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JPH08275253A - 2つのステーション間のシリアルデータ交換装置 - Google Patents

2つのステーション間のシリアルデータ交換装置

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Publication number
JPH08275253A
JPH08275253A JP8035002A JP3500296A JPH08275253A JP H08275253 A JPH08275253 A JP H08275253A JP 8035002 A JP8035002 A JP 8035002A JP 3500296 A JP3500296 A JP 3500296A JP H08275253 A JPH08275253 A JP H08275253A
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JP
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bat
transmission line
data transmission
station
stations
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JP8035002A
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Martin Wagener
ヴァーゲナー マルチン
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Robert Bosch GmbH
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Robert Bosch GmbH
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Publication date
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    • G08SIGNALLING
    • G08CTRANSMISSION SYSTEMS FOR MEASURED VALUES, CONTROL OR SIMILAR SIGNALS
    • G08C19/00Electric signal transmission systems
    • G08C19/02Electric signal transmission systems in which the signal transmitted is magnitude of current or voltage
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 唯1つの伝送線路を介して同時に両方向での
データの伝送(全二重通信)を可能にすること。 【解決手段】 第2の所定のステーションが、データの
受信の際に2つの可能なビット状態“0”及び“1”を
データ伝送線路を介して流れる所定の電流の有無に基づ
いて識別する手段を有するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つのステーショ
ン間のシリアルデータ交換装置であって、各ステーショ
ンは1つのシリアルインターフェースを有し、各シリア
ルインターフェースは1つの共通のデータ伝送線路に接
続されており、第1の所定のステーションは、データの
受信の際に2つの可能なビット状態“0”及び“1”を
データ伝送線路上の異なる電圧レベルに基づいて識別す
る手段を有している、2つのステーション間のシリアル
データ交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】2つのステーション間のシリアルデータ
交換装置は、の公知文献“BMW−On−Board−
Diagnose, VDI−Beichte Nr.
612,1986,387頁〜401頁(H.E.Sc
hurk,W.Weishaupt,S.Bourau
el著)”から既に公知である。この文献に紹介されて
いる構想では自動車内に組み込まれている自動車用制御
装置と外部から接続可能な保守点検用テスタとの間でデ
ータ交換が行われる。データの伝送のためには2つの伝
送方向に対してデータ伝送線路TXOが使用される。し
かしながら保守点検用のテスタから自動車用制御装置へ
のデータ伝送と自動車用制御装置から保守点検用テスタ
へのデータ伝送は時間的にずらされて行われる。この場
合時間的に平行して両方向で伝送を行うことは不可能で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、前述
したような従来技術における欠点に鑑みこれを解消すべ
く改善を行うことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上記課題
は、第2の所定のステーションが、データの受信の際に
2つの可能なビット状態“0”及び“1”をデータ伝送
線路を介して流れる所定の電流の有無に基づいて識別す
る手段を有するようにして解決される。
【0005】請求項1及び6の特徴部分に記載の本発明
による装置によって得られる利点は、唯1つの伝送線路
を介して同時にデータの両方向の伝送(全二重通信)が
可能になることである。この場合比較的多くの回路コス
トは必要とされず、むしろ2つの別個のデータ伝送線路
を用いた全二重通信の場合よりも伝送線路が1本節約さ
れる。また別の面では唯1つの伝送線路を介して半二重
通信が行われる前記従来技術による構成に比べてデータ
交換に対する時間的コストがほぼ半減される。これによ
り比較的大きな情報密度を得るためにデータ交換を拡張
することが可能となる。さらに有利には自動車用制御装
置におけるデータ交換のための所要伝搬時間が低減され
る。
【0006】さらに別の利点は、その固有の送信からの
反射信号がもはや何も受信されないことである。それ故
に自動車用制御装置の開発においては、受信した反射信
号と、外部から接続可能な機器から送信された信号とを
区別するためのあるいは反射信号を排除するためのプロ
グラムコストもハードウエアコストも必要としない。
【0007】本発明の別の有利な実施例及び改善例は従
属請求項に記載される。従属請求項2及び4に記載の手
段は、例えば自動車用制御装置であり得る第1のステー
ションの有利な実施例である。このステーションは、デ
ータの受信の際にはデータ伝送線路上の異なる電圧レベ
ルが評価され、データの送信の際にはデータ伝送線路を
介して電流の投入接続と遮断がなされるように構成され
ている。
【0008】従属請求項3及び5による手段は、例えば
診断装置又は適用機器であり得る第2のステーションの
有利な構成例である。この第2のステーションは、デー
タの送信の際にデータ伝送線路にビット状態に応じて所
定の電圧電位が印加されるように構成される。データ伝
送線路を介したデータの受信の際には第2のステーショ
ンによってデータ伝送線路上の電流が評価される。
【0009】請求項6による実施形態では唯1つのデー
タ伝送線路を介した両伝送方向でのデータの同時伝送も
許容される。この場合では第2のステーションによって
データ伝送線路を介して流れる電流が評価されるのでは
なく、第1のステーションのように異なるビット状態が
異なる電圧レベルに基づいて識別される。総じてデータ
伝送線路上の4つの電圧レベルが可能である。
【0010】請求項7によれば第1のステーションが2
つの比較的高い電圧レベルに例えばビット状態“1”を
対応させ、下方の2つの電圧レベルにビット状態“0”
を対応させる。第2のステーションは最大電圧レベルと
2番目に低い電圧レベルにビット状態“1”を対応さ
せ、2番目に高い電圧レベルと最低電圧レベルにビット
状態“0”を対応させる。
【0011】請求項8には第2のステーションにおける
供給された電圧レベルの評価に関する回路実施例が示さ
れている。第1のステーションは第1の実施例に対して
変化しない。
【0012】請求項9にはデータ伝送線路上で4つの異
なる電圧レベルを設定するためのさらに有利で簡単な回
路手段が示されている。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例を図面に基づ
き詳細に説明する。
【0014】図1には符号10で自動車用制御装置が示
されている。この制御装置は例えばエンジン制御装置、
ブレーキ制御装置、変速機制御装置等である。自動車用
制御装置10は、データ伝送線路40を介して外部から
の診断機器20と接続される。この診断機器20と自動
車用制御装置10との間の接続は例えば工場における自
動車の検査の際に形成される。その際自動車用制御装置
10は自動車自体の中に組み込まれたままである。外部
からの診断機器20を用いることによって例えば自動車
用制御装置10のエラーメモリを読み出したり、制御装
置10におけるソフトウエア−調整を行ったり、あるい
は走行特性に変化が生じるか又は所定の部材の後からの
組込などが必要となった場合に制御装置10におけるメ
モリのプログラミング変更等を行うこともできる。
【0015】自動車用制御装置10はマイクロコンピュ
ータ11を含んでいる。このマイクロコンピュータ11
には受信コンパレータ12が接続されている。この受信
コンパレータ12の非反転入力側にはデータ伝送線路4
0が接続されている。前記受信コンパレータ12の反転
入力側には基準電圧源13が接続されている。この基準
電圧源13を介して基準電位UVが与えられる。データ
伝送線路には自動車用制御装置の内部から保護抵抗14
も接続されている。この保護抵抗14は別の側では電子
スイッチ15の一方の極にも接続されている。この電子
スイッチ15はさらにアース電位に接続されている。電
子スイッチ15の第2の切換極には休止電位が印加され
る。この電子スイッチが休止電位の印加供給を受けてい
る場合には、伝送線路40を介してアース電位にながれ
る電流は中断される。電子スイッチ15は有利には半導
体スイッチ、すなわちトランジスタとして構成される。
このスイッチはマイクロコンピュータ11からの相応の
制御線路を介して操作される。
【0016】外部からの診断機器20は自動車用制御装
置10の構造と類似している。この診断機器20も同じ
ようにマイクロコンピュータ21を有している。このマ
イクロコンピュータ21にも受信コンパレター22が接
続されている。この受信コンパレータの非反転入力側に
はデータ伝送線路40が接続されている。受信コンパレ
ータ22の反転入力側には固定の基準電位UVが印加さ
れる。これに対しては基準電圧源23が用いられる。デ
ータ伝送線路40には外部診断機器20内部にて同様に
保護抵抗24が接続される。この保護抵抗24の別の側
は電子スイッチ25にも接続される。この電子スイッチ
25もマイクロコンピュータ21から制御される。自動
車用制御装置10との相違点はデータ伝送線路40が外
部診断機器20内部にて抵抗26を介して外部診断機器
20の供給電圧UBatに接続されている点である。
【0017】図1による装置ではデータの伝送がデータ
伝送線路40を介して所定の時点でそれぞれ一方向にお
いてしか行うことができない。これはシリアルデータ伝
送線路40を介した半二重通信に相応する。
【0018】例えば自動車用制御装置10が外部診断機
器20へデータを伝送する場合を想定してみる。スイッ
チ15はマイクロコンピュータ11を介して、送信すべ
きデータの周期で開閉される。この時点では外部診断機
器20のスイッチ25はその静止位置へ切換えられなけ
ればならない。それに伴ってデータ伝送線路40上では
電圧レベルが約0ボルトからUBatの間で交互に入れ替
わる。受信コンパレータ22はそのつど供給された電圧
と基準電位UVとを比較する。この基準電位UVは次のよ
うに選択される。すなわちデータ伝送線路40上の電圧
電位がUBatから約0ボルトへあるいはその逆に変化し
た場合に受信コンパレータ22の切換状態がそれぞれ切
り替わるように選択される。マイクロコンピュータ21
は受信コンパレータ22の出力側における切換状態を検
出しそれと共に伝送されたデータ語を受信する。自動車
用制御装置10における受信コンパレータもデータ伝送
線路40上の同じ電圧レベルを評価する。それ故、送信
された固有データの(障害的な)エコーが受信される。
制御装置10から外部診断機器20へのデータの伝送の
終了した後で初めて外部診断機器20から同じ方式でそ
のデータが制御装置10へ伝送される。
【0019】図2では図1と同じ構成素子に対しては同
じ符号が付されている。そのためここでの説明の繰返し
は省く。従ってここでの自動車用制御装置10は図1の
場合と同じ構造を有している。しかしながら外部診断機
器20の構造は図1の装置とは異なっている。外部診断
機器20から自動車用制御装置10へのデータの送信に
対しては電子スイッチ27が設けられている。この電子
スイッチ27は2つの電圧電位UBat及びULとの間で切
換が可能である。電圧電位ULは電圧源33を介して供
給される。それによって外部診断機器20から制御装置
10へのデータの送信の際にはデータ伝送線路40上の
レベル遷移が保証される。このレベル遷移は受信コンパ
レータ12によっても識別され、その切換状態の変更を
引き起こす。
【0020】制御装置10の側からデータ伝送線路40
に供給される信号の評価に対して外部診断機器20はデ
ータ伝送線路40上の電流を測定する手段を有する。そ
のために測定抵抗28がデータ伝送線路40に接続され
ている。この測定抵抗28を介した電圧降下は相応のコ
ンパレータ29を用いて測定される。所定の電圧降下が
存在する場合には、コンパレータ29の出力側は、測定
抵抗28を介しての電圧降下が何も検出できない場合と
は別の切換状態となる。コンパレータ29の出力側はマ
イクロコンピュータ21に接続されている。つまり外部
診断機器においてはデータの評価は、伝送線路を介して
電流が流れているかどうかの識別によって評価される。
それに対して自動車用制御装置10におけるデータの評
価はそれぞれの電圧レベルがUK>UVなのかあるいはU
K<UVなのかを識別することによって行われる。自動車
用制御装置10においてはデータ伝送線路を介して流れ
る電流が評価されるのではなく、データ伝送線路40上
に生起する電圧UKが評価される。
【0021】電圧の切換は外部診断機器20においては
次のように行われる。すなわちマイクロコンピュータ2
1によってスイッチ27が送信すべきデータの周期で2
つの電圧電位ULとUBatの間で切換えられることによっ
て行われる。具体的な実施例としては、電圧レベルU
Batには12ボルトが、電圧レベルULには約3ボルト
が、そして電圧レベルUVには約6ボルトが提案され
る。
【0022】制御装置10から外部診断機器20へのデ
ータ伝送は既に前述したように次のように行われる。す
なわちマイクロコンピュータ11によってスイッチ15
が送信すべきデータの周期でデータ伝送線路40に接続
されるか又は接続を中断されることによって行われる。
データ伝送線路40を介して流れる電流の実効値は、ス
イッチ15がアース電位とデータ伝送線路40との間で
接続を形成した場合にのみ可能となる。しかしながらこ
のようなスイッチ15の2つの接続状態は制御装置10
の受信コンパレータ12によって識別することはできな
い。もちろんスイッチ15が閉成された場合は受信コン
パレータ12の非反転入力側における電圧は基準電位U
V以下に低下することはない。このことは、外部診断機
器20における測定抵抗28が自動車用制御装置10内
の保護抵抗14よりも著しく小さく選定されることによ
って保証される。
【0023】すなわちそれはデータ伝送線路40を介し
て両伝送方向で同時にデータを伝送することを可能にす
る。従って信号の重畳による誤ったデータの伝送は避け
られる。
【0024】図3には本発明の第2実施例が示されてい
る。この図に示されている制御装置10は図2による第
1実施例と比べて変更がないのでこの構成についての詳
細な説明は省く。外部診断機器20の構造はしかしなが
ら図2による装置と比べて異なっている。図1による外
部診断機器20と一致している構成要素には同じ符号が
付されており、そのため再度の説明は省く。診断機器2
0に対する相違は受信コンパレータ22の反転入力側が
2つの異なる基準電圧源UVT1(30)及びUV T2(3
1)に接続可能な点である。それに対してはスイッチ3
2が設けられている。このスイッチ32は2つの基準電
圧源の間で切換可能である。スイッチ32はスイッチ2
5に結合されている。このスイッチ25はマイクロコン
ピュータ21からの同じ送信クロック信号によって切換
られる。
【0025】抵抗14,24,26の有利な選定によっ
てはデータ伝送線路40上で明確に区別可能な4つの電
圧レベルが可能となる。1つの良好な選定は次のように
行うことができる。すなわち抵抗24を抵抗26の大き
さのほぼ半分にすることによって行うことができる。こ
の場合診断機器20のスイッチ25を閉成し、同時に制
御装置10のスイッチ15を開放するとUBatの約1/
3の電圧が生ぜしめられる。UBatが12ボルトである
ならばこの電圧は4ボルトに相応する。さらに有利には
抵抗14が抵抗26のほぼ倍となるように選定される。
それにより制御装置10のスイッチ15が閉じられ同時
に外部診断機器20のスイッチ25が開かれた場合には
Batの約2/3の電圧(=8ボルト)が生ぜしめられ
る。このような抵抗の選定においてはスイッチ15とス
イッチ25が閉じられた場合にはUBatの2/7の電圧
レベル(=3.4ボルト)が生じる。
【0026】図4にはデータ伝送線路40を介した両方
向でのデータの同時伝送が示されている。図4のaには
スイッチ25が閉じられているフェーズが示されてい
る。この場合図示の信号のローフェーズはスイッチ25
の閉成フェーズに相応する。ハイフェーズ期間中はスイ
ッチ25は開放される。図4のbにおいてそこに示され
ている信号のローフェーズはスイッチ15の閉成フェー
ズを示している。ここでは一般的なケースが示されてい
る。この場合スイッチ15と25におけるローフェーズ
とハイフェーズの間の移行経過は時間的に平行していな
い。
【0027】図4のcは制御装置10の受信コンパレー
タ12の非反転入力側における入力信号が示されてい
る。この信号は4つの異なる電圧レベル、すなわちU
Bat,2/3UBat,1/3UBat,2/7UBat,の間で
変動している。受信コンパレータ12は供給された信号
を各時点において固定的に設定された基準電位UVと比
較する。それにより受信コンパレータ12の出力側にお
いて、図4のcの下方部分に示されている出力信号52
が生じる。この信号は外部診断機器20のマイクロコン
ピュータ21から送信された信号(これは図4のaに示
されている)に正確に相応する。すなわち制御装置10
はそれぞれ2つの上方の電圧レベルUBat,2/3UBat
にビット状態“1”を対応させる。相応に制御装置は2
つの下方の電圧レベル1/3UBat,2/7UBatにはビ
ット状態“0”を対応させる。
【0028】図4のdにはデータ伝送線路40上の同じ
信号がもう一度示されている。しかしながら付加的に電
圧電位UVT1,UVT2が付されている。スイッチ25が開
いている場合には受信コンパレータ22は非反転入力側
における入力電圧を基準電圧電位UVT2と比較する。ス
イッチ25が閉じている場合には相応にスイッチ32が
閉じられ、受信コンパレータ22は非反転入力側の入力
電圧を基準電圧UVT1と比較する。図4のdの下方部分
には受信コンパレータ22の出力信号53が示されてい
る。この信号は制御装置10のマイクロコンピュータ1
1から送信された信号(これは図4のbに示されてい
る)に正確に相応する。
【0029】それによりこの実施例においてもデータは
データ伝送線路40を介して同時に両方向で伝送され得
る。しかしながら図3による回路はUVT1,UVT2の下で
の障害間隔が短いので(+/−0.3ボルト)ステーシ
ョン間で比較的大きなアースのずれが生じるか又は比較
的大きな線路キャパシタンスが電圧レベルのひきずりに
結び付くような適用には必ずしも適さない。そのような
適用例では図2による回路が比較的大きな対障害性を提
供する。もちろん前記抵抗のその他の選定や基準電圧電
位のその他の選択により場合によっては比較的大きな障
害電圧間隔が図3による回路においても達成可能であ
る。
【0030】本発明はここに記載した実施例に限定され
るものではない。そのため前記外部機器は、プログラム
シーケンスや制御装置10のデータを最適化する外部適
用機器であってもよい。また本発明を自動車分野以外に
使用することも当然考えられる。自動車に複数の電子制
御装置が使用される場合においても(これらは全てシリ
アルバスで相互に接続されている)本発明は簡単に使用
することができる。この場合外部診断機器がシリアルデ
ータ伝送線路に接続され、通信に対してそれぞれ制御装
置のうちの1つが選択される。この通信は前述したよう
に両方向で同時に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の技術から公知の2つのステーション間の
シリアルデータ交換装置の概略的なブロック回路図であ
る。
【図2】本発明による2つのステーション間のシリアル
データ交換装置の第1実施例の概略的なブロック回路図
である。
【図3】本発明による2つのステーション間のシリアル
データ交換装置の第2実施例の概略的なブロック回路図
である。
【図4】aは第2実施例による第2ステーションから送
信されたビット流を示した図であり、bは第2実施例に
よる第1ステーションから送信されたビット流を示した
図であり、cはaとbの同時送信されたビット流のもと
での第1ステーション側の電圧レベルの評価図であり、
dはaとbの同時送信されたビット流のもとでの第2ス
テーション側の電圧レベルの評価図である。
【符号の説明】
10 第1のステーション 11 マイクロコンピュータ 12 受信コンパレータ 13 基準電圧源 14 保護抵抗 15 電子スイッチ 20 第2のステーション 21 マイクロコンピュータ 22 受信コンパレータ 27 電子スイッチ 40 データ伝送線路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つのステーション間のシリアルデータ
    交換装置であって、各ステーションは1つのシリアルイ
    ンターフェースを有し、各シリアルインターフェースは
    1つの共通のデータ伝送線路に接続されており、第1の
    所定のステーション(10)は、データの受信の際に2
    つの可能なビット状態“0”及び“1”をデータ伝送線
    路(40)上の異なる電圧レベル(UBat,UL)に基づ
    いて識別する手段(12,13)を有しているものにお
    いて、 第2の所定のステーション(20)が、データの受信の
    際に2つの可能なビット状態“0”及び“1”をデータ
    伝送線路(40)を介して流れる所定の電流の有無に基
    づいて識別する手段(28,29)を有していることを
    特徴とする、2つのステーション間のシリアルデータ交
    換装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の所定のステーション(10)
    は、データの送信の際にデータ伝送線路(40)を介し
    て電流をビット状態に応じて流すか又は中断する手段
    (15)を有し、この場合前記手段(15)はデータ伝
    送線路(40)を供給電位(アース)に接続させるか又
    はこの接続を中断するように構成されている請求項1記
    載の2つのステーション間のシリアルデータ交換装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の所定のステーション(20)
    は、データの送信の際にデータ伝送線路(40)にビッ
    ト状態に応じて所定の電圧電位(UBat,UL)を印加す
    る手段を有している、請求項1又は2記載の2つのステ
    ーション間のシリアルデータ交換装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の所定のステーション(10)
    は、データの受信の際に2つの可能なビット状態“0”
    及び“1”を識別する手段として受信コンパレータ(1
    2)を有しており、該受信コンパレータ(12)はデー
    タ伝送線路(40)上の電圧レベルを所定の固定比較電
    位(UV)と比較する、請求項1〜3いずれか1項記載
    の2つのステーション間のシリアルデータ交換装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の所定のステーション(20)
    は、データの受信の際に2つの可能なビット状態“0”
    及び“1”を識別する手段として比較器(29)を有し
    ており、該比較器(29)は電圧降下を測定抵抗(2
    8)を介して検出し、前記測定抵抗(28)はデータ伝
    送線路(40)と供給電位(UBat,UL)の間に接続さ
    れている、請求項1〜4いずれか1項記載の2つのステ
    ーション間のシリアルデータ交換装置。
  6. 【請求項6】 2つのステーション間のシリアルデータ
    交換装置であって、各ステーションは1つのシリアルイ
    ンターフェースを有し、各シリアルインターフェースは
    共通のデータ伝送線路に接続されているものにおいて、 データ伝送の際に各ステーション(10,20)から伝
    送されるビット状態“1”又は“0”に応じてデータ伝
    送線路(40)上に4つの異なる電圧レベル(UBat
    2/3UBat,1/3UBat,2/7UBat)を生ぜしめ
    る手段(14,15,24,25,26)が設けられて
    おり、 前記各ステーション(10,20)には、データ受信の
    際に前記4つの可能な電圧レベル(UBat,2/3
    Bat,1/3UBat,2/7UBat)のうちのそれぞれ
    2つに一方の所定のビット状態“1”又は“0”を対応
    させ、その他の2つの電圧レベルにそれぞれ他方の所定
    のビット状態“0”又は“1”を対応させる手段(1
    2,13,22,30,31,32)が設けられている
    ことを特徴とする、2つのステーション間のシリアルデ
    ータ交換装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の所定のステーション(10)
    はデータ受信の際に2つの最大電圧レベル(UBat,2
    /3UBat)にビット状態“1”又は“0”を対応さ
    せ、2つの最低電圧レベル(1/3UBat,2/7
    Bat)にビット状態“0”又は“1”を対応させ、前
    記第2の所定のステーションはデータ受信の際に最大電
    圧レベル(UBat)と2番目に低い電圧レベル(1/3
    Bat)にビット状態“1”又は“0”を対応させ、最
    低電圧レベル(2/7UBat)と2番目に高い電圧レベ
    ル(2/3UBat)にビット状態“0”又は“1”を対
    応させる、請求項6記載の2つのステーション間のシリ
    アルデータ交換装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の所定のステーション(20)
    は受信コンパレータ(22)を有しており、該受信コン
    パレータ(22)はデータ伝送線路(40)上の電圧レ
    ベルを2つの設けられている基準電圧源(30,31)
    の1つと比較し、スイッチ(32)が設けられており、
    該スイッチ(32)は第2のステーション(20)から
    送信されたビットのタイミングで前記基準電圧源(3
    0,31)の間の切換を行う、請求項6又は7記載の2
    つのステーション間のシリアルデータ交換装置。
  9. 【請求項9】 データ伝送線路(40)上に4つの異な
    る電圧レベル(UBa t,2/3UBat,1/3UBat,2
    /7UBat)を生ぜしめる手段として、前記第1の所定
    のステーション(10)にてデータ伝送線路(40)が
    第1の抵抗(14)に接続され、該第1の抵抗(14)
    は第1のスイッチ(15)を介して供給電位(アース)
    に接続され、前記第2のステーション(20)にてデー
    タ伝送線路(40)が第2の抵抗(26)を介して供給
    電圧電位(UBat)に接続され、さらに供給電圧線路
    (40)が第3の抵抗(24)と第2のスイッチ(2
    5)を介して供給電位(アース)に接続され、前記第1
    から第3の抵抗(14,24,26)は相互に整合され
    ている、請求項6〜8いずれか1項記載の2つのステー
    ション間のシリアルデータ交換装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の所定のステーション(1
    0)は、自動車に組み込まれている自動車用制御装置、
    例えばエンジン制御装置,変速機制御装置、又はブレー
    キ制御装置であり、前記第2の所定のステーション(2
    0)は外部から接続可能な診断装置か又は適用装置であ
    る、請求項1〜9いずれか1項記載のステーション間の
    シリアルデータ交換装置。
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