JPH08231361A - 口腔用組成物 - Google Patents
口腔用組成物Info
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- JPH08231361A JPH08231361A JP7061640A JP6164095A JPH08231361A JP H08231361 A JPH08231361 A JP H08231361A JP 7061640 A JP7061640 A JP 7061640A JP 6164095 A JP6164095 A JP 6164095A JP H08231361 A JPH08231361 A JP H08231361A
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- JP
- Japan
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- oral cavity
- extract
- sodium
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポルフィロモナス・ジンジバリス、ストレプ
トコッカス・ムタンスといった歯周病及びう蝕原因菌に
対する抗菌活性に優れている上、安全性も高く、これら
の口腔疾患の予防に効果的な口腔用組成物を得る。 【構成】 口腔用組成物に抗菌剤としてキャロットの有
機溶媒抽出物や精油及び/又はナンキョウソウの有機溶
媒抽出物や精油或いはカリオフィレンを配合する。
トコッカス・ムタンスといった歯周病及びう蝕原因菌に
対する抗菌活性に優れている上、安全性も高く、これら
の口腔疾患の予防に効果的な口腔用組成物を得る。 【構成】 口腔用組成物に抗菌剤としてキャロットの有
機溶媒抽出物や精油及び/又はナンキョウソウの有機溶
媒抽出物や精油或いはカリオフィレンを配合する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、う蝕及び歯周病原因菌
に対する抗菌性に優れた口腔用組成物に関する。
に対する抗菌性に優れた口腔用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
口腔用殺菌剤としてクロルヘキシジン、セチルピリジニ
ウムクロライド等が用いられているが、これら薬剤は菌
叢への影響などが心配されている。
口腔用殺菌剤としてクロルヘキシジン、セチルピリジニ
ウムクロライド等が用いられているが、これら薬剤は菌
叢への影響などが心配されている。
【0003】一方、抗菌剤を含有する口腔用組成物は、
毎日使用するものであるため、安全性の高いものが求め
られ、植物精油成分を抗菌剤として利用する研究が盛ん
に行われている。例えば、う蝕原因菌に対する抗菌剤と
して特開昭59−175410号公報には、ヒバ、カシ
ア、クミン、レモン等の天然製油、ヒノキチオール、シ
ンナミックアルデヒド等の天然製油成分、クレジルアセ
テート、シクラメンアルデヒド等の合成香料が提案され
ている。
毎日使用するものであるため、安全性の高いものが求め
られ、植物精油成分を抗菌剤として利用する研究が盛ん
に行われている。例えば、う蝕原因菌に対する抗菌剤と
して特開昭59−175410号公報には、ヒバ、カシ
ア、クミン、レモン等の天然製油、ヒノキチオール、シ
ンナミックアルデヒド等の天然製油成分、クレジルアセ
テート、シクラメンアルデヒド等の合成香料が提案され
ている。
【0004】このように口腔用殺菌剤としては、天然物
由来のものが安全性面から好適であり、う蝕及び歯周病
原因菌に抗菌力を持つ新たな植物精油を配合した口腔用
組成物の開発が望まれる。
由来のものが安全性面から好適であり、う蝕及び歯周病
原因菌に抗菌力を持つ新たな植物精油を配合した口腔用
組成物の開発が望まれる。
【0005】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
う蝕及び歯周病原因菌に対して優れた抗菌力を有し、か
つ安全性にも優れた口腔用組成物を提供することを目的
とする。
う蝕及び歯周病原因菌に対して優れた抗菌力を有し、か
つ安全性にも優れた口腔用組成物を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は上記
目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、後述する実
験例の結果から明らかなようにカリオフィレンオキサイ
