JPH024796B2 - - Google Patents
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- JPH024796B2 JPH024796B2 JP57009482A JP948282A JPH024796B2 JP H024796 B2 JPH024796 B2 JP H024796B2 JP 57009482 A JP57009482 A JP 57009482A JP 948282 A JP948282 A JP 948282A JP H024796 B2 JPH024796 B2 JP H024796B2
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- working chamber
- rotor
- bypass
- spool
- pressure
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Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C28/00—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids
- F04C28/10—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids characterised by changing the positions of the inlet or outlet openings with respect to the working chamber
- F04C28/12—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids characterised by changing the positions of the inlet or outlet openings with respect to the working chamber using sliding valves
- F04C28/125—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids characterised by changing the positions of the inlet or outlet openings with respect to the working chamber using sliding valves with sliding valves controlled by the use of fluid other than the working fluid
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は回転圧縮機、特に、自動車用クーラシ
ステムの冷媒圧縮機として好適な可変容量型の回
転圧縮機に関するものである。
ステムの冷媒圧縮機として好適な可変容量型の回
転圧縮機に関するものである。
自動車用クーラシステムに用いられる冷媒圧縮
用の回転圧縮機は、一般に電磁クラツチを介して
エンジンのクランクプリーに連結される。このた
め、圧縮機は700〜6000rpmという広範囲の回転
数域で使用される。しかし、圧縮機の吐出容量は
主として低回転時に十分な冷房能力を発揮するよ
うに設計されているため、高回転時又は低熱負荷
時には冷房能力が過大になりがちとなる。そし
て、冷房能力が過大になると、圧縮機の吸入圧力
が低下するため、圧縮比が大となつて圧縮機の効
率が低下し、ひいては自動車の燃費が悪くなると
いう問題が生じる。一方、高回転時又は低熱負荷
時に冷房能力を落とすために圧縮機のオン・オフ
制御を行うと自動車の運転フイーリング及び車室
内の冷房フイーリングが低下するという問題が生
じる。
用の回転圧縮機は、一般に電磁クラツチを介して
エンジンのクランクプリーに連結される。このた
め、圧縮機は700〜6000rpmという広範囲の回転
数域で使用される。しかし、圧縮機の吐出容量は
主として低回転時に十分な冷房能力を発揮するよ
うに設計されているため、高回転時又は低熱負荷
時には冷房能力が過大になりがちとなる。そし
て、冷房能力が過大になると、圧縮機の吸入圧力
が低下するため、圧縮比が大となつて圧縮機の効
率が低下し、ひいては自動車の燃費が悪くなると
いう問題が生じる。一方、高回転時又は低熱負荷
時に冷房能力を落とすために圧縮機のオン・オフ
制御を行うと自動車の運転フイーリング及び車室
内の冷房フイーリングが低下するという問題が生
じる。
したがつて、吐出容量をできるだけ連続的に且
つ広範囲に変化させることができ、しかも、圧縮
ロスの少ない可変容量型の回転圧縮機が要望され
ている。
つ広範囲に変化させることができ、しかも、圧縮
ロスの少ない可変容量型の回転圧縮機が要望され
ている。
特公昭56−7079号公報には可変容量形回転圧縮
機が開示されている。この公知の可変容量形回転
圧縮機は、ライナの円筒状内面に開口する1個又
は複数個のバイパス孔を備えており、バイパス孔
は配管によつて圧縮機の吸入側に接続され、配管
途中に制御弁が設けられている。この可変容量形
回転圧縮機によれば、配管途中の制御弁の切替え
により圧縮機の吐出容量を変化させることができ
るが、バイパス孔の作動室側開口部がロータの回
転方向に向かつてベーンの板厚よりも数倍の長さ
にわたり延びているため、ベーンがバイパス孔の
開口部を通過する間にロータ回転方向におけるベ
ーンの前側すなわち高圧側の作動室内で圧縮され
た被圧縮流体がバイパス孔の開口部を通つてベー
ンの後側低圧側の作動室内に逆流し、常に圧縮ロ
スが生じてしまうという欠点がある。
機が開示されている。この公知の可変容量形回転
圧縮機は、ライナの円筒状内面に開口する1個又
は複数個のバイパス孔を備えており、バイパス孔
は配管によつて圧縮機の吸入側に接続され、配管
途中に制御弁が設けられている。この可変容量形
回転圧縮機によれば、配管途中の制御弁の切替え
により圧縮機の吐出容量を変化させることができ
るが、バイパス孔の作動室側開口部がロータの回
転方向に向かつてベーンの板厚よりも数倍の長さ
にわたり延びているため、ベーンがバイパス孔の
開口部を通過する間にロータ回転方向におけるベ
ーンの前側すなわち高圧側の作動室内で圧縮され
た被圧縮流体がバイパス孔の開口部を通つてベー
ンの後側低圧側の作動室内に逆流し、常に圧縮ロ
スが生じてしまうという欠点がある。
一方、実開昭55−73588号公報にはシリンダ室
の吸入側と吐出側との間に圧縮機の吸入側に通ず
る複数個の中間吐出孔すなわちバイパス孔をロー
タの回転方向に沿つて設けた可変容量形回転圧縮
機が開示されている。しかし、この公知の可変容
量形回転圧縮機においても、シリンダ室へのバイ
パス孔の開口径がベーンの板厚の2倍程度あるた
め、ベーンがバイパス孔の開口部を通過する間に
ロータ回転方向におけるベーンの前側すなわち高
圧側の作動室内で圧縮されたガスがバイパス孔の
開口部を通つてベーンの後側すなわち低圧側の作
動室内に逆流し、常に圧縮ロスが生じてしまうと
いう欠点がある。
の吸入側と吐出側との間に圧縮機の吸入側に通ず
