JPH02187230A - 耳部をもつ鍛造品の鍛造方法 - Google Patents
耳部をもつ鍛造品の鍛造方法Info
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- JPH02187230A JPH02187230A JP568289A JP568289A JPH02187230A JP H02187230 A JPH02187230 A JP H02187230A JP 568289 A JP568289 A JP 568289A JP 568289 A JP568289 A JP 568289A JP H02187230 A JPH02187230 A JP H02187230A
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 26
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は0字状またはv字状の耳部と孔つき軸部とをも
つ鍛造品の鍛造方法に関する。この鍛造方法は例えばス
リーブヨークの12造に使用することができる。
つ鍛造品の鍛造方法に関する。この鍛造方法は例えばス
リーブヨークの12造に使用することができる。
[従来の技術]
スリーブヨークに使用される粗形材を例にとって従来技
術について説明する。従来より、スリーブヨークに使用
される粗形材をtR造する工程においては、丸棒材を鍛
造して第11図に示すような第1ヨーク粗形材110を
製造する。この第13−ク粗形材110は、軸部111
と、軸部111の長さ方向の一端部にっけね部が連設さ
れた0字状をなす耳部112と、耳部112のっけね部
に形成された浅孔113とを備えている。
術について説明する。従来より、スリーブヨークに使用
される粗形材をtR造する工程においては、丸棒材を鍛
造して第11図に示すような第1ヨーク粗形材110を
製造する。この第13−ク粗形材110は、軸部111
と、軸部111の長さ方向の一端部にっけね部が連設さ
れた0字状をなす耳部112と、耳部112のっけね部
に形成された浅孔113とを備えている。
そし”(、熱間状態の第1ヨーク粗形材110の軸部1
11を鍛造型のキャビティに挿入した状態で、第12図
に示すように浅孔113内にポンチ型114を浅孔11
3の深さ方向へ押入し、これにより浅孔113を深く変
形させると共に軸部111を引張ってこれの長さ方向へ
伸長させ、以て深孔116をもつ伸長軸部117を備え
た第2ヨーク荒地鍛造材118を得る。その後、第2ヨ
ーク荒地!2造材118を仕上げ鍛造することにしてい
る。
11を鍛造型のキャビティに挿入した状態で、第12図
に示すように浅孔113内にポンチ型114を浅孔11
3の深さ方向へ押入し、これにより浅孔113を深く変
形させると共に軸部111を引張ってこれの長さ方向へ
伸長させ、以て深孔116をもつ伸長軸部117を備え
た第2ヨーク荒地鍛造材118を得る。その後、第2ヨ
ーク荒地!2造材118を仕上げ鍛造することにしてい
る。
[発明が解決しようとする課題]
7ヒ記した鍛造方法では、前記したように第1ヨーク粗
形材110の浅孔113内にポンチ型114を押入し、
これにより浅孔113を深く変形させると共に軸部11
1を引張って伸長させる方式を採用している。
形材110の浅孔113内にポンチ型114を押入し、
これにより浅孔113を深く変形させると共に軸部11
1を引張って伸長させる方式を採用している。
そのため従来の鍛造方法では、鍛造条件によっては引張
り力により第1ヨーク粗形材110の軸部111にちぎ
れが発生することがあった。そのため伸長軸部117の
鍛流線も破断する問題があり、強度確保上不利であった
。
り力により第1ヨーク粗形材110の軸部111にちぎ
れが発生することがあった。そのため伸長軸部117の
鍛流線も破断する問題があり、強度確保上不利であった
。
更に、従来の鍛造方法では、ポンチ型114を浅孔11
3内に押入する際に、耳部112も拘束されているため
にポンチ型114の押入の際にポンチ型114の外周面
に作用する荷重が大ぎくなりがちであり、従って押入の
際に、ポンチ型114の軸芯が偏る偏心の問題があり、
そのため伸長軸部117の偏肉の問題を回避するのに不
