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JPH08248927A - 液晶表示装置及び液晶表示パネルの駆動方法 - Google Patents

液晶表示装置及び液晶表示パネルの駆動方法

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Publication number
JPH08248927A
JPH08248927A JP7472695A JP7472695A JPH08248927A JP H08248927 A JPH08248927 A JP H08248927A JP 7472695 A JP7472695 A JP 7472695A JP 7472695 A JP7472695 A JP 7472695A JP H08248927 A JPH08248927 A JP H08248927A
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JP
Japan
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signal
liquid crystal
crystal display
sampling
video signal
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JP7472695A
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Makoto Takeuchi
誠 竹内
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高解像度の画像を表示できる液晶表示装置を
提供することである。 【構成】 信号変換回路17は、BRG各色の映像信号
をそれぞれ1.5画素に相当する期間だけサンプリング
し、下側の信号側ドライバ14A用の信号と上側の信号
側ドライバ14C用の信号とに振り分け、さらに、3画
素に相当する期間持続する信号に伸長して各信号側ドラ
イバ14A、14Cに供給する。各信号側ドライバ14
A、14Cは、供給された信号をサンプリングし、サン
プリング値に対応する電圧を信号電極23L、23Uを
介して画素容量に印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高解像度の液晶表示
装置及び液晶表示パネルの駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図12は、いわゆるCOG(チップオン
グラス)方式の液晶表示装置の構成を示す。この液晶表
示装置は、液晶表示パネル(液晶表示素子)111のガ
ラス基板の上に信号側ドライバ(ソースドライバ)11
2A、112Bと走査側ドライバ(アドレスドライバ)
113A、113Bを配置して構成されている。
【0003】このような構成の液晶表示装置の液晶パネ
ル111と信号側ドライバ112A、112Bの構成を
図13に示す。図示するように、液晶表示パネル111
は、アクティブマトリクス型のものであり、各画素電極
121はTFT(薄膜トランジスタ)122を介して対
応する信号ラインS1、S2、・・・に接続されている。
また、各行のTFT122は対応するゲートラインG
1、G2・・・に接続されている。信号側ドライバ112
A、112Bは、シフトレジスタを構成する複数のフリ
ップフロップ131と、フリップフロップ131の出力
信号SS1、SS2、・・・に応じてオン・オフするアナ
ログスイッチ132と、アナログスイッチ132を介し
てBGRいずれかの映像信号が供給され、信号ラインS
1、S2、・・・を駆動するチャージ回路133と、から
構成されている。
【0004】図13に示す回路構成において、各水平走
査期間が開始すると、走査側ドライバ114A、114
Bは選択対象のゲートラインにゲートパルスを印加し、
対応する行のTFT122をオンする。また、クリア信
号CLRがアクティブレベルに設定され、選択行の画素
の容量(液晶容量)に蓄積されていた電荷がオンしたT
FT122とチャージ回路133を介して放電される。
続いて、クリア信号CLRがオフし、出力イネイブル信
号OEがアクティブレベルに設定される。また、第1段
のフリップフロップ131に図14(B)に示す3クロ
ック期間ハイレベルとなるスタート信号SRTが供給さ
れる。各フリップフロップ131は(A)に示すクロッ
クCKに従ってスタート信号SRTをシフトして、
(C)〜(F)に示す信号SS1〜SS4・・・として出
力する。
【0005】フリップフロップ131の出力信号SS
1、SS2、・・・に応じて、アナログスイッチ132が
順次3クロック期間オンする。このため、(G)〜
(I)に示すように、BGR各色の映像信号がチャージ
回路133の入力容量にサンプリングされ、チャージ回
路133により選択行の液晶容量に書き込まれる。この
ような構成及び動作とすることにより、各液晶容量に
は、3クロック期間、即ち、BRGの3画素の表示期間
分の映像信号の平均値が書き込まれ、平均値に対応する
階調が表示される。
【0006】液晶表示パネルは解像度が高いものが求め
られており、特に拡大投影用の液晶表示パネルでは、小
さなパネルに高解像度が要求されている。解像度を高め
るためには、画素数を増加すると共に画素の増加に伴っ
てドライバの数を増加しなければならない。また、ドラ
イバの配置スペースが限られている。このため、図15
に示すように、信号ラインを上下に交互(千鳥)に引き
出し、図16に示すように信号側ドライバ112A〜1
12Dを表示領域の上下に配置して結線する必要が生ず
る。
【0007】このような構造の液晶表示装置を駆動する
場合、従来の駆動方法を踏襲し、図17(A)、
(B)、(F)、(G)に示すように、下側の信号側ド
ライバ112A、112Bに供給するクロックCK1及
びスタート信号STR1よりも半クロック期間遅延した
