JPH0237128A - 自動変速機を備えた車両のエンジン制御装置 - Google Patents
自動変速機を備えた車両のエンジン制御装置Info
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- JPH0237128A JPH0237128A JP63185129A JP18512988A JPH0237128A JP H0237128 A JPH0237128 A JP H0237128A JP 63185129 A JP63185129 A JP 63185129A JP 18512988 A JP18512988 A JP 18512988A JP H0237128 A JPH0237128 A JP H0237128A
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- shift
- engine
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Landscapes
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は自動変速機付の車両におけるエンジン出力制御
装置に関するものであって、更に詳しくは、本発明は、
自動変速機の変速動作に伴う変速シタツクの発生を抑制
すべくエンジン出力を制御するエンジン出力制御装置に
関するものである。
装置に関するものであって、更に詳しくは、本発明は、
自動変速機の変速動作に伴う変速シタツクの発生を抑制
すべくエンジン出力を制御するエンジン出力制御装置に
関するものである。
(従来の技術)
自動車に備えられる自動変速機として、ポンプインペラ
ー、タービンランナ及びステータ等から成るトルクコン
バータのタービンランチに接続される多投歯車式の変速
機構とを組合せて構成されたものが汎用されている。斯
かる自動変速機においては、通常、油圧回路部を主構成
部とする油圧制御装置が付設され、この油圧制御装置に
より、変速機構におけるクラッチ、ブレーキ等の油圧作
動式の摩擦係合要素の係合状態が切り換えられ、それに
よって変速動作が行われる。
ー、タービンランナ及びステータ等から成るトルクコン
バータのタービンランチに接続される多投歯車式の変速
機構とを組合せて構成されたものが汎用されている。斯
かる自動変速機においては、通常、油圧回路部を主構成
部とする油圧制御装置が付設され、この油圧制御装置に
より、変速機構におけるクラッチ、ブレーキ等の油圧作
動式の摩擦係合要素の係合状態が切り換えられ、それに
よって変速動作が行われる。
自動変速機における変速動作が行われるときには、車両
の慣性により車速は殆ど変化しないにもかかわらず、自
動変速機における変速比の変化に応じてエンジン回転数
が急激に変化し、それに伴って自動変速機の出力軸に急
激なトルク変動を生じ、その出力軸の急激なトルク変動
により、車体の加速度が急激に変化する、所謂、変速シ
ョックが発生する。このような変速ショックを緩和する
ための対策としては、例えば、変速機構における摩擦係
合要素の解放及び締結が滑らかに行われるように、摩擦
係合要素に供給される作動油圧を制御することが考えら
れるが、そのようにされた場合には、摩擦係合要素が滑
り状態におかれる期間が長くなり、摩擦係合要素が焼付
く、あるいは、摩擦係合要素の摩耗が激しくなる等の虞
が生じる。
の慣性により車速は殆ど変化しないにもかかわらず、自
動変速機における変速比の変化に応じてエンジン回転数
が急激に変化し、それに伴って自動変速機の出力軸に急
激なトルク変動を生じ、その出力軸の急激なトルク変動
により、車体の加速度が急激に変化する、所謂、変速シ
ョックが発生する。このような変速ショックを緩和する
ための対策としては、例えば、変速機構における摩擦係
合要素の解放及び締結が滑らかに行われるように、摩擦
係合要素に供給される作動油圧を制御することが考えら
れるが、そのようにされた場合には、摩擦係合要素が滑
り状態におかれる期間が長くなり、摩擦係合要素が焼付
く、あるいは、摩擦係合要素の摩耗が激しくなる等の虞
が生じる。
そこで、例えば、特開昭61−104128号公報にも
示される如く、自動変速機における変速動作が行われる
とき、エンジンの出力を所定の期間低下させて、変速シ
ョックを緩和する制御を行うことが提案されている。斯
かる提案された変速ショック緩和制御にあっては、エン
ジンの出力を変化させる制御対象のうちの一つ、例えば
、点火時期が選択された場合には、その点火時期を、変
速ショックを緩和すべく基準制御量に対応する基準点火
時期より遅れ側に変化させる、基準制御量に対する補正
量(以下、変速補正量と称す)が設定され、その変速補
正量が用いられて設定される実効点火進角値に対応した
タイミングをもって、点火装置が作動せしめられる。
示される如く、自動変速機における変速動作が行われる
とき、エンジンの出力を所定の期間低下させて、変速シ
ョックを緩和する制御を行うことが提案されている。斯
かる提案された変速ショック緩和制御にあっては、エン
ジンの出力を変化させる制御対象のうちの一つ、例えば
、点火時期が選択された場合には、その点火時期を、変
速ショックを緩和すべく基準制御量に対応する基準点火
時期より遅れ側に変化させる、基準制御量に対する補正
量(以下、変速補正量と称す)が設定され、その変速補
正量が用いられて設定される実効点火進角値に対応した
タイミングをもって、点火装置が作動せしめられる。
(発明が解決しようとする課題)
ここに、このような変速ショック緩和制御においては、
変速時のエンジン出力を低下させる割合は常に一定であ
る。このため、実際に生ずる変速ショックを緩和させる
ために必要とされる以上にエンジン出力を低下させてし
まい、シフトダウン時に却って出力応答性が極端に悪化
するおそれがある。あるいは、エンジン出力を低下させ
る割合が少なすぎるために、エンジン出力を低下させた
にも係わらず変速ショックが効率良く緩和されない制御
状態が発生するおそれもある。
変速時のエンジン出力を低下させる割合は常に一定であ
る。このため、実際に生ずる変速ショックを緩和させる
ために必要とされる以上にエンジン出力を低下させてし
まい、シフトダウン時に却って出力応答性が極端に悪化
するおそれがある。あるいは、エンジン出力を低下させ
る割合が少なすぎるために、エンジン出力を低下させた
にも係わらず変速ショックが効率良く緩和されない制御
状態が発生するおそれもある。
本発明の目的は、かかる点に鑑みて、実効ある変速ショ
ック緩和制御を行なうことの可能なエンジン出力制御装
置を実現することにある。
ック緩和制御を行なうことの可能なエンジン出力制御装
置を実現することにある。
(課題を解決するための手段)
上記の目的を達成するために、本発明においては、変速
動作時におけるエンジン出力回転数の変動、すなわちそ
の吹き上がりあるいは引き込みが、変速ショックの程度
を反映するパ、ラメータであることに着目し、この変速
動作時のエンジン出力の変動状態に応じてエンジン出力
の低下制御を行うようにしている。
動作時におけるエンジン出力回転数の変動、すなわちそ
の吹き上がりあるいは引き込みが、変速ショックの程度
を反映するパ、ラメータであることに着目し、この変速
動作時のエンジン出力の変動状態に応じてエンジン出力
の低下制御を行うようにしている。
すなわち、本発明のエンジン出力制御装置は、自動変速
機の変速動作に伴う変速ショックを減少させるために、
変速動作時にエンジン出力を一時的に低下させる出力低
下制御手段を備えており、さらに、変速動作時における
エンジンの吹き上がりあるいは引き込み状態を検出する
出力状態検出手段と、前記エンジンの吹き上がりあるい
は引き込みが減少する方向に、前記出力低下制御手段に
よって行われるエンジン出力の低下制御を補正するt王
手段とを備えたことを特徴としている。
機の変速動作に伴う変速ショックを減少させるために、
変速動作時にエンジン出力を一時的に低下させる出力低
下制御手段を備えており、さらに、変速動作時における
エンジンの吹き上がりあるいは引き込み状態を検出する
出力状態検出手段と、前記エンジンの吹き上がりあるい
は引き込みが減少する方向に、前記出力低下制御手段に
よって行われるエンジン出力の低下制御を補正するt王
手段とを備えたことを特徴としている。
(作 用)
本発明の装置においては、変速時においてエンジン回転
数に吹き上がりが発生した場合には、出力低下手段によ
るエンジン出力の低下量が少ないと判断され、補正手段
によって出力低下量が増加する方向に補正される。この
結果、変速時のエンジン回転数の吹き上がりが抑制され
る。すなわち、変速ショックがより緩和されることにな
る。これとは逆に、変速時にエンジン回転数に引き込み
が発生した場合に、出力低下手段によるエンジン出力低
下量が多き過ぎると判断され、補正手段によって出力低
下lが減少する方向に補正される。この結果、変速時の
エンジン回転数の引き込みが抑制され、変速ショックが
緩和され、円滑な変速動作が実現される。
数に吹き上がりが発生した場合には、出力低下手段によ
るエンジン出力の低下量が少ないと判断され、補正手段
によって出力低下量が増加する方向に補正される。この
結果、変速時のエンジン回転数の吹き上がりが抑制され
る。すなわち、変速ショックがより緩和されることにな
る。これとは逆に、変速時にエンジン回転数に引き込み
が発生した場合に、出力低下手段によるエンジン出力低
下量が多き過ぎると判断され、補正手段によって出力低
下lが減少する方向に補正される。この結果、変速時の
エンジン回転数の引き込みが抑制され、変速ショックが
緩和され、円滑な変速動作が実現される。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本発明に係る自動変速機付車両におけるエン
ジン制御装置の一例を、それが適用されたフロントエン
ジン・フロントドライブ式の車両に搭載されたエンジン
及び自動変速機を示す。
ジン制御装置の一例を、それが適用されたフロントエン
ジン・フロントドライブ式の車両に搭載されたエンジン
及び自動変速機を示す。
第1図において、エンジン1は4個のシリンダ2を有す
るものとされており、各シリンダ2には、スロ→トル弁
3が配設された吸気通路4を通じて混合気が供給される
。シリンダ2内に供給された混合気は、点火プラグ5、
デイストリビュータロ、点火コイル部7、点火制御部8
等で構成される点火系の作動により、各シリンダ2内で
所定の順序をもって燃焼せしめられ、それにより生じる
排気ガスが排気通路9に排出される。そして、斯かる混
合気の燃焼によって、エンジン1の出力軸とされるクラ
ンク軸1a(第2図)が回転せしめられ、そのクランク
軸1aから得られるエンジン1が発生するトルクが、自
動変速機10、ディファレンシャルギアユニット11、
車軸12等で形成される動力伝達経路を介して前輪13
に伝達される。
るものとされており、各シリンダ2には、スロ→トル弁
3が配設された吸気通路4を通じて混合気が供給される
。シリンダ2内に供給された混合気は、点火プラグ5、
