JPH08207264A - 印刷システムおよび印刷装置 - Google Patents
印刷システムおよび印刷装置Info
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- JPH08207264A JPH08207264A JP7015437A JP1543795A JPH08207264A JP H08207264 A JPH08207264 A JP H08207264A JP 7015437 A JP7015437 A JP 7015437A JP 1543795 A JP1543795 A JP 1543795A JP H08207264 A JPH08207264 A JP H08207264A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 厚みの異なる被印刷物に自動的に印刷および
保護膜の形成を行う生産性の高い印刷装置を得る。 【構成】 固定構造体100に対し偏心カムを備える上
下位置調整機構200により上下位置調整自在に支持部
材300が設けられている。支持部材300には被印刷
物1を担持する回転テーブル410を回動自在に支承す
る第1のキャリッジ400が往復動自在に支持され、送
りネジ308で送られる。第1のキャリッジ400の移
動方向と直交する方向に往復動自在に支持され、インク
ジェットプリントヘッド512を保持する第2のキャリ
ッジ510を備える印刷ユニット500が、回転テーブ
ルに担持された被印刷物より上方に位置されると共に固
定構造物に支持されている。そして、被印刷物の表面に
コーティング剤を供給する供給ノズル610、612、
被印刷物のコーティングを乾燥する乾燥装置702、7
04を備えている。
保護膜の形成を行う生産性の高い印刷装置を得る。 【構成】 固定構造体100に対し偏心カムを備える上
下位置調整機構200により上下位置調整自在に支持部
材300が設けられている。支持部材300には被印刷
物1を担持する回転テーブル410を回動自在に支承す
る第1のキャリッジ400が往復動自在に支持され、送
りネジ308で送られる。第1のキャリッジ400の移
動方向と直交する方向に往復動自在に支持され、インク
ジェットプリントヘッド512を保持する第2のキャリ
ッジ510を備える印刷ユニット500が、回転テーブ
ルに担持された被印刷物より上方に位置されると共に固
定構造物に支持されている。そして、被印刷物の表面に
コーティング剤を供給する供給ノズル610、612、
被印刷物のコーティングを乾燥する乾燥装置702、7
04を備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷システムおよび印
刷装置に関し、特に、厚みのある商品等の被印刷物に直
接に情報を印刷し、それをそのまま流通させるのに適し
た印刷システムおよび印刷装置に関する。
刷装置に関し、特に、厚みのある商品等の被印刷物に直
接に情報を印刷し、それをそのまま流通させるのに適し
た印刷システムおよび印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンパクトディスク等の商品に直
接に情報を印刷するようにしたものとしては、例えば、
特開昭64ー38237号公報に記載の印刷方法および
装置が知られている。この方法および装置は、第1にコ
ンパクトディスクを回転させつつ印刷機ヘッドを半径方
向に移動すること、および、第2にコンパクトディスク
と印刷機ヘッドとを互いに直角に延在する真直なライン
に沿って各々移動させること、また、第3にレーザによ
って照射され得、インク供給手段を有する露光シリンダ
とこれと協働しコンパクトディスク用の転送装置に接近
して配置される印刷シリンダとを互いに回転させること
により、印刷が行なわれることを開示している。
接に情報を印刷するようにしたものとしては、例えば、
特開昭64ー38237号公報に記載の印刷方法および
装置が知られている。この方法および装置は、第1にコ
ンパクトディスクを回転させつつ印刷機ヘッドを半径方
向に移動すること、および、第2にコンパクトディスク
と印刷機ヘッドとを互いに直角に延在する真直なライン
に沿って各々移動させること、また、第3にレーザによ
って照射され得、インク供給手段を有する露光シリンダ
とこれと協働しコンパクトディスク用の転送装置に接近
して配置される印刷シリンダとを互いに回転させること
により、印刷が行なわれることを開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
開示された従来の印刷方法および装置は、上述の3つの
技術により概念的に印刷が行なわれることを開示してい
るにすぎず、被印刷物に高品質に印刷する、また、印刷
された被印刷物を商品としてそのまま流通させ得るには
如何にすべきかの観点からの考慮がなされていない。
開示された従来の印刷方法および装置は、上述の3つの
技術により概念的に印刷が行なわれることを開示してい
るにすぎず、被印刷物に高品質に印刷する、また、印刷
された被印刷物を商品としてそのまま流通させ得るには
如何にすべきかの観点からの考慮がなされていない。
【0004】本発明の目的は、かかる従来の問題に鑑
み、厚みの異なる被印刷物であっても、その供給から排
出までに、自動的に印刷および保護膜の形成が行われ、
その物をそのまま完成品として流通可能とする印刷シス
テムおよび印刷装置を提供することにある。
み、厚みの異なる被印刷物であっても、その供給から排
出までに、自動的に印刷および保護膜の形成が行われ、
その物をそのまま完成品として流通可能とする印刷シス
テムおよび印刷装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の一形態は、少なくとも、被印刷物を
被印刷物担持装置に供給する供給ステーションと、前記
被印刷物に印刷する印刷ユニットが備えられた印刷ステ
ーションと、前記印刷ユニットにより印刷された被印刷
物にコーティングするコーティング装置を備えたコーテ
ィングステーションと、被印刷物を被印刷物担持装置か
ら排出する排出ステーションとが配列され、前記供給ス
テーション、印刷ステーション、コーティングステーシ
ョンおよび排出ステーションに亘り前記被印刷物担持装
置を移送する移送手段を備えたことを特徴とする。
るために、本発明の一形態は、少なくとも、被印刷物を
被印刷物担持装置に供給する供給ステーションと、前記
被印刷物に印刷する印刷ユニットが備えられた印刷ステ
ーションと、前記印刷ユニットにより印刷された被印刷
物にコーティングするコーティング装置を備えたコーテ
ィングステーションと、被印刷物を被印刷物担持装置か
ら排出する排出ステーションとが配列され、前記供給ス
テーション、印刷ステーション、コーティングステーシ
ョンおよび排出ステーションに亘り前記被印刷物担持装
置を移送する移送手段を備えたことを特徴とする。
【0006】本発明の好ましい形態は、前記供給ステー
ションと前記排出ステーションとは同一位置に配列され
ていることを特徴とする。
ションと前記排出ステーションとは同一位置に配列され
ていることを特徴とする。
【0007】本発明の好ましい形態は、前記コーティン
グステーションと前記排出ステーションとの間に、さら
に前記コーティングを乾燥する乾燥装置が備えられた乾
燥ステーションが配列されていることを特徴とする。
グステーションと前記排出ステーションとの間に、さら
に前記コーティングを乾燥する乾燥装置が備えられた乾
燥ステーションが配列されていることを特徴とする。
【0008】本発明の好ましい形態は、前記印刷ユニッ
トは被印刷物上にインクを吐出してプリントを行うイン
クジェットプリンタであり、印刷された被印刷物のコー
ティングはその印刷層を保護する保護膜を形成すること
を特徴とする。
トは被印刷物上にインクを吐出してプリントを行うイン
クジェットプリンタであり、印刷された被印刷物のコー
ティングはその印刷層を保護する保護膜を形成すること
を特徴とする。
【0009】また、本発明の他の形態は、被印刷物を被
印刷物担持装置に供給する供給ステーションと、前記被
印刷物にコーティングする第1のコーティング装置を備
える第1のコーティングステーションと、前記第1のコ
ーティング装置による第1のコーティングを乾燥する第
1の乾燥装置を備えた第1の乾燥ステーションと、前記
第1のコーティング装置による第1のコーティングが行
われた被印刷物に印刷する印刷ユニットが備えられた印
刷ステーションと、前記印刷ユニットにより印刷された
被印刷物にコーティングする第2のコーティング装置を
備えた第2のコーティングステーションと、前記第2の
コーティング装置による第2のコーティングを乾燥する
第2の乾燥装置を備えた第2の乾燥ステーションと、被
印刷物を被印刷物担持装置から排出する排出ステーショ
ンとが配列され、前記供給ステーション、第1のコーテ
ィングステーション、第1の乾燥ステーション、印刷ス
テーション、第2のコーティングステーション、第2の
乾燥ステーションおよび排出ステーションに亘り前記被
印刷物担持装置を移送する移送手段を備えたことを特徴
とする。
印刷物担持装置に供給する供給ステーションと、前記被
印刷物にコーティングする第1のコーティング装置を備
える第1のコーティングステーションと、前記第1のコ
ーティング装置による第1のコーティングを乾燥する第
1の乾燥装置を備えた第1の乾燥ステーションと、前記
第1のコーティング装置による第1のコーティングが行
われた被印刷物に印刷する印刷ユニットが備えられた印
刷ステーションと、前記印刷ユニットにより印刷された
被印刷物にコーティングする第2のコーティング装置を
備えた第2のコーティングステーションと、前記第2の
コーティング装置による第2のコーティングを乾燥する
第2の乾燥装置を備えた第2の乾燥ステーションと、被
印刷物を被印刷物担持装置から排出する排出ステーショ
ンとが配列され、前記供給ステーション、第1のコーテ
