JPH083298Y2 - 折畳み脚の支持金具 - Google Patents
折畳み脚の支持金具Info
- Publication number
- JPH083298Y2 JPH083298Y2 JP1993025772U JP2577293U JPH083298Y2 JP H083298 Y2 JPH083298 Y2 JP H083298Y2 JP 1993025772 U JP1993025772 U JP 1993025772U JP 2577293 U JP2577293 U JP 2577293U JP H083298 Y2 JPH083298 Y2 JP H083298Y2
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- JP
- Japan
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- leg
- engaging
- cam
- folding
- spring
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- Tables And Desks Characterized By Structural Shape (AREA)
- Furniture Connections (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として、座卓、炬燵
やぐらなどに用いる折畳み脚の支持金具に関するもので
ある。
やぐらなどに用いる折畳み脚の支持金具に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、座卓などの折畳み脚は、支持金具
を介して、天板あるいはその下に設けた幕板に折畳み可
能に取付けられるが、この場合、上記支持金具は、その
取付けベースを天板側あるいは幕板側に固着し、また、
該取付けベースにヒンジピンを介して回動自在に連繋し
た脚取付け部材を折畳み脚側に固着している。このよう
な折畳み脚の支持金具としては、既に、本出願人によっ
て、単純な構造で、しかも、十分な強度で、天板あるい
は幕板に対する折畳み脚の支持が行え、また、支持金具
が目立たないように配置される、優れた構成のものが提
案されていた。
を介して、天板あるいはその下に設けた幕板に折畳み可
能に取付けられるが、この場合、上記支持金具は、その
取付けベースを天板側あるいは幕板側に固着し、また、
該取付けベースにヒンジピンを介して回動自在に連繋し
た脚取付け部材を折畳み脚側に固着している。このよう
な折畳み脚の支持金具としては、既に、本出願人によっ
て、単純な構造で、しかも、十分な強度で、天板あるい
は幕板に対する折畳み脚の支持が行え、また、支持金具
が目立たないように配置される、優れた構成のものが提
案されていた。
【0003】ここでは、取付けベースにヒンジピンを介
して少なくとも90度回動できる脚取付け部材を連繋
し、上記脚取付け部材側にスプリングにより上記ヒンジ
ピン側に向けて弾持される係合子を装備し、これに対応
して、上記取付けベース側に上記係合子のためのガイド
面およびロック面を有する係止部を装備している。この
ため、上記係合子に、上記スプリングに抗して、カム面
との係合を解除させるような操作力が作用しない限り、
確実に、係合子を係止部に係合・保持することができ
る。また、この係合解除のため、上記係合子には、スプ
リングに抗して操作するための操作つまみを備えてい
る。
して少なくとも90度回動できる脚取付け部材を連繋
し、上記脚取付け部材側にスプリングにより上記ヒンジ
ピン側に向けて弾持される係合子を装備し、これに対応
して、上記取付けベース側に上記係合子のためのガイド
面およびロック面を有する係止部を装備している。この
ため、上記係合子に、上記スプリングに抗して、カム面
との係合を解除させるような操作力が作用しない限り、
確実に、係合子を係止部に係合・保持することができ
る。また、この係合解除のため、上記係合子には、スプ
リングに抗して操作するための操作つまみを備えてい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の支持金具によれば、脚体の起立状態では脚体がロッ
クされているが、同折り畳み状態ではロックされずスプ
リングの弾圧力により保持されているのみであるから、
脚体が不意に起立突出し危険であった。また、係合子の
