JPH09162470A - 2波長レーザ発振器 - Google Patents
2波長レーザ発振器Info
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- JPH09162470A JPH09162470A JP7323403A JP32340395A JPH09162470A JP H09162470 A JPH09162470 A JP H09162470A JP 7323403 A JP7323403 A JP 7323403A JP 32340395 A JP32340395 A JP 32340395A JP H09162470 A JPH09162470 A JP H09162470A
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- H01S—DEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
- H01S3/00—Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
- H01S3/09—Processes or apparatus for excitation, e.g. pumping
- H01S3/091—Processes or apparatus for excitation, e.g. pumping using optical pumping
- H01S3/094—Processes or apparatus for excitation, e.g. pumping using optical pumping by coherent light
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- H01S3/09415—Processes or apparatus for excitation, e.g. pumping using optical pumping by coherent light of a laser diode the pumping beam being parallel to the lasing mode of the pumped medium, e.g. end-pumping
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- H01S3/00—Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
- H01S3/05—Construction or shape of optical resonators; Accommodation of active medium therein; Shape of active medium
- H01S3/08—Construction or shape of optical resonators or components thereof
- H01S3/08086—Multiple-wavelength emission
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-
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- H01S3/10—Controlling the intensity, frequency, phase, polarisation or direction of the emitted radiation, e.g. switching, gating, modulating or demodulating
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- H01S3/109—Frequency multiplication, e.g. harmonic generation
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 装置の小型化や構成の簡易化を図り、数W以
上の出力でも利用可能とする。 【解決手段】 光路切換ミラー3が光を反射しない位置
に配置されると、レーザダイオード1の出射光はコリメ
ートレンズ2によって平行光に変換され、励起用集光レ
ンズ4によってEr:YAG結晶6に集光されて励起す
る。Er:YAG結晶6の励起によって出力される光は
全反射ミラー5及び出力ミラー7によって増幅され、出
力ミラー7から折返しミラー8を通り、集光レンズ9に
よって導光部10に導かれて外部に出射される。光路切
換ミラー3が光を反射する位置に配置されると、レーザ
ダイオード1の出射光は光路切換ミラー3によって90
度反射され、集光レンズ11によって導光部12に導か
れて外部に出射される。
上の出力でも利用可能とする。 【解決手段】 光路切換ミラー3が光を反射しない位置
に配置されると、レーザダイオード1の出射光はコリメ
ートレンズ2によって平行光に変換され、励起用集光レ
ンズ4によってEr:YAG結晶6に集光されて励起す
る。Er:YAG結晶6の励起によって出力される光は
全反射ミラー5及び出力ミラー7によって増幅され、出
力ミラー7から折返しミラー8を通り、集光レンズ9に
よって導光部10に導かれて外部に出射される。光路切
換ミラー3が光を反射する位置に配置されると、レーザ
ダイオード1の出射光は光路切換ミラー3によって90
度反射され、集光レンズ11によって導光部12に導か
れて外部に出射される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2波長レーザ発振器
