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JPH10217528A - カラー画像記録方法、カラー画像記録装置、及びカラー画像記録制御方法 - Google Patents

カラー画像記録方法、カラー画像記録装置、及びカラー画像記録制御方法

Info

Publication number
JPH10217528A
JPH10217528A JP9023058A JP2305897A JPH10217528A JP H10217528 A JPH10217528 A JP H10217528A JP 9023058 A JP9023058 A JP 9023058A JP 2305897 A JP2305897 A JP 2305897A JP H10217528 A JPH10217528 A JP H10217528A
Authority
JP
Japan
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scanning direction
sub
dot group
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9023058A
Other languages
English (en)
Inventor
Masafumi Kobayashi
雅文 小林
Tomoaki Kasugaya
知明 粕加屋
Masaharu Naramoto
正治 奈良本
Norio Takahashi
典雄 高橋
Masaaki Yoshida
正明 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEIKO DENSHI KIKI KK
Original Assignee
SEIKO DENSHI KIKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SEIKO DENSHI KIKI KK filed Critical SEIKO DENSHI KIKI KK
Priority to JP9023058A priority Critical patent/JPH10217528A/ja
Publication of JPH10217528A publication Critical patent/JPH10217528A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
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  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも3色の記録ドットを形成するよう
にしたカラー記録装置において、色相縞を抑制する。 【解決手段】 1ラインを副走査方向に所定の数に分割
してサブラインとなし、各ライン毎にいずれかのサブラ
インに1ドット印字することで、ドット配列に擬似的な
角度を設けて記録する。この印字記録パターンを各色で
異ならせることにより色相縞を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも3色の
記録ドットを記録媒体上に形成するカラー画像記録方
法、カラー画像記録装置、及びカラー画像記録制御方法
に関し、詳細には色相縞を抑制する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】少なくとも3色の記録ドットを記録媒体
上に形成するようにしたカラー画像記録装置としては、
溶融型カラー熱転写記録装置がある。溶融型カラー熱転
写記録装置では、イエロー(以下Yという)、マゼンタ
(以下Mという)、シアン(以下Cという)の3色、も
しくはこの3色にブラック(以下Kという)を加えた4
色の熱溶融性インクをこの順序で長手方向に塗布したイ
ンクシートを用いる。そして、このインクシートと記録
媒体である転写用紙とを重ね、サーマルヘッドからイン
クシートに熱を加えることによりインクを溶かし、転写
用紙にY、M、C、もしくはY、M、C、Kの順に転写
させる。サーマルヘッドは、主走査方向にライン状に配
置された多数の発熱素子を備えており、この発熱素子に
電流を印加する時間幅を制御することにより、転写用紙
に転写される記録ドットの面積を制御し、階調表現を行
うことができる。
【0003】図12に従来の溶融型カラー熱転写記録装
置により転写用紙に形成された記録ドットの配列パター
ンの一例を示す。このパターンはY、M、C、Kの4色
を主走査方向、副走査方向共に300dpi(ドットピ
ッチ=84.7μm)で形成したものである。さらに、
各ラインの記録ドットを1列おきに副走査方向にドット
ピッチの1/2(=42.3μm)だけずらすことによ
り、サーマルヘッドの熱を拡散させ、良好な記録ドット
が形成できるようにしている。この明細書では、このよ
うに各ラインの記録ドットを1列おきに副走査方向にず
らして配置することを1ドット千鳥印字と呼ぶ。
【0004】図13にこのような印字パターンを実現す
る際にサーマルヘッドの通電制御スイッチに印加するパ
ルスのタイミングの一例を示す。なお、この図では図1
2に示したような印字パターンを実現するためのタイミ
ングだけでなく階調レベルも併せて示す便宜上、最大階
調を63とした場合に1列目の階調を63として2列目
以降、徐々に低階調となるようにしたので、この電流に
より形成される記録ドットの面積が図12と対応するも
のではない。
【0005】図13に示すように、奇数列目、偶数列目
ともに、10msec毎に電流の印加を開始し、階調レ
ベルに応じた時間経過後に電流の印加を停止する。そし
て、奇数列目のラインにおいて電流の印加を開始するタ
イミングと偶数列目のラインにおいて電流の印加を開始
するタイミングとの間には、5.0msecの時間差を
設けてある。このタイミングは、2.5msec毎に生
成されるタイミングパルスに同期させることで決めてい
る。なお、このタイミングパルスは、転写用紙を搬送す
るためのステップモータを駆動するタイミングにも同期
している。また、ここで300dpi,10msec毎
に全ての列に共通に記載した垂直の破線は印字開始タイ
ミングから等間隔に引いた基準線である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図12に示したよう
に、副走査方向の解像度が300dpiの場合には、記
録ドットは副走査方向に84.7μmの間隔で正確に配
列することが理想である。しかし、インクシート及び転
写用紙をモーターを使用してメカニカルに搬送している
限り、1枚1枚の転写用紙毎の全記録領域にわたって記
録ドットの位置を1μmのずれもなく配列することは、
現在のところきわめて困難である。したがって、正規の
位置から副走査方向にある程度(数μm〜数十μm)の
ずれが発生することは、実際上避けられない。しかも、
そのずれは一般的に副走査方向のある程度の幅(数mm
〜数十mm)をもって各色、各印字においてランダムに
発生する。図14は、CがYとMに対して相対的にずれ
ている部分が存在する場合の記録ドットの配列パターン
の一例を示している。
【0007】このように記録ドットが相対的にずれた場
合には、Y、M、Cの各々について50%の階調で印字
を行っても、転写用紙上の色は均一な中間調グレーには
ならない。その理由は任意の色の記録ドットが他の色の
記録ドットに対して副走査方向に相対的にずれることに
より、見た目の色相が変化してしまい、結果として色相
縞(色モアレともいわれている)が発生するからであ
る。さらに、転写用紙上にインクが直接転写される場合
と他色のインクの上にインクがのる場合との転写性(エ
ネルギーに対する濃度)が異なることも色相縞の発生を
助長している。
【0008】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
ものであって、少なくとも3色の記ドットを形成するよ
うにしたカラー画像記録装置において、効果的に色相縞
を抑制することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカラー画像
記録方法及び装置は、1ラインを副走査方向に所定の数
に分割してサブラインとなし、少なくとも3色の記録ド
ットを記録媒体上に形成するカラー画像記録方法及び装
置であって、第1色の記録ドットは、主走査方向の各列
において、副走査方向の各ライン毎にいずれかのサブラ
インに1ドット印字形成するものであって、主走査方向
の隣り合う列においては異なるサブラインに形成し、第
2色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副走
査方向の印字可能頻度が1メインラインあたり1ドット
であり、主走査方向の同じ列において、副走査方向の奇
数メインラインと偶数メインライン、または偶数メイン
ラインと奇数メインラインの記録ドットを互いに1サブ
ライン以上離した位置に形成して第1の記録ドット群と
なし、かつ、主走査方向に隣り合ういずれかの列におい
ては、該第1の記録ドット群が形成される位置がサブラ
イン単位で異なる第2の記録ドット群を形成し、主走査
方向に隣り合う第1の記録ドット群と第2の記録ドット
群を第3の記録ドット群となし、第3の記録ドット群が
千鳥状になるように配列し、第3色の記録ドットは、主
走査方向の各列において、副走査方向の印字可能頻度が
1メインラインあたり1ドットであり、主走査方向の同
じ列において、副走査方向の奇数メインラインと偶数メ
インライン、または偶数メインラインと奇数メインライ
ンの記録ドットを互いに1サブライン以上離した位置に
形成して第4の記録ドット群となし、かつ、主走査方向
に隣り合ういずれかの列においては、該第4の記録ドッ
ト群が形成される位置がサブライン単位で異なる第5の
記録ドット群を形成し、主走査方向に隣り合う第4の記
録ドット群と第5の記録ドット群を第6の記録ドット群
となし、第6の記録ドット郡を千鳥状になるように配列
し、さらに、該第6の記録ドット群は前記第3の記録ド
ット群と異なるように形成することを特徴とするもので
ある。
【0010】さらに、その他の色の記録ドットは、該第
1色の記録ドットと同配列となるように形成され、さら
