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JPH01238910A - 異硬度クッション体の製造方法 - Google Patents

異硬度クッション体の製造方法

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JPH01238910A
JPH01238910A JP63066883A JP6688388A JPH01238910A JP H01238910 A JPH01238910 A JP H01238910A JP 63066883 A JP63066883 A JP 63066883A JP 6688388 A JP6688388 A JP 6688388A JP H01238910 A JPH01238910 A JP H01238910A
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JP
Japan
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foam
hardness
low
cavity
reinforcing sheet
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JP63066883A
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Inventor
Hisashi Kurita
栗田 久
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Inoac Corp
Arakawa Shatai Kogyo KK
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Inoue MTP KK
Arakawa Shatai Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、部分的に硬さの異なる異硬度クッション体
の製造方法に関する。
(従来技術) 座席を構成するクッション体にあっては、例えば第9図
に示す座部用クッション体10のように、着座姿勢の維
持のために、両側部10aを中央部10bよりも硬くし
た異硬度クッション体が好まれている。
従来上記異硬度クッション体の簡便な製造方法として、
次のような製造方法がある。第10図は、その製造方法
によって異硬度クッション体を製造する際の型の断面図
である。用いられる型12は、キャビティ而14に立設
された仕切り16によって、キャビティ内が中央部18
aと両側部18bに仕切られている、なお、キャビティ
の上部においては中央部18aと両側部18bが連通し
た状態になっている。そして、そのキャビティ中央部1
8aに柔らかいく低硬度)発泡体を形成する液状発泡原
料20aを注入し、一方キャビティ両側部18bに硬い
(高硬度)発泡体を形成する液状発泡体原料20bを注
入して、第9図に示した異硬度クッション体10を一体
に発泡成形するのである。
なお、液状発泡原料の20aと20bは、配合自体を異
ならせる場合と、同一配合のものを用いて各キャビティ
への注入割合(通称パック率)を異ならせるだけの場合
と、更に配合および注入割合の両者を異ならせる場合と
がある。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら上記の製造方法にあっては、中央部10b
の低硬度発泡体部分く以下低硬度発泡体部分についても
10bで示す)の成形時に、液状発泡原料から放出され
る発泡ガス、またはキャビティ内にあった空気がキャビ
ティ上部に追われるため、キャビティ上部の内面によっ
て形状の付与される低硬度発泡体の底面10c (異硬
度クッション体の用途によっては裏面ともなるが、以下
底面で代表する)に、ガス溜まり(通称エアーポケット
)からなる凹部が形成されることが多く、所望の底面形
状からなる異硬度クッション体が得られない問題がある
また、座席等に用いられる異硬度クッション体にあって
は、クッション性向上のために底面10c側にバネが配
設される場合が多く、かかる場合は、そのバネにより異
硬度クッション体の底面10cが強く押されることにな
る。従ってその底面10cに上記エアーポケットからな
る不規則な凹形状等があると、鎖部で底面10cの強度
が低下するため、損傷を生じやすく耐久性が低下する問
題がある。
更に、上記の製造方法によって得られる異硬度クッショ
