JPH0814418A - 水処理装置を付帯した水栓設備 - Google Patents
水処理装置を付帯した水栓設備Info
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- JPH0814418A JPH0814418A JP15018094A JP15018094A JPH0814418A JP H0814418 A JPH0814418 A JP H0814418A JP 15018094 A JP15018094 A JP 15018094A JP 15018094 A JP15018094 A JP 15018094A JP H0814418 A JPH0814418 A JP H0814418A
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Landscapes
- Multiple-Way Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 吐水管の先端に原水と処理水の吐出に切り換
える分岐構造を持たせたものにおいて、切換え操作の際
の水栓側への負荷を低減すると共にハンドルの操作性も
向上させ、しかもホースの耐久性も高く維持すること。 【構成】 水栓本体と、この水栓本体に供給される原水
に所要の処理ほ施すための水処理装置とを備え、水栓本
体から突き出した吐水部の先端に原水をそのまま吐出ま
たは水処理装置を経由する循環流路に切り換え可能とし
た吐出ヘッドを備え、吐出ヘッドを球面接合によって三
次元の自由度をたせて吐出部に連接し、流路切り換えの
際の回転式のハンドルの操作力やその他の外力が吐水部
の基端部に及ぼす負荷を軽減可能とする。また、水処理
装置との間をホースで接続する場合には、これが吐出部
に沿う配置とすると共に或る程度の自由度を持たせるこ
とにより、吐出ヘッドが旋回するときの動きに倣わせ
る。
える分岐構造を持たせたものにおいて、切換え操作の際
の水栓側への負荷を低減すると共にハンドルの操作性も
向上させ、しかもホースの耐久性も高く維持すること。 【構成】 水栓本体と、この水栓本体に供給される原水
に所要の処理ほ施すための水処理装置とを備え、水栓本
体から突き出した吐水部の先端に原水をそのまま吐出ま
たは水処理装置を経由する循環流路に切り換え可能とし
た吐出ヘッドを備え、吐出ヘッドを球面接合によって三
次元の自由度をたせて吐出部に連接し、流路切り換えの
際の回転式のハンドルの操作力やその他の外力が吐水部
の基端部に及ぼす負荷を軽減可能とする。また、水処理
装置との間をホースで接続する場合には、これが吐出部
に沿う配置とすると共に或る程度の自由度を持たせるこ
とにより、吐出ヘッドが旋回するときの動きに倣わせ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給水源からの原水をた
とえば浄水化したり電気分解によってイオン化したりす
る水処理装置に接続して使えるようにした水栓設備に関
する。
とえば浄水化したり電気分解によってイオン化したりす
る水処理装置に接続して使えるようにした水栓設備に関
する。
【0002】
【従来の技術】浄水機やアルカリイオン生成器等を水栓
に付設し、通常の原水のままの吐水と浄化処理した浄水
等の処理水を吐出するようにした設備が一般家庭用から
業務用まで広く使用されている。
に付設し、通常の原水のままの吐水と浄化処理した浄水
等の処理水を吐出するようにした設備が一般家庭用から
業務用まで広く使用されている。
【0003】このような原水を処理して吐水する水栓の
設備として、たとえば実開平2−−867号公報や実開
昭58−100019号公報に記載されたものがある。
設備として、たとえば実開平2−−867号公報や実開
昭58−100019号公報に記載されたものがある。
【0004】前者に記載の水栓は、既設の水栓とは別に
浄水器を備え、水栓の吐水管の先端に分岐具を付属して
これから浄水器に流路を接続したものである。分岐具に
は吐水管からの水をそのまま吐水または浄水器に送る流
路に切り換えるための回転操作式のハンドルを備え、浄
水器までの間をホースによって接続した流路構成を持
つ。
浄水器を備え、水栓の吐水管の先端に分岐具を付属して
これから浄水器に流路を接続したものである。分岐具に
は吐水管からの水をそのまま吐水または浄水器に送る流
路に切り換えるための回転操作式のハンドルを備え、浄
水器までの間をホースによって接続した流路構成を持
つ。
【0005】また、後者の公報に記載の水栓は、吐水管
を短くした単水栓であって、吐水管の先端に切替コック
を備え、この切替コックの操作によって原水をそのまま
吐水したり浄水器を経由する流れに一旦分岐させた後に
吐水単端に戻して吐出するというものである。
を短くした単水栓であって、吐水管の先端に切替コック
を備え、この切替コックの操作によって原水をそのまま
吐水したり浄水器を経由する流れに一旦分岐させた後に
吐水単端に戻して吐出するというものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、実開平2−
6867号公報に記載の水栓は、吐水管の先端に分岐具
をネジ接合によって固定して設けるので、そのハンドル
を回転操作するときには操作力が分岐具接続部や吐水管
に直接伝わる。このため、分岐具接続部への大きな荷重
入力や吐水管の長さによるモーメントがその基端部に大
きな負荷を及ぼしやすくなり、水栓愛撫のパッキンや他
の部材に負荷の影響による変形や撓み等を生じて水漏れ
等を招く可能性がある。
6867号公報に記載の水栓は、吐水管の先端に分岐具