ドを含有するキャロットの有機溶媒抽出物や精油及びナ
ンキョウソウの有機溶媒抽出物や精油がポルフィロモナ
ス・ジンジバリス(Porphyromonas gi
givalis)、ストレプトコッカス・ムタンス(S
treptococcus mutans)などの歯周
病及びう蝕原因菌に対する抗菌活性に優れ、安全性も高
いこと、それ故、キャロットの有機溶媒抽出物や精油及
び/又はナンキョウソウの有機溶媒抽出物や精油を配合
した口腔用組成物或いはカリオフィレンオキサイドを配
合した口腔用組成物が、う蝕及び歯周病原因菌に対して
優れた抗菌力を有し、かつ安全性にも優れていることを
知見し、本発明をなすに至ったものである。
目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、後述する実
験例の結果から明らかなようにカリオフィレンオキサイ
ドを含有するキャロットの有機溶媒抽出物や精油及びナ
ンキョウソウの有機溶媒抽出物や精油がポルフィロモナ
ス・ジンジバリス(Porphyromonas gi
givalis)、ストレプトコッカス・ムタンス(S
treptococcus mutans)などの歯周
病及びう蝕原因菌に対する抗菌活性に優れ、安全性も高
いこと、それ故、キャロットの有機溶媒抽出物や精油及
び/又はナンキョウソウの有機溶媒抽出物や精油を配合
した口腔用組成物或いはカリオフィレンオキサイドを配
合した口腔用組成物が、う蝕及び歯周病原因菌に対して
優れた抗菌力を有し、かつ安全性にも優れていることを
知見し、本発明をなすに至ったものである。
【0007】以下、本発明につき更に詳細に説明する
と、本発明の口腔用組成物は、歯磨類、洗口剤、チュウ
インガム、キャンディ等として調製し得、キャロットの
有機溶媒抽出物及び精油並びにナンキョウソウの有機溶
媒抽出物及び精油の1種又は2種或いはカリオフィレン
オキサイドを有効成分として配合してなるものである。
と、本発明の口腔用組成物は、歯磨類、洗口剤、チュウ
インガム、キャンディ等として調製し得、キャロットの
有機溶媒抽出物及び精油並びにナンキョウソウの有機溶
媒抽出物及び精油の1種又は2種或いはカリオフィレン
オキサイドを有効成分として配合してなるものである。
【0008】ここで、原料のキャロット、ナンキョウソ
ウとしては、セリ科のニンジンの根茎、果実、葉、ショ
ウガ科のナンキョウソウの根茎、果実などのいずれの部
位のものでもよく、これらの有機溶媒抽出物としては、
上記所用の部位を粉砕したもの、上記キャロットやナン
キョウソウの水蒸気蒸留残渣、有機溶媒抽出物残渣など
をエタノール、ヘキサン、酢酸エチル、アセトン、エー
テル、石油エーテル、ベンゼン、ブチレングリコール、
プロピレングリコールなどの有機溶媒で抽出処理して得
た抽出物を使用することができる。
ウとしては、セリ科のニンジンの根茎、果実、葉、ショ
ウガ科のナンキョウソウの根茎、果実などのいずれの部
位のものでもよく、これらの有機溶媒抽出物としては、
上記所用の部位を粉砕したもの、上記キャロットやナン
キョウソウの水蒸気蒸留残渣、有機溶媒抽出物残渣など
をエタノール、ヘキサン、酢酸エチル、アセトン、エー
テル、石油エーテル、ベンゼン、ブチレングリコール、
プロピレングリコールなどの有機溶媒で抽出処理して得
た抽出物を使用することができる。
【0009】なお、抽出方法としては常法に従って行う
ことができ、通常室温又は加温下で1時間〜1日程度の
抽出処理を行うことができる。これらの抽出物は、通常
抽出溶媒を留去して使用に供されるが、エタノール等の
非毒性溶媒を用いた場合は、抽出液をそのまま配合する
こともできる。また、抽出液を活性炭などで後処理する
ことは差し支えない。
ことができ、通常室温又は加温下で1時間〜1日程度の
抽出処理を行うことができる。これらの抽出物は、通常
抽出溶媒を留去して使用に供されるが、エタノール等の
非毒性溶媒を用いた場合は、抽出液をそのまま配合する
こともできる。また、抽出液を活性炭などで後処理する
ことは差し支えない。
【0010】一方、キャロット精油、ナンキョウソウ精
油としては、上記所用の部位について常法に従って水蒸
気蒸留することによって得られたオイルを用いることが
できる。
油としては、上記所用の部位について常法に従って水蒸
気蒸留することによって得られたオイルを用いることが
できる。
【0011】また、本発明では、キャロットの有機溶媒
抽出物、精油及びナンキョウソウの有機溶媒抽出物、精
油の代わりにこれらに含まれるカリオレフィンオキサイ
