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JPH082213Y2 - トイレ手洗水槽用の洗剤容器 - Google Patents

トイレ手洗水槽用の洗剤容器

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Publication number
JPH082213Y2
JPH082213Y2 JP2248790U JP2248790U JPH082213Y2 JP H082213 Y2 JPH082213 Y2 JP H082213Y2 JP 2248790 U JP2248790 U JP 2248790U JP 2248790 U JP2248790 U JP 2248790U JP H082213 Y2 JPH082213 Y2 JP H082213Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
detergent
water
water supply
partition wall
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP2248790U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03115181U (ja
Inventor
隆良 岡野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Osaka Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Osaka Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Osaka Pharmaceutical Co Ltd
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Publication of JPH03115181U publication Critical patent/JPH03115181U/ja
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Publication of JPH082213Y2 publication Critical patent/JPH082213Y2/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、トイレの手洗水槽中に適宜洗剤を溶出させ
ることができる上載用の洗剤容器の構成に関する。
[従来の技術] 最近、トイレ手洗水槽用の洗剤容器としては、交換が
容易であるところから、上載用タイプのものが汎用され
るに至っている。
この上載用タイプの洗剤容器の従来例を第10図に示し
た。この従来の洗剤容器31は、上蓋部32と収容部33とか
らなる外容器と、この外容器内に収納状態で配され中に
固形乃至半固形の洗剤48が充填されている受器44とその
蓋部49とからなる内容器とによって構成される。なお、
上蓋部33の上面にはその中央部の突面34の周りに多数の
通水孔35…を穿設して蛇口25からの流水51を受け入れる
ことができる。また収容部33の下面上には比較的に大き
な径の排水孔37…を穿設し、またその周縁近傍には吸盤
40を配しまたこれと対応して支軸41を有し、洗剤容器40
全体を手洗水槽21の受水面23上に支持固定する。また受
器44は、第11図に示すように、その内底面中央にスリッ
ト46を伴う筒状の貫通孔45及びそれから一定間隔の位置
に鈎形の仕切壁47を立設して有し、蓋部49面上の小孔50
からの流入水を洗剤48面上をスリット46にまで誘導す
る。またこの受器44は収容部33内に於いて支壁36…によ
ってその側面及び底面間に間隙部を形成するように配さ
れ、流入水のほとんどを排水孔37…にまで導く。なお、
22は手洗水槽21上部の受水凹部であり、24はこの受水凹
部22底部の給水口である。
[考案が解決しようとする課題] 上記したように、従来の洗剤容器は、外容器と内容器
との複層構成であることまた多量の流入水を適当に通過
させる間隙部を設ける必要があるところから、洗剤容器
は大型化し、しかも嵩高となる欠点がある。このため、
この洗剤容器31を使用した場合に、受水面23と蛇口25と
の間の距離が短くなり、手洗操作がしずらくなる弊害が
あった。
また、洗剤48の溶出は、小孔50からの僅かな水量を貫
通孔45にまで誘導するものであるが、使用中期乃至後期
にあっては流入水によって洗剤48が必要以上に膨潤して
しまうため、その溶出が加速的に増大してしまう。つま
り、洗剤の溶出量が安定せず経済的な利用が図れない、
という欠点があった。
本考案の目的は、上記したような従来例に於ける欠点
を解消し、手洗操作の障害とはならず、また洗剤溶出の
安定化を図り、しかも簡易な構成で安価に得ることがで
きるトイレ手洗水槽用の洗剤容器の提供にある。
[課題を解決するための手段] 上記した目的を達成するため、本考案はトイレ手洗水
槽用の洗剤容器につき、次の構成とした。即ち、閉止状
態で上下に組合せられる夫々偏平な上容器と下容器とか
