JPH0313386A - 感熱転写記録媒体 - Google Patents
感熱転写記録媒体Info
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- JPH0313386A JPH0313386A JP1150304A JP15030489A JPH0313386A JP H0313386 A JPH0313386 A JP H0313386A JP 1150304 A JP1150304 A JP 1150304A JP 15030489 A JP15030489 A JP 15030489A JP H0313386 A JPH0313386 A JP H0313386A
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Landscapes
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、サーマルヘッド等の熱記録部材を用いて塩ビ
カード等の基材に昇華性染料による転写絵付を行うこと
のできる感熱転写記録媒体に関する。
カード等の基材に昇華性染料による転写絵付を行うこと
のできる感熱転写記録媒体に関する。
〈従来の技術〉
最近にな9てキャッシュカード、クレジットカード等の
カード類の使用量が急増しており、特に、硬質のポリ塩
化ビニル樹脂を素材とするものがその主流となっている
。このカードの使用にあたっては、偽造防止の上から顔
写真や名前をその表面に形成することが求められており
、■カード表面に四角形状の溝を設け、写真をその大き
さに切って、溝の内に埋め、その上から、フィルムを前
記溝を覆うように貼る。■カード表面に写真感光材料を
部分的に塗布し、その塗布面に顔写真等の画像を焼き付
ける。■電気信号により物理的、機械的にカード表面に
彫刻する1等の方法が用いられているが、工程が複雑で
不良品の発生率が高く、又コストも高くて実用上問題が
あり、もっと能率的でコストの安い方法の開発が望まれ
ていた。
カード類の使用量が急増しており、特に、硬質のポリ塩
化ビニル樹脂を素材とするものがその主流となっている
。このカードの使用にあたっては、偽造防止の上から顔
写真や名前をその表面に形成することが求められており
、■カード表面に四角形状の溝を設け、写真をその大き
さに切って、溝の内に埋め、その上から、フィルムを前
記溝を覆うように貼る。■カード表面に写真感光材料を
部分的に塗布し、その塗布面に顔写真等の画像を焼き付
ける。■電気信号により物理的、機械的にカード表面に
彫刻する1等の方法が用いられているが、工程が複雑で
不良品の発生率が高く、又コストも高くて実用上問題が
あり、もっと能率的でコストの安い方法の開発が望まれ
ていた。
そのひとつの方法としてサーマルヘッドを使用した感熱
転写方式(昇華性染料タイプ)が挙げられるが、昇華転
写を行なう為には塩化ビニル基材の上に染料受像層とし
てポリエステル樹脂層を設ける必要がある。ところが、
塩化ビニル樹脂とポリエステル樹脂とは本来互いに接着
性が弱く、カード使用時の摩耗や折曲げ等によりポリエ
ステル樹脂層がはがれてしまう等の欠点があった。
転写方式(昇華性染料タイプ)が挙げられるが、昇華転
写を行なう為には塩化ビニル基材の上に染料受像層とし
てポリエステル樹脂層を設ける必要がある。ところが、
塩化ビニル樹脂とポリエステル樹脂とは本来互いに接着
性が弱く、カード使用時の摩耗や折曲げ等によりポリエ
ステル樹脂層がはがれてしまう等の欠点があった。
一方、塩化ビニル樹脂に直接昇華転写することも試みら
れたが、塩化ビニル樹脂基材の耐熱性が低く、昇華転写
リボンのインキバインダーと熱軟化した塩化ビニル基材
とが接着し易く、剥離困難となる場合が多く、実用化は
難しい状態であった。
れたが、塩化ビニル樹脂基材の耐熱性が低く、昇華転写
リボンのインキバインダーと熱軟化した塩化ビニル基材
とが接着し易く、剥離困難となる場合が多く、実用化は
難しい状態であった。
〈発明が解決しようとする課題〉
本発明は以上の様な事情に鑑みなされたものであり、塩
化ビニル樹脂製カードに受像層を設けずに、直接サーマ
ルへラドにより昇華転写を行っても、塩化ビニルカード
基材と昇華転写リボンとが接着して剥離困難となるよう
な欠点がなく、染料だけが前記基材表面へ昇華又は熱溶
