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JPH089765Y2 - 集約型モニタ装置 - Google Patents

集約型モニタ装置

Info

Publication number
JPH089765Y2
JPH089765Y2 JP1988104195U JP10419588U JPH089765Y2 JP H089765 Y2 JPH089765 Y2 JP H089765Y2 JP 1988104195 U JP1988104195 U JP 1988104195U JP 10419588 U JP10419588 U JP 10419588U JP H089765 Y2 JPH089765 Y2 JP H089765Y2
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JP
Japan
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correction
selection
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switch
input
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Application number
JP1988104195U
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English (en)
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JPH0227204U (ja
Inventor
昭久 岡田
満佐一 古澤
弥寿徳 杉戸
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP1988104195U priority Critical patent/JPH089765Y2/ja
Publication of JPH0227204U publication Critical patent/JPH0227204U/ja
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Publication of JPH089765Y2 publication Critical patent/JPH089765Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は対象装置の状態をモニタする装置に関するも
のであり、特に、複数の装置を対象とするモニタ装置に
関するものである。
従来の技術 各種の産業分野において複数の対象装置の状態をモニ
タすることが必要となる。例えば、工作機械において
は、1個の刃具と被加工物との相対位置を1平面内にお
いて変えるために少なくとも2軸の移動装置が必要であ
り、1台の工作機械において5軸あるいは6軸の移動装
置が必要となることも珍しくない。そして、工作機械全
体の作業状態を把握するために、これら複数の移動装置
の状態をモニタすることが必要となる。
そのために、従来から工作機械の制御盤にモニタ装置
を組み込むことが広く行われている。最も一般的には、
各移動装置に対して専用の表示器を設け、各表示器に各
移動装置の状態を表示させることによって工作機械全体
の状態をモニタすることが行われているが、この場合に
は移動装置の数が増すにつれて表示器の数も増し、コス
トが高くなるとともに、モニタ装置が制御盤上のスペー
スの多くを占めることとなって望ましくない。
そこで、同じ表示器を複数の移動装置に兼用し得る集
約型モニタ装置が市販されている。このモニタ装置は、
それ自身が移動装置の選択手段を備えている。オペレー
タによって選択スイッチが操作される毎に、スイッチ出
力信号が外部の制御装置に供給され、制御装置の選択手
段において複数の移動装置のうちの1つが循環的に選択
されるのであるが、それと同時にモニタ装置の内部にお
いても同様な選択手段が作動させられて選択変更が行わ
れ、共用の表示器が、現に選択されている移動装置の状
態を表示するようにされているのである。