デイストリビュータロ、点火コイル部7、点火制御部8
等で構成される点火系の作動により、各シリンダ2内で
所定の順序をもって燃焼せしめられ、それにより生じる
排気ガスが排気通路9に排出される。そして、斯かる混
合気の燃焼によって、エンジン1の出力軸とされるクラ
ンク軸1a(第2図)が回転せしめられ、そのクランク
軸1aから得られるエンジン1が発生するトルクが、自
動変速機10、ディファレンシャルギアユニット11、
車軸12等で形成される動力伝達経路を介して前輪13
に伝達される。
自動変速機10は、第2図に示される如くの、トルクコ
ンバータ14及び多段歯車式の変速機構20を含み、さ
らに、それらの動作制御に用いられる作動油圧を形成す
る。第1図に示される如くの、油圧回路部30が付随す
るものとされている。
ンバータ14及び多段歯車式の変速機構20を含み、さ
らに、それらの動作制御に用いられる作動油圧を形成す
る。第1図に示される如くの、油圧回路部30が付随す
るものとされている。
トルクコンバータ14は、第2図に示される如く、ポン
プインペラー14a1タービンランナ14b、ステータ
14c及びケース21から成り、ポンフィンペラ−14
aが連結されるエンジン1の出力軸とされるクランク軸
1aには、ポンプ駆動軸16を介してオイルポンプ15
が連結されている。タービンランナ14bは、中空のタ
ービン軸17を介して変速機構20に連結されるととも
に、ロックアツプクラッチ22を介してクランク軸1a
に連結され、また、ステータ14cとケース21との間
には、ワンウェイクラッチ19が介装されていて、ステ
ータ14cが、ポンプインペラー14a及びタービンラ
ンナ14bと同方向に回転するようになされている。
プインペラー14a1タービンランナ14b、ステータ
14c及びケース21から成り、ポンフィンペラ−14
aが連結されるエンジン1の出力軸とされるクランク軸
1aには、ポンプ駆動軸16を介してオイルポンプ15
が連結されている。タービンランナ14bは、中空のタ
ービン軸17を介して変速機構20に連結されるととも
に、ロックアツプクラッチ22を介してクランク軸1a
に連結され、また、ステータ14cとケース21との間
には、ワンウェイクラッチ19が介装されていて、ステ
ータ14cが、ポンプインペラー14a及びタービンラ
ンナ14bと同方向に回転するようになされている。
変速機構20は、前進4段後退1段を得るためのプラネ
タリギアユニット24を備えている。プラネタリギアユ
ニット24は、小径サンギア25、大径サンギア26、
ロングビニオンギア27、ショートビニオンサンギア2
8、及び、リングギア29を有するものとされる。小径
サンギア25とタービン軸17との間には、前進走行用
のフォワードクラッチ31とコーステイングクラッチ3
3とが並設され、小径サンギア25とフォワードクラッ
チ31との間には、ワンウェイクラッチ32が介装され
ている。大径サンギア25とタービン軸17との間には
、後退走行用のり<イースクラッチ35が設けられると
ともに、2−4ブレーキ36が配設され、また、ロング
ピニオンギア27とタービン軸17との間には、3−4
クラツチ38が設けられている。ロングピニオンギア2
7はキャリア39及びワンウェイクラッチ41を介して
変速機ケース42に連結され、キャリア39と変速機ケ
ース42とは、ローリバースブレーキ44により係脱さ
れるようになされている。そして、リングギア29は出
力軸45を介してアウトプットギア47に連結され、出
力軸45に得られるトルクが図示されないアイドラー等
を介してディファレンシャルギアユニット11に伝達さ
れる。
タリギアユニット24を備えている。プラネタリギアユ
ニット24は、小径サンギア25、大径サンギア26、
ロングビニオンギア27、ショートビニオンサンギア2
8、及び、リングギア29を有するものとされる。小径
サンギア25とタービン軸17との間には、前進走行用
のフォワードクラッチ31とコーステイングクラッチ3
3とが並設され、小径サンギア25とフォワードクラッ
チ31との間には、ワンウェイクラッチ32が介装され
ている。大径サンギア25とタービン軸17との間には
、後退走行用のり<イースクラッチ35が設けられると
ともに、2−4ブレーキ36が配設され、また、ロング
ピニオンギア27とタービン軸17との間には、3−4
クラツチ38が設けられている。ロングピニオンギア2
7はキャリア39及びワンウェイクラッチ41を介して
変速機ケース42に連結され、キャリア39と変速機ケ
ース42とは、ローリバースブレーキ44により係脱さ
れるようになされている。そして、リングギア29は出
力軸45を介してアウトプットギア47に連結され、出
力軸45に得られるトルクが図示されないアイドラー等
を介してディファレンシャルギアユニット11に伝達さ
れる。
斯かる構成を有する多段歯車式の変速機構20において
は、フォワードクラッチ31、コーステイングクラッチ
33、リバースクラッチ35.2−4ブレーキ36.3
−4クラツチ38及びローリバースブレーキ44を、夫
々、適宜選択作動させることにより、Pフレンジ(パー
キングレンジ)、Rレンジ(リバースレンジ)、Nレン
ジにュートラルレンジ)、Fレンジ(フォワードレンジ
)を構成するDレンジ(ドライブレンジ)、2レンジ及
びルンジの各レンジと、Fレンジにおける1速〜4速の
各変速段とを得ることができる。それら各レンジ及び変
速段を得るための各クラッチ31.33.38及び35
、及び、ブレーキ36及び44の作麩関係と、各レンジ
及び変速段が得られるときにおけるワンウェイクラッチ
32及び41の作動状態を、表1に示す。
は、フォワードクラッチ31、コーステイングクラッチ
33、リバースクラッチ35.2−4ブレーキ36.3
−4クラツチ38及びローリバースブレーキ44を、夫
々、適宜選択作動させることにより、Pフレンジ(パー
キングレンジ)、Rレンジ(リバースレンジ)、Nレン
ジにュートラルレンジ)、Fレンジ(フォワードレンジ
)を構成するDレンジ(ドライブレンジ)、2レンジ及
びルンジの各レンジと、Fレンジにおける1速〜4速の
各変速段とを得ることができる。それら各レンジ及び変
速段を得るための各クラッチ31.33.38及び35
、及び、ブレーキ36及び44の作麩関係と、各レンジ
及び変速段が得られるときにおけるワンウェイクラッチ
32及び41の作動状態を、表1に示す。
表1に示される作動関係をもって、各クラッチ31.3
3.38及び35、及び、ブレーキ36及び44を作動
させる作動油圧は、油圧回路部30において形成される
。
3.38及び35、及び、ブレーキ36及び44を作動
させる作動油圧は、油圧回路部30において形成される
。
上述の如くの構成を有するエンジン1及び自動変速機1
0の動作制御を行うべく、エンジン制御ユニット100
及び変速機制御ユニット200が備えられている。
0の動作制御を行うべく、エンジン制御ユニット100
及び変速機制御ユニット200が備えられている。
エンジン制御ユニット100には、デイストリビュータ
ロに設けられた回転数センサ51及びクランク角センサ
52から得られるエンジン回転数及びクランク角をあら
れす検出信号Sn及びSc、エンジンブロック1bに設
けられた水温センサ53及びノッキングセンサ54から
得られるエンジン1の冷却水温Tw及びノッキング強度
をあられす検出信号Sw及びSk、スロットル弁3に関
連して配されたスロットル開度センサ55から得られる
検出信号St1及び、吸気通路4におけるスロットル弁
3より下流側部分に配された吸気負圧センサ56から得
られる検出信号sbが供給されるとともに、エンジン1
の制御に必要とされる他の検出信号Sxも供給される。
ロに設けられた回転数センサ51及びクランク角センサ
52から得られるエンジン回転数及びクランク角をあら
れす検出信号Sn及びSc、エンジンブロック1bに設
けられた水温センサ53及びノッキングセンサ54から
得られるエンジン1の冷却水温Tw及びノッキング強度
をあられす検出信号Sw及びSk、スロットル弁3に関
連して配されたスロットル開度センサ55から得られる
検出信号St1及び、吸気通路4におけるスロットル弁
3より下流側部分に配された吸気負圧センサ56から得
られる検出信号sbが供給されるとともに、エンジン1
の制御に必要とされる他の検出信号Sxも供給される。
エンジン制御ユニット100は、これら各種の検出信号
、及び、変速機制御ユニット200から供給される変速
遅角パルス信号PJ及び変速情報信号Csに基づき、点
火時期を定める実効点火進角値θを設定して、その実効
点火進角値θに対応する時期をもって点火時期制御信号
Cqを形成し、それを点火制御部8に供給する。それに
より、点火コイル部7から点火時期制御信号Cqに対応
する時期に二次側高圧パルスが得られ、それがデイスト
リビュータロを介して点火プラグ5に供給される。
、及び、変速機制御ユニット200から供給される変速
遅角パルス信号PJ及び変速情報信号Csに基づき、点
火時期を定める実効点火進角値θを設定して、その実効
点火進角値θに対応する時期をもって点火時期制御信号
Cqを形成し、それを点火制御部8に供給する。それに
より、点火コイル部7から点火時期制御信号Cqに対応
する時期に二次側高圧パルスが得られ、それがデイスト
リビュータロを介して点火プラグ5に供給される。
変速機制御ユニット200には、水温センサ53及びス
ロットル開度センサ55から得られる検出信号Sw及び
St1タービン回転数センサ57から得られる検出信号
Su、車速センサ58から得られる検出信号SV、及び
、シフトポジションセンサ59から得られるシフトレバ
−のレンジ位置に応じた検出信号Ss供給されるととも
に、自動変速機lOの制御に必要な他の検出信号syも
供給される。変速機制御ユニット200は、これら各種
の検出信号に基づいて、駆動パルス信号、Ca1Cb1
cc及びCdを形成し、それらを変速機構20に内蔵さ
れた各種のクラッチ31.33.38及び35、及び、
ブレーキ36及び44に供給される作動油圧を調圧する
ソレノイド弁61.62.63及び64に夫々選択的に
供給することにより、自動変速機10における変速制御
を行うとともに、駆動パルス信号Ceを形成し、それを
油圧回路部30に内蔵されたロックアツプクラッチ22
に対する作動油圧の供給、排出の切換えを行うソレノイ
ド弁65に選択的に供給することにより、自動変速機1
0におけるロックアツプ制御を行う。このようにされる
ことにより、各種のクラッチ31.33.38及び35
、及び、ブレーキ36及び44が、表1に示される如く
に、選択的に締結状態もしくは解放状態とされ、所望の
変速レンジ及び変速段が得られるとともに、ロックアツ
プクラッチ22が選択的に締結状態もしくは解放状態に
される。
ロットル開度センサ55から得られる検出信号Sw及び
St1タービン回転数センサ57から得られる検出信号
Su、車速センサ58から得られる検出信号SV、及び
、シフトポジションセンサ59から得られるシフトレバ
−のレンジ位置に応じた検出信号Ss供給されるととも
に、自動変速機lOの制御に必要な他の検出信号syも
