JPH08502989A - 皮膚を調整する琥珀酸誘導体 - Google Patents
皮膚を調整する琥珀酸誘導体Info
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、式I:R1O(CnH2nO)xCO−CHR2−CHR3−CO(OCnH2nO)yOR4[式中、R1は炭素原子6〜22個を含むアルキル、アルケニル、モノヒドロキシまたはジヒドロキシアルキル基もしくはヒドロキシアルケニル基であり、基R2およびR3の一方は水素、他方は炭素原子12〜22個を含むアルキルまたはアルケニル基であり、n=2または3、xおよびyは平均アルコキシル化度であってxは0〜20およびyは1〜20であり、R4は水素または基R1O−(CnH2nO)x−CO−CHR2−CHR3−CO−またはR1と同意義である]の琥珀酸誘導体に関する。このような誘導体は、適切に置換されたアルキルまたはアルケニル無水琥珀酸をアルコールと反応させることによってモノエステルを形成し、エチレンオキシドおよびプロピレンオキシド(x+y)モルを付加し、要すれば水素添加して製造することができる。これらは、脂質に類似した特性を有しており、化粧品または治療学的皮膚治療製剤における皮膚水分調節成分として使用するのに適している。
Description
【発明の詳細な説明】
皮膚を調整する琥珀酸誘導体
本発明は、化粧品および皮膚病学製剤における皮膚水分調節成分として好まし
い脂質様構造を有する新規な琥珀酸誘導体に関する。
皮膚を健康に保ち、美容上魅力的ななめらかな外見および柔らかな感触を増進
することは、とりわけ角質層の天然水分含有量を維持することを意味する。化粧
品および治療学上の皮膚治療組成物のための多くの皮膚加湿および保湿添加剤が
ある。それらは一般に、水溶性または水結合性物質であり、または、さらに保湿
性の化合物でもある。これらの物質のほとんどは、頻繁に使用すると、皮膚を更
に乾燥させてしまうという欠点を持つ。
パラフィン油、トリグリセリドおよびワックスは水の経表皮交換を非常に阻害
する過度の閉塞効果を持つことを特徴とする。
ヒトの皮膚の角質層脂質およびまたこれらの脂質の合成類似体が、皮膚の水分
調節に有効であることが最近知られるようになった[ジャーナル・オブ・ソサエ
ティ・オブ・コズメチック・ケミストリー(J.Soc.Cosmet.Chem.)40(198
9),273−285]。この種の合成脂質類似体は、例えば、N−アシルスフ
ィンゴシンおよび1−N−ヒドロキシエチルアミノ−2−ヒドロキシ−3−アル
コキシプロパンの脂肪酸アミドである(例えば、EP0277641、EP04
55429参照)。
容易に合成できるアルキルおよびアルケニル琥珀酸モネエステルアルコキシレ
ートもまた、その効果において、天然および合成セラミドに類似していることが
見出された。
本発明は、式I:
R1O(CnH2nO)xCO−CHR2−CHR3−CO(OCnH2nO)yOR4(I
)[式中、R1は炭素原子6〜22個を含むアルキル、アルケニル、モノ−また
はジヒドロキシアルキルもしくはヒドロキシアルケニル基であり、置換基R2お
よびR3の一方は水素、他方は炭素原子12〜22個を含むアルキルまたはアル
ケ
ニル基であり、n=2または3、xおよびyは平均アルコキシル化度であって各
々0〜20および1〜20の値であり、R4は水素または基R1O−(CnH2nO
)xCO−CHR2−CHR3−CO−またはR1と同意義である]に対応する琥珀
酸誘導体に関する。
本発明による琥珀酸誘導体は、化粧品または治療学上の皮膚治療製剤の製造の
ための皮膚水分調節成分として使用するのに非常に適している。脂質性によって
、皮膚の滑らかさや柔らかさを増加させ、水不透過性バリヤーを形成することな
く水の経表皮損失を調節する。この化合物らは、気候や界面活性剤の影響下に皮
膚が完全に乾燥するのを防ぎ、また、皮膚が滑らかさや若々しさを維持するのを
助ける。