モニタ装置は一般に、それの選択スイッチの操作によ
って対象装置の選択変更が行われた際に外部の制御装置
にも選択変更を行わせ得るのみならず、外部の制御装置
において対象装置の選択変更が行われた際に、その選択
変更に対応してモニタ装置内においても対象装置の選択
変更が行われるものであることが必要である。
上記市販のモニタ装置においても、外部の制御装置に
おいて選択変更が行われた際にはモニタ装置内において
も選択変更が行われるようになっているのであるが、そ
のために外部の制御装置から供給される信号が、モニタ
装置において選択スイッチが操作された場合に外部の制
御装置に供給されるスイッチ出力信号と全く同じものと
されている。制御装置において移動装置の選択が順次変
更される毎に1個のパルス信号がモニタ装置に供給され
るようになっているのである。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、外部の制御装置においては、対象装置
の選択変更が決まった順序で循環的に行われず、ランダ
ムに行われることが多い。
例えば、モニタ装置によってモニタされるのが数値制
御工作機械における刃具補正量の現在値である場合に
は、加工後の製品の各部の寸法が自動計測され、刃具の
摩耗等によってある方向について刃具の位置を補正する
必要が生じたと判定された場合にその方向における刃具
の位置が補正されるのであり、このような場合には、複
数の対象装置たる移動装置の選択順序がランダムになる
のが普通なのである。
しかるに、上記市販装置においては、外部の制御装置
からモニタ装置に供給される信号が前述のようなもので
あるため、例えば、制御装置においてNo.1の移動装置か
らNo.4の移動装置に選択が変更された場合には、制御装
置は3個のパルス信号をモニタ装置に供給する必要があ
り、選択変更の態様が異なる毎に異なる数のパルス信号
を供給することが必要であって、そのために制御装置内
における処理が面倒になる。
このような問題は工作機械用のモニタ装置のみなら
ず、一般の集約型モニタ装置において広く生ずる問題で
ある。
本考案は、このような事情を背景として、同じ表示器
を複数の対象装置のモニタに兼用し得るとともに、外部
の制御装置において対象装置の選択変更が行われる場合
でも、その制御装置内における処理が面倒になることの
ない集約型モニタ装置を提供することを課題として為さ
れたものである。
課題を解決するための手段 そして、本考案は、上記課題を解決するために、集約
型モニタ装置を、(a)出力端子と、(b)オペレータ
により操作される毎に上記出力端子に1個のスイッチ出
力信号を出力する選択スイッチと、(c)そのスイッチ
出力信号に応じて外部の制御装置において選択された対
象装置に対応する選択信号がそれぞれ入力される複数の
選択入力端子と、(d)それら選択入力端子への選択信
号に基づいて現に選択されている対象装置を表示する選
択対象装置表示器と、(e)外部の制御装置から対象装
置の各々に関連した関連情報が入力される少なくとも1
個の情報入力端子と、(f)その情報入力端子に入力さ
れる関連情報に基づいて別の関連情報を作成する関連情
報作成器であって、作成された前回の別の関連情報を記
憶する記憶部を含み、その記憶部に記憶された前回の別
の関連情報と今回入力された関連情報とに基づいて今回
の別の関連情報を作成するものと、(g)少なくとも前
記今回の別の関連情報を表示する関連情報表示器とを含
むように構成したものである。
作用 このように構成した集約型モニタ装置は、それ自体は
対象装置を選択する手段を備えず、選択スイッチが操作
される毎に外部の制御装置に1個のスイッチ出力信号を
出力する。制御装置においては、このスイッチ出力信号
が供給される毎に選択手段が複数の対象装置の中から1
対象装置を循環的に選択し、モニタ装置の複数の選択入
力端子のうち、選択された対象装置に対応するものに選
択信号を供給する。モニタ装置においてはその選択信号
に基づいて現に選択されている対象装置が選択対象装置
表示器に表示されるのであり、オペレータはこの表示と
関連情報表示器の表示とから選択された対象装置の状態
をモニタすることができる。
上記関連情報表示器に表示される関連情報は、関連情
報作成器により、情報入力端子に入力される関連情報で
