JPH0780195B2 - リム成形サンドイッチ構造物およびその製造方法 - Google Patents
リム成形サンドイッチ構造物およびその製造方法Info
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- JPH0780195B2 JPH0780195B2 JP63113543A JP11354388A JPH0780195B2 JP H0780195 B2 JPH0780195 B2 JP H0780195B2 JP 63113543 A JP63113543 A JP 63113543A JP 11354388 A JP11354388 A JP 11354388A JP H0780195 B2 JPH0780195 B2 JP H0780195B2
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- rim
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C70/00—Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts
- B29C70/68—Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts by incorporating or moulding on preformed parts, e.g. inserts or layers, e.g. foam blocks
- B29C70/72—Encapsulating inserts having non-encapsulated projections, e.g. extremities or terminal portions of electrical components
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C67/00—Shaping techniques not covered by groups B29C39/00 - B29C65/00, B29C70/00 or B29C73/00
- B29C67/24—Shaping techniques not covered by groups B29C39/00 - B29C65/00, B29C70/00 or B29C73/00 characterised by the choice of material
- B29C67/246—Moulding high reactive monomers or prepolymers, e.g. by reaction injection moulding [RIM], liquid injection moulding [LIM]
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2105/00—Condition, form or state of moulded material or of the material to be shaped
- B29K2105/04—Condition, form or state of moulded material or of the material to be shaped cellular or porous
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Composite Materials (AREA)
- Molding Of Porous Articles (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はリム成形方法、特に芯材に特別な被膜を施した
リム成形サンドイッチ構造物の製造方法に関するもので
ある。
リム成形サンドイッチ構造物の製造方法に関するもので
ある。
自動車のリヤスポイラーなどの部品を製作するために、
リム(RIM)成形という技術が用いられる。これは製作
しようとする部品の型内へ液状の反応性プラスチックを
瞬間的に注入し、急速に反応硬化させ、脱型するもので
ある。
リム(RIM)成形という技術が用いられる。これは製作
しようとする部品の型内へ液状の反応性プラスチックを
瞬間的に注入し、急速に反応硬化させ、脱型するもので
ある。
従来のリム成形には、1つの金型内で製品の剛性が余り
低下しない程度に物品全体を低発泡(比度0.25〜1.0g/c
m3)させる方法と、全体を非発泡のまま成形する方法と
の2つがある。