供給される。変速機制御ユニット200は、これら各種
の検出信号に基づいて、駆動パルス信号、Ca1Cb1
cc及びCdを形成し、それらを変速機構20に内蔵さ
れた各種のクラッチ31.33.38及び35、及び、
ブレーキ36及び44に供給される作動油圧を調圧する
ソレノイド弁61.62.63及び64に夫々選択的に
供給することにより、自動変速機10における変速制御
を行うとともに、駆動パルス信号Ceを形成し、それを
油圧回路部30に内蔵されたロックアツプクラッチ22
に対する作動油圧の供給、排出の切換えを行うソレノイ
ド弁65に選択的に供給することにより、自動変速機1
0におけるロックアツプ制御を行う。このようにされる
ことにより、各種のクラッチ31.33.38及び35
、及び、ブレーキ36及び44が、表1に示される如く
に、選択的に締結状態もしくは解放状態とされ、所望の
変速レンジ及び変速段が得られるとともに、ロックアツ
プクラッチ22が選択的に締結状態もしくは解放状態に
される。
斯かる変速制御が行われる際には、変速機制御ユニット
200により、内蔵メモリにマツプ化されて記憶されて
いる。縦軸にスロットル開度Thがとられ、横軸に車速
Vがとられてあられされる第4図に示される如くのシフ
トパターンにおける、変速線a、b、c、d、e及びf
と、検出信号Stがあられすスロットル開度Th及び検
出信号Svがあられす車速Vとが照合されて、シフトア
ップ条件もしくはシフトダウン条件が成立したか否かが
判断されるとともに、変速機制御ユニット200からエ
ンジン制御ユニッ)100に、その時の変速段をあられ
す変速情報信号Csが供給される。なお、第4図におい
て示される変速線a1b及びCは、夫々、1速から2速
へ、2速から3速へ、3速から4速へのシトファップに
関するものであり、また、変速線d、e及びfは、夫々
、2速から1速へ、3速から2速へ、4速から3速への
シフトダウンに関するものである。
200により、内蔵メモリにマツプ化されて記憶されて
いる。縦軸にスロットル開度Thがとられ、横軸に車速
Vがとられてあられされる第4図に示される如くのシフ
トパターンにおける、変速線a、b、c、d、e及びf
と、検出信号Stがあられすスロットル開度Th及び検
出信号Svがあられす車速Vとが照合されて、シフトア
ップ条件もしくはシフトダウン条件が成立したか否かが
判断されるとともに、変速機制御ユニット200からエ
ンジン制御ユニッ)100に、その時の変速段をあられ
す変速情報信号Csが供給される。なお、第4図におい
て示される変速線a1b及びCは、夫々、1速から2速
へ、2速から3速へ、3速から4速へのシトファップに
関するものであり、また、変速線d、e及びfは、夫々
、2速から1速へ、3速から2速へ、4速から3速への
シフトダウンに関するものである。
このような変速機制御ユニット200による変速制御に
おいては、自動変速機10における変速動作を行うべき
シフト条件のうちの、4速から3速へのシフトダウン条
件を除く他のシフト条件(以下、通常シフト条件と称す
)が成立し、かつ、エンジン1が所定の条件、例えば、
検出信号Stがあられすスロットル開度Thが、スロッ
トル弁3が1/8程度開かれている状態をあらゎす値T
H,以上であり、検出信号Swがあられすエンジン1の
冷却水温Twが、例えば、70℃以上の値TW、である
こと等の条件(以下、特定運転条件と称す)を満たして
いる場合には、通常シフト条件が成立した時点から、変
速機構20における摩擦係合要素に対する作動油圧の供
給遅れが生じることを勘案して定められた、例えば、1
00m5ecとされる期間Taが経過し、しかも、斯か
る期間Ta内に、新たにシフト条件が成立しなかったと
きには、変速遅角パルス信号Pjがエンジン制御ユニッ
ト100に供給される。
おいては、自動変速機10における変速動作を行うべき
シフト条件のうちの、4速から3速へのシフトダウン条
件を除く他のシフト条件(以下、通常シフト条件と称す
)が成立し、かつ、エンジン1が所定の条件、例えば、
検出信号Stがあられすスロットル開度Thが、スロッ
トル弁3が1/8程度開かれている状態をあらゎす値T
H,以上であり、検出信号Swがあられすエンジン1の
冷却水温Twが、例えば、70℃以上の値TW、である
こと等の条件(以下、特定運転条件と称す)を満たして
いる場合には、通常シフト条件が成立した時点から、変
速機構20における摩擦係合要素に対する作動油圧の供
給遅れが生じることを勘案して定められた、例えば、1
00m5ecとされる期間Taが経過し、しかも、斯か
る期間Ta内に、新たにシフト条件が成立しなかったと
きには、変速遅角パルス信号Pjがエンジン制御ユニッ
ト100に供給される。
また、通常シフト条件が成立した時点から期間Taが経
過する以前に新たにシフト条件が成立した場合には、期
間Taが経過してもエンジン制御ユニット100に変速
遅角パルス信号Pjは供給されず、また、期間Taが経
過する以前に新たな通常シフト条件が成立した場合には
、斯かる新たな通常シフト条件が成立した時点から期間
Taが経過したとき、変速遅角パルス信号Pjがエンジ
ン制御ユニット100に供給される。
過する以前に新たにシフト条件が成立した場合には、期
間Taが経過してもエンジン制御ユニット100に変速
遅角パルス信号Pjは供給されず、また、期間Taが経
過する以前に新たな通常シフト条件が成立した場合には
、斯かる新たな通常シフト条件が成立した時点から期間
Taが経過したとき、変速遅角パルス信号Pjがエンジ
ン制御ユニット100に供給される。
一方、エンジン制御ユニット100による点火時期の制
御においては、検出信号Snがあられすエンジン回転数
と検出信号sbがあられす吸気負圧とに基づいて基本点
火進角値θBが設定されるとともに、変速機制御ユニッ
ト200から変速遅角パルス信号Pjが供給されたとき
には、自動変速機10における変速動作に伴われる変速
ショックを緩和すべく、点火時期を基本点火進角値θB
に対応する基準点火時期より遅れ側に補正するための基
本点火進角値θBに対する変速補正値θAが設定され、
さらに、検出信号Skによってあられされるノッキング
強度が所定以上であるときには、ノッキングを抑圧すべ
く、点火時期を基本点火進角値θBに対応する基準点火
時期より遅れ側に補正するための基本点火進角値θBに
対するノッキング補正値θKが設定される。
御においては、検出信号Snがあられすエンジン回転数
と検出信号sbがあられす吸気負圧とに基づいて基本点
火進角値θBが設定されるとともに、変速機制御ユニッ
ト200から変速遅角パルス信号Pjが供給されたとき
には、自動変速機10における変速動作に伴われる変速
ショックを緩和すべく、点火時期を基本点火進角値θB
に対応する基準点火時期より遅れ側に補正するための基
本点火進角値θBに対する変速補正値θAが設定され、
さらに、検出信号Skによってあられされるノッキング
強度が所定以上であるときには、ノッキングを抑圧すべ
く、点火時期を基本点火進角値θBに対応する基準点火
時期より遅れ側に補正するための基本点火進角値θBに
対するノッキング補正値θKが設定される。
このような変速制御及び点火時期制御が行われるもとで
は、例えば、第5囚人に示される如く、時点′t0にお
いてアクセルペダルが踏み込まれてスロットル開度Th
が増大せしめられ、時点t1において通常シフト条件の
うちのシフトダウン条件が成立した場合には、第5図已
に示される如く、時点t1から期間Taが経過した、自
動変速機10においてシフトダウン動作が実質的に開始
される時点t2において、変速機制御ユニット200か
らエンジン制御ユニット100に変速遅角パルス信号P
jが供給され、第5図Cに示される如く、エンジン制御
ユニット100において、変速補正値θAが初期値θa
に設定される。そして、時点t、から、変速機構20に
おける摩擦係合要素が半係合状態におかれる期間に相当
する予め実験等に基づいて定められた期間Trが経過し
て、自動変速機10におけるシフトダウン動作が完了す
るものと予測される予測シフトダウン動作完了時点t、
までは、変速補正値θAが初期値θaに設定され、予測
シフトダウン動作完了時点t、以後は、変速補正値θA
が急激に零にされるとエンジンに大なるトルク変動が生
じる虞があるので、初期値θaから段階的に値Δθずつ
減じられて、零となる時点t4まで新たな変速補正値θ
Aが設定され、基本点火進角値θBから新たに設定され
た変速補正値θAが減じられて、実効点火進角値θが設
定され、斯かる実効点火進角値θに基づく点火時期制御
が行われる。
は、例えば、第5囚人に示される如く、時点′t0にお
いてアクセルペダルが踏み込まれてスロットル開度Th
が増大せしめられ、時点t1において通常シフト条件の
うちのシフトダウン条件が成立した場合には、第5図已
に示される如く、時点t1から期間Taが経過した、自
動変速機10においてシフトダウン動作が実質的に開始
される時点t2において、変速機制御ユニット200か
らエンジン制御ユニット100に変速遅角パルス信号P
jが供給され、第5図Cに示される如く、エンジン制御
ユニット100において、変速補正値θAが初期値θa
に設定される。そして、時点t、から、変速機構20に
おける摩擦係合要素が半係合状態におかれる期間に相当
する予め実験等に基づいて定められた期間Trが経過し
て、自動変速機10におけるシフトダウン動作が完了す
るものと予測される予測シフトダウン動作完了時点t、
までは、変速補正値θAが初期値θaに設定され、予測
シフトダウン動作完了時点t、以後は、変速補正値θA
が急激に零にされるとエンジンに大なるトルク変動が生
じる虞があるので、初期値θaから段階的に値Δθずつ
減じられて、零となる時点t4まで新たな変速補正値θ
Aが設定され、基本点火進角値θBから新たに設定され
た変速補正値θAが減じられて、実効点火進角値θが設
定され、斯かる実効点火進角値θに基づく点火時期制御
が行われる。
それにより、自動変速機10における出力軸45のトル
クRが、第5図りにおいて実線で示される如く、時点t
1直後に若干増大した後減少し、さらに、その後の時点
t2以後、次第に上昇していく。斯かる場合、仮に、変
速補正値θAが時点t2以後においても零とされると、
第5図りにおいて破線で示される如く、時点t、以後、
出力軸45におけるトルクRが急激に増大して、大なる
変速ショックが生じることになってしまう。それに対し
て、上述の如く、変速補正値θAが、時点t2〜t3ま
で初期値θaに設定され、時点t。
クRが、第5図りにおいて実線で示される如く、時点t
1直後に若干増大した後減少し、さらに、その後の時点
t2以後、次第に上昇していく。斯かる場合、仮に、変
速補正値θAが時点t2以後においても零とされると、
第5図りにおいて破線で示される如く、時点t、以後、
出力軸45におけるトルクRが急激に増大して、大なる
変速ショックが生じることになってしまう。それに対し
て、上述の如く、変速補正値θAが、時点t2〜t3ま
で初期値θaに設定され、時点t。
以後段階的に零に戻されるとこにより、時点t2以後に
おける出力軸45のトルクRの増大率が抑えられ、自動