クロックCK2及びスタート信号SRT2を上側の信号
側ドライバ112C、112Dに供給する方法も考えら
れる。
【0008】この駆動方法によれば、下側の信号側ドラ
イバ112A、112Bは(C)〜(E)に示すように
順次BRG各色の映像信号をサンプリングして、対応す
る液晶容量に書き込む。また、上側の信号側ドライバ1
12C、112Dは、(H)〜(J)に示すように順次
BRG各色の映像信号をサンプリングして、対応する液
晶容量に書き込む。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図17に示す
駆動方法では、(C)と(I)、(D)と(J)、
(E)と(H)を比較すれば明らかなように、下側の信
号側ドライバ112A、112Bがサンプリングする映
像信号の後半と上側の信号側ドライバ112C、112
Dがサンプリングする映像信号の前半が重複する。この
ため、表示画像の解像度が低下する。
【0010】この発明は上記実状に鑑みてなされたもの
で、高解像度の画像を表示することができる液晶表示装
置及び液晶表示パネルの駆動方法を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点にかかる液晶表示装置は、液
晶容量と液晶容量に接続されたスイッチング素子と、ス
イッチング素子を介して液晶容量に接続された信号ライ
ンとを備え、信号ラインが反対方向に千鳥状に引き出さ
れた液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルを挟んで反
対側に配置され、対応する信号ラインにそれぞれ接続さ
れ、供給された映像信号に従って信号ラインを駆動する
第1と第2の駆動回路と、映像信号を前記第1と第2の
駆動回路用に異なったタイミングでサンプリングし、前
記第1と第2の駆動回路に振り分けて供給する変換手段
と、を備えることを特徴とする。
【0012】また、この発明の第2の観点にかかる液晶
表示パネルの駆動方法は、液晶容量と液晶容量に接続さ
れたスイッチング素子と、スイッチング素子を介して液
晶容量に接続され、交互に反対方向に引き出された第1
と第2の信号ライン群とを備える液晶表示パネルの駆動
方法において、映像信号を前記第1の信号ライン群用と
前記第2の信号ライン群用に互いに異なったタイミング
でサンプリングするサンプリングステップと、サンプリ
ング信号を前記第1の信号ライン群用と前記第2の信号
ライン群用に振り分ける振り分けステップと、前記第1
の信号ライン群用のサンプリング信号に従って前記第1
の信号ラインを駆動し、前記第2の信号ライン群用のサ
ンプリング信号に従って前記第2の信号ラインを駆動す
る駆動ステップと、を備えることを特徴とする。
【0013】
【作用】この発明によれば、各液晶容量に印加される信
号のサンプリング期間が重複することがない。従って、
高解像度の画像を表示できる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例にかかる液晶表示装
置及び液晶表示パネルの駆動方法を図面を参照して説明
する。 (第1実施例)この実施例の液晶表示装置は、図1に示
すように、TFT側ガラス基板12とカラーフィルタ側
ガラス基板13を備えるTFT液晶表示パネル11と、
該パネルのTFT側ガラス基板12上に配置された4つ
の信号側ドライバ14A〜14Dと2つの走査側ドライ
バ15A、15Bとこれらのドライバに接続されたフレ
キシブル回路基板(FPB)16と、信号変換回路17
と、より構成される。
【0015】信号側ドライバ14Aと14Bとは液晶表
示パネル11の表示領域の下側に配置され、信号側ドラ
イバ14Cと14Dは表示領域の上側に配置されてい
る。また、走査側ドライバ15Aと15Bは液晶表示パ
ネル11の右端に配置されている。信号変換回路17
は、フレキシブル回路基板16上に配置され、信号側ド
ライバ14A〜14Dに接続されている。
【0016】図2は、液晶表示パネル11と信号側ドラ
イバ14A〜14Dの回路構成を示す。液晶表示パネル
11は、BGR各色の画素がΔ配置されて形成されてお
り、各画素の液晶容量(画素電極21と対向電極とその
間の液晶により形成される容量)はTFT22を介して
信号ライン(データライン)23L、23Uに接続され
ている。奇数列の信号ライン23Lは表示領域の下側に
引き出され、下側の信号側ドライバ14A、14Bに接
続され、偶数列の信号ライン23Uは表示領域の上側に
引き出され、上側の信号側ドライバ14C、14Dに接
続されている。また、各行のTFT22のゲートはゲー
トライン24に接続され、走査側ドライバ15A、15
Bに接続されている。
【0017】下側の信号側ドライバ14A、14Bは、
シフトレジスタを構成する複数のフリップフロップ31
Lと、フリップフロップ31Lの出力に応じてオン・オ
フし、BGRいずれかの映像信号をチャージ回路33L
に供給するアナログスイッチ32Lと、クリア信号CL
Rと出力イネイブル信号OEに従って、各液晶容量を充
・放電するチャージ回路33Lと、から構成されてい
る。
【0018】上側の信号側ドライバ14C、14Dも同
様に、シフトレジスタを構成する複数のフリップフロッ
プ31Uと、フリップフロップ31の出力に応じてオン
・オフし、BGRいずれかの映像信号をチャージ回路3
3Uに供給するアナログスイッチ32Uと、クリア信号
CLRと出力イネイブル信号OEに従って、各液晶容量
を充・放電するチャージ回路33Uから構成されてい
る。
【0019】下側の信号側ドライバ14Aと14Bの各
フリップフロップ31にはクロックCK1が供給され
る。信号側ドライバ14Aの先頭フリップフロップ31
には、スタート信号SRT1が供給される。信号側ドラ
イバ14Bの先頭フリップフロップ31には、信号側ド
ライバ14Aの最終段のフリップフロップ31の出力信
号が供給される。
【0020】上側の信号側ドライバ14Cと14Dの各
フリップフロップ31にはクロックCK1の反転信号で