ィングステーション、第1の乾燥ステーション、印刷ス
テーション、第2のコーティングステーション、第2の
乾燥ステーションおよび排出ステーションに亘り前記被
印刷物担持装置を移送する移送手段を備えたことを特徴
とする。
【0010】本発明の好ましい実施形態は、前記第1お
よび第2のコーティングステーションはそれぞれ同一位
置に、かつ、前記第1および第2の乾燥ステーションも
それぞれ同一位置に配列され、前記第1および第2のコ
ーティング装置のいずれか、および前記第1および第2
の乾燥装置のいずれかが選択的に用いられることを特徴
とする。
よび第2のコーティングステーションはそれぞれ同一位
置に、かつ、前記第1および第2の乾燥ステーションも
それぞれ同一位置に配列され、前記第1および第2のコ
ーティング装置のいずれか、および前記第1および第2
の乾燥装置のいずれかが選択的に用いられることを特徴
とする。
【0011】本発明の好ましい実施形態は、前記印刷ユ
ニットは被印刷物上にインクを吐出してプリントを行う
インクジェットプリンタであり、前記第1のコーティン
グは水溶性樹脂からなる定着膜を、前記第2のコーティ
ングは紫外線硬化樹脂からなる保護膜を形成することを
特徴とする。
ニットは被印刷物上にインクを吐出してプリントを行う
インクジェットプリンタであり、前記第1のコーティン
グは水溶性樹脂からなる定着膜を、前記第2のコーティ
ングは紫外線硬化樹脂からなる保護膜を形成することを
特徴とする。
【0012】本発明の好ましい実施形態は、前記第1の
乾燥装置は遠赤外線ランプを備え、前記第2の乾燥装置
は紫外線ランプを備えることを特徴とする。
乾燥装置は遠赤外線ランプを備え、前記第2の乾燥装置
は紫外線ランプを備えることを特徴とする。
【0013】本発明の好ましい実施形態は、前記インク
ジェットプリンタは電気熱変換体により熱エネルギーを
付与し、インクを吐出することを特徴とする。
ジェットプリンタは電気熱変換体により熱エネルギーを
付与し、インクを吐出することを特徴とする。
【0014】さらに、本発明のさらに他の形態は、固定
構造体と、該固定構造体に対し上下位置調整機構により
上下位置調整自在に設けられた支持部材と、該支持部材
に往復動自在に支持され、被印刷物を担持する回転テー
ブルを回動自在に支承する第1のキャリッジと、該第1
のキャリッジを往復方向に送る送り機構と、前記回転テ
ーブルに担持された被印刷物より上方に位置されると共
に前記固定構造物に支持され、前記被印刷物に印刷する
印刷ユニットと、前記回転テーブルに担持された被印刷
物の表面にコーティング剤を供給する供給手段と、前記
被印刷物のコーティングを乾燥する乾燥手段と、を備え
ていることを特徴とする。
構造体と、該固定構造体に対し上下位置調整機構により
上下位置調整自在に設けられた支持部材と、該支持部材
に往復動自在に支持され、被印刷物を担持する回転テー
ブルを回動自在に支承する第1のキャリッジと、該第1
のキャリッジを往復方向に送る送り機構と、前記回転テ
ーブルに担持された被印刷物より上方に位置されると共
に前記固定構造物に支持され、前記被印刷物に印刷する
印刷ユニットと、前記回転テーブルに担持された被印刷
物の表面にコーティング剤を供給する供給手段と、前記
被印刷物のコーティングを乾燥する乾燥手段と、を備え
ていることを特徴とする。
【0015】本発明の好ましい実施形態は、前記印刷ユ
ニットは、前記第1のキャリッジの移動方向と直交する
方向に往復動自在に支持され、インクジェットプリント
ヘッドを保持する第2のキャリッジと、該第2のキャリ
ッジを往復方向に送る送り機構と、を備えていることを
特徴とする。
ニットは、前記第1のキャリッジの移動方向と直交する
方向に往復動自在に支持され、インクジェットプリント
ヘッドを保持する第2のキャリッジと、該第2のキャリ
ッジを往復方向に送る送り機構と、を備えていることを
特徴とする。
【0016】本発明の好ましい実施形態は、前記第1の
キャリッジは、さらに前記回転テーブルを停止位置に保
持する保持手段を備えていることを特徴とする。
キャリッジは、さらに前記回転テーブルを停止位置に保
持する保持手段を備えていることを特徴とする。
【0017】本発明の好ましい実施形態は、前記上下位
置調整機構は、前記固定構造体に回動自在に設けられ、
前記支持部材の長手方向に離間して配置された少なくと
も2つの偏心カムを備えていることを特徴とする。
置調整機構は、前記固定構造体に回動自在に設けられ、
前記支持部材の長手方向に離間して配置された少なくと
も2つの偏心カムを備えていることを特徴とする。
【0018】本発明の好ましい実施形態は、前記供給手
段は、前記固定構造体に対し上下動自在に配置され、前
記被印刷物が担持された回転テーブルを覆うカバー部材
と、該カバー部材に前記回転テーブルの回転中心から所
定の半径距離離間した位置に設けられた少なくとも1つ
のコーティング剤供給ノズルと、を備えていることを特
徴とする。
段は、前記固定構造体に対し上下動自在に配置され、前
記被印刷物が担持された回転テーブルを覆うカバー部材
と、該カバー部材に前記回転テーブルの回転中心から所
定の半径距離離間した位置に設けられた少なくとも1つ
のコーティング剤供給ノズルと、を備えていることを特
徴とする。
【0019】本発明のさらに好ましい実施形態は、前記
供給手段は、前記固定構造体に対し上下動自在に配置さ
れ、前記被印刷物が担持された回転テーブルを覆うカバ
ー部材と、該カバー部材に前記回転テーブルの回転中心
から所定の半径距離離間した位置に設けられ、第1およ
び第2ののコーティング剤をそれぞれ供給する第1およ
び第2の供給ノズルと、を備えていることを特徴とす
る。
供給手段は、前記固定構造体に対し上下動自在に配置さ
れ、前記被印刷物が担持された回転テーブルを覆うカバ
ー部材と、該カバー部材に前記回転テーブルの回転中心
から所定の半径距離離間した位置に設けられ、第1およ
び第2ののコーティング剤をそれぞれ供給する第1およ
び第2の供給ノズルと、を備えていることを特徴とす
る。
【0020】本発明の好ましい実施形態は、前記印刷ユ
ニットは、前記上下位置調整機構により支持部材を介し
て前記第1のキャリッジが上昇されたとき、前記被印刷
物と前記インクジェットプリントヘッドとの間隔を所定
値に定めるためのセンサを備えていることを特徴とす
る。
ニットは、前記上下位置調整機構により支持部材を介し
て前記第1のキャリッジが上昇されたとき、前記被印刷
物と前記インクジェットプリントヘッドとの間隔を所定
値に定めるためのセンサを備えていることを特徴とす
る。
【0021】本発明の好ましい実施形態は、前記第1の
コーティング剤は水溶性樹脂からなる定着膜を、前記第
2のコーティング剤は紫外線硬化樹脂からなる保護膜を
形成することを特徴とする。
コーティング剤は水溶性樹脂からなる定着膜を、前記第
2のコーティング剤は紫外線硬化樹脂からなる保護膜を
形成することを特徴とする。
【0022】本発明の好ましい実施形態は、前記乾燥手
段は、遠赤外線ランプと紫外線ランプとを備えることを
特徴とする。
段は、遠赤外線ランプと紫外線ランプとを備えることを
特徴とする。
【0023】本発明の好ましい実施形態は、前記インク
ジェットプリントヘッドは電気熱変換体により熱エネル
ギーを付与しインクを吐出することを特徴とする。
ジェットプリントヘッドは電気熱変換体により熱エネル
ギーを付与しインクを吐出することを特徴とする。
【0024】
【作用】本発明の一形態によれば、供給ステーションに
おいて被印刷物担持装置に被印刷物が供給され、印刷ス
テーションにおいて印刷ユニットにより被印刷物に印刷
が行われる。そして、この印刷ユニットにより印刷され
た被印刷物にコーティングステーションにおいてコーテ
ィングが行われた後、排出ステーションにおいて被印刷
物が被印刷物担持装置から排出される。かかる印刷およ
びコーティングの工程において被印刷物を担持する被印
刷物担持装置は移送手段により、前記供給ステーショ
ン、印刷ステーション、コーティングステーションおよ
び排出ステーションに亘り連続して移送され、一貫工程
で完成品としての印刷物を得ることができる。
おいて被印刷物担持装置に被印刷物が供給され、印刷ス
テーションにおいて印刷ユニットにより被印刷物に印刷
が行われる。そして、この印刷ユニットにより印刷され
た被印刷物にコーティングステーションにおいてコーテ
ィングが行われた後、排出ステーションにおいて被印刷
物が被印刷物担持装置から排出される。かかる印刷およ
びコーティングの工程において被印刷物を担持する被印
刷物担持装置は移送手段により、前記供給ステーショ
ン、印刷ステーション、コーティングステーションおよ
び排出ステーションに亘り連続して移送され、一貫工程
で完成品としての印刷物を得ることができる。
【0025】また、本発明の他の形態によれば、供給ス
テーションにおいて被印刷物担持装置に被印刷物が供給
され、第1のコーティングステーションにおいて第1の
コーティング装置により前記被印刷物にコーティングが
行われ、第1の乾燥ステーションにおいて第1の乾燥装
置により第1のコーティングが乾燥される。そして、印
刷ステーションにおいて印刷ユニットにより被印刷物に
印刷が行われる。さらに、この印刷ユニットにより印刷
された被印刷物に第2のコーティングステーションにお
いて第2のコーティングが行われ、第2の乾燥ステーシ
ョンにおいて第2の乾燥装置により第2のコーティング
が乾燥された後、排出ステーションにおいて被印刷物が
被印刷物担持装置から排出される。かかる印刷、コーテ
ィングおよび乾燥の工程において被印刷物を担持する被
印刷物担持装置は移送手段により、前記供給ステーショ
ン、第1のコーティングステーション、第1の乾燥ステ
ーション、印刷ステーション、第2のコーティングステ
ーション、第2の乾燥ステーションおよび排出ステーシ
ョンに亘り連続して移送され、一貫工程で完成品として
の印刷物を得ることができる。
