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JPH03146953A - 感光性平版印刷版の処理方法 - Google Patents

感光性平版印刷版の処理方法

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Publication number
JPH03146953A
JPH03146953A JP28710889A JP28710889A JPH03146953A JP H03146953 A JPH03146953 A JP H03146953A JP 28710889 A JP28710889 A JP 28710889A JP 28710889 A JP28710889 A JP 28710889A JP H03146953 A JPH03146953 A JP H03146953A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
developer
waterless
photosensitive
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28710889A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Shimura
志村 和弘
Masabumi Uehara
正文 上原
Akira Nogami
野上 彰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP28710889A priority Critical patent/JPH03146953A/ja
Publication of JPH03146953A publication Critical patent/JPH03146953A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、湿し水不要の感光性平版印刷版と湿し水を必
要とする感光性平版印刷版を1種の現像液で共通に現像
処理する処理、方法に関する。
〔従来の技術〕
湿し水不要の感光性平版印刷版(以下、「水なし平版」
という)としては、基板上に感光層及びインキ反撥層と
してシリコーンゴム層を積層した構造のものが知られて
いる。そして、このような水なし平版から印刷版を作成
するための処理方法として、特開昭55−156947
号等により、画像部の感光層の少なくとも一部を溶解し
得る処理液を用いて、画像部の感光層の一部又は全部を
溶出させその接水又は水を主成分とする溶媒の存在下で
版面をこする方法が知られている。
方、湿し水を必要とする平版印刷版を作成する感光性平
版印刷版(以下、123版」という)としては、親水性
面を有する支持体の該親水性面上に感光性ジアゾ化合物
等の感光性成分を含む感光性層を有するネガ型のもの、
露光によりアルカリ可溶性になる0−キノンジアジド化
合物を含む感光性層を有するポジ型のものが知られ、そ
して、これらのPS版から印刷版を作成する処理方法と
して、アルカリ剤、界面活性剤、有機溶剤等を含有する
水性溶液(現像液)を感光性層に付与して非画像部の感
光性層を溶解ないし膨潤し、ブラシによるこすり等の現
像促進操作を加えて非画像部感光性層を除去する処理方
法が知られており、ネガ型23版、ポジ型23版それぞ
れの専用現像液、及び1種の現像液でネガ型23版とポ
ジ型23版を共通に処理できる現像液が知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、水なし平版とPS版とを自動現像機で処理す
る場合、両者を1種の現像液で現像できれば1台の自動
現像機で両者を処理するのに極めて好都合である。しか
しながら、水なし平版とPS版とを1種の現像液で現像
処理できる技術は未だ知られてなく、1台の自動現像機
で水なし平版とPS版の両者を処理するにはそれぞれの
専用現像液を切り替えて付与する機構を必要とし、装置
の複雑化や高コスト化を招き、あるいは処理すべき感光