あるCK2が供給される。左上側の信号側ドライバ14
Cの先頭フリップフロップには、スタート信号SRT1
よりもクロックの半周期分遅延したスタート信号SRT
2が供給される。信号側ドライバ14Dの先頭フリップ
フロップ31には、信号側ドライバ14Cの最終段のフ
リップフロップ31の出力信号が供給される。
【0021】信号変換回路17は、テレビジョン受信信
号等から生成された青赤緑各色のアナログ映像信号(階
調信号)BGRは信号変換回路17に供給される。BG
R各色の映像信号とクロックCK1を受け、BGR各色
の映像信号を1.5クロック期間ずつサンプリングす
る。また、BGR各色の映像信号のサンプリングタイミ
ングは1クロック期間ずつシフトしている。信号変換回
路17は、サンプリングした信号(信号素片)を3クロ
ック期間の信号に伸長し、奇数番のサンプリング映像信
号を下側の信号側ドライバ14A、14Bに階調信号B
L、GL、RLとして供給し、偶数番のサンプリング映
像信号を上側の信号側ドライバ14C、14Dに階調信
号RU、BU、GUとして供給する。
【0022】クリア信号CLR、出力イネイブル信号O
E、クロックCK1、CK2、スタート信号STR1、
STR2はタイミング制御部35により生成される。
【0023】次に、上記構成の液晶表示装置の動作を図
3のタイミングチャートを参照して説明する。各水平走
査期間が開始すると、走査側ドライバ15A、15Bは
選択行のゲートライン24にゲートパルスを印加し、選
択行のTFT22をオンさせる。タイミング制御部35
は、チャージ回路33L、33Uにクリア信号CLRを
供給し、選択行の液晶容量の電荷がオン状態のTFT2
2を介して放電される。続いて、クリア信号CLRがオ
フし、出力イネイブル信号OEがアクティブレベルとな
る。
【0024】信号変換回路17は、図3(D)に示すク
ロックCK1に従って、(A)〜(C)に例示するB、
G、R各色の映像信号を、(F)〜(H)に示すように
1.5クロック期間ずつ、1クロック期間ずつシフトし
たタイミングでサンプリングする。信号変換回路17
は、サンプルした信号を3クロック期間の信号(信号素
片)に伸長し、さらに、奇数番の信号を(I)、
(K)、(M)に示すように下側の信号側ドライバ14
A、14Bに階調信号BL、GL、RLとして供給し、
偶数番の信号を(J)、(L)、(N)に示すように上
側の信号側ドライバ14C、14Dに階調信号RU、B
U、GUとして供給する。
【0025】下側の信号側ドライバ14A、14Bのフ
リップフロップ31には(D)に示すクロックCK1と
(O)に示すスタート信号SRT1が供給され、フリッ
プフロップ31はスタート信号SRT1を順次転送す
る。このため、第1段、第2段、第3段・・・のフリップ
フロップ31から出力される制御信号SL1、SL2、
SL3・・・は、(P)〜(R)に例示するように、1ク
ロック期間ずつシフトして、3クロック期間Hレベルと
なる。
【0026】フリップフロップ31Lの出力信号SL
1、SL2・・・に従って、各アナログスイッチ32Lが
順次3クロック期間ずつオンする。従って、(I)に示
す信号B1、B3・・・が第1段、第4段、・・・のチャージ
回路33Lに供給され、(K)に示す信号G1、G3・・
・が第2段、第5段、・・・のチャージ回路33Lに供給さ
れ、(K)に示す信号R1、R3・・・が第3段、第6
段、・・・のチャージ回路33Lに供給される。
【0027】アナログスイッチ32Lを通過した信号
は、チャージ回路33Lの入力容量をチャージし、チャ
ージ回路33Lは入力容量にサンプリングされた電圧に
対応する電圧を信号ライン23Lに供給する。
【0028】上側の信号側ドライバ14C、14Dのフ
リップフロップ31Uには(E)に示すクロックCK2
と(S)に示すスタート信号SRT2が供給され、フリ
ップフロップ31Uはスタート信号SRT2を順次転送
する。このため、第1段、第2段、第3段・・・のフリッ
プフロップ31Uから出力される制御信号SU1、SU
2、SU3・・・は、(T)〜(V)に例示するように、
1クロック期間ずつシフトして、3クロック期間Hレベ
ルとなる。
【0029】フリップフロップ31Uの出力信号SU
1、SU2・・・に従って、各アナログスイッチ32Uが
順次3クロック期間ずつオンする。従って、(N)に示
す信号R0、R2・・・が第1段、第4段、・・・のチャージ
回路33Uに供給され、(J)に示す信号B2、B4・・
・が第2段、第5段、・・・のチャージ回路33Uに供給さ
れ、(L)に示す信号G2、G4・・・が第3段、第6
段、・・・のチャージ回路33Uに供給される。
【0030】チャージ回路33Uに供給された信号は、
チャージ回路33Uの入力容量を充電し、サンプリング
される。チャージ回路33Uはサンプリング信号に対応
する信号を信号ライン23Uに供給される。
【0031】各信号ライン23L及び23Uに印加され
た信号は、選択行のTFT22を介して各液晶容量に印
加され、該液晶容量を充電する。各ゲートライン24の
選択期間が終了すると、ゲートパルスがオフし、TFT
22がオフする。従って、次の選択期間まで、各液晶容
量に電荷が保持され続け、所望の階調が表示される。
【0032】信号変換回路17は1.5クロック期間で
映像信号のサンプリングを完了し、サンプリングした信
号を3クロック期間の信号に伸長して上下の信号側ドラ
イバ14A〜14Dに供給する。従って、同一色の画素
の映像信号のサンプリング期間が重複することがない。
従って、信号ライン23L、23Uが上下に千鳥状に引
き出され、表示領域の上下に信号側ドライバ14A〜1
4Dが配置された構成の液晶表示装置に、高解像度の画
像を表示させることができる。
【0033】なお、例えば、図12〜図14に示す構成
において、各ドライバ112A〜112Dのサンプリン
グ期間を3クロック期間のうちの前半1.5クロック期
間のみとし、後半1.5クロック期間はサンプリングを
停止することにより、サンプリング期間の重複を避ける
ことも可能である。しかし、この方法では、チャージ回