ドを抽出して、あるいはその合成品を配合しても満足な
効果を得ることができる。
抽出物、精油及びナンキョウソウの有機溶媒抽出物、精
油の代わりにこれらに含まれるカリオレフィンオキサイ
ドを抽出して、あるいはその合成品を配合しても満足な
効果を得ることができる。
【0012】上記有効成分の配合量は、カリオレフィン
オキサイドとして組成物全体の0.0001〜5%(重
量%、以下同様)、特に0.001〜3%とすることが
好ましく、0.00001%に満たないとその効果が十
分に発揮されない場合があり、5%を超えると使用感を
損なう場合がある。
オキサイドとして組成物全体の0.0001〜5%(重
量%、以下同様)、特に0.001〜3%とすることが
好ましく、0.00001%に満たないとその効果が十
分に発揮されない場合があり、5%を超えると使用感を
損なう場合がある。
【0013】本発明の口腔用組成物は、その剤型に応
じ、上記必須成分に加えて任意成分としてその他の添加
剤を配合することができる。
じ、上記必須成分に加えて任意成分としてその他の添加
剤を配合することができる。
【0014】歯磨類の場合は、例えば研磨剤、粘結剤、
粘稠剤、界面活性剤、甘味剤、防腐剤、着色剤、上記以
外の各種有効成分などを配合し得、これら成分を水と混
合して製造することができる。ここで研磨剤としては、
沈降性シリカ、シリカゲル、アルミノシリケート、ジル
コノシリケート等のシリカ系研磨剤、第2リン酸カルシ
ウム2水和物及び無水和物、ピロリン酸カルシウム、炭
酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、炭酸マ
グネシウム、第3リン酸マグネシウム、ゼオライト、ケ
イ酸ジルコニウム、合成樹脂系研磨剤等が好適に用いら
れる。
粘稠剤、界面活性剤、甘味剤、防腐剤、着色剤、上記以
外の各種有効成分などを配合し得、これら成分を水と混
合して製造することができる。ここで研磨剤としては、
沈降性シリカ、シリカゲル、アルミノシリケート、ジル
コノシリケート等のシリカ系研磨剤、第2リン酸カルシ
ウム2水和物及び無水和物、ピロリン酸カルシウム、炭
酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、炭酸マ
グネシウム、第3リン酸マグネシウム、ゼオライト、ケ
イ酸ジルコニウム、合成樹脂系研磨剤等が好適に用いら
れる。
【0015】粘稠剤としては、グリセリン、ソルビッ
ト、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、
キシリット、マルチット、ラクチット等、粘結剤として
は、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキ
シエチルセルロース、カラギーナン、アルギン酸ナトリ
ウム、キサンタンガム、ガーボポール、グアガム、モン
モリロナイト、ゼラチン等、界面活性剤としては、アニ
オン界面活性剤、カチオン界面活性剤、非イオン性界面
活性剤等を配合し得、具体的にはラウリル硫酸ナトリウ
ム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、N−アシル
サルコシネート、N−アシルグルタメート、2−アルキ
ル−N−ガルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミ
ダゾリニウムベタイン、N−アシルタウレート、ショ糖
脂肪酸エステル、アルキロールアマイド、ポリオキシエ
チレン硬化ヒマシ油、ポリグリセリン脂肪酸エステル、
プルロニック、ポリオキシエチレンソルビタンモノステ
アレート等、甘味剤としては、サッカリンナトリウム、
ステビオサイド、ステビアエキス、パラメトキシシンナ
ミックアルデヒド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコ
ン、ペリラルチン等、防腐剤としては、パラオキシ安息
香酸エステル、安息香酸ナトリウム等、各種有効成分と
しては、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化ア
ンモニム、フッ化第1スズ、モノフルオロリン酸ナトリ
ウムなどのフッ化物、正リン酸のカリウム塩、ナトリウ
ム塩等の水溶性リン酸化合物、アラントインクロルヒド
ロキシアルミニウム、ヒノキチオール、アスコルビン
酸、塩化リゾチーム、グリチルリチン酸及びその塩類、
塩化ナトリウム、トラネキサム酸、イプシロンアミノカ
プロン酸、酢酸dl−トコフェロール、アズレン、グリ