に関し、特にレーザダイオードを固体レーザの励起光源
として発振波長1μm〜3μm帯の赤外光を発振する固
体レーザ発振器に関する。
に関し、特にレーザダイオードを固体レーザの励起光源
として発振波長1μm〜3μm帯の赤外光を発振する固
体レーザ発振器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の固体レーザ発振器として
は、医療用レーザメス等に用いられるネオジウムヤグ
(Nd:YAG)レーザ発振器やホロミウムヤグ(H
o:YAG)レーザ発振器、あるいはエルビウムヤグ
(Er:YAG)レーザ発振器等がある。
は、医療用レーザメス等に用いられるネオジウムヤグ
(Nd:YAG)レーザ発振器やホロミウムヤグ(H
o:YAG)レーザ発振器、あるいはエルビウムヤグ
(Er:YAG)レーザ発振器等がある。
【0003】上記のような固体レーザ発振器を用いて2
種類の異なった波長のレーザ発振光を出射する2波長レ
ーザ発振器においては、2種類の異なるレーザ媒質、例
えば発振波長1.064μmのNd:YAG結晶を用い
たレーザ発振器及び発振波長2.94μmのEr:YA
G結晶を用いたレーザ発振器の2台のレーザ発振器を製
作し、これらのレーザ発振器を動作させる電源部や冷却
器を1台で兼用する方法がある。
種類の異なった波長のレーザ発振光を出射する2波長レ
ーザ発振器においては、2種類の異なるレーザ媒質、例
えば発振波長1.064μmのNd:YAG結晶を用い
たレーザ発振器及び発振波長2.94μmのEr:YA
G結晶を用いたレーザ発振器の2台のレーザ発振器を製
作し、これらのレーザ発振器を動作させる電源部や冷却
器を1台で兼用する方法がある。
【0004】また、2波長レーザ発振器としては、第1
の波長にレーザ発振器から得られる基本波を用い、第2
の波長に基本波のレーザ光の波長をSHG(Secon
dHarmonic Generation)素子と呼
ばれる非線形光学結晶で1/2の波長に変換したSHG
光を利用する方法もある。この方法については、特開昭
59−29323号公報や特開昭64−10224号公
報等に開示されている。
の波長にレーザ発振器から得られる基本波を用い、第2
の波長に基本波のレーザ光の波長をSHG(Secon
dHarmonic Generation)素子と呼
ばれる非線形光学結晶で1/2の波長に変換したSHG
光を利用する方法もある。この方法については、特開昭
59−29323号公報や特開昭64−10224号公
報等に開示されている。
【0005】固体レーザ発振器においては、第1の波長
である基本波のレーザ発振光を得るのに棒状のレーザ結
晶(Nd:YAGロッド等)を用いており、そのレーザ
結晶を励起するためにクリプトンアークランプやキセノ
ンフラッシュランプ等の励起ランプを用いている。つま
り、これらレーザ結晶と励起ランプとを互いに平行の位
置に配置し、両者を楕円形状の反射面を有する集光器で
覆っている。
である基本波のレーザ発振光を得るのに棒状のレーザ結
晶(Nd:YAGロッド等)を用いており、そのレーザ
結晶を励起するためにクリプトンアークランプやキセノ
ンフラッシュランプ等の励起ランプを用いている。つま
り、これらレーザ結晶と励起ランプとを互いに平行の位
置に配置し、両者を楕円形状の反射面を有する集光器で
覆っている。
【0006】このように構成することで、励起ランプで
発生した励起光が集光器によってレーザ媒質であるN
d:YAGロッド等に集められ、Nd:YAGロッド等
の結晶内部のNdイオンが励起される。
発生した励起光が集光器によってレーザ媒質であるN
d:YAGロッド等に集められ、Nd:YAGロッド等
の結晶内部のNdイオンが励起される。
【0007】励起されたNdイオンの発光(Nd:YA
G結晶の場合には波長1.064μm)はNd:YAG
ロッド等の両端面外に配置された全反射ミラーと出力ミ
ラーとからなる光共振器の間を往復することで増幅さ
れ、レーザ光として外部に取出される。
G結晶の場合には波長1.064μm)はNd:YAG
ロッド等の両端面外に配置された全反射ミラーと出力ミ
ラーとからなる光共振器の間を往復することで増幅さ
れ、レーザ光として外部に取出される。
【0008】一方、第2の波長であるSHG光は、レー
ザ発振器からの基本波(Nd:YAGレーザの場合には
1.064μm)を非線形光学結晶を通過させることで
得られる。
ザ発振器からの基本波(Nd:YAGレーザの場合には
1.064μm)を非線形光学結晶を通過させることで
得られる。
【0009】これは基本波レーザ光が結晶中を通過する
際、結晶内の特定の原子が光の周波数を有する電界の振
動で分極させられ、その原子間相互の力場によって2倍
の振動数の分極成分が生ずるため、結晶より2倍の周波
数の光、つまり1/2の波長の光が発生する現象によ
る。上記のような効果を有する非線形光学結晶としては
一般にKTP結晶(リン酸チタンカリウム結晶)やBB
O結晶(ホウ酸バリウム結晶)等が広く用いられてい
る。
際、結晶内の特定の原子が光の周波数を有する電界の振
動で分極させられ、その原子間相互の力場によって2倍
の振動数の分極成分が生ずるため、結晶より2倍の周波
数の光、つまり1/2の波長の光が発生する現象によ
る。上記のような効果を有する非線形光学結晶としては
一般にKTP結晶(リン酸チタンカリウム結晶)やBB
O結晶(ホウ酸バリウム結晶)等が広く用いられてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の2波長
レーザ発振器では、異なる2種類のレーザ媒質を用いる
方法の場合、レーザ発振器を構成する光発振器部分が2
台必要となるので、装置が大型化してしまう。
