JPH0986738A - 画像記録材料搬送装置 - Google Patents
画像記録材料搬送装置Info
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- JPH0986738A JPH0986738A JP25129595A JP25129595A JPH0986738A JP H0986738 A JPH0986738 A JP H0986738A JP 25129595 A JP25129595 A JP 25129595A JP 25129595 A JP25129595 A JP 25129595A JP H0986738 A JPH0986738 A JP H0986738A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 単一の駆動源によるコンパクトな構造でかつ
複雑な制御を要することなく、マガジンから引き出され
切断された後の画像記録材料の引出し部分をマガジンへ
巻き戻す動作と、切断後の画像記録材料を次の処理部へ
搬送する動作とを同時に行うことができる画像記録材料
搬送装置を得る。 【解決手段】 モータ204と搬送ローラ192を連結
する駆動系にはギヤユニット214が配置されている。
ワンウェイクラッチ224、226は互いに回転力伝達
方向が同じで同軸的に配置されている。このため、モー
タ204の回転が正逆で切り換えられても、ギヤ220
とギヤ218の何れか一方のみが何れも正方向の回転力
を伝達することになり、ニップローラ186の逆方向回
転(感光材料184の巻戻し動作)と、搬送ローラ19
2の正方向回転(感光材料184の搬送動作)を同時に
行うことができる。
複雑な制御を要することなく、マガジンから引き出され
切断された後の画像記録材料の引出し部分をマガジンへ
巻き戻す動作と、切断後の画像記録材料を次の処理部へ
搬送する動作とを同時に行うことができる画像記録材料
搬送装置を得る。 【解決手段】 モータ204と搬送ローラ192を連結
する駆動系にはギヤユニット214が配置されている。
ワンウェイクラッチ224、226は互いに回転力伝達
方向が同じで同軸的に配置されている。このため、モー
タ204の回転が正逆で切り換えられても、ギヤ220
とギヤ218の何れか一方のみが何れも正方向の回転力
を伝達することになり、ニップローラ186の逆方向回
転(感光材料184の巻戻し動作)と、搬送ローラ19
2の正方向回転(感光材料184の搬送動作)を同時に
行うことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像記録材料搬送装
置に係り、特に、マガジン内に収容された画像記録材料
を引き出し、更に切断された後の画像記録材料を搬送す
ると共に画像記録材料の切断残部(引出し部分)を再び
マガジン内に巻き戻すための画像記録材料搬送装置に関
する。
置に係り、特に、マガジン内に収容された画像記録材料
を引き出し、更に切断された後の画像記録材料を搬送す
ると共に画像記録材料の切断残部(引出し部分)を再び
マガジン内に巻き戻すための画像記録材料搬送装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】画像記録材料として、例えば感光材料と
受像材料とを用いて画像記録処理を行う画像記録装置が
知られている。
受像材料とを用いて画像記録処理を行う画像記録装置が
知られている。
【0003】この種の画像記録装置では、感光材料と受
像材料は、内部が遮光状態とされたマガジンにそれぞれ
ロール状に巻き取られて収容されており、画像記録処理
を行う度に引出しローラによって挟持されて順次引き出
して使用される。また画像記録装置には、感光材料に画
像形成用溶媒を塗布するための水塗布部が配置されてお
り、さらに、加熱ドラムとこの加熱ドラムの外周に圧接
し加熱ドラムと共に回転する無端圧接ベルトから成る熱
現像転写部が配置されている。
像材料は、内部が遮光状態とされたマガジンにそれぞれ
ロール状に巻き取られて収容されており、画像記録処理
を行う度に引出しローラによって挟持されて順次引き出
して使用される。また画像記録装置には、感光材料に画
像形成用溶媒を塗布するための水塗布部が配置されてお
り、さらに、加熱ドラムとこの加熱ドラムの外周に圧接
し加熱ドラムと共に回転する無端圧接ベルトから成る熱
現像転写部が配置されている。
【0004】マガジンから引出しローラによって所定寸
法引き出されて切断された感光材料は、搬送ローラによ
って挟持搬送されながら画像が露光され、さらに水塗布
部において画像形成用溶媒としての水が塗布された後に
熱現像転写部へ送り込まれる。一方、受像材料は、感光
材料と同様にマガジンから引出しローラによって所定寸
法引き出されて切断され、搬送ローラによって感光材料
と同期して熱現像転写部へ送り込まれる。熱現像転写部
においては、水塗布後の感光材料が受像材料と重ね合わ
され、この状態で加熱ドラムの外周へ密着して巻き付け
られる。さらに、両材料は加熱ドラムと無端圧接ベルト
との間で挟持搬送されながら感光材料が熱現像されると
共に受像材料へ画像が転写され、所定の画像が受像材料
に形成(記録)される構成である。
法引き出されて切断された感光材料は、搬送ローラによ
って挟持搬送されながら画像が露光され、さらに水塗布
部において画像形成用溶媒としての水が塗布された後に
熱現像転写部へ送り込まれる。一方、受像材料は、感光
材料と同様にマガジンから引出しローラによって所定寸
法引き出されて切断され、搬送ローラによって感光材料
と同期して熱現像転写部へ送り込まれる。熱現像転写部
においては、水塗布後の感光材料が受像材料と重ね合わ
され、この状態で加熱ドラムの外周へ密着して巻き付け
られる。さらに、両材料は加熱ドラムと無端圧接ベルト
との間で挟持搬送されながら感光材料が熱現像されると
共に受像材料へ画像が転写され、所定の画像が受像材料
に形成(記録)される構成である。
【0005】ところで、このような画像記録装置におい
ては、マガジンから所定寸法引き出されて切断された後
の例えば感光材料は、不用意な露光の防止やマガジン取
出し性の確保のために、引出しローラを逆回転させるこ
とによって、感光材料の先端部が僅かにニツプされる程
度まで再びマガジン内へ巻き戻されるようになってい
る。
ては、マガジンから所定寸法引き出されて切断された後
の例えば感光材料は、不用意な露光の防止やマガジン取
出し性の確保のために、引出しローラを逆回転させるこ
とによって、感光材料の先端部が僅かにニツプされる程
度まで再びマガジン内へ巻き戻されるようになってい
る。
【0006】この場合、切断後の感光材料を搬送する搬
送ローラは正方向にのみ回転して切断後の感光材料をそ
のまま搬送すれば良いものの、このような感光材料をマ
ガジンから引き出し及び巻き戻しする引出しローラは、
前述の如く正逆両方向に回転する必要があるため、当初
は、引出しローラの駆動系と搬送ローラの駆動系にそれ
ぞれ別にモータ等の駆動源を配置して独立して回転制御
を行なっていた。しかしながら、このように各駆動系毎
に独立して異なるモータを配置する構成としたのでは、
部品点数や配置スペースさらにはコストが増加する。
送ローラは正方向にのみ回転して切断後の感光材料をそ
のまま搬送すれば良いものの、このような感光材料をマ
ガジンから引き出し及び巻き戻しする引出しローラは、
前述の如く正逆両方向に回転する必要があるため、当初
は、引出しローラの駆動系と搬送ローラの駆動系にそれ
ぞれ別にモータ等の駆動源を配置して独立して回転制御
を行なっていた。しかしながら、このように各駆動系毎
に独立して異なるモータを配置する構成としたのでは、
部品点数や配置スペースさらにはコストが増加する。
【0007】そこで、引出しローラの駆動系と搬送ロー
ラの駆動系を共に単一のモータによって駆動する機構が
考えられている。この種の駆動機構では、例えば、モー
タと搬送ローラとの間にワンウエイクラッチを設けてモ
ータの逆回転時には駆動力が搬送ローラへ伝達されない
ように構成されており、これにより、モータの逆回転に
よって引出しローラを逆方向に回転させて感光材料(引
出し部分)をマガジンに巻き戻すことができ、引出しロ
ーラによるマガジンへの巻き戻し時にもこの動作が搬送
ローラに影響することがなく、感光材料の引出し部分の
マガジンへの巻き戻し動作と切断された後の材料の搬送
動作とを単一のモータによって行うことができる。した
がって、部品点数や配置スペースが削減されコストの低
減を図ることもできる。
ラの駆動系を共に単一のモータによって駆動する機構が
考えられている。この種の駆動機構では、例えば、モー
タと搬送ローラとの間にワンウエイクラッチを設けてモ
ータの逆回転時には駆動力が搬送ローラへ伝達されない
ように構成されており、これにより、モータの逆回転に
よって引出しローラを逆方向に回転させて感光材料(引
出し部分)をマガジンに巻き戻すことができ、引出しロ
ーラによるマガジンへの巻き戻し時にもこの動作が搬送
ローラに影響することがなく、感光材料の引出し部分の
マガジンへの巻き戻し動作と切断された後の材料の搬送
動作とを単一のモータによって行うことができる。した
がって、部品点数や配置スペースが削減されコストの低
減を図ることもできる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如き構成の駆動機構では、単一のモータによって搬送ロ
ーラの駆動系と引出しローラの駆動系とを共に駆動して
部品点数や配置スペースが削減されコストの低減を図る
こともできるものの、引出しローラによるマガジンへの
巻き戻し動作と、切断された後の材料の搬送動作とを同
時に行うことができず(換言すれば、引出しローラによ
るマガジンへの巻き戻し動作が完了した後でないと、切
断された後の材料の搬送を行うことができず)、このた
め全体的な画像記録処理の時間が長くなる欠点があっ
た。
如き構成の駆動機構では、単一のモータによって搬送ロ
ーラの駆動系と引出しローラの駆動系とを共に駆動して
部品点数や配置スペースが削減されコストの低減を図る
こともできるものの、引出しローラによるマガジンへの
巻き戻し動作と、切断された後の材料の搬送動作とを同
時に行うことができず(換言すれば、引出しローラによ
るマガジンへの巻き戻し動作が完了した後でないと、切
断された後の材料の搬送を行うことができず)、このた
め全体的な画像記録処理の時間が長くなる欠点があっ
た。
【0009】本発明は上記事実を考慮し、単一の駆動源
によるコンパクトな構造で複雑な制御を要することなく
効率的に、マガジンから引き出され切断された後の画像
記録材料の引出し部分をマガジンへ巻き戻す動作と、切
断後の画像記録材料を次の処理部へ搬送する動作とを同
時に行うことができ、処理時間を短縮することができる
画像記録材料搬送装置を得ることが目的である。
によるコンパクトな構造で複雑な制御を要することなく
効率的に、マガジンから引き出され切断された後の画像
記録材料の引出し部分をマガジンへ巻き戻す動作と、切
断後の画像記録材料を次の処理部へ搬送する動作とを同
時に行うことができ、処理時間を短縮することができる
画像記録材料搬送装置を得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の画
像記録材料搬送装置は、マガジン内に収容された画像記
録材料を挟持して、正回転することにより引き出し搬送
すると共に逆回転することにより巻き戻し搬送する引出
巻戻しローラと、前記引出巻戻しローラによって引き出
され切断された後の画像記録材料を搬送する搬送ローラ
と、正方向及び逆方向に回転可能とされ前記引出巻戻し
ローラ及び搬送ローラを駆動するための単一の駆動源
と、前記駆動源の正方向の回転力を前記引出巻戻しロー
ラ及び搬送ローラへ共に正方向回転力として伝達し、か
つ、前記駆動源の逆方向の回転力を前記引出巻戻しロー
ラへ逆方向回転力として伝達すると共に前記搬送ローラ
へ正方向回転力として伝達する回転力伝達機構と、を備
えている。
像記録材料搬送装置は、マガジン内に収容された画像記
録材料を挟持して、正回転することにより引き出し搬送
すると共に逆回転することにより巻き戻し搬送する引出
巻戻しローラと、前記引出巻戻しローラによって引き出
され切断された後の画像記録材料を搬送する搬送ローラ
と、正方向及び逆方向に回転可能とされ前記引出巻戻し
ローラ及び搬送ローラを駆動するための単一の駆動源
と、前記駆動源の正方向の回転力を前記引出巻戻しロー
ラ及び搬送ローラへ共に正方向回転力として伝達し、か
つ、前記駆動源の逆方向の回転力を前記引出巻戻しロー
ラへ逆方向回転力として伝達すると共に前記搬送ローラ
へ正方向回転力として伝達する回転力伝達機構と、を備
えている。
【0011】請求項1記載の画像記録材料搬送装置で
は、マガジン内に収容された画像記録材料は引出巻戻し
ローラによって引き出され、切断された後には、引出し
部分が引出巻戻しローラによってマガジンに巻き戻さ
れ、切断部分は搬送ローラによって搬送される。
は、マガジン内に収容された画像記録材料は引出巻戻し
ローラによって引き出され、切断された後には、引出し
部分が引出巻戻しローラによってマガジンに巻き戻さ
れ、切断部分は搬送ローラによって搬送される。
【0012】ここで、画像記録材料の引出しの際には、
駆動源を正方向に回転させると、回転力伝達機構によっ
て回転力が伝達されて、引出しローラが正方向に回転さ
れると共に搬送ローラも正方向に回転され、画像記録材
料が搬送される。一方、画像記録材料が引き出され切断
された後には、駆動源を逆方向に回転させることによ
り、引出しローラが逆方向に回転されると共にこれと同
時に搬送ローラが正方向に回転される。これにより、画
像記録材料の引出し部分が引出巻戻しローラによってマ
ガジンに巻き戻され、これと同時に切断部分は搬送ロー
ラによって搬送されることになる。
駆動源を正方向に回転させると、回転力伝達機構によっ
て回転力が伝達されて、引出しローラが正方向に回転さ
れると共に搬送ローラも正方向に回転され、画像記録材
料が搬送される。一方、画像記録材料が引き出され切断
された後には、駆動源を逆方向に回転させることによ
り、引出しローラが逆方向に回転されると共にこれと同
時に搬送ローラが正方向に回転される。これにより、画
像記録材料の引出し部分が引出巻戻しローラによってマ
