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JPH0887213A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH0887213A
JPH0887213A JP6222287A JP22228794A JPH0887213A JP H0887213 A JPH0887213 A JP H0887213A JP 6222287 A JP6222287 A JP 6222287A JP 22228794 A JP22228794 A JP 22228794A JP H0887213 A JPH0887213 A JP H0887213A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sequence
new
unit
image forming
initialization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6222287A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Kurohata
貴夫 黒畑
Kenji Taki
研司 瀧
Yasuhiko Yamaguchi
恭彦 山口
Chiharu Kobayashi
千春 小林
Kojiro Akutsu
康次郎 圷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP6222287A priority Critical patent/JPH0887213A/ja
Priority to US08/525,911 priority patent/US5710956A/en
Priority to DE69516347T priority patent/DE69516347T2/de
Priority to EP95306340A priority patent/EP0702277B1/en
Publication of JPH0887213A publication Critical patent/JPH0887213A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/50Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】画像形成装置の設置時の初期化処理の効率向上
を図る。 【構成】装置の状態を示すMachine new statusの値によ
って、装置が設置されるときの状態であると判別したと
きは (ステップ4) 、ホッパーにトナーを補給した後
(ステップ5) 、各ユニットの新品時に行われる初期化
処理 (NEWユニットシーケンス) を行うようにする
(ステップ6) 。これにより、設置時の初期化処理が自
動化され、ユーザーの負担が大幅に軽減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置におい
て、新品時に必要な初期化処理を自動的に行う技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ等の画像形成装置においては、
新品の装置の設置時に各部の初期調整を行う必要があ
る。従来、かかる初期調整は専門のサービスマンが実行
したり、あるいはユーザーがマニュアルを参照しなが
ら、自ら入力乃至処理の実行を行うようにしむけられて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな初期調整は、ユーザーにとって負担が大きく、特に
この種の処理の苦手なユーザーにとっては、苛立たしい
手間となってしまう。また、作業を進めるに当り、購入
したばかりの装置であるため作業能率は悪く、作業ミス
も起こりやすいという問題もあった。
【0004】一方、古い装置に対してかかる初期調整が
誤って行われてしまうと、装置にダメージを与えてしま
う可能性も残されていた。本発明は、このような従来の
問題点に鑑みなされたもので、装置設置時に自動的に初
期化処理が行われるようにすることを目的とする。ま
た、該初期化処理が中断された場合でも、新たな処理か
ら再開できるようにすることを目的とする。
【0005】また、ユニット毎に新品・中古品の判別が
行え、中古品に対して初期化処理が行われることを防止
できるようにすることを目的とする。また、他のユニッ
トの調整に影響を与えるユニットの初期化処理を優先し
て行うことにより、全てのユニットの初期化を良好に行
えるようにすることを目的とする。
【0006】更に、装置の製造工程時にのみ必要な初期
化処理を効率よく行えるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため請求項1の発明
に係る画像形成装置は、新品の装置の設置時にのみ行わ
れる初期化処理のシーケンスを記憶した設置時シーケン
ス記憶手段と、新品装置の設置時に前記シーケンスに従
って初期化処理を行う設置時シーケンス実行手段と、を
備えた構成としたことを特徴とする (図1参照。他の請
求項についても同様) 。
【0008】請求項2の発明に係る画像形成装置では、
装置は、夫々新品時に初期調整が必要な複数のユニット
を備える一方、装置の設置時の状態を前記初期化処理の
進行に応じて変更しつつ記憶する装置状態記憶手段と、
前記各ユニットの状態を初期調整の進行に応じて変更し
つつ記憶するユニット状態記憶手段と、を備え、前記設
置時シーケンス実行手段は、前記装置状態記憶手段と前
記ユニット状態記憶手段とに記憶された情報を用いて装
置設置時の初期化処理を行うことを特徴とする。
【0009】請求項3の発明に係る画像形成装置では、
前記初期化処理のシーケンスは、前記装置状態記憶手段
と前記ユニット状態記憶手段とに記憶された情報に基づ
いて初期化処理の中断時は終了済みの処理を飛ばして次