変速機10における変速動作が円滑に行われて、変速シ
ョックが緩和されることになる。
おける出力軸45のトルクRの増大率が抑えられ、自動
変速機10における変速動作が円滑に行われて、変速シ
ョックが緩和されることになる。
また、自動変速機lOにおけるシフトダウン動作が行わ
れる際には、自動変速機10における変速比が増大する
ことに加え、スロットル開度Thが増大せしめられてエ
ンジンの出力が増大することが多いので、シフトダウン
動作完了時点におけるエンジン回転数Nが一律には定ま
り難く、従って、自動変速機10におけるシフトダウン
動作の完了時点がエンジン回転数Nに基づいて検出され
るようにされた場合には、変速ショック緩和制御行われ
る期間が不適正なものとなる虞があるが、上述の如くに
変速動作が実質的に開始される時点t2から期間Trに
もどついて予測シフトダウン動作完了時点t3が予測さ
れることにより、変速ショック緩和制御が行われる期間
が適正なものとなる。
れる際には、自動変速機10における変速比が増大する
ことに加え、スロットル開度Thが増大せしめられてエ
ンジンの出力が増大することが多いので、シフトダウン
動作完了時点におけるエンジン回転数Nが一律には定ま
り難く、従って、自動変速機10におけるシフトダウン
動作の完了時点がエンジン回転数Nに基づいて検出され
るようにされた場合には、変速ショック緩和制御行われ
る期間が不適正なものとなる虞があるが、上述の如くに
変速動作が実質的に開始される時点t2から期間Trに
もどついて予測シフトダウン動作完了時点t3が予測さ
れることにより、変速ショック緩和制御が行われる期間
が適正なものとなる。
一方、例えば、第6図Aに示される如く、車速Vが上昇
することにより、時点t、においてシフトアップ条件が
成立した場合には、第6図已に示される如く、時点t1
直後にエンジン回転数Nが若干上昇した後、自動変速機
10における変速比の変化に応じて急速に低下し始め、
時点t1′から期間Taが経過した、自動変速機10に
おいてシフトアップ動作が実質的に開始される時点t2
において、第6図Cに示される如く変速機制御ユニット
200からエンジン制御ユニツ) 1001.:変速遅
角パルス信号Pjが供給され、第6図りに示される如く
、エンジン制御ユニット100において、変速補正値θ
Aが初期値θaに設定される。
することにより、時点t、においてシフトアップ条件が
成立した場合には、第6図已に示される如く、時点t1
直後にエンジン回転数Nが若干上昇した後、自動変速機
10における変速比の変化に応じて急速に低下し始め、
時点t1′から期間Taが経過した、自動変速機10に
おいてシフトアップ動作が実質的に開始される時点t2
において、第6図Cに示される如く変速機制御ユニット
200からエンジン制御ユニツ) 1001.:変速遅
角パルス信号Pjが供給され、第6図りに示される如く
、エンジン制御ユニット100において、変速補正値θ
Aが初期値θaに設定される。
そして、時点t、′以後においては、変速情報信号Cs
があられす変速動作が行われる前後における変速段に基
づいて、シフトアップ動作が行われる直前のエンジン回
転数Nの値Nxに、シフトアプ動作前の変速比CI−1
をシフトアップ動作後の変速比Giで割った値を乗じる
ことにより、シフトアップ動作完了時における予想回転
数Nuが算出され、エンジン回転数Nが予想回転数Nu
以下となる予測シフトアップ動作完了時点z+が予測さ
れ、その予測された予測シフトアップ動作完了時点t3
’までは、変速補正値θAが初期値θaに設定され、時
点t、l以後は、初期値θaから段階的に値Δθずつ減
じられて零となる時点t4’まで新たな変速補正値θA
が設定される。
があられす変速動作が行われる前後における変速段に基
づいて、シフトアップ動作が行われる直前のエンジン回
転数Nの値Nxに、シフトアプ動作前の変速比CI−1
をシフトアップ動作後の変速比Giで割った値を乗じる
ことにより、シフトアップ動作完了時における予想回転
数Nuが算出され、エンジン回転数Nが予想回転数Nu
以下となる予測シフトアップ動作完了時点z+が予測さ
れ、その予測された予測シフトアップ動作完了時点t3
’までは、変速補正値θAが初期値θaに設定され、時
点t、l以後は、初期値θaから段階的に値Δθずつ減
じられて零となる時点t4’まで新たな変速補正値θA
が設定される。
そして、基本点火進角値θBから新たに設定された変速
補正値θAが減じられて実効点火進角値θが設定され、
斯かる実効点火進角値θに基づく点火時期制御が行われ
る。それにより、上述のシフトダウン動作時と同様に出
力軸45のトルクRが急激に変化することが抑えられ、
自動変速機1゜における変速動作が円滑に行われて、変
速ショックが緩和されることになる。
補正値θAが減じられて実効点火進角値θが設定され、
斯かる実効点火進角値θに基づく点火時期制御が行われ
る。それにより、上述のシフトダウン動作時と同様に出
力軸45のトルクRが急激に変化することが抑えられ、
自動変速機1゜における変速動作が円滑に行われて、変
速ショックが緩和されることになる。
また、斯かる自動変速機10におけるシフトアップ動作
が行われる際には、スロットル開度Thの変化を伴わな
いことが多いので、エンジン回転数Nに基づいて予測さ
れる予測シフトアップ動作完了時点t、は、実際のシフ
トアップ動作完了時点に対する誤差が殆ど生じないもの
とされ、変速ショック緩和制御が行われる期間が適正な
ものとなる。
が行われる際には、スロットル開度Thの変化を伴わな
いことが多いので、エンジン回転数Nに基づいて予測さ
れる予測シフトアップ動作完了時点t、は、実際のシフ
トアップ動作完了時点に対する誤差が殆ど生じないもの
とされ、変速ショック緩和制御が行われる期間が適正な
ものとなる。
また、通常シフト条件が成立して、第7図Aに示される
如く、時点t、′において変速機制御ユニット200゛
からエンジン制御ユニット100に変速遅角パルス信号
Pjが供給され、第71已に示される如く、変速補正値
θAが初期値θaに設定されて変速ショック緩和制御が
開始された直後の時点tz’において、エンジン1に所
定以上の強度のノッキングが発生した場合には、第6図
Cに示される如く、時点t2′以後においてノッキング
補正値θKがノッキング強度に応じて設定され、第7図
りにおいて実線で示される如く、最終補正値θRが時点
t、fから時点t2jlまでは変速補正値θAに設定さ
れるが、時点t、I以後においては、変速補正値θAと
ノッキング補正値θにとの値のうちの大なる方の値に設
定され、基本点火進角値θBからその最終補正値θRが
減じられて実効点火進角値θが設定される。
如く、時点t、′において変速機制御ユニット200゛
からエンジン制御ユニット100に変速遅角パルス信号
Pjが供給され、第71已に示される如く、変速補正値
θAが初期値θaに設定されて変速ショック緩和制御が
開始された直後の時点tz’において、エンジン1に所
定以上の強度のノッキングが発生した場合には、第6図
Cに示される如く、時点t2′以後においてノッキング
補正値θKがノッキング強度に応じて設定され、第7図
りにおいて実線で示される如く、最終補正値θRが時点
t、fから時点t2jlまでは変速補正値θAに設定さ
れるが、時点t、I以後においては、変速補正値θAと
ノッキング補正値θにとの値のうちの大なる方の値に設
定され、基本点火進角値θBからその最終補正値θRが
減じられて実効点火進角値θが設定される。
このようにされることにより、変速補正値θAとノッキ
ング補正値θにとが同時に設定されるもとでも、最終補
正値θRが、第7図りにおいて破線で示される如くに過
度に大とされることが無く、エンジン1の出力が過度に
低下されてしまう事態が回避される。しかも、最終補正
値θRは、実質的に、変速ションク緩和制御に必要とさ
れる変速補正値θAと、ノッキング回避制御に必要とさ
れるノッキング補正値θにとの両者に相当するものとさ
れる。
ング補正値θにとが同時に設定されるもとでも、最終補
正値θRが、第7図りにおいて破線で示される如くに過
度に大とされることが無く、エンジン1の出力が過度に
低下されてしまう事態が回避される。しかも、最終補正
値θRは、実質的に、変速ションク緩和制御に必要とさ
れる変速補正値θAと、ノッキング回避制御に必要とさ
れるノッキング補正値θにとの両者に相当するものとさ
れる。
一方、通常シフト条件が成立して、第8図A及び已に示
される如く、時点taから期間Taに経過した時点tb
において、変速機制御ユニット200からエンジン制御
ユニット100に変速遅角パルス信号Pjが供−給され
、変速補正値θAが時点tb以後初期値θaに設定され
て、変速ショック緩和制御が開始された直後の時点tc
において、新たに通常シフト条件が成立した場合には、
斯かる時点tcから期間Taが経過した時点tdにおい
て、変速機制御ユニット200からエンジン制御ユニッ
)1(10に変速遅角パルス信号Pjが供給されるとと
もに、変速補正値θAが初期値θaに戻され、時点td
において新たな変速動作に対する変速ショック緩和制御
が開始される。
される如く、時点taから期間Taに経過した時点tb
において、変速機制御ユニット200からエンジン制御
ユニット100に変速遅角パルス信号Pjが供−給され
、変速補正値θAが時点tb以後初期値θaに設定され
て、変速ショック緩和制御が開始された直後の時点tc
において、新たに通常シフト条件が成立した場合には、
斯かる時点tcから期間Taが経過した時点tdにおい
て、変速機制御ユニット200からエンジン制御ユニッ
)1(10に変速遅角パルス信号Pjが供給されるとと
もに、変速補正値θAが初期値θaに戻され、時点td
において新たな変速動作に対する変速ショック緩和制御
が開始される。
さらに、通常シフト条件が成立して、第91八及び已に
示される如く、時点ta’から期間Taが経過する時点
tc’以前の時点tb’において、新たに通常シフト条
件が成立した場合には、先の通常シフト条件が成立した
時点ta’から時点tc’に至る期間Taにおいては、
変速機制御ユニット200からエンジン制御ユニツ)
1001.:変速遅角パルス信号P」が供給されず、時
点tb’から期間Taが経過した時点td’において、
変速機制御ユニット200からエンジン制御ユニット1
00に変速遅角パルス信号Pjが供給されて、時点td
’において新たな変速動作に対する変速ショック緩和制
御が開始される。
示される如く、時点ta’から期間Taが経過する時点
tc’以前の時点tb’において、新たに通常シフト条
件が成立した場合には、先の通常シフト条件が成立した
時点ta’から時点tc’に至る期間Taにおいては、
変速機制御ユニット200からエンジン制御ユニツ)
1001.:変速遅角パルス信号P」が供給されず、時
点tb’から期間Taが経過した時点td’において、
変速機制御ユニット200からエンジン制御ユニット1
00に変速遅角パルス信号Pjが供給されて、時点td
’において新たな変速動作に対する変速ショック緩和制
御が開始される。
このように、自動変速機10における変速動作が短期間
