (ja) 1996-10-08 1996-10-08 洗濯機槽用洗浄剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10110192A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009155375A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 St Corp 自動食器洗浄機庫内用洗浄剤
CN103131542A (zh) * 2013-03-20 2013-06-05 广州立白企业集团有限公司 一种活氧洗衣机槽清洗剂及其制备方法
US9157053B1 (en) 2009-07-01 2015-10-13 Thomas Tupaj Laundry washing machine deodorizer

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009155375A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 St Corp 自動食器洗浄機庫内用洗浄剤
US9157053B1 (en) 2009-07-01 2015-10-13 Thomas Tupaj Laundry washing machine deodorizer
CN103131542A (zh) * 2013-03-20 2013-06-05 广州立白企业集团有限公司 一种活氧洗衣机槽清洗剂及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6052194B2 (ja) 洗剤組成物
US4148603A (en) Method of washing textiles and composition containing inorganic silicates and polycarboxylates and/or polyphosphonates
EP0202698B1 (en) P-sulphophenyl alkyl carbonates and their use as bleaching activators
JPH01311197A (ja) 強化された漂白作用を有する貯蔵安定化された洗剤
JP5052889B2 (ja) 洗浄剤組成物
JPH10110192A (ja) 洗濯機槽用洗浄剤組成物
JP3332752B2 (ja) 義歯洗浄剤組成物
JP2813167B2 (ja) 硬質表面用漂白剤組成物
JPH09118898A (ja) 硬質表面用漂白剤組成物
WO2007077813A1 (ja) 柔軟洗剤組成物
JP3342640B2 (ja) 硬質表面用漂白剤組成物
JP5052890B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP3332833B2 (ja) 義歯洗浄剤組成物
JPH0570795A (ja) 洗浄剤組成物
JP3005881B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP2771941B2 (ja) 漂白洗浄剤組成物
JP4694020B2 (ja) 漂白洗浄剤組成物
JP2007197667A (ja) 柔軟洗剤組成物
JP3323063B2 (ja) 結晶性珪酸塩の合成方法
JP2771942B2 (ja) 漂白洗浄剤組成物
AU702365B2 (en) Granular bleaching compositions
JP3877808B2 (ja) 高密度粒状洗剤組成物
JPH09501977A (ja) 噴霧乾燥洗浄もしくは清浄組成物またはその成分
WO1998013450A1 (fr) Composition de detergent
JP3789511B2 (ja) 高密度粒状洗剤組成物の製造方法