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JPH09318333A - 回転体装置及び回転体装置を備えた機器 - Google Patents

回転体装置及び回転体装置を備えた機器

Info

Publication number
JPH09318333A
JPH09318333A JP8136267A JP13626796A JPH09318333A JP H09318333 A JPH09318333 A JP H09318333A JP 8136267 A JP8136267 A JP 8136267A JP 13626796 A JP13626796 A JP 13626796A JP H09318333 A JPH09318333 A JP H09318333A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
rotation
motor
rotating body
photo interrupter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8136267A
Other languages
English (en)
Inventor
Toyotoshi Kawasaki
豊年 川崎
Hiroyuki Ogura
宏之 小倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP8136267A priority Critical patent/JPH09318333A/ja
Priority to US08/864,683 priority patent/US5892989A/en
Publication of JPH09318333A publication Critical patent/JPH09318333A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01D5/00Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable
    • G01D5/26Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable characterised by optical transfer means, i.e. using infrared, visible, or ultraviolet light
    • G01D5/32Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable characterised by optical transfer means, i.e. using infrared, visible, or ultraviolet light with attenuation or whole or partial obturation of beams of light
    • G01D5/34Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable characterised by optical transfer means, i.e. using infrared, visible, or ultraviolet light with attenuation or whole or partial obturation of beams of light the beams of light being detected by photocells
    • G01D5/347Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable characterised by optical transfer means, i.e. using infrared, visible, or ultraviolet light with attenuation or whole or partial obturation of beams of light the beams of light being detected by photocells using displacement encoding scales
    • G01D5/3473Circular or rotary encoders
    • G01D5/34738Axles; Driving or coupling means
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B3/00Focusing arrangements of general interest for cameras, projectors or printers
