JPH08330833A - 自動車用ガラスアンテナ - Google Patents
自動車用ガラスアンテナInfo
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- JPH08330833A JPH08330833A JP13433895A JP13433895A JPH08330833A JP H08330833 A JPH08330833 A JP H08330833A JP 13433895 A JP13433895 A JP 13433895A JP 13433895 A JP13433895 A JP 13433895A JP H08330833 A JPH08330833 A JP H08330833A
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- Japan
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- conductor
- glass plate
- window glass
- antenna
- coaxial cable
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Abstract
(57)【要約】
【目的】受信感度向上。
【構成】窓ガラス板1に窓ガラス板1にアンテナ導体6
を設け、給電点4に同軸ケーブル20の内部導体21を
接続し、同軸ケーブル20の外部導体22を車体開口部
に接続する場合、給電点4が設けられた窓ガラス板1の
一辺の周縁部とは異なる一辺の周縁部の車体開口部に外
部導体22を接続した。
を設け、給電点4に同軸ケーブル20の内部導体21を
接続し、同軸ケーブル20の外部導体22を車体開口部
に接続する場合、給電点4が設けられた窓ガラス板1の
一辺の周縁部とは異なる一辺の周縁部の車体開口部に外
部導体22を接続した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、FM放送周波数帯等の
高周波帯の垂直偏波、水平偏波の両偏波を良好に受信で
きて受信感度が高い自動車用ガラスアンテナに関する。
高周波帯の垂直偏波、水平偏波の両偏波を良好に受信で
きて受信感度が高い自動車用ガラスアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、導電性銀ペースト等の導電性
金属含有ペーストを自動車の窓ガラス板の車内側表面に
プリントし、焼付けて形成する等により製造する導体パ
ターンをアンテナとして利用する自動車用ガラスアンテ
ナが知られている。
金属含有ペーストを自動車の窓ガラス板の車内側表面に
プリントし、焼付けて形成する等により製造する導体パ
ターンをアンテナとして利用する自動車用ガラスアンテ
ナが知られている。
【0003】従来の自動車用ガラスアンテナでは、窓ガ
ラス板の上部周縁部にアンテナ導体の給電点が設けられ
ており、給電点に受信機に接続される同軸ケーブルの内
部導体が接続されており、アンテナ導体の給電点が設け
られている窓ガラス板の上部周縁部に接している車体ル
ーフの一辺、すなわち、窓ガラス板の上部周縁部近傍の
車体ルーフに同軸ケーブルの外部導体が接続されてい
た。
ラス板の上部周縁部にアンテナ導体の給電点が設けられ
ており、給電点に受信機に接続される同軸ケーブルの内
部導体が接続されており、アンテナ導体の給電点が設け
られている窓ガラス板の上部周縁部に接している車体ル
ーフの一辺、すなわち、窓ガラス板の上部周縁部近傍の
車体ルーフに同軸ケーブルの外部導体が接続されてい
た。
【0004】なお、同軸ケーブルの外部導体が車体に接
続される点をアースポイントという。このように従来の
自動車用ガラスアンテナでは、アンテナ導体の給電点と
アースポイントとは、接近しており、通常、アンテナ導
体の給電点とアースポイントの距離はほぼ200mm以
内であった。
続される点をアースポイントという。このように従来の
自動車用ガラスアンテナでは、アンテナ導体の給電点と
アースポイントとは、接近しており、通常、アンテナ導
体の給電点とアースポイントの距離はほぼ200mm以
内であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術で
は、FM放送周波数帯(以下、FM帯という)、テレビ