性平版印刷版の種類に応じて処理液を交換するなど作業
性に問題がある。
本発明の目的は、1台の自動現像機で水無し平版とPS
版を共通に処理するに有利な処理方法を提供することで
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、1台の自動現像機で、水なし平版とPS版
を自動的に搬送し、同一の現像液を該感光性平版印刷版
に供給して処理することを特徴とする感光性平版印刷版
の処理方法によって達成される。
以下、本発明について詳述する。
本発明における、水なし平版とPS版とを同一組成の現
像液で共通に現像処理し得る現像液として、水を主たる
溶媒とするアルカリ性現像液である。
ここで、「水を主たる溶媒とする」とは、現像液の溶媒
の少なくとも50重量%が水であることをいう。
また、現像液には、アルカリ剤の他に界面活性剤、有機
溶剤を含有させることがより好ましい。
本発明における現像液をアリカリ性にするためのアルカ
リ剤としては、例えばケイ酸アルカリ(ケイ酸カリウム
、ケイ酸ナトリウム等)、水酸化カリウム、水酸化ナト
リウム、水酸化リチウム、第三リン酸ナトリウム、第ニ
リン酸ナトリウム、第三リン酸カリウム、第ニリン酸カ
リウム、第三リン酸アンモニウム、第ニリン酸アンモニ
ウム、メタケイ酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸アンモニウムなど=3 のような無機アルカリ剤、モノ、ジ又はトリエタノール
アミン及び水酸化テトラアルキルのような有機アルカリ
剤及びケイ酸アンモニウム等が有用である。
アルカリ剤の現像液中の含有量は0.05〜20重量%
の範囲が好ましく、より好ましくは0.1〜10重量%
の範囲である。
本発明における現像液は界面活性剤を含有することが好
ましい。
アニオン性界面活性剤としては、高級アルコールCca
〜C22)硫酸エステル塩類[例えば、ラウリルアルコ
ールサルフェートのナトリウム塩、オクチルアルコール
サルフェートのナトリウム塩、ラウリルアルコールサル
フェートのアンモニウム塩、rTeepol−81J 
 (商品名・シェル化学製)、第二ナトリウムアル゛キ
ルサルフェートなど]、脂肪族アルコールリン酸エステ
ル塩類(例えば、セチルアルコールリン酸エステルのナ
トリウム塩など)、アルキルアリールスルホン酸塩類(
例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸のナトリウム塩、
イソプロピルナフタレンスルホン酸のナトリウム塩、シ
ナフタリンジスルホン酸のナトリウム塩、メタニトロベ
ンゼンスルホン酸のナトリウム塩など)、アルキルアミ
ドのスルホン酸塩類(例えば、Cl7H33CON(C
Hz)CJSOsNaなど)、二塩基性脂肪酸エステル
のスルホン酸塩類(例えば、ナトリウムスルホコハク酸
ジオクチルエステル、ナトリウムスルホコハク酸ジヘキ
シルエステルなど)がある。これらの中で特にスルホン
酸塩類が好適に用いられる。
カチオン界面活性剤はアミン型と第四アンモニウム塩型
に大別できるが、これらの何れをも用いることができる
アミン型の例としては、ポリオキシエチレンアルキルア
ミン、N−アルキルプロピレンアミン、N−アルキルポ
リエチレンポリアミン、N−アルキルポリエチレンポリ
アミンジメチル硫酸塩、アルキルビグアニド、長鎖アミ
ンオキシド、アルキルイミダシリン、l−ヒドロキシエ
チル−2−アルキルイミダシリン、■−アセチルアミノ
エチルー2−アルキルイミダシリン、2−アルキル−4
−メチル−4−ヒドロキジメチルオキサゾリン等がある
また、第四アンモニウム塩型の例としては、長鎖第1ア
ミン塩、アルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキ
ルジメチルエチルアンモニウム塩、アルキルジメチルア
ンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム
塩、アルキルピリジニウム塩、アルキルキノリニウム塩
、アルキルイソキノリニウム塩、アルキルピリジニウム
