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JPH0242106B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0242106B2
JPH0242106B2 JP58090091A JP9009183A JPH0242106B2 JP H0242106 B2 JPH0242106 B2 JP H0242106B2 JP 58090091 A JP58090091 A JP 58090091A JP 9009183 A JP9009183 A JP 9009183A JP H0242106 B2 JPH0242106 B2 JP H0242106B2
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JP
Japan
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rubber
brass
triazine
weight
vulcanization accelerator
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP58090091A
Other languages
English (en)
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JPS59215340A (ja
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Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9009183A priority Critical patent/JPS59215340A/ja
Publication of JPS59215340A publication Critical patent/JPS59215340A/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、ゴム組成物に関し、特にイオウ、チ
ウラム系加硫促進剤、および2,4,6−トリメ
ルカプト−1,3,5−トリアジンを原料ゴムに
配合することを特徴とし、ゴムと金属材料特に黄
銅との複合体の製造に際して、その素材間の接着
性が良好なゴム組成物に関する。 従来、強度及び剛性の高い金属材料と、弾性的
かつ柔軟なゴムとを組合せた複合材料は、多くの
工業製品に使用されており、それを構成する金属
とゴムとの接着力がその製品の性能に及ぼす影響
が大きいことから、種々検討された結果、金属と
ゴムとの接着はかなり改良されたが、使用するゴ
ムの加工性、例えばスコーチタイムが短い等、
種々の問題が現在存在している。 ゴムと黄銅を接着する場合においては、トリア
ジン誘導体である6−R−2,4−ジメルカプト
−1,3,5−トリアジンを原料ゴムに配合する
ことにより、黄銅とゴムとが良く接着することが
知られている。しかしこの6−R−4,6−ジメ
ルカプト−1,3,5−トリアジンを配合したゴ
ム組成物はスコーチタイムが極めて短かく、且つ
適当な加硫遅延剤も見当らないために、製造工程
に混練作業時にゴム組成物が焼現象を生じ、作業
能率が低下したり、不良な製品ができる欠点があ
つた。 本発明者は、黄銅とゴムとの接着において、加
工性にすぐれかつ接着性向上について研究した結
果、原料ゴム100重量部に対して、イオウ0.2〜5
重量部、チウラム系加硫促進剤0.2〜5重量部お
よび2,4,6−トリメルカプト−1,3,5−
トリアジン2.8×10-3〜28×10-3モル配合するこ
とにより、加工性特に従来に比較してスコーチタ
イムが長くなり、混練作業時の焼け現象を防止す
ることができるとともに湿熱劣化させても接着性
が低下することはなく、黄銅と直接接着できるゴ
ム組成物を得ることができ本発明を達成するに至
つた。 本発明に使用される原料ゴムとしては、イオウ
加硫可能なゴムであれば、いずれでも使用可能で
あり、天然ゴムまたは合成ゴムあるいはそれらの
混合物が用いられるが、天然ゴム、スチレン・ブ
タジエン共重合ゴム(SBR)、ブタジエンゴム
(BR)、アクリロニトリル・ブタジエン共重合ゴ
ム(NBR)、あるいはその混合物とが特に好適に
使用される。 本発明で使用される2,4,6−トリメルカプ
ト−1,3,5−トリアジンは次式で示す化合物 であり、ゴム組成物の中で接着付与剤として作用