る複数個の中間吐出孔すなわちバイパス孔をロー
タの回転方向に沿つて設けた可変容量形回転圧縮
機が開示されている。しかし、この公知の可変容
量形回転圧縮機においても、シリンダ室へのバイ
パス孔の開口径がベーンの板厚の2倍程度あるた
め、ベーンがバイパス孔の開口部を通過する間に
ロータ回転方向におけるベーンの前側すなわち高
圧側の作動室内で圧縮されたガスがバイパス孔の
開口部を通つてベーンの後側すなわち低圧側の作
動室内に逆流し、常に圧縮ロスが生じてしまうと
いう欠点がある。
一方、実開昭55−142686号公報にはシリンダ室
の吸入側と吐出側との間に圧縮機の吸入側に通ず
る中間吐出孔すなわちバイパス孔を設け、且つ、
該バイパス孔のシリンダ室側開口部のベーン通過
方向の開口幅寸法をベーンの板厚寸法よりも小さ
く形成した可変容量形圧縮機が開示されている。
このような開口幅のバイパス孔を上述した特公昭
56−7079号公報或いは実開昭55−73588号公報に
開示されている可変容量形回転圧縮機の複数個の
バイパス孔に適用すればベーンの前側すなわち高
圧側の作動室からバイパス孔の作動室側開口部を
介してベーンの後側すなわち低圧側の作動室にガ
スが逆流する問題を解消することができる。
の吸入側と吐出側との間に圧縮機の吸入側に通ず
る中間吐出孔すなわちバイパス孔を設け、且つ、
該バイパス孔のシリンダ室側開口部のベーン通過
方向の開口幅寸法をベーンの板厚寸法よりも小さ
く形成した可変容量形圧縮機が開示されている。
このような開口幅のバイパス孔を上述した特公昭
56−7079号公報或いは実開昭55−73588号公報に
開示されている可変容量形回転圧縮機の複数個の
バイパス孔に適用すればベーンの前側すなわち高
圧側の作動室からバイパス孔の作動室側開口部を
介してベーンの後側すなわち低圧側の作動室にガ
スが逆流する問題を解消することができる。
しかしながら、ロータの回転方向に沿つて配列
される複数個のバイパス孔の作動室側開口部のベ
ーン通過方向の開口幅を最大でベーンの板厚寸法
とほぼ同程度とした場合、バイパス孔の開口面積
が小さいために流体抵抗が増し、作動室内の被圧
縮流体がバイパス孔を経て圧縮機の吸入側に逃げ
にくくなる。すなわち、バイパス孔が所期の機能
を果たしにくくなる。この傾向は圧縮機が高回転
になる程高まる。
される複数個のバイパス孔の作動室側開口部のベ
ーン通過方向の開口幅を最大でベーンの板厚寸法
とほぼ同程度とした場合、バイパス孔の開口面積
が小さいために流体抵抗が増し、作動室内の被圧
縮流体がバイパス孔を経て圧縮機の吸入側に逃げ
にくくなる。すなわち、バイパス孔が所期の機能
を果たしにくくなる。この傾向は圧縮機が高回転
になる程高まる。
したがつて、バイパス孔の作動室側開口部のベ
ーン通過方向の開口幅を最大でベーンの板厚寸法
とほぼ同程度として圧縮ロスを防止しつつ作動室
内の所要量の被圧縮流体をバイパス孔から確実に
逃がすためには、バイパス孔の前後すなわち入口
側と出口側との間に所定以上の圧力差を生じさせ
ることが必要になる。ところが、作動室が該作動
室内に被圧縮流体を供給するための吸入口を離れ
てから暫くは作動室の容積の変化(減少)が小さ
いため、バイパス孔が吸入口の近くに位置してい
ると、バイパス孔の前後に所定以上の圧力差を生
じさせることができなくなる。
ーン通過方向の開口幅を最大でベーンの板厚寸法
とほぼ同程度として圧縮ロスを防止しつつ作動室
内の所要量の被圧縮流体をバイパス孔から確実に
逃がすためには、バイパス孔の前後すなわち入口
側と出口側との間に所定以上の圧力差を生じさせ
ることが必要になる。ところが、作動室が該作動
室内に被圧縮流体を供給するための吸入口を離れ
てから暫くは作動室の容積の変化(減少)が小さ
いため、バイパス孔が吸入口の近くに位置してい
ると、バイパス孔の前後に所定以上の圧力差を生
じさせることができなくなる。
このため、バイパス孔の作動室側開口部のベー
ン通過方向の開口幅を最大でベーンの板厚寸法と
ほぼ同程度として圧縮ロスを防止しつつ複数個の
バイパス孔を有効に機能させて吐出容量の可変範
囲を広範囲とするためには、バイパス孔の前後に
所定以上の圧力差を生じさせることができる位置
にバイパス孔を配置することが必要となり、その
ためには、2つのベーンの間に区画形成される作
動室が吸入口とバイパス孔とに対し同時に開口し
ない位置に複数個のバイパス孔を配置することが
必要になる。
ン通過方向の開口幅を最大でベーンの板厚寸法と
ほぼ同程度として圧縮ロスを防止しつつ複数個の
バイパス孔を有効に機能させて吐出容量の可変範
囲を広範囲とするためには、バイパス孔の前後に
所定以上の圧力差を生じさせることができる位置
にバイパス孔を配置することが必要となり、その
ためには、2つのベーンの間に区画形成される作
動室が吸入口とバイパス孔とに対し同時に開口し
ない位置に複数個のバイパス孔を配置することが
必要になる。
しかしながら、従来の可変容量型回転圧縮機に
おいては、複数個のバイパス孔の作動室側開口部
の開口幅及び配設位置について上述した要求を満
足させるための対策が講じられていないため、圧
縮ロスを防止しつつバイパス孔を有効に機能させ
て吐出容量の可変範囲を広範囲とすることは困難
である。
おいては、複数個のバイパス孔の作動室側開口部
の開口幅及び配設位置について上述した要求を満
足させるための対策が講じられていないため、圧
縮ロスを防止しつつバイパス孔を有効に機能させ
て吐出容量の可変範囲を広範囲とすることは困難
である。
上記問題点に鑑み、本発明は、圧縮ロスを極力
防止することができ、しかも、ほぼ連続的に且つ
広範囲に吐出容量を変化させることができるベー
ン型回転圧縮機を提供することを目的とする。
防止することができ、しかも、ほぼ連続的に且つ
広範囲に吐出容量を変化させることができるベー
ン型回転圧縮機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための手段として、本発明
は、円筒状内面を有するライナと、ライナ内に偏
心配置されて一方向に回転するロータと、ロータ
内に形成したスリツト内に移動可能に設けられて
ロータの回転に伴い一端がライナの内面に当接し
た状態でライナの内面に沿つて移動する複数個の
ベーンと、ライナの両端部を覆うように配設され
た一対の側板と、ロータとベーンとライナと側板
とで区画形成されてロータの回転に伴つて容積変
化をする複数の作動室と、作動室の容積が増大す
る位置に設けられた吸入室と、作動室の容積が最
小となる位置に設けられた吐出口とを備えた回転
圧縮機において、前記側板のうちの一方の前記作
動室側とは反対側に吸入圧室を設け、前記一方の
側板には両端が前記作動室側と前記吸入圧室とに
開口する複数個のバイパス孔を、2つのベーンの
間に区画形成される作動室が前記吸入口と該バイ
パス孔とに対し同時に開口しない位置に互いに間
隔を隔ててロータの回転方向に直線状に配列形成
し、各バイパス孔の作動室側開口部のベーン通過
方向の開口幅寸法を最大で前記ベーンの板厚寸法
とほぼ同程度とし、前記バイパス孔群に交叉させ
て前記一方の側板内に前記バイパス孔群の配列方
向に延びるシリンダ穴を設け、前記シリンダ穴内
に摺動可能に設けたスプールにより前記バイパス
孔群を配列順に順次開閉できるようにしたことを
特徴とする回転圧縮機を提供する。