    • G03B3/10Power-operated focusing

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】駆動モータの駆動力を被駆動部に伝達する途中
におかれた減速機構を構成する部品の弾力性等の影響に
より発生する、回転の揺り戻しを吸収し、回転数を正確
に計数する事により、撮影光学系を正確に駆動する事が
できる装置を提供する。 【解決手段】PI羽根34のC形穴34′に、ウォーム
32に設けられたスカート41がはめ込まれ、それぞれ
の中心をモータ軸39が貫通し、そして、スカート41
に設けられた切り欠き41′とPI羽根34に設けられ
たC形穴34′の作用により、ウォーム32の回転が所
定角度の遊びを持ってPI羽根34に伝達される構成と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影光学系或いは
X−Yテーブル等、可動体を駆動するために使用される
駆動手段の回転数の誤計数を防止する事ができる装置、
並びにそのような装置を備えた機器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】可動体を有する機器、例えばレンズ鏡胴
における撮影光学系のフォーカシング又はズーミング等
に際して、そのレンズ群を駆動する場合に、駆動源であ
る駆動モータの回転数を計数する手段として、従来よ
り、その駆動モータに連動して回転する羽根がフォトイ
ンタラプタの間隙部を通過する構成により、パルスカウ
ントする事が行われている。これにより駆動モータの駆
動量を確認し、上記レンズ群を所望位置に駆動する事が
できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、上記駆動モータの駆動力を被駆動部に
伝達する途中におかれた減速機構を構成する部品の弾力
性等の影響による、回転の揺り戻しが発生したときに、
上記駆動モータの回転数が誤計数される恐れがある。本
発明は、このような回転の揺り戻しを吸収し、回転数を
正確に計数する事ができる装置、或いはそれにより、可
動体を正確に駆動する事ができる機器を提供する事を目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の回転体装置、或いは回転体装置を備えた本
発明の機器は、回転軸に回転力伝達手段と、回転数検出
用光センサに作用するフォトインタラプタ羽根とを装着
した回転体において、前記フォトインタラプタ羽根が前
記回転軸に遊嵌されていて、前記回転軸に固定された回
転伝達手段の係合を介して回転するようになっていると
ともに、前記係合が所定の遊び範囲の端部において成さ
れる構成を有する。
【0005】また、前記フォトインタラプタ羽根を固定
部より回転自在に摺動保持させる構成とする。
【0006】さらに、前記回転軸に前記回転力伝達手段
を、摩擦保持部材を介して固定する構成とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明を適
用した撮影光学装置としての交換レンズ61をカメラ本
体60に取り付けたカメラの外観を示す斜視図である。
図2は、上記実施形態の撮影光学装置の主な部品を分解
して、光軸方向に並べた様子を模式的に示す斜視図であ
る。同図において、1は撮影光学装置の前部に配される
第1移動枠、2は第2移動枠であり、それらの内部には
それぞれレンズ群L1 ,L2 (図示せず)が保持されて
いる。3はカム筒であり、カム筒3の内部に第1移動枠
1と第2移動枠2が嵌合し、それぞれに設けられたピン
5,6が、カム筒3に螺旋状に設けられたカム溝7,8
をそれぞれ貫通する。
【0008】また、9は固定筒、10は固定筒9に直線
状に設けられたカム溝であり、この固定筒9の内部にカ
ム筒3が嵌合し、カム溝7,8を貫通したピン5,6は
更にカム溝10を貫通する。尚、4は押さえリング、M
はモータを内蔵し、そのモータによって回転する駆動歯
車15を突出させたモータユニット、12は撮影光学装
置の後部を覆うカバーである。また、固定筒9の外周に
はカム溝10を覆い隠す外観部材が配置されるが、図で
は省略している。
【0009】図3は、前記撮影光学装置が組み立てられ
た状態を模式的に示す縦断面図であり、図4は、レンズ
群が駆動された状態を模式的に示す縦断面図である。図
3において、モータユニットMにより駆動歯車15が駆
動されると、カム筒3の内面に部分的に設けられたイン
ナーギヤ16が噛み合い駆動され、カム筒3は光軸Xを
中心として回転する。
【0010】このとき、カム筒3に螺旋状に設けられた
カム溝7,8が、第1移動枠1と第2移動枠2のそれぞ
れに設けられたピン5,6を押し、ピン5,6は固定筒
9に直線状に設けられたカム溝10にそって移動するの