に繰り返して行われる場合には、常に新たな変速動作を
基準として変速補正値θAが設定されて変速ショック緩
和制御が行われることにより、変速動作時におけるエン
ジン1の出力が適正に制御され、変速ショックが確実に
緩和されることになる。
に繰り返して行われる場合には、常に新たな変速動作を
基準として変速補正値θAが設定されて変速ショック緩
和制御が行われることにより、変速動作時におけるエン
ジン1の出力が適正に制御され、変速ショックが確実に
緩和されることになる。
上述の如くの変速ショック緩和制御は、4速から3速へ
のシフトダウン条件が成立する場合には、変速動作が、
通常シフト条件が成立するもとで行われる場合に比して
変速比の変化が小なるものとされ、しかも、4速及び3
速状態では、表1に示される如くに3−4クラツチ38
が締結状態とされているので、変速機構20内における
ロングビニオンギア27等の比較的慣性の大なる構成部
材の多くが回転しており、それらの回転慣性によって自
動変速機10の出力・軸45のトクルの変化が小とされ
るとともに、エンジンlが発生するトルクの変動が3−
4クラツチ38によって減衰され、大なる変速ショック
が生じる虞がないので行われない。
のシフトダウン条件が成立する場合には、変速動作が、
通常シフト条件が成立するもとで行われる場合に比して
変速比の変化が小なるものとされ、しかも、4速及び3
速状態では、表1に示される如くに3−4クラツチ38
が締結状態とされているので、変速機構20内における
ロングビニオンギア27等の比較的慣性の大なる構成部
材の多くが回転しており、それらの回転慣性によって自
動変速機10の出力・軸45のトクルの変化が小とされ
るとともに、エンジンlが発生するトルクの変動が3−
4クラツチ38によって減衰され、大なる変速ショック
が生じる虞がないので行われない。
変速ショック緩和の補正制御
ここで、本例の装置においては、エンジン回転数の検出
信号Snに基づき、上述した変速ショック緩和制御状態
におけるエンジン回転数の変動をモニターするようにな
っている。そして、回転数の変動状態が、吹き上がりあ
るいは引き込み状態となったことが検出された場合には
、次回以降の変速ショック緩和制御におけるエンジン出
力を低下させる割合を、これらの吹き上がり、あるいは
引き込みが抑制される方向に修正するようにしている。
信号Snに基づき、上述した変速ショック緩和制御状態
におけるエンジン回転数の変動をモニターするようにな
っている。そして、回転数の変動状態が、吹き上がりあ
るいは引き込み状態となったことが検出された場合には
、次回以降の変速ショック緩和制御におけるエンジン出
力を低下させる割合を、これらの吹き上がり、あるいは
引き込みが抑制される方向に修正するようにしている。
このような補正は、次のようにして実現することができ
る。
る。
すなわち、第4図のEに一点鎖線で示すように、シフト
ダウン完了時においてエンジン回転数に吹き上がりが検
出された場合には、この吹き上がりを抑制すべく、次回
以降の変速ショック緩和制御におけるエンジン出力を低
下させる割合を増加させるようにしている。例えば、本
例のように点火時期を遅らせることによってエンジン出
力の低下を実現する機構のものにおいては、その遅角量
を増加させれば良い。あるいは遅角量はそのままにして
おき、その遅角制御の開始時期(第4図における時刻t
2)を更に早めるようるすればよい。
ダウン完了時においてエンジン回転数に吹き上がりが検
出された場合には、この吹き上がりを抑制すべく、次回
以降の変速ショック緩和制御におけるエンジン出力を低
下させる割合を増加させるようにしている。例えば、本
例のように点火時期を遅らせることによってエンジン出
力の低下を実現する機構のものにおいては、その遅角量
を増加させれば良い。あるいは遅角量はそのままにして
おき、その遅角制御の開始時期(第4図における時刻t
2)を更に早めるようるすればよい。
これとは逆に、第4図のEにおいて二点鎖線で示すよう
に、シフトダウン完了時前後においてエンジン回転数に
引き込みが検出された場合には、この引き込みを抑制す
べく、次回以降の変速ショック緩和制御におけるエンジ
ン出力の低下量を少なくするようにしている。すなわち
、遅角量を減らすようにすればよい。あるいは遅角制御
の開始軸を遅くするようにすればよい。
に、シフトダウン完了時前後においてエンジン回転数に
引き込みが検出された場合には、この引き込みを抑制す
べく、次回以降の変速ショック緩和制御におけるエンジ
ン出力の低下量を少なくするようにしている。すなわち
、遅角量を減らすようにすればよい。あるいは遅角制御
の開始軸を遅くするようにすればよい。
第9図(A)には、上記の遅角量の補正係数を示す特性
線の一例を示しである。この特性線は、第4図Eの実線
で示す変速時における目標とするエンジン回転数を基準
とした場合の実際のエンジン回転数のかい離量の最大値
に対する、遅角量θaの補正係数を表している。目標回
転数に対して実際の回転数が大きい場合(吹き上がり)
には、補正係数は1以上とされ、従って遅角量が増加す
る方向に補正される。これとは逆に、目標回転数に対し
て実際の回転数が小さい場合(引き込み)には、補正係
数はlよりも小さく、従って遅角量が減少する方向に補
正される。
線の一例を示しである。この特性線は、第4図Eの実線
で示す変速時における目標とするエンジン回転数を基準
とした場合の実際のエンジン回転数のかい離量の最大値
に対する、遅角量θaの補正係数を表している。目標回
転数に対して実際の回転数が大きい場合(吹き上がり)
には、補正係数は1以上とされ、従って遅角量が増加す
る方向に補正される。これとは逆に、目標回転数に対し
て実際の回転数が小さい場合(引き込み)には、補正係
数はlよりも小さく、従って遅角量が減少する方向に補
正される。
同様に、第9図(B)には、上記の遅角制御開始時期の
補正係数を示す特性線の一例を示しである。この場合に
は、吹き上がりが検出された場合には遅角制御時期を表
す時間Taに対する補正係数が1よりも小さくされ、従
って遅角制御開始時期t2が早まる。これに対して、引
き込みが検出された場合には、補正係数は1以上とされ
、従って遅角正規開始時期t2が遅くなる。
補正係数を示す特性線の一例を示しである。この場合に
は、吹き上がりが検出された場合には遅角制御時期を表
す時間Taに対する補正係数が1よりも小さくされ、従
って遅角制御開始時期t2が早まる。これに対して、引
き込みが検出された場合には、補正係数は1以上とされ
、従って遅角正規開始時期t2が遅くなる。
このように、エンジン回転数の変動に応じて、変速ショ
ック緩和制御におけるエンジン出力低下制御を補正する
ことにより、変速時におけるエンジン回転数を第5図の
Eに実線で示す目標値に沿って変化させることができる
。従って、変速ショックを確実に緩和することができ、
円滑な変速動作を常に実現することができる。
ック緩和制御におけるエンジン出力低下制御を補正する
ことにより、変速時におけるエンジン回転数を第5図の
Eに実線で示す目標値に沿って変化させることができる
。従って、変速ショックを確実に緩和することができ、
円滑な変速動作を常に実現することができる。
しかるに、本例においては、上記のように補正係数Kを
使用せずに、次のようにして補正制御を行なっている。
使用せずに、次のようにして補正制御を行なっている。
すなわち、第4図Eに示すように、目標とするエンジン
回転数の変動曲線N (1)に対して、そのシフト動作
の完了時点前後における許容変動幅を設定しており、こ
の変動幅を超えて実際のエンジン回転数が変動する場合
には、その変動の方向に応じて遅角制御開始時期t2を
調整している。
回転数の変動曲線N (1)に対して、そのシフト動作
の完了時点前後における許容変動幅を設定しており、こ
の変動幅を超えて実際のエンジン回転数が変動する場合
には、その変動の方向に応じて遅角制御開始時期t2を
調整している。
具体的には、許容変動幅の上限を規定するRMXよりも
実際のエンジン回転数が増加した場合には、吹き上がり
が生じていると判断して、遅角制御開始時期t2を一定
の時間ΔTだけ早め、次の変速動作時にはこの一定の時
間だけ早めた時間から遅角制御を行う。一方、許容変動
幅の下限を規定するRMNよりも実際のエンジン回転数
が減少した場合には、引き込みが生じていると判断して
、遅角制御開始時期t2を一定の時間ΔTだけ遅くし、
次の変速動作時にはこの一定の時間だけ遅い時期から遅
角制御を開始する。このように変速動作毎に遅角制御開
始時期t2を学習して、次の変速動作時は前回の制御に
おいて学習した時期t2を用いて変速ショック緩和制御
を行う。同様にして、遅角量を調整することによって、
エンジン出力を調整するものにおいても、各変速動作毎
に遅角量を実際のエンジン回転数の変動に応じて補正す
る。すなわち、吹き上がりが生じている場合には遅角量
を一定の値Δθだけ増加し、この逆に引き込みが生じて
いる場合には、遅角量を一定の値Δθだけ減らすように
すればよい。
実際のエンジン回転数が増加した場合には、吹き上がり
が生じていると判断して、遅角制御開始時期t2を一定
の時間ΔTだけ早め、次の変速動作時にはこの一定の時
間だけ早めた時間から遅角制御を行う。一方、許容変動
幅の下限を規定するRMNよりも実際のエンジン回転数
が減少した場合には、引き込みが生じていると判断して
、遅角制御開始時期t2を一定の時間ΔTだけ遅くし、
次の変速動作時にはこの一定の時間だけ遅い時期から遅
角制御を開始する。このように変速動作毎に遅角制御開
始時期t2を学習して、次の変速動作時は前回の制御に
おいて学習した時期t2を用いて変速ショック緩和制御
を行う。同様にして、遅角量を調整することによって、
エンジン出力を調整するものにおいても、各変速動作毎
に遅角量を実際のエンジン回転数の変動に応じて補正す
る。すなわち、吹き上がりが生じている場合には遅角量
を一定の値Δθだけ増加し、この逆に引き込みが生じて
いる場合には、遅角量を一定の値Δθだけ減らすように
すればよい。
上述の如くの制御を行うエンジン制御ユニット100及
び変速機制御ユニツ)200は、夫々、マイクロコンピ
ュータが用いられて構成されるが、斯かる場合における
マイクロコンピュータが実行するプログラムの一例を、
第10図〜第13図のフローチャートを参照して説明す
る。
び変速機制御ユニツ)200は、夫々、マイクロコンピ
ュータが用いられて構成されるが、斯かる場合における
マイクロコンピュータが実行するプログラムの一例を、
第10図〜第13図のフローチャートを参照して説明す
る。
第10図のフローチャートは、変速機制御ユニット20
0が変速制御に際して実行するプログラムを示す。この
プログラムにおいては、スタート後、ステップ5TIO
Iにおいて、検出信号St。
0が変速制御に際して実行するプログラムを示す。この
プログラムにおいては、スタート後、ステップ5TIO
Iにおいて、検出信号St。
5v1Ss及びsyを取り込み、ステップ5T102に
おいて、内蔵メモリに記憶されている。
おいて、内蔵メモリに記憶されている。
第4図に示される如くのシフトパターンをあられす変速