路133の入力容量をチャージする時間が半分になって
しまい、チャージが完全に行われなくなる虞がある。し
かし、この実施例によれば、チャージ回路33L、33
Uの入力容量を3クロック期間で充電することができ、
入力容量を充分に充電することができる。
【0034】次に、信号変換回路17の構成例を図4を
参照して説明する。図4に示す構成は1色用の構成であ
り、BGR3色の映像信号用に図4に示す回路が3組配
置される。まず、B、G又はRの映像信号は、チャネル
制御信号CH1〜CH4に従ってオンオフするアナログ
スイッチ41〜44を介して信号サンプリング用の容量
C1〜C4の一端にそれぞれ供給される。容量C1〜C
4の他端には基準電圧VBBが印加されている。また、
容量C1〜C4の一端は、クリア信号CL1〜CL4に
従って導通するアナログスイッチ45〜48を介して基
準電圧VBBに接続されている。
【0035】容量C1〜C4は、チャージ回路33L及
び33Uの入力容量の1/2以下の容量を有し、1.5
クロック期間で充電が完了する。或いは、容量C1〜C
4の時定数はチャージ回路33L、33Uの入力容量の
時定数の1/2以下である。容量C1〜C4の一端の電
圧は増幅器53〜56に供給されている。
【0036】増幅器53、54の出力信号はアナログス
イッチ49と50を介して下側の信号側ドライバ14
A、14B用の階調信号BL、GL、RLとして出力さ
れる。アナログスイッチ49の制御端には選択信号SE
L1がインバータIV1を介して供給されており、アナ
ログスイッチ50の制御端には選択信号SEL1が供給
されている。
【0037】増幅器55、56の出力信号はアナログス
イッチ51と52を介して上側の信号側ドライバ14
C、14D用の階調信号RU、BU、GUとして出力さ
れる。アナログスイッチ51の制御端には選択信号SE
L2がインバータINV2を介して供給されており、ア
ナログスイッチ52の制御端には選択信号SEL2が供
給されている。また、タイミングロジック57はクロッ
クCK1に従ってチャネル選択信号CH1〜CH4、ク
リア信号CL1〜CL4、選択信号SEL1、SEL2
を出力する。
【0038】次に、上記構成の変換回路の動作を図5を
参照して説明する。まず、タイミングロジック57は、
図5(B)、(D)、(H)、(J)に示すように、ク
リア信号CL1〜CL4を、1.5クロック期間づつ順
次ハイレベルとする。クリア信号CL1〜CL4によ
り、アナログスイッチ45〜48は1.5クロック期間
づつ順次オンする。オンしたアナログスイッチ45〜4
8を介して、各容量C1〜C4に充電されていた電荷が
放電される。
【0039】(B)〜(E)及び(H)〜(K)に示す
ように、クリア信号CL1〜CL4に続いてチャネル信
号CH1〜CH4が1.5クロック期間づつ順次ハイレ
ベルとなる。チャネル信号CH1〜CH4によりアナロ
グスイッチ41〜44は1.5クロック期間づつ順次オ
ンする。映像信号はオンしたアナログスイッチ41〜4
4を介して、放電済みの容量C1〜C4に供給され、サ
ンプリングされる。
【0040】従って、(A)に示す映像信号は、期間T
1、T5に容量C1にサンプリングされ、期間T3、T
6に容量C2にサンプリングされ、期間T3に容量C3
にサンプリングされ、期間T4に容量C4にサンプリン
グされる。
【0041】選択信号SEL1は(F)に示すようにク
リア信号CL1に同期して3クロック期間ハイレベルと
なる。また、選択信号SEL2は(L)に示すようにク
リア信号CL2に同期して3クロック期間ハイレベルと
なる信号である。アナログスイッチ49と50は選択信
号SEL1に従って交互に3クロック期間づつオンし、
(F)に示すように容量C1とC2にホールドされた信
号を階調信号BL、GL又はRLとして出力する。これ
らの信号は下側の信号側ドライバ14A、14Bに供給
される。アナログスイッチ51と52は選択信号SEL
2に従って交互に3クロック期間づつオンし、(M)に
示すように容量C3とC4にホールドされた信号を階調
信号RU、BU、GUとして出力する。これらの信号は
上側の信号側ドライバ14C、14Dに供給される。
【0042】下側の信号側ドライバ14A、14Bには
(N)に示すクロックCK1、下側の信号側ドライバ1
4C、14Dには(O)に示すクロックCK2が供給さ
れている。各信号側ドライバ14A〜14Dは信号変換
回路17から供給される信号を対応するチャージ回路3
3L、33Uの入力容量に充電され、チャージ回路33
L、33Uは入力端容量にサンプリングされた信号に対
応する信号を信号ライン23L、23Uに印加する。
【0043】このように、図4に示す構成によれば、各
色の映像信号の1.5クロック期間分の映像信号を3ク
ロック期間の信号に伸長することができる。従って、こ
の回路により得られた信号を下側及び上側の信号側ドラ
イバ14A〜14Dに振り分けて供給することにより、
前述のように、高解像度の画像を表示することができ
る。なお、液晶の劣化を防止するため、印加電圧の極性
を所定周期毎に反転することが望ましい。そこで、タイ
ミングロジック57により、増幅器53〜56の増幅率
の極性を適宜反転すればよい。
【0044】(第2実施例)図2に示す信号変換回路1
7の他の構成例を図6に示す。図6に示す回路構成で
は、B、G、R各色の映像信号はA/D変換器61によ
りディジタルデータに変換され、フリップフロップ(F
F)62と64に供給される。フリップフロップ62の
出力はフリップフロップ63に供給される。フリップフ
ロップ63と64の出力信号はD/A変換器65と66
によりアナログ信号に変換され、増幅器67、68を介
して下側の信号側ドライバ14Aと14B、上側の信号
側ドライバ14Cと14Cに供給される。また、フリッ
プフロップ62には3クロック周期の制御信号SCが供
給され、フリップフロップ63、64には、インバータ
69により反転された制御信号SCが供給される。
【0045】このような構成によれば、映像信号は1.