テーションにおいて被印刷物担持装置に被印刷物が供給
され、第1のコーティングステーションにおいて第1の
コーティング装置により前記被印刷物にコーティングが
行われ、第1の乾燥ステーションにおいて第1の乾燥装
置により第1のコーティングが乾燥される。そして、印
刷ステーションにおいて印刷ユニットにより被印刷物に
印刷が行われる。さらに、この印刷ユニットにより印刷
された被印刷物に第2のコーティングステーションにお
いて第2のコーティングが行われ、第2の乾燥ステーシ
ョンにおいて第2の乾燥装置により第2のコーティング
が乾燥された後、排出ステーションにおいて被印刷物が
被印刷物担持装置から排出される。かかる印刷、コーテ
ィングおよび乾燥の工程において被印刷物を担持する被
印刷物担持装置は移送手段により、前記供給ステーショ
ン、第1のコーティングステーション、第1の乾燥ステ
ーション、印刷ステーション、第2のコーティングステ
ーション、第2の乾燥ステーションおよび排出ステーシ
ョンに亘り連続して移送され、一貫工程で完成品として
の印刷物を得ることができる。
【0026】さらに、本発明のさらに他の形態によれ
ば、被印刷物が第1のキャリッジに回動自在に支承され
た回転テーブルに担持される。第1のキャリッジは支持
部材に往復動自在に支持され、また、支持部材は固定構
造体に対し上下位置調整機構により上下位置調整自在に
設けられているので、回転テーブルに担持された被印刷
物より上方に位置されると共に前記固定構造物に支持さ
れた印刷ユニットと被印刷物との間の間隔が上下位置調
整機構により調整される。そして、第1のキャリッジが
送り機構により送られ、印刷ユニットにより被印刷物へ
の印刷が行われる。第1のキャリッジは送り機構により
コーティング剤を供給する供給手段に送られ、印刷が行
われた被印刷物の表面にコーティング剤が供給されコー
ティングが行われる。さらに、第1のキャリッジは送り
機構により乾燥手段に送られコーティングが乾燥され
る。
ば、被印刷物が第1のキャリッジに回動自在に支承され
た回転テーブルに担持される。第1のキャリッジは支持
部材に往復動自在に支持され、また、支持部材は固定構
造体に対し上下位置調整機構により上下位置調整自在に
設けられているので、回転テーブルに担持された被印刷
物より上方に位置されると共に前記固定構造物に支持さ
れた印刷ユニットと被印刷物との間の間隔が上下位置調
整機構により調整される。そして、第1のキャリッジが
送り機構により送られ、印刷ユニットにより被印刷物へ
の印刷が行われる。第1のキャリッジは送り機構により
コーティング剤を供給する供給手段に送られ、印刷が行
われた被印刷物の表面にコーティング剤が供給されコー
ティングが行われる。さらに、第1のキャリッジは送り
機構により乾燥手段に送られコーティングが乾燥され
る。
【0027】
【実施例】添付の図面に記載された実施例に基づき、本
発明の好ましい実施例につき詳細に説明する。各実施例
は、発明の説明のためのものであり発明を限定するもの
ではない。事実、発明の範囲すなわち精神から逸脱する
ことなく、本発明の中で種々の修正および変形がなされ
得ることは、当業者にとって明らかであろう。例えば、
一実施例の部分として図示され、あるいは記述されてい
る特徴は、さらなる実施例を生み出すべく他の実施例に
用いられ得る。なお、記載された説明および図面を通し
て、同一機能部位には同一番号が用いられている。
発明の好ましい実施例につき詳細に説明する。各実施例
は、発明の説明のためのものであり発明を限定するもの
ではない。事実、発明の範囲すなわち精神から逸脱する
ことなく、本発明の中で種々の修正および変形がなされ
得ることは、当業者にとって明らかであろう。例えば、
一実施例の部分として図示され、あるいは記述されてい
る特徴は、さらなる実施例を生み出すべく他の実施例に
用いられ得る。なお、記載された説明および図面を通し
て、同一機能部位には同一番号が用いられている。
【0028】図1および図2を参照するに、100は固
定構造体を構成する本体ケーシングであり、ベース10
2とカバーケーシング104とを備えている。カバーケ
ーシング104の一端はその上部が切り開かれて開口部
106が形成されている。この開口部106の位置は、
本実施例では、後述の如く被印刷物の供給および排出の
ための供給および排出ステーションとなる。
定構造体を構成する本体ケーシングであり、ベース10
2とカバーケーシング104とを備えている。カバーケ
ーシング104の一端はその上部が切り開かれて開口部
106が形成されている。この開口部106の位置は、
本実施例では、後述の如く被印刷物の供給および排出の
ための供給および排出ステーションとなる。
【0029】200はベース102に設けられた上下位
置調整機構であり、ベース102に固設された軸受け2
02に回動自在に支持された、第1および第2の偏心カ
ム204、206を備えている。さらに、これらの偏心
カムの軸端には第1および第2のプーリ208、210
が固着されており、両プーリ208、210には、第1
および第2の偏心カム204、206をその位相を一致
させつつ同期して回動させるべく、タイミングベルト2
12が張設されている。また、第1の偏心カム204の
軸端には歯車214が固着されており、ベース102に
固設されたモータ216でもってギアトレイン218を
介して正逆方向に回転駆動される。
置調整機構であり、ベース102に固設された軸受け2
02に回動自在に支持された、第1および第2の偏心カ
ム204、206を備えている。さらに、これらの偏心
カムの軸端には第1および第2のプーリ208、210
が固着されており、両プーリ208、210には、第1
および第2の偏心カム204、206をその位相を一致
させつつ同期して回動させるべく、タイミングベルト2
12が張設されている。また、第1の偏心カム204の
軸端には歯車214が固着されており、ベース102に
固設されたモータ216でもってギアトレイン218を
介して正逆方向に回転駆動される。
【0030】300は上述の上下位置調整機構200の
偏心カム204、206の上に載置された支持部材であ
る。該支持部材300の両端部には支持ブラケットが固
設され、第1および第2の支持ブラケット対302、3
04を構成している。第1の支持ブラケット対302に
は、後述する第1のキャリッジを案内するガイドバー3
06が水平に支持されている。また、第2の支持ブラケ
ット対304には、後述する送り機構の一部を構成する
送りネジ308が回動自在に水平に支持されている。該
送りネジ308は支持部材300に固設されたモータ3
10により正逆方向に回転駆動される。
偏心カム204、206の上に載置された支持部材であ
る。該支持部材300の両端部には支持ブラケットが固
設され、第1および第2の支持ブラケット対302、3
04を構成している。第1の支持ブラケット対302に
は、後述する第1のキャリッジを案内するガイドバー3
06が水平に支持されている。また、第2の支持ブラケ
ット対304には、後述する送り機構の一部を構成する
送りネジ308が回動自在に水平に支持されている。該
送りネジ308は支持部材300に固設されたモータ3
10により正逆方向に回転駆動される。
【0031】400は上述のガイドバー306および送
りネジ308により支持部材300に対し往復動自在に
支持された第1のキャリッジである。第1のキャリッジ
400はその下部に上述の送りネジ308と螺合し送り
機構を構成するボールネジ機構(不図示)を備え、上部
に被印刷物1を担持する回転テーブル410を回動自在
に支承している。
りネジ308により支持部材300に対し往復動自在に
支持された第1のキャリッジである。第1のキャリッジ
400はその下部に上述の送りネジ308と螺合し送り
機構を構成するボールネジ機構(不図示)を備え、上部
に被印刷物1を担持する回転テーブル410を回動自在
に支承している。
【0032】図5および図6を参照してさらに詳しく説
明する。第1のキャリッジ400は中空のキャリッジ本
体402を備え、該キャリッジ本体402に固設された
第1および第2の軸受け404、406でもって、上記
回転テーブル410と一体に形成された回転軸408を
垂直軸回りに回動自在に支承している。回転軸408の
端部は軸継ぎ手412を介してキャリッジ本体402に
固設されたモータ414の出力軸の一端に連結されてい
る。なお、モータ414の出力軸の他端には、半径方向
に1個のスリットが形成されたプレート416が固設さ
れており、このプレート416を挟んで対向配置された
投受光器を備えるフォトインタラプタ418が設けられ
ている。さらに、回転軸408には上述の第1および第
2の軸受け404、406の間において、ブレーキドラ
ム420が固設されており、このブレーキドラム420
に対向して、キャリッジ本体402に固設されたソレノ
イド422に駆動されるブレーキパッド424が設けら
れている。
明する。第1のキャリッジ400は中空のキャリッジ本
体402を備え、該キャリッジ本体402に固設された
第1および第2の軸受け404、406でもって、上記
回転テーブル410と一体に形成された回転軸408を
垂直軸回りに回動自在に支承している。回転軸408の
端部は軸継ぎ手412を介してキャリッジ本体402に
固設されたモータ414の出力軸の一端に連結されてい
る。なお、モータ414の出力軸の他端には、半径方向
に1個のスリットが形成されたプレート416が固設さ
れており、このプレート416を挟んで対向配置された
投受光器を備えるフォトインタラプタ418が設けられ
ている。さらに、回転軸408には上述の第1および第
2の軸受け404、406の間において、ブレーキドラ
ム420が固設されており、このブレーキドラム420
に対向して、キャリッジ本体402に固設されたソレノ
イド422に駆動されるブレーキパッド424が設けら
れている。
【0033】500は被印刷物1に印刷するための印刷
ユニットであり、固定構造物であるベース102に立設