マツプに、検出信号Stがあられすスロットル開度Th
及び検出信号Svかあられす車速■を照合し、ステップ
5T103において、自動変速機10におけるそのとき
の変速段をあられす変速情報信号Csをエンジン制御ユ
ニット100に送出し、続くステップ5T104におい
てシフトアップ条件及びシフトダウン条件とされるシフ
ト条件が成立したか否かを判断する。そして、シフト条
件が成立したと判断された場合には、ステップ5T10
5において、カウント数Cを零に設定し、ステップ5T
107において、変速制御用プログラムを実行してステ
ップ5T109に進む。
マツプに、検出信号Stがあられすスロットル開度Th
及び検出信号Svかあられす車速■を照合し、ステップ
5T103において、自動変速機10におけるそのとき
の変速段をあられす変速情報信号Csをエンジン制御ユ
ニット100に送出し、続くステップ5T104におい
てシフトアップ条件及びシフトダウン条件とされるシフ
ト条件が成立したか否かを判断する。そして、シフト条
件が成立したと判断された場合には、ステップ5T10
5において、カウント数Cを零に設定し、ステップ5T
107において、変速制御用プログラムを実行してステ
ップ5T109に進む。
ステップ5T109においては、4速から3速へのシフ
トダウン条件が成立したか否かを判断する。
トダウン条件が成立したか否かを判断する。
そして、4速から3速へのシフトダウン条件が成立して
いないと判断された場合には、ステップ5TIIOにお
いて、スロットル開度Thが値T H+以上であるか否
かを判断し、スロットル開度Thが値TH,以上である
と判断された場合には、ステップ5TIIIにおいて、
検出信号Swがあられすエンジン1の冷却水温Twが値
TW。
いないと判断された場合には、ステップ5TIIOにお
いて、スロットル開度Thが値T H+以上であるか否
かを判断し、スロットル開度Thが値TH,以上である
と判断された場合には、ステップ5TIIIにおいて、
検出信号Swがあられすエンジン1の冷却水温Twが値
TW。
以上であるか否かを判断し、冷却水温Twが値TW、以
上でるあと判断された場合には、ステップ5T112に
おいて、カウント数Cに1を加算して新たなカウント数
Cを設定してステップ5T113に進み、ステップ5T
113において、カウント数Cが期間Taに対応する値
A以上であるか否かを判断し、カウント数Cが値A以上
であると判断された場合には、ステップ5T115にお
いて、変速遅角パルス信号Pjをエンジン制御ユニット
100に送出し、続くステップ5T116において、カ
ウント数Cを零に設定して元に戻る。
上でるあと判断された場合には、ステップ5T112に
おいて、カウント数Cに1を加算して新たなカウント数
Cを設定してステップ5T113に進み、ステップ5T
113において、カウント数Cが期間Taに対応する値
A以上であるか否かを判断し、カウント数Cが値A以上
であると判断された場合には、ステップ5T115にお
いて、変速遅角パルス信号Pjをエンジン制御ユニット
100に送出し、続くステップ5T116において、カ
ウント数Cを零に設定して元に戻る。
また、ステップ5T113において、カウント数Cが値
未満でるあと判・断された場合には、そのまま元に戻る
。
未満でるあと判・断された場合には、そのまま元に戻る
。
一方、ステップ5T104において、シフト条件が成立
していないと判断された場合には、ステップ5T117
において、カウント数Cが零より大であるか否かを判断
し、カウト数Cが零より大であると判断された場合には
、ステップ5TIIO以降の各ステップを上述と同様に
実行して元に戻り、カウント数Cが零以下であると判断
された場合には、そのまま元に戻る。
していないと判断された場合には、ステップ5T117
において、カウント数Cが零より大であるか否かを判断
し、カウト数Cが零より大であると判断された場合には
、ステップ5TIIO以降の各ステップを上述と同様に
実行して元に戻り、カウント数Cが零以下であると判断
された場合には、そのまま元に戻る。
また、ステップ5T109において、4速から3速への
シフトダウン条件が成立したと判断された場合、ステッ
プ5TIIOにおいて、スロットル開度Thが値TH,
未満であると判断された場合、及び、エンジン1の冷却
水温Twが値Tw未満であると判断された場合には、ス
テップ5T116において、カウント数Cを零に設定し
た後、元に戻る。
シフトダウン条件が成立したと判断された場合、ステッ
プ5TIIOにおいて、スロットル開度Thが値TH,
未満であると判断された場合、及び、エンジン1の冷却
水温Twが値Tw未満であると判断された場合には、ス
テップ5T116において、カウント数Cを零に設定し
た後、元に戻る。
第11図のフローチャートは、エンジン制御ユニット1
00が点火時期制御に際して実行するプログラムを示し
、このプログラムにおいては、スタート後、ステップ5
T121において、各種信号Sn%Sc15w1Sk、
Sb、St、Sx及びCsを取り込み、ステップ5T1
22において、検出信号sbがあられす吸気負圧と検出
信号Snがあられすエンジン回転数とに基づいて基本点
火進角値θBを設定し、ステップ5T123において、
スロットル開度Thが値TH,以上であるか否かを判断
し、スロットル開度Thが値TH,以上であると判断さ
れた場合には、ステップ5T124において、エンジン
1の冷却水温Twが値TW、以上であるか否かを判断す
る。そして、エンジン1の冷却水温Twが値 TW″1
以上であると判断された場合には、ステップ5T125
に進み、このステップ5T125において、変速遅角パ
ルス信号Pjが供給されたか否かを判断し、変速遅角パ
ルス信号Pjが供給されたと判断された場合には、ステ
ップ126において、変速動作完了時点における予想回
転数Nuを、エンジン回転数Nと変速動作前後における
変速比G + −+及びDiを用いて、式Nu=N−G
i/G+−1により算出したステップ5T127に進
む。ステップ5T127においては、変速補正値θAを
初期値θaに設定し、ステップ5T128において、遅
角フラグFrを1に設定して、ステップ5T129に進
み、カウント数Uを零に設定し、ステップ5T131に
進む。ステップ5T131においては、後述される第1
2図に示される如くの、ノッキング補正値設定用プログ
ラムにおいて設定されるノッキング補正値θKを取り込
み、続くステップ5T132において、変速補正値θA
とノッキング補正値θにとを比較し、変速補正値θAが
ノッキング補正値θにより大であると判断された場合に
は、ステップ5T133において、最終補正値θRを変
速補正値θAに設定してステップ5T135に進み、ま
た、ステップ5T132において、ノッキング補正値θ
Kが変速補正値θA以上であると判断された場合には、
ステップ5T134において、最終補正値θRをノッキ
ング補正値θKに設定してステップ5T135に進む。
00が点火時期制御に際して実行するプログラムを示し
、このプログラムにおいては、スタート後、ステップ5
T121において、各種信号Sn%Sc15w1Sk、
Sb、St、Sx及びCsを取り込み、ステップ5T1
22において、検出信号sbがあられす吸気負圧と検出
信号Snがあられすエンジン回転数とに基づいて基本点
火進角値θBを設定し、ステップ5T123において、
スロットル開度Thが値TH,以上であるか否かを判断
し、スロットル開度Thが値TH,以上であると判断さ
れた場合には、ステップ5T124において、エンジン
1の冷却水温Twが値TW、以上であるか否かを判断す
る。そして、エンジン1の冷却水温Twが値 TW″1
以上であると判断された場合には、ステップ5T125
に進み、このステップ5T125において、変速遅角パ
ルス信号Pjが供給されたか否かを判断し、変速遅角パ
ルス信号Pjが供給されたと判断された場合には、ステ
ップ126において、変速動作完了時点における予想回
転数Nuを、エンジン回転数Nと変速動作前後における
変速比G + −+及びDiを用いて、式Nu=N−G
i/G+−1により算出したステップ5T127に進
む。ステップ5T127においては、変速補正値θAを
初期値θaに設定し、ステップ5T128において、遅
角フラグFrを1に設定して、ステップ5T129に進
み、カウント数Uを零に設定し、ステップ5T131に
進む。ステップ5T131においては、後述される第1
2図に示される如くの、ノッキング補正値設定用プログ
ラムにおいて設定されるノッキング補正値θKを取り込
み、続くステップ5T132において、変速補正値θA
とノッキング補正値θにとを比較し、変速補正値θAが
ノッキング補正値θにより大であると判断された場合に
は、ステップ5T133において、最終補正値θRを変
速補正値θAに設定してステップ5T135に進み、ま
た、ステップ5T132において、ノッキング補正値θ
Kが変速補正値θA以上であると判断された場合には、
ステップ5T134において、最終補正値θRをノッキ
ング補正値θKに設定してステップ5T135に進む。
ステップ5T135においては、基本点火進角値θBか
ら最終補正値θRを減じて実効点火進角値θを設定し、
続くステップ5T136において、検出信号Scがあら
れすクランク角に基づき、実行点火進角値θに対応した
時期をもって点火時期制御信号Cqを点火制御部8に送
出して元に戻る。
ら最終補正値θRを減じて実効点火進角値θを設定し、
続くステップ5T136において、検出信号Scがあら
れすクランク角に基づき、実行点火進角値θに対応した
時期をもって点火時期制御信号Cqを点火制御部8に送
出して元に戻る。
また、ステップ5T123において、スロットル開度T
hが値TH,未満であると判断された場合、及び、ステ
ップ5T124においてエンジン1の冷却水温Twが値
TV、未満であると判断された場合には、ステップ5T
137において、変速補正値θAを零に設定し、ステッ
プ5T138において、遅角フラグFrを零に設定した
後、ステップ5T131に進み、ステップ5T131以
降の各ステップを上述と同様に実行して元に戻る。
hが値TH,未満であると判断された場合、及び、ステ
ップ5T124においてエンジン1の冷却水温Twが値
TV、未満であると判断された場合には、ステップ5T
137において、変速補正値θAを零に設定し、ステッ
プ5T138において、遅角フラグFrを零に設定した
後、ステップ5T131に進み、ステップ5T131以
降の各ステップを上述と同様に実行して元に戻る。
一方、ステップ5T125において、変速遅角パルス信
号Pjが供給されていないと判断された場合には、ステ
ップ5T139において遅角フラグFrが1であるか否
かを判断し、遅角フラグFrが1でないと判断された場
合には、ステップ5T137に進み、ステップ5T13
7以降の各ステップを上述と同様に実行して元に戻る。
号Pjが供給されていないと判断された場合には、ステ
ップ5T139において遅角フラグFrが1であるか否
かを判断し、遅角フラグFrが1でないと判断された場
合には、ステップ5T137に進み、ステップ5T13