5クロック期間毎にディジタルデータに変換され、奇数
番のデータはD/A変換器65に供給され、偶数番のデ
ータはD/A変換器66に供給され、3クロック期間の
信号に変換され、増幅器67、68を介して信号側ドラ
イバ14A〜14Dに供給される。
【0046】A/D変換器61のサンプリング容量をチ
ャージ回路33L及び33Uの入力容量よりも充分小さ
くすることにより、下側の信号側ドライバ14A、14
Bと上側の信号側ドライバ14C、14Dに供給する信
号を異なったタイミングで正確にサンプリングすること
ができる。
【0047】(第3実施例)通常のテレビ受信機では、
インターレース走査が行われており、走査線は1本おき
に走査され、2フィールドで1フレームが構成されてい
る。一方、液晶表示装置では、各画素の駆動周波数を考
慮すると、このような駆動は好ましくない。そこで、1
走査線分の映像信号を2走査線に表示する倍速駆動法を
行い、1画素の液晶駆動周波数を倍にすることが有効で
ある。
【0048】そこで、信号ラインを表示領域の上下に千
鳥状に引き出し、有効画素領域の上下に信号側ドライバ
を配置した構造の液晶表示装置において、倍速駆動を可
能とする第3実施例を説明する。
【0049】倍速駆動を可能とするためには、図4に示
す信号変換回路17の出力端に図7に示す倍速駆動用の
信号変換回路を配置し、図2に示すクロックCK1、C
K2の周波数を2倍にする。この場合には、チャージ回
路33L、33Uの入力容量の充電が3クロックで完了
するように信号側ドライバ14A〜14Dを形成する。
また、図7に示す変換回路は、信号変換回路17の出力
信号毎に配置される。
【0050】信号変換回路17から出力される階調信号
BL、GL、RL、RU、BU、GUは、A/D変換器
71に供給される。A/D変換器71は供給された信号
をA/Dクロックに従ってディジタルデータに変換す
る。得られたディジタルデータはA/Dクロックをイン
バータ72により反転して得られたライトクロックに従
って順次ラインメモリ73に格納される。ラインメモリ
73は2走査線分の記憶容量を有する。
【0051】直前の水平走査期間にラインメモリ73に
書き込まれていた映像信号はD/Aクロックをインバー
タ74により反転して得られたリードクロックに従って
3クロック期間毎に読み出される。ラインメモリ73か
ら読み出されたデータは、D/A変換器75によりアナ
ログ信号に変換され、正転・反転アンプ76により表示
フレーム毎に極性の反転する信号に変換され、階調信号
BL、GL、RL、RU、BU、GUとして出力する。
コントローラは77は、6クロック周期のA/Dクロッ
クと、3クロック周期のD/Aクロックと、映像信号の
1ライン毎に書き込み領域と読み出し領域を切り換える
メモリ制御信号と、出力信号の極性を反転するための極
性反転信号を出力する。
【0052】このような構成によれば、前の走査期間に
ラインメモリ73に書き込まれたデータを第1実施例の
2倍の速度で読み出し、1走査ライン分の映像を表示パ
ネル11の連続する2つの走査ラインに表示することが
できる。従って、表示画像の品質を高めることができ
る。
【0053】(第4実施例)第3実施例においては、信
号変換回路17により映像信号を伸長した後で、図7の
回路により倍速駆動用の信号に変換したが、映像信号を
倍速駆動用の信号に変換する過程で下側の信号側ドライ
バ14A、14B用の信号と上側の信号側ドライバ14
C、14D用の信号に変換することも可能である。図8
はこのように構成した信号変換回路の構成例を示す。な
お、この回路は、BGR映像信号のそれぞれについて1
つ配置され、計3セットが必要となる。
【0054】まず、映像信号はA/D変換器81に供給
される。A/D変換器81の出力するデータD1はフリ
ップフロップ82と84に供給される。フリップフロッ
プ82の出力D2はフリップフロップ83に供給され
る。フリップフロップ83と84の出力データD3、D
4はそれぞれ液晶表示パネル11の2走査ライン分の記
憶容量を有する第1と第2のラインメモリ85、86の
書き込み端子に供給される。
【0055】ラインメモリ85、86から読み出された
データD5、D6はD/A変換器87、88に供給され
る。D/A変換器87、88の出力信号は正転・反転ア
ンプ9、90に供給される。正転・反転アンプ89、9
0の出力がそれぞれ下側及び上側の信号側ドライバ14
A〜14Dに供給される。
【0056】コントローラ91は、3クロック周期のA
/DクロックをA/D変換器81に供給する。A/Dク
ロックは分周回路により1/2分周され、ライトクロッ
クとして第1のフリップフロップ82のクロック端子と
ラインメモリ85、86の書き込みクロック端子に供給
される。ライトクロックはインバータ93を介して第2
及び第3のフリップフロップ83、84のクロック端子
に供給される。さらに、コントローラ91は3クロック
周期のD/AクロックをD/A変換器87、88のクロ
ック端子に供給し、さらに、インバータ94を介してラ
インメモリ85、86の読み出しクロック端子に供給す
る。また、正転・反転アンプ89、90の増幅率の極性
を反転する極性反転信号を所定期間毎に出力する。
【0057】次に、図8に示す回路の動作を図9のタイ
ムチャートを参照して説明する。A/D変換器81は、
図9(A)に例示する映像信号を(B)に示すA/Dク
ロックに同期してディジタルデータに変換し、(C)に
示すデータD1を順次出力する。データD1は(D)に
示すライトクロックに従って、第1のフリップフロップ
82にラッチされる。(E)に示す第1のフリップフロ
ップ82の出力データD2は反転ライトクロックに従っ
て第2のフリップフロップ84にラッチされる。また、
A/D変換器81の出力データD1は、反転ライトクロ
ックに従って第3のフリップフロップ84にラッチされ
る。(F)、(G)に示す第2、第3のフリップフロッ
プ83、84の出力データD3、D4は(D)に示すラ
イトクロックに従ってラインメモリ85と86に順次格
納される。
