JP2003107659A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JP2003107659A JP2003107659A JP2001302192A JP2001302192A JP2003107659A JP 2003107659 A JP2003107659 A JP 2003107659A JP 2001302192 A JP2001302192 A JP 2001302192A JP 2001302192 A JP2001302192 A JP 2001302192A JP 2003107659 A JP2003107659 A JP 2003107659A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ジャミング等を解消する作業を比較的短時
間で容易かつ効率良く実行し作業能率を向上可能とす
る。 【解決手段】 ハウジング12の内部に、外部へ向け
て開放するよう移動可能な可動フレーム17を装着し、
固定フレーム15と可動フレーム17との間に搬送経路
を構成し、可動フレーム17が閉じられたときに搬送可
能状態にセットされ、可動フレーム17が外部へ向けて
開放するよう移動されたときに相互に搬送経路を構成す
る部材25A、25B、27、29が離間して広く開放
され、ジャミングしている受像材料36を容易に取り出
せるようにする。
間で容易かつ効率良く実行し作業能率を向上可能とす
る。 【解決手段】 ハウジング12の内部に、外部へ向け
て開放するよう移動可能な可動フレーム17を装着し、
固定フレーム15と可動フレーム17との間に搬送経路
を構成し、可動フレーム17が閉じられたときに搬送可
能状態にセットされ、可動フレーム17が外部へ向けて
開放するよう移動されたときに相互に搬送経路を構成す
る部材25A、25B、27、29が離間して広く開放
され、ジャミングしている受像材料36を容易に取り出
せるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ロール状に巻装
された感光材料と受像材料とを、搬送経路に沿って搬送
しながら、これらを重ね合わせて加熱することにより熱
現像転写処理を行う画像形成装置に関する。
された感光材料と受像材料とを、搬送経路に沿って搬送
しながら、これらを重ね合わせて加熱することにより熱
現像転写処理を行う画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、レーザー露光熱現像転写方式
(銀塩写真方式)の画像形成装置が用いられている。
(銀塩写真方式)の画像形成装置が用いられている。
【0003】従来のレーザー露光熱現像転写方式の画像
形成装置では、次のような処理工程により出力プリント
を得ている。初めに、露光処理工程では、画像データの
入力信号をCPUで画像処理し、この画像処理信号を半
導体ユニットへ送る。
形成装置では、次のような処理工程により出力プリント
を得ている。初めに、露光処理工程では、画像データの
入力信号をCPUで画像処理し、この画像処理信号を半
導体ユニットへ送る。
【0004】この画像形成装置の本体内部には、ロール
状に巻装されたドナーと、ロール状に巻装された受像紙
とが、各々内部が遮光状態とされたペーパマガジンに収
納された状態で装填されている。
状に巻装されたドナーと、ロール状に巻装された受像紙
とが、各々内部が遮光状態とされたペーパマガジンに収
納された状態で装填されている。
【0005】この画像形成装置では、出力プリントを作
成する処理を実行する度にマガジン内のロール状に巻装
されたドナーロールから搬送経路上へ所定長さ引き出し
てカッタで所定サイズに切断された感光材料であるドナ
ー片は、搬送経路上に構成された一対の搬送ローラによ
ってドナー片を挟持する状態で搬送ローラを転動させる
ことにより、このドナー片を2枚のガイド板の間を通過
させるようにして、半導体ユニットへ搬送する。
成する処理を実行する度にマガジン内のロール状に巻装
されたドナーロールから搬送経路上へ所定長さ引き出し
てカッタで所定サイズに切断された感光材料であるドナ
ー片は、搬送経路上に構成された一対の搬送ローラによ
ってドナー片を挟持する状態で搬送ローラを転動させる
ことにより、このドナー片を2枚のガイド板の間を通過
させるようにして、半導体ユニットへ搬送する。
【0006】この半導体ユニットでは、所定速度で搬送
させているドナー片の露光面上に、レーザー(LD)光
源を用いて3色同時に走査露光処理を行う。この走査露
光処理により感光材料としてのドナー片中のハロゲン化
銀が光源に反応し、潜像が形成される。
させているドナー片の露光面上に、レーザー(LD)光
源を用いて3色同時に走査露光処理を行う。この走査露
光処理により感光材料としてのドナー片中のハロゲン化
銀が光源に反応し、潜像が形成される。
【0007】このように潜像が形成されたドナー片は、
搬送ローラで2枚のガイド板の間を通して送られること
により、所定の搬送経路を通って、次の液塗布工程へ送
られ、所定温度まで加熱した水を所定少量かつ均一にド
ナー片の潜像を形成した面上へ塗布してから、搬送ロー
ラで2枚のガイド板の間を通して送られることにより所
定の搬送経路を通って、次の熱現像及び色像転写工程へ
と送られる。
搬送ローラで2枚のガイド板の間を通して送られること
により、所定の搬送経路を通って、次の液塗布工程へ送
られ、所定温度まで加熱した水を所定少量かつ均一にド
ナー片の潜像を形成した面上へ塗布してから、搬送ロー
ラで2枚のガイド板の間を通して送られることにより所
定の搬送経路を通って、次の熱現像及び色像転写工程へ
と送られる。
【0008】また、この画像処理装置では、ロール状に
巻装された受像紙ロールから搬送経路上へ所定長さ引き
出されてカッタで所定サイズに切断された受像材料(O
HPフィルム等でも良い)である受像紙片を、屈曲した
搬送経路上に構成された一対の搬送ローラによって受像
紙片を挟持する状態で搬送ローラを転動させることによ
り、受像紙片を2枚のガイド板の間を通過させるように
して、熱現像、及び色像転写工程へ送る。
巻装された受像紙ロールから搬送経路上へ所定長さ引き
出されてカッタで所定サイズに切断された受像材料(O
HPフィルム等でも良い)である受像紙片を、屈曲した
搬送経路上に構成された一対の搬送ローラによって受像
紙片を挟持する状態で搬送ローラを転動させることによ
り、受像紙片を2枚のガイド板の間を通過させるように
して、熱現像、及び色像転写工程へ送る。
【0009】この熱現像及び色像転写工程では、前述し
た画像形成用溶媒としての水を塗布したドナー片と、受
像紙片とを重ねて貼り合わせた状態で、加熱ドラムとこ
の加熱ドラムの外周に圧接し加熱ドラムと共に回転する
無端圧接ベルトから成る加熱装置で加熱する。
た画像形成用溶媒としての水を塗布したドナー片と、受
像紙片とを重ねて貼り合わせた状態で、加熱ドラムとこ
の加熱ドラムの外周に圧接し加熱ドラムと共に回転する
無端圧接ベルトから成る加熱装置で加熱する。
【0010】この加熱ドラムは、モータで回転駆動され
ると共に、その外周面をヒータで均等に加熱されるよう
構成する。そして、この加熱ドラムでは、その搬送方向
上流側の外周面に転接される貼り合せローラとの間に、
ドナー片と受像紙片とを重ね合わせて挟み込むことによ
って貼り合せる。
ると共に、その外周面をヒータで均等に加熱されるよう
構成する。そして、この加熱ドラムでは、その搬送方向
上流側の外周面に転接される貼り合せローラとの間に、
ドナー片と受像紙片とを重ね合わせて挟み込むことによ
って貼り合せる。
【0011】この状態で加熱ドラムの外周面へ密着して
巻き付けられたドナー片と受像紙片は、加熱ドラムと無
端圧接ベルトとの間で挟持搬送されながら現像、転写処
理を行う。これにより、ドナー片側では現像が進行する
とともに、ドナー片の色素は受像紙片へ移って定着さ
れ、ドナー片の画像が受像紙片へ転写され、所定の画像
が受像紙片に形成(記録)される。
巻き付けられたドナー片と受像紙片は、加熱ドラムと無
端圧接ベルトとの間で挟持搬送されながら現像、転写処
理を行う。これにより、ドナー片側では現像が進行する
とともに、ドナー片の色素は受像紙片へ移って定着さ
れ、ドナー片の画像が受像紙片へ転写され、所定の画像
が受像紙片に形成(記録)される。
【0012】この加熱ドラムの回転により、加熱ドラム
における搬送方向下流側の剥離位置まで搬送された使用
済みドナー片は、ドナー用剥離爪によって加熱ドラムか
ら剥離されてから搬送ローラと搬送ガイドによって搬送
されて破棄用のトレイ上に排出される。
における搬送方向下流側の剥離位置まで搬送された使用
済みドナー片は、ドナー用剥離爪によって加熱ドラムか
ら剥離されてから搬送ローラと搬送ガイドによって搬送
されて破棄用のトレイ上に排出される。
【0013】これと共に、加熱ドラムのさらに搬送方向
下流側の位置へ搬送された高画質なカラープリントとし
て完成されている受像紙片は、受像紙用剥離爪によって
加熱ドラムから剥離されてから搬送ローラと搬送ガイド
によって搬送され集積トレイ上に送り出される。
下流側の位置へ搬送された高画質なカラープリントとし
て完成されている受像紙片は、受像紙用剥離爪によって
加熱ドラムから剥離されてから搬送ローラと搬送ガイド
によって搬送され集積トレイ上に送り出される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の画
像形成装置では、ドナー片と受像紙片とを、それぞれ湾
曲した部分を持つ搬送経路上に構成された一対の搬送ロ
ーラによって挟持する状態で搬送ローラを転動させるこ
とにより、このドナー片と受像紙片とを、それぞれ2枚
のガイド板の間を通過させるようにして、各処理工程へ
案内搬送するよう構成している。
像形成装置では、ドナー片と受像紙片とを、それぞれ湾
曲した部分を持つ搬送経路上に構成された一対の搬送ロ
ーラによって挟持する状態で搬送ローラを転動させるこ
とにより、このドナー片と受像紙片とを、それぞれ2枚
のガイド板の間を通過させるようにして、各処理工程へ
案内搬送するよう構成している。
【0015】このため、ドナー片又は受像紙片は、それ
ぞれ搬送経路上を搬送する動作中に、いわゆる紙詰まり
(ジャミング、略してジャム)を生じる場合がある。こ
のようなドナー片又は受像紙片のジャミングは、シート
状の材料を搬送ローラ及びガイド板によって案内搬送す
る場合に起こり易い現象である。
ぞれ搬送経路上を搬送する動作中に、いわゆる紙詰まり
(ジャミング、略してジャム)を生じる場合がある。こ
のようなドナー片又は受像紙片のジャミングは、シート
状の材料を搬送ローラ及びガイド板によって案内搬送す
る場合に起こり易い現象である。
【0016】従来の画像形成装置では、ドナー片又は受
像紙片をそれぞれ搬送経路上で搬送する際に、ジャミン
グを生じた場合には、初めに画像処理装置本体の蓋を開
いて熱現像及び色像転写部分を装置本体の外へ引き出
し、加熱ドラムの外周面に強い力で圧接されている貼り
合せローラを引き離し若しくは剥離爪を引き離し、又は
搬送経路を構成するガイド板を外してジャミングしたド
ナー片又は受像紙片を取り出してジャミングを解消す
る。
像紙片をそれぞれ搬送経路上で搬送する際に、ジャミン
グを生じた場合には、初めに画像処理装置本体の蓋を開
いて熱現像及び色像転写部分を装置本体の外へ引き出
し、加熱ドラムの外周面に強い力で圧接されている貼り
合せローラを引き離し若しくは剥離爪を引き離し、又は
搬送経路を構成するガイド板を外してジャミングしたド
ナー片又は受像紙片を取り出してジャミングを解消す
る。
【0017】なお、上述のようにしてもジャミングした
ドナー片又は受像紙片を取り出せない場合は、各搬送ロ
ーラや加熱ドラムをモータで逆転し又は手動で逆転させ
ることにより、詰まったドナー片又は受像紙片を取り除
いてジャミングを解消する。
ドナー片又は受像紙片を取り出せない場合は、各搬送ロ
ーラや加熱ドラムをモータで逆転し又は手動で逆転させ
ることにより、詰まったドナー片又は受像紙片を取り除
いてジャミングを解消する。
【0018】このような従来の画像処理装置の構成で
は、ジャミングを解消する作業の効率が極めて悪く、ジ
ャミングの解消作業に時間が掛かるというという問題が
ある。
は、ジャミングを解消する作業の効率が極めて悪く、ジ
ャミングの解消作業に時間が掛かるというという問題が
ある。
【0019】本発明は上記事実を考慮し、ジャミングを
解消する作業を比較的短時間で容易かつ効率良く実行可
能に構成した画像形成装置を新たに提供することを目的
とする。
解消する作業を比較的短時間で容易かつ効率良く実行可
能に構成した画像形成装置を新たに提供することを目的
とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
画像形成装置は、ハウジングの内部において、搬送され
てきた感光材料と受像材料とを、貼り合わせローラによ
り重ね合わせてドラムの外周面に圧着して巻回した状態
で、熱現像転写処理を行う画像形成装置であって、ハウ
ジングの内部に、内部機器を取付て保持するよう固定し
て設置した固定フレームと、ハウジングの内部に、外部
へ向けて開放するよう移動可能なように装着した可動フ
レームと、可動フレームがハウジング内に挿入されて閉
じられた使用状態のときに搬送可能状態にセットされる
共に、可動フレームが外部へ向けて開放するよう移動さ
れたときに相互に離間して分離することにより相対向す
る内側の面が広く開放されるよう、固定フレームと可動
フレームとの間に構成された搬送経路と、を有すること
を特徴とする。
画像形成装置は、ハウジングの内部において、搬送され
てきた感光材料と受像材料とを、貼り合わせローラによ
り重ね合わせてドラムの外周面に圧着して巻回した状態
で、熱現像転写処理を行う画像形成装置であって、ハウ
ジングの内部に、内部機器を取付て保持するよう固定し
て設置した固定フレームと、ハウジングの内部に、外部
へ向けて開放するよう移動可能なように装着した可動フ
レームと、可動フレームがハウジング内に挿入されて閉
じられた使用状態のときに搬送可能状態にセットされる
共に、可動フレームが外部へ向けて開放するよう移動さ
れたときに相互に離間して分離することにより相対向す
る内側の面が広く開放されるよう、固定フレームと可動
フレームとの間に構成された搬送経路と、を有すること
を特徴とする。
【0021】上述のように構成することにより、画像形
成装置で熱現像転写処理を行う場合には、感光材料と受
像材料とをハウジングの内部における搬送経路上を搬送
して貼り合わせローラへ送り、ここで貼り合わせローラ
により重ね合わせてドラムの外周面に圧着して巻回し搬
送しながら所定の処理を実行する。この感光材料と受像
材料とを搬送しているときにジャミング等の搬送不良を
起こした場合には、可動フレームを外部へ向けて移動す
ることにより搬送経路の部分に固定フレームと可動フレ
ームとの間に相対向するよう配置された部材を相互に離
間して分離させ、この相対向する内側の面が広く開放さ
れた状態において搬送経路上でジャミングしている感光
材料と受像材料とを容易に取り出すことができる。
成装置で熱現像転写処理を行う場合には、感光材料と受
像材料とをハウジングの内部における搬送経路上を搬送
して貼り合わせローラへ送り、ここで貼り合わせローラ
により重ね合わせてドラムの外周面に圧着して巻回し搬
送しながら所定の処理を実行する。この感光材料と受像