操作つまみが、脚体の背面側位置に設けられていること
から、操作時に、指を挟むなどの事態も起こり、操作
性、安全性の上で好ましくない。
来の支持金具によれば、脚体の起立状態では脚体がロッ
クされているが、同折り畳み状態ではロックされずスプ
リングの弾圧力により保持されているのみであるから、
脚体が不意に起立突出し危険であった。また、係合子の
操作つまみが、脚体の背面側位置に設けられていること
から、操作時に、指を挟むなどの事態も起こり、操作
性、安全性の上で好ましくない。
【0005】
【考案の目的】本考案は、上記事情に基いてなされたも
ので、脚体の起立状態及び折り畳み状態の双方でロック
され、且つ係合子の係合解除を、比較的操作し易い位置
で行えるように、その構成を改良した、操作の安全性の
点で優れた折畳み脚の支持金具を提供しようとするもの
である。
ので、脚体の起立状態及び折り畳み状態の双方でロック
され、且つ係合子の係合解除を、比較的操作し易い位置
で行えるように、その構成を改良した、操作の安全性の
点で優れた折畳み脚の支持金具を提供しようとするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本考案では、
図示の実施例にも明らかにしているように、取付けベー
ス(1)にヒンジピン(2)を介して少なくとも90度
回動できる脚取付け部材(3)を連繋し、上記脚取付け
部材(3)側にスプリング(5)により上記ヒンジピン
(2)側に向けて弾圧される係合子(4)を装備し、こ
れに対応して、上記取付けベース(1)側に上記係合子
(4)のためのガイド面(7A)およびロック面(7
B,7C)を有する係止部(7)を装備している折畳み
脚の支持金具において、上記係止部(7)には、上記係
合子(4)が上下に移動する時にその先端係合部(4
C)が案内される円弧状ガイド面(7A)と該円弧状ガ
イド面(7A)の上下に隣接して切欠形成され上記係合
子(4)が略垂直位置及び略水平位置にある時にその先
端係合部(4C)が係合されるロック面(7B,7C)
が形成されている。また、上記脚取付け部材(3)に
は、上記係止部(7)側が開口される有底筒状収納部
(3D)が形成され、該収納部(3D)内には、上記係
合子(4)が摺動自在に嵌挿されると共に収納部(3
D)と係合子(4)との間に上記スプリング(5)が介
装され、脚の折畳み方向の側面側に位置する上記収納部
(3D)の側面部には、外端に操作部(6B)を有し内
端に上記係合子(4)に設けたカムフォロー(4B)に
当接するカム(6C)を有する係合解除子(6)が内外
方向に進退操作自在に装備されている。しかして、上記
係合解除子(6)の操作部(6B)を押圧することで、
カム(6C)によりカムフォロー(4B)を押し、上記
スプリング(5)に抗して、上記係合子(4)を上記係
止部(7)のロック面(7B,7C)から退出させるよ
うに構成している。
図示の実施例にも明らかにしているように、取付けベー
ス(1)にヒンジピン(2)を介して少なくとも90度
回動できる脚取付け部材(3)を連繋し、上記脚取付け
部材(3)側にスプリング(5)により上記ヒンジピン
(2)側に向けて弾圧される係合子(4)を装備し、こ
れに対応して、上記取付けベース(1)側に上記係合子
(4)のためのガイド面(7A)およびロック面(7
B,7C)を有する係止部(7)を装備している折畳み
脚の支持金具において、上記係止部(7)には、上記係
合子(4)が上下に移動する時にその先端係合部(4
C)が案内される円弧状ガイド面(7A)と該円弧状ガ
イド面(7A)の上下に隣接して切欠形成され上記係合
子(4)が略垂直位置及び略水平位置にある時にその先
端係合部(4C)が係合されるロック面(7B,7C)
が形成されている。また、上記脚取付け部材(3)に
は、上記係止部(7)側が開口される有底筒状収納部
(3D)が形成され、該収納部(3D)内には、上記係
合子(4)が摺動自在に嵌挿されると共に収納部(3
D)と係合子(4)との間に上記スプリング(5)が介
装され、脚の折畳み方向の側面側に位置する上記収納部
(3D)の側面部には、外端に操作部(6B)を有し内
端に上記係合子(4)に設けたカムフォロー(4B)に
当接するカム(6C)を有する係合解除子(6)が内外
方向に進退操作自在に装備されている。しかして、上記
係合解除子(6)の操作部(6B)を押圧することで、
カム(6C)によりカムフォロー(4B)を押し、上記