は、円筒状内面を有するライナと、ライナ内に偏
心配置されて一方向に回転するロータと、ロータ
内に形成したスリツト内に移動可能に設けられて
ロータの回転に伴い一端がライナの内面に当接し
た状態でライナの内面に沿つて移動する複数個の
ベーンと、ライナの両端部を覆うように配設され
た一対の側板と、ロータとベーンとライナと側板
とで区画形成されてロータの回転に伴つて容積変
化をする複数の作動室と、作動室の容積が増大す
る位置に設けられた吸入室と、作動室の容積が最
小となる位置に設けられた吐出口とを備えた回転
圧縮機において、前記側板のうちの一方の前記作
動室側とは反対側に吸入圧室を設け、前記一方の
側板には両端が前記作動室側と前記吸入圧室とに
開口する複数個のバイパス孔を、2つのベーンの
間に区画形成される作動室が前記吸入口と該バイ
パス孔とに対し同時に開口しない位置に互いに間
隔を隔ててロータの回転方向に直線状に配列形成
し、各バイパス孔の作動室側開口部のベーン通過
方向の開口幅寸法を最大で前記ベーンの板厚寸法
とほぼ同程度とし、前記バイパス孔群に交叉させ
て前記一方の側板内に前記バイパス孔群の配列方
向に延びるシリンダ穴を設け、前記シリンダ穴内
に摺動可能に設けたスプールにより前記バイパス
孔群を配列順に順次開閉できるようにしたことを
特徴とする回転圧縮機を提供する。
本発明による上記構成の回転圧縮機において
は、両端が作動室側と吸入圧室とに開口する複数
個のバイパス孔の作動室側の開口部のベーン通過
方向の開口幅寸法を最大でベーンの板厚寸法とほ
ぼ同程度としているので、バイパス孔の作動室側
開口部をベーンが通過する際にロータの回転方向
におけるベーンの前側すなわち高圧側の作動室内
の被圧縮流体がバイパス孔の開口部を通じてベー
ンの後側すなわち低圧側の作動室内に逆流するこ
とを極力防止することができる。したがつて、バ
イパス孔の存在による圧縮ロスを防止して圧縮機
の圧縮効率を高めることができ、圧縮機の最大吐
出量を増大させることができる。
は、両端が作動室側と吸入圧室とに開口する複数
個のバイパス孔の作動室側の開口部のベーン通過
方向の開口幅寸法を最大でベーンの板厚寸法とほ
ぼ同程度としているので、バイパス孔の作動室側
開口部をベーンが通過する際にロータの回転方向
におけるベーンの前側すなわち高圧側の作動室内
の被圧縮流体がバイパス孔の開口部を通じてベー
ンの後側すなわち低圧側の作動室内に逆流するこ
とを極力防止することができる。したがつて、バ
イパス孔の存在による圧縮ロスを防止して圧縮機
の圧縮効率を高めることができ、圧縮機の最大吐
出量を増大させることができる。
また、スプールにより順次に開閉可能な複数個
のバイパス孔は、2つのベーンの間に区画形成さ
れる作動室が吸入口と該バイパス孔とに対し同時
に開口しない位置に互いに間隔を隔ててロータの
回転方向に直線状に配列形成されているので、ロ
ータの回転に伴い作動室が吸入口から離れた後に
バイパス孔が作動室に連通可能となる。すなわ
ち、作動室で内部圧縮が生じた段階でバイパス孔
が作動室に連通することとなるので、最も吸入口
寄りのバイパス孔の前後にも所定以上の圧力差を
生じさせることが可能となり、複数個のバイパス
孔の全てを有効に機能させることが可能となる。
したがつて、スプールによる複数個のバイパス孔
の開閉制御により、圧縮機からの吐出容量をほぼ
連続的に且つ広範囲に変化させることができる。
のバイパス孔は、2つのベーンの間に区画形成さ
れる作動室が吸入口と該バイパス孔とに対し同時
に開口しない位置に互いに間隔を隔ててロータの
回転方向に直線状に配列形成されているので、ロ
ータの回転に伴い作動室が吸入口から離れた後に
バイパス孔が作動室に連通可能となる。すなわ
ち、作動室で内部圧縮が生じた段階でバイパス孔
が作動室に連通することとなるので、最も吸入口
寄りのバイパス孔の前後にも所定以上の圧力差を
生じさせることが可能となり、複数個のバイパス
孔の全てを有効に機能させることが可能となる。
したがつて、スプールによる複数個のバイパス孔
の開閉制御により、圧縮機からの吐出容量をほぼ
連続的に且つ広範囲に変化させることができる。
好ましくは、本発明におけるスプールは、回転
圧縮機の吐出圧と吸入圧との差圧及び容量を低下
させる方向にスプールを移動させるように作用す
るスプリング力に応じてシリンダ穴内で移動する
ようになつており、該吐出圧は回転圧縮機内の高
圧部より制御弁を介してスプールに導かれるよう
になつている。このような構成とした場合、圧縮
機の停止時には、圧縮機内の高圧部と吸入圧とは
同圧になるので、スプールはスプリング力により
容量を低下させる方向に移動する。したがつて、
圧縮機の起動時に最小容量で起動させることがで
きるようになり、圧縮機を搭載した車両等に対す
るシヨツクを少なくすることができるようにな
る。
圧縮機の吐出圧と吸入圧との差圧及び容量を低下
させる方向にスプールを移動させるように作用す
るスプリング力に応じてシリンダ穴内で移動する
ようになつており、該吐出圧は回転圧縮機内の高
圧部より制御弁を介してスプールに導かれるよう
になつている。このような構成とした場合、圧縮
機の停止時には、圧縮機内の高圧部と吸入圧とは
同圧になるので、スプールはスプリング力により
容量を低下させる方向に移動する。したがつて、
圧縮機の起動時に最小容量で起動させることがで
きるようになり、圧縮機を搭載した車両等に対す
るシヨツクを少なくすることができるようにな
る。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
る。
第1図及び第2図は本発明の第1実施例を示す
ものである。図において、100は圧縮機本体
で、該圧縮機本体100はシリンダ状の内壁を有
するライナ110を備えており、該ライナ110
の前後開口端は2つの側板120,130によつ
てそれぞれ覆われている。ライナ110内にはシ
リンダ状のロータ200が偏心状態で回転自在に
設けられており、ロータ200と一体に作られた
回転軸210はベアリング220,230を介し
て側板120,130に回転自在に支持されてい
る。
ものである。図において、100は圧縮機本体
で、該圧縮機本体100はシリンダ状の内壁を有
するライナ110を備えており、該ライナ110
の前後開口端は2つの側板120,130によつ
てそれぞれ覆われている。ライナ110内にはシ
リンダ状のロータ200が偏心状態で回転自在に
設けられており、ロータ200と一体に作られた
回転軸210はベアリング220,230を介し
て側板120,130に回転自在に支持されてい
る。
ロータ200にはここでは4つのスリツト20
1が略放射状に形成されており、各スリツト20
1内にベーン240が進退動可能に挿入されてい
る。ライナ110とロータ200との間の空間は
4つのベーン240によつて4つの作動室140
に分けられており、各作動室140はロータ20
0の回転に伴つて移動しつつ容積変動をするよう
になつている。
1が略放射状に形成されており、各スリツト20
1内にベーン240が進退動可能に挿入されてい
る。ライナ110とロータ200との間の空間は
4つのベーン240によつて4つの作動室140
に分けられており、各作動室140はロータ20
0の回転に伴つて移動しつつ容積変動をするよう