低下しない程度に物品全体を低発泡(比度0.25〜1.0g/c
m3)させる方法と、全体を非発泡のまま成形する方法と
の2つがある。
全体が非発泡であれば、剛性は低下しないが、使用材料
を多量に要し、重量がかかり、コスト高となる不利があ
る。
を多量に要し、重量がかかり、コスト高となる不利があ
る。
低発泡成形方法においては、金型温度とプラスチック温
度を微妙にコントロールして、表皮部分に積極的に非発
泡層ができるようにし、サンドイッチ構造に近い形を作
り出すことが行われている。
度を微妙にコントロールして、表皮部分に積極的に非発
泡層ができるようにし、サンドイッチ構造に近い形を作
り出すことが行われている。
ところが上記のような従来のリム成形には、下記に列記
するような種々の問題点がある。
するような種々の問題点がある。
(1)全体を低発泡成形する方法では、発泡反応と硬化
反応とに時間がかかるため、サイクルタイムが非発泡方
法より1.5〜2倍も長くなる上に、得られた成形品の表
面の平滑性が悪くなる。
反応とに時間がかかるため、サイクルタイムが非発泡方
法より1.5〜2倍も長くなる上に、得られた成形品の表
面の平滑性が悪くなる。
(2)上記(1)で表面に非発泡層を形成する方法は、
表面外観の向上と剛性アップを図る目的で行われる場合
には、非発泡層の厚さが一定になりにくいためヒケやウ
エルドが出やすくなり、かえって外観が悪くなる。
表面外観の向上と剛性アップを図る目的で行われる場合
には、非発泡層の厚さが一定になりにくいためヒケやウ
エルドが出やすくなり、かえって外観が悪くなる。
(3)発泡方法においては、発泡により使用材料が若干
少なくなるため、ある程度の軽量化は可能であるが、発
泡剤を添加する必要があるため、全体的にはコストアッ
プとなる。
少なくなるため、ある程度の軽量化は可能であるが、発
泡剤を添加する必要があるため、全体的にはコストアッ
プとなる。
(4)また、表面の非発泡の表皮層厚さは、金型とプラ
スチックの温度差によって形成されるため、設計者の要
求通りにコントロールすることは難しく、また発泡体の
密度も0.15以下の低密度には調整が極めて困難であり、
軽量化にも限界がある。
スチックの温度差によって形成されるため、設計者の要
求通りにコントロールすることは難しく、また発泡体の
密度も0.15以下の低密度には調整が極めて困難であり、
軽量化にも限界がある。
(5)リム成形品を自動車の車体等に取付けるために、
インサートを挿置して内部高発泡体を発泡させ発泡体に
インサート固定するが、インサートの固定は高発泡体に
よる固定のみでは固定力が不十分であり、成形品の使用
時間の経過とともにインサートが高発泡体内でぐらつ
き、その結果、リム成形品がぐらつくという問題点があ
った。
インサートを挿置して内部高発泡体を発泡させ発泡体に
インサート固定するが、インサートの固定は高発泡体に
よる固定のみでは固定力が不十分であり、成形品の使用
時間の経過とともにインサートが高発泡体内でぐらつ
き、その結果、リム成形品がぐらつくという問題点があ
った。
従って本発明は、これら従来技術の問題点を解消し、リ
ム成形品に十分な剛性を保有させつつ可能な限り軽量化
し、かつコスト低減を図れる、表面に保護被膜を施した
内部の高発泡体を外観が優れた所定厚のスキン層によっ
て包み、インサートを強固に取付けたリム成形サンドイ
ッチ構造物の製造方法を提供することを目的とする。
ム成形品に十分な剛性を保有させつつ可能な限り軽量化
し、かつコスト低減を図れる、表面に保護被膜を施した
内部の高発泡体を外観が優れた所定厚のスキン層によっ
て包み、インサートを強固に取付けたリム成形サンドイ
ッチ構造物の製造方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、リム成形品のスキン層の厚さを設計者
の要求通りに精密にコントロールすることが容易で、優
れた外観のスキン層を形成することができる方法を提供
することを目的とする。
の要求通りに精密にコントロールすることが容易で、優
れた外観のスキン層を形成することができる方法を提供
することを目的とする。
さらに本発明は、スキン層を軟質から硬質まで幅広い選
択範囲で形成できるリム成形品のサンドイッチ構造物の
製造方法を提供することも目的とする。
択範囲で形成できるリム成形品のサンドイッチ構造物の
製造方法を提供することも目的とする。
また、本発明は、これらの方法により製造されたリム成
形サンドイッチ構造物を提供することも目的とする。
形サンドイッチ構造物を提供することも目的とする。
上記諸目的を達成するため、本発明はリム成形品を、内