【0058】直前の水平走査期間にラインメモリ85、
86に書き込まれていたデータは、リードクロックに従
って(H)、(J)に示すように順次読み出される。ラ
インメモリ85、86から読み出されたデータはD/A
変換器87、88によりアナログ信号に変換され、正転
・反転アンプ89、90により増幅され、出力される。
コントローラ91は、例えば、1コモン毎に出力信号の
極性を反転させる。第1の正転・反転アンプ89の出力
信号を下側の信号側ドライバ14Aに、14Bに、第2
の正転・反転アンプ90の出力信号を上側の信号側ドラ
イバ14C、14Dに供給する。
【0059】この構成の場合、(I)、(K)に示すよ
うに、下側の信号側ドライバ14A、14Bに供給され
るクロックCK1’と上側の信号側ドライバ14C、1
4Dに供給されるクロックCK2’は(L)に示す通常
駆動時のクロックCK1の2倍の周波数となる。また、
クロックCK1’とCK2’は同相の信号である。
【0060】下側の信号側ドライバ14A、14Bのフ
リップフロップ31Lはスタート信号SRT1を順次転
送し、3クロック期間ハイレベルとなる信号SL1、S
L2、・・・を順次出力し、上側の信号側ドライバ14
C、14Dのフリップフロップ31Uはスタート信号S
RT2を順次転送し、3クロック期間ハイレベルとなる
信号SU1、SU2、・・・を順次出力する。これらの信
号に対応するアナログスイッチ32L、32Uが順次オ
ンする。(H)、(J)に示す各映像信号は、オンした
アナログスイッチ32L、32Uを介して対応するチャ
ージ回路33L又は33Uに供給され、入力容量を充電
する。チャージ回路33L又は33Uは、入力容量にサ
ンプリングされた信号に対応する信号を信号ライン23
L、23U及びオンしているTFT22を介して選択状
態の液晶容量に対向する書き込む。
【0061】このような構成によれば、倍速駆動により
テレビジョンの1走査期間に液晶表示装置の2走査線に
映像を表示するので、高品質の画像を表示することがで
きる。また、各画素に供給される信号は、映像信号を重
複しないタイミングサンプルして得られたものであり、
解像度の低下を防止することができる。
【0062】図8に示す構成では、映像信号をA/D変
換して、下側と上側の信号側ドライバ14Aと14B、
14Cと14D用に振り分けた後に、各データをライン
メモリ85、86に格納した。しかし、A/D変換後の
データをメモリに格納した後に、下側と上側の信号側ド
ライバ14Aと14B、14Cと14D用に振り分けて
もよい。
【0063】このような構成の駆動回路の構成を図10
に示す。図10の構成では、映像信号はA/D変換器8
1に供給され、A/D変換器81の出力D11はライン
メモリ95の書き込み端子に順次供給される。ラインメ
モリ95から読み出されたデータD12は、フリップフ
ロップ82と84に供給される。フリップフロップ82
の出力D13はフリップフロップ84に供給される。フ
リップフロップ83と84の出力データD14、D15
はD/A変換器87、88の出力信号は正転・反転アン
プ89、90に供給される。正転・反転アンプ89、9
0の出力がそれぞれ下側及び上側の信号側ドライバ14
A〜14Dに供給される。
【0064】コントローラ91は、A/DクロックをA
/D変換器81に供給する。A/Dクロックはインバー
タ96を介してライトクロックとしてラインメモリ95
に供給される。また、コントローラ91は、映像信号の
1走査ライン期間毎に、読み出し対象記憶領域と書き込
み対象記憶領域を切り換えるメモリ制御信号をラインメ
モリ95に供給する。コントローラ91はリードクロッ
クをラインメモリ95に供給する。リードクロックは分
周回路97により1/2分周され、D/Aクロックとし
て第1フリップフロップ82とD/A変換器87、88
に供給される。D/Aクロックはインバータ98により
反転され、第2、第3のフリップフロップ83、84に
供給される。
【0065】このような構成によれば、図11(A)に
示す映像信号は、A/Dクロックに従って、A/D変換
器81により(B)に示すディジタルデータD11に変
換され、ラインメモリ95に順次格納される。一方、前
の走査期間に格納されていたデータは、リードクロック
に従って、(C)に示すように順次読み出される。
【0066】読み出されたデータD12は、D/Aクロ
ックに従って、(D)に示すように第1のフリップフロ
ップ82に格納される。また、データD12と第1のフ
リップフロップ82の出力データD13は反転D/Aク
ロックに従って(E)と(G)に示すように第2と第3
のフリップフロップ83、84に格納される。第2と第
3のフリップフロップ83、84の出力データD14、
D15はD/A変換器87、88に供給され、アナログ
信号に変換され、さらに、極性反転信号に従った極性に
増幅されて信号側ドライバ14A〜14Dに供給され
る。信号側ドライバ14A〜14Dには、(F)と
(H)に示すクロックCK1、CK2が供給されてお
り、各信号側ドライバ14A〜14Dは供給された信号
をクロックに従ってサンプリングし、対応する信号ライ
ン23L、23Uに印加する。このような構成によって
も、高解像度の画像を表示することができる。
【0067】なお、この発明は上記実施例に限定され
ず、種々の変形及び応用が可能である。例えば、信号変
換回路17の構成は、図4、図8、図10に示す構成に
限定されず、同様の機能を実現する他の回路を採用して
もよい。また、信号変換回路17を信号側ドライバ14
A〜14Dの外部に配置する構成を示したが、各信号側
ドライバ14A〜14Dの内部に配置してもよい。
【0068】さらに、この発明は上記実施例に限定され
ない。例えば、液晶表示パネル11はBGR3色の画素
から構成されるカラー液晶表示パネルに限定されず、モ
ノクロ液晶表示パネル或いは印加電圧に応じて表示色が
変化する複屈折制御方式のカラー液晶表示パネル等でも
よい。この場合、信号変換回路17は映像信号を1画分
の期間サンプリングし、通常駆動の場合には2画素分の