材料とを搬送しているときにジャミング等の搬送不良を
起こした場合には、可動フレームを外部へ向けて移動す
ることにより搬送経路の部分に固定フレームと可動フレ
ームとの間に相対向するよう配置された部材を相互に離
間して分離させ、この相対向する内側の面が広く開放さ
れた状態において搬送経路上でジャミングしている感光
材料と受像材料とを容易に取り出すことができる。
【0022】本発明の請求項2記載の画像形成装置は、
ハウジングの内部に設定された搬送経路上を搬送されて
きた感光材料と受像材料とを、貼り合わせローラにより
重ね合わせてドラムの外周面に圧着して巻回した状態
で、熱現像転写処理を行う画像形成装置であって、搬送
経路の少なくとも一部を、一方の可動側搬送ローラと一
方の可動側ガイド板とを外部へ向けて開放するよう移動
可能なように装着した可動フレーム上に配置し、他方の
固定側搬送ローラと他方の固定側ガイド板とをハウジン
グの内部に内部機器を取付て保持するよう固定して設置
した固定フレームに設置し、可動フレームがハウジング
内に挿入されて閉じられた使用状態のときに一方の可動
側搬送ローラと他方の固定側搬送ローラとが対応し、か
つ一方の可動側ガイド板と他方の固定側ガイド板とが対
応して搬送可能状態にセットされる共に、可動フレーム
が外部へ向けて開放するよう移動されたときに一方の可
動側搬送ローラと他方の固定側搬送ローラとが相互に離
間して分離し、かつ一方の可動側ガイド板と他方の固定
側ガイド板とが相互に離間して分離することにより相対
向する内側の面が広く開放されるよう構成したことを特
徴とする。
ハウジングの内部に設定された搬送経路上を搬送されて
きた感光材料と受像材料とを、貼り合わせローラにより
重ね合わせてドラムの外周面に圧着して巻回した状態
で、熱現像転写処理を行う画像形成装置であって、搬送
経路の少なくとも一部を、一方の可動側搬送ローラと一
方の可動側ガイド板とを外部へ向けて開放するよう移動
可能なように装着した可動フレーム上に配置し、他方の
固定側搬送ローラと他方の固定側ガイド板とをハウジン
グの内部に内部機器を取付て保持するよう固定して設置
した固定フレームに設置し、可動フレームがハウジング
内に挿入されて閉じられた使用状態のときに一方の可動
側搬送ローラと他方の固定側搬送ローラとが対応し、か
つ一方の可動側ガイド板と他方の固定側ガイド板とが対
応して搬送可能状態にセットされる共に、可動フレーム
が外部へ向けて開放するよう移動されたときに一方の可
動側搬送ローラと他方の固定側搬送ローラとが相互に離
間して分離し、かつ一方の可動側ガイド板と他方の固定
側ガイド板とが相互に離間して分離することにより相対
向する内側の面が広く開放されるよう構成したことを特
徴とする。
【0023】上述のように構成することにより、画像形
成装置で熱現像転写処理を行う場合には、感光材料又は
受像材料をハウジングの内部における、一方の可動側搬
送ローラと他方の固定側搬送ローラとが対応しかつ一方
の可動側ガイド板と他方の固定側ガイド板とが対応して
搬送可能状態にセットされている搬送経路等を使用する
ことにより搬送して貼り合わせローラへ送り、ここで貼
り合わせローラにより重ね合わせてドラムの外周面に圧
着して巻回し搬送しながら所定の処理を実行する。この
感光材料と受像材料とを搬送しているときにジャミング
等の搬送不良を起こした場合には、可動フレームを外部
へ向けて移動することにより、一方の可動側搬送ローラ
と他方の固定側搬送ローラとが相互に離間して分離し、
かつ一方の可動側ガイド板と他方の固定側ガイド板とが
相互に離間して分離することにより相対向する内側の面
が広く開放された状態において搬送経路上でジャミング
している感光材料と受像材料とを容易に取り出すことが
できる。
成装置で熱現像転写処理を行う場合には、感光材料又は
受像材料をハウジングの内部における、一方の可動側搬
送ローラと他方の固定側搬送ローラとが対応しかつ一方
の可動側ガイド板と他方の固定側ガイド板とが対応して
搬送可能状態にセットされている搬送経路等を使用する
ことにより搬送して貼り合わせローラへ送り、ここで貼
り合わせローラにより重ね合わせてドラムの外周面に圧
着して巻回し搬送しながら所定の処理を実行する。この
感光材料と受像材料とを搬送しているときにジャミング
等の搬送不良を起こした場合には、可動フレームを外部
へ向けて移動することにより、一方の可動側搬送ローラ
と他方の固定側搬送ローラとが相互に離間して分離し、
かつ一方の可動側ガイド板と他方の固定側ガイド板とが
相互に離間して分離することにより相対向する内側の面
が広く開放された状態において搬送経路上でジャミング
している感光材料と受像材料とを容易に取り出すことが
できる。
【0024】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の画像形成装置において、可動フレームが
ハウジングから取り外し可能に装着されると共に、可動
フレームに床面に置くための置足部材を設置して構成し
たことを特徴とする。
求項2に記載の画像形成装置において、可動フレームが
ハウジングから取り外し可能に装着されると共に、可動
フレームに床面に置くための置足部材を設置して構成し
たことを特徴とする。
【0025】上述のように構成することにより、請求項
1又は請求項2に記載した画像形成装置の作用及び効果
に加えて、可動フレームをハウジングから取り外して置
足部材で作業場等の床面に置いた状態で、可動フレーム
に取り付けられている機器のメンテナンス、修理又は調
整といった作業ができるので作業の能率を向上できる。
1又は請求項2に記載した画像形成装置の作用及び効果
に加えて、可動フレームをハウジングから取り外して置
足部材で作業場等の床面に置いた状態で、可動フレーム
に取り付けられている機器のメンテナンス、修理又は調
整といった作業ができるので作業の能率を向上できる。
【0026】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3の何れかに記載の画像形成装置において、熱現像
転写処理を行うドラムを可動フレーム側に配置し、貼り
合わせローラを固定フレーム側に配置したことを特徴と
する。
求項3の何れかに記載の画像形成装置において、熱現像
転写処理を行うドラムを可動フレーム側に配置し、貼り
合わせローラを固定フレーム側に配置したことを特徴と
する。
【0027】上述のように構成することにより、請求項
1乃至請求項3の何れかに記載の画像形成装置の作用及
び効果に加えて、感光材料と受像材料とを搬送している
ときにジャミング等の搬送不良を起こした場合には、可
動フレームを外部へ向けて移動することにより、この可
動フレーム側に配置した熱現像転写処理を行うドラム
が、相互に強く圧接している貼り合わせローラから自動
的に離れるので、これらの間に挟まれている感光材料と
受像材料とを容易に取り出すことができる。また、可動
フレームをハウジング内に挿入して閉じることにより使
用状態とする動作の際に、熱現像転写処理を行うドラム
に貼り合わせローラが自動的に強く圧接されるようセッ
トされるので、作業性を向上できる。
1乃至請求項3の何れかに記載の画像形成装置の作用及
び効果に加えて、感光材料と受像材料とを搬送している
ときにジャミング等の搬送不良を起こした場合には、可
動フレームを外部へ向けて移動することにより、この可
動フレーム側に配置した熱現像転写処理を行うドラム
が、相互に強く圧接している貼り合わせローラから自動
的に離れるので、これらの間に挟まれている感光材料と
受像材料とを容易に取り出すことができる。また、可動
フレームをハウジング内に挿入して閉じることにより使
用状態とする動作の際に、熱現像転写処理を行うドラム
に貼り合わせローラが自動的に強く圧接されるようセッ
トされるので、作業性を向上できる。
【0028】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4の何れかに記載の画像形成装置において、熱現像
転写処理を行うドラムを可動フレーム側に配置し、貼り
合わせローラにより重ね合わせてドラムの外周面に圧着
して巻回した状態で熱現像転写処理を終えた感光材料と
受像材料とをドラムの外周面から引き剥がす剥離爪機構
を、固定フレーム側に配置したことを特徴とする。
求項4の何れかに記載の画像形成装置において、熱現像
転写処理を行うドラムを可動フレーム側に配置し、貼り
合わせローラにより重ね合わせてドラムの外周面に圧着
して巻回した状態で熱現像転写処理を終えた感光材料と
受像材料とをドラムの外周面から引き剥がす剥離爪機構
を、固定フレーム側に配置したことを特徴とする。
【0029】上述のように構成することにより、請求項
1乃至請求項4の何れかに記載した画像形成装置の作用
及び効果に加えて、感光材料と受像材料とを搬送してい
るときにジャミング等の搬送不良を起こした場合には、
可動フレームを外部へ向けて移動することにより、この
可動フレーム側に配置した熱現像転写処理を行うドラム
が、剥離爪機構から自動的に離れるので、これらの間に
在る感光材料と受像材料とを容易に取り出すことができ
る。
1乃至請求項4の何れかに記載した画像形成装置の作用
及び効果に加えて、感光材料と受像材料とを搬送してい
るときにジャミング等の搬送不良を起こした場合には、
可動フレームを外部へ向けて移動することにより、この
可動フレーム側に配置した熱現像転写処理を行うドラム
が、剥離爪機構から自動的に離れるので、これらの間に
在る感光材料と受像材料とを容易に取り出すことができ
る。
【0030】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の画像形成装置において、剥離爪機構が固定フレームか
ら取り外し可能に装着されると共に、剥離爪機構に床面
に置くための置足部材を設置して構成したことを特徴と
する。
の画像形成装置において、剥離爪機構が固定フレームか
ら取り外し可能に装着されると共に、剥離爪機構に床面
に置くための置足部材を設置して構成したことを特徴と
する。
【0031】上述のように構成することにより、請求項
5に記載の画像形成装置の作用及び効果に加えて、固定
フレームから剥離爪機構を取り外して置足部材で作業場
等の床面に置いた状態で、剥離爪機構のメンテナンス、
修理又は調整といった作業能率を向上できる。
5に記載の画像形成装置の作用及び効果に加えて、固定
フレームから剥離爪機構を取り外して置足部材で作業場
等の床面に置いた状態で、剥離爪機構のメンテナンス、
修理又は調整といった作業能率を向上できる。
【0032】本発明の請求項7記載の画像形成装置は、
ハウジングの内部に設定された搬送経路上を搬送されて
きた感光材料と受像材料とを、貼り合わせローラにより
重ね合わせてドラムの外周面に巻回した状態をベルトサ
ポート機構で保持して搬送することにより、熱現像転写
処理を行う画像形成装置において、ハウジングの内部
に、外部へ向けて開放するよう移動可能なように装着し
た可動フレームと、可動フレームに配置したドラムとベ
ルトサポート機構とに、可動フレームを外部へ向けて開
放する移動動作に連動して搬送の動作をさせて、感光材
料と受像材料とを外部へ排出するようにした熱現像転写
部用のジャミング解除手段と、を有することを特徴とす
る。
ハウジングの内部に設定された搬送経路上を搬送されて
きた感光材料と受像材料とを、貼り合わせローラにより
重ね合わせてドラムの外周面に巻回した状態をベルトサ
ポート機構で保持して搬送することにより、熱現像転写
処理を行う画像形成装置において、ハウジングの内部
に、外部へ向けて開放するよう移動可能なように装着し
た可動フレームと、可動フレームに配置したドラムとベ
ルトサポート機構とに、可動フレームを外部へ向けて開
放する移動動作に連動して搬送の動作をさせて、感光材
料と受像材料とを外部へ排出するようにした熱現像転写
部用のジャミング解除手段と、を有することを特徴とす
る。
【0033】上述のように構成することにより、感光材
料と受像材料とを搬送しているときにジャミング等の搬
送不良を起こした場合には、可動フレームに配置したド
ラムとベルトサポート機構とに、熱現像転写部用のジャ
ミング解除手段によって、可動フレームを外部へ向けて
開放する移動動作に連動して搬送の動作をさせて、感光
材料と受像材料とを外部へ排出させるので、ドラムとベ
ルトサポート機構との間に在る感光材料と受像材料とを
容易に取り出すことができる。
料と受像材料とを搬送しているときにジャミング等の搬
送不良を起こした場合には、可動フレームに配置したド
ラムとベルトサポート機構とに、熱現像転写部用のジャ
ミング解除手段によって、可動フレームを外部へ向けて
開放する移動動作に連動して搬送の動作をさせて、感光
材料と受像材料とを外部へ排出させるので、ドラムとベ
ルトサポート機構との間に在る感光材料と受像材料とを
容易に取り出すことができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像形成装置に係
る実施の形態について、図1乃至図7によって説明す
る。この図1には、実施の形態に係る画像形成装置の概
略全体構成が示されている。
る実施の形態について、図1乃至図7によって説明す
る。この図1には、実施の形態に係る画像形成装置の概
略全体構成が示されている。
【0035】この図1に示される画像形成装置10のハ
ウジング12の内部には、ハウジング12内の下部にお
ける図に向かって右側部分に感光材料(ドナー)16を
収納する感材マガジン14が着脱可能に装填されてい
る。
ウジング12の内部には、ハウジング12内の下部にお
ける図に向かって右側部分に感光材料(ドナー)16を
収納する感材マガジン14が着脱可能に装填されてい
る。
【0036】また、画像形成装置10には、内部機器を
取付て保持するために、ハウジング12の内部に固定フ
レーム15を固定して設置すると共に、ハウジング12
の内部から外部へ移動可能なように可動フレーム17を
装着する。
取付て保持するために、ハウジング12の内部に固定フ
レーム15を固定して設置すると共に、ハウジング12
の内部から外部へ移動可能なように可動フレーム17を
装着する。
【0037】この固定フレーム15は、全体を単数又は
複数の部材で構成し、ハウジング12に対して不動な状
態に設置する。
複数の部材で構成し、ハウジング12に対して不動な状
態に設置する。
【0038】また、可動フレーム17は、この可動フレ
ーム17に取付た内部機器を、ハウジング12の内部か
ら外部へ引き出す動作が可能なように装着する。このた
め、本実施の形態では、ハウジング12に対して回動し
て着脱可能なように構成する。
ーム17に取付た内部機器を、ハウジング12の内部か
ら外部へ引き出す動作が可能なように装着する。このた
め、本実施の形態では、ハウジング12に対して回動し
て着脱可能なように構成する。
【0039】図2に示すように、固定フレーム15に
は、図に向かって左上側に可動フレーム17が隙間なく
嵌まるような略台形状の空間を形成する収納部19を穿
設する。
は、図に向かって左上側に可動フレーム17が隙間なく
嵌まるような略台形状の空間を形成する収納部19を穿
設する。
【0040】また、可動フレーム17におけるハウジン
グ12の内部側周縁部の所定部分は、これに対応する固
定フレーム15の収納部19の外周縁部と合致する形状
に形成する。
グ12の内部側周縁部の所定部分は、これに対応する固
定フレーム15の収納部19の外周縁部と合致する形状
に形成する。
【0041】この可動フレーム17には、図に向かって