融拡散移行するカラー感熱昇華転写型記録媒体の提供を
目的とする。
化ビニル樹脂製カードに受像層を設けずに、直接サーマ
ルへラドにより昇華転写を行っても、塩化ビニルカード
基材と昇華転写リボンとが接着して剥離困難となるよう
な欠点がなく、染料だけが前記基材表面へ昇華又は熱溶
融拡散移行するカラー感熱昇華転写型記録媒体の提供を
目的とする。
〈課題を解決するための手段〉
以上の様な目的を達成する為に転写時の剥離改良を主に
検討した結果、裏面に耐熱処理したポリエステルフィル
ムの表面上に、ポリビニルセター△ ル樹脂、イソシアネート及び昇華性又は熱溶融移行性を
有する染料とから構成された組成物よりなる着色インキ
層が形成され、更にその上に接着防止の為の耐熱性界面
活性剤層が形成された感熱転写記録媒体を用いることに
よって、塩化ビニル樹脂カード基材に直接転写しても接
着することなく、昇華転写リボンが剥離できるという顕
著な効果が得られた。
検討した結果、裏面に耐熱処理したポリエステルフィル
ムの表面上に、ポリビニルセター△ ル樹脂、イソシアネート及び昇華性又は熱溶融移行性を
有する染料とから構成された組成物よりなる着色インキ
層が形成され、更にその上に接着防止の為の耐熱性界面
活性剤層が形成された感熱転写記録媒体を用いることに
よって、塩化ビニル樹脂カード基材に直接転写しても接
着することなく、昇華転写リボンが剥離できるという顕
著な効果が得られた。
以下、本発明を図面を参照して詳細に説明する。
第1図は本発明の感熱転写記録媒体の構成を示す断面図
である。
である。
(1)は基材の2軸延伸ポリエステルフイルムで、4μ
m〜9μmの厚みのものが使用可能である。
m〜9μmの厚みのものが使用可能である。
(2)は耐熱層であり、サーマルヘッドによって加えら
れる高温高圧によってポリエステルフィルムが融着する
のを防ぐ為のものであり、材料としては、セルロース系
、シリコーン系等の耐熱性樹脂を使うことができる。
れる高温高圧によってポリエステルフィルムが融着する
のを防ぐ為のものであり、材料としては、セルロース系
、シリコーン系等の耐熱性樹脂を使うことができる。
(3)は着色インキ層であり、着色剤として染料を用い
ている。染料はサーマルヘッドからの熱で昇華又は溶融
移行するものがよく、油溶性染料又は分散染料で、分子
量が150〜700位のものが使用可能である。インキ
の結着剤(バインダー)としては、常温時には染料を強
固に包合しているが、転写時には、その時加えられる高
温高圧によって若干樹脂構造がゆるみ、染料だけを放出
することが必要とされる。しかも、被転写体である塩化
ビニル樹脂カードに接着することがあってはならないし
、転写リボンの基材であるポリエステルフィルムにはバ
インダーが残っていな(てはならない。
ている。染料はサーマルヘッドからの熱で昇華又は溶融
移行するものがよく、油溶性染料又は分散染料で、分子
量が150〜700位のものが使用可能である。インキ
の結着剤(バインダー)としては、常温時には染料を強
固に包合しているが、転写時には、その時加えられる高
温高圧によって若干樹脂構造がゆるみ、染料だけを放出
することが必要とされる。しかも、被転写体である塩化
ビニル樹脂カードに接着することがあってはならないし
、転写リボンの基材であるポリエステルフィルムにはバ
インダーが残っていな(てはならない。
これらの特質をある程度溝たす樹脂としては、セルロー
ス系、ポリエステル系、ウレタン系、ポリアミド系、ポ
リビニルアセタール系(ビニルアルコールを含む)等が
あるが、塩化ビニル樹脂に対して剥離性を有し、しかも
基材のポリエステルフィルムへの密着性に優れるという
ものはこれらの中にはない、そこで、鋭意研究の結果、
ポリビニルアセタール(ビニルアルコール)の水酸基に
イソシアネートを反応させてウレタン結合を生じさせた
ものを結着剤として用いると、ポリエステルフィルムへ
の密着性が向上し、しかも樹脂の架橋が進行するので耐
熱性も向上し、塩化ビニル樹脂カードに対する剥離性も
若干向上させることができる。更に、耐熱性及び剥離性
を十分なもめにする為に、第1図に示すように耐熱性を
有し、剥離性を有する界面活性剤層(4)を着色インキ
層の上に設ける。耐熱性として要求される性能は200
“C30秒以上であり、20°Cでの動摩耗係数が0.