部発泡体の成形とその表面への被膜の形成およびスキン
層のリム成形との三段階に分けて製作する方法を採用す
る。
部発泡体の成形とその表面への被膜の形成およびスキン
層のリム成形との三段階に分けて製作する方法を採用す
る。
内部発泡体(または芯材ともいう)は、第1の成形型に
おいて、製品形状から、設計者が要求するスキン層の厚
さを差引いた大きさおよび形状に発泡成形される。この
発泡は好適に高発泡、例えば密度0.01〜0.20、より好適
には0.01〜0.15の程度に行なう。発泡材料としては、ポ
リスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、フェノー
ル樹脂等を用いることができ、最終用途に応じて高硬度
(高剛性)のものからエネルギー吸収のよい半硬質や柔
軟性のものまで、任意に選択することができる。また、
内部高発泡体は、型内発泡または射出成形したものを適
当な大きさに裁断して成形されてもよい。
おいて、製品形状から、設計者が要求するスキン層の厚
さを差引いた大きさおよび形状に発泡成形される。この
発泡は好適に高発泡、例えば密度0.01〜0.20、より好適
には0.01〜0.15の程度に行なう。発泡材料としては、ポ
リスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、フェノー
ル樹脂等を用いることができ、最終用途に応じて高硬度
(高剛性)のものからエネルギー吸収のよい半硬質や柔
軟性のものまで、任意に選択することができる。また、
内部高発泡体は、型内発泡または射出成形したものを適
当な大きさに裁断して成形されてもよい。
内部発泡体の成形に際しては、最終製品の構造の一部と
なる金属製またはプラスチック等の各種インサートをそ
の基部の一部が発泡体の表面に露出するようにして、発
泡体の内部または表面に挿置し、または一部を外に突出
させて一体発泡成形する。
なる金属製またはプラスチック等の各種インサートをそ
の基部の一部が発泡体の表面に露出するようにして、発
泡体の内部または表面に挿置し、または一部を外に突出
させて一体発泡成形する。
ついでその内部高発泡体の表面及びインサートの基部の
露出した表面に、リム成形時の内圧に耐えるよう、また
内部高発泡体の強度、剛性をより向上させたり、リムウ
レタンとの密着性を増大させたり、その他内部高発泡体
に封入あるいは取付けたりするインサートや各種部品の
固定を強化する目的で次の(1)〜(3)のいずれかの
方法で保護被膜によるコーティング処理を行なう。この
保護被膜は、インサートの基部の露出した表面上で内部
高発泡体の表面上より厚くなるように形成され、基部の
内部高発泡体への固定を強化している。
露出した表面に、リム成形時の内圧に耐えるよう、また
内部高発泡体の強度、剛性をより向上させたり、リムウ
レタンとの密着性を増大させたり、その他内部高発泡体
に封入あるいは取付けたりするインサートや各種部品の
固定を強化する目的で次の(1)〜(3)のいずれかの
方法で保護被膜によるコーティング処理を行なう。この
保護被膜は、インサートの基部の露出した表面上で内部
高発泡体の表面上より厚くなるように形成され、基部の
内部高発泡体への固定を強化している。
(1)タルク、炭酸カルシウムなどの無機フィラー、ガ
ラスなどの繊維状物を添加した、または添加しないポリ
エステル、エポキシ、ポリウレタンなどや内部高発泡体
に不活性な、ビニルまたはアクリル系その他プラスチッ
クのアルコール溶液やエマルジョン溶液など(反応性プ
ラスチックコーティング材)を塗布し、乾燥または硬化
させる。
ラスなどの繊維状物を添加した、または添加しないポリ
エステル、エポキシ、ポリウレタンなどや内部高発泡体
に不活性な、ビニルまたはアクリル系その他プラスチッ
クのアルコール溶液やエマルジョン溶液など(反応性プ
ラスチックコーティング材)を塗布し、乾燥または硬化
させる。
(2)上記コーティング材を塗布した上に、内部高発泡
体の必要な個所へ必要な大きさの、合成、天然および無
機繊維よりなる各種の不織布、編織物、パルプなどの繊
維素シートもしくはプラスチックフィルムを粘布し、乾
燥または硬化させる (3)ポリアミド(例えばナイロン6など)のギ酸溶液
(3%飽和)を数回塗布し、乾燥させて被膜を作る。
体の必要な個所へ必要な大きさの、合成、天然および無
機繊維よりなる各種の不織布、編織物、パルプなどの繊
維素シートもしくはプラスチックフィルムを粘布し、乾
燥または硬化させる (3)ポリアミド(例えばナイロン6など)のギ酸溶液
(3%飽和)を数回塗布し、乾燥させて被膜を作る。
本発明の方法によれば、スキン層の厚さを所望通りにコ