放送周波数帯(以下、TV帯という)等の高周波帯の受
信感度が低く、給電点と受信機との間に受信感度を増幅
するための前置増幅器を設けなければならず、生産性が
悪いという問題があった。
は、FM放送周波数帯(以下、FM帯という)、テレビ
放送周波数帯(以下、TV帯という)等の高周波帯の受
信感度が低く、給電点と受信機との間に受信感度を増幅
するための前置増幅器を設けなければならず、生産性が
悪いという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するためになされたものであり、自動車の窓ガラス
板に、窓ガラス板の一辺の周縁部に設けられた給電点を
有するアンテナ導体を設け、給電点に同軸ケーブルの内
部導体を接続し、同軸ケーブルの外部導体を車体開口部
に接続し、同軸ケーブルによりアンテナ導体に誘起した
受信信号を受信機側に送る自動車用ガラスアンテナにお
いて、給電点が設けられた窓ガラス板の一辺の周縁部と
は異なる一辺の周縁部の車体開口部に同軸ケーブルの外
部導体を接続して、アースポイントとしたことを特徴と
する自動車用ガラスアンテナを提供する。
解決するためになされたものであり、自動車の窓ガラス
板に、窓ガラス板の一辺の周縁部に設けられた給電点を
有するアンテナ導体を設け、給電点に同軸ケーブルの内
部導体を接続し、同軸ケーブルの外部導体を車体開口部
に接続し、同軸ケーブルによりアンテナ導体に誘起した
受信信号を受信機側に送る自動車用ガラスアンテナにお
いて、給電点が設けられた窓ガラス板の一辺の周縁部と
は異なる一辺の周縁部の車体開口部に同軸ケーブルの外
部導体を接続して、アースポイントとしたことを特徴と
する自動車用ガラスアンテナを提供する。
【0007】また、本発明は、自動車の後部の窓ガラス
板にヒータ線とヒータ線に給電するバスバとを有する通
電加熱式のデフォッガを設け、バスバとデフォッガ用の
直流電源間にチョークコイルを挿入し、アンテナ導体が
デフォッガに所定間隔をおいて近接して容量結合されて
いることを特徴とする上記自動車用ガラスアンテナを提
供する。
板にヒータ線とヒータ線に給電するバスバとを有する通
電加熱式のデフォッガを設け、バスバとデフォッガ用の
直流電源間にチョークコイルを挿入し、アンテナ導体が
デフォッガに所定間隔をおいて近接して容量結合されて
いることを特徴とする上記自動車用ガラスアンテナを提
供する。
【0008】また、本発明は、給電点を設けた窓ガラス
板の近傍に第一のアース部を配設し、アースポイントの
近傍の窓ガラス板に第二のアース部を配設し、第一のア
ース部と第二のアース部とを延長導体によって接続し、
同軸ケーブルの外部導体を第一のアース部に接続し、第
二のアース部とアースポイントとを導体線によって接続
することにより、同軸ケーブルの外部導体を車体開口部
に接続したことを特徴とする上記自動車用ガラスアンテ
ナを提供する。
板の近傍に第一のアース部を配設し、アースポイントの
近傍の窓ガラス板に第二のアース部を配設し、第一のア
ース部と第二のアース部とを延長導体によって接続し、
同軸ケーブルの外部導体を第一のアース部に接続し、第
二のアース部とアースポイントとを導体線によって接続
することにより、同軸ケーブルの外部導体を車体開口部
に接続したことを特徴とする上記自動車用ガラスアンテ
ナを提供する。
【0009】以下、本発明を図面に従って詳細に説明す
る。
る。
【0010】図1は本発明の自動車用ガラスアンテナの
代表例の構成図である。図1において、1は自動車の後
部の窓ガラス板、2はヒータ線、4はアンテナ導体の給
電点、5a、5bはバスバ、6はアンテナ導体、9はチ
ョークコイル、10は直流電源、11はコンデンサ、1
2a、12bは高周波コイル、20は同軸ケーブル、2
1は同軸ケーブル20の内部導体、22は同軸ケーブル
20の外部導体、23はアースポイント、30は車体ル
ーフ、31は右側のサイドピラー、32は左側のサイド
ピラー、33は後部の窓ガラス板1直下の車体である。
代表例の構成図である。図1において、1は自動車の後
部の窓ガラス板、2はヒータ線、4はアンテナ導体の給
電点、5a、5bはバスバ、6はアンテナ導体、9はチ
ョークコイル、10は直流電源、11はコンデンサ、1
2a、12bは高周波コイル、20は同軸ケーブル、2
1は同軸ケーブル20の内部導体、22は同軸ケーブル
20の外部導体、23はアースポイント、30は車体ル