3以下である界面活性剤であればこの条件を満足するが
、中でもアルキル燐酸エステル系のものが最適であった
。
ス系、ポリエステル系、ウレタン系、ポリアミド系、ポ
リビニルアセタール系(ビニルアルコールを含む)等が
あるが、塩化ビニル樹脂に対して剥離性を有し、しかも
基材のポリエステルフィルムへの密着性に優れるという
ものはこれらの中にはない、そこで、鋭意研究の結果、
ポリビニルアセタール(ビニルアルコール)の水酸基に
イソシアネートを反応させてウレタン結合を生じさせた
ものを結着剤として用いると、ポリエステルフィルムへ
の密着性が向上し、しかも樹脂の架橋が進行するので耐
熱性も向上し、塩化ビニル樹脂カードに対する剥離性も
若干向上させることができる。更に、耐熱性及び剥離性
を十分なもめにする為に、第1図に示すように耐熱性を
有し、剥離性を有する界面活性剤層(4)を着色インキ
層の上に設ける。耐熱性として要求される性能は200
“C30秒以上であり、20°Cでの動摩耗係数が0.
3以下である界面活性剤であればこの条件を満足するが
、中でもアルキル燐酸エステル系のものが最適であった
。
〈実施例〉
厚さ5.7μmの延伸ポリエステルフィルム (東し■
製ニルミラー60F53)の表面上にポリビニルアセタ
ール樹脂とイソシシネートと藍色の染料とを、下記処方
(A)の如く配合した藍染料インキを版深度40μmグ
ラビアベタ版にて印刷して約1μmの厚さのインキ層を
形成し、更にその上に下記処方(B)に示す界面活性剤
溶液を版深度20J1mのグラビアベタ版にて印刷して
約0.2μmの厚さの層を形成した。一方、フィルムの
裏面には下記処方(C)に示す耐熱バックコート液をグ
ラビアベタ版にてコートして、厚さ0.4μmの耐熱層
を形成し、藍色の昇華性悪熱転写記録媒体を得た。
製ニルミラー60F53)の表面上にポリビニルアセタ
ール樹脂とイソシシネートと藍色の染料とを、下記処方
(A)の如く配合した藍染料インキを版深度40μmグ
ラビアベタ版にて印刷して約1μmの厚さのインキ層を
形成し、更にその上に下記処方(B)に示す界面活性剤
溶液を版深度20J1mのグラビアベタ版にて印刷して
約0.2μmの厚さの層を形成した。一方、フィルムの
裏面には下記処方(C)に示す耐熱バックコート液をグ
ラビアベタ版にてコートして、厚さ0.4μmの耐熱層
を形成し、藍色の昇華性悪熱転写記録媒体を得た。
次に、キャッシュカード用の硬質塩化ビニル樹脂製カー
ド (厚み0.75■)の表面に、上記感熱転写記録媒
体を重ねてビデオプリンター (シャープ■製ビジュア
ルカードプリンターV C−Ploo)にて転写印画を
行なった処、離型が容易で、色相が鮮明で写真階調再現
性が良好な藍色の印画物が得られた。
ド (厚み0.75■)の表面に、上記感熱転写記録媒
体を重ねてビデオプリンター (シャープ■製ビジュア
ルカードプリンターV C−Ploo)にて転写印画を
行なった処、離型が容易で、色相が鮮明で写真階調再現
性が良好な藍色の印画物が得られた。
処方(^)藍染料インキ
処方(B)
処方(C)
界面活性剤溶液
耐熱バックコート液
〈発明の効果〉
本発明の感熱転写記録媒体は以上の様な構成から成るの
で、塩化ビニル樹脂製の基材に使用しても良好な転写性
と離型性とを有しており、基材に受像層を形成しなくて
も転写できるので転写工程が簡素化される。
で、塩化ビニル樹脂製の基材に使用しても良好な転写性
と離型性とを有しており、基材に受像層を形成しなくて
も転写できるので転写工程が簡素化される。
又、移行した染料は塩化ビニル樹脂中に定着されるので
、画像の保存性が高い。
、画像の保存性が高い。
第1図は本発明の感熱転写記録媒体の構成を示す断面図
である。 (1) ・・・・・・ポリエステルフィルム(2)
・・・・・・耐熱層 (3) ・・・・・・着色インキ層 (4) ・・・・・・耐熱性界面活性剤層第1図 特 許 出 願 人 凸版印刷株式会社 代表者 鈴木和夫
である。 (1) ・・・・・・ポリエステルフィルム(2)
・・・・・・耐熱層 (3) ・・・・・・着色インキ層 (4) ・・・・・・耐熱性界面活性剤層第1図 特 許 出 願 人 凸版印刷株式会社 代表者 鈴木和夫
Claims (3)
- (1)裏面に耐熱層を設けたポリエステルフィルムの表
面上に、ポリビニルアセタール樹脂、イソシアネート、
及び昇華性又は熱溶融移行性を有する染料とから構成さ
れた組成物より成る着色インキ層が形成され、更にその