硫酸塩、ステアラミドメチルピリジニウム塩、アシルア
ミノエチルジエチルアミン塩、アシルアミノエチJレメ
チルジエチルアンモニウム塩、アルキルアミドプロピル
ジメチルベンジルアンモニウム塩、脂肪酸ポリエチレン
ポリアミド、アンルアミノエチルピリジニウム塩、アシ
ルコラミノホルミルメチルピリジニウム塩、ステアロオ
キシメチルピリジニウム塩、脂肪酸トリエタノールアミ
ン、脂肪酸トリエタノールアミンギ酸塩、トリオキシエ
チレン脂肪酸トリエタノールアミン、脂肪酸ジブチルア
ミノエタノール、セチルオキンメチルピリジニウム塩、
p−イソオクチルフェノキシエトキンエチルジメチルベ
ンジルアンモニウム塩等がある。(上記化合物の例の中
の「アルキル」とは炭素数6〜20の、直鎖または一部
置換されたアルキルを示し、具体的には、ヘキシル、オ
クチル、セチル、ステアリル等の直鎖アルキルが好まし
く用いられる。)これらの中では、特に水溶性の第四ア
ンモニウム塩型のカチオン界面活性剤が有効で、その中
でも、アルキルトリメチルアンモニウム塩、アルキルジ
メチルベンジルアンモニウム塩、エチレンオキシド付加
アンモニウム塩等が好適である。また、カチオン成分を
くり返し単位として有する重合体も広い意味ではカチオ
ン界面活性剤であり、本発゛明のカチオン界面活性剤に
金色される。特に、親油性モノマーと共重合して得られ
た第四アンモニウム塩を含む重合体は好適に用いること
ができる。
該重合体の重量平均分子量は300〜50000の範囲
であり、特に好ましくは500〜5000の範囲である
両性界面活性剤としては、例えばN−メチル−Nペンタ
デンルアミノ酢酸ナトリウムのような化合物を用いるこ
とができる。
これらの界面活性剤は0.5〜10重量%の範囲で含有
させfることができる。
本発明の現像液はアルカリ剤の外に有機溶剤を0.1〜
20重量%含有することが好ましい。
本発明の現像液に添加すると効果的な有機溶剤としては
メタノール、エタノール、ベンジルアルコール、β−ア
ニリノエタノール等のアルコール類、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、グリセリン等の多価ア
ルコール類、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケ
トン等のケトン類、ジオキサン等の環状エーテル類、酢
酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、エチレングリコ
ルモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチル
エーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、
エチレングリコールモノブチルエーテル、2−プロポキ
シエタノール等のエチレングリコールエーテル類、エチ
レングリコールエチルエーテルアセテート等のグリコー
ルエーテルエステル類、γ−ブチロラクトン等のラクト
ン類、Nメチルピロリドン等のラクタム類、メチルアミ
ン、エチルアミン、ジェタノールアミン等のアミン類、
水酸化テトラアルキルアンモニウム等のアンモニウム類
、ホルムアミド等のアミド類等の有機溶剤があり、特に
ベンジルアルコール、エチレングリコールモノフェニル
エーテル、β−アニリノエタノールが好ましい。これに
前記の界面活性剤、アルカリ塩類、水あるいは鉱酸、有
機酸等の酸類等を併用したものが特に好ましい。
本発明において、現像液を使い捨て方式でなく、繰り返
し使用する場合には、反復使用による現像性能の劣化を
回復させ現像性能を維持するため、補充液を補充して処
理を行うことことが好ましい。
補充液は、現像処理や空気中の炭酸ガスの吸収によって
消費される成分を補充する成分を含有するものでよく、
未使用現像液と同等の組成の液、ないしそれより消費さ
れる成分の濃度を高くした組成を有する溶液とすること
が好ましい。 通常はアルカリ剤及び水なし平版の感光
層の膨潤に消費される有機溶剤の濃度を現像液の0.0
5〜lO%増とすることが好ましい。また、補充液を含