ガジンに巻き戻され、これと同時に切断部分は搬送ロー
ラによって搬送されることになる。
【0013】このように本発明に係る画像記録装置で
は、単一の駆動源によって、マガジン内に収容された画
像記録材料を引き出すことができるのみならず、マガジ
ンから引き出され切断された後の画像記録材料の引出し
部分をマガジンへ巻き戻す動作と、切断後の画像記録材
料を次の処理部へ搬送する動作とを同時に行うことがで
き、処理時間を短縮することができる。さらに、部品点
数や配置スペースが減少しコストも低減する。
は、単一の駆動源によって、マガジン内に収容された画
像記録材料を引き出すことができるのみならず、マガジ
ンから引き出され切断された後の画像記録材料の引出し
部分をマガジンへ巻き戻す動作と、切断後の画像記録材
料を次の処理部へ搬送する動作とを同時に行うことがで
き、処理時間を短縮することができる。さらに、部品点
数や配置スペースが減少しコストも低減する。
【0014】請求項2に係る発明の画像記録材料搬送装
置は、請求項1記載の画像記録材料搬送装置において、
前記回転力伝達機構は、前記駆動源と前記引出巻戻しロ
ーラ及び搬送ローラとの間に配置され、前記駆動源と前
記引出巻戻しローラ及び搬送ローラとを連結して前記駆
動源の回転力を前記引出巻戻しローラ及び搬送ローラへ
伝達する複数のギヤを有し、互いに回転力伝達方向が同
じとされた二つのワンウェイクラッチを前記駆動源と前
記搬送ローラとの間の一のギヤに同軸的に配置して、一
方のワンウェイクラッチのみが前記駆動源の回転力を前
記搬送ローラへ伝達する第1の駆動力伝達系と、他方の
ワンウェイクラッチのみが前記駆動源の回転力を前記搬
送ローラへ伝達する第2の駆動力伝達系とを構成し、か
つ、前記第1の駆動力伝達系及び第2の駆動力伝達系の
うち何れか一方に変速及び回転方向逆転用の変速逆転機
構を介在させて連結し、前記駆動源の正方向回転及び逆
方向回転を搬送ローラへ共に正方向回転力として伝達可
能とし、前記駆動源の回転方向を正逆に切り換えること
により、前記駆動源の正方向回転により前記引出巻戻し
ローラ及び搬送ローラを正方向回転させ、かつ、前記駆
動源の逆方向回転により前記引出巻戻しローラを逆方向
回転させると共に同時に前記搬送ローラを正方向回転さ
せる、ことを特徴としている。
置は、請求項1記載の画像記録材料搬送装置において、
前記回転力伝達機構は、前記駆動源と前記引出巻戻しロ
ーラ及び搬送ローラとの間に配置され、前記駆動源と前
記引出巻戻しローラ及び搬送ローラとを連結して前記駆
動源の回転力を前記引出巻戻しローラ及び搬送ローラへ
伝達する複数のギヤを有し、互いに回転力伝達方向が同
じとされた二つのワンウェイクラッチを前記駆動源と前
記搬送ローラとの間の一のギヤに同軸的に配置して、一
方のワンウェイクラッチのみが前記駆動源の回転力を前
記搬送ローラへ伝達する第1の駆動力伝達系と、他方の
ワンウェイクラッチのみが前記駆動源の回転力を前記搬
送ローラへ伝達する第2の駆動力伝達系とを構成し、か
つ、前記第1の駆動力伝達系及び第2の駆動力伝達系の
うち何れか一方に変速及び回転方向逆転用の変速逆転機
構を介在させて連結し、前記駆動源の正方向回転及び逆
方向回転を搬送ローラへ共に正方向回転力として伝達可
能とし、前記駆動源の回転方向を正逆に切り換えること
により、前記駆動源の正方向回転により前記引出巻戻し
ローラ及び搬送ローラを正方向回転させ、かつ、前記駆
動源の逆方向回転により前記引出巻戻しローラを逆方向
回転させると共に同時に前記搬送ローラを正方向回転さ
せる、ことを特徴としている。
【0015】請求項2記載の画像記録材料搬送装置で
は、マガジン内に収容された画像記録材料は引出巻戻し
ローラによって引き出され、切断された後には、引出し
部分が引出巻戻しローラによってマガジンに巻き戻さ
れ、切断部分は搬送ローラによって搬送される。
は、マガジン内に収容された画像記録材料は引出巻戻し
ローラによって引き出され、切断された後には、引出し
部分が引出巻戻しローラによってマガジンに巻き戻さ
れ、切断部分は搬送ローラによって搬送される。
【0016】ここで、画像記録材料の引出しの際には、
駆動源を正方向に回転させると、引出巻戻しローラが正
方向に回転されると共に、駆動源と搬送ローラとの間の
ギヤに配置された一方のワンウェイクラッチのみが回転
力を伝達して搬送ローラも正方向に回転され、画像記録
材料が搬送される。一方、画像記録材料が引き出され切
断された後には、駆動源を逆方向に回転させることによ
り、引出しローラが逆方向に回転されると共にこれと同
時に、駆動源と搬送ローラとの間のギヤに配置された他
方のワンウェイクラッチのみが回転力を伝達する。すな
わちこの際には、他方のワンウェイクラッチによる駆動
力伝達系には変速及び回転方向逆転用の変速逆転機構が
介在されて連結されているため、駆動源の逆方向回転は
この変速逆転機構によって回転方向が逆転されて伝達さ
れ、搬送ローラは正方向に回転される。これにより、画
像記録材料の引出し部分が引出巻戻しローラによってマ
ガジンに巻き戻され、これと同時に切断部分は搬送ロー
ラによって搬送されることになる。
駆動源を正方向に回転させると、引出巻戻しローラが正
方向に回転されると共に、駆動源と搬送ローラとの間の
ギヤに配置された一方のワンウェイクラッチのみが回転
力を伝達して搬送ローラも正方向に回転され、画像記録
材料が搬送される。一方、画像記録材料が引き出され切
断された後には、駆動源を逆方向に回転させることによ
り、引出しローラが逆方向に回転されると共にこれと同
時に、駆動源と搬送ローラとの間のギヤに配置された他
方のワンウェイクラッチのみが回転力を伝達する。すな
わちこの際には、他方のワンウェイクラッチによる駆動
力伝達系には変速及び回転方向逆転用の変速逆転機構が
介在されて連結されているため、駆動源の逆方向回転は
この変速逆転機構によって回転方向が逆転されて伝達さ
れ、搬送ローラは正方向に回転される。これにより、画
像記録材料の引出し部分が引出巻戻しローラによってマ
ガジンに巻き戻され、これと同時に切断部分は搬送ロー
ラによって搬送されることになる。
【0017】このように本発明に係る画像記録装置で
は、単一の駆動源によって、マガジン内に収容された画
像記録材料を引き出すことができるのみならず、マガジ
ンから引き出され切断された後の画像記録材料の引出し
部分をマガジンへ巻き戻す動作と、切断後の画像記録材
料を次の処理部へ搬送する動作とを同時に行うことがで
き、処理時間を短縮することができる。さらに、部品点
数や配置スペースが減少しコストも低減する。
は、単一の駆動源によって、マガジン内に収容された画
像記録材料を引き出すことができるのみならず、マガジ
ンから引き出され切断された後の画像記録材料の引出し
部分をマガジンへ巻き戻す動作と、切断後の画像記録材
料を次の処理部へ搬送する動作とを同時に行うことがで
き、処理時間を短縮することができる。さらに、部品点
数や配置スペースが減少しコストも低減する。
【0018】請求項3に係る発明の画像記録材料搬送装
置は、請求項2記載の画像記録材料搬送装置において、
前記変速逆転機構をギヤによって構成したことを特徴と
している。
置は、請求項2記載の画像記録材料搬送装置において、
前記変速逆転機構をギヤによって構成したことを特徴と
している。
【0019】請求項3記載の画像記録材料搬送装置で
は、変速逆転機構がギヤによって構成されており、駆動
源の逆方向回転時には、このギヤによって駆動力が変速
及び逆転されて正方向回転力として搬送ローラに伝達さ
れる。したがって、機構が簡単となり確実に回転力を伝
達することができる。
は、変速逆転機構がギヤによって構成されており、駆動
源の逆方向回転時には、このギヤによって駆動力が変速
及び逆転されて正方向回転力として搬送ローラに伝達さ
れる。したがって、機構が簡単となり確実に回転力を伝
達することができる。
【0020】さらに、ギヤによる変速比を適宜変更する
ことで、前述の二つの状態における画像記録材料の搬送
速度及びその変速度合を任意に設定することができ、ま
た大きな搬送速度差(減速比)を得ることもできる。
ことで、前述の二つの状態における画像記録材料の搬送
速度及びその変速度合を任意に設定することができ、ま
た大きな搬送速度差(減速比)を得ることもできる。
【0021】請求項4に係る発明の画像記録材料搬送装
置は、請求項2記載の画像記録材料搬送装置において、
前記変速逆転機構をベルト及びプーリによって構成した
ことを特徴としている。
置は、請求項2記載の画像記録材料搬送装置において、
前記変速逆転機構をベルト及びプーリによって構成した
ことを特徴としている。
【0022】請求項4記載の画像記録材料搬送装置で
は、変速逆転機構がベルト及びプーリによって構成され
ており、駆動源の逆方向回転時には、このベルト及びプ
ーリによって駆動力が変速及び逆転されて正方向回転力
として搬送ローラに伝達される。したがって、機構が簡
単となり確実に回転力を伝達することができる。
は、変速逆転機構がベルト及びプーリによって構成され
ており、駆動源の逆方向回転時には、このベルト及びプ
ーリによって駆動力が変速及び逆転されて正方向回転力
として搬送ローラに伝達される。したがって、機構が簡
単となり確実に回転力を伝達することができる。
【0023】さらに、ベルト及びプーリによる変速比を
適宜変更することで、前述の二つの状態における画像記
録材料の搬送速度及びその変速度合を任意に設定するこ
とができ、また大きな搬送速度差(減速比)を得ること
もできる。
適宜変更することで、前述の二つの状態における画像記
録材料の搬送速度及びその変速度合を任意に設定するこ
とができ、また大きな搬送速度差(減速比)を得ること
もできる。
【0024】請求項5に係る発明の画像記録材料搬送装
置は、請求項1、請求項2、請求項3、または請求項4
記載の画像記録材料搬送装置において、前記駆動源の逆
方向回転時における前記引出巻戻しローラの回転速度と
搬送ローラの回転速度とを、前記搬送ローラによる画像
記録材料の必要搬送量に応じて異ならせたことを特徴と
している。
置は、請求項1、請求項2、請求項3、または請求項4
記載の画像記録材料搬送装置において、前記駆動源の逆
方向回転時における前記引出巻戻しローラの回転速度と
搬送ローラの回転速度とを、前記搬送ローラによる画像
記録材料の必要搬送量に応じて異ならせたことを特徴と
している。
【0025】請求項5記載の画像記録材料搬送装置で
は、駆動源の逆方向回転時における引出巻戻しローラの
回転速度と搬送ローラの回転速度とが、搬送ローラによ
る画像記録材料の必要搬送量に応じて異なって設定され
る。すなわち、マガジンから引き出され切断された後の
画像記録材料の引出し部分を引出巻戻しローラによって
マガジンへ巻戻す動作と、切断後の画像記録材料を搬送
ローラによって次の処理部へ搬送する動作とを同時に行
う際には、引出巻戻しローラの回転速度(すなわち、画
像記録材料の引出し部分のマガジンへの巻き戻し速度)
と搬送ローラの回転速度(すなわち、切断後の画像記録
材料の搬送速度)とが、搬送ローラによる画像記録材料
の必要搬送量に応じて異なって設定される。
は、駆動源の逆方向回転時における引出巻戻しローラの
回転速度と搬送ローラの回転速度とが、搬送ローラによ
る画像記録材料の必要搬送量に応じて異なって設定され
る。すなわち、マガジンから引き出され切断された後の
画像記録材料の引出し部分を引出巻戻しローラによって
マガジンへ巻戻す動作と、切断後の画像記録材料を搬送
ローラによって次の処理部へ搬送する動作とを同時に行
う際には、引出巻戻しローラの回転速度(すなわち、画
像記録材料の引出し部分のマガジンへの巻き戻し速度)
と搬送ローラの回転速度(すなわち、切断後の画像記録
材料の搬送速度)とが、搬送ローラによる画像記録材料
の必要搬送量に応じて異なって設定される。
【0026】例えば、カッターの配置位置等の要因によ
り、画像記録材料の引出し部分のマガジンへの必要巻戻
し量に比べて、切断後の画像記録材料の必要搬送量が多
い場合には、駆動源の逆方向回転時における減速(変
速)比が引出巻戻しローラの回転速度よりも搬送ローラ
の回転速度が速くなるように設定される。したがって、
引出巻戻しローラの逆方向回転と搬送ローラの正方向回
転が同時に停止しても(画像記録材料の引出し部分を引
出巻戻しローラによってマガジンへ巻戻す動作と、切断
後の画像記録材料を搬送ローラによって次の処理部へ搬
送する動作とが同時に終了しても)、巻戻し未了状態と
なったり不充分な搬送状態となることがなく、巻戻し動
作と搬送動作とを同時に効率よく完了することができ
る。
り、画像記録材料の引出し部分のマガジンへの必要巻戻
し量に比べて、切断後の画像記録材料の必要搬送量が多
い場合には、駆動源の逆方向回転時における減速(変
速)比が引出巻戻しローラの回転速度よりも搬送ローラ
の回転速度が速くなるように設定される。したがって、
引出巻戻しローラの逆方向回転と搬送ローラの正方向回
転が同時に停止しても(画像記録材料の引出し部分を引
出巻戻しローラによってマガジンへ巻戻す動作と、切断
後の画像記録材料を搬送ローラによって次の処理部へ搬
送する動作とが同時に終了しても)、巻戻し未了状態と
なったり不充分な搬送状態となることがなく、巻戻し動
作と搬送動作とを同時に効率よく完了することができ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】図3には本発明の第1の実施の形
態に係る画像記録材料搬送装置が適用されて構成された
画像記録装置10の概略全体構成図が示されており、図
4には画像記録装置10の外観斜視図が示されている。
この画像記録装置10は、熱現像感光材料へ画像を露光
し、かつ受像材料へ熱現像転写して画像を形成する装置
である。
態に係る画像記録材料搬送装置が適用されて構成された
画像記録装置10の概略全体構成図が示されており、図
4には画像記録装置10の外観斜視図が示されている。
この画像記録装置10は、熱現像感光材料へ画像を露光
し、かつ受像材料へ熱現像転写して画像を形成する装置
である。
【0028】画像記録装置10は全体として箱型に構成
されており、機台12には、前面扉13、側面扉15等
が取り付けられている。各扉を開放することにより機台
12内を露出状態とすることができる。なお、各扉には
図示を省略した所謂インターロック機構による安全装置