スプリング(5)に抗して、上記係合子(4)を上記係
止部(7)のロック面(7B,7C)から退出させるよ
うに構成している。
【0007】
【作用】従って、上記係合解除子の操作部(6B)は、
折畳み脚の折畳み方向の側面側に位置するため、従来の
場合と異なり、脚体は、その起立状態及び折り畳み状態
の双方でロックされ、且つ脚の折畳み操作の如何に係わ
らず、常に、操作し易い状態に置かれる。
折畳み脚の折畳み方向の側面側に位置するため、従来の
場合と異なり、脚体は、その起立状態及び折り畳み状態
の双方でロックされ、且つ脚の折畳み操作の如何に係わ
らず、常に、操作し易い状態に置かれる。
【0008】
【実施例】以下、本考案を図示の実施例に基いて具体的
に説明する。本考案に係わる支持金具は、固着用のビス
挿入孔1Aを有する取付けベース1に、ヒンジピン2を
介して、脚取付け部材3が、少なくとも、90度回動で
きる状態で、連繋されている。上記脚取付け部材3は、
固着用のビス挿入孔3Aを有する取付け座3Bに、上記
ヒンジピン2のための軸支部3Cを一体的に形成してお
り、また、有底筒状の収納部3Dが上記取付け座3Bに
一体的に形成している。上記収納部3Dには上記ヒンジ
ピン2に向けて移動できる係合子4が摺動自在に嵌挿し
てあり、上記係合子4に開孔したスプリング収納部4A
の天井と上記収納部3の底部との間に介装された圧縮コ
イルスプリング5の働きで、ヒンジピン2に向けて弾持
されている。
に説明する。本考案に係わる支持金具は、固着用のビス
挿入孔1Aを有する取付けベース1に、ヒンジピン2を
介して、脚取付け部材3が、少なくとも、90度回動で
きる状態で、連繋されている。上記脚取付け部材3は、
固着用のビス挿入孔3Aを有する取付け座3Bに、上記
ヒンジピン2のための軸支部3Cを一体的に形成してお
り、また、有底筒状の収納部3Dが上記取付け座3Bに
一体的に形成している。上記収納部3Dには上記ヒンジ
ピン2に向けて移動できる係合子4が摺動自在に嵌挿し
てあり、上記係合子4に開孔したスプリング収納部4A
の天井と上記収納部3の底部との間に介装された圧縮コ
イルスプリング5の働きで、ヒンジピン2に向けて弾持
されている。
【0009】また、上記脚取付け部材3には、折畳み方
向の側面側に位置して、進退する係合解除子6が装備さ
れている。上記係合解除子6は、その胴部6Aが、上記
収納部3内に摺動自在に進退する構成になっており、そ
の外端には、釦状に操作部6Bが突出しており、その内
端には、上記係合子4に設けたローラ状のカムフォロー
4Bをガイドするカム6Cが備えられている。係合子4
は、その壁部内に係合解除子6の方向に開口するスリッ
ト空間4Dが形成されており、このスリット空間4Dに
上記カムフォロー4Bが渡設されている。そして、この
ような構成のために、上記係合解除子6の操作部6Bを
押圧することで、カム6Cに沿ってカムフォロー4Bが
移動し、上記スプリング5に抗して、上記係合子4を収
納部3の底部側に押し戻すことができる。
向の側面側に位置して、進退する係合解除子6が装備さ
れている。上記係合解除子6は、その胴部6Aが、上記
収納部3内に摺動自在に進退する構成になっており、そ
の外端には、釦状に操作部6Bが突出しており、その内
端には、上記係合子4に設けたローラ状のカムフォロー
4Bをガイドするカム6Cが備えられている。係合子4
は、その壁部内に係合解除子6の方向に開口するスリッ
ト空間4Dが形成されており、このスリット空間4Dに
上記カムフォロー4Bが渡設されている。そして、この
ような構成のために、上記係合解除子6の操作部6Bを
押圧することで、カム6Cに沿ってカムフォロー4Bが
移動し、上記スプリング5に抗して、上記係合子4を収
納部3の底部側に押し戻すことができる。
【0010】一方、上記係合子4に対応して、上記取付
けベース1側には、ガイド面7Aおよびロック面7B、
7Cを有する係止部7が一体的に設けられている。上記
ガイド面7Aは、上記係合子4がヒンジピン2に対して
移動する方向に対して、例えば、略90度の円弧面で構
成され、また、上記ロック面7B、7Cは、係合子4の
係合部4Cの先端側面の傾斜角に対応する傾斜角に沿っ
て、例えば、上記ガイド面に対して約85度の角度に形
成されている。なお、上記実施例において、符号6Dは
係合解除子6の抜け止めピン、6Eは上記抜け止めピン
6Dを案内するために上記係合解除子6の胴部6Aに形
成した摺動溝条である。
