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JPH0878314A - 走査型露光装置 - Google Patents

走査型露光装置

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Publication number
JPH0878314A
JPH0878314A JP6214490A JP21449094A JPH0878314A JP H0878314 A JPH0878314 A JP H0878314A JP 6214490 A JP6214490 A JP 6214490A JP 21449094 A JP21449094 A JP 21449094A JP H0878314 A JPH0878314 A JP H0878314A
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JP6214490A
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Kazuya Ota
和哉 太田
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Priority to US09/272,568 priority patent/US6236448B1/en
Priority to US09/671,741 priority patent/US6388735B1/en
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70216Mask projection systems
    • G03F7/70358Scanning exposure, i.e. relative movement of patterned beam and workpiece during imaging

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マスク上のパターンを、マスクと感光性の基
板とを相対的に走査しながら、投影光学系を介して感光
性の基板上に露光する走査型の投影露光装置において、
投影倍率を短時間に且つ高精度に検出する。 【構成】 レチクルステージ5上及びウエハレベリング
テーブル上の所定位置にそれぞれ第1の基準プレート9
及び第2の基準プレートを設け、第1の基準プレート9
上に形成した第1の基準パターンMM1の左右対の基本
マークと、第2の基準プレート上に形成した第2の基準
パターンを投影光学系を介してレチクルステージ5上に
投影した投影像の左右対の基本マークとを重ね合わせて
左右対の観察光学系で観察してそれぞれのX方向のずれ
を計測し、その計測値から投影倍率の変動を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マスクと感光基板とを
同期してそれぞれ所定の方向に走査することによりマス
ク上のパターンを逐次感光基板上に露光する走査型露光
装置に関し、特に感光基板上の各ショット領域をステッ
ピング方式で走査開始位置に移動した後、それらショッ
ト領域に走査露光方式でマスクパターンを露光するステ
ップ・アンド・スキャン方式の投影式走査型露光装置に
適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体素子、液晶表示素子又は薄
膜磁気ヘッド等をフォトリソグラフィー工程で製造する
際に、レチクル(又はフォトマスク等)のパターンを感
光材が塗布されたウエハ(又はガラスプレート等)上に
転写する投影露光装置が使用されている。従来は主に、
ウエハの各ショット領域に順次レチクルのパターンの像
を転写露光するステップ・アンド・リピート方式の縮小
投影型露光装置(ステッパー等)が多用されていた。
【0003】しかし近年、半導体素子等においては1個
のチップパターンが大型化しているため、より大面積の
パターンを露光できる露光装置も必要とされている。と
ころが、投影光学系の広い露光フィールドの全面で解像
力及び他の結像性能(ディストーション、像面湾曲等)
を所定の精度に維持することは困難である。そこで現在
注目されているのが、走査型露光装置である。この走査
型露光装置の原型とも言うべき露光装置が、投影倍率が
等倍の反射投影光学系を備え、等倍のレチクル(狭義の
所謂マスク)を保持するレチクルステージとウエハを保
持するウエハステージとを共通の移動コラムに結合し
て、レチクル及びウエハを同一速度で走査露光するミラ
ープロジェクションアライナである。その等倍の反射投
影光学系では、屈折素子(レンズ)を用いないために広
い露光波長域において色収差が良好であり、光源(水銀
ランプ等)から発する2種類以上の輝線スペクトル(例
えばg線とh線等)を同時に使って露光強度を高めるこ
とができ、従って高速の走査露光が可能となっている。
その反射式の投影光学系では、S(サジタル)像面とM
(メリジオナル)像面との双方の非点収差をともに零に
する点が、反射投影系の光軸から一定距離の像高位置近
傍に制限されるため、レチクルを照明する露光光の形状
は幅の狭い輪帯の一部分、いわゆる円弧スリット状にな
っている。
【0004】このような等倍の走査型露光装置では、ウ
エハ上に投影されるレチクルのパターンの像が鏡像関係
にならないような投影光学系を用いた場合には、レチク
ルとウエハとを一体の移動コラム上にアライメントした
状態で保持させた後、移動コラムに円弧スリット状の照
明光の短手方向に1次元的に走査を行わせることで露光
が完了する。一方、ウエハ上に投影されたレチクルのパ
ターンの像が鏡像関係になるような等倍投影光学系を用
いた場合には、レチクルステージとウエハステージとを
互いに逆方向に同一速度で移動させる必要がある。
【0005】更に、従来の走査型露光方式として、屈折
素子等を組み込んで投影倍率を拡大、又は縮小した状態
でレチクルステージとウエハステージとの両方を倍率に
応じた速度比で相対走査する方式も知られている。この
場合、その走査型露光装置の投影光学系としては、反射
素子と屈折素子とを組み合わせたもの、あるいは屈折素
子のみで構成されたものが使われ、反射素子と屈折素子
とを組み合わせた縮小投影光学系の一例が、特開昭63
