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JPH08262518A - カメラ - Google Patents

カメラ

Info

Publication number
JPH08262518A
JPH08262518A JP6786095A JP6786095A JPH08262518A JP H08262518 A JPH08262518 A JP H08262518A JP 6786095 A JP6786095 A JP 6786095A JP 6786095 A JP6786095 A JP 6786095A JP H08262518 A JPH08262518 A JP H08262518A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera
vibration
switch
correction
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6786095A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Washisu
鷲巣晃一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP6786095A priority Critical patent/JPH08262518A/ja
Priority to US08/621,654 priority patent/US6122447A/en
Publication of JPH08262518A publication Critical patent/JPH08262518A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B5/00Adjustment of optical system relative to image or object surface other than for focusing
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2205/00Adjustment of optical system relative to image or object surface other than for focusing
    • G03B2205/0007Movement of one or more optical elements for control of motion blur
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2217/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B2217/005Blur detection

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の防振装置付きカメラでは、撮影準備動
作開始と同時に振動検出手段が起動され、該手段の出力
が安定するまで露光を待たなければならないので速写が
できず、また撮影準備動作中に防振動作開始となるた
め、構図の変更やフォーカスロックも不可能であった。
本発明は改善されたカメラを提供する。 【構成】 スイッチ912aのオンとレリーズボタン1
3aの半押しによるスイッチSW1(不図示)のオンと
が行われると振動検出手段が起動され、その後、プッシ
ュスイッチノブ14aを押した時に補正光学手段85に
よる防振動作が開始され、プッシュスイッチノブ14a
を離すと防振動作を一旦停止できる。本発明のカメラで
は、振動検出手段を起動させた状態でプッシュスイッチ
ノブ14aを押さずにおけば構図を変えたりフォーカス
ロックを行ったりすることができ、また、該ボタン13
aの押し切りと該スイッチ14aの押し込み操作とによ
り防振撮影での速写もできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラに関し、更に詳細
には像ブレ防止装置(防振装置)を装備しているカメラ
に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、防振装置を搭載したビデオカメラ
やスティルカメラが本出願人を含む我が国の電子機器及
び光学機器製造メーカーにより発売されており、該カメ
ラによればブレの少ない写真を撮影することができるよ
うになっている。
【0003】該カメラに搭載されている防振装置には既
に知られているように2種類のものがあり、撮像信号か
らカメラのブレを検出して電子映像信号の補正によりブ
レ補正を行う方式と、機械的及び光学的にカメラのブレ
を検出して機械的及び光学的にブレ補正を行う方式とが
あり、両者に一長一短がある。
【0004】以下には機械的及び光学的な原理に基づく
防振装置を搭載している光学機器としてのカメラもしく
はレンズ鏡筒の従来例について説明する。
【0005】該防振装置は、既によく知られているよう
に、該光学機器の角変位、角加速度、角速度などを検出
する振動センサと、該センサの出力に基づいて像面の像
ブレを補正する補正手段と、該振動センサ及び該補正手
段を制御する制御手段と、で構成されている。
【0006】図13は振動センサとして角速度計を用い
た防振装置の構成を説明するための図であり、矢印81
方向の縦ブレ81p及び横ブレ81yに起因する像ブレ
を抑制するための防振装置の原理図である。図中、82
はカメラのレンズ鏡筒、83pは縦ブレ角速度を検出す
る角速度計、83yは横ブレ角速度を検出する角速度
計、84pは該角速度計83pの縦方向検出出力、84
yは該角速度計83yの横方向検出出力、85は補正光
学手段、86p及び86yは補正光学手段85の駆動コ
イル、87p及び87yは補正光学手段85の縦方向及
び横方向の移動を検出する位置センサ、である。
【0007】該防振装置においては、該角速度計83p
及び83yの出力84p及び84yに基づいて不図示の
制御回路により該駆動コイル86p及び86yに流され
る電流で補正光学手段85が駆動され、結像面88にお
ける像ブレが補正される。
【0008】図14は図13で説明した防振原理に基い
て構成された補正手段を有するレンズ鏡筒の一例を示す
構造図であり、補正光学素子としてのレンズ71がカシ
メられた支持枠72に軸受73yが圧入されている。そ
して軸受73yには支持軸74yが軸方向に摺動可能に
支持されている。そして支持軸74yの凹部74yaは
支持アーム75の爪75aにパッチン接着される。又支
持アーム75にも軸受73pが圧入され支持軸74pが
軸方向に摺動可能に支持されている。
【0009】尚、図14には支持アーム75の裏面図も
右下隅に描かれている。
【0010】支持枠72の投光器取付穴72pa,72
yaにはIRED等の投光素子76p,76yを接着
し、接続基板を兼ねた蓋77p,77y(支持枠72に
接着される)にその端子が半田付される。支持枠72に
はスリット72pb,72ybが設けられており、投光
素子76p,76yの投光はスリット72pb,72y
bを通し、後述するPSD78p,78yに入射する。
【0011】支持枠72にはコイル79p,79y(図
13のコイル86p,86yに相当する)も接着され、
端子は蓋77p,77yに半田付される。
【0012】鏡筒710には支持球711が嵌入(3ヶ
所)され、支持軸74pの凹部74paが鏡筒710の
爪部710aにパッチン接着される。
【0013】ヨーク712p1 ,712p2 ,712p
3 、マグネット713pは重ねて接着され、同様にヨー
ク712y1 ,712y2 ,712y3 、マグネット7
13yも重ねて接着される。尚マグネットの極性は矢印
713pa,713yaの配置となる。
【0014】ヨーク712p2 ,712y2 は鏡筒71
0の凹部710pb,710ybにネジ止めされる。
【0015】センサ座714p,714y(714yは
不図示)にPSD等の位置検出素子78p,78yを接
着し、センサマスク715p,715yを被せてフレキ
(フレキシブルプリント基板)716には位置検出素子
78p,78y(図13のセンサ87p,87yに該当
する)の端子を半田付される。センサ座714p,71
4yのダボ714pa,714ya(714yaは不図
示)を鏡筒710の取付穴710pc,710ycに嵌
入し、フレキステイ717にてフレキ716は鏡筒71
0にネジ止めされる。フレキ716の耳716pa,7
16yaは各々鏡筒710の穴710pd,710yd
を通り、ヨーク712p1 ,712y1上にネジ止めさ
れ、蓋77p,77y上のコイル端子、投光器端子は各
々フレク716の耳部716pa,716yaのランド
部716pb,716ybとポリウレタン銅線(3本縒
り線)に接続される。
【0016】メカロックシャーシ718にはプランジャ
719がネジ止めされ、バネ720をチャージしたメカ
ロックアーム721はプランジャ719をハメ込み軸ビ
ス722によりメカロックシャーシ718に回転可能に
ネジ止めされる。
【0017】メカロックシャーシ718は鏡筒710に
ネジ止めされ、プランジャ719の端子はフレキ716
のランド716bに半田付けされる。
【0018】先端球状の調整ネジ723(3ヶ所)はヨ
ーク712p、メカロックシャーシ718にネジ込み貫
通され、調整ネジ723と支持球711で支持枠72の
摺動面(斜線部72c)を挟んでいる。調整ネジ723
は摺動面に僅かなクリアランスで対向する様にネジ込み
調整されている。
【0019】カバー724は鏡筒710に接着され、上
記した補正光学手段85をカバーしている。
【0020】図15は補正光学手段の駆動制御回路の一
例を示したブロック図であり、位置検出素子78p,7
8yの出力を増幅回路727p,727yで増幅してコ
イル79p,79yに入力すると支持枠72が駆動され
て位置検出素子78p,78yの出力が変化する。ここ
でコイル79p,79yの駆動方向(極性)を位置検出
素子78p,78yの出力が小さくなる方向に設定する
と(負帰還)コイル79p,79yの駆動力により位置
検出素子78p,78yの出力がほぼゼロになる位置で
支持枠72は安定する。
【0021】尚、補償回路728p,728yは制御系
をより安定させる回路であり、駆動回路729p,72
9yはコイル79p,79yへの印加電流を補なう回路
である。
【0022】そして、図15の系に外部から指令信号7
30p,730yを与えると支持枠72は指令信号73
0p,730yに極めて忠実に駆動される。
【0023】図15の制御系の様に位置検出出力を負帰
還してコイルを制御する手法を位置制御手法と云い、指
令信号730p,730yとして手ブレの量を与えると
支持枠72は手ブレ量に比例して駆動される。
【0024】図16は補正光学手段を駆動する図15の
駆動制御回路の具体例の詳細図であり、ピッチ方向の駆
動制御手段を示している。(ヨー方向も同構造) 図16において、電流−電圧変換アンプ732pa及び
732pbは投光素子76pより位置検出素子78p上
に生ずる光電流731pa及び731pbを電圧に変換
し、差動アンプ733pは各電流−電圧変換アンプ73
1pa及び731pbの差(支持枠72のピッチ方向7
25pの位置に比例した出力)を求める。以上、電流−
電圧変換アンプ732pa,732pbと差動アンプ7
33pが図15の増幅回路727pに相当する。
【0025】指令アンプ734pは指令信号730pを
差動アンプ733p出力に足し込み、駆動アンプ735
pに入力する。駆動回路729pは駆動アンプ735p
とトランジスタ736pa,736pb、抵抗737p
で構成される。
【0026】抵抗738p,739p及びコンデンサ7
40pは公知の位相進み回路であり、補償回路728p
に相当する。
【0027】加算アンプ741pは電流−電圧変換アン
プ732pa,732pbの出力和(位置検出素子98
pの受光量総和)を求め、投光素子駆動アンプ742p
に入力する。
【0028】投光素子76pは温度等に極めて不安定に
その投光量を変化させ、それに伴ない差動アンプ733
pの位置検出感度が変化するが、上記の様に位置検出素
子98の受光量総和で投光素子を駆動する(受光量総和
が少なくなると投光素子96pの発光量を増す受光量一
定制御)事で位置検出感度変化が少なくなる。
【0029】次に、図17及び図14を参照して支持枠
72を係止する係止手段61について説明する。
【0030】図14で説明したメカロックシャーシ71
8、プランジャ719、バネ720、メカロックアーム
721、軸ビス722で係止手段61を構成しており、
係止手段61を図14の矢印718a,718b方向よ
り観た図を図17の(a),(b)に示し、又プランジ
ャ719の断面図を図17の(c)に示す。
【0031】図17(c)においてプランジャ719は
スライダ719aとステータ719b及びステータ71
9bに設けられたコイル719c、永久磁石719dよ
り構成されている。そして図17(a)に示す様にスラ
イダ719aは軸ビス722により回転可能に軸支され
たメカロックアーム721の孔721bに掛けられてお
り、メカロックアーム721はバネ720により矢印7
20a方向に回転付勢されている。その為スライダ71
9aはステータ719bより引き抜かれる力FOUT を常
に受けている。しかしスライダ719aは永久磁石71
9dと当接している為その吸収力は大きくバネ720の
力で動かされる事はない(Fmg>FOUT:Fmg永久磁石
の吸収力)。
【0032】尚この状態の時にはメカロックアーム72
1先端のダボ721aは支持枠72の孔72dに嵌入し
ており支持枠72は係止される。
【0033】次にコイル719cに所望方向に電流を流
すと永久磁石719dとスライダ719a、ステータ7
19bで構成される磁気回路の磁束の流れが変化してス
ライダ719aと永久磁石719dの吸収力が弱まる。
するとバネ720の力でメカロックアーム721は矢印
720a方向に回転しダボ721aは孔72dより離れ
係止解除される(FOUT >Fmg−Fi :Fi 電流反発
力)。
【0034】この時スライダ719aも同時にステータ
719bより引き抜かれ、スライダ719aと永久磁石