けベース1側には、ガイド面7Aおよびロック面7B、
7Cを有する係止部7が一体的に設けられている。上記
ガイド面7Aは、上記係合子4がヒンジピン2に対して
移動する方向に対して、例えば、略90度の円弧面で構
成され、また、上記ロック面7B、7Cは、係合子4の
係合部4Cの先端側面の傾斜角に対応する傾斜角に沿っ
て、例えば、上記ガイド面に対して約85度の角度に形
成されている。なお、上記実施例において、符号6Dは
係合解除子6の抜け止めピン、6Eは上記抜け止めピン
6Dを案内するために上記係合解除子6の胴部6Aに形
成した摺動溝条である。
【0011】このような構成の支持金具は、その取付け
ベース1を図4および図5に示すように、天板8にビス
止めし、また、脚体9の先端に取付け座3Bをビス止め
することで、天板8に脚体9を折畳み可能に装着するこ
とができる。図4に示す状態は、天板8に対して脚体9
を起立した状態であり、この状態では、係合子4は、そ
の係合部4Cをロック面7Bに接した状態で、係止部7
に係止されている。この場合には、脚体9を矢印A方向
に屈折しようとしても、ロック面7Bに係合部4Cが当
たり、ロック状態が維持される。また、矢印Aとは反対
の方向に対しては、脚体9の頭部が天板8に当たり、天
板8の荷重を、支持金具を介さないで、直接的に支える
ことができる。
ベース1を図4および図5に示すように、天板8にビス
止めし、また、脚体9の先端に取付け座3Bをビス止め
することで、天板8に脚体9を折畳み可能に装着するこ
とができる。図4に示す状態は、天板8に対して脚体9
を起立した状態であり、この状態では、係合子4は、そ
の係合部4Cをロック面7Bに接した状態で、係止部7
に係止されている。この場合には、脚体9を矢印A方向
に屈折しようとしても、ロック面7Bに係合部4Cが当
たり、ロック状態が維持される。また、矢印Aとは反対
の方向に対しては、脚体9の頭部が天板8に当たり、天
板8の荷重を、支持金具を介さないで、直接的に支える
ことができる。
【0012】上記ロック状態を解除するには、係合解除
子6の頭部、すなわち、操作部6Bを、脚体9の側方か
ら矢印B方向に押圧する。係合解除子6の押圧で、カム
6Cに沿ってカムフォロー4Bが移動し、上記スプリン
グ5に抗して、上記係合子4を収納部3の底部側に押し
戻すことになる。このようにして、係合部4Cをロック
面7Bの位置より退出させ、係合子4と係止部7との係
合が解除されれば、ヒンジピン2を回動中心として、脚
体9を、矢印A方向に回動でき、折畳みが行われる。こ
の場合、係合子4の先端がガイド面7Aに対して摺動す
る過程では、操作部6Bの押圧を解除しても、係合子4
は、スプリング5の弾性力でガイド面7Aに押圧される
だけで、回動動作に支障がない。そして、脚体9が約9
0度程、回動し、係合子4の先端が、上記ガイド面7A
を越えて、他方のロック面7Cに対応するとき、上記ス
プリング5の弾性力で、再び、係合部4Cがロック面7
Cに係合され、これによって、天板8に対する脚体9の
折畳み状態が維持されることになる。このように、本実
施例では、脚体9の起立状態と折り畳み状態の双方でロ
ックされ、係合解除子6の押圧により、上記双方のロッ
クが解除される。
子6の頭部、すなわち、操作部6Bを、脚体9の側方か
ら矢印B方向に押圧する。係合解除子6の押圧で、カム
6Cに沿ってカムフォロー4Bが移動し、上記スプリン
グ5に抗して、上記係合子4を収納部3の底部側に押し
戻すことになる。このようにして、係合部4Cをロック
面7Bの位置より退出させ、係合子4と係止部7との係
合が解除されれば、ヒンジピン2を回動中心として、脚
体9を、矢印A方向に回動でき、折畳みが行われる。こ
の場合、係合子4の先端がガイド面7Aに対して摺動す
る過程では、操作部6Bの押圧を解除しても、係合子4
は、スプリング5の弾性力でガイド面7Aに押圧される
だけで、回動動作に支障がない。そして、脚体9が約9
0度程、回動し、係合子4の先端が、上記ガイド面7A
を越えて、他方のロック面7Cに対応するとき、上記ス
プリング5の弾性力で、再び、係合部4Cがロック面7
Cに係合され、これによって、天板8に対する脚体9の
折畳み状態が維持されることになる。このように、本実
施例では、脚体9の起立状態と折り畳み状態の双方でロ
ックされ、係合解除子6の押圧により、上記双方のロッ
クが解除される。
【0013】なお、上記実施例では、支持金具は、その
