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JPH09260734A - 複合基板及びその製造方法 - Google Patents

複合基板及びその製造方法

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Publication number
JPH09260734A
JPH09260734A JP8061504A JP6150496A JPH09260734A JP H09260734 A JPH09260734 A JP H09260734A JP 8061504 A JP8061504 A JP 8061504A JP 6150496 A JP6150496 A JP 6150496A JP H09260734 A JPH09260734 A JP H09260734A
Authority
JP
Japan
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film
composite substrate
substrate
bonding
single crystals
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8061504A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Natori
栄治 名取
Taketomi Kamikawa
武富 上川
Setsuya Iwashita
節也 岩下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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  • Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用するデバイスに合った複合基板を提供す
る。 【解決手段】 単結晶間の接合にそれぞれの単結晶と相
性の良い中間層を形成したこと、接合部上にエピタキシ
ャル成長した表層膜を形成し溝を埋めたことにより極め
て平坦な複合基板ができる。そのため目的に合った様々
な結晶を組み合わせることが可能になり設計の自由度が
上がりデバイスの小型、モノリシック化、高性能化が図
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超電導デバイスのジ
ョセフソン素子の作製など人工粒界の形成に用いる複合
基板に関する。
【0002】
【従来の技術】複合基板(通常は単結晶2枚のバイクリ
スタル基板)が最も利用されているのは酸化物超電導デ
バイスである。酸化物超電導体には金属超電導体と比べ
(1)臨界温度が高い(100Kを越える材料も多数発
見されている)、(2)エネルギーギャップが大きい、
(3)異方性が強い、(4)コヒーレント長が短い、と
いう4つの特徴がある。これらの特徴は応用、作製方法
に大きな影響を与えている。良い面では(1)により使
用環境の制限が少なくなり民生機器への応用も含め幅広
い分野への応用が可能になって来た。更に(2)により
新たに今まで利用されていなかったミリ波領域から遠赤
外領域までの電磁波帯で利用できる高周波検出装置が期
待されている。この様な大きな期待を持たせる反面
(3)により形成する膜の結晶方位の制御が必要になり
所定の結晶面を持つ単結晶基板を用い超電導膜をエピタ
キシャル成長させることが必要不可欠となった。更に
(4)により金属超電導体では容易に作製出来たSIS
接合型ジョセフソン接合では絶縁層を数nmと極めて薄
くする必要があるため積層技術が極めて困難となり今だ
にエネルギーギャップが明確に確認されていない。
【0003】この様な背景の中、酸化物超電導体を用い
たジョセフソン接合は逆に欠点とされていた特徴を積極
的に利用した弱結合型が主に検討されている。その中の
1つが2つ以上の単結晶を接合した複合基板である。基
板上に酸化物超電導膜をエピタキシャル成長させるだけ
で接合部に人工粒界、即ちジョセフソン接合が容易に形
成される。単結晶にはMgOとSrTiO3が用いられ
面方位は共に(100)で境界面のa軸方位は20〜4
0゜となっている。前述した様にジョセフソン接合が容
易に形成できるため様々な機関が利用している。詳細は
応用物理 第60巻 第5号(1991)pp458−
461、IEEE TRANS. MAGN.VOL.
27,NO.2,(1991)、JPN.J.APP
L.PHYS.VOL.33(1994)PPL934
−937に述べられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の2つ以
上の単結晶を接合した複合基板は以下の様な問題を有し
ていた。最も複合基板が用いられている超電導デバイス
装置で説明する。
【0005】(1)薄膜を形成すると基板接合部に接合
欠陥による孔が発生し良好なジョセフソン接合が出来な
い。これは我々だけでなく第56回応用物理学会学術講
演会(秋期)予稿集26p−R−11にも報告されてい
る。孔はジョセフソン接合の幅が狭い場合は断線(超電
導電流が流れない)となり、幅が広い場合は多数の不規
則なジョセフソン接合ができ性能の低下を招く。
【0006】(2)孔が発生しないまでも溝の発生によ
り膜厚を数千Åと厚くしなくてはならなかった。酸化物
超電導体は層状成長し易い材料であるため図7に示す様
に厚くすることにより臨界温度の高い良超電導体膜10
のブリッジ(不良膜は省略)が形成され溝の発生を補っ
ているものと考えられる。また層状成長し易いが故に溝
など不規則な部分に平坦部と異なる成長の膜が形成され
ると歪が発生し粒界部で酸素欠損を生じTcの低下を招
いていた。
【0007】(3)単結晶は波長に関係なく小型化の可
能なアンテナに使う場合は損失を抑えるために低誘電率
であることが要求され、一方波長依存性のあるフィルタ
ー、遅延回路などは例えばフィルターの間隔はλ/4に
しなくてはならない等波長によりサイズが決定されるた
め小型化に制限があり、より小型化するためには高誘電
率であることが要求される。誘電率を高くすると実効波
長を短くでき1/√ε(例えば誘電率を100倍にする
と1/10になる)で小型化が可能になる。
【0008】デバイスをモノリシッ化すると高性能化が
図れる事はMMICで周知であるが前述した点がモノリ
シック化を阻んでいた。
【0009】(4)従来のバイクリスタル基板を用いた
ジョセフソン接合の常電導抵抗は数百mΩと低く外部装
置(50Ω以上)とのインピーダンス整合がとれなかっ
た。このためデバイス本来の特性を引き出すことが出来
ず高性能化が図れなかった。本発明は以上述べた問題点
を解決するものであり高性能で且つ小型化の可能なデバ
イス装置を作製出来る複合基板を得んとするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明よりなる複合基板は2つ以上の単結晶を接合
した複合基板の製造方法であって単結晶を接合した後少
なくとも接合部の基板の表面に基板と同じ結晶構造を有
する膜をエピタキシャル成長させる工程を有することを
特徴とする。エピタキシャル成長させる膜は基板と同じ
組成である、いわゆるホモエピタキシャル膜が好まし
い。また必要に応じエピタキシャル成長させた膜の表面
を研磨またはエッチングまたはそれらの両方を行う。更
に本発明は2つ以上の単結晶を接合した複合基板の製造
方法であって予め研磨またはエッチングを施した接合す
る前の単結晶の接合面にそれぞれの基板の共通する元素
単体またはそれらの元素を含む複合体よりなる膜を形成
する工程を有することを特徴とする。また前記単結晶が
ペロブスカイト型酸化物であり接合面に形成する膜の組
成が用いる単結晶の組成をA1+5+3、A2+4+3
3+3+3で表したときのAサイト元素の酸化膜また
はAサイト元素のリッチな複合体であること(ここで
A、Bの肩に示した記号は元素の価数を示す)、前記単
結晶の接合面の膜形成と接合を大気に晒すことなく連続
して行うこと、接合面に形成する膜はアモルファスであ
ることが好ましい。更に本発明よりなる複合基板は2つ
以上の単結晶を接合した複合基板であってそれぞれの単
結晶の少なくとも面方位が異なること、2つ以上の単結
晶を接合した複合基板であってそれぞれの単結晶の特性
が異なることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、実施例に従って本発明を詳
細に説明していく。
【0012】(実施例1)本発明よりなる複合基板の作
製プロセスを図1に示す。本発明の特性を明確にするた
め市販の境界面のa軸方位が36.8゜の(100)S
rTiO3バイクリスタル基板1を実施例に用いた。そ
の基板1の接合部2をAFM(原子間力顕微鏡)とFE