期間に伸長し、信号側ドライバ14A〜14Dに供給す
る。各チャージ回路31L、31Uは供給されたされた
信号を映像信号の2画素分の表示期間サンプリングし、
サンプリング値に対応する信号を信号ラインを介して液
晶容量に印加する。また、倍速駆動の場合には1画素分
の期間に伸長し、信号側ドライバ14A〜14Dに供給
する。各チャージ回路31L、31Uは供給されたされ
た信号を映像信号の1画素分の表示期間サンプリング
し、サンプリング値に対応する信号を信号ラインを介し
て液晶容量に印加する。そして、映像信号の1水平走査
期間の間に2走査線を駆動する。
【0069】また、この発明は通常駆動、倍速駆動の他
に3倍駆動、4倍駆動等に適用することも可能である。
また、スイッチング素子としてTFTを用いたアクティ
ブマトリクス型液晶表示パネルを例示したが、スイッチ
ング素子としてはMIM等の他のアクティブ素子を使用
してもよい。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、映像信号のサンプリング期間を、一方の側のドライ
バ用の期間と他方の側のドライバ用の期間で異ならせた
ので、映像信号を重複してサンプリングすることがな
く、解像度の低下を防止し、高解像度の画像を表示でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる液晶表示装置の平
面図である。
【図2】図1に示す液晶表示パネルと信号側ドライバの
構成を示す回路図である。
【図3】(A)〜(V)は図1及び図2に示す構成の液
晶表示装置の動作を説明するためのタイミングチャート
である。
【図4】図1及び図2に示す信号変換回路の構成例を示
す回路図である。
【図5】(A)〜(O)は図4に示す信号変換回路の動
作を説明するためのタイミングチャートである。
【図6】図1及び図2に示す信号変換回路の他の構成例
を示す回路図である。
【図7】倍速駆動を可能とするための付加回路の構成の
一例を示す回路図である。
【図8】倍速駆動を可能とする信号変換回路の構成の一
例を示す回路図である。
【図9】(A)〜(L)は、図8に示す信号変換回路の
動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図10】倍速駆動を可能とする信号変換回路の構成の
他の例を示す回路図である。
【図11】(A)〜(H)は、図10に示す信号変換回
路の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図12】従来の液晶表示装置の構成を示す平面図であ
る。
【図13】図12に示す液晶表示パネルと信号側ドライ
バの構成を示す回路図である。
【図14】(A)〜(I)は図12及び図13に示す構
成の液晶表示装置の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【図15】信号ラインの配線例を示す回路図である。
【図16】液晶表示装置の変形例を示す平面図である。
【図17】(A)〜(J)は図15及び図16に示す配
線の液晶表示パネルの駆動波形を示す図である。
【符号の説明】
11・・・液晶表示パネル(液晶表示素子)、12・・・下側
ガラス基板(TFT基板)、13・・・上側ガラス基板、
14A〜14D・・・信号側ドライバ、15A、15B・・・
走査側ドライバ、16・・・フレキシブル回路基板、17・
・・信号変換回路、21・・・画素電極、22・・・TFT、2
3L、23U・・・信号ライン、24・・・ゲートライン、3
1L、31U・・・フリップフロップ、32L、32U・・・
アナログスイッチ、33L、33U・・・ドライバ、35・
・・タイミング制御部、41〜52・・・アナログスイッ
チ、61・・・A/D変換器、62〜64・・・フリップフロ
ップ、65、66・・・D/A変換器、67、68・・・増幅
器、71・・・A/D変換器、72・・・インバータ、73・・
・ラインメモリ、74・・・インバータ、75・・・D/A変
換器、76・・・正転・反転アンプ、77・・・コントロー
ラ、81・・・A/D変換器、82〜84・・・フリップフロ
ップ、85、86・・・ラインメモリ、87、88・・・D/
A変換器、89、90・・・正転・反転アンプ、91・・・コ
ントローラ、92・・・分周回路、93、94・・・インバー

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶容量と液晶容量に接続されたスイッチ
    ング素子と、スイッチング素子を介して液晶容量に接続
    された信号ラインとを備え、信号ラインが反対方向に千
    鳥状に引き出された液晶表示パネルと、 前記液晶表示パネルを挟んで反対側に配置され、対応す
    る信号ラインにそれぞれ接続され、供給された映像信号
    に従って信号ラインを駆動する第1と第2の駆動回路
    と、 映像信号を前記第1と第2の駆動回路用に異なったタイ
    ミングでサンプリングし、前記第1と第2の駆動回路に
    振り分けて供給する変換手段と、 を備えることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】前記変換手段は、サンプリング信号を時間
    軸上で伸長し、且つ、前記第1と第2の駆動回路に振り
    分けて供給する伸長手段、を備えることを特徴とする請
    求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】前記変換手段は、 複数のサンプリング容量と、 前記映像信号を所定の期間ずつ前記サンプリング容量に
    順次供給する手段と、 前記サンプリング容量に保持されている信号を所定期間
    ずつ順次出力する手段と、 を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶
    表示装置。
  4. 【請求項4】前記変換手段は、 前記映像信号をディジタルデータに変換するA/D変換