ーフ、31は右側のサイドピラー、32は左側のサイド
ピラー、33は後部の窓ガラス板1直下の車体である。
【0011】本発明において、アンテナ導体6に誘起し
た受信信号を受信機(不図示)に送るケーブルは、内部
導体及び外部導体を有する同軸ケーブル20であり、本
発明はアンテナ導体の給電点4とアースポイント23の
位置関係が受信感度に密接に関係していることを見出し
たものである。本発明において、車体開口部とは、車体
ルーフ30とその近傍、右側のサイドピラー31とその
近傍、左側のサイドピラー32とその近傍、後部の窓ガ
ラス板1直下の車体33とその近傍及びトランクリッド
をいう。
た受信信号を受信機(不図示)に送るケーブルは、内部
導体及び外部導体を有する同軸ケーブル20であり、本
発明はアンテナ導体の給電点4とアースポイント23の
位置関係が受信感度に密接に関係していることを見出し
たものである。本発明において、車体開口部とは、車体
ルーフ30とその近傍、右側のサイドピラー31とその
近傍、左側のサイドピラー32とその近傍、後部の窓ガ
ラス板1直下の車体33とその近傍及びトランクリッド
をいう。
【0012】図1において、給電点4は、車体ルーフ3
0近傍の後部の窓ガラス板1に設けられており、アース
ポイント23は後部の窓ガラス板1近傍の左側のサイド
ピラー32に設けられている。ただし、給電点4とアー
スポイント23の配設される位置は、これに限定されな
い。
0近傍の後部の窓ガラス板1に設けられており、アース
ポイント23は後部の窓ガラス板1近傍の左側のサイド
ピラー32に設けられている。ただし、給電点4とアー
スポイント23の配設される位置は、これに限定されな
い。
【0013】給電点4の配設される位置は、後部の窓ガ
ラス板1の周縁部近傍であればどの箇所に配設されてい
てもよく、図1に示す位置に限定されない。
ラス板1の周縁部近傍であればどの箇所に配設されてい
てもよく、図1に示す位置に限定されない。
【0014】図2は本発明にかかる給電点4とアースポ
イント23の配設される領域を図示した本発明にかかる
後部の窓ガラス板1及びその周辺部の構成図である。図
2において、A、B、C、Dは後部の窓ガラス板1の領
域、aは車体ルーフ30の領域、bは左側のサイドピラ
ー32の領域、cは後部の窓ガラス板1直下の車体33
の領域、dは右側のサイドピラー31の領域である。ま
た、図2において、図1と同番号、同符号の部分の名称
は図1と同名称とする。
イント23の配設される領域を図示した本発明にかかる
後部の窓ガラス板1及びその周辺部の構成図である。図
2において、A、B、C、Dは後部の窓ガラス板1の領
域、aは車体ルーフ30の領域、bは左側のサイドピラ
ー32の領域、cは後部の窓ガラス板1直下の車体33
の領域、dは右側のサイドピラー31の領域である。ま
た、図2において、図1と同番号、同符号の部分の名称
は図1と同名称とする。
【0015】給電点4の配設される位置を図2をもって
説明すると、後部の窓ガラス板1の領域A、B、C、D
であればどの箇所に配設されていてもよい。また、アー
スポイント23の配設される領域は領域a、b、c、d
であればどの箇所に配設されていてもよい。ただし、ア
ースポイント23の配設される位置は給電点4が設けら
れた窓ガラス板1の一辺の周縁部とは異なる一辺の周縁
部の車体開口部に設けられることを要する。
説明すると、後部の窓ガラス板1の領域A、B、C、D
であればどの箇所に配設されていてもよい。また、アー
スポイント23の配設される領域は領域a、b、c、d
であればどの箇所に配設されていてもよい。ただし、ア
ースポイント23の配設される位置は給電点4が設けら
れた窓ガラス板1の一辺の周縁部とは異なる一辺の周縁
部の車体開口部に設けられることを要する。
【0016】したがって、例えば、給電点4の配設され
る位置が領域A内であれば、アースポイント23は領域
b、c、dのどの箇所に配設されていてもよく、給電点
4の配設される位置が領域C内であれば、アースポイン
ト23は領域a、b、dのどの箇所に配設されていても
よい。
る位置が領域A内であれば、アースポイント23は領域
b、c、dのどの箇所に配設されていてもよく、給電点
4の配設される位置が領域C内であれば、アースポイン
ト23は領域a、b、dのどの箇所に配設されていても
よい。
【0017】また、実装手段としては、図1では、窓ガ
ラス板1に設けられた給電点4に同軸ケーブル20の内