ントロールでき、平面性のよい優れた外観が得られる。
また、所定厚さのスキン層と内部高発泡体の低密度芯材
との組合せにより、従来実施できなかった軽量化と高剛
性とを共に備えたリム成形サンドイッチ構造体が得られ
る。
ントロールでき、平面性のよい優れた外観が得られる。
また、所定厚さのスキン層と内部高発泡体の低密度芯材
との組合せにより、従来実施できなかった軽量化と高剛
性とを共に備えたリム成形サンドイッチ構造体が得られ
る。
本発明の方法によれば、各種のインサートや取付部品を
装着した高発泡体の芯材でも、表面保護被膜の形成によ
り、リム成形材料の注入からよく保護されると共に安定
したインサートが得られ、従来では得られなかった比剛
性の優れたインサート入りリム成形発泡体サンドイッチ
構造体を得ることができる。
装着した高発泡体の芯材でも、表面保護被膜の形成によ
り、リム成形材料の注入からよく保護されると共に安定
したインサートが得られ、従来では得られなかった比剛
性の優れたインサート入りリム成形発泡体サンドイッチ
構造体を得ることができる。
図面を参照して、本発明の好適実施例について説明す
る。
る。
こうして、被膜で表面を覆われた内部高発泡体を芯材と
して、第2の成形型にセットし、芯材と成形型との隙間
に反応性プラスチックまたは反応性エラストマーを注入
してリム成形し、芯材と一体化したスキン層を形成す
る。反応性プラスチックには、ポリウレタン、ポリアミ
ド、ポリエステルまたはそれらの複合体を用いることが
できる。スキン層は、非発泡、発泡、硬質、半硬質のい
ずれであってもよい。
して、第2の成形型にセットし、芯材と成形型との隙間
に反応性プラスチックまたは反応性エラストマーを注入
してリム成形し、芯材と一体化したスキン層を形成す
る。反応性プラスチックには、ポリウレタン、ポリアミ
ド、ポリエステルまたはそれらの複合体を用いることが
できる。スキン層は、非発泡、発泡、硬質、半硬質のい
ずれであってもよい。
第1図は、自動車のエヤスタビライザー(リヤースポイ
ラー)を本発明の方法によって製造する例を示す。第1
図において、内部高発泡体1は第1の成形型、すなわち
発泡成形型において、例えば半硬質ポリスチレンフォー
ムから作られる。高発泡体1には、取付金具としてのイ
ンサート2がインサート成形される。インサート2は基
部3を有し、基部3は高発泡体1の表面に露出するよう
にされる。内部高発泡体1は低密度、例えば半硬質のポ
リスチレン(密度0.02)に型内発泡成形または射出発泡
成形させて軽量化を図る。
ラー)を本発明の方法によって製造する例を示す。第1
図において、内部高発泡体1は第1の成形型、すなわち
発泡成形型において、例えば半硬質ポリスチレンフォー
ムから作られる。高発泡体1には、取付金具としてのイ
ンサート2がインサート成形される。インサート2は基
部3を有し、基部3は高発泡体1の表面に露出するよう
にされる。内部高発泡体1は低密度、例えば半硬質のポ
リスチレン(密度0.02)に型内発泡成形または射出発泡
成形させて軽量化を図る。
ついで第1図で示すように、この内部高発泡体の表面に
ウレタンコーティングを塗布し、硬化させて保護被膜5
を形成する。この時インサート部へ、ウレタンコーティ
ングが硬化する前にクロスまたは不織布の小片を貼りつ
けて(図示せず)硬化させたり(クロスまたは不織布へ
コーティング剤が含浸するが、さらにその上からコーテ
ィングを行ない、硬化させてもよい)、あるいは要求に
よっては、スポイラーの上面と下面に必要な大きさの不
織布またはクロスを上記と同じように貼付け(図示せ
ず)て、被膜を設ける。保護被膜5は、インサート2の
基部3の露出した表面6上の保護被膜5aが高発泡体の表
面7上の保護被膜5bより厚く形成される。場合によって
は高発泡体1の中へ入りこんでいる基部3の一部へも保
護皮膜を施すなどの処置をする(図示せず)ことによっ
て基部3は高発泡体1に対し、しっかりと固定される。
好適には被膜5aの厚さは0.5mm〜3.0mmの範囲の厚さであ
り、被膜bの厚さは0.3mm〜2.5mmの範囲の厚さである。
ウレタンコーティングを塗布し、硬化させて保護被膜5
を形成する。この時インサート部へ、ウレタンコーティ
ングが硬化する前にクロスまたは不織布の小片を貼りつ
けて(図示せず)硬化させたり(クロスまたは不織布へ
コーティング剤が含浸するが、さらにその上からコーテ
ィングを行ない、硬化させてもよい)、あるいは要求に
よっては、スポイラーの上面と下面に必要な大きさの不
織布またはクロスを上記と同じように貼付け(図示せ
ず)て、被膜を設ける。保護被膜5は、インサート2の
基部3の露出した表面6上の保護被膜5aが高発泡体の表
面7上の保護被膜5bより厚く形成される。場合によって
は高発泡体1の中へ入りこんでいる基部3の一部へも保
護皮膜を施すなどの処置をする(図示せず)ことによっ
て基部3は高発泡体1に対し、しっかりと固定される。
好適には被膜5aの厚さは0.5mm〜3.0mmの範囲の厚さであ
り、被膜bの厚さは0.3mm〜2.5mmの範囲の厚さである。
次にこの内部高発泡体を第2の成形型、すなわちリム成
形型に芯材としてセットし、硬質ポリウレタンを材料と
して、スキン層4を第1図のごとくリム成形する。スキ
ン層4は非発泡層として形成し、製品スタビライザーの
剛性を保証する。スキン層4の厚さは、芯材1と第2成
形型の内部表面との隙間として設定されるから、設計者
の意図通りの正確な厚さを実現することができる。
形型に芯材としてセットし、硬質ポリウレタンを材料と
して、スキン層4を第1図のごとくリム成形する。スキ
ン層4は非発泡層として形成し、製品スタビライザーの
剛性を保証する。スキン層4の厚さは、芯材1と第2成
形型の内部表面との隙間として設定されるから、設計者
の意図通りの正確な厚さを実現することができる。
次に第2図は、コンベア用ローラーを本発明の方法によ
り製造する例を説明するもので、まず、第2図に示すよ
うな一対のベアリングアセンブリーをインサート22とし
て第1の成形型にセットする。インサート22は、その全
体が基部を構成しており、その一部が高発泡体21から露
出するように挿置されてセットされる。
り製造する例を説明するもので、まず、第2図に示すよ
うな一対のベアリングアセンブリーをインサート22とし
て第1の成形型にセットする。インサート22は、その全
体が基部を構成しており、その一部が高発泡体21から露
出するように挿置されてセットされる。
次に、ローラ本体部を硬質フェノール樹脂フォームによ
り内部高発泡体21として型内発泡成形または射出発泡成
形する。内部高発泡体21にはシャット孔25を残しておく
が、あらかじめ接着性をよくするため、エポキシ接着剤
を塗布しておいたインサート22としっかり接着させる。
り内部高発泡体21として型内発泡成形または射出発泡成
形する。内部高発泡体21にはシャット孔25を残しておく
が、あらかじめ接着性をよくするため、エポキシ接着剤
を塗布しておいたインサート22としっかり接着させる。
ついで、この内部高発泡体21の全面およびリムウレタン
と接するインサート22の部分にエポキシコーティングを
保護被膜23として施す。この保護被膜23は、インサート
22の露出した表面26上の被膜23aが高発泡体21の表面27
上の保護被膜23bより厚く形成されて、インサート22の
内部高発泡体21への固定を強化する。高荷重用ローラー
には、内部高発泡体21の外周側面にガラス繊維クロスま
たはガラス繊維マットを、第1図の場合の不織布または
クロスと同じ要領で貼付け、強固な被膜23を作る(図示
せず)。なお、この場合ガラス繊維クロスまたはガラス
繊維マットは、両端のインサート22の外周側面まで覆う
ようにし、被膜23が内部高発泡体21とインサート22を一
体とした連続被膜となるようにする。
と接するインサート22の部分にエポキシコーティングを
保護被膜23として施す。この保護被膜23は、インサート
22の露出した表面26上の被膜23aが高発泡体21の表面27
上の保護被膜23bより厚く形成されて、インサート22の
内部高発泡体21への固定を強化する。高荷重用ローラー
には、内部高発泡体21の外周側面にガラス繊維クロスま
たはガラス繊維マットを、第1図の場合の不織布または
クロスと同じ要領で貼付け、強固な被膜23を作る(図示
せず)。なお、この場合ガラス繊維クロスまたはガラス
繊維マットは、両端のインサート22の外周側面まで覆う
ようにし、被膜23が内部高発泡体21とインサート22を一
体とした連続被膜となるようにする。
この後、被膜23を施したインサート付き内部高発泡体21
をリム成形型にセットして、スキン層24をリム成形す
る。スキン層24の材質は、ミルドガラス繊維入り硬質ポ
リウレタンである。シャット孔25にはシャットが挿通さ
れる。被膜23の存在は、スキン層の成形時にリム成形材
料の注入による芯材21の劣化を防護すると共にイサート
22の固定を強化し、さらに製品ローラーの使用時に芯材
とスキン層との間の剥離防止ならびにリム成形後の強度
と剛性の向上を図るもので、こうして本発明によれば、
軽量であって剛性が高く、ある程度の弾性を備え、かつ
耐荷重性に優れたコンベア用ローラーが設計者の要求通
り正確な仕様で製作され得る。
をリム成形型にセットして、スキン層24をリム成形す