された一対の支持ブロック110上に前述の被印刷物1
より上方に位置するよう支持されている。
ユニットであり、固定構造物であるベース102に立設
された一対の支持ブロック110上に前述の被印刷物1
より上方に位置するよう支持されている。
【0034】さらに、図3および図4をも参照して説明
するに、支持ブロック110上にほぼコ字状のシャーシ
502が支持、固定されている。シャーシ502は両側
に支持部502A、502Bとこの支持部502A、5
02Bに連結しているブリッジ502Cとを有してい
る。支持部502A、502Bには、後述する第2のキ
ャリッジ510を案内するガイドバー504が水平に支
持され、かつ、後述する送り機構の一部を構成する送り
ネジ506が回動自在に水平に支持されている。該送り
ネジ506はシャーシ502に固設されたモータ508
により正逆方向に回転駆動される。
するに、支持ブロック110上にほぼコ字状のシャーシ
502が支持、固定されている。シャーシ502は両側
に支持部502A、502Bとこの支持部502A、5
02Bに連結しているブリッジ502Cとを有してい
る。支持部502A、502Bには、後述する第2のキ
ャリッジ510を案内するガイドバー504が水平に支
持され、かつ、後述する送り機構の一部を構成する送り
ネジ506が回動自在に水平に支持されている。該送り
ネジ506はシャーシ502に固設されたモータ508
により正逆方向に回転駆動される。
【0035】第2のキャリッジ510は送りネジ506
に螺合するボールネジ機構(不図示)を備え、モータ5
08に駆動される送りネジ506の回転によりガイドバ
ー504に案内されつつ、前記第1のキャリッジ400
と直交する方向に移動可能である。第2のキャリッジ5
10は、本実施例ではインクジェットプリントヘッド5
12をその吐出口が下向きになるように担持している。
に螺合するボールネジ機構(不図示)を備え、モータ5
08に駆動される送りネジ506の回転によりガイドバ
ー504に案内されつつ、前記第1のキャリッジ400
と直交する方向に移動可能である。第2のキャリッジ5
10は、本実施例ではインクジェットプリントヘッド5
12をその吐出口が下向きになるように担持している。
【0036】また、図示されないインクタンクより、イ
ンクジェットプリントヘッドへインクが供給され、イン
クジェットプリントヘッドよりインクが吐出されてプリ
ントが行われる。インクタンクは、キャリッジ510上
にインクジェットプリントヘッド212へインクを供給
可能に設けるか、もしくは装置内のキャリッジ外からイ
ンクを供給可能に構成されてもよい。さらに、インクタ
ンクがキャリッジ510上に設けられる場合において
は、インクジェットプリントヘッドと一体的に形成され
る構成や、分離可能に形成される構成であってもよい。
ンクジェットプリントヘッドへインクが供給され、イン
クジェットプリントヘッドよりインクが吐出されてプリ
ントが行われる。インクタンクは、キャリッジ510上
にインクジェットプリントヘッド212へインクを供給
可能に設けるか、もしくは装置内のキャリッジ外からイ
ンクを供給可能に構成されてもよい。さらに、インクタ
ンクがキャリッジ510上に設けられる場合において
は、インクジェットプリントヘッドと一体的に形成され
る構成や、分離可能に形成される構成であってもよい。
【0037】また、上記シャーシ502のブリッジ50
2Cには前述の第1のキャリッジ400の回転テーブル
410に担持された被印刷物1に当接し、インクジェッ
トプリントヘッド512と被印刷物1との間が所定の間
隔になったことを検知するためのセンサ514が取り付
けられている。
2Cには前述の第1のキャリッジ400の回転テーブル
410に担持された被印刷物1に当接し、インクジェッ
トプリントヘッド512と被印刷物1との間が所定の間
隔になったことを検知するためのセンサ514が取り付
けられている。
【0038】該センサ514は、ベルクランク状の揺動
レバー514Aを有しており、この揺動レバー514A
が所定の角度揺動したときにフォトインタラプタ(不図
示)からトリガー信号を発する型式のものでよい。
レバー514Aを有しており、この揺動レバー514A
が所定の角度揺動したときにフォトインタラプタ(不図
示)からトリガー信号を発する型式のものでよい。
【0039】しかして、上記印刷ユニット500が備え
られた位置が印刷ステーションを構成する。
られた位置が印刷ステーションを構成する。
【0040】次に、コーティング装置600につき図1
および図5を参照して説明する。602はカバーケーシ
ング104に対しエアシリンダ604でもって上下動自
在に取り付けられた筒状のカバーであり、最大に下降さ
れたとき、前述の被印刷物1が担持された回転テーブル
410を覆うように形成されている。カバー602の中
心軸は前述の回転テーブル410の回転中心軸と一致す
る。カバー602の下端は内方に折り返されチャンネル
602Aが形成されている。該チャンネル602Aには
排液チューブ606が連通されており、チャンネル60
2Aに流入した後述のコーティング剤をカバーケーシン
グ104外に排出可能とされている。なお、エアシリン
ダ604にはそれぞれ上下端部に、上限検知センサ60
6と下限検知センサ608とが設けられており、上下限
位置を検知してカバー602の上下動を停止するように
制御される。
および図5を参照して説明する。602はカバーケーシ
ング104に対しエアシリンダ604でもって上下動自
在に取り付けられた筒状のカバーであり、最大に下降さ
れたとき、前述の被印刷物1が担持された回転テーブル
410を覆うように形成されている。カバー602の中
心軸は前述の回転テーブル410の回転中心軸と一致す
る。カバー602の下端は内方に折り返されチャンネル
602Aが形成されている。該チャンネル602Aには
排液チューブ606が連通されており、チャンネル60
2Aに流入した後述のコーティング剤をカバーケーシン
グ104外に排出可能とされている。なお、エアシリン
ダ604にはそれぞれ上下端部に、上限検知センサ60
6と下限検知センサ608とが設けられており、上下限
位置を検知してカバー602の上下動を停止するように
制御される。
【0041】さらに、カバー602には中心軸から所定
の半径距離離間した位置に、第1および第2のコーティ
ング剤をそれぞれ供給する第1および第2の供給ノズル
612および610が設けられている。第2のコーティ
ング剤としては、例えば、紫外線硬化樹脂が用いられ後
述のように被印刷物1の表面に保護膜を形成し、第1の
コーティング剤としては、例えば、被印刷物1が樹脂製
のような場合は水溶性樹脂が用いられ、印刷前の被印刷
物に印刷に適するべく定着膜を形成する。なお、本実施
例では第1および第2の供給ノズル612、610を設
けたが、被印刷物の表面が印刷に適するときおよび表面
に予め定着膜が形成されている場合には第1の供給ノズ
ル612は不要であり、第2の供給ノズル610のみを
設ければよい。
の半径距離離間した位置に、第1および第2のコーティ
ング剤をそれぞれ供給する第1および第2の供給ノズル
612および610が設けられている。第2のコーティ
ング剤としては、例えば、紫外線硬化樹脂が用いられ後
述のように被印刷物1の表面に保護膜を形成し、第1の
コーティング剤としては、例えば、被印刷物1が樹脂製
のような場合は水溶性樹脂が用いられ、印刷前の被印刷
物に印刷に適するべく定着膜を形成する。なお、本実施
例では第1および第2の供給ノズル612、610を設
けたが、被印刷物の表面が印刷に適するときおよび表面
に予め定着膜が形成されている場合には第1の供給ノズ
ル612は不要であり、第2の供給ノズル610のみを
設ければよい。
【0042】しかして、かかるコーティング装置600
が備えられた位置がコーティングステーションを構成す
る。
が備えられた位置がコーティングステーションを構成す
る。
【0043】次に、図1および図2を再度参照して、乾
燥装置700につき説明する。乾燥装置700は第1の
乾燥装置704および第2の乾燥装置702を備えてい
る。第2の乾燥装置702は上述の紫外線硬化樹脂が用
いられる第2のコーティング剤を乾燥させるためのもの
であり、紫外線ランプを備えている。一方、第1の乾燥
装置704は上述の水溶性樹脂が用いられる第1のコー
ティング剤を乾燥させるためのものであり、遠赤外線ラ
ンプを備えている。上述のように被印刷物1の表面に予
め定着膜が形成されている場合には第1の供給ノズル6
12は不要であるから、当然に第1の乾燥装置704も
不要となる。
燥装置700につき説明する。乾燥装置700は第1の
乾燥装置704および第2の乾燥装置702を備えてい
る。第2の乾燥装置702は上述の紫外線硬化樹脂が用
いられる第2のコーティング剤を乾燥させるためのもの
であり、紫外線ランプを備えている。一方、第1の乾燥
装置704は上述の水溶性樹脂が用いられる第1のコー
ティング剤を乾燥させるためのものであり、遠赤外線ラ
ンプを備えている。上述のように被印刷物1の表面に予
め定着膜が形成されている場合には第1の供給ノズル6
12は不要であるから、当然に第1の乾燥装置704も
不要となる。
【0044】かかる乾燥措置700を備えている位置が
乾燥ステーションを構成する。
乾燥ステーションを構成する。
【0045】さらに、800は複数個の被印刷物1が保
管されたストッカである。ここで、被印刷物1は、円形
の平板状の固体であり、本例では、デジタルオーディオ
ディスク(DAD)として知られるコンパクトディスク
(CD)を例に挙げ、説明することとする。
管されたストッカである。ここで、被印刷物1は、円形
の平板状の固体であり、本例では、デジタルオーディオ
ディスク(DAD)として知られるコンパクトディスク
(CD)を例に挙げ、説明することとする。
【0046】なお、本例の印刷装置は、制御パネル(不
図示)からの入力信号や上述した各センサの検知による