ン体は、低硬度発泡体の底面も剛性の低いものである。
そのため、低硬度発泡体の表面はぼ中央に荷重(体重)
が加わると、底面全体で荷重を支持することができず、
その荷重が加わった部分だけが大きく撓むことになる。
その結果、荷重の加わった部分のみが大きく撓んで、そ
の部分の底面を支えているバネの圧縮変形が大になるた
め、そのバネに大きな弾性反発力が発生する。そしてそ
の大きな弾性反発力によって低硬度発泡体の底面が強く
押圧されるため、底突き感が発生しかえってクッション
性が悪化する問題がある。
また、異硬度クッション体の形状によっては低硬度発泡
体と高硬度発泡体との接合部において厚みを充分に取れ
ない場合があり、かかる場合にはその接合面積も小さく
なるため接合強度が不足気味になり、その接合部で低硬
度発泡体と高硬度発泡体が分離しやすい問題がある。
一方、異硬度クッション体は表皮で覆われて座席等に供
される。そして、その際表皮に皺が生じるのを防ぐため
に、表皮を引っ張りながら異硬度クツシヨン体表面に表
皮が被着される。しかし上記方法によって得られる異硬
度クッション体10は、型キャビティ面に立設された仕
切り16により、低硬度発泡体と高硬度発泡体との間が
凹形状22になるため、低硬度発泡体の表面に角部24
が形成される。その結果、その柔らかい角部24が表皮
の被着時に圧縮されて変形するので、製品形状が崩れた
り表皮に皺を生じる問題がある。
この発明は、上記の点に鑑みなされたもので、(i)底
面にエアーポケットからなる不規則な形状がなく、しか
も底面の剛性が高い異硬度クッション体の提供を目的と
し、 (ii)さらに(i)に加えて、低硬度発泡体と高硬度
発泡体との接合強度が高く、かつ表皮被着時に形状の崩
れにくい異硬度クッション体の提供を目的とするもので
ある。
(課題を解決するための手段) この発明は、型内に注入した二以上の液状発泡原料から
、硬さの異なる二以上の発泡体を一体として発泡成形す
る異硬度クッション体の製造方法において、 ■型キャビティの所定部の上部内面に、連通気孔を主体
とする発泡体からなる補強シートを装置し、そのキャビ
ティ所定部に液状発泡原料を注入して、発泡により補強
シートを一体に有する低硬度発泡体を形成し、 [2]その後上記低硬度発泡体に隣接するキャビティの
上部、及び低硬度発泡体の補強シート上のキャビティに
一続きの含浸性補強材を装置して、上記補強シート上及
び低硬度発泡体に隣接する型キャビティ内に液状発泡原
料を注入し、低硬度発泡体および含浸性補強材と一体に
なった高硬度発泡体を発泡成形する ことにより、上記目的の(i)を達成せんとするもので
ある。
また上記解決手段において、高硬度発泡体と接合する低
硬度発泡体の接合面が、低硬度発泡体の表面に近付くほ
ど、高硬度発泡体側に突き出るように傾斜したものとす
ることにより、目的(ii)の達成を図ったのである。
(作用) まず、キャビティ所定部に注入された液状発泡原料が、
発泡によりキャビティ内を満たし、そのキャビティ所定
部の上部内面に装置された、連通気孔を主体とする発泡
体からなる補強シートに含浸して、その補強シートを底
面に一体に有する低硬度発泡体を形成する。その際液状
発泡原料から発生する発泡ガス、およびあらかじめキャ
ビティ内に存在していたガスは、液状発泡原料の体積増
によりキャビティ上部に追いやられるが、キャビティ上
部には連通気孔を主体とする発泡体からなる補強シート
が装置されているために、その補強シート内に侵入して
、補強シート内に分散する。
そのため、低硬度発泡体の底面は、何等発泡ガス等の影
響をうけず、エアーポケットからなる不規則な凹部が形
成されることがない。
また、その補強シートに含浸した液状発泡原料は、補強
シートを構成する発泡体の網目状骨格により自由な発泡
が阻止され、低い発泡状態でもって補強シート内で硬化
する。そのため、液状発泡原料が含浸硬化した後の補強
シートは、極めて硬くなっており、その補強シートを底
面に一体に有する低硬度発泡体は、その底面の剛性が高
いものとなっている。
次に、低硬度発泡体に隣接するキャビティの上部および
低硬度発泡体の補強シート上にあるキャビティ上部に、
一続きの含浸性補強材が装置され、前記補強シート上お
よび低硬度発泡体に隣接するキャビティに、液状発泡原
料が注入される。低硬度発泡体の補強シート上に注入さ
れた液状発泡原料は、その補強シートとキャビティ上部
の含浸性補強材に含浸して、補強シートと含浸性補強材
を一体にして発泡硬化する。しかし、その発泡は、補強
シートを構成する網状骨格と含浸性補強材を構成する繊