719d間にギャップδを生ずる。
【0035】公知のとおり吸収力は永久磁石と対向物の
距離の平方に反比例する為ギャップδが生じた事で吸収
力は極めて小さくなる。
【0036】その為コイル719cの通電を断ってもバ
ネ720の付勢力で支持枠72の係止解除状態を保持す
る。
【0037】次にコイル719cに逆方向に電流を流す
と、この電流によるスライダ719aの吸収力と、永久
磁石719dの吸収力の合力がバネ720の力より大き
くなりスライダ719aはステータ719b内に引き込
まれる。(Fmg+Fi >FOUT ) 一旦スライダ719aがステータ719b内に引き込ま
れ始めるとギャップδが小さくなる事により永久磁石の
吸引力が加速度的に大きくなり、スライダ719aは永
久磁石719dに当接すると共にダボ721aは孔72
dに入り再び支持枠72を係止する。
【0038】以上の様に係止、係止解除時のみプランジ
ャに電流を流す事で各々の状態を保持する双安定構成に
なっており、小型で、且つ省電力の係止手段を実現して
いる。
【0039】図18は前述の従来の防振装置を装備して
いるカメラの制御系の概要を示すブロック図であり、9
1は図13の角速度計83p,83yに該当する振動検
出手段であり、振動ジャイロ等の角速度を検出するブレ
検出センサと、ブレ検出センサ出力のDC成分をカット
した後に積分して角変位を得るセンサ出力演算手段とで
構成される。
【0040】振動検出手段91からの角変位信号は目標
値設定手段92に入力される。目標値設定手段92は可
変差動増幅器92aとサンプルホールド回路92bより
構成されており、サンプルホールド回路92bは常にサ
ンプル中の為に可変差動増幅器に入力される両信号は常
に等しく、その出力はゼロである。しかし後述する遅延
手段93からの出力でサンプルホールド回路92bがホ
ールド状態になると、可変差動増幅器は、その時点をゼ
ロとして連続的に出力を始める。
【0041】可変差動増幅器92aの増幅率は、防振敏
感度設定手段94の出力により可変になっている。何故
ならば目標値設定手段92の目標値信号は補正手段91
0を追従させる目標値(指令信号)であるが、補正手段
の駆動量に対する像面の補正量(防振敏感度)はズー
ム、フォーカス等の焦点変化に基ずく光学特性により変
化する為、その防振敏感度変化を補う為である。故に防
振敏感度設定手段94はズーム情報出力手段95からの
ズーム焦点距離情報と露光準備手段96の測距情報に基
づくフォーカス焦点距離情報が入力され、その情報を基
に防振敏感度を演算或いはその情報を基にあらかじめ設
定した防振敏感度情報を引き出して目標値設定手段92
の可変差動増幅器92aの増幅率を変更させる。
【0042】なお、図18に示す補正手段910は前記
補正光学手段85以外の補正手段をも含む広い概念の補
正手段である。
【0043】補正駆動手段97は図15に示した制御回
路であり、目標値設定手段92からの目標値が指令信号
730p,730yとして入力される。
【0044】補正起動手段98は図15の駆動回路72
9p,729yとコイル79p79yの接続を制御する
スイッチであり、通常時はスイッチ98aを端子98c
に接続させておく事でコイル79p,79yの各々の両
端を短絡しておき、論理積手段99の信号が入力される
とスイッチ98aを端子98bに接続し、補正手段91
0を制御状態(未だブレ補正は行なわないがコイル79
p,79yに電力を供給し、位置検出素子78p,78
yの信号がほぼゼロになる位置に補正手段を安定させて
おく)にする。又、この時同時に論理積手段99信号は
係止手段914にも入力し、係止手段914は補正手段
910を係止解除する。
【0045】尚、補正手段910はその位置検出素子7
8p,78yの位置信号を補正駆動手段97に入力し前
述した様に位置制御を行なっている。
【0046】論理積手段99はレリーズ手段911のレ
リーズボタン半押しに連動するスイッチSW1のオン信
号と防振切換手段912信号の両信号が入力された時に
アンドゲート99aが出力する。つまり防振切換手段9
12の防振スイッチを撮影者が操作し、且つレリーガ手
段としてのスイッチSW1のオンで補正手段は係止解除
され制御状態になる。
【0047】レリーズ手段911のSW1オン信号は露
光準備手段96に入力され、測光、測距、レンズ合焦駆
動を行なうと共に前述した様に防振敏感度設定手段94
にフォーカス焦点距離情報を出力する。
【0048】遅延手段93は論理積手段99信号を受け
て例えば1秒後に出力して前述した様に目標値設定手段
92より目標値信号を出力させる。
【0049】レリーズ手段911のSW1オン信号は振
動検出手段91にも入力し、振動検出手段も起動を始め
る。そして前述した様に積分器等大時定回路を含むセン
サ出力演算手段は起動から出力が安定する迄にある程度
の時間を要する。
【0050】遅延手段93は振動検出手段の出力が安定
する迄待機した後に補正手段へ目標値信号を出力する役
割を演じ、振動検出手段出力が安定してから防振を始め
る構成にしている。
【0051】露光手段913はレリーズ手段911のレ
リーズボタン押切りに連動するスイッチSW2のオン信
号入力によりミラーアップを行ない、露光準備手段96
の測光値を元に求められたシャッタスピードでシャッタ
を開閉して露光を行ない、ミラーダウンして撮影を終了
する。
【0052】撮影後、撮影者がレリーズ手段911のレ
リーズボタンを離し、SW1をオフすると、論理積手段
99は出力を止め、目標値判別手段92のサンプルホー
ルド回路92bはサンプリング状態になり、可変差動増
幅器92aの出力はゼロになる。
【0053】従って補正手段910は補正駆動を止めた
制御状態に戻る。
【0054】論理積手段99の出力がオフになった事に
より係止手段914は補正手段910を係止し、その後
に補正起動手段98のスイッチ98aは端子98cに接
続され補正手段910は制御されなくなる。
【0055】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の防振装
置付きカメラには次のような改善されるべき問題点があ
った。
【0056】図18で説明した様に、防振装置を使用す
る時には防振メインスイッチである防振切換手段912
をオンして防振装置内の回路に電源を供給し、レリーズ
手段911のレリーズボタン半押し(SW1オン)で振
動検出手段が起動し、その後、t1 時間遅延後に防振を
開始する。
【0057】最近のカメラではリアルタイムモード(レ
リーズボタン押切りに連動するスイッチSW2のオンか
ら極めて短かい時間で露光を開始するレリーズタイムラ
グの短かいモード)を有する機種も有り、その様な機種
では速写性が要求される事が多い。
【0058】又、リアルタイムモードを有しないカメラ
においても、比較的レリーズタイムラグが少ない、或い
はシャッタスピードが速い等の理由から速写性を好むユ
ーザーに特に好まれる機種もある。
【0059】これらのカメラに前記従来の防振装置付き
レンズ鏡筒を装着した場合、以下の問題が使用上不都合
な点となって現れて来る。
【0060】レリーズボタン半押し状態(SW1オ
ン)でt1 時間待って防振装置が精度良く効いてから露
光する必要があるが、これは速写を好む場合において待
ち時間t1 は煩わしいと云う問題が有り、このt1 時間
を待たずに露光を行った場合には手ブレによる像劣化は
避けられないものになってしまう。
【0061】一般に速写を行う場合は、スポーツ撮影
等であって、この様な場合には頻繁なフレーミング変更
が要求されるが、防振が効いている場合では、このフレ
ーミング変更さえも防振装置が補正してしまうため、フ
レーミングを変える事が出来ないと云う問題があった。
【0062】又、通常のカメラ(速写性を必要としない
カメラ)においても云える事であるが、一般に撮影者は
被写体を狙ってレリーズボタン半押し(自動焦点カメラ
の場合、この操作で焦点合わせされ、測光も行われる)
を頻繁に繰り返す事が多い。これは微妙なフレーミング
変更に伴なうピント、測光値の狂いを補正する為である
が、前記防振装置付きカメラではその度にt1 時間待た
されることになり、非常に煩わしいと云う問題があっ
た。
【0063】防振装置を制御するスイッチは、補正光
学手段を含むレンズ鏡筒に付けられる訳であるが、この
様にレンズ鏡筒側に防振制御スイッチが付けられる場合
には、該スイッチの切れ忘れが多くなるため次のような
問題が発生しやすくなる。すなわち、撮影後に防振制御
スイッチを切り忘れたまま、カメラを防振装置の無いレ
ンズ鏡筒に付け換えて撮影を続けた後に再び防振機能付
レンズ鏡筒を前記カメラに付けて撮影した場合、撮影者
が防振をするという意図を持っていないにもかかわらず
防振が開始され、その結果、フレーミング変更が出来な
くなると云う問題もあった。
【0064】特に、上記防振制御スイッチが補正光学手
段の係止連動機構を兼ねている場合においてはスイッチ
切り忘れをして該レンズ鏡筒をカメラから外すと補正光
学手段は非係止状態のままになってしまうので持ち歩き
時に補正光学手段が揺動してしまい、感触が良くないば
かりか破損にもつながる。そして、再び該レンズ鏡筒を
カメラボディに取り付けた状態で撮影を始める場合、レ
リーズボタン半押し迄は補正光学手段は何も制御されて
いる訳でもなく且つ非係止状態にある為、補正光学手段
の補正中心がレンズ光軸中心と一致していない場合も多
く、その様な場合、レリーズボタン半押しにより、補正
光学手段が制御され、防振が効き始めると、その前の状
態とフレーミングがズレると云う問題もあった。
【0065】前述の先行技術においては、振動検出手
段を起動直後から、そのブレ補正目標出力を早期に安定
させる為にセンサ出力演算回路の時定数切換を行ってい
る。この時定数切換自体は公知の技術であるが、ブレ補
正目標出力早期安定の為に極めて小さな時定数から防振
に都合の良い大きな時定数に切換える(時定数の変更量
を多くする)と、振動検出手段に重畳されるDCバイア
ス成分に近い低周波誤差(以下バイアス誤差)は早期に
除去する事が出来るが、手ブレ周波数に近い成分の除去
は殆ど出来ないため、例えば長秒時露光の様に精度の高
い防振を行う場合はこの誤差(以下位相エラー)が収ま
る迄待つ必要が出て来る。
【0066】反対にある程度の時定数から大きな時定数
に切り換える場合(時定数の変更量を少なくする)には
上述の位相エラーは早期に除去出来るが、バイアス誤差
の除去に時間が必要となってくると云う問題があった。
【0067】
【発明の目的】本発明の目的は従来技術に存する前述の
問題点を解決したカメラを提供することである。以下に
は本発明の目的を請求項毎に記載する。
【0068】請求項1の発明の目的は、「ブレを検出す
る振動検出手段及び該振動検出手段の出力に基づいてブ
レを補正する補正手段で構成された防振装置と、複数種
のカメラボディに対して脱着可能なレンズ鏡筒と、を有
するカメラにおいて、該防振装置の機能を制御するスイ
ッチ手段が設けられており、該レンズ鏡筒に取り付けら
れる該カメラボディの種類或は該カメラボディにおいて
選択された撮影モードに応じて該スイッチ手段の制御様
式を変更する機能を有した制御手段が設けられているこ
とを特徴とするカメラ」を提供することである。
【0069】請求項2の発明の目的は、「ブレを検出す
る振動検出手段及び該振動検出手段の出力に基づいてブ
レを補正する補正手段で構成された防振装置と、複数種
のカメラボディに対して脱着可能なレンズ鏡筒と、を有
するカメラにおいて、該防振装置の機能を制御するスイ
ッチ手段が該レンズ鏡筒に設けられており、該レンズ鏡
筒を該カメラボディから取り外すと該スイッチ手段がリ
セットされることを特徴とするカメラ」を提供すること
である。
【0070】請求項3の発明の目的は、「請求項1又は
2の構成を有するカメラにおいて、該スイッチ手段は第
一乃至第三のスイッチ手段から構成されていることを特
徴とするカメラ」を提供することである。
【0071】請求項4の発明の目的は、「請求項3の構
成を有するカメラにおいて、該第一のスイッチ手段は該
防振装置を制御するものとして構成され、該第二のスイ
ッチ手段は該振動検出手段を制御するものとして構成さ
れ、該第三のスイッチ手段は該補正手段にブレ補正駆動
を行わせるものとして構成されていることを特徴とする
カメラ」を提供することである。
【0072】請求項5の発明の目的は、「請求項3又は
4の構成を有するカメラにおいて、該振動検出手段は該
第一及び該第二のスイッチ手段がオンされた時に起動す
るように構成されていることを特徴とするカメラ」を提
供することである。
【0073】請求項6の発明の目的は、「請求項3又は
4の構成を有するカメラにおいて、該制御手段は該第一
及び該第二のスイッチ手段がオンした時に該振動検出手
段が起動するとともに該補正手段もブレ補正駆動を行う
第一の制御パターンと、該第一及び該第二並びに該第三
のスイッチ手段がオンされた時に該補正手段にブレ補正
駆動を行う第二の制御パターンと、を有しており、該第
一及び該第二の制御パターンを該カメラボディの種類及
び該撮影モード並びに撮影者の操作のうちのいずれかに
応じて選択する選択手段が設けられていることを特徴と
するカメラ」を提供することである。
【0074】請求項7の発明の目的は、「請求項3又は
4の構成を有するカメラにおいて、該制御手段は該第一
及び該第二のスイッチ手段がオンした時に該振動検出手
段が起動するとともに該補正手段もブレ補正駆動を行う
第一の制御パターンと、該第二及び該第三のスイッチ手
段がオンされた時に該補正手段にブレ補正駆動を行う第
二の制御パターンと、を有しており、該第一及び該第二
の制御パターンを該カメラボディの種類及び該撮影モー
ド並びに撮影者の操作のうちのいずれかに応じて選択す
る選択手段が設けられていることを特徴とするカメラ」
を提供することである。
【0075】請求項8の発明の目的は、「請求項3又は
4の構成を有するカメラにおいて、該制御手段は該第一
及び該第二のスイッチ手段がオンした時に該振動検出手
段が起動するとともに該補正手段もブレ補正駆動を行う
第一の制御パターンと、該第一及び該第三のスイッチ手
段がオンされた時に該補正手段にブレ補正駆動を行う第
二の制御パターンと、を有しており、該第一及び該第二
の制御パターンを該カメラボディの種類及び該撮影モー