取付けベース1を天板8に取付けたが、天板の下に設け
られる幕板に対して取付けても良いことは勿論である。
この場合、幕板の内側に対して取付けベース1をビス止
めするように、しかも、脚体9の起立した状態で、脚体
9の頭部で幕板を支えることができるように、取付けベ
ース1に対する係止部7の各ガイド面7Aおよびロック
面7B、7Cの相対位置を、前記実施例よりも、矢印A
とは反対の方向に、約90度、位相を変えて形成すると
よい。
取付けベース1を天板8に取付けたが、天板の下に設け
られる幕板に対して取付けても良いことは勿論である。
この場合、幕板の内側に対して取付けベース1をビス止
めするように、しかも、脚体9の起立した状態で、脚体
9の頭部で幕板を支えることができるように、取付けベ
ース1に対する係止部7の各ガイド面7Aおよびロック
面7B、7Cの相対位置を、前記実施例よりも、矢印A
とは反対の方向に、約90度、位相を変えて形成すると
よい。
【0014】
【考案の効果】本考案は以上詳述したようになり、脚を
垂直起立状態及び水平折畳状態とした時には、脚取付け
部材(3)側の係合子(4)が、取付けベース(1)側
の係止部(7)に設けた円弧状ガイド面(7A)に沿っ
てスムーズに移動した後その上下に隣接して切欠形成さ
れるロック面(7B,7C)に弾圧係合して安全に固定
される。上記脚の垂直起立状態及び水平折畳状態を解除
するためには、脚折畳み方向の側面側に突設された係合
解除子(6)の外端操作部(6B)を押圧することで、
その内端カム(6C)により上記係合子(4)のカムフ
ォロー(4B)を上記スプリング(5)に抗して押し下
げ、上記係合子(4)を上記係止部(7)のロック面
(7B,7C)から退出させた後に脚を上下に回動させ
るようにしたので、従来の場合と異なり、脚の折畳み操
作時に天板と脚との間に手を詰めるということがなく、
脚の折畳み操作の如何に係わらず、常に、操作し易い状
態に置かれる。従って、従来同様に、脚体による天板な
どの直接的な支持を、十分な強度で達成でき、しかも、
脚体の起立位置、折畳み位置でのロック解除操作が、安
全、かつ、容易に行える効果がある。さらに、脚を垂直
起立状態から水平折畳状態にロックさせ又は解除させる
ための操作機構である、外端に操作部(6B)を有し内
端に上記係合子(4)に設けたカムフォロー(4B)に
当接するカム(6C)を有する係合解除子(6)は、そ
の外端操作部(6B)を除き、脚取付け部材(3)に形
成された有底筒状収納部(3D)内に収納されて保護さ
れていることから、ゴミなどが詰まりにくく故障がな
い。
垂直起立状態及び水平折畳状態とした時には、脚取付け
部材(3)側の係合子(4)が、取付けベース(1)側
の係止部(7)に設けた円弧状ガイド面(7A)に沿っ
てスムーズに移動した後その上下に隣接して切欠形成さ
れるロック面(7B,7C)に弾圧係合して安全に固定
される。上記脚の垂直起立状態及び水平折畳状態を解除
するためには、脚折畳み方向の側面側に突設された係合
解除子(6)の外端操作部(6B)を押圧することで、
その内端カム(6C)により上記係合子(4)のカムフ
ォロー(4B)を上記スプリング(5)に抗して押し下
げ、上記係合子(4)を上記係止部(7)のロック面
(7B,7C)から退出させた後に脚を上下に回動させ
るようにしたので、従来の場合と異なり、脚の折畳み操
作時に天板と脚との間に手を詰めるということがなく、
脚の折畳み操作の如何に係わらず、常に、操作し易い状
態に置かれる。従って、従来同様に、脚体による天板な
どの直接的な支持を、十分な強度で達成でき、しかも、
脚体の起立位置、折畳み位置でのロック解除操作が、安
全、かつ、容易に行える効果がある。さらに、脚を垂直
起立状態から水平折畳状態にロックさせ又は解除させる
ための操作機構である、外端に操作部(6B)を有し内
端に上記係合子(4)に設けたカムフォロー(4B)に
当接するカム(6C)を有する係合解除子(6)は、そ
の外端操作部(6B)を除き、脚取付け部材(3)に形
成された有底筒状収納部(3D)内に収納されて保護さ
れていることから、ゴミなどが詰まりにくく故障がな
い。
【図1】本考案の一実施例を示す全体の正面図である。
【図2】上記実施例の平面図である。
【図3】上記実施例の側面図である。
【図4】本考案に係わる支持金具の使用態様(脚の起
立)を示す側面図である。
立)を示す側面図である。
【図5】同じく、別の使用態様(脚の折畳み)を示す側
面図である。
面図である。
