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JPH0919028A - ワイヤハーネス用プロテクタ - Google Patents

ワイヤハーネス用プロテクタ

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Publication number
JPH0919028A
JPH0919028A JP7188658A JP18865895A JPH0919028A JP H0919028 A JPH0919028 A JP H0919028A JP 7188658 A JP7188658 A JP 7188658A JP 18865895 A JP18865895 A JP 18865895A JP H0919028 A JPH0919028 A JP H0919028A
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JP
Japan
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protector
wire harness
connector
wire
divided
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JP7188658A
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Michihiko Matsuoka
充彦 松岡
Masatake Wakabayashi
正剛 若林
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プロテクタの内部でワイヤハーネスのコネク
タ接続を行う。 【構成】 内部容積を複数のワイヤハーネス10、11
を挿通させる以上の大きさとし、該プロテクタ12の内
壁にコネクタ係止部12cを設け、プロテクタ内に挿通
する複数のワイヤハーネス10、11に夫々接続される
と共に互いに嵌合されるコネクタ13、14を、上記コ
ネクタ係止部20cに係止して、プロテクタ内部に収容
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用に配索される
ワイヤハーネス用のプロテクタに関し、特に、バン型車
におけるエンジンルーム・メイン・ワイヤハーネスのよ
うな非常に長尺で大型のワイヤハーネスに好適に用いら
れるプロテクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車に配索されるワイヤハーネ
スのうち、メイン・ワイヤハーネスは長尺で、かつ、近
時、自動車に搭載する電装品の増加により結束する電線
量が増加すると共に、これら電線に接続するコネクタ等
の部品も増加し、非常に大型化している。例えば、図7
(A)に示すバン型車のT字形状のエンジンルーム・メ
イン・ワイヤハーネスW/Hー1では電線長さが3〜4
m近くなっている。また、(B)に示す乗用車では、車
室内で前部、左右両側部および後部そって配線するメイ
ン・ワイヤハーネスW/H−2、さらに、エンジンルー
ム側に配索するメイン・ワイヤハーネスW/H−3、W
/H−4等も非常に長尺で大型化している。
【0003】ワイヤハーネスは、上記メイン・ワイヤハ
ーネスを含め、布線図板上で、コネクタ等を予め接続し
た所要の電線を布線し、テープ巻きをすると共に、所要
位置にプロテクタ、車体固定用のクリップ等を取り付け
て形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、メイン
・ワイヤハーネスの電線量が増加して、大型化すると、
ワイヤハーネス製造時に布線作業が容易に行えなくなっ
てきている。即ち、3〜4mの長さで、かつ、重量が大
きい電線群を一端側から引っ張りながら他端まで布線し
ていく作業は重労働となっている。
【0005】さらに、上記のように長尺で重量が増加し
た大型のワイヤハーネスを自動車に配索する場合、ワイ
ヤハーネスを車体の所要経路に沿って配索し、車体に固
定する作業がやりずらく、労力を要する問題がある。
【0006】上記問題はメイン・ワイヤハーネスを分割
すると、各ワイヤハーネスの短尺化および軽量化が図ら
れるが、その場合には、分割したワイヤハーネスの電気
的接続が課題となる。例えば、分割したワイヤハーネス
に夫々コネクタを取り付け、これらコネクタを嵌合して
電気的接続を図る場合、コネクタを保持固定する手段お
よびコネクタ配置用のスペースが必要となる。