が施されており、扉が開放されると同時に所定部位の電
源が切れるようになっている。
されており、機台12には、前面扉13、側面扉15等
が取り付けられている。各扉を開放することにより機台
12内を露出状態とすることができる。なお、各扉には
図示を省略した所謂インターロック機構による安全装置
が施されており、扉が開放されると同時に所定部位の電
源が切れるようになっている。
【0029】また、画像記録装置10の機台12の上面
には、原稿Gを載置するための載置台14が設けられて
いる。載置台14には、矩形状の孔が設けられ透明ガラ
ス板16が取付けられており、さらに、透明ガラス板1
6上に装置奥側の辺を軸として開閉可能な押えカバー1
8が取付けられている。
には、原稿Gを載置するための載置台14が設けられて
いる。載置台14には、矩形状の孔が設けられ透明ガラ
ス板16が取付けられており、さらに、透明ガラス板1
6上に装置奥側の辺を軸として開閉可能な押えカバー1
8が取付けられている。
【0030】一方、画像記録装置10の機台12内には
感材マガジン20が配置されており、感光材料22がロ
ール状に巻取られて収納されている。この感光材料22
の幅方向寸法は、例えば135mmとなっている。また感
光材料22は、支持体上に感光性ハロゲン化銀、バイン
ダー、色素供与性物質、還元剤を有するものであり、そ
の感光(露光)面が装置の右斜め下方へ向いて巻き取ら
れている。
感材マガジン20が配置されており、感光材料22がロ
ール状に巻取られて収納されている。この感光材料22
の幅方向寸法は、例えば135mmとなっている。また感
光材料22は、支持体上に感光性ハロゲン化銀、バイン
ダー、色素供与性物質、還元剤を有するものであり、そ
の感光(露光)面が装置の右斜め下方へ向いて巻き取ら
れている。
【0031】感材マガジン20は、感光材料22の幅方
向寸法に対応した長さに形成された図示を省略した胴部
とこの胴部の両端部に固定された一対の側枠部から四角
のボックス形に構成されており、機台12に設けられた
収容部内に収容されている。ここで、この感材マガジン
20は、四角の角部に設けられた感光材料22の取出し
口20Aが最も上部に位置する状態で配置されており、
感光材料22は右斜め上方へ向けて引き出される構成で
ある。
向寸法に対応した長さに形成された図示を省略した胴部
とこの胴部の両端部に固定された一対の側枠部から四角
のボックス形に構成されており、機台12に設けられた
収容部内に収容されている。ここで、この感材マガジン
20は、四角の角部に設けられた感光材料22の取出し
口20Aが最も上部に位置する状態で配置されており、
感光材料22は右斜め上方へ向けて引き出される構成で
ある。
【0032】なお、感材マガジン20の収容部には、感
材マガジン20の引出部分に図示を省略した内扉が配置
されており、感材マガジン20が収容部内に収納された
状態では、機台12の前面扉13が開放した場合であっ
ても収容部内に外光が入り込むことが無く、収納された
感光材料22が不用意に感光しないようになっている。
材マガジン20の引出部分に図示を省略した内扉が配置
されており、感材マガジン20が収容部内に収納された
状態では、機台12の前面扉13が開放した場合であっ
ても収容部内に外光が入り込むことが無く、収納された
感光材料22が不用意に感光しないようになっている。
【0033】感材マガジン20の感光材料取出し口20
A近傍には、引出しローラとしてのニップローラ24が
配置されている。このニップローラ24は、回転するこ
とにより感材マガジン20から感光材料22を引き出し
て搬送することができる。なお、ニップローラ24によ
る感光材料22の引出し搬送速度は、例えば50mm/sec
となっている。
A近傍には、引出しローラとしてのニップローラ24が
配置されている。このニップローラ24は、回転するこ
とにより感材マガジン20から感光材料22を引き出し
て搬送することができる。なお、ニップローラ24によ
る感光材料22の引出し搬送速度は、例えば50mm/sec
となっている。
【0034】ニップローラ24の上方には、カッタ26
が配置されており、ニップローラ24によって感材マガ
ジン20から所定長さ引き出された感光材料22を切断
することができる。カッタ26は、例えば固定刃と回転
刃から成るタイプのカッタとされており、回転刃をワイ
ヤ等によって搬送方向に垂直に移動させて固定刃と噛み
合わせ感光材料22を切断することができる。なお、カ
ッタ26の作動後にはニップローラ24が逆転し、この
ニップローラ24に感光材料22の先端部が僅かにニツ
プされる程度まで巻き戻されるようになっている。ま
た、カッタ26の作動及び巻戻し作動は、前記ニップロ
ーラ24の感光材料22引出し作動とは別の駆動系によ
って独立して行なわれる。
が配置されており、ニップローラ24によって感材マガ
ジン20から所定長さ引き出された感光材料22を切断
することができる。カッタ26は、例えば固定刃と回転
刃から成るタイプのカッタとされており、回転刃をワイ
ヤ等によって搬送方向に垂直に移動させて固定刃と噛み
合わせ感光材料22を切断することができる。なお、カ
ッタ26の作動後にはニップローラ24が逆転し、この
ニップローラ24に感光材料22の先端部が僅かにニツ
プされる程度まで巻き戻されるようになっている。ま
た、カッタ26の作動及び巻戻し作動は、前記ニップロ
ーラ24の感光材料22引出し作動とは別の駆動系によ
って独立して行なわれる。
【0035】カッタ26の上方には、搬送ローラ28、
搬送ローラ30、及びガイド板32が配置されており、
所定長さに切断された感光材料22を露光部34へ搬送
することができる。これらの搬送ローラ28、搬送ロー
ラ30も、前記ニップローラ24と同様に回転すること
により、搬送速度を例えば50mm/secまたは30mm/sec
とに切り換えて感光材料22を搬送することができる。
搬送ローラ30、及びガイド板32が配置されており、
所定長さに切断された感光材料22を露光部34へ搬送
することができる。これらの搬送ローラ28、搬送ロー
ラ30も、前記ニップローラ24と同様に回転すること
により、搬送速度を例えば50mm/secまたは30mm/sec
とに切り換えて感光材料22を搬送することができる。
【0036】露光部34は搬送ローラ36と搬送ローラ
38との間に位置しており、これらの搬送ローラ間が露
光部(露光点)とされて感光材料22が通過するように
なっている。なお、搬送ローラ36、搬送ローラ38に
よる感光材料22の搬送速度(露光部の通過速度)は、
例えば50mm/secとなっている。
38との間に位置しており、これらの搬送ローラ間が露
光部(露光点)とされて感光材料22が通過するように
なっている。なお、搬送ローラ36、搬送ローラ38に
よる感光材料22の搬送速度(露光部の通過速度)は、
例えば50mm/secとなっている。
【0037】露光部34の上方かつ前記透明ガラス板1
6の下方の空間部には、露光装置40が設けられてい
る。露光装置40は、ランプユニット42、ミラーユニ
ット44、フィルターユニット46、ミラーユニット4
8、及び、第6反射ミラー50を備えている。
6の下方の空間部には、露光装置40が設けられてい
る。露光装置40は、ランプユニット42、ミラーユニ
ット44、フィルターユニット46、ミラーユニット4
8、及び、第6反射ミラー50を備えている。
【0038】ランプユニット42は、光源としての棒状
のハロゲンランプ52及び第1ミラー54から構成され
ており、また、ミラーユニット44は第2ミラー56及
び第3ミラー58から構成されており、さらに、ミラー
ユニット48は第4ミラー60及び第5ミラー62から
構成されている。
のハロゲンランプ52及び第1ミラー54から構成され
ており、また、ミラーユニット44は第2ミラー56及
び第3ミラー58から構成されており、さらに、ミラー
ユニット48は第4ミラー60及び第5ミラー62から
構成されている。
【0039】また、フィルターユニット46は、三種
(C、M、Y)の色調整フィルター64、レンズ66、
及び絞り機構68を備えている。このフィルターユニッ
ト46は、ミラーユニット44の第3ミラー58とミラ
ーユニット48の第4ミラー60との間に配置されてお
り、原稿Gからの反射光の光路上に位置している。これ
により、原稿G(ミラーユニット44の第3ミラー5
8)からの反射光の結像及び色補正を行うことができ
る。
(C、M、Y)の色調整フィルター64、レンズ66、
及び絞り機構68を備えている。このフィルターユニッ
ト46は、ミラーユニット44の第3ミラー58とミラ
ーユニット48の第4ミラー60との間に配置されてお
り、原稿Gからの反射光の光路上に位置している。これ
により、原稿G(ミラーユニット44の第3ミラー5
8)からの反射光の結像及び色補正を行うことができ
る。
【0040】この露光装置40は、通常(等倍)の露光
の際には、ハロゲンランプ52からの光を載置台14に
載置された原稿Gへスリット状に照射しながら、ランプ
ユニット42及びミラーユニット44が原稿G(載置台
14)に沿って移動し、原稿Gからの反射光を露光部3
4に位置する感光材料22へ走査露光することができ
る。また、倍率を変更して露光する際には、倍率に応じ
てフィルターユニット46及びミラーユニット48が移
動されると共に、前述と同様にランプユニット42及び
ミラーユニット44が原稿Gに沿って移動して露光部3
4に位置する感光材料22へ走査露光するようになって
いる。
の際には、ハロゲンランプ52からの光を載置台14に
載置された原稿Gへスリット状に照射しながら、ランプ
ユニット42及びミラーユニット44が原稿G(載置台
14)に沿って移動し、原稿Gからの反射光を露光部3
4に位置する感光材料22へ走査露光することができ
る。また、倍率を変更して露光する際には、倍率に応じ
てフィルターユニット46及びミラーユニット48が移
動されると共に、前述と同様にランプユニット42及び
ミラーユニット44が原稿Gに沿って移動して露光部3
4に位置する感光材料22へ走査露光するようになって
いる。
【0041】露光部34の側方にはスイッチバック部7
0が設けられており、また、露光部34の下方には水塗
布部72が設けられている。感材マガジン20から上昇
し露光部34にて露光された感光材料22は、一旦スイ
ッチバック部70へ送り込まれた後に、搬送ローラ3
6、搬送ローラ38及び搬送ローラ30の逆回転によっ
て、再び露光部34を通過し、搬送ローラ30の直下に
設けられた分岐部74を経て水塗布部72へ送り込まれ
る構成である。
0が設けられており、また、露光部34の下方には水塗
布部72が設けられている。感材マガジン20から上昇
し露光部34にて露光された感光材料22は、一旦スイ
ッチバック部70へ送り込まれた後に、搬送ローラ3
6、搬送ローラ38及び搬送ローラ30の逆回転によっ
て、再び露光部34を通過し、搬送ローラ30の直下に
設けられた分岐部74を経て水塗布部72へ送り込まれ
る構成である。
【0042】水塗布部72では塗布タンク76が配置さ
れている。塗布タンク76は皿状に形成されており、内
部には画像形成用溶媒としての水が充填される。また、
塗布タンク76はその底壁が機台12に設けられたレー
ルにスライド移動可能に支持されており、前面扉13を
開放した状態で機台12の前面側へスライドさせること
により着脱自在とされている。
れている。塗布タンク76は皿状に形成されており、内
部には画像形成用溶媒としての水が充填される。また、
塗布タンク76はその底壁が機台12に設けられたレー
ルにスライド移動可能に支持されており、前面扉13を
開放した状態で機台12の前面側へスライドさせること
により着脱自在とされている。
【0043】また、塗布タンク76の感光材料22搬送
方向上流側の端部には供給ローラ78が配置されてお
り、さらに、感光材料22搬送方向下流側の端部には一
対のスクイズローラ80が配置されている。
方向上流側の端部には供給ローラ78が配置されてお
り、さらに、感光材料22搬送方向下流側の端部には一
対のスクイズローラ80が配置されている。
【0044】供給ローラ78およびスクイズローラ80
は、例えば、共に外径18mmのシリコンゴムローラとさ
れており、さらにそのゴム硬度は、供給ローラ78が例
えば60±5とされスクイズローラ80が例えば40±
5とされている。また、各ローラは、長手方向両端部に
おいてそれぞれ所定の加圧力(例えば、1kg)が加えら
れている。
は、例えば、共に外径18mmのシリコンゴムローラとさ
れており、さらにそのゴム硬度は、供給ローラ78が例
えば60±5とされスクイズローラ80が例えば40±
5とされている。また、各ローラは、長手方向両端部に
おいてそれぞれ所定の加圧力(例えば、1kg)が加えら
れている。
【0045】また、塗布タンク76の上方には、塗布タ
ンク76に対向してガイド板82が取り付けられてい
る。ガイド板82はアルミ等の金属材料によって形成さ
れており、このガイド板82と塗布タンク76との間が
感光材料22の通過部となっている。したがって、塗布
タンク76内に水が充填された場合には、感光材料22
がガイド板82と塗布タンク76との間へ送り込まれて
水が塗布され、さらに、スクイズローラ80により挟持
搬送されることによって余分な水が除去されるようにな
っている。
ンク76に対向してガイド板82が取り付けられてい
る。ガイド板82はアルミ等の金属材料によって形成さ
れており、このガイド板82と塗布タンク76との間が
感光材料22の通過部となっている。したがって、塗布
タンク76内に水が充填された場合には、感光材料22
がガイド板82と塗布タンク76との間へ送り込まれて
水が塗布され、さらに、スクイズローラ80により挟持
搬送されることによって余分な水が除去されるようにな
っている。
【0046】なおこの場合、ガイド板82と塗布タンク
76との間における感光材料22の水塗布長さ(感光材
料22が水の中を通過する長さ)は例えば100mmとな
っており、またその浸水時間は例えば2.5秒となって
いる。さらに、水塗布処理後(すなわち、スクイズロー
ラ80通過後)の感光材料22には、11±1gr/m
2 の水が塗布されるようになっている。また、ガイド板
82の上部にはセラミックヒータが取りつけられてお
