JPH0351629B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0351629B2 JPH0351629B2 JP1016219A JP1621989A JPH0351629B2 JP H0351629 B2 JPH0351629 B2 JP H0351629B2 JP 1016219 A JP1016219 A JP 1016219A JP 1621989 A JP1621989 A JP 1621989A JP H0351629 B2 JPH0351629 B2 JP H0351629B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radiator
- engine
- cover
- leg shield
- seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 21
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 9
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 8
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 5
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 3
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、水冷エンジンを搭載したスクータ形
の自動二輪車に関する。
の自動二輪車に関する。
[従来技術]
スクータ形の自動二輪車は、乗り降りを容易に
行なえるように、車体フレームをハンドルとシー
トとの間で下向きに大きく凹ませ、この凹部上に
運転者の脚部を収める広いスペースを確保してい
るため、この部分に燃料タンクやエンジンを配置
することができない。したがつて、この種の自動
二輪者ではシートの下方に燃料タンクを配置する
とともに、この燃料タンクの下方にユニツトスイ
ング式のエンジンを配置するレイアウトが主流を
占めている。
行なえるように、車体フレームをハンドルとシー
トとの間で下向きに大きく凹ませ、この凹部上に
運転者の脚部を収める広いスペースを確保してい
るため、この部分に燃料タンクやエンジンを配置
することができない。したがつて、この種の自動
二輪者ではシートの下方に燃料タンクを配置する
とともに、この燃料タンクの下方にユニツトスイ
ング式のエンジンを配置するレイアウトが主流を
占めている。
[発明が解決しようとする課題]
ところで、近年ではスクータ形の自動二輪者に
あつても、エンジン出力や耐久性の向上、ならび
に騒音の低減を目的として、エンジンの冷却方式
をこれまでの強制空冷式に変わつて水冷式とする
ことが考えられている。このようにエンジンを水
冷化した場合には、当然のことながら放熱用のラ
ジエータが必要となる。
あつても、エンジン出力や耐久性の向上、ならび
に騒音の低減を目的として、エンジンの冷却方式
をこれまでの強制空冷式に変わつて水冷式とする
ことが考えられている。このようにエンジンを水
冷化した場合には、当然のことながら放熱用のラ
ジエータが必要となる。
しらしながら、スクータ形の自動二輪車の場合
は、車体フレームの略中央部分が運転者の足載せ
スペースとして専有され、しかも、この足載せス
ペースの前方がレツグシールドで覆われるととも
に、エンジンの周囲もカバーで覆われるために、
ラジエータを通風性の良い場所に設置することが
甚だ困難であり、このラジエータの設置場所に苦
慮するといつた問題がある。
は、車体フレームの略中央部分が運転者の足載せ
スペースとして専有され、しかも、この足載せス
ペースの前方がレツグシールドで覆われるととも
に、エンジンの周囲もカバーで覆われるために、
ラジエータを通風性の良い場所に設置することが
甚だ困難であり、このラジエータの設置場所に苦
慮するといつた問題がある。
本発明はこのような事情にもとづいてなされた
もので、スクータ形自動二輪車特有の外観を損う
ことなく、冷却風を受け易い場所にラジエータを
設置することができ、冷却効率が向上するととも
に、シート下のカバー内に熱源が集中することも
なく、熱対策上有利となるエンジン冷却装置の提
供を目的とする。
もので、スクータ形自動二輪車特有の外観を損う
ことなく、冷却風を受け易い場所にラジエータを
設置することができ、冷却効率が向上するととも