維等により制限されて、殆ど発泡できないため補強シー
トは更に硬くなり、また含浸性補強材も硬いものとなる
。従って低硬度発泡体の底面には、液状発泡原料が含浸
硬化した後の硬い補強シートと含浸性補強材が一体に積
層された状態になる。また、低硬度発泡体に隣接するキ
ャビティ内に注入された液状発泡原料は、発泡によりキ
ャビティを満たし、隣接する低硬度発泡体に接着すると
ともにそのキャビティ上部の含浸性補強材に含浸して゛
、その含浸性補強材内で発泡が制限されて硬化し、低硬
度発泡体および含浸性補強材と一体になった高硬度発泡
体になる。その高硬度発泡体の底面(異硬度クッション
体の用途によっては裏面となる。以下同様、)にある含
浸性補強材は、含浸した液状発泡原料が低発泡状態で硬
化してなるため、きわめて硬いものとなっており、高硬
度発泡体の底面の剛性および強度を高めている。また、
その含浸性補強材は、高硬度発泡体と低硬度発泡体の底
面を連結しているため、それによっても低硬度発泡体と
高硬度発泡体が、強固に連結結合される。さらに、高硬
度発泡体の成形時に発生した発泡ガスおよびキャビティ
内の空気等は゛、上記補強シートと同様にして含浸性補
強材内に侵入し分散するため、高硬度発泡体および低硬
度発泡体の底面に、エアーポケットからなる不規則な凹
形状が形成されることがない。
このようにして一体に形成された発泡体は、低硬度発泡
体部分において柔らかく、また高硬度発泡体部分におい
て硬いため、゛部分的に硬さの異なる異硬度クッション
体になっている。しかも、低硬度発泡体部分は、液状発
泡原料の含浸硬化により硬くなった補強シートと含浸性
補強材が二層となって底面に存在するため、その底面の
剛性が極めて高くなっている。
一方、上記低硬度発泡体において高硬度発泡体との接合
面を、低硬度発泡体の表面に近付くほど高硬度発泡体側
に突き出るように傾斜させて形成した場合には、次の作
用がある。
得られる異硬度クッション体は、上記接合面の傾斜によ
り低硬度発泡体と高硬度発泡体の接合面積が大になるた
め、その接合強度が高くなる。
また、上記接合面の傾斜により、その接合部周辺の低硬
度発泡体部分において、高硬度発泡体に低硬度発泡体が
かぶさった状態になるため、その接合部周辺における低
硬度発泡体の表面が、内部の高硬度発泡体によって硬く
なる。その結果、異硬度クッション体に表皮を被せる際
、接合部周辺において低硬度発泡体の表面が表皮の張力
により押圧されることがあっても、低硬度発泡体の表面
形状が崩れず、しかも表皮に皺を生じにくくなる。
(実施例) 以下実施例について図面を参照しながら説明する。第1
図ないし第3図は、この発明の一実施例における座席用
異硬度クッション体の製造時を示す型の断面図、第4図
はそれにより製造された座席用異硬度クッション体26
の断面図である。
まず第4図の座席用異硬度クッション体26について説
明する。座席用異硬度クッション体26は、自動車用座
席の座部を構成するもので、自動車回転時等における乗
員姿勢の保持を図るため、中央部が低硬度発泡体28、
両側が高硬度発泡体30からなる。低硬度発泡体28の
底面には補強シート32が一体になっており、その補強
シート32および高硬度発泡体30の底面に含浸性補強
材34が一体に接着している。補強シート32は、低硬
度発泡体28を形成する液状発泡原料が含浸硬化してな
る硬いもので、まな含浸性補強材34も、高硬度発泡体
30を形成する液状発泡原料が含浸硬化して硬くなった
ものである。
なお低硬度発泡体28、高硬度発泡体30の硬さは異硬
度クッション体の用途等により適宜定められる。また、
この明細書中の「低硬度」、「高硬度」の語句は、相対
的な意味で用いられるものであって、絶対的な意味を示
すものではなく、一方が他方よりも所望程度「柔らかい
」または「硬いJことを意味するものである。
次に、上記座席用の異硬度クッション体の製造方法につ
いて説明する。
まず低硬度発泡体28を成形する。低硬度発泡体28の
成形は、第1図のように、所定形状のキャビティ36を
有する型38を用いて行う、その上型38aキャビティ
面に、連通気孔を主体とする発泡体、たとえば軟質ポリ
ウレタン発泡体からなる補強シート32を、上型キャビ
テイ面に立設したピン(図示せず)等を用いて装置し、
そのキャビティ36内にポリウレタン原料等の液状発泡
原料28aを注入し閉型状態で発泡を行う、キャビティ
36内に注入された液状発泡原料は28aは、発泡反応
によってキャビティ36を満たした後、上型キャビテイ
面の補強シート32内に含浸し、補強シート32を底面