7以降の各ステップを上述と同様に実行して元に戻る。
また、ステップ5T139において、遅角フラグFrが
1であると判断された場合には、ステップ5T140に
おいて、自動変速機10における変速動作がシフトダウ
ン動作であるか否かを判断し、自動変速機lOにおける
変速動作がシフトダウン動作であると判断された場合に
は、ステップ5T141において、カウント数Uに1を
加算して新たなカウント数Uを設定し、続くステップ5
T142において、カウント数Uが期間Trに対応する
値E以上であるか否かを判断し、かうんと数Uが値8未
満であると判断された場合には、そのままステップ5T
132に進み、ステップ5T132以降の各ステップを
上述と同様に実行して元に戻る。また、ステップ5T1
42において、カウント数Uが値E以上であると判断さ
れた場合には、ステップ5T143において、変速補正
値θAから値Δθを減じて新たな変速補正値θAを設定
し、続くステップ5T144において、変速補正値θA
が零未満であるか否かを判断するそして、変速補正値θ
Aが零未満であると判断された場合には、ステップ5T
145において、変速補正値θAを零に設定してステッ
プ5T146に進み、また、ステップ5T144におい
て、変速補正値θAが零以上であると判断された場合に
は、そのままステップ5T146に進み、ステップ5T
146において、遅角フラグFrを零に設定してステッ
プ5T132に進み、ステップ5T132以降の各ステ
ップを上述と同様に実行して元に戻る。
1であると判断された場合には、ステップ5T140に
おいて、自動変速機10における変速動作がシフトダウ
ン動作であるか否かを判断し、自動変速機lOにおける
変速動作がシフトダウン動作であると判断された場合に
は、ステップ5T141において、カウント数Uに1を
加算して新たなカウント数Uを設定し、続くステップ5
T142において、カウント数Uが期間Trに対応する
値E以上であるか否かを判断し、かうんと数Uが値8未
満であると判断された場合には、そのままステップ5T
132に進み、ステップ5T132以降の各ステップを
上述と同様に実行して元に戻る。また、ステップ5T1
42において、カウント数Uが値E以上であると判断さ
れた場合には、ステップ5T143において、変速補正
値θAから値Δθを減じて新たな変速補正値θAを設定
し、続くステップ5T144において、変速補正値θA
が零未満であるか否かを判断するそして、変速補正値θ
Aが零未満であると判断された場合には、ステップ5T
145において、変速補正値θAを零に設定してステッ
プ5T146に進み、また、ステップ5T144におい
て、変速補正値θAが零以上であると判断された場合に
は、そのままステップ5T146に進み、ステップ5T
146において、遅角フラグFrを零に設定してステッ
プ5T132に進み、ステップ5T132以降の各ステ
ップを上述と同様に実行して元に戻る。
また、ステップ5T140において、自動変速機10に
おける変速動作がシフトダウン動作でないと判断された
場合には、自動変速機10における変速動作がシフトア
ップ動作であるので、ステップ5T147においてエン
ジン回転数Nが予想回転数Nu以下であるか否かを判断
し、エンジン回転数Nが予想回転数Nu以下でないと判
断された場合には、ステップ5T132以降の各ステッ
プを上述と同様に実行して元に戻り、エンジン回転数N
が予想回転数Nu以下であると判断された場合には、ス
テップ5T143以降の各ステップを上述と同様に実行
して元に戻る。
おける変速動作がシフトダウン動作でないと判断された
場合には、自動変速機10における変速動作がシフトア
ップ動作であるので、ステップ5T147においてエン
ジン回転数Nが予想回転数Nu以下であるか否かを判断
し、エンジン回転数Nが予想回転数Nu以下でないと判
断された場合には、ステップ5T132以降の各ステッ
プを上述と同様に実行して元に戻り、エンジン回転数N
が予想回転数Nu以下であると判断された場合には、ス
テップ5T143以降の各ステップを上述と同様に実行
して元に戻る。
第12図のフローチャートでは、エンジン制御ユニット
100がノッキング補正値を設定する際に実行するプロ
グラムを示し、このプログラムにおいては、スタート後
、ステップ5T151において、検出信号Skを取り込
み、ステップ5T152において、検出信号Skがあら
れすノッキング強度が所定以上であるか否かを判断し、
ノッキング強度が所定以上であると判断された場合には
、ステップ5T153において、ノッキング強度に応じ
たノッキング補正値θKを設定して元に戻り、ノッキン
グ強度が所定以上でないと判断された場合には、ステッ
プ5T154において、ノッキング補正値θKから値Δ
θを減じて新たなノッキング補正値θKを設定し、ステ
ップ5T155において、ノッキング補正値θKが零未
満であるか否かを判断し、ノッキング補正値θKが零未
満であると判断された場合には、ステップ5T156に
おいて、ノッキング補正値θKを零に設定して元に戻り
、また、ステップ5T155においてノッキング補正値
θKが零以上であると判断された場合には、そのまま元
に戻る。
100がノッキング補正値を設定する際に実行するプロ
グラムを示し、このプログラムにおいては、スタート後
、ステップ5T151において、検出信号Skを取り込
み、ステップ5T152において、検出信号Skがあら
れすノッキング強度が所定以上であるか否かを判断し、
ノッキング強度が所定以上であると判断された場合には
、ステップ5T153において、ノッキング強度に応じ
たノッキング補正値θKを設定して元に戻り、ノッキン
グ強度が所定以上でないと判断された場合には、ステッ
プ5T154において、ノッキング補正値θKから値Δ
θを減じて新たなノッキング補正値θKを設定し、ステ
ップ5T155において、ノッキング補正値θKが零未
満であるか否かを判断し、ノッキング補正値θKが零未
満であると判断された場合には、ステップ5T156に
おいて、ノッキング補正値θKを零に設定して元に戻り
、また、ステップ5T155においてノッキング補正値
θKが零以上であると判断された場合には、そのまま元
に戻る。
なお、上述の例においては、シフトアップ動作の完了時
点が、エンジン回転数Nに基づいて予測されるようにさ
れているが、本発明に係る自動変速機付車両におけるエ
ンジン制御装置にあっては、それに限られることなく、
シフトアップ動作の完了時点が、トルククコンバータ1
4のタービンランナ14bの回転数等のエンジン回転数
Nに応じたのとなる、他の回転数に基づいて予測される
ようになされてもよい。
点が、エンジン回転数Nに基づいて予測されるようにさ
れているが、本発明に係る自動変速機付車両におけるエ
ンジン制御装置にあっては、それに限られることなく、
シフトアップ動作の完了時点が、トルククコンバータ1
4のタービンランナ14bの回転数等のエンジン回転数
Nに応じたのとなる、他の回転数に基づいて予測される
ようになされてもよい。
次に、第13図のフローチャートは、エンジン回転数N
に基づ、いて検出された変速完了時のエンジン回転数の
吹き上がりあるいは引き込みに応じた時間Taの補正制
御動作を示す。この動作は、第4図Eを参照して説明し
た制御を実現したものであり、この時間Taを補正する
ことによって、変速ショック緩和制御における遅角制御
時期t2が調整される。図において、ステップ5T16
1では時間Ta (n)の値として前回のルーチンで算
出された値Ta (n”−1)が採用される。ステップ
5T162ではシフト条件が成立したか否かを判別する
。シフト条件が成立した場合には、ステップ5T163
においてカウンタIの内容を「0」に設定する。次に、
変速動作が完了するまで、ステップ5T164〜1.6
6を実行して、各時点におけるエンジン回転数N (I
)を記憶する。
に基づ、いて検出された変速完了時のエンジン回転数の
吹き上がりあるいは引き込みに応じた時間Taの補正制
御動作を示す。この動作は、第4図Eを参照して説明し
た制御を実現したものであり、この時間Taを補正する
ことによって、変速ショック緩和制御における遅角制御
時期t2が調整される。図において、ステップ5T16
1では時間Ta (n)の値として前回のルーチンで算
出された値Ta (n”−1)が採用される。ステップ
5T162ではシフト条件が成立したか否かを判別する
。シフト条件が成立した場合には、ステップ5T163
においてカウンタIの内容を「0」に設定する。次に、
変速動作が完了するまで、ステップ5T164〜1.6
6を実行して、各時点におけるエンジン回転数N (I
)を記憶する。
変速動作が完了すると(第4図の時刻t3)、ステップ
5T164からステップ5T167に進み、このステッ
プにおいて、上記のステップにおいて記憶されたエンジ
ン回転数のうちの最大値N maxが、予め設定された
上限値RMX以上であるか否かを判定する。肯定判定の
場合には、エンジン回転数に吹き上がりが生じていると
判断されて、ステップ5T168に進み、時間Ta (
n)から予め設定した一定の値ΔTを減算して、この減
算結果をTa (n)の値とする。この後の変速ショッ
クの緩和制御においては、この補正値Ta (n)を用
いて制御が行われる。
5T164からステップ5T167に進み、このステッ
プにおいて、上記のステップにおいて記憶されたエンジ
ン回転数のうちの最大値N maxが、予め設定された
上限値RMX以上であるか否かを判定する。肯定判定の
場合には、エンジン回転数に吹き上がりが生じていると
判断されて、ステップ5T168に進み、時間Ta (
n)から予め設定した一定の値ΔTを減算して、この減
算結果をTa (n)の値とする。この後の変速ショッ
クの緩和制御においては、この補正値Ta (n)を用
いて制御が行われる。
一方、ステップ5T167においては、値N maxが
値RMXよりも小さい場合には、ステップ5T169に
進み、こんどは予め設定した値RM Nよりも小さいか
否かが判定される。この値RMNよりも小さい場合には
、エンジン回転数引き込みが生じていると判断されて、
ステップ5T170に進み、今度は時間Ta (n)か
ら一定の値ΔTを加算して、この加算結果をTa (n
)の値として採用する。この後の変速ショックの緩和制
御においては、この補正値Ta (n)を用いて制御が
行われる。
値RMXよりも小さい場合には、ステップ5T169に
進み、こんどは予め設定した値RM Nよりも小さいか
否かが判定される。この値RMNよりも小さい場合には
、エンジン回転数引き込みが生じていると判断されて、
ステップ5T170に進み、今度は時間Ta (n)か
ら一定の値ΔTを加算して、この加算結果をTa (n
)の値として採用する。この後の変速ショックの緩和制
御においては、この補正値Ta (n)を用いて制御が
行われる。
なお、最大回転数N mawが値RMXおよびRMNの
間におさまっている場合には、現在の値Taが適性であ
ると判断され、この値Taの値はそのままとされる。以
後、変速動作毎に上記のルーチンが実行されて、その都
度値Taの補正が行われ、この補正値に基づき変速ショ