有成分0 を異にする2液以上で構成し、感光性平版印刷版の種別
処理量に応じて該2種以上の合液の補充比率を変えて補
充してもよい。
水なし平版及びPS版(以下、水なし平版とPS版を総
称してrPS版等」という)の版面に、現像液を供給す
る方法としては、例えばシャワーパイプやノズルを使っ
て液を版面に噴射、噴霧又は滴下する方法、或は版面接
触又は非接触の位置に置いた現像液供給部材から現像液
を版面に塗布するような形で供給する方法がある。
現像液供給部材とps版等を接触させ、現像液を水なし
平版上に供給する方法には、例えばスポンジ或は布など
のような吸水性の部材で版面を擦ることにより供給する
方法或はゴムのような非吸水性の部材、前記スポンジ或
は布などのような吸水性の部材にかかわらず、これらの
部材をローラ状にし、搬送されるPS版等とローラの回
転を同調させながら供給する方法などが挙げられる。
又現像液供給部材とPS版等とが非接触で現像液をPS
版等の版面上に供給する方法には、例えば細かい間隙に
現像液をためておき、その中をPS版等を通過させるこ
とにより供給する方法、或は現像液供給部材に表面張力
により平伏に垂れ下がる現像液にPS版等を接触させ供
給する方法、或は筒状の物に現像液を貯めておき、該筒
状の物の側面に細かい間隙を作り、間隙にPS版等を通
過させることにより、供給する方法などが挙げられる。
又、これらの現像液供給方法において、現像液は液状の
みならず泡状としてPS版等の版面上に供給することが
できる。
その他の現像液供給方法としては、フィルムベースなど
に現像液を付着させ、されをPS版等の版面上にラミネ
ートすることにより供給する方法や、ワックス状の現像
液をPS版等と接触させて供給する方法などが挙げられ
る。
又前記現像液の供給方法は、1つの方法のみを用いても
よいし、2つ以上の方法を組み合わせて用いてもよい。
これらの方法によって供給させる現像液の量はPS版等
1枚当たり一定量とする、PS版等の面積に1 】2 比例した量とする、処理するPS版等の長さ又は幅に比
例した量とする等積々の規準によって決めることができ
、又処理するPS版等の種類、或は形成される画像の非
画像部面積等に応じてこれを変えることもできる。自動
現像機の構造、処理するPS版等のサイズの種類、印刷
版、現像液の性質等に応じて適宜選べばよいが1版当た
りIQ以下であることが望ましい。
本発明の方法によれば現像液の種類を1種とすることが
できるが、PS版等の種類に応じて組成、濃度等を変え
てps版等に供給することは任意である。
又使用時の現像液の温度は一般的には5℃乃至60℃、
好ましくは10℃乃至45℃、より好ましくは25℃乃
至35℃の範囲である。
現像液は使用液に仕上げられたものを貯蔵槽に貯えてお
き剋理時にPS版等の版面上に供給してもよく、又原液
と希釈液、又は組成を異にする複数の液に分けて貯蔵槽
に貯え合液を版面上に供給し、或は供給時自動的に混合
して使用液に仕上げて供給してもよく、自動的に混合し
均一状態として版面に供給してもよい。
本発明における現像処理において現像促進操作を付加す
る場合、現像促進する物理的、化学的、電気的、機械的
な、どのすべての手段を利用することができる。
機械的促進手段としては版面を擦る方法、例えば回転す
るローラ状の擦り部材を用いて擦る方法平板状の擦り部
材を回転することにより擦る方法、平板状の擦り部材を
前後及び/又は左右に移動させることにより擦る方法、
又はローラ状の擦り部材或は平板状の擦り部材を回転し
ながら前後及び/又は左右に移動させることにより擦る
方法などが挙げられる。なお、これらの擦り部材は複数
個組み合わせて使用してもよい。これらの擦り部材は、
例えばブラシ、スポンジ、或は布等を用いて作成するこ
とができる。
その他の現像促進手段には、例えば高圧空気を吹きさけ
る方法、超音波を照射する方法、23版等に振動を与え
る方法、特開昭58−42042号公報に記3 4 載されているような電気化学的に現像する方法、マイク
ロウェーブの照射により瞬時にPS版等の版面上の現像
液を加熱する方法、或は研磨剤粉末を含む処理液を用い