で、図4に示すように第1移動枠1と第2移動枠2が光
軸方向に駆動され、レンズ群L1 ,L2 が同様に駆動さ
れる。このとき、カム溝7,8の形状の違いに基づい
て、第1移動枠1と第2移動枠2の移動量が異なるの
で、図4の如く、第1,第2移動枠1,2の間隔が開く
事になる。
【0011】図5は、駆動歯車15付近の様子を光軸方
向より模式的に示した図である。固定筒9より延びた軸
受け17に設けられたカバー18は、インナーギヤ16
の両端部に設けたストッパー19に当接する事により、
インナーギヤ16の動作及びカム筒3の回転を停止する
働きをするとともに、駆動歯車15を保護する役割を持
つ。また、20はストッパー19,19間に橋渡しされ
る形でカム筒3に一体に設けられた摺動部材であって、
駆動歯車15の持ち上げ時に、軸受け17に当接して駆
動歯車15の逃げを防止する。カム筒3の回転時に、軸
受け17との近接関係を維持するため、摺動部材20は
固定筒9と同心円を成す弓形状となっている。尚、図5
においては、摺動部材20は軸受け17に近接している
が、17に常時当接するようにしても良い。
【0012】図6は、軸受け17に当接させるストッパ
ー19をインナーギヤ16の両端部に設けた状態を、模
式的に示す斜視図である。同図において、駆動歯車15
がモータユニットMに含まれるモータ11により駆動さ
れ、矢印A方向に回転すると、インナーギヤ16は矢印
B方向に噛み合い駆動される。そして、終端部まで駆動
されると、図7に示すように、軸受け17にストッパー
19が当接し、矢印のような互いに打ち消し合う力が働
き、インナーギヤ16が停止する。このとき、軸受け1
7が図の右側に振られる事がないので、それによる歯飛
びが生じる事もない。
【0013】このことは、駆動歯車15が逆方向に回転
して、インナーギヤ16が矢印B方向とは反対の方向に
移動し、その終端でストッパー19に当接した時も同じ
である。尚、軸受け17にストッパー19が当接してイ
ンナーギヤ16が停止すると、駆動歯車15に対し停止
させようとする力が働き、駆動歯車15が停止する。こ
の停止を検出手段(図示せず)で検出すると、モータ駆
動信号が与えられなくなり、モータ11(及び駆動歯車
15)の駆動は止まる。
【0014】図8は、更に摺動部材20を設けた場合を
示す。この場合も同様に、駆動歯車15がモータ11に
より駆動され、矢印A方向に回転すると、インナーギヤ
16は矢印B方向に噛み合い駆動される。このとき、軸
受け17と摺動部材20は近接或いは摺動している。ま
た図9に示すように、駆動時において、駆動歯車15は
インナーギヤ16より反作用による力Fを受けるので、
その分力Fy,Fxを考えた場合に、Fyは歯車の噛み合
いが外れる方向の力として表され、Fxはインナーギヤ
16を長手方向に駆動する力の反作用として表される。
通常は、分力Fy,Fxは軸受け17によって吸収され
る。
【0015】このとき、カメラの使用者が何らかの外力
を加える事等によってインナーギヤ16を強制停止した
場合は、引き続き駆動歯車15に駆動力が働いているの
で、力Fが増大して分力Fyも増大するので、軸受け1
7のみによってはそれを吸収できなくなり、そのままで
は歯車の噛み合いが外れて歯飛びを起こす恐れがある。
ここにおいて摺動部材20があれば、軸受け17が当接
する事により、図10に示すように、矢印のような互い
に打ち消し合う力が働くので、分力Fyを吸収して歯飛
びを防止する事ができる。
【0016】尚、この例において、インナーギヤ16が
終端部まで駆動された場合、分力Fxの吸収は、軸受け
17をストッパー19に当接させる代わりに、インナー
ギヤ16を外部のストッパーに当接させる事で行っても
良い。摺動部材20がある限り、終端部においても歯飛
びを起こす心配はないからである。以上のような歯飛び
防止機構により、撮影光学系を確実に駆動する事ができ
る。
【0017】図13は、上記第1実施形態におけるモー
タユニットMを分解して詳細に示す斜視図である。36
は、モータ11や歯車等を保持収容するキャビネットで
あり、全体がL字状を成している。そのL字状を形成す
る一方のプレート36aにはモータ11が取り付けられ
る。他方のプレート36bには減速ギヤ33,43をそ
れぞれ回転自在に保持するシャフト44,45が設けら
れているとともに、駆動歯車15の小径ピニオン15B
が貫通する孔(図示せず)を有している。
【0018】また、他方のプレート36bからは周回状
の側壁部36cが突出しており、その下面には切り欠き
36dが形成されている。モータ11が前記プレート3
6aに取り付けられたとき、そのウォーム32や後述す
るPI羽根34等が前記切り欠き36dを介して上方に
突出する形となる。ウォーム32はその表面に螺旋状の
ギヤが形成されており、同じく螺旋状のギヤが形成され
た第1減速ギヤ33の大径部33aと噛み合う。第1減
速ギヤ33の小径部33bは次の第2減速ギヤ43の大