部導体21を接続し、同軸ケーブル20の外部導体22
を車体開口部に直接接続した。
ラス板1に設けられた給電点4に同軸ケーブル20の内
部導体21を接続し、同軸ケーブル20の外部導体22
を車体開口部に直接接続した。
【0018】ただし、実装手段はこれに限定されず、窓
ガラス板1に給電点4近傍に第一のアース部を設け、窓
ガラス板1に第一のアース部からアースポイント23の
近傍の窓ガラス板1の周縁部まで延長される延長導体を
設け、延長導体の先端に第二のアース部を設ける。換言
すると、給電点4を設けた窓ガラス板1の近傍に第一の
アース部を配設し、アースポイント23の近傍の窓ガラ
ス板1に第二のアース部を配設し、第一のアース部と第
二のアース部とを延長導体によって接続する。
ガラス板1に給電点4近傍に第一のアース部を設け、窓
ガラス板1に第一のアース部からアースポイント23の
近傍の窓ガラス板1の周縁部まで延長される延長導体を
設け、延長導体の先端に第二のアース部を設ける。換言
すると、給電点4を設けた窓ガラス板1の近傍に第一の
アース部を配設し、アースポイント23の近傍の窓ガラ
ス板1に第二のアース部を配設し、第一のアース部と第
二のアース部とを延長導体によって接続する。
【0019】さらに、給電点4に同軸ケーブル20の内
部導体21を接続し、同軸ケーブル20の外部導体22
をこの第一のアース部に接続し、第二のアース部とアー
スポイント23とを線状又は帯状等の導体で接続しても
よい。
部導体21を接続し、同軸ケーブル20の外部導体22
をこの第一のアース部に接続し、第二のアース部とアー
スポイント23とを線状又は帯状等の導体で接続しても
よい。
【0020】図1では、自動車の後部の窓ガラス板1に
ヒータ線2とヒータ線2に給電するバスバ5a、5bと
を有する通電加熱式のデフォッガを設け、バスバ5bと
デフォッガ用の直流電源10間にチョークコイル9を挿
入し、後部の窓ガラス板1にデフォッガとの間で直流電
流の送受は行われないが中高周波電流の送受は行われる
ように所定間隔をおいて近接させて容量結合させたアン
テナ導体6を設けている。
ヒータ線2とヒータ線2に給電するバスバ5a、5bと
を有する通電加熱式のデフォッガを設け、バスバ5bと
デフォッガ用の直流電源10間にチョークコイル9を挿
入し、後部の窓ガラス板1にデフォッガとの間で直流電
流の送受は行われないが中高周波電流の送受は行われる
ように所定間隔をおいて近接させて容量結合させたアン
テナ導体6を設けている。
【0021】図1の場合は、後部の窓ガラス板1のデフ
ォッガより上部の余白部にアンテナ導体6が設けられて
いる。アンテナ導体6とデフォッガとは、所定間隔をお
いて近接されており、この近接によりアンテナ導体6と
デフォッガとは、両者間で直流電流の送受は行われない
が、中高周波電流の送受は行われるように容量結合され
ている。
ォッガより上部の余白部にアンテナ導体6が設けられて
いる。アンテナ導体6とデフォッガとは、所定間隔をお
いて近接されており、この近接によりアンテナ導体6と
デフォッガとは、両者間で直流電流の送受は行われない
が、中高周波電流の送受は行われるように容量結合され
ている。
【0022】アンテナ導体6とデフォッガとは、例え
ば、0.2〜30mm程度の間隔をおいて離間されてい
る。デフォッガは、この容量結合によって見かけ上、ア
ンテナの一部として機能するようになる。
ば、0.2〜30mm程度の間隔をおいて離間されてい
る。デフォッガは、この容量結合によって見かけ上、ア
ンテナの一部として機能するようになる。
【0023】図1では、バスバ5a、5bとデフォッガ
用の直流電源10間にチョークコイル9及び高周波コイ
ル12a、12bを挿入し、高周波帯域にてチョークコ
イル9及び高周波コイル12a、12bのインピーダン
スを大きくすることによって、直流電源10からデフォ
ッガへの直流電流は流すが放送周波数帯域等の高周波帯
域の電流は遮断するようにしている。
用の直流電源10間にチョークコイル9及び高周波コイ
ル12a、12bを挿入し、高周波帯域にてチョークコ
イル9及び高周波コイル12a、12bのインピーダン
スを大きくすることによって、直流電源10からデフォ
ッガへの直流電流は流すが放送周波数帯域等の高周波帯
域の電流は遮断するようにしている。
【0024】このようにして、チョークコイル9及び高
周波コイル12a、12bによりデフォッガのヒータ線