をネジ接合によって固定して設けるので、そのハンドル
を回転操作するときには操作力が分岐具接続部や吐水管
に直接伝わる。このため、分岐具接続部への大きな荷重
入力や吐水管の長さによるモーメントがその基端部に大
きな負荷を及ぼしやすくなり、水栓愛撫のパッキンや他
の部材に負荷の影響による変形や撓み等を生じて水漏れ
等を招く可能性がある。
【0007】また、分岐具から浄水器までの間のホース
は吐水管にきっちりと沿わせた固定状態にあり、吐水管
を回して使うときには吐水管の角度によってホースが引
っ張られたり緩んだりする。このため、ホースの弾性疲
労を招くことになって耐久性に欠けるものとなるほか、
吐水管を回す操作にも障害を与えかねない。
は吐水管にきっちりと沿わせた固定状態にあり、吐水管
を回して使うときには吐水管の角度によってホースが引
っ張られたり緩んだりする。このため、ホースの弾性疲
労を招くことになって耐久性に欠けるものとなるほか、
吐水管を回す操作にも障害を与えかねない。
【0008】一方、実開昭58−100019号公報に
記載のものも、吐水管の先端に切替コックを固定状態に
取り付けるので、操作するときの負荷が水栓側に伝わ
り、先の例と同様の問題を生じる。
記載のものも、吐水管の先端に切替コックを固定状態に
取り付けるので、操作するときの負荷が水栓側に伝わ
り、先の例と同様の問題を生じる。
【0009】このように、水栓の吐水管の先端に分岐具
や切替コックを備え、原水と処理水とに切り換えて吐出
させる従来の水栓設備では、操作力の負荷による好まし
くない影響があるほか、ホースを吐水管に沿わせて設け
る場合では耐久性に問題がある。
や切替コックを備え、原水と処理水とに切り換えて吐出
させる従来の水栓設備では、操作力の負荷による好まし
くない影響があるほか、ホースを吐水管に沿わせて設け
る場合では耐久性に問題がある。
【0010】本発明において解決すべき課題は、吐水管
の先端に原水と処理水の吐出に切り換える分岐構造を持
たせたものにおいて、切換え操作の際の水栓側への負荷
を低減すると共にハンドルの操作性も向上させ、しかも
ホースの耐久性も高く維持することにある。
の先端に原水と処理水の吐出に切り換える分岐構造を持
たせたものにおいて、切換え操作の際の水栓側への負荷
を低減すると共にハンドルの操作性も向上させ、しかも
ホースの耐久性も高く維持することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも給
水源に接続されると共に吐水部を備えた水栓本体と、該
水栓本体に前記給水源から供給される原水に所要の処理
を施す水処理装置とを備え、前記水栓本体から突き出し
た吐水部の先端に、原水をそのまま吐出させる流路と前
記水処理装置への給水又は前記水処理装置を経由して戻
る循環の流路とに切り換え可能な弁機構を内蔵した吐出
ヘッドを備え、前記吐出ヘッドを球面接合によって三次
元の自由度を持たせて前記吐水部に連接し、前記吐出ヘ
ッドと前記水処理装置との間を、前記吐出ヘッドの自由
度内での動きを許容する流路構造によって接続してなる
ことを特徴とする。
水源に接続されると共に吐水部を備えた水栓本体と、該
水栓本体に前記給水源から供給される原水に所要の処理
を施す水処理装置とを備え、前記水栓本体から突き出し
た吐水部の先端に、原水をそのまま吐出させる流路と前
記水処理装置への給水又は前記水処理装置を経由して戻
る循環の流路とに切り換え可能な弁機構を内蔵した吐出
ヘッドを備え、前記吐出ヘッドを球面接合によって三次
元の自由度を持たせて前記吐水部に連接し、前記吐出ヘ
ッドと前記水処理装置との間を、前記吐出ヘッドの自由
度内での動きを許容する流路構造によって接続してなる
ことを特徴とする。
【0012】吐水部を水栓本体から突き出した吐水管と
すると共に吐出ヘッドをこの吐水管の先端に装着し、水
処理装置と吐出ヘッドとの間の流路を可撓性のホースに
よって構成し、吐出ヘッドにはホースを接続するポート
を吐水管の下面側に向けて突き出して備えた構成とする
ことができる。
すると共に吐出ヘッドをこの吐水管の先端に装着し、水
処理装置と吐出ヘッドとの間の流路を可撓性のホースに
よって構成し、吐出ヘッドにはホースを接続するポート
を吐水管の下面側に向けて突き出して備えた構成とする
ことができる。
【0013】また、ホースと吐水管との間を、これらの
うちの少なくとも一方が自由移動可能とする保持バンド
によって連接したものとしてもよい。
うちの少なくとも一方が自由移動可能とする保持バンド
によって連接したものとしてもよい。
【0014】更に、弁機構を回転操作によって作動可能
とすると共にこの弁機構の回転操作用のハンドルを吐出
ヘッドに備え、このハンドルを吐出ヘッドの内部流路終
端に設ける吐水口の軸線とほぼ平行な回動軸周りで操作
可能とた構成とすることもできる。
とすると共にこの弁機構の回転操作用のハンドルを吐出
ヘッドに備え、このハンドルを吐出ヘッドの内部流路終
端に設ける吐水口の軸線とほぼ平行な回動軸周りで操作
可能とた構成とすることもできる。
【0015】
【作用】吐水部の先端に設ける流路切り換えを兼ねる吐
出ヘッドは三次元的に自由に動けるので、操作するとき
の力や外力に対して、これらの力が作用する向きに逃げ
るような緩衝作用が得られ、吐水部の基端部分へ大きな
負荷が加わることが防止される。
出ヘッドは三次元的に自由に動けるので、操作するとき
の力や外力に対して、これらの力が作用する向きに逃げ
るような緩衝作用が得られ、吐水部の基端部分へ大きな
負荷が加わることが防止される。
【0016】また、吐出ヘッドの出口,入口ポートを吐
水部の下面側に向けて指向させることで、水処理装置と
の間に接続する可撓性のホースを吐水部側に沿わせる向
きに配置することができ、吐水部の下からホースが大き
く垂れ下がることが防止される。
水部の下面側に向けて指向させることで、水処理装置と
の間に接続する可撓性のホースを吐水部側に沿わせる向
きに配置することができ、吐水部の下からホースが大き
く垂れ下がることが防止される。
【0017】また、吐水部又はこのホースの少なくとも
一方が自由に動けるように保持バンドによって拘束すれ
ば、吐水部を回しながら使用する場合でも、ホースはこ
の動きに倣うようになって突っ張ったり大きく撓むよう
なことがなくなる。
一方が自由に動けるように保持バンドによって拘束すれ
ば、吐水部を回しながら使用する場合でも、ホースはこ
の動きに倣うようになって突っ張ったり大きく撓むよう
なことがなくなる。
【0018】更に、吐水ヘッドのハンドルを吐水口の周
りで回転する向きに備えると、ハンドルに指先を掛けて
回すときの力は吐水部を上下に押す向きには作用せず、
吐水部にかかる負荷が低減される。また、ハンドル操作
の負荷が大きくても、吐出ヘッドは三次元的に動けるの
で、負荷に倣うように姿勢を変えるほか、手にも馴染む
ような姿勢として操作でき、操作性が向上する。
りで回転する向きに備えると、ハンドルに指先を掛けて
回すときの力は吐水部を上下に押す向きには作用せず、
吐水部にかかる負荷が低減される。また、ハンドル操作
の負荷が大きくても、吐出ヘッドは三次元的に動けるの
で、負荷に倣うように姿勢を変えるほか、手にも馴染む
ような姿勢として操作でき、操作性が向上する。
【0019】
【実施例】図1は本発明の水栓設備を流し台に備えた例
を示す要部の斜視図である。
を示す要部の斜視図である。
【0020】図において、流し台のカウンター50に設
けたシンク51に臨む位置に水栓1が配置され、この水
栓1から少し右側に離れたカウンター50上に水処理装
置2を備えている。水処理装置2は、水栓1からの原水
を受けて、たとえば清水,酸性水及びアルカリイオン水
等に生成処理するもので、その前面には処理対象に設定
したりするための操作パネル2aを備え、電源コード2
bをコンセントに接続している。
けたシンク51に臨む位置に水栓1が配置され、この水
栓1から少し右側に離れたカウンター50上に水処理装
置2を備えている。水処理装置2は、水栓1からの原水
を受けて、たとえば清水,酸性水及びアルカリイオン水
等に生成処理するもので、その前面には処理対象に設定
したりするための操作パネル2aを備え、電源コード2
bをコンセントに接続している。
【0021】水栓1は、カウンター50に据え付けられ
ていた既設品であっても新たに新設するものであっても
よく、図示の例ではシングルレバー式の湯水混合水栓と
したものである。この水栓1は、カウンター50の下部
に配管した給水管及び給湯管(いずれも図示せず)に接
続され、内部流路に組み込んだ摺動弁式の弁要素をレバ
ー1aによって操作することで、水,湯及びこれらの混
合水を吐出可能とした従来周知のものである。
ていた既設品であっても新たに新設するものであっても
よく、図示の例ではシングルレバー式の湯水混合水栓と
したものである。この水栓1は、カウンター50の下部
に配管した給水管及び給湯管(いずれも図示せず)に接
続され、内部流路に組み込んだ摺動弁式の弁要素をレバ
ー1aによって操作することで、水,湯及びこれらの混
合水を吐出可能とした従来周知のものである。
【0022】水栓1の本体1bには、吐水管3を一体に
接合した円筒状のベース3aを回転自在に設け、これに
よって吐水管3を旋回させることができる。そして、吐
水管3の先端に設けた断熱キャップ3bには、原水と水
処理装置2によって処理された処理水とに切り換えて吐
水させるための吐出ヘッド4を取り付けている。
接合した円筒状のベース3aを回転自在に設け、これに
よって吐水管3を旋回させることができる。そして、吐
水管3の先端に設けた断熱キャップ3bには、原水と水
処理装置2によって処理された処理水とに切り換えて吐
水させるための吐出ヘッド4を取り付けている。
【0023】図2は吐出ヘッド4の内部構造を示す縦断
面図、図3はその底面図である。
面図、図3はその底面図である。
【0024】吐出ヘッド4は、断熱キャップ3bにアダ
プタを介して袋ナット5によって連接される上カバー
6,この上カバー6に連結する下カバー7及びこれらの
カバー6,7の間の空間を包囲するように組み込んだ操
作用のハンドル8によって構成されたものである。
プタを介して袋ナット5によって連接される上カバー
6,この上カバー6に連結する下カバー7及びこれらの
カバー6,7の間の空間を包囲するように組み込んだ操
作用のハンドル8によって構成されたものである。
【0025】上カバー6は、上方へ突き出て外径をほぼ
球面状とした連接座6aを備えると共に、この連接座6
aの上端から下方に向けて流路孔6bを形成したもので
ある。連接座6aは、袋ナット5の内部に組み込んだた
とえばゴム製の環状座5aに球面軸受のように接合さ
れ、これによって上カバー6の三次元的な動きを可能と
する。また、流路孔6bの周壁にはハンドル8によって
包囲された空間に開放するスリット6cを切開する。
球面状とした連接座6aを備えると共に、この連接座6
aの上端から下方に向けて流路孔6bを形成したもので
ある。連接座6aは、袋ナット5の内部に組み込んだた
とえばゴム製の環状座5aに球面軸受のように接合さ
れ、これによって上カバー6の三次元的な動きを可能と
する。また、流路孔6bの周壁にはハンドル8によって
包囲された空間に開放するスリット6cを切開する。
【0026】下カバー7は、流路孔6bの下端からねじ
込んだビス6dによって上カバー5にほぼ同軸上に連結
され、原水及び混合水用の通常吐水口7a及び水処理装
置2を経由した水を吐出させるための処理水用吐水口7
bを開けたものである。
込んだビス6dによって上カバー5にほぼ同軸上に連結
され、原水及び混合水用の通常吐水口7a及び水処理装
置2を経由した水を吐出させるための処理水用吐水口7
bを開けたものである。
【0027】図4は下カバー7の詳細を示すための平面
図、図5は図4のA−A線矢視による縦断面図、図6の
(a)及び(b)はそれぞれ図4のC−C線及びB−B
線矢視位置での要部の断面図である。
図、図5は図4のA−A線矢視による縦断面図、図6の
(a)及び(b)はそれぞれ図4のC−C線及びB−B
線矢視位置での要部の断面図である。
【0028】下カバー7には吐水管3からの水を水処理
装置2側へ送り出す出口ポート7cと水処理装置2を経
由して還流させるための入口ポート7dを背部側に突き
出して設ける。これらの出口,入口ポート7c,7d
は、図5及び図6から判るように、その先端部側を斜め
上向きとした軸線を持つ。
装置2側へ送り出す出口ポート7cと水処理装置2を経
由して還流させるための入口ポート7dを背部側に突き
出して設ける。これらの出口,入口ポート7c,7d
は、図5及び図6から判るように、その先端部側を斜め
上向きとした軸線を持つ。
【0029】吐水管3から出口ポート7cへの流路を開
閉操作するため、その下流側であってハンドル8によっ
て包囲される空間内に上向きに臨んで開口する弁座孔7
eを設け、その内周にはパッキン7fを組み込む。ま
た、通常吐水口7aの上端部にも弁座孔7gを上向きに
開放して設け、その内周にはパッキン7hを組み込む。
そして、通常吐水口7aの弁座孔7g及び出口ポート7
c側の弁座孔7eのそれぞれの中心は下カバー7の芯を
中心とする一つの円上に位置したものとする。
閉操作するため、その下流側であってハンドル8によっ
て包囲される空間内に上向きに臨んで開口する弁座孔7
eを設け、その内周にはパッキン7fを組み込む。ま
た、通常吐水口7aの上端部にも弁座孔7gを上向きに
開放して設け、その内周にはパッキン7hを組み込む。
そして、通常吐水口7aの弁座孔7g及び出口ポート7
c側の弁座孔7eのそれぞれの中心は下カバー7の芯を
中心とする一つの円上に位置したものとする。
【0030】また、入口ポート7dは、図6の(a)に
示すように処理水用吐水口7bに直に連通し、水処理装
置2からの処理水はそのまま処理水用吐水口7bから吐
出される。
示すように処理水用吐水口7bに直に連通し、水処理装
置2からの処理水はそのまま処理水用吐水口7bから吐
出される。
【0031】ハンドル8は、パッキン8a,8bによっ
てシールされた状態で上カバー6及び下カバー7に対し
て同軸上で回動操作可能に組み込まれたものである。そ
して、この回動操作によって下カバー7の2つの弁座孔
7e,7gを選択的に開閉するための弁機構を備える。
てシールされた状態で上カバー6及び下カバー7に対し
て同軸上で回動操作可能に組み込まれたものである。そ
して、この回動操作によって下カバー7の2つの弁座孔
7e,7gを選択的に開閉するための弁機構を備える。
【0032】この弁機構は、図2に示すように、弁座孔
7e,7gのパッキン7f,7hの上に着座可能なボー
ル8cを弁体として備えたものである。このボール8c
は、ハンドル8の内部に形成されて下端部を開放した円
筒状のガイド8dによって上下方向に移動可能に保持さ
れ、スプリング8e及びプッシャ8fによって下向きに
付勢されている。
7e,7gのパッキン7f,7hの上に着座可能なボー
ル8cを弁体として備えたものである。このボール8c
は、ハンドル8の内部に形成されて下端部を開放した円
筒状のガイド8dによって上下方向に移動可能に保持さ
れ、スプリング8e及びプッシャ8fによって下向きに
付勢されている。
【0033】出口ポート7c及び入口ポート7dには、
水処理装置2に連結されている供給ホース9及び回収ホ
ース10をそれぞれ接続する。これらのホース9,10
はポート7c,7dを差し込むようにして接続し、その
回りを簡易なクリップを利用して固定するものとする。
水処理装置2に連結されている供給ホース9及び回収ホ
ース10をそれぞれ接続する。これらのホース9,10
はポート7c,7dを差し込むようにして接続し、その
回りを簡易なクリップを利用して固定するものとする。
【0034】供給ホース9及び回収ホース10は、図1
に示すように吐水管3に沿って走るように1本の保持バ
ンド11によって拘束する。この保持バンド11はプラ
スチックを素材として形成されたものが好ましく、たと
えば図7の(a)に示すように、吐水管3の回りに外挿
するリング11aとこれに一体化した帯11bを備えた
ものである。帯11bには多数の凹部11cを開け、図
7の(b)に示すように、帯11bをリング11aの下
部の中に空洞部に通し、この空洞部の中に設けた突起1
1dの一部を凹部1cの中に嵌め込むことによって帯1
1bをループ状に巻き上げることができる。
に示すように吐水管3に沿って走るように1本の保持バ
ンド11によって拘束する。この保持バンド11はプラ
スチックを素材として形成されたものが好ましく、たと
えば図7の(a)に示すように、吐水管3の回りに外挿
するリング11aとこれに一体化した帯11bを備えた
ものである。帯11bには多数の凹部11cを開け、図
7の(b)に示すように、帯11bをリング11aの下
部の中に空洞部に通し、この空洞部の中に設けた突起1
1dの一部を凹部1cの中に嵌め込むことによって帯1
1bをループ状に巻き上げることができる。
【0035】ここで、保持バンド11は吐水管3または
ホース9,10の束に対して少なくとも一方について自
由に移動できるようにするか、両方に対して自由に動け
るようにする。たとえば吐水管3に対して自由移動させ
るためには、リング11aが吐水管3に対して緩く嵌ま
る程度の大きさとすればよく、またホース9,10の束
について移動させる場合では突起11dが嵌まる孔11
cを適切にすることでループを大きくし、ホース9,1
0の通り抜ける向きの動きを速やかにする。
ホース9,10の束に対して少なくとも一方について自
由に移動できるようにするか、両方に対して自由に動け
るようにする。たとえば吐水管3に対して自由移動させ
るためには、リング11aが吐水管3に対して緩く嵌ま
る程度の大きさとすればよく、またホース9,10の束
について移動させる場合では突起11dが嵌まる孔11
cを適切にすることでループを大きくし、ホース9,1
0の通り抜ける向きの動きを速やかにする。
【0036】供給ホース9及び回収ホース10は、たと
えば塩化ビニルを素材としてその内壁側を抗菌処理した
ものや、抗菌性を付与したポリエチレンの層を内部に形
成したもの等が利用できる。この場合、塩化ビニルを素
材とするものでは十分な柔らかさを持つので屈曲性に問
題はなく、またポリエチレンによって形成したものでは
その層を薄く形成しておけば、屈曲性は十分に保たれ
る。このようなホース9,10の具体的な例を図8に示
す。
えば塩化ビニルを素材としてその内壁側を抗菌処理した
ものや、抗菌性を付与したポリエチレンの層を内部に形
成したもの等が利用できる。この場合、塩化ビニルを素
材とするものでは十分な柔らかさを持つので屈曲性に問
題はなく、またポリエチレンによって形成したものでは
その層を薄く形成しておけば、屈曲性は十分に保たれ
る。このようなホース9,10の具体的な例を図8に示
す。
【0037】図8の(a)は、供給ホース9及び回収ホ
ース10を同じ素材で形成した共通部品としたものであ
り、塩化ビニル製の外層9a,10aと抗菌性を付与し
た塩化ビニル性の内層9b,10bの2層構造とすると
共に、これらの層9a,10a,9b,10bの間に耐
圧強度を持たせるための網状のブレード9c、10cを
一体に接合している。
ース10を同じ素材で形成した共通部品としたものであ
り、塩化ビニル製の外層9a,10aと抗菌性を付与し
た塩化ビニル性の内層9b,10bの2層構造とすると
共に、これらの層9a,10a,9b,10bの間に耐
圧強度を持たせるための網状のブレード9c、10cを
一体に接合している。
【0038】このような塩化ビニルを素材としたもので
あれば、供給ホース9及び回収ホース10は柔らかいも
のとして製造でき、水栓本体3と水処理装置2との間の
配管がしやすい。また、塩化ビニルだけでは機械的強度
に劣るが、ブレード9c,10cを組み込むことによっ
てこれを補償でき、通常の水道水圧に対する耐圧性は確
保される。
あれば、供給ホース9及び回収ホース10は柔らかいも
のとして製造でき、水栓本体3と水処理装置2との間の
配管がしやすい。また、塩化ビニルだけでは機械的強度
に劣るが、ブレード9c,10cを組み込むことによっ
てこれを補償でき、通常の水道水圧に対する耐圧性は確
保される。
【0039】同図の(b)の例は、供給ホース9は先の
例と同一であるが、回収ホース10は塩化ビニル製の外
層10dと抗菌製を付与したポリエチレン製の内層10
eを適切な接着剤10fによって接合したものである。
例と同一であるが、回収ホース10は塩化ビニル製の外
層10dと抗菌製を付与したポリエチレン製の内層10
eを適切な接着剤10fによって接合したものである。
【0040】ポリエチレン製の内層10eは塩化ビニル
に比べると硬いので、回収ホース10を曲げやすくする
ためこの内層10eはフィルム状として薄く成形したも
のを使用する。また、回収ホース10側を通る処理後の
水は、水処理装置2の二次側流路に相当するので圧力も
いくらか減衰してしまうため、ブレード等の補強構造は
不要である。そして、内層10eは抗菌性を付与したポ
リエチレンを素材とするので、塩化ビニルを利用する場
合に比べると抗菌効果は遙に大きく、処理後の水をその
供給先に送る流路構造としては最適である。
に比べると硬いので、回収ホース10を曲げやすくする
ためこの内層10eはフィルム状として薄く成形したも
のを使用する。また、回収ホース10側を通る処理後の
水は、水処理装置2の二次側流路に相当するので圧力も
いくらか減衰してしまうため、ブレード等の補強構造は
不要である。そして、内層10eは抗菌性を付与したポ
リエチレンを素材とするので、塩化ビニルを利用する場
合に比べると抗菌効果は遙に大きく、処理後の水をその
供給先に送る流路構造としては最適である。
【0041】以上の構成において、原水又はこれと湯と
の混合水を使うときには、レバー1aを上下に動かした
り左右に旋回させることによって流路の開閉や混合水の
温度及び流量の調整を行う。
の混合水を使うときには、レバー1aを上下に動かした
り左右に旋回させることによって流路の開閉や混合水の
温度及び流量の調整を行う。
【0042】この原水のみを給水するときや湯との混合
水を吐出するときには、図2の状態からハンドル8をそ
の底面側から見て反時計方向に回す。なお、ハンドル8
の周面に設けた指標突起8gを目安として図9の(b)
に示すような回動範囲で切換えが行われることを伝える
ようにする。
水を吐出するときには、図2の状態からハンドル8をそ
の底面側から見て反時計方向に回す。なお、ハンドル8
の周面に設けた指標突起8gを目安として図9の(b)
に示すような回動範囲で切換えが行われることを伝える
ようにする。
【0043】ハンドル8の回動によって、通常吐水口7
a側の弁座孔7eに着座していたボール8cは、スプリ
ング8eを収縮させながら下カバー7の上面を転動して
いき、最終的に処理水用吐水口7b側の弁座孔7gのパ
ッキン7hに着座する。これにより、水処理装置2側へ
の流路は完全に遮断され、吐水管3からの原水または混
合水は、通常吐水口7aから吐出される。
a側の弁座孔7eに着座していたボール8cは、スプリ
ング8eを収縮させながら下カバー7の上面を転動して
いき、最終的に処理水用吐水口7b側の弁座孔7gのパ
ッキン7hに着座する。これにより、水処理装置2側へ
の流路は完全に遮断され、吐水管3からの原水または混
合水は、通常吐水口7aから吐出される。
【0044】また、この通常吐水から処理水の吐水に切
り換えるには、先の操作と逆向きにハンドル8を回して
いき、図2のようにボール8cを弁座孔7eのパッキン
7fに着座させる。これにより、通常吐水口7aからの
吐出はなくなり、一方弁座孔7gは開かれるので出口ポ
ート7cから供給ホース9側の流路へ原水を供給できる
ようになる。
り換えるには、先の操作と逆向きにハンドル8を回して
いき、図2のようにボール8cを弁座孔7eのパッキン
7fに着座させる。これにより、通常吐水口7aからの
吐出はなくなり、一方弁座孔7gは開かれるので出口ポ
ート7cから供給ホース9側の流路へ原水を供給できる
ようになる。
【0045】この状態で給水すれば、原水は水処理装置
2へ向かってここで所定の処理が施され、回収ホース1
0から入口ポート7dを経由した後、図6の(a)で説
明したように処理水用吐水口7bから吐出される。
2へ向かってここで所定の処理が施され、回収ホース1
0から入口ポート7dを経由した後、図6の(a)で説
明したように処理水用吐水口7bから吐出される。
【0046】このようなハンドル8の回転操作による切
換えの際、吐出ヘッド4を回そうとする作用力は、球面
を利用したユニバーサルジョイントと同様の動きが可能
な連接座6aを介して吐水管3側に伝わる。このとき、
たとえば吐出ヘッド4の軸線に対して捩じれた方向に回
されたとしても、連接座6aの球面によってこの捩じれ
に倣うように吐出ヘッド4はその姿勢を変える。このた
め、吐水管3側にはハンドル8を回すときに無理な外力
が及ぶことはなく、吐水管3が長くてそのモーメントに
よって基端部に掛かる負荷も低減される。
換えの際、吐出ヘッド4を回そうとする作用力は、球面
を利用したユニバーサルジョイントと同様の動きが可能
な連接座6aを介して吐水管3側に伝わる。このとき、
たとえば吐出ヘッド4の軸線に対して捩じれた方向に回
されたとしても、連接座6aの球面によってこの捩じれ
に倣うように吐出ヘッド4はその姿勢を変える。このた
め、吐水管3側にはハンドル8を回すときに無理な外力
が及ぶことはなく、吐水管3が長くてそのモーメントに
よって基端部に掛かる負荷も低減される。
【0047】また、ハンドル8は吐出ヘッド4の下面の
通常吐水口4a及び処理水用吐水口7bからのそれぞれ
の吐水流の周り方向に回す操作なので、吐水管3を上下
に押す向きの作用力は発生せず、吐水管8の長さによる
モーメントが大きくても吐水管3の基端部と本体1bと
の間への負荷は更に一層低減される。そして、ハンドル
8を操作するとき、手前に吐出ヘッド4を引き上げたり
して回すこともでき、手を無理なく掛けて操作すること
が可能となり、使い勝手も向上する。
通常吐水口4a及び処理水用吐水口7bからのそれぞれ
の吐水流の周り方向に回す操作なので、吐水管3を上下
に押す向きの作用力は発生せず、吐水管8の長さによる
モーメントが大きくても吐水管3の基端部と本体1bと
の間への負荷は更に一層低減される。そして、ハンドル
8を操作するとき、手前に吐出ヘッド4を引き上げたり
して回すこともでき、手を無理なく掛けて操作すること
が可能となり、使い勝手も向上する。
【0048】更に、吐出ヘッド4は、たとえば実開平2
−6867号公報に記載のようにネジ接合等によって剛
的に固定されたものとは異なり、球面状の連接座6aに
よって三次元的な向きに自由度を持つものとして吐水管
3に取り付けられている。このため、外力を受けたとき
にやハンドル8を回す操作のときでも、このような自由
度によって衝撃や外力を緩衝させることも可能となり、
吐水管3の基端部への負荷の軽減が図られる。
−6867号公報に記載のようにネジ接合等によって剛
的に固定されたものとは異なり、球面状の連接座6aに
よって三次元的な向きに自由度を持つものとして吐水管
3に取り付けられている。このため、外力を受けたとき
にやハンドル8を回す操作のときでも、このような自由
度によって衝撃や外力を緩衝させることも可能となり、
吐水管3の基端部への負荷の軽減が図られる。
【0049】このように連接座6aを球面状としたこと
により、吐水管3の基端側への負荷の増大が防止され、
断熱キャップ3bが割れてしまったり、本体1b側のシ
ールに影響を及ぼすこともない。
により、吐水管3の基端側への負荷の増大が防止され、
断熱キャップ3bが割れてしまったり、本体1b側のシ
ールに影響を及ぼすこともない。
【0050】また、供給,回収ホース9,10を接続し
ている出口,入口ポート7c,7dは、図6で説明した
ように斜め上向きの姿勢であり、これらのホース9,1
0は吐水管3の下面に向かうように指向性が与えられ
る。そして、ホース9,10の束は保持バンド11によ
って拘束されているので、吐水管3に接近した姿勢に保
持される。このため、ホース9,10が下に大きく垂れ
下がるようなことはなく、シンク51の中で食器等を洗
う作業にも干渉せず、シンク51内の空間を有効に利用
することができる。
ている出口,入口ポート7c,7dは、図6で説明した
ように斜め上向きの姿勢であり、これらのホース9,1
0は吐水管3の下面に向かうように指向性が与えられ
る。そして、ホース9,10の束は保持バンド11によ
って拘束されているので、吐水管3に接近した姿勢に保
持される。このため、ホース9,10が下に大きく垂れ
下がるようなことはなく、シンク51の中で食器等を洗
う作業にも干渉せず、シンク51内の空間を有効に利用
することができる。
【0051】更に、供給,回収ホース9,10の束を吐
水管3側に拘束する保持バンド11を、吐水管3に対し
て自由に動けるようにしておけば、吐水管3を回すとき
にその動きに倣うように保持バンド11は供給,回収ホ
ース9,10の束を吐水管3側に保持する。このため、
供給,回収ホース9,10を吐水管3にきっちりと固定
する場合に比べると、これらのホース9,10が突っ張
ったり大きく緩んだりすることはなく、吐水管3の動き
にも抵抗を与えるようなことがない。したがって、吐水
管3に沿って供給,回収ホース9,10が絡むような構
造であっても、吐水管3を軽快に回して使うことがで
き、使い勝手への影響はない。
水管3側に拘束する保持バンド11を、吐水管3に対し
て自由に動けるようにしておけば、吐水管3を回すとき
にその動きに倣うように保持バンド11は供給,回収ホ
ース9,10の束を吐水管3側に保持する。このため、
供給,回収ホース9,10を吐水管3にきっちりと固定
する場合に比べると、これらのホース9,10が突っ張
ったり大きく緩んだりすることはなく、吐水管3の動き
にも抵抗を与えるようなことがない。したがって、吐水
管3に沿って供給,回収ホース9,10が絡むような構
造であっても、吐水管3を軽快に回して使うことがで
き、使い勝手への影響はない。
【0052】また、保持バンド11を吐水管3の所定の
位置にきっちりと固定できるようにリング11aの形状
を設定し、帯11bによる供給,回収ホース9,10の
拘束を緩くして自在に動けるようにした場合でも同様で
ある。そして、吐水管3に対しても供給,回収ホース
9,10の両方に対して保持バンド11が動けるように
したときも、同じような作用効果が得られる。
位置にきっちりと固定できるようにリング11aの形状
を設定し、帯11bによる供給,回収ホース9,10の
拘束を緩くして自在に動けるようにした場合でも同様で
ある。そして、吐水管3に対しても供給,回収ホース
9,10の両方に対して保持バンド11が動けるように
したときも、同じような作用効果が得られる。
【0053】
【発明の効果】本発明では、吐出ヘッドは三次元的に自
由に動けるので、操作するときの力や外力に対する緩衝
作用を持つことができ、吐水部との接続部分や吐出部の
基端部分への大きな負荷が加わることがなく、水栓本体
内のシール等に悪い影響を与えることなく使うことがで
きる。
由に動けるので、操作するときの力や外力に対する緩衝
作用を持つことができ、吐水部との接続部分や吐出部の
基端部分への大きな負荷が加わることがなく、水栓本体
内のシール等に悪い影響を与えることなく使うことがで
きる。
【0054】また、吐出ヘッドの出口,入口ポートを吐
水部の下面側に向けて指向させることにより、接続用の
ホースを吐水部に沿わせた配管とすることができ、シン
ク等に設備した場合に洗い物作業にホースが干渉するこ
ともない。
水部の下面側に向けて指向させることにより、接続用の
ホースを吐水部に沿わせた配管とすることができ、シン
ク等に設備した場合に洗い物作業にホースが干渉するこ
ともない。
【0055】更に、吐水部又はホースの少なくとも一方
が自由に動けるように保持バンドによって拘束すること
で、吐出ヘッドを回して操作するときでも、ホースが突
っ張ったり緩んだりすることがなくなり、作業の邪魔に
ならないほかホース自身の耐久性も向上する。
が自由に動けるように保持バンドによって拘束すること
で、吐出ヘッドを回して操作するときでも、ホースが突
っ張ったり緩んだりすることがなくなり、作業の邪魔に
ならないほかホース自身の耐久性も向上する。
【0056】そして更に、切換用のハンドルを吐水口の
周り方向に回転させるように備えることで吐水部を上下
に押すような作用力が発生せず、操作するときも吐水部
の基端部への負荷が軽減でき、吐出ヘッドの姿勢が自由
に変えられることを利用することによって、手を掛けて
回す操作もしやすくなり、操作性が向上する。
周り方向に回転させるように備えることで吐水部を上下
に押すような作用力が発生せず、操作するときも吐水部
の基端部への負荷が軽減でき、吐出ヘッドの姿勢が自由
に変えられることを利用することによって、手を掛けて
回す操作もしやすくなり、操作性が向上する。
【図1】本発明の水処理装置を付帯した水栓設備の一例
を示す図である。
を示す図である。
【図2】吐出ヘッドの左側面縦断面図である。
【図3】図2の吐出ヘッドの底面図である。
【図4】吐出ヘッドの下カバーの平面図である。
【図5】図4のA−A線矢視による縦断面図である。
【図6】下カバーの要部であって、同図の(a)は図4
のC−C線及び同図の(b)はB−B線矢視位置での縦
断面図である。
のC−C線及び同図の(b)はB−B線矢視位置での縦
断面図である。
【図7】保持バンドの一例を示す正面図である。
【図8】供給及び回収ホースの構造例を示す概略縦断面
図であって、同図(a)は塩化ビニルを素材とした内層
を備えた共通部品とした例、同図の(b)は回収ホース
にポリエチレン製の内層を備えた例を示す。
図であって、同図(a)は塩化ビニルを素材とした内層
を備えた共通部品とした例、同図の(b)は回収ホース
にポリエチレン製の内層を備えた例を示す。
【図9】吐出ヘッドの使用要領を示す図であって、同図
の(a)は下から見た斜視図、同図の(b)はハンドル
の回転角度による清水及び原水の切換えを示す模式図で
ある。
の(a)は下から見た斜視図、同図の(b)はハンドル
の回転角度による清水及び原水の切換えを示す模式図で
ある。
1 水栓 2 水処理装置 3 吐水管 4 吐出ヘッド 5 袋ナット 5a 環状座 6 上カバー 6a 連接座 6b 流路孔 7 下カバー 7a 通常吐水口 7b 処理水用吐水口 7c 出口ポート 7d 入口ポート 7e 弁座孔 7f パッキン 7g 弁座孔 7h パッキン 8 ハンドル 8c ボール(弁体) 9 供給ホース 10 回収ホース 11 保持バンド
フロントページの続き (72)発明者 村橋 利行 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 室屋 行宏 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも給水源に接続されると共に吐
水部を備えた水栓本体と、該水栓本体に前記給水源から
供給される原水に所要の処理を施す水処理装置とを備
え、前記水栓本体から突き出した吐水部の先端に、原水
をそのまま吐出させる流路と前記水処理装置への給水又
は前記水処理装置を経由して戻る循環の流路とに切り換
え可能な弁機構を内蔵した吐出ヘッドを備え、前記吐出
ヘッドを球面接合によって三次元の自由度を持たせて前
記吐水部に連接し、前記吐出ヘッドと前記水処理装置と
の間を、前記吐出ヘッドの自由度内での動きを許容する
流路構造によって接続してなる水処理装置を付帯した水
栓設備。 - 【請求項2】 前記吐水部を前記水栓本体から突き出し
た吐水管とすると共に前記吐出ヘッドを前記吐水管の先
端に装着し、前記水処理装置と吐出ヘッドとの間の流路
を可撓性のホースによって構成し、前記吐出ヘッドには
前記ホースを接続するポートを前記吐水管の下面側に向
けて突き出して備えてなる請求項1記載の水処理装置を
付帯した水栓設備。 - 【請求項3】 前記ホースと前記吐水管との間を、これ
らのうちの少なくとも一方が自由移動可能とする保持バ
ンドによって連接してなる請求項2記載の水処理装置を
付帯した水栓設備。 - 【請求項4】 前記弁機構を回転操作によって作動可能
とすると共に前記弁機構の回転操作用のハンドルを前記
吐出ヘッドに備え、前記ハンドルを前記吐出ヘッドの内
部流路終端に設ける吐水口の軸線とほぼ平行な回動軸周
りで操作可能としてなる請求項1から3のいずれかに記
載の水処理装置を付帯した水栓設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15018094A JPH0814418A (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 水処理装置を付帯した水栓設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15018094A JPH0814418A (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 水処理装置を付帯した水栓設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0814418A true JPH0814418A (ja) | 1996-01-16 |
Family
ID=15491259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15018094A Pending JPH0814418A (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 水処理装置を付帯した水栓設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0814418A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09303576A (ja) * | 1996-05-14 | 1997-11-25 | Ngk Spark Plug Co Ltd | セラミックバルブ |
JP2007154961A (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-21 | Matsushita Electric Works Ltd | 二重ホースの接続構造およびそれを備えた水処理装置 |
JP2012251569A (ja) * | 2011-05-31 | 2012-12-20 | Lixil Corp | 切替弁 |
-
1994
- 1994-06-30 JP JP15018094A patent/JPH0814418A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09303576A (ja) * | 1996-05-14 | 1997-11-25 | Ngk Spark Plug Co Ltd | セラミックバルブ |
JP2007154961A (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-21 | Matsushita Electric Works Ltd | 二重ホースの接続構造およびそれを備えた水処理装置 |
JP2012251569A (ja) * | 2011-05-31 | 2012-12-20 | Lixil Corp | 切替弁 |
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