らなり、この上容器にはその凹部の中部位置に二つの仕
切壁によって区分され固形乃至半固形の洗剤が充填され
た受容部と上記仕切壁によって区分された前記受容部の
両側に位置する凹部内に通じるようにこの上容器面上に
穿った一又は二以上の通気孔とが形成され、また前記下
容器の面上にはその凹部内に通じるように穿たれた給排
水孔が前記上容器との組合せの際前記仕切壁付近に位置
するように前記仕切壁に沿って夫々形成されていること
を特徴とする。
上記した本考案の構成特徴に於いて、上容器と下容器
とは夫々プラスチック材など一般的な耐水性材料によっ
て形成される。またこの上容器と下容器とは、例えば組
合せが可能な状態で屈曲できる連継部をもって一体的に
形成するように連継構成とすることができる。またこの
上容器及び下容器の平面形状は、その組合せ形態に於い
て偏平状が維持される限り、矩形状、楕円形状など多様
なものとすることができる。また上容器及び下容器の夫
々の凹部はその外形状に沿ったものとすることができ
る。この上容器の受容部面上には洗剤を係止状態で固定
することができる一又は二以上の突起を適宜設けること
ができる。また上容器面上の通気孔はその通気性能を確
保するため、その上面上に穿設され、その径も水の流入
を阻止できる1〜2mm程度が好適である。
また、下容器面上の給排水孔は組合せられた上容器の
仕切壁に沿った長孔であってもよいし、この仕切壁に沿
って配列された複数の円孔であってもよい。またこの
際、下容器について水流の生じる方向の垂線に対し傾斜
する位置に上記の長孔又は円孔の配列が形成されていて
もよい。また下容器の外面上には適宜トイレの手洗水槽
の受水面上にこの洗剤容器全体を固定乃至は安定化させ
得る吸盤又は滑り止めラバーを配することができる。
[作用] 本考案の洗剤容器はその下容器を下にしてトイレの手
洗水槽の受水面上にほゞ水平な状態で載設される。そこ
で、蛇口からの流水は上容器の上面上で受け止められて
四方に分散され手洗水槽の受水凹部に一時滞留状態とな
る。このとき、下容器上の給排水孔からこの滞留水の一
部が内部に流入する。この流入水は上容器上の洗剤面に
まで及んでこれを膨潤状態とする。次いで、上記の滞留
水が手洗水槽の受水面上の給水口から次第に手洗水槽内
へ流入するに及んで、今度は洗剤容器内から給排水孔を
介してその内包水が流出する状態となる。この流出過程
に於いて、給排水孔が洗剤を収容する受容部の仕切壁付
近に形成されていることから、洗剤容器内では洗剤面に
沿った水の流れが生じ、前記膨潤状態の洗剤部分が溶出
され流出水に伴って手洗水槽内に至る。また上容器上の
通気孔は上記した水の出入りを確保する。また下容器上
の両給排水孔は内包水の流出の際夫々両方向への水流を
生じさせる結果、洗剤の溶出を平均化する。
また、この給排水孔の前記した傾斜構成は上記した内
包水の流出の二方向への流れを確保する。
[実施例] 第1図には、実施例での洗剤容器1を開放状態で示
す。
この洗剤容器1は、上容器2と下容器3とからなり、
これらは屈曲が可能な連継部4を介して一体的に形成さ
れている。上容器2はその凹部内中部に仕切壁6,6で区
分された受容部5を有する。この受容部5内には固形状
の洗剤7が上容器2の偏平面に沿った形態で充填されて
いる。またこの受容部5の両側位置の仕切壁6で区分さ
れた凹部内に通じるように上容器2面上に通気孔9,9が
夫々穿設されている。なお、8は上容器2の上面であ
り、10は上容器2の周縁部に沿って立設されている周壁
である。また、11はこの周壁10上に一体的に設けられて
いる係合部である。
また、第2図及び第3図に示す上容器2との組合せ状
態に於いて、下容器3はその面上にその凹部12に通じる
長孔である給排水孔15,15を夫々対応する仕切壁6付近
であって、その仕切壁に対し傾いた状態で有する。な
お、13は下容器3の下面であり、16は周壁10に対応して
下容器3の周縁に沿って設けられた周壁である。また、
17はこの周壁16上に係合部11に対応して設けられた突起
部である。また下容器3の長手方向の両端中央には夫々
スリット状の切欠部18,18を有し、これらの切欠部18,18
内には夫々座脚19がその支軸部を嵌入して配されてい
る。このとき、係止頭部20が下容器3の周縁面部上に係
止されることによって座脚19は固定される。またこの座
脚19の下面は手洗水槽21の受水面23の傾きに合致する斜
面をもって形成される。
次に、この洗剤容器1の使用態様を第4図に示した。
洗剤容器1は受水面23上であってその給水口24の直上方
位置にほぼ水平に載設される。この載設状態に於いて、
上面8と蛇口25との最短距離は例えば11cmであり、手洗
操作のためには十分な間隔である。
次いで、蛇口25から流水されると、その流水26は上面
8で受け止められ四方に分散され、洗剤容器1と受水面
23との間隙に及んで給水口24から手洗水槽21内に流入さ
れる。しかし、蛇口25からの流水量が給水口24からの流
入水量を上回ることから、水が受水凹部22内に滞留する
ことになる。このときの滞留水面を27で示した。この滞
留水量が増加する過程に於いて、各給排水孔15,15から
水が洗剤容器1内に流入する。なお、28は通気孔9から
の空気の流れを示す。この流入水は洗剤7面に及んでそ