の処理から再開させるように構成されていることを特徴
とする。請求項4の発明に係る画像形成装置では、前記
複数のユニットの使用・未使用を判別する判別手段を備
え、前記初期化処理のシーケンスは、該判別手段からの
情報も含めて初期化処理を進行させていくように構成さ
れていることを特徴とする。
【0010】請求項5の発明に係る画像形成装置では、
前記初期化処理のシーケンスは、新品設置時の各ユニッ
トの初期調整のうち、現像ユニットにおけるトナー濃度
の調整処理を優先して行うように構成されていることを
特徴とする。請求項6の発明に係る画像形成装置では、
装置は、製造工程時に工程モード判別用の信号が入力さ
れるように構成され、前記初期化のシーケンスは、前記
信号によって工程モードを判別する機能と、該工程モー
ドと判定されたときに該装置設置時の初期化処理の一部
をスキップして工程時のみに必要な処理を行わせる機能
と、を含んで構成されていることを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1の発明に係る画像形成装置によると、
新品の装置の設置時には、記憶された初期化処理のシー
ケンスに従って、設置時に必要な初期化処理が自動的に
実行される。請求項2の発明に係る画像形成装置による
と、新品装置設置時の初期化処理の進行中に、装置の処
理進行に応じた状態の情報とユニットの初期調整の進行
状態の情報とを把握しつつ、着実に処理を進行させるこ
とができる。
【0012】請求項3の発明に係る画像形成装置による
と、装置の設置時の状態と各ユニットの調整進行状態と
に応じて初期化処理の中断時は終了済みの処理を飛ばし
て次の処理から再開させることができるので、無駄な処
理の重複が避けられる。請求項4の発明に係る画像形成
装置によると、装置状態の情報とユニットの使用・未使
用との判別情報とにより、ユニットの新品・中古品の状
態を2重にチェックすることができ、誤検出による誤作
動を確実に防止できる。
【0013】請求項5の発明に係る画像形成装置による
と、初期化処理のうち、現像ユニットにおけるトナー濃
度の調整処理を優先して行うことにより、他のユニット
の調整中にトナー濃度が変化したりすることを防止でき
る。請求項6の発明に係る画像形成装置によると、工程
モードを判定して製造工程時にのみ必要な初期化処理が
行われるので、工程時の作業効率が向上する。
【0014】
【実施例】以下に本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図2は、本発明に係る画像形成装置の一実施例とし
てレーザーカラープリンタの構成を示す。構成と作動の
概要を説明すると、OPC感光層を表面に塗布した感光
体ドラム10は一方向 (図では時計回り方向) に駆動回転
され、除電器11による除電を行って前回プリント時の帯
電を除去された後、帯電器12により周面に対し一様に帯
電され、新たなプリントに備える。
【0015】かかる一様帯電の後、像露光手段13により
画像信号に基づいた像露光が行われる。像露光手段13は
図示しないレーザー光源から発光されるレーザー光をポ
リゴンミラー131 により回転走査され、fθレンズ132
等を経て反射ミラー133 により光路を曲げられ、予め前
記帯電がなされた感光体ドラム10の周面上に投射されド
ラム表面に潜像が形成される 感光体ドラム10の周縁にはイエロー (Y) 、マゼンタ
(M) 、シアン (C) 、黒色 (BK ) 等のトナー (塗料)
とキャリア (磁性体) との混合剤で構成される現像剤
を夫々充填した現像器14が設けられていて、まず、1色
目の現像がマグネットを内蔵し現像剤を保持しつつ回転
する現像スリーブ141 によって行われる。現像剤は、層
形成棒によって現像スリーブ141 上に所定の厚さに規制
されて現像域へと搬送される。感光体ドラム10と現像ス
リーブ141 との間にはACバイアスVACとDCバイアス
DCとが重畳して印加される。ここで、感光体ドラム10
の露光された部分の電位 (接地電位) をVL 、露光部分
以外の帯電された感光層表面電位をVH とし、DCバイ
アスの電位VDCをVH >VDC>VL が成立するように設
定することにより、ACバイアスVACによってキャリア
から離脱するきっかけを与えられたトナーはVDCより電
位の高いVH の部分には付着せず、VDCより電位の低い
電位VL の露光部分に付着し、顕像化され現像される。
尚、現像器14には、各色の現像剤におけるトナー濃度を
検出する濃度センサ142 が設けられている。
【0016】このようにして1色目の現像が終わった
後、2色目 (例えばマゼンタ) の画像形成行程に入り、
再び感光体ドラム10が一様帯電され、2色目の画像デー
タによる潜像が像露光手段13によって形成される。3色
目 (シアン) 、4色目 (黒色)についても2色目と同様
の画像形成行程が行われ、感光体ドラム10周面上には計
4色の現像がなされる。
【0017】一方、給紙カセット21により給紙機構22に
よって給送された記録紙Pは、転写ベルト31を張架した
転写ベルト装置30によって感光体ドラム10と転写ベルト
31との間に形成されるニップ部 (転写域) 35へと給送さ
れ、感光体ドラム10周面上の多色像が一括して記録紙P
に移される。ここで、転写ベルト31の上流側保持ローラ
32の軸32aに対して高電圧が印加され、この軸32aに転
写ベルト31を挟んで対向する位置に設置された導電性ブ
ラシ34は接地されており、給送されてきた記録紙はブラ
シ34と転写ベルト31との間に進入し、ブラシ34より記録
紙Pに注入される電荷により転写ベルト31に吸引されつ
つ転写域へ進入する。感光体ドラム10より分離した記録
紙Pは、転写ベルト31を張架する下流側の保持ローラ33
の軸33bを対向電極として除電されながら転写ベルト31
から分離する。転写ベルト31に付着したトナーはクリー
ニングブレード37により除去する。尚、転写ベルト31は