信号に応じて、マイクロコンピュータ等から構成される
制御ユニット900がプログラムに従って演算や判断を
実行し、所定のモータ等のアクチュエータに制御信号を
送ることにより作動するものである。
図示)からの入力信号や上述した各センサの検知による
信号に応じて、マイクロコンピュータ等から構成される
制御ユニット900がプログラムに従って演算や判断を
実行し、所定のモータ等のアクチュエータに制御信号を
送ることにより作動するものである。
【0047】そこで、上記構成になる本実施例の作動に
つき説明する。なお、被印刷物1としてはコンパクトデ
ィスク(CD)を例として説明するが、他の厚みの異な
る被印刷物であっても同様に作動することはいうまでも
ない。
つき説明する。なお、被印刷物1としてはコンパクトデ
ィスク(CD)を例として説明するが、他の厚みの異な
る被印刷物であっても同様に作動することはいうまでも
ない。
【0048】まず、印刷装置の作動開始の初期状態で
は、被印刷物担持装置としての、回転テーブル410を
支承した第1のキャリッジ400が供給および排出ステ
ーションに位置されている。かかる位置において、自動
供給排出装置1000によりストッカ800から取り出
されたコンパクトディスク1が回転テーブル410上に
載置される。コンパクトディスク1の載置が完了すると
モータ310が起動され、送りネジ308が回転し第1
のキャリッジ400をコーティングステーションにもた
らす。第1のキャリッジ400がコーティングステーシ
ョンの所定の位置にあることが、不図示の位置検出セン
サにより確認されると、制御ユニット900はエアシリ
ンダ604を作動させる信号を発し、カバー602を下
降させる。カバー602の下限位置が下限検知センサ6
08にて検出されると、エアシリンダ604の作動が停
止されカバー602はその位置に保持される。また、こ
のとき同時にソレノイド422も励磁され、ブレーキド
ラム420からブレーキパッド424が離される。
は、被印刷物担持装置としての、回転テーブル410を
支承した第1のキャリッジ400が供給および排出ステ
ーションに位置されている。かかる位置において、自動
供給排出装置1000によりストッカ800から取り出
されたコンパクトディスク1が回転テーブル410上に
載置される。コンパクトディスク1の載置が完了すると
モータ310が起動され、送りネジ308が回転し第1
のキャリッジ400をコーティングステーションにもた
らす。第1のキャリッジ400がコーティングステーシ
ョンの所定の位置にあることが、不図示の位置検出セン
サにより確認されると、制御ユニット900はエアシリ
ンダ604を作動させる信号を発し、カバー602を下
降させる。カバー602の下限位置が下限検知センサ6
08にて検出されると、エアシリンダ604の作動が停
止されカバー602はその位置に保持される。また、こ
のとき同時にソレノイド422も励磁され、ブレーキド
ラム420からブレーキパッド424が離される。
【0049】それから、モータ414が起動され回転テ
ーブル410が回転されると同時に、第1供給ノズル6
12から第1のコーティング剤としての水溶性樹脂の供
給が開始される。ここで、この回転テーブル410の回
転開始位置はブレーキ解除時においてフォトインタラプ
タ418により検知されており、モータ414の回転に
伴いプレート416のスリットをフォトインタラプタ4
18により再度検知することにより回転テーブル410
の1回転が検出される。フォトインタラプタ418が回
転テーブル410の1回転を検出したとき、第1の供給
ノズル612からの水溶性樹脂の供給が停止される。な
お、この回転テーブル410の最初の1回転は極めて低
速、例えば、5rpm で行われる。このように供給ノズル
からコーティング剤を供給しつつ、回転テーブル410
を1回転させることにより、供給ノズルは回転テーブル
410の回転軸から所定の半径距離離間されて配置され
ているので、コンパクトディスク1の内周部にコーティ
ング剤が環状に供給されることになる。
ーブル410が回転されると同時に、第1供給ノズル6
12から第1のコーティング剤としての水溶性樹脂の供
給が開始される。ここで、この回転テーブル410の回
転開始位置はブレーキ解除時においてフォトインタラプ
タ418により検知されており、モータ414の回転に
伴いプレート416のスリットをフォトインタラプタ4
18により再度検知することにより回転テーブル410
の1回転が検出される。フォトインタラプタ418が回
転テーブル410の1回転を検出したとき、第1の供給
ノズル612からの水溶性樹脂の供給が停止される。な
お、この回転テーブル410の最初の1回転は極めて低
速、例えば、5rpm で行われる。このように供給ノズル
からコーティング剤を供給しつつ、回転テーブル410
を1回転させることにより、供給ノズルは回転テーブル
410の回転軸から所定の半径距離離間されて配置され
ているので、コンパクトディスク1の内周部にコーティ
ング剤が環状に供給されることになる。
【0050】フォトインタラプタ418による回転テー
ブル410の1回転が検出されコーティング剤の供給が
停止されると、モータ414の増速制御が行われ、回転
テーブル410ひいてはコンパクトディスク1が加速さ
れ、所定の定速回転にもたらされる。定速回転数の維持
時間が経過すると、モータ414の減速制御が行われ、
所定の減速時間経過後モータ414は停止される。この
加速時間、定速回転数の維持時間および減速時間は、使
用される樹脂の粘度、被印刷物1の大きさ等により異な
るが、コンパクトディスク1に対し粘度20〜30cp
sの樹脂を用いた場合、加速時間が約2秒、定速回転数
が1800rpm、定速回転数の維持時間が約8秒、お
よび減速時間を約1秒とした場合、コンパクトディスク
1の表面に均一な膜が形成された。この膜は、被印刷物
1がコンパクトディスクのような樹脂の場合、印刷用イ
ンクの濡れ性を向上させるための定着膜として機能す
る。従って、被印刷物1がもともと高いインク定着性を
有しているときには、この水溶性樹脂の第1のコーティ
ング剤によるコーティング処理は省略することができ
る。
ブル410の1回転が検出されコーティング剤の供給が
停止されると、モータ414の増速制御が行われ、回転
テーブル410ひいてはコンパクトディスク1が加速さ
れ、所定の定速回転にもたらされる。定速回転数の維持
時間が経過すると、モータ414の減速制御が行われ、
所定の減速時間経過後モータ414は停止される。この
加速時間、定速回転数の維持時間および減速時間は、使
用される樹脂の粘度、被印刷物1の大きさ等により異な
るが、コンパクトディスク1に対し粘度20〜30cp
sの樹脂を用いた場合、加速時間が約2秒、定速回転数
が1800rpm、定速回転数の維持時間が約8秒、お
よび減速時間を約1秒とした場合、コンパクトディスク
1の表面に均一な膜が形成された。この膜は、被印刷物
1がコンパクトディスクのような樹脂の場合、印刷用イ
ンクの濡れ性を向上させるための定着膜として機能す
る。従って、被印刷物1がもともと高いインク定着性を
有しているときには、この水溶性樹脂の第1のコーティ
ング剤によるコーティング処理は省略することができ
る。
【0051】モータ414は停止するときに、上述のフ
ォトインタラプタ418の検知信号に基づき、回転テー
ブル410を回転開始位置に調節してから完全に停止さ
れる。なお、このとき同時にソレノイド422が作動さ
れブレーキパッド424がブレーキドラム420に当接
する。かくて、回転テーブル410が固定される。ま
た、上述のフォトインタラプタ418の検知信号に基づ
きエアシリンダ604が作動されカバー602が上昇さ
れる。カバー602の上限位置が上限検知センサ606
にて検出されると、エアシリンダ604の作動が停止さ
れカバー602はその位置に保持される。
ォトインタラプタ418の検知信号に基づき、回転テー
ブル410を回転開始位置に調節してから完全に停止さ
れる。なお、このとき同時にソレノイド422が作動さ
れブレーキパッド424がブレーキドラム420に当接
する。かくて、回転テーブル410が固定される。ま
た、上述のフォトインタラプタ418の検知信号に基づ
きエアシリンダ604が作動されカバー602が上昇さ
れる。カバー602の上限位置が上限検知センサ606
にて検出されると、エアシリンダ604の作動が停止さ
れカバー602はその位置に保持される。
【0052】次に、制御ユニット900はモータ310
に制御信号を送り、送りネジ308を回転させて、回転
テーブル410が固定状態にある第1のキャリッジ40
0を乾燥ステーションに移送する。
に制御信号を送り、送りネジ308を回転させて、回転
テーブル410が固定状態にある第1のキャリッジ40
0を乾燥ステーションに移送する。
【0053】この乾燥ステーションでは、第1の乾燥装
置である遠赤外線ランプ704が点灯され、水溶性樹脂
の定着層の乾燥が行われる。なお、乾燥ステーションで
は、第1のキャリッジ400を停止させた状態、または
移送状態のいずれかで乾燥を行ってもよい。
置である遠赤外線ランプ704が点灯され、水溶性樹脂
の定着層の乾燥が行われる。なお、乾燥ステーションで
は、第1のキャリッジ400を停止させた状態、または
移送状態のいずれかで乾燥を行ってもよい。
【0054】乾燥が完了すると、第1のキャリッジはさ
らに印刷ステーションに移送される。なお、第1のキャ
リッジ400の移送距離は送りネジ308のピッチとモ
ータ310の回転量から容易に設定可能である。
らに印刷ステーションに移送される。なお、第1のキャ
リッジ400の移送距離は送りネジ308のピッチとモ
ータ310の回転量から容易に設定可能である。
【0055】第1キャリッジ400が印刷ステーション
にもたらされると、制御ユニット900はモータ216
を作動させ、ギアトレイン218を介して歯車214、
ひいてはプーリ208を回動させる。プーリ208の回
転はタイミングベルト212を介してプーリ210に伝
