JPH0225180B2

JPH0225180B2 -

Info

Publication number: JPH0225180B2
Application number: JP54098234A
Authority: JP
Inventors: Hiroo Ueda
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1979-07-31
Filing date: 1979-07-31
Publication date: 1990-05-31
Also published as: JPS5622446A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、自動原稿給紙装置を具備した複写機
に関するものである。

自動原稿給紙装置を備えた複写機においては、
これからコピーを行なおうとする同一サイズの複
数枚の原稿を例えばページ順に積み重ねて自動原
稿給紙装置内の給紙台に載置すると、あとは自動
原稿給紙装置が働いて、原稿がページ順に順次、
原稿載置ガラス上へ向けて給送され、原稿毎に、
１枚もしくは複数枚の所望のコピーが得られる。
また、原稿が１枚の場合であつても１枚もしくは
多数枚のコピーが得られる。このような複写機に
おいて、例えば、現時点で多数枚のコピーを行な
つているとき、緊急に他の種類の原稿のコピーを
行なおうとすると、現時点でのコピーが終了する
まで、待つているか若しくは、現時点でのコピー
を一旦、中止して現時点での給紙モードを解除す
るとともに、新ためて別のコピーサイズ設定やコ
ピー枚数設定を行なわなければならない。

各事業所等に設置せられたコピーセンタのよう
な場合は、他種類の原稿を数多くコピーすること
になり、コピー枚数やコピーサイズを設定するに
際し、多くの時間を要し、また複写操作者として
もつききりの状態となる。さらに、複写要求元が
コピーセンタに直接、出向いてコピーを行なおう
とするとき、当該複写機がコピー状態であつてこ
れに多くの時間を要する場合、あきらめて後でコ
ピーをとるか、コピーが終了するまで待つている
他はない。そして、後でコピーをとるにしても、
複写機のコピー動作がいつ終了するか判断するこ
とができず、再度足を踏むこともある。

本発明は、上記点に鑑みなされたものであつ
て、複写業務の省力化をはかるべく、現在コピー
を行なつている場合であつても、これから行なお
うとするコピーの枚数やサイズを設定することが
できるとともに、現在のコピー終了后、直ちにこ
れから行なおうとする原稿のコピーを連続して自
動的に行なうことのできる複写機を提供すること
を目的とする。

以下、図面を参照し乍ら本発明の実施例を説明
する。

第１図は、本発明の一実施例の一部分のみを抜
き出して示す概略構成図である。図中、符号１で
示すものは自動原稿給紙装置であり、この装置
は、通常ADF装置と呼ばれており、これは複写
機の一機構部を構成するものであるから、以后、
ADF機構部と称する。

ADF機構部１の給紙台２には、例えば複数枚
の原稿が載置され、給紙開始信号によつて、押え
棒３が下降し、爪４がはずれ、同時に給紙ローラ
５が矢印方向に回転し、給紙台２上の最下位の原
稿がガイド板６によつてガイドされつつ、フイー
ドローラ対７に向けて送られる。そして、この原
稿はフイードローラ対７によつて送られ、原稿
は、原稿載置ガラスからなる原稿載置台８の上
に、一旦、載置される。この部分で露光走査が行
われ、これの終了后、原稿は排出ローラ対９によ
つて搬送されガイド板１０を経てトレー１１に排
出される。

第２図は、本発明の実施例における制御ブロツ
ク図を示している。この主要構成は、コントロー
ラ１３と、操作・表示部１４と、ADF機構部１
と、複写機各部１５とから成つている。コントロ
ーラ１３は、マイクロプロセツサ１６、信号の入
出力に使う入力・出力ポート１７，１８、プログ
ラムの入つているROM（リード・オンリー・メ
モリ）１９、プログラムデータ用RAM（ランダ
ム・アクセス・メモリ）２０、記憶装置２１等か
ら構成されている。そして、この内の記憶装置内
には、複写すべきコピーのサイズや枚数が、給紙
台２上の原稿の積み重ね順に従つて格納される。
なお、この記憶装置はデータRAM２０内に設け
るようにしてもよい。

次に、制御動作について第４図に示すコントロ
ーラ１３の処理プログラム（ROM１９内蔵）を
参照しながら説明することとして、まず、コピー
サイズ、コピー枚数は操作・表示部１４のサイズ
スイツチ２３、テンキー２２でそれぞれセツト
し、このあと、登録スイツチ２４を押すことによ
つて、入力ポート１７に受け付けられ記憶装置２
１内にストアされる。

記憶装置２１は、第３図に示すように、２つの
ポインタで管理れる。この内の１つはネツクス
ト・カタログ・ポインタ（Next Catalog
Pcinter，以下NCPと呼ぶ）であつて、これから
登録すべきデータはこのポインタによつて示され
る場所にストアされNCPは現在値に対して１つ
値を増やす。今１つはカーレント・コピー・ポイ
ンタ（Current Copy Pointer，以下CCPと呼ぶ）
であつて、現在行なわれているコピー中のデータ
が入つている場所を示し、１枚のコピーが終了す
ると、１つ値を増やす。