    手段と、 前記A/D変換手段の出力データを前記第1の駆動回路
    用と第2の駆動回路用に振り分ける手段と、 前記振り分け手段により振り分けられたデータをアナロ
    グ信号に変換して出力するD/A変換手段と、 を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶
    表示装置。
  5. 【請求項5】前記変換手段は、 前記映像信号をディジタルデータに変換するA/D変換
    手段と、 前記A/D変換手段の出力データを前記第1の駆動回路
    用と第2の駆動回路用に振り分ける手段と、 振り分けられたデータをそれぞれ記憶するメモリと、 前記メモリの記憶データを順次読み出し、アナログ信号
    に変換して出力するD/A変換手段と、 を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶
    表示装置。
  6. 【請求項6】前記A/D変換手段の変換速度と、前記D
    /A変換手段の変換速度は実質的に等しい、ことを特徴
    とする請求項5に記載の液晶表示装置。
  7. 【請求項7】前記変換手段は、 前記映像信号をディジタルデータに変換するA/D変換
    手段と、 前記A/D変換手段から出力されたデータを記憶するメ
    モリと、 前記メモリの記憶データを順次読み出し、読み出したデ
    ータを前記第1の駆動回路用と第2の駆動回路用に振り
    分ける手段と、 前記変換手段により振り分けられたデータをアナログ信
    号に変換して出力するD/A変換手段と、 を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶
    表示装置。
  8. 【請求項8】D/A変換手段の変換速度は、前記A/D
    変換手段の変換速度の実質的に2倍である、ことを特徴
    とする請求項7に記載の液晶表示装置。
  9. 【請求項9】前記映像信号はBGR3色の映像信号を含
    み、 前記液晶表示パネルは、BGR各色の画素が所定の順番
    で規則的に配列されており、 前記変換手段は、映像信号の1.5画素に相当する期
    間、各映像信号をサンプリングし、サンプリングした信
    号を3画素に相当する期間の信号に伸長する手段を含
    み、 前記第1と第2の駆動回路は、供給された映像信号を、
    前記3画素に相当する期間サンプリングし、サンプリン
    グした信号に対応する信号を対応する信号ラインに印加
    する手段を備える、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶表示装
    置。
  10. 【請求項10】前記映像信号はBGR3色の映像信号を
    含み、 前記液晶表示パネルは、BGR各色の画素が所定の順番
    で規則的に配列されており、 前記変換手段は、映像信号の1.5画素に相当する期
    間、各色の映像信号を順次サンプリングするサンプリン
    グ手段と、前記サンプリング手段によりサンプリングさ
    れた信号を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された信号を所定周期で読み出すと
    共に前記第1と第2の駆動手段に振り分けて供給する手
    段と、を備える、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶表示装
    置。
  11. 【請求項11】前記第1と第2の駆動手段は、1水平走
    査期間分の映像信号を、前記液晶表示パネルの複数の走
    査ラインに表示する、ことを特徴とする請求項1乃至1
    0のいずれか1つに記載の液晶表示装置。
  12. 【請求項12】液晶容量と液晶容量に接続されたスイッ
    チング素子と、スイッチング素子を介して液晶容量に接
    続され、交互に反対方向に引き出された第1と第2の信
    号ライン群とを備える液晶表示パネルの駆動方法におい
    て、 映像信号を前記第1の信号ライン群用と前記第2の信号
    ライン群用に互いに異なったタイミングでサンプリング
    するサンプリングステップと、 サンプリング信号を前記第1の信号ライン群用と前記第
    2の信号ライン群用に振り分ける振り分けステップと、 前記第1の信号ライン群用のサンプリング信号に従って
    前記第1の信号ラインを駆動し、前記第2の信号ライン
    群用のサンプリング信号に従って前記第2の信号ライン
    を駆動する駆動ステップと、 を備えることを特徴とする液晶表示パネルの駆動方法。
  13. 【請求項13】前記映像信号はBGR3色の映像信号を
    含み、 前記液晶表示パネルは、BGR各色の画素が所定の順番
    で規則的に配列されており、 前記サンプリングステップは、映像信号の1.5画素に
    相当する期間、前記映像信号をサンプリングし、 前記駆動ステップは、供給された映像信号を、映像信号
    の3画素に相当する期間、サンプリングした信号に対応
    する信号を対応する信号ラインに印加する、 ことを特徴とする請求項12に記載の液晶表示パネルの
    駆動方法。
  14. 【請求項14】前記映像信号はBGR3色の映像信号を
    含み、 前記液晶表示パネルは、BGR各色の画素が所定の順番
    で規則的に配列されており、 前記サンプリングステップは、サンプリングした信号を
    メモリに格納するステップを有し、 前記振り分けステップは、前記メモリに格納された信号
    を、前記映像信号の1水平走査期間の間に複数回読み出
    すステップと、 前記駆動ステップは、1走査ライン分の画像を前記液晶
    表示パネルの複数走査ライン上に表示させる工程、を備
    える、 ことを特徴とする請求項12又は13に記載の液晶表示
    パネルの駆動方法。
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