達されるので、偏心カム204および206が同一位相
で同期して回転し、支持部材300を水平状態を保った
まま上昇させる。支持部材300が上昇されるとこれに
支持されている第1のキャリッジ400も同様に上昇さ
れ、被印刷物のコンパクトディスク1の上面がセンサ5
14の揺動レバー514Aに当接する。この当接により
センサ514はトリガー信号を発し、この信号を受けて
制御ユニット900はモータ216を停止し、さらに逆
転させて支持部材300、ひいては第1のキャリッジ4
00を所定量下降させる。この所定量はインクジェット
プリントヘッド512と被印刷物のコンパクトディスク
1との間が高い印刷品質を得る所定の間隔になるように
設定されている。
にもたらされると、制御ユニット900はモータ216
を作動させ、ギアトレイン218を介して歯車214、
ひいてはプーリ208を回動させる。プーリ208の回
転はタイミングベルト212を介してプーリ210に伝
達されるので、偏心カム204および206が同一位相
で同期して回転し、支持部材300を水平状態を保った
まま上昇させる。支持部材300が上昇されるとこれに
支持されている第1のキャリッジ400も同様に上昇さ
れ、被印刷物のコンパクトディスク1の上面がセンサ5
14の揺動レバー514Aに当接する。この当接により
センサ514はトリガー信号を発し、この信号を受けて
制御ユニット900はモータ216を停止し、さらに逆
転させて支持部材300、ひいては第1のキャリッジ4
00を所定量下降させる。この所定量はインクジェット
プリントヘッド512と被印刷物のコンパクトディスク
1との間が高い印刷品質を得る所定の間隔になるように
設定されている。
【0056】このように、インクジェットプリントヘッ
ド512とコンパクトディスク1とが所定の間隔に設定
されると、制御ユニット900に記憶されている、ある
いは外部のパーソナルコンピュータ等に記憶されている
印刷情報がコンパクトディスク1の表面に印刷ユニット
により行われることになる。すなわち、まず、モータ5
08が起動され送りネジ506が回動することにより、
第2のキャリッジ510が第1のキャリッジ400の送
り方向と直交する方向に送られる。そして、このときイ
ンクジェットプリントヘッド512も印刷情報に応じて
駆動され、1行相当分の印刷が行われる。この1行相当
分の印刷が完了すると、モータ310が起動され送りネ
ジ308を回動させて、第1のキャリッジ400をこの
1行相当分送る。そして、第2のキャリッジ510が元
の位置に戻され、次の1行相当分の印刷が行われる。
ド512とコンパクトディスク1とが所定の間隔に設定
されると、制御ユニット900に記憶されている、ある
いは外部のパーソナルコンピュータ等に記憶されている
印刷情報がコンパクトディスク1の表面に印刷ユニット
により行われることになる。すなわち、まず、モータ5
08が起動され送りネジ506が回動することにより、
第2のキャリッジ510が第1のキャリッジ400の送
り方向と直交する方向に送られる。そして、このときイ
ンクジェットプリントヘッド512も印刷情報に応じて
駆動され、1行相当分の印刷が行われる。この1行相当
分の印刷が完了すると、モータ310が起動され送りネ
ジ308を回動させて、第1のキャリッジ400をこの
1行相当分送る。そして、第2のキャリッジ510が元
の位置に戻され、次の1行相当分の印刷が行われる。
【0057】このようにして、コンパクトディスク1の
所定の領域への印刷が完了すると、第1のキャリッジ4
00は再度コーティングステーションに移送される。
所定の領域への印刷が完了すると、第1のキャリッジ4
00は再度コーティングステーションに移送される。
【0058】第1のキャリッジ400がコーティングス
テーションの所定の位置にあることが、不図示の位置検
出センサにより確認されると、制御ユニット900はエ
アシリンダ604を作動させる信号を発し、カバー60
2を下降させる。カバー602の下限位置が下限検知セ
ンサ608にて検出されると、エアシリンダ604の作
動が停止されカバー602はその位置に保持される。ま
た、このとき同時にソレノイド422も励磁され、ブレ
ーキドラム420からブレーキパッド424が離され
る。
テーションの所定の位置にあることが、不図示の位置検
出センサにより確認されると、制御ユニット900はエ
アシリンダ604を作動させる信号を発し、カバー60
2を下降させる。カバー602の下限位置が下限検知セ
ンサ608にて検出されると、エアシリンダ604の作
動が停止されカバー602はその位置に保持される。ま
た、このとき同時にソレノイド422も励磁され、ブレ
ーキドラム420からブレーキパッド424が離され
る。
【0059】それから、モータ414が起動され回転テ
ーブル410が回転されると同時に、第2供給ノズル6
10から第2のコーティング剤としての紫外線硬化樹脂
の供給が開始される。ここで、前述の場合と同様に、回
転テーブル410の1回転が検出されたとき、第2の供
給ノズル610からの紫外線硬化樹脂の供給が停止され
る。なお、この回転テーブル410の最初の1回転は極
めて低速、例えば、5rpmで行われる。このように供
給ノズルからコーティング剤を供給しつつ、回転テーブ
ル410を1回転させることにより、供給ノズルは回転
テーブル410の回転軸から所定の半径距離離間されて
配置されているので、コンパクトディスク1の内周部に
コーティング剤が環状に供給されることになる。
ーブル410が回転されると同時に、第2供給ノズル6
10から第2のコーティング剤としての紫外線硬化樹脂
の供給が開始される。ここで、前述の場合と同様に、回
転テーブル410の1回転が検出されたとき、第2の供
給ノズル610からの紫外線硬化樹脂の供給が停止され
る。なお、この回転テーブル410の最初の1回転は極
めて低速、例えば、5rpmで行われる。このように供
給ノズルからコーティング剤を供給しつつ、回転テーブ
ル410を1回転させることにより、供給ノズルは回転
テーブル410の回転軸から所定の半径距離離間されて
配置されているので、コンパクトディスク1の内周部に
コーティング剤が環状に供給されることになる。
【0060】フォトインタラプタ418による回転テー
ブル410の1回転が検出されコーティング剤の供給が
停止されると、モータ414の増速制御が行われ、回転
テーブル410ひいてはコンパクトディスク1が加速さ
れ、所定の定速回転にもたらされる。定速回転数の維持
時間が経過すると、モータ414の減速制御が行われ、
所定の減速時間経過後モータ414は停止される。この
加速時間、定速回転数の維持時間および減速時間は、使
用される樹脂の粘度、被印刷物1の大きさ等により異な
るが、コンパクトディスク1に対し粘度20〜30cp
sの樹脂を用いた場合、加速時間が約2秒、定速回転数
が1800rpm、定速回転数の維持時間が約8秒、お
よび減速時間を約1秒とした場合、コンパクトディスク
1の表面に均一な膜が形成された。この膜は、印刷層を
保護するための保護膜として機能する。モータ414は
停止するときに、上述のフォトインタラプタ418の検
知信号に基づき、回転テーブル410を回転開始位置に
調節してから完全に停止される。なお、このとき同時に
ソレノイド422が作動されブレーキパッド424がブ
レーキドラム420に当接する。かくて、回転テーブル
410が固定される。また、上述のフォトインタラプタ
418の検知信号に基づきエアシリンダ604が作動さ
れカバー602が上昇される。カバー602の上限位置
が上限検知センサ606にて検出されると、エアシリン
ダ604の作動が停止されカバー602はその位置に保
持される。
ブル410の1回転が検出されコーティング剤の供給が
停止されると、モータ414の増速制御が行われ、回転
テーブル410ひいてはコンパクトディスク1が加速さ
れ、所定の定速回転にもたらされる。定速回転数の維持
時間が経過すると、モータ414の減速制御が行われ、
所定の減速時間経過後モータ414は停止される。この
加速時間、定速回転数の維持時間および減速時間は、使
用される樹脂の粘度、被印刷物1の大きさ等により異な
るが、コンパクトディスク1に対し粘度20〜30cp
sの樹脂を用いた場合、加速時間が約2秒、定速回転数
が1800rpm、定速回転数の維持時間が約8秒、お
よび減速時間を約1秒とした場合、コンパクトディスク
1の表面に均一な膜が形成された。この膜は、印刷層を
保護するための保護膜として機能する。モータ414は
停止するときに、上述のフォトインタラプタ418の検
知信号に基づき、回転テーブル410を回転開始位置に
調節してから完全に停止される。なお、このとき同時に
ソレノイド422が作動されブレーキパッド424がブ
レーキドラム420に当接する。かくて、回転テーブル
410が固定される。また、上述のフォトインタラプタ
418の検知信号に基づきエアシリンダ604が作動さ
れカバー602が上昇される。カバー602の上限位置
が上限検知センサ606にて検出されると、エアシリン
ダ604の作動が停止されカバー602はその位置に保
持される。
【0061】次に、制御ユニット900はモータ310
に制御信号を送り、送りネジ308を回転させて、回転
テーブル410が固定状態にある第1のキャリッジ40
0を乾燥ステーションに移送する。
に制御信号を送り、送りネジ308を回転させて、回転
テーブル410が固定状態にある第1のキャリッジ40
0を乾燥ステーションに移送する。
【0062】この乾燥ステーションでは、第2の乾燥装
置である紫外線ランプ702が点灯され、紫外線硬化樹
脂の保護層の乾燥、すなわち硬化が行われる。なお、乾
燥ステーションでは、第1のキャリッジ400を停止さ
せた状態、または移送状態のいずれかで乾燥を行っても
よい。
置である紫外線ランプ702が点灯され、紫外線硬化樹
脂の保護層の乾燥、すなわち硬化が行われる。なお、乾
燥ステーションでは、第1のキャリッジ400を停止さ
せた状態、または移送状態のいずれかで乾燥を行っても
