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JPH08182281A - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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JPH08182281A
JPH08182281A JP6335815A JP33581594A JPH08182281A JP H08182281 A JPH08182281 A JP H08182281A JP 6335815 A JP6335815 A JP 6335815A JP 33581594 A JP33581594 A JP 33581594A JP H08182281 A JPH08182281 A JP H08182281A
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rotor
slot
permanent magnet
magnetic
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Isamu Takehara
勇 竹原
Hiromasa Shimaguchi
博匡 島口
Shinji Ogawa
真志 小川
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Seiko Seiki KK
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高トルクで高速回転を行うことができるスピ
ンドルモータを提供すること。 【構成】 固定子鉄芯24には、その内側に多数のスロ
ット30が形成されており、各スロット30には、コイ
ルの導線26aがそれぞれ2本づつ収容されている。各
導線26aは、回転子16側に近接して配置されている
ので、回転子16の永久磁石22によって形成される磁
気回路は、回転子16周辺で周回する。従って、磁気回
路が短くなり磁気的損失が小さくなるので、永久磁石2
2と導線26aとの空隙における磁束密度を高くするこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スピンドルモータに係
り、例えば、1万rpm以上の回転を行う高速型のスピ
ンドルモータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、1万rpm以上の高速回転を行う
スピンドルモータの開発が盛んに行われている。高速の
スピンドルモータとしては、磁気的ポテンシャルが高い
ため、例えば、DCブラシレスモータ等のように回転子
に永久磁石を備えたタイプのものが使用される。永久磁
石を備えたモータでは、回転子の回転速度の上昇と共に
永久磁石による誘起電圧が上昇するため、一般に固定子
におけるコイルの巻数を少なくして、誘起電圧定数を小
さくすることで、高速回転化を図っている。但し、巻数
を減らすことによる高速回転化には限界があるため、従
来では、固定子と回転子との間の空隙を広げて、この空
隙における磁束密度を下げることで、より高い回転数を
得るようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、固定子と回転
子との間の空隙を広げると、この空隙を介して行われる
磁気的な相互作用が弱くなるため、発生するトルクが減
少していた。すなわち、従来では、高速回転化と高トル
ク化を共に向上させることができなかった。従って、回
転の立上りが悪く、定格回転数になるまで時間がかかっ
ていた。また、磁気的損失が大きいため、駆動効率が悪
かった。一方、回転子に永久磁石を有さないタイプのモ
ータ、例えば、インダクションモータやリラクタンスモ
ータ等でも高速回転化は可能であるが、永久磁石を持た
ない分始動時の高トルク化が難しく、同様に高トルク化
と高速回転化を両立させることができなかった。
【0004】そこで、本発明は、高トルクで高速回転を
行うことができるスピンドルモータを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、永久磁石が取り付けられた回転子と、この回転子の
外周部に配設された固定子鉄芯と、この固定子鉄芯のリ
ターンヨーク部より径方向の幅が小さいスロットと、こ
のスロットに導線が収容された低巻数のコイルとをスピ
ンドルモータに具備させて前記目的を達成する。請求項
2記載の発明では、請求項1記載のスピンドルモータに
おいて、前記導線の線径が、前記回転子の外径の1/2
0以上であることで前記目的を達成する。請求項3記載
の発明では、請求項1記載のスピンドルモータにおい
て、前記コイルの巻数が、2ターン以下であることで前
記目的を達成する。
【0006】請求項4記載の発明では、請求項1記載の
スピンドルモータにおいて、前記スロットが、前記永久
磁石の1つの磁極に対して多スロット構造を有すること
で前記目的を達成する。請求項5記載の発明では、請求
項1記載のスピンドルモータにおいて、前記永久磁石
が、2つの磁極を有することで前記目的を達成する。請