レーザ発振器では、異なる2種類のレーザ媒質を用いる
方法の場合、レーザ発振器を構成する光発振器部分が2
台必要となるので、装置が大型化してしまう。
【0011】また、第1の波長に基本波を用い、第2の
波長にSHG波を用いる方法の場合、SHG変換方法に
おける基本波からSHG光への変換効率が20%程度小
さいため、光出力として十分な値が得にくいとともに、
レーザ発振器の外部に配置されたSHG結晶がレーザ光
により損傷を受けやすいため、数W以下の出力でしか利
用できない。
波長にSHG波を用いる方法の場合、SHG変換方法に
おける基本波からSHG光への変換効率が20%程度小
さいため、光出力として十分な値が得にくいとともに、
レーザ発振器の外部に配置されたSHG結晶がレーザ光
により損傷を受けやすいため、数W以下の出力でしか利
用できない。
【0012】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、装置の小型化や構成の簡易化を図ることができ、
数W以上の出力でも利用可能な2波長レーザ発振器を提
供することにある。
消し、装置の小型化や構成の簡易化を図ることができ、
数W以上の出力でも利用可能な2波長レーザ発振器を提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による2波長レー
ザ発振器は、固体及び固体結晶の一方からなるレーザ媒
質と、前記レーザ媒質への励起光を出射するレーザダイ
オードと、前記励起光を前記レーザ媒質に集光する集光
レンズと、前記レーザ媒質を含みかつ前記励起光で前記
レーザ媒質を励起することでレーザ発振光を得るレーザ
発振手段と、前記レーザダイオードと前記集光レンズと
の間に配設されかつ前記励起光の光路を切換える切換え
手段と、前記切換え手段で切換えられた前記励起光を外
部に導光する第1の導光手段と、前記レーザ発振手段か
らの前記レーザ発振光を外部に導光する第2の導光手段
とを備えている。
ザ発振器は、固体及び固体結晶の一方からなるレーザ媒
質と、前記レーザ媒質への励起光を出射するレーザダイ
オードと、前記励起光を前記レーザ媒質に集光する集光
レンズと、前記レーザ媒質を含みかつ前記励起光で前記
レーザ媒質を励起することでレーザ発振光を得るレーザ
発振手段と、前記レーザダイオードと前記集光レンズと
の間に配設されかつ前記励起光の光路を切換える切換え
手段と、前記切換え手段で切換えられた前記励起光を外
部に導光する第1の導光手段と、前記レーザ発振手段か
らの前記レーザ発振光を外部に導光する第2の導光手段
とを備えている。
【0014】本発明による他の2波長レーザ発振器は、
上記の構成のほかに、前記レーザ発振手段内に配設され
かつ前記レーザ発振光の波長を予め定められた所定波長
に変換する変換手段を具備している。
上記の構成のほかに、前記レーザ発振手段内に配設され
かつ前記レーザ発振光の波長を予め定められた所定波長
に変換する変換手段を具備している。
【0015】本発明による別の2波長レーザ発振器は、
固体及び固体結晶の一方からなるレーザ媒質と、前記レ
ーザ媒質への励起光を出射するレーザダイオードと、前
記励起光を前記レーザ媒質に集光する集光レンズと、前
記レーザ媒質を含みかつ前記励起光で前記レーザ媒質を
励起することでレーザ発振光を得るレーザ発振手段と、
前記レーザダイオードと前記集光レンズとの間に配設さ
れかつ前記励起光の光路を切換える切換え手段と、前記
レーザ発振手段からの前記レーザ発振光を外部に導光す
る導光手段と、前記切換え手段で切換えられた前記励起
光を折返して前記導光手段に入射する光学系とを具備し
ている。
固体及び固体結晶の一方からなるレーザ媒質と、前記レ
ーザ媒質への励起光を出射するレーザダイオードと、前
記励起光を前記レーザ媒質に集光する集光レンズと、前
記レーザ媒質を含みかつ前記励起光で前記レーザ媒質を
励起することでレーザ発振光を得るレーザ発振手段と、
前記レーザダイオードと前記集光レンズとの間に配設さ
れかつ前記励起光の光路を切換える切換え手段と、前記
レーザ発振手段からの前記レーザ発振光を外部に導光す
る導光手段と、前記切換え手段で切換えられた前記励起
光を折返して前記導光手段に入射する光学系とを具備し
ている。
【0016】本発明によるさらに別の2波長レーザ発振
器は、上記の構成のほかに、前記レーザ発振手段内に配
設されかつ前記レーザ発振光の波長を予め定められた所
定波長に変換する変換手段を具備している。
器は、上記の構成のほかに、前記レーザ発振手段内に配
設されかつ前記レーザ発振光の波長を予め定められた所
定波長に変換する変換手段を具備している。
【0017】
【発明の実施の形態】まず、本発明の作用について以下
に述べる。
に述べる。
【0018】2波長レーザ発振器の第1の波長としてレ
ーザダイオードの出射光を励起光とするレーザ発振器か
らのレーザ発振光を用い、第2の波長としてそのレーザ
ダイオードからの出射光をそのまま用いる。
ーザダイオードの出射光を励起光とするレーザ発振器か
らのレーザ発振光を用い、第2の波長としてそのレーザ
ダイオードからの出射光をそのまま用いる。
【0019】これによって、従来の2波長レーザ発振器
に見られるように第2の発振波長を得るために新たなレ
ーザ媒質やSHG素子等の波長変換素子を用い、素子を
切換えて使用する必要性がなくなるので、装置の小型化
や装置構成の簡単化を図ることができる。また、固体レ
ーザ発振器の外部にSHG素子を配置する必要がなくな
るので、数W以上の出力でも利用可能となる。
に見られるように第2の発振波長を得るために新たなレ
ーザ媒質やSHG素子等の波長変換素子を用い、素子を
切換えて使用する必要性がなくなるので、装置の小型化
や装置構成の簡単化を図ることができる。また、固体レ