径部43bと噛み合う。このような噛み合いによってモ
ータ11から伝達された駆動力は、更に第2減速ギヤ4
3の小径部43aと駆動歯車15の大径部15Aとの噛
み合いを介して、最終的に駆動歯車15に伝えられる。
【0019】37は、このモータユニットMの側面を覆
うカバーであり、その主要部分を成す第1プレート37
aには、第2プレート37b,第3プレート37cが突
出している。また、第1プレート37aには切り欠き3
7dが設けられており、ここに後述するフォトインタラ
プタ(PI)35が取り付けられる。このカバー37が
キャビネット36に取り付けられる際、カバー37の第
1プレート37aは、キャビネット36の側壁部36c
と嵌合し、カバー37の第2プレート37b,第3プレ
ート37cが、キャビネット36のプレート36bと嵌
合する。そして、フォトインタラプタ35の間隙部3
5′にフォトインタラプタ羽根(以下、PI羽根と略
す)34の羽根の部分が入り込む形となる。
【0020】同図において、モータ11の駆動によって
ウォーム32が回転すると、その回転が減速ギヤ33,
43に順次伝達され、最後に駆動歯車15に伝達され
て、これが回転する。このとき、フォトインタラプタ
(PI)35の間隙部を、モータ11の駆動によって回
転するPI羽根34の羽根の部分が連続的に通過する事
により、モータ11の回転数をパルスカウントする。ち
なみに、ウォーム32,減速ギヤ33,43,駆動歯車
15の材質としては、主にポリアセタール樹脂等が使用
される。図14は、組立後の外観を示す斜視図である。
この状態で、モータユニットMとして上記交換レンズ6
1に組み込まれている。
【0021】図15は、モータ11に取り付けられる主
な部品を、軸方向に分解して示す斜視図であり、図16
はその組立図である。各図に示すように、線状のバネ材
が螺旋状に巻かれたねじりコイルバネ38は、モータ軸
39に巻き付く事によって摩擦保持され、そのねじりコ
イルバネ38の両端部に設けられた足40により、ウォ
ーム32の下部の周囲に設けられたスカート41の切り
欠き41′を介してウォーム32にモータ軸39の回転
を伝達する。そして、ウォーム32に何らかの外力が加
わって過剰なトルクが発生したときに、ねじりコイルバ
ネ38がモータ軸39に対して回転方向に滑る事によ
り、モータ11の加熱,焼損を防止する。
【0022】また、PI羽根34のC形穴34′にスカ
ート41がはめ込まれ、PI羽根34とスカート41そ
れぞれの中心をモータ軸39が貫通している。そして、
スカート41に設けられた切り欠き41′とPI羽根3
4に設けられたC形穴34′の作用により、ウォーム3
2の回転が所定角度の遊びを持ってPI羽根34に伝達
される。これは、前記のモータユニットMの歯車機構を
構成する部品の弾力性等の影響による、回転の揺り戻し
を吸収し、モータ11の回転数の誤計数を防止するため
である。この動作の詳細は次に述べる。尚、PI羽根3
4のふらつきを防止するために、図16に示すように、
フォトインタラプタ35等に板バネ42等を設けて、P
I羽根34を挟み込むように摺動保持している。
【0023】図17に、従来の構成によりモータの回転
数をパルスカウントする場合の一例を、モータ軸方向よ
り見た状態として示す。この場合、PI羽根34′は前
記のウォーム32と一体であるので、前記のモータ軸3
9の回転に連動して回転する。同図(a)は、右回転し
ていたPI羽根34′が停止した瞬間を表す模式図であ
る。このとき、フォトインタラプタ35の間隙部を最後
に通過した羽根を斜線で示すと、回転の揺り戻しにより
同図(b)の状態となり、フォトインタラプタ35を逆
向きに通過するので、回転が戻されているにも関わら
ず、カウントが1パルス追加される。PI羽根34′が
引き続き右回転する場合は、揺り戻し前の(a)の状態
になってから前記モータユニットMの歯車機構並びにレ
ンズ等の被駆動部(図示せず)を駆動するので、更にカ
ウントが1パルス追加される。
【0024】このように、従来の機構では、回転,停止
が行われる度に誤計数が蓄積されるが、本発明では回転
の揺り戻しを吸収する機構が備えられているのでそれが
防止される。図18に、本実施形態においてモータ11
の回転数をパルスカウントする場合の動作を、モータ軸
方向より見た状態として示す。この場合、前記のウォー
ム32のスカート41に設けられた切り欠き41′とP
I羽根34に設けられたC形穴34′の作用により、ウ
ォーム32の回転が所定角度の遊びを持ってPI羽根3
4に伝達される。
【0025】同図(a)は、右回転していたウォーム3
2のスカート41並びにPI羽根34が停止した瞬間を
表す模式図である。このとき、フォトインタラプタ35
の間隙部を最後に通過した羽根を斜線で示すと、回転の
揺り戻しにより同図(b)の状態となり、スカート41
は戻されるが、PI羽根34はとり残されるので、フォ