2とバスバ5a、5bとを車体アースから高周波的に絶
縁でき、ヒータ線2及びバスバ5a、5bに誘起された
ラジオ放送周波数帯域等の高周波帯域の受信電流が車体
アースへ流れるのを防止できて、この受信電流を漏れな
く受信機に送ることができる。
周波コイル12a、12bによりデフォッガのヒータ線
2とバスバ5a、5bとを車体アースから高周波的に絶
縁でき、ヒータ線2及びバスバ5a、5bに誘起された
ラジオ放送周波数帯域等の高周波帯域の受信電流が車体
アースへ流れるのを防止できて、この受信電流を漏れな
く受信機に送ることができる。
【0025】また、中波帯、例えば、AM放送周波数帯
のみを受信する場合であれば、高周波コイル12a、1
2bは、通常、不要であり、チョークコイル9のみでよ
く、FM放送周波数帯のみを受信する場合であれば、高
周波コイル12a、12bのみでよい。また、中波帯及
びFM放送周波数帯両方を受信する場合であっても、チ
ョークコイル9、高周波コイル12a、12b両方の機
能を満足するコイルがあれば、かかるコイルのみでよ
い。
のみを受信する場合であれば、高周波コイル12a、1
2bは、通常、不要であり、チョークコイル9のみでよ
く、FM放送周波数帯のみを受信する場合であれば、高
周波コイル12a、12bのみでよい。また、中波帯及
びFM放送周波数帯両方を受信する場合であっても、チ
ョークコイル9、高周波コイル12a、12b両方の機
能を満足するコイルがあれば、かかるコイルのみでよ
い。
【0026】なお、アンテナ導体6とデフォッガとは、
容量結合されているか否かにかかわらず、本発明は適用
可能である。したがって、図1の場合、アンテナ導体6
とデフォッガとが近接されてなく、容量結合されていな
くてもよい。また、後部の窓ガラス板1にデフォッガが
設けられていなくともよい。
容量結合されているか否かにかかわらず、本発明は適用
可能である。したがって、図1の場合、アンテナ導体6
とデフォッガとが近接されてなく、容量結合されていな
くてもよい。また、後部の窓ガラス板1にデフォッガが
設けられていなくともよい。
【0027】アンテナ導体6の設けられる後部の窓ガラ
ス板1の位置については、図1では、後部の窓ガラス板
1のデフォッガより上部の余白部にアンテナ導体6を設
けた例について示したが、図1に示す位置に限定され
ず、後部の窓ガラス板1のデフォッガより下部の余白部
であってもよい。また、デフォッガの上下部にそれぞれ
設けてもよいし、又はその他の余白部に設けてもよい。
ス板1の位置については、図1では、後部の窓ガラス板
1のデフォッガより上部の余白部にアンテナ導体6を設
けた例について示したが、図1に示す位置に限定され
ず、後部の窓ガラス板1のデフォッガより下部の余白部
であってもよい。また、デフォッガの上下部にそれぞれ
設けてもよいし、又はその他の余白部に設けてもよい。
【0028】換言すると、図1において、後部の窓ガラ
ス板1のデフォッガより上下左右部の余白部のどこにア
ンテナ導体を設けてもよく、後部の窓ガラス板1に設け
られるアンテナ導体の数は限定されない。
ス板1のデフォッガより上下左右部の余白部のどこにア
ンテナ導体を設けてもよく、後部の窓ガラス板1に設け
られるアンテナ導体の数は限定されない。
【0029】また、後部の窓ガラス板1に設けられるア
ンテナ導体は、AM、FMラジオ放送用に限定されず、
テレビ放送用、UHF帯用、電話用等に応用できる。
ンテナ導体は、AM、FMラジオ放送用に限定されず、
テレビ放送用、UHF帯用、電話用等に応用できる。
【0030】また、本発明において、アンテナ導体が設
けられる窓ガラス板は後部の窓ガラス板に限定されず、
サイド窓ガラス板、前部窓ガラス板、ルーフ窓ガラス板
等であってもよく、アンテナ導体が設けられる窓ガラス
板にデフォッガが設けられていなくともよい。
けられる窓ガラス板は後部の窓ガラス板に限定されず、
サイド窓ガラス板、前部窓ガラス板、ルーフ窓ガラス板
等であってもよく、アンテナ導体が設けられる窓ガラス
板にデフォッガが設けられていなくともよい。
【0031】また、アンテナ導体6、ヒータ線2とバス
バ5a、5bとは、通常、導電性銀ペースト等の導電性
金属含有ペーストを窓ガラス板の車内側表面にプリント
し、焼付けて形成する等により製造するが、かかる形成
方法に限定されず、銅線等の導電性の線状体又は箔状体
を窓ガラス板の車内側又は車外側表面に形成してもよ