多色像形成中は下流側の保持ローラ33の軸33bを回動中
心として感光体ドラム10より離間されている。
【0018】転写ベルト装置30から分離した記録紙P
は、少なくとも上側のローラ内部にヒータを有する2本
の圧着ローラ23a,23bで構成される定着装置23へと搬
送され、該2本の圧着ローラ間で熱と圧力とを加えられ
ることにより付着トナーは溶融し、記録紙P上に定着さ
れた後、装置外へ搬出される。また、上側の圧着ローラ
23aに加熱によって付着するトナーを拭き取るオイルパ
ッド23cが装着されている。
【0019】転写後の感光体ドラム10周面上に残ったト
ナーは除電器15により除電を受けた後、クリーニング装
置16に至り、感光体ドラム10に当接したクリーニングブ
レード16aによってクリーニング装置16内に掻き落とさ
れ、スクリュー等により搬出後、回収ボックスへ貯留さ
れる。クリーニング装置16により残留トナーを除去され
た感光体ドラム10は除電器11による露光を受けた後、帯
電器12によって一様帯電を受け、次の画像形成サイクル
に入る。また、記録紙が前記転写ベルト31から分離され
ず感光体ドラム10に巻きついて除電器15より上方に進入
すると前記クリーニングブレード16aや電極ワイヤの破
損させたりすることがあるため、該記録紙Pの巻きつき
を検出するJAMセンサ36が前記除電器15の近傍に装着
されている。
【0020】また、図3に示すようにイエロー色,マゼ
ンタ色,シアン色,黒色の各トナーを各現像器に補給す
るため、各色のトナーを充填するホッパー40〜43と、こ
れら各ホッパー40〜43内のトナーを内蔵のスクリュー44
a〜47aの図示しない現像器駆動モータによる回転駆動
により各現像器に搬送する搬送パイプ44〜47が装着され
ている。
【0021】更に、装置本体1には、電源スイッチ3及
び各種のメッセージを表示する表示部4を備えている。
かかるレーザープリンタは、機能の異なる構成要素毎に
交換自由な複数のユニットを装置本体1に装着して構成
されている。即ち、図4において、各ユニットを説明す
ると、前記感光体ドラム10,除電器15等で構成されるド
ラムユニットA、イエロー,マゼンタ,シアンの各色の
現像器を一体に備えたカラー現像器ユニットB、黒現像
器単独で構成される黒現像器ユニットC、転写ベルト3
1,保持ローラ32,33を備えた転写装置30で構成される
転写・搬送ユニットD、圧着ローラ等からなる定着装置
で構成される定着ユニットE、オイルパッド16a等で構
成されるオイルパッドユニットFを備えており、これら
は、制御回路52との間で後述するヒューズの接続の有無
により未使用つまり新品か使用済かの信号データの授受
を行いつつ制御回路52で制御され、異常等を含む表示が
表示器53によってなされる。
【0022】そして、前記各ユニットA〜Fが夫々新品
に交換された時、及び装置全体が新品に取り替えられた
際に、新品であることを検出するための手段が以下のよ
うに構成されている。即ち、図5に示すように、各ユニ
ットA〜Fに対し、夫々装置本体1への装着により、一
端が図示しないスプリング押圧式等の接点を介して装置
本体1内の電源VB ( +24V) に抵抗R1 〜R6 を介し
て接続され、他端を接地したヒューズF1 〜F6 を設け
る。
【0023】前記各ヒューズF1 〜F6 の接続点の電位
は、夫々抵抗R7 8 、抵抗R9 10、抵抗R
11, 12、抵抗R13, 14、抵抗R15, 16、抵抗R
17, 18を介してインターフェイス51の各入力端子IP0
〜IP5 に入力され、該インターフェイス51を介して前記
制御回路52に読み取られるようになっている。一方、イ
ンターフェイス51の出力端子OPには、インバータ53が接
続され、該インバータ53の出力端子は抵抗R19,R20
介して電源VB に接続されると共に、抵抗R21,R22
介して電源VB に接続される。前記電源VB にはトラン
ジスタTr1,Tr2のエミッタが接続され、前記抵抗R19
と抵抗R20との接続点及び抵抗R21と抵抗R22との接続
点に夫々前記トランジスタTr1,Tr2のベースが接続さ
れ、各トランジスタTr1,Tr2のコレクタは抵抗R23
び並列接続された各ダイオードD1 〜D3 、抵抗R24
び並列接続された各ダイオードD4 〜D6 を介して前記
各ヒューズF1 〜F6 に接続されている。
【0024】また、抵抗R7 , 8 、抵抗R9 , 10
抵抗R11, 12の各接続点は、夫々ダイオードD7 ,
8 , 9 を介して低電圧電源(例えば5V)に接続され
ると共に、抵抗R25, 26, 27を介して設置され、抵
抗R13, 14、抵抗R15, 16、抵抗R17, 18の各接
続点は、夫々ダイオードD10, 11, 12を介して低電
圧電源(例えば5V)に接続されると共に、抵抗R28,
29, 30を介して設置される。
【0025】そして、各ユニットが新品であるときは、
夫々対応するヒューズF1 〜ヒューズF5 が接続された
状態に保持され、該ヒューズ接続点の接地電位を入力し
た制御回路52により、新品であることが判定され、装置
設置後の使用後は、設置時に各ユニット毎に行われる後
述するインストールシーケンスの終了時に対応するヒュ
ーズが溶断されることにより、入力電位が引き上げられ
ることにより、使用済であると判定されるようになって
いる。
【0026】また、装置が新品である場合には、前記制
御回路52に内蔵されるメモリの所定アドレス (例えば0
1) に、該装置の状態を示すステータス (Machine new s
tatus) の値として装置が新品であることを示す初期
値、例えば70h (16進法) が記憶されている。ここで前
記メモリは、電源遮断後も記憶内容が消えない不揮発性
のものが使用される。このメモリが装置状態記憶手段を
構成する。
【0027】次に、かかる回路による電源投入時の動作
が図6以下のフローチャートに示すように行われる。こ
のルーチンはプリント操作の通常モードで装置本体1の
電源スイッチ3をオン操作することによって実行され
る。ステップ (図ではSと記す。以下同様) 1では、定
着ユニットEが新品であるか否かの判定が前記したよう
に定着ユニットEに対応するヒューズF5 の接続の有無
によって異なる入力電位に基づいて行われる。新品の装
置の設置(インストール)時は、新品と判定されてステ
ップ2へ進み、定着ユニットEの使用開始後のプリンタ
回数を計数する定着カウンタの値をクリアする。また、
定着異常等の発生で復帰防止用のデータが残されている
場合はこのデータもクリアする。
【0028】次に、ステップ3へ進んでエラーチェック
処理が行われる。該エラーチェックはキーワードによる
ものと信号によるものとの二種類のチェックがある。キ
ーワードによるエラーチェックは、何らかの異常が発生
した場合、その異常状態を危険度に応じてSRAM (電
源OFF/ONでクリア) 又は不揮発性RAM (電源O
N/OFFでクリアされない。) に保存する。その保存
データを基にエラーデータがある場合には、機械の停止
及びエラー表示 (エラー処理) を行う。また、信号によ
るエラーチェックは、異常状態を検出するために信号を
チェックし、エラーが発生していることを検出した場
合、機械の停止及びエラー表示 (エラー処理) を行うも
のである。
【0029】尚、前記定着ユニットEの初期化処理の後
にエラーチェックを行うのは、定着ユニットEが交換さ
れたにもかかわらず、交換前に前記定着異常による復帰
防止用のデータがクリアされないまま残っていると、エ
ラーチェックのときにかかるデータによって復帰するこ
とができないため、交換時には先に該データがクリアさ
れるようにするためである。
【0030】次いでステップ4へ進み、インストール時
であるか否かをMachine new statusの値 (非インストー
ル時に=00h) によって判定し、インストール時はステ
ップ5へ進み、インストール時に空状態である全てのホ
ッパーにトナーの補給を行う。該補給を完了すると、前
記Machine new statusの値をインストール時の初期値で
ある70hから71hに変更する。
【0031】かかるトナー補給が行われた後、ステップ
6へ進み、新品のユニットがあるときに行う初期化処理
(NEWユニットシーケンス) を実行する。図7は、前
記NEWユニットシーケンスのサブルーチンを示す。図
7において、ステップ40ではドラムカバーチェックを行
う。ドラムカバーチェックは、図8を参照してステップ
101 で装置のステータスの値が装置の新品状態であると
き(つまりインストール時)、若しくはドラムユニット
Aが新品である(つまり交換時)と判定された場合はス
テップ102 へ進み、輸送時等にドラム表面を破損から保
護するためのドラムカバーが有るか否かを判定する。該
ドラムカバーはインストール時又はドラムユニットAの
交換時に取り外されるものであるが、取り外されていな
い場合には、ステップ103 へ進み、取り外し忘れを表示
すると共に初期化を停止させ、ドラムカバーが外されて
いる場合は、該ドラムカバーチェックを終了して図7の
ステップ41へ進む。また、前記ステップ101 でNOと判
定された場合は、ドラムユニットAが中古品であるの
で、ドラムカバーチェックを行うことなく図7のステッ
プ41へ進む。
【0032】ステップ41では、現像器NEWシーケンス
アクション待ちチェックを行う。このサブルーチンを示
す図9において、ステップ151 ではカラー現像器ユニッ
トB又は黒現像器ユニットCが新品か否かを判定する。
インストール時は両現像器ユニットB,C共に新品であ
り、その場合はステップ152 で各現像器ユニットB,C
の状態判定用のステータスの値が0であるか否かを判定
する。そして、インストール時の最初の段階ではステー
タスの値が初期値0であり、その場合はステップ153 へ
進み、キー操作等によって新品の現像器ユニットに対し
て行われる現像器NEWシーケンスが開始される状態に
セットした後、ステップ154 へ進んでカラー現像器ユニ
ットB及び黒現像器ユニットCのステータスを1にカウ
ントアップする。
【0033】また、少なくとも一方の現像器ユニットが
新品に交換されたときも、同様にしてステップ151 から
ステップ154 まで進む。一方、ステップ151 の判定がN
Oで両現像器ユニット共に中古品であるときは当該現像
器NEWシーケンスアクション待ちチェックを行うこと
なく終了する。この場合は両現像器ユニットB, Cのス
テータスは0に保持されている。
【0034】また、ステップ152 の判定がNOである場
合は、両現像器ユニットのステータスの値が1であると
きは当該現像器NEWシーケンスアクション待ち状態で
中断したか、又は後述する現像器NEWシーケンスの動
作中に中断した場合であるので、ステップ153,154 をス
キップする。かかる現像器NEWシーケンスアクション
待ちチェック後、図7においてステップ42では、Machin
e new statusの値でインストール時か否かを判定し、イ
ンストール時はステップ44へ進み、該新品のカラー現像
器ユニットBに対する初期化処理 (NEWカラー現像器
シーケンス) を行う。また、ステップ42でインストール
時でないと判定された場合はステップ43へ進んでカラー
現像器ユニットBが新品であるか否かを判定し、新品と
判定されるとステップ44へ進み、インストール時と同様
NEWカラー現像器シーケンスを行う。
【0035】NEWカラー現像器シーケンスのサブルー
チンを示す図10において、ステップ201 では該カラー現
像器ユニットBの状態を示すステータスが前記図9のス
テップ154 でセットされる1であるか否かが判定され、
新品時に1と判定されるとステップ202 へ進み、Machin
e new statusの値によりインストール時と判定されると
ステップ203 へ進んで、Y (イエロー) 色の現像器の初
期化処理 (Y現像器インストールシーケンス) が行われ
る。
【0036】該Y現像器インストールシーケンスを示す
図11において、ステップ1001では、Machine new status
が前記ホッパーへの補給後の値71hであるか否かを判定
し、インストール時ではYESであるのでステップ1002
へ進んでY色トナーの自動調整シーケンスを行う。該自
動調整シーケンスは、Y色の現像器内のトナー濃度を調
整するシーケンスで、新品の現像器内の現像剤を構成す
るトナーとキャリアとは略一定の割合で充填されている
ため、これらを十分に攪拌した後のトナー濃度は一定と
なる。そこで攪拌終了時のトナー濃度に対する現像器内
に設けた濃度センサの出力値を記憶しておき、該出力値
を基準として該濃度センサの出力値に対するトナー濃度
の検出値を調整する。これによって、濃度センサの出力
のバラツキを無くすことができ、以後のプリント時の濃
度調整精度を高めることができる。かかるY色トナーの
自動調整シーケンスの終了後、ステップ1003で、Machin
enew statusを72hに変更する。
【0037】ステップ1004でMachine new statusが72h
であるか否かの判定を経て、ホッパーからY色トナーを
所定時間 (40秒) 補給してY色トナーの現像器14Yに至
る空状態のパイプ44にトナーを充填し( ステップ1005,1
006 ) 、パイプ44から現像器14Yに溢れ出した小量のト
ナーを混合するため、現像器14Y内を所定時間 (30秒)
攪拌した後 (ステップ1007) 、Machine new statusの値
を73hに、カラー現像器の状態のステータスの値を2に
セットして (ステップ1008) 、このシーケンスを終了す
る。
【0038】図10のNEWカラー現像器シーケンスにお
いて、前記Y色トナーの現像器インストールシーケンス
終了後、インストール時であるときには、引続きM色ト
ナーの現像器, C色トナーの現像器について同様のイン
ストールシーケンス (各シーケンスのフローチャートは
図12, 図13参照) を行い、各シーケンス終了毎にカラー
現像器ユニットBの状態のステータスをカウントアップ
させた後 (ステップ204 〜207 ) 、ステップ208 でY,
M, C色の各現像器のカウンタをクリアする。ここで、
現像器のカウンタにはカートリッジカウンタと寿命カウ
ンタと2種類あり、これらをクリアし (ステップ208 )
、最後にステータスを5にセットする(ステップ209
)。
【0039】尚、M色, C色のトナーの現像器のインス
トールシーケンスも、Y色のトナー現像器のシーケンス
と同様に行われるが、各ホッパーから現像器に至るパイ
プの長さが異なるため、長さに応じた強制ロード時間に
設定されている。一方、インストール時ではなくカラー
現像器ユニットBが交換されたときには、ステップ202,
204,206 によってステータスの値とMachine new status
の値とからカラー現像器ユニットBが交換されたことを
判定して、ステップ210,212,214で前記インストールシ
ーケンス中に行われる攪拌による濃度調整 (ステップ10
02) と同様に濃度調整を行う。尚、トナーから現像器へ
のパイプにはトナーが充填されているので、強制ロード
シーケンスは行わない。
【0040】また、各シーケンス終了毎に変更される現
像器のステータスとMachine newstatusとに応じてステ
ップ201,216,217,218 とステップ202,204,206 の判定と
により、インストールシーケンスの途中あるいは現像器
交換時のシーケンスの途中で中断された場合も、終了し
ているシーケンスを再度行うことなく、未終了のシーケ
ンスから再開することができる。尚、カラー現像器ユニ
ットBが中古品である場合は、ステータスが0にリセッ
トされた状態となっているため、NEWカラー現像器シ
ーケンスは行われない。
【0041】以上のようにしてNEWカラー現像器シー
ケンスを終了すると、図7において、ステップ45, ステ
ップ46でインストール時又は黒現像器ユニットCが新品
であると判定されるとステップ47へ進みNEW黒現像器
シーケンスを行う。NEW黒現像器シーケンス及びその
中のサブルーチンとして実行される黒現像器インストー
ルシーケンスも、図14, 図15に示すようにカラー現像器
の1つの現像器において行われるシーケンスと全く同様
にして行われ、黒現像器の状態を示すステータスとMach
ine new statusの値をカウントアップしていくことで、
中断した場合には、装置設置時と黒現像器交換時とを判
別しつつ終了済みのシーケンスを飛ばして未終了のシー
ケンスから再開でき、また、中古品である場合はシーケ
ンスが行われないようにしていることも同様である。
尚、該NEW黒現像器シーケンスの終了時のMachine ne
w statusの値は79hまでカウントアップされる。
【0042】このようにして両現像器ユニットB, Cの
初期化処理を行った後、図7のステップ48でMachine ne
w statusの値が前記の値79hであるインストール時と判
定されたとき又はステップ49でドラムユニットAが新品
と判定されたときに、ステップ50へ進んでドラムユニッ
トAの初期化処理 (NEWドラムシーケンス) を行う。
ドラムユニットAが中古品と判定された場合は、該NE
Wドラムシーケンスは行われない。
【0043】NEWドラムシーケンスのサブルーチンを
示す図16において、ステップ401 でインストール時と判
定されたときは、後述するステップ403 での感光体ドラ
ムの感度データについては出荷時に入力済みであるの
で、ステップ405 以降へ進んで後述する処理を行う。
又、ステップ402 でステータスの値が0つまりドラムユ
ニットAの状態を示すステータスの値から新品に交換し
た直後と判定されたときはステップ403 へ進み、まず、
感光体ドラム10から検出された感度を不揮発性メモリに
記憶する。ここで、感光体ドラム10の感度とは、露光量
に対する電位の低下量や帯電能力であり製品毎にバラツ
キがある。したがって、新品時に感光体ドラム10の感度
を読み込んでおくことにより、プリント時に該感度に合
わせて適正に濃度調整することができる。例えば感度が
高い時には濃度が濃くなりやすいため、トナー濃度を減
少させる等の補正を行えばよい。かかる処理後にステッ
プ404へ進んで、該処理終了を示すべくステータスを1
にセットする。
【0044】次にステップ405 では、前記JAM検出セ
ンサ36からの信号を入力して感光体ドラム10の反射率に
応じて巻き付きを生じた用紙を判別する基準レベルの設
定を調整する。即ち、反射型のJAM検出センサ36で検
出される感光体ドラム10の反射率が高い場合には、基準
レベルを高い側に設定して巻き込まれた用紙との判別を
しやすくする。該処理終了後にステップ406 へ進んで、
該処理終了を示すべくステータスを2にセットする。
【0045】次いでステップ407 へ進んで2種類のドラ
ムカウンタ (ドラムユニットカウンタとドラムチェック
カウンタ) をクリアした後、ステップ408 へ進んでステ
ータスを3にセットする。また、前記各処理終了毎に変
更されるステータスの値をステップ402,409,410で判定
することにより、処理が中断した場合に終了済みのシー
ケンスを飛ばして未終了のシーケンスから再開できるよ
うにしている。
【0046】以下同様にして、図7において、転写・搬
送ユニットDの新品判定, オイルパッドユニットFの新
品判定をステップ51,ステップ53で順次行い、新品であ
る場合は、夫々ステップ52のNEW転写シーケンス、ス
テップ54のNEWオイルパッドシーケンスへ進み、図1
7,図18に示すように夫々の状態を示すステータスの値
が0、つまりインストール時または交換時のときは、夫
々転写カウンタ(プリント回数及び異常発生のカウン
タ),オイルパッドカウンタ(同様) をクリアし、その
後はステータスをカウントアップして処理終了後に中断
した場合の再開時の再処理をスキップさせる。
【0047】これらが中古品である場合は、夫々NEW
転写シーケンス、NEWオイルパッドシーケンスが行わ
れないことは同様である。次に、図7のステップ55で新
品のユニットの有無を判定し、全てが新品であるインス
トール時はステップ56で該全てのヒューズF1 〜F6
溶断し、その後、単品乃至複数のユニットを交換した時
には、該交換されたもののヒューズを溶断し、既述して
きたように、これらの初期化が終了して中古品であると
判定させ、また、ステップ57へ進んで各ステータスを初
期値0にリセットする。
【0048】尚、全ての処理の終了時に各ステータスを
0にリセットすることで、ユニット交換時の初期調整を
最初から行うことができるが、それだけでは設置後の初
期化において、ステータスのリセットにより中古品の状
態でも誤って初期調整がされてしまうことになる。そこ
で、新品・中古品の判別は、ヒューズの溶断の有無で行
うことにより、該中古品に対して初期調整がなされるこ
とを確実に防止できるようにする。
【0049】以上のようにして、インストール時又はユ
ニット交換時の初期化処理を終了すると図6のステップ
7以降の処理を行う。かかる処理はインストール時,ユ
ニット交換時以外の通常の装置起動時にも行われる処理
である。概要を説明すると、ステップ7〜ステップ10に
おいて、イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの各色
のトナーのホッパー内の残量が不足しているか否かの検
出をホッパー内の所定高さ位置に設置されたセンサの信
号に基づいて行う。
【0050】そしてステップ11で前記残量不足検出によ
り、トナーが不足しているホッパーが有るか否かを判定
して、不足しているホッパーが有る場合は、ステップ12
で該ホッパーに対してトナーの補給を必要とする旨の警
告を表示し、トナーが補給されたときに処理を再開させ
るための“toner empty recovery task ”を起動させ
る。また、トナー不足のホッパーが無い場合は、ステッ
プ13でトナー残量検出時に駆動されている現像器駆動モ
ータをOFFとした後ステップ14へ進む。
【0051】ステップ14では、定着ウォーミングアップ
及びクリーニングを開始し、ステップ15で該クリーニン
グを終了して装置電源投入時に行われる全ての処理を終
了する。図19は、別の実施例の電源投入時に行われるメ
インルーチンを示す。前記実施例と異なるのは、ステッ
プ4でMachine new statusの値からインストール状態を
検出した後、全てのユニットに対してヒューズの溶断の
有無によって新品の有無を判断して、全てのユニットが
新品であると確認されたときに、ステップ5のホッパー
へのトナー補給待ち処理を行い、何らかの異常 (ユニッ
ト装着異常を含む) により、新品でないと判定されたユ
ニットがある場合には、ステップ22へ進んで初期化処理
を停止する。
【0052】即ち、前記実施例では、初期化処理を開始
してから個別にユニットの新品・中古の判定を行い、新
品でないと判定されたユニットの処理は飛ばして、新品
を確認後に処理を行う構成としたもので能率化を重視し
たものであるのに対し、本実施例では、インストール時
に1つでもユニットが新品でないと判定された異常時に
は、最初から初期化処理を開始することなく警告を表示
して停止させるようにしたものであり、全てのユニット
が新品である条件が整ってから初期化処理を開始させる
べきとの最も慎重な考え方に拠るものである。
【0053】図20は、前記2つの実施例の考え方を折衷
した考え方に基づく実施例のメインルーチンを示す。こ
の実施例では、インストール状態検出後ステップ23でカ
ラー現像器ユニット及び黒現像器ユニットに対して新品
・中古の判定を行い、これらが新品であることを確認後
に処理を開始させ、少なくとも一方の現像器ユニットが
新品でないと判定されたときには、ステップ24で警告を
表示して処理を停止するようにしたものである。即ち、
前記したように、トナー濃度の調整が行われる前に他の
ユニットの調整を行うと影響があるため、現像器ユニッ
トの初期化処理が常に優先して行われるようにしたもの
である。具体的には、ジャム検知定数を決定する処理で
は、ドラム上に基準パッチを形成するために現像器の中
のトナーが明らかに消費される。また、他のユニット初
期の動作中に予想しないような何かの事態で現像器中の
トナーが消費される。このようにしてトナーが消費され
ることにより、現像剤の基準トナー濃度が変化してしま
った後に濃度調整を実行する危険を避けることが必須だ
からである。
【0054】尚、本実施例のように現像器ユニットの新
品確認後に初期化処理を開始する構成とした場合には、
図21に示すようにNEWユニットシーケンスにおいて、
Machine new statusの判定を行うことなく、現像器ユニ
ットの新品・中古判定のみでNEW現像器シーケンスを
行わせてよい (次の第4実施例も同様) 。図22及び図23
は、装置出荷前の製造工程時に行われる初期設定をメイ
ンルーチンの中に含ませ、インストール時の初期化処理
と共通して必要な処理のみ行わせるようにした実施例を
示す。
【0055】ステップ25では、出荷前の製造工程時に行
われる初期設定を行う。該工程モード初期設定のサブル
ーチンを図23に従って説明すると、ステップ31では、工
程モードにセットされているか否かを判定する。例えば
出荷前に工場で検査を行う際に装置本体側のコネクタと
の結合により通常の使用形態では有り得ないコード状態
となるよう形成された相手側のコネクタを結合させてお
くと出荷の際にこのコネクタは外されるので、通常のコ
ード状態となり、それによって工程モードの判別を行う
ことができる。この他、予め工程モード判別信号を入力
しておくようにしてもよいが、その場合には、工程モー
ド終了時に工程モード信号をクリアするようにシーケン
スを設定すればよい。
【0056】また、誤って工程モードシーケンス中にコ
ネクタが外れて新品ユニットのヒューズを溶断するよう
な事態を回避するために、コネクタが挿入されたら、ま
ず、不揮発性RAMのヒューズ溶断ステータスメモリに
ヒューズの溶断を禁止させるデータをセットさせる(図
示せず)。但し、このヒューズ溶断を禁止させるステー
タスは工程モード終了後にリセットされるようにしてお
く。
【0057】そして、図25に示すようにNEWユニット
シーケンスにおいて、ステップ55の新品ユニットの有無
の判定の前に、ステップ61で前記ヒューズ溶断ステータ
スに基づいてヒューズの溶断を禁止するステータスにな
っているかを判定し、なっていればステップ55以降へ進
むことなく、このシーケンスを終了してヒューズの溶断
を禁止する。これにより、前記したように誤って工程モ
ードシーケンス中にコネクタが外れた場合でも新品ユニ
ットのヒューズを溶断するような事態を回避できる。
【0058】図24に戻ってステップ31で、工程モードに
セットされていると判定されたときは、ステップ32へ進
み処理終了毎にカウントアップされてドラムユニットA
の状態を示す工程モードステータスの値が調整前の初期
値0であるか否かを判定する。そして、工程モードステ
ータス=0である場合は、ステップ33以降へ進んでドラ
ムユニットAに対する初期化処理と巻き付きジャム検出
によるリファレンスの設定を、図16と同様にして行い
(ステップ33,35) 、処理終了毎にステータスをカウン
トアップして判定させることにより (ステップ34,36,
37) 、工程モード時においても処理が中断されたときに
新たな処理から再開できるようになっている。尚、ドラ
ムカウンタのクリアは工程モード時には不要であるので
行わない。また、前記工程モードステータスは出荷時に
クリアされる。
【0059】このようにして初期設定が終了すると図22
のステップ26の工程モード判定を経てからステップ3へ
進んでエラーチェック処理を行った後、ステップ27で再
度工程モード判定を経て工程モード時の初期化処理を終
了する。尚、工程モード時に装置に内蔵されている実際
の現像器内のトナーを使用してプリント検査を行う場合
には、ステップ7以降に進ませトナーを確保してから行
うようにすればよい。
【0060】また、本実施例でも前記第3の実施例と同
様現像器ユニットの新品確認後に初期化処理を 本実施
例によれば、従来製造工程時に項目毎に特殊モードの設
定等により個別に行われていた、機能チェックシーケン
スを1つの初期化処理のシーケンスの中に含ませること
ができ、工程モードの判別によってインストール時に自
動的に行われるシーケンスやユニット,ユニットの有無
検出等の工程調整時に不必要な処理を行わないことによ
り、作業効率の向上、作業時間の短縮を図ることができ
る。また、装置の動作確認を行うための最低限の調整処
理 (ドラムユニットの感度調整等) が工程モード時に自
動的に一度だけ行われるので、作業上での支障が無いよ
うにすることができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明してきたように請求項1に係る
画像形成装置によれば、新品の装置の設置時に必要な初
期化処理が自動的に実行されるので、ユーザーによる初
期化作業の負担が解消され、作業ミスの発生も防止でき
る。請求項2の発明に係る画像形成装置によると、イン
ストール時の初期化処理を装置の処理進行に応じた状態
の情報とユニットの初期調整の進行状態の情報とに基づ
いて着実かつ速やかに処理を実行することができる。
【0062】請求項3の発明に係る画像形成装置による
と、インストール時の初期化処理の中断時は終了済みの
処理を飛ばして次の処理から再開させることができるの
で、無駄な処理の重複が避けられ、作業効率を向上でき
る。請求項4の発明に係る画像形成装置によると、装置
状態の情報とユニットの使用・未使用との判別情報とに
より、ユニットの新品・中古の状態を2重にチェックす
ることができ、誤検出による初期化処理の誤作動を確実
