JPH10109436A - カラー画像記録方法、カラー画像記録装置、及びカラー画像記録制御方法 - Google Patents
カラー画像記録方法、カラー画像記録装置、及びカラー画像記録制御方法Info
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- JPH10109436A JPH10109436A JP8264631A JP26463196A JPH10109436A JP H10109436 A JPH10109436 A JP H10109436A JP 8264631 A JP8264631 A JP 8264631A JP 26463196 A JP26463196 A JP 26463196A JP H10109436 A JPH10109436 A JP H10109436A
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- recording dots
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- H04N1/40—Picture signal circuits
- H04N1/405—Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels
- H04N1/4055—Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a clustered dots or a size modulated halftone pattern
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- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/46—Colour picture communication systems
- H04N1/52—Circuits or arrangements for halftone screening
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
- Color, Gradation (AREA)
- Fax Reproducing Arrangements (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Color Image Communication Systems (AREA)
- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 少なくとも3色の記録ドットを形成するよう
にしたカラー画像記録装置において、色相縞を抑制す
る。 【解決手段】 一色(図ではイエロー)の記録ドットは
通常の千鳥印字の記録ドットに対して副走査方向の配列
間隔が非整数倍になるように形成する。また、他の一色
(図ではシアン)の記録ドットは通常の千鳥印字の記録
ドットに対して奇数ライン又は偶数ラインのどちらか一
方の記録ドットを他方の記録ドットに近づけた位置に形
成する。そして、その他の色(図ではマゼンタとブラッ
ク)の記録ドットは前記一色及び他の一色と異なる記録
ドットを形成する。
にしたカラー画像記録装置において、色相縞を抑制す
る。 【解決手段】 一色(図ではイエロー)の記録ドットは
通常の千鳥印字の記録ドットに対して副走査方向の配列
間隔が非整数倍になるように形成する。また、他の一色
(図ではシアン)の記録ドットは通常の千鳥印字の記録
ドットに対して奇数ライン又は偶数ラインのどちらか一
方の記録ドットを他方の記録ドットに近づけた位置に形
成する。そして、その他の色(図ではマゼンタとブラッ
ク)の記録ドットは前記一色及び他の一色と異なる記録
ドットを形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも3色の
記録ドットを記録媒体上に形成するカラー画像記録装置
に関し、詳細には色相縞を抑制する技術に関する。
記録ドットを記録媒体上に形成するカラー画像記録装置
に関し、詳細には色相縞を抑制する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】少なくとも3色の記録ドットを記録媒体
上に形成するようにしたカラー画像記録装置としては、
溶融型カラー熱転写記録装置がある。溶融型カラー熱転
写記録装置では、イエロー(以下Yという)、マゼンタ
(以下Mという)、シアン(以下Cという)の3色、も
しくはこの3色にブラック(以下Kという)を加えた4
色の熱溶融性インクをこの順序で長手方向に塗布したイ
ンクシートを用いる。そして、このインクシートと転写
用紙とを重ね、サーマルヘッドからインクシートに熱を
加えることによりインクを溶かし、転写用紙にY、M、
C、もしくはY、M、C、Kの順に転写させる。サーマ
ルヘッドは、主走査方向にライン状に配置された多数の
発熱素子を備えており、この発熱素子に電流を印加する
時間幅を制御することにより、転写用紙に転写される記
録ドットの面積を制御し、階調表現を行うことができ
る。
上に形成するようにしたカラー画像記録装置としては、
溶融型カラー熱転写記録装置がある。溶融型カラー熱転
写記録装置では、イエロー(以下Yという)、マゼンタ
(以下Mという)、シアン(以下Cという)の3色、も
しくはこの3色にブラック(以下Kという)を加えた4
色の熱溶融性インクをこの順序で長手方向に塗布したイ
ンクシートを用いる。そして、このインクシートと転写
用紙とを重ね、サーマルヘッドからインクシートに熱を
加えることによりインクを溶かし、転写用紙にY、M、
C、もしくはY、M、C、Kの順に転写させる。サーマ
ルヘッドは、主走査方向にライン状に配置された多数の
発熱素子を備えており、この発熱素子に電流を印加する
時間幅を制御することにより、転写用紙に転写される記
録ドットの面積を制御し、階調表現を行うことができ
る。
【0003】図19に従来の溶融型カラー熱転写記録装
置により転写用紙に形成された記録ドットの配列パター
ンの一例を示す。このパターンはY、M、C、Kの4色
を主走査方向、副走査方向共に300dpi(ドットピ
ッチ≒84.7μm)で形成したものである。さらに、
各ラインの記録ドットを1列おきに副走査方向にドット
ピッチの1/2(≒42.3μm)だけずらすことによ
り、サーマルヘッドの熱を拡散させ、良好な記録ドット
が形成できるようにしている。この明細書では、このよ
うに各ラインの記録ドットを1列おきに副走査方向にず
らして配置することを1ドット千鳥印字と呼ぶ。
置により転写用紙に形成された記録ドットの配列パター
ンの一例を示す。このパターンはY、M、C、Kの4色
を主走査方向、副走査方向共に300dpi(ドットピ
ッチ≒84.7μm)で形成したものである。さらに、
各ラインの記録ドットを1列おきに副走査方向にドット
ピッチの1/2(≒42.3μm)だけずらすことによ
り、サーマルヘッドの熱を拡散させ、良好な記録ドット
が形成できるようにしている。この明細書では、このよ
うに各ラインの記録ドットを1列おきに副走査方向にず
らして配置することを1ドット千鳥印字と呼ぶ。
【0004】図20にこのような印字パターンを実現す
る際にサーマルヘッドの通電制御スイッチに印加するパ
ルスのタイミングの一例を示す。なお、この図では図1
9に示したような印字パターンを実現するためのタイミ
ングだけでなく階調レベルも併せて示す便宜上、最大階
調を63とした場合に1列目の階調を63として2列目
以降、徐々に低階調となるようにしたので、この電流に
より形成される記録ドットの面積が図19と対応するも
のではない。
る際にサーマルヘッドの通電制御スイッチに印加するパ
ルスのタイミングの一例を示す。なお、この図では図1
9に示したような印字パターンを実現するためのタイミ
ングだけでなく階調レベルも併せて示す便宜上、最大階
調を63とした場合に1列目の階調を63として2列目
以降、徐々に低階調となるようにしたので、この電流に
より形成される記録ドットの面積が図19と対応するも
のではない。
【0005】図20に示すように、奇数列目、偶数列目
ともに、10msec毎に電流の印加を開始し、階調レ
ベルに応じた時間経過後に電流の印加を停止する。そし
て、奇数列目のラインにおいて電流の印加を開始するタ
イミングと偶数列目のラインにおいて電流の印加を開始
するタイミングとの間には、5.0msecの時間差を
設けてある。このタイミングは、2.5msec毎に生
成されるタイミングパルスに同期させることで決めてい
る。なお、このタイミングパルスは、転写用紙を搬送す
るためのステップモータを駆動するタイミングにも同期
している。また、ここで300dpi,10msec毎
に全ての列に共通に記載した垂直の破線は印字開始タイ
ミングから等間隔に引いた基準線である。
ともに、10msec毎に電流の印加を開始し、階調レ
ベルに応じた時間経過後に電流の印加を停止する。そし
て、奇数列目のラインにおいて電流の印加を開始するタ
イミングと偶数列目のラインにおいて電流の印加を開始
するタイミングとの間には、5.0msecの時間差を
設けてある。このタイミングは、2.5msec毎に生
成されるタイミングパルスに同期させることで決めてい
る。なお、このタイミングパルスは、転写用紙を搬送す
るためのステップモータを駆動するタイミングにも同期
している。また、ここで300dpi,10msec毎
に全ての列に共通に記載した垂直の破線は印字開始タイ
ミングから等間隔に引いた基準線である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図19に示したよう
に、副走査方向の解像度が300dpiの場合には、記
録ドットは副走査方向に84.7μmの間隔で正確に配
列することが理想である。しかし、インクシート及び転
写用紙をモーターを使用してメカニカルに搬送している
限り、1枚1枚の転写用紙毎の全記録領域にわたって記
録ドットの位置を1μmのずれもなく配列することは、
現在のところきわめて困難である。したがって、正規の
位置から副走査方向にある程度(数μm〜数十μm)の
ずれが発生することは、実際上避けられない。しかも、
そのずれは一般的に副走査方向のある程度の幅(数mm
〜数十mm)をもって各色、各印字においてランダムに
発生する。図21はCがYとMに対して相対的にずれて
いる部分が存在する場合の記録ドットの配列パターンの
一例を示している。
に、副走査方向の解像度が300dpiの場合には、記
録ドットは副走査方向に84.7μmの間隔で正確に配
列することが理想である。しかし、インクシート及び転
写用紙をモーターを使用してメカニカルに搬送している
限り、1枚1枚の転写用紙毎の全記録領域にわたって記
録ドットの位置を1μmのずれもなく配列することは、
現在のところきわめて困難である。したがって、正規の
位置から副走査方向にある程度(数μm〜数十μm)の
ずれが発生することは、実際上避けられない。しかも、
そのずれは一般的に副走査方向のある程度の幅(数mm
〜数十mm)をもって各色、各印字においてランダムに
発生する。図21はCがYとMに対して相対的にずれて
いる部分が存在する場合の記録ドットの配列パターンの
一例を示している。
【0007】このように記録ドットが相対的にずれた場
合には、Y、M、Cの各々について50%の階調で印字
を行っても、転写用紙上の色は均一な中間調グレーには
ならない。その理由は任意の色の記録ドットが他の色の
記録ドットに対して副走査方向に相対的にずれることに
より、見た目の色相が変化してしまい、結果として色相
縞(色モアレともいわれている)が発生するからであ
る。さらに、転写用紙上にインクが直接転写される場合
と他色のインクの上にインクがのる場合との転写性(エ
ネルギーに対する濃度)が異なることも色相縞の発生を
助長している。
合には、Y、M、Cの各々について50%の階調で印字
を行っても、転写用紙上の色は均一な中間調グレーには
ならない。その理由は任意の色の記録ドットが他の色の
記録ドットに対して副走査方向に相対的にずれることに
より、見た目の色相が変化してしまい、結果として色相
縞(色モアレともいわれている)が発生するからであ
る。さらに、転写用紙上にインクが直接転写される場合
と他色のインクの上にインクがのる場合との転写性(エ
ネルギーに対する濃度)が異なることも色相縞の発生を
助長している。
【0008】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
ものであって、少なくとも3色の記録ドットを形成する
ようにしたカラー画像記録装置において、効果的に色相
縞を抑制することを目的とする。
ものであって、少なくとも3色の記録ドットを形成する
ようにしたカラー画像記録装置において、効果的に色相
縞を抑制することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカラー画像
記録方法及び装置は、少なくとも3色の記録ドットを記
録媒体上に形成するカラー画像記録方法及び装置であっ
て、一色の記録ドットは通常の千鳥印字の記録ドットに
対して副走査方向の記録ドットの配列間隔が非整数倍に
なるように形成し、他の一色の記録ドットは通常の千鳥
印字の記録ドットに対して奇数ライン又は偶数ラインの
どちらか一方の記録ドットを他方の記録ドットに近づけ
た位置に形成し、その他の色の記録ドットは前記一色及
び他の一色の記録ドットと異なるように形成することを
特徴とするものである。 ここで、通常の千鳥印字とは
各ラインの記録ドットを所定の規則をもって副走査方向
に所定の距離だけ周期的にずらし、なおかつ各ラインの
間隔、すなわち隣接するラインの間の各列毎の記録ドッ
トの間隔を一定にしたものである。例えば図19に示し
た1ドット千鳥印字の場合、各ラインの記録ドットを1
列おきに副走査方向にドットピッチの1/2(≒42.
