JPH0924047A - 超音波診断装置 - Google Patents
超音波診断装置Info
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- JPH0924047A JPH0924047A JP7177391A JP17739195A JPH0924047A JP H0924047 A JPH0924047 A JP H0924047A JP 7177391 A JP7177391 A JP 7177391A JP 17739195 A JP17739195 A JP 17739195A JP H0924047 A JPH0924047 A JP H0924047A
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Abstract
率的に使って、造影剤検査診断上有用な画像を不足なく
記憶することの可能な超音波診断装置を提供することで
ある。 【解決手段】本発明は、超音波造影剤を被検体に注入
し、被検体の断面を超音波ビームで走査し、得られた超
音波エコー信号に基づいて画像を第1の周期で繰り返し
生成する超音波診断装置において、画像の関心領域内に
関する時間輝度曲線を求める TIC演算部13と、時間輝
度曲線に基づいて画像を選択的に記憶する手段12,1
7とを具備する。
Description
いて血流パフュージョンの検出及びそのパフュージョン
の定量評価を行う目的で施される種々の画像処理機能を
有する超音波診断装置に関する。
置があるが、その主流は超音波パルス反射法を用いて生
体の軟部組織の断層像を得る超音波診断装置である。こ
の超音波診断装置は無侵襲検査法で、組織の断層像を表
示するものであり、X線診断装置、X線CT装置、MR
Iおよび核医学診断装置などの他の診断装置に比べて、
リアルタイム表示が可能、装置が小型で安価、X線など
の被爆がなく安全性が高い、および超音波ドプラ法によ
り血流イメージングが可能であるなどの特徴を有してい
る。このため心臓、腹部、乳腺、泌尿器、および産婦人
科などで広く超音波診断が行われている。特に、超音波
プローブを体表から当てるだけの簡単な操作で心臓の拍
動や胎児の動きの様子がリアルタイム表示で得られ、か
つ安全性が高いため繰り返して検査が行えるほか、ベッ
ドサイドへ移動していっての検査も容易に行えるなど簡
便である。
ば心臓および腹部臓器などの検査で静脈から超音波造影
剤を注入して血流動態の評価が行われつつある。静脈か
らの造影剤注入は侵襲性が小さいので、この血流動態の
評価法による診断が普及しつつある。造影剤の多くは微
小気泡が反射源となり、その注入量・濃度が高ければ造
影効果は大きくなるが、気泡の性質上超音波照射によっ
て造影効果時間の短縮などが起こる。近年、持続性・耐
圧型の造影剤も開発されているが、体内に長時間存続す
ることは侵襲性を増すことが予想される。
は、造影剤による輝度増強の有無を調べることにより診
断部位における血流の有無を知るというものである。さ
らに進んだ診断としては、診断部位における造影剤の空
間分布の時間変化の様子、空間的な造影剤の広がりを材
料とするものがある。また、近年では、ROI内を対象
にした時間輝度曲線(TIC;Time Intensity Curve)
に基づいて、造影剤注入から関心領域(ROI)にそれ
が到達するまでの時間、流出時間、最大輝度等を材料と
するダイナミックスタディもなされている。そして従
来、造影剤による超音波エコーのエコーレベル変化の検
出は、Bモード画像の輝度レベルの変化を単に視覚的に
認識するか、複数のイメージデータを装置内に記憶させ
ておき後で各画像を呼び出しヒストグラム計算機能など
を用いてエコーレベル変化の定量測定やTICの作成が
行われていた。
て関心領域の染影の度合いを基に診断を行う際に、最大
染影時刻に収集した画像を獲得することは重要である。
この画像は、例えば注入前の画像輝度と比較することで
染影度の定量的な情報を得ることが可能となる。従来の
超音波診断装置には測定されたフレーム画像を過去にさ
かのぼって表示可能なイメージメモリ、およびコンソー
ルスイッチの手元操作で任意の時刻の画像をスナップシ
ョットとして記憶することが可能なイメージメモリが具
備されている。前者はメモリの制約上、数秒間(数十〜
数百フレーム)しか記憶できないのが現状である。造影
剤投与における測定は1分から3分程度の観測が必要と
なる場合があり、染影のピークを有効に保存するために
は従来に比べて10倍以上のメモリを必要とする。また
後者は、例えば輝度ピークの瞬間を目視でとらえてマニ
ュアル操作を行う必要が有り、その瞬間を逃してしまう
恐れもある。
する場合においても、数分間の画像をディジタル画像と
して記憶させておくことは、膨大なメモリを必要とし、
現実的ではない。現在は、VTR(Video Tape Recorde
r )などの外部記憶装置に一度記憶させ、その後、解析
装置を使用してこれらの計測が行われているが、VTR
は画質に劣化が起こる上、何よりもそのTICを得るた
めに測定画像をもう1度見直すために、同じかあるいは
それ以上の時間を要してしまうという問題が生じる。
あり、その目的は、限り有るフレームメモリを効率的に
使って、造影剤検査診断上有用な画像を不足なく記憶す
ることの可能な超音波診断装置を提供することである。
を被検体に注入し、前記被検体の断面を超音波ビームで
走査し、得られた超音波エコー信号に基づいて画像を第
1の周期で繰り返し生成する超音波診断装置において、
前記画像の関心領域内に関する時間輝度曲線を求める手
段と、前記時間輝度曲線に基づいて画像を選択的に記憶
する手段とを具備する。
間輝度曲線に基づいて選択的に記憶される。したがっ
て、限り有る記憶容量を効率的に使って、造影剤検査診
断上有用な画像を不足なく記憶することが可能となる。
これは、造影剤検査診断上有用な画像が記憶されていな
いことによる再検査が不要になることを意味し、造影剤
を再度、被検体に注入するといった侵襲性の問題も回避
できる効果を波及的に獲得できる。
面に基づき説明する。本発明は造影剤を投与して染影度
(造影度)によって血流状態をみる場合の関心部位全て
について適用可能であるが、ここでは肝臓実質への染影
度から血流状態を知り、異常部位を同定するケースを想
定して説明する。超音波診断装置を用いた心臓内の血流
状態は、カラー表示によって各部臓器の太い血管内につ
いて見ることが可能である。しかし、通常では心筋、肝
臓実質部への比較的細い血管の血流については観測不可
能かあるいは受信エコー信号は微小であり、とらえられ
ない。超音波造影剤を使用して心筋の血流からのコント
ラストエコー(増強された反射波)を受信信号として用
いると、心腔内および血管内についてはBモード画像で
の血流の識別、また肝臓実質の血流状態が観測可能とな
る。上記のような部位における輝度レベルの時間変化を
測定したものが時間輝度曲線(以下単にTICと称す
る;Time Intensity Curve)である。
のブロック図である。本実施の形態による超音波診断装
置は、心電計(ECG)1と、超音波プローブ4と、装
置本体22と、操作パネル(コンソール)3とから構成
される。操作パネル3には、関心領域(ROI)を入力
するためのマウス16aやトラックボール16b、後述
する TIC用フレームメモリ12への記憶対象の画像の条
件が相違する複数のモードの一を選択するためのモード
選択スイッチ16c、選択されたモードの詳細条件を入
力するためのキーボード16d等が装備される。心電計
1で計測された心電波形信号はアンプ2、参照データメ
モリ3を介して必要に応じてメモリ合成部9に送られ、
Bモード画像やTICと共に表示部10に表示される。
音響/電気可逆的変換素子としての圧電振動子を有す
る。複数の圧電振動子は並列され、超音波プローブ4の
先端に実装される。装置本体22はCPU17をシステ
ム全体の制御中枢として次のように構成されている。超
音波プローブ4には超音波送信部6と超音波受信部5と
が接続される。超音波送信部6は、パルス発生器6A、
送信遅延回路6B、パルサ6Cとを有する。パルス発生
器6Aは例えば5KHzのレート周波数fr (周期;1
/fr )でレートパルスを繰り返し発生する。このレー
トパルスはチャンネル数に分配され、送信遅延回路6B
に送られる。送信遅延回路6Bは、超音波をビーム状に
集束し且つ送信方向を決定するのに必要な遅延時間を各
レートパルスに与える。送信遅延回路6Bにはトリガ信
号発生器19からのトリガがタイミング信号発生器18
を介してタイミング信号として供給される。パルサ6C
は、送信遅延回路6Bからレートパルスを受けたタイミ
ングでプローブ1にチャンネル毎に電圧パルスを印加す
る。これにより遅延時間に応じた方向にビーム状に超音
波が送信される。
で反射した反射波は超音波プローブ4を介して超音波受
信部5で受信される。超音波受信部5は、プリアンプ5
A、受信遅延回路5B、加算器5Cを有する。受信信号
は、チャンネル毎にプリアンプ5Aで増幅され、受信遅
延回路5Bにより受信方向を決定するのに必要な遅延時
間を与えられ、加算器5Cで加算される。これにより特
定の方向成分が強調されたエコー信号が得られる。
時間を1回又は所定回数の送受信毎に順次変化させなが
ら1フレーム分のスキャンを行う。また超音波送信部6
と超音波受信部5は、1フレーム分のスキャンを一定の
周期(第1の周期)で経時的に繰り返す。
レシーバ部7に送られる。レシーバ部7は、図示しない
が、包絡線検波回路、対数増幅器、アナログディジタル
コンバータ(A/D)から構成される。包絡線検波回路
は、エコー信号の包絡線を検波し、反射強度を反映した
検波信号を得る。対数増幅器は、検波信号を対数増幅す
る。対数増幅器の出力信号はアナログディジタルコンバ
ータを介してディジタル化される。
のオリジナルデータは、Bモードディジタルスキャンコ
ンバータ(DSC)部8、メモリ合成部9を介して表示
部10に送られ、リアルタイムのBモード画像としてビ
ジュアルに濃淡表示される。
8から出力されるBモード画像データは、フレームメモ
リ11と、 TIC演算部13とに送られる。フレームメモ
リ11は、例えば数秒分の画像データを記憶可能な容量
を保有し、常に最新の数秒分の画像データをエンドレス
で記憶するようにCPU17の制御のもとで動作する。
されるBモード画像データを用いてROI内に存在する
複数の画素の輝度値を積算し、ROIの輝度レベルをス
キャンの時刻情報が対応付けて求める。スキャンの時刻
とは、例えば1フレームの最初のラスタに沿って送受信
を開始する時刻として定義される。輝度レベルデータと
時刻データは、Bモードディジタルスキャンコンバータ
部8、メモリ合成部9を介して表示部10に送られ、B
モード画像と共に1フレームに合成され、TICとして
ビジュアルに表示される。
時刻データは、CPU17にも供給される。CPU17
は輝度レベルデータと時刻データとに基づいて、つまり
TICに基づいて、第1の周期で繰り返し得られる1フ
レーム分のBモード画像データが TIC用フレームメモリ
12に選択的に記憶されるように、フレームメモリ11
の読み出し及び TIC用フレームメモリ12の書き込み動
作を制御する。
体の断面は、超音波送信部6と超音波受信部5による遅
延制御により、超音波ビームにより一定の周期(第1の
周期)で繰り返しスキャンされる。レシーバ部7、Bモ
ードディジタルスキャンコンバータ部8により第1の周
期で繰り返し1フレーム分のBモード画像データが生成
される。Bモード画像データは、メモリ合成部9を介し
て表示部10に送られ、リアルタイムで動画像のBモー
ド画像としてビジュアルに濃淡表示される。
クボール16bの操作により、図2に示すように、Bモ
ード画像上に関心領域(ROI)が設定される。オペレ
ータによるモード選択スイッチ16cの操作により、C
PU17によるフレームメモリ11の読み出し及び TIC
用フレームメモリ12の書き込み動作の制御に関するモ
ードが設定される。ここでは、第1〜第4のモードを提
示する。各モードの動作については後述する。選択され
たモードが意味するところの記憶画像の選択条件はオペ
レータが理解可能なようにそのまま全文文字情報として
又は単にインデックスとしてBモード画像と共に表示部
10に表示される。
1の周期で1フレーム分のBモード画像データが繰り返
し供給される。1フレームのROI内に存在する複数の
画素の輝度値はROIの輝度レベルとして積算される。
この輝度レベルデータは、スキャンの時刻情報が対応付
けられ、必要に応じて適宜補間され、Bモードディジタ
ルスキャンコンバータ部8、メモリ合成部9を介して表
示部10に送られ、Bモード画像と共に1フレームに合
成され、図3に示すようなTICとしてビジュアルに表
示される。
算を行えば、超音波プローブ4の微小な移動に伴うスペ
ックルパタンの変化などによって、図4(a)に示すよ
うな微小変動が起こると考えられる。そこで、 TIC演算
部13では複数フレームの平均値を求め、図4(b)で
示すようなスムージング処理を施すことが好ましい。ま
た、比較的遅い輝度変化を観測する場合、TIC演算を
行うフレームを間引いて処理しても良い。この場合、サ
ンプル間隔(間引き幅)、平均処理時間、表示間隔等
は、オペレータが操作パネル16より設定可能とする。
この例では、図5(a)に示すように測定された輝度レ
ベル(xn )4個を使用して平均値を求めその時刻の輝
度レベル(yn )とし、以下測定値(xn )を1個ずつ
シフトさせて平均値を計算すれば、測定値と同じ時間間
隔で各々の平均値が算出可能である。平均する個数は任
意に設定でき、個数を増やした場合のスムージング効果
は向上する。またシフトさせる個数も任意でよく、この
場合、平均値は測定値の間引き処理を行うことに等し
い。このような平均処理を行うことによって、図5
(b)に示すように瞬間的な変動によって起こる輝度レ
ベルのピーク(最大輝度)を誤って抽出することを防ぐ
事ができる。
ータと時刻データとは、CPU17に送られる。CPU
17は、輝度レベルデータと時刻データとに基づいて、
つまり時間輝度変化に基づいて、第1の周期で繰り返し
得られる1フレーム分のBモード画像データがモードに
応じて TIC用フレームメモリ12に選択的に記憶される
ように、フレームメモリ11の読み出し及び TIC用フレ
ームメモリ12の書き込み動作を制御する。以下に、各
モードについて説明する。なお、図6にTICと輝度と
の関係を参考までに示す。造影剤はその反射強度が他の
組織間の反射強度に比べて顕著に強い。したがって、B
モード画像上では、高輝度として現象する。 (第1のモード)図7は第1のモードにおいて、CPU
17の制御により TIC用フレームメモリ12に記憶され
るBモード画像を示したタイムチャートである。1フレ
ーム分のBモード画像データI1 ,I2 ,I3 …は、第
1の周期P1で繰り返し生成される。T0 はスキャン開
始時刻を示し、T1 は輝度レベルが最大となる時刻を示
している。第1のモードのもとでは、輝度レベルが最大
となる画像I9 が、 TIC用フレームメモリ12に記憶さ
れる。また、時刻T1 以前では、第1の周期P1より長
い第2の周期P2で周期的に画像I1 ,I3 …が TIC用
フレームメモリ12に記憶され、時刻T1 以後前では、
第2の周期P2より長い第3の周期P3で周期的に画像
I1 ,I3 …が、 TIC用フレームメモリ12に記憶され
る。なお、第2の周期P2及び第3の周期P3は、P1
<P2<P3の制限の範囲で、オペレータが自由に操作
パネル16を介して設定可能になっている。図4のTI
Cから理解されるように、造影剤流入期間(最大輝度以
前)では輝度変化の傾きが比較的大きく、また造影剤流
出期間(最大輝度以後)では輝度変化の傾きが比較的小
さい。これは、造影剤流入期間では、造影剤の経時的な
広がりの様子を観察する画像診断を高精度で行うために
は比較的短い周期で画像を記録する必要があることを意
味し、造影剤流出期間では、比較的長い周期で画像を記
録しても画像診断の精度上許容されることを意味する。
したがって、限り有る TIC用フレームメモリ12を効率
的に使って、造影剤検査診断上有用な画像を不足なく記
憶することを可能とする。これは、造影剤検査診断上有
用な画像が記憶されていないことによる再検査が不要に
なることを意味し、造影剤を再度、被検体に注入すると
いった侵襲性の問題も回避できる効果を波及的に獲得で
きる。 (第2のモード)図8は第2のモードにおいて、CPU
17の制御により TIC用フレームメモリ12に記憶され
るBモード画像を示したタイムチャートである。第2の
モードのもとでは、輝度レベルが最大となる画像I9
が、 TIC用フレームメモリ12に記憶される。また、図
9に示すように、時刻T1 以後(造影剤流出期間)であ
って、輝度レベルが最大時の−3dB、つまり輝度レベ
ルが最大時の半値に低下した画像I12が、 TIC用フレー
ムメモリ12に記憶される。したがって、限り有る TIC
用フレームメモリ12を効率的に使って、造影剤検査診
断上有用な画像を不足なく記憶することを可能とする。
これは、造影剤検査診断上有用な画像が記憶されていな
いことによる再検査が不要になることを意味し、造影剤
を再度、被検体に注入するといった侵襲性の問題も回避
できる効果を波及的に獲得できる。 (第3のモード)図10は第3のモードにおいて、CP
U17の制御により TIC用フレームメモリ12に記憶さ
れるBモード画像を示したタイムチャートである。第3
のモードのもとでは、輝度レベルが最大となる画像I9
が、 TIC用フレームメモリ12に記憶される。また、時
刻T1 以後(造影剤流出期間)であって、時刻T1 から
第1の時間IV1を経過したときの画像I13と、時刻T
1 から第2の時間IV2を経過したときの画像I17と
が、 TIC用フレームメモリ12に記憶される。したがっ
て、限り有る TIC用フレームメモリ12を効率的に使っ
て、造影剤検査診断上有用な画像を不足なく記憶するこ
とを可能とする。なお、第1の時間IV1及び第2の時
間IV2は、オペレータが自由に操作パネル16を介し
て設定可能になっている。これは、造影剤検査診断上有
用な画像が記憶されていないことによる再検査が不要に
なることを意味し、造影剤を再度、被検体に注入すると
いった侵襲性の問題も回避できる効果を波及的に獲得で
きる。 (第4のモード)図11は第4のモードにおいて、CP
U17の制御により TIC用フレームメモリ12に記憶さ
れるBモード画像を示したタイムチャートである。第4
のモードのもとでは、時刻T1 の前後、期間P内に得ら
れた画像I6 〜I12が TIC用フレームメモリ12に記憶
される。画像I6 〜I12には、勿論、輝度レベルが最大
となる画像I9 も含まれる。したがって、限り有る TIC
用フレームメモリ12を効率的に使って、造影剤検査診
断上有用な画像を不足なく記憶することを可能とする。
これは、造影剤検査診断上有用な画像が記憶されていな
いことによる再検査が不要になることを意味し、造影剤
を再度、被検体に注入するといった侵襲性の問題も回避
できる効果を波及的に獲得できる。なお、期間Pは、オ
ペレータが自由に操作パネル16を介して設定可能にな
っている。また、期間Pの中の時刻T1 以前の期間P
1、時刻T1 以後の期間P2をそれぞれ個々にオペレー
タが自由に操作パネル16を介して設定可能としてもよ
い。
もよい。この場合、輝度レベルの計算、平均処理等は並
列処理として TIC演算部13で行われ、各々のROIに
対する輝度の最大値を検出した場合には、随時イメージ
メモリに取り込まれる。また、TICも複数計算され、
必要に応じて表示画面に表示させることが可能とする。
測結果は、分割された画面の一方にリアルタイムで表示
される。複数のROIを指定した場合には、図12に示
すように重ねて表示させてもよく、また、グラフを複数
個表示させてもよい。さらに、図14に示すように TIC
演算部13によって得られたROI内部の輝度レベルを
メモリ21に記憶させておき、スキャン終了後にまとめ
て結果を表示させることが可能である。平均処理前の規
模レベルが記憶されるので、スキャン終了後にパラメー
タを変えて、何度も平均処理を計算し表示することが可
能である。
の表示例である。この場合も図12と同様に、分割され
た画面の一方に表示させることを可能とする。これは、
抽出された時点ですぐに表示させるか、あるいは測定後
に TIC用フレームメモリ12から呼び出すことで表示さ
せても良い。抽出画像が複数の場合は、操作パネルのダ
イアルもしくはボタン等で、フレーム画像を切り替える
ことを可能とする。また、画面を4分割かそれ以上に分
割させて複数の画像を表示させても良い。
かるように、画像の一部にラベルを付加させる。図7の
例では、最大輝度時の画像を抽出し、画像上部に「MA
X」と表示させている。最大輝度より−3dBとなる画
像を抽出した場合は、最大輝度時刻からの所要時間を表
示させても良い。なお、これらの時間情報の管理は、図
1のCPU17から TIC演算部13への指示によって行
われる。本発明は上述した実施の形態に限定されること
なく種々変形して実施可能である。
し、前記被検体の断面を超音波ビームで走査し、得られ
た超音波エコー信号に基づいて画像を第1の周期で繰り
返し生成する超音波診断装置において、前記画像の関心
領域内に関する時間輝度曲線を求める手段と、前記時間
輝度曲線に基づいて画像を選択的に記憶する手段とを具
備する。
間輝度曲線に基づいて選択的に記憶される。したがっ
て、限り有る記憶容量を効率的に使って、造影剤検査診
断上有用な画像を不足なく記憶することが可能となる。
これは、造影剤検査診断上有用な画像が記憶されていな
いことによる再検査が不要になることを意味し、造影剤
を再度、被検体に注入するといった侵襲性の問題も回避
できる効果を波及的に獲得できる。
装置のブロック図。
を示す図。
図。
Claims (10)
- 【請求項1】 超音波造影剤を被検体に注入し、前記被
検体の断面を超音波ビームで走査し、得られた超音波エ
コー信号に基づいて画像を第1の周期で繰り返し生成す
る超音波診断装置において、 前記画像の関心領域内に関する時間輝度曲線を求める手
段と、 前記時間輝度曲線に基づいて画像を選択的に記憶する手
段とを具備することを特徴とする超音波診断装置。 - 【請求項2】 前記記憶手段は、前記時間輝度曲線に基
づいて関心領域内の輝度が最大となる画像を記憶するこ
とを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。 - 【請求項3】 前記記憶手段は、前記時間輝度曲線に基
づいて関心領域内の輝度が最大輝度から所定レベルへ低
下した画像を記憶することを特徴とする請求項1記載の
超音波診断装置。 - 【請求項4】 前記記憶手段は、前記時間輝度曲線に基
づいて関心領域内の輝度が最大輝度を示す時刻から所定
時間経過後の画像を記憶することを特徴とする請求項1
記載の超音波診断装置。 - 【請求項5】 前記記憶手段は、前記時間輝度曲線に基
づいて関心領域内の輝度が最大となる時刻以前に前記第
1の周期より長い第2の周期で周期的に画像を記憶し、
関心領域内の輝度が最大となる時刻以降に前記第2の周
期より長い第3の周期で周期的に画像を記憶することを
特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。 - 【請求項6】 前記記憶手段は、前記時間輝度曲線に基
づいて関心領域内の輝度が最大となる時刻以降に前記第
1の周期より長い第3の周期で周期的に画像を記憶する
ことを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。 - 【請求項7】 前記記憶手段は、前記時間輝度曲線に基
づいて関心領域内の輝度が最大となる時刻前後の所定期
間内に生成された画像を記憶することを特徴とする請求
項1記載の超音波診断装置。 - 【請求項8】 前記記憶手段の記憶対象とされる画像を
リアルタイム画像と並べて表示する手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。 - 【請求項9】 前記記憶手段への記憶対象とされる画像
の選択条件を理解可能に画像と共に表示する手段をさら
に備えることを特徴とする請求項1記載の超音波診断装
置。 - 【請求項10】 超音波造影剤を被検体に注入し、前記
被検体の断面を超音波ビームで走査し、得られた超音波
エコー信号に基づいて画像を第1の周期で繰り返し生成
する超音波診断装置において、 前記第1の周期より長い第2の周期で周期的に画像を記
憶する手段を具備することを特徴とする超音波診断装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17739195A JP3683945B2 (ja) | 1995-07-13 | 1995-07-13 | 超音波診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17739195A JP3683945B2 (ja) | 1995-07-13 | 1995-07-13 | 超音波診断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0924047A true JPH0924047A (ja) | 1997-01-28 |
JP3683945B2 JP3683945B2 (ja) | 2005-08-17 |
Family
ID=16030125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17739195A Expired - Lifetime JP3683945B2 (ja) | 1995-07-13 | 1995-07-13 | 超音波診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3683945B2 (ja) |
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