に、シート下のカバー内に熱源が集中することも
なく、熱対策上有利となるエンジン冷却装置の提
供を目的とする。
[課題を解決するための手段]
そこで、本発明においては、車体フレームをハ
ンドルとシートとの間で下向きに凹ませて、この
凹部上にステツプボードを取り付け、このステツ
プボードの前方に車体フレームの左右両側に張り
出す防風用のレツグシールドを設けるとともに、
上記シートの下方にエンジンを配置し、このエン
ジンの周囲をシートに連なるカバーで覆つたスク
ータ形自動二輪車において、 上記エンジンを水冷式とし、このエンジン冷却
用のラジエータを、上記レツグシールドの前面と
この前面を覆う前面カバーとの間の空間部分に配
置するとともに、この前面カバーにはラジエータ
に冷却風を導く通風口を設けたことを特徴として
いる。
ンドルとシートとの間で下向きに凹ませて、この
凹部上にステツプボードを取り付け、このステツ
プボードの前方に車体フレームの左右両側に張り
出す防風用のレツグシールドを設けるとともに、
上記シートの下方にエンジンを配置し、このエン
ジンの周囲をシートに連なるカバーで覆つたスク
ータ形自動二輪車において、 上記エンジンを水冷式とし、このエンジン冷却
用のラジエータを、上記レツグシールドの前面と
この前面を覆う前面カバーとの間の空間部分に配
置するとともに、この前面カバーにはラジエータ
に冷却風を導く通風口を設けたことを特徴として
いる。
[作用]
この構成によれば、レツグシールドは車体フレ
ームの進行方向前端部に位置して、運転者の脚部
へ向う走行風の流れを遮るものであるから、この
レツグシールドの前面は前方からの走行風に直接
さらされる場所であり、このレツグシールドの前
面側にラジエータを配置すれば、前方からの走行
風は前面カバーの通風口を通じて効率良くラジエ
ータに導かれることになる。このため、ラジエー
タは走行風を冷却用の風として良好に受けること
ができ、冷却効率が向上する。
ームの進行方向前端部に位置して、運転者の脚部
へ向う走行風の流れを遮るものであるから、この
レツグシールドの前面は前方からの走行風に直接
さらされる場所であり、このレツグシールドの前
面側にラジエータを配置すれば、前方からの走行
風は前面カバーの通風口を通じて効率良くラジエ
ータに導かれることになる。このため、ラジエー
タは走行風を冷却用の風として良好に受けること
ができ、冷却効率が向上する。
しかも、ラジエータは前面カバーとレツグシー
ルドによつて覆い隠されるので、このラジエータ
が外方にそのまま露出することはなく、エンジン
や車体等の複雑な構造を覆い隠しているスクータ
形自動二輪車特有の外観が損われずに済む。
ルドによつて覆い隠されるので、このラジエータ
が外方にそのまま露出することはなく、エンジン
や車体等の複雑な構造を覆い隠しているスクータ
形自動二輪車特有の外観が損われずに済む。
また、水冷エンジンの周囲を覆うカバー内とは
別の場所にラジエータが設置されるので、このカ
バー内に熱源が集中することもなく、カバー内の
雰囲気温度の上昇を防止することができる。
別の場所にラジエータが設置されるので、このカ
バー内に熱源が集中することもなく、カバー内の
雰囲気温度の上昇を防止することができる。
[実施例]
以下本発明を、図面に示す一実施例にもとづい
て説明する。
て説明する。
図中符号1は車体を構成するフレームであり、
その前端に位置するヘツドパイプ2には下向きに
延びるダウンチユーブ3が連結されている。この
ダウンチユーブ3の下端部には左右一対のメイン
パイプ4が連結されている。メインパイプ4は後
方に向つて略水平に延びるとともに、その後端部
が上方に立ち上げられており、これら立ち上がり
部5の上端部は後方に向つて略水平に延長されて
左右一対のシートレール6を構成している。
その前端に位置するヘツドパイプ2には下向きに
延びるダウンチユーブ3が連結されている。この
ダウンチユーブ3の下端部には左右一対のメイン
パイプ4が連結されている。メインパイプ4は後
方に向つて略水平に延びるとともに、その後端部
が上方に立ち上げられており、これら立ち上がり
部5の上端部は後方に向つて略水平に延長されて
左右一対のシートレール6を構成している。
ヘツドパイプ2にはステアリング軸7が回動可
能に挿通されており、このステアリング軸7の下
端部にフロントフオーク8が連結されている。フ
ロントフオーク8は車軸9aを介して前輪9を支
持しており、上記ステアリング軸7の上端部に取
付けたハンドル10によつて操向操作される。ま
た、シートレール6の前端部間には燃料タンク1