トインタラプタ35には何等影響を与えない。スカート
41が引き続き右回転する場合は、揺り戻し前の同図
(a)の状態になってからPI羽根34及び前記モータ
ユニットMの歯車機構並びにレンズ等の被駆動部(図示
せず)を駆動するので、引き続き正しいパルスカウント
が開始される。
【0026】スカート41が同図(b)の状態から左回
転即ちこれまでとは逆回転する場合は、同図(c)の状
態になってからPI羽根34及び前記モータユニットM
の歯車機構並びにレンズ群等の被駆動部(図示せず)を
駆動するが、この場合は、スカート41とPI羽根34
との所定角度の遊びによるカウントされないパルス数
(この例の場合は3パルス)を予め登録しておき、逆回
転駆動時に加える事により、正しいパルスカウントを行
う事ができる。
【0027】交換レンズ等レンズ鏡胴ではオートフォー
カス等の際、レンズを正確に駆動しなければ焦点が合わ
ないといった不都合が生じる。本発明を適用する事によ
り、揺り戻しによる誤パルスのカウントを防止する事が
できるので、レンズ鏡胴においてレンズを正しく駆動す
る事が可能となる。
【0028】図11は、本発明の第2の実施形態とし
て、上記に説明した構成を回動ではなく直進する機構に
適用したX−Yテーブルを、模式的に示した図である。
同図において、このX−Yテーブルの基盤となる固定テ
ーブル23の一側面には、モータユニットMUaが取り
付けられている。このモータユニットMUaはモータを
内蔵し、そのモータによって回転する駆動歯車15aを
突出させている。また、固定テーブル23の上面に、そ
の面と平行を成す同図の矢印α方向に摺動自在に取り付
けられている移動テーブル22の一側面には、ラックギ
ヤ16′aが設けられており、モータユニットMUaに
より駆動歯車15aが駆動されると、このラックギヤ1
6′aが噛み合い駆動され、移動テーブル22は、固定
テーブル23を基準として矢印α方向に移動する。
【0029】また、移動テーブル22の、前記ラックギ
ヤ16′aが設けられている側面と直角を成す一側面に
は、他のモータユニットMUbが取り付けられている。
上記と同様に、このモータユニットMUbはモータを内
蔵し、そのモータによって回転する駆動歯車15bを突
出させている。また、移動テーブル22の上面に、その
面と平行を成し、矢印α方向とは直角を成す矢印β方向
に摺動自在に取り付けられている移動テーブル21の一
側面には、他のラックギヤ16′bが設けられており、
このモータユニットMUbにより駆動歯車15bが駆動
されると、このラックギヤ16′bが噛み合い駆動さ
れ、移動テーブル21は、移動テーブル22を基準とし
て矢印β方向に移動する。
【0030】図12は、前記X−Yテーブルの駆動機構
の詳細を示す図である。同図において、移動テーブル2
2の一側面に取り付けられたモータユニットMUbより
延びた軸受け17は、移動テーブル21の一側面に設け
られた前記他のラックギヤ16′bの両端部に設けたス
トッパー19′bに当接する事により、このラックギヤ
16′bの動作及び移動テーブル21の移動を停止する
働きをする。また、20′bはストッパー19′b,1
9′b間に橋渡しされる形で設けられた摺動部材であっ
て、駆動歯車15bの持ち上げ時に、軸受け17に当接
して駆動歯車15bの逃げを防止する。
【0031】このことは、図11に示す固定テーブル2
3の一側面に取り付けられたモータユニットMUaより
延びた軸受け17(図11には図示せず)が、移動テー
ブル22の一側面に設けられたラックギヤ16′aの両
端部に設けたストッパー19′aに当接した時及びこの
ストッパー19′a,19′a間に橋渡しされる形で設
けられた摺動部材20′aが、このモータユニットMU
aにより駆動される駆動歯車15aの持ち上げ時に、こ
の軸受け17に当接した時も同じである。
【0032】モータユニットの詳細は図13〜図16に
示されているものである。X−Yテーブルはその上に資
料などを載置して観察或いは加工等を行うときにその位
置が正確に管理されていなければならない。本発明を適
用する事により、揺り戻しによる誤パルスの発生を防ぐ
事ができるので、X−Yテーブルにおいて正確な位置管
理が可能となる。
【0033】尚、上記実施形態は交換レンズ,X−Yテ
ーブルに本発明を適用したものであるが、これに限るも
のではなく、回転,直進その他種々の形態で駆動される
機器に用いる事ができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の回転体装
置或いは回転体装置を備えた本発明の機器によれば、回
転軸に回転力伝達手段と、回転数検出用光センサに作用
するフォトインタラプタ羽根とを装着した回転体におい
て、前記フォトインタラプタ羽根が前記回転軸に遊嵌さ
れていて、前記回転軸に固定された回転伝達手段の係合
を介して回転するようになっているとともに、前記係合