になつている。
側板120には容積増加段階にある作動室14
0に開口する吸入口121が形成されており、ラ
イナ110には容積最小の段階に達した作動室1
40に開口する吐出口111が形成されている。
0に開口する吸入口121が形成されており、ラ
イナ110には容積最小の段階に達した作動室1
40に開口する吐出口111が形成されている。
側板120の外側面にはハウジング150が密
着配置されており、ハウジング150と側板12
0,130とライナ110とは図示しないボルト
で一体に固定されている。ハウジング150と側
板120との間には吸入圧室151が形成されて
おり、吸入圧室151は吸入口121を介して容
積増加段階の作動室140に連通されるようにな
つている。ハウジング150には吸入圧室151
と連通する吸入ポート152が形成されている。
ロータ200の回転軸210の一端はハウジング
150を貫通して外部に延びており、図示しない
電磁クラツチを介して自動車走行用エンジンの駆
動力を受けるようになつている。回転軸210と
ハウジング150との間には被圧縮流体や潤滑油
が回転軸210に沿つて外部に流出するのを防止
するためのシール部材153が配設されている。
着配置されており、ハウジング150と側板12
0,130とライナ110とは図示しないボルト
で一体に固定されている。ハウジング150と側
板120との間には吸入圧室151が形成されて
おり、吸入圧室151は吸入口121を介して容
積増加段階の作動室140に連通されるようにな
つている。ハウジング150には吸入圧室151
と連通する吸入ポート152が形成されている。
ロータ200の回転軸210の一端はハウジング
150を貫通して外部に延びており、図示しない
電磁クラツチを介して自動車走行用エンジンの駆
動力を受けるようになつている。回転軸210と
ハウジング150との間には被圧縮流体や潤滑油
が回転軸210に沿つて外部に流出するのを防止
するためのシール部材153が配設されている。
ライナ110にはハウジング160が設けられ
ており、該ハウジング160内に吐出圧室161
が形成されている。該吐出圧室161は吐出口1
11を介して容積最小段階に達した作動室140
に連通されるようになつており、吐出圧室161
内には吐出弁162と該吐出弁162の開弁スト
ロークを規制するストツパ163が設けられてい
る。ハウジング160には吐出圧室161と連通
する吐出ポート164が形成されている。
ており、該ハウジング160内に吐出圧室161
が形成されている。該吐出圧室161は吐出口1
11を介して容積最小段階に達した作動室140
に連通されるようになつており、吐出圧室161
内には吐出弁162と該吐出弁162の開弁スト
ロークを規制するストツパ163が設けられてい
る。ハウジング160には吐出圧室161と連通
する吐出ポート164が形成されている。
側板120には、両端が容積減少段階に入つた
作動室140と吸入圧室151とに開口する3つ
のバイパス孔122,123,124が設けられ
ている。3つのバイパス孔122,123,12
4は、第1図から明らかなように、2つのベーン
240の間に区画形成される作動室140が吸入
口121と該バイパス孔122,123,124
とに対し同時に開口しない位置に互いに間隔を隔
ててロータ200の回転方向に直線状に配列形成
されている。
作動室140と吸入圧室151とに開口する3つ
のバイパス孔122,123,124が設けられ
ている。3つのバイパス孔122,123,12
4は、第1図から明らかなように、2つのベーン
240の間に区画形成される作動室140が吸入
口121と該バイパス孔122,123,124
とに対し同時に開口しない位置に互いに間隔を隔
ててロータ200の回転方向に直線状に配列形成
されている。
また、側板120には、これらバイパス孔12
2,123,124と交叉してバイパス孔12
2,123,124の配列方向に延びるシリンダ
穴170が設けられている。シリンダ穴170内
にはスプール180が長手方向に摺動可能に設け
られており、該スプール180がシリンダ穴17
0内で移動することにより、バイパス孔122,
123,124が順次に開閉されるようになつて
いる。
2,123,124と交叉してバイパス孔12
2,123,124の配列方向に延びるシリンダ
穴170が設けられている。シリンダ穴170内
にはスプール180が長手方向に摺動可能に設け
られており、該スプール180がシリンダ穴17
0内で移動することにより、バイパス孔122,
123,124が順次に開閉されるようになつて
いる。
第1図から判るように、各バイパス孔122,
123,124の作動室側の開口径は最大でベー
ン240の板厚とほぼ同程度とされているが、バ
イパス孔122,123,124の作動室側の開
口径若しくは断面積はロータ200の回転方向に
順次大きくなつている。これにより、スプール1
80でバイパス孔122,123,124を順次
開閉させた場合に、作動室140の有効圧縮容積
がほぼ等量ずつ減増されるようになつている。
123,124の作動室側の開口径は最大でベー
ン240の板厚とほぼ同程度とされているが、バ
イパス孔122,123,124の作動室側の開
口径若しくは断面積はロータ200の回転方向に
順次大きくなつている。これにより、スプール1
80でバイパス孔122,123,124を順次
開閉させた場合に、作動室140の有効圧縮容積
がほぼ等量ずつ減増されるようになつている。
スプール180にはロツド181を介してピス
トン182が一体に結合されており、ピストン1
82の外周溝にはシール用のO−リング183が
装着されている。シリンダ穴170の一端とスプ
ール180との間には吸入圧導入室171が形成
され、この吸入圧導入室171は図示しない通路
を介して吸入圧室151に連通されている。一
方、シリンダ穴170の他端には大気通孔を備え
たキヤツプ172が取り付けられており、キヤツ
プ172とピストン182との間に大気導入室1
73が形成されている。また、キヤツプ172と
ピストン182との間には圧縮ばね174が配設
されており、このばね174のばね力によつてス
プール180がバイパス孔122,123,12
4を開く方向に付勢されている。
トン182が一体に結合されており、ピストン1
82の外周溝にはシール用のO−リング183が
装着されている。シリンダ穴170の一端とスプ
ール180との間には吸入圧導入室171が形成
され、この吸入圧導入室171は図示しない通路
を介して吸入圧室151に連通されている。一
方、シリンダ穴170の他端には大気通孔を備え
たキヤツプ172が取り付けられており、キヤツ
プ172とピストン182との間に大気導入室1
73が形成されている。また、キヤツプ172と
ピストン182との間には圧縮ばね174が配設
されており、このばね174のばね力によつてス
プール180がバイパス孔122,123,12
4を開く方向に付勢されている。
次に、第3図A〜Dを参照して上記構成の回転
圧縮機の作動を説明する。なお、第3図A〜Dに
おいてロータ200は時計方向(矢印方向)に回
転するものとする。
圧縮機の作動を説明する。なお、第3図A〜Dに
おいてロータ200は時計方向(矢印方向)に回
転するものとする。