ド並びに撮影者の操作のうちのいずれかに応じて選択す
る選択手段が設けられていることを特徴とするカメラ」
を提供することである。
【0076】請求項9の発明の目的は、「請求項3又は
4の構成を有するカメラにおいて、該第二のスイッチ手
段が該カメラボディのレリーズスイッチを兼ねているこ
とを特徴とするカメラ」を提供することである。
【0077】請求項10の発明の目的は、「請求項3又
は4の構成を有するカメラにおいて、該第二のスイッチ
手段は撮影準備のためのスイッチに連動してオンするよ
うになっていることを特徴とするカメラ」を提供するこ
とである。
【0078】請求項11の発明の目的は、「請求項3又
は4の構成を有するカメラにおいて、該第三のスイッチ
手段が跳ね返りスイッチとして構成されていることを特
徴とするカメラ」を提供することである。
【0079】請求項12の発明の目的は、「請求項6、
7又は8の構成を有するカメラにおいて、該第二の制御
パターンは該カメラボディがリアルタイムモード(露光
のためのスイッチ操作直後に露光が行われるモード)を
有するカメラにおいて該制御手段により実行されること
を特徴とするカメラ」を提供することである。
【0080】請求項13の発明の目的は、「請求項6、
7又は8の構成を有するカメラにおいて、該制御手段
は、該第一の制御パターンを選択した時に撮影者が該第
三のスイッチ手段を操作した場合には該補正手段の動作
を停止させる機能を有していることを特徴とするカメ
ラ」を提供することである。
【0081】請求項14の発明の目的は、「ブレを検出
する振動検出手段と、該振動検出手段の出力に基づいて
ブレを補正する補正手段と、該補正手段の動作を開始せ
しめる防振スイッチ手段と、から構成された防振装置を
具備しているカメラにおいて、該防振スイッチ手段の操
作時に該振動検出手段が既に起動されているか否かを検
出する起動検出手段を有し、該起動検出手段は、該振動
検出手段が既に起動されている第一の場合と起動されて
いない第二の場合とに応じて該防振装置の初期特性を変
更する初期特性変更手段を有していることを特徴とする
カメラ」を提供することである。
【0082】請求項15の発明の目的は、「請求項14
の構成を有するカメラにおいて、該起動検出手段は、該
防振スイッチ手段の操作直前までの該振動検出手段に対
する電源供給状態を判別する判別手段と、該判別手段の
判別結果により該防振装置の初期特性を変更する初期特
性変更手段と、を有していることを特徴とするカメラ」
を提供することである。
【0083】請求項16の発明の目的は、「請求項14
の構成を有するカメラにおいて、該振動検出手段は、ブ
レ検出センサと、該ブレ検出センサの出力を演算する演
算回路と、で構成されており、該演算回路は該第一の場
合と該第二の場合とに応じて該補正装置の動作開始初期
における演算特性を変更する機能を有していることを特
徴とするカメラ」を提供することである。
【0084】請求項17の発明の目的は、「請求項14
の構成を有するカメラにおいて、該第一の場合とは該防
振スイッチ手段の操作直前までの所定期間に該振動検出
手段に電源が供給されている場合であり、該第二の場合
とは該防振スイッチ手段の操作直前までの所定期間に該
振動検出手段に電源が供給されていない場合であること
を特徴とするカメラ」を提供することである。
【0085】請求項18の発明の目的は、「請求項17
の構成を有するカメラにおいて、該第二の場合に該初期
特性変更手段が該演算回路の時定数を変更し、該第一の
場合には該初期特性変更手段が該演算回路の時定数を変
更しないことを特徴とするカメラ」を提供することであ
る。
【0086】請求項19の発明の目的は、「請求項17
の構成を有するカメラにおいて、該第二の場合には該初
期特性変更手段が該防振装置の動作開始初期に該演算回
路の時定数を変更し、該第一の場合には該初期特性変更
手段が該演算回路の出力信号に基づいて該演算回路の時
定数を変更するか否かを判断することを特徴とするカメ
ラ」を提供することである。
【0087】請求項20の発明の目的は、「請求項18
又は19の構成を有するカメラにおいて、該演算回路は
積分器或はハイパスフィルタを有しており、該演算回路
の時定数の変更は該積分器或は該ハイパスフィルタの時
定数を該防振スイッチ手段の操作に同期して大から小に
変更した後に再び小から大に変化させることによって行
われることを特徴とするカメラ」を提供することであ
る。
【0088】請求項21の発明の目的は、「ブレを検出
する振動検出手段と、該振動検出手段の出力に基づいて
ブレを補正する補正手段と、該補正手段の動作を開始せ
しめる防振スイッチ手段と、から構成された防振装置を
具備しているカメラにおいて、該振動検出手段の時定数
を変更する時定数変更手段を有し、該時定数変更手段の
時定数変更様式が該振動検出手段の出力に応じて変更可
能であることを特徴とするカメラ」を提供することであ
る。
【0089】請求項22の発明の目的は、「請求項21
の構成を有するカメラにおいて、該振動検出手段はブレ
検出センサと、該ブレ検出センサの出力を演算する演算
回路と、で構成され、該演算回路は積分器或はハイパス
フィルタを有しており、該演算回路の時定数の変更は該
積分器或は該ハイパスフィルタの時定数を該防振スイッ
チ手段の操作に同期して大から小に変更した後に再び小
から大に変化させることによって行われることを特徴と
するカメラ」を提供することである。
【0090】請求項23の発明の目的は、「ブレを検出
する振動検出手段と、該振動検出手段の出力に基づいて
ブレを補正する補正手段と、該補正手段の動作を開始せ
しめる防振スイッチ手段と、から構成された防振装置を
具備しているカメラにおいて、該防振スイッチ手段は第
一及び第二のスイッチ手段を有し、該第一のスイッチ手
段がオン操作された時に該補正手段の制御が開始され、
該第二のスイッチ手段がオン操作された時に該補正手段
がブレ補正動作を開始することを特徴とするカメラ」を
提供することである。
【0091】請求項24の発明の目的は、「請求項23
の構成を有するカメラにおいて、該補正手段を係止する
係止手段を備え、該係止手段は該第一のスイッチ手段の
オン操作により該補正手段の係止を解除することを特徴
とするカメラ」を提供することである。
【0092】請求項25の発明の目的は、「請求項24
の構成を有するカメラにおいて、該係止手段は該第一の
スイッチ手段がオフ操作に応じて該補正手段の係止を行
うことを特徴とするカメラ」を提供することである。
【0093】請求項26の発明の目的は、「ブレを検出
する振動検出手段と、該振動検出手段の出力に基づいて
ブレを補正する補正手段と、で構成される防振装置を具
備しているカメラにおいて、該防振装置の一部もしくは
全部を起動する防振スイッチ手段を有し、該防振スイッ
チ手段のオフ操作後も所定時間の間は該防振装置の少な
くとも一部が防振機能を継続することを特徴とするカメ
ラ」を提供することである。
【0094】請求項27の発明の目的は、「請求項26
の構成を有するカメラにおいて、該防振スイッチ手段の
オフ操作後も該振動検出手段が所定時間の間は動作を継
続することを特徴とするカメラ」を提供することであ
る。
【0095】請求項28の発明の目的は、「ブレを検出
する振動検出手段と、該振動検出手段の出力に基づいて
ブレを補正する補正手段と、で構成される防振装置を具
備しているカメラにおいて、該防振装置の一部を予め起
動させておく準備手段を有していることを特徴とするカ
メラ」を提供することである。
【0096】請求項29の発明の目的は、「請求項28
の構成を有するカメラにおいて、該準備手段が該振動検
出手段を予め起動させておく機能を有していることを特
徴とするカメラ」を提供することである。
【0097】請求項30の発明の目的は、「ブレを検出
する振動検出手段と、該振動検出手段の出力に基づいて
ブレを補正する補正手段と、で構成される防振装置を具
備しているカメラにおいて、該防振装置の使用を有無に
関係なく該振動検出手段を起動する起動手段を有してい
ることを特徴とするカメラ」を提供することである。
【0098】請求項31の発明の目的は、「請求項30
の構成を有するカメラにおいて、該起動手段は該カメラ
のメインスイッチもしくはレリーズスイッチの単独操作
により構成されるか、或は該メインスイッチ及び該レリ
ーズスイッチの同時操作により構成されていることを特
徴とするカメラを提供することである。
【0099】
【課題を解決するための手段及び作用】前記課題を解決
するために請求項1の発明は、「ブレを検出する振動検
出手段及び該振動検出手段の出力に基づいてブレを補正
する補正手段で構成された防振装置と、複数種のカメラ
ボディに対して脱着可能なレンズ鏡筒と、を有するカメ
ラにおいて、該防振装置の機能を制御するスイッチ手段
が設けられており、該レンズ鏡筒に取り付けられる該カ
メラボディの種類或は該カメラボディにおいて選択され
た撮影モードに応じて該スイッチ手段の制御様式を変更
する機能を有した制御手段が設けられていることを特徴
とするカメラ」を提供する。
【0100】本発明によれば、該レンズ鏡筒に装着され
るカメラボディの種類や選択された撮影モードに応じて
該防振装置の制御様式を変更することができ、種々の撮
影状況に応じて該防振装置の動作を変化させることがで
きる。
【0101】前記課題を解決するために請求項2の発明
は、「ブレを検出する振動検出手段及び該振動検出手段
の出力に基づいてブレを補正する補正手段で構成された
防振装置と、複数種のカメラボディに対して脱着可能な
レンズ鏡筒と、を有するカメラにおいて、該防振装置の
機能を制御するスイッチ手段が該レンズ鏡筒に設けられ
ており、該レンズ鏡筒を該カメラボディから取り外すと
該スイッチ手段がリセットされることを特徴とするカメ
ラ」を提供する。
【0102】本発明によれば、該スイッチ手段を切り忘
れた状態で該レンズ鏡筒を該カメラボディから取り外し
た場合であっても該スイッチ手段が自動的にリセットさ
れるので、その後、該レンズ鏡筒を再び該カメラボディ
もしくは他のカメラボディに装着して撮影を行っても前
回の撮影の際に設定した防振動作が再開されるという事
態を招く恐れがない。
【0103】前記課題を解決するために請求項3の発明
は、「請求項1又は2の構成を有するカメラにおいて、
該スイッチ手段が第一乃至第三のスイッチ手段から構成
されていることを特徴とするカメラ」を提供する。
【0104】本発明によれば、「該防振装置全体の制御
と、該防振装置の構成要素である該振動検出手段及び該
補正手段の制御と、を別々に行うことができるので、種
々の制御様式を実現することができ、実用的な使い易い
カメラ」を実現できる。
【0105】前記課題を解決するために請求項4の発明
は、「請求項3の構成を有するカメラにおいて、該第一
のスイッチ手段は該防振装置を制御するものとして構成
され、該第二のスイッチ手段は該振動検出手段を制御す
るものとして構成され、該第三のスイッチ手段は該補正
手段にブレ補正駆動を行わせるものとして構成されてい
ることを特徴とするカメラ」を提供する。
【0106】本発明によれば、該防振装置全体の制御
と、該防振装置の構成要素である該振動検出手段及び該
補正手段の制御と、を別々に行うことができるので、防
振撮影において予め該振動検出手段を動作させておいて
から該補正手段を動作させる等の操作が可能になり、正
確な防振が可能になるとともに防振撮影での速写も可能
になる。
【0107】前記課題を解決するために請求項5の発明
は、「請求項3又は4の構成を有するカメラにおいて、
該振動検出手段は該第一及び該第二のスイッチ手段がオ
ンされた時に起動するように構成されていることを特徴
とするカメラ」を提供する。
【0108】本発明によれば、「該第一及び該第二のス
イッチ手段がオンされた時に該振動検出手段が起動する
ように構成されていることを特徴とするカメラ」が提供
される。
【0109】前記課題を解決するために請求項6の発明
は、「請求項3又は4の構成を有するカメラにおいて、
該制御手段は該第一及び該第二のスイッチ手段がオンし
た時に該振動検出手段が起動するとともに該補正手段も
ブレ補正駆動を行う第一の制御パターンと、該第一及び
該第二並びに該第三のスイッチ手段がオンされた時に該
補正手段がブレ補正駆動を行う第二の制御パターンと、
を有しており、該第一及び該第二の制御パターンを該カ
メラボディの種類及び該撮影モード並びに撮影者の操作
のうちのいずれかに応じて選択する機能を有しているこ
とを特徴とするカメラ」を提供する。
【0110】本発明によれば、「防振装置の制御パター
ンをカメラボディの種類や撮影モードや撮影者の操作に
応じて選択することができる。
【0111】前記課題を解決するために請求項7の発明
は、「請求項3又は4の構成を有するカメラにおいて、
該制御手段は該第一及び該第二のスイッチ手段がオンし
た時に該振動検出手段が起動するとともに該補正手段も
ブレ補正駆動を行う第一の制御パターンと、該第二及び
該第三のスイッチ手段がオンされた時に該補正手段がブ
レ補正駆動を行う第二の制御パターンと、を有してお
り、該第一及び該第二の制御パターンを該カメラボディ
の種類及び該撮影モード並びに撮影者の操作のうちのい
ずれかに応じて選択する機能を有していることを特徴と
するカメラ」を提供する。
【0112】本発明によれば、「該カメラボディの種類
及び該撮影モード並びに撮影者の操作のうちのいずれか
に応じて該第一及び該第二の制御パターンを選択する機
能を有していることを特徴とするカメラ」が提供され
る。
【0113】前記課題を解決するために請求項8の発明
は、「請求項3又は4の構成を有するカメラにおいて、
該制御手段は該第一及び該第二のスイッチ手段がオンし
た時に該振動検出手段が起動するとともに該補正手段も
ブレ補正駆動を行う第一の制御パターンと、該第一及び
該第三のスイッチ手段がオンされた時に該補正手段がブ
レ補正駆動を行う第二の制御パターンと、を有してお
り、該第一及び該第二の制御パターンを該カメラボディ
の種類及び該撮影モード並びに撮影者の操作のうちのい
ずれかに応じて選択する機能を有していることを特徴と
するカメラ」を提供する。
【0114】本発明によれば、「該カメラボディの種類
及び該撮影モード並びに撮影者の操作のうちのいずれか
に応じて該第一及び該第二の制御パターンを選択する機