チルレチン酸、銅クロロフィリンナトリウム、グルコン
酸銅等の銅化合物、乳酸アルミニウム、塩化ストロンチ
ウム、硝酸カリウム、ベルベリン、ヒドロキサム酸及び
その誘導体、トリポリリン酸ナトリウム、ゼオライト、
デキストラナーゼ、ムタナーゼ、アミラーゼ、メトキシ
エチレン、無水マレイン酸共重合体、ポリビニルピロリ
ドン、エピジヒドロコレステリン、ジヒドロコレステロ
ール、クエン酸亜鉛、トウキ軟エキス、オウバクエキ
ス、チョウジ、ローズマリー、オウゴン、ベニバナなど
の抽出物等、香料としては、1−メントール、カルボ
ン、アネトール、リモネン等のテルペン類又はその誘導
体等、着色剤としては、青色1号、黄色4号、二酸化チ
タン、酸化アルミナ等が例示される。また、従来の抗菌
剤であるα−ビサボノール、イソプロピルメチルフェノ
ール、クロロヘキシジン塩類、塩化セチルピリジニウ
ム、塩化ベンゼトニウム、トリクロロカルバニリドなど
を配合することもできる。なお、これら成分の配合量は
通常量とすることができる。
ト、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、
キシリット、マルチット、ラクチット等、粘結剤として
は、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキ
シエチルセルロース、カラギーナン、アルギン酸ナトリ
ウム、キサンタンガム、ガーボポール、グアガム、モン
モリロナイト、ゼラチン等、界面活性剤としては、アニ
オン界面活性剤、カチオン界面活性剤、非イオン性界面
活性剤等を配合し得、具体的にはラウリル硫酸ナトリウ
ム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、N−アシル
サルコシネート、N−アシルグルタメート、2−アルキ
ル−N−ガルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミ
ダゾリニウムベタイン、N−アシルタウレート、ショ糖
脂肪酸エステル、アルキロールアマイド、ポリオキシエ
チレン硬化ヒマシ油、ポリグリセリン脂肪酸エステル、
プルロニック、ポリオキシエチレンソルビタンモノステ
アレート等、甘味剤としては、サッカリンナトリウム、
ステビオサイド、ステビアエキス、パラメトキシシンナ
ミックアルデヒド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコ
ン、ペリラルチン等、防腐剤としては、パラオキシ安息
香酸エステル、安息香酸ナトリウム等、各種有効成分と
しては、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化ア
ンモニム、フッ化第1スズ、モノフルオロリン酸ナトリ
ウムなどのフッ化物、正リン酸のカリウム塩、ナトリウ
ム塩等の水溶性リン酸化合物、アラントインクロルヒド
ロキシアルミニウム、ヒノキチオール、アスコルビン
酸、塩化リゾチーム、グリチルリチン酸及びその塩類、
塩化ナトリウム、トラネキサム酸、イプシロンアミノカ
プロン酸、酢酸dl−トコフェロール、アズレン、グリ
チルレチン酸、銅クロロフィリンナトリウム、グルコン
酸銅等の銅化合物、乳酸アルミニウム、塩化ストロンチ
ウム、硝酸カリウム、ベルベリン、ヒドロキサム酸及び
その誘導体、トリポリリン酸ナトリウム、ゼオライト、
デキストラナーゼ、ムタナーゼ、アミラーゼ、メトキシ
エチレン、無水マレイン酸共重合体、ポリビニルピロリ
ドン、エピジヒドロコレステリン、ジヒドロコレステロ
ール、クエン酸亜鉛、トウキ軟エキス、オウバクエキ
ス、チョウジ、ローズマリー、オウゴン、ベニバナなど
の抽出物等、香料としては、1−メントール、カルボ
ン、アネトール、リモネン等のテルペン類又はその誘導
体等、着色剤としては、青色1号、黄色4号、二酸化チ
タン、酸化アルミナ等が例示される。また、従来の抗菌
剤であるα−ビサボノール、イソプロピルメチルフェノ
ール、クロロヘキシジン塩類、塩化セチルピリジニウ
ム、塩化ベンゼトニウム、トリクロロカルバニリドなど
を配合することもできる。なお、これら成分の配合量は
通常量とすることができる。
【0016】
【発明の効果】本発明の口腔用組成物は、ポルフィロモ
ナス・ジンジバリス、ストレプトコッカス・ムタンスと
いった歯周病及びう蝕原因菌に対する抗菌活性に優れて
いる上、安全性も高いもので、これらの口腔疾患の予防
に効果的である。
ナス・ジンジバリス、ストレプトコッカス・ムタンスと
いった歯周病及びう蝕原因菌に対する抗菌活性に優れて
いる上、安全性も高いもので、これらの口腔疾患の予防
に効果的である。
【0017】
【実施例】以下、実験例及び実施例を示して本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。なお、各例中の%はいずれも重量%であ
る。
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。なお、各例中の%はいずれも重量%であ
る。
【0018】〔実験例〕抗菌力試験(MICの測定) 下記に示す液体培地4mlが入った試験管(13×10
0mm)に濃度を段階的に変えた表1に示す被検抗菌剤
液0.04mlを加えて混合し、1昼夜前培養した下記
に示す各菌液0.04mlを添加、攪拌した。これを3
7℃で3日間嫌気培養の後、550nmにおける吸光度
により菌の発育量を測定した。吸光度0.05未満を有
効とし、最小発育阻止濃度(MIC)を求めた。結果を
表1に示す。使用菌株及び液体培地組成: Porphyromonas gigivalis 3
81(P.g.) 培地:トッド・ヘウィット・ブロス(以下THB)3
%、ヘミン3ppm、メナジオン0.5ppm Streptococcus mutans 6715
(S.m.) 培地:THB 3% 表1の結果より、いずれのサンプルも優れた抗菌力を有
することが確認された。
0mm)に濃度を段階的に変えた表1に示す被検抗菌剤
液0.04mlを加えて混合し、1昼夜前培養した下記
に示す各菌液0.04mlを添加、攪拌した。これを3
7℃で3日間嫌気培養の後、550nmにおける吸光度
により菌の発育量を測定した。吸光度0.05未満を有
効とし、最小発育阻止濃度(MIC)を求めた。結果を
表1に示す。使用菌株及び液体培地組成: Porphyromonas gigivalis 3
81(P.g.) 培地:トッド・ヘウィット・ブロス(以下THB)3
%、ヘミン3ppm、メナジオン0.5ppm Streptococcus mutans 6715
(S.m.) 培地:THB 3% 表1の結果より、いずれのサンプルも優れた抗菌力を有
することが確認された。
【0019】
【表1】
【0020】 〔実施例1〕練歯磨 炭酸カルシウム 50.00% グリセリン 20.00 カラゲナン 0.50 カルボキシメチルセルロース 1.00 ラウリルジエタノールアマイド 1.00 ショ糖モノラウレート 2.00 香料 1.00 サッカリン 0.10 カリオフィレンオキサイド 0.05水 残 計 100.00
【0021】 〔実施例2〕練歯磨 第2リン酸カルシウム・2水和物 50.00% グリセリン 20.00 カルボキシメチルセルロース 2.00 ラウリル硫酸ナトリウム 2.00 香料 1.00 サッカリンナトリウム 0.10 キャロット種子精油 0.50水 残 計 100.00
【0022】 〔実施例3〕練歯磨 水酸化アルミニウム 45.00% ゲル化性シリカ 2.00 ソルビット 25.00 カルボキシメチルセルロース 1.00 ラウリル硫酸ナトリウム 2.00 香料 1.00 サッカリンナトリウム 0.10 キャロット種子のヘキサン抽出物 0.20水 残 計 100.00
【0023】 〔実施例4〕練歯磨 沈降性シリカ 25.00% グリセリン 25.00 ソルビット 25.00 ラウロイルポリグリセリンエステル 1.00 ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート 2.00 香料 1.00 サッカリンナトリウム 0.20 ナンキョウソウ根茎の精油 0.10水 残 計 100.00
【0024】 〔実施例5〕液状歯磨 水酸化アルミニウム 25.00% グリセリン 40.00 ソルビット 15.00 カルボキシメチルセルロース 0.20 プロピレングリコール 2.00 ラウリル硫酸ナトリウム 1.50 モノラウリン酸デカグリセリル 1.00 香料 1.00 サッカリンナトリウム 0.10 カリオフィレンオキサイド 0.05水 残 計 100.00
【0025】 〔実施例6〕液状歯磨 沈降性シリカ 20.00% グリセリン 25.00 ソルビット 35.00 キサンタンガム 0.20 プロピレングリコール 2.00 ラウリル硫酸ナトリウム 1.50 モノラウリン酸デカグリセリル 2.00 香料 1.00 サッカリンナトリウム 0.10 キャロット種子精油 0.10水 残 計 100.00