る。スキン層24の材質は、ミルドガラス繊維入り硬質ポ
リウレタンである。シャット孔25にはシャットが挿通さ
れる。被膜23の存在は、スキン層の成形時にリム成形材
料の注入による芯材21の劣化を防護すると共にイサート
22の固定を強化し、さらに製品ローラーの使用時に芯材
とスキン層との間の剥離防止ならびにリム成形後の強度
と剛性の向上を図るもので、こうして本発明によれば、
軽量であって剛性が高く、ある程度の弾性を備え、かつ
耐荷重性に優れたコンベア用ローラーが設計者の要求通
り正確な仕様で製作され得る。
本発明の方法によれば、任意のインサートをあらかじめ
入れて成形しておいた高発泡体は、目的に応じインサー
ト部を各種仕様の被膜で厚く補強できるので、所望の取
付け強度、剛性が得られる外に高発泡体を芯材として使
用するため、スキン層の成形は薄肉成形で済み、従来の
ような厚肉成形とはならないことから、成形サイクルを
かなり早くすることができる利点がある。
入れて成形しておいた高発泡体は、目的に応じインサー
ト部を各種仕様の被膜で厚く補強できるので、所望の取
付け強度、剛性が得られる外に高発泡体を芯材として使
用するため、スキン層の成形は薄肉成形で済み、従来の
ような厚肉成形とはならないことから、成形サイクルを
かなり早くすることができる利点がある。
また、本発明によれば非発泡のスキン層の厚さが自由に
選べる上に、芯材の表面に各種仕様の被膜を施すため、
芯材の密度を高発泡によって極めて小さくすることがで
きるので、従来の(RIM)では得られない、非常に軽く
て強度、剛性の大きい、比較度、比剛性の優れたサンド
イッチ構造体を得ることができる。
選べる上に、芯材の表面に各種仕様の被膜を施すため、
芯材の密度を高発泡によって極めて小さくすることがで
きるので、従来の(RIM)では得られない、非常に軽く
て強度、剛性の大きい、比較度、比剛性の優れたサンド
イッチ構造体を得ることができる。
図は本発明の方法およびその製品を説明する断面図であ
って、 第1図はエアスタビライザーのリム成形の例、 第2図はコンベア用ローラーのリム成形の例を示す。 〔主要符号〕 1、21……内部高発泡体(芯材) 2、22……インサート 23……保護被膜 5a、23a……インサートの露出した表面上の保護被膜 5b、23b……内部高発泡体の表面上の保護被膜 4、24……スキン層。
って、 第1図はエアスタビライザーのリム成形の例、 第2図はコンベア用ローラーのリム成形の例を示す。 〔主要符号〕 1、21……内部高発泡体(芯材) 2、22……インサート 23……保護被膜 5a、23a……インサートの露出した表面上の保護被膜 5b、23b……内部高発泡体の表面上の保護被膜 4、24……スキン層。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 7/02 9268−4F // B29K 23:00 25:00 61:04 75:00 77:00 105:04 105:20 B29L 9:00
Claims (15)
- 【請求項1】1)第1の成形型において、基部を有する
インサートを該基部の一部が表面に露出するべく挿置し
て、内部高発泡体を発泡成形し、 2)前記内部高発泡体の表面及び前記基部の露出した表
面に保護被膜を、前記基部の露出した表面上の保護被膜
が前記内部高発泡体の表面上の保護被膜より厚くなるべ
く形成して、前記基部の前記内部高発泡体への固定を強
化し、ついで 3)第2の成形型に前記内部高発泡体を芯材としてセッ
トし、芯材と成形型の隙間に反応性プラスチックまたは
反応性エラストマーを注入し、リム成形して前記芯材と
一体化したスキン層を形成することから成るリム成形サ
ンドイッチ構造物の製造方法。 - 【請求項2】前記内部高発泡体は密度0.01〜0.20にまで
発泡させる請求項1記載の方法。 - 【請求項3】前記内部高発泡体はポリスチレンフォーム
である請求項2記載の方法。 - 【請求項4】前記内部高発泡体はポリプロピレンフォー
ムである請求項2記載の方法。 - 【請求項5】前記内部高発泡体はポリエチレンフォーム
である請求項2記載の方法。 - 【請求項6】前記内部高発泡体はフェノール樹脂である
請求項2記載の方法。 - 【請求項7】前記反応性プラスチックはポリウレタンま
たはその複合体である請求項1記載の方法。 - 【請求項8】前記反応性プラスチックはポリアミドまた
はその複合体である請求項1記載の方法。 - 【請求項9】前記反応性プラスチックはポリエステルま
たはその複合体である請求項1記載の方法。 - 【請求項10】前記スキン層を非発泡とする請求項7、