く、窓ガラス板の内部に設けてもよい。
バ5a、5bとは、通常、導電性銀ペースト等の導電性
金属含有ペーストを窓ガラス板の車内側表面にプリント
し、焼付けて形成する等により製造するが、かかる形成
方法に限定されず、銅線等の導電性の線状体又は箔状体
を窓ガラス板の車内側又は車外側表面に形成してもよ
く、窓ガラス板の内部に設けてもよい。
【0032】また、図1ではアンテナ導体6の形状は1
本の直線状のパターンであったが、これに限定されず、
どのような形状のパターンでも本発明は適用できる。ア
ンテナ導体6の形状は複数本の直線状又は曲線状のアン
テナエレメントからなっていてもよい。
本の直線状のパターンであったが、これに限定されず、
どのような形状のパターンでも本発明は適用できる。ア
ンテナ導体6の形状は複数本の直線状又は曲線状のアン
テナエレメントからなっていてもよい。
【0033】また、図1に示すアンテナ導体には補助ア
ンテナ導体は付設されていないが、これに限定されず、
位相調整及び指向性調整のために、アンテナ導体の導体
パターン又は給電点に、接続導体を介して又は介さず
に、略T字状、略L字状、ループ等の補助アンテナ導体
が付設されていてもよい。
ンテナ導体は付設されていないが、これに限定されず、
位相調整及び指向性調整のために、アンテナ導体の導体
パターン又は給電点に、接続導体を介して又は介さず
に、略T字状、略L字状、ループ等の補助アンテナ導体
が付設されていてもよい。
【0034】
【作用】本発明の作用の詳細は、かならずしも明確では
ないが、車体に流れる電流密度が受信感度と関連がある
ものと思われ、アンテナ導体の給電点に同軸ケーブルの
内部導体を接続し、同軸ケーブルの外部導体を車体開口
部に接続する場合、アースポイントを給電点が設けられ
た窓ガラス板の一辺の周縁部とは異なる一辺の周縁部の
車体開口部に設けることによって、受信感度が著しく向
上するものと思われる。
ないが、車体に流れる電流密度が受信感度と関連がある
ものと思われ、アンテナ導体の給電点に同軸ケーブルの
内部導体を接続し、同軸ケーブルの外部導体を車体開口
部に接続する場合、アースポイントを給電点が設けられ
た窓ガラス板の一辺の周縁部とは異なる一辺の周縁部の
車体開口部に設けることによって、受信感度が著しく向
上するものと思われる。
【0035】
【実施例】以下、実施例を図面に従って詳細に説明す
る。
る。
【0036】(実施例1)図3に実施例1の構成図を示
す。
す。
【0037】図3において、図1と同番号、同符号の部
分の名称は図1と同名称とし、P1、P2 、P3 、P
4 、P5 はアースポイント23の配設される位置、e、
f、g、h、i、j、k、mはそれぞれ距離を示す。
分の名称は図1と同名称とし、P1、P2 、P3 、P
4 、P5 はアースポイント23の配設される位置、e、
f、g、h、i、j、k、mはそれぞれ距離を示す。
【0038】実施例1では、e=60mm、f=20m
m、g=540mm、h=50mm、i=350mm、
j=200mm、k=200mm、m=50mmとし
た。また、給電点4はの寸法は20mm×20mmとし
た。
m、g=540mm、h=50mm、i=350mm、
j=200mm、k=200mm、m=50mmとし
た。また、給電点4はの寸法は20mm×20mmとし
た。
【0039】位置P1 、P2 、P3 、P4 は実施例1の
アースポイント23の配設される位置である。また、比
較例1として、位置P5 をアースポイント23の配設さ
れる位置とし、比較例2として、図4に示すようにな位
置に給電点4と位置P6 とを配設した。図4において、
y、zは距離である。比較例2では、距離y=50m
m、距離z=20mmとした。
アースポイント23の配設される位置である。また、比
較例1として、位置P5 をアースポイント23の配設さ
れる位置とし、比較例2として、図4に示すようにな位
置に給電点4と位置P6 とを配設した。図4において、
y、zは距離である。比較例2では、距離y=50m
m、距離z=20mmとした。
【0040】なお、図4の比較例2において、アンテナ
導体6と給電点4とは実施例1と同一の寸法とした。ま
た、図4において、図1と同番号、同符号の部分の名称
は図1と同名称とする。
導体6と給電点4とは実施例1と同一の寸法とした。ま
た、図4において、図1と同番号、同符号の部分の名称
は図1と同名称とする。
