Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JPH0353934A - ポリフェニレンスルフィドと金属板とのプレス成形用積層体、およびこの積層体によって成型されたケース、ならびに積層体の製造方法とケースの製造方法 - Google Patents

ポリフェニレンスルフィドと金属板とのプレス成形用積層体、およびこの積層体によって成型されたケース、ならびに積層体の製造方法とケースの製造方法

Info

Publication number
JPH0353934A
JPH0353934A JP19004289A JP19004289A JPH0353934A JP H0353934 A JPH0353934 A JP H0353934A JP 19004289 A JP19004289 A JP 19004289A JP 19004289 A JP19004289 A JP 19004289A JP H0353934 A JPH0353934 A JP H0353934A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laminate
sheet
polyphenylene sulfide
pps
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19004289A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Ichii
市井 隆雄
Satoru Matsunaga
悟 松永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kureha Corp
Original Assignee
Kureha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kureha Corp filed Critical Kureha Corp
Priority to JP19004289A priority Critical patent/JPH0353934A/ja
Publication of JPH0353934A publication Critical patent/JPH0353934A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ポリフェニレンスルフィドを主体とするシー
トと金属板とが積層されているものであって、絞り加工
などの機械的な加工、プレス成形を施したときにポリフ
ェニレンスルフィドを主体とするシートに亀裂やひびな
どの破損が生しないプレス成形用積層体、ならびにこの
積層体によって凹形状に形成されて例えば電解コンデン
サや乾電池のケースなどとしての使用条件を満足するケ
ース、およびこの積層体の製造方法とケースの製造方法
に関する, 〔発明の背景] 樹脂と金属板とが重ね合わされた積層体には種々の用途
が考えられるが、特に絶縁性のみならず耐薬品性や耐熱
性が要求されるケースなどを形成する場合には、これら
の要求を満足する樹脂を使用する必要がある。上記積層
体によって例えば電解コンデンサ用のケースを成型する
場合には、このケースの内面側となる樹脂層が電解液な
どの薬品によって膨潤や溶解しないちのであることが必
要である。上記の要求を満たす樹脂としてはポリフェニ
レンスルフィドがある。このポリフェニレンスルフqド
(以下においてはPPSと称す場合がある)は、周知の
ようにベンゼン環とイ才ウとが交互結合されたものであ
る。このPP.S樹脂は上記の耐薬品性や耐熱性につい
て良好な特性を有しているのみならず力学的な特性も良
好である。
しかしながら、従来、PPSは加工性の悪い材料とされ
ており、PPSと金属板とを貼り合わせたとしてち、こ
れを絞り加工したり折曲げ加工する際に、PPS層に亀
裂やひびなどの破損が生してしまう。
本発明は上記課題を解決するものであり、PPSを主体
とするシートを加工性の良い状態で金属板に積層させ、
絞り加工や曲げ加工するときにPPS層に亀裂などが入
りにくいプレス成形用積層体を提供することを目的とす
る。
また本発明は、薬品による影響を受けにくく、例えば電
解コンデンサや乾電池のケースなどとしての使用に適す
るケースを提供することを目的としている。
さらに、PPSを主体とするシートと金属板とを積層す
るにあたり、PPSが加工しやすい状態に維持できるよ
うにした積層体の製造方法を提供することを目的として
いる。
[課題を解決するための手段1 本発明は、ポリフェニレンスルフィドを主体とするシー
トと金属板とが固着されて成る積層体であって、そのシ
ートは結晶化度が14%以下のポリフエニレンスルフィ
ドを主体とするものであるプレス成形用積層体、 ならびに、上記のl4%以下の結晶化度に加え、さらに
23゜CにおけるASTMのD=638に準する破断伸
度が200%以上となるポリフェニレンスルフィドを主
体とするシートと金属板とが伺着されて成る積層体であ
る。
また、本発明は、上記のいずれかの積層体により凹形状
にプレス成型されて成るケースである6 さらに、本発明は、金属板を表面処理により粗し、この
金属板の処理面にポリフエニレンスルフィドを主体とす
るシートを熱圧着して前記の積層体を製造する方法、 ならびに、金属板を表面処理により粗し、この金属板の
処理面にポリフェニレンスルフィドを主体とするシート
を押出ラミネートして前記の積層体を製造する方法であ
る。
さらに、結晶化度が14%以下のポリフェニレンスルフ
ィドを主体とするシートと金属板とを接着剤層を介して
重ね合わせ、23゜CにおけるASTMのD−638に
準する破断伸度が200%以上となる状態を維持できる
範囲の加熱温度で接着剤を硬化させて、ポリフェニレン
スルフィドを主体とするシートと金属板とを熱貼りする
積層体の製造方法である。
そして、本発明は、上記の方法により製造された積層体
を凹形状にプレス成型し、このプレス成型後に熱貼り工
程の温度以上に加熱して接着剤をさらに硬化させるケー
スの製造方法である。
ー明にイ されるPPSIii41′ 本発明に使用するPPS樹脂は、高重合度ポリフェニレ
ンスルフイドを主体とする6のであり、具体的には例え
ば高重合度ポリーp−フエニレンスルフィドを主体とし
ている。また、シート状にするために、溶融粘度が1.