上に、耐熱性界面活性剤層が形成されて成る感熱転写記
録媒体。 - (2)ポリビニルアセタール樹脂の分子量が、20万以
上であり、かつ水酸基含有量が30重量%であることを
特徴とする、請求項(1)に記載の感熱転写記録媒体。 - (3)界面活性剤が200℃で30秒以上の加熱に対す
る耐性を有するアルキル燐酸エステルであることを特徴
とする、請求項(1)に記載の感熱転写記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1150304A JPH0313386A (ja) | 1989-06-13 | 1989-06-13 | 感熱転写記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1150304A JPH0313386A (ja) | 1989-06-13 | 1989-06-13 | 感熱転写記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0313386A true JPH0313386A (ja) | 1991-01-22 |
Family
ID=15494082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1150304A Pending JPH0313386A (ja) | 1989-06-13 | 1989-06-13 | 感熱転写記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0313386A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0835763A1 (en) * | 1996-10-14 | 1998-04-15 | Fujicopian Co., Ltd. | Thermal transfer recording material containing surfactant |
KR100453099B1 (ko) * | 2001-09-05 | 2004-10-15 | 이용석 | 실리콘 융착시이트 및 이를 이용한 전사물의 제조방법 |
JP2009083116A (ja) * | 2007-09-27 | 2009-04-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写シート、及び熱転写記録材料 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61295083A (ja) * | 1985-06-24 | 1986-12-25 | Canon Inc | 感熱転写材 |
JPS63127291A (ja) * | 1986-10-28 | 1988-05-31 | フィリップス エレクトロニクス ネムローゼ フェンノートシャップ | デイスプレイ装置 |
JPS63268690A (ja) * | 1987-04-28 | 1988-11-07 | Toppan Printing Co Ltd | 感熱転写記録材 |
JPH02227289A (ja) * | 1989-02-28 | 1990-09-10 | Ricoh Co Ltd | 昇華型熱転写記録媒体 |
-
1989
- 1989-06-13 JP JP1150304A patent/JPH0313386A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61295083A (ja) * | 1985-06-24 | 1986-12-25 | Canon Inc | 感熱転写材 |
JPS63127291A (ja) * | 1986-10-28 | 1988-05-31 | フィリップス エレクトロニクス ネムローゼ フェンノートシャップ | デイスプレイ装置 |
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JP2009083116A (ja) * | 2007-09-27 | 2009-04-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写シート、及び熱転写記録材料 |
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