ーザ発振器の外部にSHG素子を配置する必要がなくな
るので、数W以上の出力でも利用可能となる。
【0020】次に、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。図1は本発明の一実施例を示す構成図で
ある。図において、レーザダイオード(LD)1は波長
960nmもしくは1480nmの赤外光を発光する。
して説明する。図1は本発明の一実施例を示す構成図で
ある。図において、レーザダイオード(LD)1は波長
960nmもしくは1480nmの赤外光を発光する。
【0021】このレーザダイオード1からの光はコリメ
ートレンズ2によって平行光に変換される。平行光に変
換された光は光路切換ミラー3によって固体レーザ部ま
たは直接出力部である光ファイバに導かれる。
ートレンズ2によって平行光に変換される。平行光に変
換された光は光路切換ミラー3によって固体レーザ部ま
たは直接出力部である光ファイバに導かれる。
【0022】レーザダイオード1からの出射光が固体レ
ーザ部に導かれる場合、光路切換ミラー3は光を反射し
ない位置に配置される。よって、コリメートレンズ2か
ら直進したレーザダイオード1からの出射光は励起用集
光レンズ4によってEr:YAG結晶6に集光される。
ーザ部に導かれる場合、光路切換ミラー3は光を反射し
ない位置に配置される。よって、コリメートレンズ2か
ら直進したレーザダイオード1からの出射光は励起用集
光レンズ4によってEr:YAG結晶6に集光される。
【0023】Er:YAG結晶6内部では波長約960
nmもしくは1480nmの赤外光を吸収し、励起状態
になったErイオンが波長2.94μmの光に対して誘
導放出を有するようになる。
nmもしくは1480nmの赤外光を吸収し、励起状態
になったErイオンが波長2.94μmの光に対して誘
導放出を有するようになる。
【0024】Er:YAG結晶6からの波長2.94μ
mの光は全反射ミラー5及び出力ミラー7から構成され
る光共振器の間を往復することによって増幅され、出力
ミラー7から折返しミラー8を通り、集光レンズ9によ
ってフッ化物光ファイバからなる導光部10に導かれ
る。
mの光は全反射ミラー5及び出力ミラー7から構成され
る光共振器の間を往復することによって増幅され、出力
ミラー7から折返しミラー8を通り、集光レンズ9によ
ってフッ化物光ファイバからなる導光部10に導かれ
る。
【0025】第2波長であるレーザダイオード1からの
出射光を出力する場合、レーザダイオード1からの出射
光を光路切換ミラー3によって90度反射する。光路切
換ミラー3で反射した光は集光レンズ11によって光フ
ァイバ等からなる導光部12に導かれる。
出射光を出力する場合、レーザダイオード1からの出射
光を光路切換ミラー3によって90度反射する。光路切
換ミラー3で反射した光は集光レンズ11によって光フ
ァイバ等からなる導光部12に導かれる。
【0026】これによって、導光部10の出射部からは
波長2.94μmのEr:YAGレーザ光が出射され、
導光部12の出射部からは波長960nmのレーザダイ
オード1の出射光が出射される。
波長2.94μmのEr:YAGレーザ光が出射され、
導光部12の出射部からは波長960nmのレーザダイ
オード1の出射光が出射される。
【0027】図1において、13はレーザダイオード1
の動作や出力を制御する制御部であり、14はレーザダ
イオード1を駆動するための電源であり、15はレーザ
ダイオード1の発熱を押えるための冷却器である。
の動作や出力を制御する制御部であり、14はレーザダ
イオード1を駆動するための電源であり、15はレーザ
ダイオード1の発熱を押えるための冷却器である。
【0028】図2は本発明の他の実施例を示す構成図で
ある。図において、レーザダイオード1は波長960n
mもしくは1480nmの赤外光を発光する。このレー
ザダイオード1からの光はコリメートレンズ2によって
平行光に変換される。平行光に変換された光は光路切換
ミラー3によって固体レーザ部または直接出力部である
光ファイバに導かれる。
ある。図において、レーザダイオード1は波長960n
mもしくは1480nmの赤外光を発光する。このレー
ザダイオード1からの光はコリメートレンズ2によって
平行光に変換される。平行光に変換された光は光路切換
ミラー3によって固体レーザ部または直接出力部である
光ファイバに導かれる。
【0029】レーザダイオード1からの出射光が固体レ
ーザ部に導かれる場合、光路切換ミラー3は光を反射し
ない位置に配置される。よって、コリメートレンズ2か
ら直進したレーザダイオード1からの出射光は励起用集
光レンズ4によってEr:YAG結晶6に集光される。
ーザ部に導かれる場合、光路切換ミラー3は光を反射し
ない位置に配置される。よって、コリメートレンズ2か
ら直進したレーザダイオード1からの出射光は励起用集
光レンズ4によってEr:YAG結晶6に集光される。
【0030】Er:YAG結晶6内部では波長約960
nmもしくは1480nmの赤外光を吸収し、励起状態
になったErイオンが波長2.94μmの光に対して誘
導放出を有するようになる。
nmもしくは1480nmの赤外光を吸収し、励起状態
になったErイオンが波長2.94μmの光に対して誘
導放出を有するようになる。
【0031】Er:YAG結晶6からの波長2.94μ
mの光は全反射ミラー5及び出力ミラー7から構成され
る光共振器の間を往復することによって増幅され、出力
ミラー7から折返しミラー8を通り、2波長ミラー22
に導かれる。
mの光は全反射ミラー5及び出力ミラー7から構成され
る光共振器の間を往復することによって増幅され、出力
ミラー7から折返しミラー8を通り、2波長ミラー22
に導かれる。