利であった。従って従来では伸長軸部の偏肉を少なくす
るためにポンチ型114の長さ即ち深孔116の深ざに
は限界があり、伸長軸部′117の長さが長くなると、
第13図に示ずように深孔116の反対側にも道孔11
9を設ける必要がめった。
3内に押入する際に、耳部112も拘束されているため
にポンチ型114の押入の際にポンチ型114の外周面
に作用する荷重が大ぎくなりがちであり、従って押入の
際に、ポンチ型114の軸芯が偏る偏心の問題があり、
そのため伸長軸部117の偏肉の問題を回避するのに不
利であった。従って従来では伸長軸部の偏肉を少なくす
るためにポンチ型114の長さ即ち深孔116の深ざに
は限界があり、伸長軸部′117の長さが長くなると、
第13図に示ずように深孔116の反対側にも道孔11
9を設ける必要がめった。
本発明は上記した実情に鑑みなされたものであり、その
目的は、伸長軸部のちぎれ、伸長軸部の偏肉の問題を改
善した耳部をもつ鍛造品の鍛造方法を提供することにあ
る。
目的は、伸長軸部のちぎれ、伸長軸部の偏肉の問題を改
善した耳部をもつ鍛造品の鍛造方法を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段]
本発明者は、耳部と孔つき軸部とをもつ鍛造品の鍛造方
法について鋭意研究を重ねた結果、耳部を非拘束状態と
しつつ、軸部の浅孔内にポンチ型を押入して浅孔を区画
する周壁部をポンチ型の押入方向と反対の方向へ後方押
出しする方式を採用すれば、伸長軸部のちぎれ、伸長軸
部の偏肉の問題を改善しつつ、耳部と孔つき軸部とをも
つ鍛造品を鍛造できることを知見し、かかる知見により
本!明を完成させたものである。
法について鋭意研究を重ねた結果、耳部を非拘束状態と
しつつ、軸部の浅孔内にポンチ型を押入して浅孔を区画
する周壁部をポンチ型の押入方向と反対の方向へ後方押
出しする方式を採用すれば、伸長軸部のちぎれ、伸長軸
部の偏肉の問題を改善しつつ、耳部と孔つき軸部とをも
つ鍛造品を鍛造できることを知見し、かかる知見により
本!明を完成させたものである。
即ち、本発明にかかる耳部をもつ鍛造品の鍛造方法は、
軸部と軸部の長さ方向の一端部にっけね部が連設された
0字状またはv字状をなす耳部と耳部のっけね部に形成
された浅孔とを備えた金属製の第1異形粗形材を用い、
第1異形粗形材の耳部を非拘束状態とすると共に、軸部
の長さ方向の他端部の端面を型面に接触ざゼて軸部の他
端部の端面を型面で拘束した状態で、第1異形粗形材の
浅孔内にポンチ型を浅孔の深さ方向に押入することによ
り、浅孔を深く変形させると共に、浅孔を区画する周壁
部をポンチ型の押入方向と反対の方向へ後方押出して周
壁部を長さ方向に伸長し、深孔をもつ伸長軸部を備えた
異形荒地鍛造材を得る工程と、異形荒地鍛造材の耳部を
型面で拘束した状態で、異形荒地鍛造材の耳部および伸
長軸部を仕上げ鍛造する工程とを順に実施することを特
徴とするものである。
軸部と軸部の長さ方向の一端部にっけね部が連設された
0字状またはv字状をなす耳部と耳部のっけね部に形成
された浅孔とを備えた金属製の第1異形粗形材を用い、
第1異形粗形材の耳部を非拘束状態とすると共に、軸部
の長さ方向の他端部の端面を型面に接触ざゼて軸部の他
端部の端面を型面で拘束した状態で、第1異形粗形材の
浅孔内にポンチ型を浅孔の深さ方向に押入することによ
り、浅孔を深く変形させると共に、浅孔を区画する周壁
部をポンチ型の押入方向と反対の方向へ後方押出して周
壁部を長さ方向に伸長し、深孔をもつ伸長軸部を備えた
異形荒地鍛造材を得る工程と、異形荒地鍛造材の耳部を
型面で拘束した状態で、異形荒地鍛造材の耳部および伸
長軸部を仕上げ鍛造する工程とを順に実施することを特
徴とするものである。
なお、ポンチ型を浅孔内に押入する工程は通常、熱間状
態で行なう。第1異形粗形材の材質は過賞選択でき、鍛
造可能なものであればよく、例えば545C等を採用で
きる。第1異形粗形材の浅孔は、最低限ポンチ型が挿入
できる程度の深さをもてば足りる。
態で行なう。第1異形粗形材の材質は過賞選択でき、鍛
造可能なものであればよく、例えば545C等を採用で
きる。第1異形粗形材の浅孔は、最低限ポンチ型が挿入
できる程度の深さをもてば足りる。
[実施例]
以下、本発明かかる鍛造方法をスリーブヨークに適用し