ある基礎的関連情報に基づいて作成される別の関連情報
である最終的関連情報とされる。関連情報作成器は、作
成された前回の最終的関連情報を記憶部に記憶させ、そ
の記憶部に記憶された前回の最終的関連情報と情報入力
端子に今回入力された基礎的関連情報とに基づいて今回
の最終的関連情報を作成する。すなわち、基礎的関連情
報からの最終的関連情報の作成が前記制御装置または対
象装置のおいてではなくモニタ装置自体において行われ
るのである。基礎的関連情報を表す信号は、最終的関連
情報を表す信号に比較して伝達すべき情報量が少ないも
のとすることができ、そのようにすれば、制御装置とモ
ニタ装置とを接続する基礎的関連情報入力のための信号
線の数すなわちモニタ装置の情報入力端子の数を削減し
つつ、情報量が多い最終的関連情報を作成・表示するこ
とが可能となる。
考案の効果 以上の説明から明らかなように、本考案に係る集約型
モニタ装置においては、関連情報表示器が複数の対象装
置に兼用し得るとともに、選択入力端子が各対象装置に
対して1個ずつ設けられているため、外部の制御装置に
おいて対象装置の選択変更が行われた場合に、制御装置
からはモニタ装置の各選択入力端子のうち、選択された
対象装置に対応する選択入力端子に選択信号が供給され
ればよく、対象装置の選択変更がランダムに行われた場
合でも制御装置の制御が面倒になることがない。
しかも、モニタ装置自体は選択スイッチが操作される
毎に制御装置に対して1個のスイッチ出力信号を出力す
るのみであるため、モニタ装置の操作によって対象装置
を選択し得るようにするために必要な出力端子は1個で
済むとともに、モニタ装置自体には対象装置の選択変更
を行う手段を設ける必要がなく、モニタ装置を小型化し
得る。また、制御装置との接続に要する配線の本数も少
なくて済み、装置コストを低く抑えることができる。さ
らに、モニタ装置自体において基礎的関連情報に基づく
最終的関連情報の作成が行われるから、モニタ装置の情
報入力端子の数を削減することが容易となり、このこと
によっても装置コストを低く抑えることができる。
実施例 以下、本考案を数値制御工作機械の複数軸の刃具補正
量の現在値をモニタし得るとともに、補正量を変更し得
る補正量モニタ・変更装置に適用した場合の一実施例を
図面に基づいて詳細に説明する。
補正量モニタ・変更装置8は、第1図に示すように、
直方体状のケーシング10を備えている。このケーシング
10の前面の上下方向における中央部には、現に選択され
て補正が行われる軸に対応する移動装置の番号(以下、
補正No.と略称する)を表示する補正No.表示器12と、補
正量の現在値を表示する補正現在値表示器14と、1回の
補正による補正値の増分値,補正量の上限値および下限
値の設定値を選択的に表示する設定値表示器16とが設け
られている。これらはいずれもLED表示器である。
左下隅には補正すべき移動装置、すなわち、刃具をそ
れの位置を補正すべき方向に移動させる移動装置(本実
施例においては数値制御工作機械のスライドを移動させ
るためのモータが移動装置であり、具体的には切削時に
おける刃具の移動軌跡を指定するデータが変更されるこ
とによって刃具の位置が補正される)を選択するため
に、オペレータによって操作される補正No.選択スイッ
チ18が設けられ、その補正No.選択スイッチ18に隣接し
てモード選択スイッチ20,桁選択スイッチ22,マイナス補
正スイッチ24およびプラス補正スイッチ26が設けられて
いる。また、補正現在値表示器14の左隣には、補正値リ
セットスイッチ28が設けられている。これらスイッチは
いずれもキースイッチである。
設定値表示器16に隣接して3個の発光ダイオード30,3
2,34が設けられている。発光ダイオード30は設定値表示
器16に現に表示されているのが補正増分値であることを
示し、発光ダイオード32は補正上限値であることを示
し、発光ダイオード34は補正下限値であることを示すも
のである。左上隅には、6個の発光ダイオード36,38,4
0,42,44および46が設けられており、それらの上方に1
ないし6の数値が記載されている。これら発光ダイオー
ド36ないし46は、点灯されることによってその上方に表
示されている数値に対応するNo.の移動装置による刃具