本発明による琥珀酸誘導体は、オレフィンへの無水マレイン酸のエン付加によ
って得られる既知のアルケニル無水琥珀酸から、合成化学においてそれ自体既知
の方法によって製造される。一般式II:
[式中、置換基R2およびR3の一方は水素、他方は炭素原子12〜22個を含む
アルケニル基]
に対応する無水琥珀酸を、式:R1−OHのアルコールと反応させてモノエステ
ルを形成し、このモノエステルを次にエチレンオキシド(n=2)またはプロピ
レンオキシド(n=3)(x+y)モルでアルコキシル化する。R1、R2、R3
、n、xおよびyは式Iと同意義である。置換基R2またはR3がアルキル基であ
れば、式IIに対応する無水琥珀酸、モノエステルまたはアルコキシレートに水
素添加して、存在する二重結合を飽和してもよい。
好ましいアルコールR1OHは、例えば、炭素原子6〜22個を含む脂肪アル
コール、好ましくは例えばステアリル、アラキジル、ベヘニル、オレイル、リノ
レイルおよびエルシック(erucic)アルコールである。炭素原子6〜22個を含
むアルカンジオールおよびアルカントリオール、例えばリシノリルアルコール、
9−ヒドロキシステアリルアルコール、および例えば9,10−ジヒドロキシス
テアリルアルコールのようなアルカントリオールもまた好ましい。
モノエステルのアルコキシル化は好ましくは、例えばLiOH、NaOH、K
OH、NaOCH3、KOCH3およびエチレンオキシドまたはプロピレンオキシ
ドと反応性ヒドロキシル基との反応のためのその他の既知の触媒のような塩基性
触媒の存在下に行なわれる。アルコキシル化反応は好ましくは、100〜200
℃の温度で、1〜10バールの僅かな過剰圧力下に、過剰のエチレンオキシドま
たはプロピレンオキシドにより行なわれる。触媒の不存在下であっても、式Iに
対応するモノエステルが遊離カルボキシル基(y=1)にアルキレンオキシドの
最初の1モルと付加する。酸化アルキレンを1モルより多く付加するのが望まし
ければ、第二のアルコキシル化段階を、アルコキシル化触媒の存在下に行なうか
、または、アルコキシル化反応を触媒の存在下に最初から行なわなければならな
い。
アルコキシル化反応が触媒の存在下に行われると、アルキレンオキシドはモノ
エステルのエステル結合にも導入される;式Iのアルコキシ基がこのようにして
付加される。最終的に、アルコキシル化にはまたR4=Hである式Iに対応する
アルコキシレートの部分的エステル交換が伴い、R4=R1O(CnH2nO)x−C
O−CHR2−CHR3−CO−またはR1と同意義である混合エステルを形成す
る。しかし、R4=Hである式Iに対応するモノエステルエトキシレートが反応
混合物の主成分である。
または、モノエステルをアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩に変換して
、これを次に不活性溶媒中アルコキシル化してもよい。
本発明の式Iの琥珀酸誘導体の中で、R1が炭素原子16〜22個、特に20
〜22個の炭素原子を含むアルキル基であるものが、化粧品および治療学上の皮
膚治療製剤の製造のための皮膚水分調節脂質成分として好ましい。n=2および
(x+y)=1〜20である式Iに対応する琥珀酸誘導体が特に好ましい。
新規化合物は油溶性であり、分子中の極性基によって界面活性を示す。従って
、この化合物らは特に化粧品および皮膚病学製剤に容易に組み込むことができる
。本発明による琥珀酸誘導体は好ましくは、適切な化粧品または皮膚病学の担体
に1〜10重量%の量で組み込まれる。
好ましい担体は、化粧油およびエアゾール製剤、およびまた水性エマルション
様の系である。これらは一般的な油成分、例えばパラフィン油、植物油および脂
肪酸エステル中に澄明な溶液を形成する。これらは、個々に、および一般的な化
粧油成分と混合して、既知の乳化剤を使用して水と乳化することかでき、使用さ
れる乳化剤および乳化方法により水中油形エマルション、油中水形エマルション
または混合エマルションの系が得られる。従って、本発明による琥珀酸誘導体は