【0032】第2波長であるレーザダイオード1からの
出射光を出力する場合、レーザダイオード1からの出射
光を光路切換ミラー3によって90度反射する。光路切
換ミラー3で反射した光は折返しミラー21を通って2
波長ミラー22に導かれる。
出射光を出力する場合、レーザダイオード1からの出射
光を光路切換ミラー3によって90度反射する。光路切
換ミラー3で反射した光は折返しミラー21を通って2
波長ミラー22に導かれる。
【0033】2波長ミラー22は波長によって反射と透
過とを制御するもので、波長960nm(もしくは14
80nm)の光に対しては90度全反射となり、波長
2.94μmの光に対しては透過するコーティングが施
されているミラーである。
過とを制御するもので、波長960nm(もしくは14
80nm)の光に対しては90度全反射となり、波長
2.94μmの光に対しては透過するコーティングが施
されているミラーである。
【0034】このため、折返しミラー21からの波長9
60nmもしくは1480nmのレーザダイオード1の
出射光は2波長ミラー22によって90度全反射され、
集光レンズ9を通って導光部10に導かれる。また、波
長2.94μmのEr:YAGレーザ光は折返しミラー
8から2波長ミラー22を透過して集光レンズ9を通
り、導光部10に導かれる。
60nmもしくは1480nmのレーザダイオード1の
出射光は2波長ミラー22によって90度全反射され、
集光レンズ9を通って導光部10に導かれる。また、波
長2.94μmのEr:YAGレーザ光は折返しミラー
8から2波長ミラー22を透過して集光レンズ9を通
り、導光部10に導かれる。
【0035】したがって、光ファイバ等からなる導光部
10の出射部からは、波長2.94μmのEr:YAG
レーザ光及び波長960nmもしくは1480nmの光
のいずれかが光路切換ミラー3の切換によって出射され
ることとなる。
10の出射部からは、波長2.94μmのEr:YAG
レーザ光及び波長960nmもしくは1480nmの光
のいずれかが光路切換ミラー3の切換によって出射され
ることとなる。
【0036】図3は本発明の別の実施例を示す構成図で
ある。図において、レーザダイオード(LD)31は、
レーザ加工機やレーザメス等に広く用いられている発振
波長1064nmのNd:YAG結晶を励起するのに適
した発光波長810nmを有している。
ある。図において、レーザダイオード(LD)31は、
レーザ加工機やレーザメス等に広く用いられている発振
波長1064nmのNd:YAG結晶を励起するのに適
した発光波長810nmを有している。
【0037】レーザダイオード31からの光はコリメー
トレンズ32によって平行光に変換される。平行光に変
換された光は光路切換ミラー33によって固体レーザ部
または直接出力部である光ファイバに導かれる。
トレンズ32によって平行光に変換される。平行光に変
換された光は光路切換ミラー33によって固体レーザ部
または直接出力部である光ファイバに導かれる。
【0038】レーザダイオード31からの出射光が固体
レーザ部に導かれる場合、光路切換ミラー33は光を反
射しない位置に配置される。よって、コリメートレンズ
32から直進したレーザダイオード31からの出射光は
励起用集光レンズ34によってNd:YAG結晶36に
集光される。
レーザ部に導かれる場合、光路切換ミラー33は光を反
射しない位置に配置される。よって、コリメートレンズ
32から直進したレーザダイオード31からの出射光は
励起用集光レンズ34によってNd:YAG結晶36に
集光される。
【0039】Nd:YAG結晶36の光は全反射ミラー
35及び出力ミラー37によって波長1064nmのレ
ーザ光として取出され、折返しミラー38によって2波
長ミラー40に導かれる。
35及び出力ミラー37によって波長1064nmのレ
ーザ光として取出され、折返しミラー38によって2波
長ミラー40に導かれる。
【0040】第2波長であるレーザダイオード31から
の出射光を出力する場合、レーザダイオード31からの
出射光を光路切換ミラー33によって90度反射する。
光路切換ミラー33で反射した光は折返しミラー39を
通って2波長ミラー40に導かれる。
の出射光を出力する場合、レーザダイオード31からの
出射光を光路切換ミラー33によって90度反射する。
光路切換ミラー33で反射した光は折返しミラー39を
通って2波長ミラー40に導かれる。
【0041】2波長ミラー40は波長によって反射と透
過とを制御するもので、波長810nmの光に対しては
90度全反射となり、波長1064nmの光に対しては
透過するコーティングが施されているミラーである。
過とを制御するもので、波長810nmの光に対しては
90度全反射となり、波長1064nmの光に対しては
透過するコーティングが施されているミラーである。
【0042】このため、折返しミラー39からの波長8
10nmのレーザダイオード31の出射光は2波長ミラ
ー40によって90度全反射され、集光レンズ41を通
って導光部42に導かれる。また、波長1064nmの
Nd:YAGレーザ光は折返しミラー38から2波長ミ
ラー40を透過して集光レンズ41を通り、導光部42
に導かれる。
10nmのレーザダイオード31の出射光は2波長ミラ
ー40によって90度全反射され、集光レンズ41を通
って導光部42に導かれる。また、波長1064nmの
Nd:YAGレーザ光は折返しミラー38から2波長ミ
ラー40を透過して集光レンズ41を通り、導光部42
に導かれる。
【0043】したがって、光ファイバ等からなる導光部
42の出射部からは、波長1064nmのNd:YAG
レーザ光及び波長810nmの光のいずれかが光路切換
ミラー33の切換によって出射されることとなる。
