JPH0346488Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0346488Y2 JPH0346488Y2 JP1983130341U JP13034183U JPH0346488Y2 JP H0346488 Y2 JPH0346488 Y2 JP H0346488Y2 JP 1983130341 U JP1983130341 U JP 1983130341U JP 13034183 U JP13034183 U JP 13034183U JP H0346488 Y2 JPH0346488 Y2 JP H0346488Y2
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- Japan
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- magnetic
- winding
- conductor
- groove
- coil
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- Expired
Links
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Landscapes
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Filters And Equalizers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はドラムコア用巻線材特に、電話回線の
誘導雑音防止用チヨークコイルの巻線構造に係
る。
誘導雑音防止用チヨークコイルの巻線構造に係
る。
電話回線の引込線に繋がる電話器または端末機
器などには中波電磁波が結合し信号線と大地間に
妨害電圧のようなコモンモードノイズが発生し、
屡々機器を誤動作させ通信に障害をきたすことが
ある。
器などには中波電磁波が結合し信号線と大地間に
妨害電圧のようなコモンモードノイズが発生し、
屡々機器を誤動作させ通信に障害をきたすことが
ある。
これらの妨害電圧を減衰させるためにはチヨー
クコイルを電話回路に挿入するが、しかしドラム
コアを使用するチヨークコイルにあつては、磁気
的に開磁路であるので、実効透磁率が低く任意の
形状で大きなインダクタンスを得るためには巻線
の線回数が多くする必要があり、したがつて巻線
長による直流抵抗が増大を来し、また巻線間の浮
遊容量のため、ある周波数でQの値の高い周波数
共振を起す欠点がある。
クコイルを電話回路に挿入するが、しかしドラム
コアを使用するチヨークコイルにあつては、磁気
的に開磁路であるので、実効透磁率が低く任意の
形状で大きなインダクタンスを得るためには巻線
の線回数が多くする必要があり、したがつて巻線
長による直流抵抗が増大を来し、また巻線間の浮
遊容量のため、ある周波数でQの値の高い周波数
共振を起す欠点がある。
本考案の目的は従来のかかる欠点を除き、ドラ
ムコアの円環状溝に巻回して磁気回路を閉磁路に
近づけ実効透磁率を増加させ、巻線の巻回数を少
なくして直流抵抗を減少させ、コイルQの値を低
下させ周波数共振を極力抑え雑音の侵入を防止す
るドラムコア用巻線材を用いたチヨークコイルを
提供することにある。
ムコアの円環状溝に巻回して磁気回路を閉磁路に
近づけ実効透磁率を増加させ、巻線の巻回数を少
なくして直流抵抗を減少させ、コイルQの値を低
下させ周波数共振を極力抑え雑音の侵入を防止す
るドラムコア用巻線材を用いたチヨークコイルを
提供することにある。
本考案によれば、外周に円環状溝が形成されて
いるドラムコアの前記溝に、高透磁率材料からな
る磁性体と、導電体と、これらを覆う絶縁被膜に
より形成された巻線材を巻回してなるチヨークコ
イルにおいて、前記磁性体は、前記溝の幅寸法よ
りも僅かに小さい幅を持つ磁性帯状体からなり、
前記導電体は前記磁性帯状体の一表面に帯状に接
着され、前記絶縁被膜は前記磁性帯状体と前記導
電体との外表面の全部または一部を覆い、前記巻
線材は、その表面が前記溝の底面に沿つて巻回さ
れていることを特徴とするドラムコア用巻線材を
用いたチヨークコイルが得られる。
いるドラムコアの前記溝に、高透磁率材料からな
る磁性体と、導電体と、これらを覆う絶縁被膜に
より形成された巻線材を巻回してなるチヨークコ
イルにおいて、前記磁性体は、前記溝の幅寸法よ
りも僅かに小さい幅を持つ磁性帯状体からなり、
前記導電体は前記磁性帯状体の一表面に帯状に接
着され、前記絶縁被膜は前記磁性帯状体と前記導
電体との外表面の全部または一部を覆い、前記巻
線材は、その表面が前記溝の底面に沿つて巻回さ
れていることを特徴とするドラムコア用巻線材を
用いたチヨークコイルが得られる。
以下に図面をもつて本考案を詳細に説明する。
第1図は本考案によるチヨークコイルの断面図
を示す。図は外周に円環状溝が形成された2枚鍔
のドラム形コア1の溝に第2図に示す巻線材が巻
回されたチヨークコイルである。図に示した巻線
材は第2図に示すように例えばパーマロイ、アモ
ルフアス磁性体の如き磁性材料からなり、コア1
の溝の幅寸法Wより僅かに小さな幅寸法をもつ磁
性帯状体3の一方の面上に導電体5を例えば蒸
着、鍍金などにより接着しそれらの外面を絶縁被
膜2で覆つたものである。このような構成の巻線
材であるから、この巻線材を導体皮膜5を内側に
してコア1の溝に幾重にも巻きつけると、磁性帯
状体3が第1図に磁束の流れ4で示したように巻
層毎に閉磁路を構成する。したがつて実効透磁率
が高くなり、同じコアにて従来の方法で同じイン
ダクタンスを得るよりも少ない巻回数ですみ、直
流抵抗を減少させたコイルのQの値を小さくでき
る。なお第1図では便宜上第2図に示す巻線材を
3回巻いたときの断面図を示すが実際には数10回
巻く場合が多い。
を示す。図は外周に円環状溝が形成された2枚鍔
のドラム形コア1の溝に第2図に示す巻線材が巻
回されたチヨークコイルである。図に示した巻線
材は第2図に示すように例えばパーマロイ、アモ
ルフアス磁性体の如き磁性材料からなり、コア1
の溝の幅寸法Wより僅かに小さな幅寸法をもつ磁
性帯状体3の一方の面上に導電体5を例えば蒸
着、鍍金などにより接着しそれらの外面を絶縁被
膜2で覆つたものである。このような構成の巻線
材であるから、この巻線材を導体皮膜5を内側に
してコア1の溝に幾重にも巻きつけると、磁性帯
状体3が第1図に磁束の流れ4で示したように巻
層毎に閉磁路を構成する。したがつて実効透磁率
が高くなり、同じコアにて従来の方法で同じイン
ダクタンスを得るよりも少ない巻回数ですみ、直
流抵抗を減少させたコイルのQの値を小さくでき
る。なお第1図では便宜上第2図に示す巻線材を
3回巻いたときの断面図を示すが実際には数10回
巻く場合が多い。
第3図は本考案によるチヨークコイルの他の実
施例を示し、第2図と異なる点は絶縁被膜2の導
電体5の外面側を省いた巻線材の断面図であり上
記外面側は絶縁されていないが隣りの層の巻線材
との絶縁は確保されており、厚さ寸法が少ない分
だけ巻回数を多くでき、またリード線を導電体5
に接続し易い利点がある。
施例を示し、第2図と異なる点は絶縁被膜2の導
電体5の外面側を省いた巻線材の断面図であり上
記外面側は絶縁されていないが隣りの層の巻線材
との絶縁は確保されており、厚さ寸法が少ない分
だけ巻回数を多くでき、またリード線を導電体5
に接続し易い利点がある。
第4図は本考案によるチヨークコイルのさらに
他の実施例を示し、磁性帯状体3上に、2個の同
じ幅寸法の導電体5,5′が間に絶縁体6を挟ん
で重ねられており、バイフアイラ巻きの巻線材で
ある。
他の実施例を示し、磁性帯状体3上に、2個の同
じ幅寸法の導電体5,5′が間に絶縁体6を挟ん
で重ねられており、バイフアイラ巻きの巻線材で
ある。
本考案によるアモルフアス厚20μm、銅厚10μ
m、ラミネート厚30μm、幅10mmの巻線材を44タ
ーン巻いたもの、並びに、従来例とて軸径4.6mm、
鍔の外径14mm、溝幅W10.5mm、鍔の厚さ3.25mmの
フエライト製ドラムコアに0.24φUEWのポリウレ
タン銅線を導電体として形成した巻線材を44ター
ン巻いたもののインピーダンスの周波数特性を第
5図に示す。本考案の巻線材は、ポリウレタン銅
線を使用した場合に比べ1MHzでのインピーダン
スで約0.5倍大きく、共振周波数で5MHz高周波側
に移動し、Q値は図より明らかに小さくなつてい
る。
m、ラミネート厚30μm、幅10mmの巻線材を44タ
ーン巻いたもの、並びに、従来例とて軸径4.6mm、
鍔の外径14mm、溝幅W10.5mm、鍔の厚さ3.25mmの
フエライト製ドラムコアに0.24φUEWのポリウレ
タン銅線を導電体として形成した巻線材を44ター
ン巻いたもののインピーダンスの周波数特性を第
5図に示す。本考案の巻線材は、ポリウレタン銅
線を使用した場合に比べ1MHzでのインピーダン
スで約0.5倍大きく、共振周波数で5MHz高周波側
に移動し、Q値は図より明らかに小さくなつてい
る。
ポリウレタン銅線で同じインピーダンスを得る
ためには巻数を約1.4倍にしなければならず、線
径を太くしないかぎり、直流抵抗が増す。
ためには巻数を約1.4倍にしなければならず、線
径を太くしないかぎり、直流抵抗が増す。
以上に説明したように、本考案による巻線材は
これをドラム形コアに使用することによつて巻層
毎に閉磁路を形成し実効透磁率が増加し、巻回数
を減らしても所要のインピーダンスが得られかつ
直流抵抗が減少し、またコイルのQが小となり周
波数特性のよい雑音防止用チヨークコイルを得る
ことができる。
これをドラム形コアに使用することによつて巻層
毎に閉磁路を形成し実効透磁率が増加し、巻回数
を減らしても所要のインピーダンスが得られかつ
直流抵抗が減少し、またコイルのQが小となり周
波数特性のよい雑音防止用チヨークコイルを得る
ことができる。
第1図は本考案によるドラム用巻線材を用いた
チヨークコイルの断面図を示す。第2図乃至第4
図は本考案に使用する巻線材の断面図を示す。第
5図は実線で示した従来のチヨークコイルと点線
で示した本考案によるチヨークコイルの周波数特
性を示す。 図において、1……ドラム形コア、2……絶縁
被膜、3……磁性帯状体、4……磁束の流れ、5
……帯状導電体、6……絶縁体、7……ドラムコ
アの溝。
チヨークコイルの断面図を示す。第2図乃至第4
図は本考案に使用する巻線材の断面図を示す。第
5図は実線で示した従来のチヨークコイルと点線
で示した本考案によるチヨークコイルの周波数特
性を示す。 図において、1……ドラム形コア、2……絶縁
被膜、3……磁性帯状体、4……磁束の流れ、5
……帯状導電体、6……絶縁体、7……ドラムコ
アの溝。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 外周に円環状溝が形成されているドラムコアの
前記溝に、高透磁率材料からなる磁性体と、導電
体と、これらを覆う絶縁被膜により形成された巻
線材を巻回してなるチヨークコイルにおいて、 前記磁性体は、前記溝の幅寸法よりも僅かに小
さい幅を持つ磁性帯状体からなり、 前記導電体は前記磁性帯状体の一表面に帯状に
接着され、前記絶縁被膜は前記磁性帯状体と前記
導電体との外表面の全部または一部を覆い、 前記巻線材は、その表面が前記溝の底面に沿つ
て巻回されていることを特徴とするドラムコア用
巻線材を用いたチヨークコイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13034183U JPS6039215U (ja) | 1983-08-25 | 1983-08-25 | ドラムコア用巻線材を用いたチョ−クコイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13034183U JPS6039215U (ja) | 1983-08-25 | 1983-08-25 | ドラムコア用巻線材を用いたチョ−クコイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6039215U JPS6039215U (ja) | 1985-03-19 |
JPH0346488Y2 true JPH0346488Y2 (ja) | 1991-10-01 |
Family
ID=30295031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13034183U Granted JPS6039215U (ja) | 1983-08-25 | 1983-08-25 | ドラムコア用巻線材を用いたチョ−クコイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6039215U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0560807U (ja) * | 1992-02-03 | 1993-08-10 | 積水化学工業株式会社 | セメントモルタル成形用プレス金型 |
JP2008186709A (ja) * | 2007-01-30 | 2008-08-14 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 絶縁電線 |
JP2008177068A (ja) * | 2007-01-19 | 2008-07-31 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 絶縁電線とその製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51116971A (en) * | 1975-04-07 | 1976-10-14 | Showa Electric Wire & Cable Co | Highhpermeability winding |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6041841Y2 (ja) * | 1981-03-24 | 1985-12-20 | 株式会社吉野工業所 | コンパクト |
-
1983
- 1983-08-25 JP JP13034183U patent/JPS6039215U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51116971A (en) * | 1975-04-07 | 1976-10-14 | Showa Electric Wire & Cable Co | Highhpermeability winding |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6039215U (ja) | 1985-03-19 |
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