、例えば、スキンクリーム、ローション、スキンオイル、臼焼け止め製剤、ボデ
ィーエアゾール、ヘヤーローションおよびバスオイルに容易に組み込むことがで
きる。
以下の実施例は本発明を説明するためのものである。
実施例
1. 製造例
1.1 ヘキサデセニル琥珀酸モノエルシルエステルエトキシレート(4.5E
O)(R1=エルシル、R2=H、R3=ヘキサデセニル、n=2、(x+y)= 4.5)
ヘキサデセニル無水琥珀酸551g(1.7モル)(簡易蒸留)をエルシック
(erucic)アルコール649.2g(2モル)と共に60℃で0.5時間撹拌し
た。特性デ一タ:AV(酸価)83、OHV(OH価)18、SV(鹸化価)1
53、IV(沃素価)78モノエステルの2段階エトキシル化
* モノエステル500g(0.77モル)をエチレンオキシド211.6g(
4.8モル)と共に180℃/5バール(N2)で8時間撹拌した。
収量:黄色粘性液体535.9g
セミエステル1モルにつきEO約1モルが取り込まれた。
特性データ:AV3.2
* ナトリウムメチラート1.2g(メタノール中30%)を予備エトキシル化
セミエステル(0.33モル)232.3gに加え、続いてエチレンオキシド8
4.1g(1.9モル)により、150℃/5バール(N2)て2時間エトキシ
ル化した。暗色粗生成物をトンシル(Tonsil)/活性炭でろ過する。
収量:淡黄色粘性液体291.4g。
セミエステルエトキシレート1モルにつきEO約3.6モルが、追加的に取ら
れた。
全エトキシル化度は、セミエステル1モルにつきEO4.5モルである。
特性データ:AV 0.4、OHV 44、IV 53、SV 100
1.2 ヘキサデシル琥珀酸モノステアリルエステルエトキシレート(7.6E
O)(R1=ステアリル、R2=H、R3=ヘキサデシル、n=2、(x+y)= 7.6)
ヘキサデセニル無水琥珀酸(ショートパス蒸留)275.7g(0.85モル
)を80℃で1時間、ステアリルアルコール297.6g(1.1モル)と共に
撹拌した。淡黄色固形物を得る。
特性データ:AV 79、OHV 16.5、SV 166、AV 36水素添加
モノステアリルエステル529.4g(0.9モル)を、80℃/10バール
H2で3時間、パラジウム/活性炭(5%Pd)26.5gで、水素が吸収され
なくなるまで水素添加した。ハイフロ(Hyflo)でろ過して淡黄色固形物409
.6gを得る。
特性データ:IV 0.3水素添加エステルのエトキシル化
水素添加モノエステル379.4g(0.64モル)を180℃/5バール(
N2)で8時間、LiOH1.9g(12モル%)およびエチレンオキシド25
0.4g(5.7モル)と共に撹拌した。粗生成物を2%(全混合物に基づく)
トンシル(Tonsil)と共に90℃で1時間撹拌し、次にハイフロでろ過した。
収量:黄色固形物617.5g
セミエステル1モルにつきEO約7.6モルが取り込まれた。
特性データ:AV 0.8、OHV 78、SV 94
1.3 ヘキサデシル琥珀酸モノベヘニルエステルエトキシレート(7.3EO
)(R1=ベヘニル、R2=H、R3=ヘキサデシル、n=2、(x+y)=7. 3)
ヘキサデセニル無水琥珀酸(簡易蒸留)275.7g(0.85モル)をベヘ
ニルアルコール(ステノール(Stenol)1822A)359.3g(1.1モル)
と共に、80℃で1時間撹拌した。
特性データ:AV 74、OHV 11.7、SV 152、IV 30水素添加
モノベヘニルエステル529.4g(0.8モル)を、パラジウム/活性炭(
5%Pd)26.5gで、80℃/10バールH2で3時間、水素が吸収されな
くなるまで水素添加した。ハイフロでろ過して淡黄色固形物431.8gを得る
。
特性データ:IV 1.0水素添加エステルのエトキシル化
水素添加モノエステル394.8g(0.6モル)を180℃/5バール(N2
)で10時間、LiOH2g(12モル%)およびエチレンオキシド229.