000〜25. 000ポイズ(溶融粘度は温度310
゜C/剪断速度200(秒)の条件で測定したちのであ
り、以下において同しである)の高分子量の6のである
。溶融粘度が1000ボイズ未満であると、製膜性に劣
り、シトを安定して成形できず、またシートの耐屈曲性
が低くなる。また溶融粘度が25. 000ポイズな超
えると、安定した溶融押出が困難となる。
上記のPPSは、例えば特開昭61−7332号公報に
記載されているように、アルカリ金属硫化物とジハロ芳
香族化合物とを、N−メチルピロリドンなどの有機アミ
ド溶媒中で、水の存在下に、特定の二段階昇温重合方法
により得ることができる。
アルカリ金属硫化物としては、硫化リチウム、硫化ナト
リウム、硫化カリウム、硫化ルビジウム、硫化セシウム
、およびこれらの混合物がある。
ジハロ芳香族化合物としては、p−ジクロルベンゼン、
m−ジクロルベンゼン、2.5−ジクロルトルエン、p
−ジブロムベンゼンなどが主である。
本発明で使用するPPSは実質的に直鎖状であり、好ま
しくはポリーp−フエニレンスルフイド、あるいはm−
フエニレンスルフイド単位を少量成分として含有するポ
リーp−フエニレンスルフィド共重合体である。また、
トリクロロベンゼンなどのボリハロベンゼンを少量成分
として共重合させることにより、若干の分枝構造を導入
したポリーp−フエニレンスルフイド共重合体なども好
適に用いることができる。
結晶化度が14%以下でしかち金属板と共に絞りなどの
加工ができるためには、結晶化速度があまり速いものは
好ましくない。結晶化温度(Tc,)としては120゜
C以上のものが望ましい。
ここで云う結晶化温度( T c + )の測定方法は
、示差走査熱量計を用い、23゜Cから10゜C/分の
速度で昇湿したときに現われる結晶化の発熱ピーク温度
である。
また、溶融後降温時の結晶化温度である溶融結晶化温度
(TC2)は、本発明に使用するPPSに直接限定を与
えるものではないが、低結晶化度のシートは前記TC2
の低いちのの方が得やすい。またこのTC2が余り低過
ぎると、加工後の使用時に、力学的性質、耐熱性に不足
を生じることがある。通常TC2は17 0 ”C〜2
40℃程度である。ここで云うTC2の値は、示差走査
熱量計を用い、23℃からlO゜C/分の速度で380
℃まで昇温し、 38『Cで3分間保持した後、10゜
C/分の速度で降温したときに現われる結晶化の発熱ピ
ーク温度である。
また十分な伸度を得るためには、あまりに高架橋のポリ
フェニレンスルフィドは好ましくない。
また任意成分としては、少量のポリエチレン、ポリブロ
ビレン、ポリ−4−メチルベンテン−1などのポリオし
・フィン、ボリイソプレンなどのゴム、ポリエチレンテ
レフクレート、ポリカーポネート、四フッ化エチレン樹
脂、ポリエーテルエーテルケトン、ボリケトンスルフィ
ドなどの熱可塑性樹脂を配合してもよい。
また、ガラス繊維、カーボンブラック、タルク、クレイ
、マイカ、酸化チタン、二硫化モリブデン、カーボン繊
維、炭酸カルシウム、カオリン、アルミナなどの有機あ
るいは無機の充填剤を添加してもよい。酸化チタンは白
色の顔料として使用される。また他の顔料としては、例
えば黒色顔料のカーボン、緑色顔料のコバルト、青色顔
料の銅シアニン、赤色顔料の酸化鉄などがある。
さらに、酸化防止剤、熱安定剤、滑剤、着色剤などの添
加剤を添加してもよい。
上記組成物は、厚みが15〜250LLmのシートとし
て使用される。また金属板は、例えばアルミニウム板(
焼鈍品1/2H材、あるいは0材)で厚さが100〜5
00μmのものが使用される。
高重合度ポリフェニレンスルフィドを主体とするシート
と金属板とを積層する方法としては、まず金属板の表面
を、化学エッチングまたは機械的処理(たとえばサンド
プラスト、ショットブラストなど)、電解エッヂング処
理、陽極酸化処理、化成処理、塗装処理などあるいはそ
れらの組み合わせによる表面処理により相面化して、こ
のエッチング面にポリフエニレンスルフィドを主体とす
るシートを熱圧着や押出ラミネートなどにより積層する
。金属板の上記処理面に対し、ポリフェニレンスルフィ
ドを主体とするシートは接着剤を使用することなくアン
カー効果により固着される。
または、ポリフェニレンスルフィドを主体とするシート
と金属板とを互いに重ね合わせて接着剤により固定する
上記シートと金属板とが重ね合わされたものを容易に変
形加工できるようにするために、ポリフェニレンスルフ
ィドを主体とするシートは結晶化度が14%以下または
結晶化度が14%以下で且つ23℃におけるASTMの
D−638に準する破断伸度が200%以上となる状態
で使用される。