下側の位置に、可動フレーム17が図1に示すハウジン
グ12内に挿入されて閉じられた使用状態において、斜
め下方に向けてU字状に開放する溝に形成した軸支部2
1を設ける。
下側の位置に、可動フレーム17が図1に示すハウジン
グ12内に挿入されて閉じられた使用状態において、斜
め下方に向けてU字状に開放する溝に形成した軸支部2
1を設ける。
【0042】また、ハウジング12には、収納部19内
における図に向かって下側の軸支部21に対応する位置
に、軸支ピン23をハウジング12の図示しない固定部
材に立設する等の手段で設置する。
における図に向かって下側の軸支部21に対応する位置
に、軸支ピン23をハウジング12の図示しない固定部
材に立設する等の手段で設置する。
【0043】そして、ハウジング12側の軸支ピン23
を、可動フレーム17の軸支部21の溝底まで挿入し、
軸支ピン23の回りに可動フレーム17を支受して、図
1の閉じた状態と図2の開いた状態との間を回動可能な
ように支受させる。
を、可動フレーム17の軸支部21の溝底まで挿入し、
軸支ピン23の回りに可動フレーム17を支受して、図
1の閉じた状態と図2の開いた状態との間を回動可能な
ように支受させる。
【0044】さらに、可動フレーム17を図2に示す状
態に回動したときに、軸支部21の溝内から軸支ピン2
3を引き出してハウジング12から可動フレーム17を
分離して取り外し可能とすると共に、この取り外した可
動フレーム17を、その軸支部21の溝底まで軸支ピン
23を挿入することによって、図2に示す可動フレーム
17が軸支ピン23に軸支された状態に復帰可能とす
る。
態に回動したときに、軸支部21の溝内から軸支ピン2
3を引き出してハウジング12から可動フレーム17を
分離して取り外し可能とすると共に、この取り外した可
動フレーム17を、その軸支部21の溝底まで軸支ピン
23を挿入することによって、図2に示す可動フレーム
17が軸支ピン23に軸支された状態に復帰可能とす
る。
【0045】また、可動フレーム17には、可動フレー
ム17を図1の閉じた状態に係着して保持するための図
示しないロック装置を装着する。さらに、可動フレーム
17には、これを画像形成装置10から取り外した際、
可動フレーム17に装着した内部機器が床面に当たって
損傷を受けることなく床面上に可動フレーム17を安定
して載置できるように、可動フレーム17と一体の外側
面側の各所定位置に置足部材31を設置する。
ム17を図1の閉じた状態に係着して保持するための図
示しないロック装置を装着する。さらに、可動フレーム
17には、これを画像形成装置10から取り外した際、
可動フレーム17に装着した内部機器が床面に当たって
損傷を受けることなく床面上に可動フレーム17を安定
して載置できるように、可動フレーム17と一体の外側
面側の各所定位置に置足部材31を設置する。
【0046】図1に示すように、画像形成装置10内に
装填された感材マガジン14から引き出された感光材料
16は、図1に向って上方へ搬送するよう搬送経路を設
定する。
装填された感材マガジン14から引き出された感光材料
16は、図1に向って上方へ搬送するよう搬送経路を設
定する。
【0047】感材マガジン14の感光材料取出し口から
始まる搬送経路上には、感光材料取出し口近傍にニップ
ローラ18とカッタ20とを固定フレーム15に取り付
けて配置し、感材マガジン54から感光材料56を引き
出しながら露光処理を行った後に、所定サイズに切断可
能に構成する。カッタ20は、例えば固定刃と移動刃か
ら成るロータリータイプのカッタとし、移動刃を回転カ
ム等によって移動操作して固定刃と噛み合わされること
により感光材料16を切断するよう構成する。
始まる搬送経路上には、感光材料取出し口近傍にニップ
ローラ18とカッタ20とを固定フレーム15に取り付
けて配置し、感材マガジン54から感光材料56を引き
出しながら露光処理を行った後に、所定サイズに切断可
能に構成する。カッタ20は、例えば固定刃と移動刃か
ら成るロータリータイプのカッタとし、移動刃を回転カ
ム等によって移動操作して固定刃と噛み合わされること
により感光材料16を切断するよう構成する。
【0048】この搬送経路上のカッタ20より搬送方向
下流側には、感材マガジン54から感光材料56を引き
出しながら感光材料16の感光(露光)面に対して画像
を走査露光する露光装置22を、固定フレーム15に取
り付けて配置する。この露光装置22は、図示しないス
キャナ等で処理された画像信号に基づきレーザ露光ユニ
ットによって感光材料16へ走査露光するよう構成す
る。
下流側には、感材マガジン54から感光材料56を引き
出しながら感光材料16の感光(露光)面に対して画像
を走査露光する露光装置22を、固定フレーム15に取
り付けて配置する。この露光装置22は、図示しないス
キャナ等で処理された画像信号に基づきレーザ露光ユニ
ットによって感光材料16へ走査露光するよう構成す
る。
【0049】この露光装置22より搬送方向下流側に
は、感光材料16の搬送方向を横に変更するターン部2
4を固定フレーム15に取り付けて配置し、その搬送方
向下流側に液塗布部26を固定フレーム15に取り付け
て配置する。
は、感光材料16の搬送方向を横に変更するターン部2
4を固定フレーム15に取り付けて配置し、その搬送方
向下流側に液塗布部26を固定フレーム15に取り付け
て配置する。
【0050】液塗布部26は、下に凸となるように湾曲
した搬送経路を設定するため、画像形成用溶媒を入れる
湾曲した底面を有する受皿28と、円弧状のガイド面が
形成されたガイド部材30とを有する。
した搬送経路を設定するため、画像形成用溶媒を入れる
湾曲した底面を有する受皿28と、円弧状のガイド面が
形成されたガイド部材30とを有する。
【0051】そして、受皿28内にガイド部材30のガ
イド面を臨ませることにより、湾曲した底面とガイド面
との間に液体が充填された円弧状となる感光材料16用
の通路を構成し、その下に凸となるように湾曲した通路
中に画像形成用溶媒としての水を充填可能に構成する。
イド面を臨ませることにより、湾曲した底面とガイド面
との間に液体が充填された円弧状となる感光材料16用
の通路を構成し、その下に凸となるように湾曲した通路
中に画像形成用溶媒としての水を充填可能に構成する。
【0052】この液塗布部26は、その湾曲した通路中
を感光材料16が通過する際に、感光材料16を水に浸
漬し、その通路中の出口に配置した絞りローラ32で余
分な水を絞り落としてから、感光材料16を、搬送方向
下流側に配置した熱現像転写部34へ送り出す。
を感光材料16が通過する際に、感光材料16を水に浸
漬し、その通路中の出口に配置した絞りローラ32で余
分な水を絞り落としてから、感光材料16を、搬送方向
下流側に配置した熱現像転写部34へ送り出す。
【0053】図1に示すように、ハウジング12の内部
における図に向って左下側にはロール状に巻き取られた
受像材料36を収納した受材マガジン38を配置する。
この受像材料36の画像形成面には、媒染剤を有する色
素固定材料が塗布されている。
における図に向って左下側にはロール状に巻き取られた
受像材料36を収納した受材マガジン38を配置する。
この受像材料36の画像形成面には、媒染剤を有する色
素固定材料が塗布されている。
【0054】受材マガジン38の受像材料取出し口から
始まる搬送経路上には、受像材料取出し口近傍にニップ
ローラ40とカッタ42とを固定フレーム15に取り付
けて配置する。このニップローラ40は、受像材料36
をニップして受材マガジン38から引き出すと共に、そ
のニップを解除可能に構成する。
始まる搬送経路上には、受像材料取出し口近傍にニップ
ローラ40とカッタ42とを固定フレーム15に取り付
けて配置する。このニップローラ40は、受像材料36
をニップして受材マガジン38から引き出すと共に、そ
のニップを解除可能に構成する。
【0055】またニップローラ40の下流側に配置する
カッタ42は、前述した感光材料16用のカッタ20と
同様に、例えば固定刃と移動刃から成るロータリータイ
プのカッタとして構成し、受材マガジン38から引き出
した受像材料36を感光材料16よりも短い長さに切断
可能に構成する。
カッタ42は、前述した感光材料16用のカッタ20と
同様に、例えば固定刃と移動刃から成るロータリータイ
プのカッタとして構成し、受材マガジン38から引き出
した受像材料36を感光材料16よりも短い長さに切断
可能に構成する。
【0056】このように所定長さに切断された受像材料
36は、受材マガジン38の取出し口から熱現像転写部
34の入り口に位置する貼り合わせローラ50に至る受
像材料36用の搬送経路上を搬送され熱現像転写部34
に送り込まれる。
36は、受材マガジン38の取出し口から熱現像転写部
34の入り口に位置する貼り合わせローラ50に至る受
像材料36用の搬送経路上を搬送され熱現像転写部34
に送り込まれる。
【0057】この受像材料36用の搬送経路は、一対の
搬送ローラ25A、25Bの複数の組みを、各組みの相
互間で間隔を開けて複数配置し、これらの一対の搬送ロ
ーラ25A、25Bの組みの間部分にそれぞれ2枚のガ
イド板27、29を所定の狭い間隔を開けて平行に配置
し、一対の搬送ローラ25A、25Bによって受像材料
36を挟持する状態で一対の搬送ローラ25A、25B
を転動させることにより、この受像材料36を、それぞ
れの2枚のガイド板27、29の間の空間を通過させる
ようにして、案内搬送するよう構成する。
搬送ローラ25A、25Bの複数の組みを、各組みの相
互間で間隔を開けて複数配置し、これらの一対の搬送ロ
ーラ25A、25Bの組みの間部分にそれぞれ2枚のガ
イド板27、29を所定の狭い間隔を開けて平行に配置
し、一対の搬送ローラ25A、25Bによって受像材料
36を挟持する状態で一対の搬送ローラ25A、25B
を転動させることにより、この受像材料36を、それぞ
れの2枚のガイド板27、29の間の空間を通過させる
ようにして、案内搬送するよう構成する。
【0058】これと共に、受像材料36用の搬送経路
は、可動フレーム17におけるハウジング12の内部側
周縁部と、これに対応する固定フレーム15の収納部1
9(図2に図示)の外周縁部との合致する部分に沿って
配置する。
は、可動フレーム17におけるハウジング12の内部側
周縁部と、これに対応する固定フレーム15の収納部1
9(図2に図示)の外周縁部との合致する部分に沿って
配置する。
【0059】さらに、受像材料36用の搬送経路を構成
する一対の搬送ローラ25A、25Bと、2枚のガイド
板27、29とは、それぞれの一方の可動側搬送ローラ
25Aと一方の可動側ガイド板27とを可動フレーム1
7上に配置し、それぞれの他方の固定側搬送ローラ25
Bと他方の固定側ガイド板29とを固定フレーム15上
に配置して構成する。
する一対の搬送ローラ25A、25Bと、2枚のガイド
板27、29とは、それぞれの一方の可動側搬送ローラ
25Aと一方の可動側ガイド板27とを可動フレーム1
7上に配置し、それぞれの他方の固定側搬送ローラ25
Bと他方の固定側ガイド板29とを固定フレーム15上
に配置して構成する。
【0060】上述のように受像材料36用の搬送経路を
構成することにより、可動フレーム17を図2に示す開
いた状態としたとき、可動フレーム17と共に可動側搬
送ローラ25Aと可動側ガイド板27とが、固定フレー
ム15に固着された固定側搬送ローラ25Bと固定側ガ
イド板29とから離間して開いた状態に移動する。ま
た、可動フレーム17を図1に示す閉じた状態としたと
き、一対の搬送ローラ25A、25Bが相互に圧接する
よう組み合わされ、2枚のガイド板27、29が平行に
所定の狭い間隔を開けて配置され、受像材料36用の搬
送経路を形作るように動作する。
構成することにより、可動フレーム17を図2に示す開
いた状態としたとき、可動フレーム17と共に可動側搬
送ローラ25Aと可動側ガイド板27とが、固定フレー
ム15に固着された固定側搬送ローラ25Bと固定側ガ
イド板29とから離間して開いた状態に移動する。ま
た、可動フレーム17を図1に示す閉じた状態としたと
き、一対の搬送ローラ25A、25Bが相互に圧接する
よう組み合わされ、2枚のガイド板27、29が平行に
所定の狭い間隔を開けて配置され、受像材料36用の搬
送経路を形作るように動作する。
【0061】図1から図3に示すように、熱現像転写部
34は、いわゆる熱現像用のドラムとして構成する。こ
の熱現像用のドラム48は、図示しないモータによって
回転駆動制御可能に装着されている。このドラム48の
内部には、図示しない加熱用ランプ等のヒータを配置
し、このヒータによってドラム48の外周面部を所定の
処理温度に昇温できるように構成する。
34は、いわゆる熱現像用のドラムとして構成する。こ
の熱現像用のドラム48は、図示しないモータによって
回転駆動制御可能に装着されている。このドラム48の
内部には、図示しない加熱用ランプ等のヒータを配置
し、このヒータによってドラム48の外周面部を所定の
処理温度に昇温できるように構成する。
【0062】ドラム48の外周面部における加熱搬送経
路の入口となる所定位置には、貼り合わせローラ50を
転接させるよう配置する。図1に示すように、貼り合わ
せローラ50は、ドラム48の図に向かって右横に各回
転軸の高さ位置が略等しくなるように並ぶ位置でドラム
48の外周面部に貼り合わせローラ50が所定の強力な
圧着力で圧着するよう、固定フレーム15の軸受部15
Aに装着する。
路の入口となる所定位置には、貼り合わせローラ50を
転接させるよう配置する。図1に示すように、貼り合わ
せローラ50は、ドラム48の図に向かって右横に各回
転軸の高さ位置が略等しくなるように並ぶ位置でドラム
48の外周面部に貼り合わせローラ50が所定の強力な
圧着力で圧着するよう、固定フレーム15の軸受部15
Aに装着する。
【0063】また貼り合わせローラ50は、図1に示す
ように前述した絞りローラ32の出口と、受像材料36
用の搬送経路の下流側出口との直上に配置する。そし
て、貼り合わせローラ50は、絞りローラ32側から送
り出される感光材料16と受像材料36用の搬送経路の
下流側出口から送り出される受像材料36とを、先端部
を位置合わせしてドラム48と貼り合わせローラ50と
の間に挟み込んで圧着し、ドラム48の外周面上に貼り
合わせた状態で送り出す。
ように前述した絞りローラ32の出口と、受像材料36
用の搬送経路の下流側出口との直上に配置する。そし
て、貼り合わせローラ50は、絞りローラ32側から送
り出される感光材料16と受像材料36用の搬送経路の
下流側出口から送り出される受像材料36とを、先端部
を位置合わせしてドラム48と貼り合わせローラ50と
の間に挟み込んで圧着し、ドラム48の外周面上に貼り
合わせた状態で送り出す。
【0064】図3に示すようにドラム48の外周部に
は、図で貼り合わせローラ50の上側近傍に端を発しド
ラム48に巻回して受像材料36用の搬送経路の下流側
出口近傍に至るまでの略全周に渡る広範囲なドラム48
の加熱領域に対応して、ベルトサポート機構52を装着
する。
は、図で貼り合わせローラ50の上側近傍に端を発しド
ラム48に巻回して受像材料36用の搬送経路の下流側
出口近傍に至るまでの略全周に渡る広範囲なドラム48
の加熱領域に対応して、ベルトサポート機構52を装着
する。
【0065】このベルトサポート機構52は、ドラム4
8の外周面上に貼り合わせた状態で送り出された感光材
料16と受像材料36とを、ドラム48の外周面から外
れないように保持して搬送する。このためベルトサポー
ト機構52は、無端ベルト54を複数のローラ56、5
6A、56E、56T、56AEで支受し、無端ベルト
54の所定部分をドラム48の外周面に圧接させなが
ら、ドラム48の回転に同期して無端ベルト54をベル
ト駆動機構によって移動させるよう構成する。
8の外周面上に貼り合わせた状態で送り出された感光材
料16と受像材料36とを、ドラム48の外周面から外
れないように保持して搬送する。このためベルトサポー
ト機構52は、無端ベルト54を複数のローラ56、5
6A、56E、56T、56AEで支受し、無端ベルト
54の所定部分をドラム48の外周面に圧接させなが
ら、ドラム48の回転に同期して無端ベルト54をベル
ト駆動機構によって移動させるよう構成する。
【0066】このベルト駆動機構は、図5に示すよう
に、駆動モータ41の出力軸に固着した出力歯車43に
第1中間媒介歯車45と第2中間媒介歯車47とを介し
て出力歯車49が噛合接続された歯車列機構を利用し、
この駆動モータ41の回転出力を減速して出力歯車49
に伝達し、図3に示すように、この出力歯車49の回転
駆動力で端部側ローラ56Eを回転駆動することによ
り、端部側ローラ56Eに巻回する無端ベルト54を、
熱現像用のドラム48の回転動作に同期して移動させる
よう駆動する。
に、駆動モータ41の出力軸に固着した出力歯車43に
第1中間媒介歯車45と第2中間媒介歯車47とを介し
て出力歯車49が噛合接続された歯車列機構を利用し、
この駆動モータ41の回転出力を減速して出力歯車49
に伝達し、図3に示すように、この出力歯車49の回転
駆動力で端部側ローラ56Eを回転駆動することによ
り、端部側ローラ56Eに巻回する無端ベルト54を、
熱現像用のドラム48の回転動作に同期して移動させる
よう駆動する。
【0067】図3に示すように、ベルトサポート機構5
2は、ドラム48における貼り合わせローラ50から搬
送方向下流側の所定範囲を露呈して開放し得るように、
ドラム48に巻き掛けている無端ベルト54の一部を退
避操作可能に構成する。
2は、ドラム48における貼り合わせローラ50から搬
送方向下流側の所定範囲を露呈して開放し得るように、
ドラム48に巻き掛けている無端ベルト54の一部を退
避操作可能に構成する。
【0068】このためベルトサポート機構52では、そ
の所定5個のローラ56A、56AEを移動操作部材5
8に装着して構成する。移動操作部材58は略扇形に形
成されており、ドラム48の両横端面部にそれぞれ配置
され、ドラム48の回転軸の回りで所定角回動操作可能
に装着する。
の所定5個のローラ56A、56AEを移動操作部材5
8に装着して構成する。移動操作部材58は略扇形に形
成されており、ドラム48の両横端面部にそれぞれ配置
され、ドラム48の回転軸の回りで所定角回動操作可能
に装着する。
【0069】この移動操作部材58は、その円弧状の外
周部に穿設したギア部51に、移動操作部材用駆動操作
手段としての駆動モータ53の出力軸に連動する歯車列
機構55の出力歯車を噛合させることによって、駆動モ
ータ53の駆動力により、回動操作可能に構成する。
周部に穿設したギア部51に、移動操作部材用駆動操作
手段としての駆動モータ53の出力軸に連動する歯車列
機構55の出力歯車を噛合させることによって、駆動モ
ータ53の駆動力により、回動操作可能に構成する。
【0070】各移動操作部材58は、その円弧状の外周
辺部がドラム48の外周より外方に延出されており、こ
の延出した外周辺部における所定5箇所にそれぞれロー
ラ56A、56AEの端部が軸着されている。すなわ
ち、両横の移動操作部材58の間に、5個のローラ56
A、56AEがそれぞれ橋渡すように軸着されて配置さ
れている。
辺部がドラム48の外周より外方に延出されており、こ
の延出した外周辺部における所定5箇所にそれぞれロー
ラ56A、56AEの端部が軸着されている。すなわ
ち、両横の移動操作部材58の間に、5個のローラ56
A、56AEがそれぞれ橋渡すように軸着されて配置さ
れている。
【0071】また、移動操作部材58の貼り合わせロー
ラ50に最も寄った第1のローラ56AEには、無端ベ
ルト54が折り返すように巻き付けられる。
ラ50に最も寄った第1のローラ56AEには、無端ベ
ルト54が折り返すように巻き付けられる。
【0072】このベルトサポート機構52は、移動操作
部材58における第1のローラ56AEから5番目に当
たる第5のローラ56Aより引き出された無端ベルト5
4を、貼り合わせローラ50に最も接近した端部側ロー
ラ56E(第1のローラ56Aと反対側の端部に当たる
ローラで無端ベルト54の駆動用にも用いられる)に折
り返すように巻回する。これにより、第1のローラ56
AEと、端部側ローラ56Eとを両端にして無端ベルト
54をドラム48に巻き付ける。
部材58における第1のローラ56AEから5番目に当
たる第5のローラ56Aより引き出された無端ベルト5
4を、貼り合わせローラ50に最も接近した端部側ロー
ラ56E(第1のローラ56Aと反対側の端部に当たる
ローラで無端ベルト54の駆動用にも用いられる)に折
り返すように巻回する。これにより、第1のローラ56
AEと、端部側ローラ56Eとを両端にして無端ベルト
54をドラム48に巻き付ける。
【0073】このベルトサポート機構52は、無端ベル
ト54を巻き掛ける複数のローラにおける第5のローラ
56Aから搬送方向下流側に配置した3個のローラによ
って、ドラム48に巻装した無端ベルト54のテンショ
ンを保持する機能をもつテンション保持機構を構成す
る。
ト54を巻き掛ける複数のローラにおける第5のローラ
56Aから搬送方向下流側に配置した3個のローラによ
って、ドラム48に巻装した無端ベルト54のテンショ
ンを保持する機能をもつテンション保持機構を構成す
る。
【0074】このテンション保持機構は、3個のローラ
中の両端に当たる各ローラ56をガイドローラとして図
示しない固定フレーム上の各定位置に配置し、その中央
のローラをテンション保持用のローラ56Tとして構成
する。
中の両端に当たる各ローラ56をガイドローラとして図
示しない固定フレーム上の各定位置に配置し、その中央
のローラをテンション保持用のローラ56Tとして構成
する。
【0075】このテンション保持ローラ56Tは、固定
フレームに対して移動可能な台座60上に軸着する。こ
の台座60には、固定フレームとの間に引張コイルばね
62を張架する。これにより、無端ベルト54は、テン
ション保持ローラ56Tを介して引張コイルばね62で
引っ張られることにより、無端ベルト54の全体にテン
ションを与え、全周に渡って弛みなく張り渡して、その
一部がドラム48に圧接する。
フレームに対して移動可能な台座60上に軸着する。こ
の台座60には、固定フレームとの間に引張コイルばね
62を張架する。これにより、無端ベルト54は、テン
ション保持ローラ56Tを介して引張コイルばね62で
引っ張られることにより、無端ベルト54の全体にテン
ションを与え、全周に渡って弛みなく張り渡して、その
一部がドラム48に圧接する。
【0076】また、このベルトサポート機構52では、
ドラム48に巻き掛けている無端ベルト54における第
1のローラ56AE側の部分を図4に示す退避状態まで
操作するために、移動操作部材用駆動操作手段によって
移動操作部材58を回動した際、移動操作部材58にお
ける、第1のローラ56AEから5番目に当たる第5の
ローラ56Aで無端ベルト54が折り返えされる。
ドラム48に巻き掛けている無端ベルト54における第
1のローラ56AE側の部分を図4に示す退避状態まで
操作するために、移動操作部材用駆動操作手段によって
移動操作部材58を回動した際、移動操作部材58にお
ける、第1のローラ56AEから5番目に当たる第5の
ローラ56Aで無端ベルト54が折り返えされる。
【0077】このように、移動操作部材58が移動操作
部材用駆動操作手段により操作されて図3に示す状態か
ら矢印A方向へ所定角度回動されて図4に示す状態とな
るとき、第5のローラ56Aが、無端ベルト54の一部
をU字状に折り返すよう巻き掛けながら無端ベルト54
のパスの全長が短く変動するのを抑制する。さらに、こ
の動作においても、テンション保持ローラ56Tを介し
て引張コイルばね62の付勢力が働くので、無端ベルト
54が全周に渡って弛みなく張った状態を保持できる。
部材用駆動操作手段により操作されて図3に示す状態か
ら矢印A方向へ所定角度回動されて図4に示す状態とな
るとき、第5のローラ56Aが、無端ベルト54の一部
をU字状に折り返すよう巻き掛けながら無端ベルト54
のパスの全長が短く変動するのを抑制する。さらに、こ
の動作においても、テンション保持ローラ56Tを介し
て引張コイルばね62の付勢力が働くので、無端ベルト
54が全周に渡って弛みなく張った状態を保持できる。
【0078】すなわち、複数のローラ56、56A、5
6E、56T、56AEに巻き掛けられて所定のパス上
を走行する無端ベルト54は、移動操作部材58が移動
してもテンション保持ローラ56Tの移動により無端ベ
ルト54のパスの全長が変動するのを吸収されると共
に、引張コイルばね62により無端ベルト54全体に所
要の張力が与えられる。
6E、56T、56AEに巻き掛けられて所定のパス上
を走行する無端ベルト54は、移動操作部材58が移動
してもテンション保持ローラ56Tの移動により無端ベ
ルト54のパスの全長が変動するのを吸収されると共
に、引張コイルばね62により無端ベルト54全体に所
要の張力が与えられる。
【0079】よって、複数のローラ56、56A、56
E、56T、56AEに巻き掛けられた無端ベルト54
は、所定のパス上を安定して走行するよう保持される。
E、56T、56AEに巻き掛けられた無端ベルト54
は、所定のパス上を安定して走行するよう保持される。
【0080】熱現像転写部34には、図4に示すよう
に、貼り合わせローラ50の近くに剥離爪機構70を装
着する。
に、貼り合わせローラ50の近くに剥離爪機構70を装
着する。
【0081】図7に示すように剥離爪機構70は、変形
した板状に形成した変形板部材72に、感光材料16用
の剥離爪64、受像材料36用の剥離爪76及び排紙用
ローラ機構78を装着して全体が一体の部材として取り
扱えるように構成する。
した板状に形成した変形板部材72に、感光材料16用
の剥離爪64、受像材料36用の剥離爪76及び排紙用
ローラ機構78を装着して全体が一体の部材として取り
扱えるように構成する。
【0082】この剥離爪機構70は、変形板部材72の
延出した端部を、軸ピン74で熱現像転写部34の固定
フレーム15に軸着し、他端部に受像材料36用の剥離
爪76と排紙用ローラ機構78とが配置されるように構
成する。
延出した端部を、軸ピン74で熱現像転写部34の固定
フレーム15に軸着し、他端部に受像材料36用の剥離
爪76と排紙用ローラ機構78とが配置されるように構
成する。
【0083】また、この剥離爪機構70は、変形板部材
72を軸着する軸ピン74の両端部をそれぞれ固定フレ
ーム15側の図示しない固定支持部材に、ねじ等で着脱
可能に締結することにより、画像形成装置10から取り
外した際に独立した部品として取り扱えるように構成す
る。
72を軸着する軸ピン74の両端部をそれぞれ固定フレ
ーム15側の図示しない固定支持部材に、ねじ等で着脱
可能に締結することにより、画像形成装置10から取り
外した際に独立した部品として取り扱えるように構成す
る。
【0084】また、この剥離爪機構70は、画像形成装
置10から取り外して独立した部品として床面37上に
載置した際に、変形板部材72に装着した感光材料16
用の剥離爪64、受像材料36用の剥離爪76及び排紙
用ローラ機構78が床面37に当たって損傷を受けるこ
となく床面37上に剥離爪機構70を安定して載置でき
るように、変形板部材72の外側面側の各所定位置に置
足部材39を設置する。
置10から取り外して独立した部品として床面37上に
載置した際に、変形板部材72に装着した感光材料16
用の剥離爪64、受像材料36用の剥離爪76及び排紙
用ローラ機構78が床面37に当たって損傷を受けるこ
となく床面37上に剥離爪機構70を安定して載置でき
るように、変形板部材72の外側面側の各所定位置に置
足部材39を設置する。
【0085】剥離爪機構70は、変形板部材72を図示
しない操作機構で軸ピン74の回りに回動する移動操作
に関連して図3に示す退避時の位置と、図4に示す剥離
動作時の位置との間を移動操作されるよう構成し、常時
熱現像用のドラム48の外周面に摺接して磨耗すること
を防止できるようにする。
しない操作機構で軸ピン74の回りに回動する移動操作
に関連して図3に示す退避時の位置と、図4に示す剥離
動作時の位置との間を移動操作されるよう構成し、常時
熱現像用のドラム48の外周面に摺接して磨耗すること
を防止できるようにする。
【0086】図4に示すように、剥離爪機構70が剥離
動作時の位置に移動してセットされた状態の剥離爪64
は、ドラム48の外周面上に感光材料16と受像材料3
6とが貼り合わされた状態で送られてきたときに、感光
材料16だけを剥離して引き出す爪として機能する。
動作時の位置に移動してセットされた状態の剥離爪64
は、ドラム48の外周面上に感光材料16と受像材料3
6とが貼り合わされた状態で送られてきたときに、感光
材料16だけを剥離して引き出す爪として機能する。
【0087】図1及び図4に示すように熱現像転写部3
4には、貼り合わせローラ50に隣接して剥離爪64で
引き出された感光材料16を捉えて排出トレイ66へ送
り出す排紙ローラ部68を装着する。
4には、貼り合わせローラ50に隣接して剥離爪64で
引き出された感光材料16を捉えて排出トレイ66へ送
り出す排紙ローラ部68を装着する。
【0088】図4に示すように剥離爪機構70は、剥離
動作時の状態において、ドラム48の回転動作に従いド
ラム48に巻回された受像材料36を、その先端から剥
離爪76で引き剥がし、排紙用ローラ機構78と、これ
に隣接して配置した搬送用の複数のローラ33とガイド
部材35によって、この引き剥がされた受像材料36を
受像材料用ストッカ82(図1に図示)へ送り出すよう
構成する。
動作時の状態において、ドラム48の回転動作に従いド
ラム48に巻回された受像材料36を、その先端から剥
離爪76で引き剥がし、排紙用ローラ機構78と、これ
に隣接して配置した搬送用の複数のローラ33とガイド
部材35によって、この引き剥がされた受像材料36を
受像材料用ストッカ82(図1に図示)へ送り出すよう
構成する。
【0089】図3及び図6に示すように、この画像形成
装置10には、熱現像転写部用のジャミング解除手段を
設ける。この熱現像転写部用のジャミング解除手段は、
可動フレーム17を図1の閉じた状態から図2の開いた
状態へ回動させる動作に連動して、ベルトサポート機構
52におけるベルト駆動機構を駆動することにより、熱
現像用のドラム48とベルトサポート機構52との間に
ある感光材料16と受像材料36とを外部へ排出可能に
構成する。
装置10には、熱現像転写部用のジャミング解除手段を
設ける。この熱現像転写部用のジャミング解除手段は、
可動フレーム17を図1の閉じた状態から図2の開いた
状態へ回動させる動作に連動して、ベルトサポート機構
52におけるベルト駆動機構を駆動することにより、熱
現像用のドラム48とベルトサポート機構52との間に
ある感光材料16と受像材料36とを外部へ排出可能に
構成する。
【0090】この熱現像転写部用のジャミング解除手段
の歯車列機構を構成するため、図3に示すように、円弧
状のギア57を固定フレーム15側に固定して設置す
る。この円弧状のギア57は、その円弧の外周辺部に歯
車を穿設する。この円弧状のギア57における外周辺部
の歯車は、その円弧の曲率半径の中心が、可動フレーム
17の回転中心である軸支ピン23の中心となるように
構成する。
の歯車列機構を構成するため、図3に示すように、円弧
状のギア57を固定フレーム15側に固定して設置す
る。この円弧状のギア57は、その円弧の外周辺部に歯
車を穿設する。この円弧状のギア57における外周辺部
の歯車は、その円弧の曲率半径の中心が、可動フレーム
17の回転中心である軸支ピン23の中心となるように
構成する。
【0091】図3及び図6に示すように円弧状のギア5
7には、中間媒介歯車59の小歯車61を噛合する。こ
の中間媒介歯車59は、小歯車61と大歯車63とを2
段にして一体に形成し、可動フレーム17に立設した軸
ピン65によって回動自由に支受する。
7には、中間媒介歯車59の小歯車61を噛合する。こ
の中間媒介歯車59は、小歯車61と大歯車63とを2
段にして一体に形成し、可動フレーム17に立設した軸
ピン65によって回動自由に支受する。
【0092】この中間媒介歯車59の大歯車63は、被
動歯車67に噛合する。この被動歯車67は、ワンウエ
イクラッチ69を介して伝動主軸71に装着し、所定の
回転方向(例えば反時計方向)に回動するときには伝動
主軸71と一体に回動し、これとは逆方向(例えば時計
方向)に回転するときには伝動主軸71に対して空回り
するよう構成する。
動歯車67に噛合する。この被動歯車67は、ワンウエ
イクラッチ69を介して伝動主軸71に装着し、所定の
回転方向(例えば反時計方向)に回動するときには伝動
主軸71と一体に回動し、これとは逆方向(例えば時計
方向)に回転するときには伝動主軸71に対して空回り
するよう構成する。
【0093】また、伝動主軸71は、前述した図5に示
すベルト駆動機構における出力歯車49に対して、回転
力を伝達可能に接続されている(図示せず)。これによ
り、熱現像転写部用のジャミング解除手段から伝動主軸
71を通じて伝達された回転力が、出力歯車49を回動
して端部側ローラ56Eを回動させることになるので、
無端ベルト54を通常の搬送方向に移動させる。
すベルト駆動機構における出力歯車49に対して、回転
力を伝達可能に接続されている(図示せず)。これによ
り、熱現像転写部用のジャミング解除手段から伝動主軸
71を通じて伝達された回転力が、出力歯車49を回動
して端部側ローラ56Eを回動させることになるので、
無端ベルト54を通常の搬送方向に移動させる。
【0094】そして、この無端ベルト54を通常の搬送
方向に移動させる動作によって、熱現像用のドラム48
とベルトサポート機構52との間にある感光材料16と
受像材料36とを外部へ排出する。
方向に移動させる動作によって、熱現像用のドラム48
とベルトサポート機構52との間にある感光材料16と
受像材料36とを外部へ排出する。
【0095】なお、熱現像転写部用のジャミング解除手
段は、熱現像用のドラム48を回動することにより、熱
現像用のドラム48とベルトサポート機構52との間に
ある感光材料16と受像材料36とを外部へ排出可能に
構成しても良い。
段は、熱現像用のドラム48を回動することにより、熱
現像用のドラム48とベルトサポート機構52との間に
ある感光材料16と受像材料36とを外部へ排出可能に
構成しても良い。
【0096】次に、図5に示すベルト駆動機構における
歯車列機構の動作と、図6に示す熱現像転写部用のジャ
ミング解除手段を構成する歯車列機構の動作との関連に
ついて説明する。
歯車列機構の動作と、図6に示す熱現像転写部用のジャ
ミング解除手段を構成する歯車列機構の動作との関連に
ついて説明する。
【0097】この図5に示すベルト駆動機構における歯
車列機構で、熱現像転写部34の熱現像用のドラム48
を回動して通常の熱現像処理を行う場合には、駆動モー
タ41を通常の時計方向に回転駆動し、その出力軸に固
着した出力歯車43から第1中間媒介歯車45と第2中
間媒介歯車47とを介して出力歯車49を反時計方向に
回転させるよう回転出力を減速して伝達し、この出力歯
車49の回転駆動力で端部側ローラ56E(図3に図
示)を回転駆動することにより、端部側ローラ56Eに
巻回する無端ベルト54を、熱現像用のドラム48の回
転動作に同期して移動させるよう駆動する。
車列機構で、熱現像転写部34の熱現像用のドラム48
を回動して通常の熱現像処理を行う場合には、駆動モー
タ41を通常の時計方向に回転駆動し、その出力軸に固
着した出力歯車43から第1中間媒介歯車45と第2中
間媒介歯車47とを介して出力歯車49を反時計方向に
回転させるよう回転出力を減速して伝達し、この出力歯
車49の回転駆動力で端部側ローラ56E(図3に図
示)を回転駆動することにより、端部側ローラ56Eに
巻回する無端ベルト54を、熱現像用のドラム48の回
転動作に同期して移動させるよう駆動する。
【0098】なお、この図5に示すベルト駆動機構の歯
車列機構における出力歯車49を反時計方向に回転させ
る動作の際に、図6に示す熱現像転写部用のジャミング
解除手段を構成する歯車列機構では、出力歯車49に連
動して伝動主軸71が反時計方向に回転されることにな
る。
車列機構における出力歯車49を反時計方向に回転させ
る動作の際に、図6に示す熱現像転写部用のジャミング
解除手段を構成する歯車列機構では、出力歯車49に連
動して伝動主軸71が反時計方向に回転されることにな
る。
【0099】このとき、図6に示す熱現像転写部用のジ
ャミング解除手段を構成する歯車列機構は、円弧状のギ
ア57と中間媒介歯車59との間に相対的な動作がない
ので、中間媒介歯車59と被動歯車67とは停止状態に
ある。このため、停止している被動歯車67に対して、
伝動主軸71がワンウエイクラッチ69の部分で空回り
する状態となる。
ャミング解除手段を構成する歯車列機構は、円弧状のギ
ア57と中間媒介歯車59との間に相対的な動作がない
ので、中間媒介歯車59と被動歯車67とは停止状態に
ある。このため、停止している被動歯車67に対して、
伝動主軸71がワンウエイクラッチ69の部分で空回り
する状態となる。
【0100】次に、図5に示すベルト駆動機構の歯車列
機構における駆動モータ41を停止し、可動フレーム1
7を図1の閉じた状態から図2の開いた状態へ移動させ
ると、この可動フレーム17の回動動作に連動して、定
位置に固定されている円弧状ギア57の歯車部の上を、
中間媒介歯車59の小歯車61が時計方向に転動するこ
とによって中間媒介歯車59が時計方向に回動し、中間
媒介歯車59の大歯車63が時計方向に回転し、その大
歯車63の回転力で被動歯車67が反時計方向に回動す
る。
機構における駆動モータ41を停止し、可動フレーム1
7を図1の閉じた状態から図2の開いた状態へ移動させ
ると、この可動フレーム17の回動動作に連動して、定
位置に固定されている円弧状ギア57の歯車部の上を、
中間媒介歯車59の小歯車61が時計方向に転動するこ
とによって中間媒介歯車59が時計方向に回動し、中間
媒介歯車59の大歯車63が時計方向に回転し、その大
歯車63の回転力で被動歯車67が反時計方向に回動す
る。
【0101】このように被動歯車67が反時計方向に回
動する場合には、ワンウエイクラッチ69によって被動
歯車67と伝動主軸71とが一体に回転するよう接続さ
れるので、被動歯車67の回転力が伝動主軸71を介し
て図5に示すベルト駆動機構の歯車列機構における出力
歯車49に伝達され、この出力歯車49の回転駆動力で
端部側ローラ56E(図3に図示)を回転駆動すること
により、端部側ローラ56Eに巻回する無端ベルト54
を通常の搬送方向に移動させるよう駆動する。
動する場合には、ワンウエイクラッチ69によって被動
歯車67と伝動主軸71とが一体に回転するよう接続さ
れるので、被動歯車67の回転力が伝動主軸71を介し
て図5に示すベルト駆動機構の歯車列機構における出力
歯車49に伝達され、この出力歯車49の回転駆動力で
端部側ローラ56E(図3に図示)を回転駆動すること
により、端部側ローラ56Eに巻回する無端ベルト54
を通常の搬送方向に移動させるよう駆動する。
【0102】よって、図5に示すベルト駆動機構の歯車
列機構における駆動モータ41を停止した際、熱現像用
のドラム48とベルトサポート機構52との間に感光材
料16と受像材料36とが挟まった状態で残されていた
場合でも、上述のようにして図6に示す熱現像転写部用
のジャミング解除手段を構成する歯車列機構が、可動フ
レーム17を開く動作に連動して無端ベルト54を通常
の搬送方向に移動させることにより、この残されていた
感光材料16と受像材料36とを搬送方向下流側へ引き
出して取り除けるようにできる。
列機構における駆動モータ41を停止した際、熱現像用
のドラム48とベルトサポート機構52との間に感光材
料16と受像材料36とが挟まった状態で残されていた
場合でも、上述のようにして図6に示す熱現像転写部用
のジャミング解除手段を構成する歯車列機構が、可動フ
レーム17を開く動作に連動して無端ベルト54を通常
の搬送方向に移動させることにより、この残されていた
感光材料16と受像材料36とを搬送方向下流側へ引き
出して取り除けるようにできる。
【0103】また、前述した画像形成装置10における
各種の内部機器は、図示しないマイクロコンピュータ等
を利用した制御部によって制御しながら、動作させるよ
うに構成する。
各種の内部機器は、図示しないマイクロコンピュータ等
を利用した制御部によって制御しながら、動作させるよ
うに構成する。
【0104】次に、前述のように構成した熱現像転写部
34で熱現像転写処理を行う場合について説明する。こ
の場合には、図1及び図3に示す状態において、ドラム
48を矢印A方向に回転している状態でドラム48と貼
り合わせローラ50との間に、絞りローラ32から送り
出された感光材料16と、ガイド板27、29の出口か
ら送り出された受像材料36とを重ねて挟み込む。な
お、感光材料16は所定長さだけ受像材料36に先行し
た状態でドラム48と貼り合わせローラ50との間に送
りこまれる。
34で熱現像転写処理を行う場合について説明する。こ
の場合には、図1及び図3に示す状態において、ドラム
48を矢印A方向に回転している状態でドラム48と貼
り合わせローラ50との間に、絞りローラ32から送り
出された感光材料16と、ガイド板27、29の出口か
ら送り出された受像材料36とを重ねて挟み込む。な
お、感光材料16は所定長さだけ受像材料36に先行し
た状態でドラム48と貼り合わせローラ50との間に送
りこまれる。
【0105】すると、ドラム48の外周面上に重なった
状態で載っている感光材料16と受像材料36を、貼り
合わせ用の所定の強い圧着力で貼り合わせローラ50が
挟むように押し付けることにより、これら感光材料16
と受像材料36とを貼り合わせる。
状態で載っている感光材料16と受像材料36を、貼り
合わせ用の所定の強い圧着力で貼り合わせローラ50が
挟むように押し付けることにより、これら感光材料16
と受像材料36とを貼り合わせる。
【0106】このように貼り合わせローラ50部分で貼
り合わされた感光材料16と受像材料36は、ドラム4
8の回動と共に矢印A方向に移動し、ベルトサポート機
構52の無端ベルト54とドラム48との間に挟み込ま
れる。
り合わされた感光材料16と受像材料36は、ドラム4
8の回動と共に矢印A方向に移動し、ベルトサポート機
構52の無端ベルト54とドラム48との間に挟み込ま
れる。
【0107】このとき、無端ベルト54は、ドラム48
との間の摩擦抵抗によって互いにずれることなく動作す
るから、これら無端ベルト54とドラム48との間に挟
まれた感光材料16と受像材料36とは相対的に位置が
ずれることなくドラム48の回転動作と同期して矢印A
方向へ搬送される。
との間の摩擦抵抗によって互いにずれることなく動作す
るから、これら無端ベルト54とドラム48との間に挟
まれた感光材料16と受像材料36とは相対的に位置が
ずれることなくドラム48の回転動作と同期して矢印A
方向へ搬送される。
【0108】このようにして、重なった感光材料16と
受像材料36とが、その先端から終端に至るまでドラム
48に巻回されることによりベルトサポート機構52で
押さえられて保持された状態に至ると、ドラム48の回
転が停止され、ドラム48の内部のヒータによってドラ
ム48の外周面部が昇温されて所定の温度に加熱され、
熱現像転写処理が終わるまでの所定の処理時間停止して
加熱される状態が保持される。
受像材料36とが、その先端から終端に至るまでドラム
48に巻回されることによりベルトサポート機構52で
押さえられて保持された状態に至ると、ドラム48の回
転が停止され、ドラム48の内部のヒータによってドラ
ム48の外周面部が昇温されて所定の温度に加熱され、
熱現像転写処理が終わるまでの所定の処理時間停止して
加熱される状態が保持される。
【0109】なお、上述のようにドラム48を熱現像転
写処理が終わるまでの所定の処理時間停止して加熱する
代わりに、ドラム48の回動を継続して感光材料16と
受像材料36とを何回もドラム48と共に回動しながら
加熱することにより熱現像転写処理を実行しても良い。
写処理が終わるまでの所定の処理時間停止して加熱する
代わりに、ドラム48の回動を継続して感光材料16と
受像材料36とを何回もドラム48と共に回動しながら
加熱することにより熱現像転写処理を実行しても良い。
【0110】この熱現像転写処理の間に感光材料16
は、ドラム48による加熱に伴って可動性の色素を放出
し、同時にこの色素が受像材料36の色素固定層に転写
されて、受像材料36に画像が得られる。
は、ドラム48による加熱に伴って可動性の色素を放出
し、同時にこの色素が受像材料36の色素固定層に転写
されて、受像材料36に画像が得られる。
【0111】このようにして受像材料36に画像が形成
されると、移動操作部材用駆動操作手段により、移動操
作部材58を退避時の状態に移動操作する。このとき、
移動操作部材用駆動操作手段は、移動操作部材58を移
動操作して、移動操作部材58に配置された第5のロー
ラ56Aが無端ベルト54をドラム48の外周面近くに
引き込むようにしながら無端ベルト54のパスの一部を
折り返すように変更し、無端ベルト54のパスの全長が
なるべく変化しないように移動調整する。
されると、移動操作部材用駆動操作手段により、移動操
作部材58を退避時の状態に移動操作する。このとき、
移動操作部材用駆動操作手段は、移動操作部材58を移
動操作して、移動操作部材58に配置された第5のロー
ラ56Aが無端ベルト54をドラム48の外周面近くに
引き込むようにしながら無端ベルト54のパスの一部を
折り返すように変更し、無端ベルト54のパスの全長が
なるべく変化しないように移動調整する。
【0112】さらに第5のローラ56Aが矢印A方向に
移動するために無端ベルト54のパスの一部が短く変更
される量と、第5のローラ56Aが無端ベルト54のパ
スの一部を折り返してパスの一部が長く変更される量と
の差の分量は、無端ベルト54の1部に巻き掛けられる
よう配置されたテンション保持ローラ56Tを軸着した
台座60の位置を引張コイルばね62の付勢力で移動す
ることにより吸収するよう自動的に変更調整する。よっ
て無端ベルト54は、そのパスの全体に渡って弛みを生
じることなく、かつ適正な張力を保持できる。
移動するために無端ベルト54のパスの一部が短く変更
される量と、第5のローラ56Aが無端ベルト54のパ
スの一部を折り返してパスの一部が長く変更される量と
の差の分量は、無端ベルト54の1部に巻き掛けられる
よう配置されたテンション保持ローラ56Tを軸着した
台座60の位置を引張コイルばね62の付勢力で移動す
ることにより吸収するよう自動的に変更調整する。よっ
て無端ベルト54は、そのパスの全体に渡って弛みを生
じることなく、かつ適正な張力を保持できる。
【0113】また移動操作部材58が回動すると、剥離
爪機構70は、その自由端の剥離爪76と排紙用ローラ
機構78とをドラム48の外周面上に落とした状態とな
る。さらにこのとき図3の位置にあった剥離爪64は、
図4に示すドラム48に接近した所定の使用位置まで前
進する。
爪機構70は、その自由端の剥離爪76と排紙用ローラ
機構78とをドラム48の外周面上に落とした状態とな
る。さらにこのとき図3の位置にあった剥離爪64は、
図4に示すドラム48に接近した所定の使用位置まで前
進する。
【0114】このようにして、移動操作部材58が図4
の状態に至ると移動操作部材用駆動操作手段により移動
操作部材58の回動は停止されるが、ドラム48はなお
も続けて回動する。
の状態に至ると移動操作部材用駆動操作手段により移動
操作部材58の回動は停止されるが、ドラム48はなお
も続けて回動する。
【0115】すると、重なった感光材料16と受像材料
36とは、共にドラム48と同期して回動され続けて、
貼り合わせローラ50に再び挟まれる。
36とは、共にドラム48と同期して回動され続けて、
貼り合わせローラ50に再び挟まれる。
【0116】そして、ドラム48に受像材料36と一体
となって貼り付いて剥離爪64の位置に送られた感光材
料16は、剥離爪64によってドラム48に張り付いた
受像材料36から引き剥がされ、排紙ローラ部68等に
よって排出トレイ66上へ送りだされてストックされ
る。
となって貼り付いて剥離爪64の位置に送られた感光材
料16は、剥離爪64によってドラム48に張り付いた
受像材料36から引き剥がされ、排紙ローラ部68等に
よって排出トレイ66上へ送りだされてストックされ
る。
【0117】またドラム48に貼り付いて剥離爪64の
位置からさらに矢印A方向に送られた受像材料36は、
剥離爪76によって引き剥がされる。この引き剥がされ
た受像材料36は、排紙用ローラ機構78と搬送用の複
数のローラ33とガイド部材35とによって受像材料用
ストッカ82へ送りだされてストックされる。
位置からさらに矢印A方向に送られた受像材料36は、
剥離爪76によって引き剥がされる。この引き剥がされ
た受像材料36は、排紙用ローラ機構78と搬送用の複
数のローラ33とガイド部材35とによって受像材料用
ストッカ82へ送りだされてストックされる。
【0118】次に、上述のようにして一対の感光材料1
6と受像材料36との熱現像転写処理が終わると、移動
操作部材用駆動操作手段により移動操作部材58を矢印
Aと逆方向に回動し図3の状態に復帰させると共に、こ
の動作に連動して剥離爪機構70を図3の退避時の位置
に復帰動作させる。
6と受像材料36との熱現像転写処理が終わると、移動
操作部材用駆動操作手段により移動操作部材58を矢印
Aと逆方向に回動し図3の状態に復帰させると共に、こ
の動作に連動して剥離爪機構70を図3の退避時の位置
に復帰動作させる。
【0119】このようにして図3の状態に復帰した後、
新たな感光材料16と受像材料36との熱現像転写処理
を再開することになる。
新たな感光材料16と受像材料36との熱現像転写処理
を再開することになる。
【0120】次に、本実施の形態に係わる画像形成装置
本体の作用及び動作の要部について説明する。
本体の作用及び動作の要部について説明する。
【0121】上述のように構成した画像形成装置10で
は、熱現像転写処理をして受像材料36に画像を形成す
るために、以下のような作用及び動作を行う。この画像
形成装置10では、その制御部が、初めに画像形成装置
10本体内部の各装置を処理可能状態に移行させる制御
を行う。
は、熱現像転写処理をして受像材料36に画像を形成す
るために、以下のような作用及び動作を行う。この画像
形成装置10では、その制御部が、初めに画像形成装置
10本体内部の各装置を処理可能状態に移行させる制御
を行う。
【0122】このため、制御部は、露光装置22に対
し、スキャナ等で処理された画像の信号を用意し、画像
の走査露光処理を直ちに実行可能な状態に移行させる所
定の制御を実行する。
し、スキャナ等で処理された画像の信号を用意し、画像
の走査露光処理を直ちに実行可能な状態に移行させる所
定の制御を実行する。
【0123】この制御部は、液塗布部26における、受
皿28とガイド部材30との間に形成される円弧状とな
る感光材料16用の通路中に、画像形成用溶媒としての
水を充填し、この水を所定の処理温度に加熱して保持す
る。
皿28とガイド部材30との間に形成される円弧状とな
る感光材料16用の通路中に、画像形成用溶媒としての
水を充填し、この水を所定の処理温度に加熱して保持す
る。
【0124】この制御部は、熱現像転写部34における
ドラム48を、その内部に設置した加熱用ランプ等のヒ
ータによって、ドラム48の外周面部を所定の処理温度
に昇温して保持する。
ドラム48を、その内部に設置した加熱用ランプ等のヒ
ータによって、ドラム48の外周面部を所定の処理温度
に昇温して保持する。
【0125】この制御部は、上述した画像形成装置10
本体内部の各装置が処理可能状態となって画像形成の処
理を行う準備が整ったことを検知してから、まず、画像
形成装置10本体内のニップローラ18を作動し、装置
本体内に装填されている感材マガジン14から感光材料
16を引き出して搬送経路上に送り出す。
本体内部の各装置が処理可能状態となって画像形成の処
理を行う準備が整ったことを検知してから、まず、画像
形成装置10本体内のニップローラ18を作動し、装置
本体内に装填されている感材マガジン14から感光材料
16を引き出して搬送経路上に送り出す。
【0126】そして、感光材料16を、その感光(露
光)面を露光装置22へ向けた状態で、露光装置22の
前へ搬送する。
光)面を露光装置22へ向けた状態で、露光装置22の
前へ搬送する。
【0127】次に、感光材料16が露光装置22を通過
するときに図示しないスキャナ等で処理された画像の信
号に基づき露光装置22によって感光材料16へ画像が
走査露光される。
するときに図示しないスキャナ等で処理された画像の信
号に基づき露光装置22によって感光材料16へ画像が
走査露光される。
【0128】この走査露光が完了し感光材料16が所定
長さ引き出されると、制御部は、カッタ20を作動して
画像を形成したプリントのサイズに対応した所定長さに
感光材料16を切断する。
長さ引き出されると、制御部は、カッタ20を作動して
画像を形成したプリントのサイズに対応した所定長さに
感光材料16を切断する。
【0129】この露光後の感光材料16は、ターン部2
4を通過して液塗布部26に送られる。液塗布部26で
は、搬送された感光材料16に画像形成用溶媒としての
水が塗布される。
4を通過して液塗布部26に送られる。液塗布部26で
は、搬送された感光材料16に画像形成用溶媒としての
水が塗布される。
【0130】この後、水が塗布された感光材料16は、
絞りローラ32から熱現像転写部34の貼り合わせロー
ラ50部分へ送り込まれる。
絞りローラ32から熱現像転写部34の貼り合わせロー
ラ50部分へ送り込まれる。
【0131】他方、この画像形成装置10本体では、受
像材料36を受材マガジン38からニップローラ40に
よって引き出して搬送経路上に送り出す。受像材料36
が所定長さ引き出されると、カッタ42が作動して受像
材料36を画像が形成されるプリントのサイズに切断す
る。
像材料36を受材マガジン38からニップローラ40に
よって引き出して搬送経路上に送り出す。受像材料36
が所定長さ引き出されると、カッタ42が作動して受像
材料36を画像が形成されるプリントのサイズに切断す
る。
【0132】カッタ42で切断された受像材料36は、
一対の搬送ローラ25A、25Bによって挟持された状
態で、一対の搬送ローラ25A、25Bを回動させるこ
とにより、この受像材料36が、2枚のガイド板27、
29に案内されて搬送される。そして受像材料36の先
端部が貼り合わせローラ50部分へ送り込まれる。
一対の搬送ローラ25A、25Bによって挟持された状
態で、一対の搬送ローラ25A、25Bを回動させるこ
とにより、この受像材料36が、2枚のガイド板27、
29に案内されて搬送される。そして受像材料36の先
端部が貼り合わせローラ50部分へ送り込まれる。
【0133】そして、前述のように感光材料16が熱現
像転写部34へ送り込まれるのに伴って、受像材料36
が熱現像転写部34へ送り込まれて、受像材料36と感
光材料16とは、相互に位置合わせして合致した状態で
貼り合わせローラ50へ送り込まれ貼り合わせローラ5
0によって、この重ね合わせた受像材料36と感光材料
16とを、熱現像用のドラム48の外周面上に強い圧着
力で圧着して張り合わせる。
像転写部34へ送り込まれるのに伴って、受像材料36
が熱現像転写部34へ送り込まれて、受像材料36と感
光材料16とは、相互に位置合わせして合致した状態で
貼り合わせローラ50へ送り込まれ貼り合わせローラ5
0によって、この重ね合わせた受像材料36と感光材料
16とを、熱現像用のドラム48の外周面上に強い圧着
力で圧着して張り合わせる。
【0134】この結果、感光材料16と受像材料36と
は、貼り合わせローラ50の部分で重ねられ、感光材料
16と受像材料36とがドラム48により加熱されつつ
ベルトサポート機構52との協働で挟持搬送されて、熱
現像転写を行って画像が受像材料36に形成される。
は、貼り合わせローラ50の部分で重ねられ、感光材料
16と受像材料36とがドラム48により加熱されつつ
ベルトサポート機構52との協働で挟持搬送されて、熱
現像転写を行って画像が受像材料36に形成される。
【0135】さらに、熱現像転写部34からこれらが排
出されると、受像材料36よりも所定長さ先行して搬送
される感光材料16の先端部を剥離爪64が掬って感光
材料16の先端部を受像材料36から剥離する。この感
光材料16は、さらに排紙ローラ部68によって搬送さ
れ、排出トレイ66に集積される。この際、感光材料1
6はすぐに乾燥するので、感光材料16を乾燥させる為
に、ヒータ類を設ける必要はない。
出されると、受像材料36よりも所定長さ先行して搬送
される感光材料16の先端部を剥離爪64が掬って感光
材料16の先端部を受像材料36から剥離する。この感
光材料16は、さらに排紙ローラ部68によって搬送さ
れ、排出トレイ66に集積される。この際、感光材料1
6はすぐに乾燥するので、感光材料16を乾燥させる為
に、ヒータ類を設ける必要はない。
【0136】一方、感光材料16と分離された受像材料
36は、ドラム48によってさらに搬送され、剥離爪7
6で引き剥がされて前述のように排紙用ローラ機構7
8、搬送用の複数のローラ33及びガイド部材35等に
よって受像材料用ストッカ82へ送りだされてストック
される。そして、複数枚の画像記録処理を実施する場合
には、以上の工程が順次連続して行なわれる。
36は、ドラム48によってさらに搬送され、剥離爪7
6で引き剥がされて前述のように排紙用ローラ機構7
8、搬送用の複数のローラ33及びガイド部材35等に
よって受像材料用ストッカ82へ送りだされてストック
される。そして、複数枚の画像記録処理を実施する場合
には、以上の工程が順次連続して行なわれる。
【0137】次に、前述のように構成した画像形成装置
10で画像形成の処理を実行中に、ジャミング等の搬送
不良を生じた場合の作用及び動作と、その対処法につい
て説明する。
10で画像形成の処理を実行中に、ジャミング等の搬送
不良を生じた場合の作用及び動作と、その対処法につい
て説明する。
【0138】この画像形成装置10で画像形成の処理中
に、所定サイズに切断された受像材料36を、固定フレ
ーム15と可動フレーム17との間の収納部19に沿っ
て位置する一対の搬送ローラ25A、25Bとガイド板
27、29との部分を搬送する過程から、貼り合わせロ
ーラ50で感光材料16と受像材料36とを貼り合わせ
て熱現像転写部34を搬送する過程にまでの部分で、搬
送中の受像材料36と感光材料16がジャミング等の搬
送不良を起こした場合には、次のように対処する。
に、所定サイズに切断された受像材料36を、固定フレ
ーム15と可動フレーム17との間の収納部19に沿っ
て位置する一対の搬送ローラ25A、25Bとガイド板
27、29との部分を搬送する過程から、貼り合わせロ
ーラ50で感光材料16と受像材料36とを貼り合わせ
て熱現像転写部34を搬送する過程にまでの部分で、搬
送中の受像材料36と感光材料16がジャミング等の搬
送不良を起こした場合には、次のように対処する。
【0139】まず、このジャミング等の搬送不良が起き
たことを、制御部がセンサ等で検知した時点で、制御部
は、画像形成装置10の画像形成の処理動作を停止し、
使用者にジャミング等の搬送不良が起きたことを知らせ
るアラームを発する。
たことを、制御部がセンサ等で検知した時点で、制御部
は、画像形成装置10の画像形成の処理動作を停止し、
使用者にジャミング等の搬送不良が起きたことを知らせ
るアラームを発する。
【0140】すると、このアラームによってジャミング
等の搬送不良が起きたことを知った使用者は、画像形成
装置10の内部からジャミング等の搬送不良を起こした
感光材料16と受像材料36を取り除く為、ハウジング
12における可動フレーム17部分を開く。
等の搬送不良が起きたことを知った使用者は、画像形成
装置10の内部からジャミング等の搬送不良を起こした
感光材料16と受像材料36を取り除く為、ハウジング
12における可動フレーム17部分を開く。
【0141】この可動フレーム17部分の開動作は、図
1の状態から可動フレーム17が軸支ピン23を中心に
回動して図2の状態に至る、ワンタッチの簡単な動作に
よって迅速に行われる。
1の状態から可動フレーム17が軸支ピン23を中心に
回動して図2の状態に至る、ワンタッチの簡単な動作に
よって迅速に行われる。
【0142】この可動フレーム17が図2に示すように
開くと、固定フレーム15と可動フレーム17との間の
収納部19に沿って位置する搬送経路の部分では、一方
の搬送ローラ25Aと一方のガイド板27とが可動フレ
ーム17と共に移動し、他方の搬送ローラ25Bと他方
のガイド板29とが固定フレーム15上で不動の状態に
あるから、一対の搬送ローラ25A、25Bと2枚のガ
イド板27、29とがそれぞれ相互に離間して分離し、
これらの相対向する内側の面が広く開放される。
開くと、固定フレーム15と可動フレーム17との間の
収納部19に沿って位置する搬送経路の部分では、一方
の搬送ローラ25Aと一方のガイド板27とが可動フレ
ーム17と共に移動し、他方の搬送ローラ25Bと他方
のガイド板29とが固定フレーム15上で不動の状態に
あるから、一対の搬送ローラ25A、25Bと2枚のガ
イド板27、29とがそれぞれ相互に離間して分離し、
これらの相対向する内側の面が広く開放される。
【0143】よって、これらの相対向する内側の面が広
く開放された一方のガイド板27と可動フレーム17上
の面、又は他方の搬送ローラ25Bと他方のガイド板2
9上の面に、受像材料36がある場合、使用者は、この
受像材料36があることを容易に確認でき、何ら拘束さ
れることなく載置されている状態の受像材料36を手で
摘まんで容易に取り去ることができ、この作業を容易か
つ迅速に実行できる。
く開放された一方のガイド板27と可動フレーム17上
の面、又は他方の搬送ローラ25Bと他方のガイド板2
9上の面に、受像材料36がある場合、使用者は、この
受像材料36があることを容易に確認でき、何ら拘束さ
れることなく載置されている状態の受像材料36を手で
摘まんで容易に取り去ることができ、この作業を容易か
つ迅速に実行できる。
【0144】また、感光材料16と受像材料36とが、
熱現像転写部34に搬入されていた場合には、前述した
熱現像転写部用のジャミング解除手段により、可動フレ
ーム17を開く動作に連動してベルトサポート機構52
の無端ベルト54が移動し、ジャミングしている感光材
料16と受像材料36とを端部側ローラ56Eから搬送
方向下流側へ自動的に放出する。
熱現像転写部34に搬入されていた場合には、前述した
熱現像転写部用のジャミング解除手段により、可動フレ
ーム17を開く動作に連動してベルトサポート機構52
の無端ベルト54が移動し、ジャミングしている感光材
料16と受像材料36とを端部側ローラ56Eから搬送
方向下流側へ自動的に放出する。
【0145】さらに、感光材料16と受像材料36とが
貼り合わせローラ50に挟まれた状態でジャミングして
いたときでも、可動フレーム17を回動して開くことに
より熱現像用のドラム48の表面から貼り合わせローラ
50が引き離されるので、熱現像転写部用のジャミング
解除手段により感光材料16と受像材料36とが、熱現
像転写部34における端部側ローラ56Eから搬送方向
下流側へ自動的に放出される。
貼り合わせローラ50に挟まれた状態でジャミングして
いたときでも、可動フレーム17を回動して開くことに
より熱現像用のドラム48の表面から貼り合わせローラ
50が引き離されるので、熱現像転写部用のジャミング
解除手段により感光材料16と受像材料36とが、熱現
像転写部34における端部側ローラ56Eから搬送方向
下流側へ自動的に放出される。
【0146】なお、熱現像用のドラム48の表面に感光
材料16と受像材料36とを介して貼り合わせローラ5
0が強い圧着力で圧着している状態で、これら感光材料
16と受像材料36とを引き外そうとすると、感光材料
16と受像材料36とが千切れてカスが貼り合わせロー
ラ50の圧着部に残り問題となるが、熱現像用のドラム
48の表面から貼り合わせローラ50が引き離されるの
で、このような問題を生じないようにできる。
材料16と受像材料36とを介して貼り合わせローラ5
0が強い圧着力で圧着している状態で、これら感光材料
16と受像材料36とを引き外そうとすると、感光材料
16と受像材料36とが千切れてカスが貼り合わせロー
ラ50の圧着部に残り問題となるが、熱現像用のドラム
48の表面から貼り合わせローラ50が引き離されるの
で、このような問題を生じないようにできる。
【0147】また、熱現像用のドラム48の表面に貼り
合わせローラ50を強い圧着力で圧着した状態を保持す
る従来の構造では、貼り合わせローラ50を取り外して
感光材料16と受像材料36とを取り出した場合、この
貼り合わせローラ50を再び熱現像用のドラム48の表
面に強い圧着力で圧着した状態にセットするために、作
業者は大きな力で貼り合わせローラ50を押し付ける作
業をせねばならないので、この作業が困難であった。
合わせローラ50を強い圧着力で圧着した状態を保持す
る従来の構造では、貼り合わせローラ50を取り外して
感光材料16と受像材料36とを取り出した場合、この
貼り合わせローラ50を再び熱現像用のドラム48の表
面に強い圧着力で圧着した状態にセットするために、作
業者は大きな力で貼り合わせローラ50を押し付ける作
業をせねばならないので、この作業が困難であった。
【0148】しかし、可動フレーム17を開く作業によ
って熱現像用のドラム48から貼り合わせローラ50を
引き離し、また、可動フレーム17を閉じる動作によっ
て貼り合わせローラ50を再び熱現像用のドラム48の
表面に強い圧着力で圧着した状態に容易にセットでき
る。さらに、作業者は、可動フレーム17の広い外面の
手を掛け易い場所を押して閉じる操作を実行できるの
で、この作業を比較的に容易に実行できる。
って熱現像用のドラム48から貼り合わせローラ50を
引き離し、また、可動フレーム17を閉じる動作によっ
て貼り合わせローラ50を再び熱現像用のドラム48の
表面に強い圧着力で圧着した状態に容易にセットでき
る。さらに、作業者は、可動フレーム17の広い外面の
手を掛け易い場所を押して閉じる操作を実行できるの
で、この作業を比較的に容易に実行できる。
【0149】また、感光材料16と受像材料36とが、
熱現像転写部34に搬入され、かつ剥離爪機構70が図
4に示す剥離動作時の状態にあり、この剥離爪機構70
の剥離爪64、剥離爪76と熱現像用のドラム48との
間に感光材料16と受像材料36とが挟まれた状態でジ
ャミングしていた場合には、可動フレーム17を回動し
て開くことにより熱現像用のドラム48の表面から剥離
爪機構70の剥離爪64、剥離爪76が引き離されるの
で、熱現像転写部用のジャミング解除手段により感光材
料16と受像材料36とが、熱現像転写部34における
端部側ローラ56Eから搬送方向下流側へ自動的に放出
される。
熱現像転写部34に搬入され、かつ剥離爪機構70が図
4に示す剥離動作時の状態にあり、この剥離爪機構70
の剥離爪64、剥離爪76と熱現像用のドラム48との
間に感光材料16と受像材料36とが挟まれた状態でジ
ャミングしていた場合には、可動フレーム17を回動し
て開くことにより熱現像用のドラム48の表面から剥離
爪機構70の剥離爪64、剥離爪76が引き離されるの
で、熱現像転写部用のジャミング解除手段により感光材
料16と受像材料36とが、熱現像転写部34における
端部側ローラ56Eから搬送方向下流側へ自動的に放出
される。
【0150】前述のようにして熱現像転写部34から放
出された感光材料16と受像材料36とは、可動フレー
ム17の回動して開いた部分に落ちるので、使用者は、
何ら拘束されることなく落ちている状態の感光材料16
と受像材料36とを手で摘まんで容易に取り去ることが
でき、この作業を容易かつ迅速に実行できる。
出された感光材料16と受像材料36とは、可動フレー
ム17の回動して開いた部分に落ちるので、使用者は、
何ら拘束されることなく落ちている状態の感光材料16
と受像材料36とを手で摘まんで容易に取り去ることが
でき、この作業を容易かつ迅速に実行できる。
【0151】また、感光材料16と受像材料36とが、
剥離爪機構70の剥離爪64、剥離爪76の部分でジャ
ミングしたときに、剥離爪64と剥離爪76に感光材料
16と受像材料36の一部が剥がれて付着したり、剥離
爪64と剥離爪76が損傷したりして補修が必要な場合
に、作業者は、剥離爪機構70の変形板部材72を軸着
している軸ピン74を外し、剥離爪機構70を画像形成
装置10から取り外して図7に例示するように床面37
上に置いた状態で、メンテナンス作業、掃除の作業、部
品の交換作業又は部品の取り付け位置を調整する作業等
の補修作業を容易に実行できる。
剥離爪機構70の剥離爪64、剥離爪76の部分でジャ
ミングしたときに、剥離爪64と剥離爪76に感光材料
16と受像材料36の一部が剥がれて付着したり、剥離
爪64と剥離爪76が損傷したりして補修が必要な場合
に、作業者は、剥離爪機構70の変形板部材72を軸着
している軸ピン74を外し、剥離爪機構70を画像形成
装置10から取り外して図7に例示するように床面37
上に置いた状態で、メンテナンス作業、掃除の作業、部
品の交換作業又は部品の取り付け位置を調整する作業等
の補修作業を容易に実行できる。
【0152】さらに可動フレーム17は、軸支部21か
ら軸支ピン23を外すことによって、可動フレーム17
に一体的に配置されている熱現像転写部34の部品ごと
画像形成装置10から取り外し、床面上に置足部材31
を当てて置いた状態で、メンテナンス作業、熱現像用の
ドラム48等に対する掃除の作業、部品の交換作業又は
部品の取り付け位置を調整する作業等の補修作業を容易
に実行できる。
ら軸支ピン23を外すことによって、可動フレーム17
に一体的に配置されている熱現像転写部34の部品ごと
画像形成装置10から取り外し、床面上に置足部材31
を当てて置いた状態で、メンテナンス作業、熱現像用の
ドラム48等に対する掃除の作業、部品の交換作業又は
部品の取り付け位置を調整する作業等の補修作業を容易
に実行できる。
【0153】また、画像形成装置10における上述した
以外の搬送経路上で、感光材料16又は受像材料36が
ジャミングした場合には、従来と同様にこれらを搬送経
路上を逆に搬送して取り出す等の手段でジャミングを解
消する。
以外の搬送経路上で、感光材料16又は受像材料36が
ジャミングした場合には、従来と同様にこれらを搬送経
路上を逆に搬送して取り出す等の手段でジャミングを解
消する。
【0154】なお、上述した本実施の形態では、画像記
録材料として感光材料16と受像材料36とを用いた構
成について説明したが、本発明はこれに限らず、他のシ
ート状の画像記録材料であっても適用可能である。
録材料として感光材料16と受像材料36とを用いた構
成について説明したが、本発明はこれに限らず、他のシ
ート状の画像記録材料であっても適用可能である。
【0155】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像形成装
置によれば、第1に、画像形成装置の内部で、感光材料
と受像材料とを搬送経路上を搬送し、貼り合わせローラ
により重ね合わせてドラムの外周面に圧着して巻回した
状態で、熱現像転写処理を行う画像形成装置におけるハ
ウジングの内部に、外部へ向けて開放するよう移動可能
なように可動フレームを装着し、固定フレームと可動フ
レームとの間に搬送経路を構成し、可動フレームがハウ
ジング内に挿入されて閉じられた使用状態のときに搬送
経路が搬送可能状態にセットされる共に、可動フレーム
が外部へ向けて開放するよう移動されたときに相互に搬
送経路を構成する部材が離間して分離することにより相
対向する内側の面が広く開放されるように構成する。
置によれば、第1に、画像形成装置の内部で、感光材料
と受像材料とを搬送経路上を搬送し、貼り合わせローラ
により重ね合わせてドラムの外周面に圧着して巻回した
状態で、熱現像転写処理を行う画像形成装置におけるハ
ウジングの内部に、外部へ向けて開放するよう移動可能
なように可動フレームを装着し、固定フレームと可動フ
レームとの間に搬送経路を構成し、可動フレームがハウ
ジング内に挿入されて閉じられた使用状態のときに搬送
経路が搬送可能状態にセットされる共に、可動フレーム
が外部へ向けて開放するよう移動されたときに相互に搬
送経路を構成する部材が離間して分離することにより相
対向する内側の面が広く開放されるように構成する。
【0156】上述のように構成することにより、この感
光材料と受像材料とを搬送しているときにジャミング等
の搬送不良を起こした場合には、可動フレームを外部へ
向けて移動することにより搬送経路の部分に固定フレー
ムと可動フレームとの間に相対向するよう配置された部
材を相互に離間して分離させ、この相対向する内側の面
が広く開放された状態において搬送経路上でジャミング
している感光材料と受像材料とを容易に取り出すことが
でき、ジャミング等を解消する作業を比較的短時間で容
易かつ効率良く実行し作業能率を向上できるという効果
がある。
光材料と受像材料とを搬送しているときにジャミング等
の搬送不良を起こした場合には、可動フレームを外部へ
向けて移動することにより搬送経路の部分に固定フレー
ムと可動フレームとの間に相対向するよう配置された部
材を相互に離間して分離させ、この相対向する内側の面
が広く開放された状態において搬送経路上でジャミング
している感光材料と受像材料とを容易に取り出すことが
でき、ジャミング等を解消する作業を比較的短時間で容
易かつ効率良く実行し作業能率を向上できるという効果
がある。
【0157】第2に、搬送経路の少なくとも一部を、一
方の可動側搬送ローラと一方の可動側ガイド板とを外部
へ向けて開放するよう移動可能なように装着した可動フ
レーム上に配置し、他方の固定側搬送ローラと他方の固
定側ガイド板とをハウジングの内部に内部機器を取付て
保持するよう固定して設置した固定フレームに設置し、
可動フレームがハウジング内に挿入されて閉じられた使
用状態のときに一方の可動側搬送ローラと他方の固定側
搬送ローラとが対応し、かつ一方の可動側ガイド板と他
方の固定側ガイド板とが対応して搬送可能状態にセット
される共に、可動フレームが外部へ向けて開放するよう
移動されたときに一方の可動側搬送ローラと他方の固定
側搬送ローラとが相互に離間して分離し、かつ一方の可
動側ガイド板と他方の固定側ガイド板とが相互に離間し
て分離することにより相対向する内側の面が広く開放さ
れるよう構成する。
方の可動側搬送ローラと一方の可動側ガイド板とを外部
へ向けて開放するよう移動可能なように装着した可動フ
レーム上に配置し、他方の固定側搬送ローラと他方の固
定側ガイド板とをハウジングの内部に内部機器を取付て
保持するよう固定して設置した固定フレームに設置し、
可動フレームがハウジング内に挿入されて閉じられた使
用状態のときに一方の可動側搬送ローラと他方の固定側
搬送ローラとが対応し、かつ一方の可動側ガイド板と他
方の固定側ガイド板とが対応して搬送可能状態にセット
される共に、可動フレームが外部へ向けて開放するよう
移動されたときに一方の可動側搬送ローラと他方の固定
側搬送ローラとが相互に離間して分離し、かつ一方の可
動側ガイド板と他方の固定側ガイド板とが相互に離間し
て分離することにより相対向する内側の面が広く開放さ
れるよう構成する。
【0158】上述のように構成することにより、感光材
料と受像材料とを搬送しているときにジャミング等の搬
送不良を起こした場合には、可動フレームを外部へ向け
て移動することにより、一方の可動側搬送ローラと他方
の固定側搬送ローラとが相互に離間して分離し、かつ一
方の可動側ガイド板と他方の固定側ガイド板とが相互に
離間して分離することにより相対向する内側の面が広く
開放された状態において搬送経路上でジャミングしてい
る感光材料と受像材料とを容易に取り出すことができ、
ジャミング等を解消する作業を比較的短時間で容易かつ
効率良く実行し作業能率を向上できるという効果があ
る。
料と受像材料とを搬送しているときにジャミング等の搬
送不良を起こした場合には、可動フレームを外部へ向け
て移動することにより、一方の可動側搬送ローラと他方
の固定側搬送ローラとが相互に離間して分離し、かつ一
方の可動側ガイド板と他方の固定側ガイド板とが相互に
離間して分離することにより相対向する内側の面が広く
開放された状態において搬送経路上でジャミングしてい
る感光材料と受像材料とを容易に取り出すことができ、
ジャミング等を解消する作業を比較的短時間で容易かつ
効率良く実行し作業能率を向上できるという効果があ
る。
【0159】第3に、可動フレームがハウジングから取
り外し可能に装着されると共に、可動フレームに床面に
置くための置足部材を設置して構成する。
り外し可能に装着されると共に、可動フレームに床面に
置くための置足部材を設置して構成する。
【0160】上述のように構成することにより、可動フ
レームをハウジングから取り外して置足部材で作業場等
の床面に置いた状態で、可動フレームに取り付けられて
いる機器のメンテナンス、修理又は調整といった作業が
できるので、作業能率を向上できるという効果がある。
レームをハウジングから取り外して置足部材で作業場等
の床面に置いた状態で、可動フレームに取り付けられて
いる機器のメンテナンス、修理又は調整といった作業が
できるので、作業能率を向上できるという効果がある。
【0161】第4に、熱現像転写処理を行うドラムを可
動フレーム側に配置し、貼り合わせローラを固定フレー
ム側に配置して構成する。
動フレーム側に配置し、貼り合わせローラを固定フレー
ム側に配置して構成する。
【0162】上述のように構成することにより、感光材
料と受像材料とを搬送しているときにジャミング等の搬
送不良を起こした場合には、可動フレームを外部へ向け
て移動することにより、この可動フレーム側に配置した
熱現像転写処理を行うドラムが、相互に強く圧接してい
る貼り合わせローラから自動的に離れるので、これらの
間に挟まれている感光材料と受像材料とを容易に取り出
すことができる。また、可動フレームをハウジング内に
挿入して閉じることにより使用状態とする動作の際に、
熱現像転写処理を行うドラムに貼り合わせローラが自動
的に強く圧接されるようセットされるので、作業能率を
向上できるという効果がある。
料と受像材料とを搬送しているときにジャミング等の搬
送不良を起こした場合には、可動フレームを外部へ向け
て移動することにより、この可動フレーム側に配置した
熱現像転写処理を行うドラムが、相互に強く圧接してい
る貼り合わせローラから自動的に離れるので、これらの
間に挟まれている感光材料と受像材料とを容易に取り出
すことができる。また、可動フレームをハウジング内に
挿入して閉じることにより使用状態とする動作の際に、
熱現像転写処理を行うドラムに貼り合わせローラが自動
的に強く圧接されるようセットされるので、作業能率を
向上できるという効果がある。
【0163】第5に、熱現像転写処理を行うドラムを可
動フレーム側に配置し、貼り合わせローラにより重ね合
わせてドラムの外周面に圧着して巻回した状態で熱現像
転写処理を終えた感光材料と受像材料とをドラムの外周
面から引き剥がす剥離爪機構を、固定フレーム側に配置
して構成する。
動フレーム側に配置し、貼り合わせローラにより重ね合
わせてドラムの外周面に圧着して巻回した状態で熱現像
転写処理を終えた感光材料と受像材料とをドラムの外周
面から引き剥がす剥離爪機構を、固定フレーム側に配置
して構成する。
【0164】上述のように構成することにより、感光材
料と受像材料とを搬送しているときにジャミング等の搬
送不良を起こした場合には、可動フレームを外部へ向け
て移動することにより、この可動フレーム側に配置した
熱現像転写処理を行うドラムが、剥離爪機構から自動的
に離れるので、これらの間に在る感光材料と受像材料と
を容易に取り出すことができるので、ジャミング等を解
消する作業を比較的短時間で容易かつ効率良く実行し作
業能率を向上できるという効果がある。
料と受像材料とを搬送しているときにジャミング等の搬
送不良を起こした場合には、可動フレームを外部へ向け
て移動することにより、この可動フレーム側に配置した
熱現像転写処理を行うドラムが、剥離爪機構から自動的
に離れるので、これらの間に在る感光材料と受像材料と
を容易に取り出すことができるので、ジャミング等を解
消する作業を比較的短時間で容易かつ効率良く実行し作
業能率を向上できるという効果がある。
【0165】第6に、剥離爪機構が固定フレームから取
り外し可能に装着されると共に、剥離爪機構に床面に置
くための置足部材を設置して構成する。
り外し可能に装着されると共に、剥離爪機構に床面に置
くための置足部材を設置して構成する。
【0166】上述のように構成することにより、固定フ
レームから剥離爪機構を取り外して置足部材で作業場等
の床面に置いた状態で、剥離爪機構のメンテナンス、修
理又は調整といった作業能率を向上できるという効果が
ある。
レームから剥離爪機構を取り外して置足部材で作業場等
の床面に置いた状態で、剥離爪機構のメンテナンス、修
理又は調整といった作業能率を向上できるという効果が
ある。
【0167】第7に、画像形成装置の内部で、感光材料
と受像材料とを搬送経路上を搬送し、貼り合わせローラ
により重ね合わせてドラムの外周面に巻回した状態をベ
ルトサポート機構で保持して搬送することにより、熱現
像転写処理を行う画像形成装置におけるハウジングの内
部に、外部へ向けて開放するよう移動可能なように可動
フレームを装着し、熱現像転写部用のジャミング解除手
段によって、可動フレームに配置したドラムとベルトサ
ポート機構とに可動フレームを外部へ向けて開放する移
動動作に連動して搬送の動作をさせて、感光材料と受像
材料とを外部へ排出するよう構成する。
と受像材料とを搬送経路上を搬送し、貼り合わせローラ
により重ね合わせてドラムの外周面に巻回した状態をベ
ルトサポート機構で保持して搬送することにより、熱現
像転写処理を行う画像形成装置におけるハウジングの内
部に、外部へ向けて開放するよう移動可能なように可動
フレームを装着し、熱現像転写部用のジャミング解除手
段によって、可動フレームに配置したドラムとベルトサ
ポート機構とに可動フレームを外部へ向けて開放する移
動動作に連動して搬送の動作をさせて、感光材料と受像
材料とを外部へ排出するよう構成する。
【0168】上述のように構成することにより、感光材
料と受像材料とを搬送しているときにジャミング等の搬
送不良を起こした場合には、可動フレームに配置したド
ラムとベルトサポート機構とに、熱現像転写部用のジャ
ミング解除手段によって、可動フレームを外部へ向けて
開放する移動動作に連動して搬送の動作をさせて、感光
材料と受像材料とを外部へ排出させるので、ドラムとベ
ルトサポート機構との間に在る感光材料と受像材料とを
容易に取り出すことができ、ジャミング等を解消する作
業を比較的短時間で容易かつ効率良く実行し作業能率を
向上できるという効果がある。
料と受像材料とを搬送しているときにジャミング等の搬
送不良を起こした場合には、可動フレームに配置したド
ラムとベルトサポート機構とに、熱現像転写部用のジャ
ミング解除手段によって、可動フレームを外部へ向けて
開放する移動動作に連動して搬送の動作をさせて、感光
材料と受像材料とを外部へ排出させるので、ドラムとベ
ルトサポート機構との間に在る感光材料と受像材料とを
容易に取り出すことができ、ジャミング等を解消する作
業を比較的短時間で容易かつ効率良く実行し作業能率を
向上できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る使用状態の画像形成
装置を示す概略全体構成図である。
装置を示す概略全体構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るジャミング等を解消
するため、可動フレームを開放するよう操作した状態の
画像形成装置を例示する概略全体構成図である。
するため、可動フレームを開放するよう操作した状態の
画像形成装置を例示する概略全体構成図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る画像形成装置におけ
る熱現像転写処理可能な状態の熱現像転写部を取り出し
て示す要部構成図である。
る熱現像転写処理可能な状態の熱現像転写部を取り出し
て示す要部構成図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る画像形成装置におけ
る排紙動作可能な状態の熱現像転写部を取り出して示す
要部構成図である。
る排紙動作可能な状態の熱現像転写部を取り出して示す
要部構成図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る画像形成装置におけ
るベルト駆動機構の歯車列機構を取り出して要部を断面
で示す構成図である。
るベルト駆動機構の歯車列機構を取り出して要部を断面
で示す構成図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る画像形成装置におけ
る熱現像転写部用のジャミング解除手段を構成する歯車
列機構を取り出して要部を断面で示す構成図である。
る熱現像転写部用のジャミング解除手段を構成する歯車
列機構を取り出して要部を断面で示す構成図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る画像形成装置におけ
る剥離爪機構を取り外して独立した部品として床面上に
載置した状態を取り出して示す正面図である。
る剥離爪機構を取り外して独立した部品として床面上に
載置した状態を取り出して示す正面図である。
10 画像形成装置
12 ハウジング
15 固定フレーム
15A 軸受部
16 感光材料
17 可動フレーム
21 軸支部
23 軸支ピン
25A 可動側搬送ローラ
25B 固定側搬送ローラ
27 可動側ガイド板
29 固定側ガイド板
31 置足部材
33 ローラ
34 熱現像転写部
35 ガイド部材
36 受像材料
37 床面
39 置足部材
41 駆動モータ
43 出力歯車
45 中間媒介歯車
47 中間媒介歯車
48 ドラム
49 出力歯車
50 ローラ
51 ギア部
52 ベルトサポート機構
53 駆動モータ
54 無端ベルト
55 歯車列機構
57 円弧状ギア
58 移動操作部材
59 中間媒介歯車
61 小歯車
63 大歯車
64 剥離爪
65 軸ピン
67 被動歯車
68 排紙ローラ部
69 ワンウエイクラッチ
70 剥離爪機構
71 伝動主軸
72 変形板部材
74 軸ピン
76 剥離爪
78 排紙用ローラ機構
フロントページの続き
Fターム(参考) 2H112 AA03 BA08 BA23 BA24 BA28
BC04
3F049 AA04 CA32 DA12 DB02 LA02
LB03
Claims (7)
- 【請求項1】 ハウジングの内部において、搬送されて
きた感光材料と受像材料とを、貼り合わせローラにより
重ね合わせてドラムの外周面に圧着して巻回した状態
で、熱現像転写処理を行う画像形成装置であって、 前記ハウジングの内部に、内部機器を取付て保持するよ
う固定して設置した固定フレームと、 前記ハウジングの内部に、外部へ向けて開放するよう移
動可能なように装着した可動フレームと、 前記可動フレームが前記ハウジング内に挿入されて閉じ
られた使用状態のときに搬送可能状態にセットされる共
に、前記可動フレームが外部へ向けて開放するよう移動
されたときに相互に離間して分離することにより相対向
する内側の面が広く開放されるよう前記固定フレームと
前記可動フレームとの間に構成された搬送経路と、 を有することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 ハウジングの内部に設定された搬送経路
上を搬送されてきた感光材料と受像材料とを、貼り合わ
せローラにより重ね合わせてドラムの外周面に圧着して
巻回した状態で、熱現像転写処理を行う画像形成装置に
おいて、 前記搬送経路の少なくとも一部を、 一方の可動側搬送ローラと一方の可動側ガイド板とを外
部へ向けて開放するよう移動可能なように装着した可動
フレーム上に配置し、 他方の固定側搬送ローラと他方の固定側ガイド板とを前
記ハウジングの内部に内部機器を取付て保持するよう固
定して設置した固定フレームに設置し、 前記可動フレームが前記ハウジング内に挿入されて閉じ
られた使用状態のときに前記一方の可動側搬送ローラと
前記他方の固定側搬送ローラとが対応し、かつ前記一方
の可動側ガイド板と前記他方の固定側ガイド板とが対応
して搬送可能状態にセットされる共に、前記可動フレー
ムが外部へ向けて開放するよう移動されたときに前記一
方の可動側搬送ローラと前記他方の固定側搬送ローラと
が相互に離間して分離し、かつ前記一方の可動側ガイド
板と前記他方の固定側ガイド板とが相互に離間して分離
することにより相対向する内側の面が広く開放されるよ
う構成したことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項3】 前記可動フレームが前記ハウジングから
取り外し可能に装着されると共に、前記可動フレームに
床面に置くための置足部材を設置して構成したことを特
徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記熱現像転写処理を行うドラムを前記
可動フレーム側に配置し、前記貼り合わせローラを前記
固定フレーム側に配置したことを特徴とする請求項1乃
至請求項3の何れかに記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記熱現像転写処理を行うドラムを前記
可動フレーム側に配置し、前記貼り合わせローラにより
重ね合わせて前記ドラムの外周面に圧着して巻回した状
態で熱現像転写処理を終えた前記感光材料と受像材料と
を前記ドラムの外周面から引き剥がす剥離爪機構を、前
記固定フレーム側に配置したことを特徴とする請求項1
乃至請求項4の何れかに記載の画像形成装置。 - 【請求項6】 前記剥離爪機構が前記固定フレームから
取り外し可能に装着されると共に、前記剥離爪機構に床
面に置くための置足部材を設置して構成したことを特徴
とする請求項5に記載の画像形成装置。 - 【請求項7】 ハウジングの内部に設定された搬送経路
上を搬送されてきた感光材料と受像材料とを、貼り合わ
せローラにより重ね合わせてドラムの外周面に巻回した
状態をベルトサポート機構で保持して搬送することによ
り、熱現像転写処理を行う画像形成装置において、 前記ハウジングの内部に、外部へ向けて開放するよう移
動可能なように装着した可動フレームと、 前記可動フレームに配置した前記ドラムと前記ベルトサ
ポート機構とに、前記可動フレームを外部へ向けて開放
する移動動作に連動して搬送の動作をさせて、前記感光
材料と受像材料とを外部へ排出するようにした熱現像転
写部用のジャミング解除手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001302192A JP2003107659A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001302192A JP2003107659A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003107659A true JP2003107659A (ja) | 2003-04-09 |
Family
ID=19122482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001302192A Pending JP2003107659A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003107659A (ja) |
-
2001
- 2001-09-28 JP JP2001302192A patent/JP2003107659A/ja active Pending
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