3g(5.2モル)と共に撹拌した。粗生成物を2%(全混合物に基づく)トン
シルと共に90℃で1時間撹拌し、次にハイフロでろ過した。
収量:黄色固形物604.4g
セミエステル1モルにつきEO約7.3モルが取り込まれた。
特性データ:AV 0.4、OHV 73、SV 92
1.4 ヘキサデシル琥珀酸モノステアリルエステルエトキシレート(1.3E
O)(R1=ステアリル、R2=H、R3=ヘキサデシル、n=2、(x+y)= 1.3)
ヘキサデセニル無水琥珀酸(簡易蒸留)275.5g(0.85モル)をステ
アリルアルコール297.6g(1.1モル)と共に、80℃で1時間撹拌した
。淡黄色固形物を得る。
特性データ:AV 84、OHV 20)SV 167、IV 37セミエステルのエトキシル化
モノエステル382.2g(0.65モル)を180℃/5バール(N2)で
5時間、LiOH2.lg(12モル%)およびエチレンオキシド46.2g(
1.5モル)と共に撹拌した。粗生成物を2%(全混合物に基づく)トンシルと
共に90℃で1時間撹拌し、次にハイフロでろ過した。
収量:黄色固形物423.6g
セミエステル1モルにつきEO約1.3モルが取り込まれた。
特性データ:AV 0.5、OHV 89、SV 143、IV 33水素添加
モノステアリルエステルエトキシレート200g(0.3モル)をパラジウム
/活性炭素(5%Pd)1gで、80℃/10バールH2で、3時間水素が吸収
されなくなるまで水素添加した。ハイフロでろ過して淡黄色固形物161gを得
る。
特性データ:IV 3.3
この生成物は明かに実施例1.3よりも淡かった。
1.5 ヘキサデシル琥珀酸モノベヘニルエステルエトキシレート(7.5EO
)(R1=べへニル、R2=H、R3=ヘキサデシル、n=2、(x+y)=7.
5ヘキサデセニル無水琥珀酸の水素添加
ヘキサデセニル無水琥珀酸(蒸留)300g(0.93モル)をNi触媒(2
2%Ni/脂肪マトリックス)6gで、180℃/10バールH2で4時間、水
素が吸収されなくなるまで水素添加した。ハイフロでろ過して淡黄色固形物28
0gを得る。
特性データ:IV2.9水素添加無水物のアルコリシスとそれに続くセミエステルのエトキシル化
ヘキサデシル琥珀酸無水物261g(0.8モル)を、ベヘニルアルコール(
ステノール1822A)271g(0.84モル)と共に、窒素下80℃で30
分間撹拌した。粉末KOH2.7g(0.5重量%)をこの反応生成物に加え、
その後、エチレンオキシド284g(6.45モル)を140℃/4.5バール
(N2)で約80分間かけて少量ずつ入れ、全体を140℃で1時間反応させた
。粗生成物を、2%(全混合物に基づく)トンシル/活性炭(3:1w/w)と
共に、窒素下90℃で1時間撹拌し、最高温度60℃でハイフロでろ過した。
収量:黄色固形物777g
セミエステル1モル当たりEO約7.5モルが取り込まれた。
特性データ:AV 0.3、OHV 64、SV 111
2. 適用例
2.1 水中油形ハンドケアクリーム
クチナ(Cutina)CBS(1) 12.0重量%
オレイン酸デシル 6.0重量%
実施例1.3の琥珀酸誘導体 6.0重量%
パラフィン油、低粘性 4.0重量%
PEG 20 セチル/ステアリルエーテル 0.5重量%
PEG 24 グリセリルステアレー卜 2.0重量%
グリセロール 5.0重量%
アーモンドプロテイン水解物 5.0量%
防腐剤 0.15重量%
(例えばホルムアルデヒド、30%)
水 100重量%になるまで
2.2 水中油形軟質クリーム
エマルゲード(Emulgade)SE(2) 7.0重量%
セチル/ステアリルアルコール 2.0重量%
2−オクチルドデカノール 3.0重量%
オレイン酸デシル 2.0重量%
実施例1.3の琥珀酸誘導体 2.0重量%
シリコーン油(350 cst) 0.5重量%