【0007】従来、ワイヤハーネスには、保護および車
体への固定のためにプロテクタが取付られているが、従
来のプロテクタは、1つのワイヤハーネスに対して1つ
のプロテクタを取り付けるように設計されており、複数
のワイヤハーネスを挿通させる容積とされていなかっ
た。かつ、プロテクタとワイヤハーネスとの固定は、図
8(A)(B)に示すように、その開口端より固定ベラ
5を突設し、該固定ベラ5にワイヤハーネスW/Hをテ
ープ6で巻きつけて固定するだけの構成とされており、
プロテクタにコネクタ等の電気接続手段を保持する機能
は備えられていない。よって、上記のように、メイン・
ワイヤハーネスを分割し、分割ワイヤハーネスをコネク
タを介して電気的に接続しても、該コネクタを従来のプ
ロテクタで保持することは出来なかった。
【0008】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、長尺で重量化しているメイン・ワイヤハーネスを
分割して、短尺化および軽量化を図り、ワイヤハーネス
の製造および布線作業を容易にすると共に、分割した場
合に問題となる分割ワイヤハーネスの電気接続手段を、
プロテクタの内部に収容保持できるプロテクタを提供す
ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、請求項1で、内部容積を複数のワイヤハ
ーネスを挿通させる以上の大きさとすると共に、内壁よ
り内部側にコネクタ係止部を突設し、プロテクタ内に挿
通する複数のワイヤハーネスに夫々接続されると共に互
いに嵌合されるコネクタを、上記コネクタ係止部に係止
して、プロテクタ内部に収容する構成としているワイヤ
ハーネス用プロテクタを提供している。
【0010】上記プロテクタの内壁に設けたコネクタ係
止部には、プロテクタ内に挿通するワイヤハーネスと接
続したジョイント・コネクタおよび/あるいはオプショ
ンコネクタを係止し、これらコネクタもプロテクタ内部
に収容する構成としている。(請求項2)
【0011】さらに、プロテクタの側壁の一部に貫通穴
を設け、プロテクタ外部よりワイヤハーネスに接続した
コネクタを通し、プロテクタ内に挿通させているワイヤ
ハーネスに接続したコネクタと嵌合して、上記内壁に設
けたコネクタ係止部に係止できる構成とすることが好ま
しい。(請求項3) 上記プロテクタ外部よりコネクタを貫通穴に通すワイヤ
ハーネスは、プロテクタ内部に挿通させるワイヤハーネ
スより分岐したワイヤハーネス支線、あるいは外部に配
索しているワイヤハーネスのいずれにも適用できる。
【0012】上記プロテクタに挿通させる複数のワイヤ
ハーネスは、メイン・ワイヤハーネスを分割して形成し
た分割ワイヤハーネスからなり、該分割ワイヤハーネス
に取り付けたコネクタを互いに嵌合して、上記コネクタ
係止分で係止して、コネクタ内部に収容している。(請
求項4) しかしながら、プロテクタに挿通させる複数のワイヤハ
ーネスは上記分割ワイヤハーネスに限定されない。
【0013】なお、プロテクタの設置スペースが大き
く、プロテクタを大型化できる場合には、小型のリレー
ボックス、ヒューズボックス等をプロテクタ内部に収容
し、これらボックスをプロテクタ内壁に設けた係止部に
係止するようにしてもよい。即ち、プロテクタは挿通す
る電線量と対応させずに、自動車の車体構造と対応さ
せ、プロテクタを設置できるスペースに合わせて、内部
容積が大きくなるように設定することが好ましい。
【0014】さらに、本発明のプロテクタは、T字、H
字、L字、十字等に屈折されているメイン・ワイヤハー
ネスに対して、縦方向から横方向への屈折点に取り付け
るプロテクタに適用することが好ましく、メイン・ワイ
ヤハーネスを上記屈折点で分割し、分割ワイヤハーネス
を上記プロテクタに挿通させると共に、分割ワイヤハー
ネスを電気的に接続させるコネクタをプロテクタ内部に
収容することが好ましい。
【0015】
【作用】請求項1に記載のワイヤハーネス用プロテクタ
では、複数のワイヤハーネスを1つのプロテクタに挿通
させるため、複数のワイヤハーネスを一体化できる。同
時にこれら複数のワイヤハーネスのコネクタ接続をプロ
テクタ内部で行うことができる。
【0016】請求項2に記載のプロテクタでは、ワイヤ
ハーネス同士を接続するコネクタ以外に、プロテクタ内
部に挿通するワイヤハーネスに接続しているジョイント
・コネクタおよび/あるいはオプションコネクタもプロ
テクタ内部に収容することができ、これあコネクタの係
止部を車体側に設ける必要がなくなる。かつ、プロテク
タ内部に配置するため、これらコネクタと接続する電線
経路を短くできる。