よい。
【0063】乾燥が完了すると、第1のキャリッジはさ
らに排出ステーションに移送される。そして、この位置
で自動供給排出装置1000により排出され、また、新
たなコンパクトディスクと入れ替えられる。
らに排出ステーションに移送される。そして、この位置
で自動供給排出装置1000により排出され、また、新
たなコンパクトディスクと入れ替えられる。
【0064】なお、本実施例では供給ステーションと排
出ステーションとを同一位置に配列したが、この排出ス
テーションは別途設けるようにしてもよい。別途設ける
ようにすると、被印刷物の入れ替えに要する時間が少な
くて済み生産性が向上する。
出ステーションとを同一位置に配列したが、この排出ス
テーションは別途設けるようにしてもよい。別途設ける
ようにすると、被印刷物の入れ替えに要する時間が少な
くて済み生産性が向上する。
【0065】また、本実施例では第1の乾燥装置704
および第2の乾燥装置702を同一位置に備える乾燥ス
テーションを、印刷ステーションと、第1および第2の
供給ノズル610、612を同一のカバー602に備え
るコーティングステーションとの間に配列する例を示し
たが、図7に他の実施例として示すように、乾燥ステー
ションおよびコーティングステーションはそれぞれ分離
して別の位置に配列することも可能である。すなわち、
図7の実施例は、供給および排出ステーションに隣接し
て、カバー602に第1の供給ノズル612が設けられ
た第1のコーティングステーションが配列されている。
さらに、第1のコーティングステーションに隣接して、
第1の乾燥装置704を備えた第1の乾燥ステーション
が配列されている。そして、この第1の乾燥ステーショ
ンから、順次、印刷ステーション、第2の乾燥装置70
2を備える第2の乾燥ステーション、およびカバー60
2に第2の供給ノズル610が設けられた第2のコーテ
ィングステーションが配列されている。上記配列が異な
る以外、各要素の構成は前実施例と同じであるから、同
一機能部位には同一符号を付して重複説明を避ける。
および第2の乾燥装置702を同一位置に備える乾燥ス
テーションを、印刷ステーションと、第1および第2の
供給ノズル610、612を同一のカバー602に備え
るコーティングステーションとの間に配列する例を示し
たが、図7に他の実施例として示すように、乾燥ステー
ションおよびコーティングステーションはそれぞれ分離
して別の位置に配列することも可能である。すなわち、
図7の実施例は、供給および排出ステーションに隣接し
て、カバー602に第1の供給ノズル612が設けられ
た第1のコーティングステーションが配列されている。
さらに、第1のコーティングステーションに隣接して、
第1の乾燥装置704を備えた第1の乾燥ステーション
が配列されている。そして、この第1の乾燥ステーショ
ンから、順次、印刷ステーション、第2の乾燥装置70
2を備える第2の乾燥ステーション、およびカバー60
2に第2の供給ノズル610が設けられた第2のコーテ
ィングステーションが配列されている。上記配列が異な
る以外、各要素の構成は前実施例と同じであるから、同
一機能部位には同一符号を付して重複説明を避ける。
【0066】本発明は、特にインクジェット印刷方式の
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、印
刷を行うインクジェット方式の印刷ヘッドを用いた印刷
装置において優れた効果をもたらすものである。
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、印
刷を行うインクジェット方式の印刷ヘッドを用いた印刷
装置において優れた効果をもたらすものである。
【0067】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、印刷情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、印刷ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた印刷を行うことが
できる。
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、印刷情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、印刷ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた印刷を行うことが
できる。
【0068】さらに、印刷装置が印刷できる印刷媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの印刷
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な印刷ヘッドとしては、複数印刷ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
印刷ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの印刷
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な印刷ヘッドとしては、複数印刷ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
印刷ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0069】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された印刷ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの印刷ヘッド、あるいは印刷ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
印刷ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
のでも、装置本体に固定された印刷ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの印刷ヘッド、あるいは印刷ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
印刷ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0070】また、本発明の印刷装置の構成として、印
刷ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、印刷ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、印刷とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
刷ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、印刷ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、印刷とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0071】また、搭載される印刷ヘッドの種類ないし
個数についても、印刷色や濃度を異にする複数のインク
に対応して2個以上の個数設けられるものであってもよ
い。
個数についても、印刷色や濃度を異にする複数のインク
に対応して2個以上の個数設けられるものであってもよ
い。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の一形態に
よれば、被印刷物を担持する被印刷物担持装置が移送手
段により、供給ステーション、印刷ステーション、コー
ティングステーションおよび排出ステーションに亘り連
続して移送されるので、予め被印刷物の表面が印刷に適
するように処理された被印刷物に対し一貫工程で完成品
としての印刷物を得ることができる。
よれば、被印刷物を担持する被印刷物担持装置が移送手
段により、供給ステーション、印刷ステーション、コー
ティングステーションおよび排出ステーションに亘り連
続して移送されるので、予め被印刷物の表面が印刷に適
するように処理された被印刷物に対し一貫工程で完成品
としての印刷物を得ることができる。
【0073】また、本発明の他の形態によれば、被印刷
物を担持する被印刷物担持装置が移送手段により、供給
ステーション、第1のコーティングステーション、第1
の乾燥ステーション、印刷ステーション、第2のコーテ
ィングステーション、第2の乾燥ステーションおよび排
出ステーションに亘り連続して移送されるので、被印刷
物の表面が直ぐには印刷に適さない被印刷物に対しても
一貫工程で完成品としての印刷物を得ることができる。
物を担持する被印刷物担持装置が移送手段により、供給
ステーション、第1のコーティングステーション、第1
の乾燥ステーション、印刷ステーション、第2のコーテ
ィングステーション、第2の乾燥ステーションおよび排
出ステーションに亘り連続して移送されるので、被印刷
物の表面が直ぐには印刷に適さない被印刷物に対しても
一貫工程で完成品としての印刷物を得ることができる。
【0074】さらに、本発明のさらに他の形態によれ
ば、厚みの異なる被印刷物であっても、その供給から排
出までに、自動的に印刷および保護膜の形成が行われる
ので、そのまま完成品として流通可能な印刷物として得
ることができる生産性の高い印刷装置を得ることができ
る。
ば、厚みの異なる被印刷物であっても、その供給から排
出までに、自動的に印刷および保護膜の形成が行われる
ので、そのまま完成品として流通可能な印刷物として得
ることができる生産性の高い印刷装置を得ることができ
る。
【図1】本発明の一実施例を概略的に示す側面図であ
る。
る。
【図2】本発明の一実施例を概略的に示す平面図であ
る。
る。
【図3】本発明の一実施例の印刷ユニットを拡大して示
す平面図である。
す平面図である。
【図4】本発明の一実施例の印刷ユニットを拡大して示
す側面図である。
す側面図である。
【図5】本発明の一実施例の第1のキャリッジおよびコ
ーティング装置を示す断面図である。
ーティング装置を示す断面図である。
【図6】本発明の一実施例のブレーキ機構部を示す平面
図である。
図である。
【図7】本発明の他の実施例を概略的に示す側面図であ
る。
る。
1 被印刷物 100 固定構造物 200 上下位置調整機構 204、206 偏心カム 300 支持部材 306 ガイドバー 308 送りネジ 400 第1のキャリッジ 410 回転テーブル 420 ブレーキドラム 500 印刷ユニット 504 ガイドバー 506 送りネジ 510 第2のキャリッジ 512 インクジェットプリントヘッド 514 センサ 600 コーティング装置 602 カバー 604 エアシリンダ 610 第2の供給ノズル 612 第1の供給ノズル 700 乾燥装置 702 第2の乾燥装置 704 第1の乾燥装置 800 ストッカ 900 制御ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新井 光夫 埼玉県秩父市大字下影森1248番地 キヤノ ン電子株式会社内
Claims (19)
- 【請求項1】 少なくとも、被印刷物を被印刷物担持装
置に供給する供給ステーションと、 前記被印刷物に印刷する印刷ユニットが備えられた印刷
ステーションと、 前記印刷ユニットにより印刷された被印刷物にコーティ
ングするコーティング装置を備えたコーティングステー
ションと、 被印刷物を被印刷物担持装置から排出する排出ステーシ
ョンとが配列され、 前記供給ステーション、印刷ステーション、コーティン
グステーションおよび排出ステーションに亘り前記被印
刷物担持装置を移送する移送手段を備えたことを特徴と
する印刷システム。 - 【請求項2】 前記供給ステーションと前記排出ステー
ションとは同一位置に配列されていることを特徴とする
請求項1に記載の印刷システム。 - 【請求項3】 前記コーティングステーションと前記排
出ステーションとの間に、さらに前記コーティングを乾
燥する乾燥装置が備えられた乾燥ステーションが配列さ
れていることを特徴とする請求項1または2に記載の印
刷システム。 - 【請求項4】 前記印刷ユニットは被印刷物上にインク
を吐出してプリントを行うインクジェトプリンタであ
り、印刷された被印刷物のコーティングはその印刷層を
保護する保護膜を形成することを特徴とする請求項1な
いし3のいずれかに記載の印刷システム。 - 【請求項5】 被印刷物を被印刷物担持装置に供給する
供給ステーションと、 前記被印刷物にコーティングする第1のコーティング装
置を備える第1のコーティングステーションと、 前記第1のコーティング装置による第1のコーティング
を乾燥する第1の乾燥装置を備えた第1の乾燥ステーシ
ョンと、 前記第1のコーティング装置による第1のコーティング
が行われた被印刷物に印刷する印刷ユニットが備えられ
た印刷ステーションと、 前記印刷ユニットにより印刷された被印刷物にコーティ
ングする第2のコーティング装置を備えた第2のコーテ
ィングステーションと、 前記第2のコーティング装置による第2のコーティング
を乾燥する第2の乾燥装置を備えた第2の乾燥ステーシ
ョンと、 被印刷物を被印刷物担持装置から排出する排出ステーシ
ョンとが配列され、 前記供給ステーション、第1のコーティングステーショ
ン、第1の乾燥ステーション、印刷ステーション、第2
のコーティングステーション、第2の乾燥ステーション
および排出ステーションに亘り前記被印刷物担持装置を
移送する移送手段を備えたことを特徴とする印刷システ
ム。 - 【請求項6】 前記第1および第2のコーティングステ
ーションはそれぞれ同一位置に、かつ、前記第1および
第2の乾燥ステーションもそれぞれ同一位置に配列さ
れ、前記第1および第2のコーティング装置のいずれ
か、および前記第1および第2の乾燥装置のいずれかが
選択的に用いられることを特徴とする請求項5に記載の
印刷システム。 - 【請求項7】 前記印刷ユニットは被印刷物上にインク
を吐出してプリントを行うインクジェトプリンタであ
り、前記第1のコーティングは水溶性樹脂からなる定着
膜を、前記第2のコーティングは紫外線硬化樹脂からな
る保護膜を形成することを特徴とする請求項5または6
に記載の印刷システム。 - 【請求項8】 前記第1の乾燥装置は遠赤外線ランプを
備え、前記第2の乾燥装置は紫外線ランプを備えること
を特徴とする請求項7に記載の印刷システム。 - 【請求項9】 前記インクジェットプリンタは電気熱変
換体により熱エネルギーを付与し、インクを吐出するこ
とを特徴とする請求項4または8に記載の印刷システ
ム。 - 【請求項10】 固定構造体と、 該固定構造体に対し上下位置調整機構により上下位置調
整自在に設けられた支持部材と、 該支持部材に往復動自在に支持され、被印刷物を担持す
る回転テーブルを回動自在に支承する第1のキャリッジ
と、 該第1のキャリッジを往復方向に送る送り機構と、 前記回転テーブルに担持された被印刷物より上方に位置
されると共に前記固定構造物に支持され、前記被印刷物
に印刷する印刷ユニットと、 前記回転テーブルに担持された被印刷物の表面にコーテ
ィング剤を供給する供給手段と、 前記被印刷物のコーティングを乾燥する乾燥手段と、を
備えていることを特徴とする印刷装置。 - 【請求項11】 前記印刷ユニットは、前記第1のキャ
リッジの移動方向と直交する方向に往復動自在に支持さ
れ、インクジェットプリントヘッドを保持する第2のキ
ャリッジと、 該第2のキャリッジを往復方向に送る送り機構と、を備
えていることを特徴とする請求項10に記載の印刷装
置。 - 【請求項12】 前記第1のキャリッジは、さらに前記
回転テーブルを停止位置に保持する保持手段を備えてい
ることを特徴とする請求項10または11に記載の印刷
装置。 - 【請求項13】 前記上下位置調整機構は、前記固定構
造体に回動自在に設けられ、前記支持部材の長手方向に
離間して配置された少なくとも2つの偏心カムを備えて
いることを特徴とする請求項10ないし12のいずれか
に記載の印刷装置。 - 【請求項14】 前記供給手段は、前記固定構造体に対
し上下動自在に配置され、前記被印刷物が担持された回
転テーブルを覆うカバー部材と、 該カバー部材に前記回転テーブルの回転中心から所定の
半径距離離間した位置に設けられた少なくとも1つのコ
ーティング剤供給ノズルと、を備えていることを特徴と
する請求項10ないし13のいずれかに記載の印刷装
置。 - 【請求項15】 前記供給手段は、前記固定構造体に対
し上下動自在に配置され、前記被印刷物が担持された回
転テーブルを覆うカバー部材と、 該カバー部材に前記回転テーブルの回転中心から所定の
半径距離離間した位置に設けられ、第1および第2のの
コーティング剤をそれぞれ供給する第1および第2の供
給ノズルと、を備えていることを特徴とする請求項10
ないし13のいずれかに記載の印刷装置。 - 【請求項16】 前記印刷ユニットは、前記上下位置調
整機構により支持部材を介して前記第1のキャリッジが
上昇されたとき、前記被印刷物と前記インクジェットプ
リントヘッドとの間隔を所定値に定めるためのセンサを
備えていることを特徴とする請求項10ないし15のい
ずれかに記載の印刷装置。 - 【請求項17】 前記第1のコーティング剤は水溶性樹
脂からなる定着膜を、前記第2のコーティング剤は紫外
線硬化樹脂からなる保護膜を形成することを特徴とする
請求項15に記載の印刷装置。 - 【請求項18】 前記乾燥手段は、遠赤外線ランプと紫
外線ランプとを備えることを特徴とする請求項15に記
載の印刷装置。 - 【請求項19】 前記インクジェットプリントヘッド
は、電気熱変換体により熱エネルギーを付与しインクを
吐出することを特徴とする請求項11ないし18のいず
れかに記載の印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7015437A JPH08207264A (ja) | 1995-02-01 | 1995-02-01 | 印刷システムおよび印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7015437A JPH08207264A (ja) | 1995-02-01 | 1995-02-01 | 印刷システムおよび印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08207264A true JPH08207264A (ja) | 1996-08-13 |
Family
ID=11888784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7015437A Pending JPH08207264A (ja) | 1995-02-01 | 1995-02-01 | 印刷システムおよび印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08207264A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002337329A (ja) * | 2001-05-17 | 2002-11-27 | Toshin Denki Kk | 物品印刷機 |
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- 1995-02-01 JP JP7015437A patent/JPH08207264A/ja active Pending
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