JPH09506064A - 高速度収納装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 収納装置１０は複数ラックで複数階層の収納カルーセル１２とされたコンテナ収納部分と、コンテナを垂直方向に移送する垂直コンベヤ２８と、垂直コンベヤおよび収納カルーセルの間でコンテナを搬送するための取入れおよび取出しシャットルユニット２２，２４とをふくむ。垂直コンベヤは装荷領域１０を含み、これはシャットルユニットの作動レベルの下方に位置される。収納カルーセル及びシャットルユニットは共通の機械的時駆動装置で駆動される。垂直コンベヤは間歇的に、装置の他の部分から独立して駆動される。

Description

【発明の詳細な説明】 高速度収納装置 発明の背景 １．発明の分野 本発明は一般に高速度収納装置に係わり、特に、実質的に連続移動する回転式 収納カルーセル（ｃａｒｏｕｓｅｌ）によって収納が行われ、該カルーセルは垂 直リフトから間隔を隔てられていて、収納ユニットと垂直リフトとの連絡を連続 移動するシャットルユニット（ｓｈｕｔｔｌｅ ｕｎｉｔ）で行われるようにな された収納装置に関する。垂直リフトは、コンベヤレベルと収納カルーセルの所 望される収納レベルとの間で収納コンテナまたは収納すべき他の物体を搬送する ように作用する。 ２．従来技術の説明 実質的に連続移動する収納カルーセルを提案する従来の方法は、収納カルーセ ルユニットに収納コンテナまたは他の物体を載荷させる、また該収納カルーセル ユニットからそれらを取出すことに、かなりの難しさを経験した。一般に、リチ ティ（Ｌｉｃｈｔｉ）氏他の米国特許第４９８３０９１号明細書に記載されてい る組立体のような非常に複雑で高価な挿入／取出し組立体が必要とされる。例え ばリチティ氏の米国特許第４９６８２０７号には、特殊なコンテナ取付け組立体 、および該組立体と協動する取出しまたは挿入機構が提供されている。マゼニー （Ｍａｔｈｅｎｙ）氏他の米国特許第４５６１８２０号は、収納カルーセルに接 近して取り付けられて直接に接続されるエレベータの使用を提供しているが、こ れにより装置の速度はかなり制限される。従来技術のこれらのおよび他の難点は 、本発明によって解消された。 発明の要旨 本発明による高速度収納装置の好ましい実施例は、関連する取入れシャットル ユニットおよび取出しシャットルユニットを備えた実質的に連続移動する収納カ ルーセルユニットと、垂直リフトユニットと、通常のマイクロプロセッサ連動 （ｃｏｏｒｄｉｎａｔｅｄ）制御装置とを含む。該高速度収納装置に対するコン テナの供給および取出しはコンベヤ装置が行う。 収納カルーセルユニットは複数階層のラックを多数備えており、カルーセルユ ニットの収納位置が整列されるようになされている。整列された収納位置は概ね 行列を形成する。カルーセルユニットは概ねリンクベルトとされ、各部分がラッ クとされている。各部分すなわちラックは縁部−縁部を連結され、無端ユニット を形成するようになされている。一般に、収納カルーセルユニットは並んだラッ ク間のリンケージすなわちヒンジにおいてのみ可撓性とされるだけで十分である 。該ユニットは一般に縁部にて垂直に取り付けられる。ローラすなわちキャスタ ーが通常は無端リンク連結された収納ユニットの下側縁部に沿って備えられ、一 般に無端ループに沿って移動できるように収納ユニットを支持する。該無端ルー プは概ね側路が真直で側路間隔を狭くされた周回トラックとされ、リーチの間、 すなわち周回トラックの側路部分の間にほぼ１つのラックの幅に近い吹き抜け（ ｗｅｌｌ）を形成するようになされる。収納ユニットを支持するローラすなわち キャスターは、概ね、ほぼ水平方向のレール面上を移動する。多数ラック複数階 層の収納ユニットは、概ね、適当なビームとの転動接触により通常は上縁に沿っ て支持される。 一般に、単一階層のコンベヤ装置を使用することが好ましいが、複数階層のコ ンベヤ装置も望まれるならば使用できる。一般に、別々のコンベヤが該装置の取 入れ側および取出し側の各々に備えられる。コンテナまたは他の物体をコンベヤ 装置から複数階層の収納カルーセルユニットへ移動させ、また再び取り戻すため に、この移送を達成するための機構および手順を備えることが必要である。特に 有効な装置は、連続移動するシャットルユニットと協動する独立して間歇駆動さ れる垂直リフトにより、コンテナをコンベヤ装置から受け取り、またコンベヤ装 置へ供給する形式のものであることが、見出された。シャットルユニットの移動 は、好ましくは機械的な相互連結によって、収納カルーセルの動きと連動される 。概してそれほど望ましくない構造であるが、シャットルユニットは独立した駆 動装置によって駆動され、該駆動装置が電気的インターフェースを経てカルーセ ル駆動装置と連動されることができる。 垂直リフトは、コンベヤ装置のレベルと、収納カルーセルユニットのコンテナ を受け入れるか、または取り出される特定階層のレベルとの間で、コンテナを移 動させるように機能する。収納カルーセルユニットの取入れ側および取出し側の 各々のシャットルユニットは、垂直リフトユニットと収納カルーセルユニットと の間でコンテナを運ぶ。 垂直リフトユニットおよび収納カルーセルユニットはともに複数の棚を備えて おり、これらの棚は外方へ突出してコンテナを支持するようになされている。シ ャットルユニットは複数のフォークを備えており、これらのフォークは棚のまわ りまたは内部を通ってコンテナを棚から持ち上げるか、棚上にコンテナを載置す るような構成とされている。１つの好ましい構成は、棚およびフォークの組み合 う縁が扇形付形（ｓｃａｌｌｏｐｅｄ）されたものである。したがって、棚およ びフォークの扇形縁部は干渉することなく相互に組み合う。シャットルユニット の扇形フォークの最内側の突出部（ｌｏｂｅ）は、垂直リフトまたは収納カルー セルユニットの棚のうちの１つの棚上に位置されたコンテナの下縁を支持する位 置にある。 一般に、収納カルーセルユニットは、無端ループにおいて通常は水平とされる 一方向へ連続走行することが好ましく、特に一定速度で走行することが好ましい 。通常はそれほど好まれない構成であるが、カルーセルユニットの走行速度は変 化されるか、または特別な挿入および取出しの要望を受け入れるために断続され ることができる。通常、カルーセルユニットの走行速度が変化され、または断続 されるならば、シャットルユニットでのコンテナの脱落または置き違えを生じ得 る加速度荷重からシャットルユニットを保護するためにシャットル解除クラッチ が備えられる。垂直リフトユニットは断続的に、また可変速度で無端ループを一 方向、すなわち通常は垂直方向へ走行する。シャットルは収納カルーセルユニッ トと同期して真直線に沿って垂直リフトユニットと収納カルーセルユニットとの 間を前後へ移動し、各移動の終端にて移動方向を逆転する。一般に、シャットル ユニットのフォークが作動するレベルよりも低いレベル位置で、取入れコンベヤ および取出しコンベヤが垂直リフトユニットにコンテナを供給および垂直リフト ユニットからコンテナを受け取るように、それらのコンベヤを位置決めすること が 好ましい。このようにして、垂直リフトユニットの棚とコンベヤ装置との間の取 出しおよび挿入は、シャットルユニットのフォークと干渉せずに行うことができ る。 通常のマイクロプロセッサ連動制御装置は、装置全体の内部に位置する各コン テナの現在の在庫記録を保持し、また垂直リフトの動きを該装置の他の部分と連 動させることが好ましい。連動制御を達成するために通常のマイクロプロセッサ 機器およびソフトウェアが便宜的に使用されることが好ましい。 収納カルーセルユニットおよびシャットルユニットは機械的な相互リンク連結 によって同期される。垂直リフトユニットの動きはマイクロプロセッサにより連 動されることが好ましく、垂直リフトは単独で駆動される。コンベヤ装置は垂直 リフトの動きと、好ましくはマイクロプロセッサによって、連動される。 シャットルユニットのフォークは、僅かな距離を垂直方向に移動することで収 納コンテナを捕捉または解放するように作動される。取入れシャットルおよび取 出しシャットルの両方における各々の対をなすフォークは、他の対をなすフォー クとは独立して駆動される。すなわち、各フォークはコンテナを棚上から取り出 す、または載置するために、他の対をなすフォークとは独立して作動されること ができる。したがって、シャットルが垂直リフトユニットに作動上接近した位置 から収納カルーセルユニットに作動上接近した位置へ向かって移動し、更に垂直 リフトユニットへ向かって復帰するように完全な１サイクルを移動するときに、 いずれか１つ、または全てのフォークユニットが収納カルーセルユニットと垂直 リフトユニットとの間でコンテナを移送するために作動できる。一般に、シャッ トルユニットと収納カルーセルユニットとの間の機械的なリンケージは、収納カ ルーセルユニットが無端路に沿って１ラックすなわち１リンクの長さだけ移動す るに伴って、シャットルユニットが完全な１サイクルにわたって駆動されるよう になされる。フォークは、収納カルーセルユニットおよびシャットルユニットを 移動させるのと同じ駆動装置で垂直方向に駆動され、垂直リフトおよび収納カル ーセルの動きとの同期が機械的リンケージによって保持されるようになされるこ とが好ましい。 コンベヤ装置の動きは、好ましくは制御マイクロプロセッサによって、垂直リ フトの動きと連動される。シャットルユニットのフォークが作動するレベルより も少なくとも１つ低いレベル位置まで垂直リフトを延在させ、またコンベヤ装置 に対する取入れおよび取出しのためにこれらの低いレベル位置を使用することは 、装置の効率を高め、したがって物品の取り扱われる速度を高める。 収納カルーセルユニットは、互いに平行に走る２つのリーチ（ｒｅａｃｈ）が 存在するように概ね配置される。コンテナ移送作動は、収納カルーセルユニット が従動するほぼ周回トラックに似た通路の一端部にて行われるのであり、該端部 ではそこへ接近する側のリーチから、該端部から離れる側のリーチへ向かってラ ックは１８０°ほど回転される。概ね、コンテナは回転を開始する直前の接近す る側のリーチの終端位置で収納カルーセルユニットから取り出されることが好ま しい。コンテナは回転を完了した直後の離れる側のリーチの開始位置で収納カル ーセルユニットに挿入されることが好ましい。 収納カルーセルユニットは無端路に沿って駆動組立体により駆動され、該駆動 組立体は全体的に平行な接近する側および離れる側のリーチの間の吹き抜け内に 配置されることが好ましい。概ね収納カルーセル駆動組立体は１つ以上のラック の１つ以上の突起と係合してロックし、無端路に沿ってラックを僅かな距離だけ 駆動した後、突起との係合を解除して次のラックの同様突起と係合する。この駆 動組立体は、接近する側のリーチおよび離れる側のリーチの両方に瞬間的に位置 する幾つかのラックの突起と係合することが好ましい。駆動組立体は、各リーチ に２０ほどの、またはそれ以上のラックがある場合ですら、いずれかの時点で各 リーチにおいてたった１つから３つのラックと係合することが好ましい。駆動組 立体は安全目的のためにラックの複数の突起と積極的に係合してロックする。地 震が発生した場合、この積極的な相互ロックは収納カルーセルユニットを支える トラック上の適正位置に収納カルーセルユニットを保持するように作用する。 好ましい形態において、収納カルーセルユニットの機械的駆動装置は短い無端 ローラチェーン駆動装置を含み、該装置はコンベヤの２つのリーチの間の吹き抜 け内に設置される。チェーンが担持する特別に構成されたドッグは、カムでガイ ドされてラックの突起と係合するようになされる。同一モーターが収納ユニット の機械駆動装置、シャットルユニット、およびシャットルフォークの垂直アクチ ュエータを駆動することが好ましい。必要ならば、１つの位置クラッチがこの駆 動チェーンに備えられて、シャットルユニット、またはフォーク用の垂直アクチ ュエータ、またはその両方を収納カルーセル駆動装置から係合解除できるように することが可能である。このことは、収納カルーセルが保守のため、または特別 な収納処理状況に合わせて別個に取り扱えるようにする。１つの位置クラッチは 、機械的な相互ロックが再確立されたときにこの装置が適当に同期されることを 保証する。 垂直リフトは独立した駆動組立体で駆動され、該駆動組立体は、例えば垂直リ フトの上昇または下降するリーチの間に都合よく配置される。垂直リフトは、シ ャットルユニットが垂直リフトと収納カルーセルとの間を１サイクル移動する間 に、１回以上につき典型的には完全停止から比較的高速度にまで駆動され、また 完全停止へ戻される。概ね、収納コンテナが垂直リフトに対して挿入される間お よび取り出される間、垂直リフトのリフトフォークは静止する。 好ましい形態では、リフト駆動組立体はドッグすなわち爪を担持した無端チェ ーン駆動装置を含み、ドッグすなわち爪は協動されたときにリフトフォーク用の キャリッジの部分と確実に係合する。該無端チェーン駆動装置の上昇する側の走 行部分の爪は、垂直リフトの上昇する側の走行部分に瞬間的に位置されるリフト フォーク用のキャリッジと係合し、また無端チェーン駆動装置の降下する側の走 行部分に瞬間的に位置される爪は、垂直リフトの降下する側の走行部分に位置す るキャリッジと係合する。収納カルーセルユニットのための駆動装置の場合と同 様に、この確実な係合は地震の際の安全対策を与える。また、垂直リフトの動き は迅速且つ間歇でなければならないので、駆動装置はリフトのリーチと確実に係 合してロックし、迅速な加減速の荷重を受け止めるようになされねばならない。 シャットルが完全な１サイクルを行う間に、垂直リフトは完全停止から加速され 、２，３の棚、またはそれ以上の棚の間隔距離に等しい距離を移動した後、完全 停止に減速されることができる。このようにして、垂直リフトは同一のシャット ルサイクルの間に載荷作業および取出し作業の両方を受け入れることができるの であり、これは装置の効率および速度を著しく向上させる。 必要ならば、垂直リフトの幅を増大して、第２収納コンテナのための空間が各 リフトフォークに備えられるようにすることができる。一般に、２倍幅の垂直リ フトでは、シャットルは収納カルーセルユニットに最も近い収納カルーセルと相 互作用して垂直リフトの２倍幅リフトフォークに隣接空間を残し、コンテナの一 時的な収納および操作のために利用できるようにする。この代わりに、シャット ルユニットのフォークは２倍幅の垂直リフトユニットの両方の棚と相互作用する ことができる。 １実施例によれば、収納コンテナの一時的な保持のために簡単な静止式の１組 棚を収納カルーセルと垂直リフトとの間に介在させることができる。通常の状況 ではこのような保持エリアは必要ない。収納コンテナが満載、またはほぼ満載の 状態で作動される極端な状況では、特に取入れ側に一時的な保持エリアを使用す ることによって、効率が向上され、装置の容量は多少増大される。このような静 止式の１組の棚が備えられる場合、組み合うシャットルには２組のフォークが備 えられる。１組のフォークはコンテナを収納カルーセルから静止式の棚へ移動さ せるように、また他組のフォークはコンテナを静止式の棚から垂直リフトへ移動 させるように作用する。 取入れ側および取出し側のシャットルユニットは、連続して且つまた一体的に ほぼ水平な経路に沿って収納カルーセルと垂直リフトとの間を移動する。シャッ トルユニットは共通フレームによって構造的に相互リンク連結され、駆動装置を 共有して互いに同期状態に保たれるようになされている。 シャットルユニット支持部材すなわちフォークリフトは、その持上げサイクル および載置サイクルを通じて選択的且つ個別に駆動される。シャットルユニット フォークリフトをこのように個別に駆動するための作動機構は、例えば、連続作 動される自由走行部材と係合するようになされた各個のフォークリフトのための 個別に作動されるラッチング機構を含むことが好ましい。作動されると、特定の 各個のフォークリフトのためのラッチング機構は自由走行部材と係合して、該自 由走行部材が該各個のフォークリフトをその持上げおよび載置サイクルを通じて 搬送し、その後該フォークリフトを解放する。この自由走行部材は、シャットル ユニットの毎回の水平方向のサイクル毎に持上げおよび載置サイクルを通じて連 続して走行する。フォークリフトが特定のサイクルに関して自由走行部材に解除 可能にラッチングされると、そのフォークリフトだけが持上げおよび載置サイク ルを通じて走行される。このようにラッチングされなかったときは、フォークリ フトはシャットルユニットとともに水平方向にだけ走行する。自由走行部材が持 上げおよび載置サイクルを通じて従動する経路は、例えば、カムまたは他の適当 手段によって定められる。 特定のフォークリフトを作動させる機構が収納カルーセルユニットの取出し側 の特定サイクルに関して係合されると、フォークリフトはボックスまたは他の物 品を収納カルーセルの収納棚から持ち上げて、垂直リフトユニットの空の支持部 材上に移動させて載置する。収納ユニットの取入れ側では、この逆が行われ、フ ォークリフトはコンテナを垂直リフトから持ち上げて、収納カルーセルの空の場 所に載置する。 装置の制御においてマイクロプロセッサが利用する通常のソフトウェアは、垂 直リフトに常に空の場所があって、取出し側のフォークリフトが垂直リフトに到 達したときに該場所が収納コンテナを受け取る位置に位置決めされるように、装 置がルックアヘッド（ｌｏｏｋ ａｈｅａｄ）すなわち予め先取り演算を行って おくようにする。収納ユニットの取入れ側では、この逆が行われ、収納コンテナ のための空の棚が収納カルーセルに常にあるようになされる。 収納コンテナはコンベヤユニットと垂直リフトユニットとの間を独立駆動ロー ラで連続移動されるのであり、該ローラはコンベヤ−垂直リフト間の移送レベル にて垂直リフトの棚へ、また棚からコンテナを駆動するために、コンテナに作用 するように位置決めされている。一般に、独立駆動ローラは、コンベヤ−垂直リ フト間の移送レベルの垂直リフトのための棚を含むフォークと相互に組み合う。 必要ならば、他の挿入および取出し手段が使用でき、そのようなものとしては例 えばプッシャーアームなどである。 本発明による収納装置は特に、コンテナが収納カルーセルに対して連続的に挿 入され、また取出されるような作動に対して好適である。必要ならば、この収納 装置は、収納カルーセルが１つの連続状態で満載され、その後に１つの連続状態 で取り出されるような作動状況のもとで使用することができる。 図面の簡単な説明 図解のためのもので、限定のためのものではない図面を特に参照すれば、 第１図は、本発明の好ましい実施例の概略平面図。 第２図は、第１図の好ましい実施例の概略立面図であって、簡明化のために垂 直リフトおよび取出しシャットルが省略された立面図。 第３図は、第２図に類似の断片的な概略立面図であって、収納カルーセルユニ ットと垂直リフトユニットとの間の中間位置に取入れシャットルユニットを示す 立面図。 第４図は、第３図に類似の断片的な概略立面図であって、収納カルーセルの取 入れ側で取入れシャットルユニットのフォークが１サイクルで従動する経路を示 す立面図。 第５図は、第３図に類似の断片的な概略立面図であって、収納カルーセルの取 出し側で取出しシャットルユニットのフォークが１サイクルで従動する経路を示 す立面図。 第６図は、第２図に類似の断片的な概略平面図であって、収納カルーセルユニ ットの移送端部を示しており、２つのラックが接近する側の走行路から離れる側 の走行路へ向かって移動途中である平面図。 第７図は、収納カルーセル、垂直リフトユニットおよびシャットルユニットの 簡略化した平面図。 第８図は、収納カルーセル、垂直リフトおよびシャットルユニットの簡略化し た立面図。 第９図は、収納カルーセルおよびシャットルユニットのための機械的駆動装置 の要素の簡略化した立面図。 第１０図は、シャットルユニットのための機械的駆動装置の要素の簡略化した 平面図。 第１１図は、シャットルフォーク作動機構の簡略化した部分的立面図。 第１２図は、下側シャットルの同期機構の簡略化した平面図。 第１３図は、支持フレームおよびリンク連結のないリフトキャリッジおよび駆 動ユニットを示す垂直リフトユニットの簡略化した立面図。 第１４図は、リフト駆動バーおよび関連する棚支持部の部分的な断面平面図。 第１５図は、リフト棚支持部および関連する構造部分の部分的な断面平面図。 第１６図は、リフトフォークキャリッジの正面図。 第１７図は、リフト駆動組立体の簡略化した側面図。 第１８図は、リフト駆動組立体の簡略化した正面図。 第１９図は、リフトフォークの部分的な平面図。 第２０図は、第１９図のリフトフォークの側面図。 第２１図は、リフト駆動組立体の上方位置の垂直リフトユニットを通る通常は 水平面内で下方に見た断面図。 第２２図は、取り付けられる駆動組立体またはリフトキャリッジが備えられて いない垂直リフトユニットのフレームの立面図。 第２３図は、駆動ユニットおよびリフトフォークキャリッジのない垂直リフト フレームの斜視図。 第２４図は、垂直リフト駆動スプロケットの平面図。 第２５ａ図は、最下レベルの垂直リフトの取出し側の平面図。 第２５ｂ図は、最下レベルの垂直リフトの取入れ側の平面図。 第２６図は、第２５ａ図の線２６に沿う垂直リフトの取出し側の取出し駆動チ ェーンの簡略図。 第２７図は、第２５ｂ図の線２７に沿う垂直リフトの取入れ側の挿入駆動チェ ーンの簡略図。 第２８図は、幾つかのパネルが取り外されてカルーセル駆動組立体を露出して いる、カルーセルユニットの部分的な斜視図。 第２９図は、特に支持機構を示す収納カルーセルユニットの断面立面図。 第３０図は、カルーセル駆動組立体の位置でのカルーセルユニットの下端部の 断面図。 第３１図は、カルーセル駆動組立体の簡略化した部分的に破断した平面図。 第３２図は、カルーセルパネルおよび関連するヒンジおよびキャスター構造部 分の部分的な断面平面図。 第３３図は、収納カルーセルパネルのための下側取付けパネルの側面図。 第３４図は、第３３図の下側取付けプレートの平面図。 第３５図は、シャットルユニットを移動可能に支持する典型的な構造部の断面 図。 第３６図は、垂直駆動部材を可動支持する典型的な構造部分の断面図。 第３７図は、シャットルフォーク組立体の平面図。 第３８図は、シャットルフォーク組立体の部分的な平面図。 第３９図は、第３８図のシャットルフォーク組立体の立面図。 第４０図は、垂直駆動部材にシャットルフォーク組立体を取り付ける構造部分 の断面図。 第４１図は、保持ステーションが備えられた付加的実施例の概略平面図。 好ましい実施例の詳細な説明 図解のために選定した好ましい実施例では、収納装置は全体を１０で示されて いる。収納装置１０は、全体を１２で示された収納カルーセルユニットと、垂直 リフトユニット２８と、取入れ側および取出し側のそれぞれのシャットルユニッ ト３０および３２とを含む。取入れ側および取出し側のそれぞれのコンベヤ２２ および２４は、前者が収納すべき物品を収納装置１０へ導き、後者が物品を収納 状態から取り戻されるべきときに収納装置１０から取り出す。垂直リフトユニッ ト２８は移送領域２０にて作動して、コンベヤユニットのレベルと、収納コンベ ヤの物品が収納されるべきレベルとの間で垂直方向に収納物品を移送するように なす。シャットルユニット３０および３２は移送領域すなわち場所２０にて作動 して、収納物品を一定レベルにて直接に垂直リフト２８と収納カルーセル１２と の間で搬送するようになすのであり、いずれの保持エリアも使用しないことが好 ましい。このコンベヤユニットは、シャットルユニットが垂直リフトと相互作用 するレベルよりも下方のレベル、または少なくとも異なるレベルで、垂直リフト ユニットと相互作用する。図解のために、カルーセルユニットの一端部にのみ移 送領域を有する装置が説明される。当業者に理解されるであろうことは、第２の 移送領域をカルーセルユニットの第２端部に備えることができるということであ る。容易に理解できるようにするために、各々のユニットをまず非常に概略的な 図面を参照して多少とも全体的に説明し、その後各種ユニットの細部を更に詳細 な図面を参照して説明する。詳細過ぎて本発明を不明瞭にしてしまうことを避け るために、図面を通じて支持ブラケット、チェーン緊張装置などの従来装置の詳 細は、本発明を理解するために必要でない限り省略した。 第１図から第６図で、この装置は非常に概略的な形態で示されており、本発明 を容易に理解できるように、特に各種ユニット、およびそれらの互いの協動、な らびにそれらの作動を容易に理解できるようにしている。第７図および第８図で 、構造的な詳細は再び簡略化され、本発明を容易に理解できるようにしている。 駆動機構、および収納カルーセルユニットとシャットルユニットとの間の相互リ ンケージを示す第９図および第１０図も、同様に簡明化のために簡略されている 。 収納カルーセルユニット１２は一連のラックまたはパネルとされ、これらは縁 部−縁部間をヒンジで連結されて連続リンクベルトとなされており、該ベルトは 一縁にてホイールすなわちキャスター１６により取り付けられて、トラック１８ 上を無端のほぼ水平な経路に沿って移動できるようになされている。収納カルー セルユニット１２の上縁は、オーバーヘッドビーム４０により、好ましくは収納 カルーセルユニット１２の通常は上縁のローラすなわちホイールが、オーバーヘ ッドビーム４０に担持されたトラックと係合することによって、支持される。ト ラック１８は中実の慎重にレベル調整された基礎上に取り付けられ、満載した収 納カルーセルユニット１２が滑らかに移動できるように、適当に且つ水平に支持 されるようになされる。同様に、オーバーヘッドビーム４０は慎重に位置決めさ れてレベル調整され、収納カルーセルユニット１２の上縁を支持するようになさ れる。１つの好都合な実施例では、オーバーヘッドビーム４０は通常の台座また は垂直ビーム１５に支持され、これは例えば収納カルーセルユニット１２の接近 する側および離れる側のリーチの間に画成された吹き抜け内部を上方へ延在され る。例えば第１図、第２図、第３図、第６図、第７図、第８図、第２８図および 第３０図を参照されたい。 概ね、無端経路のリーチは、収納カルーセルユニットが移動する無端ループす なわち経路の少なくとも実質的な一部分に関して、互いに平行である。概ね細長 い収納カルーセルユニットの一端部は、全体を２０で示された移送場所に位置決 めされる。収納コンテナまたは他の物品は移送場所２０にて収納ラック１４の収 納位置に対して、また収納位置から、移送される。収納コンテナまたは他の物品 は、例えばカルーセル棚の配列によってラックまたはパネル上に支持されるので あり、その典型例は２６で示されている。他の支持手段も必要ならば使用できる 。収納カルーセルユニット１２の１つの階層のカルーセル棚２６の全てはほぼ同 一平面内に全体的に位置決めされて、支持手段の配列を形成する。３０階層ほど の棚、またはそれ以上が収納カルーセルユニット１２に存在できる。カルーセル 棚２６の間隔はコンテナ高さおよび必要な作動間隙によって決まる。該間隙は一 般にほぼ７６．２ｍｍ（３インチ）である。底部は一般に平坦でなければならず 、それぞれ棚およびフォークで搬送される寸法でなければならない。特別に設計 されたコンテナは必要ない。何故なら、コンテナは棚上に単純に載置されるだけ だからである。この装置は支持手段−コンテナの組合せの設計に大幅な融通性を 与える。必要ならば、特別な支持手段および組み合うコンテナも使用できる。こ の装置は規模の点でも非常に融通性がある。１０ほどの少数またはそれ以下、お よび１００ほどの多数またはそれ以上のラックが、典型的な収納カルーセルユニ ットに備えられ得る。したがって、典型的な収納カルーセルユニットは１００ま たはそれ以上から、２０００またはそれ以上の収納場所を比較的小さな空間内に 備えることができ、全てが容易且つ迅速に操作できる。収納棚の全てが一度に載 置または取り出される場合、このような載置および取出しを達成するには概ねカ ルーセルユニットの全２回転以内を必要とする。 この収納カルーセルユニットは駆動組立体５４で駆動され、該駆動組立体は該 ユニット１２の接近する側および離れる側のリーチの間に、好ましくは収納カル ーセルの下縁に、位置される。カルーセル駆動組立体は歯車の概念であり、該歯 車は接近する側および離れる側のリーチの両方にてラック１４の通常は下縁のピ ンと係合する。歯車は、この概念を容易に理解するためだけに示されている。好 ましい実施例では、簡単な歯車の代わりに、以下に更に詳細に説明するように、 地震に対する安全性を与えるためにローラチェーンに担持されたラッチング爪の 配列が使用される。歯車は、ラック１４側の組み合う部材との係合が全ての収納 カルーセルユニット１２を無端路に沿って移動させるように駆動されるのであり 、該無端路はトラック１８およびオーバーヘッドビーム４０で定められる。収納 カルーセルのために唯一の駆動装置が必要とされ、したがって２つまたはそれ以 上 の駆動装置の作動を連動させるいかなる必要性も排除される。非常に大型の装置 のような或る設備に関しては、必要ならば多数のカルーセル駆動装置を使用でき る。このような状況のもとでは、従来の電気的インターフェースが駆動装置間に 使用されて、それらの駆動装置の互いの連動を保たねばならない。本発明によれ ば、２４階層の垂直レベルを有するカルーセルに関して分速３ｍ（１０フィート ）で、本発明の収納装置は１２００個／時間またはそれ以上の取出し−取入れ速 度を容易に維持することができた。 コンテナまたは他の物品は取入れコンベヤユニット２２で収納装置１０に導入 される。コンテナは収納装置１０から取出しコンベヤユニット２４で取り出され る。これらのコンベヤユニットは概ね１つ、または最高２つのレベルで作動され る。したがって、コンベヤのレベルに対して、またコンベヤのレベルからコンテ ナの収納される棚２６が位置する収納カルーセルユニット１２の棚の階層レベル まで、コンテナを垂直に移送するために何らかの手段が備えられねばならない。 保持ステーションを備えず、収納カルーセルユニットがコンテナを受け入れるこ とのできるような迅速な速度で、移送場所２０を経てコンテナを移動させること は、本発明の重要な目的の１つである。間歇且つ単独駆動される垂直リフト２８ を収納コンテナのほぼ垂直な移動のために備え、一対のそれぞれシャットルユニ ット３０および３２と関連させて作動させることで、非常に高い効率が達成され るのであり、シャットルユニットは垂直リフトと収納カルーセルユニット１２と の間でほぼ水平方向に収納コンテナを移動させるために収納カルーセルユニット １２の動きと同期して連続駆動される。コンテナが装置に対して取入れまたは取 出しのために移送されるように認識されたならば、必要ならば保持ステーション を備えることはできるが、いかなる保持ステーションも必要とすることなく、垂 直リフトユニットと収納カルーセルユニット１２との中間に簡単な１組の静止棚 を含むことによって、移送場所２０を経て移動される。 垂直リフトユニット２８は、コンベヤユニット２２および２４と収納カルーセ ルユニット１２の所望される階層の棚との間で、コンテナをほぼ垂直方向へ移動 させる。取入れシャットルユニット３０は、垂直リフトユニット２８と収納カル ーセルユニット１２の所望される階層の棚との間でコンテナを横方向に移送する ために備えられる。同様に、取入れシャットルユニット３２は、収納カルーセル ユニット１２の棚から垂直リフトユニット２８へコンテナを移送する。垂直リフ ト２８の上昇する側のリーチは装置の取入れ側で、降下する側のリーチは取出し 側であることが好ましい。 好ましい実施例では、シャットルユニットの１サイクルの間に、少なくとも２ つ、多くて１０またはそれ以上の概ね３４で示されるリフトフォークがコンベヤ 装置のレベルに到達する速度で垂直リフトユニット２８が駆動できる場合、極め て多数のコンテナが非常に迅速に移送できる。下方へ向かう側のリーチのリフト フォーク３４の幾つかのレベルがシャットルユニット３０および３２の各サイク ル間に下側レベル７０を経て移動するときに、垂直リフト２８の全体的に７０で 示された下側レベルは非常に迅速に取出しコンベヤユニット２４へ空にされる。 同様に、幾つかのコンテナは各シャットルユニットのサイクル間にコンベヤ２２ からリフト２８の上方へ向かうリーチの取入れ側に載置できる。コンベヤ装置と 垂直リフトユニットとの間の移送は、図示していない簡単なプッシャーアームを 使用して都合よく達成される。したがって、被駆動ローラはコンテナを垂直リフ トユニット２８の下側レベル７０に、また該下側レベル７０から、駆動できる。 垂直リフト２８は概ね１方向へのみ走行される。したがって、垂直リフトユニ ット２８のリフトフォーク３４は、垂直リフトユニットの上方へ向かう側および 下方へ向かう側を延在するリーチの間での遷移時に、垂直リフトユニットの下方 および頂部上方を通過する。望まれるならば、垂直リフトユニット２８のリフト フォーク３４は枢動可能に取り付けられて、２つのリーチの間での方向の逆転時 に、外方へ揺動するようにさせることができる。例えば、第８図を参照されたい 。したがって、これは垂直リフトユニットに備えねばならない垂直方向の全間隙 を減少させる。枢動可能に取り付けられた部材３４はばね３５により作動位置に 向けて押圧される。上昇する側のリーチで垂直リフト２８の頂部に接近したとき に一対の上側ガイド３１が部材３４と係合して、それらをばね３５の作用力に抗 して外方へ枢動させる。部材３４はリフト２８の上端部の上方を移動してリフト ２８の下方へ向かう側のリーチへ移るとき、ガイドが部材を解放し、またばね３ ５はコンテナを受入れて支持する作動位置へ部材を復帰させるように揺動させる 。 同様に、一対の下側ガイド３３がユニット２８の下側端部で部材３４に作用して 、部材３４をリフトの下降する側および上昇する側のリーチの間でリフト２８の 底部のまわりにガイドする。リフト２８の垂直方向の間隙が十分でないと、部材 ３４はキャリッジに対して剛性的に固定されてしまい、枢動せずに該端部のまわ りで回転する。コンテナはユニット２８の上昇する側および下降する側のリーチ の間を運ばれないので、部材３４はリフト２８のそれぞれ頂部および底部に到達 する前に取出しが行われねばならない。 収納カルーセルユニットの場合と同様に、垂直リフトユニットの駆動装置は、 上昇する側のリーチで可動リフト部材を駆動し、降下する側のリーチでそれらの 部材を支持するのであり、これが装置の安全性を向上させる。また、この係合は リフトフォークが迅速に移動されて停止されることを可能にする。垂直リフトユ ニットの駆動組立体は一対の特別な構造のチェーンを含み、このチェーンは爪を 担持しており、非常に詳細に後述するように、該爪は垂直リフトの上昇する側の リーチで可動機構に係合してこれを駆動し、降下する側のリーチでは下方に倒さ れている。 移送領域２０を通過する遷移時には、互いに干渉せずにコンテナに係合するよ うになされた棚すなわちフォークによって、コンテナは垂直リフトおよびシャッ トルに都合よく支持される。垂直リフトユニット２８はコンテナ支持部材、すな わち概ね３４で示されているリフトフォークとされた棚を備えている。取入れ側 シャットルユニット３０は、概ね３６で示されている容器支持要素すなわちシャ ットル取入れフォークを備えており、これらはコンテナを収納装置１０の取入れ 側のリフトフォーク３４から持ち上げ、収納カルーセルユニット１２のラック１ ４の棚２６へ向けて移送して該棚上に載置するようになされる。同様に、コンテ ナ支持部材すなわちシャットル取出しフォーク３８は取出しシャットル３２に備 えられ、該シャットルはコンテナを棚２６から持ち上げ、垂直リフトユニット２ ８へ移送して、収納装置１０の取出し側のリフトフォーク３４上に載置するよう に機能する。 リフトフォーク３４およびカルーセル棚２６の扇形縁部がどのようにして干渉 せずにシャットル取入れフォーク３６およびシャットル取出しフォーク３８の対 応する扇形縁部と相互に組み合って、収納コンテナを棚から持ち上げて支持部材 に支持させるかは、明白である。このような相互に組み合う扇形縁部は、例えば シャットル取入れフォーク３６およびシャットル取出しフォーク３８を含む構造 部分を長方形のそれぞれ取入れ路５０および取出し路５２に沿って単純に移動さ せることで、収納カルーセルユニット１２および垂直リフト２８に対するコンテ ナの効率的な載置および取出しを可能にする。 シャットルユニットのそれぞれシャットル取入れおよび取出しフォーク３６お よび３８は、垂直リフトユニット２８から収納カルーセルユニット１２へ至り、 再び戻る完全な１作動サイクルを通じて移動するときに、水平部分および垂直部 分の両方を含む経路に沿って移動する。収納装置１０の取入れ側のシャットル取 入れフォーク３６は、作動されると、第４図に５０で全体的に示される取入れ路 に従動する。取出し側シャットル３２のコンテナ支持シャットル取出しフォーク ３８が作動されると、該フォークは第５図に５２で全体的に示された取出し路に ほぼ沿って移動する。特定のシャットル部材すなわちフォークが作動されないと きは、そのフォークはラック１４の棚２６の位置より一般に下方で、真直線に沿 ってアイドルサイクルで前後に単純に移動する。特定の棚が作動されたときだけ 、コンテナを取り上げ、該コンテナを新しい場所へ移動した後載置するために、 いずれかの経路５０または５２を通って移動する。 シャットル取出しフォーク３８は、自由に走行する垂直駆動部材５８との選択 された個別の係合によって、取出し路５２を通って移動するようになされる。例 えば第７図および第８図を参照されたい。自由に走行する垂直駆動部材５８は、 取出しシャットルフレーム４３の横断部材の内部を軸方向に自由にスライド移動 できるように取り付けられる。垂直駆動部材５８はまたシャットルフォークが取 り付けられる横断部材を通って移動し、該部材と解除可能に係合できる。第７図 および第８図には、容易に理解できるように非常に概略的に機構が示されている 。更に詳細にシャットルフォーク組立体を図解するために、第３７図から第４０ 図に注意を向けらることが求められる。各組のシャットル取出しフォークはソレ ノイド６８を備えており、ソレノイドはソレノイド被動ピンを駆動するように作 用する。作動されると、特定のピン６６がシャットルフォークの横断部材を通っ て 突き出て垂直駆動部材５８と係合し、したがって特定の組のシャットルフォーク を部材５８にロッキングする。このようにロッキングされた状態で部材５８が垂 直方向に移動すると、シャットルフォークを一緒に搬送する。取入れシャットル フレーム４１および取入れシャットルフォーク３６と協動する自由走行垂直駆動 部材６０の構造および作動は同じである。駆動部材５８および６０のための駆動 装置の細部は、更に詳細に後述される。当業者には理解されるように、必要なら ば、水平および垂直の両方向に個別および集合的にシャットルフォーク組立体を 駆動するために、他の手段を使用することができる。 シャットルユニット３０および３２のそれぞれ取入れおよび取出しシャットル フレーム４１および４３は、通常は最上縁にて、それぞれのシャットルユニット 間を延在するシャットルフレーム４２（第２図から第５図参照）で構造的に結合 される。シャットルフォーク４２はローラ４４によりオーバーヘッドビーム４０ に沿ってガイドされ、該ビームはカルーセル１２と共有され、また垂直リフト２ ８と共有され得る。フレーム４１および４３は、例えば概ね梯子状の形状に構成 され、シャットルフォーク３６および３８はフレーム４１および４３の横断部材 の間で垂直方向に移動できるように該フレームに取り付けられる。シャットルユ ニット３０および３２は、溝付きホイール４６によって通常は下側縁でシャット ルトラック４８上に可動支持される。溝付きホイール４６はシャットルトラック ４８の上面形状に合致するように構成され、シャットルユニットの下側縁を所望 の真直路に沿ってガイドするようになす。 第３図から第５図で、例えばシャットルユニットは垂直リフトユニット２８と 収納カルーセルユニット１２との中間位置にて示されている。第３図から第８図 に特に示されたように、垂直リフトユニット２８は取出しシャットルユニット３ ２の取出しフォーク３８の最下階層より少なくとも１つの棚レベルだけ下方へ延 在して、全体を７０で示された下側レベルを形成するようになされている。コン テナは、したがってシャットルユニットといかなる干渉も引き起こさずに、瞬間 的な最下リフトフォーク３４とコンベヤ装置との間を移送されることができる。 該装置の効率および速度は下側レベル７０を備えることでかなり向上される。第 ３図および第４図で、取出しシャットルユニット３２は図解の簡明化のために省 略されている。必要ならば、移送ステーションが、例えばシャットルフォークの 作動するエリアの上方、またはシャットルフォークの存在しないいずれかの中間 レベルに、配置できる。 特に第７図を参照すれば、シャットルユニット３０および３２が、一方にて仮 想線また他方にて実線で、作動状態で垂直リフトユニット２８および収納カルー セルユニット１２の両方とともに示されている。第７図では、カルーセル収納ユ ニット１２が第１図に示された作動方向と反対の方向へ移動するように、したが って取入れおよび取出しシャットルの位置が逆に示されていることに留意された い。収納コンテナ５６は、取入れシャットルユニット３０のシャットル取入れフ ォークと係合する時点で、垂直リフト２８のリフトフォーク３４上に仮想線で示 されている。 ラック１４が移送領域２０において収納カルーセルユニット１２の接近する側 のリーチから離れる側のリーチへ方向転換するとき、ラックはキャスター１６上 を円弧に沿って移動するのであり、これはラック１４を例えば第６図に示した状 態を経て搬送する。シャットルユニットは、コンテナを搬送するシャットルフォ ークは移送領域２０を通って回転するときにカルーセル棚２６および外棚上の全 てのコンテナを一掃するようにタイミングを合わされている。 各種ユニットは通常のソフトを使用して通常のマイクロプロセッサにより、高 速度収納装置の各コンテナが位置する場所を該装置が常時認識するような、また 装置の各種のコンテナ支持および操作部材の位置を認識するような方法で、制御 される。マイクロプロセッサ装置は予め先取り演算を行って、収納装置内で操作 されるコンテナを受け入れるための空の棚すなわちフォークがあるかを決めるよ うにする。制御装置は、カルーセルユニットまたはシャットルユニットのいずれ かの水平方向の動きを制御するようになされる必要はない。これらのユニットは 機械的に相互連結され、連続した速度で水平方向に駆動されることが好ましい。 個別のそれぞれシャットル取入れおよび取出しフォーク３６および３８のそれぞ れ取入れおよび取出しサイクルを作動させるために、制御装置の関与は必要ない 。一般に、制御装置は垂直リフト２８の動きを直接に制御する。垂直リフトユニ ット２８のリフトフォーク３４の間歇作動は、制御装置によってそれぞれシャッ ト ル取入れおよび取出しフォーク３６および３８の水平および垂直な方向の動き、 ならびに特定のコンテナおよびラック１４の空の棚の位置と、連動されねばなら ない。コンテナまたは他の物品は全てが何らかの独特な識別票、例えばバーコー ドを備えている。バーコードは、コンテナが収納装置１０の取入れ側に進入する か、取出し側から離れる際に通常の手段で読み取られ、その情報がマイクロプロ セッサで処理される。取入れ側で一旦認識されると、収納コンテナは通常手段に よってそれが収納装置１０の取出し側から出るまで、電子的に追跡される。該制 御装置は、ユニット内の特定箇所が空であるか占拠されているかを時々刻々電子 的に認識し、占拠されているならば、その特定コンテナの識別票が何かを認識す る。制御装置は先取り演算して、移送場所２０を通って収納カルーセルユニット １２の棚２６へ移動されることができるまで取入れ側のコンテナを垂直リフトが 受け入れることを許さない。同様に、制御装置は先取り演算を行って、移送場所 ２０を通って取出しコンベヤ２４へ移動できるようになされるまで棚２６からコ ンテナを取り出さない。必要ならば、効率、能力および精度のかなりのロスを伴 うが、数名の作業員が協動することで、該装置を非常に遅い速度で作動し、連動 させ、手操作で制御することができる。 カルーセルおよびシャットルユニットのための機械的な相互連結駆動チェーン を更に詳細に理解するために、例えば第９図、第１０図、第１１図および第１２ 図に注意を向けることが求められ、これらにおいては組立体は図解を容易とする ために簡略化した概略形状で示されている。駆動シャフト７６は、通常の電気モ ーター７７（第２８図）のような適当な駆動手段で駆動される。有歯ベルトプー リー７８がシャフト７８に取り付けられ、有歯ベルト８０を駆動する。有歯ベル ト８０は、シャットル駆動シャフト９０に取り付けられた第２プーリー８２を駆 動する。第３プーリー８４がシャットル駆動シャフト９０に取り付けられており 、第２有歯ベルト８６を駆動するように作用する。第２有歯ベルト８６は第４有 歯プーリー８７を駆動し、該プーリー８７は更にカルーセル駆動シャフト８８を 駆動する。シャットル駆動シャフト９０はまたほぼ円形のカムディスクすなわち クランクディスク９２を駆動する。 カムディスク９２は外周縁にカム面９４を有する。取入れおよび取出しトラッ クバー７４および７５は、カム面９４上を移動するカム従動子９６および９８の 作用によって機械的リンケージを経て作動される。カム面９４はカム従動子９６ および９８を駆動して、カムレバー１００および１０２および連結ロッド１１２ および１１４の作用を経てトラックバー７４および７５を上下させる。カムレバ ー１００および１０２は静止ブラケット上の固定枢動点１０４および１０６に取 り付けられる。遊動枢動点１０８および１１０はカムレバー１００および１０２ を連結ロッド１１２および１１４にそれぞれ連結する。バー枢動点１１６および １１８を経て作動させると、連結ロッド１１２および１１４はトラックバー７４ および７５を直線的に駆動する。トラックバー７４および７５は、固定支持部材 に対してトラックバーリンク１２０および１２２でそれぞれ連結される。このリ ンケージによって、トラックバー７４および７５の直線運動は上昇および降下を 生じ、自由走行する垂直駆動部材６０および５８をそれらと一緒に運ぶ。このリ ンケージを経て作用するカムディスク９２の回転は、垂直駆動部材の作動を引き 起こす。このカム面９４の輪郭は、該カムの上昇部が約１８０°にわたり延在す るようになされる。カム従動子９６および９８は約１８０°離れて配置され、カ ムディスク９２が回転するとき、１方のカム従動子がカム上昇部の上に進入する と、他方はそこから外れるようになされる。取入れトラックバー７４がその最上 位置にあるとき、取出しトラックバー７５は最下位置にあり、またこの逆も成立 する。シャットル取入れおよび取出しフォーク３６および３８は、したがってそ れぞれ取入れおよび取出し経路５０および５２に従動するようになされる。シャ ットルは前後に移動するので、自由走行する垂直駆動部材５８および６０はそれ ぞれホイール６２および６４を備え、これらのホイールはトラックバー７４およ び７５の上側平坦面上を移動する。トラックバー７５の平坦な上面７２は典型例 である。 シャットルユニットのための駆動チェーンに関する限り、カムディスク９２は クランクディスクとして作用する。クランクディスク９２のクランクピン１２４ は駆動ロッド１２６に枢動連結されており、該駆動ロッドは更に遊動する枢動連 結部１２８を経てシャットル駆動ロッド１３０に枢動連結される。シャットル駆 動ロッド１３０は自在継手１３２を経て取出しシャットルフレーム４３に連結さ れる。シャットルユニットは往復する直線的経路に沿って移動して、シャットル 駆動ロッド１３０の合成軸方向運動を受け入れるようにシャットル駆動リンク１ ３４が備えられる。シャットル駆動リンク１３４は固定枢動点１３６を経て静止 ブラケットに取り付けられ、また遊動枢動点１３８を経てロッド１３０に取り付 けられる。クランクディスク９２はシャットルユニット３０および３２の両方を シャットル駆動ロッド１３０を経て駆動する。 フレーム４２を通るオーバーヘッド構造のリンケージに加えて、シャットルユ ニット３０および３２はまた底部にて、例えば第１２図に特に示されているよう な駆動シャフトおよび関連するローラチェーンによって、リンク連結される。相 互連結するシャットル駆動シャフト１４０は、シャットル３０および３２の下側 部分の間を延在する。シャットル駆動チェーン１４２の一方のリーチはシャット ルブラケット１５０に取り付けられ、シャットル駆動チェーン１４２がシャット ル３２の動きに従動するようになされる。シャットルユニット３２はシャットル 駆動チェーン１４２を移動させ、それと一緒にスプロケット１４４を従動させ、 該スプロケットは更に相互連結駆動シャフト１４０およびスプロケット１５２を 駆動する。スプロケット１５２はシャットル駆動チェーン１４８を駆動する。該 チェーン１４８の一方のリーチはブラケット１５４に取り付けられており、該ブ ラケットはシャットルユニット３０に取り付けられる。チェーン１４８の動きは シャットルユニット３０を一緒に搬送する。このチェーンおよびスプロケット装 置は、第１に、例えば望ましくない振動のもとで遭遇し得るような僅かな距離に わたるシャットルユニットの互いの独立した移動を抑えるように作用する。アイ ドルスプロケット１４６および１５６は、チェーン１４２および１４８を作動位 置に支持するように作用するだけである。 垂直リフトユニット２８は垂直リフトユニットフレーム１９８を含み、該フレ ーム内にリフト駆動組立体１６８が取り付けられる。リフトフォークキャリッジ １５８はフレーム１９８に対して可動に取り付けられる。リフトフォーク組立体 １８６はリフトフォークキャリッジ１５８に取り付けられる。リフト駆動組立体 １６８はフレーム１９８の内部の１つの固定位置に取り付けられ、リフト駆動バ ー１６６との確実な機械的係合によって無端リンクベルトを駆動するように作用 し、該ベルトは相互リンク連結されたフォークキャリッジ１５８で形成される。 例えば第１３図から第２４図を参照されたい。 リフトユニットフレーム１９８は、例えば４つの通常は垂直に延在するチャン ネル部材２０４、横断部材２０６およびスペーサ部材２０８で構成される。例え ば、第２１図、第２２図および第２３図を参照されたい。チャンネル部材２０４ および横断部材２０６は通常は例えば溶接などで恒久的に互いに固定され、梯子 状の構造部を形成するようになされるのであり、レールはチャンネル部材２０４ で形成され、ステップは横断部材２０６で形成される。これらの２つの梯子状構 造部が通常は垂直な、間隔を隔てた平行の配列でスペーサ部材２０８により互い に固定される。スペーサ部材２０８は形成されたほぼ長方形の構造部の１面から セットされて横断部材２０６に固定され、リフトフォークキャリッジ１５８がフ レーム１９８の２つの対向面に沿ってほぼ垂直に移動するための空間をチャンネ ル部材２０４内部に形成するようになされる。リフトモーター２１０はフレーム １９８の他側の対向面の一方に通常は取り付けられる。リフトモーター２１０は リフト駆動シャフト２１２を経てリフト駆動組立体１６８を駆動するように作用 する。 チャンネル部材２０４は概ねＵ形横断面とされることが好ましい。フレーム１ ９８におけるチャンネル部材２０４の解放側面は、互いに向かい合って開口する ように配置される。リフトキャリッジローラすなわちカム従動子は、Ｕ形チャン ネル部材２０４の脚部の内面の１つと転動接触するように、該チャンネル部材の 内部に受け入れられることを意図される。摩耗ブロック２１４はチャンネル部材 ２０４の長さにわたってローラ２０２の軸方向端部の直ぐ近くを延在しており、 リフト駆動バー１６６の軸方向の動きを防止するように作用する。摩耗ブロック ２１４は摩擦係数の小さな材料で作られることが好ましい。通常はフレーム１９ ８の上端部および下端部に、それぞれ上側および下側リフトガイド２１６および ２１８が備えられており、リフトフォークキャリッジ１５８が垂直リフトユニッ ト２８の上昇する側および降下する側のリーチの間を遷移するときに、該リフト フォークキャリッジをガイドするようになされている。リフトフォークキャリッ ジ１５８を互いにリンク連結して形成されたリンクベルトは、垂直リフトユニッ トの上昇する側および降下する側のリーチの間を遷移するときには、その端部に て伸長および収縮が自在である。 垂直リフトユニット２８は、例えば１６８で示されたリフト駆動装置すなわち 組立体によって装置の他の部分から独立して駆動されることが好ましい。リフト 駆動組立体１６８は、垂直リフト２８の上昇する側および降下する側のリーチの 間に配置されることが好ましく、またリフト駆動スプロケット１７６および１７ ７、およびリフトアイドルスプロケット１７８および１７９を周回された一対の リフト駆動チェーン１７０および１７２を含む。第１８図では、簡明化のために 、駆動チェーン１７０および１７２は示されてはいるがスプロケットの部分は完 全には示されておらず、またアイドルスプロケット１７８および１７９を取り付 けられたアイドルシャフトは示されていない。リフト駆動スプロケット１７６お よび１７７はリフト駆動シャフト２１２にキー止めされて駆動される。リフト駆 動シャフト２１２はリフトモーター２１０で駆動される。シャフト１８０は無端 ループを周回するリフト駆動チェーン１７０および１７２の間を横方向に延在し 、それによって担持される。各シャフト１８０は、そのシャフト１８０上に軸承 されたリフト爪１８２を担持している。各々の対をなすリフトフォーク３４は、 リフトフォークキャリッジ１５８に取り付けられる。リフトフォークキャリッジ １５８は、リフトフォークキャリッジの位置部分である駆動バー１６６と、駆動 組立体１６８の一部分であるリフト爪すなわちドッグ１８２との間に一時的に係 合することで、ほぼ垂直に駆動されるようになされる。例えば、第１３図から第 １８図を参照されたい。 リフト駆動チェーン１７０および１７２で担持されたシャフト１８０が沿う経 路は、リフトカムプレート２２０および２２２の外周面で定められる。各々のシ ャフト１８０は一対のリフトカム従動子すなわちローラ２２４および２２６を含 む。これらのリフトカム従動子２２４および２２６は、シャフト１８０のリフト 駆動チェーン１７０および１７２の作用によって運ばれるときに、それぞれリフ トカムプレート２２０および２２２の外周面に乗り上げる。例えば２２８で図示 するように、フランジがリフトカムプレート２２０および２２２に備えられる。 フランジ２２８は、リフトカム従動子の横方向の動きを防止するように作用する 。 リフト爪１８２は、シャフト１８０上で枢動運動できるように軸承され、シャフ ト１８０の爪フランジ２３２に係合するように爪ばね２３０でばね押圧されてい る。これは、爪１８２が必要とされるときに横方向に僅かに移動できるようにす る。 シャフト１８０は、例えば２３４で示されるリンクプレートを経てリフト駆動 チェーン１７０および１７２に取り付けられる。リンクプレート２３４はリフト 駆動チェーンの中に挿入され、チェーンのリンクとして、またシャフト１８０の 端部を軸承するように作用する。リンクプレート２３４はリフト駆動チェーン１ ７０および１７２の通常のリンクより長く、リフト駆動スプロケット１７６およ び１７７が広い歯２３４および２３６を有し、またこの過剰な長さおよびシャフ ト１８０を受け入れるために必要とされる他の特別な歯形状を有して、特別に形 成されるようになされる。例えば第２４図を参照されたい。リフトアイドルスプ ロケット１７８および１７９は有歯スプロケットよりもローラの形態とされるの が都合よく、必要ならば特別なスプロケット形状の使用を回避するようになすこ とができる。 リフト爪１８２が上方へ向かって移動すると、駆動バー１６６と係合し、通常 は上方向へそれを運ぶ。第１７図を参照されたい。シャフト１８０および駆動バ ー１６６との係合の間では、リフト爪１８２は上方へ移動するときに作動位置に 保持される。その移動の頂部に接近し、例えば第１カム従動子２２４がリフトカ ムプレート２２０の通常は上側の半円形の外周面上を移動し始めると、リフト爪 １８２は駆動バー１６６との係合を解除し、該バーは上方へ移動を続ける。リフ ト爪１８２は円弧のまわりにガイドされ、該円弧は該爪を垂直リフトユニット２ ８の降下する側に位置する駆動バー１６６と係合する位置へ運ぶ。このようなガ イドは、湾曲した爪ガイドスロット２４０を備えたプレート２３８によって都合 よく与えられる。爪ガイドローラ２４２はリフト爪１８２に取り付けられる。リ フト爪１８２がそのリフト爪の移動路の上端位置の近くで駆動バー１６６との係 合を解除すると、爪ガイドローラ２４２はスロット２４０に進入する。リフト爪 １８２が垂直リフトユニット２８の降下する側に達すると、それらは降下する駆 動バー１６６と係合し、爪ガイドスロット２４０を離れる。スロット２４０と ローラ２４２との間の係合は、爪を降下する駆動バーと係合するように適正に位 置決めして保持する。垂直リフトの降下する側のリーチの駆動バーと係合する間 、爪は駆動バー１６６およびシャフト１８０の協動によって適正な作動位置に保 持される。リフト爪１８０が下方へ向かう移動の終端に達すると、それらは駆動 バー１６６から係合解除される。駆動バー１６６は引き続き垂直リフト２８の下 方へ向かう側のリーチを降下し、爪はリフト２８の上昇する側のリーチへの遷移 を開始する。爪はシャフト１８０によって一般に下方且つ内方へ向かう経路に沿 って運ばれ、該経路はリフトカムプレート２２０および２２２の外周縁で定めら れる。爪１８２が駆動バー１６６から係合を解除すると、それらは降下する爪ガ イドピン２４４に接触し、該ピンは爪を例えば第１７図に示される位置に保持す るように作用する。爪が上方向へ移動を開始する位置へ移動すると、それらは上 昇する爪ガイドピン２４６および２４８に接触し、該ピンは爪をリフト２８の上 昇する側のリーチの駆動バー１６６と係合する位置に押圧する。爪１８２の尾部 ２５０に対する上昇する爪ガイドの作用が爪１８２の鼻部２５２を揺動させて、 上昇する駆動バー１６６と接触させるようにする。爪が上方へガイドされると、 爪はガイドバーと完全な係合状態となるように移動し、また関連するリフトキャ リッジを上方へ運ぶ。リフトキャリッジは球状軸受２００を経て互いに連結され ているので、これはリフト２８の上昇する側および降下する側の両方のリーチに おけるリフトキャリッジの全てを駆動するように作用する。リフト２８の上昇す るリーチには多くて１０または２０のリフトキャリッジ１５８が存在され得るが 、１度にそれらの２つまたは３つを駆動することが必要とされるだけである。し たがって、リフト駆動組立体１６８は垂直リフト２８の高さの一部分だけにわた って延在することが好ましい。 リフト駆動組立体１６８は、例えばリフト駆動シャフト２１２および支持シャ フト２５４によってフレーム１９８の内部に支持されることが好ましい。リフト 駆動モーター２１０はリフト駆動組立体１６８を迅速、正確および間歇的に駆動 するようになされた。したがって、収納カルーセルユニット１２が１つのラック １４の幅を移動する間、モーター２１０はリフト駆動組立体１６８を駆動して、 幾つかのリフトフォークキャリッジの長さに等しい距離を通じてフォーク３４を 移動させ、予め定められた位置でこれを停止させ、その後再び幾つかのフォーク キャリッジの長さを通じて移動させ、これを第２の予め定められた場所に停止さ せる。 リフトフォークキャリッジ１５８は、第１リフト棚支持部１６０および第２リ フト棚支持部１６２を含む。リフト棚支持部１６０および１６２は外方へ向かっ て、またほぼ互いに平行な関係でほぼ長方形のフレームから突出しており、該フ レームは通常は垂直伸長部１６４と、駆動バー１６６と、棚支持部１６２の基部 とで構成される。第１リフトフォーク支持部１６０はリフト駆動バー１６６に溶 接されることが好ましい。それぞれのリフトフォークキャリッジ１５８はリフト リンク１７４で互いに連結すなわちリンク連結されており、これらのリンクは伸 長部１６４に剛性的に取り付けられ、球状軸受で駆動バー１６６上に軸承される ことが好ましい。リフトフォークキャリッジは互いにチェーン連結されて、リフ トリンクベルトの形態の無端ループを形成するようになされる。このリフトリン クベルト装置の唯一の関節連結は、駆動バー１６６に位置することが好ましい。 例えば第１４図、第１５図および第１６図を参照されたい。 リフトフォーク３４は１８６で全体を示されたリフトフォーク組立体の一部で ある。例えば、第１９図および第２０図を参照されたい。該リフトフォーク組立 体は、リフトフォーク３４と、軸方向の中空なリフトフォークシャフト１８８と 、リフトフォーク枢動ピン１８４と、リフトフォークばね３５と、リフトフォー クストップアーム１９０とを含む。リフトフォーク棚１８８は、リフト棚支持部 １６０および１６２の間隔距離の全長にわたって連続して延在しており、例えば リフトフォーク枢動ピン１８４に軸承される。この代わりに、枢動ピン１８４は リフトフォークシャフト１８８と一体化され得る。リフトフォーク３４はリフト フォークシャフト１８８の両端間の中間位置に取り付けられて、該シャフトから ほぼ直角に突出する。第１および第２リフト棚支持部１６０および１６２は、リ フトフォークシャフト１８８の長さにほぼ等しい距離だけ引き離され、またそれ らの自由端部の近くにそれぞれ穴１９２および１９４を備えている。穴１９２お よび１９４は整合されて、例えば軸承関係のもとでリフトフォーク枢動ピン１８ ４を受け入れるようになされ、これによりフォーク３４は垂直ベルトユニット２ ８の上昇する側および降下する側のリーチに占める作動位置と、これらのリーチ の間を遷移するときに占める分離位置との間を自由に枢動する。例えば、第７図 および第８図を参照されたい。ばね３５は、例えば第７図に示されたほぼ平行な 関係となるように、フォーク３４を押圧するように作用する。例えば第２リフト 棚支持部１６０のリフトフォークストップ１９６は、リフトフォークストップア ーム１９０と協動してフォーク３４の移動を制限し、フォークがばね３５の作用 で所望される平行位置を超えて押圧されないようにする。相互にリンク連結され たリフトフォークキャリッジ１５８によって定められるリンクベルトは１方向に のみ走行するので、フォーク３４の片側は取入れリーチでコンテナを支持するよ うに作用し、またフォーク３４の反対側は取出しリーチでコンテナを支持するよ うに作用する。高さの低い輪郭形状となるように枢動されないでフォーク３４が 垂直リフト２８の上昇する側および降下する側のリーチの間を通過できるように するに十分な空間があるならば、フォーク３４はリフトフォークキャリッジ１５ ８に溶接することができる。 軸方向に対向する駆動バー１６６の端部は、リフトリンク１７４を通って互い にリフトフォークキャリッジ１５８をリンク連結するように作用する。例えば、 球状軸受２００は駆動バー１６６に軸承されてリフトリンク１７４に取り付けら れる。リフトキャリッジローラ２０２は駆動バー１６６の反対外端部に取り付け られており、例えば第１４図、第１５図および第２１図に示されるように駆動バ ー１６６の反対外端部にはめ込まれた短いシャフト、または駆動バー１６６の縮 径端部のいずれかに取り付けられる。 リフト２８の最下レベル７０には、コンテナを挿入および取出しするための適 当な機構が備えられる。このような挿入および取出しの機構の好ましい実施例は 、例えば第２５ａ図、第２５ｂ図、第２６図および第２７図に示されている。図 示実施例では、挿入および取出しの両方がリフトフォーク３４と相互に組み合っ て遷移レベル７０でコンテナの底面に係合するように配置された幾つかの被駆動 ローラで達成される。これらのローラとの摩擦係合の推進のもとで、コンテナは 垂直リフトに対して横方向へ供給され、また取り出される。取入れ側では、フォ ーク３４は被駆動ローラの下側から接近して、被駆動ローラにより所定位置へ移 動 された後にコンテナに係合する。垂直リフト２８の取出し側では、コンテナはフ ォーク３４によって被駆動ローラに係合するまで下方へ運ばれる。フォークは引 き続き下方へ移動し、ローラはコンテナを駆動して垂直リフトから取り出し、取 出しコンベヤ２４上へ移動させる。 垂直リフト２８の取入れ側では、静止した取入れローラ取付けプレート２５６ が取入れローラ２５８および２６０を片持ち式に支持する。取入れローラ２５８ および２６０は、プレート２５６にほぼ直角な共通面内で突出する。コンテナス トップ２６２がローラ２５８および２６０の平面の上方へ少なくとも５０．８ま たは７６．２ｍｍ（２または３インチ）だけ突出して、進入してくるコンテナと 係合し、それをフォーク３４に対する適当位置に停止させるようになす。取入れ 側の取入れローラ装置は、図示していない通常の電気モーターで駆動されるのが 好ましい。駆動プーリー２６６が取入れモーターシャフト２６４に取り付けられ る。取入れ駆動ベルト２６８は、取入れプーリー２７０および２７２を駆動する ように作用する。取入れプーリー２７０および２７２は、それぞれ取入れローラ ２６０および２５８に軸承される。取入れアイドルプーリー２７４は、取入れ駆 動ベルトを緊張させる。取入れローラ２５８および２６０は、ゴムのような大摩 擦材料の被覆を含み、これはコンテナがコンベヤ２２で垂直リフト２８の取入れ 側に導入されたときに、コンテナ底部と摩擦係合する。必要ならば、コンベヤ２ ２の端部と取入れローラとの間の間隙を架橋し、ならびにローラ２５８の自由端 部を支持するために、取入れ棚２７６が備えられ得る。小さな被駆動ホイール、 概ね２７８で示されるホイールがフォーク３４の扇形エリア内に位置決めされる 。ホイール２７８は取入れホイールベルト、概ね２８０で示されるベルトで駆動 される。取入れホイールベルト２８０はほぼ丸い横断面とされ、また被覆が取入 れローラ２５８から取り外されたエリアにおける取入れローラ２５８のまわりに 周回される。ホイール２７８はしたがって取入れローラ２５８で駆動される。ホ イール２７８はアームに取り付けられ、該アームは取入れ棚２７６から延在して おり、ベルト２８０がローラ２５８および２６０と大体同じ平面内でコンテナの 底部に接触されるような位置となされている。コンベヤ２２から進入するコンテ ナは、したがってベルト２８０との摩擦係合によって支持されて、フォーク３４ 上 へと横方向へ移動される。コンテナが更にフォーク３４で運ばれるべき位置へ移 動すると、コンテナはローラ２６０と摩擦係合し、最終的にコンテナは、コンテ ナ５６に関して示された位置にてコンテナストップ２６２に対して係止されるよ うになされる。その最終的な位置において、コンテナ５６はフォーク３４で持ち 上げられる前に、常にベルト２８０、ローラ２６０および取入れアイドルホイー ル２８２上に一時的に係止される。アイドルホイール２８２はアームに取り付け られ、該アームは都合よくコンテナストップから延在しており、駆動されない。 アイドルローラ２８２は、コンテナがフォーク３４で上方へ運ばれる前に、一時 的にコンテナ５６を支持して位置決めを助成するように作用する。コンテナ５６ がフォーク３４上に載置されるとき、フォークはローラ２５８および２６０、ベ ルト２８０およびホイール２８２に全体的に接する平面よりも下方に保持される 。取入れローラおよびホイールは一定速度で連続的に走行し、コンベヤ２２によ り導入されたコンテナが直ちに載置されるようになすことが好ましい。この代わ りに、取入れモーターシャフト２６４を駆動するモーターがリフト駆動モーター ２１０と同じ精度で停止され、また始動されるようにできる。コンテナは、棚に 到達したときに該コンテナを受け入れることができるようにカルーセル棚２６が 開口するまでは、コンベヤ２２によって垂直リフト２８の取入れ側へ導入されな い。 垂直リフト２８の取出し側では、駆動ローラ装置は３つの主ローラ、すなわち 第１取出しローラ２８４と、第２取出しローラ２８６と、第３取出しローラ２８ ８、ならびに２組の被駆動取出しホイール、すなわち第１および第２被駆動取出 しホイール、概ね２９０および２９２でそれぞれ示されているホイールを含む。 それぞれの被駆動取出しホイール２９０および２９４は、フォーク３４の扇形エ リア内に位置され、また第１および第２取出し駆動ベルト２９６および２９８に よってそれぞれ駆動される。主ローラ２８４，２８６および２８８は取出しロー ラ取付けプレート２９２に軸承され、ほぼ直角に片持ち式に取り付けられる。動 力駆動される取出しプーリー３００は取出しモーターシャフト３０２の端部に固 定され、該シャフトは図示していないモーターで駆動される。取出しベルト３０ ４は一連のプーリーを周回しており、これらのプーリーは取出しローラおよびホ イールを駆動する。第１、第２および第３の取出しプーリー３０６，３０８およ び３１０は、第１、第２および第３の取出しローラ２８４，２８６および２８８ をそれぞれ駆動する。取出し駆動ベルト２９６および２９８は、取出しローラ２ ８４および２８８を周回し、それぞれ駆動される。取出しローラ２８６および２ ８８は大摩擦係数の材料で被覆され、これらのローラとコンテナ底部との間の良 好な摩擦係合を促進させるようになされる。取出しブリッジは取出し棚３１６で 形成され、該棚は取出しコンベヤ２４の端部と垂直リフトとの間の間隙を架橋し 、またローラ２８８の自由端部を支持するように作用する。片持ち式部材３１８ がプレート２９２に取り付けられて、ローラの自由端部を支持するように作用す る。 主取出しローラ２８４，２８６および２８８に接することで全体的に定められ る平面を通ってリフトフォーク３４が降下すると、該フォークが担持するコンテ ナの底部はローラ２８６、およびベルト２９６および２９８と摩擦係合されるこ とになる。フォーク３４がこの平面より下方へ降下すると、コンテナはローラお よびベルトの作用に応じてリフトから外れて横方向へ移動を開始する。僅かな距 離を移動した後、コンテナ底部はローラ２８８と摩擦係合することになり、この ローラが垂直リフト２８からの排出を更に助成する。取出しローラは一定速度で 連続して駆動されるが、取入れローラの場合と同様に、指令に応じて間歇作動で きることが好ましい。 収納カルーセルユニット１２は、支持フレームの開口チャンネル内に係合した ラックのローラによって、トラック１８の上方を無端路に沿って横方向へガイド される。ラック１４の垂直荷重はホイール１６で支持される。このガイド構造は 、ラックの通常は上縁および下縁の両方と実質的に同じである。第７図、第８図 、第２８図、第２９図および第３０図を参照されたい。第２８図で、幾つかのパ ネル１４が取り除かれて構造部、特にカルーセル駆動組立体５４を視認できるよ うにしてある。オーバーヘッドビーム４０は、中空ボックスビーム３２６と、部 材３２８と、頂部補強部材３３０とで構成されている。カルーセル１２の上縁に おけるカルーセルガイド構造は、オーバーヘッドビーム４０の各側の開口チャン ネルを含む。開口チャンネルは内側および外上側のそれぞれガイドプレート３２ ０および３２４で画成され、これらのプレートは中空ボックスビーム３２６に取 り付けられている。外上側のプレート３２４をボックスビーム３２６に取り付け る ブラケットは示されていないが、それらは下外側のプレートを下側ビームに取り 付ける３３２で示されたプレートと同様である。第２８図を参照されたい。ボッ クスビーム３２６は台座１５および頂部補強部材３３０に固定される。概ね、内 側および外上側のガイドプレート３２０および３２４で構成された開口チャンネ ルは、カルーセルユニットの長さにわたって真直線上を延在するが、接近する側 および離れる側のリーチの間でラック１４が回転するトラック１８の端部のまわ りは延在していない。これらの回転場所におけるカルーセルの移動は、ラック１ ４の間のリンケージによってのみ定まり、例えば温度変化で生じるカルーセルの 長さの変化を許容するために、空間が備えられるようになされる。上側カルーセ ルガイドローラ３３４はガイドプレート３２０および３２４で形成されたチャン ネル内に係合する。ローラ３３４を取り付けるのと同じヒンジボルト３２２が上 側ラックリンク３３６を通って下方へ延在する。ヒンジボルト３２２は上側ラッ クリンク３３６の図示していないが球形軸受に軸承される。上側ラックリンク３ ３６は、頂部プレート３７０を通ってパネルすなわちラック１４に取り付けられ る。頂部プレート３７０は、例えば溶接によってラック１４の頂縁に取り付けら れる。下側カルーセルガイドローラ３３８は同様にヒンジボルト３４０に取り付 けられ、該ヒンジボルトは下側ラックリンク３４２の球形軸受３４４に軸承され る。 下側ラックリンク３４２は底部プレート３７２およびキャスター取付けプレー ト３７４を通ってラック１４に取り付けられる。第２９図、第３２図、第３３図 および第３４図を参照されたい。キャスター取付けプレート３７４はラックすな わちパネル１４の底部に直接に溶接される。底部プレート３７２は下側ラックリ ンク３４２、および６角形駆動スタッド、概ね３７６で示されるスタッドに対し て溶接される。スタッド３７６は、以下に非常に詳細に説明するように、トラッ ク１８に沿ってカルーセル１２を移動させるためにカルーセル駆動組立体５４と 係合する構造部材である。下側ラックリンク３４２および６角形駆動スタッド３ ７６は、更にキャスター取付けプレート３７４に溶接されて、これにより底部プ レート３７２と、キャスター取付けプレート３７４と、下側ラックリンク３４２ と、６角形駆動スタッド３７６とが１つの一体化ユニットを形成している。下側 リンク３４２のポケット３７８は、球形軸受３４４を受け入れるようになされる 。キャスター取付けプレート３７４のキャスター穴３８０は、ホイール１６を担 持したキャスター組立体を取り付けるように作用する。キャスター取付けプレー ト３７４の頂部ヒンジボルト穴３８２は、底部プレート３７２の底部ヒンジボル ト穴３８４と軸線方向に整合されている。キャスター取付けプレート３７４およ び底部プレート３７２は穴３８２および３８４の場所で間隔を隔てられて、両者 の間に隣接ラックからのリンク３４２を受け入れるようになされる。ヒンジボル ト３４０は穴３８２、球形軸受３４４、を通って、また穴３８４を通って延在す る。ヒンジボルト３２２および３４０は軸線方向に整合して、ラック１４がこれ らのボルトにヒンジ連結されるようになされている。各ラックは、例えば第７図 および第３２図に示されるように、その前端縁および後端縁にて直接に隣接する ラックにヒンジ連結される。収納カルーセルに、他の重要な可撓性はない。頂部 プレート３７０は底部プレート３７２と実質的に同じである。 下側ボックスビーム３４６、および下側の取入れおよび取出しガイドプレート ３４８および３５０は、上述したようなそれらの上側の対応部品に似た機能を果 たす。ガイドプレート３４８および３５０は、収納カルーセルの長さにわたって 真直線上を延在するが、接近する側および離れる側のリーチの間でラックが回転 を行う端部のまわりは延在していない。ガイドプレート取付けブラケット３３２ は、下外側ガイドプレート３５０を所定位置に保持するために作用する。カルー セル駆動組立体５４の領域内で、ボックスビームは駆動組立体を支持する十分な 強度を有する中実の正方形のバーで置き換えられている。 必要ならば、パネル１４上にフック３５２を取り付けること、およびコンテナ ５６が取入れシャットルフォーク３６でカルーセル棚２６上の所定位置へ降下さ れるときに該フック３５２と係合するよう配置されたリムを有するコンテナ５６ を使用することによって、地震保護の対策が備えられる。例えば、第２９図を参 照されたい。フック３５２は、コンテナがカルーセル棚２６から取出しフォーク ３８で持ち上げられるときに、コンテナ５６のリップから係合解除するような長 さとされる。例えばコンテナ５６の通常は外側底縁に密接に接近させて棚２６上 にストップ３５４を備えることによって、付加的な地震対策が備えられる。第８ 図および第２９図を参照されたい。 カルーセルユニット１２はシャットルユニット３０および３２を駆動するのと 同じ動力系統により駆動される。例えば第９図、第２８図、第３０図、第３１図 および第３２図を参照すれば、プーリー７８，８２および８４およびベルト８０ および８６を経て作動する駆動シャフト７６は、第４プーリー８７を駆動する。 第４プーリー８７はカルーセル駆動シャフト８８に取り付けられている。被駆動 カルーセルスプロケット３５６および３５８は、カルーセル駆動シャフト８８に 取り付けられている。カルーセルスプロケット３５６および３５８は、それぞれ カルーセル駆動チェーン３６０および３６２を駆動する。カルーセル駆動チェー ン３６０および３６２は、それぞれカルーセル駆動アイドルスプロケット３６４ および３６６を周回する。アイドルスプロケット３６４および３６６は、カルー セル駆動アイドルシャフト３６８に取り付けられている。カルーセル駆動チェー ン３６０および３６２は、協動してカルーセル駆動ジョウ、概ね３９０および３ ９２で示されたジョウを担持する。ジョウ３９０および３９２は、両者の間に個 別の駆動スタッド３７６を強固に把持するようになされており、またこれらのス タッドを解除する前に或る距離を移動して、収納カルーセル１２をトラック１８ の上で移動させるようにする。安定化ブロック、概ね３９４および３９６で示さ れるブロック、がそれぞれ駆動チェーン３６０および３６２に取り付けられて運 ばれる。 ジョウ３９０および３９２を作動させ、また作動位置にジョウを保持するため に備えられた機構は、例えば、駆動チェーン３６０および３６２に加えて、カル ーセル駆動カム面３８８を有するカルーセル駆動カムと、安定化ブロック３９４ および３９６とを含む。安定化ブロック３９４および３９６はスタブシャフト、 概ね３９８および４００で示されるスタブシャフト、に取り付けられ、スタブシ ャフトは３角形の取付けプレート、概ね４０２，４０４，４０６および４０８で 示される取付けプレートを通って駆動チェーン３６０および３６２に取り付けら れる。該駆動チェーンは３角形の取付けプレートの間に挟持されている。ジョウ ３９０および３９２は典型例が４１０で示されているジョウ枢動シャフトに枢動 可能に取り付けられている。シャフト４１０は３角形の取付けプレートの全て、 両方の駆動チェーン、および両方のジョウを通って延在する。ジョウは、駆動チ ェーン３６０および３６２のほぼ中央位置でシャフト４１０に枢動可能に取り付 けられる。チェーンリンクにシャフト４１０が存在しているので、スプロケット ３５８，３６６，３５６および３６４は第２４図に示されたのと同様な歯形状を 有しており、チェーンリンクの追加の長さ、およびシャフト４１０の存在を受け 入れるために必要とされる。安定化ブロック３９４および３９６は、正方形バー ４１２，４１４，４１６および４１８と滑り係合するように取り付けられている 。安定化ブロック３９４および３９６、スタブシャフト３９８および４００、３ 角形の取付けプレート４０２，４０４，４０６および４０８、およびジョウ枢動 シャフト４１０を含んで成る移動構造部が剛性的であるので、安定化ブロックと 正方形バーとの滑り係合が、カムプレート３８６の平面から外れたジョウ３９０ および３９２の回転防止を主に引き受ける。これらの正方形バーはトラック１８ に堅固に取り付けられ、適当な作動位置に移動するカルーセル駆動ジョウの移動 を保持する助けをなす。これらの正方形バーはカルーセル駆動組立体５４の長さ よりも僅かに長い距離を直線的に延在する。これらの正方形バーはカムプレート ３８６のそれぞれの端部のまわりにジョウを従動させるために湾曲することはな い。何故なら、ジョウが移動するこれらの部分では、いかなる大きな荷重も作用 しないからである。 ジョウ３９０および３９２は、典型例が４２０および４２２で示されているス ライドカム従動子を備えている。スプロケット３５６，３６４，３５８および３ ６６で定められた無端ループに沿って、ジョウ３９０および３９２をチェーン３ ６０および３６２が駆動する際、スライドカム従動子４２０および４２２がカム プレート３８６（第３０図および第３１図）の丸いカム面３８８上を滑る。丸い カム面３８８の形状は、スライドカム従動子４２０および４２２と協動して、ジ ョウ３９０および３９２をスタッド３７６に係合させてこれを把持し、その後解 放させる。