た一実施例について第1図〜第10図を参照して説明す
る。
た一実施例について第1図〜第10図を参照して説明す
る。
先ず、第4図に示す丸棒材1を用い、丸棒材1をすえこ
み鍛造し第5図に示す径大部2と軸部3とからなる中間
材4を得る。なお、丸棒材1の材質は炭素鋼、合金鋼な
どである。ざらに、中間材4を更にすえこみI2造し、
第6図に示す角部5と軸部6とからなる中間材7を得る
。
み鍛造し第5図に示す径大部2と軸部3とからなる中間
材4を得る。なお、丸棒材1の材質は炭素鋼、合金鋼な
どである。ざらに、中間材4を更にすえこみI2造し、
第6図に示す角部5と軸部6とからなる中間材7を得る
。
ざらに、中間材7を熱間状態で荒地鍛造し、第7図に示
すような第1異形粗形材としての第1ヨーク粗形材8を
得る。第1ヨーク粗形材8は、軸部9と、軸部9の長さ
方向の一端部9aにっけね部が連設された0字状をなす
厚肉状の耳部10と、耳部10のっけね部に形成された
浅孔11とを備えている。ここで、本実施例では、軸部
9の他端部9bの端面から耳部10の中間位置までの寸
法L1は125.6mm程度であり、耳部10の幅寸法
L2は76mm程度である。
すような第1異形粗形材としての第1ヨーク粗形材8を
得る。第1ヨーク粗形材8は、軸部9と、軸部9の長さ
方向の一端部9aにっけね部が連設された0字状をなす
厚肉状の耳部10と、耳部10のっけね部に形成された
浅孔11とを備えている。ここで、本実施例では、軸部
9の他端部9bの端面から耳部10の中間位置までの寸
法L1は125.6mm程度であり、耳部10の幅寸法
L2は76mm程度である。
そして荒地鍛造工程では、第1図に示すように、第1ヨ
ーク粗形材8の軸部9を荒地鍛造下型13のキャビティ
14内に挿入して、第1ヨーク粗形材8の軸部9の長さ
方向の他端部9bの端面16を荒地鍛造下型13の型面
15に接触させて、軸部9の端面16を型面15で拘束
する′。このとき、軸部9の外面9dは荒地鍛造下型1
3の型面17に所定のクリアランスを介して対面してい
ると共に、第1図に示すように第1ヨーク粗形材8の耳
部10はいずれの型面に接触しておらず非拘束状態であ
る。
ーク粗形材8の軸部9を荒地鍛造下型13のキャビティ
14内に挿入して、第1ヨーク粗形材8の軸部9の長さ
方向の他端部9bの端面16を荒地鍛造下型13の型面
15に接触させて、軸部9の端面16を型面15で拘束
する′。このとき、軸部9の外面9dは荒地鍛造下型1
3の型面17に所定のクリアランスを介して対面してい
ると共に、第1図に示すように第1ヨーク粗形材8の耳
部10はいずれの型面に接触しておらず非拘束状態であ
る。
その状態で、プレス装置を作動させて熱間状態の第1ヨ
ーク粗形材8の浅孔11内にポンチ型18を浅孔11の
深ざ方向に強制的に押入する。この結果、浅孔11を区
画する周壁部19がギャビティ14の型面17に圧接す
る共に、浅孔11が深く変形され、更に、浅孔11を区
画する周壁部19がポンチ型18の押入方向と反対の方
向へつまり第2図に示す矢印Y方向へ後方押出される。
ーク粗形材8の浅孔11内にポンチ型18を浅孔11の
深ざ方向に強制的に押入する。この結果、浅孔11を区
画する周壁部19がギャビティ14の型面17に圧接す
る共に、浅孔11が深く変形され、更に、浅孔11を区
画する周壁部19がポンチ型18の押入方向と反対の方
向へつまり第2図に示す矢印Y方向へ後方押出される。
この場合、軸部9の他端部9bの端面16は荒地鍛造下
型13の型面15に拘束されているので、ポンチ型18
の押し込み量は、周壁部19がポンチ型18の押入方向
と反対の方向へ後方押出される後方押出量にほぼ相当す
る。その結果、第2図に示すように、周壁部19は長さ
方向に伸長してポンチ型18の外面を外側から覆うよう
になり、この結果第8図に示すような深孔21をもつ伸
長軸部22を備えた異形荒地鍛造材としての第2ヨーク
荒地鍛造材24が得られる。なお、第8図に示す第2ヨ
ーク荒地鍛造材24において、伸長軸部22の他端部2
2bの端面23と耳部10の中間位置までの寸法L4は
145.1mm程度でおり、耳部10の幅寸法L5は7
6mm程度である。
型13の型面15に拘束されているので、ポンチ型18
の押し込み量は、周壁部19がポンチ型18の押入方向
と反対の方向へ後方押出される後方押出量にほぼ相当す