に防止できる。
【0063】請求項5の発明に係る画像形成装置による
と、初期化処理のうち、現像ユニットにおけるトナー濃
度の調整処理を優先して行うことにより、他のユニット
の調整中のトナー濃度を安定させて良好な調整を行うこ
とができる。請求項6の発明に係る画像形成装置による
と、工程モードを判定して製造工程時にのみ必要な初期
化処理が行われるので、工程時の作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成・機能を示すブロック図。
【図2】本発明の一実施例に係るカラーレーザプリンタ
の全体構成を示す縦断面図。
【図3】同上プリンタの一部を示す横断図
【図4】同上実施例の要部の回路ブロック図。
【図5】同上回路の要部の詳細を示す図。
【図6】同上実施例の電源投入時に行われる初期化処理
のメインルーチンを示すフローチャート。
【図7】同上初期化処理のサブルーチンを示すフローチ
ャート。
【図8】同じくサブルーチンを示すフローチャート。
【図9】同じくサブルーチンを示すフローチャート。
【図10】同じくサブルーチンを示すフローチャート。
【図11】同じくサブルーチンを示すフローチャート。
【図12】同じくサブルーチンを示すフローチャート。
【図13】同じくサブルーチンを示すフローチャート。
【図14】同じくサブルーチンを示すフローチャート。
【図15】同じくサブルーチンを示すフローチャート。
【図16】同じくサブルーチンを示すフローチャート。
【図17】同じくサブルーチンを示すフローチャート。
【図18】同じくサブルーチンを示すフローチャート。
【図19】本発明の第2の実施例の電源投入時に行われる
初期化処理のメインルーチンを示すフローチャート。
【図20】本発明の第3の実施例の電源投入時に行われる
初期化処理のメインルーチンを示すフローチャート。
【図21】同じくサブルーチンを示すフローチャート。
【図22】本発明の第4の実施例の電源投入時に行われる
初期化処理のメインルーチンの前段を示すフローチャー
ト。
【図23】同上メインルーチンの後段を示すフローチャー
ト。
【図24】同じくサブルーチンを示すフローチャート。
【図25】同じくサブルーチンを示すフローチャート。
【符号の説明】
1 装置本体 2 コネクタ 3 電源スイッチ 51 インターフェイス 52 制御回路 53 インバータ A ドラムユニット B カラー現像器ユニット C 黒現像器ユニット D 転写・搬送ユニット E 定着ユニット F オイルパッドユニット F1 〜F5 ヒューズ R1 〜R19 抵抗 Tr1, r2 トランジスタ VB 電源
フロントページの続き (72)発明者 小林 千春 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 圷 康次郎 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】新品の装置の設置時にのみ行われる初期化
    処理のシーケンスを記憶した設置時シーケンス記憶手段
    と、新品装置の設置時に前記シーケンスに従って初期化
    処理を行う設置時シーケンス実行手段と、を備えた構成
    としたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】装置は、夫々新品時に初期調整が必要な複
    数のユニットを備える一方、 装置の設置時の状態を前記初期化処理の進行に応じて変
    更しつつ記憶する装置状態記憶手段と、 前記各ユニットの状態を初期調整の進行に応じて変更し
    つつ記憶するユニット状態記憶手段と、 を備え、前記設置時シーケンス実行手段は、前記装置状
    態記憶手段と前記ユニット状態記憶手段とに記憶された
    情報を用いて装置設置時の初期化処理を行うことを特徴
    とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記初期化処理のシーケンスは、前記装置
    状態記憶手段と前記ユニット状態記憶手段とに記憶され
    た情報に基づいて初期化処理の中断時は終了済みの処理
    を飛ばして次の処理から再開させるように構成されてい
    ることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記複数のユニットの使用・未使用を判別
    する判別手段を備え、 前記初期化処理のシーケンスは、該判別手段からの情報
    も含めて初期化処理を進行させていくように構成されて
    いることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】前記初期化処理のシーケンスは、新品設置
    時の各ユニットの初期調整のうち、現像ユニットにおけ
    るトナー濃度の調整処理を優先して行うように構成され
    ていることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか
    1つに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】装置は、製造工程時に工程モード判別用の
    信号が入力されるように構成され、 前記初期化処理のシーケンスは、前記信号によって工程
    モードを判別する機能と、該工程モードと判定されたと
    きに該装置設置時の初期化処理の一部をスキップして工
    程時のみに必要な処理を行わせる機能と、を含んで構成
    されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいず
    れか1つに記載の画像形成装置。
JP6222287A 1994-09-16 1994-09-16 画像形成装置 Pending JPH0887213A (ja)

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