3μm)だけずらし、なおかつ各ラインの間隔は84.
7μmの一定値になっている。そして、本発明で意味す
る通常の千鳥印字とは、図19のパターンを以下のよう
に変形したパターン及びそれらを組み合わせたパターン
を含む。まず、副走査方向にずらす距離をドットピッチ
の1/2以外の値、例えば1/4にすること。次に1列
おきにずらす代わりに2列毎の2列(2ドット千鳥印
字)や3列毎の3列(3ドット千鳥印字)をずらすこ
と。また3列毎の1列や5列毎の2列をずらすこと。さ
らに、副走査方向のドットピッチを主走査方向のドット
ピッチより長くもしくは短くすること。
記録方法及び装置は、少なくとも3色の記録ドットを記
録媒体上に形成するカラー画像記録方法及び装置であっ
て、一色の記録ドットは通常の千鳥印字の記録ドットに
対して副走査方向の記録ドットの配列間隔が非整数倍に
なるように形成し、他の一色の記録ドットは通常の千鳥
印字の記録ドットに対して奇数ライン又は偶数ラインの
どちらか一方の記録ドットを他方の記録ドットに近づけ
た位置に形成し、その他の色の記録ドットは前記一色及
び他の一色の記録ドットと異なるように形成することを
特徴とするものである。 ここで、通常の千鳥印字とは
各ラインの記録ドットを所定の規則をもって副走査方向
に所定の距離だけ周期的にずらし、なおかつ各ラインの
間隔、すなわち隣接するラインの間の各列毎の記録ドッ
トの間隔を一定にしたものである。例えば図19に示し
た1ドット千鳥印字の場合、各ラインの記録ドットを1
列おきに副走査方向にドットピッチの1/2(≒42.
3μm)だけずらし、なおかつ各ラインの間隔は84.
7μmの一定値になっている。そして、本発明で意味す
る通常の千鳥印字とは、図19のパターンを以下のよう
に変形したパターン及びそれらを組み合わせたパターン
を含む。まず、副走査方向にずらす距離をドットピッチ
の1/2以外の値、例えば1/4にすること。次に1列
おきにずらす代わりに2列毎の2列(2ドット千鳥印
字)や3列毎の3列(3ドット千鳥印字)をずらすこ
と。また3列毎の1列や5列毎の2列をずらすこと。さ
らに、副走査方向のドットピッチを主走査方向のドット
ピッチより長くもしくは短くすること。
【0010】本発明において他の一色の記録ドットを通
常の千鳥印字の記録ドットに対して奇数ライン又は偶数
ラインのどちらか一方の記録ドットを他方の記録ドット
に近づけた位置に形成することは、奇数ライン又は偶数
ラインの記録ドットを形成するために記録素子にエネル
ギーを印加するタイミングを通常の千鳥印字に対してず
らすことにより実現できる。例えば、記録素子が発熱素
子の場合には、記録媒体を1ライン分搬送する時間内に
発熱素子に通電するタイミングをずらすことにより実現
できる。
常の千鳥印字の記録ドットに対して奇数ライン又は偶数
ラインのどちらか一方の記録ドットを他方の記録ドット
に近づけた位置に形成することは、奇数ライン又は偶数
ラインの記録ドットを形成するために記録素子にエネル
ギーを印加するタイミングを通常の千鳥印字に対してず
らすことにより実現できる。例えば、記録素子が発熱素
子の場合には、記録媒体を1ライン分搬送する時間内に
発熱素子に通電するタイミングをずらすことにより実現
できる。
【0011】また、一色の副走査方向の記録ドットの配
列間隔が通常の千鳥印字に対して非整数倍にすること
は、前記記録媒体が一定距離搬送される時間内に通電す
る回数を前記非整数の値に応じて通常の千鳥印字を行う
際とは異なる回数にすることで実現できる。
列間隔が通常の千鳥印字に対して非整数倍にすること
は、前記記録媒体が一定距離搬送される時間内に通電す
る回数を前記非整数の値に応じて通常の千鳥印字を行う
際とは異なる回数にすることで実現できる。
【0012】本発明によれば、一色は通常の千鳥印字に
対して副走査方向の記録ドットの配列間隔が非整数倍に
なるように形成される。このため、一色と他の一色及び
通常の千鳥印字を含むその他の色との間では、各色の記
録ドットがランダムなずれを有しているので、色相縞の
発生が抑制される。
対して副走査方向の記録ドットの配列間隔が非整数倍に
なるように形成される。このため、一色と他の一色及び
通常の千鳥印字を含むその他の色との間では、各色の記
録ドットがランダムなずれを有しているので、色相縞の
発生が抑制される。
【0013】また、本発明によれば、他の一色の記録ド
ットは通常の千鳥印字の記録ドットに対して奇数ライン
又は偶数ラインのどちらか一方の記録ドットが他方の記
録ドットに近づいた位置に形成されるので、その他の色
の記録ドットと同じ形状で重なる可能性は殆どない。つ
まり、他の一色の記録ドットとその他の色の記録ドット
とはずれ自体はどちらかといえば規則的であるが、相対
的なずれにより元々重なっている部分が重ならなくな
り、その近傍の元々重なっていない部分が重なるように
なること、逆に元々重なっていない部分が重なり、その
近傍の元々重なっている部分が重ならなくなること、ま
た元々小さい重なりが大きく重なっても、その近傍の元
々大きく重なっている部分が小さくなることで、マクロ
的(見た目)の色相変化が抑制される。
ットは通常の千鳥印字の記録ドットに対して奇数ライン
又は偶数ラインのどちらか一方の記録ドットが他方の記
録ドットに近づいた位置に形成されるので、その他の色
の記録ドットと同じ形状で重なる可能性は殆どない。つ
まり、他の一色の記録ドットとその他の色の記録ドット
とはずれ自体はどちらかといえば規則的であるが、相対
的なずれにより元々重なっている部分が重ならなくな
り、その近傍の元々重なっていない部分が重なるように
なること、逆に元々重なっていない部分が重なり、その
近傍の元々重なっている部分が重ならなくなること、ま
た元々小さい重なりが大きく重なっても、その近傍の元
々大きく重なっている部分が小さくなることで、マクロ
的(見た目)の色相変化が抑制される。
【0014】さらに、本発明において副走査方向の解像
度が高い色の記録ドットを先に形成すると、一番下に解
像度の高い記録ドットがあり、その上に解像度の低い記
録ドットが配列されるので、隣りあう解像度の高い記録
ドットの間に発生する谷間に解像度の低い記録ドットが
下の色の記録ドットにあまり接触することなく配置され
る確率が低くなるため、谷間に印字されることによる転
写安定性(品質)の低下が防止できる。このとき、人間
の目の感度及び分解能が高いM、Cを下に印字すること
により転写安定性(品質)の低下を目立たなくすること
ができる。
度が高い色の記録ドットを先に形成すると、一番下に解
像度の高い記録ドットがあり、その上に解像度の低い記
録ドットが配列されるので、隣りあう解像度の高い記録
ドットの間に発生する谷間に解像度の低い記録ドットが
下の色の記録ドットにあまり接触することなく配置され
る確率が低くなるため、谷間に印字されることによる転
写安定性(品質)の低下が防止できる。このとき、人間
の目の感度及び分解能が高いM、Cを下に印字すること
により転写安定性(品質)の低下を目立たなくすること
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面を参照しながら詳細に説明する。図1に本発明を適
用した溶融型カラー熱転写記録方法により転写用紙上に
形成された記録ドットの配列パターンの一例を示す。こ
のパターンはY、M、C、Kの4色をこの順序で印字す
ることにより形成したものである。また、図2はY、
M、Cの3色について、階調レベルの変化に対する記録
ドットの形状の変化の一例を示したものである。ただ
し、詳細について後述するように図16に示す駆動方法
により記録ドットを形成した場合には、図2とは異なる
パターンとなる。
図面を参照しながら詳細に説明する。図1に本発明を適
用した溶融型カラー熱転写記録方法により転写用紙上に
形成された記録ドットの配列パターンの一例を示す。こ
のパターンはY、M、C、Kの4色をこの順序で印字す
ることにより形成したものである。また、図2はY、
M、Cの3色について、階調レベルの変化に対する記録
ドットの形状の変化の一例を示したものである。ただ
し、詳細について後述するように図16に示す駆動方法
により記録ドットを形成した場合には、図2とは異なる
パターンとなる。
【0016】図1においてMとKは図19に示したパタ
ーンと同じ配列をもっている。つまり、MとKのパター
ンは主走査方向、副走査方向の解像度がともに300d
piに設定して通常の1ドット千鳥印字を行ったもので
ある。また、Yは副走査方向の解像度を200dpiに
設定し、さらに各ラインの記録ドットの2列毎の2列を
副走査方向にドットピッチの1/2だけずらしている。
つまり、2ドット千鳥印字を行っている。そして、図2
に示すように低階調時には主走査方向の2ドットが分離
しているが、高階調になるにしたがってその2ドットが
結合する。図1は主走査方向の2ドットが結合して1個
の横長の記録ドットが形成されている場合を示してい
る。
ーンと同じ配列をもっている。つまり、MとKのパター
ンは主走査方向、副走査方向の解像度がともに300d
piに設定して通常の1ドット千鳥印字を行ったもので
ある。また、Yは副走査方向の解像度を200dpiに
設定し、さらに各ラインの記録ドットの2列毎の2列を
副走査方向にドットピッチの1/2だけずらしている。
つまり、2ドット千鳥印字を行っている。そして、図2
に示すように低階調時には主走査方向の2ドットが分離
しているが、高階調になるにしたがってその2ドットが
結合する。図1は主走査方向の2ドットが結合して1個
の横長の記録ドットが形成されている場合を示してい
る。
【0017】さらに、Cは通常の千鳥印字に対して奇数
ライン又は偶数ラインの記録ドットを形成するために発
熱素子に電流を印加するタイミングをずらすことによ
り、通常の千鳥印字の記録ドットに対して奇数ライン又
は偶数ラインのどちらか一方の記録ドットを他方の記録
ドットに近づけた位置に形成している。つまり、通常の
1ドット千鳥印字の場合には、例えば図19に示したよ
うに奇数ラインの記録ドットと偶数ラインの記録ドット
の副走査方向の間隔は、どの2ラインの間でも各列毎に
見ると等間隔(300dpiの場合は84.7μm)で
あるのに対し、本発明では、電流が印加される時間間隔
が短くなった2ラインについては84.7μmより短く
なる。そして、電流が印加される時間間隔が短くなった
2ラインの記録ドットについては、図2に示すように低
階調時には2ラインの記録ドットが分離しているが、高
階調になると2ラインの記録ドットが結合する。図1は
2ラインの記録ドットが結合した場合を示している。こ
の明細書では、奇数ライン又は偶数ラインのどちらか一
方の記録ドットを他方の記録ドットに近づけた位置に形
成することをカプセル印字と呼ぶ。
ライン又は偶数ラインの記録ドットを形成するために発
熱素子に電流を印加するタイミングをずらすことによ
り、通常の千鳥印字の記録ドットに対して奇数ライン又
は偶数ラインのどちらか一方の記録ドットを他方の記録
ドットに近づけた位置に形成している。つまり、通常の
1ドット千鳥印字の場合には、例えば図19に示したよ
うに奇数ラインの記録ドットと偶数ラインの記録ドット
の副走査方向の間隔は、どの2ラインの間でも各列毎に
見ると等間隔(300dpiの場合は84.7μm)で
あるのに対し、本発明では、電流が印加される時間間隔
が短くなった2ラインについては84.7μmより短く
なる。そして、電流が印加される時間間隔が短くなった
2ラインの記録ドットについては、図2に示すように低
階調時には2ラインの記録ドットが分離しているが、高
階調になると2ラインの記録ドットが結合する。図1は
2ラインの記録ドットが結合した場合を示している。こ
の明細書では、奇数ライン又は偶数ラインのどちらか一
方の記録ドットを他方の記録ドットに近づけた位置に形
成することをカプセル印字と呼ぶ。
【0018】なお、図1のパターンにおいてMとKは通
常の千鳥印字を行う代わりに、Yと異なる非整数倍の記
録ドットを形成してもよいし、Cと異なる形状のカプセ
ル印字を行ってもよい。また、図1の上部には3色グレ
ーに印字されたパターンがあるが、これについては次の
図3を参照しながら説明する。
常の千鳥印字を行う代わりに、Yと異なる非整数倍の記
録ドットを形成してもよいし、Cと異なる形状のカプセ
ル印字を行ってもよい。また、図1の上部には3色グレ
ーに印字されたパターンがあるが、これについては次の
図3を参照しながら説明する。
【0019】図3に本発明を適用した溶融型カラー熱転
写記録方法により転写用紙上に形成された記録ドットの
配列パターンの他の一例を示す。このパターンはY、
M、Cの3色又はY、M、C、Kの4色をこの順序で印
字することにより形成したものである。そして、このパ
ターンには2色及び3色を重ねて印字した部分が存在す
る。次にこのパターンで色相縞が抑制される理由につい
て説明する。
写記録方法により転写用紙上に形成された記録ドットの
配列パターンの他の一例を示す。このパターンはY、
M、Cの3色又はY、M、C、Kの4色をこの順序で印
字することにより形成したものである。そして、このパ
ターンには2色及び3色を重ねて印字した部分が存在す
る。次にこのパターンで色相縞が抑制される理由につい
て説明する。
【0020】まず、赤の部分はYとMを重ねることで形
成されるが、Mは副走査方向の解像度が300dpiで
あり、Yは副走査方向の解像度が200dpiであるか
ら、非整数倍の関係にある。したがって、前述した理由
により色相縞の発生が抑制される。
成されるが、Mは副走査方向の解像度が300dpiで
あり、Yは副走査方向の解像度が200dpiであるか
ら、非整数倍の関係にある。したがって、前述した理由
により色相縞の発生が抑制される。
【0021】次に、青の部分はMとCを重ねることで形
成されるが、Cの記録ドットはMの記録ドットに対して
奇数ライン又は偶数ラインのどちらか一方の記録ドット
が他方の記録ドットに近づいた位置に形成されるので、
Cの記録ドットとMの記録ドットが同じ形状で重なる可
能性は殆どない。このため、前述した理由により色相縞
の発生が抑制される。
成されるが、Cの記録ドットはMの記録ドットに対して
奇数ライン又は偶数ラインのどちらか一方の記録ドット
が他方の記録ドットに近づいた位置に形成されるので、
Cの記録ドットとMの記録ドットが同じ形状で重なる可
能性は殆どない。このため、前述した理由により色相縞
の発生が抑制される。
【0022】また、緑の部分はYとCを重ねることで形
成されるが、Cの記録ドットとYの記録ドットは副走査
方向の解像度が非整数倍の関係にあり、かつCの記録ド
ットは通常の千鳥印字の記録ドットに対して奇数ライン
又は偶数ラインのどちらか一方の記録ドットが他方の記
録ドットに近づいた位置に形成されているから、赤の部
分及び青の部分と同様、色相縞の発生が抑制される。
成されるが、Cの記録ドットとYの記録ドットは副走査
方向の解像度が非整数倍の関係にあり、かつCの記録ド
ットは通常の千鳥印字の記録ドットに対して奇数ライン
又は偶数ラインのどちらか一方の記録ドットが他方の記
録ドットに近づいた位置に形成されているから、赤の部
分及び青の部分と同様、色相縞の発生が抑制される。
【0023】そして、3色グレーの部分はYとMとCと
を重ねることで形成されるが、これまで説明した赤、
青、緑の部分で色相縞が抑制される理由により、この3
色グレーの部分においても色相縞の発生が抑制される。
次に、前述したような記録ドットの配列パターンを得る
ための手段について説明する。図4に本発明に使用する
溶融型カラー熱転写記録装置の要部の概略構成を示す。
を重ねることで形成されるが、これまで説明した赤、
青、緑の部分で色相縞が抑制される理由により、この3
色グレーの部分においても色相縞の発生が抑制される。
次に、前述したような記録ドットの配列パターンを得る
ための手段について説明する。図4に本発明に使用する
溶融型カラー熱転写記録装置の要部の概略構成を示す。
【0024】サーマルヘッド1には多数(例、3648
個)の発熱抵抗体2が主走査方向に一列に配置されてい
る。各発熱抵抗体は例えば主走査方向に68μm、副走
査方向に80μmのサイズを持っている。そして、この
発熱抵抗体2がプラテンローラ10と対向するように配
置される。また、サーマルヘッド1は図示しない駆動機
構によりインクシート3を押圧する位置(図4はこの位
置を示す)と押圧しない位置との間をアップ/ダウンす
るように構成されている。
個)の発熱抵抗体2が主走査方向に一列に配置されてい
る。各発熱抵抗体は例えば主走査方向に68μm、副走
査方向に80μmのサイズを持っている。そして、この
発熱抵抗体2がプラテンローラ10と対向するように配
置される。また、サーマルヘッド1は図示しない駆動機
構によりインクシート3を押圧する位置(図4はこの位
置を示す)と押圧しない位置との間をアップ/ダウンす
るように構成されている。
【0025】プラテンローラ10と一対の紙送りローラ
11、12は、図示しないコントローラにより制御され
る第2のステッピングモータ23によりライン毎に副走
査方向の正逆回転が可能であり、転写用紙25を搬送す
る。プラテンローラ10の手前にはプラテンローラ10
に給紙するための一対の給紙ローラ26,27及び、図
示しない紙ガイドが配置されている。また、紙送りロー
ラ11,12の先には一対の排紙ローラ13,14、及
び図示しない排紙ガイドが配置されている。給紙ローラ
26,27、排紙ローラ13,14は共に図示しないコ
ントローラにより制御されるDCモータ24により副走
査方向に回転が可能であり、転写用紙25を搬送する。
11、12は、図示しないコントローラにより制御され
る第2のステッピングモータ23によりライン毎に副走
査方向の正逆回転が可能であり、転写用紙25を搬送す
る。プラテンローラ10の手前にはプラテンローラ10
に給紙するための一対の給紙ローラ26,27及び、図
示しない紙ガイドが配置されている。また、紙送りロー
ラ11,12の先には一対の排紙ローラ13,14、及
び図示しない排紙ガイドが配置されている。給紙ローラ
26,27、排紙ローラ13,14は共に図示しないコ
ントローラにより制御されるDCモータ24により副走
査方向に回転が可能であり、転写用紙25を搬送する。
【0026】さらに、インクシート供給ローラ15及び
インクシート巻き取りローラ16が設けられている。イ
ンクシート巻き取りローラ16は、図示しないコントロ
ーラにより制御される第1のステッピングモータ22に
より回転可能である。また、サーマルヘッド1のインク
シート巻き取りローラ16側の端には、熱転写後のイン
クシート3と転写用紙25とを安定に引き剥がすための
ピールプレート19が配置されている。さらに、インク
シート3が巻き取られることにより巻き取り側の径の大
きさが変化してもピール角度が変化しないようにするた
めに、ピールプレート19とインクシート巻き取りロー
ラ16との間にインクシートガイドローラ21を配置し
ている。そして、インクシートガイドローラ21の近く
にはインクシートセンサー20が配置されている。
インクシート巻き取りローラ16が設けられている。イ
ンクシート巻き取りローラ16は、図示しないコントロ
ーラにより制御される第1のステッピングモータ22に
より回転可能である。また、サーマルヘッド1のインク
シート巻き取りローラ16側の端には、熱転写後のイン
クシート3と転写用紙25とを安定に引き剥がすための
ピールプレート19が配置されている。さらに、インク
シート3が巻き取られることにより巻き取り側の径の大
きさが変化してもピール角度が変化しないようにするた
めに、ピールプレート19とインクシート巻き取りロー
ラ16との間にインクシートガイドローラ21を配置し
ている。そして、インクシートガイドローラ21の近く
にはインクシートセンサー20が配置されている。
【0027】インクシート3は、図5に示すようにPE
T(ポリエチレンテレフタレート)フィルム等から構成
されるベース層3Aの上に顔料を含んだワックスを主原
料とした熱溶融性インクのインク層3Bが、Y、M、
C、Kの順に1画面毎に塗布されている。インクシート
3はインクシート巻き取りローラ16を回転させること
により、サーマルヘッド1と対向する部分の色をY、
M、C、Kの順に切り換えることができる。そして、各
色のインク層の近くには、インクシートセンサー20が
インク層の色を識別するための図示しないパターンが付
与されている。
T(ポリエチレンテレフタレート)フィルム等から構成
されるベース層3Aの上に顔料を含んだワックスを主原
料とした熱溶融性インクのインク層3Bが、Y、M、
C、Kの順に1画面毎に塗布されている。インクシート
3はインクシート巻き取りローラ16を回転させること
により、サーマルヘッド1と対向する部分の色をY、
M、C、Kの順に切り換えることができる。そして、各
色のインク層の近くには、インクシートセンサー20が
インク層の色を識別するための図示しないパターンが付
与されている。
【0028】図6はサーマルヘッド駆動制御部の構成を
示すブロック図である。サーマルヘッドの発熱抵抗体2
にはトランジスタ31で構成されたスイッチング素子と
サーマルヘッド用電源32とが直列接続されており、こ
のトランジスタ31がオン状態の時にサーマルヘッド用
電源32から発熱抵抗体2に通電される。
示すブロック図である。サーマルヘッドの発熱抵抗体2
にはトランジスタ31で構成されたスイッチング素子と
サーマルヘッド用電源32とが直列接続されており、こ
のトランジスタ31がオン状態の時にサーマルヘッド用
電源32から発熱抵抗体2に通電される。
【0029】画像信号インターフェース部44は、図示
しないホストコンピュータからポストスクリプト等で記
述された画像データを受け取り、主走査方向×副走査方
向が300dpi×300dpiの解像度で最大364
8ドット×5400ドット、各ドットが6ビットの階調
を有する画像データをY、M、C、Kの面順次でフレー
ムメモリ43に送出する。
しないホストコンピュータからポストスクリプト等で記
述された画像データを受け取り、主走査方向×副走査方
向が300dpi×300dpiの解像度で最大364
8ドット×5400ドット、各ドットが6ビットの階調
を有する画像データをY、M、C、Kの面順次でフレー
ムメモリ43に送出する。
【0030】フレームメモリ43は格納した画像データ
を色毎に予め定められたライン数ずつ読み出して解像度
変換部42へ送る。解像度変換部42は、副走査方向の
解像度を画像データの色に応じて所定の解像度に変換す
る。図7、図8はそれぞれ600dpi、400dpi
に変換する場合の演算の一例である。なお、図7及び図
8において0ライン目の画像データa0とは、解像度変
換演算のアルゴリズムの関係で必要となるデータであっ
て、実際の演算では1ライン目の画像データa1を使用
する。
を色毎に予め定められたライン数ずつ読み出して解像度
変換部42へ送る。解像度変換部42は、副走査方向の
解像度を画像データの色に応じて所定の解像度に変換す
る。図7、図8はそれぞれ600dpi、400dpi
に変換する場合の演算の一例である。なお、図7及び図
8において0ライン目の画像データa0とは、解像度変
換演算のアルゴリズムの関係で必要となるデータであっ
て、実際の演算では1ライン目の画像データa1を使用
する。
【0031】ディザ処理部41では64階調を有する画
像データに対して2×2のディザマトリックスを重ねる
ことにより、見かけ上各色256階調の画像データを得
る。マスク処理部40では印字するデータに応じて図9
に示すマスクパターンのどれかを選択し、画像データに
マスク処理を施す。ラインメモリ37は例えば4ライン
分の記憶が可能であり、1ラインのデータを用いる毎に
1ラインのデータを新たに格納する。つまり、解像度変
換部42で副走査方向のライン数を増加させ、その増加
したライン数のドットをマスク処理部40で選択するこ
とにより、副走査方向のドット形成タイミングを設定し
ている。
像データに対して2×2のディザマトリックスを重ねる
ことにより、見かけ上各色256階調の画像データを得
る。マスク処理部40では印字するデータに応じて図9
に示すマスクパターンのどれかを選択し、画像データに
マスク処理を施す。ラインメモリ37は例えば4ライン
分の記憶が可能であり、1ラインのデータを用いる毎に
1ラインのデータを新たに格納する。つまり、解像度変
換部42で副走査方向のライン数を増加させ、その増加
したライン数のドットをマスク処理部40で選択するこ
とにより、副走査方向のドット形成タイミングを設定し
ている。
【0032】ヒートデータ発生部38はラインメモリ3
7内のデータを参照し、各ドットの階調が1以上である
か1未満であるかを判断し、1以上であれば“1”のヒ
ートデータを1未満であれば“0”のヒートデータを発
生する。そして、1ラインの全ドットについてヒートデ
ータを発生し、シフトレジスタ34にシリアルに送る。
シフトレジスタ34に書き込まれた1ライン分のヒート
データは、ストローブパルス発生部36が発生するスト
ローブパルスの階調1の部分に同期してラッチ33にパ
ラレルに書き込まれる。アンド素子35はストローブパ
ルスの階調1の部分がハイレベルであり、かつラッチ3
3に保持されているヒートデータが“1”の期間にはト
ランジスタ31をオンにするので、この期間サーマルヘ
ッド用電源32から発熱抵抗体2に通電される。この処
理を階調1から63にわたって実行することにより、1
ラインの画像データの印字が終了する。なお、この階調
処理の順序はストローブパルスが図10(a)に示す構
成Aの場合であって、ストローブパルスが図10(b)
に示す構成Bの場合には逆の順序、すなわち最初に階調
63の処理を行い、最後に階調1の処理を行う。なお、
ストローブパルスの詳細については後述する。
7内のデータを参照し、各ドットの階調が1以上である
か1未満であるかを判断し、1以上であれば“1”のヒ
ートデータを1未満であれば“0”のヒートデータを発
生する。そして、1ラインの全ドットについてヒートデ
ータを発生し、シフトレジスタ34にシリアルに送る。
シフトレジスタ34に書き込まれた1ライン分のヒート
データは、ストローブパルス発生部36が発生するスト
ローブパルスの階調1の部分に同期してラッチ33にパ
ラレルに書き込まれる。アンド素子35はストローブパ
ルスの階調1の部分がハイレベルであり、かつラッチ3
3に保持されているヒートデータが“1”の期間にはト
ランジスタ31をオンにするので、この期間サーマルヘ
ッド用電源32から発熱抵抗体2に通電される。この処
理を階調1から63にわたって実行することにより、1
ラインの画像データの印字が終了する。なお、この階調
処理の順序はストローブパルスが図10(a)に示す構
成Aの場合であって、ストローブパルスが図10(b)
に示す構成Bの場合には逆の順序、すなわち最初に階調
63の処理を行い、最後に階調1の処理を行う。なお、
ストローブパルスの詳細については後述する。
【0033】このようにして1ラインの画像データの印
字が終了した後、同様にして全ラインの印字を行うこと
により、1枚の画像の1色の印字が終了する。そして、
さらに面順次で4色の印字を行うことにより、1枚のカ
ラー画像の記録が終了する。以上説明したサーマルヘッ
ド駆動制御部は制御部39によりシーケンス制御され
る。
字が終了した後、同様にして全ラインの印字を行うこと
により、1枚の画像の1色の印字が終了する。そして、
さらに面順次で4色の印字を行うことにより、1枚のカ
ラー画像の記録が終了する。以上説明したサーマルヘッ
ド駆動制御部は制御部39によりシーケンス制御され
る。
【0034】図10にストローブパルス発生部36が発
生するストローブパルスを示す。ストローブパルス発生
部36は制御部39の制御にしたがって、この図の
(a)に示す構成Aのストローブパルス又は(b)に示
す構成Bのストローブパルスを発生することができる。
どのような場合に構成A又は構成Bを選択するかについ
ての詳細な説明は後述することにし、ここでは構成Aと
構成Bの特徴を説明する。構成Aのストローブパルスは
最初に階調1がハイレベルとなり、以後階調2,3,
4,・・・,62,63の順にハイレベルとなる。一
方、構成Bのストローブパルスは最初に階調63がハイ
レベルとなり、以後階調62,61,60,・・・,
2,1の順にハイレベルとなる。これらのストローブパ
ルスのパルス幅は各階調レベル毎に異なり、それらの幅
は転写結果に適正な階調を与えるために各階調レベル毎
に設定されている。そして、転写されたときの階調は記
録ドットのサイズで表現される。なお、このストローブ
パルス発生部36は構成A及び構成Bのストローブパル
スに加えて、さらに別の構成のストローブパルスを発生
することもできるが、その点については後述する。
生するストローブパルスを示す。ストローブパルス発生
部36は制御部39の制御にしたがって、この図の
(a)に示す構成Aのストローブパルス又は(b)に示
す構成Bのストローブパルスを発生することができる。
どのような場合に構成A又は構成Bを選択するかについ
ての詳細な説明は後述することにし、ここでは構成Aと
構成Bの特徴を説明する。構成Aのストローブパルスは
最初に階調1がハイレベルとなり、以後階調2,3,
4,・・・,62,63の順にハイレベルとなる。一
方、構成Bのストローブパルスは最初に階調63がハイ
レベルとなり、以後階調62,61,60,・・・,
2,1の順にハイレベルとなる。これらのストローブパ
ルスのパルス幅は各階調レベル毎に異なり、それらの幅
は転写結果に適正な階調を与えるために各階調レベル毎
に設定されている。そして、転写されたときの階調は記
録ドットのサイズで表現される。なお、このストローブ
パルス発生部36は構成A及び構成Bのストローブパル
スに加えて、さらに別の構成のストローブパルスを発生
することもできるが、その点については後述する。
【0035】次に前述した溶融型カラー熱転写記録装置
の動作を説明する。図6において、図示しないホストコ
ンピュータは印字動作開始の指示を与える信号を熱転写
記録装置に送り、熱転写記録装置が印字動作を開始する
と共に図示しないホストコンピュータから送出した画像
データ信号は画像信号インターフェース部44を介して
フレームメモリ43に格納される。
の動作を説明する。図6において、図示しないホストコ
ンピュータは印字動作開始の指示を与える信号を熱転写
記録装置に送り、熱転写記録装置が印字動作を開始する
と共に図示しないホストコンピュータから送出した画像
データ信号は画像信号インターフェース部44を介して
フレームメモリ43に格納される。
【0036】ここでいうホストコンピュータから画像信
号インターフェース部44へ送られてくる画像データは
ディジタル信号であり、1色につき8ビット幅である
が、本発明の適用においてはこの限りではない。ホスト
コンピュータから熱転写記録装置に送られる画像信号は
RGB画像の場合もあるし、C、M、Y、K4色の画像
データからなるCMYK画像の場合もあるし、解像度が
300dpi以外の場合もあるので、画像信号インター
フェース部44では送られてきた画像がRGB画像の場
合はCMYK画像に変換し、解像度が300dpi以外
の場合は拡大縮小機能を用いて300dpiの画像に変
換してからフレームメモリ43に書き込む。つまり画像
信号インターフェース部44からフレームメモリ43に
書き込まれる画像データ信号はCMYKデータであり当
然ディジタル信号である。
号インターフェース部44へ送られてくる画像データは
ディジタル信号であり、1色につき8ビット幅である
が、本発明の適用においてはこの限りではない。ホスト
コンピュータから熱転写記録装置に送られる画像信号は
RGB画像の場合もあるし、C、M、Y、K4色の画像
データからなるCMYK画像の場合もあるし、解像度が
300dpi以外の場合もあるので、画像信号インター
フェース部44では送られてきた画像がRGB画像の場
合はCMYK画像に変換し、解像度が300dpi以外
の場合は拡大縮小機能を用いて300dpiの画像に変
換してからフレームメモリ43に書き込む。つまり画像
信号インターフェース部44からフレームメモリ43に
書き込まれる画像データ信号はCMYKデータであり当
然ディジタル信号である。
【0037】また前記画像データ信号における1画素
(C、M、Y、Kのあわせて4バイトから構成される単
位)はサーマルヘッド1の任意の一つの発熱抵抗体2が
印字する画素と一対一で対応することになる。図4にお
いては、画像データの転送と並行して給紙ローラ26,
27が回転することにより図示しない給紙ガイドに配置
された転写用紙25を装置内に1枚引き込む。転写用紙
25が紙送りローラ11,12の位置まで搬送された時
点で以降の搬送は紙送りローラ11,12が主体となっ
て行う。転写用紙25の印字開始ラインより10ライン
程度手前の部分がサーマルヘッド1の発熱抵抗体2の下
まで搬送されたところで搬送は一旦停止する。次にイン
クシート巻き取りローラ16が回転することによりイン
クシート3が巻き取られる。インクシートセンサー20
がインクシート3上のYのインク層を検出した段階でイ
ンクシートの巻き取りは一旦停止し、サーマルヘッド1
がダウンし、転写用紙25の印字開始ライン部とインク
シート3が発熱抵抗体2とプラテンローラ10の間に狭
まれ、コントローラからの印字開始指示を待つ。
(C、M、Y、Kのあわせて4バイトから構成される単
位)はサーマルヘッド1の任意の一つの発熱抵抗体2が
印字する画素と一対一で対応することになる。図4にお
いては、画像データの転送と並行して給紙ローラ26,
27が回転することにより図示しない給紙ガイドに配置
された転写用紙25を装置内に1枚引き込む。転写用紙
25が紙送りローラ11,12の位置まで搬送された時
点で以降の搬送は紙送りローラ11,12が主体となっ
て行う。転写用紙25の印字開始ラインより10ライン
程度手前の部分がサーマルヘッド1の発熱抵抗体2の下
まで搬送されたところで搬送は一旦停止する。次にイン
クシート巻き取りローラ16が回転することによりイン
クシート3が巻き取られる。インクシートセンサー20
がインクシート3上のYのインク層を検出した段階でイ
ンクシートの巻き取りは一旦停止し、サーマルヘッド1
がダウンし、転写用紙25の印字開始ライン部とインク
シート3が発熱抵抗体2とプラテンローラ10の間に狭
まれ、コントローラからの印字開始指示を待つ。
【0038】図6において、印字する1画面分のYの画
像データのフレームメモリ43への格納が完了すると、
解像度変換部42はフレームメモリ43から1〜数ライ
ンずつ画像データを受けとり、副走査方向の解像度を3
00dpiから400dpiに変換する解像度変換演算
(図8)を施した後、ディザ処理部41へ送る。ディザ
処理部41では、6ビットの画像データに対して2×2
のディザマトリックスを用いて見かけ上256階調を有
する画像データとし、この画像データを受け取ったマス
ク処理部40では、印字するドットのパターンに応じて
図9(a)又は(b)に示すマスクパターンを用いてマ
スク処理を施した画像データをラインメモリ37に送
る。
像データのフレームメモリ43への格納が完了すると、
解像度変換部42はフレームメモリ43から1〜数ライ
ンずつ画像データを受けとり、副走査方向の解像度を3
00dpiから400dpiに変換する解像度変換演算
(図8)を施した後、ディザ処理部41へ送る。ディザ
処理部41では、6ビットの画像データに対して2×2
のディザマトリックスを用いて見かけ上256階調を有
する画像データとし、この画像データを受け取ったマス
ク処理部40では、印字するドットのパターンに応じて
図9(a)又は(b)に示すマスクパターンを用いてマ
スク処理を施した画像データをラインメモリ37に送
る。
【0039】ヒートデータ発生部38はラインメモリ3
7に格納されている1ラインのすべての画素について階
調毎に2値化してシフトレジスタ34へ転送する。ヒー
トデータ発生部38の具体的な処理としては、ラインメ
モリ37に格納されている画像データの階調レベルに対
して、まず階調1以上の画素部分を“1”、それ以外は
“0”としてシフトレジスタ34へ転送する。
7に格納されている1ラインのすべての画素について階
調毎に2値化してシフトレジスタ34へ転送する。ヒー
トデータ発生部38の具体的な処理としては、ラインメ
モリ37に格納されている画像データの階調レベルに対
して、まず階調1以上の画素部分を“1”、それ以外は
“0”としてシフトレジスタ34へ転送する。
【0040】シフトレジスタ34は発熱抵抗体2と同数
(例3648)のドット分あり、シフトレジスタ34へ
の転送が完了した段階でヒートデータはラッチ33にパ
ラレルにラッチされる。そして、ラッチされた時点でヒ
ートデータ発生部38はYの1ライン目に関して階調2
以上の画素部分を“1”して同様にシフトレジスタ34
への転送を開始する。この時点で印字準備は完了したの
で紙送りローラ11,12及びプラテンローラ10は転
写用紙25の搬送を開始すると共に、インクシート巻き
取りローラ16はインクシート3の巻き取りを開始し、
これらの開始に同期してストローブパルス発生部36は
図10(A)に示してあるようなストローブ信号をYの
最終ラインまで繰り返し発生する。
(例3648)のドット分あり、シフトレジスタ34へ
の転送が完了した段階でヒートデータはラッチ33にパ
ラレルにラッチされる。そして、ラッチされた時点でヒ
ートデータ発生部38はYの1ライン目に関して階調2
以上の画素部分を“1”して同様にシフトレジスタ34
への転送を開始する。この時点で印字準備は完了したの
で紙送りローラ11,12及びプラテンローラ10は転
写用紙25の搬送を開始すると共に、インクシート巻き
取りローラ16はインクシート3の巻き取りを開始し、
これらの開始に同期してストローブパルス発生部36は
図10(A)に示してあるようなストローブ信号をYの
最終ラインまで繰り返し発生する。
【0041】階調1に対するストローブパルスが1の
間、ラッチ33の出力(階調1におけるヒートデータ)
が1である発熱抵抗体2のトランジスタ31のベースが
ハイレベルとなり、発熱抵抗体2が通電し熱を発するこ
とでインクを転写用紙25に転写する。階調1における
ストローブ信号が終了するまでに、ヒートデータ発生部
38においてはYの1ライン目の階調データに対して階
調2以上の画素部分を“1”としたヒートデータをシフ
トレジスタ34へ転送し、階調1のストローブ信号が終
了した時点でラッチする。そして、ラッチが終了すると
共にストローブパルス発生部36は階調2に対応する時
間だけストローブパルスを発生し、その間ラッチ33の
出力(階調2におけるヒートデータ)が1である発熱抵
抗体2のトランジスタ31のベースが階調1の場合に引
き続きハイレベルとなり発熱抵抗体2が通電し続けて熱
を発することでインクをさらに転写用紙25に転写す
る。
間、ラッチ33の出力(階調1におけるヒートデータ)
が1である発熱抵抗体2のトランジスタ31のベースが
ハイレベルとなり、発熱抵抗体2が通電し熱を発するこ
とでインクを転写用紙25に転写する。階調1における
ストローブ信号が終了するまでに、ヒートデータ発生部
38においてはYの1ライン目の階調データに対して階
調2以上の画素部分を“1”としたヒートデータをシフ
トレジスタ34へ転送し、階調1のストローブ信号が終
了した時点でラッチする。そして、ラッチが終了すると
共にストローブパルス発生部36は階調2に対応する時
間だけストローブパルスを発生し、その間ラッチ33の
出力(階調2におけるヒートデータ)が1である発熱抵
抗体2のトランジスタ31のベースが階調1の場合に引
き続きハイレベルとなり発熱抵抗体2が通電し続けて熱
を発することでインクをさらに転写用紙25に転写す
る。
【0042】以下これらの動作がラインメモリ37に格
納されているYの1ライン目に相当するデータに対して
階調3,4,5,・・・,61,62,63の順番で繰
り返し実行される。このようにしてYの1ライン目の印
字が終了するとフレームメモリ43から次のラインの印
字に必要な変換前のデータが読み出され、解像度変換部
42、ディザ処理部41、及びマスク処理部40を経て
ラインメモリ37に2ライン目のデータが格納される。
ヒートデータ発生部38はラインメモリ37内のYの2
ライン目の階調データを読み出し、2ライン目すべての
画素において1ライン目と同じように階調毎に2値化し
てシフトレジスタ34へシリアルデータとして転送す
る。Yの2ライン目における階調1のヒートデータがラ
ッチされ、Yの1ライン目の印字開始から時間にして
7.5msec、転写用紙25の搬送距離が63.5μ
m搬送されるとYの2ライン目の階調1のストローブパ
ルスにより発熱抵抗体2は通電し、インクを転写する。
以後、1ライン目と同様に階調レベルが2,3,4,
5,・・・,61,62,63の順番で繰り返し実行さ
れる。
納されているYの1ライン目に相当するデータに対して
階調3,4,5,・・・,61,62,63の順番で繰
り返し実行される。このようにしてYの1ライン目の印
字が終了するとフレームメモリ43から次のラインの印
字に必要な変換前のデータが読み出され、解像度変換部
42、ディザ処理部41、及びマスク処理部40を経て
ラインメモリ37に2ライン目のデータが格納される。
ヒートデータ発生部38はラインメモリ37内のYの2
ライン目の階調データを読み出し、2ライン目すべての
画素において1ライン目と同じように階調毎に2値化し
てシフトレジスタ34へシリアルデータとして転送す
る。Yの2ライン目における階調1のヒートデータがラ
ッチされ、Yの1ライン目の印字開始から時間にして
7.5msec、転写用紙25の搬送距離が63.5μ
m搬送されるとYの2ライン目の階調1のストローブパ
ルスにより発熱抵抗体2は通電し、インクを転写する。
以後、1ライン目と同様に階調レベルが2,3,4,
5,・・・,61,62,63の順番で繰り返し実行さ
れる。
【0043】以上説明したYの1ライン目と2ライン目
の印字により、図1に示したような200dpiの1ラ
イン目の記録ドットの印字が終了する。前述したよう
に、この記録ドットは通常の2ドット千鳥印字である。
Yの2ライン目の印字が終了すると以下、時間にして
7.5msec、転写用紙25の搬送距離にして63.
5μm毎にYの3ライン,4ライン,5ライン,6ライ
ン・・・,最終ラインと前記の動作が繰り返し実行さ
れ、2ライン毎の画像データにより通常の2ドット千鳥
印字が2ライン目から最終ラインまで実行される。なお
最終ラインは印字画像の副走査方向総ライン数に相当す
るので印字する画像の大きさにより異なっている。
の印字により、図1に示したような200dpiの1ラ
イン目の記録ドットの印字が終了する。前述したよう
に、この記録ドットは通常の2ドット千鳥印字である。
Yの2ライン目の印字が終了すると以下、時間にして
7.5msec、転写用紙25の搬送距離にして63.
5μm毎にYの3ライン,4ライン,5ライン,6ライ
ン・・・,最終ラインと前記の動作が繰り返し実行さ
れ、2ライン毎の画像データにより通常の2ドット千鳥
印字が2ライン目から最終ラインまで実行される。なお
最終ラインは印字画像の副走査方向総ライン数に相当す
るので印字する画像の大きさにより異なっている。
【0044】ここで、図1に示したYの記録ドットを形
成するためにトランジスタ31に印加するパルスについ
て説明する。図11はYの記録ドットを形成する際にト
ランジスタ31に印加するパルスの一例である。この例
では、 :各列ともに15msecの期間内に1回の電流印加
を行うこと、つまり副走査方向に200dpiの画像デ
ータが印加されること、 :2ドット千鳥印字を行うために、電流の印加を開始
するタイミングを2列毎に副走査方向のドットピッチの
1/2に対応する時間(7.5msec)ずらしている
こと、例えば1列目及び2列目において電流の印加を開
始するタイミングと3列目及び4列目において電流の印
加を開始するタイミングとの間に7.5msecの時間
差を設けていることが特徴である。
成するためにトランジスタ31に印加するパルスについ
て説明する。図11はYの記録ドットを形成する際にト
ランジスタ31に印加するパルスの一例である。この例
では、 :各列ともに15msecの期間内に1回の電流印加
を行うこと、つまり副走査方向に200dpiの画像デ
ータが印加されること、 :2ドット千鳥印字を行うために、電流の印加を開始
するタイミングを2列毎に副走査方向のドットピッチの
1/2に対応する時間(7.5msec)ずらしている
こと、例えば1列目及び2列目において電流の印加を開
始するタイミングと3列目及び4列目において電流の印
加を開始するタイミングとの間に7.5msecの時間
差を設けていることが特徴である。
【0045】この結果、図11においては例えばパルス
P1とP3により形成される2ドット、パルスP2とP
4により形成される2ドット、パルスP5とP7により
形成される2ドット、パルスP6とP8により形成され
る2ドットがそれぞれ比較的高階調時に主走査方向につ
ながり、図1に示したYのパターンとなる。なお、この
場合、マスク処理部40では図9(b)に示したマスク
パターンを使用する。
P1とP3により形成される2ドット、パルスP2とP
4により形成される2ドット、パルスP5とP7により
形成される2ドット、パルスP6とP8により形成され
る2ドットがそれぞれ比較的高階調時に主走査方向につ
ながり、図1に示したYのパターンとなる。なお、この
場合、マスク処理部40では図9(b)に示したマスク
パターンを使用する。
【0046】図12はYの記録ドットを形成する際にト
ランジスタ31に印加するパルスの他の一例である。こ
の例では、前述したの特徴を有することは図11の場
合と同じであるが、千鳥印字は2ドット千鳥ではなく、
1ドット千鳥である。このため、奇数列目のラインにお
いて電流の印加を開始するタイミングと偶数列目のライ
ンにおいて電流の印加を開始するタイミングとの間に
7.5msecの時間差を設けてある。したがって、こ
のパルスにより形成される記録ドットは図1のものとは
異なり、主走査方向のドットはつながらない。この場
合、マスク処理部40では図9(a)に示したマスクパ
ターンを使用する。
ランジスタ31に印加するパルスの他の一例である。こ
の例では、前述したの特徴を有することは図11の場
合と同じであるが、千鳥印字は2ドット千鳥ではなく、
1ドット千鳥である。このため、奇数列目のラインにお
いて電流の印加を開始するタイミングと偶数列目のライ
ンにおいて電流の印加を開始するタイミングとの間に
7.5msecの時間差を設けてある。したがって、こ
のパルスにより形成される記録ドットは図1のものとは
異なり、主走査方向のドットはつながらない。この場
合、マスク処理部40では図9(a)に示したマスクパ
ターンを使用する。
【0047】このようにしてYの最終ラインの印字が完
了し、転写用紙25の最終ライン部がピールされるとサ
ーマルヘッド1はアップの状態になると共にインクシー
ト巻き取りローラ16は回転を停止する。次に紙送りロ
ーラ11,12及びプラテンローラ10が逆回転する事
により転写用紙25は印字開始ラインより10ライン程
度手前の部分が発熱抵抗体2とプラテンローラ10に狭
まれた記録部まで戻される。また、同時にインクシート
巻き取りローラ16が回転することによりインクシート
センサー20がインクシート3上のMのインク層を検出
するまでインクシート3が送られる。
了し、転写用紙25の最終ライン部がピールされるとサ
ーマルヘッド1はアップの状態になると共にインクシー
ト巻き取りローラ16は回転を停止する。次に紙送りロ
ーラ11,12及びプラテンローラ10が逆回転する事
により転写用紙25は印字開始ラインより10ライン程
度手前の部分が発熱抵抗体2とプラテンローラ10に狭
まれた記録部まで戻される。また、同時にインクシート
巻き取りローラ16が回転することによりインクシート
センサー20がインクシート3上のMのインク層を検出
するまでインクシート3が送られる。
【0048】そして、Mのインク層が検出された時点で
インクシート巻き取りは一旦停止し、サーマルヘッド1
8は図4に示す位置にダウンし、図示しないコントロー
ラからのMの画像データの印字開始指令を待つ。Mの画
像データの印字のシーケンスは基本的にはこれまで説明
したYの画像データと同じであるから、説明が冗長にな
ることを避けるためここでは異なる点を中心に説明す
る。
インクシート巻き取りは一旦停止し、サーマルヘッド1
8は図4に示す位置にダウンし、図示しないコントロー
ラからのMの画像データの印字開始指令を待つ。Mの画
像データの印字のシーケンスは基本的にはこれまで説明
したYの画像データと同じであるから、説明が冗長にな
ることを避けるためここでは異なる点を中心に説明す
る。
【0049】図1に示したように、Mのパターンは通常
の1ドット千鳥印字であるから、副走査方向に300d
piで記録する。したがって、解像度変換部42は30
0dpiから600dpiに変換する処理(図7)を行
い、マスク処理部40は図9(a)に示したマスクパタ
ーンを用いる。また、ストローブパルス発生部36は図
10(a)に示したストローブパルスを発生する。そし
て、サーマルヘッドのスイッチング素子に印加するパル
スは図20と同様のものとなる。
の1ドット千鳥印字であるから、副走査方向に300d
piで記録する。したがって、解像度変換部42は30
0dpiから600dpiに変換する処理(図7)を行
い、マスク処理部40は図9(a)に示したマスクパタ
ーンを用いる。また、ストローブパルス発生部36は図
10(a)に示したストローブパルスを発生する。そし
て、サーマルヘッドのスイッチング素子に印加するパル
スは図20と同様のものとなる。
【0050】時間にして5msec、転写用紙25の搬
送距離にして42.3μm毎にMの画像データを1ライ
ンずつ印字し、2ライン毎の画像データにより図1に示
したような300dpiの1ラインの記録ドットを形成
する。前述したように、この記録ドットは通常の1ドッ
ト千鳥印字である。この300dpiの通常の1ドット
千鳥印字を最終ラインまで実行し、最終ライン部がピー
ルされるとサーマルヘッド1はアップの状態になると共
にインクシート巻き取りローラ16は回転を停止する。
次に紙送りローラ11,12及びプラテンローラ10が
逆回転することにより転写用紙25は印字開始ラインよ
り10ライン程度手前の部分が発熱抵抗体2とプラテン
ローラ10に狭まれた記録部まで戻される。また、同時
にインクシート巻き取りローラ16が回転することによ
りインクシートセンサー20がインクシート3上のCの
インク層を検出するまでインクシート3が送られる。
送距離にして42.3μm毎にMの画像データを1ライ
ンずつ印字し、2ライン毎の画像データにより図1に示
したような300dpiの1ラインの記録ドットを形成
する。前述したように、この記録ドットは通常の1ドッ
ト千鳥印字である。この300dpiの通常の1ドット
千鳥印字を最終ラインまで実行し、最終ライン部がピー
ルされるとサーマルヘッド1はアップの状態になると共
にインクシート巻き取りローラ16は回転を停止する。
次に紙送りローラ11,12及びプラテンローラ10が
逆回転することにより転写用紙25は印字開始ラインよ
り10ライン程度手前の部分が発熱抵抗体2とプラテン
ローラ10に狭まれた記録部まで戻される。また、同時
にインクシート巻き取りローラ16が回転することによ
りインクシートセンサー20がインクシート3上のCの
インク層を検出するまでインクシート3が送られる。
【0051】そして、Cのインク層が検出された時点で
インクシート3の巻き取りは一旦停止し、サーマルヘッ
ド1は図4に示す位置にダウンし、図示しないコントロ
ーラからのCの画像データの印字開始指令を待つ。Cの
画像データの印字のシーケンスも基本的にはこれまで説
明したY及びMの画像データと同じであるから、説明が
冗長になることを避けるため異なる点を中心に説明す
る。
インクシート3の巻き取りは一旦停止し、サーマルヘッ
ド1は図4に示す位置にダウンし、図示しないコントロ
ーラからのCの画像データの印字開始指令を待つ。Cの
画像データの印字のシーケンスも基本的にはこれまで説
明したY及びMの画像データと同じであるから、説明が
冗長になることを避けるため異なる点を中心に説明す
る。
【0052】図1を参照しながら説明したしたように、
Cのパターンは通常の1ドット千鳥印字に対して奇数ラ
イン又は偶数ラインの記録ドットを形成するために発熱
抵抗体に電流を印加するタイミングをずらすことによ
り、奇数ライン又は偶数ラインのどちらか一方の記録ド
ットを他方の記録ドットに近づけた位置に形成するもの
であるから、副走査方向に300dpiで記録する。し
たがって、解像度変換部42は図7に示した解像度変換
演算を行い、マスク処理部40は図9(c)に示したマ
スクパターンを用いる。また、ストローブパルス発生部
36は図10(a)、(b)、又は後述する第三の構成
のストローブパルスを1種類以上発生する。
Cのパターンは通常の1ドット千鳥印字に対して奇数ラ
イン又は偶数ラインの記録ドットを形成するために発熱
抵抗体に電流を印加するタイミングをずらすことによ
り、奇数ライン又は偶数ラインのどちらか一方の記録ド
ットを他方の記録ドットに近づけた位置に形成するもの
であるから、副走査方向に300dpiで記録する。し
たがって、解像度変換部42は図7に示した解像度変換
演算を行い、マスク処理部40は図9(c)に示したマ
スクパターンを用いる。また、ストローブパルス発生部
36は図10(a)、(b)、又は後述する第三の構成
のストローブパルスを1種類以上発生する。
【0053】Cの記録ドットを形成する際にトランジス
タ31に印加するパルスの一例を図13に示す。この図
に示すように、 :奇数列目、偶数列目ともに10msecの期間内に
1回の電流印加を行うこと、つまり副走査方向に300
dpiの画像データが印加されることは図20に示した
従来の方法、あるいは本実施の形態におけるMと同じ
(後述するようにKも同じ)である。また、 :千鳥印字を行うために、奇数列目のラインにおいて
電流の印加を開始するタイミングと偶数列目のラインに
おいて電流の印加を開始するタイミングとの間に時間差
を設けていることも図20あるいはM及びKと同じであ
る。しかし、ここではさらに、 :各列内において電流の印加を開始するタインミング
の間隔が規則的に伸縮している。
タ31に印加するパルスの一例を図13に示す。この図
に示すように、 :奇数列目、偶数列目ともに10msecの期間内に
1回の電流印加を行うこと、つまり副走査方向に300
dpiの画像データが印加されることは図20に示した
従来の方法、あるいは本実施の形態におけるMと同じ
(後述するようにKも同じ)である。また、 :千鳥印字を行うために、奇数列目のラインにおいて
電流の印加を開始するタイミングと偶数列目のラインに
おいて電流の印加を開始するタイミングとの間に時間差
を設けていることも図20あるいはM及びKと同じであ
る。しかし、ここではさらに、 :各列内において電流の印加を開始するタインミング
の間隔が規則的に伸縮している。
【0054】例えば1列目のパルスP11の前縁とP1
2の前縁との間隔及びP13の前縁とP14の前縁との
間隔は5.0msecであるが、P12の前縁とP13
の前縁との間隔は15msecである。同様に、2列目
のパルスP16の前縁とP17の前縁との間隔は5.0
msecであるが、P15の前縁とP16の前縁との間
隔は15msecである。そして、互いの前縁の間隔が
5.0msecである2個のパルスにより形成される記
録ドットは副走査方向に接近し、図1及び図2に示した
ようなカプセル印字が実現される。この場合、ストロー
ブパルス発生部36は図10(a)に示した構成Aのス
トローブパルスを発生する。また、この場合、カプセル
を形成する2個のパルスの間隔を見ると、前縁同士の間
隔は5.0msecで一定であるが、前のパルスの後縁
と次のパルスの前縁との間の間隔は低階調になるほど広
くなる。
2の前縁との間隔及びP13の前縁とP14の前縁との
間隔は5.0msecであるが、P12の前縁とP13
の前縁との間隔は15msecである。同様に、2列目
のパルスP16の前縁とP17の前縁との間隔は5.0
msecであるが、P15の前縁とP16の前縁との間
隔は15msecである。そして、互いの前縁の間隔が
5.0msecである2個のパルスにより形成される記
録ドットは副走査方向に接近し、図1及び図2に示した
ようなカプセル印字が実現される。この場合、ストロー
ブパルス発生部36は図10(a)に示した構成Aのス
トローブパルスを発生する。また、この場合、カプセル
を形成する2個のパルスの間隔を見ると、前縁同士の間
隔は5.0msecで一定であるが、前のパルスの後縁
と次のパルスの前縁との間の間隔は低階調になるほど広
くなる。
【0055】図14はCの記録ドットを形成する際にト
ランジスタ31に印加するパルスの他の一例である。こ
の図において、前述したの特徴を有することは図13
と同じである。また、基本的にはとの特徴を有する
といえるが、ストローブパルス発生部36が図10
(a)に示した構成Aのストローブパルスと図10
(b)に示した構成Bのストローブパルスとを交互に発
生しているため、数値が少し異なったものとなる。
ランジスタ31に印加するパルスの他の一例である。こ
の図において、前述したの特徴を有することは図13
と同じである。また、基本的にはとの特徴を有する
といえるが、ストローブパルス発生部36が図10
(a)に示した構成Aのストローブパルスと図10
(b)に示した構成Bのストローブパルスとを交互に発
生しているため、数値が少し異なったものとなる。
【0056】ここでは、基準線のタイミングに同期した
パルス(例えば1列目のP22、P24、2列目のP2
5、P27)は構成Aのストローブパルスに対応し、そ
の他のパルス(例えば1列目のP21、P23、2列目
のP26)は構成Bのストローブパルスに対応する。し
たがって、図14では基準線のタイミングに同期したパ
ルス(例えばP22)の前縁とその前のパルス(例えば
P21)の後縁との間隔がほぼ2.5msecに固定さ
れ、前縁同志の間隔は低階調になるにしたがって5.0
msecより短くなっていく。
パルス(例えば1列目のP22、P24、2列目のP2
5、P27)は構成Aのストローブパルスに対応し、そ
の他のパルス(例えば1列目のP21、P23、2列目
のP26)は構成Bのストローブパルスに対応する。し
たがって、図14では基準線のタイミングに同期したパ
ルス(例えばP22)の前縁とその前のパルス(例えば
P21)の後縁との間隔がほぼ2.5msecに固定さ
れ、前縁同志の間隔は低階調になるにしたがって5.0
msecより短くなっていく。
【0057】図15はCの記録ドットを形成する際にト
ランジスタ31に印加するパルスのさらに他の一例であ
る。このパルス電流は図13における基準線のタイミン
グに同期したパルス(P32、P34、P35、P37
等)以外のパルス(P31、P33、P36等)のタイ
ミングを図14に示すP21、P23、P26等に対し
てタイミングパルス1個分の時間(=2.5msec)
前にずらしたものである。
ランジスタ31に印加するパルスのさらに他の一例であ
る。このパルス電流は図13における基準線のタイミン
グに同期したパルス(P32、P34、P35、P37
等)以外のパルス(P31、P33、P36等)のタイ
ミングを図14に示すP21、P23、P26等に対し
てタイミングパルス1個分の時間(=2.5msec)
前にずらしたものである。
【0058】図16はCの記録ドットを形成するために
スイッチングトランジスタ31に印加するパルスの別の
一例である。この例では基準線と同期したパルス(P4
2、P44、P45、P47,P49,P51,P53
等)は構成Aのストローブパルスを使用し、その他のパ
ルス(P41、P43、P46、P48、P50、P5
2等)は階調のレベルに応じてタイミングが大きく変化
する、第三の構成のストローブパルスを使用する。この
場合、低階調においても高階調においても、それぞれの
パルスの前縁及び後縁を自由に設定できるので、図13
〜図15とは異なり、副走査方向に接近した2個の記録
ドットは高階調時から低階調時まで常に結合するように
構成することができる。
スイッチングトランジスタ31に印加するパルスの別の
一例である。この例では基準線と同期したパルス(P4
2、P44、P45、P47,P49,P51,P53
等)は構成Aのストローブパルスを使用し、その他のパ
ルス(P41、P43、P46、P48、P50、P5
2等)は階調のレベルに応じてタイミングが大きく変化
する、第三の構成のストローブパルスを使用する。この
場合、低階調においても高階調においても、それぞれの
パルスの前縁及び後縁を自由に設定できるので、図13
〜図15とは異なり、副走査方向に接近した2個の記録
ドットは高階調時から低階調時まで常に結合するように
構成することができる。
【0059】図17はこの第三の構成のストローブパル
スを発生する回路のブロック図であり、図18はその動
作を示すタイミング図である。ただし、ここでは説明を
簡単にするために最大8階調としてある。ストローブパ
ルス1発生部361は、図18(a)に示すストローブ
パルス1を発生する。これは通常の構成Aのストローブ
パルスである。ストローブ遅延パルス発生部363は、
図18(b)に示すストローブ遅延パルスを発生する。
ストローブパルス2発生部362は、ストローブパルス
1とストローブ遅延パルスとを時間的に加算して、図1
8(c)に示すストローブパルス2を発生する。そし
て、論理回路364において、ストローブ遅延パルスを
反転したパルスとストローブパルス2とのアンド出力を
とることにより、図18(d)に示すストローブパルス
を発生する。そして、シフトレジスタ34に格納されて
いるヒートデータをストローブパルス2と同期させてラ
ッチ33にラッチし、かつストローブパルス発生部36
から図18(d)に示すストローブパルス出力すること
により、図16に示したように印加開始タイミングを階
調レベルに応じて自由に変化させることができる。
スを発生する回路のブロック図であり、図18はその動
作を示すタイミング図である。ただし、ここでは説明を
簡単にするために最大8階調としてある。ストローブパ
ルス1発生部361は、図18(a)に示すストローブ
パルス1を発生する。これは通常の構成Aのストローブ
パルスである。ストローブ遅延パルス発生部363は、
図18(b)に示すストローブ遅延パルスを発生する。
ストローブパルス2発生部362は、ストローブパルス
1とストローブ遅延パルスとを時間的に加算して、図1
8(c)に示すストローブパルス2を発生する。そし
て、論理回路364において、ストローブ遅延パルスを
反転したパルスとストローブパルス2とのアンド出力を
とることにより、図18(d)に示すストローブパルス
を発生する。そして、シフトレジスタ34に格納されて
いるヒートデータをストローブパルス2と同期させてラ
ッチ33にラッチし、かつストローブパルス発生部36
から図18(d)に示すストローブパルス出力すること
により、図16に示したように印加開始タイミングを階
調レベルに応じて自由に変化させることができる。
【0060】Cの画像データの印字タイミングは図13
〜図16に示したどの印字制御を行うかにより異なる
が、例えば図13又は図14の場合には、時間にして5
msec、転写用紙25の搬送距離にして42.3μm
毎にCの画像データを1ラインずつ印字し、4ライン毎
の画像データにより図1に示したような300dpiの
1ラインの記録ドットを形成する。前述したように、こ
の記録ドットはカプセル印字である。この300dpi
のカプセル印字を最終ラインまで実行し、最終ライン部
がピールされるとサーマルヘッド1はアップの状態にな
ると共にインクシート巻き取りローラ16は回転を停止
する。次に紙送りローラ11,12及びプラテンローラ
10が逆回転する事により転写用紙25は印字開始ライ
ンより10ライン程度手前の部分が発熱抵抗体2とプラ
テンローラ10に狭まれた記録部まで戻される。また、
同時にインクシート巻き取りローラ16が回転すること
によりインクシートセンサー20がインクシート上のK
のインク層を検出するまでインクシート3が送られる。
〜図16に示したどの印字制御を行うかにより異なる
が、例えば図13又は図14の場合には、時間にして5
msec、転写用紙25の搬送距離にして42.3μm
毎にCの画像データを1ラインずつ印字し、4ライン毎
の画像データにより図1に示したような300dpiの
1ラインの記録ドットを形成する。前述したように、こ
の記録ドットはカプセル印字である。この300dpi
のカプセル印字を最終ラインまで実行し、最終ライン部
がピールされるとサーマルヘッド1はアップの状態にな
ると共にインクシート巻き取りローラ16は回転を停止
する。次に紙送りローラ11,12及びプラテンローラ
10が逆回転する事により転写用紙25は印字開始ライ
ンより10ライン程度手前の部分が発熱抵抗体2とプラ
テンローラ10に狭まれた記録部まで戻される。また、
同時にインクシート巻き取りローラ16が回転すること
によりインクシートセンサー20がインクシート上のK
のインク層を検出するまでインクシート3が送られる。
【0061】そして、Kのインク層が検出された時点で
インクシート3の巻き取りは一旦停止し、サーマルヘッ
ド1は図4に示す位置にダウンし、図示しないコントロ
ーラからのKの画像データの印字開始指令を待つ。Kの
画像データの印字のシーケンス及びサーマルヘッド駆動
制御部の動作は前述したMの画像データの場合と同じで
あるから、ここでは説明しない。Kの画像データを1ラ
インずつ最終ラインまで印字し、最終ライン部がピール
されると、サーマルヘッド1はアップの状態になると共
にインクシート巻き取りローラ16は回転を停止する。
次に排紙ローラ13,14と紙送りローラ11,12が
回転することにより、転写用紙25は装置外に排出さ
れ、1枚のカラー画像の記録が終了する。
インクシート3の巻き取りは一旦停止し、サーマルヘッ
ド1は図4に示す位置にダウンし、図示しないコントロ
ーラからのKの画像データの印字開始指令を待つ。Kの
画像データの印字のシーケンス及びサーマルヘッド駆動
制御部の動作は前述したMの画像データの場合と同じで
あるから、ここでは説明しない。Kの画像データを1ラ
インずつ最終ラインまで印字し、最終ライン部がピール
されると、サーマルヘッド1はアップの状態になると共
にインクシート巻き取りローラ16は回転を停止する。
次に排紙ローラ13,14と紙送りローラ11,12が
回転することにより、転写用紙25は装置外に排出さ
れ、1枚のカラー画像の記録が終了する。
【0062】なお、前記実施の形態ではMとKは通常の
千鳥印字を行い、Yは副走査方向の解像度をMとKの非
整数倍にして印字を行い、Cはカプセル印字を行ったも
のであるが、色と配列パターンの組み合わせはこれに限
定されるものではなく任意でよい。また、Y、M、C、
Kの印字順序も任意でよいが、M→C→Y→Kの順序
で、かつ実施の形態に示した色と配列パターンで印字を
行うと、色相縞の抑制に特に大きな効果がある。それは
以下の理由によるものと考えられる。一番下に解像度の
高い記録ドットがあり、その上に解像度の低い記録ドッ
トが配列されると、隣りあう解像度の高い記録ドットの
間に発生する谷間に解像度の低い記録ドットが下の色の
記録ドットにあまり接触することなく配置される確率が
低くなるため、谷間に印字されることによる転写安定性
(品質)の低下が防止できること。さらに人間の目の感
度及び分解能が高いM、Cを下に印字することにより転
写安定性(品質)の低下を目立たなくしていることであ
る。
千鳥印字を行い、Yは副走査方向の解像度をMとKの非
整数倍にして印字を行い、Cはカプセル印字を行ったも
のであるが、色と配列パターンの組み合わせはこれに限
定されるものではなく任意でよい。また、Y、M、C、
Kの印字順序も任意でよいが、M→C→Y→Kの順序
で、かつ実施の形態に示した色と配列パターンで印字を
行うと、色相縞の抑制に特に大きな効果がある。それは
以下の理由によるものと考えられる。一番下に解像度の
高い記録ドットがあり、その上に解像度の低い記録ドッ
トが配列されると、隣りあう解像度の高い記録ドットの
間に発生する谷間に解像度の低い記録ドットが下の色の
記録ドットにあまり接触することなく配置される確率が
低くなるため、谷間に印字されることによる転写安定性
(品質)の低下が防止できること。さらに人間の目の感
度及び分解能が高いM、Cを下に印字することにより転
写安定性(品質)の低下を目立たなくしていることであ
る。
【0063】また、本発明はY、M、Cの3色で印字を
行ってもよいことはいうまでもない。さらに、前記実施
の形態は溶融型カラー熱転写プリンタに関するものであ
ったが、本発明は昇華型カラー熱転写プリンタ、TA
(サーモオートクローム)プリンタ、カラーレーザープ
リンタ、及びカラーインクジェットプリンタにも適用で
きる。さらに、前記実施の形態はラインプリンタに関す
るものであったが、本発明はシリアルプリンタにも適用
できる。
行ってもよいことはいうまでもない。さらに、前記実施
の形態は溶融型カラー熱転写プリンタに関するものであ
ったが、本発明は昇華型カラー熱転写プリンタ、TA
(サーモオートクローム)プリンタ、カラーレーザープ
リンタ、及びカラーインクジェットプリンタにも適用で
きる。さらに、前記実施の形態はラインプリンタに関す
るものであったが、本発明はシリアルプリンタにも適用
できる。
【0064】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、少なくとも3色の記録ドットを形成するようにし
たカラー画像記録装置において、効果的に色相縞を抑制
することができる。本発明の効果は、特に記録ドットの
面積により階調表現を行う際に顕著である。
れば、少なくとも3色の記録ドットを形成するようにし
たカラー画像記録装置において、効果的に色相縞を抑制
することができる。本発明の効果は、特に記録ドットの
面積により階調表現を行う際に顕著である。
【図1】本発明を適用した溶融型カラー熱転写記録方法
により形成された記録ドットの配列パターンの一例を示
す図である。
により形成された記録ドットの配列パターンの一例を示
す図である。
【図2】本発明を適用した溶融型カラー熱転写記録方法
により形成されたY、M、Cの3色の記録ドットについ
て、階調レベルの変化に対する記録ドットの形状の変化
の一例を示す図である。
により形成されたY、M、Cの3色の記録ドットについ
て、階調レベルの変化に対する記録ドットの形状の変化
の一例を示す図である。
【図3】本発明を適用した溶融型カラー熱転写記録方法
により形成された記録ドットの配列パターンの他の一例
を示す図である。
により形成された記録ドットの配列パターンの他の一例
を示す図である。
【図4】本発明に使用する溶融型カラー熱転写記録装置
の要部の概略構成を示す図である。
の要部の概略構成を示す図である。
【図5】インクシートの構成を示す図である。
【図6】サーマルヘッド駆動制御部の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図7】図6の解像度変換部において300dpiを6
00dpiに変換する演算を示す図である。
00dpiに変換する演算を示す図である。
【図8】図6の解像度変換部において300dpiを4
00dpiに変換する演算を示す図である。
00dpiに変換する演算を示す図である。
【図9】図6のマスク処理部で用いるマスクパターンを
示す図である。
示す図である。
【図10】図6のストローブパルス発生部が発生するス
トローブパルスを示す図である。
トローブパルスを示す図である。
【図11】Yの記録ドットを形成する際に図6のトラン
ジスタに印加するパルスの一例を示す図である。
ジスタに印加するパルスの一例を示す図である。
【図12】Yの記録ドットを形成する際に図6のトラン
ジスタに印加するパルスの他の一例を示す図である。
ジスタに印加するパルスの他の一例を示す図である。
【図13】Cの記録ドットを形成する際に図6のトラン
ジスタに印加するパルスの一例を示す図である。
ジスタに印加するパルスの一例を示す図である。
【図14】Cの記録ドットを形成する際に図6のトラン
ジスタに印加するパルスの他の一例を示す図である。
ジスタに印加するパルスの他の一例を示す図である。
【図15】Cの記録ドットを形成する際に図6のトラン
ジスタに印加するパルスのさらに他の一例を示す図であ
る。
ジスタに印加するパルスのさらに他の一例を示す図であ
る。
【図16】Cの記録ドットを形成するために図6のトラ
ンジスタに印加するパルスの別の一例である
ンジスタに印加するパルスの別の一例である
【図17】図16のパルスの生成に使用するストローブ
パルスを発生する回路のブロック図である。
パルスを発生する回路のブロック図である。
【図18】図17の回路の動作を示すタイミング図であ
る。
る。
【図19】従来の溶融型カラー熱転写記録装置により転
写用紙に形成された記録ドットの配列パターンの一例を
示す図である。
写用紙に形成された記録ドットの配列パターンの一例を
示す図である。
【図20】千鳥印字を実現する際にサーマルヘッドの通
電制御スイッチに印加するパルスのタイミングの一例を
示す図である。
電制御スイッチに印加するパルスのタイミングの一例を
示す図である。
【図21】CがYとMに対して相対的にずれている部分
が存在する場合の記録ドットの配列パターンの一例を示
す図である。
が存在する場合の記録ドットの配列パターンの一例を示
す図である。
1 サーマルヘッド 2 発熱抵抗体 3 インクシート 10 プラテンローラ 11,12 紙送りローラ 15 インクシート供給ローラ 16 インクシート巻き取りローラ 20 インクシートセンサ 31 トランジスタ 32 サーマルヘッド用電源 36 ストローブパルス発生部 38 ヒートデータ発生部 44 画像信号インターフェース部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/60 H04N 1/40 D 1/52 1/46 B (72)発明者 小林 雅文 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコー電子機器株式会社内 (72)発明者 高橋 典雄 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコー電子機器株式会社内
Claims (10)
- 【請求項1】 少なくとも3色の記録ドットを記録媒体
上に形成するカラー画像記録方法であって、 一色の記録ドットは通常の千鳥印字の記録ドットに対し
て副走査方向の配列間隔が非整数倍になるように形成
し、他の一色の記録ドットは通常の千鳥印字の記録ドッ
トに対して奇数ライン又は偶数ラインのどちらか一方の
記録ドットを他方の記録ドットに近づけた位置に形成
し、その他の色の記録ドットは前記一色及び他の一色の
記録ドットと異なるように形成することを特徴とするカ
ラー画像記録方法。 - 【請求項2】 前記記録ドットは発熱素子が発生する熱
により、インクシート上の熱溶融性インクを前記記録媒
体に転写して形成するものである請求項1に記載のカラ
ー画像記録方法。 - 【請求項3】 前記どちらか一方の記録ドットと他方の
記録ドットが常に結合するようにした請求項1または2
に記載のカラー画像記録方法。 - 【請求項4】 前記3色のうち副走査方向の解像度が高
い色の記録ドットを先に形成する請求項1または2に記
載のカラー画像記録方法。 - 【請求項5】 前記3色はイエロー、マゼンタ、シアン
であって、マゼンタの記録ドットを先に形成する請求項
1または2に記載のカラー画像記録方法。 - 【請求項6】 少なくとも3色の記録ドットを記録媒体
上に形成するカラー画像記録装置であって、 記録素子と、記録媒体の搬送手段と、画像データに応じ
て前記記録素子にエネルギーを印加する手段とを備え、
一色の記録ドットは通常の千鳥印字の記録ドットに対し
て副走査方向の記録ドットの配列間隔が非整数倍になる
ように形成し、他の一色の記録ドットは通常の千鳥印字
の記録ドットに対して奇数ライン又は偶数ラインのどち
らか一方の記録ドットを他方の記録ドットに近づけた位
置に形成し、その他の色の記録ドットは前記一色及び他
の一色の記録ドットと異なるように形成することを特徴
とするカラー画像記録装置。 - 【請求項7】 前記記録素子は発熱素子により構成され
ており、前記記録ドットは該発熱素子が発生する熱によ
り、インクシート上の熱溶融性インクを前記記録媒体に
転写して形成するものである請求項6に記載のカラー画
像記録装置。 - 【請求項8】 画像データに応じて前記発熱素子に通電
する手段は、前記一色の記録ドットを形成する際に、前
記記録媒体が一定距離搬送される時間内に通電する回数
を前記非整数の値に応じて通常の千鳥印字を行う際とは
異なる回数にするものである請求項7に記載のカラー画
像記録装置。 - 【請求項9】 少なくとも3色の記録ドットを記録媒体
上に形成して溶融型カラー熱転写記録を行う際に、前記
記録媒体を1ライン分搬送する時間内に奇数ライン又は
偶数ラインの記録ドットを形成するために発熱素子に通
電するタイミングをずらすことにより、通常の千鳥印字
に対して奇数ライン又は偶数ラインのどちらか一方の記
録ドットを他方の記録ドットに近づけた位置に任意の色
の記録ドットを形成することを特徴とするカラー画像記
録制御方法。 - 【請求項10】 少なくとも3色の記録ドットを記録媒
体上に形成して溶融型カラー熱転写記録を行う際に、前
記記録媒体が一定距離搬送される時間内に発熱素子に通
電する回数を通常の千鳥印字を行う際とは異なる所定の
回数にすることにより、該通常の千鳥印字に対して副走
査方向の記録ドットの配列間隔が非整数倍になるように
任意の色の記録ドットを形成することを特徴とするカラ
ー画像記録制御方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8264631A JPH10109436A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | カラー画像記録方法、カラー画像記録装置、及びカラー画像記録制御方法 |
US08/926,893 US6005596A (en) | 1996-10-04 | 1997-09-10 | Method for recording color image, apparatus for recording color image, and method for controlling recording of color image |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8264631A JPH10109436A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | カラー画像記録方法、カラー画像記録装置、及びカラー画像記録制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10109436A true JPH10109436A (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17406035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8264631A Pending JPH10109436A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | カラー画像記録方法、カラー画像記録装置、及びカラー画像記録制御方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6005596A (ja) |
JP (1) | JPH10109436A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012166379A (ja) * | 2011-02-10 | 2012-09-06 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 画像記録装置および画像記録方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6226021B1 (en) * | 1998-04-03 | 2001-05-01 | Alps Electric Co., Ltd. | Image forming method of thermal transfer printer |
US6999202B2 (en) | 2001-03-27 | 2006-02-14 | Polaroid Corporation | Method for generating a halftone of a source image |
US6937365B2 (en) | 2001-05-30 | 2005-08-30 | Polaroid Corporation | Rendering images utilizing adaptive error diffusion |
US6842186B2 (en) * | 2001-05-30 | 2005-01-11 | Polaroid Corporation | High speed photo-printing apparatus |
US6906736B2 (en) | 2002-02-19 | 2005-06-14 | Polaroid Corporation | Technique for printing a color image |
US7283666B2 (en) | 2003-02-27 | 2007-10-16 | Saquib Suhail S | Digital image exposure correction |
US8773685B2 (en) | 2003-07-01 | 2014-07-08 | Intellectual Ventures I Llc | High-speed digital image printing system |
JP5206276B2 (ja) * | 2008-02-01 | 2013-06-12 | ソニー株式会社 | 階調変換装置、階調変換方法、及び、プログラム |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60222268A (ja) * | 1984-04-20 | 1985-11-06 | Hitachi Ltd | 感熱式カラ−プリンタ |
US4884080A (en) * | 1985-01-31 | 1989-11-28 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Color image printing apparatus |
JP3093489B2 (ja) * | 1992-11-12 | 2000-10-03 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録方法 |
JP2967254B2 (ja) * | 1993-09-10 | 1999-10-25 | セイコーインスツルメンツ株式会社 | 記録装置及び記録方法 |
US5786900A (en) * | 1994-03-23 | 1998-07-28 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Image recording device for recording multicolor images with dot pitch pattern randomly arranged only in the sub-scanning direction |
-
1996
- 1996-10-04 JP JP8264631A patent/JPH10109436A/ja active Pending
-
1997
- 1997-09-10 US US08/926,893 patent/US6005596A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012166379A (ja) * | 2011-02-10 | 2012-09-06 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 画像記録装置および画像記録方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6005596A (en) | 1999-12-21 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20040902 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041109 |
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