て版面をホーニングする方法などが挙げられる。
現像促進操作を付加する時期は、現像液を供給する前或
は供給中或は供給後のいずれの時期でもよいか現像液の
供給中或は供給後に付加することが好ましい。
又、前記の現像液供給手段と現像促進手段とは一体化さ
れていてもよい。例えば現像促進手段が円盤状のブラシ
であり、現像液供給手段がノズルである場合、円盤状ブ
ラシの回転軸の中心にノズルを設置することもできる。
本発明において現像ゾーンをPS版等が通過する時間は
10秒〜60秒であることが好ましい。
本発明は公知の水なし平版及びps版に適用することが
できる。本発明が適用できるPS版等には、次のような
ものが包含される。
水なし平版としては、例えば特開平1−149043号
、特開平1−150142号、特開平1−154157
号、特開平1154158号に記載されているような、
基板上に感光層及びインキ反撥層としてシリコーン層を
積層した構成を有するもの。
PS版としては、下記のような感光性組成物の層を親水
性面を有する支持体の該面上に設けたもの。
l)光架橋系感光性樹脂組成物 光架橋系感光性樹脂組成物中の感光成分は、分子中に不
飽和二重結合を有する感光性樹脂からなるもので、例え
ば米国特許3,030,208号明細書、同3,435
,237号明細書及び同3,622,320号明細書等
に記載されているごとき、重合体主鎖中に感光基として
−CH=CH−Co−を含む感光性樹脂、及び重合体の
側鎖に感光基を有するポリビニルシンナメート等が挙げ
られる。
2)光重合系感光性樹脂組成物 付加重合性不飽和化合物を含む光重合性組成物であって
、二重結合を有する単量体と高分子バインダーからなり
、このような組成物の代表的なものは、例えば、米国特
許2,760.863号明細書及び5 6 同2,791,504号明細書等に記載されている。
この光重合系感光性樹脂組成物には、この技術分野で通
常知られている光重合開始剤(例えばベンゾインメチル
エーテル等のベンゾイン誘導体、ベンゾフェノン等のベ
ンゾフェノン誘導体、チオキサントン誘導体、アントラ
キノン誘導体、アクリドン誘導体等)が添加される。
3)ジアゾ化合物を含む感光性組成物 この感光性組成物中のジアゾ化合物は、例えば好ましく
は芳香族ジアゾニウム塩とホルムアルデヒド又はアセト
アルデヒドとの縮合物で代表されるジアゾ樹脂である。
特に好ましくは、p−ジアゾジフェニルアミンとホルム
アルデヒド又はアセトアルデヒドとの縮合物の塩、例え
ばヘキサフルオロホウ燐酸塩、テトラフルオロホウ酸塩
、過塩素酸塩又は過ヨウ素酸塩と前記縮合物との反応生
成物であるジアゾ樹脂無機塩や、米国特許3,300.
309号明細書中に記載されているような、前記縮合物
とスルホン酸類との反応生成物であるジアゾ樹脂有機塩
等が挙げられる。更にジアゾ樹脂は、好ましくは結合剤
と共に使用される。かかる結合剤としては種々の高分子
化合物を使用することができるが、好ましくは特開昭5
4−98613号、公報に記載されているような芳香族
性水酸基を有する単量体、例えば、N−(4−ヒドロキ
シフェニル)アクリルアミド、N−(4−ヒドロキシフ
ェニル)メタクリルアミド、o−、i−またはp−ヒド
ロキシスチレン、o−、mまたはp−ヒドロキシフェニ
ルメタクリレート等と他の単量体との共重合体、米国特
許4,123,276号明細書中に記載されているよう
なヒドロキシエチルアクリレート単位又はヒドロキシエ
チルメタクリレート単位を主な繰り返し単位として含む
ポリマー、シェラツク、ロジン等の天然樹脂、ポリビニ
ルアルコール、米国特許3,751.257号明細書中
に記載されているようなポリアミド樹脂、米国特許3,
660.097号明細書中に記載されているような線状
ポリウレタン樹脂、ポリビニルアルコールのフタレート
化樹脂、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンから縮
合されたエポキシ樹脂、酢酸セルロース、セルロースア
セテート7タレート等の7 8 セルロース誘導体が包含される。
4)o−キノンジアジド化合物を含む感光性組成物0−