ロータ200をエンジン出力等によつて回転さ
せると、吸入口121から作動室140内に被圧
縮流体が吸い込まれ、一方、圧縮された被圧縮流
体は吐出口111から外部に吐出される。
せると、吸入口121から作動室140内に被圧
縮流体が吸い込まれ、一方、圧縮された被圧縮流
体は吐出口111から外部に吐出される。
第3図Aに示すように、スプール180が全て
のバイパス孔122〜124を閉じているとき
は、被圧縮流体の吐出量はベーン240が吸入口
121を通過した直後の作動室140内に閉じ込
められた被圧縮流体の量V1となる。
のバイパス孔122〜124を閉じているとき
は、被圧縮流体の吐出量はベーン240が吸入口
121を通過した直後の作動室140内に閉じ込
められた被圧縮流体の量V1となる。
一方、第3図Bに示すように、バイパス孔12
2が開き、バイパス孔123,124が閉じてい
る状態のときは、被圧縮流体の実際の吐出量はベ
ーン240がバイパス孔122を通過した直後の
作動室140内に閉じ込められた被圧縮流体の量
V2となる。
2が開き、バイパス孔123,124が閉じてい
る状態のときは、被圧縮流体の実際の吐出量はベ
ーン240がバイパス孔122を通過した直後の
作動室140内に閉じ込められた被圧縮流体の量
V2となる。
同様に、第3図C及び第3図Dの状態のとき
は、被圧縮流体の実際の吐出量はそれぞれベーン
240がバイパス孔123,124を通過した直
後の作動室140内に閉じ込められた被圧縮流体
の量V3,V4となる。
は、被圧縮流体の実際の吐出量はそれぞれベーン
240がバイパス孔123,124を通過した直
後の作動室140内に閉じ込められた被圧縮流体
の量V3,V4となる。
第3図A〜Dから明らかなように、バイパス孔
122〜124が順次開くに従つて、被圧縮流体
の実際の吐出量は順次減少する(V1>V2>V3>
V4)。
122〜124が順次開くに従つて、被圧縮流体
の実際の吐出量は順次減少する(V1>V2>V3>
V4)。
本実施例において、バイパス孔122〜124
の位置は作動室140が同時に吸入口121とバ
イパス孔122〜124とに開口しない位置の範
囲内で適宜に設定することができ、また、作動室
140に対するバイパス孔122〜124の開口
径(開口幅)は最大でベーン240の板厚寸法と
ほぼ同程度となる限度内で適宜に設定することが
できるが、例えば、第4図に示すように、第3図
Aの状態のときの吐出量(最大吐出量)V1を1
とした場合に、第3図Bの状態のときの吐出量
V2が3/4となり、第3図Cの状態のときの吐出量
V3が1/2となり、第3図Dの状態のときの吐出量
V4が1/4となるようにバイパス孔122〜124
の位置及び作動室140に対する開口径を設定す
ることができる。したがつて、スプール180の
移動に伴つて被圧縮流体の吐出量をほぼ連続的に
且つ広範囲にわたつて変化させることができる。
の位置は作動室140が同時に吸入口121とバ
イパス孔122〜124とに開口しない位置の範
囲内で適宜に設定することができ、また、作動室
140に対するバイパス孔122〜124の開口
径(開口幅)は最大でベーン240の板厚寸法と
ほぼ同程度となる限度内で適宜に設定することが
できるが、例えば、第4図に示すように、第3図
Aの状態のときの吐出量(最大吐出量)V1を1
とした場合に、第3図Bの状態のときの吐出量
V2が3/4となり、第3図Cの状態のときの吐出量
V3が1/2となり、第3図Dの状態のときの吐出量
V4が1/4となるようにバイパス孔122〜124
の位置及び作動室140に対する開口径を設定す
ることができる。したがつて、スプール180の
移動に伴つて被圧縮流体の吐出量をほぼ連続的に
且つ広範囲にわたつて変化させることができる。
スプール180は吸入圧導入室171内に導か
れる吸入圧の変化に応じて移動する。すなわち、
吸入圧が一定のときはスプール180はばね17
4を圧縮して全てのバイパス孔122〜124を
閉じた状態に保ち、吸入圧が減少するに従つてス
プール180はバイパス孔122〜124を順次
開く。
れる吸入圧の変化に応じて移動する。すなわち、
吸入圧が一定のときはスプール180はばね17
4を圧縮して全てのバイパス孔122〜124を
閉じた状態に保ち、吸入圧が減少するに従つてス
プール180はバイパス孔122〜124を順次
開く。
本実施例に係る回転圧縮機を自動車用クーラシ
ステムの冷媒圧縮機として用いた場合、クーラシ
ステムの熱負荷が高い場合すなわち車室内温度が
高い場合には、図示しない蒸発器内の圧力が高く
なるので、回転圧縮機の吸入圧を高くなる。この
ため、スプール180はバイパス孔124〜12
2を順次閉じ、圧縮機からの吐出量が増大して冷
房能力が増す。一方、熱負荷が低下した場合、又
は、圧縮機が高回転で運転されているときは、蒸
発器内の圧力は低下し、圧縮機の吸入圧も低下す
る。このため、スプール180はバイパス孔12
2〜124を順次開き、圧縮機からの吐出量が減
少して冷房能力が低下する。
ステムの冷媒圧縮機として用いた場合、クーラシ
ステムの熱負荷が高い場合すなわち車室内温度が
高い場合には、図示しない蒸発器内の圧力が高く
なるので、回転圧縮機の吸入圧を高くなる。この
ため、スプール180はバイパス孔124〜12
2を順次閉じ、圧縮機からの吐出量が増大して冷
房能力が増す。一方、熱負荷が低下した場合、又
は、圧縮機が高回転で運転されているときは、蒸
発器内の圧力は低下し、圧縮機の吸入圧も低下す
る。このため、スプール180はバイパス孔12
2〜124を順次開き、圧縮機からの吐出量が減
少して冷房能力が低下する。
フロンR12を冷媒とするクーラシステムにお
いては、蒸発器内の圧力は蒸発器の凍結防止の上
から約1.8Kg/cm2以上で使用するのが望ましく、
少なくとも約1.7Kg/cm2以下に低下することを避
けるべきである。それ故、本実施例においては、
吸入圧が約1.7Kg/cm2以下の場合には全てのバイ
パス孔122〜124が開き、約1.8Kg/cm2以上
のときは全てのバイパス孔122〜124が閉じ
るように、ばね174のばね荷重やスプール18
0及びピストン182の受圧面積等が設定されて
いる。
いては、蒸発器内の圧力は蒸発器の凍結防止の上
から約1.8Kg/cm2以上で使用するのが望ましく、
少なくとも約1.7Kg/cm2以下に低下することを避
けるべきである。それ故、本実施例においては、
吸入圧が約1.7Kg/cm2以下の場合には全てのバイ
パス孔122〜124が開き、約1.8Kg/cm2以上
のときは全てのバイパス孔122〜124が閉じ
るように、ばね174のばね荷重やスプール18
0及びピストン182の受圧面積等が設定されて
いる。
以上の結果、本実施例においては、吸入圧の微
小変動(1.8〜1.7Kg/cm2)に対して吐出容量を1
〜1/4と広範囲に且つほぼ連続的に変化させるこ
とができ、運転フイーリングや冷房フイーリング
を低下させることなく熱負荷に見合つた冷房を行
わせることができる。
小変動(1.8〜1.7Kg/cm2)に対して吐出容量を1
〜1/4と広範囲に且つほぼ連続的に変化させるこ
とができ、運転フイーリングや冷房フイーリング
を低下させることなく熱負荷に見合つた冷房を行
わせることができる。
なお、ロータの回転方向に沿つてバイパス孔の