8または9記載の方法。 - 【請求項11】前記スキン層を発泡させる請求項7、8
または9項記載の方法。 - 【請求項12】前記スキン層は硬質とする請求項10また
は11項記載の方法。 - 【請求項13】前記スキン層は半硬質とする請求項10ま
たは11項記載の方法。 - 【請求項14】前記保護被膜の形成は i)無機フィラー、繊維状物もしくはその他の有機物を
添加した、または添加しない、硬質、半硬質または軟質
のポリウレタン、エポキシ、ポリエステルなどの反応性
プラスチックコーティング材を塗布し硬化させるか、 ii)ポリアミドのギ酸溶液を塗布し乾燥させるか、また
は iii)前記コーティング材を塗布した上に、合成、天然
および無機繊維よりなる各種不織布、編織物、パルプな
どの繊維素シートもしくはプラスチックフィルムを貼用
し乾燥して硬化させるか、のいずれかにより行なう請求
項1記載の方法。 - 【請求項15】請求項1、2、3、4、5、6、7、
8、9、10、11、12、13又は14に記載の方法により製造
されたリム成形サンドイッチ構造物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63113543A JPH0780195B2 (ja) | 1988-05-12 | 1988-05-12 | リム成形サンドイッチ構造物およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63113543A JPH0780195B2 (ja) | 1988-05-12 | 1988-05-12 | リム成形サンドイッチ構造物およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01285316A JPH01285316A (ja) | 1989-11-16 |
JPH0780195B2 true JPH0780195B2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=14614978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63113543A Expired - Lifetime JPH0780195B2 (ja) | 1988-05-12 | 1988-05-12 | リム成形サンドイッチ構造物およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0780195B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE19650854C1 (de) * | 1996-11-27 | 1998-03-12 | Petri Ag | Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung eines Mehrschicht-Kunststoffteils |
GB2415162A (en) * | 2004-06-15 | 2005-12-21 | L & L Products Inc | Improvements in or relating to laminar mouldings |
EP1857247A1 (en) * | 2006-05-18 | 2007-11-21 | Recticel | Method for producing a multilayered part |
US9333690B2 (en) | 2010-03-26 | 2016-05-10 | Mitsubishi Heavy Industries Plastic Technology | Method for manufacturing a fiber-reinforced composite material |
EP3529026A1 (en) * | 2016-10-18 | 2019-08-28 | Basf Se | Integrated articles with substantially seamless, preferably substantially faultless shallsand preparation thereof |
-
1988
- 1988-05-12 JP JP63113543A patent/JPH0780195B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH01285316A (ja) | 1989-11-16 |
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