能を有していることを特徴とするカメラ」が提供され
る。
【0115】前記課題を解決するために請求項9の発明
は、「請求項3又は4の構成を有するカメラにおいて、
該第二のスイッチ手段が該カメラボディのレリーズスイ
ッチを兼ねていることを特徴とするカメラ」を提供す
る。
【0116】本発明によれば、「撮影準備動作が開始さ
れると同時に該振動検出手段の動作が開始されるカメ
ラ」が提供される。
【0117】前記課題を解決するために請求項10の発
明は、「請求項3又は4の構成を有するカメラにおい
て、該第二のスイッチ手段が撮影準備のためのスイッチ
に連動してオンするようになっていることを特徴とする
カメラ」を提供する。
【0118】本発明によれば、「撮影準備のための該ス
イッチを操作した時に該振動検出手段が動作を開始する
カメラ」が提供される。
【0119】前記課題を解決するために請求項11の発
明は、「請求項3又は4の構成を有するカメラにおい
て、該第三のスイッチ手段が跳ね返りスイッチとして構
成されていることを特徴とするカメラ」を提供する。
【0120】本発明によれば、「該第三のスイッチ手段
が跳ね返りスイッチとして構成されているので、該補正
手段に任意の時間だけブレ補正駆動を行わせることがで
き、また、防振撮影と非防振撮影とを簡単に切換えでき
るカメラ」が提供される。
【0121】前記課題を解決するために請求項12の発
明は、「請求項6、7、又は8の構成を有するカメラに
おいて、該第二の制御パターンは該カメラボディがリア
ルタイムモード(露光のためのスイッチ操作直後に露光
が行われるモード)を有するカメラにおいて該制御手段
により実行されることを特徴とするカメラ」を提供す
る。
【0122】本発明によれば、「リアルタイムモードを
有するカメラにおいては該第一乃至第三のスイッチ手段
のすべてを操作した時に該補正手段がブレ補正駆動を行
なうことを特徴とするカメラ」が提供される。
【0123】前記課題を解決するために請求項13の発
明は、「請求項6、7、又は8の構成を有するカメラに
おいて、該制御手段は、該第一の制御パターンを選択し
た時に撮影者が該第三のスイッチ手段を操作した場合に
は該補正手段の動作を停止させる機能を有していること
を特徴とするカメラ」を提供する。
【0124】本発明によれば、「該振動検出手段と該補
正手段とが動作をしている時に撮影者が該第三のスイッ
チ手段を操作すると該補正手段の動作を一旦停止させる
ことができるカメラ」が提供される。
【0125】前記課題を解決するために請求項14の発
明は、「ブレを検出する振動検出手段と、該振動検出手
段の出力に基づいてブレを補正する補正手段と、該補正
手段の動作を開始せしめる防振スイッチ手段と、から構
成された防振装置を具備しているカメラにおいて、該防
振スイッチ手段の操作時に該振動検出手段が既に起動さ
れているか否かを検出する起動検出手段を有し、該起動
検出手段は、該振動検出手段が既に起動されている第一
の場合と起動されていない第二の場合とに応じて該防振
装置の初期特性を変更する初期特性変更手段を有してい
ることを特徴とするカメラ」を提供する。
【0126】本発明によれば、該防振スイッチ手段の操
作時に該振動検出手段が既に起動されているか否かに応
じて該防振装置の初期特性が変更されるので、正確な防
振を行うことができるカメラ」が提供される。
【0127】前記課題を解決するために請求項15の発
明は、「請求項14の構成を有するカメラにおいて、該
起動検出手段は、該防振スイッチ手段の操作直前までの
該振動検出手段に対する電源供給状態を判別する判別手
段と、該判別手段の判別結果により該防振装置の初期特
性を変更する初期特性変更手段と、を有していることを
特徴とするカメラ」を提供する。
【0128】本発明によれば、「該防振スイッチ手段の
操作直前までの該振動検出手段に対する電源供給状態の
判別結果に応じて該防振装置の初期特性を変化させるこ
とによって正確な防振のできるカメラ」が提供される。
【0129】前記課題を解決するために請求項16の発
明は、「請求項14の構成を有するカメラにおいて、該
振動検出手段が、ブレ検出センサと、該ブレ検出センサ
の出力を演算する演算回路と、で構成されており、該演
算回路は該第一の場合と該第二の場合とに応じて該補正
手段の動作開始初期における演算特性を変更する機能を
有していることを特徴とするカメラ」を提供する。
【0130】本発明によれば、「該演算回路は該第一の
場合と該第二の場合とに応じて該補正手段の動作開始初
期における演算特性を変更する機能を有しているので、
該振動検出手段の動作開始時期における出力不安定を回
避できることを特徴とするカメラ」が提供される。
【0131】前記課題を解決するために請求項17の発
明は、「請求項14の構成を有するカメラにおいて、該
第一の場合とは該防振スイッチ手段の操作直前までの所
定期間に該振動検出手段に電源が供給されている場合で
あり、該第二の場合とは該防振スイッチ手段の操作直前
までの所定期間に該振動検出手段に電源が供給されてい
ない場合であることを特徴とするカメラ」を提供する。
【0132】本発明によれば、「該防振スイッチ手段の
操作直前までの所定期間に該振動検出手段に電源が供給
されている場合には該起動検出手段が該防振装置の初期
特性を第一の特性に設定し、該防振スイッチ手段の操作
直前までの所定期間に該振動検出手段に電源が供給され
ていない場合には該起動検出手段が該防振装置の初期特
性を第二の特性に設定するカメラ」が提供される。
【0133】前記課題を解決するために請求項18の発
明は、「請求項17の構成を有するカメラにおいて、該
第二の場合に該初期特性変更手段が該演算回路の時定数
を変更し、該第一の場合には該初期特性変更手段が該演
算回路の時定数を変更しないことを特徴とするカメラ」
を提供する。
【0134】本発明によれば、該防振スイッチ手段の操
作直前までの所定期間に該振動検出手段に電源が供給さ
れていない場合には該初期特性変更手段が該演算回路の
時定数を変更し、該防振スイッチ手段の操作直前までの
所定期間に該振動検出手段に電源が供給されている場合
には該初期特性変更手段が該演算回路の時定数を変更し
ないという機能を持ったカメラ」が提供される。
【0135】前記課題を解決するために請求項19の発
明は、「請求項17の構成を有するカメラにおいて、該
第二の場合には該初期特性変更手段が該防振装置の動作
開始初期に該演算回路の時定数を変更し、該第一の場合
には該初期特性変更手段が該演算回路の出力信号に基づ
いて該演算回路の時定数を変更するか否かを判断するこ
とを特徴とするカメラ」を提供する。
【0136】本発明によれば、「該防振スイッチ手段の
操作直前までの所定期間に該振動検出手段に電源が供給
されていない場合には該初期特性変更手段が該演算回路
の出力信号に基づいて該演算回路の時定数を変更し、該
防振スイッチ手段の操作直前までの所定期間に該振動検
出手段に電源が供給されている場合には該初期特定変更
手段が該演算回路の時定数を変更するか否かを判断する
という機能を持ったカメラ」が提供される。
【0137】前記課題を解決するために請求項20の発
明は、「請求項18又は19の構成を有するカメラにお
いて、該演算回路は積分器或はハイパスフィルタを有し
ており、該演算回路の時定数の変更は該積分器或は該ハ
イパスフィルタの時定数を該防振スイッチ手段の操作に
同期して大から小に変更した後に再び小から大に変化さ
せることによって行われることを特徴とするカメラ」を
提供する。
【0138】本発明によれば、「該防振スイッチ手段の
操作直前までの所定期間に該振動検出手段に電源が供給
されていない場合には該初期特性変更手段が該防振スイ
ッチ手段の操作に同期して該演算回路の積分器もしくは
ハイパスフィルタの時定数を大から小に変更することを
特徴とするカメラ」が提供される。
【0139】前記課題を解決するために請求項21の発
明は、「ブレを検出する振動検出手段と、該振動検出手
段の出力に基づいてブレを補正する補正手段と、該補正
手段の動作を開始せしめる防振スイッチ手段と、から構
成された防振装置を具備しているカメラにおいて、該振
動検出手段の時定数を変更する時定数変更手段を有し、
該時定数変更手段の時定数変更様式が該振動検出手段の
出力に応じて変更可能であることを特徴とするカメラ」
を提供する。
【0140】本発明によれば、「該振動検出手段の時定
数を変更する時定数変更手段を有し、該時定数変更手段
の時定数変更様式が該振動検出手段の出力に応じて変更
可能であることを特徴とするカメラ」が提供される。
【0141】前記課題を解決するために請求項22の発
明は、「請求項21の構成を有するカメラにおいて、該
振動検出手段はブレ検出センサと、該ブレ検出センサの
出力を演算する演算回路と、で構成され、該演算回路は
積分器或はハイパスフィルタを有しており、該演算回路
の時定数の変更は該積分器或は該ハイパスフィルタの時
定数を該防振スイッチ手段の操作に同期して大から小に
変更した後に再び小から大に変化させることによって行
われることを特徴とするカメラ」を提供する。
【0142】本発明によれば、「該振動検出手段はブレ
検出センサと、該ブレ検出センサの出力を演算する演算
回路と、で構成され、該演算回路は積分器或はハイパス
フィルタを有しており、該演算回路の時定数の変更は該
積分器或は該ハイパスフィルタの時定数を該防振スイッ
チ手段の操作に同期して大から小に変更した後に再び小
から大に変化させることによって行われることを特徴と
するカメラ」が提供される。
【0143】前記課題を解決するために請求項23の発
明は、「ブレを検出する振動検出手段と、該振動検出手
段の出力に基づいてブレを補正する補正手段と、該補正
手段の動作を開始せしめる防振スイッチ手段と、から構
成された防振装置を具備しているカメラにおいて、該防
振スイッチ手段は第一及び第二のスイッチ手段を有し、
該第一のスイッチ手段がオン操作された時に該補正手段
の制御が開始され、該第二のスイッチ手段がオン操作さ
れた時に該補正手段がブレ補正動作を開始することを特
徴とするカメラ」を提供する。
【0144】本発明によれば、「該防振スイッチ手段は
第一及び第二のスイッチ手段を有し、該第一のスイッチ
手段がオン操作された時に該補正手段の制御が開始さ
れ、該第二のスイッチ手段がオン操作された時に該補正
手段がブレ補正動作を開始することを特徴とするカメ
ラ」が提供される。
【0145】前記課題を解決するために請求項24の発
明は、「請求項23の構成を有するカメラにおいて、該
補正手段を係止する係止手段を備え、該係止手段は該第
一のスイッチ手段のオン操作により該補正手段の係止を
解除することを特徴とするカメラ」を提供する。
【0146】本発明によれば、「該補正手段を係止する
係止手段を備え、該係止手段は該第一のスイッチ手段の
オン操作により該補正手段の係止を解除することを特徴
とするカメラ」が提供される。
【0147】前記課題を解決するために請求項25の発
明は、「請求項24の構成を有するカメラにおいて、該
係止手段は該第一のスイッチ手段のオフ操作に応じて該
補正手段の係止を行うことを特徴とするカメラ」を提供
する。
【0148】本発明によれば、「該係止手段は該第一の
スイッチ手段のオフ操作に応じて該補正手段の係止を行
うことを特徴とするカメラ」が提供される。
【0149】前記課題を解決するために請求項26の発
明は、「ブレを検出する振動検出手段と、該振動検出手
段の出力に基づいてブレを補正する補正手段と、で構成
される防振装置を具備しているカメラにおいて、該防振
装置の一部もしくは全部を起動する防振スイッチ手段を
有し、該防振スイッチ手段のオフ操作後も所定時間の間
は該防振装置の少なくとも一部が防振機能を継続するこ
とを特徴とするカメラ」を提供する。
【0150】本発明によれば、「該防振装置の一部もし
くは全部を起動する防振スイッチ手段を有し、該防振ス
イッチ手段のオフ操作後も所定時間の間は該防振装置の
少なくとも一部が防振機能を継続することを特徴とする
カメラ」が提供される。
【0151】前記課題を解決するために請求項27の発
明は、「請求項26の構成を有するカメラにおいて、該
防振スイッチ手段のオフ操作後も該振動検出手段が所定
時間の間は動作を継続することを特徴とするカメラ」を
提供する。
【0152】本発明によれば、「該防振スイッチ手段の
オフ操作後も該振動検出手段が所定時間の間は動作を継
続することを特徴とするカメラ」が提供される。
【0153】前記課題を解決するために請求項28の発
明は、「ブレを検出する振動検出手段と該振動検出手段
の出力に基づいてブレを補正する補正手段と、で構成さ
れる防振装置を具備しているカメラにおいて、該防振装
置の一部を予め起動させておく準備手段を有しているこ
とを特徴とするカメラ」を提供する。
【0154】本発明によれば、該防振装置の一部が予め
起動されているので、該防振装置の全体を動作させた時
には安定した動作を行わせることができ、正確且つ精密
な防振動作が可能となる。
【0155】前記課題を解決するために請求項29の発
明は、「請求項28の構成を有するカメラにおいて、該
準備手段は該振動検出手段を予め起動させておく機能を
有していることを特徴とするカメラ」を提供する。
【0156】本発明によれば、該防振装置の全体の起動
に先立って該振動検出手段が起動されているので、該振
動検出手段の出力が安定した後に該防振装置を動作させ
ることができ、従って正確な防振動作をさせることがで
きる。
【0157】前記課題を解決するために請求項30の発
明は、「ブレを検出する振動検出手段と、該振動検出手
段の出力に基づいてブレを補正する補正手段と、で構成
される防振装置を具備しているカメラにおいて、該防振
装置の使用の有無に関係なく該振動検出手段を起動する
起動手段を有していることを特徴とするカメラ」を提供
する。
【0158】本発明によれば、該防振装置の起動前に該
振動検出手段を起動させておくことができるので、該振
動検出手段の出力が安定してから該防振装置を動作させ
ることができる。
【0159】前記課題を解決するために請求項31の発
明は、「請求項30の構成を有するカメラにおいて、該
起動手段は該カメラのメインスイッチもしくはレリーズ
スイッチの単独操作により構成されるか、或は該メイン
スイッチ及び該レリーズスイッチの同時操作により構成
されていることを特徴とするカメラ」を提供する。
【0160】本発明によれば、該起動手段がカメラを起
動させる既存のスイッチと兼用になっているので使い易
いカメラを提供することができる。
【0161】
【実施例】以下に図1〜図12を参照して本発明の実施
例を説明する。
【0162】<実施例1>図1〜図3を参照して本発明
の第一の実施例を説明する。
【0163】図1は本実施例のカメラの外観図、図2は
該カメラと防振装置の制御系の機能を示すブロック図、
である。
【0164】図1において、カメラボディ11に取付け
られたレンズ鏡筒82内のレンズマイコン16はカメラ
ボディ11との接点12からカメラボディ11の種類判
別や撮影モード判別を行なう。又、レンズマイコン16
にはレンズ鏡筒82に設けられた撮影者切換ノブ17a
によるスイッチ17の信号も入力している。そしてレン
ズマイコン16は後述する3つのスイッチ912,1
4,911の制御様式を変更する制御手段となってい
る。
【0165】912aはスライドスイッチ(防振切換手
段用のノブ)であり、撮影者操作によりスイッチ912
がオン、オフして防振の制御を行なう。13aはカメラ
ボディ11に取付けられた公知のレリーズボタンで、後
述のスイッチSW1及びSW2に連動し、押し込み操作
によりスイッチ911(レリーズ手段)がオン/オフし
て、カメラの一連の動作、及び防振の制御を行なう。ハ
ネ返り式のプッシュスイッチノブ14aは押し込まれる
事でパターン14b,14cが導体14cにより短絡し
スイッチオンとなる(起動制御手段)。
【0166】補正光学手段85の孔85aにはスライド
スイッチ912aに設けられたロッド912bが嵌入さ
れており、補正光学手段85は通常は動かぬように係止
されているが、防振オンの為にスライドスイッチ912
aを矢印a方向にスライドさせる事で係止解除される。
【0167】連動軸15はバネ15cによりカメラボデ
ィ11側(像面側)に付勢されているが、レンズ鏡筒8
2をカメラボディ11に取り付けると今迄レンズ鏡筒よ
り突出していた端部15aがカメラボディに押されて連
動軸15はバネ15cのバネ力に逆らってレンズ鏡筒前
方(物体側)に移動される。これは次にレンズ鏡筒82
をカメラボディ11より外した時にバネ15cのバネ力
で連動軸15がカメラボディ側に移動するとアーム15
bがスライドスイッチ912aを矢印aと反対方向に押
してスイッチ912をオフ(リセット)させるとともに
ロッド912bが孔85aに嵌入し補正光学手段85を
係止する。つまり、防振撮影を行った後にスライドスイ
ッチ912aを切り忘れたままレンズ鏡筒82をカメラ
ボディ11より外しても、その時点でスイッチ912は
オフ(つまり防振制御スイッチがリセット)され、且つ
補正光学手段85が係止されるのでレンズ鏡筒82を単
体で持ち運ぶ時の安全性も向上し、且つ次にレンズ鏡筒
82をカメラボディ11に取り付けてレリーズボタン1
3aを半押し(SW1オン)した時に意図しない防振が
始まる事は無い。
【0168】次に、図2のブロック図を用いて防振装置
の制御について説明する。
【0169】尚、図2において図18と同一の機能を行
なうブロックは同部番で表し、説明は省略する。
【0170】図2において、レンズマイコンによるボデ
ィ種類判別手段16はリアルタイム(RT)カメラ、或
いはリアルタイムモード選択時、或いは速写性を好まれ
る種類のカメラ、又はスライドスイッチ17aを撮影者
が操作し、スイッチ17をオンする事で出力し、制御切
換手段1(18)のスイッチ18aを端子18cに接続
させる(通常時はスイッチ18aを端子18bに接続し
ている)。
【0171】その為論理積手段2(19)の出力及びレ
リーズ手段911のSW1オンによる信号出力で論理積
手段1(99)が出力し、目標値設定手段92を起動状
態にする。
【0172】論理積手段2(19)は防振切換手段91
2の信号と起動制御手段14の信号が共に入力した時に
出力する。
【0173】制御切換手段2(110)のスイッチ11
0aは通常は端子110bと接続状態であるが、ボディ
種類判別手段16の出力時にはこの接続を断つ。
【0174】強制停止手段111のスイッチ111aは
通常は端子111bと接続状態であるが、起動制御手段
14が出力することでこの接続が断たれ、論理積手段1
(99)の信号を目標値設定手段92内のサンプルホー
ルド回路92bに伝えなくして、補正手段910を補正
駆動させなくする。しかし制御切換手段2(110)が
(ボディ種類判別手段16の出力により)その接続が断
たれていると、強制停止手段111は、起動制御手段1
4が出力してもスイッチ111aと端子111bの接続
は保った状態を示す。
【0175】論理積手段3(112)はレリーズ手段9
11のSW1オン信号と防振切換手段912の信号が共
に入力した時に出力し、タイマ手段2(113)を介し
て振動検出手段91を起動する。
【0176】尚、タイマ手段2は論理積手段3の信号入
力から出力をはじめ、論理積手段3の信号が終わった後
のt秒後(例えば30秒)まで出力を継続した後にその
出力を止める。つまり振動検出手段91は防振切換手段
912がオンで、且つSW1オン時に起動を始め、SW
1オフ又は防振切換手段オフからt秒間は継続して駆動
されている。
【0177】起動検出手段114は論理積手段3(11
2)及びタイマ手段1(115)の両信号の出力してい
る時のみ出力を止める。
【0178】この起動検出手段114の役割について図
3を用いて説明する。
【0179】はじめに起動検出手段114が出力してい
る時には振動検出手段91の起動に同期してセンサ出力
演算手段の時定数を所定時間(例えば1秒)で小から大
にする。
【0180】センサ出力演算手段は、簡略化すると図3
(a)に示す様にハイパスフィルタ21と積分回路22
で構成されており、防振時には図3(b)に実線23で
示す周波数特性(ブレ検出センサのブレ角速度信号の
0.1Hz以下を減衰し、0.1Hz以上を積分してブ
レ角度にする)を有しており、振動検出手段起動初期に
は抵抗21b,22bの抵抗値を小さくして(起動検出
手段114が出力し、且つ振動検出手段91の起動時)
図3(b)の破線24に示す特性(1Hz以下を減衰
し、1Hz以上を積分する)にする。
【0181】そして上記所定時間(1秒)を費やして抵
抗21b,22bの抵抗値を大きくしてゆき、所定の抵
抗値にして図3(b)の実線23に示す周波数特性にす
る。
【0182】破線24の特性の場合にはブレ検出センサ
に重畳するDCバイアス誤差成分は早期に除去され(1
Hz以下を減衰する特性の場合DCバイアスは1秒以内
で除去されるが、0.1Hz以下を減衰する特性の場合
10秒必要となる)、その後に実線23に示す防振に適
した演算特性にする事で振動検出手段出力の早期安定化
を図る。
【0183】この時の振動検出手段91の出力の様子を
図3(c)を用いて説明する。
【0184】図3(c)のIに示す実際の手ブレに対
し、目標値設定手段92の出力IIは振動検出手段起動時
からサンプルホールド回路92bがホールドされ徐々に
出力を始め、適正手ブレ目標値になる。つまり徐々に防
振が効いて来るフェードイン防振となる。
【0185】起動検出手段114は前述した様に論理積
手段3(112)の信号とタイマ手段115の信号が共
に入力している時には出力しないが、タイマ手段115
は論理積手段3(112)の出力オフからt秒間出力し
ており、この間はタイマ手段2(113)の作用で振動
検出手段91は駆動を継続している。
【0186】つまり起動検出手段114が出力しない時
と云うのは今迄振動検出手段を駆動しており、次にSW
1をオフして(又は防振切換手段をオフし)防振を止
め、t秒以内に再びSW1をオン(又は防振切換手段を
オン)した場合である。
【0187】この時、既に振動検出手段91は駆動を行
っており、その出力が安定している為に時定数切換の必
要は無い。よってこの様な時はセンサ出力演算回路の特
性は実線23に固定したままにしておき、目標値設定手
段92の出力は図3(c)III に示す様に起動指令時
(サンプルホールド回路92bホールド時)をゼロにし
て出力を始め、直ぐに防振を行う。
【0188】即ちSW1を頻繁に操作する場合、はじめ
の1回目は防振がフェードインして徐々に始まるが、2
回目以降は直ぐに防振を始める事で待ち時間を無くして
いる。
【0189】以上の構成において実際の撮影時における
防振動作を以下に説明する。
【0190】A.通常カメラの場合 ボディ種類判別手段16は出力せず制御切換手段1(1
8)のスイッチ18aは端子18bに接続され、制御切
換手段2(110)のスイッチ110aも端子110b
に接続されている。
【0191】ここで防振撮影を行わない場合には防振切
換手段912をオンしなければ論理積手段1(99)、
論理積手段2(19)、論理積手段3(112)とも出
力しない為、振動検出手段91は起動されず、目標値設
定手段92の出力はゼロのままで(サンプルホールド回
路92bがサンプル状態の為)、補正起動手段98もオ
フされており、防振は行われず、又、防振切換手段91
2を操作していない為に補正手段910は係止状態であ
る。その為、レリーズ手段911を操作すると通常の公
知のシーケンスに基づいて撮影が行なわれる。
【0192】防振撮影を行う場合、防振切換手段912
をオンすると補正手段910は係止解除されると共に補
正起動手段98はオンされ、補正手段910は制御状態
になる。
【0193】尚、この時点では未だ振動検出手段91は
起動されていないので補正手段91は電気的に中立点に
安定化されているが防振駆動は行なわれない。
【0194】ここでSW1操作で論理積手段3(11
2)が出力し、タイマ手段2(113)を介在して振動
検出手段91は起動を始めると共にセンサ出力演算回路
の時定数は小から大に変更されてゆき、同時に論理積手
段1(99)が出力しサンプルホールド回路92bはホ
ールド状態になり、目標値設定手段92が出力を始め、
補正手段910は徐々に防振を開始してゆく(時定数変
更により防振目標値が徐々に出力を適正値にしてゆく
為)。
【0195】尚、前述した様に連続してSW1のオンオ
フを繰り返す場合、その間隔が時間t(例えば30秒)
以内の場合には2回目以降のSW1オン時にはSW1オ
ンと同時に防振が始まる。
【0196】この様に防振が働いている状態で図1のプ
ッシュスイッチノブ14aを押すと起動制御手段14が
出力して強制停止手段111のスイッチ111aの接続
は断たれ、目標値設定手段92のサンプルホールド回路
92bはサンプル状態に戻る。すると目標値設定手段9
2の目標値出力はゼロになり、補正手段910は中立点
で安定して防振を止める。再びプッシュスイッチノブ1
4aを離すとサンプルホールド回路92bは再びホール
ド状態になり、図3(c)のIII に示すように目標値設
定手段92は再びゼロから連続的に目標値を出力してゆ
く。
【0197】つまりプッシュスイッチノブ14aは一旦
防振を止めたい時に使用され、この様な構成にする事で
使用上、次のメリットが生まれる。
【0198】従来の防振装置付きレンズ鏡筒を使用した
場合、撮影者はファインダを通して被写体を覗いている
時に次のような欲求や不満を持つことになる。
【0199】細かなフレーミング変更を行って異なる
構図の確認をするためにフォーカスロックをしたいが、
防振が効いている為に細かなフレーミング変更ができな
いという不満を抱く。
【0200】防振を行っている時に、撮影者自身の実
際のブレがファインダを通してどの様になっているか知
りたい、つまり防振の効果を確認したい、という欲求を
感じる。
【0201】本実施例の構成を有するカメラでは、前記
の問題点を解決することができる。
【0202】すなわち、その様な時にはプッシュスイッ
チノブ14aを押すと防振が一旦止まり、上記フレーミ
ング変更や、防振効果の確認を行なうことができる。
【0203】又、手ブレが大きく補正光学手段の中心が
光軸中心から大きくズレてゆく時にもプッシュスイッチ
ノブ14aを押すと補正光学手段は中央に復帰し、再び
プッシュスイッチノブ14aを離すと補正光学手段は中
央から防振を始める。
【0204】つまり撮影者が任意に補正手段のセンタリ
ングを行えるメリットも生まれる。そして構図が決定し
レリーズボタン13aを押し切る(SW2オン)事で防
振の効いた撮影が行える。
【0205】B.RTカメラの場合 ボディ種類判別手段16が出力し、制御切換手段1(1
8)のスイッチ18aは端子18cに接続され、制御切
換手段2(110)のスイッチ110aは端子110b
との接続を断つ。
【0206】ここで防振撮影を行わない場合には、防振
切換手段912をオンしなければ通常カメラと同様に公
知のシーケンスに基づいて撮影が行なわれる。
【0207】防振撮影を行う場合には防振切換手段91
2をオンすると補正手段910は係止解除されると共に
補正起動手段98はオンされ補正手段は制御状態にな
る。この時点では未だ振動検出手段は起動されていない
為に補正手段910は電気的に中立点に安定化されてい
るが、防振駆動は行わない。ここで、SW1の操作で論
理積手段3(112)が出力し、タイマ手段2(11
3)を介在して振動検出手段を始めると共にセンサ出力
演算回路の時定数は小から大に変更されてゆく。ここ迄
は通常カメラの場合と同様である。通常カメラではこの
時点で補正手段が駆動を開始し徐々に防振を始めるがR
Tカメラの場合にはこの時点では未だ防振は行わず、振
動検出手段の出力のみが時定数切換により安定してゆ
く。
【0208】SW1を操作している事でカメラは既にピ
ント合わせを終了し撮影者はフレーミングワークを行い
ながらシャッターチャンスを待っている。
【0209】そして撮影を行なう時にプッシュスイッチ
ノブ14aを押すと論理積手段2(19)が出力し(何
故ならば防振切換手段912も既に出力している為)制
御切換手段1(18)を介在して論理積手段1(99)
も出力し(何故ならばSW1信号も既に出力している
為)、強制停止手段111(制御切換手段2(110)
の接続が断たれている為、強制停止手段111の接続が
断たれる事は無い)を介在してサンプルホールド回路9
2bがホールド状態になり、目標値信号が出力し防振が
始まる。尚、この時、振動検出手段出力は既に安定して
いる為直ぐに防振が始まる。もしもSW1とプッシュス
イッチノブ14aを同時に押した時は時定数切換に伴な
い防振が徐々に効いて来る。
【0210】そして、一旦防振を止めたい時には、プッ
シュスイッチノブ14aを離すと防振が止まり、押すと
再び直ぐに防振が始まる。すなわち、プッシュスイッチ
ノブ14aの役割は通常カメラとRTカメラでは逆にな
る。
【0211】又、SW1と連動するレリーズボタン13
aを離しても論理積手段1(99)の信号が出力しなく
なる為に防振が止まり、レリーズボタン13aを再び押
し込む迄の間隔が時間t以内の場合には直ぐ防振が行え
るのは通常カメラと同様である。
【0212】そしてレリーズ手段911のSW2オンの
信号で撮影が行われる。
【0213】以上装着カメラの種類によってレンズ側に
設けたスイッチの制御様式が変更されており、この変更
について表1にまとめる。
【0214】
【表1】
【0215】以上述べた様に速写性を要求されるRTカ
メラの場合には、撮影準備の為のSW1のオン(測光、
測距、ピント合わせ)では防振は行なわれず、被写体を
狙ってシャッタチャンスが来たらプッシュスイッチノブ
14a操作で防振を行い、直ぐに防振を始めて撮影が出
来、フレーミングワーク、フォーカスロックが自在にな
っており、通常カメラの場合にはSW1操作で同時に防
振も行ない、操作の煩雑になるのを避ける事が出来る。
【0216】尚、第一の実施例において以下の点も今迄
の防振装置にくらべて改善が施されているため、操作性
の向上が図られている。
【0217】(1)起動制御手段14を構成しているプ
ッシュスイッチノブ14a(第2のスイッチ手段)がハ
ネ返りスイッチである為、防振を一旦止める場合等の操
作が楽で、このスイッチ操作の為に手ブレが大きくなっ
てしまう事は無い。
【0218】(2)振動検出手段が一旦起動されると、
SW1オフでもしばらくは起動を継続するので(防振装
置の一部は防振オフでも所定時間は機能を継続する)次
に長い間隔をおかずにSW1の操作を行い防振する場合
の待ち時間が無くなり、SW1の頻繁な操作(例えばフ
ォーカスのやり直し)の際に便利である。(はじめのS
W1操作と次回以降で防振装置の初期特性を変更す
る)。
【0219】(3)振動検出手段の安定度はSW1オン
時に既に振動検出手段が起動されていたか(電源が供給
されていたか)否かで簡単に判別出来る為、回路負荷が
少なくなる。
【0220】(4)振動検出手段の時定数ははじめのS
W1オン時のみ変更制御を行ない次回以降は行わない。
【0221】(5)防振動作開始前に既に補正手段は電
気的安定点にある(制御されている)ため、防振開始と
共に防振の為の駆動が素早く行える。
【0222】(6)補正手段を制御するスイッチが補正
手段係止部材を兼用しているため、構成が簡略化され
る。
【0223】(7)振動検出手段を防振前にあらかじめ
起動させておくことが出来る(RTモード時)為、防振
を任意の時点で直ぐに行える。(防振装置の部をあらか
じめ起動させておく準備手段がある:準備手段は防振切
換手段912とレリーズ手段911のSW1)。
【0224】(8)防振のスイッチはレンズ鏡筒をカメ
ラボディから外すとリセットされる(レンズに設けられ
たスイッチはカメラから外すとリセット)のでスイッチ
切り忘れを防ぐ。
【0225】(9)防振スイッチ連動の補正光学手段係
止手段はレンズ鏡筒をカメラボディから外すと補正光学
手段を係止する。
【0226】<実施例2>図4及び図5に本発明の第二
の実施例を示す。第一実施例と異なるのは、レンズ鏡筒
のスイッチの制御様式と補正手段の係止形態、そして振
動検出手段の時定数切換判別様式及び時定数切換様式で
ある。図1及び図2と同一である機能については説明を
省略する。
【0227】図4において補正光学手段85は連動軸1
5によって係止されており、レンズ鏡筒82をカメラボ
ディ11に装置した時点で係止解除される。つまりスラ
イドスイッチ912aの操作と補正光学手段85の係止
は無関係になっている。
【0228】そして図5のレリーズ手段911のSW1
操作で防振するしないに係わらず補正起動手段98はオ
ンし補正手段は電気的に中立点に安定される(制御状態
になる)。図2の第一実施例では論理積手段2(19)
の両入力には防振切換手段912信号と起動切換手段1
4信号が入力していたが、図5の構成ではレリーズ手段
911のSW1信号と起動切換手段14信号が入力して
いる。
【0229】又論理積手段2(19)の出力もタイマ手
段1(115)に入力し振動検出手段を起動出来る様に
なっている。
【0230】又論理積手段3(112)信号とタイマ手
段1(115)信号で出力する論理積手段4(31)
(つまり2回目以降のSW1操作が前回のSW1操作か
ら時間tより短い時点で操作されると出力する)の出力
で起動する安定判断手段32を有し、安定判断手段32
には振動検出手段91の信号が入力し、その出力の安定
度の量を判別して振動検出手段の時定数変更量を指示す
る。
【0231】図2と同様に起動検出手段14により、は
じめのSW1オン時には無条件に振動検出手段の時定数
を小から大に変更して、その出力を安定させるが、2回
目以降のSW1オン時に図2では時定数変更を行なって
いなかったが図5の構成では出力の安定を見て時定数変
更の要否及びその変更量を制御してゆく点が異なる。
【0232】前述した様に2回目以降のSW1オンが時
間t以内である場合には論理積手段4(31)が出力
し、安定度判断手段32が起動し、振動検出手段出力の
安定度をチェックする。2回目以降のSW1オンでは振
動検出手段の出力は既に安定している筈であるが、例え
ば初回のSW1オンがシャッターレリーズボタンのチョ
ン押しで、未だ振動検出手段が不安定な時に次のSW1
オンを行った場合はその出力は安定しておらず又、初回
のSW1オンから大きなフレーミング変更を行った後
(パニング等)次ぎにレリーズボタンを操作した場合も
出力は安定していない。
【0233】この様な時に安定判断手段32は出力して
振動検出手段の時定数を変更させて早期に出力安定を図
る。
【0234】図6(a)はその制御様式を説明してお
り、振動検出手段の出力が実線33の様に殆ど安定して
いる場合(2回目のSW1オンでレベル33aを超えて
いない)には時定数変更は行なわない(T1 時間で完全
に安定する)。
【0235】又、破線34の様に若干不安定の場合には
(2回目のSW1オンでレベル34aを超えている
為)、図6(b)に示す様に実線38の特性から破線3
6に示す0.5Hz以下を減衰し、それ以上を積分する
特性(時定数)に一旦時定数を小さくし(時定数変更
I)、再び実線38の特性に徐々に戻してゆく(徐々に
時定数を大きくしてゆく)(T2 時間で安定)。当然実
線33に比べ安定迄の時間は長くなるが、時定数切換を
行なわない場合に比べてはるかに早く安定する。ここで
時定数切換を第1回目のSW1オン時の様に1Hz以下
を減衰する特性迄切換えないのは、破線34の不安定度
合は0.5Hz以下を減衰する特性迄時定数切換を行う
事で十分早期に安定され、その分、時定数切換に要する
時間が短かく出来る事と、従来例で説明した様に時定数
変更の量を小さくする事で位相エラー誤差の収束が早期
に行える為である。
【0236】そして一点鎖線35に示す様に出力が大き
く不安定の場合(2回目のSW1オンでレベル35aを
超えている)には、初回のSW1オン(振動検出手段起
動時)の時定数変更量と同量に、実線38の特性から破
線37の特性迄時定数を小さくし、再び徐々に実線38
の特性迄時定数を大きくしてゆく(T3 で安定)事で大
きな不安定量を早期に安定化してゆく事が出来る。(当
然時定数変更量が大きい分、位相エラー誤差が残り、T
2 <T3 となるが、時定数切換を行わない場合よりはは
るかに早く安定する)次に、図5に戻って実際の撮影に
沿って防振の動作を説明する。
【0237】(a)通常モードの場合 防振を使用しない場合、SW1オン操作で補正手段が電
気的安定点に中立保持される(制御される)以外は第一
の実施例と同様である。
【0238】防振を使用する場合、第一の実施例では防
振切換手段912操作で補正手段が制御されたが、第二
の実施例ではSW1オン操作で補正手段が制御される。
そして2回目以降のSW1オンでも振動検出手段の安定
度をチェックして必要な場合には必要な量だけ時定数切
換を行なう。それ以外は第一の実施例と同様である。
【0239】(b)RTモードの場合 防振を使用しない場合は通常モードと同様である。
【0240】防振を行なう場合も防振切換手段912を
操作する必要は無く、SW1オン操作時にプッシュスイ
ッチノブ14aを押して起動検出手段14を出力させ
る。撮影モード判別手段16’はRTモード時出力して
いる為、制御切換手段1のスイッチ18aと端子18b
の接続が断たれ、代りにスイッチ18dが端子18cと
接続する為、出力する論理積手段2(19)の信号はタ
イマ手段2(113)に入力して振動検出手段を起動さ
せるとともに起動検出手段114a信号が振動検出手段
の時定数を変更し、又、サンプルホールド回路92bを
ホールド状態にして目標値を出力させて防振を行う。つ
まり防振を行う場合と行わない場合はプッシュスイッチ
414aのオン、オフだけで切換えられ、スライドスイ
ッチである防振切換手段912の操作の必要がない為、
急に防振が必要になった場合でもカメラを構えたまま操
作が出来る。
【0241】勿論プッシュスイッチノブ14aも2回目
以降の操作においては振動検出手段の出力により時定数
切換の判断を行なうので、2回目以降のプッシュスイッ
チノブ14aの操作で直ぐに防振を効かせる事も出来
る。
【0242】一旦防振を止めたい場合にはプッシュスイ
ッチノブ14aを離すか、又はSW1をオフすれば良い
のは第一実施例と同様である。
【0243】以上第二の実施例においてカメラの撮影モ
ードに応じてレンズ側のスイッチの制御様式が変更され
るがこの変更について表2にまとめる。
【0244】
【表2】
【0245】尚、第二の実施例において以下の点も従来
の防振装置に対して異なっている点であり、機能上の向
上が図られている。
【0246】(1)初回の防振開始時には振動検出手段
の時定数を無条件で変更し、2回目以降の防振開始は振
動検出手段の出力安定度を見て時定数変更要否を判断す
る事で、2回目以降の防振開始時における振動検出手段
出力安定性を高めることが出来る。
【0247】(2)振動検出手段の不安定量に応じて時
定数変更量を可変にしたため早期に出力安定化が図られ
る。
【0248】(3)不安定な振動検出手段出力を時定数
を小さくする事で安定化し、再び時定数を大きくして防
振に適した特性にすることで出力の安定化を早期に精度
良く行える。
【0249】尚、時定数切換(変更)時に時定数ばかり
でなく、公知の様にそのQ(制御量)も変更してゆくこ
とで、より出力安定化を早期に実現できるのは云う迄も
無い。
【0250】<実施例3>図7に、本発明の第三実施例
を示す。本実施例のカメラは実施例2(図4)と同じ外
観であるが(従って外観図を省略)、補正手段はカメラ
メインスイッチ41で補正起動手段98がオンし電気的
に中立位置に保持される点、及び安定判断手段32はS
W1で起動を行ない、常に振動検出手段の出力をチェッ
クしている点、が第二の実施例とは異なる。
【0251】つまり、初回のSW1オン(又はプッシュ
スイッチノブ14aオン)であろうと2回目以降のSW
1オンであろうと振動検出手段の出力をチェックしてそ
の時定数変更の要否又はその変更量を指示する。勿論2
回目以降のSW1オンでは既に振動検出手段が起動を継
続しているので出力が安定しており、時定数変更を行な
わずに直ぐに防振が効く場合が多い。初回のSW1オン
の時にも振動検出手段出力の安定度判断を行なうので、
その判断の為に多少時間を要する場合もあるが、(例え
ば安定度判断時点でたまたま振動検出手段がしきいレベ
ル以下にあった時等)、従来例に比べて回路が大巾に簡
略化出来る。
【0252】又、補正手段もカメラメインスイッチで中
立保持される為、レリーズボタンは押さずにカメラを振
りまわしても補正手段は安定である。
【0253】<実施例4>図8に本発明の第四実施例を
示す。安定判別手段32は防振切換手段912の信号で
起動を行ない、ボディ種類判別手段16''' は例えばマ
ウントの異なるカメラボディやビデオカメラに、アダプ
タ等を介して防振レンズ鏡筒を取り付けた場合、(つま
り従来のカメラボディで防振レンズ鏡筒と通信手段を持
たないカメラボディを装着した時)に出力する。外観は
図1のカメラと同じであるが、論理積手段5(51)を
有しており、論理積手段5(51)は防振切換手段(9
12)の信号が入力し、且つボディ種類判別手段1
6''' の信号が入力すると出力しタイマ手段113はそ
の信号により振動検出手段91を起動させる。
【0254】つまり防振の為の通信手段を持つカメラボ
ディでは防振切換手段912を操作し、SW1オン操作
時点で振動検出手段は起動を始めるが、防振の為の通信
手段を持たないカメラボディに取り付けた時は防振切換
手段を操作することで振動検出手段はあらかじめ起動
し、起動制御手段14を操作し防振を行なう事に備え
る。
【0255】以上第四の実施例においてカメラボディの
種類に応じてレンズ鏡筒側のスイッチの制御様式が変更
されるが、この変更について表3にまとめる。
【0256】
【表3】
【0257】以上、図2〜図8は図1及び図4に示した
様に補正光学手段85の係止は防振切換用のスライドス
イッチ912a或いはカメラボディ取付にメカニカルに
連動した係止手段によって行なっていたが、図14に示
した様な電磁手段による係止を行なっても良い。
【0258】<実施例5>図9及び図10に本発明の第
五実施例を示す。全体の制御系のブロック構成(図1
0)は図8と殆ど同じであるが外観は図9で示す様にス
ライドスイッチ912aがプッシュスイッチになってお
り、このスイッチは押し込む毎に防振オン、オフが切り
換わるスイッチであり、防振を用いる為にプッシュスイ
ッチ912aを押すとスイッチ状態表示手段であるラン
プ912bが点灯する。
【0259】又、図14で説明した係止手段61が設け
られており、防振を行なう為にプッシュスイッチ912
aを押すと補正手段の係止解除を行ない、再度押すと係
止する構成になっている。
【0260】図9及び図10において、係止手段61は
前述した様に防振切換手段912の操作で電磁的に補正