PPSシ一トの結晶化度と伸度の関係は必らずl 1 しも一律ではなく、PPSの化学構造、あるいは添加物
の有無で変化することがある。したがって、本発明の効
果を得るためには、金属板と積層されたシートが結晶化
度14%以下であればよいが、実際の加工に際して好ま
しい効果を得るシートとしては破断伸度が200%以上
となるような結晶化度の低い状態と云い換えることもで
きる。
通常本発明に用いられるPPSの結晶化度と伸度の関係
は(表一l)に示すようなちのが典型的である。
(表一l)は、密度勾配管法(密度勾配管法による測定
密度と結晶化度との関係を示す式は後述する)によって
測定したPPSを主体とするシートの結晶化度(xe 
)と破断伸度(%)との関係を示したものである。これ
は厚みが25μmのPPSシ一トに関するするちのであ
るが、結晶化度(XC )が約14%以下であれば、伸
度を200%以上にできることが解る。
1 2 (表 1) また、 第6図は上記 (表 l)に示す結晶化度 と破断伸度との関係をグラフにて表わしたものである。
(表−1)において、サンプルは以下のようにして形成
したものである。
特開昭61−7332号に記載され且つ前記において説
明した水添加二段重合法により製造されたちのであって
溶融粘度が5900ポイズ(310℃/剪断速度200
(秒)−1での測定)のPPS樹脂を、50mmの押出
機により310゜Cで加熱溶融し、直径5mmのノズル
により押出た溶融樹脂を冷却後、ペレタイザーでカット
し、ベレットを作成した。このベレットを150℃で結
晶化させた後、直径50mmの押出機で加熱溶融し、ク
リアランス0.5mmのTグイによって25μmの厚み
のシートを作成した。押出速度は12m/minで、こ
のときの冷却ロールの温度は40℃のものを使用し、密
度勾配管法によって測定した結晶化度がほぼ0%のPP
Sシートを得ることができた。前記(表一l)における
最右欄は上記のO%の非結晶シートを結晶化させるため
の条件を示しており、例えば結晶化度3%のシートは上
記のようにして得た結晶化度が0%のシートを1 2 
0 ”Cのオーブン内にて25分加熱したものである。
また降伏点強度ならびに破断伸度の測定条件はASTM
のD−638に準するものであり、引っ張り試験片とし
て,前述の各々の結晶化度のPPSシ一トによって4号
ダンベル(ゲージ長25mmでゲージ幅6mm)を作成
した。引張り試験に使用した試験機は、東洋ボールドウ
ィン製のテンシロンU T M − 11+型である。
この試験機により前記ダンベルを50mm/minの引
張り速度にて破断するまで弓張り試験を行なった。測定
環境温度23゜C.湿度50%であった。
結晶化度(Xc)が約14%以下、あるいはさらに破断
伸度が200%以上のPPSシ一トとアルミニウムなど
の金属板を合わせた積層体では、これを絞り、あるいは
折曲げるなどのプレス加工を施したときに、PPSがこ
の加工に追従して伸びあるいは縮むことができ、PPS
を主体とするシトに亀裂やひびなどの破損が生じにくく
なる。
なお、本発明は凹形状などに機械加工できる積l 5 層体を製作することを目的としているため、使用される
PPSは熱安定性のよい6のが望ましい。
すなわち、PPS樹脂は酸素の存在下では、高温で架橋
、増粘し、貯蔵弾性率が増加していく場合が多く窒素気
流中ではその度合が少なくなるが、加熱時の貯蔵弾性率
の時間的増加の少ないものを使用することが加工性の上
で好ましい。以下の(表−2)は、加熱時間の経過によ
り初期は貯蔵弾性率はむしろ減少していく例であって、
本発明に使用されるのに好ましいPPS樹脂の窒素雰囲
気中で測定した貯蔵弾性率の時間的変化を示したもので
ある。
(以下余白) l 6 (表 2) 上記における貯蔵弾性率の測定方法は以下の通りである
。上記表において変化率とは、貯蔵弾性率の0分値とl
O分値との変化率(10分値/0分値)XIOO(%)
を示している。
旺藍弾並1 ボリマーを40g秤量し、クロムメッキされているフエ
ロ板の上に置いた10cmX 12cm角で厚み3mm
の枠板の中に入れ、上面をクロムメッキしたフェロ板で
覆い、315℃に加熱したプレス機にかけた。予熱時間
を2分とり、その間に脱気を繰り返し、次いで80kg
/cm2に加圧し、 3分間プレスした。冷却は25℃
で90kg/cm2の条件で3分間行ない、厚み3mm
のポリマーのプレスシ一トを作成した。
貯蔵弾性率の測定は、レオメトリックス社のレ才メトリ
ック・ダイナミック・スペクト口メータ( R D S
 − II )を使用した。
先ず、300℃に予熱された向かい合った直径25mm
の平板の間に、25mmX 25mmに切った3mmの
厚みのサンプルを置く。このサンプルは窒素雰囲気下で