する。 本発明で用いられるチウラム系加硫促進剤とし
ては、テトラメチルチウラムモノスルフイド
(TS)、テトラメチルチウラムジスルフイド
(TT)、ジペンタメチレンチウラムテトラスルフ
イド等が用いられ、イオウ加硫系のゴム組成物に
おいて、2,4,6−トリメルカプト−1,3,
5−トリアジンとチウラム系加硫促進剤とを組合
せることにより、加工性および接着性の良いゴム
組成物を得ることができる。 原料ゴムには前記の配合物のほか、亜鉛華、カ
ーボンブラツク、老化防止剤等の通常用いられる
ゴム配合剤を適宜配合することができる。 本発明に使用される金属材料はゴム工業で通常
使用されるもので、ゴム組成物との先着表面が黄
銅で処理されているもの、いわゆる黄銅メツキワ
イヤーとか黄銅自身が用いられる。 本発明に係わるゴム組成物は原料ゴム100重量
部に対して、イオウ0.2〜5重量部、チウラム系
加硫促進剤0.2〜5重量部および2,4,6−ト
リメルカプト−1,3,5−トリアジン2.8×
10-3モル〜28×10-3モルの限定された範囲内に配
合されることにより、スコーチタイムの延長及び
黄銅との接着性の良好な効果が得られ、原料ゴム
100重量部に対して、イオウ0.2重量部、チウラム
系加硫促進剤0.2重量部、2,4,6−トリメル
カプト−1,3,5−トリアジン2.8×10-3モル
未満配合し組合せたゴム組成物では物理的性能
(モジユラスが小さい、抗張力が小さい等)が実
用に適する程でなく、接着性においても、本発明
の目的に達しない。更に原料ゴム100重量部に対
して、イオウ5重量部、チウラム系加硫促進剤5
重量部、2,4,6−トリメルカプト−1,3,
5−トリアジン28×10-3モルをこえて配合し、組
合せたゴム組成物では接着性が充分であるけれど
も、ゴムの耐熱老化性が極めて悪く実用に供しな
い。又、該ゴム組成物をトルエン、メチル・エチ
ル・ケトン等の有機溶剤に溶かし、ゴムセメント
となし黄銅との非接着性コンパウンドと黄銅とを
接着せしめうることも可能である。 本発明は黄銅との接着性が良好なゴム組成物を
提供するものであり、ゴムと黄銅あるいは黄銅を
メツキした金属材料との複合体に利用され、特に
ホース、型物、ベルトあるいはタイヤ等に利用さ
れる。 次に、実施例及び比較例を示し本発明をさらに
具体的に説明する。但し、配合量(部)は特記な
き限り重量基準で表わす。 実施例1〜6及び比較例1〜17 第1表に示す組成物を70℃ミキシングロールに
て15分間混合して各試料を調整し、下記の試験方
法でムーニースコーチ試験及び黄銅との接着力の
試験を行つた結果を併せて第1表に示す。 ●ムーニースコーチ試験 試料を厚さ約3.0mmのシートとし、JIS K−
6300に基づきムーニースコーチ試験サンプルを作
製した後、JIS K−6300,5.ムーニースコーチ試
験に準じ試験温度125℃でのムーニースコーチ時
間(最低粘度より5ポイントトルク値が上昇する
までの時間)を大ロータにて測定した。 ●黄銅との接着力試験 試料を厚さ約2.5mmのシートに成型した後、ト
ルエンで充分浸漬脱脂して乾燥した厚さ3mmの黄
銅板上に該シートを載置し、プレス成形機で面圧
30Kg/cm2、148℃にて45分間圧着成型を行つた。
次いで25mm巾で180゜剥離力をオートグラフにて50
mm/secの剥離速度にて測定した。剥離力の測定
は剥離試料作成後、室温中に1日放置した試料
(初期接着力)と原料ゴム中の水分透過に対する
剥離力の変化を調べるため接着試料を50℃、相対
湿度95%の恒温恒湿室中に2週間放置した試料に
ついて剥離力を測定した。
【表】
【表】
【表】 第1表における実施例1,2及び比較例1〜6
を比較するとNBRゴム/イオウ/スルフエンア
ミド系加硫促進剤CZ及びNBRゴム/イオウ/チ
アゾール系加硫促進剤DMの系に2,4,6−ト
リメルカプト−1,3,5−トリアジンを添加す
るとスコーチタイムが大巾に短縮し加工困難な範
囲となる。 これに対しNBRゴム/イオウ/チウラム系加
硫促進剤TS又はTTの系に於いて2,4,6−
トリメルカプト−1,3,5−トリアジンを添加
してもスコーチタイムの短縮はほとんど認められ
ず、十分加工可能な範囲にあることが認められ
る。 しかし、比較例7〜8、16〜17及び実施例3の
様にNBRゴム/イオウ/チウラム系加硫促進
剤/2,4,6−トリメルカプト−1,3,5−
トリアジンの系に於いてスコーチリターダー
DNAやPVIを添加するとスコーチリターダーの
本来の役目であるスコーチ延長効果はなく、むし