42の出射部からは、波長1064nmのNd:YAG
レーザ光及び波長810nmの光のいずれかが光路切換
ミラー33の切換によって出射されることとなる。
【0044】図3において、43はレーザダイオード3
1の動作や出力を制御する制御部であり、44はレーザ
ダイオード31を駆動するための電源であり、45はレ
ーザダイオード31の発熱を押えるための冷却器であ
る。
1の動作や出力を制御する制御部であり、44はレーザ
ダイオード31を駆動するための電源であり、45はレ
ーザダイオード31の発熱を押えるための冷却器であ
る。
【0045】図4は本発明のさらに別の実施例を示す構
成図である。レーザダイオード31は、レーザ加工機や
レーザメス等に広く用いられている発振波長1064n
mのNd:YAG結晶を励起するのに適した発光波長8
10nmを有している。
成図である。レーザダイオード31は、レーザ加工機や
レーザメス等に広く用いられている発振波長1064n
mのNd:YAG結晶を励起するのに適した発光波長8
10nmを有している。
【0046】レーザダイオード31からの光はコリメー
トレンズ32によって平行光に変換される。平行光に変
換された光は光路切換ミラー33によって固体レーザ部
または直接出力部である光ファイバに導かれる。
トレンズ32によって平行光に変換される。平行光に変
換された光は光路切換ミラー33によって固体レーザ部
または直接出力部である光ファイバに導かれる。
【0047】レーザダイオード31からの出射光が固体
レーザ部に導かれる場合、光路切換ミラー33は光を反
射しない位置に配置される。よって、コリメートレンズ
32から直進したレーザダイオード31からの出射光は
励起用集光レンズ34によってNd:YAG結晶36に
集光される。
レーザ部に導かれる場合、光路切換ミラー33は光を反
射しない位置に配置される。よって、コリメートレンズ
32から直進したレーザダイオード31からの出射光は
励起用集光レンズ34によってNd:YAG結晶36に
集光される。
【0048】本発明のさらに別の実施例においては、N
d:YAG結晶36を励起した後に効率よくNd:YA
GのSHG光を得るため、全反射ミラー35及びSHG
出力ミラー52からなる光共振器の内部にSHG素子5
1を配置してある。
d:YAG結晶36を励起した後に効率よくNd:YA
GのSHG光を得るため、全反射ミラー35及びSHG
出力ミラー52からなる光共振器の内部にSHG素子5
1を配置してある。
【0049】上記のように構成することで、始めに全反
射ミラー35とNd:YAG結晶36とSHG出力ミラ
ー52とによって波長1064nmのレーザが発振す
る。ここで、SHG出力ミラー52は波長1064nm
の光を全て光共振器内部に反射するため、波長1064
nmの光は外部に取り出されない。
射ミラー35とNd:YAG結晶36とSHG出力ミラ
ー52とによって波長1064nmのレーザが発振す
る。ここで、SHG出力ミラー52は波長1064nm
の光を全て光共振器内部に反射するため、波長1064
nmの光は外部に取り出されない。
【0050】SHG素子51はKTP(リン酸チタンカ
リウム)やBBO(ホウ酸バリウム)等の結晶で、波長
1064nmの発振光を波長532nmのSHG光に変
換する。変換されたSHG光は折返しミラー53によっ
て2波長ミラー54に導かれる。
リウム)やBBO(ホウ酸バリウム)等の結晶で、波長
1064nmの発振光を波長532nmのSHG光に変
換する。変換されたSHG光は折返しミラー53によっ
て2波長ミラー54に導かれる。
【0051】第2波長であるレーザダイオード31から
の出射光を出力する場合、レーザダイオード31からの
出射光を光路切換ミラー33によって90度反射する。
光路切換ミラー33で反射した光は折返しミラー39を
通って2波長ミラー54に導かれる。
の出射光を出力する場合、レーザダイオード31からの
出射光を光路切換ミラー33によって90度反射する。
光路切換ミラー33で反射した光は折返しミラー39を
通って2波長ミラー54に導かれる。
【0052】2波長ミラー54は波長によって反射と透
過とを制御するもので、波長810nmの光に対しては
90度全反射となり、波長532nmの光に対しては透
過するコーティングが施されているミラーである。
過とを制御するもので、波長810nmの光に対しては
90度全反射となり、波長532nmの光に対しては透
過するコーティングが施されているミラーである。
【0053】このため、折返しミラー39からの波長8
10nmのレーザダイオード31の出射光は2波長ミラ
ー54によって90度全反射され、集光レンズ55を通
って導光部56に導かれる。また、波長532nmの光
は折返しミラー53から2波長ミラー54を透過して集
光レンズ55を通り、導光部56に導かれる。
10nmのレーザダイオード31の出射光は2波長ミラ
ー54によって90度全反射され、集光レンズ55を通
って導光部56に導かれる。また、波長532nmの光
は折返しミラー53から2波長ミラー54を透過して集
光レンズ55を通り、導光部56に導かれる。
【0054】したがって、光ファイバ等からなる導光部
56の出射部からは、波長532nmの光及び波長81
0nmの光のいずれかが光路切換ミラー33の切換によ
って出射されることとなる。尚、SHG素子51は固体
レーザ発振器の内部に配置しているので、固体レーザ発
振器の外部で用いる場合に比して効率良く、また高出力
で利用可能となる。
56の出射部からは、波長532nmの光及び波長81
0nmの光のいずれかが光路切換ミラー33の切換によ
って出射されることとなる。尚、SHG素子51は固体
レーザ発振器の内部に配置しているので、固体レーザ発
振器の外部で用いる場合に比して効率良く、また高出力