の滞留時間中これを膨潤させる。次いで、第5図に示す
ように、蛇口25からの流水が止んで、滞留水が水面27′
のように少なくなると、洗剤容器1内ではその内包水が
各給排水孔15,15から流出されるが、この際この両方向
への水流29が生じる。なお、30はこの際の空気の流入を
示す。この水流29によつて前記膨潤化された洗剤7の一
部が水中に溶解される。この洗剤を溶出した流水29は給
水口24から手洗水槽21内に流入される。
上記した内包水の流出後には残余の洗剤7は乾燥化さ
れるから、次回の流水使用に於いて過量な洗剤の溶出を
防いで、安定した洗剤の溶出を図ることができる。
また、長期間に亘る使用に於いて、洗剤7の消化は第
6図及び第7図で示す洗剤7a及び7bのように、流水29の
量が多いその両側部分から生じた。従って、その使用限
度直前まで洗剤の溶出が得られ、しかも残存することな
く全ての溶剤の利用を図ることができる。
また、洗剤容器1の載設状態が受水面23上で一方向に
傾斜している場合、第8図のように(図では、左下りに
傾斜している場合である。)、内方水は流水29a,29bの
ようにその傾斜方向に量的に多く流れる傾向にある。こ
の傾向は流水29aと流水29bとの対比により明らかであ
る。しかし、各給排水孔15,15の傾き構成から、右方の
給排水孔15の前方部は左方の給排水孔15の前方部より容
器の中心線iからの距離が短くなっている。従って、洗
剤容器内に於いてその前方部では上り傾斜の向きへも適
当な流水が確保される。この点は、第9図に示すよう
に、中心線iから各部分が等距離の給排水孔15a,15bの
下容器3Aからなる洗剤容器に於いてはその傾斜方向への
一方的な流水29eとなるのと比して流水状態が異なる。
なお、水流29fは孔15a付近に存在した内包水の水流を示
す。上記したように、両方向への流れが確保される結
果、洗剤の安定溶出が図られ、しかもその残留が回避さ
れる。
(試行例) (1)洗剤容器…寸法;12×6×1(cm) 容量;70ml (2)受容部…寸法;8×5×0.5(cm) (3)洗剤…主成分;高分子非イオン界面活性剤 使用量;20g (4)給排水孔…寸法;3×0.5(cm) 傾き;15° この仕様の洗剤容器1を次の条件下で試行した。つま
り、約10l/回の水量を蛇口から得た。試行の結果、約25
0回の使用(これは30日乃至40日使用期間に該当す
る。)中に於いてほぼ等量の洗剤の溶出が得られたと共
に、終了時点に於いて洗剤は完全に消化していたことを
確認した。
なお、下容器面の均等な位置に給排水孔15を計6箇所
に設けた洗剤容器を上記と同一の条件下で試行した場合
にあっては、その初期(約30回使用期)には洗剤の溶出
がほとんど認められず、またその前半期に於いて洗剤の
溶出が不完全であった。
[考案の効果] 上述のように本考案が構成されているから、次のよう
な効果を奏する。
先ず、洗剤容器が全体として偏平な形状で構成されて
いることから、手洗操作上の障害にはならない。
また、構成が極めて簡単であるから、経済的に製造す
ることができ、使い捨てが可能である。
また、洗剤は上容器内に収容され、かつその洗剤を収
容する受容部を構成する仕切壁付近に二つの給排水孔が
下容器上に穿設されているから、安定した洗剤の溶出を
図ることができると共に、洗剤の残留を回避できる。
また、各給排水孔が適宜傾斜して形成されることによ
って、洗剤容器が傾いた状態で載設使用される場合にも
上記した効果は確保される。
【図面の簡単な説明】
第1図…実施例での洗剤容器の開放状態の斜視図、第2
図…同部分断面正面図、第3図…同底面図、第4図…同
説明的縦断面図、第5図…同説明的縦断面図、第6図…
同上容器の底面図、第7図…同底面図、第8図…同下容
器の平面図、第9図…同平面図、第10図…従来例の説明
的縦断面図、第11図…同中容器の平面図。 図面符号の説明 1…洗剤容器、2…上容器、3…下容器、5…受容部、
6…仕切壁、7…洗剤、9…通気孔、15…給排水孔。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】閉止状態で上下に組合せられる夫々偏平な
    上容器と下容器とからなり、この上容器にはその凹部の
    中部位置に二つの仕切壁によって区分され固形乃至半固
    形の洗剤が充填された受容部と上記仕切壁によって区分
    された前記受容部の両側に位置する凹部内に通じるよう
    にこの上容器面上に穿った一又は二以上の通気孔とが形
    成され、また前記下容器の面上にはその凹部内に通じる
    ように穿たれた給排水孔が前記上容器との組合せの際前
    記仕切壁付近に位置するように前記仕切壁に沿って夫々
    形成されていることを特徴とするトイレ手洗水槽用の洗
    剤容器。
  2. 【請求項2】前記給排水孔が前記下容器について水流の
    生じる方向の垂線に対し傾斜する位置に形成されている
    請求項1のトイレ手洗水槽用の洗剤容器。
JP2248790U 1990-03-05 1990-03-05 トイレ手洗水槽用の洗剤容器 Expired - Lifetime JPH082213Y2 (ja)

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