キノンジアジド化合物を含む感光性組成物においては、
0−キノンジアジド化合物とカルカリ可溶性樹脂を併用
することが好ましい。
0−キノンジアジド化合物としては、例えば0−ナフト
キノンジアジドスルホン酸と、フェノール類及びアルデ
ヒド又はケトンの重縮合樹脂とのエステル化合物が挙げ
られる。
前記フェノール類としては、例えば、フェノール、0−
クレゾール、m−クレゾール、p−クレゾール、3.5
−キシレノール、カルバクロール、チモール等のm個フ
エノール、カテコール、レゾルシン、ヒドロキノン等の
二価フェノール、ピロガロール、フロログルンン等の三
価フェノール等カ挙ケラレる。前記アルデヒドとしては
ホルムアルデヒド、ベンズアルデヒド、アセトアルデヒ
ド、クロトンアルデヒド、フルフラール等が挙げられる
。これらのうち好ましいものはホルムアルデヒド及びベ
ンズアルデヒドである。又、前記ケトンとしてはアセト
ン、メチルエチルケトン等が挙げられる。
前記重縮合樹脂の具体的な例としては、フェノール・ホ
ルムアルデヒド樹脂、m−クレゾール・ホルムアルデヒ
ド樹脂、m−+p−混合クレゾール・ホルムアルデヒド
樹脂、レゾルシン・ベンズアルデヒド樹脂、ピロガロー
ル・アセトン樹脂等が挙げられる。
前記O−ナフトキノンジアジド化合物のフェノール類の
OH基に対するO−す7トキノンジアジドスルホン酸の
縮合率(OH基1個に対する反応率)は、15〜80%
が好ましく、より好ましくは20〜45%である。
0−キノンジアジド化合物としては特開昭58−434
51号公報に記載のある以下の化合物も使用できる。
又、特公昭3’7−1953号、同37−3627号、
同37−13109号、同40−26126号、同40
−3801号、同45−5604号、同45−2734
5号、同51−13013号、特開昭48−96575
号、同48−63802号、同48−63802号各公
報に記載された12−キノンジアジド化合物をも挙げる
ことができる。
0 〔実施例〕 以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
ポジ型PS版の作成 厚さQ、24mmのJIS−1050アルミニウム板を
2%の水酸化ナトリウム水溶液中に浸漬し、脱脂処理を
行った後に、希硝溶液中にて電気化学的に粗面化し、よ
く洗浄した後に希硫酸溶液中で陽極酸化処理を行って2
.58/m2の酸化皮膜を上記アルミニウム板表面上に
形成させた。このように処理されたアルミニウム板を水
洗、乾燥後、下記組成の感光液を乾燥重量2.5g/m
2となるように塗布し、乾燥してポジ型ps版を得た。
感光性塗布液組成 す7トキノンー(1,2)−ジアジド−(2)−5−ス
ルホン酸クロライドとピロガロール・アセトン樹脂との
エステル化合物(特開昭60−143345号公報合成
例2に記載された化合物) ・・・2重量部 フェノールとm + p−混合クレゾールとホルムアル
デヒドとの共重縮合樹脂(合成時の7二)−ル、m−ク
レゾール及びp−クレゾールの各々の仕込みモル比が2
0:48:32、重量平均分子量My= 7400、数
平均分子量Mn=1400)・・・6.5重量部 p−tert−オクチルフェノールとホルムアルデヒド
より合成されたノボラック樹脂とナフトキノン−(1,
2)−ジアジド−(2)−5−スルホン酸クロライドと
のエステル化合物 (縮合率:50モル%、Mw=1700)・・・0.1
重量部 ビクトリアピュアブルーBOH (採土ケ谷化学(株)製)   ・・・0.08重量部
エチルセロソルブ       ・・・80重量部メチ
ルセロソルブ       ・・・20重量部ネガ型P
S版の作成 厚さ0.24n+mのJIS’−1050アルミニウム
板を20%リン酸ナトリウム水溶液に浸漬して脱脂し、
希塩酸溶液中で電気化学的に粗面化し、よく洗浄した後
に希硫酸溶液中で陽極酸化処理を行って1−5g/m”
の酸化皮膜を上記アルミニウム板表面上に形成さ2 せた。このように処理されたアルミニウム板をざらにメ
タ珪酸ナトリウム水溶液中に浸漬して封孔処理を行い、
水洗、乾燥した後に、下記組成の感光液を乾燥重量2.