で利用可能となる。
【0055】このように、Er:YAG結晶6への励起
光を出射するレーザダイオード1からの光を光路切換ミ
ラー3で切換え、光路切換ミラー3で切換えられたレー
ザダイオード1からの光を導光部12から外部に導光す
るとともに、光路切換ミラー3で切換えられたレーザダ
イオード1からの光でEr:YAG結晶6を励起するこ
とにより得られたレーザ発振光を導光部10から外部に
導光することによって、装置の小型化や構成の簡易化を
図ることがでる。また、固体レーザ発振器の外部にSH
G素子を配置する必要がなくなるので、数W以上の出力
でも利用可能とすることができる。
光を出射するレーザダイオード1からの光を光路切換ミ
ラー3で切換え、光路切換ミラー3で切換えられたレー
ザダイオード1からの光を導光部12から外部に導光す
るとともに、光路切換ミラー3で切換えられたレーザダ
イオード1からの光でEr:YAG結晶6を励起するこ
とにより得られたレーザ発振光を導光部10から外部に
導光することによって、装置の小型化や構成の簡易化を
図ることがでる。また、固体レーザ発振器の外部にSH
G素子を配置する必要がなくなるので、数W以上の出力
でも利用可能とすることができる。
【0056】さらに、Er:YAG結晶6またはNd:
YAG結晶36への励起光を出射するレーザダイオード
1,31からの光を光路切換ミラー3,33で切換え、
光路切換ミラー3,33で切換えられたレーザダイオー
ド1,31からの光でEr:YAG結晶6またはNd:
YAG結晶36を励起することにより得られたレーザ発
振光と光路切換ミラー3,33で切換えられたレーザダ
イオード1,31からの光とのうち一方を同一の導光部
10,40,56から外部に導光するとともに、外部に
導光することによって、装置の小型化や構成の簡易化を
図ることができ、数W以上の出力でも利用可能とするこ
とができる。
YAG結晶36への励起光を出射するレーザダイオード
1,31からの光を光路切換ミラー3,33で切換え、
光路切換ミラー3,33で切換えられたレーザダイオー
ド1,31からの光でEr:YAG結晶6またはNd:
YAG結晶36を励起することにより得られたレーザ発
振光と光路切換ミラー3,33で切換えられたレーザダ
イオード1,31からの光とのうち一方を同一の導光部
10,40,56から外部に導光するとともに、外部に
導光することによって、装置の小型化や構成の簡易化を
図ることができ、数W以上の出力でも利用可能とするこ
とができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明の2波長レー
ザ発振器によれば、固体及び固体結晶の一方からなるレ
ーザ媒質への励起光を出射するレーザダイオードからの
光の光路を切換え手段で切換え、切換え手段で切換えら
れたレーザダイオードからの光を外部に導光するととも
に、切換え手段で切換えられたレーザダイオードからの
光でレーザ媒質を励起することにより得られたレーザ発
振光を外部に導光することによって、装置の小型化や構
成の簡易化を図ることができ、数W以上の出力でも利用
可能とすることができるという効果がある。
ザ発振器によれば、固体及び固体結晶の一方からなるレ
ーザ媒質への励起光を出射するレーザダイオードからの
光の光路を切換え手段で切換え、切換え手段で切換えら
れたレーザダイオードからの光を外部に導光するととも
に、切換え手段で切換えられたレーザダイオードからの
光でレーザ媒質を励起することにより得られたレーザ発
振光を外部に導光することによって、装置の小型化や構
成の簡易化を図ることができ、数W以上の出力でも利用
可能とすることができるという効果がある。
【0058】また、本発明の他の2波長レーザ発振器に
よれば、固体及び固体結晶の一方からなるレーザ媒質へ
の励起光を出射するレーザダイオードからの光の光路を
切換え手段で切換え、切換え手段で切換えられたレーザ
ダイオードからの光でレーザ媒質を励起することにより
得られたレーザ発振光と切換え手段で切換えられたレー
ザダイオードからの光ととのうち一方を同一の導光手段
で外部に導光することによって、装置の小型化や構成の
簡易化を図ることができ、数W以上の出力でも利用可能
とすることができるという効果がある。
よれば、固体及び固体結晶の一方からなるレーザ媒質へ
の励起光を出射するレーザダイオードからの光の光路を
切換え手段で切換え、切換え手段で切換えられたレーザ
ダイオードからの光でレーザ媒質を励起することにより
得られたレーザ発振光と切換え手段で切換えられたレー
ザダイオードからの光ととのうち一方を同一の導光手段
で外部に導光することによって、装置の小型化や構成の
簡易化を図ることができ、数W以上の出力でも利用可能
とすることができるという効果がある。
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す構成図である。
【図3】本発明の別の実施例を示す構成図である。
【図4】本発明のさらに別の実施例を示す構成図であ
る。
る。
1,31 レーザダイオード 2,32 コリメートレンズ 3,33 光路切換ミラー 4,9,11,34,55 集光レンズ 5,35 全反射ミラー 6 Er:YAG結晶 7,37 出力ミラー 8,21,38,39 折返しミラー 10,12,42,56 導光部 22,40,54 2波長ミラー 51 SHG素子 52 SHG出力ミラー
Claims (6)
- 【請求項1】 固体及び固体結晶の一方からなるレーザ
媒質と、前記レーザ媒質への励起光を出射するレーザダ
イオードと、前記励起光を前記レーザ媒質に集光する集
光レンズと、前記レーザ媒質を含みかつ前記励起光で前
記レーザ媒質を励起することでレーザ発振光を得るレー