開口幅寸法をベーンの板厚寸法よりも大きく形成
した場合(例えば数倍に形成した場合)、ベーン
がバイパス孔を通過する際にベーンの前側すなわ
ち高圧側の作動室内の被圧縮流体(冷媒ガス)が
バイパス孔を介してベーンの後側(低圧側)の作
動室内に逆流してしまうこととなるが、上述した
実施例においてはそのような問題は生じない。
開口幅寸法をベーンの板厚寸法よりも大きく形成
した場合(例えば数倍に形成した場合)、ベーン
がバイパス孔を通過する際にベーンの前側すなわ
ち高圧側の作動室内の被圧縮流体(冷媒ガス)が
バイパス孔を介してベーンの後側(低圧側)の作
動室内に逆流してしまうこととなるが、上述した
実施例においてはそのような問題は生じない。
また、2つのベーンの間に区画形成される作動
室が該作動室に対するガス吸入口と該バイパス孔
とに対し同時に開口するような吸入口近傍位置に
バイパス孔が設けられていると、バイパス孔によ
る圧縮機の吐出量低減効果が得にくくなり、特に
圧縮機の高速回転時には吐出容量が低下しなくな
るが、本実施例では、複数個のバイパス孔122
〜124の位置は、作動室140が同時に吸入口
121とバイパス孔122〜124とに開口しな
い位置とされているので、ロータ200の回転に
伴い作動室140が吸入口121から離れた後に
バイパス孔122〜124が作動室140に連通
可能となる。すなわち、作動室140で内部圧縮
が生じた段階でバイパス孔122〜124が作動
室140に連通することとなる。したがつて、作
動室140に連通したバイパス孔122〜124
(特に吸入口121寄りのバイパス孔122)の
前後(ガス入口側とガス出口側に)に所定以上の
圧力差を生じさせることが可能となる。したがつ
て、バイパス孔122〜124の作動室124側
の開口径を最大でベーン240の板厚とほぼ同程
度まで小さくしても、バイパス孔122〜124
の前後の圧力差によつて作動室140内の被圧縮
流体をバイパス孔122〜124からの圧縮機の
吸入圧室151側に逃がすことができ、圧縮機の
低中速回転時のみならず高速回転時においてもバ
イパス孔122〜124による吐出容量低減作用
を確実に行わせることができる。したがつて、全
てのバイパス孔122〜124を有効に利用して
圧縮機の吐出容量をほぼ連続的に且つ広範囲に変
化させることができる。
室が該作動室に対するガス吸入口と該バイパス孔
とに対し同時に開口するような吸入口近傍位置に
バイパス孔が設けられていると、バイパス孔によ
る圧縮機の吐出量低減効果が得にくくなり、特に
圧縮機の高速回転時には吐出容量が低下しなくな
るが、本実施例では、複数個のバイパス孔122
〜124の位置は、作動室140が同時に吸入口
121とバイパス孔122〜124とに開口しな
い位置とされているので、ロータ200の回転に
伴い作動室140が吸入口121から離れた後に
バイパス孔122〜124が作動室140に連通
可能となる。すなわち、作動室140で内部圧縮
が生じた段階でバイパス孔122〜124が作動
室140に連通することとなる。したがつて、作
動室140に連通したバイパス孔122〜124
(特に吸入口121寄りのバイパス孔122)の
前後(ガス入口側とガス出口側に)に所定以上の
圧力差を生じさせることが可能となる。したがつ
て、バイパス孔122〜124の作動室124側
の開口径を最大でベーン240の板厚とほぼ同程
度まで小さくしても、バイパス孔122〜124
の前後の圧力差によつて作動室140内の被圧縮
流体をバイパス孔122〜124からの圧縮機の
吸入圧室151側に逃がすことができ、圧縮機の
低中速回転時のみならず高速回転時においてもバ
イパス孔122〜124による吐出容量低減作用
を確実に行わせることができる。したがつて、全
てのバイパス孔122〜124を有効に利用して
圧縮機の吐出容量をほぼ連続的に且つ広範囲に変
化させることができる。
第5図は本発明の第2実施例を示すものであ
る。この図において、上記実施例の構成要素と同
様の構成要素には同一の参照符号が付されてい
る。
る。この図において、上記実施例の構成要素と同
様の構成要素には同一の参照符号が付されてい
る。
本実施例においては、シリンダ穴170の開口
端部はめくら柱175で閉塞されており、シリン
ダ穴170内はスプール180によつて吸入圧導
入室176と吐出圧導入室177とに区画されて
おり、吸入圧導入室176内にはバイパス孔12
2〜124を開く方向にスプール180を付勢す
るための圧縮ばね178が配設されている。な
お、スプール180の外周とシリンダ穴170と
の間には吐出圧導入室177から吸入圧導入室1
76への被圧縮流体の洩れを許容する隙間が存在
している。
端部はめくら柱175で閉塞されており、シリン
ダ穴170内はスプール180によつて吸入圧導
入室176と吐出圧導入室177とに区画されて
おり、吸入圧導入室176内にはバイパス孔12
2〜124を開く方向にスプール180を付勢す
るための圧縮ばね178が配設されている。な
お、スプール180の外周とシリンダ穴170と
の間には吐出圧導入室177から吸入圧導入室1
76への被圧縮流体の洩れを許容する隙間が存在
している。
吐出口111と吐出圧導入室177は導圧通路
179を介して連通されており、導圧通路179
の途中には制御弁としてのソレノイド弁300が
設けられている。
179を介して連通されており、導圧通路179
の途中には制御弁としてのソレノイド弁300が
設けられている。
本実施例においては、ソレノイド弁300を作
動させて導圧通路300を開くと、吐出圧導入室
177に吐出圧が導入され、スプール180がば
ね178に抗して移動し、これによつてバイパス
孔124〜122を閉じる。一方、ソレノイド弁
300によつて導圧通路179を閉じると、吐出
圧導入室177内の圧力はスプール180とシリ
ンダ穴170との隙間を通つて吸入圧導入室17
6側に洩れ、吸入圧に近づく。このため、スプー
ル180はばね178で押されて移動し、バイパ
ス孔122〜124を順次開く。
動させて導圧通路300を開くと、吐出圧導入室
177に吐出圧が導入され、スプール180がば
ね178に抗して移動し、これによつてバイパス
孔124〜122を閉じる。一方、ソレノイド弁
300によつて導圧通路179を閉じると、吐出
圧導入室177内の圧力はスプール180とシリ
ンダ穴170との隙間を通つて吸入圧導入室17
6側に洩れ、吸入圧に近づく。このため、スプー
ル180はばね178で押されて移動し、バイパ
ス孔122〜124を順次開く。
第6図は第5図に示す圧縮機を自動車用クーラ
システムに適用した例を示すものである。図にお
いて、圧縮機本体100の吐出ポート164から
吐出された冷媒は凝縮機310を通過する際に熱
を放出し、次いで、受液器320及び膨張弁33
0を経て蒸発器340内に入り、蒸発器340内
で外部の熱を吸収して圧縮機本体100の吸入ポ
ート152へと導かれる。
システムに適用した例を示すものである。図にお
いて、圧縮機本体100の吐出ポート164から
吐出された冷媒は凝縮機310を通過する際に熱
を放出し、次いで、受液器320及び膨張弁33
0を経て蒸発器340内に入り、蒸発器340内
で外部の熱を吸収して圧縮機本体100の吸入ポ
ート152へと導かれる。
蒸発器340の近傍には、