加熱溶融させ、 2分後に平板間隔を2.5mmとし、
溶融して平板外に垂れてきた過剰なサンプルを取り除く
。さらに3分後に平板間隔を2mmとし、また過剰なサ
ンプルを取り除き、 5分間熱平衡させる。
サンプルにかける歪をlO%とし、lOラジアン/秒で
振動させ、貯蔵弾性率の時間依存性を測定した。
(表−1)に示した溶融粘度5. 900ポイズのPP
S樹脂と、さらに同様の水添加二段重合法により製造さ
れた溶融粘度7.400ボイズのPPS樹脂についての
測定値は(表−2)に示すようである。このように窒素
雰囲気中では、貯蔵弾性率の時間的増加が少ないかもし
くは減少傾向にあるPPS樹脂は熱安定性がよく、加工
性に優れるちのとなり,本発明による積層体へ適用する
のに好ましいちのである。
[実施例] 以下、本発明の実施例を説明する。
X塵勿1 第1図は本発明による積層体の実施例を示すものであり
、積層体の断面図を示している。
この実施例では、アンカー効果によってPPSを主体と
するシ一ト1とアルミニウム板2とを接合した。製造工
程は、アルミニウム板2の接合面を化学エッチング工程
にょり粗面化した。この化学エッチング工程は、アルミ
ニウム板2を水酸化ナトリウム(NaOH)のlO%水
溶液または燐酸(H.PO4)の98%水溶液によって
行なった。
1 9 この化学エッチング工程により、アルミニウム板2の表
面は、粗さが2.um程度以上の凹凸面となった.PP
Sを主体とするシ一ト1は、密度勾配管法によって測定
した結晶化度が14%以下のものを使用した。これは溶
融粘度が5. 900ボイズの原料を約310℃の温度
にて溶融押出し、40゜Cのキャストロールによってキ
ャスティングしたものである。この条件で作成したシー
トは結晶化度がほぼO%であった。上記の結晶化度がほ
ぼO%のPPSのシ一トlとアルミニウム板2とを、1
70”Cにて熱ロールにより熱圧着して固化させて、積
層体を得た。
ここで、この熱圧着による積層体では、上記熱圧着に際
して使用した熱ロールの表面温度によってPPSの結晶
化度が変わる。以下の(表−3)は、PPSを主体とす
るシ一ト1とアルミニウム板2とを熱ロールにて熱圧着
した際、熱ロール表面温度を変化させ、それぞれのロー
ル表面温度においてPPSの結晶化度を測定した値を示
している。この測定では、熱ロールによる送り速度が1
.5m/minである。c表−3)においてXcは結晶
化度を示している。この結晶化度Xcは、密度勾配管法
により測定したものであり、密度ρの測定値を基にして
以下の式から算出した。
Xc=(ρJρ)・{(ρ−ρ6)/(ρ0−ρ.)}
ただし、結晶密度;ρ。= 1.4300非晶密度:ρ
. =1.3125 ここで、結晶密度はEuropean Polymer
 Journal(1971)vol. 7のP112
7に記載されたB.J.TalorらのX線解析値を用
い、非晶密度は急冷してX線で非晶であることを確認し
た無配向シートの密度測定値を用いた。なお、一般に添
加物がある場合は添加物の密度を差し引いて計算する。
(以下余白) c表−3) (表−3)に示すように、表面温度が160゜C以下の
ロールにより熱圧着した場合、PPSのシ一ト1の結晶
化はほとんど進行しなかった。このようにPPSシ一ト
lが低結晶化状態であるため、破断伸度を200%以上
にでき((表−1)参照)、絞りなどの加工を施したと
きに、PPSのシ一トlに亀裂や破損などが生しないも
のを得ることができた。
なお、上記の実施例では、アルミニウム板2の接合面を
化学エッチングにより表面処理しているが、機械的処理
(例えばサンドプラスト、ショットブラストなど)、電
解エッチング処理、陽極酸化処理、化成処理、塗装処理
などまたはそれらの組み合わせの表面処理であっても上
記実施例と同等の積層体を得ることができる。
見施旦ユ 第1図に示す積層体は、押出ラミネート法によっても製
作できた。この方法は、前記熱圧着のときと同様に、ア
ルミニウム板2の接合面を化学エッチング工程により粗
面化しておく。PPSの2 3 シ一ト1は、溶融粘度が5.900ポイズの原料を約3
10゜Cの温度にて溶融押出し、これを上記のアルミニ
ウム板2の接合面にラミネートし、40℃の冷却加圧ロ
ールによって加圧するとともにPPSを冷却した。これ
により、非晶状態(密度勾配管法により測定した結晶化
度がほぼO%)のPPSシ一トlとアルミニウム板2と
の積層体を得ることができた。なお、上記の冷却加圧ロ
ールの温度は通常80℃以下、好ましくは60℃以下で
あればよい。
上記の熱圧@(実施例1)あるいは押出ラミネート(実
施例2)によって製作された積層体では、接着剤を使用
していないため、接着剤の耐薬品性を考慮する必要がな
くなる。例えば、エボキシ系の接着剤を使用してPPS
のシートとアルミニウム板とを接着した場合、薬品によ
っては接着剤が溶解されることがある.接着剤を使用し
た場合、PPSシ一トとアルミニウム板との接合端面に
て接着剤が薬品による影響を受け、接着剤が抽出される
おそれがあるが、このような使用条件の2 4 場合、接着剤を使用していない上記実施例が有効である
第3図は、実施例1また実施例2によって得られた積層
体を使用して成型した円筒ケースを断面図によって示し
ている。このケースは熱圧着または押出ラミネートによ
って得られた上記積層体を絞り成型することによって製
作したものである。この絞り工程は、金型を使用した段
階的なプレス作業により行なわれ、これによってPPS
のシ一ト1が内面側となる円筒ケースが形成された。前
述のように、PPSのシ一ト1は結晶化度が14%以下
であり且つ、破断伸度が200%以上の6のが使用され
ているため、上記の絞り工程においてPPSシ一トに亀
裂などが生じることがなく、深絞りによる円筒ケースな
どが容易に作成できた。この絞り工程において、必要に
応して金型を120〜1 3 0 ”C程度に加熱する
ことにより、絞り工程においてPPSのシ一ト1がアル
ミニウム板2の変形に追従しやすくなる。
なお第3図ではPPSのシ一ト1がケースの内面側とな
っているが、PPSのシ一ト1を外面側のみとすること
も可能である。
比校班ユ ここでここまで説明した実施例lならびに実施例2と比
較するための比較例lを説明する。前記(表−1)に示
す結晶化度21%および31%のシートを、化学エッチ
ングしたアルミニウムに対し上記実施例と同様の熱圧着
を試みた結果、接着力が弱く容易に剥離してしまい、良
好な積層体が得られなかった。
Kk盟旦 第2図は本発明による積層体の他の実施例を示している
符号lはPPSのシートである。PPSのシートは、溶
融粘度が5. 900ポイズの原料を約310゜Cの温
度にて溶融押出し、40℃のキャストロールによってキ
ャスティングしたものを使用した。この条件で作成した
シートは、結晶化度がほぼ0%である。なおPPSシ一
トlの厚みは約25μmである。
符号2はアルミニウム板(焼鈍品1 / 2 11材ま
たは0材)であり厚さ寸法が約300Ltmである。
符号3は接着剤である。この接着剤3としては、エボキ
シ系、ポリエステル系、フェノール系などが使用できる
が、この実施例では変性エポキシ系の接着剤を使用し、
具体的には株式会社スリーボンド社製の商品名「スリー
ボンド1570」を使用した。
具体的な製造方法は、まず上記の非晶状態のPPSシ一
ト1の接着面をコロナ処理によって表面処理し、このP
PSシ一ト1の接着面に対し、上記接着剤3を塗布し、
厚さが約10μmの接着剤層を得た。約30分経過後に
、PPSシ一ト1とアルミニウム板2とを接着剤3を挟
んで重ね合わせ、熱ロールにより接着した。この接着の
温度条件は約100゜Cで送り速度を1.5m/min
とした。その後、接着剤の熱硬化処理をプレス機を使用
して行なった。この熱硬化処理の温度条件は約100゜
Cにて2時間とした。
この完成後の積層体では、PPSシ一ト1がほ2 7 ぼ透明状態のままであり、またPPSのシー1一lの結
晶化度がほぼ3%以下であることが確認できた。
次に、上記の接着工程にて得られた実施例3の積層体を
使用して深絞り成型し、第3図に示したのと同等の形状
の円筒ケースを成型した。この円筒ケースは例えば電解
コンデンサまたは乾電池のケースなどとして使用される
ことを想定しており、外径が10mmで高さ10mmの
寸法のものを製作した。この製作は積層体を段階的にプ
レスして絞り加工したちのである。この円筒ケースは、
内面側となるPPSシ一トlに亀裂やひびなどが全く生
じず、絶縁膜として十分に機能できることが確認できた
。PPSはDMF (N.N.ジメチルホルムアミド)
などを含む電解液に対して十分な耐溶剤性を発揮できる
ため、上記の円筒ケースを電解コンデンサのケースとし
て使用した場合、コンデンサ内部の電解液による膨潤や
溶解などが生じないものとなる。
辻妻0江Z 2 8 ここで、接着工程によって得られた上記実施例3の積層
体との比較のための比較例2を説明する。この比較例2
は、前記(表−1)に示す結晶化度21%および3l%
のシートを使用し、上記実施例と同じ接着方法でアルミ
ニウム板と接着し、積層体としたちのである。これを絞
り加工、また曲げ加工をしたところ亀裂が発生した。
匿紋亘旦 c表−1)に示す結晶化度3%のシートを表面温度が1
80℃のロールで0. 3m/minで熱圧着して成形
したところ、積層体のシートは結晶化度20%となりこ
れを絞り加工したところ亀裂が発生した。