に、副走査方向において該第1色の記録ドットとは、1
サブライン離した位置に形成したことを特徴とするもの
である。以上のように形成された本発明の印字記録ドッ
トの画像パターン配列によれば、画像パターンを構成す
る各印字ドットは各々の階調データに適合したドット径
を保ちながら、全体的なドット配列には画像全体に対し
て一定の角度を有する事になる。
【0011】この角度は、前記サブラインの分割数や、
前記第3及び第6の記録ドット群の位置の設定により適
宜設定可能となる。さらに印字を構成するY,M,Cも
しくはY,M,C,K各色において各々使用するマスク
パターンの組み合わせを変更する事が可能であるので、
各色のドット配列角度は相対的に差が生じ、印刷におけ
るスクリーン角度を色毎に変える事と同じ効果が得ら
れ、色相縞が解消できる。
【0012】また本発明の印字記録ドットの画像パター
ン配列を形成することは、奇数ライン又は偶数ラインの
記録ドットを形成するために記録素子にエネルギーを印
加するタイミングをずらすことにより実現できる。例え
ば、記録素子が発熱素子の場合には、記録媒体を1ライ
ン分搬送する時間内に発熱素子に通電するタイミングを
ずらすことにより実現できる。
【0013】本発明によれば、各色の記録ドットがラン
ダムなずれを有しているので、各色の記録ドットと同じ
形状で重なる可能性は殆どない。つまり、ある一色の記
録ドットとその他の色の記録ドットとはずれ自体はどち
らかといえば規則的であるが、相対的なずれにより元々
重なっている部分が重ならなくなり、その近傍の元々重
なっていない部分が重なるようになること、逆に元々重
なっていない部分が重なり、その近傍の元々重なってい
る部分が重ならなくなること、また元々小さい重なりが
大きく重なっても、その近傍の元々大きく重なっている
部分が小さくなることで、マクロ的(見た目)な色相変
化が抑制される。すなわち、色相縞の発生が抑制され
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面を参照しながら詳細に説明する。図1に本発明を適
用した溶融型カラー熱転写記録方法により転写用紙上に
形成された記録ドットの配列パターンの一例を示す。こ
のパターンはY、M、C、Kの4色をこの順序で印字す
ることにより形成したものである。以降、図1に示す
Y、M、C、Kそれぞれの印字記録ドットの配置につい
て説明する。
【0015】まずKの印字記録ドットの配置について説
明する。図1においてKは図12に示したパターンと同
じ配列をもっている。つまり、Kのパターンは主走査方
向、副走査方向の解像度がともに300dpiに設定し
て通常の1ドット千鳥印字を行ったものである。またK
のパターンは後に解説するYのパターンとも同じ配列を
もっている。Kは色相変化に影響を与えないため、Yの
パターンと同一の配列とした。ただしKパターンは、本
発明の実験よりYのパターンに対し副走査方向にドット
ピッチの1/4(=21.1μm)ずらすことにより最
良の結果が得られたため、Yのパターンに対しドットピ
ッチの1/4ずらすこととする。つぎに図2、図3、図
4に基づいて、Y、M、Cそれぞれの色における印字記
録ドットの配列について説明する。各図(1)は画像デ
ータの配置を示し、また各図(2)(3)(4)(5)
はそれぞれ印字階調数が0〜63に変化するうちの1
0、20、40、60の印字階調で形成された印字記録
ドットを示したものである。
【0016】図2、図3、図4の格子縦ラインはサーマ
ルヘッドの発熱抵抗体の配列に起因し、本実施例では3
00dpiのサーマルヘッドを使用するため300dp
i間隔のドット形成位置を表している。また格子横ライ
ンは記録媒体搬送の分解能と同期させ300dpiを4
分割した1200dpi間隔の格子である。つまり画像
構成における1画素(300dpi×300dpi)を
副走査方向に4分割してドットを配置するドット配置位
置を表している。この明細書では、このようなドット配
置位置をサブラインと呼ぶ。また、サブラインを構成す
る基となる主走査方向×副走査方向が300dpi×3
00dpi毎のドット配置位置をメインラインと呼ぶ。
【0017】次に図2により本発明によるYのドット配
列について説明する。図2(1)は画像データの配置を
示すものであり、印字記録されるYの画像データは概念
上、メインライン上に配置されている。図2(2)
(3)(4)(5)は実際の印字記録ドットを示してい
る。図2(1)に示す画像データは、後述するサーマル
ヘッド駆動制御部を介し、実際には、図2(2)に示す
配置位置に印字記録ドットを形成する。なお、図2
(1)のドットa〜pは、図2(2)の同ドットにそれ
ぞれ対応している。図2(3)(4)(5)は便宜上a
〜pの付番を省略した。
【0018】図2(2)〜(5)に示すように印字記録
ドットは、主走査方向に隣り合う列において、2サブラ
インずつ交互にずらした位置、すなわち千鳥状に配置す
る。すなわち1〜4列目のドットa、e、i、mのよう
に形成する。かつ印字記録ドットは、各主走査方向の同
じ列上に、4サブラインのドット間隔で配置する。すな
わち1列目のドットa、b、c、dのように形成する。
【0019】そして各サブライン上の印字記録ドット
は、2列間隔で配置されることになる。さらに印字記録
ドットは、ドットa、eの2ドットで1サイクルを構成
する。そしてこの1サイクルを主走査方向および副走査
方向に順次繰り返して、画像データに対応する印字領域
の全域(Yの1画面)にドットを配置する。
【0020】なお図2は副走査方向に4サイクル繰り返
して記録ドットを配置したものを示している。次に図3
により本発明によるMのドット配列について説明する。
図3(1)は画像データの配置を示すものであり、印字
記録されるMの画像データは概念上、メインライン上に
配置されている。図3(2)(3)(4)(5)は実際
の印字記録ドットを示している。図3(1)に示す画像
データは、後述するサーマルヘッド駆動制御部を介し、
実際には、図3(2)に示す配置位置に印字記録ドット
を形成する。なお、図3(1)のドットa〜pは、図3
(2)の同ドットにそれぞれ対応している。図3(3)
(4)(5)は便宜上a〜pの付番を省略した。
【0021】図3に示すように印字記録ドットは、主走
査方向の各列上において、ドットを配置する頻度が、3
00dpi(メインライン)あたり1ドットとなるよう
に配置する。すなわち1列目ではドットa、b、c、d
のように300dpi×4=4メインラインあたり4ド
ットなので、300dpiあたり1ドットの頻度となる
ように形成されている。かつ印字記録ドットは、主走査
方向の同じ列上において、図3(1)に示す画像データ
の配置上の奇数メインラインと偶数メインラインのドッ
ト(すなわち奇数列の1列目ではドットa、b)を、図
3(2)の印字記録ドットa、bのように互いに2サブ
ライン間隔離した位置に形成して、記録ドット群とな
す。これをM記録ドット群と称す。
【0022】かつ主走査方向に隣り合う2列目上におい
ては、図3(1)に示す画像データの配置上の偶数メイ
ンラインと奇数メインラインのドット(すなわち偶数列
の2列目ドットf、g)を、図3(2)のM記録ドット
群(ドットf、g)となし、1列目のM記録ドット群
(ドットa、b)に対して、副走査方向(熱転写記録用
紙の搬送方向)に4サブライン異なった位置に形成す
る。
【0023】かつ主走査方向に隣り合う3列目上におい
ては、図3(1)に示す画像データ配置上の偶数メイン
ラインと奇数メインラインのドット(すなわち奇数列の
3列目ドットj、k)を、図3(2)のM記録ドット群
(ドットj、k)となし、2列目のM記録ドット群(ド
ットf、g)に対して、M方向(熱転写記録用紙の搬送
方向の逆方向)に1サブライン異なった位置に形成す
る。
【0024】かつ主走査方向に隣り合う4列目上におい
ては、図3(1)に示す画像データの配置上の奇数メイ
ンラインと偶数メインラインのドット(すなわち奇数列
の4列目ドットm、n)を、図3(2)のM記録ドット
群(ドットm、n)となし、3列目のM記録ドット群
(ドットj、k)に対して、M方向に4サブライン異な
った位置に形成する。
【0025】そして各サブライン上の印字記録ドット
は、4列間隔で配置されることになる。さらに印字記録
ドットは、ドットa、b、f、g、j、k、m、nの8
ドットで1サイクルを構成する。そしてこの1サイクル
を主走査方向および副走査方向に順次繰り返して、画像
データに対応する印字領域の全域(Mの1画面)にドッ
トを配置する。なお図3は副走査方向に2サイクル繰り
返して記録ドットを配置したものを示している。
【0026】次に図4により本発明によるCのドット配
列について説明する。図4(1)は画像データの配置を
示すものであり、印字記録されるCの画像データは概念
上、メインライン上に配置されている。図4(2)
(3)(4)(5)は実際の印字記録ドットを示してい
る。図4(1)に示す画像データは、後述するサーマル
ヘッド駆動制御部を介し、実際には、図4(2)に示す
配置位置に印字記録ドットを形成する。なお、図4
(1)のドットa〜pは、図4(2)の同ドットにそれ
ぞれ対応している。図4(3)(4)(5)は便宜上a
〜pの付番を省略した。
【0027】図4に示すように印字記録ドットは、主走
査方向の各列上において、ドットを配置する頻度が、3
00dpi(メインライン)あたり1ドットとなるよう
に配置する。すなわち1列目ではドットa、b、c、d
のように300dpi×4=4メインラインあたり4ド
ットなので、300dpiあたり1ドットの頻度となる
ように形成されている。かつ印字記録ドットは、主走査
方向の同じ列上において、図4(1)に示す画像データ
の配置上の偶数メインラインと奇数メインラインのドッ
ト(すなわち奇数列の1列目ではドットb、c)を、図
4(2)の印字記録ドットb、cのように互いに2サブ
ライン間隔離した位置に形成して、記録ドット群とな
す。これをC記録ドット群と称す。
【0028】かつ主走査方向に隣り合う2列目上におい
ては、図4(1)に示す画像データの配置上の奇数メイ
ンラインと偶数メインラインのドット(すなわち偶数列
の2列目ドットe、f)を、図4(2)のC記録ドット
群(ドットe、f)となし、1列目のC記録ドット群
(ドットb、c)に対して、C方向(熱転写記録用紙の
搬送方向の逆方向)に4サブライン異なった位置に形成