ックの緩和制御における遅角制御開始時期かが調整され
ることになる。
間におさまっている場合には、現在の値Taが適性であ
ると判断され、この値Taの値はそのままとされる。以
後、変速動作毎に上記のルーチンが実行されて、その都
度値Taの補正が行われ、この補正値に基づき変速ショ
ックの緩和制御における遅角制御開始時期かが調整され
ることになる。
なお、エンジン出力の補正制御方法としては、上述した
ように、遅角量を調整する方法があり、この場合には遅
角量θaをエンジン回転数に応じて補正すればよい。す
なわち、変速動作の完了時にエンジン回転数に吹き上が
りが生じた場合には、エンジン出力をさらに低下させる
べく、遅角量θaを増加させればよく、この逆にエンジ
ン回転数に引き込みが生じた場合にはエンジン出力を低
下させる割合を少なくするように、遅角量θaを減少さ
せればよい。
ように、遅角量を調整する方法があり、この場合には遅
角量θaをエンジン回転数に応じて補正すればよい。す
なわち、変速動作の完了時にエンジン回転数に吹き上が
りが生じた場合には、エンジン出力をさらに低下させる
べく、遅角量θaを増加させればよく、この逆にエンジ
ン回転数に引き込みが生じた場合にはエンジン出力を低
下させる割合を少なくするように、遅角量θaを減少さ
せればよい。
また、上記の双方の方法を同時に実行して、エンジン出
力の低下割合を調整するようにすることもできる。
力の低下割合を調整するようにすることもできる。
更に、上述の例においては、変速ショック緩和における
制御対象が点火時期とされているが、本発明に係る自動
変速機付車両におけるエンジン制御装置にあっては、そ
れに限られることなく、斯かる制御対象が、燃料供給量
や吸入空気量の如くの、エンジンの出力を変化させる他
の制御対象とされてもよいこと勿論である。
制御対象が点火時期とされているが、本発明に係る自動
変速機付車両におけるエンジン制御装置にあっては、そ
れに限られることなく、斯かる制御対象が、燃料供給量
や吸入空気量の如くの、エンジンの出力を変化させる他
の制御対象とされてもよいこと勿論である。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明の自動変速機を備えた車両
のエンジン制御装置においては、変速動作時のエンジン
回転数の変動をモニターして、その変動状態に応じて変
速ショック緩和のために行なうエンジン出力の低下制御
を補償するようにしている。従って、本発明によれば、
実際の変速シフツクの大きさに対応させてそれを緩和す
べくエンジンの出力制御を行なうことが可能となる。
のエンジン制御装置においては、変速動作時のエンジン
回転数の変動をモニターして、その変動状態に応じて変
速ショック緩和のために行なうエンジン出力の低下制御
を補償するようにしている。従って、本発明によれば、
実際の変速シフツクの大きさに対応させてそれを緩和す
べくエンジンの出力制御を行なうことが可能となる。
第1図は本発明に係る自動変速機付き車両におけるエン
ジン制御装置の一例を、それが適用されたエンジン及び
自動変速機とともに示す概略構成図、第2図は第1図に
示される自動変速機の説明に用いられる概略図、第3図
は第1図に示される動作説明に供される特性図、第4図
〜第8図は第1図に示される例の動作説明に供されるタ
イムチャート、第9図(A)および(B)は変速動作時
におけるエンジン出力の補正に用いることのできる補正
係数の値を示す特性曲線図、第10図〜第12図は第1
図に示される例におけるエンジン制御ユニット及び変速
制御ユニットにマイクロコンピュータが用いられた場合
における、斯かるマイクロコンピュータが実行するプロ
グラムの一例を示すフローチャート、第13図は変速シ
ョック緩和制御時の制御量に対する補正制御動作の例を
示すフローチャートである。 ■・・・・・・エンジン 2・・・・・・シリンダ、 5・・・・・・点火プラグ、 10・・・・・・自動変速機、 13・・・・・・駆動輪、 20・・・・・・変速機構、 30・・・・・・油圧回路部、 51・・・・・・回転数センサ、 55・・・・・・スロットル開度センサ、100・・・
・・・エンジン制御ユニット、200・・・・・・変速
機制御ユニット。 第2図 変遷機構 2゜ 第3図 車速(V) 第5図 第7図 第8図 第6図 t、’ t2’ 補正係数 目標夕 ビン回転数と実際の変速回転数の差
ジン制御装置の一例を、それが適用されたエンジン及び
自動変速機とともに示す概略構成図、第2図は第1図に
示される自動変速機の説明に用いられる概略図、第3図
は第1図に示される動作説明に供される特性図、第4図
〜第8図は第1図に示される例の動作説明に供されるタ
イムチャート、第9図(A)および(B)は変速動作時
におけるエンジン出力の補正に用いることのできる補正
係数の値を示す特性曲線図、第10図〜第12図は第1
図に示される例におけるエンジン制御ユニット及び変速
制御ユニットにマイクロコンピュータが用いられた場合
における、斯かるマイクロコンピュータが実行するプロ
グラムの一例を示すフローチャート、第13図は変速シ
ョック緩和制御時の制御量に対する補正制御動作の例を
示すフローチャートである。 ■・・・・・・エンジン 2・・・・・・シリンダ、 5・・・・・・点火プラグ、 10・・・・・・自動変速機、 13・・・・・・駆動輪、 20・・・・・・変速機構、 30・・・・・・油圧回路部、 51・・・・・・回転数センサ、 55・・・・・・スロットル開度センサ、100・・・
・・・エンジン制御ユニット、200・・・・・・変速
機制御ユニット。 第2図 変遷機構 2゜ 第3図 車速(V) 第5図 第7図 第8図 第6図 t、’ t2’ 補正係数 目標夕 ビン回転数と実際の変速回転数の差
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 自動変速機を備え、この自動変速機の変速ショックを
緩和させるために、変速動作時にエンジン出力を一時的
に低下させる出力低下制御手段を備えた車両のエンジン
制御装置において、 変速動作時におけるエンジンの吹き上がりあるいは引き
込み状態を検出する出力状態検出手段と、前記エンジン
の吹き上がりあるいは引き込みが減少する方向に、前記
出力低下制御手段によって行われるエンジン出力の低下
制御を補正する補正手段とを備えたことを特徴とする自
動変速機を備えた車両のエンジン制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63185129A JPH0237128A (ja) | 1988-07-25 | 1988-07-25 | 自動変速機を備えた車両のエンジン制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63185129A JPH0237128A (ja) | 1988-07-25 | 1988-07-25 | 自動変速機を備えた車両のエンジン制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0237128A true JPH0237128A (ja) | 1990-02-07 |
Family
ID=16165381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63185129A Pending JPH0237128A (ja) | 1988-07-25 | 1988-07-25 | 自動変速機を備えた車両のエンジン制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0237128A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04321750A (ja) * | 1991-04-22 | 1992-11-11 | Hitachi Ltd | 自動変速機の制御装置 |
EP0627336A2 (en) * | 1993-06-03 | 1994-12-07 | Aisin Aw Co., Ltd. | Shift control system for automatic transmissions |
US5472389A (en) * | 1993-06-03 | 1995-12-05 | Aisin Aw Co., Ltd. | Hydraulic control system for automatic transmission |
US6106435A (en) * | 1998-01-14 | 2000-08-22 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Tie-up decision device for automatic transmission, and gearshift control apparatus employing the same |
JP2004052643A (ja) * | 2002-07-18 | 2004-02-19 | Toyota Motor Corp | 車両のニュートラル制御装置 |
-
1988
- 1988-07-25 JP JP63185129A patent/JPH0237128A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04321750A (ja) * | 1991-04-22 | 1992-11-11 | Hitachi Ltd | 自動変速機の制御装置 |
EP0627336A2 (en) * | 1993-06-03 | 1994-12-07 | Aisin Aw Co., Ltd. | Shift control system for automatic transmissions |
US5472389A (en) * | 1993-06-03 | 1995-12-05 | Aisin Aw Co., Ltd. | Hydraulic control system for automatic transmission |
EP0627336A3 (en) * | 1993-06-03 | 1996-05-08 | Aisin Aw Co | Shift control system for automatic transmission. |
US6106435A (en) * | 1998-01-14 | 2000-08-22 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Tie-up decision device for automatic transmission, and gearshift control apparatus employing the same |
JP2004052643A (ja) * | 2002-07-18 | 2004-02-19 | Toyota Motor Corp | 車両のニュートラル制御装置 |
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