蒸発器340を通過した被冷却空気の温度(吹
出口側温度)を検出する温度センサ350が設け
られており、このセンサ350からの信号を受け
た制御回路360によつてソレノイド弁300が
オン・オフ制御される。すなわち、クーラシステ
ムの熱負荷が高く、蒸発器340の吹出口側温度
が設定値より高いときは、センサ340からの信
号を受けた制御回路360により、ソレノイド弁
300がオンとなつて導圧通路179を開き、吐
出圧導入室177に吐出圧が導入される。これに
より、スプール180がばね178を圧縮させる
方向に移動してバイパス孔124〜122を順次
閉じる。このため、圧縮機は最大吐出容量で運転
される。一方、蒸発器340の吹出口側温度が設
定温度以下になると、ソレノイド弁300がオフ
となつて導圧通路179を閉じるため、吐出圧導
入室177内の圧力は徐々に吸入圧に近づき、ス
プール180がばね178に押されて移動しつつ
バイパス孔122〜124を徐々に開く。このた
め、圧縮機の吐出容量は減少する。こうして、圧
縮機の吐出容量が減少すると、比較的短時間のう
ちに吹出口側温度が上昇して設定値以上となるた
め、圧縮機の吐出容量は再び増加する。
出口側温度)を検出する温度センサ350が設け
られており、このセンサ350からの信号を受け
た制御回路360によつてソレノイド弁300が
オン・オフ制御される。すなわち、クーラシステ
ムの熱負荷が高く、蒸発器340の吹出口側温度
が設定値より高いときは、センサ340からの信
号を受けた制御回路360により、ソレノイド弁
300がオンとなつて導圧通路179を開き、吐
出圧導入室177に吐出圧が導入される。これに
より、スプール180がばね178を圧縮させる
方向に移動してバイパス孔124〜122を順次
閉じる。このため、圧縮機は最大吐出容量で運転
される。一方、蒸発器340の吹出口側温度が設
定温度以下になると、ソレノイド弁300がオフ
となつて導圧通路179を閉じるため、吐出圧導
入室177内の圧力は徐々に吸入圧に近づき、ス
プール180がばね178に押されて移動しつつ
バイパス孔122〜124を徐々に開く。このた
め、圧縮機の吐出容量は減少する。こうして、圧
縮機の吐出容量が減少すると、比較的短時間のう
ちに吹出口側温度が上昇して設定値以上となるた
め、圧縮機の吐出容量は再び増加する。
以上のサイクルは実際には短時間で繰り返され
るため、本実施例による圧縮機においても、熱負
荷に見合つた冷房を行なうことができる。
るため、本実施例による圧縮機においても、熱負
荷に見合つた冷房を行なうことができる。
なお、この実施例において、作動室140に対
するバイパス孔122〜124の開口位置及びベ
ーン240に対するバイパス孔122〜124の
作動室側開口幅の関係等は上記第1実施例と同様
であるので、バイパス孔122〜124の位置及
び作動室側開口幅に関する作用効果は上記第1実
施例と同様である。
するバイパス孔122〜124の開口位置及びベ
ーン240に対するバイパス孔122〜124の
作動室側開口幅の関係等は上記第1実施例と同様
であるので、バイパス孔122〜124の位置及
び作動室側開口幅に関する作用効果は上記第1実
施例と同様である。
以上、図示実施例につき説明したが、本発明は
上記実施例の態様のみに限定されるものではな
く、例えば、バイパス孔の個数は3つに限られ
ず、2つ又は4つ以上であつてもよい。また、側
板に形成されるバイパス孔は横断面円形のものが
加工性の点で好ましいが、円形以外の断面形状の
バイパス孔を側板に形成しても所期の作用効果を
得ることができる。また、圧縮機の最大吐出容量
は最大吐出量の1/4に限られず、圧縮機を適用す
るクーラシステムの使用状況等に応じて例えば1/
3又は1/2としてもよい。
上記実施例の態様のみに限定されるものではな
く、例えば、バイパス孔の個数は3つに限られ
ず、2つ又は4つ以上であつてもよい。また、側
板に形成されるバイパス孔は横断面円形のものが
加工性の点で好ましいが、円形以外の断面形状の
バイパス孔を側板に形成しても所期の作用効果を
得ることができる。また、圧縮機の最大吐出容量
は最大吐出量の1/4に限られず、圧縮機を適用す
るクーラシステムの使用状況等に応じて例えば1/
3又は1/2としてもよい。
以上の説明から明らかなように、本発明におい
ては、両端が作動室側と吸入圧室とに開口する複
数個のバイパス孔を、2つのベーンの間に区画形
成される作動室が該作動室に被圧縮流体を供給す
るための吸入口と該バイパス孔とに対し同時に開
口しない位置に互いに間隔を隔ててロータの回転
方向に直線状に配列形成し、且つ、各バイパス孔
の作動室側開口部のベーン通過方向の開口幅寸法
を最大で前記ベーンの板厚寸法とほぼ同程度とし
ているので、ベーンの高圧側の作動室内の被圧縮
流体が常に各バイパス孔を通じてベーンの低圧側
の作動室内に逆流し常に圧縮ロスが生じることを
防止することができるとともに、複数個のバイパ
ス孔を有効に機能させて吐出容量の可変範囲を広
範囲とすることができる回転圧縮機を提供するこ
とができる。
ては、両端が作動室側と吸入圧室とに開口する複
数個のバイパス孔を、2つのベーンの間に区画形
成される作動室が該作動室に被圧縮流体を供給す
るための吸入口と該バイパス孔とに対し同時に開
口しない位置に互いに間隔を隔ててロータの回転
方向に直線状に配列形成し、且つ、各バイパス孔
の作動室側開口部のベーン通過方向の開口幅寸法
を最大で前記ベーンの板厚寸法とほぼ同程度とし
ているので、ベーンの高圧側の作動室内の被圧縮
流体が常に各バイパス孔を通じてベーンの低圧側
の作動室内に逆流し常に圧縮ロスが生じることを
防止することができるとともに、複数個のバイパ
ス孔を有効に機能させて吐出容量の可変範囲を広
範囲とすることができる回転圧縮機を提供するこ
とができる。
第1図は本発明の第1実施例を示す回転圧縮機
の第2図中−線に沿つた断面図、第2図は第
1図に示す回転圧縮機の第1図−線に沿つた
断面図、第3図A〜Dはそれぞれ第1図に示す回
転圧縮機の作動状態を示す概略断面図、第4図は
第1図に示す回転圧縮機の作動特性を示す線図、
第5図は本発明の第2実施例を示す回転圧縮機の
第1図と同様の断面図、第6図は第5図に示す回
転圧縮機を自動車用クーラシステムに適用した例
を示す構成図である。 100……圧縮機本体、110……ライナ、1
20,130……側板、122,123,124
……バイパス孔、140……作動室、150……
ハウジング、151……吸入圧室、161……抵
吐出圧室、170……シリンダ穴、180……ス
プール、200……ロータ、240……ベーン、
300……ソレノイド弁(制御弁)。
の第2図中−線に沿つた断面図、第2図は第
1図に示す回転圧縮機の第1図−線に沿つた
断面図、第3図A〜Dはそれぞれ第1図に示す回
転圧縮機の作動状態を示す概略断面図、第4図は
第1図に示す回転圧縮機の作動特性を示す線図、
第5図は本発明の第2実施例を示す回転圧縮機の
第1図と同様の断面図、第6図は第5図に示す回
転圧縮機を自動車用クーラシステムに適用した例
を示す構成図である。 100……圧縮機本体、110……ライナ、1
20,130……側板、122,123,124
……バイパス孔、140……作動室、150……
ハウジング、151……吸入圧室、161……抵