0g/m2となるように塗布し、乾燥してネガ型PS版
を得た。
感光液組成 p−ジアゾジフェニルアミンとバラホルムアルデヒドと
の縮合物のへキサフルオロリン酸塩・・・1重量部 N−(4−ヒドロキシフェニルメタクリルアミド)共重
合体(特公昭57−43890号の実施例1に記載のも
の)           ・・・10重量部ビクトリ
ア・ピュアー・ブルー・BOH(保止ケ谷化学工業(株
)製、染料)  ・・・0.2重量部エチレングリコー
ルモノメチルエーテル・・・100重量部 水なし平版の作成 ジアゾ樹脂の合成 p−ジアゾジフェニルアミン硫酸塩14.5gを水冷下
で4.09gの濃硫酸に溶解した。この反応液に1.0
gのパラホルムアルデヒドを反応温度が10℃を越えな
いようにゆっくり滴下した。その後、2時間氷冷下にて
撹拌を続けた。この反応混合物を水冷下、500m(+
のエタノールに滴下し、生じた沈澱を濾過した。エタノ
ールで洗浄後、この沈澱物をlQQm12の純水に溶解
し、この液に6.8gの塩化亜鉛を溶解した冷濃厚水溶
液を加えた。生じた沈澱を濾過した後、エタノールで洗
浄し、これを150m12の純水に溶解した。この液に
、8gのへキサフルオロリン酸アンモニウムを溶解した
冷濃厚水溶液を加えた。生じた沈澱を濾取し水洗した後
、30℃で一昼夜乾燥してジアゾ樹脂=1を得た。
β−ナフトールとのカップリング物をGPC法で測定し
た該ジアゾ樹脂のスチレン換算の重量平均分子量(My
)は1500、数平均分子量は500であっIこ。
ポリマーの合成 2−ヒドロキシエチルメタクリレート150 g % 
アクリロニトリル60g1 メチルメタクリレート79
.5g。
メタクリル酸10.5g (それぞれのモル比は37:
3523 24− :24:4)を蒸留ジオキサン700gに溶解させ(ト
ータルモノマー濃度:4.6モル/[)ベンゾイルパー
オキシド15g (2モル%)を徐々に投入し、窒素気
流中、還流状態で8時間重合反応を行った。
反応終了後、ヒドロキノン0.5gを投入し、減圧下、
溶媒を留去し、粘度が上昇したところでステンレスプレ
ート上に流し出し真空乾燥を行い、270gの板状脱脂
(ポリマー1)を得た。該ポリマーのGPC測定値を以
下に示す。
Mw + 4.80x 10″1分散比:2.2脱脂洗
浄したアルミニウム板を40重量%硫酸水溶液中、温度
30℃、電流密度1.5A/dffi2の条件で2分間
陽極酸化を行い、水洗いした後、1重量%ケイ酸ナトリ
ウム水溶液中で85°C125秒の条件でケイ酸ソーダ
処理し、次いで水洗を行い基板を得た。
この基板に下記組成のプライマー層組成物をポリマーに
より5.5℃で塗布し、85°Cで3分間乾燥させてプ
ライマー層を設けた。乾燥膜厚は10+ng/dI11
2であった。
プライマー層組成物 ポリマー           100重量部(アルコ
ール性水酸基含有ポリマー) ジアゾ樹脂          20重量部(p−ジア
ゾジフェニルアミン・ホルムアルデヒド樹脂) メチルセロルブ        2400重量部次に上
記組成物を塗布した板に3kW長高圧水銀灯を用いて1
00mJ/c+a”の全面露光を行った。このようにし
て得られたプライマー層を塗設したアルミニウム板は、
感光層塗布用溶剤(メチルセロネルブ)や現像液に浸漬
しても溶解する事はなかった。
尚、日立分光計3200によりUV積分球を測定し、ジ
アゾの分解率を測定したところ、上記露光により378
nmのジアゾ吸収部は完全に分解している事がわかった
上記プライマー層を塗設したアルミニウム板上に、下記
感光性組成物を乾燥重量で3 mg/dm”になるよう
55℃でポリマー塗布し乾燥して感光層を設けた。
5 6 感光性組成物 ポリマー        −100重量部(アルコール
性水酸基含有ポリマー) ジアゾ樹脂          10重量部(p−ジア