り、水を昇温(例えば、40±3℃)させて塗布タンク
76内へ充填することができる。
76との間における感光材料22の水塗布長さ(感光材
料22が水の中を通過する長さ)は例えば100mmとな
っており、またその浸水時間は例えば2.5秒となって
いる。さらに、水塗布処理後(すなわち、スクイズロー
ラ80通過後)の感光材料22には、11±1gr/m
2 の水が塗布されるようになっている。また、ガイド板
82の上部にはセラミックヒータが取りつけられてお
り、水を昇温(例えば、40±3℃)させて塗布タンク
76内へ充填することができる。
【0047】塗布タンク76の下方の機台12には補助
オーバーフロー槽84が配置されており、さらに補助オ
ーバーフロー槽84の直下には補充タンク86が配置さ
れている。補充タンク86内には、画像形成用溶媒とし
ての水が充填されており、図示しないパイプ、ポンプ、
及び水フィルター88等を介して塗布タンク76に接続
されている。これにより、補充タンク86内の水を塗布
タンク76へ送給して充填できると共に、塗布タンク7
6内の水を補充タンク86へ排出する(戻す)ことがで
きる構成である。
オーバーフロー槽84が配置されており、さらに補助オ
ーバーフロー槽84の直下には補充タンク86が配置さ
れている。補充タンク86内には、画像形成用溶媒とし
ての水が充填されており、図示しないパイプ、ポンプ、
及び水フィルター88等を介して塗布タンク76に接続
されている。これにより、補充タンク86内の水を塗布
タンク76へ送給して充填できると共に、塗布タンク7
6内の水を補充タンク86へ排出する(戻す)ことがで
きる構成である。
【0048】水塗布部72の側方には熱現像転写部90
が配置されており、水塗布された(スクイズローラ80
を通過した後の)感光材料22が送り込まれるようにな
っている。
が配置されており、水塗布された(スクイズローラ80
を通過した後の)感光材料22が送り込まれるようにな
っている。
【0049】一方、感材マガジン20の側方の機台12
には受材マガジン92が配置されており、受像材料94
がロール状に巻取られて収納されている。受像材料94
の幅方向寸法は感光材料22よりも小さく(例えば、1
27mm)形成されている。また、受像材料94の画像形
成面には媒染剤を有する色素固定材料が塗布されてお
り、この画像形成面が装置の右斜め下方へ向いて巻き取
られている。
には受材マガジン92が配置されており、受像材料94
がロール状に巻取られて収納されている。受像材料94
の幅方向寸法は感光材料22よりも小さく(例えば、1
27mm)形成されている。また、受像材料94の画像形
成面には媒染剤を有する色素固定材料が塗布されてお
り、この画像形成面が装置の右斜め下方へ向いて巻き取
られている。
【0050】受材マガジン92は、感材マガジン20と
同様に、胴部とこの胴部の両端部に固定された一対の側
枠部から四角のボックス形に構成されており、機台12
の前面側(図1紙面手前側すなわち巻取られた受像材料
94の幅方向)へ引出し可能となっている。ここで、こ
の受材マガジン92は、前述した感材マガジン20と同
様に、四角の角部に設けられた受像材料94の取出し口
92Aが最も上部に位置する状態で配置されており、受
像材料94は右斜め上方へ向けて引き出される構成であ
る。
同様に、胴部とこの胴部の両端部に固定された一対の側
枠部から四角のボックス形に構成されており、機台12
の前面側(図1紙面手前側すなわち巻取られた受像材料
94の幅方向)へ引出し可能となっている。ここで、こ
の受材マガジン92は、前述した感材マガジン20と同
様に、四角の角部に設けられた受像材料94の取出し口
92Aが最も上部に位置する状態で配置されており、受
像材料94は右斜め上方へ向けて引き出される構成であ
る。
【0051】受材マガジン92の受像材料取出し口92
A近傍には、ニップローラ96が配置されており、受材
マガジン92から受像材料94を引き出して搬送するこ
とができると共に、そのニップを解除することができ
る。
A近傍には、ニップローラ96が配置されており、受材
マガジン92から受像材料94を引き出して搬送するこ
とができると共に、そのニップを解除することができ
る。
【0052】ニップローラ96の上方にはカッタ98が
配置されている。カッタ98は前述の感光材料用のカッ
タ26と同様に、例えば固定刃と回転刃から成るタイプ
のカッタとされており、回転刃をワイヤ等によって搬送
方向に垂直に移動させて固定刃と噛み合わせることによ
り、受材マガジン92から引き出された受像材料94を
感光材料22よりも短い長さに切断するようになってい
る。
配置されている。カッタ98は前述の感光材料用のカッ
タ26と同様に、例えば固定刃と回転刃から成るタイプ
のカッタとされており、回転刃をワイヤ等によって搬送
方向に垂直に移動させて固定刃と噛み合わせることによ
り、受材マガジン92から引き出された受像材料94を
感光材料22よりも短い長さに切断するようになってい
る。
【0053】カッタ98の上方には、感材マガジン20
の側方に位置して、搬送ローラ100、搬送ローラ10
2、及びガイド板104A、104Bが配置されてお
り、所定長さに切断された受像材料94を熱現像転写部
90へ搬送できる。
の側方に位置して、搬送ローラ100、搬送ローラ10
2、及びガイド板104A、104Bが配置されてお
り、所定長さに切断された受像材料94を熱現像転写部
90へ搬送できる。
【0054】ここで、図3乃至図5に詳細に示す如く、
搬送ローラ100の一方のローラ部100Aは、感材マ
ガジン20と反対側に位置するガイド板104Aに支持
されており、さらに、このガイド板104Aは下端部が
支軸106によって回動可能に支持されている。このた
め、支軸106周りにガイド板104Aを回動させるこ
とにより、ガイド板104Aは搬送ローラ100の一方
のローラ部100Aと共に対応するガイド板104Bか
ら離間して受像材料94の搬送路を開放することができ
る構成である。
搬送ローラ100の一方のローラ部100Aは、感材マ
ガジン20と反対側に位置するガイド板104Aに支持
されており、さらに、このガイド板104Aは下端部が
支軸106によって回動可能に支持されている。このた
め、支軸106周りにガイド板104Aを回動させるこ
とにより、ガイド板104Aは搬送ローラ100の一方
のローラ部100Aと共に対応するガイド板104Bか
ら離間して受像材料94の搬送路を開放することができ
る構成である。
【0055】さらに、ガイド板104Aの上端部には、
他方のガイド板104Bと反対方向へ向けて屈曲されて
押圧バネ部108が設けられている。この押圧バネ部1
08は、後述する第2の剥離搬送部150に対応してお
り、通常は第2の剥離搬送部150に当接してガイド板
104Aをガイド板104B方向へ押圧している。
他方のガイド板104Bと反対方向へ向けて屈曲されて
押圧バネ部108が設けられている。この押圧バネ部1
08は、後述する第2の剥離搬送部150に対応してお
り、通常は第2の剥離搬送部150に当接してガイド板
104Aをガイド板104B方向へ押圧している。
【0056】一方、搬送ローラ102は、搬送ローラ1
00から搬送された受像材料94を熱現像転写部90へ
送り込むことができる。
00から搬送された受像材料94を熱現像転写部90へ
送り込むことができる。
【0057】熱現像転写部90は加熱ドラム110と無
端圧接ベルト112とによって構成されており、さら
に、水塗布部72側の加熱ドラム110外周には貼合せ
ローラ114が配置されている。
端圧接ベルト112とによって構成されており、さら
に、水塗布部72側の加熱ドラム110外周には貼合せ
ローラ114が配置されている。
【0058】貼合せローラ114は、軸線方向中央部の
外径が例えば18mmのローラで、外周面にはシリコンゴ
ム(例えば、肉厚4.0mm)が被覆されており、さらに
そのゴム硬度はほぼ60度とされている。また、貼合せ
ローラ114は、長手方向両端部においてそれぞれ所定
の加圧力(例えば、4kg)が加えられて加熱ドラム11
0外周に圧接されている。この貼合せローラ114は、
図示を省略した駆動モータに連結されており、駆動モー
タの駆動力が伝達されて回転されるようになっている。
なおここで、貼合せローラ114による感光材料22と
受像材料94の搬送速度に対し、スクイズローラ80や
搬送ローラ102による感光材料22または受像材料9
4の搬送速度が若干(例えば、2%程度)遅くなるよう
に設定されており、これによって、感光材料22および
受像材料94には、貼合せローラ114へ送り込まれる
際にバツクテンシヨンが作用するようになっている。
外径が例えば18mmのローラで、外周面にはシリコンゴ
ム(例えば、肉厚4.0mm)が被覆されており、さらに
そのゴム硬度はほぼ60度とされている。また、貼合せ
ローラ114は、長手方向両端部においてそれぞれ所定
の加圧力(例えば、4kg)が加えられて加熱ドラム11
0外周に圧接されている。この貼合せローラ114は、
図示を省略した駆動モータに連結されており、駆動モー
タの駆動力が伝達されて回転されるようになっている。
なおここで、貼合せローラ114による感光材料22と
受像材料94の搬送速度に対し、スクイズローラ80や
搬送ローラ102による感光材料22または受像材料9
4の搬送速度が若干(例えば、2%程度)遅くなるよう
に設定されており、これによって、感光材料22および
受像材料94には、貼合せローラ114へ送り込まれる
際にバツクテンシヨンが作用するようになっている。
【0059】加熱ドラム110は、薄肉のアルミパイプ
によって製作されており、本実施の形態においては、肉
厚3mm、外径130mm、軸線方向有効幅158mmに形成
されている。加熱ドラム110の外周面にはテフロン処
理(フッ素コート処理)が施されており、内周面には黒
色耐熱塗装が施されている。
によって製作されており、本実施の形態においては、肉
厚3mm、外径130mm、軸線方向有効幅158mmに形成
されている。加熱ドラム110の外周面にはテフロン処
理(フッ素コート処理)が施されており、内周面には黒
色耐熱塗装が施されている。
【0060】熱現像転写部90へ搬送される感光材料2
2は、貼合せローラ114と加熱ドラム110との間に
送り込まれ、また、受像材料94は感光材料22の搬送
に同期し、感光材料22が所定長さ(本実施の形態にお
いては20mm)先行した状態で貼合せローラ114と加
熱ドラム110との間に送り込まれて重ね合わせられる
ようになっている。この場合、受像材料94は感光材料
22よりも幅方向寸法および長手方向寸法がいずれも小
さい寸法となっているため、感光材料22の周辺部は四
辺とも受像材料94の周辺部から突出した状態で重ね合
わせられる構成である。
2は、貼合せローラ114と加熱ドラム110との間に
送り込まれ、また、受像材料94は感光材料22の搬送
に同期し、感光材料22が所定長さ(本実施の形態にお
いては20mm)先行した状態で貼合せローラ114と加
熱ドラム110との間に送り込まれて重ね合わせられる
ようになっている。この場合、受像材料94は感光材料
22よりも幅方向寸法および長手方向寸法がいずれも小
さい寸法となっているため、感光材料22の周辺部は四
辺とも受像材料94の周辺部から突出した状態で重ね合
わせられる構成である。
【0061】また、加熱ドラム110の側壁にはカム1
16が固着されている。このカム116は、後述する剥
離爪134及び剥離爪154に係合可能となっており、
加熱ドラム110の回転に伴って剥離爪134及び剥離
爪154を回動させるようになっている。さらに、加熱
ドラム110の内部には、ハロゲンランプ118が配置
されている。ハロゲンランプ118は例えば450Wの
出力となっており、加熱ドラム110の表面を昇温(例
えば、約80℃)できるようになっている。
16が固着されている。このカム116は、後述する剥
離爪134及び剥離爪154に係合可能となっており、
加熱ドラム110の回転に伴って剥離爪134及び剥離
爪154を回動させるようになっている。さらに、加熱
ドラム110の内部には、ハロゲンランプ118が配置
されている。ハロゲンランプ118は例えば450Wの
出力となっており、加熱ドラム110の表面を昇温(例
えば、約80℃)できるようになっている。
【0062】加熱ドラム110の外周に圧接する無端圧
接ベルト112は、織布材をゴムで被覆した構成となっ
ており、本実施の形態においては幅方向寸法が145mm
に形成されている。織布材は、芳香族ポリアミド繊維
(例えば、ケブラーあるいはノーメツクス:いずれもd
u Pont社の登録商標)等の耐熱性の繊維によって
縫製されている。また、被覆用のゴムはカーボンを含有
したシリコンゴムとされており、導電性を有している。
接ベルト112は、織布材をゴムで被覆した構成となっ
ており、本実施の形態においては幅方向寸法が145mm
に形成されている。織布材は、芳香族ポリアミド繊維
(例えば、ケブラーあるいはノーメツクス:いずれもd
u Pont社の登録商標)等の耐熱性の繊維によって
縫製されている。また、被覆用のゴムはカーボンを含有
したシリコンゴムとされており、導電性を有している。
【0063】この無端圧接ベルト112は、4本の巻掛
けローラ120、122、124、126に巻き掛けら
れており、巻掛けローラ120と巻掛けローラ126と
の間の無端状外側が加熱ドラム110の外周に圧接され
ている。
けローラ120、122、124、126に巻き掛けら
れており、巻掛けローラ120と巻掛けローラ126と
の間の無端状外側が加熱ドラム110の外周に圧接され
ている。
【0064】巻掛けローラ120、122、124はそ
れぞれスチール製で無電解ニッケルメッキが施されてい
る。また、巻き掛けローラ124はその軸線方向両端部
が外側へ拡がるテーパ状に形成されており、その長手方
向両端部においてそれぞれ0.5kg(実用範囲は、0.
3〜1.0kg)の加圧力を加熱ドラム110から離間す
る方向へ加えている。これによって、無端圧接ベルト1
12を所定の張力に保持すると共に片寄りを防止してい
る。
れぞれスチール製で無電解ニッケルメッキが施されてい
る。また、巻き掛けローラ124はその軸線方向両端部
が外側へ拡がるテーパ状に形成されており、その長手方
向両端部においてそれぞれ0.5kg(実用範囲は、0.