【0041】表1、表2において、実施例1と比較例
1、2の76〜108MHzの周波数帯域における平均
受信感度を比較した。表1は垂直偏波において平均受信
感度を比較したものであり、表2は水平偏波において平
均受信感度を比較したものである。
1、2の76〜108MHzの周波数帯域における平均
受信感度を比較した。表1は垂直偏波において平均受信
感度を比較したものであり、表2は水平偏波において平
均受信感度を比較したものである。
【0042】実施例1は表1から明らかなように比較例
1、2に対して2〜12dBμVの向上がみられること
がわかる。特に図示していないが、アンテナ導体のパタ
ーンを変化させたものについても上記した同様の効果が
得られた。
1、2に対して2〜12dBμVの向上がみられること
がわかる。特に図示していないが、アンテナ導体のパタ
ーンを変化させたものについても上記した同様の効果が
得られた。
【0043】(実施例2)図5に実施例2の構成図を示
す。図5において、P7 はアースポイント23の配設さ
れる位置、n、r、q、t、s、uはそれぞれ距離、5
0は第一のアース部、51は延長導体、52は第二のア
ース部であり、図5において、図1と同番号、同符号の
部分の名称は図1と同名称とする。
す。図5において、P7 はアースポイント23の配設さ
れる位置、n、r、q、t、s、uはそれぞれ距離、5
0は第一のアース部、51は延長導体、52は第二のア
ース部であり、図5において、図1と同番号、同符号の
部分の名称は図1と同名称とする。
【0044】実施例2では、給電点4に同軸ケーブルの
内部導体を接続し、同軸ケーブルの外部導体を第一のア
ース部50に接続し、第二のアース部52とP7 にある
アースポイントとを絶縁被覆された導体線で接続した。
内部導体を接続し、同軸ケーブルの外部導体を第一のア
ース部50に接続し、第二のアース部52とP7 にある
アースポイントとを絶縁被覆された導体線で接続した。
【0045】実施例2において、各部の寸法は、s=2
0mm、t=20mm、n=10mm、u=540m
m、r=10mm、q=50mmとした。
0mm、t=20mm、n=10mm、u=540m
m、r=10mm、q=50mmとした。
【0046】これらの76〜108MHzの周波数帯域
における平均受信感度は、37.7dBμVを示し、比
較例1に比較してほぼ12dBμV向上した。
における平均受信感度は、37.7dBμVを示し、比
較例1に比較してほぼ12dBμV向上した。
【0047】特に図示していないが、アンテナ導体のパ
ターンを変化させたものについても上記した同様の効果
が得られた。
ターンを変化させたものについても上記した同様の効果
が得られた。
【0048】また、特に図示していないが、給電点4、
第一のアース部50が左側のサイドピラー32の領域b
にあっても同様の効果が得られた。
第一のアース部50が左側のサイドピラー32の領域b
にあっても同様の効果が得られた。
【0049】
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】
【発明の効果】本発明では、車体に流れる電流密度と受
信感度との関連で、アンテナ導体の給電点に同軸ケーブ
ルの内部導体を接続し、同軸ケーブルの外部導体を車体
開口部に接続する場合、アースポイントを給電点が設け
られた窓ガラス板の一辺の周縁部とは異なる一辺の周縁
部の車体開口部に設けることによって、受信感度が著し
く向上する。
信感度との関連で、アンテナ導体の給電点に同軸ケーブ
ルの内部導体を接続し、同軸ケーブルの外部導体を車体
開口部に接続する場合、アースポイントを給電点が設け
られた窓ガラス板の一辺の周縁部とは異なる一辺の周縁
部の車体開口部に設けることによって、受信感度が著し
く向上する。
【0052】また、本発明では、自動車後部ガラスに設
けられるアンテナ導体のパターンがどのようなものであ
っても、FM帯、TV帯等の高周波帯の垂直偏波、水平
偏波の両偏波を良好に受信できて受信感度が高く、給電
点と受信機との間に受信感度を増幅するための前置増幅
器を設ける必要がなく、生産性が良い。
けられるアンテナ導体のパターンがどのようなものであ
っても、FM帯、TV帯等の高周波帯の垂直偏波、水平
偏波の両偏波を良好に受信できて受信感度が高く、給電
点と受信機との間に受信感度を増幅するための前置増幅
器を設ける必要がなく、生産性が良い。