に一体に有する低硬度発泡体になる。その際、補強シー
ト32に含浸した液状発泡原料は、補強シートを構成す
る発泡体の網目状骨格により、発泡が制限され、低発泡
状悪のまま補強シート32内で硬化するため、含浸硬化
後の補強シートは極めて硬くなる。
次に、その低硬度発泡体28の両側に高硬度発泡体30
を成形する。その高硬度発泡体30の成形は、第2図に
示す型44を用いて行う。
その型44は、内部に上記低硬度発泡体28を収容する
キャビティ46aと、その両側に、高硬度発泡体形成用
のキャビティ46bが接して形成されている。また、下
型44bのキャビテイ面には、低硬度発泡体収容キャビ
ティ46aと高硬度発泡体形成用キャビティ46bの境
に、低硬度発泡体28を位置固定するための仕切り48
が、キャビティ上部に隙間を残して設けられている。
その低硬度発泡体収容キャビティ46aに、上記型38
から取り出した低硬度発泡体28を補強シート32ff
1を上にして装置し、上型44bのキャビティ而に含浸
性補強材34を、キャビテイ面に立設したビン等を用い
て装置する。含浸性補強材34は、■毛フェルト、綿布
等液状発泡原料の含浸するものからなり、低硬度発泡体
収容キャビティ46aと高硬度発泡体形成用キャビティ
46bの上部に連続して装置される。そして、その低硬
度発泡体の補強シート32上および高硬度発泡体形成用
キャビティ46aに、ポリウレタン発泡体原料等の液状
発泡発泡原料30aを注入し閉型する。
補強シート32上に注入された液状発泡原料30aは、
補強シート32および含浸性補強材34に含浸し、補強
シート32を構成する網目状骨格、含浸性補強材34を
構成する繊維等により発泡が制限されて、殆ど発泡する
ことなく反応硬化し、それにより硬くなった含浸性補強
材34が補強シート32に接着する。また、高硬度発泡
体形成用キャビティ46bに注入された液状発泡原料は
、発泡反応によりキャビティ46を満たして、仕切り4
8上部の隙間部分で低硬度発泡体28と接着し、またキ
ャビティ上部の含浸性補強材34に含浸して、前記と同
様に含浸性補強材34内で発泡が制限され、低発泡状態
で反応硬化し、それによって硬くなった含浸性補強材3
4を底面に一体に有する高硬度発泡体になる。
そして、その後成形品を型44から取り出せば、第4図
に示した異硬度クッション体26が得られる。
なお、液状発泡原料30aは、上記低硬度発泡体を形成
する液状発泡原料28aと異なる配合のものであっても
、あるいは同一の配合のものをキャビティへのパック率
を高めて注入しても良い、また、低硬度発泡体を形成す
る型と高硬度発泡体を形成する型を共通としてもよく、
第3図はその共通型50の断面図である。この型50は
、低硬度発泡体の形成時にこの図のように入れ子52を
嵌め、また高硬度発泡体の形成時には入れ子52を取り
外す外は上記の型38.44と同様の構造からなる。こ
の型50を用いれば、低硬度発泡体を型から型へ移動す
ることなく連続して製造作業を行うことができる。
一方第5図および第6図は、他の実施例における製造時
を示す型の断面図、また第7図はその製造によって得ら
れた座席用異硬度クッション体54の断面図である。
その異硬度クッション体54は、低硬度発泡体56と高
硬度発泡体58の接合部60が傾斜し、表面に近付くほ
ど高硬度発泡体58@に突き出ている外、上記の異硬度
クッション体26と同様の構成からなる。
この異硬度クッション体54は上記の異硬度クッション
体26と同様に底面の剛性が高く、しかも高硬度発泡体
との接合部周辺において低硬度発泡体の表面が、内部の
高硬度発泡体の影響により硬くなったものである。
その異硬度クッション体54の製造は、第5図に示す型
62を用いて低硬度発泡体56を形成する外、上記異硬
度クッション体26の製造と同様にしてなされるため、
以下要点のみ説明する。
型62は、低硬度発泡体の前記接合面60を形成する上
型62aのキャビティ両側面64aが傾斜して、下方に
向かう程キャビティ64が拡大した構造からなる。
その型62の上型62aキャビティ面に補強シート32
を装置し、液状発泡原料58aを注入して発泡反応によ
り、液状発泡原料の含浸硬化した硬い補強シート32を
底面に一体に有する低硬度発泡体56を形成する。形成
された低硬度発泡体56は、高硬度発泡体との接合面6
0が、低硬度発泡体の表面に近付くほど高硬度発泡体側
に突き出ている。
なお第1図の型38を用いて、接合面となる両側面が傾
斜してない前記低硬度発泡体28を形成し、その両側面
に切削等の後加工を施して、傾斜した接合部60を形成
しても良い。
次いでその低硬度発泡体56を、補強シート32を上に
して第6図の如く、上記と同じ型44の低硬度発泡体収
容キャビティ46aに装置する。その際低硬度発泡体5
6における高硬度発泡体との接合部60と下型の仕切り
48との間に、上に向けて広がった隙間66が形成され
る。
そして含浸性補強材34を上型キャビテイ面全体に装こ
し、キャビティ46b内および補強シート32上に液状
発泡原料58aを注入して、低硬度発泡体56および含
浸硬化により硬くなった含浸性補強材34と一体になっ
た高硬度発泡体58を形成する。その後成形品を型44
から取り出せば第7図の異硬度クッション体54が得ら
れる。
また第8図は、この発明の他の実施により得られた、座
席背もたれ用の異硬度クッション体68の縦断面図であ
る0図中70は低硬度発泡体、72は高硬度発泡体を示
す。
(効果) この発明は上記の構成からなるなめ、次ぎのような効果
を奏する。
まず底面の剛性が高い異硬度クッション体が得られるた
め、座席等に用いた場合に荷重が底面全体で支えられる
ことになり、一部が大きく撓むことがないので底突き感
が発生しにくくなる効果がある。
また異硬度クッション体の底面にエアーポケットからな
る不規則な凹部が形成されないため、底面の強度が部分
的に弱くなることがなく、その底面にバネを配しても底
面が損傷する虞れがなく耐久性が向上する効果がある。
そして、底面に不規則な凹部等がなく所望形状のものが
得られる効果もある。
さらに、低硬度発泡体における高硬度発泡体との接合面
を、表面に近付くほど高硬度発泡体側に突き出すように
傾斜させた場合には、上記の効果に加えて次ぎの効果を
奏する。
まず、異硬度クッション体における低硬度発泡体と高硬
度発泡体との接合面積が大になるため、その接合強度が
高くなり、低硬度発泡体と高硬度発泡体が分離しにくく
なる効果を生じる。
また、高硬度発泡体との接合部周辺における低硬度発泡
体の表面硬度が高くなるために、異硬度クッション体に
表皮を被着する際、表皮の張力が低硬度発泡体の表面(
角部)に加わっても、その表面が変形しに<<、形崩れ
を生じにくくなるとともに、表皮の皺も発生しにくくな
る効果がある。
4、筒車な図面の説明 第1図ないし第3図は、この発明により異硬度クッショ
ン体を製造する際の型の断面図、第4図はこの発明の実
施により得られた異硬度クッション体の断面図、第5図
および第6図は、この発明の他の実施例における異硬度
クツシヨン体製造時の型の断面図、第7図および第8図
はこの発明により製造された他の異硬度クッション体の
断面図、第9図は従来の製造法により得られた異硬度ク
ッション体の断面図、第10図は従来の製造方法による
異硬度クツシヨン体製造時の型の断面図である。
28.56:低硬度発泡体、 28a 、 30a :液状発泡原料、30.58:高
硬度発泡体、32:補強シート、34:含浸性補強材、
38.44.62:型、60:接合面 特許出願人  井上エムチービー株式会社第1図 第2図 第3図 第5図 第6図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)型内に注入した二以上の液状発泡原料から、硬さ
    の異なる二以上の発泡体を一体として発泡成形する異硬
    度クッション体の製造方法において、 [1]型キャビティの所定部上面に、連通気孔を主体と
    する発泡体からなる補強シートを装置し、そのキャビテ
    ィ所定部に液状発泡原料を注入して、発泡により、補強
    シートを一体に有する低硬度発泡体を形成し、 [2]その後上記低硬度発泡体に隣接するキャビティの
    上部、及び低硬度発泡体の補強シート上のキャビティに
    一続きの含浸性補強材を装置して、上記補強シート上及
    び低硬度発泡体に隣接する型キャビティ内に液状発泡原
    料を注入し、低硬度発泡体および含浸性補強材と一体に
    なった高硬度発泡体を発泡成形する ことを特徴とする異硬度クッション体の製造方法。
  2. (2)低硬度発泡体における、高硬度発泡体との接合面
    が、低硬度発泡体の表面に近付くほど高硬度発泡体側に
    突き出るように傾斜している、請求項1記載の異硬度ク
    ッション体の製造方法。
JP63066883A 1988-03-19 1988-03-19 異硬度クッション体の製造方法 Expired - Lifetime JP2557249B2 (ja)

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