JPH09506734A - 高密度電子組立体用コネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ハウジング（２０）とこのハウジング内に固定された複数の端子（２２）とを備え、複数の電気リードを配置した相手方コネクタ（１６）あるいは電子モジュールをプリント基板（１２）に装着する電気コネクタ（１０）。端子のそれぞれは、プリント基板に機械的に結合される接続ベース部（２４）と、非接続ベース部（２６）とを有し、この非接続ベース部はプリント基板に機械的に接続されずに、このプリント基板に自由に接触する。第１コンタクトビーム（２８）が接続ベース部から片持状に延びかつ第１先端部（３０）を有し、一方、第２コンタクトビーム（３２）が同様に非接続ベース部から片持状に延びかつ先端部（３４）を有し、これらのコンタクトビーム先端部間に間隙（３６）が形成されて、この間隙内に挿入された相手方コネクタ等のリードを受入れる。

Description

【発明の詳細な説明】 高密度電子組立体用コネクタ 発明の分野 本発明は、複数の複式ビーム端子を有して相手方コネクタ等を回路基板に接続 するためのコネクタに関する。より詳細には、本発明は、複数の非対称の端子を 有し、これらの各端子が２つの弾性コンタクトビームを備え、これらのコンタク トビームの先端部は相手方コネクタ等のリードを受入れるための間隙により、分 離されている。 発明の背景 小型で携帯式の電子装置は、特に電子工業の最も成長の早い分野にある。これ らの装置には、グラウンドセルネットワークで作動するセルラーホーン、衛星通 信ネツトターミナル、レーザおよび赤外線測定機器（measurement instruments ）、および、パーソナルコンピュータと音声電話通信端子を有するファクシミリ 機械とノート型コンピュータとの組合わせを含むワークステーションがある。 電子工業における重要な傾向は、その比較的安価なコストと、小さなサイズと 、電気的な信頼性とにより、独立した部材としての集積回路の使用が増大してい ることである。今日では、設計技術者は数百の複合集積回路を別個の部材として 取扱うのが通常であり、このような集積回路は好適にパッケージングされ、関連 するプリント基板に電気的に接続される。 最近の電子技術におけるデザインの多くは、フレキシブル、剛性、および半剛 性のプリント基板、ハイブリッド回路、および、大規模シリコン集積回路等の種 々の部材を含む。これらの部材は、複数の端子コンタクトを有する電気コネクタ により、一体的に装着する必要があり、これらの電気コネクタは電子部材の安価 なラッチングおよび内包装置を形成する。表面実装技術、メッキスルーホール実 装、あるいは、これらの組合わせ等の従来の実装技術が、マルチチップ電子モジ ュールあるいは相手方コネクタ等を回路基板に装着するために用いられている。 しかし、密なパッケージングの要求を充足するために十分に小さくかつこれらの 用途に一般的である振動および衝撃に耐えるために十分な強さを有する従来のコ ネクタ端子は、電子モジュールあるいは相手方コネクタに対する信頼性のあるラ ッチング機構が設けられておらず、これは、小さく、密にパックされた端子が破 損しやすいためである。 当該分野における傾向は、一般に音叉形コネクタ（tuning-fork connector） と称される複式ビームコネクタ端子を有する高背のコネクタに向けられている。 しかし、これらのコネクタ端子の高さは比較的高く、作用する装着力に耐えるこ とができる端子を形成する。したがって、これらの形式のコネクタは、パッケー ジング構造が低背コネクタを必要とする場合には望ましくない。 したがって、製造容易で、挿入力を簡単かつ効果的に調整することができ、電 子モジュール等とプリント基板との間の信頼性ある接続を形成するために必要な 強さを有する複数の端子コンタクトを備えた低コストで低背で高密度のコネクタ が必要とされている。本発明は、このような必要性を充足する電子コネクタを提 供する。 発明の概要 したがって、本発明の目的は、低コストで構造簡単な高密度電子モジュールあ るいは相手方コネクタ等のための改善されたコネクタを提供することである。 本発明による電気コネクタは、ハウジングと、このハウジング内に固定されて 相手方コネクタ等をプリント基板に接続するための複数の端子とを備える。端子 のそれぞれは、プリント基板に機械的に接続するための接続部と、非接続部とを 有する。接続部は、これから片持状に延びる第１コンタクトビームを有し、この 第１コンタクトビームは第１先端部を有している。同様に、非接続部はこれから 片持状に延びる第２コンタクトビームを有し、この第２コンタクトビームは第２ 先端部を有し、この第２先端部と第１先端部との間に間隙が形成される。第１， 第２コンタクトビームは、間隙内に挿入された電気リードを受入れ、この電気リ ードを少なくとも１の先端部と接触させ、このリードとプリント基板との間に電 気接続を形成し、相手方コネクタをプリント基板上に確実に装着するためのもの である。 本発明の特徴による上記および他の利点は、特に本願の一部を形成する添付の 請求の範囲に指摘してある。しかし、本発明、および、その使用によって得られ る利点および目的をより理解するために、本願の一部を形成する添付図面、およ び、本発明の好ましい実施例について説明する本明細書を参照されたい。 図面の簡単な説明 第１図は、本発明によるユニバーサルコネクタの展開斜視図である。 第２図は、本発明によるコネクタ端子の１実施例の斜視図である。 第３図は、本発明によるコネクタ端子の他の実施例を示す。 第４図は、本発明によるコネクタ端子の更に他の実施例を示す。 好ましい実施例の詳細な説明 図中、全図を通して同様な参照符号は対応する構造を示し、特に第１図を参照 すると、改善されたコネクタ１０がマザーボードあるいは基板１２に取付けられ るように形成されかつ配置されており、この基板は銅からなるのが好ましいコン タクト１４を有する。コンタクト１４は、通常の態様で基板１２上に配置された 半田パッドでもよく、あるいは、メッキスルーホール（plated through holes） でもよい。基板１２は、特定の機能をなすために通常の態様で電子回路を印刷さ れたプリント基板等でよい。 コネクタ１０は、下側に配置された複数のリード１８を有する形式の電子雄コ ネクタ１６を受入れるように形成されている。リード１８は、例えば第１図に示 すように雄コネクタ１６の平面に対して下方に直角に曲げられたコンタクトピン であってもよい。しかし、本発明はこの態様に限定することを意図するものでは なく、コネクタ１０は、以下に詳細に説明するように、下側で、かつ、１または それ以上の縁部に近接配置された複数の平坦なコンタクトパッドリードを有する 薄いカード状電子モジュール等の種々の電子モジュールを受入れるようにするこ とができる。 コネクタ１０は、例えば硬質プラスチック等の非導電性の非金属材料から形成 されるのが好ましいハウジング２０を備える。複数のコネクタ端子２２がハウジ ング２０内に配置されて強固に装着される。端子２２は、リン青銅あるいはベリ リウム銅等の高導電性で高弾性率の材料から、スタンピングあるいはエッチング 等の適宜の製造方法により形成することができる。第２図から第４図に示すよう に、端子は特定の用途および使用対象の構造上の制約にしたがって種々の具体例 から選択することができ、以下に、種々の形式の端子２２，４４，６６の目的、 構造および作用について十分かつ詳細に説明する。 第２図に示すように、端子２２は接続ベース部２４と非接続ベース部２６とを 備える。弾性を有する第１コンタクトビーム２８が接続ベース部２４から片持状 に延び、先端部３０を有している。同様に、弾性を有する第２コンタクトビーム ３２が非接続ベース部２６から片持状に延び、先端部３４を有している。端子の 縦方向平面は、ここでは、この内で、各コンタクトビームがそれぞれのベース部 から片持状に延びる平面として定義される。間隙３６が、コンタクトビーム２８ ，３２の先端部３０，３４間に形成され、これらのコンタクトビームは第１図に 示すように、間隙３６内に挿入されるリード１８を受入れ、電気リード１８と先 端部３０，３４の少なくとも１に接触させ、リードとプリント基板１２との間に 電気接続を形成する。上述のように、コネクタ１０が複数のリードを少なくとも １の側部に有するエッジカードタイプのコネクタに接続される必要のある特定の 用途では、リードがコネクタ端子のコンタクトビームの１の先端部に接触するよ うに、カードの縁部が隣接する端子の間隙内に配置される。 第１図および第２図を参照すると、接続ベース部２４は以下に詳細に説明する 態様で基板１２上のコンタクト１４のうちの１に機械的に接続されており、一方 、非接続ベース部２６は基板１２と自由に接触係合するように配置されている。 したがって、コネクタ端子の一側のみが、プリント基板に機械的に接続され、こ れにより拘束されている。プリント基板に対するコネクタ端子の機械的接続が非 対称であることにより、相手方コネクタ（mating connector）のリードを確実に 固定しかつ破損することなくコネクタ環境の応力および振動に耐えることのでき るコネクタ端子を提供する。 第１図を参照すると、本発明の１実施例では、端子２２がハウジング２０内で 交互に配列され、コンタクト１４は基板１２上に交互に配列され、互いに隣接す る端子について考察すると、１の端子の接続ベース部２４がコンタクト１４に機 械的に接続され、これは隣接する端子の接続ベース部の対向端に配置される。 第２図に示す実施例では、接続ベース部２４は、メッキスルーホール取付部３ ８と、取付テール部４０とを備える。第１図に示すように、端子２２は表面実装 タイプとして使用でき、取付部３８および取付テール部４０を含む接続ベース部 ２４は、通常の態様で半田パッドコンタクト１４に半田接続される。比較的小さ な半田付けパッドコンタクトが使用される用途では、取付部３８のみを含む接続 ベース部２４が小さな半田パッドコンタクトに半田付けされるように、公知の方 法により、切欠き部４1で端子から取付テール部４０を除去することができる。 コンタクト１４がメッキスルーホールを備える場合には、接続ベース部２４の 取付部３８および取付テール４０は、メッキスルーホール内に挿入され、公知の 態様でこの中に半田付けされ、接続ベース部２４をプリント基板に機械的に接続 する。直角のストッパ４２は、端子がプリント基板に垂直に装着されるように、 プリント基板に接触する面を形成する。比較的薄いプリント基板が用いられる場 合には、メッキスルーホール取付部３８がこの孔すなわちスルーホール内に挿入 されるように、切欠き部４１で、取付テール部４０をこの端子から除去すること ができる。 第３図にはユニバーサル端子４４が示されている。ユニバーサル端子４４は、 あらゆる点で第２図に示す端子２２と類似し、この端子２２の全ての特徴を備え ている。ユニバーサル端子４４の接続ベース部２４は、更にユニバーサルメッキ スルーホール取付部４６およびユニバーサルテール部４８を備え、端子の接続部 をプリント基板に機械的に取付ける他の方法を提供する。取付部３８および取付 テール部４０は、プリント基板に対して所定角度で端子を装着することが望まし い場合に、所定の挿入角度４９で端子に結合することができる。 ユニバーサル端子４４は、種々の用途に使用することができる。例えば、ユニ バーサル取付部４６およびテール部４８は、プリント基板に設けられたメッキス ルーホール内に挿入でき、一方、取付部３８および取付テール部４０はプリント 基板の半田パッドコンタクトに半田接続し、接続ベース部２４をプリント基板に 機械的に接続する。この実施例では、ユニバーサル取付部４６およびテール部 ４８は、プリント基板等の上で、隣接する端子を確実に配列する。コネクタ端子 をプリント基板に表面実装することが望ましくない他の実施例では、取付部３８ およびテール部４０を公知の方法で端子から除去し、テール部４８を含みあるい は薄いプリント基板の場合には切欠き部４７でこのテール部を除去された状態で 、ユニバーサル取付部４６が基板のメッキスルーホールに公知の態様で接続され る。設計者は、テール部付きの状態あるいはテール部なしの状態の取付部の組合 わせ、あるいは、表面実装あるいはメッキスルーホールへの挿入実装の技術に基 づき、プリント基板に対する他の多くの取付け方法を容易に利用することができ る。 本発明の好ましい実施例では、コネクタ端子の接続ベース部から片持状に延び るコンタクトビームは、非接続ベース部から片持状に延びるコンタクトビームよ りも幅広である。したがって、第２図を再度参照すると、コンタクトビームの幅 と称しているコンタクトビーム２８の内面５０と外面５２との間の距離は、コン タクトビーム３２の内面５４と外面５６との間の距離よりも大きい。このコンタ クトビームの幅の相違は、コネクタ端子の非対称の程度を更に増大し、相手方コ ネクタ等に対するより信頼性のある装着接続を提供する。特に、第１図に示す相 手方コネクタ１６のピン１８等のリードが端子２２の間隙３６内に挿入され、コ ンタクトビーム２８，３２と接触するときに、幅広のコンタクトビーム２８はコ ンタクトビーム３２よりも撓み量が少なく、このピンに作用する反作用力はピン を回転させてコンタクトビーム間で強固にロック係合させる。各端子の幅の差は 、接触ベース部のコンタクトビームの幅が非接触部のコンタクトビームの幅の２ 倍となるように、２倍の比率まで変化可能であることが好ましい。 好ましい実施例では、コンタクトビームの内面５０，５４と外面５２，５６と は、接続ベース部および非接続ベース部からコンタクトビームが片持状に延びる 部位とコンタクトビームの先端部との間の領域に、円形状の湾曲面を備える。間 隙の入口部における開口が湾曲していることにより、相手方のピン等の電気リー ドを受入れるための幅広の喉部が形成される。したがって、より大きなレベルの 公差が設けられ、雄型の相手方コネクタをコネクタ端子内に適性に挿入すること を確保し、密な間隔に配置された複数のプリント基板の隠し嵌合（blind- mating）が簡単になる。 コンタクトビーム２８，３２上の応力も、コンタクトビームがベース部から片 持状に延びる領域におけるベース部２４，２６とコンタクトビーム５２，５６の 外面との間の片持支持角度５８，６０で影響される。コンタクトビーム２８の片 持支持角度５８に対するコンタクトビーム２８の片持支持角度６０の比率は、０ ．５から２の範囲とすることができる。好ましい実施例では、片持支持角度５８ ，６０のいずれも約９０度である。 好ましい実施例では、間隙調整装置６２が接続ベース部２４と非接続ベース部 ２６との間に配置されてこれらを一体的に結合しており、コンタクトビームの先 端部間の間隙３６を所要のサイズに調整することができる。第２図の実施例では 、間隙調整装置６２は、端子のセンターラインから間隙調整装置のセンターライ ンまでの距離として形成される所定深さに、端子の縦方向平面の外側に突出した 湾曲した外形を有する。この外形および深さは、特定の間隙サイズに対応する。 間隙サイズを調整するため、間隙調整装置６２の深さあるいは外形あるいはそ の双方が変更されて、所要の間隙サイズとされる。間隙調整装置は、この間隙調 整装置の材料を移動して間隙調整装置が端子の縦方向平面の外側に延びる深さに 変更すること、及び／又は、間隙調整装置の材料を移動して特定の深さを維持し つつ間隙調整装置の外形を変更することにより、変えることができる。間隙調整 装置の深さは、ゼロすなわち調整無しの状態から、隣接する端子センターライン 間のピッチ距離の半分まで変更することができる。所要の間隙サイズとするため の間隙調整装置の形状は、コンタクトビームとベース部とが端子の縦方向平面内 で平行に配列された状態を維持するように形成するのが好ましい。 したがって、本発明による端子は、所要の間隙サイズよりも幅広の間隙サイズ を有する端子材料をスタンピングおよびメッキし、その後、間隙調整装置を調整 して所要のサイズに形成することにより、製造することができる。したがって、 本発明は、極めて小さな間隙サイズの複式ビーム端子のスタンピングおよびメッ キを行うために従来必要とされていた複雑で微妙な加工に関連する従来の問題を 解決するものである。 絶縁材除去（insulation displacement）用に好適な絶縁材除去コネクタ端子 ６６が、第４図に示されている。コネクタ端子６６は、第２図および第３図に示 す端子２２，４４の特徴のいずれも備えることができ、上述の種々の形式の装着 用として用いることができる。更に、コンタクトビーム２８，３２の一方あるい は双方の一部分が、間隙３６の領域内で、コンタクトビームの外面５２，５６上 に鋭利な面（sharp surface）６８，７０が形成されるように、間隙３６の領域 で除去されている。この実施例では、間隙３６内に挿入されたワイヤリード等の 導体を囲むプラスチック等の絶縁カバーが通常の態様で除去され、絶縁カバー内 に配置されたワイヤリードはコンタクトビームの先端部３０，３４と接触する。 この端子の実施例では、間隙３６は１mm（０．０４インチ）より小さく、設けら れる場合には間隙調整装置は０．２５mm（０．０１インチ）よりも小さいのが好 ましい。コンタクトビームのそれぞれの内面５０，５４および外面５２，５６は 、コンタクトビームがベース部から片持支持された部位と、コンタクトビームの 先端部との間の領域内で円形状の湾曲面を備えるのが好ましい。このような実施 例では、ここではＲiと称する円形状に湾曲した内面５０，５４の半径は、０． ２mm（０．００７９インチ）から２０mm（０．７９インチ）の範囲にあり、ここ ではＲOと称する円形状に湾曲した外面５２，５６の半径は、以下の式を用いて 得られた値と等しいか、あるいは、これよりも大きくてもよい。 Ｒi＋２（ｔ） ここで、ｔは端子材料の厚さである。 絶縁材除去コネクタ端子は、単一の導電体ワイヤあるいは複数の導体を装着す るために用いることができる。更に、絶縁材除去コネクタ端子は、絶縁層と、ケ ーブル内に配置された複数の導体の回りに配置した金属導体とを備えるケーブル を装着するために用いることができる。ケーブルは、鋭利な面６８，７０が絶縁 層を切断し、コンタクトビームが公知の態様で金属層と接触するように、間隙３ ６内に挿入される。 本発明によるコネクタは、低コストで低背のコネクタ端子を提供し、これらの 端子は密に収容され、相手方コネクタ等を固定してプリント基板と電気的に接続 する信頼性のあるラッチ機構を提供する。コネクタ端子は、広い様々な装着用に 用いることができ、相手方コネクタ等の種々のサイズのリードを受入れるために 簡単に変更することができる。 本発明の特定の実施例について図示しかつ説明してきたが、当該分野における 技術者であれば変形あるいは変更が可能であることは明らかである。したがって 、請求の範囲は、そのような変更および均等物をも含むことを意図したものであ る。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． ハウジングと、 このハウジング内に固定された複数の端子とを具備してなり、これらの端子の そそれぞれが、 接続ベース部および非接続ベース部を備え、この接続ベース部は片持状 に延びる第１コンタクトビームを有し、この第１コンタクトビームは第１先端部 を有し、前記非接触ベース部は片持状に延びる第２コンタクトビームを有し、こ の第２コンタクトビームは第２先端部を有し、前記第１先端部と第２先端部との 間に間隙が形成され、前記第１，第２コンタクトビームはこの間隙内に挿入され た電気リードを、この電気リードが前記先端部の少なくとも１に接触してこの電 気リードとプリント基板との間に電気接続を形成するように受入れ、更に、 前記接続ベース部と非接続ベース部とを一体的に結合する結合装置を備 える、電気コネクタ。 ２． 前記接続ベース部は、メッキスルーホール取付部と、このメッキスルーホ ール取付部に一体的に接続された取付テール部とを備える請求項１に記載の電気 コネクタ。 ３． 前記接続部は、更に、ユニバーサルメッキスルーホール取付部と、このユ ニバーサルメッキスルーホール取付部に一体的に結合されたユニバーサルテール 部とを備える請求項２に記載の電気コネクタ。 ４． 前記ユニバーサルメッキスルーホール取付部と前記ユニバーサルテール部 とは、前記メッキスルーホール取付部と前記取付テール部とにほぼ垂直である請 求項３に記載の電気コネクタ。 ５． 前記第１コンタクトビームは第１内面と第１外面とを有し、前記第２コン タクトビームは第２内面と第２外面とを有し、前記第１内面および第１外面は、 前記接続ベース部と第１先端部との間の領域に、円形状の湾曲面を有し、前記第 ２内面および第２外面は、前記非接続ベース部と第２先端部との間の領域に、円 形状の湾曲面を有する請求項１に記載の電気コネクタ。 ６． 前記第１外面と前記接続ベース部との間の角度は約９０度であり、前記第 ２外面と前記非接続ベース部との間の角度は約９０度である請求項５に記載の電 気コネクタ。 ７． 前記結合装置は、前記間隙のサイズを変更するための間隙調整装置を備え る請求項１に記載の電気コネクタ。 ８． 前記端子のそれぞれは、縦方向平面を有し、前記間隙調整装置は、この縦 方向平面から外側に突出する湾曲した外形を有する請求項７に記載の電気コネク タ。 ９． 前記第１コンタクトビームの幅は、前記第２コンタクトビームの幅よりも 大きい請求項１に記載の電気コネクタ。 １０． 前記第１コンタクトビームは第１外面を有し、この第１外面は、前記間 隙内にリードが挿入されたときにこのリード上の絶縁カバーが除去されるように 、前記間隙の領域で鋭利になっている請求項１に記載の電気コネクタ。 １１． 複数のコンタクト面を配置されたプリント基板と、 複数のリードを配置された第１コネクタと、 この第１コネクタとプリント基板とを電気的に接続する第２コネクタとを具備 してなり、この第２コネクタは、 ハウジングと、 このハウジング内に固定された複数の端子とを備え、これらの端子のそれ ぞれは、 接続ベース部および非接続ベース部を備え、この接続ベース部は前記コ ンタクト面の１に機械的に接続され、前記非接続部は前記プリント基板に自由に 接触し、前記接続ベース部は、片持状に延びる第１コンタクトビームを有し、こ の第１コンタクトビームは第１先端部を有し、前記非接触ベース部は片持状に延 びる第２コンタクトビームを有し、この第２コンタクトビームは第２先端部を有 し、前記第１先端部と第２先端部との間に間隙が形成され、前記リードの少なく とも１は、このリードが前記先端部の少なくとも１に接触してこのリードとプリ ント基板との間を電気的に接続するように、前記間隙内に挿入され、更に、 前記接続ベース部と非接続ベース部とを一体的に結合する結合装置を備 える、電気コネクタ。 １２． ハウジングと、 このハウジング内に固定された複数の端子とを備え、これらの端子のそれぞれ は、 第１，第２ベース部を備え、この第１ベース部は片持状に延びる第１コ ンタクトビームを有し、この第１コンタクトビームは第１先端部を有し、前記第 ２ベース部は片持状に延びる第２コンタクトビームを有し、この第２コンタクト ビームは第２先端部を有し、前記第１コンタクトビームは第１幅を有し、前記第 ２コンタクトビームは第２幅を有し、前記第１幅は第２幅よりも広く、前記第１ ，第２先端部間に間隙が形成され、前記第１，第２コンタクトビームはこの間隙 内に挿入された電気リードを受入れ、更に、 前記第１，第２ベース部を一体的に結合する結合装置を備える電気コネ クタ。 １３． 前記結合装置は、前記間隙のサイズを変更するための間隙調整装置を備 える請求項１２に記載の電気コネクタ。 １４． 前記第１コンタクトビームは第１内面と第１外面とを有し、前記第２コ ンタクトビームは第２内面と第２外面とを有し、前記第１内面と第１外面とは円 形状の湾曲面を、前記第１ベース部と第１先端部との間の領域に有し、前記第２ 内面と第２外面とは円形状の湾曲面を、前記第２ベース部と第２先端部との間の 領域に有する請求項１２に記載の電気コネクタ。 １５． 接続ベース部および非接続ベース部を備え、この接続ベース部がプリン ト基板と機械的に接続するためのものであり、これから片持状に延びる第１コン タクトビームを有し、この第１コンタクトビームは第１先端部を有し、前記非接 続ベース部はこれから片持状に延びる第２コンタクトビームを有し、前記第２コ ンタクトビームは第２先端部を有し、この第１先端部と第２先端部との間に間隙 が形成され、前記第１，第２コンタクトビームは、前記間隙内に挿入された電気 リードを、この電気リードが少なくとも１の前記先端部に接触してこのリードと プリント基板との間を電気的に接続するように受入れ、更に、 前記接続ベース部および非接続ベース部を一体的に結合するための結合装置を 備えるコネクタ端子。 １６． 前記第１コンタクトビームは第１内面と第１外面とを有し、前記第２コ ンタクトビームは第２内面と第２外面とを有し、前記第１内面と第１外面とは円 形状の湾曲面を、前記第１ベース部と第１先端部との間の領域に有し、前記第２ 内面と第２外面とは円形状の湾曲面を、前記第２ベース部と第２先端部との間の 領域に有する請求項１５に記載のコネクタ端子。 １７． 前記結合装置は、前記間隙のサイズを変更するための間隙調整装置を備 える請求項１５に記載のコネクタ端子。 １８． 前記端子のそれぞれは縦方向平面を有し、前記間隙調整装置は、この縦 方向平面から外側に突出する湾曲した外形を有する請求項１７に記載のコネクタ 端子。 １９． 前記第１コンタクトビームの幅は、前記第２コンタクトビームの幅より も大きい請求項１５に記載のコネクタ端子。 ２０． 前記第１コンタクトビームは第１外面を有し、この第１外面は、前記間 隙内にリードが挿入されたときに、このリード上の絶縁カバーを除去するように 、間隙の領域内でシャープに形成されている請求項１５に記載のコネクタ端子。