【図1】本発明の自動車用ガラスアンテナの代表例の構
成図
成図
【図2】本発明にかかる後部の窓ガラス板1及びその周
辺部の構成図
辺部の構成図
【図3】実施例1及び比較例1の構成図
【図4】比較例2の構成図
【図5】実施例2の構成図
1:自動車の後部の窓ガラス板 2:ヒータ線 4:アンテナ導体の給電点 5a、5b:バスバ 6:アンテナ導体 9:チョークコイル 10:直流電源 11:コンデンサ 12a、12b:高周波コイル 20:同軸ケーブル 21:同軸ケーブルの内部導体 22:同軸ケーブルの外部導体 23:アースポイント 30:車体ルーフ 31:右側のサイドピラー 32:左側のサイドピラー 33:後部の窓ガラス板1直下の車体
Claims (3)
- 【請求項1】自動車の窓ガラス板に、窓ガラス板の一辺
の周縁部に設けられた給電点を有するアンテナ導体を設
け、給電点に同軸ケーブルの内部導体を接続し、同軸ケ
ーブルの外部導体を車体開口部に接続し、同軸ケーブル
によりアンテナ導体に誘起した受信信号を受信機側に送
る自動車用ガラスアンテナにおいて、 給電点が設けられた窓ガラス板の一辺の周縁部とは異な
る一辺の周縁部の車体開口部に同軸ケーブルの外部導体
を接続して、アースポイントとしたことを特徴とする自
動車用ガラスアンテナ。 - 【請求項2】自動車の後部の窓ガラス板にヒータ線とヒ
ータ線に給電するバスバとを有する通電加熱式のデフォ
ッガを設け、バスバとデフォッガ用の直流電源間にチョ
ークコイルを挿入し、アンテナ導体がデフォッガに所定
間隔をおいて近接して容量結合されていることを特徴と
する請求項1の自動車用ガラスアンテナ。 - 【請求項3】給電点を設けた窓ガラス板の近傍に第一の
アース部を配設し、アースポイントの近傍の窓ガラス板
に第二のアース部を配設し、第一のアース部と第二のア
ース部とを延長導体によって接続し、同軸ケーブルの外
部導体を第一のアース部に接続し、第二のアース部とア
ースポイントとを導体線によって接続することにより、
同軸ケーブルの外部導体を車体開口部に接続したことを
特徴とする請求項1又は2の自動車用ガラスアンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13433895A JPH08330833A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 自動車用ガラスアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13433895A JPH08330833A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 自動車用ガラスアンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08330833A true JPH08330833A (ja) | 1996-12-13 |
Family
ID=15126022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13433895A Pending JPH08330833A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 自動車用ガラスアンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08330833A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016195299A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-17 | 旭硝子株式会社 | 車両用アンテナ及び車両用アンテナを備えた窓板 |
-
1995
- 1995-05-31 JP JP13433895A patent/JPH08330833A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016195299A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-17 | 旭硝子株式会社 | 車両用アンテナ及び車両用アンテナを備えた窓板 |
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