−SEMで観察したところ図1の断面図(a)に示す様
に溝3が見られた。その基板1に真空中に於て酸素プラ
ズマを照射し、表面の洗浄で取れない汚れを除去し、更
に大気に晒す事なく図1(b)に示す様にプラズマフラ
ッシュ法により表1の表層膜4を基板温度550〜65
0℃、成膜レート1〜50Å/sec.(レートは初期
は遅く徐々に速くなるように制御している)での条件で
0・5〜2μm形成する。得られた表層膜4をX線回折
(極図形)とRBS(ラザフォード後方散乱)のチャネ
リングモード(He4+イオンは基板面に対して垂直に入
射)で評価したところエピタキシャル成長し、χmin
5%以下と結晶性の良い膜であった。尚プラズマフラッ
シュ法は原料が化学量論組成であるため制御が容易であ
り且つ成膜レートの速い割りに優れた結晶性の膜を得ら
れるため用いた。
【0013】
【表1】
【0014】しかしAFMとSEM観察では表層膜4の
表面には部分的に数十nmの凹凸が見られたため図1
(c)に示す様に表面の仕上げ研磨を行った。更にRH
EED(高エネルギー電子線回折)観察によりパターン
がハローであった基板1はふっ酸とアンモニアの混合液
によりエッチングし表面のアモルファス層を除去した。
表層膜4の成膜後の表面モフォロジーが良い場合は研磨
やエッチングは必要ない。
【0015】得られた複合基板にレーザーアブレーショ
ンによりYBa2Cu37-x膜を基板温度550〜60
0℃、成膜レート0.5Å/sec.の条件で100n
m形成し表面モフォロジーを観察したところ接合部3に
孔はもとより溝も見られなかった。更にフォトリソグラ
フィーにより接合部3を3回横断する様にメアンダ状に
パターニングし3段直列のジョセフソン接合素子を作製
した。ジュセフソン接合の幅は5μmである。作製した
素子の臨界温度と60Kに於ける臨界電流密度を購入基
板をそのまま用いた場合の比較例と共に表2に示した。
【0016】表から判る様に本発明によると超電導膜の
厚さが100nmと薄くなっても臨界温度の低下が少な
く、高い臨界電流密度が得られている。これは接合3が
平坦になったことにより前述したブリッジの形成が必要
なくなり、更に超電導膜の歪みが少なくなり粒界部近傍
の酸素欠損が減少したためと考えられる。
【0017】
【表2】
【0018】(実施例2)本発明よりなる複合基板の構
造を図2に製造プロセスを図3に示す。
【0019】先ず化学両論組成の焼結体を原料として高
周波加熱引き上げ法により得たSrTiO3単結晶を面
方位(100)のチップ1aと面方位(110)のチッ
プ1bに切り出す。更に境界面のa軸方位が36.8゜
になるように切断し接合面5を形成する。次に接合面5
を研磨し更にふっ酸とアンモニアの混合液でエッチング
し平坦にする。平坦化した接合面4の表面はXPS、C
AICISS分析によると95%以上Ti−Oが占めて
いた。次にチップの一方、図2(a)では1aにSrT
iO3単結晶の構成元素でありTi−Oと相性のよいS
rOを蒸着機により数Å蒸着し中間層6を形成する。次
にチップ1aとチップ1bを合わせ加熱し接合する。蒸
着したSrOは大気に晒すと水分を吸収し変質し易く接
合不良が発生するため、好ましくはロードロック方式に
より大気に晒すことなく連続的に成膜と接合を行う方が
良い。
【0020】次にダイシングソーにより所定のサイズに
切断し、更に光学研磨、ふっ酸とアンモニアの混合液で
表面をエッチングし平坦化する。この時点でAFMとF
E−SEMにより中間層6を形成した試料としない試料
を観察した。結果は形成した試料は実施例1で購入した
基板と同程度の溝が発生しており、形成しない試料は溝
と孔が多発していた。これは格子定数のマッチングが良
くない接合面であり接合不良が出易い条件であるのを互
いに相性の良い中間層6を形成することにより接合不良
の発生を抑制しているためである。次にまだ所望の品質
ではないため実施例1と同じ様にホモエピタキシャル膜
の形成+研磨、エッチングによる接合部3の平坦化を行
った。尚中間層6を形成しない試料にホモエピタキシャ
ル膜を形成しても孔を確実に埋めることは出来なかっ
た。以上により複合基板を形成した。
【0021】得られた複合基板に実施例1と同様に厚さ
100nm、幅5μmの3段直列のジョセフソン接合を
形成し臨界温度と常電導抵抗を測定した。結果を実施例
1と同じ市販のバイクリスタル基板を用いた比較例と共