ろリターダー添加により大幅にスコーチタイムを
短縮してしまう。更に、同一系においてスルフエ
ンアミド系加硫促進剤を併用すると大幅にスコー
チタイムが短縮してしまい加工困難な範囲とな
る。 以上より2,4,6−トリメルカプト−1,
3,5−トリアジンをNBRゴムに添加する場合、
加硫促進剤としてチウラム系加硫促進剤のみがス
コーチタイムをほとんど短縮しないことが認めら
れる。 また、比較例9と実施例4、比較例10〜12と実
施例5、比較例13〜15と実施例6よりNBRと
SBRのブレンド、SBR単味及び天然ゴム単味の
場合も、NBRと同様に2,4,6−トリメルカ
プト−1,3,5−トリアジンを添加した時、チ
ウラム系加硫促進剤のみがスコーチタイムをほと
んど短縮しないことがわかる。 実施例7〜12及び比較例18 実施例1と同様に第2表に示す組成物からなる
試料を調製後、ムーニースコーチ試験サンプルを
作製しムーニースコーチ試験を行つた。その結果
を第2表に併記する。
【表】 第2表の結果より、NBRゴム/イオウ/チウ
ラム系加硫促進剤TSの系において、2,4,6
−トリメルカプト−1,3,5−トリアジンを変
量添加すると、添加量の増加に従つて稍スコーチ
タイムは短縮する傾向があるが、チウラム系加硫
促進剤以外を用いる場合の様な大幅な短縮ではな
く十分に加工可能な範囲にあることが認められ
る。 一方、イオウ又はチウラム系加硫促進剤TSの
配合量を変えても十分加工可能な範囲にあること
が認められる。 実施例14〜18及び比較例19〜20 実施例1と同様に第3表に示す組成物からなる
試料を調製後、黄銅との接着力試験を行つた。そ
の結果を第3表に併記する。
【表】 第3表の結果よりNBRゴム/イオウ/チウラ
ム系加硫促進剤TSの系で2,4,6−トリメル
カプト−1,3,5−トリアジンを無添加の場合
の比較例19,20では黄銅との接着力を全く発現し
ないが、2.8×10-3モル以上添加した場合には黄
銅との接着に於いて初期接着力及び湿熱劣化後の
接着力とも良好である。 又、実施例15,17より/イオウ/チウラム系加
硫促進剤を変量しても2,4,6−トリメルカプ
ト−1,3,5−トリアジンを添加すれば良好な
接着性を発現することが認められる。更に、実施
例19よりNBR/SBRブレンドでも同様である。 以上説明したように、本発明によるゴム組成物
は黄銅との接着性に優れると共にスコーチタイム
が長くなつたので加工性がよくなつた事から黄銅
とゴム組成物との複合体例えばホース、型物、ベ
ルトあるいはタイヤ等に使用することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原料ゴム100重量部に対して、イオウ0.2〜5
    重量部、チウラム系加硫促進剤0.2〜5重量部お
    よび次式 で示される2,4,6−トリメルカプト−1,
    3,5−トリアジン2.8×10-3〜28×10-3モル配
    合することを特徴とする黄銅との接着良好なゴム
    組成物。
JP9009183A 1983-05-24 1983-05-24 ゴム組成物 Granted JPS59215340A (ja)

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JPS59215340A JPS59215340A (ja) 1984-12-05
JPH0242106B2 true JPH0242106B2 (ja) 1990-09-20

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018083895A (ja) * 2016-11-24 2018-05-31 株式会社ブリヂストン ホース用ゴム組成物及びホース

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JP2514971B2 (ja) * 1986-07-15 1996-07-10 横浜ゴム株式会社 ゴム組成物
JP4492647B2 (ja) * 2007-06-21 2010-06-30 横浜ゴム株式会社 ホース用接着性ゴム組成物

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5024337A (ja) * 1972-04-11 1975-03-15

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