−163319号公報に開示されている。
【0006】この方式では、レチクルをスリット状に照
明することで投影光学系の有効露光フィールドの最大直
径を使用でき、かつスキャンすることによりスキャン方
向には光学系の制限を受けることなく露光フィールドを
拡大できるという利点がある。また、投影光学系の一部
しか使用しないので、照度均一性、ディストーション等
の精度を出し易いという利点がある。
【0007】ところで、近年半導体等の集積度が益々高
くなり、パターンの微細化が進んでいる。そのため、レ
チクルの微細なパターンを高い解像度でフォトレジスト
が塗布されたウエハ上に投影するため、更には既にウエ
ハ上に形成されているパターン上に高い重ね合わせ精度
でレチクルのパターンを投影するために、投影光学系に
よる投影像の結像特性の誤差、特に倍率誤差及びディス
トーションを所定の許容値以下に収めることが求められ
ている。
【0008】しかし、投影光学系の周囲の大気圧、気温
等の環境変化、レチクル若しくは投影光学系の照明光吸
収による形状変化、又は所謂位相シフトマスク等を使用
する場合のようなレチクル上のパターンの変化等の要因
により、結像特性が所定の状態に維持できない場合があ
る。また、最近では照明方法を様々に工夫して半導体等
の微細パターンに対処するようになっている。例えば照
明光学系の瞳面、又はその近傍面内における照明光束の
光量分布を輪帯状に規定して、レチクルパターンに照明
光束を照射する輪帯照明法(特開昭61−91662号
公報)、あるいは照明光学系の瞳面、又はその近傍面内
における照明光束の光量分布を、照明光学系の光軸から
所定量だけ偏心した少なくとも1つの位置で極大とし
て、レチクルパターンに対して照明光束を所定角度だけ
傾斜させて照射する変形光源法、又は傾斜照明法(特開
平4−101148号公報、特開平4−408096号
公報)等も提案されている。このように通常の照明方法
から、例えば輪帯照明法又は変形光源法等に切り換える
と、照明条件の変化によりやはり結像特性が変化してし
まうことがある。
【0009】これに関して、走査型露光装置では、走査
方向に対する倍率誤差及びディストーションはレチクル
とウエハとの相対走査速度の調整により補正でき、走査
方向に直交する非走査方向への倍率誤差及びディストー
ションは投影光学系の結像特性自体の制御により補正で
きる。例えば投影光学系の内部のレンズ間を密封してそ
の内部圧力を変える手法、又は投影光学系の一部のレン
ズを光軸方向に移動させることにより結像特性がある程
度制御できる。
【0010】上記の何れの方法を用いるにしても、投影
倍率あるいはディストーションの変動を効率的に且つ正
確に予測又は検出する方法が必要となる。従来は特に走
査型露光装置用の検出方法はなく、一括露光方式(ステ
ッパー等)用の検出方法が使用されていた。一括露光方
式用の検出方法としては、例えばレチクルに形成された
位置合わせマークと、ウエハ又はウエハと等価な部材に
形成された位置合わせマークとの相対的なずれ量を計測
して、その結果から投影倍率を求める方法がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
検出方法では、測定のための位置合わせ用のマークが形
成されたレチクル(基準マスク)を測定の度に装置に装
着しなければならず、その作業自身及び基準マスクの管
理が非常に煩雑であり、また、基準マスクを装置に装着
する度毎にその基準マスクの姿勢が変わり、計測誤差を
生じるという不都合があった。
【0012】また、走査型露光装置はレチクルとウエハ
とが走査されるという特殊性があるが、従来の検出方法
は一括露光方式に適した方法であり、特に走査型露光装
置に適した検出方法が望まれていた。本発明は斯かる点
に鑑み、投影光学系の投影倍率及びディストーション等
の変動を短時間で且つ高精度に測定することができる走
査型露光装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の走査型露光装置
は、露光用の照明光(IL)で転写用のパターンが形成
されたマスク(1)を照明し、そのマスク(1)のパタ
ーンの像を投影光学系(2)を介して感光性の基板上
(3)に投影した状態で、そのマスク(1)を第1の方
向(+Y方向又は−Y方向)に走査するのと同期してそ
の基板(3)をその第1の方向に対応する第2の方向
(−Y方向又は+Y方向)に走査することにより、その
マスク(1)のパターンを逐次その基板(3)上に露光
する走査型露光装置において、そのマスク(1)を保持
してマスク(1)をその第1の方向に移動させるマスク
ステージ(5)と、このマスクステージ上に配置され第
1の基準マーク(MM1)が形成された第1の基準部材
(9)と、その基板(3)を保持してその基板(3)を
その第2の方向に移動させる基板ステージ(17)と、
この基板ステージ上に配置され第2の基準マーク(WM
1)が形成された第2の基準部材(25)と、それら第
1及び第2の基準マークの一方の基準マーク(MM1)
と、この一方の基準マークと異なる他方の基準マーク
(WM1)のその投影光学系(2)を介した像とのその
第1の方向又は第2の方向に交差する非走査方向(X方
向)での相対的な位置ずれ量を検出するマーク検出手段
(10,11)と、を設けたものである。
【0014】この場合、そのマーク検出手段の一例は、
そのマスク(1)上からその第1の基準マーク(MM
1)と、その投影光学系(2)及びそのマスク(1)を
介したその第2の基準マークの像(WM1)との相対的
な位置ずれ量を検出する光学式検出手段(10,11)
である。また、その第2の基準マークの一例は、その第
2の方向に交差する方向に所定ピッチで形成された1次
元の格子状パターン(WM3)であり、この場合その第
1の基準マークのその投影光学系(2)を介したその基
板ステージ側での像(MM3)は、実質的にその第2の
基準マーク(WM3)のピッチ方向にその所定ピッチと
異なるピッチで形成された1次元の格子状パターンであ
り、そのマーク検出手段は、その第2の基準部材(2
5)の底部に配置された撮像素子(26)であることが
好ましい。
【0015】更に、その第2の基準マークのピッチ方向
は、その第2の方向に直交する非走査方向であり、前記
第1の基準マークのピッチ方向は前記第1の方向に直交