補正量が限界値、すなわち上限値あるいは下限値に達し
たことを示すものである。これら発光ダイオードに隣接
して、さらに、補正処理の実行中を示す発光ダイオード
48およびバッテリの異常を表示する発光ダイオード50が
設けられている。
本補正量モニタ・変更装置8は、第2図に示すよう
に、プログラマブルコントローラ(以下、PCと略称す
る)56を介して、数値制御工作機械(以下、NCと略称す
る)58に接続して使用されるものである。NC58の各軸の
移動装置が選択対象装置であり、PC56がそれらを選択
し、刃具位置の補正を制御する制御装置なのである。PC
56と接続するためにケーシング10の裏面には、第3図に
示すように、1番から21番まで合計21個の端子が設けら
れている。これら端子はそれぞれ以下の機能を果たすも
のである。
〔端子番号〕 〔機能〕 1 連続運転許容信号出力 2 完了信号出力 3 補正限界信号出力 4 補正No.選択スイッチ信号出力 5 プラス補正スイッチ信号出力 6 マイナス補正スイッチ信号出力 7 補正リセットスイッチ信号出力 10 補正No.6選択信号入力 11 プラス補正指令信号入力 12 マイナス補正指令信号入力 13 補正リセット指令信号入力 14 入力共通端子 15 アース 16 出力共通端子 17 補正No.1選択信号入力 18 補正No.2選択信号入力 19 補正No.3選択信号入力 20 補正No.4選択信号入力 21 補正No.5選択信号入力 本補正量モニタ・変更装置8の内部の構成を第4図に
示す。図から明らかなように、この装置は、CPU(中央
処理装置)64,ROM(リードオンリメモリ)66,RAM(ラン
ダムアクセスメモリ)68およびバス70を備えたコンピュ
ータによって制御される。ROM66には第5ないし9図の
フローチャートで表される制御プログラムが記憶されて
おり、RAM68には補正対象装置たるNo.1ないしNo.6の移
動装置の各々に対して、補正現在値,補正増分値,補正
上限値および補正下限値を記憶する領域と、上記制御プ
ログラムの実行時に一時的に情報を記憶するワークエリ
アとが設けられている。RAM68はバッテリ72によってバ
ックアップされており、このバッテリ72の電圧が設定値
以下となったことがバッテリ異常検出部74によって検出
され、その検出信号がCPU64に供給されるようになって
いる。
上記バス70には、操作部76,数値表示部78,出力部82お
よび入力部84が接続されている。操作部76は前記補正N
o.選択スイッチ18,モード選択スイッチ20,桁選択スイッ
チ22,マイナス補正スイッチ24,プラス補正スイッチ26お
よび補正値リセットスイッチ28を包括する部分であり、
数値表示部78は前記補正No.表示器12,補正現在値表示器
14および設定値表示器16を包括する部分である。出力部
82は前記出力端子の各々に対応するラッチおよびドライ
バを備えており、出力時に、前記PC56に設けられたリレ
ーのコイル86を励磁する。また、入力部84は前記入力端
子の各々に対応するレシーバを備えており、前記PC56に
設けられた各トランジスタ88が導通したとき、入力信号
を受信する。
90は電源部であり、前記CPU64,バッテリ異常検出部7
4,出力部82および入力部84に電圧を供給するとともに、
発光表示部92にも電圧を供給する。発光表示部92は、前
記発光ダイオード30ないし50を包括する部分である。
次に、第5図ないし第9図のフローチャートに基づい
て本補正量モニタ・変更装置8の作動を説明する。
電源投入と同時に、第5図のステップS1(以下、単に
S1で表す。他のステップについても同じ)が実行され、
初期設定が行われる。その結果、ワークエリアにあるモ
ードフラグがリセットされて本補正量モニタ・変更装置
8が運転モードに設定されるとともに、補正No.表示器1
2にはPC56からの補正No.選択信号1ないし6に対応する
数値1ないし6が表示され、補正現在値表示器14と設定
値表示器16とには、それぞれ補正No.選択信号1ないし
6に対応する移動装置の補正現在値と補正増分値とがRA
M68から読み出されて表示される。
それ以後は、S2が実行されて第6図ないし第9図に示
されている各フローチャートが時分割で繰り返し実行さ
れる。