が所定の遊び範囲の端部において成される構成とする事
により、その回転体の停止時に生じる揺り戻しを吸収
し、その回転数の誤計数を防止する事ができる。
【0035】また、前記フォトインタラプタ羽根を固定
部より回転自在に摺動保持させる構成とする事により、
そのふらつきを防止する事ができる。
【0036】さらに、前記回転軸に前記回転力伝達手段
を、摩擦保持部材を介して固定する事により、その回転
力伝達手段に何らかの外力が加わって過剰なトルクが発
生したときに、その摩擦保持部材が前記回転軸に対して
回転方向に滑る事により、前記回転体の過熱,焼損を防
止する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である撮影光学装置を取
り付けたカメラの外観を示す斜視図。
【図2】本発明の第1実施形態である撮影光学装置を構
成する主な部品の分解斜視図。
【図3】撮影光学系が組み立てられた状態を模式的に示
す縦断面図。
【図4】レンズ群が駆動された状態を模式的に示す縦断
面図。
【図5】駆動歯車付近の様子を光軸方向より模式的に示
した図。
【図6】軸受けに当接させるストッパーを設けた状態を
模式的に示す斜視図。
【図7】軸受けにストッパーが当接した状態を模式的に
示す図。
【図8】軸受けに近接或いは当接させる摺動部材を設け
た状態を模式的に示す斜視図。
【図9】駆動歯車が受ける力の説明図。
【図10】軸受けに摺動部材が当接した状態を模式的に
示す図。
【図11】本発明の第2実施形態であるX−Yテーブル
を模式的に示す図。
【図12】その機構部の詳細を模式的に示す図。
【図13】モータユニットの分解斜視図。
【図14】モータユニット組立後の外観を模式的に示す
斜視図。
【図15】モータに取り付けられる主な部品の分解斜視
図。
【図16】モータに取り付けられる主な部品の組立図。
【図17】従来の構成によりパルスカウントする場合の
一例を示す図。
【図18】本発明に採用されている構成によりパルスカ
ウントする場合の一例を示す図。
【符号の説明】
1 第1移動枠 2 第2移動枠 L1 ,L2 レンズ群 3 カム筒 4 押さえリング 5,6 ピン 7,8,10 カム溝 9 固定筒 11 モータ M,MUa,MUb モータユニット 12 カバー 15,15a,15b 駆動歯車 16 インナーギヤ 16′a,16′b ラックギヤ 17 軸受け 18 カバー 19,19′a,19′b ストッパー 20 摺動部材 21,22 移動テーブル 23 固定テーブル 31 モータ 32 ウォーム 33 第1減速ギヤ 34,34′ PI羽根 35 フォトインタラプタ 36 キャビネット 37 カバー 38 ねじりコイルバネ 39 モータ軸 40 足 41 スカート 42 板バネ 43 第2減速ギヤ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に回転力伝達手段と、回転数検出
    用光センサに作用するフォトインタラプタ羽根とを装着
    した回転体において、前記フォトインタラプタ羽根は前
    記回転軸に遊嵌されていて、前記回転軸に固定された回
    転伝達手段の係合を介して回転するようになっていると
    ともに、前記係合は所定の遊び範囲の端部において成さ
    れる事を特徴とする回転体装置。
  2. 【請求項2】 前記フォトインタラプタ羽根を固定部よ
    り回転自在に摺動保持させる事を特徴とする請求項1に
    記載の回転体装置。
  3. 【請求項3】 前記回転軸に前記回転力伝達手段を、摩
    擦保持部材を介して固定した事を特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載の回転体装置。
  4. 【請求項4】 所定の被駆動部材と、回転体装置を含ん
    で成り、前記被駆動部材を駆動するための駆動手段とを
    有する機器において、前記回転体装置は、回転軸に回転
    力伝達手段と、回転数検出用光センサに作用するフォト
    インタラプタ羽根とを装着し、前記フォトインタラプタ
    羽根は前記回転軸に遊嵌されていて、前記回転軸に固定
    された回転伝達手段の係合を介して回転するようになっ
    ているとともに、前記係合は所定の遊び範囲の端部にお
    いて成される事を特徴とする、回転体装置を備えた機
    器。
  5. 【請求項5】 前記フォトインタラプタ羽根を固定部よ
    り回転自在に摺動保持させる事を特徴とする請求項4に
    記載の、回転体装置を備えた機器。
  6. 【請求項6】 前記回転軸に前記回転力伝達手段を、摩
    擦保持部材を介して固定した事を特徴とする請求項4又
    は請求項5に記載の、回転体装置を備えた機器。
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