手段の係止解除を行なうが、同時に防振切換手段912
の操作により補正起動手段98がオンされ補正手段は制
御状態になる。
【0261】又、レンズ着脱判別手段62はレンズ鏡筒
がカメラボディから外されたと判断すると出力し、その
信号により補正手段を係止状態に戻す。レンズ着脱判別
手段62の信号(レンズが外された信号)は防振切換手
段912にも入力し、防振オンから防振オフにリセット
する。(スイッチ状態表示手段912bは消える)。
【0262】ここで電源状態判別手段63は電源が一定
値以下に消耗すると出力し、この状態で防振を用いる為
に防振切換手段を操作するをスイッチ状態表示手段91
2bは点滅して電源が少ない事を表示する。
【0263】撮影者は防振の為にプッシュスイッチ91
2aを操作する際、そのスイッチが適正に行われたか否
か、スイッチ状態表示手段912bを見て必ず確認する
為、この時電源が消耗している事を撮影者に確実に伝え
る事が出来る。
【0264】<実施例6>図11に本発明の第六実施例
を示す。図10と異なるのは係止手段の解除が、防振を
始める時に行われる点である。
【0265】図11において、係止手段61は論理積手
段1(99)の信号(防振対応カメラボディ時)又は論
理積手段2(19)の信号(防振非対応カメラボディ
時)出力時に補正手段の係止解除を行ない、出力が無く
なると係止を行なう。
【0266】論理積手段1(99)又は論理積手段2
(19)は防振を行なう(補正手段を補正駆動させる)
時に出力する為、係止手段は防振を行なう時のみ補正手
段の係止を解除し、そしてその時のみ論理積手段1(9
9)又は論理積手段2(19)の信号により補正起動手
段98がオンされ、補正手段は制御状態になるとともに
補正駆動を開始する。
【0267】つまり、図10の構成に比べ補正手段をブ
レ補正に使わないで制御状態にしておく(防振切換手段
912のみ操作時)状態が無い為に省電力となる。
【0268】<実施例7>図12に本発明の第七の実施
例を示す。図2〜図11迄の実施例と比べて異なってい
るのは振動検出手段の起動が防振と無関係に行える点に
ある。
【0269】振動検出手段自体の消費電力は小さい為に
常に駆動を続けていても電源への影響が少ない事に着目
し、常に駆動させ出力を安定化しておく事で防振の為の
待ち時間を無くしている。
【0270】図12においてSW1信号及び振動検出手
段起動手段64の信号がタイマ手段113を介在して振
動検出手段91を起動する構成になっており、その他の
ブロックの機能は図11と同じである。
【0271】尚、振動検出手段起動手段64は公知の構
成の様に、他のカメラボディはレンズ鏡筒のスイッチ操
作が所定時間行われなかった時にはオフして振動検出手
段の駆動を止め、スイッチ切り忘れによる電池寿命の短
命化を防止している。
【0272】以上、図12の例におけるレンズ例のスイ
ッチの制御形態を表4にまとめる。
【0273】
【表4】
【0274】尚、防振一旦停止はプッシュスイッチ91
2aのオフでも行えるが、この場合には補正手段が係止
される為、次に防振オンする為に再び補正手段が係止解
除される為の時間が必要となる。
【0275】又、振動検出手段起動手段64にて振動検
出手段の起動を行なう時にはSW1オンと比べ測光、測
距、フォーカス合わせ等とも無関係に振動検出手段が起
動されるので、SW1の操作をフォーカスロック等で間
欠的に振動検出手段の時定数以上離して行なった場合で
も振動検出手段が駆動を継続出来るメリットが生まれ
る。
【0276】この様にカメラボディの性格により防振の
スイッチ制御形態を変える事で防振撮影時の操作性を格
段に高める事が出来る。
【0277】尚、図2〜図12の各実施例毎に各要素の
メリットを記述したが、これらをこの例にとどまらず適
宜組み合わせて実施しても良いのは云う迄もなく、又、
ボディ種類判別手段16の出力もカメラのボディ種類、
モードばかりでなく、スイッチ17aの操作により撮影
者切換により好みのスイッチ制御モードにも変更出来
る。
【0278】<発明と実施例との対応>請求項に記載の
「振動検出手段」は実施例のブロック91(図2、5、
7、8、10、11、12)と図13の83p及び83
yとで表されるものである。
【0279】請求項に記載の「補正手段」は実施例のブ
ロック910(図2、5、7、8、10、11、12)
と図1、4、9、13に示された「補正光学手段85」
とに相当する。
【0280】請求項に記載の「スイッチ手段」は、実施
例の「スイッチ912,14,17及びレリーズボタン
13aに連動するスイッチSW1」と、図2、5、7、
8、10、11、12に示されるブロック911及び9
12並びに14などに相当する。
【0281】請求項に記載の「第一のスイッチ手段」は
実施例のスイッチ912a及びブロック912に該当
し、「第二のスイッチ手段」は実施例のスイッチSW1
及びブロック911に該当し、「第三のスイッチ手段」
は実施例のスイッチノブ14a及びブロック14(起動
制御手段)に該当する。
【0282】請求項に記載の「制御手段」は実施例のレ
ンズマイコン16に該当する。
【0283】請求項に記載の「起動検出手段」は実施例
の図2、5、7、8、10、11、12のブロック11
4に該当する。
【0284】請求項に記載の「係止手段」は実施例の図
9及び従来例の図14に示された「係止手段61」に該
当する。
【0285】以上が実施例の各構成と本発明の各構成の
対応関係であるが、本発明はこれらの実施例の構成に限
られるものではなく、請求項で示した機能又は実施例の
構成が持つ機能を達成できる構成であればどのようなも
のであってもよいことは言うまでもない。
【0286】また、各実施例又はそれらの技術要素を必
要に応じて組み合わせるようにしてもよい。
【0287】更に本発明は、請求項または実施例の構成
の全体若しくは一部が一つの装置を形成するようなもの
であっても、他の装置と結合するようなものであって
も、装置を構成する要素のようなものであってもよい。
【0288】また、本発明は一眼レフカメラ、レンズシ
ャッターカメラ、ビデオカメラ等の種々の形態のカメ
ラ、更にはカメラ以外の光学機器やその他の装置、更に
はそれらカメラや光学機器やその他の装置に適用される
装置またはこれらを構成する要素に対しても適用できる
ものである。
【0289】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、該レンズ鏡筒
に装着されるカメラボディの種類や選択された撮影モー
ドに応じて該防振装置の制御様式を変更することができ
る。
【0290】請求項2の発明によれば、該スイッチ手段
を切り忘れた状態で該レンズ鏡筒を該カメラボディから
取り外した場合であっても該スイッチ手段が自動的にリ
セットされるので、その後、該レンズ鏡筒を再び該カメ
ラボディもしくは他のカメラボディに装着して撮影を行
っても前回の撮影の際に設定した防振動作が再開される
という事態を招くことがない。
【0291】請求項3の発明によれば、該防振装置全体
の制御と、該防振装置の構成要素である振動検出手段及
び該補正手段の制御と、を別々に行うことができるので
種々の制御様式を実施できる実用的なカメラを実現でき
る。
【0292】請求項4の発明によれば、該防振装置全体
の制御と該防振装置の構成要素である振動検出手段及び
該補正手段の制御と、を別々に行うことができるので種
々の制御様式を実施できる実用的なカメラを実現でき
る。
【0293】請求項5の発明によれば、該第一及び第二
のスイッチ手段がオンされた時に該振動検出手段が起動
するように構成されているカメラが提供される。
【0294】請求項6の発明によれば、該防振装置の制
御パターンをカメラボディの種類や撮影モードや撮影者
の操作に応じて選択することができる。
【0295】請求項7の発明によれば、該カメラボディ
の種類及び該撮影モード並びに撮影者の操作などに応じ
て該第一及び該第二のパターンを選択する機能を有して
いるカメラが提供される。
【0296】請求項8の発明によれば、該カメラボディ
の種類及び該撮影モード並びに撮影者の操作などに応じ
て該第一及び該第二のパターンを選択する機能を有して
いるカメラが提供される。
【0297】請求項9の発明によれば、該レリーズスイ
ッチが操作されると同時に該振動検出手段の動作が開始
されるカメラが提供される。
【0298】請求項10の発明によれば、撮影準備のた
めの該スイッチを操作した時に該振動検出手段が動作を
開始するカメラが提供される。
【0299】請求項11の発明によれば、該第三のスイ
ッチ手段が跳ね返りスイッチとして構成されているの
で、該補正手段に任意の時間だけブレ補正駆動を行わせ
ることができる。
【0300】請求項12の発明によれば、リアルタイム
モードを有するカメラにおいては該第一乃至第三のスイ
ッチ手段のすべてを操作した時に該補正手段がブレ補正
駆動を行うカメラが提供される。
【0301】請求項13の発明によれば、該振動検出手
段と該補正手段とが動作している時に撮影者が該第三の
スイッチ手段を操作すると該補正手段の動作を停止させ
ることができる。
【0302】請求項14の発明によれば、該振動検出手
段が既に起動されている第一の場合と起動されていない
第二の場合とに応じて該防振装置の初期特性を変更する
ので正確な振動検出を行うことができる。
【0303】請求項15の発明によれば、該防振スイッ
チ手段の操作直前までの該振動検出手段に対する電源供
給状態の判別結果に応じて該防振装置の初期特性を変化
させることによって正確な振動検出を行うことができ
る。
【0304】請求項16の発明によれば、該演算回路が
該第一の場合と該第二の場合とに応じて該補正手段の動
作開始初期の演算特性を変更するので、撮影モードやカ
メラの種類の違いに応じて防振動作を変化させることが
できる。
【0305】請求項17の発明によれば、該防振スイッ
チ手段の操作直前までの所定期間に該振動検出手段に電
源が供給されているか否かに応じて該防振装置の初期特
性が変更されるので、使用状況に違いがあっても振動検
出を正確に行うことができる。
【0306】請求項18の発明によれば、該防振スイッ
チ手段の操作直前までの所定期間に該振動検出手段に電
源が供給されているか否かに応じて該演算回路の時定数
が変更されるので、使用状況に違いがあっても振動検出
を正確に行うことができる。
【0307】請求項19の発明によれば、該防振スイッ
チ手段の操作直前までの所定期間に該振動検出手段に電
源が供給されている場合であっても該振動検出手段の出
力が安定していないこともあるので該演算回路の時定数
を変更するか否かを判断することにより該演算回路の時
定数の変更を行うか否かを決定し、正確な防振動作を可
能にする。
【0308】請求項20の発明によれば、該防振スイッ
チ手段の操作直前までの所定期間に該振動検出手段に電
源が供給されていない場合には該防振スイッチ手段の操
作に同期して該演算回路の積分器もしくはハイパスフィ
ルタの時定数を小さくすることにより該振動検出手段の
出力の安定化と正確な防振動作を図ることができる。
【0309】請求項21の発明によれば、該振動検出手
段の時定数が該振動検出手段の出力に応じて変更される
ので常に正確な振動検出ができる。
【0310】請求項22の発明によれば、該演算回路の
時定数の変更が該積分器或はハイパスフィルタの時定数
を該防振スイッチ手段の操作に同期して大から小に変更
した後に再び小から大に変更することにより行われるの
で、該振動検出手段の出力状態の変化に合わせた検出を
行うことができる。
【0311】請求項23の発明によれば、該第一のスイ
ッチ手段がオン操作された時に該補正手段の制御が開始
され、該第二のスイッチ手段がオン操作された時に該補
正手段のブレ補正動作が開始されるカメラが提供され
る。
【0312】請求項24の発明によれば、該係止手段が
該第一のスイッチ手段のオン操作により該補正手段の係
止を解除するように構成されたカメラが提供される。
【0313】請求項25の発明によれば、該係止手段が
該第一のスイッチ手段のオフ操作に応じて該補正手段の
係止を行うように構成されたカメラが提供される。
【0314】請求項26の発明によれば、該防振スイッ
チ手段のオフ操作後も所定時間の間は該防振装置の少な
くとも一部が防振機能を継続するカメラが提供される。
【0315】請求項27の発明によれば、該防振スイッ
チ手段のオフ操作後も該振動検出手段が所定時間の間は
動作を継続するので、フォーカスロックを何度も行うた
めにシャッターレリーズボタンを間欠的に続けて押すよ
うな撮影操作の際にも防振装置を作動させつつ撮影を行
うことができる。
【0316】請求項28の発明によれば、該防振装置の
一部が予め起動されているので撮影開始時から正確な防
振をさせることができ、また、撮影開始時に振動検出手
段の出力の安定化を待つ必要がない。
【0317】請求項29の発明によれば、該補正手段の
起動に先立って該振動検出手段が起動されているので該
振動検出手段の出力の安定化を待つ必要がなく、撮影開
始時から正確な防振動作を行うことができる。
【0318】請求項30の発明によれば、該防振装置の
起動前に該振動検出手段を起動させておくことができる
ので、防振開始時に該振動検出手段の出力の安定化を待
つ必要がなく、撮影開始と同時に正確な防振動作を行わ
せることができる。
【0319】請求項31の発明によれば、該起動手段が
カメラの撮影動作開始のための既存のスイッチと兼用に
なっているので使い易いカメラを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一及び第四実施例のカメラの一部の
概略構造を説明するための斜視図。
【図2】図1のカメラに搭載されている構成要素間の制
御動作及び該カメラの機能を説明するためのブロック
図。
【図3】(a)は図2に示した振動検出手段91に含ま
れる演算回路の一例と図2の起動検出手段114の機能
を説明するための図、(b)及び(c)は該演算回路の
特性と該起動検出手段114の機能を説明するための
図。
【図4】本発明の第二及び第三実施例のカメラの一部の
概略構造を説明するための図。
【図5】図4のカメラに搭載されている構成要素間の制
御動作及び該カメラの機能を説明するためのブロック
図。
【図6】(a)及び(b)は図4の振動検出手段91の
特性の変化を説明するための図。
【図7】本発明の第三実施例のカメラに搭載されている
構成要素間の制御動作及び該カメラの機能を説明するた
めのブロック図。
【図8】本発明の第四実施例のカメラに搭載されている
構成要素間の制御動作及び該カメラの機能を説明するた
めのブロック図。
【図9】本発明の第五実施例のカメラの一部の概略構造
を説明するための図。
【図10】本発明の第五実施例のカメラに搭載されてい
る構成要素間の制御動作及び該カメラの機能を説明する
ためのブロック図。
【図11】本発明の第六実施例のカメラに搭載されてい
る構成要素間の制御動作及び該カメラの機能を説明する
ためのブロック図。
【図12】本発明の第七実施例のカメラに搭載されてい
る構成要素間の制御動作及び該カメラの機能を説明する
ためのブロック図。
【図13】本発明及び従来のカメラに装備されている公
知の防振装置の概略構成を説明するための図。
【図14】図13に示した防振装置に含まれる補正手段
を装備している従来のレンズ鏡筒の要部分解斜視図。
【図15】図14に示した補正手段の駆動制御回路の一
例を示した図。
【図16】図15に示した回路の具体例を示した図。
【図17】(a)は図14に示した係止手段61の拡大
平面図、(b)は図(a)の側面図、(c)は該係止手
段61の電磁プランジャ719の動作を説明するための
縦断面図。
【図18】図14〜図17に示された構成の防振装置を
有するレンズ鏡筒を装着したカメラの機能及び制御動作
を説明するためのブロック図。
【符号の説明】
11…カメラボディ 12…接点 13a…レリーズボタン 14…起動制御手
段 14a…プッシュスイッチノブ 14b,14c…
パターン 15…連動軸 15b…アーム 15c…バネ 16…レンズマイコン(ボディ種類判別手段) 16’…撮影モード判別手段 16'',16''' …ボディ種類判別手段 17…スイッチ 17a…撮影者切
換ノブ 18…制御切換手段 19…論理積手段
2 21…ハイパスフィルタ 22…積分回路 31…論理積手段4 32…安定判断手
段 51…論理積回路5 61…係止手段 62…レンズ着脱判別手段 63…電源状態判
別手段 64…駆動検出手段起動手段 85…補正光学手
段 91…振動検出手段 92…目標値設定
手段 94…防振敏感度設定手段 95…ズーム情報
出力手段 96…露光準備手段 97…補正駆動手
段 98…補正起動手段 99…論理積手段
1 110…制御切換手段2 111…強制停止
手段 112…論理積手段3 114…起動検出
手段 115…タイマ手段1 910…補正手段 911…レリーズ手段 912…防振切換
手段 913…露光手段

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレを検出する振動検出手段及び該振動
    検出手段の出力に基づいてブレを補正する補正手段で構
    成された防振装置と、複数種のカメラボディに対して脱
    着可能なレンズ鏡筒と、を有するカメラにおいて、 該防振装置の機能を制御するスイッチ手段が設けられて
    おり、 該レンズ鏡筒に取り付けられる該カメラボディの種類或
    は該カメラボディにおいて選択された撮影モードに応じ
    て該スイッチ手段の制御様式を変更する機能を有した制
    御手段が設けられていることを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 ブレを検出する振動検出手段及び該振動
    検出手段の出力に基づいてブレを補正する補正手段で構
    成された防振装置と、複数種のカメラボディに対して脱
    着可能なレンズ鏡筒と、を有するカメラにおいて、 該防振装置の機能を制御するスイッチ手段が該レンズ鏡
    筒に設けられており、該レンズ鏡筒を該カメラボディか
    ら取り外すと該スイッチ手段がリセットされることを特
    徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 該スイッチ手段は第一乃至第三のスイッ
    チ手段から構成されていることを特徴とする請求項1又
    は2のカメラ。
  4. 【請求項4】 該第一のスイッチ手段は該防振装置を制
    御するものとして構成され、該第二のスイッチ手段は該
    振動検出手段を制御するものとして構成され、該第三の
    スイッチ手段は該補正手段にブレ補正駆動を行わせるも
    のとして構成されていることを特徴とする請求項3のカ
    メラ。
  5. 【請求項5】 該振動検出手段は該第一及び該第二のス
    イッチ手段がオンされた時に起動するように構成されて
    いることを特徴とする請求項3又は4のカメラ。
  6. 【請求項6】 該制御手段は、該第一及び該第二のスイ
    ッチ手段がオンした時に該振動検出手段が起動するとと
    もに該補正手段もブレ補正駆動を行う第一の制御パター
    ンと、該第一及び該第二並びに該第三のスイッチ手段が
    オンされた時に該補正手段にブレ補正駆動を行う第二の
    制御パターンと、を有しており、 該第一及び該第二の制御パターンを該カメラボディの種
    類及び該撮影モード並びに撮影者の操作のうちのいずれ
    かに応じて選択する機能を有していることを特徴とする
    請求項3又は4のカメラ。
  7. 【請求項7】 該制御手段は、該第一及び該第二のスイ
    ッチ手段がオンした時に該振動検出手段が起動するとと
    もに該補正手段もブレ補正駆動を行う第一の制御パター
    ンと、該第二及び該第三のスイッチ手段がオンされた時
    に該補正手段にブレ補正駆動を行う第二の制御パターン
    と、を有しており、 該第一及び該第二の制御パターンを該カメラボディの種
    類及び該撮影モード並びに撮影者の操作のうちのいずれ
    かに応じて選択する機能を有していることを特徴とする
    請求項3又は4のカメラ。
  8. 【請求項8】 該制御手段は、該第一及び該第二のスイ
    ッチ手段がオンした時に該振動検出手段が起動するとと
    もに該補正手段もブレ補正駆動を行う第一の制御パター
    ンと、該第一及び該第三のスイッチ手段がオンされた時
    に該補正手段にブレ補正駆動を行う第二の制御パターン
    と、を有しており、 該第一及び該第二の制御パターンを該カメラボディの種
    類及び該撮影モード並びに撮影者の操作のうちのいずれ
    かに応じて選択する機能を有していることを特徴とする
    請求項3又は4のカメラ。
  9. 【請求項9】 該第二のスイッチ手段が該カメラボディ
    のレリーズスイッチを兼ねていることを特徴とする請求
    項3又は4のカメラ。
  10. 【請求項10】 該第二のスイッチ手段は撮影準備のた
    めのスイッチに連動してオンするようになっていること
    を特徴とする請求項3又は4のカメラ。
  11. 【請求項11】 該第三のスイッチ手段が跳ね返りスイ
    ッチとして構成されていることを特徴とする請求項3又
    は4のカメラ。
  12. 【請求項12】 該第二の制御パターンは該カメラボデ
    ィがリアルタイムモード(露光のためのスイッチ操作直
    後に露光が行われるモード)を有するカメラにおいて該
    制御手段により選択されることを特徴とする請求項6、
    7、又は8のカメラ。
  13. 【請求項13】 該制御手段は、該第一の制御パターン
    を選択した時に撮影者が該第三のスイッチ手段を操作し
    た場合には該補正手段の動作を停止させる機能を有して
    いることを特徴とする請求項6、7、又は8のカメラ。
  14. 【請求項14】 ブレを検出する振動検出手段と、該振
    動検出手段の出力に基づいてブレを補正する補正手段
    と、該補正手段の動作を開始せしめる防振スイッチ手段
    と、から構成された防振装置を具備しているカメラにお
    いて、 該防振スイッチ手段の操作時に該振動検出手段が既に起
    動されているか否かを検出する起動検出手段を有し、 該起動検出手段は、該振動検出手段が既に起動されてい
    る第一の場合と起動されていない第二の場合とに応じて
    該防振装置の初期特性を変更する初期特性変更手段を有
    していることを特徴とするカメラ。
  15. 【請求項15】 該起動検出手段は、該防振スイッチ手
    段の操作直前までの該振動検出手段に対する電源供給状
    態を判別する判別手段と、該判別手段の判別結果により
    該防振装置の初期特性を変更する初期特性変更手段と、
    を有していることを特徴とする請求項14のカメラ。
  16. 【請求項16】 該振動検出手段は、ブレ検出センサ
    と、該ブレ検出センサの出力を演算する演算回路と、で
    構成されており、該演算回路は該第一の場合と該第二の
    場合とに応じて該補正装置の動作開始初期における演算
    特性を変更する機能を有していることを特徴とする請求
    項14のカメラ。
  17. 【請求項17】 該第一の場合とは該防振スイッチ手段
    の操作直前までの所定期間に該振動検出手段に電源が供
    給されている場合であり、該第二の場合とは該防振スイ
    ッチ手段の操作直前までの所定期間に該振動検出手段に
    電源が供給されていない場合であることを特徴とする請
    求項14のカメラ。
  18. 【請求項18】 該第二の場合に該初期特性変更手段が
    該演算回路の時定数を変更し、該第一の場合には該初期
    特性変更手段が該演算回路の時定数を変更しないことを
    特徴とする請求項17のカメラ。
  19. 【請求項19】 該第二の場合には該初期特性変更手段
    が該防振装置の動作開始初期に該演算回路の時定数を変
    更し、該第一の場合には該初期特性変更手段が該演算回
    路の出力信号に基づいて該演算回路の時定数を変更する
    か否かを判断することを特徴とする請求項17のカメ
    ラ。
  20. 【請求項20】 該演算回路は積分器或はハイパスフィ
    ルタを有しており、該演算回路の時定数の変更は該積分
    器或は該ハイパスフィルタの時定数を該防振スイッチ手
    段の操作に同期して大から小に変更した後に再び小から
    大に変化させることによって行われることを特徴とする
    請求項18、19のカメラ。
  21. 【請求項21】 ブレを検出する振動検出手段と、該振
    動検出手段の出力に基づいてブレを補正する補正手段
    と、該補正手段の動作を開始せしめる防振スイッチ手段
    と、から構成された防振装置を具備しているカメラにお
    いて、 該振動検出手段の時定数を変更する時定数変更手段を有
    し、該時定数変更手段の時定数変更様式が該振動検出手
    段の出力に応じて変更可能であることを特徴とするカメ
    ラ。
  22. 【請求項22】 該振動検出手段は、ブレ検出センサ
    と、該ブレ検出センサの出力を演算する演算回路と、で
    構成され、該演算回路は積分器或はハイパスフィルタを
    有しており、該演算回路の時定数の変更は該積分器或は
    該ハイパスフィルタの時定数を該防振スイッチ手段の操
    作に同期して大から小に変更した後に再び小から大に変
    化させることによって行われることを特徴とする請求項
    21のカメラ。
  23. 【請求項23】 ブレを検出する振動検出手段と、該振
    動検出手段の出力に基づいてブレを補正する補正手段
    と、該補正手段の動作を開始せしめる防振スイッチ手段
    と、から構成された防振装置を具備しているカメラにお
    いて、 該防振スイッチ手段は第一及び第二のスイッチ手段を有
    し、該第一のスイッチ手段がオン操作された時に該補正
    手段の制御が開始され、該第二のスイッチ手段がオン操
    作された時に該補正手段がブレ補正動作を開始すること
    を特徴とするカメラ。
  24. 【請求項24】 該補正手段を係止する係止手段を備
    え、該係止手段は該第一のスイッチ手段のオン操作によ
    り該補正手段の係止を解除することを特徴とする請求項
    23のカメラ。
  25. 【請求項25】 該係止手段は該第一のスイッチ手段が
    オフ操作に応じて該補正手段の係止を行うことを特徴と
    する請求項24のカメラ。
  26. 【請求項26】 ブレを検出する振動検出手段と、該振
    動検出手段の出力に基づいてブレを補正する補正手段
    と、で構成される防振装置を具備しているカメラにおい
    て、 該防振装置の一部もしくは全部を起動する防振スイッチ
    手段を有し、該防振スイッチ手段のオフ操作後も所定時
    間の間は該防振装置の少なくとも一部が防振機能を継続
    することを特徴とするカメラ。
  27. 【請求項27】 該防振スイッチ手段のオフ操作後も該
    振動検出手段が所定時間の間は動作を継続することを特
    徴とする請求項26のカメラ。
  28. 【請求項28】 ブレを検出する振動検出手段と、該振
    動検出手段の出力に基づいてブレを補正する補正手段
    と、で構成される防振装置を具備しているカメラにおい
    て、 該防振装置の一部を予め起動させておく準備手段を有し
    ていることを特徴とするカメラ。
  29. 【請求項29】 該準備手段は該振動検出手段を予め起
    動させておく機能を有していることを特徴とする請求項
    28のカメラ。
  30. 【請求項30】 ブレを検出する振動検出手段と、該振
    動検出手段の出力に基づいてブレを補正する補正手段
    と、で構成される防振装置を具備しているカメラにおい
    て、 該防振装置の使用を有無に関係なく該振動検出手段を起
    動する起動手段を有していることを特徴とするカメラ。
  31. 【請求項31】 該起動手段は該カメラのメインスイッ
    チもしくはレリーズスイッチの単独操作により構成され
    るか、或は該メインスイッチ及び該レリーズスイッチの
    同時操作により構成されていることを特徴とする請求項
    30のカメラ。
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