パラフィン油、高粘性 4.0重量%
グリセロール(86%) 3.0重量%
防腐剤 0.15重量%
水 100重量%になるまで
2.3 水中油形栄養およびケアクリーム
パルミチン/ステアリン酸(65:35) 2.0重量%
クチナ CBS(1) 6.0重量%
2−オクチルドデカノール 7.0重量%
実施例1.3の琥珀酸誘導体 7.0重量%
パラフィン油、低粘性 4.0重量%
グリセロール(86%) 5.0重量%
水酸化カリウム
(H2O中20%) 2.0重量%
ケラチン水解物
(H2O中20%) 5.0重量%
防腐剤 0.15重量%
水 100重量%になるまで
2.4 水中油形スキンクリーム
リセロールモノー/ジパルミテート/ 6.0重量%
ステアレート
PEG12セチル/ステアリルエーテル 1.0重量%
PEG20セチル/ステアリルエーテル 1.0重量%
セチル/ステアリルアルコール 2.0重量%
実施例1.3の琥珀酸誘導体 6.0重量%
オレイン酸デシル 3.0量%
セチル/ステアリルイソノナノエー卜 3.0重量%
パラフィン油、高粘性 4.0重量%
グリセロール、86% 5.0重量%
防腐剤 0.15重量%
水 100重量%になるまで
2.5 水中油形スキンクリーム
グリセロールモノー/ジパルミテート/ 14.0重量%
ステアレート
(H2O中20%) 5.0重量%
ソルビタンモノラウレート 2.5重量%
PEG20ソルビタンモノラウレート 1.5重量%
2−オクチルドデカノール 5.0重量%
アジピン酸ジブチル 5.0重量%
実施例1.3の琥珀酸誘導体 2.0重量%
セチル/ステアリルアルコール 1.0重量%
グリセロール(86%) 3.0重量%
防腐剤 0.15重量%
水 100重量%になるまで
2.6 水中油形サンクリーム
エマルゲードCBN(3) 12.0重量%
セチル/ステアリルアルコール 1.2重量%
オレイン酸デシル 2.0重量%
実施例1.3の琥珀酸誘導体 5.0重量%
シリコーン油(350 cst) 0.5重量%
トコフェロール(天然) 3.0重量%
パーソル(Parsol)M CX(4) 7.5重量%
パーソル1789(5) 3.0重量%
グリセロール(86%) 3.0重量%
防腐剤 0.15重量%
水 100重量%になるまで
2.7 油中水形ケアクリーム
カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド 11.0重量%
パラフィン油、高粘性 8.0重量%
蜜蝋 6.0重量%
ポリグリセリル(3)ジイソステアレー卜 4.0重量%
PEG7水硬性ヒマシ油エーテル 2.0重量%
実施例1.3の琥珀酸誘導体 5.0重量%
グリセロール(86%) 5.0重量%
MgSO4・7H2O 0.7重量%
防腐剤 0.15重量%
水 100重量%になるまで
2.8 油中水形ナイトクリーム
ポリグリセリル(3)ジイソステアレー卜 4.0重量%
PEG7水硬性ヒマシ油エーテル 3.0重量%
セチル/ステアリルアルコール 1.0重量%
蜜蝋 5.0重量%
ステアリン酸亜鉛 0.5重量%
パラフィン油、低粘性 7.0重量%
1,3−ビス−(2−エチルヘキシル)−
シクロヘキサン 6.0重量%
実施例1.3の琥珀酸誘導体 10.0重量%
グリセロール(86%) 5.0重量%
MgSO4・7H2O 0.7重量%
アーモンドプロテイン水解物
(水中22%) 2.5重量%
防腐剤 0.15重量%
水 100重量%になるまで
2.9 油中水形ケアローション
PEG7水硬性ヒマシ油エステル 8.0重量%
実施例1.3の琥珀酸誘導体 8.0重量%
オレイン酸デシル 5.0重量%
セチル/ステアリルイソノナノエート 5.0重量%
ステアリン酸亜鉛 2.0重量%
トコフェロール 0.5重量%
グリセロール(86%) 5.0重量%
MgSO4・7H2O 0.5重量%
アーモンドプロテイン水解物
(H2O中22%) 5.0重量%
防腐剤 0.15重量%
水 100重量%になるまで
下記の商品を使用した:
(1)クチナCBS: グリセロールモノ−/ジパルミテート/ステアレート、
セチル/ステアリルアルコール、セチルパルミテート、ヤシ油脂肪酸トリグリセ
リドの混合物。
(2)エマルゲードSE: グリセロールモノ−/ジパルミテート/ステアレー
ト、セチル/ステアリルアルコール、PEG20セチル/ステアリルエーテル、
PEG12セチル/ステアリルエーテル、セチル/ステアリルアルコール、セチ
ルパルミテートの混合物。
(3)エマルゲードCNB: セチル/ステアリルイソノナノエート、グリセロ
ールモノ/ジパルミテート/ステアレート、PEG20グリセロールモノステア
レート、セチル/ステアリルアルコール、PEG20セチル/ステアリルエーテ
ル、セチルパルミテートの混合物。
(4)パーソルMCX: 4−メトキシ桂皮酸−2−エチルヘキシルエステル。
(5)パーソル1789: 4−t.ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタ
ン。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI
C07C 69/593
(72)発明者 テスマン、ホルガー
ドイツ連邦共和国 デー―41363 ユーヒ
ェン、ウンター・デン・リンデン 23番
(72)発明者 クネール、ヴァルター
ドイツ連邦共和国 デー―40723 ヒルデ
ン、レームクーラーヴェーク 8番
(72)発明者 ヴェッヒター、ロルフ
ドイツ連邦共和国 デー―40595 デュッ
セルドルフ、クラウスタール―ツェラーフ
ェルター―シュトラアセ 48番
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.式I: R1O(CnH2nO)xCO−CHR2−CHR3−CO(OCnH2nO)yOR4(I )[式中、R1は炭素原子6〜22個を含むアルキル、アルケニル、モノ−また はジヒドロキシアルキルもしくはヒドロキシアルケニル基であり、置換基R2お よびR3の一方は水素、他方は炭素原子12〜22個を含むアルキルまたはアル ケニル基であり、n=2または3、xおよびyは平均アルコキシル化度であって 各々0〜20および1〜20の値であり、R4は水素または基R1O−(CnH2n O)xCO−CHR2−CHR3−CO−またはR1と同意義である] に対応する琥珀酸誘導体。 2.R1が炭素原子16〜22個を含むアルキル基であることを特徴とする請 求項1に記載の琥珀酸誘導体。 3.n=2および(x+y)=1〜20である請求項1または2に記載の琥珀 酸誘導体。 4.一般式II: [式中、置換基R2およびR3の一方は水素、他方は炭素原子12〜22個を含む アルケニル基] に対応する無水琥珀酸を、式:R1−OHのアルコールと反応させてモノエステ ルを形成し、このモノエステルにエチレンオキシドまたはプロピレンオキシド( x+y)モルを付加し、要すれば、無水琥珀酸、モノエステルまたはアルコキシ レートに水素添加して、存在する二重結合を飽和し、R1、R2およびR3、n、 xおよびyが請求項1に記載の式Iの定義と同じである請求項1に記載の式Iに 対応する琥珀酸誘導体の製造方法。 5.化粧品または治療学的皮膚治療製剤の製造のための皮膚水分調節成分とし ての、請求項1に記載の式Iの琥珀酸誘導体の使用。 6.請求項1に記載の式Iに対応する琥珀酸誘導体を、皮膚水分調節成分とし て、担体中に1〜10重量%含むことを特徴とする化粧品および治療学的皮膚治 療製剤。
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