1が取付けられており、この燃料タンク11上に
シート12が設置されている。したがつて、上記
フレーム1はハンドル10とシート12との間に
おいて、下向きに大きく凹んだアンダーボーン形
をなしており、この凹部13の底となるメインパ
イプ4の前部上にステツプボード14が設置され
ている。
能に挿通されており、このステアリング軸7の下
端部にフロントフオーク8が連結されている。フ
ロントフオーク8は車軸9aを介して前輪9を支
持しており、上記ステアリング軸7の上端部に取
付けたハンドル10によつて操向操作される。ま
た、シートレール6の前端部間には燃料タンク1
1が取付けられており、この燃料タンク11上に
シート12が設置されている。したがつて、上記
フレーム1はハンドル10とシート12との間に
おいて、下向きに大きく凹んだアンダーボーン形
をなしており、この凹部13の底となるメインパ
イプ4の前部上にステツプボード14が設置され
ている。
また、メインパイプ4の立ち上がり部5には、
燃料タンク11の下方に位置して、ユニツトスイ
ング式のエンジンユニツト18の前端部が揺動可
能に枢支されている。このエンジンユニツト18
は、水冷エンジン19とこの水冷エンジン19の
クランクケース20の左側部から後方へ向つて延
びる伝動ケース21とを一体構体として構成した
もので、この伝動ケース21の後端部には、伝動
ケース21内に収容した図示しないベルト自動
変速機によつて駆動される後輪22が支持されて
いる。
燃料タンク11の下方に位置して、ユニツトスイ
ング式のエンジンユニツト18の前端部が揺動可
能に枢支されている。このエンジンユニツト18
は、水冷エンジン19とこの水冷エンジン19の
クランクケース20の左側部から後方へ向つて延
びる伝動ケース21とを一体構体として構成した
もので、この伝動ケース21の後端部には、伝動
ケース21内に収容した図示しないベルト自動
変速機によつて駆動される後輪22が支持されて
いる。
なお、伝動ケース21の後端部は一方のシート
レール6との間に架設した緩衝器27によつて懸
架されている。
レール6との間に架設した緩衝器27によつて懸
架されている。
このエンジンユニツト18の水冷エンジン19
の周囲から後輪22の上方にかけては、シート1
2に連続するカバー23によつて覆われている。
このカバー23はステツプボード14の後端部に
連続して立ち上がり部5の前面を覆うとともに、
燃料タンク11の前半部を覆うフロントカバー2
4と、このフロントカバー24に連続して燃料タ
ンク11の後半部からシートレール6の上方にか
けてを覆うアツパカバー25と、これら両カバー
24,25に連続して水冷エンジン19の側方か
らシートレール6の側方にかけてを覆う左右一対
のサイドカバー26とから構成され、水冷エンジ
ン19の周囲を連続して覆い隠すいわゆるフルカ
バードタイプをなしている。
の周囲から後輪22の上方にかけては、シート1
2に連続するカバー23によつて覆われている。
このカバー23はステツプボード14の後端部に
連続して立ち上がり部5の前面を覆うとともに、
燃料タンク11の前半部を覆うフロントカバー2
4と、このフロントカバー24に連続して燃料タ
ンク11の後半部からシートレール6の上方にか
けてを覆うアツパカバー25と、これら両カバー
24,25に連続して水冷エンジン19の側方か
らシートレール6の側方にかけてを覆う左右一対
のサイドカバー26とから構成され、水冷エンジ
ン19の周囲を連続して覆い隠すいわゆるフルカ
バードタイプをなしている。
ところで、上記ステツプボード14の前方に
は、運転者の脚部への防風をなすレツグシールド
30が設けられている。レツグシールド30は第
1図および第2図に示すように、ヘツドパイプ2
およびダウンチユーブ3に沿つて左右方向に一体
に張り出しており、このレツグシールド30の下
端部はステツプボード14の前端部に連なつてい
る。レツグシールド30の前面中央部には、ヘツ
ドパイプ2およびダウンチユーブ3の後方に回り
込む凹部31が凹設されている。凹部31はヘツ
ドパイプ2およびダウンチユーブ3の後面から側
面にかけてを覆つており、レツグシールド30の
前方に向つて開口している。また、このレツグシ
ールド30の前面上部には、フロントフエンダ3
3を一体化した前面カバー34が着脱可能に取り
付けられている。前面カバー34はその上下端部
に設けた図示しない係止突部を、レツグシールド
30の凹部31の開口部に係止させるとともに、
中間部をヘツドパイプ2の前面に溶接したブラケ
ツト35にボルト36で締付けることにより固定
されている。つまり、第5図に示されるようにブ
ラケツト35は凹部31の前面開口から前方に向
つて突出する左右一対のステー37を備え、この
ステー37の先端部に前面カバー34を衝合し、
この衝合部分にボルト38を挿通して、これらボ
ルト38をステー37に溶接したナツト39にね
じ込むことにより、レツグシールド30に固定さ
れるようになつている。そして、前面カバー34
は凹部31の前面開口を覆つており、この凹部3
1との間にヘツドパイプ2やステアリング軸7を
取り囲む空間32を形成している。
は、運転者の脚部への防風をなすレツグシールド
30が設けられている。レツグシールド30は第
1図および第2図に示すように、ヘツドパイプ2
およびダウンチユーブ3に沿つて左右方向に一体
に張り出しており、このレツグシールド30の下
端部はステツプボード14の前端部に連なつてい
る。レツグシールド30の前面中央部には、ヘツ
ドパイプ2およびダウンチユーブ3の後方に回り
込む凹部31が凹設されている。凹部31はヘツ
ドパイプ2およびダウンチユーブ3の後面から側
面にかけてを覆つており、レツグシールド30の
前方に向つて開口している。また、このレツグシ
ールド30の前面上部には、フロントフエンダ3
3を一体化した前面カバー34が着脱可能に取り
付けられている。前面カバー34はその上下端部
に設けた図示しない係止突部を、レツグシールド
30の凹部31の開口部に係止させるとともに、
中間部をヘツドパイプ2の前面に溶接したブラケ
ツト35にボルト36で締付けることにより固定
されている。つまり、第5図に示されるようにブ
ラケツト35は凹部31の前面開口から前方に向
つて突出する左右一対のステー37を備え、この
ステー37の先端部に前面カバー34を衝合し、
この衝合部分にボルト38を挿通して、これらボ
ルト38をステー37に溶接したナツト39にね
じ込むことにより、レツグシールド30に固定さ
れるようになつている。そして、前面カバー34
は凹部31の前面開口を覆つており、この凹部3
1との間にヘツドパイプ2やステアリング軸7を
取り囲む空間32を形成している。
この空間32には第4図に示されるように、水
冷エンジン19のラジエータ40が収容されてい
る。ラジエータ40は冷却フインを備えたラジエ
ータコア41とコアフレーム42とから構成さ
れ、上記空間32内においてヘツドパイプ2の前
面側に固定されている。すなわち、ヘツドパイプ
2の前面には上下方向に離間して一対のブラケツ
ト43が溶接されている。ブラケツト43はヘツ
ドパイプ2の前面側を左右方向に伸びており、そ
の両端部は前方に延出されて左右の支持片44を
構成している。そして、これらブラケツト43の
支持片44の間に、ラジエータ40のコアフレー
ム42が挟み込まれ、かつボルト45によつて締
付け固定されている。したがつて、ラジエータ4
0はそのラジエータコア41の前面を前方に向け
た姿勢で上記空間32内に配置されている。ラジ
エータコア41の前面は上記前面カバー34によ
つて覆われており、この前面カバー34のラジエ
ータコア41との対向部には、前方からの走行風
をラジエータコア41に導く複数のスリツト状を
なす通風口46が開口されている。
冷エンジン19のラジエータ40が収容されてい
る。ラジエータ40は冷却フインを備えたラジエ
ータコア41とコアフレーム42とから構成さ
れ、上記空間32内においてヘツドパイプ2の前
面側に固定されている。すなわち、ヘツドパイプ
2の前面には上下方向に離間して一対のブラケツ
ト43が溶接されている。ブラケツト43はヘツ
ドパイプ2の前面側を左右方向に伸びており、そ
の両端部は前方に延出されて左右の支持片44を
構成している。そして、これらブラケツト43の
支持片44の間に、ラジエータ40のコアフレー
ム42が挟み込まれ、かつボルト45によつて締
付け固定されている。したがつて、ラジエータ4
0はそのラジエータコア41の前面を前方に向け
た姿勢で上記空間32内に配置されている。ラジ
エータコア41の前面は上記前面カバー34によ
つて覆われており、この前面カバー34のラジエ
ータコア41との対向部には、前方からの走行風
をラジエータコア41に導く複数のスリツト状を
なす通風口46が開口されている。
なお、図中符号47はハンドル10の周囲を覆
うハンドルカバーを示す。
うハンドルカバーを示す。
このような構成によれば、エンジン冷却用のラ
ジエータ40を、防風用のレツグシールド30と
このレツグシールド30の前面を覆う前面カバー
34との間の空間32に配置し、この前面カバー
34に前方からの走行風をラジエータコア41に
導く通風口46を設けたので、このラジエータ4
0は、走行中、前方からの走行風を冷却用の風と
して良好に受けることができる。
ジエータ40を、防風用のレツグシールド30と
このレツグシールド30の前面を覆う前面カバー
34との間の空間32に配置し、この前面カバー
34に前方からの走行風をラジエータコア41に
導く通風口46を設けたので、このラジエータ4
0は、走行中、前方からの走行風を冷却用の風と
して良好に受けることができる。
すなわち、レツグシールド30は車体の進行方
向前端に位置して、運転者の脚部に向う走行風の
流れを遮るものであるから、このレツグシールド
30の前面は走行風に直接さらされる場所であ
り、このレツグシールド30の前面側にラジエー
タ40を設置すれば、前方からの走行風は前面カ
バー34の通風口46を通じて効率良くラジエー
タ40に導かれる。このため、ラジエータ40は
走行風を冷却用の風として良好に受けることがで
き、冷却効率が向上する。
向前端に位置して、運転者の脚部に向う走行風の
流れを遮るものであるから、このレツグシールド
30の前面は走行風に直接さらされる場所であ
り、このレツグシールド30の前面側にラジエー
タ40を設置すれば、前方からの走行風は前面カ
バー34の通風口46を通じて効率良くラジエー
タ40に導かれる。このため、ラジエータ40は
走行風を冷却用の風として良好に受けることがで
き、冷却効率が向上する。
しかも、ラジエータ40は前面カバー34とレ
ツグシールド30によつて覆い隠されるので、ラ
ジエータ40がレツグシールド30の前面にその
まま露出することはなく、複雑な構造部分を全て
カバーしているスクータ形自動二輪車特有の外観
が損われずに済むといつた利点がある。
ツグシールド30によつて覆い隠されるので、ラ
ジエータ40がレツグシールド30の前面にその
まま露出することはなく、複雑な構造部分を全て
カバーしているスクータ形自動二輪車特有の外観
が損われずに済むといつた利点がある。
また、ラジエータ40をレツグシールド30側
に設けたことにより、このラジエータ40を通過
して高温となつた冷却風が水冷エンジン19を覆
うカバー23内に放出されることはなく、カバー
23内に熱が集中することはない。このため、カ
バー23内の雰囲気温度の上昇を防止でき、熱対
策の点でも有利となる。
に設けたことにより、このラジエータ40を通過
して高温となつた冷却風が水冷エンジン19を覆
うカバー23内に放出されることはなく、カバー
23内に熱が集中することはない。このため、カ
バー23内の雰囲気温度の上昇を防止でき、熱対
策の点でも有利となる。
なお、上記実施例ではラジエータをヘツドパイ
プの前方に配置したが、本発明はこれに限らず、
ヘツドパイプの左右いずれかに偏つた位置に配置
しても良い。
プの前方に配置したが、本発明はこれに限らず、
ヘツドパイプの左右いずれかに偏つた位置に配置
しても良い。
[発明の効果]
以上詳述した本発明によれば、前方からの走行
風は前面カバーの通風口を通じて効率良くラジエ
ータに導かれるので、ラジエータは走行風を冷却
用の風として良好に受けることができ、その分、
冷却効率が向上する。しかも、ラジエータは前面
カバーとレツグシールドによつて覆い隠されるの
で、ラジエータがレツグシールドの前面にそのま
ま露出することはなく、複雑な構造部分を全てカ
バーしているスクータ形自動二輪車特有の外観が
損われずに済む。
風は前面カバーの通風口を通じて効率良くラジエ
ータに導かれるので、ラジエータは走行風を冷却
用の風として良好に受けることができ、その分、
冷却効率が向上する。しかも、ラジエータは前面
カバーとレツグシールドによつて覆い隠されるの
で、ラジエータがレツグシールドの前面にそのま
ま露出することはなく、複雑な構造部分を全てカ
バーしているスクータ形自動二輪車特有の外観が
損われずに済む。
また、カバー内に熱源が集中することもないの
で、このカバー内の雰囲気温度の上昇を防止で
き、熱対策上有利となるといつた利点がある。
で、このカバー内の雰囲気温度の上昇を防止で
き、熱対策上有利となるといつた利点がある。
図面は本発明の一実施例を示し、第1図はスク
ータ形自動二輪車の側面図、第2図はフロントフ
オーク回りの側面図、第3図はスクータ形自動二
輪車の正面図、第4図は第2図中−線に沿う
断面図、第5図は第2図中−線に沿う断面図
である。 1……車体フレーム(フレーム)、10……ハ
ンドル、12……シート、13……凹部、14…
…ステツプボード、19……水冷エンジン、23
……カバー、30……レツグシールド、32……
空間、34……前面カバー、40……ラジエー
タ、46……通風口。
ータ形自動二輪車の側面図、第2図はフロントフ
オーク回りの側面図、第3図はスクータ形自動二
輪車の正面図、第4図は第2図中−線に沿う
断面図、第5図は第2図中−線に沿う断面図
である。 1……車体フレーム(フレーム)、10……ハ
ンドル、12……シート、13……凹部、14…
…ステツプボード、19……水冷エンジン、23
……カバー、30……レツグシールド、32……
空間、34……前面カバー、40……ラジエー
タ、46……通風口。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 車体フレームをハンドルとシートとの間で下
向きに凹ませて、この凹部上にステツプボードを
取り付け、このステツプボードの前方に車体フレ
ームの左右両側に張り出す防風用のレツグシール
ドを設けるとともに、上記シートの下方にエンジ
ンを配置し、このエンジンの周囲をシートに連な
るカバーで覆つたスクータ形自動二輪車におい
て、 上記エンジンを水冷式とし、このエンジン冷却
用のラジエータを、上記レツグシールドの前面と
この前面を覆う前面カバーとの間の空間部分に配
置するとともに、この前面カバーにはラジエータ
に冷却風を導く通風口を設けたことを特徴とする
スクータ形自動二輪車のエンジン冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1016219A JPH01233187A (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | スクータ形自動二輪車のエンジン冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1016219A JPH01233187A (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | スクータ形自動二輪車のエンジン冷却装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57012319A Division JPS58128924A (ja) | 1982-01-28 | 1982-01-28 | 水冷エンジン付車両 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01233187A JPH01233187A (ja) | 1989-09-18 |
JPH0351629B2 true JPH0351629B2 (ja) | 1991-08-07 |
Family
ID=11910418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1016219A Granted JPH01233187A (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | スクータ形自動二輪車のエンジン冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01233187A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4527015B2 (ja) * | 2005-06-29 | 2010-08-18 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車の車体カバー取付構造 |
JP2011079337A (ja) * | 2008-01-18 | 2011-04-21 | Yamaha Motor Co Ltd | 車体カバーおよび鞍乗型車両 |
US8539929B2 (en) | 2009-11-18 | 2013-09-24 | Harley-Davidson Motor Company | Cylinder head cooling system |
-
1989
- 1989-01-27 JP JP1016219A patent/JPH01233187A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH01233187A (ja) | 1989-09-18 |
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