実妻9引4 第2図に示す積層体を上記実施例3とは異なる工程によ
って製作した。この実施例では、商品名「スリーボンド
1570Jの接着剤を介して、コロナ処理を行なったP
PSシ一トとアルミニウム板とを積層した。ここまでは
上記実施例3と同してある。本実施例では、接着剤によ
ってPPSシートとアルミニウム板とを積層し上記実施
例3と同様の条件のもとで熱ロールによって接着した後
に、プレス機を使用する接着剤の熱硬化処理を行なわな
い積層体を製作した。100゜Cで1.5m/minの
条件によって接着した積層体は、熱硬化処理を省略して
も十分な接着強度を得ることができ、剥離強度はほぼ4
 kgf/25mm程度であった。ただしこの測定条件
はJIS K6854に準したものであり90度方向剥
離で剥離速度が50mm/minである。またこの積層
体によって第3図に示すケースを深絞り成型したが、P
PSシ一ト1に亀裂やひびなどは生じなかった。
丈狙廻亙 上記実施例4で示したのと同じ接着工程により接着剤の
熱硬化処理を行なわない積層体を製作し、これにより、
第3図に示すケースを絞り加工し、この絞り加工後に加
熱炉にて接着剤の硬化処理を行なった。この硬化処理条
件は、150゜Cで2時間とした。この処理によりPP
Sは白く変色し結晶化が進行していることが確認できた
。この実施例では、積層体の状態ではPPSシート1が
非晶状態のままである。よってケースを深絞り加工する
際に、PPSシ一トlの伸度が十分に高くなっており、
PPS層が絞り加工に追従できた。
そしてケースが製作された後には、接着剤の熱硬化処理
により、PPSとアルミニウム板2との接着強度を十分
に高めることができた。なお上記の接着剤の熱硬化処理
後、絶縁性などの特性上の問題は生じなかった。
実数り艷旦 第4図は実施例6の積層体を断面により示している。こ
の実施例6では、接着剤を使用せずに、アルミニウム板
2の両面に非晶状態のPPSシ一ト1を接合した。この
接合方法は、実施例lまたは実施例2と同様であり、化
学エッチングにより両面が粗面化されたアルミニウム板
1のこの両面にPPSシ一トlを熱圧着または押出ラミ
ネートにより積層し、PPSシ一トlとアルミニウム板
2とをアンカー効果により接合した。この実施例6の積
層体を、第3図に示すように、凹形状に成3 l 型してケースを製作すれば、内外両面がPPSシ一ト1
で覆われたケースを得ることができる。
実圭0』ヱ 第5図は実施例7の積層体を断面により示している。こ
の実施例ではアルミニウム板2の表裏両面に接着剤3を
介して結晶化度が14%以下のPPSシ一トlを接合し
た。この接着方法は実施例3と同じである. この実施例7の積層体により第3図に示すようなケース
を製作すると、内外両面がPPSシ一ト1により被覆さ
れたものとなる。電解コンデンサのケースとして使用す
る場合には、内外両面がPPSを主体とするシートによ
り絶縁される。またPPSを主体とするシートをケース
の外面側に向ける場合、PPSへの充填剤として白の顔
料である酸化チタンあるいは他の顔料を添加することに
よりケースの外面を白あるいは他の色にすることが可能
となる。
笈旌劣1 32 実施例1または実施例2により製作された積層体を使用
して第3図に示す円筒ケースを絞り成型した。前述のよ
うに実施例1または実施例2の積層体におけるPPSは
結晶化度が14%以下で且つ破断伸度が200%以上で
あるため、絞り成型の際にPPSシ一トの部分が十分に
伸び亀裂などが生じない。本実施例では、さらに絞り成
型した円筒ケースを加熱炉により 160゜C−1時間
で熱処理し、PPSの結晶化を促進させた。これにより
さらに耐熱性の高いPPS層を有するケースを得ること
ができた。このように成型後のケースを一定時間熱処理
し結晶化度をあげることは必要に応じて行われる。
なお、本発明によるケースは、電解コンデンサまたは乾
電池用に限られるものではなく、薬品ケースなどとして
ち使用することが可能である。
さらに金属板はアルミニウム板に限られず、亜鉛板や銅
板などであってもよい。
[効果] 以上のように、請求項1ならびに請求項2記載の発明に
よれば、結晶化度が低く破断伸度の大きいPPSのシー
トが金属板に重ね合わされた積層体であるために、絞り
加工や折曲げ加工に際して金属板の変形にPPSのシー
トが追従できて加工性が良好になり、耐熱性、耐薬品性
、絶縁性、ならびに力学的性能に優れた樹脂層を有し且
つ加工が自在な積層材料を得ることができる.また請求
項3記載の発明によれば、絶縁性や耐薬品性に優れた表
面層を有するケースとなり、例えば電解コンデンサまた
は乾電池などのケースとして最適なものとなる。
請求項4ならびに請求項5記載の発明によれば、接着剤
を使用することなく結晶化度が低く破断伸度の高いPP
Sを主体とするシートと金属板との積層体を製作できる
ようになる。
請求項6記載の発明によれば、結晶化度が低く破断伸度
の高いPPSを主体とするシートとアルミニウムなどの
金属板とを接着剤によって固定でき、しかもPPSをプ
レス加工などに適する結晶化度の低い状態に維持できる
ようになる。
請求項7記載の発明によれば、ケースの絞り加工などの
ときにはPPSが加工に適するように結晶化度の低い状
態であり、ケースとして加工された後に接着剤がさらに
硬化処理されるために、PPS層の剥離強度の高いケー
スを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による積層体を示す断面図,第2図は本
発明の他の実施例による積層体を示す断面図、第3図は
本発明によるケースの実施例を示す断面図、第4図と第
5図はさらに他の実施例による積層体を示す断面図、第
6図はPPSの結晶化度と破断伸度との関係を示す線図
である。 1・・・PPSシ一ト、2・・アルミニウム板、3・・
接着剤。 3 5 区 区 N 区 N 217

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリフェニレンスルフィドを主体とするシートと金
    属板とが固着されて成る積層体であって、そのシートは
    結晶化度が14%以下のポリフェニレンスルフィドを主
    体とするものであるプレス成形用積層体 2、請求項1において、前記シートは23℃におけるA
    STMのD−638に準する破断伸度が200%以上の
    ポリフェニレンスルフィドを主体とするものであるプレ
    ス成形用積層体 3、請求項1または請求項2記載のプレス成形用積層体
    により凹形状にプレス成型されて成るケース 4、金属板を表面処理により粗し、この金属板の処理面
    にポリフェニレンスルフィドを主体とするシートを熱圧
    着して請求項1または請求項2記載の積層体を製造する
    方法 5、金属板を表面処理により粗し、この金属板の処理面
    にポリフェニレンスルフィドを主体とするシートを押出
    ラミネートして請求項1または2記載の積層体を製造す
    る方法 6、結晶化度が14%以下のポリフェニレンスルフィド
    を主体とするシートと金属板とを接着剤層を介して重ね
    合わせ、23℃におけるASTMのD−638に準する
    破断伸度が200%以上となる状態を維持できる範囲の
    加熱温度で接着剤を硬化させて、ポリフェニレンスルフ
    ィドを主体とするシートと金属板とを熱貼りする積層体
    の製造方法 7、請求項6記載の方法により製造された積層体を凹形
    状にプレス成型し、このプレス成型後に熱貼り工程の温
    度以上に加熱して接着剤をさらに硬化させるケースの製
    造方法
JP19004289A 1989-07-21 1989-07-21 ポリフェニレンスルフィドと金属板とのプレス成形用積層体、およびこの積層体によって成型されたケース、ならびに積層体の製造方法とケースの製造方法 Pending JPH0353934A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19004289A JPH0353934A (ja) 1989-07-21 1989-07-21 ポリフェニレンスルフィドと金属板とのプレス成形用積層体、およびこの積層体によって成型されたケース、ならびに積層体の製造方法とケースの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19004289A JPH0353934A (ja) 1989-07-21 1989-07-21 ポリフェニレンスルフィドと金属板とのプレス成形用積層体、およびこの積層体によって成型されたケース、ならびに積層体の製造方法とケースの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0353934A true JPH0353934A (ja) 1991-03-07

Family

ID=16251390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19004289A Pending JPH0353934A (ja) 1989-07-21 1989-07-21 ポリフェニレンスルフィドと金属板とのプレス成形用積層体、およびこの積層体によって成型されたケース、ならびに積層体の製造方法とケースの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0353934A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007042469A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 Showa Denko Packaging Co Ltd 電池ケース用包材及び電池用ケース