【0026】 〔実施例7〕口腔用パスタ 流動パラフィン 15.00% セタノール 10.00 グリセリン 20.00 ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル 5.00 香料 0.50 サッカリンナトリウム 0.10 ナンキョウソウ果実のエタノール抽出物 0.50水 残 計 100.00
【0027】 〔実施例8〕洗口液 エタノール 20.00% 香料 1.00 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.30 モノフルオロリン酸ナトリウム 0.10 サッカリンナトリウム 0.05 キャロット葉の酢酸エチル抽出物 0.20水 残 計 100.00
【0028】 〔実施例9〕うがい用錠剤 炭酸水素ナトリウム 54.00% クエン酸 17.00 無水硫酸ナトリウム 12.80 第2リン酸ナトリウム 10.00 ポリエチレングリコール 3.00 モノフルオロリン酸ナトリウム 0.10 香料 2.00 オレイン酸 0.10 キャロット根茎精油 1.00水 残 計 100.00
【0029】 〔実施例10〕トローチ ブドウ糖 35.00% パラチノース 35.00 アラビアゴム 6.00 香料 1.00 キャロット葉精油 1.00水 残 計 100.00
【0030】 〔実施例11〕キャンディ 砂糖 50.00% 水飴 33.00 有機酸 2.00 香料 0.20 カリオフィレンオキサイド 0.10水 残 計 100.00
【0031】 〔実施例12〕チューインガム 砂糖 53.00% ガムベース 20.00 グルコース 10.00 水飴 16.00 香料 0.50ナンキョウソウ根茎の精油 0.50 計 100.00
【0032】 〔実施例13〕チューインガム 砂糖 55.00% ガムベース 20.00 コーンシロップ 12.00 水飴 12.30 香料 0.50キャロット種子精油 0.20 計 100.00
Claims (3)
- 【請求項1】 キャロットの有機溶媒抽出物及び/又は
ナンキョウソウの有機溶媒抽出物を配合してなることを
特徴とする口腔用組成物。 - 【請求項2】 キャロット精油及び/又はナンキョウソ
ウ精油を配合してなることを特徴とする口腔用組成物。 - 【請求項3】 カリオフィレンオキサイドを配合してな
ることを特徴とする口腔用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7061640A JPH08231361A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 口腔用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7061640A JPH08231361A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 口腔用組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08231361A true JPH08231361A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=13177019
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7061640A Pending JPH08231361A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 口腔用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08231361A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10167945A (ja) * | 1996-12-05 | 1998-06-23 | Lg Chem Ltd | 牛膝または楡白皮抽出物を含有する口腔用組成物 |
WO2005041912A1 (en) * | 2003-10-30 | 2005-05-12 | Ntnu Technology Transfer As | Oral hygiene product |
JP2009013128A (ja) * | 2007-07-06 | 2009-01-22 | Sosin:Kk | 皮膚外用剤及び口腔用組成物 |
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