1 取付けベース 2 ヒンジピン 3 脚取付け部材 4 係合子 4B カムフォロー 5 圧縮コイルスプリング 6 係合解除子 6C カム 7 係止部 7A ガイド面 7B、7C ロック面
Claims (1)
- 【請求項1】 取付けベース(1)にヒンジピン(2)
を介して少なくとも90度回動できる脚取付け部材
(3)を連繋し、上記脚取付け部材(3)側にスプリン
グ(5)により上記ヒンジピン(2)側に向けて弾圧さ
れる係合子(4)を装備し、これに対応して、上記取付
けベース(1)側に上記係合子(4)のためのガイド面
(7A)およびロック面(7B,7C)を有する係止部
(7)を装備している折畳み脚の支持金具において、上
記係止部(7)には、上記係合子(4)が上下に移動す
る時にその先端係合部(4C)が案内される円弧状ガイ
ド面(7A)と該円弧状ガイド面(7A)の上下に隣接
して切欠形成され上記係合子(4)が略垂直位置及び略
水平位置にある時にその先端係合部(4C)が係合され
るロック面(7B,7C)が形成され、上記脚取付け部
材(3)には、上記係止部(7)側が開口される有底筒
状収納部(3D)が形成され、該収納部(3D)内に
は、上記係合子(4)が摺動自在に嵌挿されると共に収
納部(3D)と係合子(4)との間に上記スプリング
(5)が介装され、脚の折畳み方向の側面側に位置する
上記収納部(3D)の側面部には、外端に操作部(6
B)を有し内端に上記係合子(4)に設けたカムフォロ
ー(4B)に当接するカム(6C)を有する係合解除子
(6)が内外方向に進退操作自在に装備され、上記係合
解除子(6)の操作部(6B)を押圧することで、カム
(6C)によりカムフォロー(4B)を押し、上記スプ
リング(5)に抗して、上記係合子(4)を上記係止部
(7)のロック面(7B,7C)から退出させるように
構成したことを特徴とする折畳み脚の支持金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993025772U JPH083298Y2 (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 折畳み脚の支持金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993025772U JPH083298Y2 (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 折畳み脚の支持金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0682933U JPH0682933U (ja) | 1994-11-29 |
JPH083298Y2 true JPH083298Y2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=12175143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993025772U Expired - Fee Related JPH083298Y2 (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 折畳み脚の支持金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH083298Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002101961A (ja) * | 2000-09-28 | 2002-04-09 | Adcore Devise Inc | 折畳式テーブル |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04113810U (ja) * | 1991-03-22 | 1992-10-06 | 双葉金属工業株式会社 | コタツ等の折畳み可能な脚構造 |
-
1993
- 1993-05-18 JP JP1993025772U patent/JPH083298Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0682933U (ja) | 1994-11-29 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |