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JPH0942560A - 樹脂チュ−ブ用金属製管継手 - Google Patents

樹脂チュ−ブ用金属製管継手

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JPH0942560A
JPH0942560A JP7219541A JP21954195A JPH0942560A JP H0942560 A JPH0942560 A JP H0942560A JP 7219541 A JP7219541 A JP 7219541A JP 21954195 A JP21954195 A JP 21954195A JP H0942560 A JPH0942560 A JP H0942560A
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JP
Japan
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tube
nut
resin
cap nut
core
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JP7219541A
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Yasushi Baba
靖 馬場
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Naniwa Seisakusho KK
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Naniwa Seisakusho KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小口径給湯用ポリブデン管と管継手との接合
を良好にする。 【解決手段】 一端側に取付部3を、他端側にタケノコ
溝5をもつ管挿入部6を、これらの間に押えナット7を
螺着するネジ部8を、それぞれ設けた継手本体2と、こ
の押えナット7に螺合した袋ナット17とからなる管継
手にあって、管挿入部6と押えナット7との間に奥がV
の空間16を形成する。袋ナット17に内嵌され、ポリ
ブデン管22の挿入部が嵌合された、内周に突起22を
もつコア19を、縮径用Cリングで構成する。袋ナット
17を締付けると、コア19とポリブデン管22が一体
にV字空間16へ押込まれ、タケノコ溝5と突起21で
挟まれるので、この管22の挿入部全体のシ−ル・抜け
止めが良好になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂チュ−ブ用金
属製管継手に関し、詳しくは、小口径の給水または給湯
用樹脂チュ−ブを他の部材と接合するための金属製管継
手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、給水または給湯管として用いられ
ている金属管に代り、ポリブデンチュ−ブや塩ビ管やポ
リエチレン管などの樹脂チュ−ブが使用されるようにな
った。
【0003】すなわち、従来、銅管を水栓に接続する場
合、所定の形状に弯曲したり、折曲したり、またはロ−
付けして接続する必要があったが、樹脂チュ−ブであれ
ば、これらの作業が不要となり、また、他の部材との配
管上の干渉も避けることができ、ひいては、配管作業が
きわめて容易にできる、とされている(例えば、実公平
7−26451号公報、実公平7−21664号公報等
参照)。
【0004】ところで、かかる特徴をもつ樹脂チュ−ブ
でも、耐熱性を要する給湯管には使用できなかったが、
最近、耐腐食性は勿論、高温時でも高い強度をもつポリ
ブデンチュ−ブ(ポリオレフィン系の樹脂で、超高分子
量であるが、柔軟性に富み、耐熱クリ−プ特性、耐スト
レスクラック性を有する)が給水・給湯管に使用できる
ように規格化された(JISK6778参照)。
【0005】したがって、このポリブデンチュ−ブは、
温室やビニルハウスの暖房配管、更には、住宅や家畜小
屋等の床暖房配管等を含め、汎用されるようになった。
【0006】ところで、ポリブデンチュ−ブを他管種や
金属製器具と接続するには、金属製管継手を必要とする
が、そのとき、ポリブデンチュ−ブは施工後、銅管と違
い、フリ−な状態にしておいてもよく、更には、地震に
も対応して積極的に揺動可能としてもよいので、きわめ
て至便であるが、その代り、管継手との接合部において
漏水や抜け出し等を配慮する必要がある。
【0007】一方、一般の樹脂チュ−ブを接合する金属
製管継手について、各種の提案がなされている(例え
ば、実開昭58−172178号公報、特開平2−16
3592号公報等参照)。
【0008】かかる提案の1つである前掲の特開平2−
163592号公報記載の管継手について述べる。
【0009】図3において、この管継手50の継手本体
51には、一端側に取付用螺体部52と、他端側に、パ
ッキン溝53をもつチュ−ブ挿入部54とを、それぞれ
形成し、その略中間部には、押えナット嵌合用支持フラ
ンジ部55を形成している。
【0010】この支持フランジ部55に嵌合する押えナ
ット56は、この嵌合のための6角部57と、雄ネジを
刻設した縮径部(いわゆるフェル−ルに該当する)58
とで構成している。
【0011】そして、この縮径部58には袋ナット59
が螺合しており、この袋ナット59の反ネジ側の内面に
は縮径用傾斜面60が形成されている。なお、パッキン
溝53にはパッキン61を嵌合している。
【0012】そこで、この管継手50にポリエチレン等
の樹脂チュ−ブ62を接合するには、この樹脂チュ−ブ
62を、その管軸に直交した切断線(不図示)に沿って
切管し、その切管個所を清掃する。次いで、切管した樹
脂チュ−ブ62を、チュ−ブ挿入部54と縮径部58と
で形成されたド−ナツ状空間63に、人手により挿入し
て、その挿入先端を、支持フランジ55の側面に当接さ
せる。
【0013】次いで、押えナット56と袋ナット59と
にそれぞれ、図示しないスパナを掛けて、袋ナット59
を締付けると、袋ナット59の傾斜面60が、軸方向に
複数のスリット(不図示)をもつ縮径部58を押圧して
縮径する。
【0014】その結果、縮径部58の先端側が樹脂チュ
−ブ62の外形を変形させるので、樹脂チュ−ブ62は
パッキン61に圧着する。したがって、樹脂チュ−ブ6
2は管継手50に対し、チュ−ブ挿入部54と縮径部5
8とで挟持されて抜け止めされると共に、パッキン61
との圧着でシ−ルされる。
【0015】なお、縮径部58の基部には、樹脂チュ−
ブ挿入確認孔64が複数個設けられていて、樹脂チュ−
ブ62が空間63に挿入されたことを確認する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる金属
製の管継手50に、樹脂チュ−ブ、例えばポリブデンチ
ュ−ブを接合すると、次のような問題があった。
【0017】1)この管継手50には、ポリブデンチュ
−ブを挿入可能とする若干ゆとりのあるド−ナツ状空間
63が設けられていて、この空間63は、縮径部58に
より縮径される所を除き、ポリブデンチュ−ブのシ−ル
や抜け止めに寄与していない。
【0018】2)この空間63にポリブデンチュ−ブを
人手で、奥迄挿入するので、もし、ポリブデンチュ−ブ
の外径に誤差があれば(ポリブデンチュ−ブの押出成形
は内径規制で行われ、外径には誤差が生じやすい)、挿
入困難となる。
【0019】3)ポリブデンチュ−ブの外形を変形させ
て、これを継手本体51のチュ−ブ挿入部54に圧着さ
せる個所は、縮径部58の先端側のみであるので、抜け
止めに不安が残る。殊に、施工後、ポリブデンチュ−ブ
を固定せず、地震に対応して揺動可能に配管すると、こ
の不安は大きい。
【0020】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、かかる
問題を解決するためになされたもので、その要旨とする
ところは、一端側に取付部を、他端側にチュ−ブ挿入部
を、これらの間に、押えナットを取着する取着部を、そ
れぞれ形成した継手本体と、前記押えナットに螺合する
袋ナットと、からなって、前記チュ−ブ挿入部と押えナ
ットとの間に樹脂チュ−ブを挿入するド−ナツ状空間を
形成した金属製管継手において、前記空間に、樹脂チュ
−ブの挿入側がその内周に嵌合され、かつ、袋ナットが
その外周にゆるく嵌合された縮径用コアを、該樹脂チュ
−ブと一体になって袋ナットの押込み片により押込み挿
入すると共に、該押えナットでコアを縮径することによ
り、樹脂チュ−ブの挿入部全長に亘りシ−ルおよび抜け
止めしたことを特徴とする樹脂チュ−ブ用金属製管継手
にある。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明を、その実施の形態例を示
す図面により詳細に述べる。図1は本発明の実施の形態
例の断面図で、(A)は接合前の断面図、(B)は接合
後の断面図、図2は図1の管継手の適用例のヘッダであ
る。
【0022】本例の管継手は、呼び径10mmφ〜30
mmφ、特に、13mmφまたは15mmφのポリブデ
ンチュ−ブを接合する黄銅製管継手に好適であって、例
えば、呼び径13mmφのポリブデンチュ−ブではその
肉厚は2mmとなっている。
【0023】先ず、管継手1について述べる。この管継
手1の継手本体2には、一端側に取付部3を、他端側に
Oリング溝4およびタケノコ状溝5,5を外周にもつチ
ュ−ブ挿入部6を、それぞれ形成し、その略中間部に
は、押えナット7を螺合する押えナット用ネジ部8とス
トッパ−9とを隣接して形成している。このOリング溝
4の近傍には奥行き上がり傾斜面10を形成している。
なお、Oリング溝4にはOリング11を嵌合している。
【0024】この押えナット7は、その一端側内周に押
えナット用ネジ部8に螺合するネジ部と、他端側内周に
奥行き下がり傾斜面13をもち、かつ、外周に袋ナット
用雄ネジ部14をもつ押え部15と、から構成してい
る。
【0025】したがって、奥行き上がり傾斜面10と奥
行き下がり傾斜面13とで、断面V字ド−ナツ状空間1
6を形成している。
【0026】前記袋ナット用雄ネジ部14には袋ナット
17を螺合しているが、この袋ナット17の反ネジ側端
には、押込み片18が内径方向に突設されている。この
押込み片18で縮径用コア19を断面V字ド−ナツ状空
間16に押込んで、強固に抜け止めにする。
【0027】このコア19は黄銅製で、Cリング状に切
欠きがあって、縮径、拡径自在になっている。このコア
19の挿入先端側には、前記の断面V字ド−ナツ状空間
16に対応してV字先端部20を形成し、コア19の後
端側内面には、前記タケノコ状溝5,5に対応して半球
突起21,21を形成している。
【0028】なお、袋ナット17の押込み片18と、コ
ア19の後端との間に、図示しないが薄い樹脂製リング
パッキンを介在させて、袋ナット17を締付けるときコ
ア19が共廻りしないようにしている。
【0029】以上のような管継手1にポリブデンチュ−
ブ22を接合するには、図1(A)に示すように、袋ナ
ット17をゆるめて、コア19を空間16の入口側に位
置させておく。そこで、切管され、清掃されたポリブデ
ンチュ−ブ22を人手によりコア19の内周に沿って軽
く挿入する。すなわち、コア19にポリブデンチュ−ブ
22の挿入側を内嵌する。そのときの挿入長はコア19
の軸長と押込み片18の巾との長さとしているので、そ
の挿入長は予め正確に予測できる。すなわち、ポリブデ
ンチュ−ブ22の挿入側先端とコア19の挿入側先端と
を一致させる。
【0030】そこで、押えナット7と袋ナット17と
に、それぞれスパナ(不図示)を掛け、袋ナット17を
締付けると、押込み片18がコア19を断面V字ド−ナ
ツ状空間16へ向け押込むと共に、コア19が押えナッ
ト7の奥行き下がり傾斜面13によって除々に縮径され
るので、コア19とポリブデンチュ−ブ22とは圧着さ
れて一体となり、断面V字ド−ナツ状空間16へ押込ま
れる。この押込まれた状態を図1(B)に示す。
【0031】この図1(B)で明らかなように、ポリブ
デンチュ−ブ22の挿入先端側は、Oリング11とV字
先端部20とで挟まれて、しかも、開口部がラッパ状に
折曲されてシ−ルされ、抜け止めされる。これはポリブ
デンチュ−ブ22であるから、押込み折曲してもクラッ
クが生じない。
【0032】また、ポリブデンチュ−ブ22の挿入後端
側は、タケノコ状溝5,5と半球突起21,21とで外
形が変形されて波状になり、タケノコ状溝5と半球突起
21とで挟まれて抜け止めされる。殊に、単なる凹溝で
なく、タケノコ状溝5によって抜け止めは倍加される。
【0033】したがって、ポリブデンチュ−ブ22の挿
入部の全体がシ−ルされ、かつ、抜け止めされるので、
これらを確実にすることができる。
【0034】次に、かかる管継手1を、床暖房用ヘッダ
23に適用した例を説明する。
【0035】図2において、ヘッダ用管体24は黄銅棒
を穿孔したパイプ体であって、その一端側に、図示しな
い湯沸器と接続するジョイント25を螺着しており、他
端側に閉塞ボルト26を螺着している。勿論、他のヘッ
ダ用管体を接続するようにしてもよい。そして、このヘ
ッダ用管体24には対になった多数の管継手1,1…を
取付けている。この管継手1の構造は前記のとおりであ
る。この管継手1の取付部3とヘッダ用管体24とは、
ロ−付けにより接続している。勿論、この取付部3は、
図3に示すような取付用螺体部で構成して、ヘッダ用管
体24と螺着してもよい。
【0036】したがって、以上のような多数の管継手1
に、それぞれポリブデンチュ−ブ22を接合する作業
は、袋ナット17を締付けるだけで、ポリブデンチュ−
ブ22の押込み挿入や、シ−ルや抜け止めが確実にでき
る。殊に、施工後、ポリブデンチュ−ブ22の途中をフ
リ−の状態にして、地震に対応して揺動できるようにし
ても、シ−ルおよび抜け止めが確実になって、床暖房等
の目視しにくい所にとって好都合になる。
【0037】なお、前記管継手1では、継手本体2と押
えナット7とを一体化するのに、継手本体2に設けたネ
ジ部8に押えナット7を螺合させてストッパ−9で螺着
止めした構造にしているが、本発明はこれに限らず、継
手本体2と押えナット7とを一体化するのに、図3で示
すような6角部による回り止め嵌合にしてもよい。これ
らの一体化を本明細書では取着と呼んでいる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、縮径用コアと樹脂チュ
−ブとを一体にして袋ナットで押込み挿入し、樹脂チュ
−ブの挿入部全長に亘りシ−ルおよび抜け止めをしたの
で、樹脂チュ−ブの挿入作業が挿入不足をなくして、か
つ、容易にできると共に、シ−ルおよび抜け止めが確実
にでき、施工後、樹脂チュ−ブを揺動可能の状態に配管
しても水漏や抜け止め等がない。
【0039】また、袋ナットの締付けで、樹脂チュ−ブ
の挿入と、シ−ルや抜け止め用の縮径をするので、例え
ば、床暖房配管のように、多数の管継手や狭い空間での
小口径配管作業が楽になると共に、配管後の信頼性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の断面図で、(A)は接
合前の断面図、(B)は接合後の断面図である。
【図2】図1の適用例である。
【図3】従来例である。
【符号の説明】
1…管継手、2…継手本体、3…取付部、4…チュ−ブ
挿入部、7…押えナット、16…空間、17…袋ナッ
ト、18…押込み片、19…コア、22…ポリブデンチ
ュ−ブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側に取付部を、他端側にチュ−ブ挿
    入部を、これらの間に、押えナットを取着する取着部
    を、それぞれ形成した継手本体と、前記押えナットに螺
    合する袋ナットと、からなって、前記チュ−ブ挿入部と
    押えナットとの間に樹脂チュ−ブを挿入するド−ナツ状
    空間を形成した金属製管継手において、 前記空間に、樹脂チュ−ブの挿入側がその内周に嵌合さ
    れ、かつ、袋ナットがその外周にゆるく嵌合された縮径
    用コアを、該樹脂チュ−ブと一体になって袋ナットの押
    込み片により押込み挿入すると共に、該押えナットでコ
    アを縮径することにより、樹脂チュ−ブの挿入部全長に
    亘りシ−ルおよび抜け止めしたことを特徴とする樹脂チ
    ュ−ブ用金属製管継手。
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