第6図のS11においては、選択入力端子に入力されて
いる選択信号が変わったか否かの判定が行われる。補正
No.選択スイッチ18が1回操作される毎に、補正量モニ
タ・変更装置8から1個のパルス信号がPC56に供給さ
れ、PC56内においてはカウンタがこのパルス信号をカウ
ントするのであるが、カウントの最大カウント値が5と
されているため、カウント値の取り得る値は0ないし5
の6個であり、これら6個の数値がそれぞれNC58のNo.1
ないし6の各移動装置と補正量モニタ・変更装置8の6
個の入力端子とに対応付けられている。すなわち、カウ
ンタのカウント値が変わることによって、移動装置の選
択変更が行われるのであり、補正量モニタ・変更装置8
の6個の選択入力端子のうち、カウンタの各カウント値
に対応するものに選択信号が供給される。また、NC58の
自動計測機による被加工物の寸法計測等によって刃具位
置の補正が必要であると判定され、移動装置の選択変更
が行われた場合にも補正量モニタ・変更装置8の選択入
力端子への選択信号の供給が変わる。いずれにしても、
PC56において選択変更が行われれば、S11の判定結果がY
ESとなり、S12において選択No.表示器12の表示が現に選
択されている移動装置に対応する数値に変更される。
次に、第7図のフローチャートに基づいてモニタ処理
および設定値変更処理を説明する。
これらの処理は、モード選択スイッチ20,桁選択スイ
ッチ22,マイナス補正スイッチ24およびプラス補正スイ
ッチ26の操作に伴って行われ、その結果、補正量モニタ
・変更装置8の表示が第10図に示すように変わる。
S21が繰り返し実行されている間にいずれかのスイッ
チが操作されればS22が実行されて、操作されたスイッ
チがモード選択スイッチ20のみであるか否かが判定さ
れ、判定の結果がYESであればS23において本装置が運転
モードへ移行させられる。具体的には、モードフラグが
リセットされるのであるが、このモードフラグは初期設
定においてリセットされているため、第1回目は実質的
には何も行われない。続いて、S24においてnの値が1
増加させられ、S25において発光ダイオード30ないし34
によるモニターモードの表示が行われるとともに、設定
値表示器16に各設定値が表示される。最初は、nが1と
なってモニタモードが設定され、補正増分値の表示が行
われるのであるが、設定値表示器16は通常、補正増分値
を表示する状態とされているため、第1回目は発光ダイ
オード30が点灯させられるのみで設定値表示器16の表示
は変わらない。S26においてnが4であるか否かの判定
が行われるが、当初は判定の結果がNOであるため、S27
がバイパスされてS21を繰り返し実行する状態に戻る。
次に、モード選択スイッチ20が操作されれば、nが2
となって発光ダイオード32が点灯されるとともに設定値
表示器16に補正上限値が表示される。そして、再びモー
ド選択スイッチ20が操作されれば、発光ダイオード34が
点灯されるとともに設定値表示器16には補正下限値が表
示される。
その後、もう一度モード選択スイッチ20が操作されれ
ばnが4となり、S26の判定結果がYESとなってS27にお
いてnが0に変更され、モニタモードが解除される。す
なわち、元の状態に復帰するわけであり、以下同様に、
モード選択スイッチ20の操作に従ってモニタモードにお
ける表示が順次選択される。
一方、S22の判定結果がNOであった場合には、S28にお
いて、モード選択スイッチ20と桁選択スイッチ22とが同
時に操作されたか否かの判定が行われる。そして、判定
の結果がYESであれば、S29においてモードフラグがセッ
トされ、本装置が設定モードへ移行させられる。それと
同時にそれまで補正量モニタ・変更装置8からPC56へ出
されていた連続運転許容信号がOFFとされ、これに基づ
いてNC58はその時実行中の作動サイクルが終了した時点
に停止させられる。
続いてS30において表示変更が行われる。例えば、第1
0図において、設定値表示器16に補正増分値が表示され
ている状態において、モード選択スイッチ20と桁選択ス
イッチ22とが同時に操作されれば、設定値表示器16の表
示が右側に示されるように変更される。すなわち、第2
位以下の数値が全て表示されるとともに第2桁の数値