【0017】請求項3に記載のプロテクタでは、外部か
らコネクタを通してプロテクタ内部のワイヤハーネスと
プロテクタ内部で嵌合させて収容でき、ワイヤハーネス
の取り回しを効率よく行うことができる。
【0018】請求項4に記載のプロテクタでは、長尺で
重量化しているメイン・ワイヤハーネスを分割して、プ
ロテクタへの挿通部でコネクタ接続するため、各分割ワ
イヤハーネスは短尺で軽量化し、製造時および布線時に
扱いやすくなる。
【0019】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により詳細
に説明する。図1乃至図3は第1実施例を示し、バン型
車のT形状に形成されるエンジンルーム・メイン・ワイ
ヤハーネスを、図1中で実線で示すフロント側の横方向
の第1分割ワイヤハーネス10と、図1中に点線で示す
縦方向の第2分割ワイヤハーネス11とに分割してい
る。上記分割されるエンジンルーム・メイン・ワイヤハ
ーネスは、従来、上記第1分割ワイヤハーネス10と第
2分割ワイヤハーネス11とを分割する位置において、
T型のプロテクタに挿通しており、本発明においても、
この第1分割ワイヤハーネス10と第2分割ワイヤハー
ネス11との分割部分を図2に示すように、T型プロテ
クタ12に挿通させている。
【0020】従来接続していたワイヤハーネスを分割し
たことにより、第1、第2分割ワイヤハーネス10、1
1を電気的に接続する必要があり、よって、図1に示す
ように、第1分割ワイヤハーネス10に第1コネクタ1
3を接続すると共に、第2分割ワイヤハーネス11に第
2コネクタ14を接続している。
【0021】上記第2分割ワイヤハーネス11は、T型
プロテクタ12の縦枠部12aに幹線11aを挿通し、
その先端で横方向に分岐させ、分岐した支線11b、1
1cをメイン・プロテクタ12の横枠部12bに挿通
し、横枠部12bに位置する支線11bに第2コネクタ
14を接続している。一方、第1分割ワイヤハーネス1
0はT型プロテクタ12の横枠部12bを挿通させてお
り、該挿通部分に第1コネクタ13を接続している。
【0022】上記T型プロテクタ12は、図3に示すよ
うに、それぞれT形状としたロアカバー20とアッパー
カバー21とからなり、ロアカバー20は断面コ字形状
で、上面開口をアッパーカバー21を被せて閉鎖するよ
うにしている。ロアカバー20とアッパーカバーとは、
夫々形成したロック爪とロック溝(図示せず)を係止し
て着脱自在に固定している。なお、テープ巻きで固定し
てもよい。
【0023】上記T型プロテクタ12の大きさは、プロ
テクタに挿通する電線量と対応させて設定しているので
はなく、自動車の車体構造と対応させ、プロテクタを設
置できるスペースに合わせて、最大限大きく設定し、そ
の内部容積が大きくなるようにしている。よって、図2
に示すように、ロアカバー20の縦枠部20aおよび横
枠部20bのいずれも挿通させるワイヤハーネス10、
11よりもかなり大きく設定しており、余分のスペース
をあけている。
【0024】上記ロアカバー20の横枠部20bの外側
内壁からL形状の第1コネクタ係止部20cを内部側に
向かって突設し、該コネクタ係止部20cにロック爪2
0dを突設している。また、縦枠部20aの内壁からも
L形状の第2コネクタ係止部20eを内部側に向かって
突設し、該コネクタ係止部20eにロック爪20fを突
設している。さらに、ロアカバー20の縦枠部20aと
横枠部20bとの屈折部の外面に車体固定用のブラケッ
ト20gを突設し、該ブラケット20gにネジ孔20h
を設けている。
【0025】上記プロテクタの組立は、T型プロテクタ
12のロアカバー20に第2分割ワイヤハーネス11を
縦枠部20aから横枠部20bへと挿通させる。この
時、第2分割ワイヤハーネス11に接続した第2コネク
タ14は横枠部20b内に位置する。同様に、第1分割
ワイヤハーネス10をT型プロテクタ12の横枠部20
bに挿通させる。この時、第1分割ワイヤハーネス10
に接続した第1コネクタ13は横枠部20b内に位置す
る。
【0026】上記横枠部20bに位置する第1コネクタ
13と第2コネクタ14とを嵌合し、嵌合状態で第1コ
ネクタ13に設けたロック孔(図示せず)を第1コネク
タ係止部20cのロック爪20dに係止する。よって、
分割したワイヤハーネスを電気的に接続するコネクタは
プロテクタ内部に収容固定される。
【0027】また、縦枠部20aに挿通している第2分
割ワイヤハーネス11にオプション・コネクタ25を接
続しているため、該オプション・コネクタ25に設けた
ロック孔(図示せず)を第2コネクタ係止部20eのロ