る。その結果、第2図に示すように、周壁部19は長さ
方向に伸長してポンチ型18の外面を外側から覆うよう
になり、この結果第8図に示すような深孔21をもつ伸
長軸部22を備えた異形荒地鍛造材としての第2ヨーク
荒地鍛造材24が得られる。なお、第8図に示す第2ヨ
ーク荒地鍛造材24において、伸長軸部22の他端部2
2bの端面23と耳部10の中間位置までの寸法L4は
145.1mm程度でおり、耳部10の幅寸法L5は7
6mm程度である。
なお、第10図にポンチ型18の側面図を示す。
第10図に示すようにポンチ型18はっは部26と径大
部27と円錐部28と枠部29とで形成されている。枠
部29の先端部には、枠部29の伯の部分29aよりも
外方へ微小量突出した膨出部29bが形成されている。
部27と円錐部28と枠部29とで形成されている。枠
部29の先端部には、枠部29の伯の部分29aよりも
外方へ微小量突出した膨出部29bが形成されている。
上記のようにした荒地鍛造工程を終了したならば、仕上
@造工程を行う。仕上鍛造工程では、第3図に示すよう
に、仕上鍛造下型31のキャビティ32内に伸長軸部2
2を挿入し、その状態で、仕上鍛造上型33を仕上@造
下型31に近づけて第2ヨーク荒地鍛造材24の耳部1
0を仕上鍛造上型33の型面34及び仕上鍛造下型31
の型面31aで拘束すると共に深孔21内に仕上ポンチ
型35を挿入し、これにより第2ヨーク荒地鍛造材24
の耳部10および伸長軸部22を仕上鍛造し、以て耳部
10および伸長軸部22のサイズを所定値に調整する。
@造工程を行う。仕上鍛造工程では、第3図に示すよう
に、仕上鍛造下型31のキャビティ32内に伸長軸部2
2を挿入し、その状態で、仕上鍛造上型33を仕上@造
下型31に近づけて第2ヨーク荒地鍛造材24の耳部1
0を仕上鍛造上型33の型面34及び仕上鍛造下型31
の型面31aで拘束すると共に深孔21内に仕上ポンチ
型35を挿入し、これにより第2ヨーク荒地鍛造材24
の耳部10および伸長軸部22を仕上鍛造し、以て耳部
10および伸長軸部22のサイズを所定値に調整する。
なお、その後第2ヨーク荒地鍛造材2,4の伸長軸部2
2の他端部22bに軸孔が深孔21と連通させて形成さ
れる。なお、その後深孔21の周縁部に機械加工により
スプラインが形成される。
2の他端部22bに軸孔が深孔21と連通させて形成さ
れる。なお、その後深孔21の周縁部に機械加工により
スプラインが形成される。
以上説明したように本実施例の鍛造方法では、ボンデ型
18を浅孔11内に押入して、浅孔11を区画する周壁
部19を後方押出しする方式を採用しているため、従来
とは異なり、周壁部19には後方押出し力が作用するも
のの、周壁部19には引張り力が作用せず、従って、周
壁部19のちぎれが発生′!j−ることを回避できる。
18を浅孔11内に押入して、浅孔11を区画する周壁
部19を後方押出しする方式を採用しているため、従来
とは異なり、周壁部19には後方押出し力が作用するも
のの、周壁部19には引張り力が作用せず、従って、周
壁部19のちぎれが発生′!j−ることを回避できる。
更に、引張り力が作用しないことから伸長軸部22の鍛
流線の破断を回避でき、伸長軸部22の強度確保上有利
である。
流線の破断を回避でき、伸長軸部22の強度確保上有利
である。
また本実施例の鍛造方法では、ポンチ型18を浅孔11
内に押入して周壁部19を後方押出しする際に、第2図
に示すように耳部10の上面部、耳部10の側面を非拘
束状態とする方式を採用しているために、後方押出し部
分は第2図に示す矢印Y方向へそのまま逃げることがで
き、後方押出しを効果的に行うことができる。従ってポ
ンチ型18の外周面に過剰な加重が作用することを極力
回避でき、したがってポンチ型18の偏心移動を軽減ま
たは回避でき、第2ヨーク荒地鍛造材24の伸長軸部2
2の偏肉の抑制に有利である。
内に押入して周壁部19を後方押出しする際に、第2図
に示すように耳部10の上面部、耳部10の側面を非拘
束状態とする方式を採用しているために、後方押出し部
分は第2図に示す矢印Y方向へそのまま逃げることがで
き、後方押出しを効果的に行うことができる。従ってポ
ンチ型18の外周面に過剰な加重が作用することを極力
回避でき、したがってポンチ型18の偏心移動を軽減ま
たは回避でき、第2ヨーク荒地鍛造材24の伸長軸部2
2の偏肉の抑制に有利である。
ところで、伸長軸部22の端部22bには、プロペラシ
ャフト機構のシャフトが挿入させる軸孔が形成されるも
のであり、従って伸長軸部22の端部22bには高強度
が要請される。この点本実施例では、ポンチ型18を浅
孔11内に押入して後方押出しする際に、軸部9の他端
部9bの端面16を型面15に接触させて端面16の変
形を拘束しつつ行なう方式であるため、伸長軸部22の
細端部22bの端面の強度を確保するのに有利でおる。
ャフト機構のシャフトが挿入させる軸孔が形成されるも
のであり、従って伸長軸部22の端部22bには高強度
が要請される。この点本実施例では、ポンチ型18を浅
孔11内に押入して後方押出しする際に、軸部9の他端
部9bの端面16を型面15に接触させて端面16の変
形を拘束しつつ行なう方式であるため、伸長軸部22の
細端部22bの端面の強度を確保するのに有利でおる。
上記した実施例ではスリーブヨークに適用した場合であ
るが、これに限らずステアリングヨークの鍛造に適用し
てもよいことは勿論である。
るが、これに限らずステアリングヨークの鍛造に適用し
てもよいことは勿論である。
[発明の効果]
本発明にかかる鍛造方法によれば、第1異形粗形材の耳
部を非拘束状態としつつポンチ型を浅孔内に押入して、
浅孔を区画する周壁部を後方押出しする方式を採用して
いるため、周壁部には後方押出し力が作用するものの引
張り力が作用せず、従って、伸長軸部を形成する際に周
壁部のちぎれが発生することを回避できる。更に、引張
り力が作用しないことから、伸長軸部の鍛流線の破断を
回避できる。
部を非拘束状態としつつポンチ型を浅孔内に押入して、
浅孔を区画する周壁部を後方押出しする方式を採用して
いるため、周壁部には後方押出し力が作用するものの引
張り力が作用せず、従って、伸長軸部を形成する際に周
壁部のちぎれが発生することを回避できる。更に、引張
り力が作用しないことから、伸長軸部の鍛流線の破断を
回避できる。
また本発明にかかる鍛造方法によれば、ポンチ型を浅孔
内に押入して周壁部を後方押出しする際に、耳部を非拘
束状態とする方式を採用しているために、後方押出し部
分は後方へ逃げることができ、後方押出し現象を効果的
に行うことができ、従って後方押出しの際にポンチ型に
過剰な荷重が作用することを極力回避でき、したがって
後方押出しの際のポンチ型の偏心移動を軽減または回避
でき、異形荒地鍛造材の伸長軸部の偏肉の抑制に有利で
ある。
内に押入して周壁部を後方押出しする際に、耳部を非拘
束状態とする方式を採用しているために、後方押出し部
分は後方へ逃げることができ、後方押出し現象を効果的
に行うことができ、従って後方押出しの際にポンチ型に
過剰な荷重が作用することを極力回避でき、したがって
後方押出しの際のポンチ型の偏心移動を軽減または回避
でき、異形荒地鍛造材の伸長軸部の偏肉の抑制に有利で
ある。
第1頭〜第10図は本発明の一実施例を示し、第1図は
第1ヨーク粗形材の浅孔内にポンチ型を押入している状
態を示す断面図、第2図は周壁部を後方押出ししている
状態を示す断面図、第3図は仕上工程を示す断面図であ
る。第4図は丸棒材の斜視図、第5図は中間材の斜視図
、第6図は異なる中間材の斜視図、第7図は第1ヨーク
粗形材の断面図、第8図は第2ヨーク荒地鍛造材の断面
図、第9図は機械加工侵のヨークの断面図でおる。 第10図はポンチ型の側面図である。第11図、第12
図、第13図は従来の工程を示す断面図である。 図中、8は第1ヨーク粗形材(第1異形粗形材)、9は
軸部、10は耳部、11は浅孔、15は型面、24は第
2ヨーク荒地鍛造材(異形荒地鍛造材)を示す。 特許出願人 愛知製鋼株式会社 代理人 弁理士 大川 宏 第10図 く C鵠 11図 第12図 第13図
第1ヨーク粗形材の浅孔内にポンチ型を押入している状
態を示す断面図、第2図は周壁部を後方押出ししている
状態を示す断面図、第3図は仕上工程を示す断面図であ
る。第4図は丸棒材の斜視図、第5図は中間材の斜視図
、第6図は異なる中間材の斜視図、第7図は第1ヨーク
粗形材の断面図、第8図は第2ヨーク荒地鍛造材の断面
図、第9図は機械加工侵のヨークの断面図でおる。 第10図はポンチ型の側面図である。第11図、第12
図、第13図は従来の工程を示す断面図である。 図中、8は第1ヨーク粗形材(第1異形粗形材)、9は
軸部、10は耳部、11は浅孔、15は型面、24は第
2ヨーク荒地鍛造材(異形荒地鍛造材)を示す。 特許出願人 愛知製鋼株式会社 代理人 弁理士 大川 宏 第10図 く C鵠 11図 第12図 第13図
Claims (1)
- (1)軸部と前記軸部の長さ方向の一端部につけね部が
連設されたU字状またはV字状をなす耳部と前記耳部の
つけね部に形成された浅孔とを備えた金属製の第1異形
粗形材を用い、 前記第1異形粗形材の前記耳部を非拘束状態とすると共
に、前記軸部の長さ方向の他端部の端面を型面に接触さ
せて前記軸部の前記他端部の端面を前記型面で拘束した
状態で、 前記第1異形粗形材の前記浅孔内にポンチ型を前記浅孔
の深さ方向に押入することにより、前記浅孔を深く変形
させると共に、前記浅孔を区画する周壁部を前記ポンチ
型の押入方向と反対の方向へ後方押出して前記周壁部を
長さ方向に伸長し、深孔をもつ伸長軸部を備えた異形荒
地鍛造材を得る工程と、 前記異形荒地鍛造材の前記耳部を型面で拘束した状態で
、前記異形荒地鍛造材の前記耳部および前記伸長軸部を
仕上げ鍛造する工程とを順に実施することを特徴とする
耳部をもつ鍛造品の鍛造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP568289A JPH02187230A (ja) | 1989-01-12 | 1989-01-12 | 耳部をもつ鍛造品の鍛造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP568289A JPH02187230A (ja) | 1989-01-12 | 1989-01-12 | 耳部をもつ鍛造品の鍛造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02187230A true JPH02187230A (ja) | 1990-07-23 |
Family
ID=11617868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP568289A Pending JPH02187230A (ja) | 1989-01-12 | 1989-01-12 | 耳部をもつ鍛造品の鍛造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02187230A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106311941A (zh) * | 2015-06-23 | 2017-01-11 | 姚伟 | 锥形深孔冷锻工艺 |
CN110939794A (zh) * | 2018-09-21 | 2020-03-31 | 本特勒尔钢管有限公司 | 用于气体压力容器的管元件、气体压力容器和制造管元件的方法 |
-
1989
- 1989-01-12 JP JP568289A patent/JPH02187230A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106311941A (zh) * | 2015-06-23 | 2017-01-11 | 姚伟 | 锥形深孔冷锻工艺 |
CN110939794A (zh) * | 2018-09-21 | 2020-03-31 | 本特勒尔钢管有限公司 | 用于气体压力容器的管元件、气体压力容器和制造管元件的方法 |
CN110939794B (zh) * | 2018-09-21 | 2022-10-18 | 本特勒尔钢管有限公司 | 用于气体压力容器的管元件、气体压力容器和制造管元件的方法 |
US11873944B2 (en) | 2018-09-21 | 2024-01-16 | Benteler Steel/Tube Gmbh | Tubular element for gas pressure vessel, gas pressure vessel and method of manufacturing a tubular element |
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