する非走査方向であることが好ましい。また、その第2
の基準マークの他の例は、互いに異なる2方向にそれぞ
れ所定ピッチで形成された2次元の格子状パターン(W
M4)であり、この場合その第1の基準マークのその投
影光学系(2)を介したその基板ステージ側での像(M
M4)は、実質的にその第2の基準マーク(WM4)の
2つのピッチ方向にそれぞれ前記所定ピッチと異なるピ
ッチで形成された2次元の格子状パターンであり、その
マーク検出手段は、その第2の基準部材(25)の底部
に配置された2次元の撮像素子(26)であることが好
ましい。
【0016】
【作用】斯かる本発明の走査型露光装置によれば、露光
の合間、例えば走査露光開始迄の時間、又は基板を交換
する間等の待ち時間等に、第1の基準マーク(MM1)
と第2の基準マーク(WM1)との2つの基準マークの
間の相対的なずれを測定することによって、投影光学系
(2)の基準マークの間隔方向での投影倍率の変動を瞬
時に検出することができる。この際に、マスクステージ
上に第1の基準部材(9)が常に備えられているため、
計測用の基準マスク等を別途用意する必要がない。
【0017】また、マーク検出手段が、マスク(1)上
からその第1の基準マーク(MM1)と、投影光学系
(2)及びマスク(1)を介したその第2の基準マーク
の像(WM1)との相対的な位置ずれ量を検出する光学
式検出手段(10,11)である場合には、TTR(ス
ルー・ザ・レチクル)方式で第1の基準マーク(MM
1)と第2の基準マークの像(WM1)との相対的な位
置ずれを高精度に測定できる。
【0018】また、第1の基準マークが、1次元の格子
状パターンであり、第2の基準マークの基板ステージ
(17)上における投影像が、その格子状パターンと僅
かに異なるピッチを有する1次元の格子状パターンであ
る場合には、僅かにピッチの異なる2つの格子によって
できるモアレ縞を撮像素子(26)により検出するた
め、投影光学系(2)の基準マークの間隔方向での倍率
及びディストーションの変化を非常に高精度に検出する
ことができる。
【0019】更に、第2の基準マークのピッチ方向が、
第2の方向に直交する非走査方向(X方向)であり、第
1の基準マークのピッチ方向が、第1の方向に直交する
非走査方向(X方向)である場合には、非走査方向のデ
ィストーションを正確に測定することができる。また、
第1の基準マークが、2次元の格子状パターンであり、
第2の基準マークの基板ステージ(17)上における投
影像が、その格子状パターンと僅かに異なるピッチを有
する2次元の格子状パターンである場合には、僅かにピ
ッチの異なる2つの格子によってできるモアレ縞を2次
元の撮像素子で検出するため、光軸(AX)に垂直で且
つ互いに直交する2方向(走査方向及び非走査方向)の
投影倍率及びディストーションの変化を非常に高精度に
検出することができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明による走査型露光装置の一実施
例につき、図1〜図6を参照して説明する。本実施例
は、レチクル上のパターンを投影光学系により1/4に
縮小してウエハ上の各ショット領域に走査露光方式で露
光するステップ・アンド・スキャン方式の投影露光装置
に本発明を適用したものである。
【0021】図1は、本実施例の投影露光装置の概略構
成を示し、この図1において、照明光学系ELから射出
された露光用の照明光ILが、レチクル1に対してほぼ
45°の傾斜角で配置されたダイクロイックミラー12
で反射されて、レチクル1上の矩形の照明領域(以下
「スリット状の照明領域」という)IAに照射され、そ
の照明領域IA内に描画された回路パターンが、投影光
学系2を介してウエハ3の表面に露光される。ここで、
図1において、投影光学系2の光軸AXに平行にZ軸を
取り、その光軸に垂直な平面内で図1の紙面に平行にX
軸、図1の紙面に垂直にY軸を取る。
【0022】また、投影光学系2の投影倍率をβ(β=
1/4)とすると、上記のレチクル1の回路パターンが
ウエハ3の表面に露光される際に、照明光ILによるス
リット状の照明領域に対して、レチクル1が図1の紙面
に対して前方向(−Y方向)に一定速度VR で走査され
るのに同期して、ウエハ3は図1の紙面に対して後方向
(+Y方向)に一定速度VW =β・VR で走査される。
【0023】図2は、レチクル周辺の構成を示す平面図
であり、図1及び図2を参照してレチクル1の周辺構造
を詳しく説明する。図1において、回路パターンの描か
れたレチクル1は、レチクルベース4上に載置されたレ
チクルステージ5上に真空吸着され、このレチクルステ
ージ5は、投影光学系2の光軸AXに垂直な2次元平面
(XY平面)内で、X方向、Y方向及び回転方向(θ方
向)にレチクル1を位置決めする。また、レチクルステ
ージ5は、Y方向(走査方向)に所定の走査速度でレチ
クル1を走査できるようになっている。即ち、レチクル
ステージ5は、レチクル1に描かれたパターンの全ての
領域が照明光ILによるスリット状の照明領域上を通過
できるのに十分なY方向の移動ストロークを有してい
る。そして、図2(A)及び(B)はそれぞれレチクル
ステージ5がレチクルベース4上で+Y方向の端部及び
−Y方向の端部にある状態を示している。
【0024】図1及び図2(A)に示すようにレチクル
ステージ5の2次元平面内の位置座標は、レチクルステ
ージ5上の移動鏡6,7,8、及び周辺に配置されたレ
ーザ干渉計IRX,IRY1 ,IRY2 により計測される。レ
チクルステージ5の−X方向の側面近くに配置されたレ
ーザ干渉計IRXと、それに対応してレチクルステージ5
に設けられたY方向に長い移動鏡6とによりレチクルス
テージ5のX座標値が測定され、レチクルステージ5に
対して+Y方向に左右対で配置されたレーザ干渉計I
RY1 ,IRY2 と、それに対応してレチクルステージ5の
+Y方向の端部に設けられたコーナーキューブ型の移動
鏡7,8とによりレチクルステージ5のY座標値及び回
転角が測定される。レチクルステージ5の位置はレーザ
干渉計IRX,IRY1 ,IRY2 によって、例えば0.01
μm程度の分解能で常時検出されている。更に、レーザ
干渉計IRY1 及びIRY2 の計測値の差分より、レチクル
ステージ5の回転角が検出される。
【0025】また、図2(A)に示すようにレチクルス
テージ5上のレチクル1の近傍の+Y方向の端部付近に
は後述する矩形の透過性のガラス基板よりなる第1の基
準プレート9が設けられている。更に、レチクルステー
ジ5の−X方向及び+X方向の端部付近の上部にはそれ
ぞれ、第1の基準プレート9と後述するウエハレベリン
グテーブル17上の透過性のガラス基板よりなる第2の
基準プレート25とをTTR(スルー・ザ・レチクル)
方式で観察する撮像方式の観察光学系10,11が配置
されている。この観察光学系10,11からのマーク位
置ずれ情報は、主制御系100に送られ、主制御系10
0はその位置ずれ情報に基づき投影光学系2の倍率やデ
ィストーションを算出する。なお、主制御系100は露
光装置全体を統轄的に制御する。
【0026】図3は、本実施例の投影露光装置のウエハ
ステージ周辺の構成を示す平面図である。図1及び図3
によりウエハステージ周辺の構造を詳しく説明する。な
お、ウエハステージは、ウエハホルダ18、ウエハレベ
リングテーブル17、ウエハXステージ16、及びウエ
ハYステージス15を併せた全体のステージを総称する
ものである。
【0027】図1に示すように、ウエハ3はウエハホル
ダ18上に真空吸着により保持され、ウエハホルダ18
は、ウエハレベリングテーブル17上に載置されてい
る。また、ウエハレベリングテーブル17は、この投影
露光装置で露光される最大のウエハの直径分の長さだけ
X方向に移動可能なウエハXステージ16上に載置さ
れ、ウエハXステージ16は、最大のウエハの直径分の
長さだけY方向に移動可能なウエハYステージ15上に
載置されている。
【0028】ウエハYステージ15は、送りねじ20を
介してモータ19により駆動され、不図示の装置ベース
に対して相対的にY方向に移動する。また、ウエハYス
テージ15は、Y方向(走査方向)に所定の走査速度で
ウエハ3を走査できるようになっている。ウエハXステ
ージ16は、送りねじ22を介してモータ21により駆
動され、ウエハYステージ15に対して相対的にX方向
に移動する。また、ウエハレベリングテーブル17は、
不図示の駆動部により、投影光学系2の結像面に対し、
任意方向に傾斜可能で、且つ光軸AX方向(Z方向)に
微動できる。また、ウエハレベリングテーブル17は光
軸AXの回りの回転も可能である。
【0029】更に、図3に示すようにウエハレベリング
テーブル17の−X方向の側面中央近くにはレーザ干渉
計IWXが配置され、それに対応してウエハレベリングテ
ーブル17の−X方向の端部にはレーザ干渉計IWXから
の光を反射する移動鏡23が設けられて、レーザ干渉計
WXによりウエハレベリングテーブル17のX座標値が
測定される。一方、ウエハレベリングテーブル17のY
座標値及び回転角は、ウエハレベリングテーブル17の
Y方向に左右対で配置されたレーザ干渉計IWY 1 ,I
WY2 と、それに対応してウエハレベリングテーブル17
のY方向の端部に設けられた移動鏡24とにより測定さ
れる。また、ウエハレベリングテーブル17上のウエハ
3の周辺近くには後述する矩形のガラス基板よりなる第
2の基準プレート25が設けられている。
【0030】更に、図1中には投影光学系2の結像面付
近のウエハ3の露光面に向けて、光軸AXに対して斜め
にピンホール、あるいはスリットパターン等の像を投影
する照射光学系13と、その投影された像からの反射光
束よりその像を再結像する受光光学系14とからなる斜
入射方式の焦点位置検出系が設けられている。ウエハ3
の表面のZ方向の位置は、この焦点位置検出系13,1
4によって検出され、その検出情報に基づきウエハ3の
表面が投影光学系2の結像面に合致するようにオートフ
ォーカスが行われる。
【0031】次に、図1に示す本実施例のアライメント
光学系ALについて説明する。本例のアライメント光学
系ALは、レチクルマークとウエハマークとの位置ずれ
量を画像処理方式で計測するFIA(Field Image Alig
nment)方式のアライメント光学系である。図5は、アラ
イメント光学系ALを示す構成図であり、この図5にお
いてアライメント光学系ALは2系統のアライメント観
察系AL1,AL2からなり、両者ともX及びY方向の
位置ずれ量を検出できる。図1の如くアライメント光学
系ALの2系統のアライメント観察系AL1,AL2か
ら射出されたそれぞれのアライメント光AB1,AB2
は、それぞれダイクロイックミラー12の異なった領域
を通過してレチクル1のそれぞれ異なった領域を照射
し、更にレチクル1を通過した後、投影光学系2を経て
ウエハ3の表面のそれぞれ異なった領域を照射する。ウ
エハ3の表面に照射されたそれぞれのアライメント光A
B1,AB2は、ウエハ3表面で反射し、その反射した
それぞれの反射光束は、再び投影光学系2を経た後、レ
チクル1で反射したそれぞれの反射光束と共にダイクロ
イックミラー12のそれぞれ異なった領域を通過してア
ライメント光学系ALのそれぞれのアライメント観察系
AL1,AL2に戻る。
【0032】一方のアライメント観察系AL1では、図
5の光源27から射出されたアライメント光AB1は、
集光レンズ28、ビームスプリッタ29、対物レンズ3
0を通過した後、図1のダイクロイックミラー12を透
過してレチクル1に形成されたレチクルマーク42及び
ウエハ3上に形成されたウエハマーク40に照射され
る。そして、レチクルマーク42及びウエハマーク40
で反射されたアライメント光は、再び図5の対物レンズ
30を通り、ビームスプリッタ29に戻り、ビームスプ
リッタ29で反射されたアライメント光は結像レンズ3
1を通って2次元CCD撮像素子32で受光される。
【0033】他方の、アライメント観察系AL2でも、
光源33から射出されたアライメント光AB2は、集光
レンズ34、ビームスプリッタ35、対物レンズ36を
通過した後、図1のダイクロイックミラー12を透過し
てレチクル1に形成されたレチクルマーク43及びウエ
ハ3上に形成されたウエハマーク41に照射される。そ
して、レチクルマーク43及びウエハマーク41で反射
されたアライメント光は、再び図5の対物レンズ36を
通り、ビームスプリッタ35で反射された後、結像レン
ズ37を通って2次元CCD撮像素子38で受光され
る。
【0034】図6は、2次元CCD撮像素子32及び3
8で撮像された像をCRTディスプレイ39に表示した
状態を示す。図6において、2次元CCD撮像素子32
により撮像されたレチクルマーク42及びウエハマーク
40のそれぞれの像42A及び40Aからなる1組の像
と、2次元CCD撮像素子38により撮像されたレチク
ルマーク43及びウエハマーク41のそれぞれの像43
A及び41Aからなる1組の像とが電気的に合成され、
CRTディスプレイ39の一つの画面上に映し出されて
いる。この画像を処理することにより、レチクルマーク
42,43と対応するウエハマーク40,41との位置
ずれ量が検出される。なお、2系統のアライメント観察
系AL1,AL2は、そのX方向の間隔が可変になって
おり、種々の大きさの露光ショットに対応できるように
なっている。
【0035】次に、レチクルステージ及びウエハステー
ジの位置決め動作、並びに露光動作につき説明する。図
1において、不図示のウエハローダによってウエハホル
ダ18上に運ばれたウエハ3はそのウエハホルダ18上
に真空吸着され、不図示の粗アライメント系によって±
数μm以下の精度でその位置合わせが行われる。次に、
ウエハ3上でまず最初に露光しようとするショット領域
に付設された第1のウエハマーク40,41が、図5の
2系統のアライメント観察系AL1,AL2の視野内に
位置決めされる。この際、ウエハ3はレーザ干渉計
WX,IWY1 ,IWY2 の計測値に基づいてウエハXステ
ージ16、ウエハYステージ15によって位置決めさ
れ、それと同時に、レチクルステージ5の駆動によりレ
チクル1上の第1のレチクルマーク42,43もそれぞ
れ2系統のアライメント観察系AL1,AL2の視野内
に位置決めされる。なお、図1では照明領域IAとレチ
クルマーク42,43との位置関係は分かり易くするた
めX方向にずらしてあるが、実際には図2に示すように
X方向にはレチクルマーク42,43は照明領域IA内
にある。
【0036】次に、アライメント観察系AL1はレチク
ルマーク42の位置とウエハマーク40との位置の相対
的な位置ずれ量(Δxa1 ,Δya1 )を計測し、アラ
イメント観察系AL2は、レチクルマーク43の位置と
ウエハマーク41との位置の相対的な位置ずれ量(Δx
2 ,Δya2 )を計測する。ここで、Δxa1 及びΔ
xa2 はそれぞれX方向の位置ずれ量を表し、Δya1
及びΔya2 はそれぞれY方向の位置ずれ量を表す。そ
して、これらの位置ずれ量Δxa1 ,Δya1,Δxa2
,Δya2 の値が全て0(又は所定の基準値)になる
ようにレチクルステージ5を微動させる。以上の動作に
より、アライメントが終了する。アライメントが終了後
レチクルステージ5とウエハYステージ15とは4:1
の速度比でY方向に互いに逆方向に相対的に走査され、
同時に露光光が照射される。それ以降の露光中は、レチ
クル1上の第2のレチクルマーク42A,43A、第3
のレチクルマーク42B,43B、…と対応するウエハ
3上の第2のウエハマーク、第3のウエハマーク、…と
の位置ずれ量がそれぞれ0又は所定の基準値になるよう
にアライメントが継続して行われる。
【0037】次に、本例における投影光学系の倍率等の
検出方法の一例について図2〜図4を参照して説明す
る。図2は、前述の通りレチクルステージ5の周辺の構
成を示すものであるが、図2中、(A)はレチクル1を
照明するスリット状の照明領域IAが走査開始位置にあ
る状態を示し、(B)は第1の基準マークMM1がスリ
ット状の照明領域IA下に位置決めされた状態を示して
いる。
【0038】図2及び図3において、レチクルステージ
5上の光透過性の第1の基準プレート9上には、その左
右の両端近くに描かれた2つの十字マーク60a,60
bからなる第1の基準パターンMM1が形成されてお
り、また、ウエハレベリングテーブル17の第2の基準
プレート25上には、その左右の両端近くに描かれた2
つの十字マーク61a,61bからなる第2の基準パタ
ーンWM1が形成されている。この第2の基準パターン
WM1は、第1の基準パターンMM1を左右上下に反転
したパターンをほぼ投影光学系2の縮小倍率βで縮小し
た形をもっている。
【0039】なお、第1の基準パターンMM1及び第2
の基準パターンWM1は共に、スリット状の照明領域I
Aの中に入る大きさでなければならない。また、図3で
は説明の都合上第2の基準パターンWM1を、投影光学
系2を介してレチクルステージ5上に投影された投影像
の姿で示す。以下、本例に限らず全ての実施例におい
て、第2の基準パターンは、第1の基準パターンをほぼ
投影光学系2の縮小倍率βで縮小した大きさで設計され
ているものとする。また、第1の基準パターン及び第2
の基準パターンの何れか1つのパターンは、図中で投影
光学系2を介してウエハレベリングテーブル17上又は
レチクルステージ5上に投影された投影像の姿で示され
る。
【0040】先ず、図2(B)に示すように、レチクル
ステージ5上の第1の基準プレート9が露光光の照明領
域IAの下に位置決めされる。同時にウエハレベリング
テーブル17上の第2の基準プレート25も照明領域I
Aと共役な露光領域の下に位置決めされる。この位置決
めは、図2において第1の基準プレート9がその照明領
域IA内に入るようレチクルステージ5を移動させると
共に、第2の基準プレート25がその露光領域に収まる
ようにウエハXステージ16、及びウエハYステージ1
5を移動させることにより行われる。そして、この第1
の基準プレート9の基準パターンMM1と第2の基準パ
ターンWM1とが観察光学系10,11により観察され
る。なお、この第2の基準パターンWM1は、第2の基
準パターンを投影光学系2を介してレチクルステージ5
上に投影した姿を示すものであるが、説明を簡略にする
ため、以上のように省略したものである。以下、投影像
に関する説明には同様の方法を用いる。
【0041】図4は、観察光学系10,11により観察
される様子を示す平面図であり、この図4において、第
1の基準プレート9上の第1の基準パターンMM1と第
2の基準プレート25上の第2の基準パターンWM1の
像とが重なって観察される。破線で示す観察光学系10
により、第1の基準パターンMM1のマーク60aと、
第2の基準パターンWM1のマーク61aとが重なって
観察され、やはり破線で示す観察光学系11により、第
1の基準パターンMM1のマーク60bと、第2の基準
パターンWM1のマーク61bとが重なって観察され
る。観察光学系10,11においては、以上の観察され
た結果に基づき第1の基準パターンMM1と第2の基準
パターンWM1のX方向との相対的な位置ずれ(Δx1
Δx2)が検出される。なお、括弧中のΔx1は、第1の基
準パターンMM1のマーク60aと第2の基準パターン
WM1のマーク61aとのX方向のずれを示し、Δx2
第1の基準パターンMM1のマーク60bと第2の基準
パターンWM1のマーク61bとのX方向のずれを示
す。
【0042】そこで、先ず投影露光装置の初期調整時、
即ち投影光学系2の投影倍率の調整終了時点において上
に示す方法で、第1の基準パターンMM1と第2の基準
パターンWM1との各マーク同士のそれぞれの相対的な
位置ずれ(Δx1 ,Δx 2 )が計測され、主制御系
100によって下記(1)式に基づいて求められる差が
基準倍率誤差A0として不図示のレンズ制御部に記憶さ
れる。
【0043】 A0=Δx2 −Δx1 (1) 次に、先に説明した露光方法によってウエハを露光する
際、定期的に上記方法によって第1の基準パターンMM
1と第2の基準パターンWM1との相対的な位置ずれ
(Δx1,Δx2)が計測される。このときの投影倍率誤差
Aは下記(2)式により求められる。
【0044】 A=Δx2−Δx1 (2) この(2)式により求められた値Aと基準倍率誤差A0
との差、即ち下記(3)式により求められる差ΔAが投
影光学系2の投影倍率の変動分である。 ΔA=A−A0 (3) 以上の方法によって求められた投影倍率の変動分の情報
は、不図示のレンズ制御部に送られ、投影光学系2の可
動レンズ群の駆動系(不図示)を介して直ちに補正され
る。投影倍率の補正は、本例の方法により適当な待ち時
間を利用して随時行うことができるが、通常は1時間に
1回又は1日に1回程度の割合でキャリブレーションが
行われる。
【0045】以上のように本実施例による投影露光装置
では、レチクルステージ5上に設けられた第1の基準パ
ターンとウエハレベリングテーブル17上に設けられた
第2の基準パターンとを観察光学系10,11により重
ね合わせて観察し、それによりX方向の相対する2箇所
に生ずるずれの差から投影倍率の変動を簡単に計算する
ことができる。従って、投影倍率の変動を短時間の内に
検出すると同時に投影倍率の補正も迅速に行うことがで
きる。
【0046】次に、第1の基準プレート上に形成された
第1の基準パターン及び第2の基準プレート上に形成さ
れた第2の基準パターンの他の実施例につき、図7〜図
10を参照して説明する。なお、図7〜図10におい
て、図2及び図3に対応する部分には同一符号を付す。
図7は、第1の基準パターン及び第2の基準パターンの
別の実施例を示す平面図であり、図7(A)にレチクル
ステージ上の第1の基準プレート9上に左右対に形成さ
れた2つのY方向に長いスリット状のマーク71a,7
1bからなる第1の基準パターンMM2を示す。そのス
リット状のマーク71a,71bは、それぞれ狭い間隔
をもつ比較的太い2本の線状パターンからなるマークを
対にして所定の間隔で形成したものである。図7(B)
は、ウエハステージ上の第2の基準プレート25上に左
右対に形成された2組のY方向に長い3本の線状パター
ンよりなるマーク72a,72bからなる第2の基準パ
ターンWM2を示す。図7(C)は、観察光学系10,
11の視野内(図中破線の円で示す)に両基準パターン
が重なり合った様子を表している。観察光学系10の視
野内には、第1の基準パターンMM2のマーク71aの
中に第2の基準パターンWM2のマーク72aが収まっ
た状態が観察される。また、観察光学系11の視野内に
も、第1の基準パターンMM2のマーク71bと第2の
基準パターンWM2のマーク72bとが上記同様に重な
った姿が観察される。観察光学系10,11によりこれ
らの相対的な位置ずれを測定し、それに基づき投影倍率
の誤差の計測及び補正を行う。
【0047】図8は、第1の基準パターン及び第2の基
準パターンの更に別の実施例を示す平面図であり、両方
の基準パターンとして共に1次元の格子パターンを用い
たものである。図8(A)は、第1の基準パターンを示
し、この図8(A)において、レチクルステージ上の第
1の基準プレート9上にはピッチ4P1の1次元格子が
形成されている。図8(B)は、第2の基準パターンを
示し、この図8(B)において、ウエハステージ上の第
2の基準プレート25上には第1の基準パターンを1/
4に縮小したピッチP1とわずかに異なるピッチP2の
1次元格子が形成されている。これらピッチの異なる2
つの格子の投影像を重ね、基準プレート25の底部に配
置された2次元CCD等の撮像素子26により観察する
と、モアレ効果によりピッチが(P1・P2)/(P1
−P2)のモアレ縞LM3が現れる。このモアレ縞は、
第1の基準パターンMM3と第2の基準パターンWM3
とが重なって形成された新たなピッチの格子模様であ
る。
【0048】図8(C)は撮像素子26により撮像され
るモアレ縞LM3を示すもので、第1の基準パターンM
M3及び第2の基準パターンWM3の1次元格子のX方
向に対する変位をそれぞれΔtX1及びΔtX2とすると、
このモアレ縞LM3は、第1の基準パターンMM3及び
第2の基準パターンWM3の1次元格子のそれぞれの変
位に対し、下記(4)及び(5)式で求められる変位を
することが知られている。
【0049】 ΔMX1=ΔtX1{P1/(P1−P2)} (4) ΔMX2=ΔtX2{P2/(P1−P2)} (5) 但し、ΔMX1,ΔMX2は、それぞれ第1の基準パターン
MM3のX方向の変位に対するモアレ縞LM3のX方向
の変位及び第2の基準パターンWM3のX方向の変位に
対するモアレ縞LM3のX方向の変位を表す。
【0050】図9は、第1の基準パターンMM3と第2
の基準パターンWM3により生ずるモアレ縞を観察する
撮像素子26を示し、この撮像素子26は、ウエハステ
ージ上の第2の基準プレート25の直下に配置され、上
記モアレ縞の変位を検出する。この場合、やはり初期調
整時にモアレ縞を計測しその初期パターン情報をレンズ
制御部に記憶しておく。その後、必要に応じモアレ縞を
計測し、前記記憶されている初期パターンとの比較によ
り変位量を算出する。この変位量が投影倍率やディスト
ーションの変動分である。
【0051】図10は、第1の基準パターン及び第2の
基準パターンの更に別の実施例を示す平面図であり、両
方の基準パターンとして共に2次元の格子を用いたもの
である。図10(A)は、第1の基準パターンMM4を
示し、この図10(A)において、第1の基準プレート
9上には縦横共にピッチ4P3の2次元格子からなる第
1の基準パターンMM4が形成されている。図10
(B)は、第2の基準パターンWM4を示し、この図1
0(B)において、第2の基準プレート25上には第1
の基準パターンMM4を1/4に縮小した時のピッチP
3とわずかに異なる縦横のピッチP4の2次元格子から
なる第2の基準パターンWM4が形成されている。
【0052】これらピッチの異なる2つの2次元格子の
投影像を重ね、撮像素子により観察すると、図8の1次
元の格子同様にモアレ効果によりX及びY方向共にピッ
チが(P3・P4)/(P3−P4)の2次元のモアレ
縞LM4が現れる。このモアレ縞は、第1の基準パター
ンMM4と第2の基準パターンWM4とが重なって形成
された新たなピッチの2次元の格子模様である。
【0053】図10(C)は撮像素子で観察される2次
元のモアレ縞LM4を示すもので、第1の基準パターン
MM4及び第2の基準パターンWM4の2次元格子のX
方向に対する変位をそれぞれΔtX3及びΔtX4とする
と、このモアレ縞LM4は、第1の基準パターンMM4
及び第2の基準パターンWM4の2次元格子のそれぞれ
のX方向の変位に対し、1次元格子の場合同様に下記
(6)及び(7)式で求められる変位をする。
【0054】 ΔMX3=ΔtX3{P3/(P3−P4)} (6) ΔMX4=ΔtX4{P4/(P3−P4)} (7) 但し、ΔMX3,ΔMX4は、それぞれ第1の基準パターン
MM4のX方向の変位に対するモアレ縞LM4のX方向
の変位及び第2の基準パターンWM4のX方向の変位に
対するモアレ縞LM4のX方向の変位を表す。
【0055】更に、本例の2次元格子によれば、X方向
だけでなくY方向の変位も検出することができる。第1
の基準パターンMM4及び第2の基準パターンWM4の
2次元格子のY方向に対する変位をそれぞれΔtY3及び
ΔtY4とすると、このモアレ縞は、第1の基準パターン
MM4及び第2の基準パターンWM4の2次元格子のそ
れぞれのY方向の変位に対し、下記(8)及び(9)式
で求められる変位をする。
【0056】 ΔMY3=ΔtY3{P3/(P3−P4)} (8) ΔMY4=ΔtY3{P4/(P3−P4)} (9) 但し、ΔMY3,ΔMY4は、それぞれ第1の基準パターン
MM4のY方向の変位に対するモアレ縞のY方向の変位
及び第2の基準パターンWM4のY方向の変位に対する
モアレ縞のY方向の変位を表す。
【0057】この場合も、第2の基準プレート25の直
下にほぼ長方形の撮像面を有する撮像素子を配置するこ
とにより、上記モアレ縞のX及びY方向の変位を検出す
ることができる。この場合、やはり初期調整時にモアレ
縞を計測しその初期パターン情報をレンズ制御部に記憶
しておく。そして、必要に応じモアレ縞を計測し、前記
記憶されている初期パターンとの比較により変位量を算
出する。これにより、投影倍率の変動や2次元的なディ
ストーションの変動が検出される。
【0058】この実施例において、X方向への倍率誤差
と、Y方向(走査方向)への倍率誤差とが異なる場合に
は、先ず投影光学系2のX方向へ及びY方向への投影倍
率をそれぞれβ(=1/4)に合わせる。但し、X方向
とY方向とで独立に倍率調整ができないときには、X方
向を優先的に合わせる。そして、走査露光時にレチクル
1の走査速度に対するウエハ3の走査速度の比をβとす
る。これにより、ウエハ3のショット領域の全面にレチ
クル1のパターン像がX方向及びY方向にβに縮小され
て投影される。
【0059】なお、上記実施例は、本発明をステップ・
アンド・スキャン方式の走査型露光装置に適用したもの
であるが、本発明はステップ・アンド・スキャン方式の
投影式の走査型露光装置のみならず、スリットスキャン
方式の走査型露光装置にも適用できる。このように本発
明は上述実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で種々の構成を取り得る。
【0060】
【発明の効果】本発明の投影露光装置によれば、マスク
側(マスクステージ上)と、感光性の基板(ウエハ)側
(基板ステージ上)とにそれぞれ基準部材(基準プレー
ト)を配置し、それら基準部材の上に形成された基準マ
ーク(基準パターン)同士のずれを測定することにより
求めた相対的変動量を基に投影光学系の倍率やディスト
ーション変動を検出するため、従来のように基準マスク
をわざわざローディングする必要がなく、短時間の内に
且つ容易に投影光学系の倍率やディストーション変動を
測定することができる。
【0061】また、基準部材はマスクステージ上に固定
したままなので基準部材の位置ずれがなく、従来の基準
マスクを着脱する場合のように誤差が生ずることもな
い。更に、基準マスクのように出し入れすることもな
く、基準部材は安定した状態で保持されるため、経時変
化が極めて少なく高精度に投影倍率等を計測できる利点
がある。
【0062】また、マーク検出手段が、そのマスク上か
らその第1の基準マークと、投影光学系及びマスクを介
したその第2の基準マークの像との相対的な位置ずれ量
を検出する光学式検出手段である場合には、第1の基準
マークと第2の基準マークの像との相対的な位置ずれ
を、TTR方式で高精度に測定できると共に、マーク検
出手段の配置が容易であり、且つ、測定が簡単である。
【0063】更に、第1の基準マークが、1次元の格子
状パターンであり、第2の基準マークの基板ステージ上
における投影像が、その格子状パターンと僅かに異なる
ピッチを有する1次元の格子状パターンである場合に
は、僅かにピッチの異なる2つの格子によってできるモ
アレ縞を検出するため、投影光学系の倍率だけでなく、
ディストーションの変化も非常に高精度に検出すること
ができる。
【0064】また、第2の基準マークのピッチ方向が、
第2の方向に直交する非走査方向(X方向)であり、第
1の基準マークのピッチ方向が、第1の方向に直交する
非走査方向(X方向)である場合には、非走査方向の位
置ずれ量を正確に測定することができる。従って非走査
方向の投影倍率及びディストーションの変動を正確に検
出することができる。
【0065】更に、第1の基準マークが、2次元の格子
状パターンであり、第2の基準パターンの基板ステージ
上における投影像が、その格子状パターンと僅かに異な
るピッチを有する2次元の格子状パターンである場合に
は、僅かにピッチの異なる2つの格子によってできるモ
アレ縞を2次元の撮像素子で検出するため、光軸に垂直
な1方向だけでなく、互いに直交する走査方向及び非走
査方向への投影倍率及びディストーションの変化を非常
に高精度に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による走査型露光装置の一実施例を示す
概略構成図である。
【図2】(A)はレチクル1を照明するスリット状の照
明領域IAが走査開始位置にある状態のレチクルステー
ジを示す平面図、(B)は第1の基準マークMM1がス
リット状の照明領域IA下に位置決めされた状態のレチ
クルステージを示す平面図である。
【図3】図1のウエハステージを示す平面図である。
【図4】図2及び図3の基準パターンMM1,WM1を
図1の観察光学系10,11により観察した様子を示す
拡大平面図である。
【図5】図1のアライメント光学系ALを示す構成図で
ある。
【図6】図1のアライメント光学系によって観察される
レチクルマーク及びウエハマークのCRTディスプレイ
上の像を示す図である。
【図7】本発明の投影露光装置に使用される第1の基準
パターン及び第2の基準パターンの他の実施例を示す平
面図である。
【図8】本発明の投影露光装置に使用される第1の基準
パターン及び第2の基準パターンの別の実施例を示す平
面図である。
【図9】図8の第1の基準パターンと第2の基準パター
ンにより生ずるモアレ縞を観察する撮像素子の配置を示
す正面図である。
【図10】本発明の投影露光装置に使用される第1の基
準パターン及び第2の基準パターンの更に別の実施例を
示す平面図である。
【符号の説明】
1 レチクル 2 投影光学系 3 ウエハ 4 レチクルベース板 5 レチクルステージ 6,7,8 レチクル側の移動鏡 9 第1の基準プレート 10,11 観察光学系 12 ダイクロイックミラー 13 焦点位置検出系の照射光学系 14 焦点位置検出系の受光光学系 15 ウエハYステージ 16 ウエハXステージ 17 ウエハレベリングテーブル 18 ウエハホルダ 23,24 ウエハ側の移動鏡 25 第2の基準プレート 26 撮像素子 27,33 アライメント用の光源 32,38 2次元CCD撮像素子 40,41 ウエハマーク 42,43 レチクルマーク AL アライメント光学系 AL1,AL2 アライメント観察系 MM1〜MM4 第1の基準パターン WM1〜WM4 第2の基準パターン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光用の照明光で転写用のパターンが形
    成されたマスクを照明し、前記マスクのパターンの像を
    投影光学系を介して感光性の基板上に投影した状態で、
    前記マスクを第1の方向に走査するのと同期して前記基
    板を前記第1の方向に対応する第2の方向に走査するこ
    とにより、前記マスクのパターンを逐次前記基板上に露
    光する走査型露光装置において、 前記マスクを保持して前記マスクを前記第1の方向に移
    動させるマスクステージと、 該マスクステージ上に配置され第1の基準マークが形成
    された第1の基準部材と、 前記基板を保持して前記基板を前記第2の方向に移動さ
    せる基板ステージと、 該基板ステージ上に配置され第2の基準マークが形成さ
    れた第2の基準部材と、 前記第1及び第2の基準マークの一方の基準マークと、
    該一方の基準マークと異なる他方の基準マークの前記投
    影光学系を介した像との前記第1の方向又は第2の方向
    に交差する非走査方向での相対的な位置ずれ量を検出す
    るマーク検出手段と、を有することを特徴とする走査型
    露光装置。
  2. 【請求項2】 前記マーク検出手段は、前記マスク上か
    ら前記第1の基準マークと、前記投影光学系及び前記マ
    スクを介した前記第2の基準マークの像との相対的な位
    置ずれ量を検出する光学式検出手段であることを特徴と
    する請求項1記載の走査型露光装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の基準マークは、前記第2の方
    向に交差する方向に所定ピッチで形成された1次元の格
    子状パターンであり、前記第1の基準マークの前記投影
    光学系を介した前記基板ステージ側での像は、実質的に
    前記第2の基準マークのピッチ方向に前記所定ピッチと
    異なるピッチで形成された1次元の格子状パターンであ
    り、 前記マーク検出手段は、前記第2の基準部材の底部に配
    置された撮像素子であることを特徴とする請求項1又は
    2記載の走査型露光装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の基準マークのピッチ方向は前
    記第2の方向に直交する非走査方向であり、前記第1の
    基準マークのピッチ方向は前記第1の方向に直交する非
    走査方向であることを特徴とする請求項3記載の走査型
    露光装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の基準マークは、互いに異なる
    2方向にそれぞれ所定ピッチで形成された2次元の格子
    状パターンであり、前記第1の基準マークの前記投影光
    学系を介した前記基板ステージ側での像は、実質的に前
    記第2の基準マークの2つのピッチ方向にそれぞれ前記
    所定ピッチと異なるピッチで形成された2次元の格子状
    パターンであり、 前記マーク検出手段は、前記第2の基準部材の底部に配
    置された2次元の撮像素子であることを特徴とする請求
    項1又は2記載の走査型露光装置。
JP21449094A 1994-09-07 1994-09-08 走査型露光装置 Expired - Lifetime JP3379238B2 (ja)

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