例えば、スライドカム従動子４２０はステーション４２４（第３１図 ）においてジョウ３９０を完全な把持状態に保持し、カム面３８８の延長部分に 位置するスライドカム従動子４２２はジョウ３９２をスタッド３７６に係合させ るように強制する。ステーション４２６において、両方のスライドカム従動子 はカム面３８８の同一レベルに位置し、ジョウはスタッド３７６を完全に把持す る。地震発生時に生じるような突然の揺れは、スタッドをジョウから外れさせて 横方向へ移動させるようなことを引き起こさない。カルーセル全体を安定化させ るためには、常にカルーセルの両側でスタッドを把持するのに唯１組または２組 のジョウが必要である。何故なら、数カ所で保持された場合には、横方向へ移動 できるほど可撓性が十分でないからである。ステーション４２８では、スライド カム従動子４２０はカム面３８８の縮径部分に移動しており、したがってスタッ ド３７６を解放する。スライドカム従動子４２２もまたカム面３８８の縮径部分 に移動して、もはやスタッド３７６を駆動しない。これは、ステーション４２６ でジョウにより駆動されるより速い速度でスタッド３７６を駆動せずに、組をな すジョウが回転を開始するときにステーション４２８での加速を可能にする。駆 動チェーンが破断され、また安定化ブロックが取り外された特にステーション４ ２４に示されるように、ジョウ３９２はスロットを形成されて、中実ジョウ３９ ０の舌部４３０を受け入れるようになされる。 シャットルユニット３０および３２は溝付きホイール４６に取り付けられ、該 ホイールはシャットルトラック４８と係合する。シャットルトラック４８は丸い バーとされることが好ましく、これらのバーは中実シャットルのベーストラック 部材４３２の頂縁に溶接される。第３５図を参照されたい。シャットルフレーム ４１および４３はそれぞれのシャットルフォークを担持し、フォークは自由走行 する垂直駆動部材６０および５８で作動される。垂直駆動部材はそれぞれのシャ ットルフレームとともに移動するが、それぞれトラックバー７５および７４の面 上を転動するホイール６２および６４によって担持される。既に説明したように 、トラックバーはシャットルユニットの半サイクルで上昇されて次ぎの半サイク ルで降下され、経路５０および５２に沿って駆動部材と係合するそれらのシャッ トルフォークを駆動するようになす。典型的なトラックバーおよび関連する支持 構造部、リンケージおよび垂直駆動部材の詳細は、例えば第３６図に断面で図示 されている。注意を第７図、第８図および第１２図に向けることが求められる。 取出しトラックバー支持部材３４は軸受に枢動ピンの一端部を軸承させ、シャッ トルバートラック部材４３２は軸受に該ピンの他端を軸承させる。トラックバー リ ンク１２０は部材４３２および４３４の間で同一ピンに固定される。トラックバ ーリンク１２０の他端部は、トラックバー１７５の軸受に軸承されたピンに固定 される。第３６図で、トラックバーは最下位置に示されている。 典型的なシャットルフォーク組立体は、例えば第３７図に示されている。注意 を第７図、第８図、第１２図、第３８図、第３９図および第４０図に向けること が求められる。第３７図のシャットルフォーク組立体は、共通の垂直シャフトに て垂直方向の動きを制限されてフレーム４３内に取り付けられて示されており、 各シャットルフォーク組立体に個別のクラッチが備えられている。シャットルフ ォーク組立体の横断部材４３６は垂直駆動部材５８に取り付けられ、シャットル フォーク組立体は整合ブラケット４４２によってシャットルフォーク３８の平面 内で回転するのを防止される。整合ブラケット４４２の端部に示されたボルトは 調整のためのもので、フレーム４３の面とスライド係合する場所に低摩擦材料を 備えることが好ましい。ボルトは遊びをなくすように調整される。シャットルフ ォーク３８は、例えばねじによって横断部材４３６に取り付けられ、内側および 外側の取付けブラケット４３８および４４０が使用される。取付けブラケット４ ３８および４４０は横断部材４３６に溶接されることが都合よい。垂直駆動部材 ５８は取付けチューブ４４４を通ってシャットルフォーク組立体に取り付けられ 、該チューブは通常は垂直方向に横断部材４４４を通って溶接される。垂直駆動 部材５８は第１および第２軸受４４６および４４８に滑り嵌めで受け入れられる 。シャットルユニットのサイクル時に該ユニットに担持された特定のシャットル フォーク組立体を作動すべきときには、トラックバーが最下位置の間に、ソレノ イド６８が作動されてピン６６を取付けチューブ４４４および垂直駆動部材５８ の整合開口に通して移動させて、これらの構造部を互いにロッキングする。した がって関連するトラックバーが上昇位置へ上昇されるときに、シャットルフォー ク組立体は垂直駆動部材とともに上方へ移動する。ソレノイドアクチュエータピ ンガイド４５０は、アクチュエータピンが垂直駆動部材と係合し、シャットルフ ォーク組立体が上方へ移動されるとき、アクチュエータピンに掛かる荷重がソレ ノイドを損傷するのを防止するように作用する。 第４１図を特に参照すれば、必要ならば、中間保持ステーション２８３を垂直 リフト２８と収納カルーセルとの間に備えることができる。この保持ステーショ ン２８３では、保持棚３４３は所定位置に固定される。２組のシャットルフォー ク３６および３８が備えられる。例えば１組のシャットルフォーク３６はコンテ ナを垂直リフト２８から保持ステーション２８３へ搬送し、第２の組はコンテナ を保持ステーション２８３からカルーセル１２へ搬送する。全てのシャットルフ ォークは、保持ステーションのないこれまでの実施例とちょうど同じように、１ つのユニットとして移動する。保持ステーション２８３は、収納カルーセルが満 杯またはほぼ満杯の容量で作動されるような状況を除き、通常は必要ない。この ような作動状況のもとで、速度および効率は保持ステーションを含めることで多 少向上できる。 好ましい実施例を説明したが、部品の改良、変更および逆転が請求の範囲に記 載の精神および範囲から逸脱せずになし得る。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ)，ＡＭ， ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，Ｃ Ｎ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＴ， ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，Ｎ Ｚ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＩ，ＳＫ ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 個別のコンテナを収納し、取扱うための収納装置であって、 可動的に取り付けられて、ほぼ無端路に沿ってほぼ水平移動を実質的に連続し て行えるようになされ、複数のラックを含み、該ラックが複数階層の棚を含んで いる収納カルーセルユニットと、 前記無端路に沿って前記収納カルーセルユニットを駆動するようになされた収 納カルーセル駆動組立体と、 移送場所から間隔を隔てられた垂直リフトユニットであって、複数のリフトフ ォークを含み、該リフトフォークは前記垂直リフトユニットの上昇する側および 降下する側のリーチに沿って一般に垂直移動できるように取り付けられており、 該リフトフォークは下側レベルを定めている前記垂直リフトユニットの底部に瞬 間的に隣接されるようになされた垂直リフトユニットと、 複数列の取入れシャットルフォークを含む取入れシャットルユニットであって 、前記取入れシャットルフォークは前記収納カルーセルユニットと前記垂直リフ トユニットとの間でほぼ水平方向に、前記収納カルーセルユニットの動きと実質 的に同期されて駆動されるようになされており、該取入れシャットルフォークは 個別に且つ選択的にほぼ垂直方向に駆動されてコンテナと係合し、また係合解除 し、これにより取入れシャットルユニットが予め定められたコンテナを前記垂直 リフトユニットから獲得してそのコンテナを前記収納カルーセルユニットへ移送 するようになされた取入れシャットルユニットと、 複数階層の取出しシャットルフォークを含む取出しシャットルユニットであっ て、前記取出しシャットルフォークが前記収納カルーセルと前記垂直リフトユニ ットとの間をほぼ水平方向に、前記収納カルーセルの動きと実質的に同期して駆 動されるようになされており、該取出しシャットルフォークは個別に且つ選択的 にほぼ垂直方向に駆動されてコンテナと係合し、また係合解除し、これにより取 出しシャットルユニットが予め定められたコンテナを収納カルーセルユニットか ら獲得してそのコンテナを前記垂直リフトユニットへ移送するようになされてお り、前記垂直リフトユニットの前記下側レベルが前記シャットルフォークの最下 の前記列および階層で瞬間的に占められる水平位置よりも通常は低くされている 取出しシャットルユニットと、 前記垂直リフトユニットに隣接して配置され、コンテナを前記下側レベルにお よび下側レベルから移送するようになされたコンベヤとを含んでなる収納装置。 ２． 請求項１の収納装置であって、収納カルーセルユニットが沿って移動す るようになされた実質的無端路が、接近する側のリーチおよび離れる側のリーチ を含み、前記収納ユニット駆動組立体が前記接近する側および離れる側のリーチ の間に位置された無端頂縁部材、および前記無端チェーンで担持された解除可能 なラック係合機構を含み、これにより係合機構は、駆動組立体によってラックが 通過される際、前記ラックに係合し、駆動し、その後係合解除するようになされ た収納装置。 ３． 請求項１の収納装置であって、垂直リフトユニットのリフトフォークが 実質的に閉じたループに沿って間歇的にほぼ垂直に移動するように取り付けられ た収納装置。 ４． 請求項１の収納装置であって、前記収納カルーセル駆動組立体が前記シ ャットルユニットと機械的に相互リンク連結されてこれを駆動する収納装置。 ５． 請求項１の収納装置であって、取入れおよび取出しシャットルフォーク が相互干渉を生じないでリフトフォークおよびカルーセル棚と相互に組み合うよ うに形状および位置を定められた収納装置。 ６． 請求項１の収納装置であって、収納カルーセルユニットが沿って移動す る経路が、第１および第２ラック回転端部によって離間された接近する側のリー チと離れる側のリーチとを含む収納装置。 ７． 請求項６の収納装置であって、前記接近する側のリーチと離れる側のリ ーチとが互いにほぼ平行に且つ前記ラックの中心間の距離にほぼ等しい距離を隔 てられて延在された収納装置。 ８． 請求項１の収納装置であって、概ね垂直縁に沿って互いにヒンジ連結さ れてリンクベルトを形成している剛性パネルをラックが実質的に含み、ガイド部 材が実質的に前記リンクベルトの頂縁および底縁にほぼ隣接して前記リンクベル トの横方向の動きを防止するようになされ、前記リンクベルトが実質的に下側縁 上に可動的に支持された収納装置。 ９． 請求項８の収納装置であって、リンクベルトが前記下側縁に接近した位 置で収納カルーセル駆動組立体によって駆動される収納装置。 １０． 請求項１の収納装置であって、収納カルーセルユニットのラックが前 記実質的無端路に沿ってほぼ１ラックの長さだけ移動するときに、前記シャット ルユニットを完全な１サイクルを通じて収納カルーセルから垂直リフトユニット へ移動し、また収納カルーセルへ戻すようになされたシャットル駆動組立体と、 前記垂直リフトユニットを前記完全な１サイクル毎に少なくともほぼ２つのレベ ルに等しい垂直高さだけほぼ垂直方向に駆動するようになされた垂直リフト駆動 組立体とを含む収納装置。 １１． 請求項１０の収納装置であって、シャットル駆動組立体が前記収納カ ルーセル駆動機構と機械的に相互リンク連結され、垂直リフト駆動組立体がシャ ットル駆動組立体および収納カルーセル駆動組立体から独立した収納装置。 １２． 請求項１の収納装置であって、収納カルーセルユニットのラックが前 記実質的無端路に沿ってほぼ１ラックの幅だけ移動するときに、前記シャットル ユニットを完全な１サイクルを通じて収納カルーセルから垂直リフトユニットへ 移動し、また収納カルーセルへ戻すようになされたシャットル駆動組立体を含む 収納装置。 １３． 請求項１の収納装置であって、カルーセル棚の各階層が対応するシャ ットル取入れフォークの列およびシャットル取出しフォークの階層を有し、これ により完全な１サイクルの間に前記収納カルーセルユニットの各階層から第１コ ンテナが取り出され、第２コンテナが挿入されるようになされた収納装置。 １４． 請求項１の収納装置であって、前記シャットルユニットの各々が、前 記シャットルフォークと作動的に組み合わされた自由走行する駆動部材を含み、 また前記自由走行する駆動部材と個々の前記シャットルフォークとを作動的に相 互連結する独立して係合可能なラッチング部材を含む収納装置。 １５． 請求項１４の収納装置であって、垂直方向に取り付けられた自由に走 行する駆動部材が前記シャットルユニットとともに移動するようになされ、また 前記シャットルユニットの各サイクル毎に垂直方向に移動するように作動される ようになされた収納装置。 １６． 