(ここにおいては0)が点滅させられるのである。
このように設定モードへ移行した状態で、桁選択スイ
ッチ22,マイナス補正スイッチ24およびプラス補正スイ
ッチ26のいずれかが操作されればS21,S22およびS28を経
てS31の判定結果がYESとなり、S32,S33またはS34におい
て操作されたスイッチがいずれであるかの判定が行わ
れ、S35,S36またはS37において各スイッチの操作に対応
した処理が行われる。すなわち、桁選択スイッチ22が1
回操作されれば、1桁ずつ下位の桁が選択され、プラス
補正スイッチ26が1回操作されれば選択された桁の数値
が1増加させられ、マイナス補正スイッチ24が操作され
れば1減少させられるのである。最下位の桁が選択され
た後は最上位の桁が選択され、桁が循環的に変更され
る。これによってオペレータは補正増分値,補正上限値
あるいは補正下限値の設定値を任意に変更することがで
きる。
上記のようにプラス補正スイッチ26,マイナス補正ス
イッチ24等が操作されれば、それらのスイッチ出力信号
はPC56に供給されるか、PC56は連続運転許容信号がOFF
の間はこれらのスイッチ出力信号に基づいて補正指令信
号をNC58および補正量モニタ・変更装置8へ供給しない
ようになっているため、補正量モニタ・変更装置8内に
おいて設定値が変更されるのみで、NC58においては刃具
位置の補正は行われない。これによって、設定値の変更
時にスイッチ出力信号が補正量モニタ・変更装置8から
PC56に供給されないようにする必要がなくなり、補正量
モニタ・変更装置8内における信号処理が簡単となる利
点が生ずる。
なお、補正量モニタ・変更装置8が設定モードにある
状態でモード選択スイッチ20が単独で操作されれば、S2
3ないしS27が実行されて運転モードへ移行するととも
に、設定値表示のモードが次のモードに変更される。ま
た、S21の判定結果がYESとなった場合に、操作されたス
イッチが上記各スイッチ以外のものであった場合には、
S22,S28,S32,S33およびS34の判定結果がいずれもNOとな
り、あるいはS22,S28およびS31の判定結果がいずれもNO
となって、実質的に何等の効果も生じさせることなくプ
ログラムの実行はS21に戻る。
また、移動装置の選択変更が必要である場合には、補
正No.選択スイッチ18を操作すれば、前述のようにPC56
において移動装置の選択変更が行われ、補正量モニタ・
変更装置8に選択信号が入力されるから、補正量モニタ
・変更装置8はこの選択信号によって現在いずれの移動
装置が選択されているかを知ることができ、S25,S30,S3
5,S36およびS37等の処理がそれぞれ選択された移動装置
に対応する設定値について実行されることとなる。
次に、第8図のフローチャートに基づいて補正処理を
説明する。
まず、S41においてPC56から補正量モニタ・変更装置
8に供給されている選択信号が正常であるか否かの判定
が行われる。前述のように、補正量モニタ・変更装置8
の選択入力端子のいずれかには必ず選択信号が入力され
ており、かつ、2つの選択入力端子に同時に選択信号が
入力されることはないはずであるが、PC56の誤動作や故
障によって選択信号が1つも入力されていなかったり、
複数の選択信号が入力されていたりすることがあり得
る。このような場合に、補正処理が行われれば、その補
正処理は誤ったものとなる可能性が高いため、補正処理
が行われないようにすべくS41の判定が行われるのであ
る。
S41の判定結果がYESであれば、S42以下が実行される
のであるが、この実行に伴ってPC56との間に第11図に示
す信号の授受が行われる。マイナス補正スイッチ24,プ
ラス補正スイッチ26および補正値リセットスイッチ28の
いずれかが操作されれば、補正量モニタ・変更装置8か
ら第11図(a)に示すように、それらスイッチの出力信
号が供給される。この信号に応じて第11図(b)におい
てPC56内のリレーが自己保持状態とされる。その結果、
第11図(c)に示すように、PC56からNC58に対して補正
指令信号が出力されるとともに、第11図(e)に示すよ
うに、補正量モニタ・変更装置8に対しても補正指令信
号が出される。それら補正指令信号に応じてNC58および
補正量モニタ・変更装置8においてそれぞれ補正が実行