に表3に示す。
【0022】
【表3】
【0023】表3から本実施例によると常電導抵抗を1
桁近く高くすることが出来る。即ちインピーダンス整合
が図れ易くなる。これは複合基板のa軸の境界ズレのみ
による1次元的な人工粒界形成ではなく、それに更に超
電導膜の配向方向もことなる2次元的制御により人工粒
界を形成しているため短絡の無い確実な人工粒界が出来
ているためと考えられる。
【0024】尚本実施例の主目的は常電導抵抗を高くす
ることであるが中間層6の形成による接合品質の向上と
表層膜4の形成による接合部2の平坦化が有ってこそ成
し得たものと言える。また将来製造技術の向上により必
要な品質の複合基板が出来たとしても中間層6と表層膜
4の形成は製造条件のマージンの拡大、さらにはコスト
ダウンにつながるものと思われる。
【0025】(実施例3)先ず化学両論組成の焼結体を
原料として高周波加熱引き上げ法によりSrTiO3
結晶とLaAlO3単結晶を作製する。単結晶の誘電率
はそれぞれε=310とε=10である。次にそれぞれ
の単結晶を共に面方位(100)のチップ1aと1bに
切り出す。更に境界面のa軸方位が0゜になるように切
断し接合面5を形成する。次に接合面5を研磨し更にふ
っ酸とアンモニアの混合液でエッチングし平坦にする。
平坦化した接合面5の表面はXPSとCAICISS分
析によるとSrTiO3単結晶チップ1aの場合95%
以上Ti−O、LaAlO3の場合93%以上Al−O
占がめていた。他の単結晶も含めXPSの分析では単結
晶の組成をA1+5+3、A2+4+3、A3+3+3
表したときBサイトが表面に出る傾向にある。ここでは
SrTiO3がA2+4+3にLaAlO3がA3+3+3
に相当する。ちなみにA1+5+3にはKNbO3、Ag
TaO3等がある。次に接合面5にLa23またはLa
Tixyを蒸着機により数Å蒸着し中間層6を形成す
る。xは接合条件により適正値は異なるが少なくとも1
より小さい。それは単結晶の表面はBサイトが出易く、
中間層6はそのBサイトと手を結ぶ必要があるためであ
る。次に2つのチップ1aと1bを合わせ加熱し接合す
る。SrTiO3とLaAlO3の融点は2085℃と2
095℃と近いため適正な中間層6を形成すると比較的
接合し易い。尚多元系の中間層6はアモルファス状態の
方が接合し易い。それはアモルファス状態であると接合
時に於てチップとの結合や元素分布など周囲の状況に合
わせ拡散しながら自由に安定した結晶を作るためと推定
される。例えば周知の結晶ではSr−Ti−Oにより構
成される結晶はSrTiO3、Sr2TiO4、Sr3Ti
27、Sr4Ti310等色々ある。次にダイシングソー
により所定のサイズに切断し、更に光学研磨、ふっ酸と
アンモニアの混合液で表面をエッチングを行う。次に実
施例1と同様にLaAlO3より成る表層膜4を形成、
研磨、エッチングを行い接合部2の平坦化を図る。尚表
層膜4の厚さはヘテロエピタキシャルの場合単結晶の特
性を確実に引き出すため極力薄い(より好ましくはゼ
ロ)のほうが良い。以上により複合基板を得る。
【0026】得られた複合基板は低い誘電率と高い誘電
率を持つ基板であるため図4に示す様に低損失にするた
めに低い誘電率を必要とするアンテナ7、小型化にする
ため高い誘電率を必要とするフィルター8さらにその中
間にジョセフソン接合9を同時に形成出来て目的に合っ
たモノリシック化が図れる。フィルターは誘電率ε=1
0の基板から誘電率ε=310の基板に変更すると約1
/6と大幅に小型化出来る。
【0027】(実施例4)中間層6の形成による接合品
質の向上、表層膜4の形成による平坦化を製造工程に加
えると図5と図6に示す様に2つの単結晶を接合するだ
けでなく多数の接合が容易に出来る。そのためジョセフ
ソン接合の形成場所と数の自由度が上がる、誘電率の異
なる基板を更に加えることが出来て、より目的に応じた
誘電率の適正化が図れる。
【0028】以上実施例では単結晶にSrTiO3とL
aAlO3で説明したが他の酸化物材料であっても、更
に酸化物以外の結晶材料であっても効果は同じであり何
等差し支えない。
【0029】
【発明の効果】本発明は単結晶間の接合にそれぞれの単
結晶と相性の良い中間層を形成したこと接合部上にエピ
タキシャル成長した表層膜をを形成し溝を埋めたことに
より極めて平坦な複合基板ができる。それを酸化物超電
導デバイスに応用すると歪が少なく酸素欠損の少ない人
工粒界が出来るため臨界温度の低下が少なく、臨界電流
密度が適切なジョセフソン接合が得られる。
【0030】また境界ズレだけでなく面方位も異なる複
合基板を用いることにより短絡のない精密で安定した人
工粒界を得られる。それを酸化物超電導デバイスに応用
すると高い常電導抵抗のジョセフソン接合が得られイン
ピーダンス整合がとれ易くなる。即ちインピーダンス整
合がとれることによりデバイスの持つ優れた特性を引出
し高性能化が図れる。
【0031】更に誘電率など特性の異なる単結晶を接合
した複合基板を用いると、それぞれのデバイスに合った
適正化ができるためデバイスの小型化、モノリシック
化、高性能化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明よりなる第1の実施例に於ける複合基
板の製造プロセスを示す断面図。
【図2】 本発明よりなる第2と第3の実施例に於ける
複合基板の斜視図。
【図3】 本発明よりなる第2と第3の実施例に於ける
複合基板の製造プロセスを示す断面図。
【図4】 本発明よりなる第3の実施例に於ける複合基
板を用いた超電導デバイスの平面図。
【図5】 本発明よりなる第4の実施例に於ける複合基
板の平面図。
【図6】 本発明よりなる第4の実施例に於ける別の形
態の複合基板の平面図。
【図7】 従来の複合基板を用いた超電導デバイス装置
の断面図。
【符号の説明】
1 ・・・ バイクリスタル基板 1a、1b、1c、1d、1e ・・・ 単結晶 2 ・・・ 接合部 3 ・・・ 溝 4 ・・・ 表層膜 5 ・・・ 接合面 6 ・・・ 中間層 7 ・・・ アンテナ 8 ・・・ フィルター 9 ・・・ ジョセフソン接合 10・・・ 超電導膜

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つ以上の単結晶を接合した複合基板の
    製造方法であって単結晶を接合した後少なくとも接合部
    の基板の表面に基板と同じ結晶構造を有する膜をエピタ
    キシャル成長させる工程を有することを特徴とする複合
    基板の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記エピタキシャル成長させる膜が基板
    と同じ組成である、いわゆるホモエピタキシャル膜であ
    ることを特徴とする請求項1記載の複合基板の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記エピタキシャル成長させた膜の表面
    を研磨またはエッチングまたはそれらの両方を行うこと
    を特徴とする請求項1記載の複合基板の製造方法。
  4. 【請求項4】 2つ以上の単結晶を接合した複合基板の
    製造方法であって予め研磨またはエッチングを施した接
    合する前の単結晶の接合面にそれぞれの基板の共通する
    元素またはそれらの元素を含む複合体よりなる膜を形成
    する工程を有することを特徴とする複合基板の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記単結晶がペロブスカイト型酸化物で
    あり接合面に形成する膜の組成が用いる単結晶の組成を
    1+5+3、A2+4+3、A3+3+3で表したとき
    のAサイト元素の酸化物またはAサイト元素のリッチな
    複合体であることを特徴とする請求項4記載の複合基板
    の製造方法。ここでA、Bの肩に示した記号は元素の価
    数を示す。
  6. 【請求項6】 前記単結晶の接合面の膜形成と接合を大
    気に晒すことなく連続して行うことを特徴とする請求項
    4記載の複合基板。
  7. 【請求項7】 接合面に形成する膜はアモルファスであ
    ることを特徴とする請求項4記載の複合基板。
  8. 【請求項8】 2つ以上の単結晶を接合した複合基板で
    あってそれぞれの単結晶の少なくとも面方位が異なるこ
    とを特徴とする複合基板。
  9. 【請求項9】 2つ以上の単結晶を接合した複合基板で
    あってそれぞれの単結晶の特性が異なることを特徴とす
    る複合基板。
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