個別のコンテナを収納し、取扱うための収納装置であって、 個別の収納コンテナを取出し可能に支持するために、実質的に連続して移動す る収納カルーセル上の複数のラックに複数の階層で配置された支持手段であって 、前記ラックが前記支持手段の複数の階層を実質上含んでいる支持手段と、 実質的に連続して前記収納カルーセルユニットを無端路に沿って移動させるカ ルーセル駆動手段と、 前記収納カルーセルユニットから間隔を隔てられた垂直移送ユニットと、 収納コンテナを前記移送ユニットから受け入れ、また前記移送ユニットに収納 コンテナを供給するためるのコンベヤ手段と、 選択的に収納コンテナをほぼ水平方向に前記収納カルーセルユニットおよび垂 直移送ユニットの間で移送するシャットル手段であって、収納コンテナに選択的 に係合して該コンテナを前記支持手段から取り出し、前記移送手段へ供給する取 出し手段を含み、また収納コンテナに選択的に係合して該コンテナを前記移送ユ ニットから取り出し、前記支持手段へ供給する取入れ手段を含むシャットル手段 と、 前記取出し手段および取入れ手段を移送ユニットおよび収納カルーセルの間で 前記カルーセル駆動手段と同期させて連続的に移動させ、前記取出し手段および 取入れ手段を選択的に作動させて個別の収納コンテナと選択的に係合させて前記 移送ユニットと前記収納カルーセルユニットとの間で移送するためのアクチュエ ータであって、前記移送ユニットは収納コンテナを支持してそれらをほぼ垂直方 向にシャットル手段およびコンベヤ手段の間で搬送する可動棚手段を含み、前記 アクチュエータ手段は前記取出し手段および取入れ手段を完全な１サイクルを通 じて前記収納カルーセルユニットから前記移送ユニットへ移動させ、また前記収 納カルーセルユニットへ戻すようになし、この間前記駆動手段は前記収納カルー セルユニットを前記実質的無端路に沿って前記ラックの幅にほぼ等しい距離だけ 移動させるようになされたアクチュエータ手段とを含む収納装置。 １７． 請求項１６の収納装置であって、少なくとも１つの取出し手段および １つの取入れ手段が支持手段の各階層に実質上備えられた収納装置。 １８． 個別のコンテナを収納し取扱うための方法であって、 実質的に連続して収納カルーセルの複数のラックをほぼ水平な無端路に沿って 移動させ、前記経路は取扱い場所を含み、前記ラックの各々は数階層のコンテナ 支持部材を含んでおり、 複数のリフトフォークをほぼ垂直な方向へ、ほぼ垂直なリフトユニットの上昇 する側および降下する側のリーチに沿って移動させ、前記垂直リフトユニットは 前記取扱い場所から間隔を隔てられ、該リフトフォークは下側レベルを定める前 記垂直なリフトユニットの下端部に瞬間的に隣接され、 取入れシャットルユニットの複数の取入れフォークを前記取扱い場所と前記垂 直リフトユニットとの間でほぼ水平な方向へ前記ラックの移動と実質的に同期し て駆動し、 取入れフォークの各々を個別に且つ選択的にほぼ垂直な方向へ駆動して、前記 垂直リフトユニットの予め選択したコンテナに係合させ、該コンテナを予め選択 された空のコンテナ支持部材へ移送し、 取出しシャットルユニットの複数の取出しフォークを前記取扱い場所と前記垂 直リフトユニットとの間でほぼ水平な方向へ前記収納カルーセルの移動と実質的 に同期して駆動し、前記下側レベルは前記取入れおよび取出しフォークの最下フ ォークが占めらる水平位置より下方に位置され、 取出しフォークの各々を個別に且つ選択的にほぼ垂直な方向へ駆動して、前記 収納カルーセルユニットの予め選択したコンテナに係合させ、該コンテナを予め 選択された空のリフトフォークへ移送し、 前記最下レベルとコンベヤ部分との間でコンテナを移送し、先取り演算して前 記取入れおよび取出しフォークの選択的な垂直方向の動きを、予め定められたコ ンテナの場所と、前記収納カルーセルおよび垂直リフトユニットの空の位置と管 理するようになされた方法。 １９． 個別のコンテナを収納し、取扱うための収納装置であって、 個別の収納コンテナを取り出し可能に支持するために、複数の行列に配置され た支持手段と、 実質的に連続して前記支持手段を実質的無端路に沿って、取扱い場所から移動 させる駆動手段と、 前記取扱い場所から間隔を隔てられた移送ユニットであって、前記移送ユニッ トの上昇する側および降下する側のリーチに前記収納コンテナを可動的に支持す るために複数の可動棚を含み、 収納コンテナを前記移送ユニットから受け入れ、また前記移送ユニットに収納 コンテナを供給するためのコンベヤ手段と、 予め選択した収納コンテナに選択的に係合して該コンテナを支持手段および棚 手段の間で移送するためのシャットル手段であって、前記支持手段の各行に１つ のレベルのシャットル手段が実質的にあり、前記シャットル手段は収納コンテナ を前記支持手段に挿入する取入れ手段と、前記支持手段からコンテナを取り出す ための取出し手段とを含み、 前記シャットル手段を移送ユニットと取扱い場所との間で前記駆動手段と同期 して移動させ、また前記シャットル手段を個別の収納コンテナと選択的に係合さ せるためのアクチュエータ手段であって、前記シャットル手段を完全な１サイク ルを通じて前記取扱い場所から前記移送ユニットへ移動させ、また前記取扱い場 所へ戻すようになし、この間に前記駆動手段は前記支持手段を前記無端路に沿っ て前記１つの列の幅にほぼ等しい距離だけ移動させるようになされており、これ により前記取扱い場所の前記各行からの複数の収納コンテナが完全な１サイクル の間に取扱い場所と移送ユニットとの間で移送できるようになされたアクチュエ ータ手段とを含む収納装置。 ２０． 請求項１９の収納装置であって、前記支持手段が複数のラック部材に 取り付けられ、前記ラック部材は実質的に剛性なパネルを含み、これらのパネル は互いにヒンジ連結されて、ほぼ垂直軸線に沿って関節動作ができるようになさ れて無端リンクベルト部材を形成しており、また前記ラック部材は前記リンクベ ルト部材が横方向に移動するのを防止するためのガイド手段と、前記実質的無端 路に沿って前記リンクベルト部材を移動させるように支持するトラック手段とを 含む収納装置。 ２１． 請求項２０の収納装置であって、前記駆動手段は前記無端路に隣接し た駆動場所に取り付けられ、前記ラック部材が前記駆動場所を通って移動する間 に前記ラック部材の１つに個別に確実に係合し、駆動し、その後解放するように なす解除可能なラッチング手段を含み、少なくとも１つの前記ラック部材が前記 ラッチング手段で常に確実に係合されるようになされた収納装置。 ２２． 請求項１９の収納装置であって、前記棚手段を間歇的にほぼ垂直補に 駆動する棚駆動手段を含み、前記支持手段は実質的に連続してほぼ水平方向に駆 動され、前記棚駆動手段は前記棚手段を、それらが完全な１サイクルの間に支持 手段の少なくとも前記２つの行間の距離にほぼ等しい垂直な距離を移動する速度 で、駆動することができる収納装置。 ２３． 請求項２２の収納装置であって、前記完全な１サイクルの間に前記棚 手段の１つのレベルと、前記コンベヤ手段との間に複数のコンテナを移送する手 段を含む収納装置。 ２４． 請求項１９の収納装置であって、支持手段の前記各行に少なくとも１ つの棚手段を含み、これにより完全な１サイクルの間に前記第１列の支持手段の 全ての収納コンテナが前記移送ユニットへ移送され、前記第２列の支持手段の全 てが前記移送ユニットからの収納コンテナで満杯とされることができる収納装置 。 ２５． 請求項１９の収納装置であって、シャットル手段のレベルよりも棚手 段のレベルが少なくとも１つ多く、シャットル手段に対応するレベルがない棚手 段のレベル位置で、前記コンベヤ手段は収納コンテナを前記移送手段と交換する ように配置されている収納装置。 ２６． 複数の可動棚部材を有する移送ユニットと、前記移送ユニットに作動 的に隣接して配置されたコンベヤユニットと、前記移送ユニットおよび連続移動 する収納カルーセルユニットの間の作動的に配置されたシャットルユニットとを 含み、複数の個別の収納コンテナが複数の行列にてラックに取り付けられた支持 部材上に取出し可能に配置されており、前記シャットルユニットは前記行の各々 に対して１つのレベルの収納コンテナ係合部材を含んでいる収納装置を作動させ る方法であって、 前記収納カルーセルユニットを実質的に一定した速度で無端路に沿って取扱い 場所へ、また取扱い場所から移動させ、前記収納装置は前記収納カルーセルユニ ットが前記無端路に沿って予め定められた距離を駆動されるときに完全な１サイ クルを完結し、前記予め定められた距離は前記１つまたはそれ以上のラックの幅 にほぼ等しく、 前記シャットルユニットの移動を前記収納カルーセルユニットの動きに同期さ せ、前記収納コンテナ係合部材を選択的に作動させて予め選択した収納コンテナ に係合させて該コンテナを前記取扱い場所と前記移送ユニットとの間で移送させ 、前記シャットルユニットは前記完全な１サイクルの間に前記移送ユニットと前 記取扱い場所との間で少なくともほぼ１回の移動を完結するように作動され、前 記シャットルユニットは前記完全な１サイクル毎に前記行の実質的に全てに収納 コンテナを挿入し、また収納コンテナを取り出すように作動でき、 前記可動棚部材の動きを前記シャットルユニットの動きと同期させて、予め選 択した収納コンテナを予め定められた回数およびレベルにて前記シャットルユニ ットに受入れまたは供給し、 前記コンベヤユニットを作動させて収納コンテナを前記移送ユニットから受入 れ、また移送ユニットへ供給し、 収納装置における全ての収納コンテナの位置および標識を追跡し、先取り演算 して、前記シャットルユニットおよび可動棚部材の動きと予め選択した収納コン テナの位置とを管理し、これにより前記収納カルーセルユニットの移動速度を大 きく変化させずに１サイクルの間で、予め選択した収納コンテナを前記収納カル ーセルユニットと前記移送ユニットとの間で移送できるようになされたことを含 む方法。 ２７． 請求項２６の方法であって、前記収納カルーセルユニットが前記１つ のラックの幅にほぼ等しい距離を移動する間に、前記完全な１サイクルを通して 前記収納装置を作動させることを含む方法。 ２８． 請求項２６の方法であって、前記収納カルーセルユニットをほぼ水平 に移動し、前記収納コンテナ係合部材をほぼ水平に移動し、前記棚部材をほぼ垂 直な方向へ移動して前記収納コンテナを各種レベル間で移動させることを含む方 法。 ２９． 複数のほぼ垂直方向に可動な棚部材を有する移送ユニットと、前記移 送ユニットに作動的に隣接して配置されたコンベヤユニットと、前記移送ユニッ トおよび収納カルーセルユニットの間に作動的に配置されて前記移送ユニットお よび前記収納カルーセルユニットの間で収納コンテナを移送するようになされた シャットルユニットとを含み、前記カルーセルユニットは複数の行列にてラック に取り付けられた支持部材上に取出し可能に配置され複数の個別の収納コンテナ を含み、前記シャットルユニットはほぼ前記行の各々に対して１つのレベルの収 納コンテナ係合部材を含み、 前記収納カルーセルユニットに隣接した固定位置に取り付けられ、短い距離に 関して１度に前記ラックの少なくとも１つを解除可能にロッキングし、駆動する ようになされたカルーセル駆動組立体を含む収納装置。 ３０． 請求項２９の収納装置であって、前記カルーセル駆動組立体が前記シ ャットルユニットと機械的に相互リンク連結されてこれを駆動する収納装置。 ３１． 請求項２９の収納装置であって、前記カルーセル駆動組立体がカム作 動ジョウ部材を含み、該ジョウ部材は前記ラックに担持されたスタッドに係合し てこれをロッキングするように配置されている収納装置。 ３２． 請求項２９の収納装置であって、前記収納カルーセルユニットがほぼ 平行な接近する側および離れる側のリーチを有する無端ループに沿ってほぼ水平 方向に移動できるように取り付けられ、前記カルーセル駆動組立体は前記リーチ の間に取り付けられて、前記リーチの各々のラックと実質的に同時に係合できる ようになされた収納装置。 ３３． 請求項２９の収納装置であって、前記カルーセル駆動組立体がカム作 動ジョウ部材を含み、該ジョウ部材は前記ラックに担持されたスタッドに係合し てこれをロッキングするように配置され、前記ジョウ部材は前記カム上を移動す るようにチェーンの無端ループに取り付けられている収納装置。 ３４． 無端ループに沿ってほぼ水平に移動するように取り付けられ、複数の 個別の収納コンテナを含み、該コンテナはラックに取り付けられる支持部材上に 複数の行列で取り外し可能に配置されているような収納カルーセルと、 前記収納カルーセルユニットに隣接した固定位置に取り付けられ、短い距離に 関して１度に前記ラックの少なくとも１つを解除可能にロッキングして、それを 駆動するようになされた収納カルーセル駆動組立体とを含む収納装置。 ３５． 複数のほぼ垂直方向に移動可能な棚部材を有する移送ユニットと、前 記移送ユニットに作動的に隣接して配置されたコンベヤユニットと、前記移送ユ ニットおよび収納カルーセルユニットの間に作動的に配置され、前記移送ユニッ トおよび前記収納カルーセルユニットの間で収納コンテナを移送するようになさ れたシャットルユニットとを含み、前記カルーセルユニットはラックに取り付け られた支持部材上に複数の行列で取り出し可能に配置された個別の複数の収納コ ンテナを含み、前記シャットルユニットはほぼ前記行の各々に１つのレベルの収 納コンテナ係合部材を含み、前記移送ユニットはほぼ垂直方向に前記行を越えて 空のレベルまで延在し、前記コンベヤユニットは前記空のレベルで前記移送ユニ ットに投入および取出しを行うために配置されている収納装置。