する。
【0029】かつ主走査方向に隣り合う3列目上におい
ては、図4(1)に示す画像データの配置上の奇数メイ
ンラインと偶数メインラインのドット(すなわち奇数列
の3列目ドットi、j)を、図4(2)のC記録ドット
群(ドットi、j)となし、2列目のC記録ドット群
(ドットe、f)に対して、副走査方向(熱転写記録用
紙の搬送方向)に1サブライン異なった位置に形成す
る。
【0030】かつ主走査方向に隣り合う4列目上におい
ては、図4(1)に示す画像データの配置上の偶数メイ
ンラインと奇数メインラインのドット(すなわち奇数列
の4列目ドットn、o)を、図4(2)のC記録ドット
群(ドットn、o)となし、3列目のC記録ドット群
(ドットi、j)に対して、副走査方向に4サブライン
異なった位置に形成する。
【0031】そして各サブライン上の印字記録ドット
は、4列間隔で配置されることになる。さらに印字記録
ドットは、ドットb、c、e、f、i、j、n、oの8
ドットで1サイクルを構成する。そしてこの1サイクル
を主走査方向および副走査方向に順次繰り返して、画像
データに対応する印字領域の全域(Cの1画面)にドッ
トを配置する。
【0032】なお図4は副走査方向に2サイクル繰り返
して記録ドットを配置したものを示している。つぎに図
5、図6、図7を基に、図2、図3、図4に示したY、
M、Cそれぞれの色における印字記録ドットを構成する
ための、印字パルスについて説明する。
【0033】図5、図6、図7のパルス波形の実線部分
が、それぞれ図2(5)、図3(5)、図4(5)の6
0階調の印字記録ドット配列および形状と対応してお
り、かつドット付番a〜pとも対応している。便宜上、
図2(2)(3)(4)の10、20、40階調の印字
記録ドットに対応するパルス波形の説明は省略する。さ
らに図5、図6、図7では副走査方向に隣接した2サイ
クル分の波形を示しているが、実際には波形の繰り返し
で図1の連続したドット形状が実現される。
【0034】いま、基本印字速度10msで4分割した
時、サーマルヘッドのパルス(熱印加エネルギ)とイン
ク転写特性の関係から実験的に次の特徴が得られてい
る。特徴1.主走査方向で隣接するドットを同時に形成
すると、同時に形成されたインクはインク形状が大きく
なるにつれて互いに結合するが、印加パルスのタイミン
グがずれて(すなわち1サブライン以上ずれて)同時に
エネルギが印加されない時には、インク形状が大きくな
っても隣接ドットは結合しない。ただし60階調以上の
ような高階調(例えば63階調)印字では隣接するイン
ク形状が重なり合ってベタ印字となる。
【0035】特徴2.副走査方向に連続にドットを形成
すると、ドット配置間隔が2サブライン以内(すなわち
M記録ドット群やC記録ドット群)であれば、インク形
状が大きくなるにつれて互いに結合するが、それ以上間
隔が開くとインク形状が大きくなっても連続ドットは結
合しない。ただし、60階調以上のような高階調(例え
ば63階調)印字では隣接するインク形状が重なり合っ
てベタ印字となる。
【0036】まず図5により、図2に示した本発明によ
るYの印字記録ドットを構成するための、印字パルスに
ついて説明する。副走査方向の各サブライン毎に、時間
順にドット形成方法を説明すると、まず1列目と3列目
にパルスを印加してドットaとドットiを印字する。次
に2サブライン(600dpi)だけ記録用紙を搬送
し、2列目と4列目にパルスを印加してドットeとドッ
トmを印字する。以降同様にb、j、f、nの順番でド
ットが形成される。すなわち、Yは1ドット千鳥印字を
繰り返す。
【0037】そしてドット形状は、図2(2)(3)
(4)のようにドット形状が大きくなるにつれて、前記
特徴1によりドットのつながりが制御される。つまり印
字記録ドットは隣接するドットと結合せずに大きくなっ
ていく。次に図6により、図3に示した本発明によるM
の印字記録ドットを構成するための、印字パルスについ
て説明する。
【0038】副走査方向の各サブライン毎に、時間順に
ドット形成方法を説明すると、まず3列目にパルスを印
加してドットiを印字する。次に1サブライン(120
0dpi)だけ記録用紙を搬送し、2列目にパルスを印
加してドットeを印字する。次に1サブラインだけ記録
媒体を搬送し、4列目にパルスを印加してドットmを形
成する。次に1サブラインだけ記録媒体を搬送し、1列
目にパルスを印加してドットaを形成する。以降同様に
n、b、j、fの順番でドットが形成される。
【0039】そしてドット形状は、図3(2)(3)
(4)のようにドット形状が大きくなるにつれて、前記
特徴1および2によりドットのつながりが制御される。
つまりM記録ドット群であるaとb等は、それぞれ結合
して大きくなっていく。また同じ列上に連続するM記録
ドット群(aとb)とM記録ドット群(cとd)は、3
サブライン以上離れているので結合せずに大きくなって
いく。
【0040】次に図7により、図4に示した本発明によ
るCの印字記録ドットを構成するための、印字パルスに
ついて説明する。副走査方向の各サブライン毎に、時間
順にドット形成方法を説明すると、まず1列目にパルス
を印加してドットaを印字する。次に1サブライン(1
200dpi)だけ記録用紙を搬送し、4列目にパルス
を印加してドットmを印字する。次に1サブラインだけ
記録媒体を搬送し、2列目にパルスを印加してドットe
を形成する。次に1サブラインだけ記録媒体を搬送し、
3列目にパルスを印加してドットiを形成する。以降同
様にf、j、b、nの順番でドットが形成される。
【0041】そしてドット形状は、図4(2)(3)
(4)のようにドット形状が大きくなるにつれて、前記
特徴1および2によりドットのつながりが制御される。
つまりC記録ドット群であるbとc等は、それぞれ結合
して大きくなっていく。また同じ列上に連続するC記録
ドット群(eとf)とC記録ドット群(gとh)は、3
サブライン以上離れているので結合せずに大きくなって
いく。
【0042】なお、本実施例の説明においては、画像デ
ータに対して印字記録ドットを同じ階調で形成している
が、ドット配置中央に対する距離の重みづけによって濃
度配分に重みづけをする方法、更には1画素を配置する
ドット位置が各画素毎に異なる事まで考慮し、全てのド
ットを理想的ドット配置位置からの距離で重みづけして
周辺画素との対比でドット印字階調を決定する方法が用
いられる。
【0043】図1は以上の様に決定されたドット配列パ
ターンであり、3色グレー(Y+M+C)に着目する
と、Y、M、Cインクはインクが重なる部分と重ならな
い部分がランダムに配置されるため、メカ的な要因等で
各色のドット配置位置がミクロ的にずれても、その周辺
でずれを補間するずれが生じるため、マクロ的には色モ
アレの発生を防止できる。
【0044】つぎに、前述したような記録ドットの配列
パターンを得るための手段について説明する。図8に本
発明に使用する溶融型カラー熱転写記録装置の要部の概
略構成を示す。サーマルヘッド1には多数(例えば、3
648個)の発熱抵抗体2が主走査方向に一列に配置さ
れている。各発熱抵抗体は例えば主走査方向に68μ
m、副走査方向に80μmのサイズを持っている。そし
て、この発熱抵抗体2がプラテンローラ10と対向する
ように配置される。また、サーマルヘッド1は図示しな
い駆動機構によりインクシート3を押圧する位置(図8
はこの位置を示す)と押圧しない位置との間をアップ/
ダウンするように構成されている。
【0045】プラテンローラ10と一対の紙送りローラ
11、12は、図示しないコントローラにより制御され
るステッピングモータ23によりライン毎に副走査方向
の正逆回転が可能であり、記録媒体である熱転写記録用
紙24を搬送する。プラテンローラ10の手前にはプラ
テンローラ10に給紙するための一対の給紙ローラ2
5、26及び、図示しない紙ガイドが配置されている。
また、紙送りローラ11、12の先には一対の排紙ロー
ラ13、14、及び図示しない排紙ガイドが配置されて
いる。給紙ローラ25、26、排紙ローラ13、14は
共に図示しないコントローラにより制御されるステッピ
ングモータ23により副走査方向に回転が可能であり、
熱転写記録用紙24を搬送する。
【0046】さらに、インクシート供給ローラ15及び
インクシート巻き取りローラ16が設けられている。イ
ンクシート巻き取りローラ16は、図示しないコントロ
ーラにより制御されるDCモータ22により回転可能で
ある。また、サーマルヘッド1のインクシート巻き取り
ローラ16側の端には、熱転写後のインクシート3と転
写用紙24とを安定に引き剥がすためのピールプレート
19が配置されている。さらに、インクシート3が巻き
取られることにより巻き取り側の径の大きさが変化して
もピール角度が変化しないようにするために、ピールプ
レート19とインクシート巻き取りローラ16との間に
インクシートガイドローラ21を配置している。そし
て、インクシートガイドローラ21の近くにはインクシ
ートセンサー20が配置されている。
【0047】インクシート3は、図9に示すようにPE
T(ポリエチレンテレフタレート)フィルム等から構成
されるベース層3Aの上に顔料を含んだワックスを主原
料とした熱溶融性インクのインク層3Bが、Y、M、
C、Kの順に1画面毎に塗布されている。インクシート
3はインクシート巻き取りローラ16を回転させること
により、サーマルヘッド1と対向する部分の色をY、
M、C、Kの順に切り換えることができる。そして、各
色のインク層の近くには、インクシートセンサー20が
インク層の色を識別するための図示しないパターンが付
与されている。
【0048】図10はサーマルヘッド駆動制御部の構成
を示すブロック図である。サーマルヘッドの発熱抵抗体
2にはトランジスタ31で構成されたスイッチング素子
とサーマルヘッド用電源32とが直列接続されており、
このトランジスタ31がオン状態の時にサーマルヘッド
用電源32から発熱抵抗体2に通電される。
【0049】画像信号インターフェース部44は、図示
しないホストコンピュータからポストスクリプト等で記
述された画像データを受け取り、主走査方向×副走査方
向が300dpi×300dpiの解像度で最大364
8ドット×5400ドット、各ドットが6ビットの階調
を有する画像データをY、M、C、Kの面順次でフレー
ムメモリ43に送出する。
【0050】フレームメモリ43は格納した画像データ
を色毎に予め定められたライン数ずつ読み出して解像度
変換部42へ送る。解像度変換部42は、副走査方向の
解像度を画像データの色に応じて所定の解像度に変換す
る。実施例では、印字ドットの対応画素濃度レベルに応
じた印字ドットの分割と配置中央に対する距離の重みづ
けによって濃度配分に重みづけをする方法、更には1画
素を配置するドット位置が各画素毎に異なる事まで考慮
し、全てのドットを理想的ドット配置位置からの距離で
重みづけして周辺画素との対比でドット印字階調を決定
する処理を行う。
【0051】ディザ処理部41では64階調を有する画
像データに対して2×2のディザマトリックスを重ねる
ことにより、見かけ上各色256階調の画像データを得
る。マスク処理部40では印字する画像データの色に応
じてY、M、Cそれぞれ図11(1)(2)(3)に示
すマスクパターンを選択し、画像データにマスク処理を
施す。ラインメモリ37は例えば4ライン分の記憶が可
能であり、1ラインのデータを用いる毎に1ラインのデ
ータを新たに格納する。つまり、解像度変換部42で副
走査方向のライン数を増加させ、その増加したライン数
のドットをマスク処理部40で選択することにより、副
走査方向のドット形成タイミングを設定している。
【0052】ヒートデータ発生部38はラインメモリ3
7内のデータを参照し、各ドットの階調が1以上である
か1未満であるかを判断し、1以上であれば“1”のヒ
ートデータを1未満であれば“0”のヒートデータを発
生する。そして、1ラインの全ドットについてヒートデ
ータを発生し、シフトレジスタ34にシリアルに送る。
シフトレジスタ34に書き込まれた1ライン分のヒート
データは、ストローブパルス発生部36が発生するスト
ローブパルスの階調1の部分に同期してラッチ33にパ
ラレルに書き込まれる。アンド素子35はストローブパ
ルスの階調1の部分がハイレベルであり、かつラッチ3
3に保持されているヒートデータが“1”の期間にはト
ランジスタ31をオンにするので、この期間サーマルヘ
ッド用電源32から発熱抵抗体2に通電される。この処
理を階調1から63にわたって実行することにより、1
ラインの画像データの印字が終了する。
【0053】このようにして1ラインの画像データの印
字が終了した後、同様にして全ラインの印字を行うこと
により、1枚の画像の1色の印字が終了する。そして、
さらに面順次で4色の印字を行うことにより、1枚のカ
ラー画像の記録が終了する。以上説明したサーマルヘッ
ド駆動制御部は制御部39によりシーケンス制御され
る。
【0054】次に前述した溶融型カラー熱転写記録装置
の動作を説明する。図10において、図示しないホスト
コンピュータは印字動作開始の指示を与える信号を熱転
写記録装置に送り、熱転写記録装置が印字動作を開始す
ると共に図示しないホストコンピュータから送出した画
像データ信号は画像信号インターフェース部44を介し
てフレームメモリ43に格納される。
【0055】ここでいうホストコンピュータから画像信
号インターフェース部44へ送られてくる画像データは
ディジタル信号であり、1色につき8ビット幅である
が、本発明の適用においてはこの限りではない。ホスト
コンピュータから熱転写記録装置に送られる画像信号は
RGB画像の場合もあるし、C、M、Y、K4色の画像
データからなるCMYK画像の場合もあるし、解像度が
300dpi以外の場合もあるので、画像信号インター
フェース部44では送られてきた画像がRGB画像の場
合はCMYK画像に変換し、解像度が300dpi以外
の場合は拡大縮小機能を用いて300dpiの画像に変
換してからフレームメモリ43に書き込む。つまり画像
信号インターフェース部44からフレームメモリ43に
書き込まれる画像データ信号はCMYKデータであり当
然ディジタル信号である。
【0056】図8においては、画像データの転送と並行
して給紙ローラ25,26が回転することにより図示し
ない給紙ガイドに配置された熱転写記録用紙24を装置
内に1枚引き込む。熱転写記録用紙24が紙送りローラ
11,12の位置まで搬送された時点で以降の搬送は紙
送りローラ11,12が主体となって行う。熱転写記録
用紙24の印字開始ラインより10ライン程度手前の部
分がサーマルヘッド1の発熱抵抗体2の下まで搬送され
たところで搬送は一旦停止する。次にインクシート巻き
取りローラ16が回転することによりインクシート3が
巻き取られる。インクシートセンサー20がインクシー
ト3上のYのインク層を検出した段階でインクシートの
巻き取りは一旦停止し、サーマルヘッド1がダウンし、
熱転写記録用紙24の印字開始ライン部とインクシート
3が発熱抵抗体2とプラテンローラ10の間に狭まれ、
コントローラからの印字開始指示を待つ。
【0057】図10において、印字する1画面分のYの
画像データのフレームメモリ43への格納が完了する
と、解像度変換部42はフレームメモリ43から1〜数
ラインずつ画像データを受けとり、1画素を1ないし2
ドットで印字するための解像度処理を施した後、ディザ
処理部41へ送る。ディザ処理部41では、6ビットの
画像データに対して2×2のディザマトリックスを用い
て見かけ上256階調を有する画像データとし、この画
像データを受け取ったマスク処理部40では、印字する
ドットのパターンに応じたマスクパターンを用いてマス
ク処理を施した画像データをラインメモリ37に送る。
【0058】つぎにY、M、Cのマスクパターンについ
て、それぞれ図11(1)(2)(3)に基づいて説明
する。図11(1)(2)(3)において、マトリクス
の縦ラインは主走査方向のドットに対応し、横方向は副
走査方向の1画素を4分割しサブライン化したものであ
るから印字を構成する4×2画素(主走査方向×副走査
方向)をドット配置パターン4×8に変換してマスク
し、ドット配置位置を規定する。
【0059】本実施例のYの印字記録ドットは、図11
(1)のマスクパターンが使用され、図2(2)に示す
印字記録ドットの配置に対応している。また本実施例の
Mの印字記録ドットは、図11(2)のマスクパターン
が使用され、図3(2)に示す印字記録ドットの配置に
対応している。
【0060】また本実施例のCの印字記録ドットは、図
11(3)のマスクパターンが使用され、図4(2)に
示す印字記録ドットの配置に対応している。これらのマ
スクパターンは、印字色によって、任意に選択された
り、マスクパターンを変更して用いることで、印字パタ
ーン制御を行う事が可能となる。すなわち、本発明は、
上記の色とドット配置位置の関係に限定されるものでは
ない。さらには、ドット配置位置も上記のマスクパター
ンに限定されるものではない。
【0061】ヒートデータ発生部38はラインメモリ3
7に格納されている1ラインのすべての画素について階
調毎に2値化してシフトレジスタ34へ転送する。ヒー
トデータ発生部38の具体的な処理としては、ラインメ
モリ37に格納されている画像データの階調レベルに対
して、まず階調1以上の画素部分を“1”、それ以外は
“0”としてシフトレジスタ34へ転送する。
【0062】シフトレジスタ34は発熱抵抗体2と同数
(例えば、3648)のドット分あり、シフトレジスタ
34への転送が完了した段階でヒートデータはラッチ3
3にパラレルにラッチされる。そして、ラッチされた時
点でヒートデータ発生部38はYの1ライン目に関して
階調2以上の画素部分を“1”して同様にシフトレジス
タ34への転送を開始する。この時点で印字準備は完了
したので紙送りローラ11,12及びプラテンローラ1
0は熱転写記録用紙24の搬送を開始すると共に、イン
クシート巻き取りローラ16はインクシート3の巻き取
りを開始し、これらの開始に同期してストローブパルス
発生部36はストローブ信号をYの最終ラインまで繰り
返し発生する。
【0063】階調1に対するストローブパルスが1の
間、ラッチ33の出力(階調1におけるヒートデータ)
が1である発熱抵抗体2のトランジスタ31のベースが
ハイレベルとなり、発熱抵抗体2が通電し熱を発するこ
とでインクを熱転写記録用紙24に転写する。階調1に
おけるストローブ信号が終了するまでに、ヒートデータ
発生部38においてはYの1ライン目の階調データに対
して階調2以上の画素部分を“1”としたヒートデータ
をシフトレジスタ34へ転送し、階調1のストローブ信
号が終了した時点でラッチする。そして、ラッチが終了
すると共にストローブパルス発生部36は階調2に対応
する時間だけストローブパルスを発生し、その間ラッチ
33の出力(階調2におけるヒートデータ)が1である
発熱抵抗体2のトランジスタ31のベースが階調1の場
合に引き続きハイレベルとなり発熱抵抗体2が通電し続
けて熱を発することでインクをさらに熱転写記録用紙2
4に転写する。
【0064】以下これらの動作がラインメモリ37に格
納されているYの1ライン目に相当するデータに対して
階調3,4,5,・・・,61,62,63の順番で繰
り返し実行される。このようにしてYの1ライン目の印
字が終了するとフレームメモリ43から次のラインの印
字に必要な変換前のデータが読み出され、解像度変換部
42、ディザ処理部41、及びマスク処理部40を経て
ラインメモリ37に2ライン目のデータが格納される。
ヒートデータ発生部38はラインメモリ37内のYの2
ライン目の階調データを読み出し、2ライン目すべての
画素において1ライン目と同じように階調毎に2値化し
てシフトレジスタ34へシリアルデータとして転送す
る。Yの2ライン目における階調1のヒートデータがラ
ッチされ、Yの1ライン目の印字開始から時間にして
2.5msec、熱転写記録用紙24の搬送距離が2
1.2μm搬送されるとYの2ライン目の階調1のスト
ローブパルスにより発熱抵抗体2は通電し、インクを転
写する。以後、1ライン目と同様に階調レベルが2,
3,4,5,・・・,61,62,63の順番で繰り返
し実行される。
【0065】このようにしてYの最終ラインの印字が完
了し、熱転写記録用紙24の最終ライン部がピールされ
るとサーマルヘッド1はアップの状態になると共にイン
クシート巻き取りローラ16は回転を停止する。次に紙
送りローラ11,12及びプラテンローラ10が逆回転
する事により熱転写記録用紙24は印字開始ラインより
10ライン程度手前の部分が発熱抵抗体2とプラテンロ
ーラ10に狭まれた記録部まで戻される。また、同時に
インクシート巻き取りローラ16が回転することにより
インクシートセンサー20がインクシート3上のMのイ
ンク層を検出するまでインクシート3が送られる。
【0066】そして、Mのインク層が検出された時点で
インクシート巻き取りは一旦停止し、サーマルヘッド1
は図8に示す位置にダウンし、図示しないコントローラ
からのMの画像データの印字開始指令を待つ。Mの画像
データの印字のシーケンスは基本的にはこれまで説明し
たYの画像データと同じで、この実施例では図11のマ
スクパターンが異なるのみであり、Yと同様にMの最終
ラインの印字が完了し、熱転写記録用紙24の最終ライ
ン部がピールされるとサーマルヘッド1はアップの状態
になると共にインクシート巻き取りローラ16は回転を
停止する。次に紙送りローラ11,12及びプラテンロ
ーラ10が逆回転する事により熱転写記録用紙24は印
字開始ラインより10ライン程度手前の部分が発熱抵抗
体2とプラテンローラ10に狭まれた記録部まで戻され
る。また、同時にインクシート巻き取りローラ16が回
転することによりインクシートセンサー20がインクシ
ート3上のCのインク層を検出するまでインクシート3
が送られる。
【0067】またそれ以降のC、Kの印字においても基
本的に同じ動作が繰り返される。ここでも、前述のY、
Mの印字動作と異なるところは、図11のマスクパター
ンが異なるだけである。それが終了すると、サーマルヘ
ッド1はアップの状態になると共にインクシート巻き取
りローラ16は回転を停止する。次に排紙ローラ13,
14と紙送りローラ11,12が回転することにより、
転写用紙24は装置外に排出され、1枚のカラー画像の
記録が終了する。
【0068】また、本発明の実施例においては、Mにお
ける第3の記録ドット群とCにおける第6の記録ドット
群は主走査方向において同じ列に存在しているが、第3
の記録ドット群もしくは、第6の記録ドット群のどちら
かが主走査方向に対して1列ずれていても同様の効果が
得られる。
【0069】また、前記実施の形態は溶融型カラー熱転
写プリンタに関するものであったが、本発明は昇華型カ
ラー熱転写プリンタ、TA(サーモオートクローム)プ
リンタ、カラーレーザープリンタ、及びカラーインクジ
ェットプリンタ等にも適用できる。さらに、前記実施の
形態はラインプリンタに関するものであったが、本発明
はシリアルプリンタにも適用できる。
【0070】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、少なくとも3色の記録ドットを形成するようにし
たカラー画像記録装置において、効果的に色相縞を抑制
することができる。本発明の効果は、特に記録ドットの
面積により階調表現を行う際に顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した溶融型カラー熱転写記録方法
により形成された記録ドットの配列パターンの一例を示
す図である。
【図2】本発明を適用した溶融型カラー熱転写記録方法
により形成されたY色の記録ドットについて、記録ドッ
トの配置および階調レベルの変化に対する記録ドットの
形状の変化の一例を示す図である。
【図3】本発明を適用した溶融型カラー熱転写記録方法
により形成されたM色の記録ドットについて、記録ドッ
トの配置および階調レベルの変化に対する記録ドットの
形状の変化の一例を示す図である。
【図4】本発明を適用した溶融型カラー熱転写記録方法
により形成されたC色の記録ドットについて、記録ドッ
トの配置および階調レベルの変化に対する記録ドットの
形状の変化の一例を示す図である。
【図5】本発明を適用した溶融型カラー熱転写記録方法
におけるY色の記録ドットを形成する、印加パルスの一
例を示す図である。
【図6】本発明を適用した溶融型カラー熱転写記録方法
におけるM色の記録ドットを形成する、印加パルスの一
例を示す図である。
【図7】本発明を適用した溶融型カラー熱転写記録方法
におけるC色の記録ドットを形成する、印加パルスの一
例を示す図である。
【図8】本発明に使用する溶融型カラー熱転写記録装置
の要部の概略構成を示す図である。
【図9】インクシートの構成を示す図である。
【図10】サーマルヘッド駆動制御部の構成を示すブロ
ック図である。
【図11】図10の解像度変換部において用いるマスク
パターンを示す図である。
【図12】従来の溶融型カラー熱転写記録装置により転
写用紙に形成された記録ドットの配列パターンの一例を
示す図である。
【図13】千鳥印字を実現する際にサーマルヘッドの通
電制御スイッチに印加するパルスのタイミングの一例を
示す図である。
【図14】CがYとMに対して相対的にずれている部分
が存在する場合の記録ドットの配列パターンの一例を示
す図である。
【符号の説明】
1 サーマルヘッド 2 発熱抵抗体 3 インクシート 10 プラテンローラ 11,12 紙送りローラ 15 インクシート供給ローラ 16 インクシート巻き取りローラ 20 インクシートセンサ 31 トランジスタ 32 サーマルヘッド用電源 36 ストローブパルス発生部 38 ヒートデータ発生部 44 画像信号インターフェース部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B41J 2/325 B41J 3/20 114A B41M 5/34 115D 5/26 117C H04N 1/23 102 B41M 5/18 N 1/60 5/26 A H04N 1/40 D (72)発明者 高橋 典雄 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコー電子機器株式会社内 (72)発明者 吉田 正明 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコー電子機器株式会社内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1ラインを副走査方向に所定の数に分割
    してサブラインとなし、少なくとも3色の記録ドットを
    記録媒体上に形成するカラー画像記録方法であって、 第1色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の各ライン毎にいずれかのサブラインに1ドッ
    ト印字形成するものであって、主走査方向の隣り合う列
    においては異なるサブラインに形成し、 第2色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の印字可能頻度が1ラインあたり1ドットであ
    り、主走査方向の同じ列において、副走査方向の奇数ラ
    インと偶数ライン、または偶数ラインと奇数ラインの記
    録ドットを互いに1サブライン以上離した位置に形成し
    て第1の記録ドット群となし、かつ、主走査方向に隣り
    合う列においては、該第1の記録ドット群が形成される
    位置がサブライン単位で異なる第1の印字パターンで形
    成し、 第3色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の印字可能頻度が1ラインあたり1ドットであ
    り、主走査方向の同じ列において、副走査方向の奇数ラ
    インと偶数ライン、または偶数ラインと奇数ラインの記
    録ドットを互いに1サブライン以上離した位置に形成し
    て第2の記録ドット群となし、かつ、主走査方向に隣り
    合う列においては、該第2の記録ドット群が形成される
    位置がサブライン単位で異なる第2の印字パターンで形
    成され、さらに、該第2の印字パターンは前記第1の印
    字パターンと異なるように形成したことを特徴とするカ
    ラー画像記録方法。
  2. 【請求項2】 画像データが概念上配置される1メイン
    ラインを、副走査方向にa分割してサブラインとなし、
    サブライン上に印字記録ドットを形成し、少なくとも3
    色の記録ドットを記録媒体上に形成するカラー画像記録
    方法であって、 第1色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の各メインライン毎に、いずれかのサブライン
    に1ドット印字形成し、かつ主走査方向の連続する列に
    おいて異なるサブラインに形成し、 第2色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の印字可能頻度が1メインラインあたり1ドッ
    トであり、主走査方向の同じ列において、副走査方向の
    奇数メインラインと偶数メインライン、または偶数メイ
    ンラインと奇数メインラインの記録ドットを、互いにd
    (dは1以上a分割数未満)サブライン離した位置に形
    成して第1の記録ドット群となし、かつ、主走査方向に
    隣り合う列においては、該第1の記録ドット群が形成さ
    れる位置がサブライン単位で互いに異なる第1の印字パ
    ターンで形成し、 第3色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の印字可能頻度が1メインラインあたり1ドッ
    トであり、主走査方向の同じ列において、副走査方向の
    奇数メインラインと偶数メインライン、または偶数メイ
    ンラインと奇数メインラインの記録ドットを、互いにf
    (fは1以上a分割数未満)サブライン離した位置に形
    成して第2の記録ドット群となし、かつ、主走査方向に
    隣り合う列においては、該第2の記録ドット群が形成さ
    れる位置がサブライン単位で互いに異なる第2の印字パ
    ターンで形成され、さらに、該第2の印字パターンは前
    記第1の印字パターンと異なるように形成したことを特
    徴とするカラー画像記録方法。
  3. 【請求項3】 画像データが概念上配置される1メイン
    ラインを、副走査方向にa分割してサブラインとなし、
    サブライン上に印字記録ドットを形成し、少なくとも3
    色の記録ドットを記録媒体上に形成するカラー画像記録
    方法であって、 第1色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の各メインライン毎に、いずれかのサブライン
    に1ドット印字形成し、かつ主走査方向の連続する列に
    おいて異なるサブラインに形成し、 第2色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の印字可能頻度が1メインラインあたり1ドッ
    トであり、主走査方向の同じ列において、副走査方向の
    奇数メインラインと偶数メインライン、または偶数メイ
    ンラインと奇数メインラインの記録ドットを、互いにd
    サブライン離した位置に形成して第1の記録ドット群と
    なし、かつ、主走査方向に隣り合ういずれかの列におい
    ては、該第1の記録ドット群が形成される位置がサブラ
    イン単位で異なる第2の記録ドット群を形成し、主走査
    方向に隣り合う第1の記録ドット群と第2の記録ドット
    群を第3の記録ドット群となし、第3の記録ドット群が
    千鳥状になるように配列し、 第3色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の印字可能頻度が1メインラインあたり1ドッ
    トであり、主走査方向の同じ列において、副走査方向の
    奇数メインラインと偶数メインライン、または偶数メイ
    ンラインと奇数メインラインの記録ドットを、互いにf
    サブライン離した位置に形成して第4の記録ドット群と
    なし、かつ、主走査方向に隣り合ういずれかの列におい
    ては、該第4の記録ドット群が形成される位置がサブラ
    イン単位で異なる第5の記録ドット群を形成し、主走査
    方向に隣り合う第4の記録ドット群と第5の記録ドット
    群を第6の記録ドット群となし、第6の記録ドット群を
    千鳥状になるように配列し、さらに、該第6の記録ドッ
    ト群は前記第3の記録ドット群と異なるように形成した
    ことを特徴とするカラー画像記録方法。
  4. 【請求項4】 画像データが概念上配置される1メイン
    ラインを、副走査方向に4分割してサブラインとなし、
    サブライン上に印字記録ドットを形成し、少なくとも3
    色の記録ドットを記録媒体上に形成するカラー画像記録
    方法であって、 第1色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の各メインライン毎に、いずれかのサブライン
    に1ドット印字形成し、かつ主走査方向の連続する列に
    おいて異なるサブラインに形成し、 第2色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の印字可能頻度が1メインラインあたり1ドッ
    トであり、主走査方向の同じ列において、副走査方向の
    奇数メインラインと偶数メインライン、または偶数メイ
    ンラインと奇数メインラインの記録ドットを、互いに2
    サブライン離した位置に形成して第1の記録ドット群と
    なし、かつ、主走査方向に隣り合う列においては、該第
    1の記録ドット群が形成される位置が1サブライン単位
    で互いに異なる第1の印字パターンで形成し、 第3色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の印字可能頻度が1メインラインあたり1ドッ
    トであり、主走査方向の同じ列において、副走査方向の
    奇数メインラインと偶数メインライン、または偶数メイ
    ンラインと奇数メインラインの記録ドットを、互いに2
    サブライン離した位置に形成して第2の記録ドット群と
    なし、かつ、主走査方向に隣り合う列においては、該第
    2の記録ドット群が形成される位置が1サブライン単位
    で互いに異なる第2の印字パターンで形成され、さら
    に、該第2の印字パターンは前記第1の印字パターンと
    異なるように形成したことを特徴とするカラー画像記録
    方法。
  5. 【請求項5】 画像データが概念上配置される1メイン
    ラインを、副走査方向に4分割してサブラインとなし、
    サブライン上に印字記録ドットを形成し、少なくとも3
    色の記録ドットを記録媒体上に形成するカラー画像記録
    方法であって、 第1色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の各メインライン毎に、いずれかのサブライン
    に1ドット印字形成し、かつ主走査方向の連続する列に
    おいて異なるサブラインに形成し、 第2色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の印字可能頻度が1メインラインあたり1ドッ
    トであり、主走査方向の同じ列において、副走査方向の
    奇数メインラインと偶数メインライン、または偶数メイ
    ンラインと奇数メインラインの記録ドットを、互いに2
    サブライン離した位置に形成して第1の記録ドット群と
    なし、かつ、主走査方向に隣り合ういずれかの列におい
    ては、該第1の記録ドット群が形成される位置がサブラ
    イン単位で異なる第2の記録ドット群を形成し、主走査
    方向に隣り合う第1の記録ドット群と第2の記録ドット
    群を第3の記録ドット群となし、第3の記録ドット群が
    千鳥状になるように配列し、 第3色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の印字可能頻度が1メインラインあたり1ドッ
    トであり、主走査方向の同じ列において、副走査方向の
    奇数メインラインと偶数メインライン、または偶数メイ
    ンラインと奇数メインラインの記録ドットを、互いに2
    サブライン離した位置に形成して第4の記録ドット群と
    なし、かつ、主走査方向に隣り合ういずれかの列におい
    ては、該第4の記録ドット群が形成される位置がサブラ
    イン単位で異なる第5の記録ドット群を形成し、主走査
    方向に隣り合う第4の記録ドット群と第5の記録ドット
    群を第6の記録ドット群となし、第6の記録ドット群が
    千鳥状になるように配列し、さらに、該第6の記録ドッ
    ト群は前記第3の記録ドット群と異なるように形成した
    ことを特徴とするカラー画像記録方法。
  6. 【請求項6】 画像データが概念上配置される1メイン
    ラインを、副走査方向にa分割してサブラインとなし、
    サブライン上に印字記録ドットを形成し、少なくとも4
    色の記録ドットを記録媒体上に形成するカラー画像記録
    方法であって、 第1色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の各メインライン毎に、いずれかのサブライン
    に1ドット印字形成し、かつ主走査方向の連続する列に
    おいて異なるサブラインに形成し、 第2色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の印字可能頻度が1メインラインあたり1ドッ
    トであり、主走査方向の同じ列において、副走査方向の
    奇数メインラインと偶数メインライン、または偶数メイ
    ンラインと奇数メインラインの記録ドットを、互いにd
    (dは1以上a分割数未満)サブライン離した位置に形
    成して第1の記録ドット群となし、かつ、主走査方向に
    隣り合う列においては、該第1の記録ドット群が形成さ
    れる位置がサブライン単位で互いに異なる第1の印字パ
    ターンで形成し、 第3色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の印字可能頻度が1メインラインあたり1ドッ
    トであり、主走査方向の同じ列において、副走査方向の
    奇数メインラインと偶数メインライン、または偶数メイ
    ンラインと奇数メインラインの記録ドットを、互いにf
    (fは1以上a分割数未満)サブライン離した位置に形
    成して第2の記録ドット群となし、かつ、主走査方向に
    隣り合う列においては、該第2の記録ドット群が形成さ
    れる位置がサブライン単位互いにで異なる第2の印字パ
    ターンで形成され、さらに、該第2の印字パターンは前
    記第1の印字パターンと異なるように形成し、 第4色の記録ドットは、該第1色の記録ドットと同じ配
    列規則となるように形成され、さらに、副走査方向にお
    いて該第1色の記録ドットとは、g(gは1以上a分割
    数未満)サブライン離した位置に形成したことを特徴と
    するカラー画像記録方法。
  7. 【請求項7】 画像データが概念上配置される1メイン
    ラインを、副走査方向にa分割してサブラインとなし、
    サブライン上に印字記録ドットを形成し、少なくとも4
    色の記録ドットを記録媒体上に形成するカラー画像記録
    方法であって、 第1色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の各メインライン毎に、いずれかのサブライン
    に1ドット印字形成し、かつ主走査方向の連続する列に
    おいて異なるサブラインに形成し、 第2色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の印字可能頻度が1メインラインあたり1ドッ
    トであり、主走査方向の同じ列において、副走査方向の
    奇数メインラインと偶数メインライン、または偶数メイ
    ンラインと奇数メインラインの記録ドットを、互いにd
    サブライン離した位置に形成して第1の記録ドット群と
    なし、かつ、主走査方向に隣り合ういずれかの列におい
    ては、該第1の記録ドット群が形成される位置がサブラ
    イン単位で異なる第2の記録ドット群を形成し、主走査
    方向に隣り合う第1の記録ドット群と第2の記録ドット
    群を第3の記録ドット群となし、第3の記録ドット群が
    千鳥状になるように配列し、 第3色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の印字可能頻度が1メインラインあたり1ドッ
    トであり、主走査方向の同じ列において、副走査方向の
    奇数メインラインと偶数メインライン、または偶数メイ
    ンラインと奇数メインラインの記録ドットを、互いにf
    サブライン離した位置に形成して第4の記録ドット群と
    なし、かつ、主走査方向に隣り合ういずれかの列におい
    ては、該第4の記録ドット群が形成される位置がサブラ
    イン単位で異なる第5の記録ドット群を形成し、主走査
    方向に隣り合う第4の記録ドット群と第5の記録ドット
    群を第6の記録ドット群となし、第6の記録ドット群が
    千鳥状になるように配列し、さらに、該第6の記録ドッ
    ト群は前記第3の記録ドット群と異なるように形成し、 第4色の記録ドットは、該第1色の記録ドットと同じ配
    列規則となるように形成され、さらに、副走査方向にお
    いて該第1色の記録ドットとは、gサブライン離した位
    置に形成したことを特徴とするカラー画像記録方法。
  8. 【請求項8】 画像データが概念上配置される1メイン
    ラインを、副走査方向に4分割してサブラインとなし、
    サブライン上に印字記録ドットを形成し、少なくとも4
    色の記録ドットを記録媒体上に形成するカラー画像記録
    方法であって、 第1色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の各メインライン毎に、いずれかのサブライン
    に1ドット印字形成し、かつ主走査方向の連続する列に
    おいて異なるサブラインに形成し、 第2色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の印字可能頻度が1メインラインあたり1ドッ
    トであり、主走査方向の同じ列において、副走査方向の
    奇数メインラインと偶数メインライン、または偶数メイ
    ンラインと奇数メインラインの記録ドットを、互いに2
    サブライン離した位置に形成して第1の記録ドット群と
    なし、かつ、主走査方向に隣り合ういずれかの列におい
    ては、該第1の記録ドット群が形成される位置が1サブ
    ライン単位で異なる第1の印字パターンで形成し、 第3色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の印字可能頻度が1メインラインあたり1ドッ
    トであり、主走査方向の同じ列において、副走査方向の
    奇数メインラインと偶数メインライン、または偶数メイ
    ンラインと奇数メインラインの記録ドットを、互いに2
    サブライン離した位置に形成して第2の記録ドット群と
    なし、かつ、主走査方向に隣り合ういずれかの列におい
    ては、該第2の記録ドット群が形成される位置が1サブ
    ライン単位で異なる第2の印字パターンで形成され、さ
    らに、該第2の印字パターンは前記第1の印字パターン
    と異なるように形成し、 第4色の記録ドットは、該第1色の記録ドットと同じ配
    列規則となるように形成され、さらに、副走査方向にお
    いて該第1色の記録ドットとは、1サブライン離した位
    置に形成したことを特徴とするカラー画像記録方法。
  9. 【請求項9】 画像データが概念上配置される1メイン
    ラインを、副走査方向に4分割してサブラインとなし、
    サブライン上に印字記録ドットを形成し、少なくとも4
    色の記録ドットを記録媒体上に形成するカラー画像記録
    方法であって、 第1色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の各メインライン毎に、いずれかのサブライン
    に1ドット印字形成し、かつ主走査方向の連続する列に
    おいて異なるサブラインに形成し、 第2色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の印字可能頻度が1メインラインあたり1ドッ
    トであり、主走査方向の同じ列において、副走査方向の
    奇数メインラインと偶数メインライン、または偶数メイ
    ンラインと奇数メインラインの記録ドットを、互いに2
    サブライン離した位置に形成して第1の記録ドット群と
    なし、かつ、主走査方向に隣り合ういずれかの列におい
    ては、該第1の記録ドット群が形成される位置がサブラ
    イン単位で異なる第2の記録ドット群を形成し、主走査
    方向に隣り合う第1の記録ドット群と第2の記録ドット
    群を第3の記録ドット群となし、第3の記録ドット群が
    千鳥状になるように配列し、 第3色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の印字可能頻度が1メインラインあたり1ドッ
    トであり、主走査方向の同じ列において、副走査方向の
    奇数メインラインと偶数メインライン、または偶数メイ
    ンラインと奇数メインラインの記録ドットを、互いに2
    サブライン離した位置に形成して第4の記録ドット群と
    なし、かつ、主走査方向に隣り合ういずれかの列におい
    ては、該第4の記録ドット群が形成される位置がサブラ
    イン単位で異なる第5の記録ドット群を形成し、主走査
    方向に隣り合う第4の記録ドット群と第5の記録ドット
    群を第6の記録ドット群となし、第6の記録ドット群が
    千鳥状になるように配列し、さらに、該第6の記録ドッ
    ト群は前記第3の記録ドット群と異なるように形成し、 第4色の記録ドットは、該第1色の記録ドットと同じ配
    列規則となるように形成され、さらに、副走査方向にお
    いて該第1色の記録ドットとは、1サブライン離した位
    置に形成したことを特徴とするカラー画像記録方法。
  10. 【請求項10】 前記第3の記録ドット群は前記第1の
    記録ドット群に対し、前記第2の記録ドット群を副走査
    方向もしくは逆方向に1サブライン離した位置に形成
    し、かつ、主走査方向に隣り合う他の第3の記録ドット
    群は前記第3の記録ドット群に対し、第1の記録ドット
    群と第2の記録ドット群の組み合わせが反対方向の位置
    に形成し、 前記第6の記録ドット群は前記第4の記録ドット群に対
    し、前記第5の記録ドット群を副走査方向もしくは逆方
    向に1サブライン離した位置に形成し、かつ、主走査方
    向に隣り合う他の第6の記録ドット群は前記第6の記録
    ドット群に対し、第4の記録ドット群と第5の記録ドッ
    ト群の組み合わせが反対方向の位置に形成された請求項
    3、5、7、9のいずれかに記載のカラー画像記録方
    法。
  11. 【請求項11】 前記第1色の記録ドットが1ドット千
    鳥状になるように形成したことを特徴とする請求項1乃
    至10のいずれかに記載のカラー画像記録方法。
  12. 【請求項12】 前記記録ドットは発熱素子が発生する
    熱により、インクシート上の熱溶融性あるいは熱昇華性
    インクを前記記録媒体に転写して形成するものである請
    求項1乃至11のいずれかに記載のカラー画像記録方
    法。
  13. 【請求項13】 1ラインを副走査方向に所定の数に分
    割してサブラインとなし、少なくとも3色の記録ドット
    を記録媒体上に形成するカラー画像記録装置であって、 記録素子と、記録媒体の搬送手段と、画像データに応じ
    て前記記録素子にエネルギーを印加するエネルギ印加手
    段とを備え、該エネルギ印加手段は、 第1色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の各ライン毎にいずれかのサブラインに1ドッ
    ト印字形成するものであって、主走査方向の隣り合う列
    においては異なるサブラインに形成し、 第2色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の印字可能頻度が1メインラインあたり1ドッ
    トであり、主走査方向の同じ列において、副走査方向の
    奇数メインラインと偶数メインライン、または偶数メイ
    ンラインと奇数メインラインの記録ドットを、互いに1
    サブライン以上離した位置に形成して第1の記録ドット
    群となし、かつ、主走査方向に隣り合ういずれかの列に
    おいては、該第1の記録ドット群が形成される位置がサ
    ブライン単位で異なる第2の記録ドット群を形成し、主
    走査方向に隣り合う第1の記録ドット群と第2の記録ド
    ット群を第3の記録ドット群となし、第3の記録ドット
    群が千鳥状になるように配列し、 第3色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の印字可能頻度が1メインラインあたり1ドッ
    トであり、主走査方向の同じ列において、副走査方向の
    奇数メインラインと偶数メインライン、または偶数メイ
    ンラインと奇数メインラインの記録ドットを、互いに1
    サブライン以上離した位置に形成して第4の記録ドット
    群となし、かつ、主走査方向に隣り合ういずれかの列に
    おいては、該第4の記録ドット群が形成される位置がサ
    ブライン単位で異なる第5の記録ドット群を形成し、主
    走査方向に隣り合う第4の記録ドット群と第5の記録ド
    ット群を第6の記録ドット群となし、第6の記録ドット
    群が千鳥状になるように配列し、さらに、該第6の記録
    ドット群は前記第3の記録ドット群と異なるように形成
    したことを特徴とするカラー画像記録装置。
  14. 【請求項14】 1ラインを副走査方向に所定の数に分
    割してサブラインとなし、少なくとも4色の記録ドット
    を記録媒体上に形成するカラー画像記録装置であって、 記録素子と、記録媒体の搬送手段と、画像データに応じ
    て前記記録素子にエネルギーを印加するエネルギ印加手
    段とを備え、該エネルギ印加手段は、 第1色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の各ライン毎にいずれかのサブラインに1ドッ
    ト印字形成するものであって、主走査方向の隣り合う列
    においては異なるサブラインに形成し、 第2色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の印字可能頻度が1メインラインあたり1ドッ
    トであり、主走査方向の同じ列において、副走査方向の
    奇数メインラインと偶数メインライン、または偶数メイ
    ンラインと奇数メインラインの記録ドットを、互いに1
    サブライン以上離した位置に形成して第1の記録ドット
    群となし、かつ、主走査方向に隣り合ういずれかの列に
    おいては、該第1の記録ドット群が形成される位置がサ
    ブライン単位で異なる第2の記録ドット群を形成し、主
    走査方向に隣り合う第1の記録ドット群と第2の記録ド
    ット群を第3の記録ドット群となし、第3の記録ドット
    群が千鳥状になるように配列し、 第3色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の印字可能頻度が1メインラインあたり1ドッ
    トであり、主走査方向の同じ列において、副走査方向の
    奇数メインラインと偶数メインライン、または偶数メイ
    ンラインと奇数メインラインの記録ドットを、互いに1
    サブライン以上離した位置に形成して第4の記録ドット
    群となし、かつ、主走査方向に隣り合ういずれかの列に
    おいては、該第4の記録ドット群が形成される位置がサ
    ブライン単位で異なる第5の記録ドット群を形成し、主
    走査方向に隣り合う第4の記録ドット群と第5の記録ド
    ット群を第6の記録ドット群となし、第6の記録ドット
    群が千鳥状になるように配列し、さらに、該第6の記録
    ドット群は前記第3の記録ドット群と異なるように形成
    し、 第4色の記録ドットは、該第1色の記録ドットと同じ配
    列規則となるように形成され、さらに、副走査方向にお
    いて該第1色の記録ドットとは、1サブライン離した位
    置に形成したことを特徴とするカラー画像記録装置。
  15. 【請求項15】 前記第3の記録ドット群は前記第1の
    記録ドット群に対し、前記第2の記録ドット群を副走査
    方向もしくは逆方向に1サブライン離した位置に形成
    し、かつ、主走査方向に隣り合う他の第3の記録ドット
    群は前記第3の記録ドット群に対し、第1の記録ドット
    群と第2の記録ドット群の組み合わせが反対方向の位置
    に形成し、 前記第6の記録ドット群は前記第4の記録ドット群に対
    し、前記第5の記録ドット群を副走査方向もしくは逆方
    向に1サブライン離した位置に形成し、かつ、主走査方
    向に隣り合う他の第6の記録ドット群は前記第6の記録
    ドット群に対し、第4の記録ドット群と第5の記録ドッ
    ト群の組み合わせが反対方向の位置に形成された請求項
    13または14に記載のカラー画像記録装置。
  16. 【請求項16】 前記第1色の記録ドットが1ドット千
    鳥状になるように形成したことを特徴とする請求項13
    乃至15のいずれかに記載のカラー画像記録装置。
  17. 【請求項17】 前記記録ドットは発熱素子が発生する
    熱により、インクシート上の熱溶融性あるいは熱昇華性
    インクを前記記録媒体に転写して形成するものである請
    求項13乃至16のいずれかに記載のカラー画像記録装
    置。
  18. 【請求項18】 少なくとも3色の記録ドットを記録媒
    体上に形成してカラー画像記録を行う際に、 前記記録媒体を1ライン分搬送する時間内に奇数ライン
    または偶数ラインの記録ドットを形成するために発熱素
    子に通電するタイミングをずらすことにより、 第1色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の各ライン毎にいずれかのサブラインに1ドッ
    ト印字形成するものであって、主走査方向の隣り合う列
    においては異なるサブラインに形成し、 第2色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の印字可能頻度が1メインラインあたり1ドッ
    トであり、主走査方向の同じ列において、副走査方向の
    奇数メインラインと偶数メインライン、または偶数メイ
    ンラインと奇数メインラインの記録ドットを、互いに1
    サブライン以上離した位置に形成して第1の記録ドット
    群となし、かつ、主走査方向に隣り合ういずれかの列に
    おいては、該第1の記録ドット群が形成される位置がサ
    ブライン単位で異なる第1の方向に形成して第2の記録
    ドット群となし、主走査方向に隣り合う第1の記録ドッ
    ト群と第2の記録ドット群を第3の記録ドット群とな
    し、第3の記録ドット群を千鳥状の方向に形成し、 第3色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の印字可能頻度が1メインラインあたり1ドッ
    トであり、主走査方向の同じ列において、副走査方向の
    奇数メインラインと偶数メインライン、または偶数メイ
    ンラインと奇数メインラインの記録ドットを、互いに1
    サブライン以上離した位置に形成して第4の記録ドット
    群となし、かつ、主走査方向に隣り合ういずれかの列に
    おいては、該第4の記録ドット群が形成される位置がサ
    ブライン単位で異なる第2の方向に形成して第5の記録
    ドット群となし、主走査方向に隣り合う第4の記録ドッ
    ト群と第5の記録ドット群を第6の記録ドット群とな
    し、該第6の記録ドット群を千鳥状の方向に形成し、さ
    らに、前記第1の方向は前記第2の方向と異なるように
    形成することを特徴とするカラー画像記録制御方法。
  19. 【請求項19】 少なくとも4色の記録ドットを記録媒
    体上に形成してカラー画像記録を行う際に、 前記記録媒体を1ライン分搬送する時間内に奇数ライン
    または偶数ラインの記録ドットを形成するために発熱素
    子に通電するタイミングをずらすことにより、 第1色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の各ライン毎にいずれかのサブラインに1ドッ
    ト印字形成するものであって、主走査方向の隣り合う列
    においては異なるサブラインに形成し、 第2色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の印字可能頻度が1メインラインあたり1ドッ
    トであり、主走査方向の同じ列において、副走査方向の
    奇数メインラインと偶数メインライン、または偶数メイ
    ンラインと奇数メインラインの記録ドットを、互いに1
    サブライン以上離した位置に形成して第1の記録ドット
    群となし、かつ、主走査方向に隣り合ういずれかの列に
    おいては、該第1の記録ドット群が形成される位置がサ
    ブライン単位で異なる第1の方向に形成して第2の記録
    ドット群となし、主走査方向に隣り合う第1の記録ドッ
    ト群と第2の記録ドット群を第3の記録ドット群とな
    し、第3の記録ドット群を千鳥状の方向に形成し、 第3色の記録ドットは、主走査方向の各列において、副
    走査方向の印字可能頻度が1メインラインあたり1ドッ
    トであり、主走査方向の同じ列において、副走査方向の
    奇数メインラインと偶数メインライン、または偶数メイ
    ンラインと奇数メインラインの記録ドットを、互いに1
    サブライン以上離した位置に形成して第4の記録ドット
    群となし、かつ、主走査方向に隣り合ういずれかの列に
    おいては、該第4の記録ドット群が形成される位置がサ
    ブライン単位で異なる第2の方向に形成して第5の記録
    ドット群となし、主走査方向に隣り合う第4の記録ドッ
    ト群と第5の記録ドット群を第6の記録ドット群とな
    し、第6の記録ドット群を千鳥状の方向に形成し、さら
    に、前記第1の方向は前記第2の方向と異なるように形
    成し、 第4色の記録ドットは、該第1色の記録ドットと同じ配
    列規則となるように形成され、さらに、副走査方向にお
    いて該第1色の記録ドットとは、1サブライン離した位
    置に形成したことを特徴とするカラー画像記録制御方
    法。
  20. 【請求項20】 前記第3の記録ドット群は前記第1の
    記録ドット群に対し、前記第2の記録ドット群を副走査
    方向もしくは逆方向に1サブライン離した位置に形成
    し、かつ、主走査方向に隣り合う他の第3の記録ドット
    群は前記第3の記録ドット群に対し、第1の記録ドット
    群と第2の記録ドット群の組み合わせが反対方向の位置
    に形成し、 前記第6の記録ドット群は前記第4の記録ドット群に対
    し、前記第5の記録ドット群を副走査方向もしくは逆方
    向に1サブライン離した位置に形成し、かつ、主走査方
    向に隣り合う他の第6の記録ドット群は前記第6の記録
    ドット群に対し、第4の記録ドット群と第5の記録ドッ
    ト群の組み合わせが反対方向の位置に形成された請求項
    18または19に記載のカラー画像記録制御方法。
  21. 【請求項21】 前記第1色の記録ドットが1ドット千
    鳥状になるように形成したことを特徴とする請求項18
    乃至20のいずれかに記載のカラー画像記録制御方法。
  22. 【請求項22】 前記記録ドットは発熱素子が発生する
    熱により、インクシート上の熱溶融性あるいは熱昇華性
    インクを前記記録媒体に転写して形成するものである請
    求項18乃至21のいずれかに記載のカラー画像記録制
    御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20200007700A (ko) * 2018-07-13 2020-01-22 캐논 가부시끼가이샤 프린트 장치, 프린트 방법 및 저장 매체

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