記憶装置は有限であるため、CCP，NCP共に
値としてはサイクリツクな値をとる。即ち、記憶
装置におけるMAXの次の値はMINIとなる。こ
のため、CCPに対してNCPは大小いずれの値も
とりうるわけであるが、CCPが１つ増加したと
き、NCPと一致すれば、コピーすべき原稿がな
いことを示し、複写機はコピーを実質的に行なつ
ていないアイドル状態となる。

逆に、NCPが１つ増加したとき、CCPと一致
すると、記憶装置は飽和状態であることを示し、
CCPが増加しない限り次の登録は受け付けられ
ない。即ち、この場合、例えばその旨をLEDデ
イスプレイ２５に表示するようにすれば、新たな
別の種類のコピーのサイズや枚数の設定登録を行
なえないことを判断することができる。

登録は、複写機がアイドル状態であつても、コ
ピー状態であつても、これらに拘りなく受け付け
られる。即ち、例えば、複写機がコピー状態であ
つても、これから行なおうとするコピー用の原稿
を、既に載置されている原稿の上に積み重ね、か
つ、これから行なおうとするコピーの枚数やサイ
ズを、テンキー２２やサイズスイツチ２３を操作
することによつて、このデータが登録記憶れ、現
在行なわれているコピーが終了したのち、これか
ら行なおうとするコピーが自動的に連続して行な
われる。そして、この場合、第２図においてコン
トローラ１３の出力ポート１８からの信号によつ
て、LEDデイスプレイ２５により各種の表示を
行なつたり、ADF機構部１の作動の制御を行な
つたり、あるいは複写機各部１５の作動の制御を
行なつたりする。この内の複写機各部の作動制御
については、例えば、転写シートを何枚送るか、
あるいは複数種類のカセツトから、どのサイズの
転写シートを給送するか等を設定する。

また、ADF機構部に対しては、コントローラ
１３から給紙を開始すべき信号を出して、原稿を
原稿載置ガラス８上にセツトし、CCPで示され
る内容（コピーサイズ、コピー枚数等）に従い、
コピー動作に入る。コピー動作終了后、原稿は自
動的に排紙され、CCPの値を１つ増やす。この
とき、NCPの値と一致しなければ、次にコピー
すべき原稿が存在することになり、次のコピー動
作に入る。

なお、複写機における一連のコピーサイクル動
作は、マイクロプロセツサの処理速度と比べて低
速なので、マイクロプロセツサの処理速度で上述
の制御を十分処理できる。また、複写機がコピー
を行なつていないアイドル状態で登録がなされた
とき、登録スイツチはスタートスイツチを兼ね
る。つまり、例えば専用のプリント釦を押す必要
がないのである。

このように、本発明によれば、給紙台に積み重
ねられた原稿を積み重ね順に原稿載置台上に給紙
する自動原稿給紙装置を具備する複写機におい
て、上記給紙台に積み重ねられた各原稿毎にコピ
ーサイズ、コピー枚数を含むコピー条件を原稿の
積み重ね順に指定する手動入力手段と、この手動
入力手段にて指定されたコピー条件を上記複写機
のアイドル状態及びコピー状態で原稿の積み重ね
順に記憶する記憶装置と、上記給紙台に積み重ね
られた原稿をその順に上記原稿載置台上に給紙す
るように上記自動原稿給紙装置を制御し、かつ上
記原稿載置台上に給紙された原稿の複写を上記記
憶装置に記憶された各原稿毎のコピー条件に従つ
て連続して行わせる制御手段とを有するので、複
写機がコピーを行なつているか、いないかに拘り
なく、次のコピー条件を指定することができ、し
かも、次のコピーが連続して自動的に得られるの
で、従来方式のものと比べて、手間がかからず極
く簡単にコピーを得ることができる。また、現在
コピー中であつても、これから行なおうとするコ
ピーの条件を登録しておくことができ、このコピ
ーが終了した時分に、出向いてゆけば、必要とす
るコピーを、無駄な時間を費すことなく得ること
ができる。なお、この種の複写機においては、複
写を終了した転写シートを例えば部数に応じて仕
分けするためのソータを用いる場合があるが、こ
の場合、本発明の制御によつてそのシートの仕分
けを行なうことも可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の一部を示す概略
図、第２図は同実施例の回路構成を示す制御ブロ
ツク図、第３図は同上制御ブロツクの一つを構成
する記憶装置の構成図、第４図は同上制御ブロツ
クの処理フローを示すフローチヤートである。１……自動原稿給紙装置、１３……コントロー
ラ、１４……操作・表示部、２１……記憶装置。

Claims

【特許請求の範囲】

１給紙台に積み重ねられた原稿を積み重ね順に
原稿載置台上に給紙する自動原稿給紙装置を具備
する複写機において、上記給紙台に積み重ねられ
た各原稿毎にコピーサイズ、コピー枚数を含むコ
ピー条件を原稿の積み重ね順に指定する手動入力
手段と、この手動入力手段にて指定されたコピー
条件を上記複写機のアイドル状態及びコピー状態
で原稿の積み重ね順に記憶する記憶装置と、上記
給紙台に積み重ねられた原稿をその順に上記原稿
載置台上に給紙するように上記自動原稿給紙装置
を制御し、かつ上記原稿載置台上に給紙された原
稿の複写を上記記憶装置に記憶された各原稿毎の
コピー条件に従つて連続して行わせる制御手段と
を有することを特徴とする複写機。