求項6記載の発明では、請求項1記載のスピンドルモー
タにおいて、前記スロットが、前記回転子側で非解放に
形成された閉スロット構造を有することで前記目的を達
成する。請求項7記載の発明では、請求項1記載のスピ
ンドルモータにおいて、前記コイルにおける導線の断面
形状及び寸法が、前記スロットの形状及び寸法とほぼ一
致していることで前記目的を達成する。
【0007】
【作用】本発明のスピンドルモータでは、スロットの径
方向の幅が、固定子鉄芯のリターンヨーク部より小さい
ので、固定子鉄芯内の磁束が回転子に近い部分で周回
し、短い磁気回路を形成する。
【0008】
【実施例】以下、本発明のスピンドルモータにおける各
実施例を図1ないし図5を参照して詳細に説明する。図
1は、第1の実施例によるスピンドルモータを表したも
のである。この図に示すように、本実施例のスピンドル
モータ10は、モータハウジング12と、このモータハ
ウジング12の一端及び他端に取り付けられた軸受14
a、14bと、これら軸受14a、14bによって回転
自在に支持された回転子16と、この回転子16を包囲
すると共にモータハウジング12に固定された固定子1
8とを備えている。
【0009】回転子16は、段付きの円柱形状を有する
回転シャフト20と、この回転シャフト20における大
径部20aの外周面に取り付けられた円筒形状の永久磁
石22とで主に構成されている。永久磁石22は、固定
子18に対する界磁磁束を形成する磁石であり、本実施
例では、2極のものを使用している。一方、固定子18
は、円板状の薄い鋼板を積層することで構成された固定
子鉄芯24と、この固定子鉄芯24に巻かれたコイル2
6とを有している。本実施例ではコイル26の巻数は2
ターンである。
【0010】図2は、図1における〔P〕−〔P〕線方
向の断面を表したものである。この図に示すように、固
定子鉄芯24の内側には、矩形状の切り欠きであるスロ
ット30が複数形成されており、これらにはコイル26
の各導線26aが2本づつ収容されている。導線26a
の直径は、スロット30の幅Eとほぼ等しく、深さDの
約1/2である。また、内側に位置する導線26aと永
久磁石22の外周面との空隙は、固定子鉄芯24の歯先
24aと永久磁石22の空隙とほぼ等しくなっている。
すなわち、本実施例では、導線26aが極めて永久磁石
22に近接した位置に配置されている。
【0011】本実施例では、スロット30の径方向の
幅、すなわち深さDが小さいため、固定子鉄芯24にお
ける外側部分に、磁路としてのリターンヨーク部24b
が大きく残されている。例えば、リターンヨーク部24
bの幅Wとスロット30の深さDの関係は約4対1程度
である。また、リターンヨーク部24bの幅Wは、各ス
ロット30間に位置する歯先24aの幅Tの4倍以上で
あり、図2の例では、W≒10Tの関係にある。また、
固定子鉄芯24の外径は、例えば40mm〜55mmで
ある。一方、本実施例では、回転子16の直径(永久磁
石22の外径)が、例えば、約10mm程度の小径であ
り、これに対し導線26aの線径は約1mm程度であ
る。すなわち、導線26aは、回転子16の直径に比較
して大径であり、大電流が通電可能となっている。
【0012】各導線26aは、図2にA1〜A3、B1
〜B3、C1〜C3、及びA1′〜A3′、B1′〜B
3′、C1′〜C3′で示すように、それぞれA相、B
相、C相のコイルを構成している。各相の結線順序は、
例えばA相では、A1→A1′→A2→A2′→A3→
A3′となっており、各相同士の結線は、Δ結線、ある
いはY結線となっている。これら各相の導線26aに
は、図示しない駆動回路によって3相交流が供給される
ようになっており、これにより固定子18側で回転磁界
が発生するようになっている。なお、図2においては、
駆動中のある瞬間における電流の方向が示されており、
各導線26aにおける「・」は紙面から手前に、「×」
は紙面から奥に向かう方向を表している。
【0013】次に、このように構成された実施例の動作
について説明する。本実施例のスピンドルモータ10で
は、各相の導線26aが通電されることで、永久磁石2
2による磁界との相互作用によって永久磁石22にトル
クが発生し、回転子16が回転する。図3は、駆動時に
形成される磁界を表したものである。永久磁石22の磁
極と導線26aに流れる電流とが図3に示す位置関係に
あるとき、永久磁石22及び固定子鉄芯24には、図3
に矢印で示すような磁束が形成される。すなわち、導線
26aが回転子16側に近接して配置されているため、
固定子鉄芯24においては、回転子16に近い部分で磁
束が周回し、短い磁気回路となる。このときのリターン
ヨーク部24bにおける磁束密度は、その幅Wが歯先2
4aの幅Tの4倍以上であるため、各スロット30間の
ポール部24cにおける磁束密度とほぼ同じになる。
【0014】以上説明したように、本実施例では、コイ
ル26の巻数を低巻数である2ターンとし、各導線26
aの線径を大電流が通電可能な大径、すなわち、直径1
0mm程度の回転子16に対して1mmの線径としたた
め、誘起電圧定数が小さく、高速回転が可能である。ま
た、本実施例では、駆動時に形成される磁気回路が短い
ので、回路中で総和した磁気抵抗が小さく、磁気的な損
失が少ない。このため、回転子16と固定子鉄芯24と
の空隙における磁束密度が高く、高いトルクを発生させ
ることができる。特に、回転子の径が小さい小型モータ
では、永久磁石の磁気的ポテンシャルが低いため高トル
ク化が難しいが、本実施例では磁気的損失が少ない分、
小径のモータでも高いトルクを得ることができる。ま
た、小型モータでは、回転子のイナーシャが小さいた
め、本実施例のように10mm程度の小径の回転子16
を回転させる場合には、小さいイナーシャと高トルク化
とが相まって極めて優れた加速性能が得られ、従来に比
べ始動時間を大幅に短縮することができる。
【0015】従って、小径で高速回転が必要とされる用
途に本実施例のスピンドルモータは好適である。例え
ば、歯科治療において歯の切削用に使用される回転器具
では、8万、10万、15万、あるいは30万rpm以
上の超高速回転を必要とし、かつ、径を小さくする必要
があるが、本実施例のスピンドルモータ10では、この
ような用途にも対応することができる。また、レーザプ
リンタ等においてポリゴンミラーの駆動用に本実施例の
スピンドルモータ10を使用すれば、1万rpm以上の
回転数に短時間で到達することができるので、印字を迅
速に開始することができる。
【0016】また、本実施例では、固定子鉄芯24にお
けるリターンヨーク部24bの幅Wが歯先24aの幅T
に比して広いため(W≧4T)、リターンヨーク部24
bでの磁束密度が低く、スロット30間に位置するポー
ル部24cとリターンヨーク部24bとで磁束密度が均
一となる。このため、高速回転時に顕著となるヒステリ
シス損や渦電流損等の鉄損が小さく、コイル26の発熱
が少ない効率的な駆動を行うことができる。例えば、数
万rpm以上の高速回転を行う場合には、80パーセン
ト以上の高効率を得ることができる。
【0017】なお、リターンヨーク部24bの幅Wと歯
先24aの幅Tとは、前記実施例以外の比率でもよく、
例えば、8対1や6対1、あるいは10対1以上、20
対1以上でもよい。但し、固定子鉄芯24の磁束密度を
均一にするために、幅Wの値は、1つの磁極に対する歯
先24aの数Kと幅Tの積を2で割った値より大きくす
る(W≧KT/2)。例えば、前記実施例では、1つの
磁極に対して8つの歯先24aがあったため、W=8T
/2=4Tであるから、リターンヨーク部24bの幅W
を歯先24aの幅Tの4倍以上にすれば、リターンヨー
ク部24bにおける磁束密度がポール部24cより高く
なることがない。また、幅Tの値は、次式から求めるこ
とが望ましい。すなわち、相数をM、コイルピッチを
Q、極数をPとすると、相数Mが3以上の奇数の場合T
=(MQ−1)/Pの式から、相数Mが2以上の偶数で
ある場合T=2(MQ−1)/Pの式から幅Tを決定す
る。
【0018】更に、本実施例では、永久磁石22の磁極
が最少極数である2極であるため、4極以上の多極型の
永久磁石に比べて固定子鉄芯24に対する磁気的変動が
少ない。従って、同様に高速回転時における鉄損を効果
的に低減させることができる。また、本実施例では、ス
ロット30が18箇所設けられており、1つの磁極に対
して多スロット構造となっているので、回転がスムーズ
であり、トルクリップルの少ない低振動の回転を行うこ
とができる。
【0019】次に、第2の実施例について説明する。な
お、第1の実施例と同様の構成については同一の符号を
付し、その詳細な説明は適宜省略することとする。図4
は、第2の実施例によるスピンドルモータ40の断面を
表したものである。本実施例では、固定子鉄芯44に形
成されたスロット50が円形の穴であり、回転子16側
で開放されていない閉スロット構造を有している。すな
わち、固定子鉄芯44の各歯先が互いにつながってい
る。各スロット50には、コイルの導線56がそれぞれ
1本づつ収容されており、その直径は、導線56の直径
とほぼ等しい。なお、導線56の直径は、第1の実施例
の導線26aよりも大きく、例えば、2mm以上であ
る。
【0020】各スロット50間に位置するポール部44
cの幅T′は、第1の実施例と同様にリターンヨーク部
44bの幅W′の1/4以下であり、図4の例では、
T′≦1/20W′である。また、本実施例では、スロ
ット50が回転子16側に寄って形成されているので、
固定子鉄芯44の外周部にリターンヨーク部44bが大
きく残されている。スロット50の直径Rとリターンヨ
ーク部44bの幅W′との関係は、例えば、約1対4程
度である。各導線56は、第1の実施例と同様に結線さ
れたA相、B相、C相の3相コイルを構成しており、図
示しない駆動回路によって3相交流が供給されるように
なっている。
【0021】駆動時には、第1の実施例と同様に回転子
16側に近接した位置で、短い磁気回路が形成されるた
め(図3参照)、磁気的な損失が少なく高いトルクを発
生させることができる。また、本実施例では、スロット
50が閉スロット構造であるため、固定子鉄芯44にお
ける歯先同士がつながった部分で、例えば、矢印Xで示
すように磁路を形成される。このため、固定子鉄芯44
の歯先部分で磁束密度が過度に上昇することがなく、磁
束密度の上昇による鉄損が防止できるので、鉄損が顕著
となる高速回転域において極めて高効率な駆動を行うこ
とができる。
【0022】また、本実施例では、スロット50と導線
56とが密着しており、両者の間に空隙がないため、第
1の実施例より更に磁気的損失の少ない磁気回路が形成
され、固定子鉄芯44と回転子16との空隙における磁
束密度がより一層高くなる。従って、第1の実施例より
も高トルクを得ることができる。更に、本実施例では、
コイルの巻数が少なく(1ターン)、各導線56の径が
第1の実施例における導線26aの2倍以上あるので、
より大きな電流が通電可能であり、第1の実施例より高
速な回転が可能である。他の構成、動作、及び効果等
は、第1の実施例と同様である。
【0023】なお、固定子鉄芯44の内穴44aを削
り、図5に示すように、削られた導線56の断面56a
を永久磁石22に対して露出させてもよい。この場合、
永久磁石22と導線56との空隙長をより小さくするこ
とができるので、この空隙における磁束密度を前記実施
例よりも大きくすることができる。従って、空隙の磁気
応力が固定子鉄芯44の歯先44dと導線56とに均一
に作用し、より一層の高トルクと高効率の駆動が可能と
なる。以上の各実施例では、スピンドルモータ10、4
0が、3相交流によって駆動されるモータであったが、
2相、あるいは4相以上の交流電流により駆動されるタ
イプのものでもよい。また、永久磁石22は2極以外に
4極以上の磁極を有していてもよい。更に、スロット3
0、50の数も、例えば、6個や9個程度でもよく、ま
た18個以上でもよい。但し、スロット数Sは相数を
M、極数をP、コイルピッチをQとすると、S=M×P
×Qの関係から求める。
【0024】また、以上の各実施例では、スロット30
の深さDやスロット50における直径Rが、リターンヨ
ーク部24bの幅Wやリターンヨーク部44bのW′の
約1/4であったが、これより大きくてもよく、例えば
1/3や1/2程度でもよい。また、固定子鉄芯の外径
を同じにした場合、駆動時に形成される磁気回路の長さ
はスロットの径方向における幅に比例するので、スロッ
ト30の深さDやスロット50の直径Rをより小さくし
て、前記各実施例よりも短い磁気回路が形成されるよう
にしてもよい。例えば、深さDや直径Rを幅WやW′の
1/6、1/8、あるいは1/10以下にしてもよい。
これにより、磁気抵抗が一層小さくなり、磁気抵抗の低
減に起因した前記の各種効果がより顕著なものとなる。
更に、以上の各実施例では、コイルに大電流を通電する
ため、導線26a、56の線径が、回転子16における
外径のそれぞれ約1/10と1/5であったが、これら
は他の比率であってもよい。例えば、1/4以上であっ
てもよく、また、1/15や1/20程度でも十分に高
速回転化に寄与することができる。
【0025】
【発明の効果】本発明のスピンドルモータによれば、高
トルクで高速回転を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるスピンドルモータ
の断面図である。
【図2】図1におけるP−P線方向断面図である。
【図3】駆動時に形成される磁気回路を示した同断面図
である。
【図4】第2の実施例によるスピンドルモータの鉄芯形
状を示した図である。
【図5】同鉄芯の変形例を示した図である。
【符号の説明】
10、40 スピンドルモータ 12 モータハウジング 14a、14b 軸受 16 回転子 18 固定子 20 回転シャフト 22 永久磁石 24、44 固定子鉄芯 24b、44b リターンヨーク部 26 コイル 26a、56 導線 30、50 スロット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石が取り付けられた回転子と、 この回転子の外周部に配設された固定子鉄芯と、 この固定子鉄芯のリターンヨーク部より径方向の幅が小
    さいスロットと、 このスロットに大径の導線が収容された低巻数のコイル
    とを具備することを特徴とするスピンドルモータ。
  2. 【請求項2】 前記導線の線径は、前記回転子の外径の
    1/20以上であることを特徴とする請求項1記載のス
    ピンドルモータ。
  3. 【請求項3】 前記コイルの巻数は、2ターン以下であ
    ることを特徴とする請求項1記載のスピンドルモータ。
  4. 【請求項4】 前記スロットは、前記永久磁石の1つの
    磁極に対して多スロット構造を有することを特徴とする
    請求項1記載のスピンドルモータ。
  5. 【請求項5】 前記永久磁石は、2つの磁極を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載のスピンドルモータ。
  6. 【請求項6】 前記スロットは、前記回転子側が非解放
    に形成された閉スロット構造を有することを特徴とする
    請求項1記載のスピンドルモータ。
  7. 【請求項7】 前記コイルにおける導線の断面形状及び
    寸法は、前記スロットの形状及び寸法とほぼ一致してい
    ることを特徴とする請求項1記載のスピンドルモータ。
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