3〜1.0kg)の加圧力を加熱ドラム110から離間す
る方向へ加えている。これによって、無端圧接ベルト1
12を所定の張力に保持すると共に片寄りを防止してい
る。
【0065】一方、巻掛けローラ126はゴムローラと
されており、さらに図示を省略した駆動系を介して駆動
モータに連結されており、駆動モータの駆動力が伝達さ
れて巻掛けローラ126が回転されるようになってい
る。巻掛けローラ126が回転されると、この巻掛けロ
ーラ126に巻き掛けられた無端圧接ベルト112が回
転され、これに伴って、この無端圧接ベルト112の回
転力が加熱ドラム110との間の摩擦力によって加熱ド
ラム110へ伝達されて加熱ドラム110が従動的に回
転される構成である。この場合、加熱ドラム110の回
転周速度は、35mm/secとなっている。
されており、さらに図示を省略した駆動系を介して駆動
モータに連結されており、駆動モータの駆動力が伝達さ
れて巻掛けローラ126が回転されるようになってい
る。巻掛けローラ126が回転されると、この巻掛けロ
ーラ126に巻き掛けられた無端圧接ベルト112が回
転され、これに伴って、この無端圧接ベルト112の回
転力が加熱ドラム110との間の摩擦力によって加熱ド
ラム110へ伝達されて加熱ドラム110が従動的に回
転される構成である。この場合、加熱ドラム110の回
転周速度は、35mm/secとなっている。
【0066】貼合せローラ114によって重ね合わされ
た感光材料22と受像材料94とは、重ね合わせた状態
のままで加熱ドラム110と無端圧接ベルト112との
間で加熱ドラム110のほぼ1/2周(巻掛けローラ1
20と巻掛けローラ126の間)に渡って挟持搬送され
るようになっている。さらに、重ね合わされた感光材料
22と受像材料94が加熱ドラム110と無端圧接ベル
ト112との間に完全に収まった時点で、加熱ドラム1
10は回転を一旦停止し(例えば、5〜15秒間)、挟
持した感光材料22と受像材料94を加熱する。感光材
料22はこの挟持搬送時及び停止時において加熱される
と、可動性の色素を放出し、同時にこの色素が受像材料
94の色素固定層に転写されて画像が得られる構成であ
る。
た感光材料22と受像材料94とは、重ね合わせた状態
のままで加熱ドラム110と無端圧接ベルト112との
間で加熱ドラム110のほぼ1/2周(巻掛けローラ1
20と巻掛けローラ126の間)に渡って挟持搬送され
るようになっている。さらに、重ね合わされた感光材料
22と受像材料94が加熱ドラム110と無端圧接ベル
ト112との間に完全に収まった時点で、加熱ドラム1
10は回転を一旦停止し(例えば、5〜15秒間)、挟
持した感光材料22と受像材料94を加熱する。感光材
料22はこの挟持搬送時及び停止時において加熱される
と、可動性の色素を放出し、同時にこの色素が受像材料
94の色素固定層に転写されて画像が得られる構成であ
る。
【0067】巻掛けローラ126の下方には加熱ドラム
110に対応して第1の剥離搬送部130が配置されて
いる。この第1の剥離搬送部130においては、無端圧
接ベルト112の材料供給方向下流側の加熱ドラム11
0の側方に、屈曲案内ローラ132が配置されている。
屈曲案内ローラ132は、シリコンゴム製のゴムローラ
とされており、駆動モータの駆動力を伝達されて回転す
る。また、屈曲案内ローラ132は加熱ドラム110の
外周に所定の圧力(例えば、600g)で圧接されてお
り、このため、加熱ドラム110と無端圧接ベルト11
2とによって搬送された感光材料22または受像材料9
4をさらに挟持搬送できる。
110に対応して第1の剥離搬送部130が配置されて
いる。この第1の剥離搬送部130においては、無端圧
接ベルト112の材料供給方向下流側の加熱ドラム11
0の側方に、屈曲案内ローラ132が配置されている。
屈曲案内ローラ132は、シリコンゴム製のゴムローラ
とされており、駆動モータの駆動力を伝達されて回転す
る。また、屈曲案内ローラ132は加熱ドラム110の
外周に所定の圧力(例えば、600g)で圧接されてお
り、このため、加熱ドラム110と無端圧接ベルト11
2とによって搬送された感光材料22または受像材料9
4をさらに挟持搬送できる。
【0068】屈曲案内ローラ132の材料供給方向下流
側の加熱ドラム110の略下方には、剥離爪134が回
動可能に軸支されており、さらに、ピンチローラ136
が配置されている。
側の加熱ドラム110の略下方には、剥離爪134が回
動可能に軸支されており、さらに、ピンチローラ136
が配置されている。
【0069】剥離爪134は加熱ドラム110の外周に
対応しており、前述のカム116の作動によって加熱ド
ラム110に接離可能となっている。剥離爪134が加
熱ドラム110に当接した状態では、無端圧接ベルト1
12と加熱ドラム110との間で挟持搬送される感光材
料22と受像材料94のうち、所定長さ先行した状態で
重ね合わされた感光材料22の先端部のみに係合し、こ
の先端部を加熱ドラム110の外周から剥離させること
ができる。一方、ピンチローラ136は、剥離爪134
に連動して作動され、剥離爪134が加熱ドラム110
から離間した状態では前記屈曲案内ローラ132に所定
の圧力(例えば、600g)で圧接される。したがっ
て、剥離爪134によって剥離された感光材料22は、
ピンチローラ136によって押圧されながら屈曲案内ロ
ーラ132に巻き掛けられ、側方へ移動される構成であ
る。
対応しており、前述のカム116の作動によって加熱ド
ラム110に接離可能となっている。剥離爪134が加
熱ドラム110に当接した状態では、無端圧接ベルト1
12と加熱ドラム110との間で挟持搬送される感光材
料22と受像材料94のうち、所定長さ先行した状態で
重ね合わされた感光材料22の先端部のみに係合し、こ
の先端部を加熱ドラム110の外周から剥離させること
ができる。一方、ピンチローラ136は、剥離爪134
に連動して作動され、剥離爪134が加熱ドラム110
から離間した状態では前記屈曲案内ローラ132に所定
の圧力(例えば、600g)で圧接される。したがっ
て、剥離爪134によって剥離された感光材料22は、
ピンチローラ136によって押圧されながら屈曲案内ロ
ーラ132に巻き掛けられ、側方へ移動される構成であ
る。
【0070】屈曲案内ローラ132及び剥離爪134の
側方にはガイド板138が配置されており、さらに、ガ
イド板138の先端部には、感材排出ローラ140、バ
ックアップローラ142、及びガイドローラ144が配
置されている。感材排出ローラ140は、互いに噛み合
った一対の所謂コルゲーションローラとされており、さ
らに、バックアップローラ142は一方の感材排出ロー
ラ140に接している。これにより、屈曲案内ローラ1
32に巻き掛けられながら側方へ移動される感光材料2
2を、更に搬送して廃棄感光材料収容箱146へ集積で
きる。なお、感材排出ローラ140の回転速度は、加熱
ドラム110の回転周速度よりも1〜3%速くなるよう
に設定されており、感光材料22が弛んでガイド板13
8に貼り付くことを防止している。
側方にはガイド板138が配置されており、さらに、ガ
イド板138の先端部には、感材排出ローラ140、バ
ックアップローラ142、及びガイドローラ144が配
置されている。感材排出ローラ140は、互いに噛み合
った一対の所謂コルゲーションローラとされており、さ
らに、バックアップローラ142は一方の感材排出ロー
ラ140に接している。これにより、屈曲案内ローラ1
32に巻き掛けられながら側方へ移動される感光材料2
2を、更に搬送して廃棄感光材料収容箱146へ集積で
きる。なお、感材排出ローラ140の回転速度は、加熱
ドラム110の回転周速度よりも1〜3%速くなるよう
に設定されており、感光材料22が弛んでガイド板13
8に貼り付くことを防止している。
【0071】剥離爪134の側方の加熱ドラム110直
下には、加熱ドラム110に対応して第2の剥離搬送部
150が配置されている。この第2の剥離搬送部150
においては、加熱ドラム110直下に、剥離ローラ15
2及び剥離爪154が配置されている。剥離ローラ15
2は、シリコンゴム製のゴムローラで表面荒さは12.
5S以下とされており、駆動モータの駆動力を伝達され
て回転するようになっている。また、剥離ローラ152
は加熱ドラム110の外周に所定の圧力(例えば、40
0g)で圧接されている。このため、剥離ローラ152
は、加熱ドラム110と共に移動する受像材料94を、
剥離爪154と共に作用して加熱ドラム110の外周か
ら剥して屈曲案内することができる。
下には、加熱ドラム110に対応して第2の剥離搬送部
150が配置されている。この第2の剥離搬送部150
においては、加熱ドラム110直下に、剥離ローラ15
2及び剥離爪154が配置されている。剥離ローラ15
2は、シリコンゴム製のゴムローラで表面荒さは12.
5S以下とされており、駆動モータの駆動力を伝達され
て回転するようになっている。また、剥離ローラ152
は加熱ドラム110の外周に所定の圧力(例えば、40
0g)で圧接されている。このため、剥離ローラ152
は、加熱ドラム110と共に移動する受像材料94を、
剥離爪154と共に作用して加熱ドラム110の外周か
ら剥して屈曲案内することができる。
【0072】剥離ローラ152及び剥離爪154の下方
にはガイド板156及び受材排出ローラ158が配置さ
れており、剥離ローラ152および剥離爪154によっ
て加熱ドラム110から剥離された受像材料94を案内
搬送することができる。さらに、受材排出ローラ158
の側方には、受材ガイド160、受材排出ローラ16
2、受材排出ローラ164、及びガイドローラ166が
配置されており、受材排出ローラ158によって搬送さ
れる受像材料94をさらに搬送してトレイ168へ排出
することができる。さらに、受材排出ローラ162の一
方のローラ部162Aは、受材ガイド160に支持され
ており、さらに、この受材ガイド160は受材排出ロー
ラ164側の端部が支軸170によって回動可能に支持
されている。このため、支軸170周りに受材ガイド1
60を回動させることにより、受材ガイド160は、受
材排出ローラ162の他方のローラ部162Bやガイド
ローラ166から離間して受像材料94の搬送路を開放
することができる構成である。
にはガイド板156及び受材排出ローラ158が配置さ
れており、剥離ローラ152および剥離爪154によっ
て加熱ドラム110から剥離された受像材料94を案内
搬送することができる。さらに、受材排出ローラ158
の側方には、受材ガイド160、受材排出ローラ16
2、受材排出ローラ164、及びガイドローラ166が
配置されており、受材排出ローラ158によって搬送さ
れる受像材料94をさらに搬送してトレイ168へ排出
することができる。さらに、受材排出ローラ162の一
方のローラ部162Aは、受材ガイド160に支持され
ており、さらに、この受材ガイド160は受材排出ロー
ラ164側の端部が支軸170によって回動可能に支持
されている。このため、支軸170周りに受材ガイド1
60を回動させることにより、受材ガイド160は、受
材排出ローラ162の他方のローラ部162Bやガイド
ローラ166から離間して受像材料94の搬送路を開放
することができる構成である。
【0073】また、以上のような構成による画像記録装
置10では、熱現像転写部90が全体として単一の現像
ユニツトとして構成されると共に、第1の剥離搬送部1
30及び第2の剥離搬送部150が全体として単一の剥
離ユニツトとして構成されており、機台12に対し水塗
布部72配設位置と反対方向(感材マガジン20や受材
マガジン92と反対側)へ回動可能となっている。この
ため、感光材料22や受像材料94が搬送の途中におい
て詰まり(所謂ジヤム)を生じた場合にも、機台12の
側面扉15を開放した後に熱現像転写部90や第1の剥
離搬送部130及び第2の剥離搬送部150等を開放移
動させることによって、容易にこれを解消できるように
なっている。さらにここで、以上の構成による画像記録
装置10には、感材補助供給部180が外部に装着可能
となっている。この感材補助供給部180は、機台12
の側部に連結可能であり、内部には感材マガジン182
が配置されている。この感材マガジン182は、前述し
た感材マガジン20と同一構造であり、感光材料184
がロール状に巻取られて収納されている。この感光材料
184の幅方向寸法は、感材マガジン20に収容された
感光材料22とは異なっており、感光材料22とは別サ
イズの画像を記録する際に用いられる。この感材マガジ
ン182は、四角の角部に設けられた感光材料184の
取出し口182Aが上方角部に位置する状態で配置され
ており、感光材料184は上方へ向けて引き出される。
置10では、熱現像転写部90が全体として単一の現像
ユニツトとして構成されると共に、第1の剥離搬送部1
30及び第2の剥離搬送部150が全体として単一の剥
離ユニツトとして構成されており、機台12に対し水塗
布部72配設位置と反対方向(感材マガジン20や受材
マガジン92と反対側)へ回動可能となっている。この
ため、感光材料22や受像材料94が搬送の途中におい
て詰まり(所謂ジヤム)を生じた場合にも、機台12の
側面扉15を開放した後に熱現像転写部90や第1の剥
離搬送部130及び第2の剥離搬送部150等を開放移
動させることによって、容易にこれを解消できるように
なっている。さらにここで、以上の構成による画像記録
装置10には、感材補助供給部180が外部に装着可能
となっている。この感材補助供給部180は、機台12
の側部に連結可能であり、内部には感材マガジン182
が配置されている。この感材マガジン182は、前述し
た感材マガジン20と同一構造であり、感光材料184
がロール状に巻取られて収納されている。この感光材料
184の幅方向寸法は、感材マガジン20に収容された
感光材料22とは異なっており、感光材料22とは別サ
イズの画像を記録する際に用いられる。この感材マガジ
ン182は、四角の角部に設けられた感光材料184の
取出し口182Aが上方角部に位置する状態で配置され
ており、感光材料184は上方へ向けて引き出される。
【0074】感材マガジン182の感光材料取出し口1
82A近傍には、引出巻戻しローラとしてのニップロー
ラ186が配置されている。このニップローラ186
は、回転することにより感材マガジン182から感光材
料184を引き出して搬送することができる。なお、こ
のニップローラ186は、後に詳述する駆動機構によっ
て正逆方向に回転可能であり、逆方向に回転することに
より、感光材料184の先端部が僅かにニツプされる程
度まで感光材料184を感材マガジン182へ巻き戻す
ことができる構成である。
82A近傍には、引出巻戻しローラとしてのニップロー
ラ186が配置されている。このニップローラ186
は、回転することにより感材マガジン182から感光材
料184を引き出して搬送することができる。なお、こ
のニップローラ186は、後に詳述する駆動機構によっ
て正逆方向に回転可能であり、逆方向に回転することに
より、感光材料184の先端部が僅かにニツプされる程
度まで感光材料184を感材マガジン182へ巻き戻す
ことができる構成である。
【0075】ニップローラ186の上方には、カッタ1
88が配置されており、ニップローラ186によって感
材マガジン182から所定長さ引き出された感光材料1
84を切断することができる。このカッタ188は、前
述したカッタ26と同様の構成であり、前記ニップロー
ラ186の感光材料184引出し作動とは別の駆動系に
よって独立して行なわれる。
88が配置されており、ニップローラ186によって感
材マガジン182から所定長さ引き出された感光材料1
84を切断することができる。このカッタ188は、前
述したカッタ26と同様の構成であり、前記ニップロー
ラ186の感光材料184引出し作動とは別の駆動系に
よって独立して行なわれる。
【0076】また、カッタ188の上方にはガイド板1
90が配置されており、さらに、ガイド板190の終端
部(機台12との連結部分)には、搬送ローラ192が
配置されている。この搬送ローラ192は、ニップロー
ラ186と同一の後に詳述する駆動機構によって駆動さ
れる。これにより、カッタ188によって切断された後
の感光材料184は、ガイド板190及び搬送ローラ1
92に案内搬送されて、機台12内の搬送ローラ28へ