され、その補正の完了時に第11図(d)および(f)に
示すように、それぞれ完了信号がPC56へ供給され、それ
に応じてPC56のリレーの自己保持が解除されて、補正量
モニタ・変更装置8およびNC58への補正指令信号がOFF
とされ、その結果、両装置から出されていた完了信号が
OFFとされる。マイナス補正スイッチ24,プラス補正スイ
ッチ26および補正値リセットスイッチ28のいずれかが操
作される毎に、以上の信号の授受が繰り返されるのであ
る。
以下、この信号の授受に伴う補正量モニタ・変更装置
8内の処理を説明する。S42において、PC56からの補正
指令信号が待たれ、補正指令信号を受けたならばS43に
おいて運転モードにあるか否かが判定され、判定の結果
がYESであればS44以下が実行される。設定モードにおい
ては、補正処理が行われないようになっているのであ
る。
S44の実行によって、発光ダイオード48が点灯される
とともに、第12図に示すように、操作されたスイッチに
対応する補正処理が行われる。プラス補正スイッチ26が
操作された場合には、RAM68の補正現在値に補正増分値
が加えられて補正現在値が増加させられるとともに、補
正現在値表示器14の表示が変更されるのであり、マイナ
ス補正スイッチ24が操作された場合には補正現在値が補
正増分値分だけ減じられ、補正値リセットスイッチ28が
操作された場合には補正現在値がリセットされるのであ
る。
上記補正処理が完了したならば、S45においてPC56に
向かって完了信号が出され、S46が繰り返されてPC56か
らの補正指令信号がOFFなるのが待たれ、S47において完
了信号がOFFとされる。
続いて、S48において、変更された補正現在値がRAM68
に記憶されている補正限界値、すなわち、補正上限値お
よび補正下限値と比較され、補正現在値が補正限界値を
超えていれば、S49において現に選択されている移動装
置に対応する発光ダイオード(36ないし46のいずれか)
が点灯されることにより、補正限界に到達した旨の表示
が行われ、S50において補正限界信号がPC56へ供給され
る。PC56においてはこの補正限界信号に応じて必要な処
理が行われ、また、アンドンにも補正限界信号が送られ
て、その旨の表示が行われるのであるが、補正限界に達
した後も補正は可能である。
一方、補正限界に達していなければ、S51において補
正限界到達表示がOFFとされ、S52において補正限界信号
がOFFとされる。
このように、補正限界信号が補正量モニタ・変更装置
8内において作成されるため、補正限界信号をPC56から
補正量モニタ・変更装置8に供給する必要がなく、接点
および配線の数を減少させることができる。
次に、第9図に基づいて電池異常検出処理を説明す
る。前記バッテリ異常検出部74によってバッテリ72の電
圧が設定値以下まで下がったことが検出されれば、S61
の判定結果がYESとなり、S62においてRAM68のワークエ
リアに設けられているバッテリ異常確認フラグがセット
されているか否かが判定される。第1回目にS62が実行
されるときは判定結果がNOであり、S63において発光ダ
イオード50が点灯されてバッテリ異常が表示される。続
いてS64が実行され、補正量モニタ・変更装置8からPC5
6に向かってそれまで出されていた連続運転許容信号がO
FFとされる。その結果、NC58の1サイクルの作動が終了
したとき、次のサイクルの開始が禁止される。一方、補
正量モニタ・変更装置8においては、S65が繰り返し実
行されて、オペレータが発光ダイオード50の点灯あるい
はアンドンのバッテリ異常表示に気付き、モード選択ス
イッチ20を通常より長い時間操作すれば、S65の判定結
果がYESとなり、S66においてバッテリ異常確認フラグが
セットされた上でS68において連続運転許容信号が再びO
Nとされるため、NC58が次の作動サイクルを開始するこ
とができる。そして、次にS61の判定結果が再びYESとな
った後に実行されるS62の判定結果はYESとなるため、S6
3〜S67はバイパスされ、バッテリ異常検出部74がバッテ
リ72の異常を検出している状態にあっても、NC58は作動
サイクルを連続的に繰り返し得る。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては
4番の端子が実用新案登録請求の範囲に記載された出力
端子に相当し、補正No.選択スイッチ18が選択スイッチ
に相当し、10番および17ないし21番の端子が選択入力端
子に相当する。また、補正No.表示器12が選択対象装置
表示器に相当し、プラス補正指令信号入力用である11番
の端子,マイナス補正指令信号入力用である12番の端子
および補正リセット指令信号入力用である13番の端子が
情報入力端子に相当し、刃具補正量のプラス補正指令,
マイナス補正指令および補正リセット指令が情報入力端
子に入力される関連情報に相当し、刃具補正量の現在値
がモニタ装置において作成される別の関連情報に相当
し、RAM68のうち補正現在値および補正増分値を記憶す
る領域が記憶部に相当し、補正量モニタ・変更装置8に
おけるコンピュータのうち図8の補正処理プログラムを
実行する部分であって、プラス補正指令に応じてRAM68
の補正現在値に補正増分値を加え、マイナス補正指令に
応じて補正現在値を補正増分値分だけ減じ、補正リセッ
ト指令に応じて補正現在値をリセットするものが関連情
報作成器に相当し、補正現在値表示器14あるいは補正限
界に達したことを表示する発光ダイオード36ないし46が
関連情報表示器に相当するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である補正量モニタ・変更装
置の斜視図である。第2図は上記補正量モニタ・変更装
置がプログラマブルコントローラを介して数値制御工作
機械に接続された状態を示すブロック図である。第3図
は上記補正量モニタ・変更装置の背面図であり、第4図
はその内部の構成を示すブロック図である。第5図ない
し第9図は第4図のROMに記憶されている制御プログラ
ムを示すフローチャートである。第10図は第7図のフロ
ーチャートの実行に伴って補正量モニタ・変更装置の表
示が変化する状態を示す説明図である。第11図は第2図
における信号の授受を示すタイムチャートである。第12
図は第8図のフローチャートの実行に伴って補正量モニ
タ・変更装置の表示が変わる状態を示す説明図である。 12:補正No.表示器、14:補正現在値表示器 16:設定値表示器、18:補正No.選択スイッチ 20:モード選択スイッチ 22:桁選択スイッチ 24:マイナス補正スイッチ 26:プラス補正スイッチ 28:補正値リセットスイッチ 36,38,40,42,44,46:発光ダイオード 56:プログラマブルコントローラ(PC) 58:数値制御工作機械(NC)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の対象装置の中から1装置ずつを選択
    し、選択した対象装置の状態に関連した関連情報を出力
    する制御装置に接続して使用され、前記複数の対象装置
    の状態を選択的にモニタする装置であって、 出力端子と、 オペレータにより操作される毎に前記出力端子に1個の
    スイッチ出力信号を出力する選択スイッチと、 前記スイッチ出力信号に応じて前記制御装置において選
    択された対象装置に対応する選択信号がそれぞれ入力さ
    れる複数の選択入力端子と、 それら選択入力端子への選択信号に基づいて現に選択さ
    れている対象装置を表示する選択対象装置表示器と、 前記制御装置から前記対象装置の各々に関連した関連情
    報が入力される少なくとも1個の情報入力端子と、 その情報入力端子に入力される関連情報に基づいて別の
    関連情報を作成する関連情報作成器であって、作成され
    た前回の別の関連情報を記憶する記憶部を含み、その記
    憶部に記憶された前回の別の関連情報と今回入力された
    関連情報とに基づいて今回の別の関連情報を作成するも
    のと、 少なくとも前記今回の別の関連情報を表示する関連情報
    表示器と を含むことを特徴とする集約型モニタ装置。
JP1988104195U 1988-08-05 1988-08-05 集約型モニタ装置 Expired - Lifetime JPH089765Y2 (ja)

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