ザ発振手段と、前記レーザダイオードと前記集光レンズ
との間に配設されかつ前記励起光の光路を切換える切換
え手段と、前記切換え手段で切換えられた前記励起光を
外部に導光する第1の導光手段と、前記レーザ発振手段
からの前記レーザ発振光を外部に導光する第2の導光手
段とを有することを特徴とする2波長レーザ発振器。 - 【請求項2】 前記レーザ発振手段内に配設されかつ前
記レーザ発振光の波長を予め定められた所定波長に変換
する変換手段を含むことを特徴とする請求項1記載の2
波長レーザ発振器。 - 【請求項3】 前記変換手段は、前記レーザ発振光の波
長を1/2の波長と1/3の波長と1/4の波長とのう
ちいずれかに変換する非線形光学結晶を含むことを特徴
とする請求項2記載の2波長レーザ発振器。 - 【請求項4】 固体及び固体結晶の一方からなるレーザ
媒質と、前記レーザ媒質への励起光を出射するレーザダ
イオードと、前記励起光を前記レーザ媒質に集光する集
光レンズと、前記レーザ媒質を含みかつ前記励起光で前
記レーザ媒質を励起することでレーザ発振光を得るレー
ザ発振手段と、前記レーザダイオードと前記集光レンズ
との間に配設されかつ前記励起光の光路を切換える切換
え手段と、前記レーザ発振手段からの前記レーザ発振光
を外部に導光する導光手段と、前記切換え手段で切換え
られた前記励起光を折返して前記導光手段に入射する光
学系とを有することを特徴とする2波長レーザ発振器。 - 【請求項5】 前記レーザ発振手段内に配設されかつ前
記レーザ発振光の波長を予め定められた所定波長に変換
する変換手段を含むことを特徴とする請求項4記載の2
波長レーザ発振器。 - 【請求項6】 前記変換手段は、前記レーザ発振光の波
長を1/2の波長と1/3の波長と1/4の波長とのう
ちいずれかに変換する非線形光学結晶を含むことを特徴
とする請求項5記載の2波長レーザ発振器。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7323403A JPH09162470A (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | 2波長レーザ発振器 |
US08/762,167 US5841801A (en) | 1995-12-13 | 1996-12-09 | Double wavelength laser |
DE19651980A DE19651980A1 (de) | 1995-12-13 | 1996-12-13 | Laser mit doppelter Wellenlänge |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7323403A JPH09162470A (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | 2波長レーザ発振器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09162470A true JPH09162470A (ja) | 1997-06-20 |
Family
ID=18154333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7323403A Pending JPH09162470A (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | 2波長レーザ発振器 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5841801A (ja) |
JP (1) | JPH09162470A (ja) |
DE (1) | DE19651980A1 (ja) |
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WO2010131298A1 (ja) * | 2009-05-15 | 2010-11-18 | トヨタ自動車株式会社 | レーザ溶接方法及びそれを含む電池の製造方法 |
CN106299996B (zh) * | 2016-04-08 | 2023-05-05 | 上海瑞柯恩激光技术有限公司 | 激光器装置以及获得多种波长激光的方法 |
CN109602491B (zh) * | 2018-12-19 | 2024-09-13 | 威海威高激光医疗设备股份有限公司 | 前列腺激光切除用双波长高功率手术仪 |
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-
1995
- 1995-12-13 JP JP7323403A patent/JPH09162470A/ja active Pending
-
1996
- 1996-12-09 US US08/762,167 patent/US5841801A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-12-13 DE DE19651980A patent/DE19651980A1/de not_active Withdrawn
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Also Published As
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US5841801A (en) | 1998-11-24 |
DE19651980A1 (de) | 1997-06-19 |
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