送り込むことができる構成である。
90が配置されており、さらに、ガイド板190の終端
部(機台12との連結部分)には、搬送ローラ192が
配置されている。この搬送ローラ192は、ニップロー
ラ186と同一の後に詳述する駆動機構によって駆動さ
れる。これにより、カッタ188によって切断された後
の感光材料184は、ガイド板190及び搬送ローラ1
92に案内搬送されて、機台12内の搬送ローラ28へ
送り込むことができる構成である。
【0077】ここで、前述の感材マガジン182から感
光材料184を引き出して搬送するニップローラ18
6、及び、所定長さに切断された感光材料184を機台
12の搬送ローラ28へ搬送する搬送ローラ192の駆
動機構について説明する。
光材料184を引き出して搬送するニップローラ18
6、及び、所定長さに切断された感光材料184を機台
12の搬送ローラ28へ搬送する搬送ローラ192の駆
動機構について説明する。
【0078】図1にはニップローラ186及び搬送ロー
ラ192の駆動機構の詳細が示されており、図2にはこ
の駆動機構の図1に対応する模式的な斜視図が示されて
いる。
ラ192の駆動機構の詳細が示されており、図2にはこ
の駆動機構の図1に対応する模式的な斜視図が示されて
いる。
【0079】ニップローラ186は、駆動側のローラ部
186Aと従動側のローラ部186Bとによって構成さ
れている。ローラ部186Aの軸にはギヤ200が取り
付けられており、さらにギヤ200は、ギヤ202の小
ギヤ部202Aに噛み合っている。ギヤ202の大ギヤ
部202Bは、駆動源としてのモータ204の回転軸に
設けられたギヤ206に噛み合っている。モータ204
は正方向(図1及び図2矢印A方向)及び逆方向(図1
及び図2矢印B方向)にそれぞれ回転可能とされてい
る。
186Aと従動側のローラ部186Bとによって構成さ
れている。ローラ部186Aの軸にはギヤ200が取り
付けられており、さらにギヤ200は、ギヤ202の小
ギヤ部202Aに噛み合っている。ギヤ202の大ギヤ
部202Bは、駆動源としてのモータ204の回転軸に
設けられたギヤ206に噛み合っている。モータ204
は正方向(図1及び図2矢印A方向)及び逆方向(図1
及び図2矢印B方向)にそれぞれ回転可能とされてい
る。
【0080】これにより、モータ204が正方向に回転
した場合には回転力が伝達されてローラ部186Aが正
方向に回転され(図1及び図2矢印C方向)、モータ2
04が逆方向に回転した場合にはローラ部186Aが逆
方向に回転される構成である。
した場合には回転力が伝達されてローラ部186Aが正
方向に回転され(図1及び図2矢印C方向)、モータ2
04が逆方向に回転した場合にはローラ部186Aが逆
方向に回転される構成である。
【0081】一方、前記ギヤ200には、ギヤ208が
噛み合っており、さらにギヤ208にはギヤ210が噛
み合っている。このギヤ210には、ギヤ212の大ギ
ヤ部212Aが噛み合っており、さらに、ギヤ212の
近傍にはギヤユニット214が配置されている。
噛み合っており、さらにギヤ208にはギヤ210が噛
み合っている。このギヤ210には、ギヤ212の大ギ
ヤ部212Aが噛み合っており、さらに、ギヤ212の
近傍にはギヤユニット214が配置されている。
【0082】ギヤユニット214は、ギヤ216、ギヤ
218、及びギヤ220から構成されており、軸222
によって同軸的に支持されている。ギヤ216は軸22
2と一体的に固定されており、常に軸222と共に回転
する。
218、及びギヤ220から構成されており、軸222
によって同軸的に支持されている。ギヤ216は軸22
2と一体的に固定されており、常に軸222と共に回転
する。
【0083】一方、ギヤ220はワンウェイクラッチ2
24を介して軸222に連結支持されており、前記ギヤ
210に噛み合っている。これに対し、ギヤ218はワ
ンウェイクラッチ226を介して軸222に連結支持さ
れており、前記ギヤ212の小ギヤ部212Bに噛み合
っている。この場合、ワンウェイクラッチ224とワン
ウェイクラッチ226はその駆動力伝達方向が同一とさ
れており、このため、ギヤ220及びギヤ218は、共
に一方向(図1及び図2矢印D方向)の回転時にのみ軸
222へ回転力を伝達する構成である。
24を介して軸222に連結支持されており、前記ギヤ
210に噛み合っている。これに対し、ギヤ218はワ
ンウェイクラッチ226を介して軸222に連結支持さ
れており、前記ギヤ212の小ギヤ部212Bに噛み合
っている。この場合、ワンウェイクラッチ224とワン
ウェイクラッチ226はその駆動力伝達方向が同一とさ
れており、このため、ギヤ220及びギヤ218は、共
に一方向(図1及び図2矢印D方向)の回転時にのみ軸
222へ回転力を伝達する構成である。
【0084】ギヤユニット214のギヤ216には、ギ
ヤ228が噛み合っている。このギヤ228は、前述し
た搬送ローラ192の駆動側ローラ192Aに連結され
ている。
ヤ228が噛み合っている。このギヤ228は、前述し
た搬送ローラ192の駆動側ローラ192Aに連結され
ている。
【0085】次に本第1の実施の形態の作用を説明す
る。上記構成の画像記録装置10では、感材マガジン2
0に収容された感光材料22を使用する通常の画像記録
処理においては、載置台14(透明ガラス板16)に原
稿Gを載置し押えカバー18の閉止後に、記録する画像
の倍率や処理枚数等が指定され、スタートの指示がある
と、画像処理が開始される。
る。上記構成の画像記録装置10では、感材マガジン2
0に収容された感光材料22を使用する通常の画像記録
処理においては、載置台14(透明ガラス板16)に原
稿Gを載置し押えカバー18の閉止後に、記録する画像
の倍率や処理枚数等が指定され、スタートの指示がある
と、画像処理が開始される。
【0086】すなわち、感材マガジン20がセットされ
た状態で、ニップローラ24が作動され、感光材料22
がニップローラ24によって例えば50mm/secの速度で
引き出される。感光材料22が所定長さ引き出される
と、カッタ26が作動して感光材料22が所定長さに切
断され、さらに搬送ローラ28、搬送ローラ30によっ
て例えば50mm/secの速度で搬送される。その後は、搬
送ローラ28、30によって搬送される感光材料22
は、さらに搬送ローラ36、搬送ローラ38によって露
光部34を所定速度(例えば、50mm/sec)で通過す
る。この感光材料22の搬送(露光部34の通過)と同
時に露光装置40が作動する。
た状態で、ニップローラ24が作動され、感光材料22
がニップローラ24によって例えば50mm/secの速度で
引き出される。感光材料22が所定長さ引き出される
と、カッタ26が作動して感光材料22が所定長さに切
断され、さらに搬送ローラ28、搬送ローラ30によっ
て例えば50mm/secの速度で搬送される。その後は、搬
送ローラ28、30によって搬送される感光材料22
は、さらに搬送ローラ36、搬送ローラ38によって露
光部34を所定速度(例えば、50mm/sec)で通過す
る。この感光材料22の搬送(露光部34の通過)と同
時に露光装置40が作動する。
【0087】露光装置40では、通常(等倍)の露光の
際には、ハロゲンランプ52からの光が載置台14に載
置された原稿Gへスリット状に照射されながら、ランプ
ユニット42及びミラーユニット44が原稿G(載置台
14)に沿って移動される。これにより、原稿Gからの
反射光がランプユニット42の第1ミラー54、ミラー
ユニット44の第2ミラー56及び第3ミラー58を経
てフィルターユニット46へ至る。フィルターユニット
46では、レンズ66及び絞り機構68によって結像及
び濃度(光量)調整が行われると共に、色調整フィルタ
ー64によって色補正が行われる。フィルターユニット
46を通過した光は、ミラーユニット48の第4ミラー
60及び第5ミラー62を経た後に、第6反射ミラー5
0によって反射されて、露光部34に位置する感光材料
22へ走査露光される。
際には、ハロゲンランプ52からの光が載置台14に載
置された原稿Gへスリット状に照射されながら、ランプ
ユニット42及びミラーユニット44が原稿G(載置台
14)に沿って移動される。これにより、原稿Gからの
反射光がランプユニット42の第1ミラー54、ミラー
ユニット44の第2ミラー56及び第3ミラー58を経
てフィルターユニット46へ至る。フィルターユニット
46では、レンズ66及び絞り機構68によって結像及
び濃度(光量)調整が行われると共に、色調整フィルタ
ー64によって色補正が行われる。フィルターユニット
46を通過した光は、ミラーユニット48の第4ミラー
60及び第5ミラー62を経た後に、第6反射ミラー5
0によって反射されて、露光部34に位置する感光材料
22へ走査露光される。
【0088】一方、倍率を変更して露光する際には、指
定される倍率に応じてフィルターユニット46及びミラ
ーユニット48が光路上の所定の位置へ移動されると共
に、前述と同様にランプユニット42及びミラーユニッ
ト44が原稿Gに沿って移動して露光部34に位置する
感光材料22へ走査露光される。
定される倍率に応じてフィルターユニット46及びミラ
ーユニット48が光路上の所定の位置へ移動されると共
に、前述と同様にランプユニット42及びミラーユニッ
ト44が原稿Gに沿って移動して露光部34に位置する
感光材料22へ走査露光される。
【0089】露光装置40によって露光された後の感光
材料22は、一旦スイッチバック部70へ送り込まれた
後に、搬送ローラ36、38、30の逆回転によって再
び露光部34を通過し、分岐部74を経た後に水塗布部
72へ送り込まれる。
材料22は、一旦スイッチバック部70へ送り込まれた
後に、搬送ローラ36、38、30の逆回転によって再
び露光部34を通過し、分岐部74を経た後に水塗布部
72へ送り込まれる。
【0090】水塗布部72では、搬送された感光材料2
2が、供給ローラ78の駆動によってガイド板82と塗
布タンク76との間へ送り込まれ、さらに、スクイズロ
ーラ80によって挟持搬送される。ここで感光材料22
に水が塗布され、さらにスクイズローラ80によって余
分な水が除去されながら水塗布部72を通過する。水塗
布部72において画像形成用溶媒としての水が塗布され
た感光材料22は、スクイズローラ80によって熱現像
転写部90へ送り込まれる。
2が、供給ローラ78の駆動によってガイド板82と塗
布タンク76との間へ送り込まれ、さらに、スクイズロ
ーラ80によって挟持搬送される。ここで感光材料22
に水が塗布され、さらにスクイズローラ80によって余
分な水が除去されながら水塗布部72を通過する。水塗
布部72において画像形成用溶媒としての水が塗布され
た感光材料22は、スクイズローラ80によって熱現像
転写部90へ送り込まれる。
【0091】一方、感光材料22への走査露光が開始さ
れるに伴って、受像材料94も受材マガジン92からニ
ツプローラ96によって引き出されて搬送される。受像
材料94が所定長さ引き出されると、カッタ98が作動
して受像材料94が所定長さに切断される。カッタ98
の作動後は、切断後の受像材料94がガイド板104
A、104Bによって案内されながら搬送ローラ10
0、搬送ローラ102によって搬送され、熱現像転写部
90の直前で待機状態となる。
れるに伴って、受像材料94も受材マガジン92からニ
ツプローラ96によって引き出されて搬送される。受像
材料94が所定長さ引き出されると、カッタ98が作動
して受像材料94が所定長さに切断される。カッタ98
の作動後は、切断後の受像材料94がガイド板104
A、104Bによって案内されながら搬送ローラ10
0、搬送ローラ102によって搬送され、熱現像転写部
90の直前で待機状態となる。
【0092】熱現像転写部90では、感光材料22がス
クイズローラ80によって加熱ドラム110外周と貼合
せローラ114との間へ送り込まれたことが検出される
と、受像材料94の搬送が再開されて貼合せローラ11
4へ送り込まれると共に、加熱ドラム110が作動され
る。これにより、貼合せローラ114によって重ね合わ
された感光材料22と受像材料94とは、重ね合わせた
状態のままで加熱ドラム110と無端圧接ベルト112
との間で挟持されて加熱ドラム110のほぼ1/2周
(巻掛けローラ120と巻掛けローラ126の間)に渡
って搬送される。さらに、重ね合わされた感光材料22
と受像材料94は、加熱ドラム110によって加熱され
る。感光材料22はこの挟持搬送時及び停止時において
加熱されると、可動性の色素を放出し、同時にこの色素
が受像材料94の色素固定層に転写されて画像が得られ
る。
クイズローラ80によって加熱ドラム110外周と貼合
せローラ114との間へ送り込まれたことが検出される
と、受像材料94の搬送が再開されて貼合せローラ11
4へ送り込まれると共に、加熱ドラム110が作動され
る。これにより、貼合せローラ114によって重ね合わ
された感光材料22と受像材料94とは、重ね合わせた
状態のままで加熱ドラム110と無端圧接ベルト112
との間で挟持されて加熱ドラム110のほぼ1/2周
(巻掛けローラ120と巻掛けローラ126の間)に渡
って搬送される。さらに、重ね合わされた感光材料22
と受像材料94は、加熱ドラム110によって加熱され
る。感光材料22はこの挟持搬送時及び停止時において
加熱されると、可動性の色素を放出し、同時にこの色素
が受像材料94の色素固定層に転写されて画像が得られ
る。
【0093】その後、感光材料22と受像材料94とが
挟持搬送され加熱ドラム110の側方の屈曲案内ローラ
132に達すると、カム116によって剥離爪134が
移動され、受像材料94よりも所定長さ先行して搬送さ
れる感光材料22の先端部に剥離爪134が係合して感
光材料22の先端部を加熱ドラム110の外周から剥離
させる。さらに、剥離爪134の復帰移動によってピン
チローラ136が感光材料22を押圧し、これにより、
感光材料22はピンチローラ136によって押圧されな
がら屈曲案内ローラ132に巻き掛けられ、側方へ移動
される。屈曲案内ローラ132に巻き掛けられた感光材
料22は、さらにガイド板138、ガイドローラ144
に案内されながら感材排出ローラ140によって搬送さ
れ、廃棄感光材料収容箱146内に集積される。
挟持搬送され加熱ドラム110の側方の屈曲案内ローラ
132に達すると、カム116によって剥離爪134が
移動され、受像材料94よりも所定長さ先行して搬送さ
れる感光材料22の先端部に剥離爪134が係合して感
光材料22の先端部を加熱ドラム110の外周から剥離
させる。さらに、剥離爪134の復帰移動によってピン
チローラ136が感光材料22を押圧し、これにより、
感光材料22はピンチローラ136によって押圧されな
がら屈曲案内ローラ132に巻き掛けられ、側方へ移動
される。屈曲案内ローラ132に巻き掛けられた感光材
料22は、さらにガイド板138、ガイドローラ144
に案内されながら感材排出ローラ140によって搬送さ
れ、廃棄感光材料収容箱146内に集積される。
【0094】一方、感光材料22と分離し加熱ドラム1
10に密着されたままの状態で移動する受像材料94
は、剥離ローラ152へ送られる。受像材料94の先端
部が剥離ローラ152(加熱ドラム110との間)によ
って挟持されると、再びカム116によって剥離爪15
4が移動され、受像材料94の先端部に剥離爪154が
係合して受像材料94が加熱ドラム110の外周から剥
離される。
10に密着されたままの状態で移動する受像材料94
は、剥離ローラ152へ送られる。受像材料94の先端
部が剥離ローラ152(加熱ドラム110との間)によ
って挟持されると、再びカム116によって剥離爪15
4が移動され、受像材料94の先端部に剥離爪154が
係合して受像材料94が加熱ドラム110の外周から剥
離される。
【0095】剥離爪154によって加熱ドラム110の
外周から剥離された受像材料94は、さらに剥離ローラ
152に巻き掛けられながら下方へ移動され、ガイド板
156に案内されながら受材排出ローラ158によって
搬送され、さらに受材ガイド160に案内されながら受
材排出ローラ162、受材排出ローラ164によって搬
送されて、トレイ168へ排出される。
外周から剥離された受像材料94は、さらに剥離ローラ