JP2010016151A (ja) * 2008-07-03 2010-01-21 Tosoh Corp フィルムコンデンサ収納用容器及びそれよりなるケースモールド型コンデンサ
WO2021230321A1 (ja) * 2020-05-13 2021-11-18 アウロステクノロジーズ合同会社 フィルム、積層体、積層体の製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007042469A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 Showa Denko Packaging Co Ltd 電池ケース用包材及び電池用ケース
JP2010016151A (ja) * 2008-07-03 2010-01-21 Tosoh Corp フィルムコンデンサ収納用容器及びそれよりなるケースモールド型コンデンサ
WO2021230321A1 (ja) * 2020-05-13 2021-11-18 アウロステクノロジーズ合同会社 フィルム、積層体、積層体の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0166451B1 (en) Para-phenylene sulfide block copolymers; process for the production of the same and use thereof
TWI616328B (zh) 熱塑性液晶聚合物薄膜及使用其之積層體及電路基板、積層體之製造方法、以及熱塑性液晶聚合物薄膜之製造方法
JP2000038464A (ja) 耐熱性積層体用フィルムとこれを用いたプリント配線基板用素板および基板の製造方法
CN105637019A (zh) 热塑性液晶聚合物膜、电路基板、及它们的制造方法
JP6992765B2 (ja) 金属積層用ポリイミドフィルム、およびこれを用いたポリイミド金属積層体
JP2011161634A (ja) 樹脂・金属積層材、樹脂・金属複合射出成形体、及びその製造方法
JP7458329B2 (ja) 両面金属張積層体とその製造方法、絶縁フィルムおよび電子回路基板
JP2002096437A (ja) 多層ポリイミドフィルムおよび積層体
JPH0353934A (ja) ポリフェニレンスルフィドと金属板とのプレス成形用積層体、およびこの積層体によって成型されたケース、ならびに積層体の製造方法とケースの製造方法
JP2009067029A (ja) 樹脂付銅箔並びに樹脂付銅箔を用いた銅張積層板及び両面銅張積層板
KR20100015345A (ko) 필름 및 플렉서블 금속장 적층판
EP0321215B1 (en) Heat-resistant film and production process thereof
KR20140054244A (ko) 열융착성 폴리이미드 필름 및 그의 제조방법, 열융착성 폴리이미드 필름을 사용한 폴리이미드 금속 적층체
JP2000233448A (ja) 溶融液晶性ポリエステル樹脂成形体と金属との熱融着方法
JP2522683B2 (ja) ポリアリ―レンスルフィド樹脂シ―トおよびその製造方法
US5246538A (en) Adhesive bonding of poly(arylene sulfide) surfaces
US5223585A (en) Heat-resistant film and production process thereof
CN118679049A (zh) 接合体的制造方法及基材的制造方法
JP2012144036A (ja) 複合成形体、複合成形体の製造方法及びインモールドラベル
JP4385693B2 (ja) 積層体およびその製造方法
EP0310352A2 (en) Method for processing of liquid crystal polymers
TWI861550B (zh) Lcp押出膜、電路基板用絕緣材料、及金屬箔積層板
CN115279586B (zh) 覆金属层叠体的制造方法
JP4785340B2 (ja) ポリイミド金属積層板
JPS6291532A (ja) シ−ト状成形物およびその製造法