ゾジフェニルアミン・ホルムアルデヒド樹脂) ビクトリアブルーBOH2重量部 メチルセロソルブ       2000重量部エチル
セロソルブ       1000重量部次に、上記感
光層上に下記シリコーンゴム組成物を乾燥重量で15m
g/dm”になるよう55°Cでポリマー塗布し乾燥し
てシリコーンゴム層を設けた。
シリコーンゴム組成物 東芝シリコーン製Y F −3057100重量部東芝
シリコーン製T S L −81801O重量部 アエロジルR−972(日本アエロジル(株)製)3重
量部 ジラウリル酸ジーn−ブチル錫  0.8重量部ヘキサ
ン           1400重量部得られたシリ
コーンゴム層の表面に厚さ5μの片面マット化ポリプロ
ピレンフィルムをラミネートし、湿し水不要感光性平版
印刷版を得た。
現像液の作成 下記組成の現像液Aを作製した。
現像液A β−アニリノエタノール     I 重1ip−te
rt−プル安息香酸     15重量部エマルゲン1
471重量部 (花王(株)族ノニオン活性剤) 亜硫酸カリウム        27重量部ケイ酸カリ
ウム水溶液     33重量部(S+02: 26重
量%、 K2O: 14重量%)水酸化カリウム   
     18重量部水              
  900重量部実施例1 前記ポジ型13版及び水なし平版にポジティブフィルム
を重ね3kWメタルハライドランプで70cmの距離か
ら50秒間露光した。また、水なし平版は露光後ラミネ
ートフィルムを剥離した。
7 8 次に、第1図に示す現像処理槽で露光済みのPS版及び
水なし平版を現像処理した。現像槽lには前記現像液A
を30Q入れ、30°Cに温度を調整した。
処理時間は、ポジ型13版は20秒、水なし平版は60
秒とした。現像処理した各版をそれぞれ専用の印刷機に
かけ印刷したところ、汚れもなく、良好な印刷物が得ら
れた。
第1図において、2.3は搬送ローラ、4はブラシロー
ラ、5はシャワーパイプ、6はポンプ、7は温度調節用
ヒータである。
実施例2 第2図に示す現像槽を用いた他は実施例1と同様に行っ
た。現像処理して得た版を印刷機にかけ、印刷した所、
ps版及び水なし平版共に地汚れもなく、良好な印刷物
を得ることができた。
第2図において、21は現像槽、22〜27は搬送ロー
ラ、28はシャワーパイプ、29はブラシローラ、30
はポンプ、31は温度調節用ヒータである。
実施例3 前記ネガ型23版を用い、ネガフィルムを重ね3kWメ
タルハライドランプで70cmの距離から35秒間露光
した。ポジ型13版の代わりにネガ型23版を用いた他
は実施例1と同様に行った。現像処理して得た版を印刷
機にかけ、印刷した所、ps版及び湿し水不要感光性平
版印刷版共に地汚れもなく、良好な印刷物を得ることが
できた。
〔発明の効果〕
本発明によれば、PS版と水なし平版とを1種の現像液
で現像処理することができる。したがって、1台の自動
現像機を使用して23版と水なし平版とを現像処理する
場合、自動現像機の機構を簡略化することができ、ある
いは現像液を交換することなくPS版と水なし平版とを
共通に現像処理することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の実施に使用する現像処理装
置の例を示す概゛略構成図である。 1.21・・・現像槽    5.28・・・シャワー
バイブロ、30・・・ポンプ    7.31・・・ヒ
ータ9 0

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1台の自動現像機で、湿し水不要の感光性平版印刷版と
    湿し水を必要とする感光性平版印刷版を自動的に搬送し
    、同一の現像液を該感光性平版印刷版に供給して処理す
    ることを特徴とする感光性平版印刷版の処理方法。
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