152に巻き掛けられながら下方へ移動され、ガイド板
156に案内されながら受材排出ローラ158によって
搬送され、さらに受材ガイド160に案内されながら受
材排出ローラ162、受材排出ローラ164によって搬
送されて、トレイ168へ排出される。
【0096】複数枚の画像記録処理を実施する場合に
は、以上の工程が順次連続して行なわれる。
は、以上の工程が順次連続して行なわれる。
【0097】一方、前述の感材マガジン20に収容され
た感光材料22と異なるサイズの感光材料184を用い
て画像記録処理を行う場合には、感材補助供給部180
が作動される。
た感光材料22と異なるサイズの感光材料184を用い
て画像記録処理を行う場合には、感材補助供給部180
が作動される。
【0098】すなわち、感材マガジン182内に収容さ
れた感光材料184はニップローラ186によって引き
出され、カッタ188によって切断された後に搬送ロー
ラ192によって搬送されて搬送ローラ28へ送り込ま
れる。
れた感光材料184はニップローラ186によって引き
出され、カッタ188によって切断された後に搬送ロー
ラ192によって搬送されて搬送ローラ28へ送り込ま
れる。
【0099】ここで、感光材料184の引出しの際に
は、モータ204を正方向(図1及び図2矢印A方向)
に回転させると、ギヤ202を介して回転力が伝達され
てギヤ200が正回転し、ニップローラ186(ローラ
部186A)が回転される。これにより、感光材料18
4が感材マガジン182から引き出される。
は、モータ204を正方向(図1及び図2矢印A方向)
に回転させると、ギヤ202を介して回転力が伝達され
てギヤ200が正回転し、ニップローラ186(ローラ
部186A)が回転される。これにより、感光材料18
4が感材マガジン182から引き出される。
【0100】一方、このニップローラ186の回転と並
行して搬送ローラ192も回転される。すなわち、モー
タ204の正方向(図1及び図2矢印A方向)の回転に
よってギヤ200が回転すると、ギヤ208を介して回
転力が伝達されてギヤ210が回転される。さらに、こ
のギヤ210の回転力は、直接的にギヤユニット214
のギヤ220へ伝達されると共に、ギヤ212を介して
ギヤ218へ伝達される。
行して搬送ローラ192も回転される。すなわち、モー
タ204の正方向(図1及び図2矢印A方向)の回転に
よってギヤ200が回転すると、ギヤ208を介して回
転力が伝達されてギヤ210が回転される。さらに、こ
のギヤ210の回転力は、直接的にギヤユニット214
のギヤ220へ伝達されると共に、ギヤ212を介して
ギヤ218へ伝達される。
【0101】ここで、ギヤ220にはこのギヤ220の
回転(図1及び図2矢印D方向)を伝達するワンウェイ
クラッチ224が設けられているため、ギヤ220の回
転力は軸222へ伝達されて軸222が回転する。一
方、ギヤ218に設けられたワンウェイクラッチ226
はこのギヤ218の回転(図1及び図2矢印Dと反対方
向)を伝達しないため、ギヤ218は軸222とは分離
独立して回転(所謂、空回り)するのみである。
回転(図1及び図2矢印D方向)を伝達するワンウェイ
クラッチ224が設けられているため、ギヤ220の回
転力は軸222へ伝達されて軸222が回転する。一
方、ギヤ218に設けられたワンウェイクラッチ226
はこのギヤ218の回転(図1及び図2矢印Dと反対方
向)を伝達しないため、ギヤ218は軸222とは分離
独立して回転(所謂、空回り)するのみである。
【0102】これにより、ギヤ220に伝達された回転
力のみが軸222へ伝達され、この軸222と共にギヤ
216が回転される。
力のみが軸222へ伝達され、この軸222と共にギヤ
216が回転される。
【0103】ギヤ216の回転力は、ギヤ228へ伝達
され、これにより搬送ローラ192が正方向に回転され
る。これにより、ニップローラ186によって引き出さ
れた感光材料184は搬送ローラ192によって更に搬
送される。
され、これにより搬送ローラ192が正方向に回転され
る。これにより、ニップローラ186によって引き出さ
れた感光材料184は搬送ローラ192によって更に搬
送される。
【0104】次いで、感光材料184が所定長さ引き出
されると、カッタ188が作動し、感光材料184が所
定長さに切断される。
されると、カッタ188が作動し、感光材料184が所
定長さに切断される。
【0105】感光材料184が引き出され所定長さに切
断された後には、モータ204が逆方向(図1及び図2
矢印B方向)に回転される。
断された後には、モータ204が逆方向(図1及び図2
矢印B方向)に回転される。
【0106】モータ204が逆回転すると、ギヤ202
を介して回転力が伝達されてギヤ200が逆回転し、ニ
ップローラ186(ローラ部186A)が逆方向に回転
される。これにより、感光材料184が感材マガジン1
82に巻き戻される。
を介して回転力が伝達されてギヤ200が逆回転し、ニ
ップローラ186(ローラ部186A)が逆方向に回転
される。これにより、感光材料184が感材マガジン1
82に巻き戻される。
【0107】一方、モータ204の逆方向(図1及び図
2矢印B方向)の回転によってギヤ200が逆回転する
と、ギヤ208を介して回転力が伝達されてギヤ210
が回転される。さらに、このギヤ210の回転力は、前
述と同様に、直接的にギヤユニット214のギヤ220
へ伝達されると共に、ギヤ212を介してギヤ218へ
も伝達される。
2矢印B方向)の回転によってギヤ200が逆回転する
と、ギヤ208を介して回転力が伝達されてギヤ210
が回転される。さらに、このギヤ210の回転力は、前
述と同様に、直接的にギヤユニット214のギヤ220
へ伝達されると共に、ギヤ212を介してギヤ218へ
も伝達される。
【0108】ここで、ギヤ220に設けられたワンウェ
イクラッチ224は、このギヤ220の回転(図1及び
図2矢印D方向と反対方向)を軸222へ伝達しないた
め、ギヤ220は軸222とは分離独立して回転(所
謂、空回り)するのみである。一方、ギヤ218に設け
られたワンウェイクラッチ226は、このギヤ218の
回転(図1及び図2矢印D方向)を軸222へ伝達する
ため、ギヤ218の回転によって軸222が回転する。
イクラッチ224は、このギヤ220の回転(図1及び
図2矢印D方向と反対方向)を軸222へ伝達しないた
め、ギヤ220は軸222とは分離独立して回転(所
謂、空回り)するのみである。一方、ギヤ218に設け
られたワンウェイクラッチ226は、このギヤ218の
回転(図1及び図2矢印D方向)を軸222へ伝達する
ため、ギヤ218の回転によって軸222が回転する。
【0109】これにより、ギヤ218に伝達された回転
力のみが軸222へ伝達され、この軸222と共にギヤ
216が回転される。この場合、ギヤ218の回転は、
ギヤ212を介して増速されているため、ギヤ218す
なわちギヤ216は前述のモータ204の正回転時より
も増速されて(例えば、4倍)回転する。
力のみが軸222へ伝達され、この軸222と共にギヤ
216が回転される。この場合、ギヤ218の回転は、
ギヤ212を介して増速されているため、ギヤ218す
なわちギヤ216は前述のモータ204の正回転時より
も増速されて(例えば、4倍)回転する。
【0110】ギヤ216の回転力はギヤ228へ伝達さ
れ、これにより搬送ローラ192が正方向に回転され
る。これにより、ニップローラ186によって引き出さ
れカッタ188によって切断された後の感光材料184
は、引出しの際の搬送速度と異なる速度で(4倍程度に
増速されて)搬送される。
れ、これにより搬送ローラ192が正方向に回転され
る。これにより、ニップローラ186によって引き出さ
れカッタ188によって切断された後の感光材料184
は、引出しの際の搬送速度と異なる速度で(4倍程度に
増速されて)搬送される。
【0111】以上の如く、本第1の実施の形態に係る感
材補助供給部180に適用された駆動機構(感光材料1
84の引出し・巻戻し・搬送駆動系)においては、感光
材料184の引出しの際には、モータ204を正方向に
回転させると、ニップローラ186が正方向に回転され
ると共に、モータ204と搬送ローラ192との間のギ
ヤ220に配置された一方のワンウェイクラッチ224
のみが回転力を伝達して搬送ローラ192も正方向に回
転され、感光材料184が搬送される。一方、感光材料
184が引き出され切断された後には、モータ204を
逆方向に回転させることにより、ニップローラ186が
逆方向に回転されると共にこれと同時に、モータ204
と搬送ローラ192との間のギヤ218に配置された他
方のワンウェイクラッチ226のみが回転力を伝達す
る。すなわちこの際には、他方のワンウェイクラッチ2
26による駆動力伝達系には変速及び回転方向逆転用の
ギヤ212が介在されて連結されているため、モータ2
04の逆方向回転はこのギヤ212によって回転方向が
逆転されて伝達され、搬送ローラ192は正方向に回転
される。これにより、感光材料184の引出し部分がニ
ップローラ186によって感材マガジン182に巻き戻
され、これと同時に切断部分は搬送ローラ192によっ
て搬送されることになる。
材補助供給部180に適用された駆動機構(感光材料1
84の引出し・巻戻し・搬送駆動系)においては、感光
材料184の引出しの際には、モータ204を正方向に
回転させると、ニップローラ186が正方向に回転され
ると共に、モータ204と搬送ローラ192との間のギ
ヤ220に配置された一方のワンウェイクラッチ224
のみが回転力を伝達して搬送ローラ192も正方向に回
転され、感光材料184が搬送される。一方、感光材料
184が引き出され切断された後には、モータ204を
逆方向に回転させることにより、ニップローラ186が
逆方向に回転されると共にこれと同時に、モータ204
と搬送ローラ192との間のギヤ218に配置された他
方のワンウェイクラッチ226のみが回転力を伝達す
る。すなわちこの際には、他方のワンウェイクラッチ2
26による駆動力伝達系には変速及び回転方向逆転用の
ギヤ212が介在されて連結されているため、モータ2
04の逆方向回転はこのギヤ212によって回転方向が
逆転されて伝達され、搬送ローラ192は正方向に回転
される。これにより、感光材料184の引出し部分がニ
ップローラ186によって感材マガジン182に巻き戻
され、これと同時に切断部分は搬送ローラ192によっ
て搬送されることになる。
【0112】このように本第1の実施の形態に係る感材
補助供給部180に適用された駆動機構では、単一のモ
ータ204によって、感材マガジン182内に収容され
た感光材料184を引き出すことができるのみならず、
感材マガジン182から引き出され切断された後の感光
材料184の引出し部分を感材マガジン182へ巻き戻
す動作と、切断後の感光材料184を次の処理部へ搬送
する動作とを同時に行うことができる。したがって、処
理時間を大幅に短縮することができる。さらに、感光材
料184の引出し搬送駆動系とその後の搬送駆動系にそ
れぞれ別にモータ等の駆動源を配置して独立して速度制
御を行なう必要がなく、部品点数や配置スペースが減少
しコストも低減する。また、最も有効な回転トルク領域
においてモータ204を駆動させて用いることができる
ため、モータ204の駆動力を有効に効率よく利用で
き、複雑な制御も不要となる。
補助供給部180に適用された駆動機構では、単一のモ
ータ204によって、感材マガジン182内に収容され
た感光材料184を引き出すことができるのみならず、
感材マガジン182から引き出され切断された後の感光
材料184の引出し部分を感材マガジン182へ巻き戻
す動作と、切断後の感光材料184を次の処理部へ搬送
する動作とを同時に行うことができる。したがって、処
理時間を大幅に短縮することができる。さらに、感光材
料184の引出し搬送駆動系とその後の搬送駆動系にそ
れぞれ別にモータ等の駆動源を配置して独立して速度制
御を行なう必要がなく、部品点数や配置スペースが減少
しコストも低減する。また、最も有効な回転トルク領域
においてモータ204を駆動させて用いることができる
ため、モータ204の駆動力を有効に効率よく利用で
き、複雑な制御も不要となる。
【0113】また、本第1の実施の形態に係る感材補助
供給部180に適用された駆動機構では、変速逆転機構
がギヤ212によって構成されており、モータ204の
逆方向回転時には、このギヤ212によって駆動力が変
速及び逆転されて正方向回転力として搬送ローラ192
に伝達される。したがって、機構が簡単となり確実に回
転力を伝達することができる。
供給部180に適用された駆動機構では、変速逆転機構
がギヤ212によって構成されており、モータ204の
逆方向回転時には、このギヤ212によって駆動力が変
速及び逆転されて正方向回転力として搬送ローラ192
に伝達される。したがって、機構が簡単となり確実に回
転力を伝達することができる。
【0114】さらに、モータ204とニップローラ18
6との間の各ギヤ、モータ204と搬送ローラ192と
の間の各ギヤの変速比を適宜変更することで、前述の二
つの状態における感光材料184の搬送速度及びその変
速度合を任意に設定することができ、また大きな搬送速
度差(減速比)を得ることもできる。
6との間の各ギヤ、モータ204と搬送ローラ192と
の間の各ギヤの変速比を適宜変更することで、前述の二
つの状態における感光材料184の搬送速度及びその変
速度合を任意に設定することができ、また大きな搬送速
度差(減速比)を得ることもできる。
【0115】また、本第1の実施の形態に係る感材補助
供給部180に適用された駆動機構では、モータ204
の逆方向回転時におけるニップローラ186の回転速度
と搬送ローラ192の回転速度とが、搬送ローラ192
による感光材料184の必要搬送量に応じて異なって設
定される。すなわち、感材マガジン182から引き出さ
れ切断された後の感光材料184の引出し部分をニップ
ローラ186によって感材マガジン182へ巻戻す動作
と、切断後の感光材料184を搬送ローラ192によっ
て次の処理部(搬送ローラ28)へ搬送する動作とを同
時に行う際には、ニップローラ186の回転速度(すな
わち、感光材料184の引出し部分の感材マガジン18
2への巻き戻し速度)と搬送ローラ192の回転速度
(すなわち、切断後の感光材料184の搬送速度)と
が、搬送ローラ192による画像記録材料の必要搬送量
に応じて異なって設定される。
供給部180に適用された駆動機構では、モータ204
の逆方向回転時におけるニップローラ186の回転速度
と搬送ローラ192の回転速度とが、搬送ローラ192
による感光材料184の必要搬送量に応じて異なって設
定される。すなわち、感材マガジン182から引き出さ
れ切断された後の感光材料184の引出し部分をニップ
ローラ186によって感材マガジン182へ巻戻す動作
と、切断後の感光材料184を搬送ローラ192によっ
て次の処理部(搬送ローラ28)へ搬送する動作とを同
時に行う際には、ニップローラ186の回転速度(すな
わち、感光材料184の引出し部分の感材マガジン18
2への巻き戻し速度)と搬送ローラ192の回転速度
(すなわち、切断後の感光材料184の搬送速度)と
が、搬送ローラ192による画像記録材料の必要搬送量
に応じて異なって設定される。
【0116】例えば、カッタ188の配置位置等の要因
により、感光材料184の引出し部分の感材マガジン1
82への必要巻戻し量に比べて、切断後の感光材料18
4の必要搬送量が多い場合には、モータ204の逆方向
回転時における減速(変速)比がニップローラ186の
回転速度よりも搬送ローラ192の回転速度が速くなる
ように設定される(例えば、前述の如く4倍)。したが
って、ニップローラ186の逆方向回転と搬送ローラ1
92の正方向回転が同時に停止しても(感光材料184
の引出し部分をニップローラ186によって感材マガジ
ン182へ巻戻す動作と、切断後の感光材料184を搬
送ローラ192によって次の処理部へ搬送する動作とが
同時に終了しても)、巻戻し未了状態となったり不充分
な搬送状態となることがなく、巻戻し動作と搬送動作と
を同時に効率よく完了することができる。
により、感光材料184の引出し部分の感材マガジン1
82への必要巻戻し量に比べて、切断後の感光材料18
4の必要搬送量が多い場合には、モータ204の逆方向