ック爪20fに係止する。よって、第2分割ワイヤハー
ネス11に接続したオプション・コネクタ25もプロテ
クタ12の内部に収容固定される。このように所要のコ
ネクタをプロテクタ12の内部に収容固定したあと、ロ
アカバー20にアッパーカバー21をかぶせて、図3に
示す状態に組みつける。
【0028】プロテクタ12の内部に係止保持するコネ
クタは、オプション・コネクタに限定されず、ワイヤハ
ーネス11あるいはワイヤハーネス10に接続したジョ
イント・コネクタあるいは小型のリレーボックス、ヒュ
ーズボックス等もプロテクタ12の内部スペースを広く
とれれば収容してプロテクタ内部に係止固定できる。
【0029】上記分割ワイヤハーネス10、11を挿通
したT型プロテクタ12を自動車組立ラインで車体に固
定する時は、ロアカバー20に設けたブラケット20g
のネジ孔20hにネジ(図示せず)を通して車体に固定
している。
【0030】なお、第1分割ワイヤハーネス10のみT
型プロテクタ12に取り付けた状態で、第1分割ワイヤ
ハーネス10と第2分割ワイヤハーネス11とを別部材
として自動車組立ラインに搬入し、ライン上において、
T型プロテクタ12に第1分割ワイヤハーネス10を挿
入し、コネクタ13と14とを嵌合して、第1コネクタ
係止部20eに係止してもよい。このようにライン上で
配索した時に、分割したワイヤハーネスを一体化する
と、短尺で軽量な分割したワイヤハーネスをもって配索
できるため、扱いやすい利点がある。
【0031】図4は第2実施例を示し、T型プロテクタ
12のロアカバー20の縦枠部20aの側壁に貫通孔2
0kを上端より切り欠いて形成している。該貫通穴20
kは内壁より突設する第2コネクタ係止部20eに近接
した位置に設けている。
【0032】上記貫通穴20kには、第1分割ワイヤハ
ーネス10から分岐した支線30の先端に接続したコネ
クタ31をプロテクタ外部から貫通させて挿入し、縦枠
部20a内において、第2分割ワイヤハーネス11から
分岐した支線32のコネクタ33と接続し、コネクタ3
1に設けたロック孔(図示せず)を第2コネクタ係止部
20eのロック爪20fに係止して収容固定している。
【0033】図5は第2実施例の変形例を示し、第1分
割ワイヤハーネス10から支線ではなく、他品番のワイ
ヤハーネス35に接続したコネクタ36を上記貫通穴2
0kを通してプロテクタ12内に挿入し、第2分割ワイ
ヤハーネス11とコネクタ接続し、第2コネクタ係止部
20eで係止している。
【0034】図4及び図5に示すように、プロテクタ1
2に貫通穴20kを設けておくと、ワイヤハーネスの取
り回しが効率よく行える。かつ、コネクタによる電気接
続部をプロテクタ内部に収容でき、コネクタの保護をは
かれると、コネクタの保持部を別に設ける必要がなくな
る。
【0035】上記第1実施例及び第2実施例は、いずれ
もT字形状に形成されるエンジンルーム・メイン・ワイ
ヤハーネスを分割して、分割部分をプロテクタで保持し
ているが、上記プロテクタ12に挿通して、該プロテク
タ12の内部でコネクタ接続する構成は、分割ワイヤハ
ーネスに限定されず、従来他品番とされている複数のワ
イヤハーネスをプロテクタに挿通して、該プロテクタ内
部でコネクタ接続する場合にも好適に用いられる。
【0036】また、プロテクタ12に挿通するワイヤハ
ーネスはT字形状に限定されず、図6(A)(B)
(C)の第3実施例に示すように、各種の形状のワイヤ
ハーネスに適用できる。図6(A)は+字形状に配索さ
れるワイヤハーネスに適用したものであり、図6(B)
に示すH字形状、図6(C)に示すL字形状に配索され
るワイヤハーネスに適用したものである。図中、Cはコ
ネクタ接続部である。
【0037】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
に係わるワイヤハーネス用プロテクタでは、複数のワイ
ヤハーネスを1つのプロテクタに挿通させるため、複数
のワイヤハーネスを一体化できる。同時にこれら複数の
ワイヤハーネスのコネクタ接続をプロテクタ内部で行う
ことができる。
【0038】また、ワイヤハーネス同士を接続するコネ
クタ以外に、プロテクタ内部に挿通するワイヤハーネス
に接続しているジョイント・コネクタおよび/あるいは
オプションコネクタ等もプロテクタ内部に収容すること
ができ、これあコネクタの係止部を車体側に設ける必要
がなくなる。かつ、プロテクタ内部に配置するため、こ
れらコネクタと接続する電線経路を短くできる。
【0039】さらに、プロテクタに貫通穴を設けると、
外部からコネクタを通してプロテクタ内部のワイヤハー
ネスと、プロテクタ内部で嵌合させることができ、ワイ
ヤハーネスの取り回しを効率よく行うことができる。
【0040】また、上記プロテクタを、メイン・ワイヤ
ハーネスを分割して形成した分割ワイヤハーネス用に用
いると、長尺で重量化しているメイン・ワイヤハーネス
の分割を好適に行え、各分割ワイヤハーネスは短尺で軽
量化するため、製造時お布線時に扱いやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例のワイヤハーネスの概略図であ
る。
【図2】 第1実施例のプロテクタのロアカバーにワイ
ヤハーネスを挿通した状態を示す斜視図である。
【図3】 第1実施例のプロテクタにワイヤハーネスを
挿通した状態を示す斜視図である。
【図4】 第2実施例のプロテクタのロアカバーにワイ
ヤハーネスを挿通した状態を示す斜視図である。
【図5】 第2実施例の変形例を示す斜視図である。
【図6】(A)(B)(C)は第3実施例のワイヤハー
ネスを示す概略図である。
【図7】(A)(B)は自動車に配索されるメイン・ワ
イヤハーネスを示す概略図である。
【図8】 (A)(B)は従来のプロテクタとワイヤハ
ーネスを示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10 第1分割ワイヤハーネス 11 第2分割ワイヤハーネス 12 T型プロテクタ 13 第一コネクタ 14 第二コネクタ 20 ロアカバー 20a 縦枠部 20b 横枠部 20c、20e コネクタ係止部 20d、20f ロック爪 20k 貫通穴 C コネクタ接続部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部容積を複数のワイヤハーネスを挿通
    させる以上の大きさとすると共に、内壁より内部側にコ
    ネクタ係止部を突設し、内部に挿通する複数のワイヤハ
    ーネスに夫々接続されると共に互いに嵌合されるコネク
    タを、上記コネクタ係止部に係止して、プロテクタ内部
    に収容する構成としているワイヤハーネス用プロテク
    タ。
  2. 【請求項2】 プロテクタ内に挿通するワイヤハーネス
    と接続したジョイント・コネクタおよび/あるいはオプ
    ションコネクタを、上記内壁に設けたコネクタ係止部に
    係止して、プロテクタ内部に収容する構成としている請
    求項1に記載のワイヤハーネス用プロテクタ。
  3. 【請求項3】 上記プロテクタの側壁の一部に貫通穴を
    設け、プロテクタ外部よりワイヤハーネスに接続したコ
    ネクタを通し、プロテクタ内に挿通させているワイヤハ
    ーネスに接続したコネクタと嵌合して、上記内壁に設け
    たコネクタ係止部に係止している請求項1または請求項
    2に記載のワイヤハーネス用プロテクタ。
  4. 【請求項4】 上記プロテクタに挿通させる複数のワイ
    ヤハーネスは、メイン・ワイヤハーネスを分割して形成
    した分割ワイヤハーネスからなり、該分割ワイヤハーネ
    スに取り付けたコネクタを互いに嵌合して、上記コネク
    タ係止分で係止して、コネクタ内部に収容している請求
    項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネ
    ス用プロテクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012222947A (ja) * 2011-04-07 2012-11-12 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤハーネス用のプロテクタ
CN113135155A (zh) * 2020-01-17 2021-07-20 矢崎总业株式会社 线束

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US11247620B2 (en) 2020-01-17 2022-02-15 Yazaki Corporation Wire harness including wire bundle having relay line with connector, and protector covering wire bundle and holding connector
CN113135155B (zh) * 2020-01-17 2024-03-08 矢崎总业株式会社 线束

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