吐出圧室、170……シリンダ穴、180……ス
プール、200……ロータ、240……ベーン、
300……ソレノイド弁(制御弁)。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 円筒状内面を有するライナと、ライナ内に偏
心配置されて一方向に回転するロータと、ロータ
内に形成したスリツト内に移動可能に設けられて
ロータの回転に伴い一端がライナの内面に当接し
た状態でライナの内面に沿つて移動する複数個の
ベーンと、ライナの両端部を覆うように配設され
た一対の側板と、ロータとベーンとライナと側板
とで区画形成されてロータの回転に伴つて容積変
化をする複数の作動室と、作動室の容積が増大す
る位置に設けられた吸入口と、作動室の容積が最
小となる位置に設けられた吐出口とを備えた回転
圧縮機において、 前記側板のうちの一方の前記作動室側とは反対
側に吸入圧室を設け、 前記一方の側板には両端が前記作動室側と前記
吸入圧室とに開口する複数個のバイパス孔を、2
つのベーンの間に区画形成される作動室が前記吸
入口と該バイパス孔とに対し同時に開口しない位
置に互いに間隔を隔ててロータの回転方向に直線
状に配例形成し、各バイパス孔の作動室側開口部
のベーン通過方向の開口幅寸法を最大で前記ベー
ンの板厚寸法とほぼ同程度とし、 前記バイパス孔群に交叉させて前記一方の側板
内に前記バイパス孔群の整列方向に延びるシリン
ダ穴を設け、 前記シリンダ穴内に摺動可能に設けたスプール
により前記バイパス孔群を配列順に順次開閉でき
るようにしたことを特徴とする回転圧縮機。 2 前記バイパス孔群の断面積は前記ロータの回
転方向に向かうに従つて順次大きくなつており、
前記スプールで前記バイパス孔群を順次開閉させ
た場合に、前記作動室の有効圧縮容積がほぼ等量
ずつ減増するようになつていることを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載の回転圧縮機。 3 前記スプールは、回転圧縮機の吸入圧の変化
に応じて前記シリンダ穴内で移動するようになつ
ていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載の回転圧縮機。 4 前記スプールは、回転圧縮機の吐出圧と吸入
圧との差圧及び容量を低下せしめる方向にスプー
ルを移動せしめるように作用するスプリング力に
応じて前記シリンダ穴内で移動するようになつて
おり、前記突出圧は回転圧縮機内の高圧部より制
御弁を介してスプールに導かれるようになつてい
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
回転圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP948282A JPS58128487A (ja) | 1982-01-26 | 1982-01-26 | 回転圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP948282A JPS58128487A (ja) | 1982-01-26 | 1982-01-26 | 回転圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58128487A JPS58128487A (ja) | 1983-08-01 |
JPH024796B2 true JPH024796B2 (ja) | 1990-01-30 |
Family
ID=11721460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP948282A Granted JPS58128487A (ja) | 1982-01-26 | 1982-01-26 | 回転圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58128487A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6255487A (ja) * | 1985-09-02 | 1987-03-11 | Toyoda Autom Loom Works Ltd | 可変容量型ベ−ン圧縮機 |
JPH073235B2 (ja) * | 1986-10-23 | 1995-01-18 | 松下電器産業株式会社 | 能力制御コンプレツサ |
JPH0830474B2 (ja) * | 1987-01-14 | 1996-03-27 | 松下電器産業株式会社 | 能力制御コンプレツサ |
JPH0833158B2 (ja) * | 1987-02-20 | 1996-03-29 | 松下電器産業株式会社 | 能力制御コンプレツサ |
JPH0755339Y2 (ja) * | 1988-05-02 | 1995-12-20 | 三菱重工業株式会社 | スクロール圧縮機 |
JPH0794832B2 (ja) * | 1988-08-12 | 1995-10-11 | 三菱重工業株式会社 | 回転式圧縮機 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5569788A (en) * | 1978-11-21 | 1980-05-26 | Takao Sakata | Cooling medium compressor for vehicle |
JPS567079A (en) * | 1979-06-29 | 1981-01-24 | Toshiba Corp | Electronic time-keeper |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53123513U (ja) * | 1977-03-07 | 1978-10-02 | ||
JPS5475409U (ja) * | 1977-11-09 | 1979-05-29 | ||
JPS5745370Y2 (ja) * | 1977-11-29 | 1982-10-06 | ||
JPS5573588U (ja) * | 1978-11-15 | 1980-05-21 | ||
JPS55142686U (ja) * | 1978-11-25 | 1980-10-13 |
-
1982
- 1982-01-26 JP JP948282A patent/JPS58128487A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5569788A (en) * | 1978-11-21 | 1980-05-26 | Takao Sakata | Cooling medium compressor for vehicle |
JPS567079A (en) * | 1979-06-29 | 1981-01-24 | Toshiba Corp | Electronic time-keeper |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58128487A (ja) | 1983-08-01 |
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