回転時における減速(変速)比がニップローラ186の
回転速度よりも搬送ローラ192の回転速度が速くなる
ように設定される(例えば、前述の如く4倍)。したが
って、ニップローラ186の逆方向回転と搬送ローラ1
92の正方向回転が同時に停止しても(感光材料184
の引出し部分をニップローラ186によって感材マガジ
ン182へ巻戻す動作と、切断後の感光材料184を搬
送ローラ192によって次の処理部へ搬送する動作とが
同時に終了しても)、巻戻し未了状態となったり不充分
な搬送状態となることがなく、巻戻し動作と搬送動作と
を同時に効率よく完了することができる。
【0117】なお、前記第1の実施の形態においては、
感材補助供給部180に適用された駆動機構(画像記録
材料搬送装置)における変速逆転機構が、ギヤ212に
よって構成された例を説明したが、これに限らず、この
変速逆転機構をベルト及びプーリによって構成すること
もできる。図5にはこのような構成によるニップローラ
186及び搬送ローラ192の駆動機構(画像記録材料
搬送装置)の詳細が模式的な斜視図にて示されている。
なお、前記第1の実施の形態と基本的に同一の部品には
前記第1の実施の形態と同一の符号を付与してその説明
を省略する。
感材補助供給部180に適用された駆動機構(画像記録
材料搬送装置)における変速逆転機構が、ギヤ212に
よって構成された例を説明したが、これに限らず、この
変速逆転機構をベルト及びプーリによって構成すること
もできる。図5にはこのような構成によるニップローラ
186及び搬送ローラ192の駆動機構(画像記録材料
搬送装置)の詳細が模式的な斜視図にて示されている。
なお、前記第1の実施の形態と基本的に同一の部品には
前記第1の実施の形態と同一の符号を付与してその説明
を省略する。
【0118】この第2の実施の形態に係る駆動機構で
は、前述した第1の実施の形態のギヤ212は省略され
ている。さらに、ギヤユニット214のギヤ220に代
えて、プーリ230が取り付けられており、ベルト23
2によってギヤ・プーリ234に連結されている。ま
た、ギヤユニット214のギヤ218に代えて、プーリ
236が配置されており、ベルト238によってギヤ・
プーリ234に連結されている。この場合、ベルト23
8は、プーリ236とギヤ・プーリ234とに所謂たす
き掛けされており、ギヤ・プーリ234の回転を逆転さ
せてプーリ236へ伝達できる構成である。またさら
に、ギヤ・プーリ234とギヤ200とは、一対のギヤ
240、242によって連結されている。
は、前述した第1の実施の形態のギヤ212は省略され
ている。さらに、ギヤユニット214のギヤ220に代
えて、プーリ230が取り付けられており、ベルト23
2によってギヤ・プーリ234に連結されている。ま
た、ギヤユニット214のギヤ218に代えて、プーリ
236が配置されており、ベルト238によってギヤ・
プーリ234に連結されている。この場合、ベルト23
8は、プーリ236とギヤ・プーリ234とに所謂たす
き掛けされており、ギヤ・プーリ234の回転を逆転さ
せてプーリ236へ伝達できる構成である。またさら
に、ギヤ・プーリ234とギヤ200とは、一対のギヤ
240、242によって連結されている。
【0119】本第2の実施の形態に係る駆動機構(画像
記録材料搬送装置)においても、感光材料184の引出
しの際には、モータ204を正方向に回転させると、ニ
ップローラ186が正方向に回転されると共に、プーリ
230に配置された一方のワンウェイクラッチ224の
みが回転力を伝達して搬送ローラ192も正方向に回転
され、感光材料184が搬送される。一方、感光材料1
84が引き出され切断された後には、モータ204を逆
方向に回転させることにより、ニップローラ186が逆
方向に回転されると共にこれと同時に、プーリ236に
配置された他方のワンウェイクラッチ226のみが回転
力を伝達する。すなわちこの際には、他方のワンウェイ
クラッチ226による駆動力伝達系には変速及び回転方
向逆転用のベルト238及びプーリ236が介在されて
連結されているため、モータ204の逆方向回転はこの
ベルト238及びプーリ236によって回転方向が逆転
されて伝達され、搬送ローラ192は正方向に回転され
る。これにより、感光材料184の引出し部分がニップ
ローラ186によって感材マガジン182に巻き戻さ
れ、これと同時に切断部分は搬送ローラ192によって
搬送されることになる。
記録材料搬送装置)においても、感光材料184の引出
しの際には、モータ204を正方向に回転させると、ニ
ップローラ186が正方向に回転されると共に、プーリ
230に配置された一方のワンウェイクラッチ224の
みが回転力を伝達して搬送ローラ192も正方向に回転
され、感光材料184が搬送される。一方、感光材料1
84が引き出され切断された後には、モータ204を逆
方向に回転させることにより、ニップローラ186が逆
方向に回転されると共にこれと同時に、プーリ236に
配置された他方のワンウェイクラッチ226のみが回転
力を伝達する。すなわちこの際には、他方のワンウェイ
クラッチ226による駆動力伝達系には変速及び回転方
向逆転用のベルト238及びプーリ236が介在されて
連結されているため、モータ204の逆方向回転はこの
ベルト238及びプーリ236によって回転方向が逆転
されて伝達され、搬送ローラ192は正方向に回転され
る。これにより、感光材料184の引出し部分がニップ
ローラ186によって感材マガジン182に巻き戻さ
れ、これと同時に切断部分は搬送ローラ192によって
搬送されることになる。
【0120】このように本第2の実施の形態に係る駆動
機構では、単一のモータ204によって、感材マガジン
182内に収容された感光材料184を引き出すことが
できるのみならず、感材マガジン182から引き出され
切断された後の感光材料184の引出し部分を感材マガ
ジン182へ巻き戻す動作と、切断後の感光材料184
を次の処理部へ搬送する動作とを同時に行うことができ
る。したがって、処理時間を大幅に短縮することができ
る。さらに、感光材料184の引出し搬送駆動系とその
後の搬送駆動系にそれぞれ別にモータ等の駆動源を配置
して独立して速度制御を行なう必要がなく、部品点数や
配置スペースが減少しコストも低減する。また、最も有
効な回転トルク領域においてモータ204を駆動させて
用いることができるため、モータ204の駆動力を有効
に効率よく利用でき、複雑な制御も不要となる。
機構では、単一のモータ204によって、感材マガジン
182内に収容された感光材料184を引き出すことが
できるのみならず、感材マガジン182から引き出され
切断された後の感光材料184の引出し部分を感材マガ
ジン182へ巻き戻す動作と、切断後の感光材料184
を次の処理部へ搬送する動作とを同時に行うことができ
る。したがって、処理時間を大幅に短縮することができ
る。さらに、感光材料184の引出し搬送駆動系とその
後の搬送駆動系にそれぞれ別にモータ等の駆動源を配置
して独立して速度制御を行なう必要がなく、部品点数や
配置スペースが減少しコストも低減する。また、最も有
効な回転トルク領域においてモータ204を駆動させて
用いることができるため、モータ204の駆動力を有効
に効率よく利用でき、複雑な制御も不要となる。
【0121】また、本第2の実施の形態に係る駆動機構
では、変速逆転機構が単なるベルト238及びプーリ2
36によって構成されているため、機構が簡単となり確
実に回転力を伝達することができる。さらに、プーリ2
36の径等を適宜変更することで、前述の二つの状態に
おける感光材料184の搬送速度及びその変速度合を任
意に設定することができ、また大きな搬送速度差(減速
比)を得ることもできる。
では、変速逆転機構が単なるベルト238及びプーリ2
36によって構成されているため、機構が簡単となり確
実に回転力を伝達することができる。さらに、プーリ2
36の径等を適宜変更することで、前述の二つの状態に
おける感光材料184の搬送速度及びその変速度合を任
意に設定することができ、また大きな搬送速度差(減速
比)を得ることもできる。
【0122】なお、前述した各実施の形態においては、
本発明の駆動機構(画像記録材料搬送装置)を、感材補
助供給部180の感光材料184の搬送系に適用し、感
光材料184の感材マガジン182からの引出し搬送と
切断後の搬送とにおける構成について説明したが、これ
に限らず、画像記録装置10の感光材料22の搬送系や
受像材料94の搬送系に適用することも可能であり、さ
らに他の部位の搬送駆動系に適用してもよい。
本発明の駆動機構(画像記録材料搬送装置)を、感材補
助供給部180の感光材料184の搬送系に適用し、感
光材料184の感材マガジン182からの引出し搬送と
切断後の搬送とにおける構成について説明したが、これ
に限らず、画像記録装置10の感光材料22の搬送系や
受像材料94の搬送系に適用することも可能であり、さ
らに他の部位の搬送駆動系に適用してもよい。
【0123】また、前述した実施の形態においては、画
像記録材料として感光材料22と受像材料94、あるい
は感光材料184を用いた構成としたが、これに限ら
ず、他のシート状の画像記録材料であっても適用可能で
ある。
像記録材料として感光材料22と受像材料94、あるい
は感光材料184を用いた構成としたが、これに限ら
ず、他のシート状の画像記録材料であっても適用可能で
ある。
【0124】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る画像記録
材料搬送装置は、単一の駆動源によるコンパクトな構造
で複雑な制御を要することなく効率的に、マガジン内に
収容された画像記録材料を引き出すことができるのみな
らず、マガジンから引き出され切断された後の画像記録
材料の引出し部分をマガジンへ巻き戻す動作と、切断後
の画像記録材料を次の処理部へ搬送する動作とを同時に
行うことができ、処理時間を短縮することができ、さら
に、部品点数や配置スペースが減少しコストも低減する
という優れた効果を有している。
材料搬送装置は、単一の駆動源によるコンパクトな構造
で複雑な制御を要することなく効率的に、マガジン内に
収容された画像記録材料を引き出すことができるのみな
らず、マガジンから引き出され切断された後の画像記録
材料の引出し部分をマガジンへ巻き戻す動作と、切断後
の画像記録材料を次の処理部へ搬送する動作とを同時に
行うことができ、処理時間を短縮することができ、さら
に、部品点数や配置スペースが減少しコストも低減する
という優れた効果を有している。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像記録材料
搬送装置(駆動機構)の詳細を示す側面図である。
搬送装置(駆動機構)の詳細を示す側面図である。
【図2】図1に対応する模式的な斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る画像記録材料
搬送装置(駆動機構)が適用されて構成された画像記録
装置の概略全体構成図である。
搬送装置(駆動機構)が適用されて構成された画像記録
装置の概略全体構成図である。
【図4】画像記録装置の外観斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る画像記録材料
搬送装置(駆動機構)を示す模式的な斜視図である。
搬送装置(駆動機構)を示す模式的な斜視図である。
10 画像記録装置 180 感材補助供給部 182 感材マガジン 184 感光材料(画像記録材料) 186 ニップローラ(引出巻戻しローラ) 192 搬送ローラ 204 モータ(駆動源) 210 ギヤ 212 ギヤ(変速逆転用のギヤ) 214 ギヤユニット 216 ギヤ 218 ギヤ 220 ギヤ 222 軸 224 ワンウェイクラッチ 226 ワンウェイクラッチ 228 ギヤ 230 プーリ 232 ベルト 234 ギヤ・プーリ 236 プーリ 238 ベルト
Claims (5)
- 【請求項1】 マガジン内に収容された画像記録材料を
挟持して、正回転することにより引き出し搬送すると共
に逆回転することにより巻き戻し搬送する引出巻戻しロ
ーラと、 前記引出巻戻しローラによって引き出され切断された後
の画像記録材料を搬送する搬送ローラと、 正方向及び逆方向に回転可能とされ前記引出巻戻しロー
ラ及び搬送ローラを駆動するための単一の駆動源と、 前記駆動源の正方向の回転力を前記引出巻戻しローラ及
び搬送ローラへ共に正方向回転力として伝達し、かつ、
前記駆動源の逆方向の回転力を前記引出巻戻しローラへ
逆方向回転力として伝達すると共に前記搬送ローラへ正
方向回転力として伝達する回転力伝達機構と、 を備えた画像記録材料搬送装置。 - 【請求項2】 前記回転力伝達機構は、前記駆動源と前
記引出巻戻しローラ及び搬送ローラとの間に配置され、
前記駆動源と前記引出巻戻しローラ及び搬送ローラとを
連結して前記駆動源の回転力を前記引出巻戻しローラ及
び搬送ローラへ伝達する複数のギヤを有し、 互いに回転力伝達方向が同じとされた二つのワンウェイ
クラッチを前記駆動源と前記搬送ローラとの間の一のギ
ヤに同軸的に配置して、一方のワンウェイクラッチのみ
が前記駆動源の回転力を前記搬送ローラへ伝達する第1
の駆動力伝達系と、他方のワンウェイクラッチのみが前
記駆動源の回転力を前記搬送ローラへ伝達する第2の駆
動力伝達系とを構成し、かつ、前記第1の駆動力伝達系
及び第2の駆動力伝達系のうち何れか一方に変速及び回
転方向逆転用の変速逆転機構を介在させて連結し、前記
駆動源の正方向回転及び逆方向回転を搬送ローラへ共に
正方向回転力として伝達可能とし、 前記駆動源の回転方向を正逆に切り換えることにより、
前記駆動源の正方向回転により前記引出巻戻しローラ及
び搬送ローラを正方向回転させ、かつ、前記駆動源の逆
方向回転により前記引出巻戻しローラを逆方向回転させ
ると共に同時に前記搬送ローラを正方向回転させる、 ことを特徴とする請求項1記載の画像記録材料搬送装
置。 - 【請求項3】 前記変速逆転機構をギヤによって構成し
たことを特徴とする請求項2記載の画像記録材料搬送装
置。 - 【請求項4】 前記変速逆転機構をベルト及びプーリに
よって構成したことを特徴とする請求項2記載の画像記
録材料搬送装置。 - 【請求項5】 前記駆動源の逆方向回転時における前記
引出巻戻しローラの回転速度と搬送ローラの回転速度と
を、前記搬送ローラによる画像記録材料の必要搬送量に
応じて異ならせたことを特徴とする請求項1、請求項
2、請求項3、または請求項4記載の画像記録材料搬送
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25129595A JPH0986738A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 画像記録材料搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25129595A JPH0986738A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 画像記録材料搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0986738A true JPH0986738A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17220688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25129595A Pending JPH0986738A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 画像記録材料搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0986738A (ja) |
-
1995
- 1995-09-28 JP JP25129595A patent/JPH0986738A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040622 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |